JP2021167121A - 車両制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の安全性を担保できる技術を提供する。【解決手段】車両10の前方を撮影できるカメラ122とカメラ122の撮影範囲と少なくとも一部が重複する検知範囲に存在する複数の物体との距離を測定することができる物体センサ124とを備える車両を制御する車両制御装置110は、カメラを用いて車両が走行している車線の周辺の車線の一つである対象車線における撮像情報を取得する撮像情報取得部111と、物体センサを用いて対象車線における1以上の物体との距離を含む測距情報を取得する測距情報取得部112と、撮像情報と測距情報とに基づいて、撮像情報と測距情報とを統合するか否かを判定する判定部113と、判定部が撮像情報と測距情報とを統合しないと判定した場合に、車両を対象車線から離れさせる制御を行う制御部114と、を備える。【選択図】図1
Description
本開示は、車両制御装置に関する。
車両の運転を支援する技術が知られている。特許文献1には、自車両が車線変更を行う場合に、カメラやレーダセンサの検出結果を用いて、車線変更先の車線に他車両が進入する可能性があるか否かを判定する技術が記載されている。この判定結果を用いることにより、他車両との衝突の可能性がある旨を案内して、安全な車線変更を支援することができる。
しかし、自車両が車線変更を行わない場合であっても、自車両が走行している車線の周辺車線から他車両が飛び出してくる場合がある。また、カメラによる検出結果とレーダセンサの検出結果とを統合できず、判定を行えない場合がある。このような場合であっても、車両の安全性を担保できる技術が望まれていた。
本開示の一形態によれば、車両(10)の前方を撮影できるカメラ(122)と前記カメラの撮影範囲と少なくとも一部が重複する検知範囲に存在する複数の物体との距離を測定することができる物体センサ(124)とを備える前記車両を制御する車両制御装置(110)が提供される。この車両制御装置は、前記カメラを用いて前記車両が走行している車線の周辺の車線の一つである対象車線における撮像情報を取得する撮像情報取得部(111)と、前記物体センサを用いて前記対象車線における1以上の物体との距離を含む測距情報を取得する測距情報取得部(112)と、前記撮像情報と前記測距情報とに基づいて、前記撮像情報と前記測距情報とを統合するか否かを判定する判定部(113)と、前記判定部が前記撮像情報と前記測距情報とを統合しないと判定した場合に、前記車両を前記対象車線から離れさせる制御を行う制御部(114)と、を備える。
撮像情報と測距情報との統合が適切に行えない場合には、車両制御装置が対象車線の状況を正確に認識できない可能性が高い。この車両制御装置によれば、そのような場合に、対象車線から離れることができる。そのため、車両の安全性を担保できる。
A.第1実施形態:
図1に示すように、車両10は、自動運転制御システム100を備える。本実施形態において、自動運転制御システム100は、車両10の自動運転を実行する。本実施形態において、自動運転制御システム100は、車両制御装置110と、カメラ122と、物体センサ124と、自動運転制御部210と、駆動力制御ECU(Electronic Control Unit)220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240と、を備える。車両制御装置110と、自動運転制御部210と、駆動力制御ECU220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240とは、車載ネットワーク250を介して接続される。なお、車両10は、自動運転が可能であるのに加えて、運転手によって手動で運転されることができるように構成されてもよい。
図1に示すように、車両10は、自動運転制御システム100を備える。本実施形態において、自動運転制御システム100は、車両10の自動運転を実行する。本実施形態において、自動運転制御システム100は、車両制御装置110と、カメラ122と、物体センサ124と、自動運転制御部210と、駆動力制御ECU(Electronic Control Unit)220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240と、を備える。車両制御装置110と、自動運転制御部210と、駆動力制御ECU220と、制動力制御ECU230と、操舵制御ECU240とは、車載ネットワーク250を介して接続される。なお、車両10は、自動運転が可能であるのに加えて、運転手によって手動で運転されることができるように構成されてもよい。
カメラ122は、車両10の前方を撮像して画像を取得する。物体センサ124は、カメラ122の撮影範囲と少なくとも一部が重複する検知範囲に存在する複数の物体との距離を測定する。物体センサ124として、例えば、レーザーレーダ、ミリ波レーダ、超音波センサ等の反射波を利用した物体センサが挙げられる。
車両制御装置110は、撮像情報取得部111と、測距情報取得部112と、判定部113と、制御部114と、を備える。車両制御装置110は、中央処理装置(CPU)や、RAM、ROMにより構成されたマイクロコンピュータ等からなり、予めインストールされたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、これらの各部の機能を実現する。ただし、これらの各部の機能の一部又は全部をハードウエア回路で実現してもよい。
撮像情報取得部111は、カメラ122を用いて、対象車線における撮像情報を取得する。「対象車線」とは、車両10が走行している車線の周辺の車線の一つである。撮像情報は、例えば、対象車線において認識された物体の数である認識数や、パターンマッチング等を用いた物体の認識の信頼度等を含む情報である。
測距情報取得部112は、物体センサを用いて、対象車線における1以上の物体との距離を含む測距情報を取得する。測距情報は、例えば、対象車線において検出された物体の点の数である検出点数を含む情報である。
判定部113は、撮像情報と測距情報とに基づいて、撮像情報と測距情報とを統合するか否かを判定する。例えば、判定部113は、対象車線が渋滞していると推定される場合に、撮像情報と測距情報とを統合しないものとする。
制御部114は、判定部113が撮像情報と測距情報とを統合しないと判定した場合に、車両10を対象車線と離れさせる制御を行う。例えば、制御部114は、車両10が対象車線と反対方向に移動するよう自動運転制御部210を制御する。
自動運転制御部210は、中央処理装置(CPU)や、RAM、ROMにより構成されたマイクロコンピュータ等からなり、予めインストールされたプログラムをマイクロコンピュータが実行することによって、自動運転機能を実現する。自動運転制御部210は、駆動力制御ECU220および制動力制御ECU230、操舵制御ECU240を制御することで、自動運転機能を実現する。自動運転制御部210は、例えば、駆動力制御ECU220および制動力制御ECU230を制御し、操舵制御ECU240を用いて自動的に車線変更を行う。
駆動力制御ECU220は、エンジンなど車両の駆動力を発生するアクチュエータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、駆動力制御ECU220は、アクセルペダルの操作量に応じてエンジンや電気モータである動力源を制御する。一方、自動運転を行う場合、駆動力制御ECU220は、自動運転制御部210で演算された要求駆動力に応じて動力源を制御する。
制動力制御ECU230は、車両の制動力を発生するブレーキアクチュエータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、制動力制御ECU230は、ブレーキペダルの操作量に応じてブレーキアクチュエータを制御する。一方、自動運転を行う場合、制動力制御ECU230は、自動運転制御部210で演算された要求制動力に応じてブレーキアクチュエータを制御する。
操舵制御ECU240は、車両の操舵トルクを発生するモータを制御する電子制御装置である。運転者が手動で運転を行う場合、操舵制御ECU240は、ステアリングハンドルの操作に応じてモータを制御して、ステアリング操作に対するアシストトルクを発生させる。これにより、運転者が少量の力でステアリングを操作でき、車両の操舵を実現する。一方、自動運転を行う場合、操舵制御ECU240は、自動運転制御部210で演算された要求操舵角に応じてモータを制御することで操舵を行う。
図2に示す退避制御処理は、車両制御装置110が車両10を制御する一連の処理である。より具体的には、判定部113が撮像情報と測距情報とを統合しないと判定した場合に、制御部114が車両10を制御する処理である。この処理は車両10の走行中、車両制御装置110により繰り返し実行される処理であり、例えば、100ms毎に繰り返し実行される処理である。
ステップS100で、撮像情報取得部111は、撮像情報を取得する。より具体的には、撮像情報取得部111は、カメラ122が撮影した車両10の前方の画像から、撮像情報を取得する。
ステップS110で、測距情報取得部112は、測距情報を取得する。より具体的には、測距情報取得部112は、物体センサ124が測定した検知範囲内の物体の測距情報を取得する。なお、ステップS100、S110はこの順に限らず、任意の順序で行うことができ、並行して行ってもよい。
ステップS120で、判定部113は、撮像情報と測距情報とを統合するか否か判定する。より具体的には、判定部113は、ステップS100で取得した撮像情報と、ステップS110で取得した測距情報と、を用いて、撮像情報と測距情報とを統合することに適しているか否かを判定する。判定方法の詳細については後述する。撮像情報と測距情報とを統合すると判定した場合、制御部114は、運転制御処理を終了する。一方、撮像情報と測距情報とを統合しないと判定した場合、制御部114は、ステップS130の処理に進み、退避制御を行い、退避制御処理を終了する。「退避制御」は、車両10を対象車線と反対方向に移動させる制御である。例えば、制御部114は、退避制御において、車両10を、それまでに走行していた車線と同一車線の中で、対象車線と反対側に移動させる制御を行う。また、制御部114は、退避制御において、車両10を、それまでに走行していた車線に対して、対象車線と反対側に位置する車線に移動させる制御を行ってもよい。
判定部113は、撮像情報と測距情報とを統合するか否かを、情報統合条件を満たすか否かで判定することができる。判定部113は、撮像情報や測距情報を用いて、情報統合条件を満たすか否かを判定する。情報統合条件として、例えば、以下のような条件のいずれか1つ以上を採用することが可能である。
<情報統合条件1>
対象車線が渋滞していないと推定できること。
<情報統合条件2>
対象車線における対象物が黒色でないと推定できること。
対象車線が渋滞していないと推定できること。
<情報統合条件2>
対象車線における対象物が黒色でないと推定できること。
上記の情報統合条件1が成立していない場合として、例えば、渋滞推定条件を満たしている場合が挙げられる。渋滞推定条件の詳細については後述する。
上記の情報統合条件2が成立していない場合として、例えば、対象車線を走行している他車両が黒色である場合が挙げられる。対象物が黒色で構成されている場合、レーダ等の物体センサ124が正しく測距を行えない恐れがある。情報統合条件2は、例えば、撮像情報を用いて判定できる。
また、上記の情報統合条件1、2やその他の条件を適宜組み合わせて情報統合条件とすることもできる。
図3に示すように、車両10が走行している車線Ln1の隣の車線が対象車線Ln2である。判定部113は、対象車線Ln2が渋滞していると推定するか否かを、渋滞推定条件を満たすか否かで判定することができる。判定部113は、撮像情報や測距情報を用いて、渋滞推定条件を満たすか否かを判定する。渋滞推定条件として、例えば、以下のような条件のいずれか1つ以上を採用することが可能である。
<渋滞推定条件1>
測距情報における検出点数が第1閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件2>
撮像情報における認識数が第2閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件3>
撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識された物体と検出点との組み合わせの候補の数が第3閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件4>
撮像情報における信頼度が第4閾値よりも小さいこと。
測距情報における検出点数が第1閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件2>
撮像情報における認識数が第2閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件3>
撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識された物体と検出点との組み合わせの候補の数が第3閾値よりも大きいこと。
<渋滞推定条件4>
撮像情報における信頼度が第4閾値よりも小さいこと。
図4に示すように、対象車線Ln2が渋滞している場合、対象車線に多数の車が存在するため、検出点DPの数が多くなる。検出点DPは、物体センサ124が検知範囲において、路面を除く、特定した物体の少なくとも一部が存在し得る位置を示す点を意味する。そのため、上記の渋滞推定条件1が成立している場合、対象車線Ln2が渋滞していると推定できる。なお、第1閾値は、予め実験的または経験的に定めることが可能である。
図5に示すように、対象車線Ln2が渋滞している場合、対象車線に多数の車が存在するため、認識数が多くなる。認識数は、カメラ122が撮影した画像にパターンマッチング等を用いて認識した物体の数を意味する。図5において、ハッチングの付された矩形は、カメラ122の撮像画像から認識された車両の前面を表す。そのため、上記の渋滞推定条件2が成立している場合、対象車線Ln2が渋滞していると推定できる。なお、第2閾値は、予め実験的または経験的に定めることが可能である。
対象車線Ln2が渋滞している場合、相互に近い角度位置に多数の車が存在する。また、車両10からの距離が遠い場所ほどその程度が激しくなる。そのため、図6や図7に示すように、撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識物体と検出点との組み合わせの候補の数が多くなる。そのため、上記の渋滞推定条件3が成立している場合、対象車線Ln2が渋滞していると推定できる。なお、第3閾値は、予め実験的または経験的に定めることが可能である。
撮像情報と測距情報との関連付けとして、例えば、撮像情報と、撮像情報における認識物体を示す範囲内に含まれる測距情報における検出点とを関連付ける。車両10からの距離が遠くなる程、撮像情報における距離の誤差が大きくなる。図6において、破線で示す範囲A1、A2は、撮像情報における認識物体を表す。車両10からの距離が遠い認識物体を示す範囲A2は、車両10からの距離が近い認識物体を示す範囲A1よりも大きく設定される。図6に示すように、範囲A1に含まれる測距情報における検出点の数は3つである。範囲A2に含まれる測距情報における検出点の数は7つである。従って、範囲A2に含まれる検出点の数は、範囲A1に含まれる検出点の数よりも多くなり、撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識物体と検出点との組み合わせの候補の数が多くなる。
また、撮像情報と測距情報との関連付けとして、例えば、ハンガリアン法を用いることができる。撮像情報における認識物体がNi個(Niは1以上の自然数)であり、測距情報における検出点がNj個(NjはNiより大きい自然数)である場合、Ni×Njの行列を、(Ni+Nj)×(Ni+Nj)の正方行列に拡張する。行列の要素は各撮像情報と測距情報との関連付けにおけるコストの値である。コストの値が大きいほど、関連付けが誤っている可能性が高い。拡張した部分の要素として、例えば、予め実験的に定められた固定値や、行列内のコストの最大値と拡張した部分のコストとの関係が定義されたマップや関数に基づき定められる値を採用できる。図8には、Ni=2、Nj=3の場合を例として、拡張した正方行列を示す。図8において、ハッチングが付された部分は、拡張した部分である。図7において、一点鎖線で示す領域i1〜i4は、撮像情報における検出誤差を表す。二点鎖線で示す領域j1〜j8は、測距情報における検出誤差を表す。図7に示すように、撮像情報および測距情報は、車両10からの距離が遠くなる程、誤差範囲が大きくなる。従って、撮像情報と測距情報との関連付けにおけるコストの値は、領域i1と領域j1を関連付けるコストの値よりも、領域i4と領域j8とを関連付けるコストの値の方が大きく設定される。
対象車線Ln2が渋滞している場合、対象車線に多数の車が存在するため、カメラ122が撮像した画像からパターンマッチングにより車両の領域を正しく推定できなくなる。そのため、撮像情報における信頼度が低下する。信頼度は、パターンマッチングにおけるカメラ122の撮像画像と予め用意されたテンプレート画像との類似度を意味する。そのため、上記の渋滞推定条件4が成立している場合、対象車線Ln2が渋滞していると推定できる。なお、第4閾値は、予め実験的または経験的に定めることが可能である。
また、上記の渋滞推定条件1〜4やその他の条件を適宜組み合わせて渋滞推定条件とすることもできる。
以上で説明した本実施形態の車両制御装置110によれば、制御部114は、判定部113が撮像情報と測距情報との統合をしないと判定した場合、車両10を対象車線から離れさせる制御を行う。例えば、撮像情報と測距情報との統合が適切に行えない場合には、車両制御装置110が対象車線の状況を正確に認識できない可能性が高い。本実施形態の車両制御装置110によれば、そのような場合に、対象車線から離れることができる。そのため、車両10の安全性を担保できる。
また、対象車線において渋滞が発生している場合には、対象車線の車両と車両の間から急に人や車両が飛び出す可能性がある。この車両制御装置110によれば、対象車線において渋滞していると推定できる場合には、制御部114が、車両10を対象車線と反対側に移動するよう制御する。従って、車両10の安全性を担保できる。
また、対象車線において渋滞が発生している場合には、対象車線に多数の車両が存在する。その結果、物体センサ124が検知した物体の位置を示す検出点数が多くなる。この車両制御装置110によれば、検出点数が第1閾値よりも多い場合、判定部113は、対象車線において渋滞が発生していると推定し、制御部114が、車両10を対象車線と反対側に移動するよう制御する。従って、車両10の安全性を担保できる。
また、対象車線において渋滞が発生している場合には、認識数が多くなる。この車両制御装置110によれば、カメラ122が撮像した画像から認識できる物体の認識数が第2閾値よりも大きい場合には、判定部113は、対象車線が渋滞していると推定し、制御部114が、車両10を対象車線と反対側に移動するよう制御する。そのため、車両10の安全性を担保できる。
また、対象車線において渋滞が発生している場合には、相互に近い角度位置に、多数の車両が存在する。そして、車両10からの距離が遠い場所ほど、その程度が激しくなる。その結果、対象車線において渋滞が発生している場合には、撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識された物体と検出点との組み合わせの候補の数が多くなる。この車両制御装置110によれば、撮像情報と測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる認識された物体と検出点との組み合わせの候補の数が第3閾値よりも大きい場合には、判定部113は、対象車線が渋滞していると推定し、制御部114が、車両10を対象車線と反対側に移動するよう制御する。そのため、車両10の安全性を担保できる。
また、例えば、それまでに走行していた車線に対して、対象車線と反対側に位置する車線が存在しない場合には、制御部114は、車両10を、それまでに走行していた車線と同一車線の中で、対象車線と反対側に移動させることができる。また、例えば、それまでに走行していた車線に対して、対象車線と反対側に位置する車線が存在する場合には、制御部114は、車両10を、それまでに走行していた車線に対して、対象車線と反対側に位置する車線に移動させることができる。
B.他の実施形態:
(B1)上記実施形態において、制御部114は、退避制御として車両10を対象車線Ln2と反対方向に移動させる制御を行っている。この代わりに、制御部114は、例えば、次に到達する交差点で車両10を曲がらせる制御を行ってもよい。
(B1)上記実施形態において、制御部114は、退避制御として車両10を対象車線Ln2と反対方向に移動させる制御を行っている。この代わりに、制御部114は、例えば、次に到達する交差点で車両10を曲がらせる制御を行ってもよい。
(B2)上記実施形態において、判定部113は、車車間通信や外部サーバとの通信を用いて対象車線の状況に関する情報を取得し、対象車線が渋滞しているか否かを推定してもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態中の技術的特徴は、上述した課題を解決するために、あるいは上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜削除することが可能である。
本開示に記載の制限部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の制限部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の制限部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
10…車両、100…自動運転制御システム、110…車両制御装置、111…撮像情報取得部、112…測距情報取得部、113…判定部、114…制御部、122…カメラ、124…物体センサ、210…自動運転制御部、220…駆動力制御ECU、230…制動力制御ECU、240…操舵制御ECU、250…車載ネットワーク
Claims (6)
- 車両(10)の前方を撮影できるカメラ(122)と前記カメラの撮影範囲と少なくとも一部が重複する検知範囲に存在する複数の物体との距離を測定することができる物体センサ(124)とを備える前記車両を制御する車両制御装置(110)であって、
前記カメラを用いて前記車両が走行している車線の周辺の車線の一つである対象車線における撮像情報を取得する撮像情報取得部(111)と、
前記物体センサを用いて前記対象車線における1以上の物体との距離を含む測距情報を取得する測距情報取得部(112)と、
前記撮像情報と前記測距情報とに基づいて、前記撮像情報と前記測距情報とを統合するか否かを判定する判定部(113)と、
前記判定部が前記撮像情報と前記測距情報とを統合しないと判定した場合に、前記車両を前記対象車線から離れさせる制御を行う制御部(114)と、を備える、車両制御装置。 - 請求項1に記載の車両制御装置であって、
前記判定部は、前記撮像情報と前記測距情報との少なくとも一方に基づいて、前記対象車線が渋滞しているか否かを推定することができ、
制御部は、前記対象車線が渋滞していると推定される場合に、前記撮像情報と前記測距情報とを統合しないと判定して、前記車両を前記対象車線と離れさせる制御を行う、車両制御装置。 - 請求項2に記載の車両制御装置であって、
前記測距情報は、前記対象車線において検出された物体の点の数である検出点数を含み、
前記判定部は、前記検出点数が予め定められた第1閾値よりも大きい場合に、前記対象車線が渋滞していると推定する、車両制御装置。 - 請求項2または請求項3に記載の車両制御装置であって、
前記撮像情報は、前記対象車線において認識された物体の数である認識数を含む情報であり、
前記判定部は、前記認識数が予め定められた第2閾値よりも大きい場合に、前記対象車線が渋滞していると推定する、車両制御装置。 - 請求項2に記載の車両制御装置であって、
前記撮像情報は、前記対象車線において認識された物体の数である認識数を含む情報であり、
前記測距情報は、前記対象車線において検出された物体の数である検出点数を含む情報であり、
前記判定部は、前記撮像情報と前記測距情報との関連付けにおいて、互いに関連付けられる前記認識された物体と前記検出点との組み合わせの候補の数が予め定められた第3閾値よりも大きい場合に、前記対象車線が渋滞していると推定する、車両制御装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両制御装置であって、
前記車両を前記対象車線から離れさせる制御は、
前記車両を、それまでに走行していた車線と同一車線の中で、前記対象車線と反対側に移動させる制御と、
前記車両を、それまでに走行していた車線に対して、前記対象車線と反対側に位置する車線に移動させる制御と、を含む、車両制御装置。
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KR102515683B1 (ko) * | 2022-10-20 | 2023-03-31 | 주식회사 엠티오메가 | 블랙박스 영상을 기반으로 한 운전자 보조 방법 및 이러한 방법을 수행하는 장치 |
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2020
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KR102515683B1 (ko) * | 2022-10-20 | 2023-03-31 | 주식회사 엠티오메가 | 블랙박스 영상을 기반으로 한 운전자 보조 방법 및 이러한 방법을 수행하는 장치 |
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