JP2021166965A - 回転装置 - Google Patents
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Abstract
Description
まず、図1から図6を用いて、本発明に係る回転装置の一実施形態である押出造粒機(以下、単に「造粒機」と記載する)1の概略構成について説明する。本実施形態に係る造粒機1は、筐体11の上面に造粒部2が設けられ、筐体11の内部に駆動部4及びトルク計測部7が設けられ、造粒部2、駆動部4、及びトルク計測部7が二重軸3を介して連結されている。
ベース板13の上側には造粒部2が設けられる。造粒部2は、テーブルカバー14、排出シュート15、上ホッパー21、下ホッパー22、スクリーンガイド23、スクリーン23a、ターンテーブル24、ケース部材25、押出羽根33、及び、加圧羽根34等を備えて構成される。以下、各構成について順に説明する。なお、造粒部2をベース板13の下側に設ける構成としても差し支えない。この場合、造粒羽根33を二重軸3の内軸31で回動させ、加圧羽根34を二重軸3の外軸で回動させることが好ましい。
ベース板13の下側にはトルク計測部7が設けられる。トルク計測部7は、トルク計ケース71にトルク計が挿入されて構成される。トルク計は、円環部を有するステータ72と、ステータ72の円環部の内側においてステータ72と非接触で回転する中空円筒状のロータ73とを備える。換言すれば、ステータ72は円環部の内側にロータ73が挿入された姿勢で、ケース部材25を介してベース板13に固定される。以下、トルク計測部7の連結構成について、図4を用いて説明する。
トルク計測部7の下側には駆動部4が設けられる。駆動部4は、第一のモータ41と第二のモータ42とが円板状のアダプタ43により連結されて構成される。以下、駆動部4の連結構成について、図4を用いて説明する。
造粒機1において、造粒部2と駆動部4とは二重軸3を介して連結される。図4に示す如く、二重軸3は内軸31と、内軸31を内側に収容する中空の外軸とを備える。外軸は、先端部である上側外軸32Uと、基端部である下側外軸32Dと、に上下に分割され、上側外軸32Uと下側外軸32Dとはトルク計を構成するロータ73により連結される。内軸31は図4に示す如くロータ73の内部に挿通される。換言すれば、ロータ73は、内側に内軸31が挿通された状態で、上側外軸32Uと下側外軸32Dとの間に介挿される。外軸は内軸31よりも上下方向の長さが短く形成されている。このため、外軸における上下端(上側外軸32Uの上端及び下側外軸32Dの下端)は内軸31の上下方向中途部に位置する。
本実施形態に係る造粒機1において、ベース板13、ケース部材25、トルク計ケース71、及び、第一のモータ41における上側フランジ41aには、互いに連結する際に、外軸の軸心と、第一のモータ41における第一の中空ギヤ41eの軸心と、が一致するように位置決め可能な位置決め手段が設けられる。
造粒機1においては、図7に示す別実施形態の如く、第一のモータ41と第二のモータ42との間に第二トルク計測部8を設けることも可能である。第二トルク計測部8は、トルク計測部7と同様に、トルク計ケース81にトルク計が挿入されて構成される。トルク計は、円環部を有するステータ82と、ステータ82の円環部の内側においてステータ82と非接触で回転する円筒状のロータ83とを備える。
本発明に係る回転装置は本実施形態である造粒機1のみに適用されるのではなく、二重軸を用いた回転装置全般に適用することが可能である。例えば図8に示す如く、回転装置の別実施形態である撹拌装置101に本発明を適用することができる。
また、図9に示す如く、本発明に係る回転装置を別実施形態である混合機201に適用することができる。本実施形態に係る混合機201は、混合部202における容器220の内部に投入された粉体Pを撹拌する装置である。混合機201は、内軸(上側内軸231U及び下側内軸231D)と、上側内軸231Uを内側に収容する中空の外軸(上側外軸232U及び下側外軸232D)とを備える二重軸と、二重軸を回転可能に支持するベアリングケースであるケース部材225と、上側外軸232Uの上端部と連結される第一の回転体である底部撹拌羽根233と、上側内軸231Uの上端部と連結される第二の回転体であるセンター撹拌羽根234と、上側外軸232U及び下側外軸232Dを回転駆動させる第一のモータ241と、上側内軸231U及び下側内軸231Dを回転駆動させる第二のモータ242と、を備える。そして、混合機201は、センター撹拌羽根234で容器220の中央部の粉体Pを撹拌しつつ、底部撹拌羽根233で容器220の底部の粉体Pを撹拌する。
2 造粒部 3 二重軸
4 駆動部 7 トルク計測部
8 第二トルク計測部
11 筐体 11a カバー
12 車輪 13 ベース板(構造体)
13a 被フック部 13b 被挿入孔
14 テーブルカバー 14a 漏止パッキン
15 排出シュート 15a 案内板
16 テーブルモータ 21 上ホッパー
21a 格子部材 22 下ホッパー
23 スクリーンガイド 23a スクリーン
24 ターンテーブル 24a テーブルギヤ
25 ケース部材 25a 挿入部
26 ベースカラー 27 ベースプレート
31 内軸 31a 内軸下端部
31b 内軸上端部 31U 上側内軸
31D 下側内軸 32U 上側外軸
32D 下側外軸 32a 外軸下端部
32b 外軸上端部 33 押出羽根(第一の回転体)
34 加圧羽根(第二の回転体)
35 円錐カラー 36 カラー部材
37 エンドキャップ 38 シールプレート
41 第一のモータ 41a 上側フランジ
41b 下側フランジ 41c 上側挿入部
41e 第一の中空ギヤ 42 第二のモータ
42a 第二フランジ 42c 第二の中空ギヤ
43 アダプタ
51 羽根支持部 52 羽根先端部
53 掻取羽根
61 押出アーム部 62 押出部
71 トルク計ケース 71a 上側プレート
71b 下側プレート 71c 接続部
71d 被挿入孔 71e 被挿入部
72 ステータ 73 ロータ
81 トルク計ケース 81a 上側プレート
81b 下側プレート 81c 接続部
81d 被挿入部 81e 被挿入孔
82 ステータ 83 ロータ
101 撹拌装置(回転装置) 102 撹拌部
107 トルク計測部 120 容器
125 ケース部材 131 内軸
132U 上側外軸 132D 下側外軸
133 外周撹拌羽根 134 撹拌羽根
141 第一のモータ 142 第二のモータ
171 トルク計ケース 172 ステータ
173 ロータ L 液体
201 混合機(回転装置) 202 混合部
207 第一トルク計測部 208 第二トルク計測部
220 容器 225 ケース部材
231U 上側内軸 231D 下側内軸
232U 上側外軸 232D 下側外軸
233 底部撹拌羽根 234 センター撹拌羽根
241 第一のモータ 242 第二のモータ
271 トルク計ケース 272 ステータ
273 ロータ 281 トルク計ケース
282 ステータ 283 ロータ
P 粉体
Claims (5)
- 内軸と該内軸を内側に収容する中空の外軸とを備えて構造体に設けられる二重軸と、
前記構造体に設けられるとともに前記二重軸を回転可能に支持するケース部材と、
前記構造体に設けられて前記外軸と連結される第一の回転体と、
前記構造体に設けられて前記内軸と連結される第二の回転体と、
前記外軸を回転駆動させる第一のモータと、
前記内軸を回転駆動させる第二のモータと、を備える回転装置であって、
前記外軸には、前記外軸に発生する回転トルクを計測するトルク計が組付けられる、回転装置。 - 前記トルク計は、円環部を有するステータと、前記ステータの円環部の内側において前記ステータと非接触で回転する中空円筒状のロータと、を備え、
前記外軸は、前記第一の回転体が連結される先端部と、前記第一のモータに連結される基端部と、に分割され、
前記ロータは、内側に前記内軸が挿通された状態で、前記先端部と前記基端部との間に介挿され、
前記ステータは、内側に前記ロータが挿入された姿勢で、直接的又は間接的に前記構造体に固定される、請求項1に記載の回転装置。 - 前記構造体は、水平に設けられる平板状構造体であって、
前記二重軸は前記平板状構造体を上下方向に貫通して設けられ、
前記ケース部材は前記平板状構造体に対して位置決めされて設けられ、
前記第一の回転体及び前記第二の回転体は前記平板状構造体の上側と下側とのうち何れか一方に設けられ、
前記トルク計はトルク計ケースに収容され、
前記第一のモータには、中空ギヤを備える減速機と、前記平板状構造体に対して前記トルク計ケースを介して連結可能な取付け部と、が設けられ、
前記平板状構造体、前記トルク計ケース、及び、前記取付け部には、連結の際に前記外軸の軸心と前記中空ギヤとの軸心が一致するように位置決め可能な位置決め手段が設けられる、請求項1又は請求項2に記載の回転装置。 - 前記ケース部材の上側に設けられる円筒形状のスクリーンと、前記スクリーンの上側に設けられる筒形状のホッパーと、前記外軸の上端部に前記第一の回転体として設けられる押出羽根と、前記内軸の上端部に前記第二の回転体として設けられる加圧羽根と、を備え、前記ホッパーに投入された混錬物を、前記加圧羽根で下方に加圧しつつ、前記押出羽根で前記スクリーンに押し付けることにより造粒を行う、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転装置。
- 前記ケース部材に設けられる筒形状の容器と、前記外軸の先端部に前記第一の回転体として設けられる外周撹拌羽根と、前記内軸の先端部に前記第二の回転体として設けられる撹拌羽根と、を備え、前記撹拌羽根で前記容器の中央部の液体を撹拌しつつ、前記外周撹拌羽根で前記容器の内周面近傍の液体を撹拌する、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転装置。
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