JP2021162790A - 学習支援システム及び学習支援プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】学習者が受講中に自ら入力を行うことで、講義に対する自省や復習などが行いやすくなる学習支援システムを提供する。【解決手段】学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援システム1である。そして、学習者が視聴するディスプレイ35に動画を再生させる動画再生部と、その動画を理解度を確認させたい時点で停止させる停止処理部と、その停止に伴ってディスプレイに学習者の入力を促す表示を行わせる対応入力部と、その対応入力部の表示に応じて入力された内容を停止時刻とともに記憶させるとともにディスプレイに表示させる理解度記録部とを備えている。この理解度記録部によってディスプレイに表示された停止時刻を指定することで、動画が停止時刻から再生されることになる。【選択図】図1

Description

本発明は、学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援システム及び学習支援プログラムに関するものである。
学校教育、企業研修、語学教育、資格受験講座などあらゆる学習機会において、動画を視聴することによって学習が行われるようになってきている。この学習に使用される動画は、DVD(Digital Versatile Disc)やハードディスクなどの記憶媒体に記録された動画データをコンピュータ等で再生して行われるものから、特許文献1,2に開示されているようなインターネットなどの通信ネットワークを介して行われる動画配信などが知られている。
そして、動画による学習効果を高めるために、様々な工夫がなされている。例えば特許文献1には、学習指導者が使用する端末と学習者が使用する端末とが通信ネットワークで接続された学習支援システムにおいて、学習指導者が学習者に適切な問いかけをすることで、学習者の思考を促す支援が行えるようにしている。
一方、特許文献2には、動画を使って学習する受講者の理解度を評価するために、受講中の受講者映像を分析して、「頷く」という肯定的な反応と受講者の個別の受講傾向から、理解度の判定を行う講義映像分析装置が開示されている。
特開2019−179139号公報 特開2018−155825号公報
このように動画を使った学習の学習効果を高めるための手法は様々あるが、例えば特許文献1の学習支援システムでは、学習指導者と学習者とのリアルタイムの授業になるため、学習者が好きな時間に学ぶということができない。また、特許文献2の講義映像分析装置では、学習者の外観に現れる反応から理解度を評価することはできるが、学習者の自らの思考などを促すものではない。
そこで、本発明は、学習者が受講中に自ら入力を行うことで、講義に対する自省や復習などが行いやすくなる学習支援システム及び学習支援プログラムを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の学習支援システムは、学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援システムであって、前記学習者が視聴する画面に動画を再生させる動画再生部と、前記動画が理解度を確認させたい時点に到達した際に前記画面に前記学習者の入力を促す表示を行わせる対応入力部と、前記対応入力部の表示に応じて入力された内容を、前記理解度を確認させたい時点の再生時刻と併せて記憶させるとともに前記画面に表示させる理解度記録部とを備え、前記理解度記録部によって前記画面に表示された前記再生時刻を指定することで、前記動画が前記再生時刻から再生されることを特徴とする。ここで、前記理解度を確認させたい時点で前記動画を停止させる停止処理部を備え、前記再生時刻は前記停止の停止時刻である構成とすることもできる。
また、学習支援プログラムの発明は、学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援プログラムであって、前記学習者が視聴する画面に動画を再生させる手順と、前記動画を理解度を確認させたい時点で一時停止させる手順と、前記一時停止に伴って前記画面に前記学習者の入力を促す表示を行わせる手順と、前記学習者によって入力された内容を前記一時停止の停止時刻とともに記憶させて前記画面に表示させる手順と、前記画面に表示された前記停止時刻を指定することで、前記停止時刻の続きの動画が再生される手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
このように構成された本発明の学習支援システムは、学習者が視聴する動画が理解度を確認させたい時点に到達した際に学習者に入力を促し、学習者によって入力された内容をその再生時刻とともに記憶して画面に表示させる理解度記録部を備えている。そして、画面に表示された再生時刻を指定することで、理解度を確認させたい時点から動画を再生させることができる。
例えば、講義の途中で理解度を確認するための質問が投げかけられることで、学習者は受講中に考えて回答などを自ら入力し、その後の設問に対する解説などの講義を視聴しながら自省をしたり、任意のタイミングで再生時刻まで戻って復習したりすることを容易に行うことができる。
本発明の実施の形態の学習支援システムの構成を説明するブロック図である。 学習支援システムの受講中の処理の流れを説明するフローチャートである。 受講中のメモ入力の処理の流れを説明するフローチャートである。 復習を行う際の処理の流れを説明するフローチャートである。 質問時の端末画面の表示の一例を示した説明図である。 採点時の端末画面の表示の一例を示した説明図である。 復習時及びメモ入力時の端末画面の表示の一例を示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の学習支援システム1の全体構成の概要を説明する図である。学習支援システム1は、ネットワークNを介してサーバ装置2や学習者端末3などと接続される。
ネットワークNは、インターネット、WAN(Wide Area Network)、有線LAN(Local Area Network)、無線LAN(Wi−Fi)、プロバイダ装置、無線基地局、専用回線などの一部又は全部によって構成される。サーバ装置2及び学習者端末3は、ネットワークインターフェース24,31を介してネットワークNに接続される。
サーバ装置2は、学習用の動画配信を行うためのサーバの例示である。サーバ装置2は、単一のコンピュータで構成することもできるが、クラウドコンピューティングのようにネットワーク上に分散した複数のコンピュータで構成されていてもよい。
サーバ装置2には、アクセス管理部21、表示制御部22、動画配信部23などが設けられる。また、スライドデータ部25や動画データ部26などのデータベースや、後述する学習者ごとのデータを記憶させるための個別記録部27などが設けられる。
アクセス管理部21では、サーバ装置2にアクセス可能な学習者の情報の管理や、システムへのログインの許可などを行う。通常は、サーバ装置2は、多くの学習者端末3からの接続を受け付けることになる。要するに学習者端末3を使用する学習者は、それぞれシステムにログインするためのアカウントを保有し、IDとパスワードを入力することで、学習支援システム1が利用できるようになる。
表示制御部22では、学習者端末3にインストールされたブラウザや、専用のアプリケーションプログラムによって、学習者端末3のディスプレイ35に表示される画面(端末画面4)の表示内容を制御する。
また、動画配信部23では、学習者が選択した学習内容(講義)の動画の配信を制御する。通常は、学習支援システム1では、色々な教材を選択して学習できるようになっており、学習者はアカウントに紐付けられて視聴が許可された動画や、自由に選択できる動画の中から選択して視聴することになる。
一方、各教材には、例えば動画データと、その講義に使用されるスライドデータやテキストデータ等とが用意される。ここでは、スライドデータ等としてスライドデータ部25に格納されるものとし、動画データは動画データ部26に格納される。これらの教材に関するデータは、システムの管理者側で、逐次追加したり、修正したり、削除したりすることができる。
他方、個別記録部27には、システムを利用する複数の学習者の学習者ごとのデータが記録される。この個別記録部27に記憶されるデータは、学習者が受講中などに入力したデータ等であり、学習者端末3側に記憶部を設けることもできる。
本実施の形態の学習支援システム1では、ネットワークNに接続された学習者端末3によって学習用の動画を視聴することになる。例えば、学習者端末3にインストールされたブラウザに、サーバ装置2に繋がるURL(Uniform Resource Locator)を入力することで、ログインを行った後に、動画を視聴することができるようになる。
学習者端末3には、例えばパーソナルコンピュータ(ノートPC、デスクトップPC)、スマートフォン等の携帯電話、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)等のコンピュータ装置などが該当する。
学習者端末3は、入力装置32、演算処理部33、メモリ34、ディスプレイ35、スピーカ36、プリンタ37などを備えている。入力装置32には、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル、音声入力用のマイクなどが該当する。
演算処理部33は、学習者端末3のCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-processing unit)によって構成される。メモリ34は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク等の補助記憶装置などによって構成される。
一方、ディスプレイ35には、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro− Luminescence)ディスプレイなどが使用できる。また、学習者端末3は、動画の音声を出力させるためのスピーカ36や、ヘッドホンなどを接続する音声出力端子を備えている。さらに、学習者端末3には、プリンタ37や記憶機器などの出力装置が接続されている。記憶機器に使用される記憶媒体には、フラッシュメモリ、磁気ディスク、光ディスクなどが該当する。
本実施の形態の学習支援システム1は、ネットワークNを介して接続されるサーバ装置2と学習者端末3とが協働して動作することで実現される。ここで、学習者端末3は、外見上は構成要件となり得るが、実際にはサーバ装置2による制御や学習者端末3にインストールされたプログラムなどによって本実施の形態の学習支援システム1は構成される。また、本実施の形態の学習支援プログラムをサーバ装置2や学習者端末3などにインストールすることによって、学習支援システム1と同様の学習が行えるように構成することもできる。
例えば、学習者が視聴する画面となるディスプレイ35に動画を再生させる動画再生部は、動画データが記録された動画データ部26と、動画データ部26から読み出された動画データを学習者端末3に向けて配信する動画配信部23とによって主に構成される。
動画配信部23から配信された動画データを受信した学習者端末3では、演算処理部33、メモリ34及びインストールされたプログラムなどの動作によって、動画データに基づいた動画の映像がディスプレイ35に表示されるとともに、音声がスピーカ36から出力される。
このようにして再生される動画は、表示制御部22や動画配信部23などで構成される停止処理部によって、講義内容に応じた質問や問いかけが行われる場面などの理解度を確認させたい時点に到達した際に、自動的に停止される。すなわち、学習者が学習者端末3を何も操作をしなくても、質問等が行われる場面(再生時刻)で、動画が一時停止することになる。この「一時停止」は、1本の動画の途中で停止する構成であっても、動画の終了を一時停止に見せかけて、再開後に次の動画が再生される構成であってもいずれでもよい。
表示制御部22によって構成される対応入力部は、この一時停止に伴って、学習者端末3のディスプレイ35に回答欄などの学習者の入力を促す表示を行わせる。この対応入力部によってディスプレイ35の端末画面4に表示された回答領域43(図5参照)には、入力装置32によって学習者が回答などを入力することができる。
ここで、「理解度の確認」は、必ずしも質問(設問)によって行われなくてもよい。例えば、「資料1を確認せよ」、「スライド3を確認せよ」などという動画で一時停止した場合は、学習者に確認したことを入力させる構成とすることによって、「理解度の確認」とすることもできる。
表示制御部22によって構成される理解度記録部は、学習者端末3によって入力された内容を、一時停止した停止時刻(再生時刻)とともに個別記録部27に記憶させる。個別記録部27は、学習者ごと(学習者端末3ごと)にデータが記憶される部分で、サーバ装置2側にあっても学習者端末3側にあってもよい。また、理解度記録部は、個別記録部27に記憶させる学習者端末3による入力内容と停止時刻とを、端末画面4のノート領域44(図5参照)に表示させる。
さらに、本実施の形態の学習支援システム1は、一時停止後に動画の続きを自動的に再生させる動画再開部を備えている。動画再開部は、表示制御部22や動画配信部23などによって構成される。すなわち、理解度記録部によって、対応入力部の表示(回答領域43)に応じた入力内容の記憶がされた後に、質問に対する回答例や採点基準(評価基準)などを解説するような続きの動画が、動画再開部によって再生されることになる。
解説の動画が再生されると、表示制御部22によって構成される評価入力部が、質問等に対して学習者が入力した回答などの入力内容に対する評価の入力が行える自己採点領域45(図6参照)を端末画面4に表示させる。そして、動画再開部による解説などの動画を視聴する学習者自身に、学習者が入力した回答に対する採点やコメントなどの記入を行わせる。
この評価入力部で入力された評価に関する内容は、回答に関する入力内容と関連付けて理解度記録部によって記憶される。また、学習者端末3の端末画面4にも、回答とそれに対する評価とが、理解度記録部によってノート領域44(図7参照)に並んで表示される。
また、理解度記録部は、再生中の動画の任意の再生時刻に関して、学習者が入力したい備忘録などのメモの内容を入力できるようにするためのメモ領域46(図7参照)を、学習者端末3の端末画面4に表示させる。
そして、メモ領域46に入力された内容は、理解度記録部によって、そのときの動画の再生時刻とともに記憶させることができる。この記憶されたメモなどの内容は、学習者端末3の端末画面4のノート領域44にも、理解度記録部によって表示される。
理解度記録部によって学習者端末3の端末画面4に表示された学習者による入力内容に隣接して、一時停止の停止時刻やメモ入力時の再生時刻が表示される。この表示された時刻を指定することによって、指定された時刻から動画を再生させることができる。
また、理解度記録部は、一時停止の停止時刻やメモ入力時の再生時刻に関連付けられたスライドや静止画などから生成されたサムネイル画像を記憶しておき、停止時刻などの再生時刻の表示に隣接して表示させることができる。
次に、本実施の形態の学習支援システム1による学習の仕方について、図2−図4に示したフローチャート、及び図5−図7に示した端末画面4の表示例を参照しながら説明する。
まず、学習者は、学習者端末3の入力装置32を操作することで学習支援システム1にアクセスして、IDとパスワードを入力することでログインをしてから、自分が受講したい講座を選択することで受講を開始する。
図5は、受講時のディスプレイ35の端末画面4の表示を例示している。端末画面4には、例えば上縁に講義のタイトル4aと学習者名4bとが表示され、左側縁部には目次表示領域41が形成される。目次表示領域41には、選択した講義の全体の流れを示す目次が表示される。
そして、ステップS1で授業の動画が再生されると、中央の動画再生領域42に動画の映像が表示されるとともに、スピーカ36から講義内容の音声が出力される。この動画は、通常の動画と同様に、一時停止ボタンや再生ボタンなどを学習者が入力装置32を使って操作することで、任意の再生時刻で一時停止させたり、再生を再開させたり、戻ったり、早送りしたりすることができる。
ここで、1単位の授業動画の構成は、(1)講義、(2)講義内容を踏まえた設問、(3)設問に対する解説という順番の組み合わせになっている。要するに、学習者が単に一方向で講義を視聴するだけでなく、講義を受けた直後に質問を受けることで自分自身で思考して自分なりの回答を導き出し、自分の回答結果をすぐに解説によって確認できるような流れとなっている。
このため、上記(1)の講義の内容が一区切りついた時点、換言すると講義の理解度を確認させたい時点で、上記(2)の講義内容を踏まえた設問を行う動画に移行する(ステップS2)。ここで、理解度の確認は、通常は設問によって行われるが、毎回でなくてもよく、学習者に確認させたい事項を示すだけの動画であってもよい。
設問動画が終了すると、動画は自動的に一時停止する(ステップS3)。この一時停止は、学習者が一時停止と感じる動作になっていればよく、技術的には、動画の途中で停止する構成であっても、設問動画まで収録された動画が終了する構成であっても、いずれでもよい。
動画が一時停止したタイミング、又は設問動画の再生中に、図5に例示したように、端末画面4の動画再生領域42の下方には、回答領域43が表示される。この回答領域43には、学習者に対する質問が表示される質問表示欄431と、学習者が回答を入力するための回答欄432と、回答を提出するための提出ボタン433とが生成される(ステップS4)。なお、理解度の確認が設問以外の確認事項の場合は、学習者が確認したことを入力できるような回答領域43になっていればよい。
学習者は、直前に視聴した講義の内容を振り返りながら、設問動画の内容や質問表示欄431の質問を読んで回答を考え、回答欄432に入力装置32を使用して回答の入力を行う。回答欄432に入力を行うと、提出ボタン433がクリックできる状態になるため、入力装置32を操作して提出ボタン433を押すことで、回答を提出する(ステップS5)。
提出された回答は、理解度記録部によって、一時停止した停止時刻とともに個別記録部27に記憶される。また、停止時刻と提出された回答は、図5に例示した端末画面4の右側のノート領域44に転記される(ステップS6)。
ノート領域44には、停止時刻などの動画の再生時刻を示す時刻表示441と、学習者が入力した回答などの転記表示442とが行われる。また、停止時刻やその近傍を代表するスライドや静止画を、サムネイル画像444として表示させることもできる。さらに、ノート領域44に表示された内容を、プリンタ37などの出力装置に出力させるための出力ボタン443が設けられる。
このようにして回答が提出されると、上記(3)の設問に対する解説の動画が自動再生される(ステップS7)。すなわち、提出ボタン433を押すという操作に連動して、解説動画の再生が開始される。解説動画では、評価基準となる回答の採点基準などが説明される。
解説動画の再生中には、図6に例示したように、端末画面4の動画再生領域42の下方に自己採点領域45が表示される。自己採点領域45には、採点欄451と、コメント欄452と、採点結果の提出ボタン453とが生成される(ステップS8)。
採点欄451とコメント欄452は、質問に対して行われた回答毎に生成されるので、複数の質問(回答)が行われた場合は、各質問に隣接してそれぞれ採点欄451とコメント欄452とが設けられる。例えば、採点欄451には、「〇」や「×」や「△」などの採点結果が入力され、コメント欄452には、間違えた理由や解説を聞いて参考になったことなどが入力される。
解説動画が終了すると、動画は一時停止する。そして、解説動画の採点基準などに基づいて、学習者によってすべての採点欄451の入力が行われると、提出ボタン453がクリックできる状態になる。そこで、学習者が入力装置32を操作して提出ボタン453を押すことで、採点結果を提出する(ステップS9)。
提出された採点結果は、理解度記録部によって、回答に関連付けられて個別記録部27に記憶される。また、採点結果やコメントは、図6に例示した端末画面4の右側のノート領域44に転記される(ステップS10)。
ノート領域44には、既に停止時刻と回答が転記されているので、その回答の下に連続するように、採点結果と採点コメントが表示される。ここまでが、(1)講義、(2)講義内容を踏まえた設問、(3)設問に対する解説という一連の流れとなる。解説動画の後にも続きの動画がある場合は、採点結果の提出によって自動的に動画が再開される。
一方、講義動画の再生中には、任意の再生時刻において、メモなどの記録を残すことができる。例えば図7に例示したように、端末画面4の中にメモ領域46が表示される。このメモ領域46には、動画の再生時刻が表示される時刻表示461と、メモなど自由な記入が行えるメモ欄462と、登録ボタン463とが生成される。
ここで、図3に示したフローチャートを参照しながら、受講中のメモ入力の処理の流れについて説明する。ステップS21の動画再生中や一時停止中で、メモ領域46が表示されているときは、いつでも学習者はメモを入力することができる。
学習者は、講義を視聴している最中に、備忘録として残しておきたいことや思い付いたことなどを、入力装置32を操作してメモ欄462に自由に入力することができる(ステップS22)。
学習者によって入力が開始されると、その最初の文字が入力された時点の動画の再生時刻が、メモ領域46の時刻表示461に表示される(ステップS23)。メモ入力中は、一時停止ボタンを操作して動画を止めておくこともできるし、そのまま再生を続けることもできる。
メモ入力が終了したときには、ステップS24で学習者が登録ボタン463を押す。この操作に連動して、理解度記録部によって、メモの入力が開始された再生時刻とメモ欄462に入力された情報が個別記録部27に記憶される。さらに、再生時刻と入力されたメモは、ノート領域44にも転記されて、時刻表示441とそれに隣接した転記表示442として、いつでも確認することができる(ステップS25)。
続いて、図4に示したフローチャートを参照しながら、学習者が講義終了後又は講義の途中で復習を行う際の処理の流れについて説明する。
動画を視聴することによる講義を受けることで、図7に例示したように、ノート領域44には学習者が入力した内容が再生時刻(停止時刻を含む。)と共に表示されるようになって、その履歴を利用した復習が行えるようになる。
例えば、講義中に質問が投げかけられて動画が一時停止をし、学習者が回答を入力して提出している場合、ノート領域44には、停止時刻となる時刻表示441と回答が履歴となって表示されている。そこで、その質問がなされた動画の再生時刻に戻って復習を行いたい場合に、ノート領域44の時刻表示441をクリックする(ステップS31)。
質問時の停止時刻まで戻って動画が再生されると、質問に対する回答や採点基準について解説する解説動画が再生されることになる(ステップS32)。この解説動画を視聴しながら復習を行っている最中に、端末画面4に表示されたメモ領域46のメモ欄462に、書き留めておきたいことを入力して、ノート領域44の表示に追加することができる(ステップS33,S34)。
メモを追加しない場合も、ノート領域44に表示された以前の回答や採点結果を確認しながら解説動画の視聴を繰り返すことで、知識の定着が効果的に行えるようになる(ステップS35)。
また、ノート領域44に表示された別の時刻表示441の動画を視聴したくなった場合は、別の停止時刻やメモ登録が行われた再生時刻を示す時刻表示441をクリックすることで、その指定された再生時刻から動画を再生して復習を行うことができる(ステップS36,S37)。なお、再生時刻の10秒前など、指定された再生時刻の少し前から動画を再生させることもできる。このようにして、学習者が満足いくまで、復習を続けることができる。
次に、本実施の形態の学習支援システム1及び学習支援プログラムの作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の学習支援システム1は、学習者が視聴する動画を理解度を確認させたい時点で一時停止させる停止処理部と、学習者によって入力された内容を一時停止の停止時刻とともに記憶して端末画面4に表示させる理解度記録部とを備えている。そして、端末画面4のノート領域44に表示された停止時刻の時刻表示441をクリックすることで、動画を停止時刻から再生させることができる。
例えば、講義の途中で動画が停止して理解度を確認するための質問が投げかけられることで、学習者は受講中に考えて回答などを自ら入力し、その後の採点基準などを解説する講義を視聴しながら自省をしたり、任意のタイミングで停止時刻まで戻って復習したりすることを容易に行うことができる。特に、動画が一時停止することで、学習者は自分のペースで充分に思考することができるようになる。
また、回答領域43の質問表示欄431などの表示に応じて回答欄432に入力された回答が個別記録部27に記憶された後に、動画再開部によって続きの動画が自動的に再生されるとともに、回答に対する採点などの評価の入力を促す自己採点領域45が表示される。
この自己採点領域45の採点欄451やコメント欄452には、直前に行った回答と解説動画の中で説明される採点基準に基づいて、学習者が自ら自分の回答の採点を行う。すなわち、質問に対して思考した結果の回答を行うとともに、解説を受けながらすぐさま回答について自省するというような学習効果の高い学習を行うことができる。また採点結果は、回答と関連付けてノート領域44に表示させることで、いつでも容易に振り返ることができる。
さらに、動画の任意の再生時刻において、学習者がメモなどを残すことができれば、予め決められた設問に関する停止時刻からだけではなく、学習者が気になった時点の動画を簡単に視聴し直すことができるようになる。
また、停止時刻などの再生時刻に対応するサムネイル画像444を、スライドや静止画から生成させて、ノート領域44の時刻表示441に隣接して表示させることで、文字だけではないイメージと併せて学習場面を思い出すことができる。
さらに、ノート領域44の出力ボタン443を押すことで、質問に対する回答や採点結果の履歴を、まとめてプリンタ37によって紙に印刷させることができる。その際に、サムネイル画像444も印刷させることができる。この結果、配布されたスライド資料と、印刷された自分が作成したノートを見返すことで、いつでも復習することができるようになる。
そして、本実施の形態の学習支援プログラムは、学習者が視聴する端末画面4に動画を再生させて、理解度を確認させたい時点で一時停止させる手順と、一時停止に伴って端末画面4に回答領域43を表示させる手順と、学習者によって入力された回答を停止時刻とともにノート領域44に表示させる手順と、その後に続きの解説の動画を再生させる手順とをコンピュータに実行させるように機能する。
このため、学習者は受講中に自ら充分に考えて回答を行い、包括的な解説が行われる解説動画を視聴しながら自省をしたり、任意のタイミングで再考したりという効果の高い学習を行うことができる。
また、学習者によって回答が入力された後に、一時停止からシームレスに解説動画が再生され、学習者自身が回答に対する採点(評価)の入力が行えることで、自然な流れの中で自らの回答を修正したり、理解を深めたりすることができるようになる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、ネットワークNを介して配信される動画を例に説明したが、これに限定されるものではなく、コンピュータにインストールされたプログラムとDVDやハードディスクなどの記憶媒体に記録された動画データとによって実行されるような構成であってもよい。
また、前記実施の形態では、設問時に動画が一時停止する構成について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、理解度を確認させたい時点となる設問の再生時刻に到達した際に、設問に関する動画の再生が続けられながら、学習者が端末画面4に表示された回答領域43に回答を入力して提出する構成とすることもできる。
1 :学習支援システム
4 :端末画面(画面)
42 :動画再生領域
43 :回答領域
44 :ノート領域
444 :サムネイル画像
45 :自己採点領域
46 :メモ領域

Claims (7)

  1. 学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援システムであって、
    前記学習者が視聴する画面に動画を再生させる動画再生部と、
    前記動画が理解度を確認させたい時点に到達した際に前記画面に前記学習者の入力を促す表示を行わせる対応入力部と、
    前記対応入力部の表示に応じて入力された内容を、前記理解度を確認させたい時点の再生時刻と併せて記憶させるとともに前記画面に表示させる理解度記録部とを備え、
    前記理解度記録部によって前記画面に表示された前記再生時刻を指定することで、前記動画が前記再生時刻から再生されることを特徴とする学習支援システム。
  2. 前記理解度を確認させたい時点で前記動画を停止させる停止処理部を備え、前記再生時刻は前記停止の停止時刻であることを特徴とする請求項1に記載の学習支援システム。
  3. 前記対応入力部の表示に応じた入力内容の記憶がされた後に、続きの動画を再生させる動画再開部と、
    前記入力内容に対する評価の入力を促す表示を行わせる評価入力部とを備え、
    前記評価入力部で入力された内容は、前記入力内容と関連付けて前記理解度記録部によって記憶されるとともに前記画面に表示されることを特徴とする請求項2に記載の学習支援システム。
  4. 前記理解度記録部は、前記動画の任意の再生時刻に関して前記学習者が入力した内容を、前記任意の再生時刻とともに記憶させて前記画面に表示させ、前記任意の再生時刻を指定することで前記動画が前記任意の再生時刻から再生されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の学習支援システム。
  5. 前記理解度記録部には、前記再生時刻に対応するサムネイル画像が記憶されるとともに、前記画面の前記再生時刻の表示に隣接して前記サムネイル画像が表示されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の学習支援システム。
  6. 学習者の理解度を確認しながら学習を進めさせるための学習支援プログラムであって、
    前記学習者が視聴する画面に動画を再生させる手順と、
    前記動画を理解度を確認させたい時点で一時停止させる手順と、
    前記一時停止に伴って前記画面に前記学習者の入力を促す表示を行わせる手順と、
    前記学習者によって入力された内容を前記一時停止の停止時刻とともに記憶させて前記画面に表示させる手順と、
    前記画面に表示された前記停止時刻を指定することで、前記停止時刻の続きの動画が再生される手順とをコンピュータに実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
  7. 前記学習者によって入力がされた後に前記一時停止した動画の続きとなる評価基準に関する動画を再生させる手順と、
    前記学習者によって入力された内容に対する評価の入力を促す表示を行わせる手順と、
    前記評価のために入力された内容を、前記一時停止後の入力内容と関連付けて前記画面に表示させる手順とを備えたことを特徴とする請求項6に記載の学習支援プログラム。
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