JP2021158786A - 受電ボックスの換気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】暴風雨に晒される極端な悪条件下であっても、雨滴がフィルターに付着するのを確実に防止して、受電ボックス内の換気を常に充分に行える換気装置を提供する。【解決手段】本発明の換気装置は、第1ルーバー体3と第2ルーバー体4と第3ルーバー体5とフィルター6を備えている。第1ルーバー体3には、第1ルーバー壁9と仕切壁10を多段状に形成する。第2ルーバー体4には、第2ルーバー壁13が多段状に形成してある。第3ルーバー体5には、第3ルーバー壁23と出口開口24が多段状に形成してある。第2ルーバー体4は、排水壁15と横止水壁16と縦止水壁17を備えており、縦止水壁17が仕切壁10に接合する状態で第1ルーバー体3に装着してある。入口開口20から出口開口24に至る間の換気通路が、斜め上向きの入口通路57と、上向きの中間通路58と、内向きの出口通路59で、斜めに傾斜する縦長S字状に形成してあることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、主として屋外に設置される分電盤や配電盤などの受電ボックスに適用される換気装置、なかでも暴風雨時にも雨水の浸入を防止しながらボックス内部の換気を行える防噴流型の換気装置に関する。
防噴流型の換気装置に関して、本出願人は特許文献1の換気装置を先に提案している。特許文献1の換気装置は、プレス成形品からなる第1ルーバー体、プラスチック成形品からなる第2ルーバー体および第3ルーバー体、フィルター、並びにこれらのルーバー体およびフィルターを収容するベース枠を止水要素にして構成されており、換気装置の内部における換気空気の流動線は波形に形成されている。詳しくは、換気空気の流動線は、第1ルーバー壁から上向きに進入した換気空気を下向きに変向案内する第1変向部、下向きの換気空気を上向きに変向案内する第2変向部、および上向きの換気空気を内向きに変向案内する第3変向部などを含んで波形に形成されている。
上記のベース枠は受電ボックスの取付け開口に嵌込まれて、ベース枠に固定したボルトとボックス内部からねじ込まれるナットで固定されており、ベース枠に設けたフィルター凹部にフィルターを配置し、その外側に第3ルーバー体と第2ルーバー体を組付け、最後に第1ルーバー体を組付けてビスでベース枠に固定している。従って、フィルターの清掃や交換を行う場合には、一連の作業を受電ボックスの外側から行うことができ、作業中に受電ボックスの内部の電源を遮断する必要はない。
受電ボックスの換気装置に関して、フィルターの清掃や交換を受電ボックスの内部の側から行うことは、例えば特許文献2の換気口構造に開示されている。
特開2013−221708号公報 実開平05−23704号公報
特許文献1の換気装置においては、第1ルーバー壁から上向きに進入した換気空気を、第1変向部と第2変向部と第3変向部とで繰返し波形に変向案内するので、換気空気に含まれていた雨滴を、各変向部において換気空気から分離させて第2ルーバー壁の排水壁に沿って排出させることができる。しかし、第2ルーバー体の止水壁が、第1ルーバー体の止水壁より内方に位置しており、第1ルーバー壁と第2ルーバー壁の止水壁の対向間隔が大きいため、雨滴が換気空気と共に第1ルーバー壁の入口へ向かって吹き上げられるような場合に、雨滴が換気装置内へ侵入しやすい。そのため、受電ボックスが長時間にわたって暴風雨に晒される悪条件下では、雨滴が第2変向部を越えてフィルターに付着し、フィルターの通気隙間が雨滴で塞がれて空気の通りが悪くなり、受電ボックス内の換気を充分に行えなくなるおそれがある。
特許文献1の換気装置においては、受電ボックスの外面側からフィルターの清掃や交換を簡便に行えるうえ、作業時に受電ボックスの内部の電源を遮断する必要もない。しかし、受電ボックスが道路脇や駐車場の片隅などの、不特定多数の人が近づける場所に設置してある場合には、いたずらで第1ルーバー体が取外されてしまうおそれがある。また、受電ボックスが既存の構築物や建物に近接する状態で設置されており、清掃や交換作業のためのスペースが充分に確保されていない場合には、清掃や交換作業に多くの手間が掛かることがある。
本発明の目的は、受電ボックスが長時間にわたって暴風雨に晒される極端な悪条件下であっても、雨滴がフィルターに付着するのを確実に防止することができ、受電ボックス内の換気を常に充分に行うことができる受電ボックスの換気装置を提供することにある。
本発明の換気装置は、受電ボックスの取付け開口2の外面を覆う第1ルーバー体3と、第1ルーバー体3の内面に配置される第2ルーバー体4と、第2ルーバー体4の内面に配置される第3ルーバー体5と、第3ルーバー体5の内面に配置されるフィルター6とを備える。第1ルーバー体3の板壁には、部分円弧状の打出し壁で形成されて下向きに開口する第1ルーバー壁9と仕切壁10とが、交互に位置する状態で多段状に形成されている。第2ルーバー体4には、第1ルーバー壁9に対応して立体構造の第2ルーバー壁13が多段状に形成されて、上下に隣接する第2ルーバー壁13の間に通気開口14が形成されている。第2ルーバー壁13は、第1ルーバー壁9の入口開口20に向って下り傾斜する排水壁15と、排水壁15の外端に連続して内向きに伸びる横止水壁16と、横止水壁16の内端に連続して下向きに伸びる縦止水壁17とを備えている。第3ルーバー体5には、第2ルーバー壁13の排水壁15の上端に連続して上向きに伸びる第3ルーバー壁23と出口開口24が交互に位置する状態で多段状に形成されている。組付け状態における第2ルーバー体4は、第2ルーバー壁13の縦止水壁17の下部が第1ルーバー体3の仕切壁10の上部内面に接合する状態で第1ルーバー体3に装着されている。第1ルーバー壁9の入口開口20から第3ルーバー体5の出口開口24に至る間の換気通路が、第1ルーバー壁9と第2ルーバー壁13の排水壁15に挟まれる斜め上向きの入口通路57、第1ルーバー体3の仕切壁10および第2ルーバー壁13の縦止水壁17と第3ルーバー壁23に挟まれる上向きの中間通路58、並びに第3ルーバー壁23の上部と第2ルーバー壁13の排水壁15に挟まれる内向きの出口通路59とで、斜めに傾斜する縦長S字状に形成されていることを特徴とする。
中間通路58における第1ルーバー体3の仕切壁10と第3ルーバー壁23の対向間隔E1が、入口通路57における第2ルーバー壁13の排水壁15と第1ルーバー壁9の対向間隔E2より大きく設定されて、中間通路58の通路断面積が、入口通路57の通路断面積より大きく設定されている。
入口通路57における第2ルーバー壁13の排水壁15と第1ルーバー壁9の対向間隔E2が、入口開口20から中間通路58に向かって徐々に大きく設定されている。
第2ルーバー壁13の縦止水壁17の下部内縁に沿って、下突条17aが第3ルーバー壁23へ向かって突出形成されている、第3ルーバー壁23の上部外縁に沿って、上突条23aが第2ルーバー壁13の縦止水壁17に向かって突出形成されている。
取付け開口2の周縁壁に、パッキン35とフィルター枠7と第2ルーバー体4と第1ルーバー体3が記載順に接合されて、第1ルーバー体3の内面周縁に固定したボルト11と、取付け開口2の周縁壁の内面側から前記ボルト11にねじ込まれるナット12で締結固定されている。フィルター枠7の内部に収容したフィルター6が、第3ルーバー体5の内面側に突設した複数の押え爪26と、フィルター枠7に装着したフィルター押え34で内外に挟み保持されている。第3ルーバー体5の内面とフィルター6の間に排水隙間E3が形成されている。
フィルター押え34が、フィルター枠7とフィルター押え34の間に設けた着脱構造でフィルター枠7に対して着脱可能に装着されている。着脱構造は、フィルター枠7の出口開口7aの対向辺部に設けた爪受壁40および係合壁41と、フィルター押え34の対向辺部に設けられて、爪受壁40に掛止装着される掛止爪42、並びに係合壁41に係合装着される弾性係合体43を備えている。弾性係合体43は横臥U字状の弾性腕44と、弾性腕44に設けられて係合壁41に係脱する係合爪45と、弾性腕44を弾性変形させて係合爪45を係合壁41から取外し操作する分離片46とを備えている。フィルター押え34をフィルター枠7に装着した状態において、分離片46がフィルター枠7の出口開口7aからボックス内部へ向かって突出している。
フィルター枠7が取付け開口2の周縁壁に接合されるフランジ壁30と、フランジ壁30から取付け開口2の内方へ向かって突設される周枠部31とを一体に備えている。周枠部31の外面の複数個所に、フィルター枠7の出口開口7aに接合した通風ファン49を締結するための締結構造が設けられている。締結構造が、通風ファン49の締結壁50が接合される装着座51、並びに装着座51と締結壁50とを締結するボルト52とナット53とを備えている。装着座51とフランジ壁30との間に、ナット53を収容して回止め保持するナット収容部54が形成されている。ナット53がナット収容部54に対して、外側方から出し入れ可能である。
本発明においては、第1ルーバー壁9の入口開口20から第3ルーバー体5の出口開口24に至る間の換気通路を、第1ルーバー壁9と排水壁15に挟まれる斜め上向きの入口通路57と、仕切壁10および縦止水壁17と第3ルーバー壁23に挟まれる上向きの中間通路58と、第3ルーバー壁23と排水壁15に挟まれる内向きの出口通路59とで、斜めに傾斜する縦長S字状に形成し、当該換気通路を斜め上向きの入口通路57と上向きの中間通路58とを含むものとしたので、これら入口通路57と中間通路58とにより、入口開口20から吹込んだ雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのを効果的に阻止できる。より具体的には、入口通路57から中間通路58へ流動した換気空気は、排水壁15および第3ルーバー壁23に堰き止められて上向きに変向案内されるが、雨滴の殆どは入口通路57を流動してきた際の運動慣性力で直進し、排水壁15および第3ルーバー壁23に接触して換気空気から分離される。また、雨滴の一部が換気空気と共に上向きに変向案内されたとしても、雨滴は重力に逆らいながら中間通路58を上向きに流動する必要があるので換気空気から分離されやすく、さらに、換気空気は中間通路58から出口通路59へ流動する間に排水壁15で内向きに変向案内されるので、その間にも雨滴を換気空気から分離することができる。従って、本発明の換気装置によれば、受電ボックスが長時間にわたって暴風雨に晒される極端な悪条件下であっても、雨滴がフィルター6に付着するのを確実に防止し、受電ボックス内の換気を常に充分に行うことができる。
中間通路58における対向間隔E1を、入口通路57における対向間隔E2より大きく設定して、中間通路58の通路断面積が、入口通路57の通路断面積より大きくなるようにした。こうした換気装置によれば、入口通路57から中間通路58へ流動した換気空気の流動速度を、通路断面積が大きな中間通路58において効果的に低下させて、雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのを効果的に抑止できる。
入口通路57における対向間隔E2を、入口開口20から中間通路58に向かって徐々に大きく設定するようにした。こうした換気装置によれば、入口通路57を通過する換気空気の流動速度を中間通路58に近づくほど低下させて、換気空気に含まれる雨滴の分離を促進できるので、雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのをさらに確実に防止できる。
第2ルーバー壁13の縦止水壁17に下突条17aを突出形成し、第3ルーバー壁23に上突条23aが形成されている換気装置によれば、中間通路58を流動する換気空気の一部を下突条17aおよび上突条23aで受止めて、各突条17a・23aの下流側に渦流を生じさせることができる。従って、中間通路58および出口通路59における換気空気の流動速度をさらに低下させて、雨滴の分離を促進できる。
取付け開口2の周縁壁に、パッキン35とフィルター枠7と第2ルーバー体4と第1ルーバー体3を記載順に接合し、これらの部材をボルト11とナット12で取付け開口2に締結固定するようにした。また、フィルター枠7の内部に収容したフィルター6を、第3ルーバー体5に突設した押え爪26と、フィルター枠7に装着したフィルター押え34で内外に挟み保持して、第3ルーバー体5の内面とフィルター6の間に排水隙間E3を形成するようにした。こうした換気装置によれば、出口開口24に到達した雨滴を排水隙間E3から流下させて、雨滴がフィルター6に付着するのを抑制できるので、フィルター6の通気隙間が雨滴で塞がれて換気機能が低下するのをさらに確実に防止できる。
フィルター押え34は、フィルター枠7とフィルター押え34の間に設けた着脱構造で着脱可能に装着できるようにした。また、フィルター押え34は、その掛止爪42を出口開口7aの爪受壁40に係止したうえで、フィルター押え34の弾性係合体43を出口開口7aの係合壁41に係合することで、フィルター枠7に装着できるようにした。弾性係合体43は弾性腕44と、係合爪45と、分離片46を備えていて、フィルター押え34をフィルター枠7に装着した状態において、分離片46をフィルター枠7の出口開口7aからボックス内部へ向かって突出させるようにした。こうした換気装置によれば、フィルター6の清掃や交換を行う場合には、分離片46をつまんで、弾性腕44を弾性変形させるだけで、係合爪45を係合壁41から取外すことができる。また、フィルター6の清掃や交換が終了したのちは、フィルター押え34の掛止爪42を爪受壁40に係止し、弾性係合体43を出口開口7aの係合壁41に係合することで、フィルター押え34をフィルター枠7に簡単に装着することができ、受電ボックス内部でのフィルター6の清掃や交換などの作業を簡便に行える。
フィルター枠7の周枠部31に通風ファン49を締結するための締結構造を設けるようにした。締結構造は、通風ファン49の締結壁50を接合する装着座51と、これら両者を締結するボルト52およびナット53を備えるようにし、装着座51とフランジ壁30との間に形成したナット収容部54に対して、ナット53を外側方から出し入れ可能とした。こうした換気装置によれば、ナット収容部54に収容したナット53をナット収容部54で回止め保持できるので、通風ファン49の締結壁50を装着座51に接合して、ボルト52をナット53にねじ込むだけで、通風ファン49をフィルター枠7に締結固定できる。従って、強制換気型の換気装置における通風ファン49の組付け作業を、より少ない手間で簡便に行える。
本発明に係る受電ボックスの換気装置の要部の縦断側面図である。 換気装置の分解側面図であり、第1ルーバー体から第3ルーバー体、フィルター、およびフィルター押えを取り外した状態を示している。 換気装置の縦断側面図である。 換気装置の分解斜視図である。 換気装置の分解斜視図であり、第1ルーバー体から第3ルーバー体、フィルター、およびフィルター押えを取り外した状態を示している。 第2ルーバー体と第3ルーバー体の斜視図である。 第1ルーバー体から第3ルーバー体、フィルター、およびフィルター押えを取り外した状態の縦断側面図である。 締結構造を示す横断平面図である。
(実施例) 本発明に係る受電ボックスの換気装置の実施例を図1から図8に示す。本実施例における前後、左右、上下とは、図2、図4および図8に示す交差矢印と、各矢印の近傍の前後、左右、上下の各表記に従う。図2および図3において換気装置は、受電ボックスの外壁1に形成される四角形状の取付け開口2に装着されており、取付け開口2の外面を覆う第1ルーバー体3と、第1ルーバー体3の内面に配置される第2ルーバー体4と、第2ルーバー体4の内面に配置される第3ルーバー体5と、第3ルーバー体5の内面に配置されるフィルター6およびフィルター枠7などを備えている。受電ボックスは分電盤あるいは配電盤として構成されており、その内部には、電気配線機器、メーター、ブレーカーなどが収容されている。
図4に示すように第1ルーバー体3は、取付け開口2の外面を覆う正方形状のプレス成形品からなり、メッキ鋼板またはステンレス鋼板を素材にして形成される。第1ルーバー体3の板壁には、部分円弧状の打出し壁で形成されて下向きに開口する8個の第1ルーバー壁9と仕切壁10とが、交互に位置する状態で多段状に形成されており、その内面周縁に沿って8個のボルト11が固定されている。取付け開口2の周縁壁には、ボルト11用の挿通穴2aが形成されている。
第2ルーバー体4は、第1ルーバー体3よりひとまわり小さな正方形状のプラスチック成形品からなり、その壁面に7個の立体構造の第2ルーバー壁13が多段状に形成されて、上下に隣接する第2ルーバー壁13の間に通気開口14が形成されている。図1に示すように第2ルーバー壁13は、第1ルーバー壁9の入口開口20に向って下り傾斜する排水壁15と、排水壁15の外端に連続して内向きに伸びる横止水壁16と、横止水壁16の内端に連続して下向きに伸びる縦止水壁17とで横臥V字状に形成されている。第2ルーバー壁13の左右の端部と中央部分は3個の補強枠18で連結されて補強されている。縦止水壁17が第2ルーバー体4の壁面と面一になっているのに対して、排水壁15は第2ルーバー体4の壁面と交差する状態で形成されており、その傾斜下端は第2ルーバー体4の壁面より外方に位置し、傾斜上端は第2ルーバー体4の壁面より内方に位置する状態で傾斜している。第2ルーバー体4の周縁には、先のボルト11で位置決めされるボルト凹部19が形成されている(図4参照)。
排水壁15で受止められた雨水を、第2ルーバー体4の左右両側へ向かって流下させるために、第2ルーバー壁13は中央の補強枠18から左右両側に向って下り傾斜させている(図6参照)。このように、第2ルーバー壁13を傾斜させると、第1ルーバー壁9を横一文字状に形成したため、排水壁15と第1ルーバー壁9の間の入口開口20の開口幅が、排水壁15の左右両側に近づくほど大きくなってしまう。こうした開口幅の変化を防ぐために、排水壁15の外端に調整壁(図示していない)を形成して、入口開口20の開口幅が一定になるようにしている。また、縦止水壁17の下部内縁には、下突条17aが後述する第3ルーバー壁23へ向かって突出形成されている(図1参照)。
第3ルーバー体5は、第2ルーバー体4よりひとまわり小さな正方形状のプラスチック成形品からなり、四角枠状の周枠の内部に第2ルーバー壁13と同数の第3ルーバー壁23と出口開口24が交互に位置する状態で多段状に形成されている。第3ルーバー壁23は垂直の板壁からなり、第2ルーバー壁13と同様に中央の補強枠25から左右両側に向って下り傾斜されている。補強枠25の上下2個所には、フィルター6を押え保持する押え爪26が内向きに突設されている。各第3ルーバー壁23の下縁後面には係止段部27が形成されており、係止段部27を排水壁15の上端の受壁28に内方から掛止することにより、第3ルーバー体5を第2ルーバー体4と一体化させて、第3ルーバー壁23を排水壁15に連続して上向きに突出させることができる。第3ルーバー壁23の上部外縁には、上突条23aが第2ルーバー壁13の縦止水壁17に向かって突出形成されている。
図4に示すようにフィルター枠7は、取付け開口2の周縁壁に接合されるフランジ壁30と、フランジ壁30から取付け開口2の内方へ向かって突設される周枠部31とを一体に備えるプラスチック成形品からなり、周枠部31の内部にフィルター6が収容される。フランジ壁30には8個のボルト穴32が形成されている。周枠部31の上壁の内面には、フィルター6を位置決め支持するリブ33が形成されている(図2参照)。周枠部31に収容したフィルター6の内外は、第3ルーバー壁23の内面側に突設した2個の押え爪26と、フィルター枠7に装着したフィルター押え34で内外に挟み保持されている。フィルター枠7は、パッキン35を介して取付け開口2の周縁壁に装着されており、パッキン35のシール壁にはボルト穴36(図4参照)が形成されている。フィルター6は、通気可能な連続気泡性の発泡プラスチック体からなる。
図5に示すようにフィルター押え34は四角枠状のプラスチック成形品からなり、枠内部にフィルター6を押え保持する受枠37が形成されて、フィルター押え34の周囲枠と受枠37以外の部分の殆どが開口されている。受枠37は菱形状の中央枠と、中央枠の各頂部と周囲枠を結ぶ4個の放射枠を備えている。フィルター押え34は、フィルター枠7の出口開口7aにボックス内面側から装着されて、フィルター枠7とフィルター押え34の間に設けた着脱構造でフィルター枠7に対して着脱可能に装着されている。図3に示すように着脱構造は、フィルター枠7の内開口の対向辺部の下辺に設けた爪受壁40、上辺の左右に設けた係合壁41(図3参照)、フィルター押え34の下辺に設けられて、爪受壁40に掛止装着される掛止爪42、および係合壁41に係合装着される弾性係合体43を備えている。弾性係合体43はフィルター押え34と一体に形成される横臥U字状の弾性腕44と、弾性腕44に設けられて係合壁41に係脱する係合爪45と、弾性腕44を弾性変形させて係合爪45を係合壁41から取外し操作する分離片46とを備えている。フィルター押え34をフィルター枠7に装着した状態では、分離片46がフィルター枠7の内開口からボックス内部へ向かって突出しており、この状態の分離片46を斜め下向きに引き下げると、係合爪45と係合壁41の係合状態を解除して、フィルター押え34をフィルター枠7から取外すことができる。
以上のように構成した換気装置は、基本的に自然換気型の換気装置として単独で使用するが、フィルター枠7の出口開口7aに通風ファン49を締結固定して強制換気型の換気装置として使用することができる。そのために、周枠部31の外面の4個所に通風ファン49を締結するための締結構造を設けている。図8において締結構造は、通風ファン49の締結壁50が接合される装着座51と、これら装着座51と締結壁50とを締結するボルト52とナット53とを備えている。ナット53は装着座51とフランジ壁30との間に設けたナット収容部54に外側方から出し入れ可能に構成されており、ナット収容部54に収容されたナット53は、その対向辺部がナット収容部54の周囲壁で回止め保持される。通風ファン49をフィルター枠7に締結した状態では、フィルター枠7の出口開口7aが通風ファン49で覆われる。
以上のように構成した換気装置は、以下の手順で取付け開口2に組付けることができる。まず、第1ルーバー体3を台上に横臥姿勢で載置し、ボルト凹部19を各ボルト11で位置決めしながら第2ルーバー体4を第1ルーバー体3の内部に組み、第3ルーバー壁23に設けた係止段部27を排水壁15の上端の受壁28に内方から掛止して、第3ルーバー体5を第2ルーバー体4と一体化させる。次に、フィルター枠7のフランジ壁30に設けた8個のボルト穴32をボルト11に挿通し、さらにパッキン35のボルト穴36をボルト11に挿通し、フィルター枠7の内部にフィルター6を収容した状態で、フィルター押え34をフィルター枠7に装着する。以上により、第2ルーバー体4と、第3ルーバー体5と、フィルター枠7を第1ルーバー体3に仮組みでき、フィルター枠7に収容したフィルター6をフィルター押え34で押え保持できる。
各部材が仮組みされた状態の第1ルーバー体3を取付け開口2の外面側の周縁壁に接合し、第1ルーバー体3に設けたボルト11を挿通穴2aに挿通して外壁1の内面側に突出させ、各ボルト11にナット12をねじ込むことにより、換気装置を受電ボックスの外壁1に装着できる(図7参照)。このように換気装置を取付け開口2の外面壁に装着した状態では、第1ルーバー壁9の入口開口20から第3ルーバー体5の出口開口24に至る間に換気通路が形成される。また、フィルター枠7の周枠部31に収容したフィルター6は、第3ルーバー体5の押え爪26とフィルター押え34で前後に挟持されるので、第3ルーバー体5の内面とフィルター6の間に排水隙間E3が形成される。
本実施例では換気通路を移動する間に雨滴を換気空気から効果的に分離させるために、換気通路を図1に示すように構成した。詳しくは、第1ルーバー壁9と第2ルーバー壁13の排水壁15に挟まれる斜め上向きの入口通路57と、第1ルーバー体3の仕切壁10と第2ルーバー壁13の縦止水壁17および第3ルーバー壁23に挟まれる上向きの中間通路58と、第3ルーバー壁23の上部と第2ルーバー壁13の排水壁15に挟まれる内向きの出口通路59で、換気通路を斜めに傾斜する縦長S字状に形成するようにした。また、入口通路57における第2ルーバー壁13の排水壁15と第1ルーバー壁9の対向間隔E2を、入口開口20から中間通路58に向かって徐々に大きく設定した。さらに、第3ルーバー壁23と第1ルーバー体3の仕切壁10の対向間隔E1を、第2ルーバー壁13の排水壁15と第1ルーバー壁9の対向間隔E2より大きく設定して、中間通路58の通路断面積を、入口通路57の通路断面積より大きく設定するようにした。
以上のように実施例の換気装置では、第1ルーバー体3と第2ルーバー体4と第3ルーバー体5とフィルター6を備えている換気装置において、第2ルーバー壁13の縦止水壁17が第1ルーバー体3の仕切壁10に接合する状態で、第2ルーバー体4を第1ルーバー体3に装着するようにした。こうした換気装置によれば、第1ルーバー壁9の入口開口20から第3ルーバー体5の出口開口24に至る間の換気通路を、第1ルーバー壁9と排水壁15に挟まれる斜め上向きの入口通路57と、仕切壁10および縦止水壁17と第3ルーバー壁23に挟まれる上向きの中間通路58と、第3ルーバー壁23と排水壁15に挟まれる内向きの出口通路59で、斜めに傾斜する縦長S字状に形成することができる。
上記のように、縦長S字状の換気通路を備えた換気装置によれば、換気通路の大半の部分を、上向きの流動経路からなる入口通路57と中間通路58で占めることができ、従って、入口開口20から吹込んだ雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのを効果的に阻止できる。入口通路57から中間通路58へ流動した換気空気は、排水壁15および第3ルーバー壁23に堰き止められて上向きに変向案内されるが、雨滴の殆どは入口通路57を流動してきた際の運動慣性力で直進し、排水壁15および第3ルーバー壁23に接触して換気空気から分離される。また、雨滴の一部が換気空気と共に上向きに変向案内されたとしても、雨滴は重力に逆らいながら中間通路58を上向きに流動する必要があるので換気空気から分離されやすく、さらに、換気空気は中間通路58から出口通路59へ流動する間に排水壁15で内向きに変向案内されるので、その間にも雨滴を換気空気から分離することができる。従って、本発明の換気装置によれば、受電ボックスが長時間にわたって暴風雨に晒される極端な悪条件下であっても、雨滴がフィルター6に付着するのを確実に防止し、受電ボックス内の換気を常に充分に行うことができる。
中間通路58における対向間隔E1を、入口通路57における対向間隔E2より大きく設定して、中間通路58の通路断面積が、入口通路57の通路断面積より大きくなるようにした。こうした換気装置によれば、入口通路57から中間通路58へ流動した換気空気の流動速度を、通路断面積が大きな中間通路58において効果的に低下させて、雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのを効果的に抑止できる。
入口通路57における対向間隔E2を、入口開口20から中間通路58に向かって徐々に大きく設定するようにした。こうした換気装置によれば、入口通路57を通過する換気空気の流動速度を中間通路58に近づくほど低下させて、換気空気に含まれる雨滴の分離を促進できるので、雨滴が換気空気と共に出口通路59側へ流動するのをさらに確実に防止できる。
第2ルーバー壁13の縦止水壁17に下突条17aを突出形成し、第3ルーバー壁23に上突条23aが形成してある換気装置によれば、中間通路58を流動する換気空気の一部を下突条17aおよび上突条23aで受止めて、各突条17a・23aの下流側に渦流を生じさせることができる。従って、中間通路58および出口通路59における換気空気の流動速度をさらに低下させて、雨滴の分離を促進できる。
取付け開口2の周縁壁に、パッキン35とフィルター枠7と第2ルーバー体4と第1ルーバー体3を記載順に接合し、これらの部材をボルト11とナット12で取付け開口2に締結固定するようにした。また、フィルター枠7の内部に収容したフィルター6を、第3ルーバー体5に突設した押え爪26と、フィルター枠7に装着したフィルター押え34で内外に挟み保持して、第3ルーバー体5の内面とフィルター6の間に排水隙間E3を形成するようにした。こうした換気装置によれば、出口開口24に到達した雨滴を排水隙間E3から流下させて、雨滴がフィルター6に付着するのを抑制できるので、フィルター6の通気隙間が雨滴で塞がれて換気機能が低下するのをさらに確実に防止できる。
フィルター押え34は、フィルター枠7とフィルター押え34の間に設けた着脱構造で着脱可能に装着できるようにした。また、フィルター押え34は、その掛止爪42を出口開口7aの爪受壁40に係止したうえで、フィルター押え34の弾性係合体43を出口開口7aの係合壁41に係合することで、フィルター枠7に装着できるようにした。弾性係合体43は弾性腕44と、係合爪45と、分離片46を備えていて、フィルター押え34をフィルター枠7に装着した状態において、分離片46をフィルター枠7の出口開口7aからボックス内部へ向かって突出させるようにした。こうした換気装置によれば、フィルター6の清掃や交換を行う場合には、分離片46をつまんで、弾性腕44を弾性変形させるだけで、係合爪45を係合壁41から取外すことができる。また、フィルター6の清掃や交換が終了したのちは、フィルター押え34の掛止爪42を爪受壁40に係止し、弾性係合体43を出口開口7aの係合壁41に係合することで、フィルター押え34をフィルター枠7に簡単に装着することができ、受電ボックス内部でのフィルター6の清掃や交換などの作業を簡便に行える。
フィルター枠7の周枠部31に通風ファン49を締結するための締結構造を設けるようにした。締結構造は、通風ファン49の締結壁50を接合する装着座51と、これら両者を締結するボルト52とナット53とを備えるものとし、装着座51とフランジ壁30との間に形成したナット収容部54に対して、ナット53を外側方から出し入れ可能とした。こうした換気装置によれば、ナット収容部54に収容したナット53をナット収容部54で回止め保持できるので、通風ファン49の締結壁50を装着座51に接合して、ボルト52をナット53にねじ込むだけで、通風ファン49をフィルター枠7に締結固定できる。従って、強制換気型の換気装置における通風ファン49の組付け作業を、より少ない手間で簡便に行える。
上記の実施例以外に、フィルター押え34はその左右辺部の一方に掛止爪42が形成され、他方に弾性係合体43が形成されていてもよい。
2 取付け開口
3 第1ルーバー体
4 第2ルーバー体
5 第3ルーバー体
6 フィルター
7 フィルター枠
9 第1ルーバー壁
10 仕切壁
13 第2ルーバー壁
14 通気開口
15 排水壁
16 横止水壁
17 縦止水壁
20 入口開口
23 第3ルーバー壁
24 出口開口
34 フィルター押え
57 入口通路
58 中間通路
59 出口通路
E1 仕切壁と第3ルーバー壁の対向間隔
E2 排水壁と第1ルーバー壁の対向間隔
E3 排水隙間

Claims (7)

  1. 受電ボックスの取付け開口(2)の外面を覆う第1ルーバー体(3)と、第1ルーバー体(3)の内面に配置される第2ルーバー体(4)と、第2ルーバー体(4)の内面に配置される第3ルーバー体(5)と、第3ルーバー体(5)の内面に配置されるフィルター(6)とを備える換気装置であって、
    第1ルーバー体(3)には、部分円弧状の打出し壁で形成されて下向きに開口する第1ルーバー壁(9)と仕切壁(10)とが、交互に位置する状態で多段状に形成されており、
    第2ルーバー体(4)には、第1ルーバー壁(9)に対応して立体構造の第2ルーバー壁(13)が多段状に形成されており、上下に隣接する第2ルーバー壁(13)の間に通気開口(14)が形成されており、
    第2ルーバー壁(13)は、第1ルーバー壁(9)の入口開口(20)に向って下り傾斜する排水壁(15)と、排水壁(15)の外端に連続して内向きに伸びる横止水壁(16)と、横止水壁(16)の内端に連続して下向きに伸びる縦止水壁(17)とを備えており、
    第3ルーバー体(5)には、第2ルーバー壁(13)の排水壁(15)の上端に連続して上向きに伸びる第3ルーバー壁(23)と出口開口(24)とが交互に位置する状態で多段状に形成されており、
    組付け状態における第2ルーバー体(4)は、第2ルーバー壁(13)の縦止水壁(17)の下部が第1ルーバー体(3)の仕切壁(10)の上部内面に接合する状態で第1ルーバー体(3)に装着されており、
    第1ルーバー壁(9)の入口開口(20)から第3ルーバー体(5)の出口開口(24)に至る間の換気通路が、第1ルーバー壁(9)と第2ルーバー壁(13)の排水壁(15)に挟まれる斜め上向きの入口通路(57)、第1ルーバー体(3)の仕切壁(10)および第2ルーバー壁(13)の縦止水壁(17)と第3ルーバー壁(23)に挟まれる上向きの中間通路(58)、並びに第3ルーバー壁(23)の上部と第2ルーバー壁(13)の排水壁(15)に挟まれる内向きの出口通路(59)とで、斜めに傾斜する縦長S字状に形成されていることを特徴とする受電ボックスの換気装置。
  2. 中間通路(58)における第1ルーバー体(3)の仕切壁(10)と第3ルーバー壁(23)との対向間隔(E1)が、入口通路(57)における第2ルーバー壁(13)の排水壁(15)と第1ルーバー壁(9)との対向間隔(E2)より大きく設定されて、中間通路(58)の通路断面積が、入口通路(57)の通路断面積より大きく設定されている請求項1に記載の受電ボックスの換気装置。
  3. 入口通路(57)における第2ルーバー壁(13)の排水壁(15)と第1ルーバー壁(9)との対向間隔(E2)が、入口開口(20)から中間通路(58)に向かって徐々に大きく設定されている請求項1、または2に記載の受電ボックスの換気装置。
  4. 第2ルーバー壁(13)の縦止水壁(17)の下部内縁に沿って、下突条(17a)が第3ルーバー壁(23)へ向かって突出形成されており、
    第3ルーバー壁(23)の上部外縁に沿って、上突条(23a)が第2ルーバー壁(13)の縦止水壁(17)に向かって突出形成されている請求項1から3のいずれかひとつに記載の受電ボックスの換気装置。
  5. 取付け開口(2)の周縁壁に、パッキン(35)とフィルター枠(7)と第2ルーバー体(4)と第1ルーバー体(3)とが記載順に接合されて、第1ルーバー体(3)の内面周縁に固定したボルト(11)と、取付け開口(2)の周縁壁の内面側から前記ボルト(11)にねじ込まれるナット(12)とで締結固定されており、
    フィルター枠(7)の内部に収容したフィルター(6)が、第3ルーバー体(5)の内面側に突設した複数の押え爪(26)と、フィルター枠(7)に装着したフィルター押え(34)とで内外に挟み保持されており、
    第3ルーバー体(5)の内面とフィルター(6)との間に排水隙間(E3)が形成されている請求項1から4のいずれかひとつに記載の受電ボックスの換気装置。
  6. フィルター押え(34)が、フィルター枠(7)とフィルター押え(34)の間に設けた着脱構造でフィルター枠(7)に対して着脱可能に装着されており、
    着脱構造は、フィルター枠(7)の出口開口(7a)の対向辺部に設けた爪受壁(40)および係合壁(41)、フィルター押え(34)の対向辺部に設けられて爪受壁(40)に掛止装着される掛止爪(42)、並びに係合壁(41)に係合装着される弾性係合体(43)を備えており、
    弾性係合体(43)は、横臥U字状の弾性腕(44)、弾性腕(44)に設けられて係合壁(41)に係脱する係合爪(45)、および弾性腕(44)を弾性変形させて係合爪(45)を係合壁(41)から取外し操作する分離片(46)を備えており、
    フィルター押え(34)をフィルター枠(7)に装着した状態において、分離片(46)がフィルター枠(7)の出口開口(7a)からボックス内部へ向かって突出している請求項5に記載の受電ボックスの換気装置。
  7. フィルター枠(7)が取付け開口(2)の周縁壁に接合されるフランジ壁(30)と、フランジ壁(30)から取付け開口(2)の内方へ向かって突設される周枠部(31)とを一体に備えており、
    周枠部(31)の外面の複数個所に、フィルター枠(7)の出口開口(7a)に接合した通風ファン(49)を締結するための締結構造が設けられており、
    締結構造が、通風ファン(49)の締結壁(50)が接合される装着座(51)、並びに装着座(51)と締結壁(50)とを締結するボルト(52)とナット(53)とを備えており、
    装着座(51)とフランジ壁(30)との間に、ナット(53)を収容して回止め保持するナット収容部(54)が形成されており、
    ナット(53)がナット収容部(54)に対して、外側方から出し入れ可能である請求項5、または6に記載の受電ボックスの換気装置。
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