JP2021158519A - 無線通信システム、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線アクセスポイントが近接して設置された場合に、通信フレームの衝突を防止する。【解決手段】第1無線アクセスポイントは、第1無線通信端末と通信可能である。第2無線アクセスポイントは、第2無線通信端末と通信可能である。第1無線アクセスポイント及び第2無線アクセスポイントのそれぞれは、互いに同期して、ビーコンフレームを反復して送信する。第1無線通信端末の送信は、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロット31の何れかにおいて可能である。第2無線通信端末の送信は、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロット36の何れかにおいて可能である。第1無線アクセスポイントは第1無線通信端末にAIDを付与し、第2無線アクセスポイントは第2無線通信端末にAIDを付与する。AIDの付与は、第1無線通信端末と第2無線通信端末とで送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。【選択図】図3

Description

本発明は、無線アクセスポイントと無線通信端末との無線通信に関する。
従来から、無線アクセスポイントと無線通信端末との間で無線通信を行うことが可能な無線通信システムが知られている。特許文献1は、この種の構成に関して、データ送受信方法及びそれをサポートする装置を開示する。
特許文献1の構成は、アクセスポイント配下の複数のステーション(無線通信端末)を結合識別子(アソシエーションID;AID)に基づいて複数のグループに分けて、無線通信の管理を行う。ここで、アクセスポイントは、ステーションと関連した特性、能力値(ステーションの装置タイプ及び/又は所定のデューティサイクル)等に基づいて、ステーションが属するグループを決定する。そして、アクセスポイントは、該当グループの端末が有するAID範囲内で、AIDを選択して各ステーションに割当てを行う。
特許第5837703号公報
上記特許文献1のような無線アクセスポイントは、通信可能範囲が互いに重複するように近接して複数設置されることもある。この場合、ある無線アクセスポイントに対応するステーションから送信される通信フレームと、他の無線アクセスポイントに対応するステーションから送信される通信フレームと、の間で衝突が発生するおそれがある。このような衝突は通信のスループットの低下等の原因となるため、効果的に防止することが望まれている。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、通信可能範囲が互いに重複するように複数の無線アクセスポイントが近接して設置された場合に、各無線アクセスポイントに対応する無線通信端末が送信する通信フレームの衝突を防止することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の無線通信システムが提供される。即ち、この無線通信システムは、第1無線アクセスポイントと、第2無線アクセスポイントと、を備える。前記第1無線アクセスポイントは、第1無線通信部と、第1制御部と、を備える。前記第1無線通信部は、1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第1制御部は、前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記第2無線アクセスポイントは、第2無線通信部と、第2制御部と、を備える。前記第2無線通信部は、1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第2制御部は、前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期される。前記第1制御部は、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する際、前記第1無線通信端末へのアソシエーションIDの付与は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。前記第2制御部は、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する際、前記第2無線通信端末へのアソシエーションIDの付与は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。
これにより、複数の第1無線通信端末から第1無線アクセスポイントへ通信フレームが送信されるタイミングと、複数の第2無線通信端末から第2無線アクセスポイントへ通信フレームが送信されるタイミングと、が重ならないようにできる。従って、第1無線アクセスポイントと第2無線アクセスポイントとが十分に離れずに設置されている場合であっても、通信フレームの衝突を防止することができる。
前記の無線通信システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1無線アクセスポイントのビーコン間隔を分割したタイムスロットと、前記第2無線アクセスポイントのビーコン間隔を分割したタイムスロットとが、1対1で対応している。前記第1制御部は、前記第2無線通信端末との間で時間的に互いに対応しないタイムスロットが割り当てられるように、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第2制御部は、前記第1無線通信端末との間で時間的に互いに対応しないタイムスロットが割り当てられるように、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。
これにより、タイムスロットを振り分ける簡単な処理で、2つの無線ネットワークに跨った通信フレームの衝突を防止することができる。
前記の無線通信システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1制御部は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDを前記タイムスロットのうちの複数に属するように割り当てる。並びに/又は、前記第2制御部は、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDを前記タイムスロットのうちの複数に属するように割り当てる。
これにより、アソシエーションIDがタイムスロットのうちの複数に属するように割り当てられた第1無線通信端末及び/又は第2無線通信端末に関し、より多くのデータ量の通信を行うことができる。また、即応性が求められる通信を行う必要がある第1無線通信端末及び/又は第2無線通信端末について、対応する1つのタイムスロット内において他の無線通信端末よりも優先的に通信機会を与えることができ、応答の遅延を抑制することができる。
前記の無線通信システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第1無線アクセスポイントは、前記アソシエーションIDを前記第1無線通信端末のMAC(Media Access Control)アドレスと対応付けて記憶する第1記憶部を備える。前記第1制御部は、前記第1無線通信端末のMACアドレスに対応付けて記憶されている前記アソシエーションIDを、当該第1無線通信端末に付与する。前記第2無線アクセスポイントは、前記アソシエーションIDを前記第2無線通信端末のMACアドレスと対応付けて記憶する第2記憶部を備える。前記第2制御部は、前記第2無線通信端末のMACアドレスに対応付けて記憶されている前記アソシエーションIDを、当該第2無線通信端末に付与する。
これにより、MACアドレスとアソシエーションIDを対応付けて定める簡単な構成で、通信フレームの衝突を防止することができる。
本発明の第2の観点によれば、無線通信システムにおける以下の無線通信方法が提供される。即ち、この無線通信システムは、第1無線アクセスポイントと、第2無線アクセスポイントと、を備える。前記第1無線アクセスポイントは、第1無線通信部と、第1制御部と、を備える。前記第1無線通信部は、1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第1制御部は、前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記第2無線アクセスポイントは、第2無線通信部と、第2制御部と、を備える。前記第2無線通信部は、1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第2制御部は、前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記無線通信方法においては、前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期される。前記無線通信方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程と、を含む。前記第1工程では、前記第1制御部が、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第1無線通信端末へのアソシエーションIDの付与は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。前記第2工程では、前記第1制御部が、前記アソシエーションIDに基づいて、前記タイムスロットの何れかを、前記第1無線通信端末の送信可能時間として割り当てる。前記第3工程では、前記第2制御部が、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第2無線通信端末へのアソシエーションIDの付与は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。前記第4工程では、前記第2制御部が、前記アソシエーションIDに基づいて、前記タイムスロットの何れかを、前記第2無線通信端末の送信可能時間として割り当てる。
本発明の第3の観点によれば、以下の構成のプログラムが提供される。即ち、このプログラムは、第1無線アクセスポイントと、第2無線アクセスポイントと、を備える無線通信システムにおいて、前記第1無線アクセスポイントで実行される。前記第1無線アクセスポイントは、第1無線通信部と、第1制御部と、を備える。前記第1無線通信部は、1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第1制御部は、前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記第2無線アクセスポイントは、第2無線通信部と、第2制御部と、を備える。前記第2無線通信部は、1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。前記第2制御部は、前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する。前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期されている。前記プログラムは、第1ステップと、第2ステップと、を含む。前記第1ステップでは、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する。前記第1無線通信端末へのアソシエーションIDの付与は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。前記第2ステップでは、前記アソシエーションIDに基づいて、前記タイムスロットの何れかを、前記第1無線通信端末の送信可能時間として割り当てる。
これにより、第1無線アクセスポイントと第2無線アクセスポイントとが十分に離れずに設置されている場合であっても、通信フレームの衝突を防止することができる。
本発明の一実施形態に係る無線通信システムの構成を示す模式図。 無線通信システムの各ネットワークの構成を示す機能ブロック図。(a)第1ネットワークに関する図。(b)第2ネットワークに関する図。 第1ネットワーク及び第2ネットワークのそれぞれにおけるタイムスロットに関する構成を示す図。 第1無線アクセスポイントが備える記憶部の記憶内容、及び、第2無線アクセスポイントが備える記憶部の記憶内容を示す模式図。 第1無線アクセスポイント及び第2無線アクセスポイントが接続を確立する際に無線通信端末にタイムスロットを割り当てる処理を示すフローチャート。
次に、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信システム100の構成を示す模式図である。図2は、無線通信システム100の各ネットワークの構成を示す機能ブロック図である。図2において、(a)は第1ネットワーク3に関する図であり、(b)は第2ネットワーク8に関する図である。
図1に示す無線通信システム100は、第1ネットワーク3と、第2ネットワーク8と、を備える。第1ネットワーク3は、第1無線アクセスポイント1と、第1無線通信端末2と、を有する。第1無線通信端末2の数は、1以上であれば任意である。第2ネットワーク8は、第2無線アクセスポイント6と、第2無線通信端末7と、を有する。第2無線通信端末7の数は、1以上であれば任意である。
なお、無線通信システム100に備えられるネットワークの数は、2以上であれば任意である。
本実施形態では、第1ネットワーク3と第2ネットワーク8とで、構成が実質的に同じである。そのため、以下では、無線通信システム100におけるネットワークの構成について、主として第1ネットワーク3を例に挙げて説明する。
第1無線アクセスポイント1は、IEEE802.11に規定するインフラストラクチャモードでの無線アクセスポイントとして機能する。第1ネットワーク3においては、LPWA(Low Power Wide Area)通信方式を用いるネットワークが構築されている。LPWAの通信方式では、例えば、920MHz帯が使用される。通信方式は限定されず、第1ネットワーク3において、LPWA以外の通信方式が用いられても良い。ただし、本実施形態で形成される無線ネットワークは、電波の到達範囲が長く、かつ、多数のステーションが1つのアクセスポイントに接続可能な構成である場合、発明の実施が効果的である。
本実施形態では、第1無線アクセスポイント1及び各第1無線通信端末2を、物理的な移動を基本的に伴わずに運用することが想定されている。このような場合における第1ネットワーク3の用途は様々であるが、例えば、第1無線通信端末2が何れもセンサ装置であり、第1無線アクセスポイント1を中心とする所定距離の範囲で、温度及び湿度等の環境値を複数の地点で定点観測するようなものが考えられる。ここで所定距離とは、例えば、920MHz帯の電波が到達可能な範囲とされる1kmである。
第1無線アクセスポイント1は、当該第1無線アクセスポイント1を中心とした無線ネットワークを形成する。第1無線アクセスポイント1は、その電波到達距離の範囲内に存在する複数の第1無線通信端末2のそれぞれとの間で、無線信号(電波)による通信を行う。
第1ネットワーク3及び第2ネットワーク8では、同じ通信方式で無線通信が行われる。第1無線アクセスポイント1と、第2無線アクセスポイント6と、の間の距離は、それぞれの電波到達距離より短い。従って、第1無線アクセスポイント1の電波到達距離の範囲と、第2無線アクセスポイント6の電波到達距離の範囲と、が一部で重なっている。この重なり部分には、第1無線通信端末2及び第2無線通信端末7のうち少なくとも一方が位置することがある。言い換えれば、第1無線アクセスポイント1に第2無線通信端末7の電波が到達する可能性があり、第2無線アクセスポイント6に第1無線通信端末2の電波が到達する可能性がある。
第1無線アクセスポイント1は、図2(a)に示すように、AP無線通信部(第1無線通信部)11と、AP制御部(第1制御部)12と、記憶部(第1記憶部)13と、を備える。第2無線アクセスポイント6は、図2(b)に示すように、AP無線通信部(第2無線通信部)16と、AP制御部(第2制御部)17と、記憶部(第2記憶部)18と、を備える。ここで、APは、アクセスポイントの略称である。なお、第2無線アクセスポイント6は第1無線アクセスポイント1と実質的に同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。
具体的に説明すると、第1無線アクセスポイント1は、公知のコンピュータを備える。このコンピュータは、CPU、ROM、RAM等を備える。ROM及びRAMは、無線通信に関する各種の情報を記憶する記憶部13を構成している。記憶部13には、本発明の無線通信方法を実現するための無線通信プログラム、無線通信に関する設定情報等が記憶されている。上記のハードウェアとソフトウェアの協働により、当該コンピュータを、AP無線通信部11及びAP制御部12として動作させることができる。
記憶部13には、第1無線アクセスポイント1のAP識別番号、複数の第1無線通信端末2のそれぞれのSTA識別番号等の情報が記憶される。AP識別番号及びSTA識別番号としては、例えばMACアドレスを用いることができる。MACとは、Media Access Controlの略称である。STAとは、第1無線通信端末2、いわゆる無線通信ステーションにおけるステーションの略称である。
AP識別番号は、第1無線アクセスポイント1を一意に識別するために適宜割り当てられている。STA識別番号は、複数の第1無線通信端末2のそれぞれを一意に識別するために適宜割り当てられている。
AP無線通信部11は、所定の無線通信規格に準拠して、第1無線通信端末2と無線通信を行う。無線通信規格としては、本実施形態ではIEEE802.11ahが用いられているが、これに限定されない。AP無線通信部11は、一定の時間間隔でビーコンフレームを反復して送信する。
AP制御部12は、AP無線通信部11による無線通信を制御する。AP制御部12は、ビーコンフレームの間隔であるビーコン間隔を複数に分割して得られた複数のタイムスロットの何れかを、それぞれの第1無線通信端末2の送信可能時間とする。それぞれの第1無線通信端末2は、割り当てられたタイムスロットでのみ通信を行うことができる。この分割されたタイムスロットによる通信制御の方式は周知であるため、詳細な説明は省略する。
第1無線通信端末2は、無線通信ステーションである。本実施形態では、第1無線通信端末2は、無線通信モジュールを備えたセンサ装置として構成されている。ただし、第1無線通信端末2は、無線通信可能な任意の装置、例えば監視カメラ装置、スマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータ等とすることもできる。
第1ネットワーク3では、8つの第1無線通信端末2が設けられている。ただし、第1無線通信端末2の数は8つに限られない。以下の説明では、図1に示す複数の第1無線通信端末2を区別するために、符号2A、2B、2C、2D、2E、2F、2G又は2Hを付けて呼ぶことがある。
第2ネットワーク8では、8つの第2無線通信端末7が設けられている。ただし、第2無線通信端末7の数は8つに限られない。以下の説明では、図1に示す複数の第2無線通信端末7を区別するために、符号7A、7B、7C、7D、7E、7F、7G又は7Hを付けて呼ぶことがある。
複数の第1無線通信端末2のそれぞれは、図2(a)に示すように、端末無線通信部21と、端末制御部22と、記憶部23と、を備える。第2無線通信端末7は、図2(b)に示すように、端末無線通信部26と、端末制御部27と、記憶部28と、を備える。なお、第2無線通信端末7は第1無線通信端末2と実質的に同じ構成であるので、詳細な説明は省略する。
具体的に説明すると、第1無線通信端末2には、公知のコンピュータが備えられている。このコンピュータは、CPU、ROM、RAM等を備える。ROM及びRAMは、無線通信に関する各種の情報を記憶する記憶部23を構成している。上記のハードウェアとソフトウェアの協働により、当該コンピュータを、端末無線通信部21及び端末制御部22として動作させることができる。
記憶部23には、当該記憶部23を備える第1無線通信端末2のSTA識別番号等が記憶される。
端末無線通信部21は、上述の無線通信規格に準拠した方式で、AP無線通信部11との間で無線通信を行う。
端末制御部22は、端末無線通信部21における無線通信を制御する。
続いて、本実施形態の第1ネットワーク3における、第1無線アクセスポイント1と複数の第1無線通信端末2の間で行う無線通信について説明する。説明を簡単にするために、1つの第1無線通信端末2だけが第1無線アクセスポイント1に接続する例で説明する。
第1無線アクセスポイント1と第1無線通信端末2とは、通常の手順で接続処理を実行した後、互いに電波を送受信して無線通信を行う。
接続処理は、周知の無線LAN関連規格であるIEEE802.11に従って行われる。接続処理時の手順について簡単に説明すると、第1無線アクセスポイント1は、一定の時間間隔(例えば、100ミリ秒)で、ビーコンフレームを第1ネットワーク3内のすべての第1無線通信端末2に反復して送信する。
第1無線通信端末2は、ビーコンフレームを受信すると、プローブ要求と呼ばれるMACフレームを周囲に無線送信する。これを受信した第1無線アクセスポイント1は、返信として、プローブ応答と呼ばれるMACフレームを無線送信する。その後、第1無線通信端末2と第1無線アクセスポイント1との間で、認証及びアソシエーションのためのMACフレームのやり取りが無線によって行われ、接続が確立される。
このような接続処理が行われる場合、IEEE802.11規格に準拠して第1無線通信端末2と無線通信を行う第1無線アクセスポイント1は、アソシエーションを完了したときに第1無線通信端末2に対し、個別にAID(アソシエーションID)を定めて、第1無線通信端末2に通知するとともに、識別情報として管理する。AIDとは、Association Identifierの略称であり、1以上の整数である。
また、このとき、第1無線アクセスポイント1に係る無線ネットワークにおいては、周知のCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)を用いて、キャリアセンスによりチャネルが空いているときにのみデータの送信を行うアクセス制御が用いられる。
次に、図3及び図4を参照して、タイムスロットの割当て処理(本発明の無線通信方法)について説明する。図3は、第1無線アクセスポイント1側のタイムスロット31及び第2無線アクセスポイント6側のタイムスロット36のそれぞれを示す図である。図4は、第1無線アクセスポイント1が備える記憶部13の記憶内容、及び、第2無線アクセスポイント6が備える記憶部18の記憶内容を示す模式図である。
無線ネットワークが、例えば802.11ahの規格に従っている場合、1つの無線アクセスポイントに対する無線通信端末の最大接続台数は、8191台である。ただし、無線ネットワーク内の無線通信端末の数は任意である。第1ネットワーク3において、第1無線アクセスポイント1に接続する第1無線通信端末2の数は、電波状況等に応じて様々に変動する可能性がある。第2ネットワーク8においても同様である。
第1ネットワーク3において、AP無線通信部11から周期的に送信されるビーコンフレームの間隔が複数に分割されて、複数のタイムスロット31が定義されている。同様に、第2ネットワーク8において、AP無線通信部16から周期的に送信されるビーコンフレームの間隔が複数に分割されて、複数のタイムスロット36が定義されている。
図3に示すように、本実施形態では、第1ネットワーク3では、1番から8番の計8つのタイムスロットが定められている。以下の説明では、第1ネットワーク3で用いられる複数のタイムスロット31を区別するために、符号31A、31B、31C、31D、31E、31F、31G又は31Hを付けて呼ぶことがある。1番〜8番のタイムスロット31A〜31Hは、第1無線アクセスポイント1によるビーコンフレームの送信タイミングの後に順番に到来する。8番のタイムスロット31Hが到来した後、ビーコンフレームの送信タイミングが再び到来する。第1無線アクセスポイント1に係るビーコン間隔の分割数、即ちタイムスロット31の数は任意に設定可能である。
第2ネットワーク8では、1番から8番の計8つのタイムスロットが定められている。以下の説明では、第2ネットワーク8で用いられる複数のタイムスロット36を区別するために、符号36A、36B、36C、36D、36E、36F、36G又は36Hを付けて呼ぶことがある。1番〜8番のタイムスロット36A〜36Hは、第2無線アクセスポイント6によるビーコンフレームの送信タイミングの後に順番に到来する。8番のタイムスロット36Hが到来した後、ビーコンフレームの送信タイミングが再び到来する。第2無線アクセスポイント6に係るビーコン間隔の分割数、即ちタイムスロット36の数は任意に設定可能である。
ビーコン間隔の分割数が多くなれば、分割された1つ1つの長さは短くなるので、各タイムスロット31,36の時間幅も短くなる。タイムスロット31,36の時間幅は、通信のスループットに影響を与える。例えば、第1無線通信端末2及び第2無線通信端末7が何れも環境値を取得するセンサ装置である場合は、データ通信量が小さいため、ビーコン間隔を多数に分割しても、遅延等の問題は生じにくい。一方で、センサ装置が監視カメラ装置を備え、動画像データ等の大きなデータを無線通信で送信する場合であって、無線通信端末の数が少ないときは、ビーコン間隔の分割数は少ない方が好ましい。
本実施形態では、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6の間で、ビーコン間隔は一致する。また、第1無線アクセスポイント1及び第2無線アクセスポイント6のそれぞれは、互いに同期したタイミングでビーコンフレームを送信する。
ビーコンフレームの送信タイミングの同期は、例えば、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6の間で内部時計の時刻を精密に一致させることにより実現することができる。時刻同期は、例えば、NTP(Network Time Protocol)、又は、PTP(Precision Time Protocol)を用いて行うことができる。ビーコンフレームの送信タイミングの同期の手法も特に限定されない。例えば、IEEE802.1のTSN(Time Sensitive Networking)を用いて、ビーコンフレームの送信の同期を行うことができる。
本実施形態では、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6とでビーコンフレームが同期している。また、第1無線アクセスポイント1及び第2無線アクセスポイント6の間で、ビーコンフレームの間隔は等しく、ビーコン間隔の分割数も一致している。従って、第1無線アクセスポイント1に係る1番〜8番のタイムスロット31に対して、第2無線アクセスポイント6に係る1番〜8番のタイムスロット36が1対1で対応する。図3の2つのグラフの横軸(時間軸)は対応しており、同じ符号のタイムスロット31,36は同時に到来する。
第1ネットワーク3では、1番〜8番のタイムスロット31のうち奇数番のタイムスロット31のみが用いられる。第2ネットワーク8では、1番〜8番のタイムスロット36のうち偶数番のタイムスロット36のみが用いられる。これにより、それぞれ第1ネットワークと第2ネットワークに属する無線通信端末の通信フレーム同士の衝突を避けられる。
上述のとおり、第1無線アクセスポイント1と第1無線通信端末2との接続が確立される場合、第1無線アクセスポイント1は、第1無線通信端末2の個々にAID(アソシエーションID)を付与する。第1無線アクセスポイント1の記憶部13には、図4の上側に示すように、複数の第1無線通信端末2A〜2HのそれぞれのMACアドレスが、当該第1無線通信端末2A〜2Hに付与すべきAIDと関連付けて予め記憶される。第1無線アクセスポイント1は、接続を確立しようとする相手の第1無線通信端末2に対して、図4に示す記憶部13の内容に従ってアソシエーションIDを付与する。
送信可能時間として第1無線通信端末2に割り当てられるタイムスロット31の番号は、当該第1無線通信端末2に付与されたAIDをビーコン間隔の分割数である8で除算した余りの数に相当する番号となる。例えば、第1無線通信端末2Bには、図4に従って、AIDとして9が付与される。9を8で除算した余りは1であるから、当該第1無線通信端末2Bには、1番のタイムスロット31が割り当てられる。
記憶部13の記憶内容は、図4に示すように、第1無線通信端末2A〜2Hに付与されるAIDが、何れも、8で除算した余りが奇数となるように定められている。従って、第1無線通信端末2A〜2Hは何れも、奇数番のタイムスロット31を用いて無線送信を行う。
例えば、AIDが1である第1無線通信端末2Aは、AIDが9である第1無線通信端末2Bと、同じ番号のタイムスロット31を共有する。従って、これら2つの第1無線通信端末2A,2Bが1つのグループを構成すると考えることができる。本実施形態では、第1無線アクセスポイント1に関して、4つのグループが構成されている。
第2無線アクセスポイント6と第2無線通信端末7との接続が確立される場合、上述のとおり、第2無線アクセスポイント6は、第2無線通信端末7にAIDを付与する。第2無線アクセスポイント6の記憶部18には、図4の下側に示すように、複数の第2無線通信端末7A〜7HのそれぞれのMACアドレスが、当該第2無線通信端末7A〜7Hに付与すべきAIDに関連付けて予め記憶される。第2無線アクセスポイント6は、接続を確立しようとする相手の第2無線通信端末7に対して、図4に示す記憶部18の内容に従ってAIDを付与する。
送信可能時間として第2無線通信端末7に割り当てられるタイムスロット36の番号は、第1無線通信端末2の場合と同様に、当該第2無線通信端末7に付与されたAIDを8で除算した余りの数に相当する番号となる。ただし、余りが0の場合は、例外的に8番のタイムスロット36が割り当てられる。例えば、第2無線通信端末7Bには、図4に従って、AIDとして10が割り当てられる。10を8で除算した余りは2であるから、当該第2無線通信端末7Bには、2番のタイムスロット36が割り当てられる。
記憶部18の記憶内容は、図4に示すように、第2無線通信端末7A〜7Hに付与されるAIDが、何れも、8で除算した余りが偶数となるように定められている。従って、第2無線通信端末7A〜7Hは何れも、偶数番のタイムスロット36を用いて無線送信を行う。
例えば、AIDが2である第2無線通信端末7Aは、AIDが10である第2無線通信端末7Bと、同じ番号のタイムスロット36を共有する。従って、これら2つの第2無線通信端末7A,7Bが1つのグループを構成すると考えることができる。本実施形態では、第2無線アクセスポイント6に関して、4つのグループが構成されている。
上述したように、第1無線アクセスポイント1に第2無線通信端末7の電波が到達する可能性があり、第2無線アクセスポイント6に第1無線通信端末2の電波が到達する可能性がある。仮に、第1無線通信端末2及び第2無線通信端末7が自由なタイミングで無線送信を行った場合、送信タイミングの重複が、ある程度の確率で生じる。送信タイミングが重なると、第1無線アクセスポイント1又は第2無線アクセスポイント6において受信が困難になる。
送信タイミングの重複は、上述のキャリアセンスによって解決できる場合もある。しかし、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7とが、キャリアセンスが不可能な距離まで互いに離れている場合もある。
この点、本実施形態の構成では、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7とで、同じ番号のタイムスロット31,36は同じタイミングで到来するが、第1無線通信端末2は奇数番のタイムスロット31を使用し、第2無線通信端末7は偶数番のタイムスロット36を使用する。これにより、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7とで通信タイミングが互いに重複しないように振り分けることができる。従って、各第1無線通信端末2から送信される通信フレームと各第2無線通信端末7から送信される通信フレームとが衝突するのを防止することができる。この結果、通信のスループットの低下を回避することができる。
同一のグループに属する第1無線通信端末2(例えば、第1無線通信端末2A,2B)には、送信可能時間として同一のタイムスロットが割り当てられる。これらの第1無線通信端末2の間では、通信フレームの衝突がある程度の確率で生じるが、キャリアセンスにより解決できる。通信タイミングの衝突を抑制するために、同一のグループに属する第1無線通信端末2の数は少ない方が好ましい。第2無線通信端末7についても同様である。しかし一方で、同一グループに属する無線通信端末の数を少なくするには、ビーコン間隔の分割数を増やしてグループ数を多くする必要があり、その結果1グループに割り当てられるタイムスロット幅は少なくなり、大量のデータを送ることは困難になる。システム内のデータ種類、端末数などによって、適度な分割数(換言すると、グループ数)を設定する必要がある。
図5を参照して、第1無線アクセスポイント1が第1無線通信端末2にAIDを付与するための具体的な処理を説明する。接続の確立のために第1無線通信端末2が送信するMACフレームを第1無線アクセスポイント1が受信すると、AP制御部12は、MACフレームに含まれる第1無線通信端末2のMACアドレスを取得する(ステップS101)。その後、AP制御部12は、取得したMACアドレスに対応するAIDを図4の上側のテーブルに従って取得し、当該AIDを第1無線通信端末2に付与する(第1工程、第1ステップ、ステップS102)。その後、第1無線アクセスポイント1は、それぞれの第1無線通信端末2に対して送信可能時間として割り当てるタイムスロットを、付与したAIDに基づいて、上記の規則に従って定める(第2工程、第2ステップ、ステップS103)。このタイムスロットの割当結果は、周囲の第1無線通信端末2から第1無線アクセスポイント1に送信されるアソシエーションリクエストに対する応答であるアソシエーションレスポンスに含められて、第1無線アクセスポイント1から周囲の第1無線通信端末2にユニキャストで送信される。その後、第1無線通信端末2は、自身に割り当てられたタイムスロットに従って通信を行う。
第2無線アクセスポイント6が第2無線通信端末7にAIDを付与する処理は、第1無線アクセスポイント1が第1無線通信端末2にAIDを付与する処理と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態では、第1無線通信端末2及び第2無線通信端末7に付与されるAIDは、第1無線アクセスポイント1又は第2無線アクセスポイント6へ接続する順番に従って1ずつ増加する数値ではなく、図4のテーブルに従った、2つの無線アクセスポイントに互い違いに割り振った結果となる数値となっている。このAIDに従って上記の規則でタイムスロットを割り当てることで、第1ネットワーク3の第1無線通信端末2と第2ネットワーク8の第2無線通信端末7とが、互いに異なるタイムスロットで通信を行うことになる。この結果、通信フレームの衝突によるスループットの低下を防止できる。
以上に説明したように、本実施形態の無線通信システム100は、第1無線アクセスポイント1と、第2無線アクセスポイント6と、を備える。第1無線アクセスポイント1は、AP無線通信部11と、AP制御部12と、を備える。AP無線通信部11は、1又は複数の第1無線通信端末2と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。AP制御部12は、第1無線通信端末2の送信が、ビーコン間隔を8つに分割したタイムスロット31の何れかにおいて可能となるように制御する。第2無線アクセスポイント6は、AP無線通信部16と、AP制御部17と、を備える。AP無線通信部16は、1又は複数の第2無線通信端末7と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する。AP制御部17は、第2無線通信端末7の送信が、ビーコン間隔を8つに分割したタイムスロット36の何れかにおいて可能となるように制御する。第1無線アクセスポイント1が送信するビーコンフレームの送信タイミングと、第2無線アクセスポイント6が送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期される。
AP制御部12は、第1無線通信端末2にAIDを付与する。第1無線通信端末2に付与されるAIDと、割り当てられるタイムスロット31と、の関係は、AIDの値をビーコン間隔の分割数である8で除算した余りを用いた規則に従う。第2無線通信端末7に付与されるAIDと、割り当てられるタイムスロット36と、の関係は、AIDの値を同じく8で除算した余りを用いた規則に従う。第1無線通信端末2へのAIDの付与は、上記の規則に基づいて、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。具体的には、AP制御部12は、第1無線通信端末2に、8で除算した余りが奇数となる値をAIDとして付与する。これは、第2無線通信端末7に対しては、8で除算した余りが偶数となる値がAIDとして付与されることを前提にしたものである。
AP制御部17は、第2無線通信端末7にAIDを付与する。第2無線通信端末7へのAIDの付与は、上記の規則に基づいて、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。具体的には、AP制御部17は、第2無線通信端末7に、8で除算した余りが偶数となる値をAIDとして付与する。これは、第1無線通信端末2に対しては、8で除算した余りが奇数となる値がAIDとして付与されることを前提にしたものである。
本実施の形態では、AIDを8で除算した余りの数に相当する番号を用いて、タイムスロット31及びタイムスロット36の各グループを構成する例で説明したが、グループの数(即ち、ビーコン周期の分割数)は8に限定されない。
これにより、第1無線通信端末2から第1無線アクセスポイント1へ通信フレームが送信されるタイミングと、第2無線通信端末7から第2無線アクセスポイント6へ通信フレームが送信されるタイミングと、が重ならないようにできる。従って、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6とが十分に離れずに設置されている場合であっても、通信フレームの衝突を防止することができる。
また、本実施形態の無線通信システム100において、第1無線アクセスポイント1のビーコン間隔を分割した1番〜8番のタイムスロット31A〜31Hと、第2無線アクセスポイント6のビーコン間隔を分割した1番〜8番のタイムスロット36A〜36Hとが、1対1で対応している。AP制御部12は、第2無線通信端末7との間で時間的に互いに対応しないタイムスロット31(具体的には、奇数番のタイムスロット31)が割り当てられるように、第1無線通信端末2にAIDを付与する。AP制御部17は、第1無線通信端末2との間で時間的に互いに対応しないタイムスロット36(具体的には、偶数番のタイムスロット36)が割り当てられるように、第2無線通信端末7にAIDを付与する。
これにより、タイムスロットを振り分ける簡単な処理で、2つの無線ネットワークに跨った通信フレームの衝突を防止することができる。
また、本実施形態の無線通信システム100において、第1無線アクセスポイント1は、AIDを第1無線通信端末2のMACアドレスと対応付けて記憶する記憶部13を備える。AP制御部12は、第1無線通信端末2のMACアドレスに対応付けて記憶されているAIDを、第1無線通信端末2に付与する。第2無線アクセスポイント6は、AIDを第2無線通信端末7のMACアドレスと対応付けて記憶する記憶部18を備える。AP制御部17は、第2無線通信端末7のMACアドレスに対応付けて記憶されているAIDを、第2無線通信端末7に付与する。
これにより、MACアドレスとAIDを対応付けて定める簡単な構成で、通信フレームの衝突を防止することができる。
また、本実施形態では、第1工程と、第2工程と、第3工程と、第4工程と、を含む方法で、無線通信が行われている。
第1工程では、AP制御部12が、第1無線通信端末2にAIDを付与する。第1無線通信端末2へのAIDの付与は、上記の規則に基づいて、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。具体的には、AP制御部12は、第1無線通信端末2に、8で除算した余りが奇数となる値をAIDとして付与する。第2工程では、AP制御部12が、AIDに基づいて、1番〜8番のタイムスロット31A〜31Hの何れかを、第1無線通信端末2の送信可能時間として割り当てる。
第3工程では、AP制御部17が、第2無線通信端末7にAIDを付与する。第2無線通信端末7へのAIDの付与は、上記の規則に基づいて、第1無線通信端末2と第2無線通信端末7との間で送信可能タイミングが互いに異なるように行われる。具体的には、AP制御部17は、第2無線通信端末7に、8で除算した余りが偶数となる値をAIDとして付与する。第4工程では、AP制御部17が、AIDに基づいて、1番〜8番のタイムスロット36A〜36Hの何れかを、第2無線通信端末7の送信可能時間として割り当てる。
第1工程及び第2工程は、第1無線アクセスポイント1でプログラムが実行されることで実現される。第3工程及び第4工程は、第2無線アクセスポイント6でプログラムが実行されることで実現される。
これにより、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6とが十分に離れずに設置されている場合であっても、通信フレームの衝突を防止することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上述の実施形態では、第1無線アクセスポイント1において、第1無線通信端末2のMACアドレスと、付与すべきAIDと、の関係が固定的に定められ、この関係が記憶部13に記憶されている。第2無線アクセスポイント6においても、第2無線通信端末7のMACアドレスと、付与すべきAIDと、の関係が固定的に定められ、この関係が記憶部18に記憶されている。しかしながら、第1無線アクセスポイント1において、第1無線通信端末2に使用させることが可能なタイムスロットの番号(例えば、1番〜4番)だけを記憶部13に記憶させても良い。この場合、第1無線通信端末2に付与されるAIDは、第1無線アクセスポイント1への接続の順番等に応じて、例えば、1,2,3,4,9,10,11,12,・・・というように動的に生成される。第2無線アクセスポイント6において、第2無線通信端末7に使用させることが可能なタイムスロットの番号(例えば、5番〜8番)だけを記憶部18に記憶させても良い。この場合、第2無線通信端末7に付与されるAIDは、第2無線アクセスポイント6への接続の順番等に応じて、例えば、5,6,7,8,13,14,15,16,・・・というように動的に生成される。
AIDと、割り当てられるタイムスロット31,36の番号の関係は、ビーコン間隔の分割数(8)でAIDの値を除算した余りに基づく規則に従わなくても良い。例えば、AIDの値と、タイムスロット31,36の番号と、の対応グルーピングの関係を、例えばテーブル形式で予め定めて記憶部13,18に記憶させることができる。この場合、第1無線通信端末2又は第2無線アクセスポイント6に送信可能時間として割り当てられるタイムスロット31,36の番号は、記憶部13,18に記憶された対応関係に従って決定される。
これまでの説明では、第1無線アクセスポイント1と第2無線アクセスポイント6で、予めそれぞれ別個に付与すべきAIDが固定的に定められ、これに基づいてタイムスロット番号が割り当てられるとしたが、2つの無線アクセスポイントの間で適宜の通信を行い、それぞれに属する無線通信端末に使用させる予定のタイムスロットの番号の情報を交換するように構成しても良い。第1無線アクセスポイント1及び第2無線アクセスポイント6は、通信の結果に基づいて、配下の無線通信端末に使用させる予定のタイムスロットの番号が重ならないように必要に応じて調整する。この場合、状況に合わせた動的な運用を実現できる。
それぞれの第1無線通信端末2の送信可能時間として、1つでなく複数のタイムスロット31が割り当てられても良い。具体的には、AP制御部12はそれぞれの第1無線通信端末2の送信可能時間に、ビーコン間隔を複数に分割して得られたタイムスロットのうちの複数を割り当てても良い。例えば、第1無線通信端末2(例えば2A)に付与されるAIDは、タイムスロット31の複数のグループ(例えば31A及び31Eなど)に属するように割り当てられても良い。このようにすれば、特定の第1無線通信端末2は、他の第1無線通信端末2に対して多くの送信可能時間を割り当てられることで、より多くのデータ量を通信できる。また、即応性を求められる通信を行う必要がある第1無線通信端末2は、1つのタイムスロット内において、他の第1無線通信端末2よりも優先的に通信機会を得ることができ、応答の遅延を抑制し得る。第2無線通信端末7に割り当てられるタイムスロット36についても同様である。このような構成は、タイムスロット31及びタイムスロット36のうち一方のみに適用しても良いし、両方に適用しても良い。
また、言うまでもないが、タイムスロットの割り当てが1つか複数かにかかわらず、個々のタイムスロットの時間幅は均等である必要もない。
第1無線アクセスポイント1でのビーコン間隔の分割数と、第2無線アクセスポイント6に係るビーコン間隔の分割数とが、互いに異なっていても良い。この場合、一方の分割数が他方の分割数の整数倍となっていると、処理が単純になるために好ましい。
第1無線アクセスポイント1でのビーコン間隔が、第2無線アクセスポイント6でのビーコン間隔の整数倍又は整数分の1となっていても良い。
上述の教示を考慮すれば、本発明が多くの変更形態及び変形形態をとり得ることは明らかである。従って、本発明が、添付の特許請求の範囲内において、本明細書に記載された以外の方法で実施され得ることを理解されたい。
1 第1無線アクセスポイント
2 第1無線通信端末
3 第1ネットワーク
6 第2無線アクセスポイント
7 第2無線通信端末
8 第2ネットワーク
31 タイムスロット
36 タイムスロット
100 無線通信システム

Claims (6)

  1. 第1無線アクセスポイントと、
    第2無線アクセスポイントと、
    を備え、
    前記第1無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第1無線通信部と、
    前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第1制御部と、
    を備え、
    前記第2無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第2無線通信部と、
    前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第2制御部と、
    を備え、
    前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期され、
    前記第1制御部は、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する際、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与し、
    前記第2制御部は、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する際、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記第1無線アクセスポイントのビーコン間隔を分割したタイムスロットと、前記第2無線アクセスポイントのビーコン間隔を分割したタイムスロットとが、1対1で対応しており、
    前記第1制御部は、前記第2無線通信端末との間で時間的に互いに対応しないタイムスロットが割り当てられるように、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与し、
    前記第2制御部は、前記第1無線通信端末との間で時間的に互いに対応しないタイムスロットが割り当てられるように、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項2に記載の無線通信システムであって、
    前記第1制御部は、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDを前記タイムスロットのうちの複数に属するように割り当てる、
    並びに/又は、
    前記第2制御部は、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDを前記タイムスロットのうちの複数に属するように割り当てることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項2又は3に記載の無線通信システムであって、
    前記第1無線アクセスポイントは、前記アソシエーションIDを前記第1無線通信端末のMACアドレスと対応付けて記憶する第1記憶部を備え、
    前記第1制御部は、前記第1無線通信端末のMACアドレスに対応付けて記憶されている前記アソシエーションIDを、当該第1無線通信端末に付与し、
    前記第2無線アクセスポイントは、前記アソシエーションIDを前記第2無線通信端末のMACアドレスと対応付けて記憶する第2記憶部を備え、
    前記第2制御部は、前記第2無線通信端末のMACアドレスに対応付けて記憶されている前記アソシエーションIDを、当該第2無線通信端末に付与することを特徴とする無線通信システム。
  5. 第1無線アクセスポイントと、
    第2無線アクセスポイントと、
    を備え、
    前記第1無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第1無線通信部と、
    前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第1制御部と、
    を備え、
    前記第2無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第2無線通信部と、
    前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第2制御部と、
    を備える無線通信システムにおける無線通信方法であって、
    前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期され、
    前記第1制御部が、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する第1工程と、
    前記第1制御部が、前記アソシエーションIDに基づいて、前記第1無線通信端末の送信可能時間を前記タイムスロットの何れかに割り当てる第2工程と、
    前記第2制御部が、前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように、前記第2無線通信端末にアソシエーションIDを付与する第3工程と、
    前記第2制御部が、前記アソシエーションIDに基づいて、前記第2無線通信端末の送信可能時間を前記タイムスロットの何れかに割り当てる第4工程と、
    を含むことを特徴とする無線通信方法。
  6. 第1無線アクセスポイントと、
    第2無線アクセスポイントと、
    を備え、
    前記第1無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第1無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第1無線通信部と、
    前記第1無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第1制御部と、
    を備え、
    前記第2無線アクセスポイントは、
    1又は複数の第2無線通信端末と無線通信可能であり、ビーコンフレームを反復して送信する第2無線通信部と、
    前記第2無線通信端末の送信が、ビーコン間隔を複数に分割したタイムスロットの何れかにおいて可能となるように制御する第2制御部と、
    を備える無線通信システムにおける、前記第1無線アクセスポイントで実行されるプログラムであって、
    前記第1無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、前記第2無線アクセスポイントが送信するビーコンフレームの送信タイミングと、が同期されており、
    前記第1無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係、及び、前記第2無線通信端末に付与されるアソシエーションIDと、割り当てられる前記タイムスロットと、の関係に基づいて、前記第1無線通信端末と前記第2無線通信端末との間で送信可能タイミングが互いに異なるように、前記第1無線通信端末にアソシエーションIDを付与する第1ステップと、
    前記アソシエーションIDに基づいて、前記タイムスロットの何れかを前記第1無線通信端末の送信可能時間として割り当てる第2ステップと、
    を含むことを特徴とするプログラム。
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