JP2021156432A - クラッチ - Google Patents

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伸治 岡田
Shinji Okada
伸治 岡田
彰 岩野
Akira Iwano
彰 岩野
修 片山
Osamu Katayama
修 片山
志佳 鈴木
Shika Suzuki
志佳 鈴木
諒 木下
Ryo Kinoshita
諒 木下
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Abstract

【課題】 過大トルク入力時に、トルク解放を可能とし、構成部品の強度処理を簡易化又は省略可能なトルク伝達切り替え式ラチェット型クラッチを提供すること。【解決手段】 外輪3と、外輪3の径方向内側に外輪3の中心軸線と同軸に、且つ、外輪3と相対回転可能に配置された内輪5と、中心軸線を中心とするトルクを外輪3と内輪5の間で伝達可能なトルク伝達部とを有し、入力トルク伝達部材からの、外輪3および内輪5のうち駆動輪への所定の大きさを超える入力トルクの伝達と、外輪3および内輪5のうち被駆動輪へ入力された所定の大きさを超える逆入力トルクの入力トルク伝達部材への伝達とを制限する制限機構を備えている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両や産業機械等においてトルク伝達用の装置或いはバックストップ等として用いられるクラッチに関し、特に過大トルク開放型のクラッチに関する。
トルク伝達方向を切り替えることができるクラッチとして例えばラチェット型クラッチがある。このようなトルク伝達方向切り替え式のラチェット型クラッチは、外輪と内輪の相対回転のうち、いずれかの方向の回転をロックし、回転トルクを伝達する。回転のロックは、外輪又は内輪のいずれかに収容された爪部材が、外輪又は内輪のいずれか他方に形成されたスプライン部に嵌合することにより行われる。このようなラチェット型クラッチには、嵌合時に衝撃音が発生することによる非静粛性、及び、衝撃トルクによる構成部品群の耐久性低下という懸念がある。
これについて、例えば、特許文献1では衝撃吸収部材を取り付け、衝撃音を低減する手法が開示されている。また、特許文献2では爪部材とそれを収容する外輪又は内輪の収容部を衝撃トルク応力緩和形状とすることで、耐久性を向上させる手法が開示されている。
また、別のタイプのクラッチとしてスプラグ型クラッチがある。スプラグ型クラッチは、例えば環状の外輪と環状の内輪との間に配置され、外輪と内輪との相対回転のうち、何れかの方向の回転をスプラグが外輪と内輪との間で噛み合う方向にロックし、回転トルクを伝達する。スプラグ型クラッチはラチェット型クラッチと比較して、噛み合い時の衝撃音の発生は小さいが、例えば逆入力トルクのような衝撃トルクに対するクラッチ自体の容量、外輪および内輪の容量に関して、トルクに応じた強度確保が必要である。
特開2003−56605号公報 特開2019−127989号公報
しかしながら、ラチェット型クラッチに関しては、上記特許文献1又は2に記載の手法を採用しても、不測の過大トルク(異常モード)を想定した構成部品群の強度確保(衝撃トルク対策)のためには、例えば浸炭等の特殊熱処理を用いる必要がある。しかし、このような処理工法は、コストおよび工程数削減の観点から、簡易化又は省略できることが望ましい。
一方、スプラグ型に関しても、構成部品群である外内輪の強度確保(衝撃トルク対策)のために、例えば、外内輪における円周方向の厚みを増大させると、スペースおよび重量の増大となる。また、ラチェット型クラッチと同様に、外内輪への強度要求に応じた特殊処理、例えばショットピーニング等の必要性もあることから、コスト、工数削減の観点から、簡易化又は省略できることが望ましい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、過大トルク入力時に、トルク解放を可能とし、構成部品の強度処理を簡易化又は省略可能な過大トルク開放型のクラッチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るクラッチは、
外輪と、
前記外輪の径方向内側に前記外輪の中心軸線と同軸に、且つ、前記外輪と相対回転可能に配置された内輪と、
中心軸線を中心とするトルクを前記外輪と前記内輪の間で伝達可能なトルク伝達部とを有し、
入力トルク伝達部材からの、前記外輪および前記内輪のうち駆動輪への所定の大きさを超える入力トルクの伝達と、前記外輪および前記内輪のうち被駆動輪へ入力された所定の大きさを超える逆入力トルクの前記入力トルク伝達部材への伝達とを制限する制限機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、過大トルク入力時に、トルク解放を可能とし、構成部品の特殊な強度処理を簡易化又は省略可能な過大トルク開放型のクラッチを提供することができる。
図1は第1実施形態に係るトルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチの正面図である。 図2は第1実施形態に係るトルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチを中心軸線方向に切断した断面図である。 図3は第1実施形態に係るトルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチの斜視図である。 図4は第1実施形態に係るトルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチのトレランスリングを示す拡大図である。 図5は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチの正面図である。 図6は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチを中心軸線方向に切断した断面図である。 図7は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチの斜視図である。
以下、本発明の第1および第2実施形態に係る過大トルク開放型のクラッチを、図面を参照しつつ説明する。第1実施形態は、本発明をトルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチに適用した例であり、第2実施形態は、本発明をスプラグ型クラッチに適用した例である。
まず、各実施形態におけるクラッチに係る方向について定義する。各実施形態において、「中心軸線」とはクラッチの中心軸線すなわち外輪および内輪の中心軸線のことをいい、中心軸線方向、径方向、周方向とは、中心軸線に関する中心軸線方向、径方向、周方向のことをいう。また、図1および図5において、紙面手前側を中心軸線方向一方側とし、紙面奥側を中心軸線方向他方側とし、紙面に向かって右側に回転する方向を周方向一方側あるいは時計方向とし、紙面に向かって左側に回転する方向を周方向他方側あるいは反時計方向とする。また、図2および図6において、紙面右方側を軸方向一方側とし、紙面左方側を軸方向他方側とする。
各実施形態は、内輪を回転側、外輪を固定側とし、内輪を駆動輪とし、内輪から外輪へトルクの伝達が可能なクラッチを例として説明する。各実施形態では外輪に対する内輪の回転方向について言及するが、外輪の回転と内輪の回転とは相対的なものである。例えば、内輪が時計回りに回転可能な場合、外輪も反時計回りに回転可能であり、また、内輪と外輪が同方向に回転する場合であっても、外輪と内輪の回転速度が異なれば、外輪と内輪は相対的にいずれかの方向に回転していると言える。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る過大トルク開放型のクラッチについて説明する。本実施形態に係る過大トルク開放型のクラッチは、トルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチである。なお、以下の説明においては、「トルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチ」を「切り替え式ラチェット型クラッチ」と略記する。
図1は第1実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1を中心軸線方向に見た正面図である。図1においては、切り替え式ラチェット型クラッチ1の内部を示すため、一部の図示を省いている。
図2は第1実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1を中心軸線方向に切断した断面を示している。
図3は第1実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1の斜視図である。図3においても、切り替え式ラチェット型クラッチ1の内部を示すため、図の一部を省いている。
本実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1は、環状の外輪3と、外輪3に対して径方向内方に外輪3の中心軸線と同軸に且つ外輪3と相対回転可能に配置された環状の内輪5と、外輪3と内輪5との間でトルク伝達を可能とするトルク伝達機構と、を有している。本実施形態におけるトルク伝達機構はラチェット機構であり、外輪3の内周部に設けられた複数の第1の爪部材7および複数の第2の爪部材9を備えている。なお、図1においては、第2の爪部材9は1つのみを示している。
内輪5の外周部には、複数の歯部13が周方向の全周に亘って等間隔に形成されている。歯部13は、径方向外方に突出し中心軸線方向に延在する。歯部13は、第1の爪部材7および第2の爪部材9が噛み合うラチェット歯を構成している。具体的には、歯部13の周方向一方側は、第1の爪部材7と噛み合う第1の噛み合い部13aを構成し、歯部13の周方向他方側は、第2の爪部材9と噛み合う第2の噛み合い部13bを構成している。
図2に示すように、内輪5の内周側には、中心軸線を中心に軸方向に伸びる円形のホール15が形成されている。したがってホール15の内周壁は円筒内周面状をなし、内輪5の内周面を構成している。ホール15の径方向内側にはハブ軸受17の円筒部17aが内輪5と同芯に挿入されている。円筒部17aは径方向に貫通した油孔11を形成している。ホール15内で円筒部17aの外周面と内輪5の内周面との間には、周方向に亘ってトレランスリング4が介在している。トレランスリング4の構成及び作用は後述する。
外輪3の外周面には、径方向外方に突出し中心軸線方向に延在する凸部21が周方向所定間隔に複数設けられている。これら凸部21がケーシング6の嵌合部6aに嵌合している。外輪3は止輪14によって中心軸線方向の移動が制限されている。これにより、外輪3はケーシング6に固定されている。
ケーシング6は、嵌合部6aに径方向に対向する位置に軸受保持部6bを有する。軸受保持部6bの径方向外側には、玉軸受8が外嵌している。玉軸受8は、ハブ軸受17の円筒部17aに内嵌し、ハブ軸受17を回転可能に支持する。軸受保持部6bに隣接するケーシング6の部分には、油孔10が形成されている。
図1に示すように、第1の爪部材7は、外輪3の内周部に設けられた凹部25に保持されている。凹部25は、外輪3の内周面に内向きに開口している。第1の爪部材7は所定の周方向長さを有している。第1の爪部材7は、周方向一方側部分が凹部25に入り込む位置に配置されている。第1の爪部材7は、周方向他方側部分がコイル状のスプリング27によって径方向内側へ付勢されている。図1において、内輪5が時計回りに回転すると、第1の爪部材7は内輪5の歯部13の第1の噛み合い部13aと噛み合う。一方、内輪5が反時計回りに回転すると、第1の爪部材7は、スプリング27の付勢力に抗して内輪5の歯部13によって径方向外側へ押され、内輪5の回転を許す。これにより、第1の爪部材7は、内輪5の一方の回転をロックし、内輪5の他方の回転を可能としている。
第2の爪部材9は、外輪3の内周部に設けられた凹部29に第1の爪部材7と同様に保持され、スプリング31によって付勢されているが、周方向の向きが第1の爪部材7とは反対になっている。これにより、第2の爪部材9は、第1の爪部材7とは逆に、内輪5の一方の回転を可能とし、内輪5の他方の回転をロックする。
第1の爪部材7、スプリング27、第2の爪部材9及びスプリング31の周方向の間には保持部材16が配置されている。保持部材16は、第1の爪部材7、スプリング27、第2の爪部材9及びスプリング31を所定の位置に保持する。保持部材16には中心軸線方向に突出した凸部16aが形成されている。凸部16aは、中心軸線方向の一方の側に配置された第1の環状の保持プレート18と、中心軸線方向の他方の側に配置された第2の環状の保持プレート19に形成された孔に挿入されている。これにより、保持部材16の周方向の移動が阻止される。
このように、外輪3の凹部25、29に保持された第1の爪部材7および第2の爪部材9と、スプリング27、31と、歯部13が形成された内輪5とで、ラチェット機構が構成されている。
本実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1は、内輪5と同軸上に、内輪5の中心軸線方向一方側に隣接して環状の切り替えプレート35が配置されている。切り替えプレート35は、外輪3に対する内輪5の回転のロック方向を切り替えるための部材である。言い換えると、切り替えプレート35は、内輪5から外輪3へのトルクの伝達方向を切り替えるための部材である。切り替えプレート35は、中心軸線を中心に回動可能に設けられている。
切り替えプレート35の外周面には、径方向外方に突出し周方向に所定の長さを有する突出部37が複数設けられている。突出部37の外周面は、外輪3の内周面と径方向に対向している。また、突出部37の外周面は、第1および第2の爪部材7、9の内径側の面と径方向に対向している。
突出部37は、切り替えプレート35の回動によって対応する第1または第2の爪部材7、9の内径側に位置すると、第1または第2の爪部材7、9の内径側の面に接触し、第1または第2の爪部材7、9の内径側の面を内輪5の歯部13よりも外径側に押上げ保持する。これにより、突出部37は第1または第2の爪部材7、9と内輪5の歯部13との噛み合いを阻止する。
切り替えプレート35は、回動することによって第1または第2の爪部材7、9に対する突出部37の周方向位置を変更する。これにより、第1の爪部材7と第2の爪部材9とに対する突出部37の接触または非接触の組み合わせ状態を変更し、内輪5の歯部13に対する第1の爪部材7および第2の爪部材9の噛み合い状態と非噛み合い状態との組み合わせを変更する。本実施形態のラチェット型クラッチ1は、内輪5の歯部13に対する第1の爪部材7および第2の爪部材9の噛み合い状態と非噛み合い状態との組み合わせを変更することにより、以下の4つの状態を取り得る。
本実施形態の切り替え式ラチェット型クラッチ1の第1の状態は、第1の爪部材7および第2の爪部材9が、それぞれスプリング27および31の付勢力によって内輪5の歯部13に噛み合っている状態である。この状態において、内輪5は外輪3に対して周方向一方および周方向他方の何れの方向への回転もロックされた状態である。
本実施形態のラチェット型クラッチ1の第2の状態は、第1の爪部材7が内輪5の歯部13に対して非噛み合いの状態であり、第2の爪部材9がスプリング31の付勢力によって内輪5の歯部13に噛み合っている状態である。この状態において、内輪5は外輪3に対して周方向一方への回転が可能であり、周方向他方への回転がロックされた状態である。
本実施形態の切り替え式ラチェット型クラッチ1の第3の状態は、第1の爪部材7がスプリング27の付勢力によって内輪5の歯部13に噛み合い、第2の爪部材9が内輪5の歯部13に対して非噛み合いの状態である。この状態において、内輪5は外輪3に対して周方向他方への回転が可能であり、周方向一方への回転がロックされた状態である。
本実施形態のラチェット型クラッチ1の第4の状態は、第1の爪部材7および第2の爪部材9が、両方とも内輪5の歯部13に対して非噛み合いの状態である。この状態において、内輪5は外輪3に対して周方向一方への回転も周方向他方への回転もロックされておらず、周方向一方と周方向他方の何れの方向への回転も可能である。
切り替えプレート35の回動は、例えば図示しないアクチュエータにより行われる。図示しないアクチュエータによって、中心軸線を中心に切り替えプレート35が回動し、これにより切り替え式ラチェット型クラッチ1は、上述した4つの状態の何れかの状態に切り替わる。
次に、トレランスリング4の構成および作用について説明する。
図4は実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1のトレランスリング4を中心軸線方向に切断した拡大断面図である。
トレランスリング4はバネ鋼から構成され、径方向外側に突出した複数の凸部4aを有する環状の弾性部材である。複数の凸部4aは、周方向に等間隔に離隔して形成されている。トレランスリング4の凸部4aは、平板からプレスにより形成することができる。凸部4aの形状は特に限定されないが、本実施形態では、中心軸線方向に垂直に切断した断面が円弧状となるように形成されている。
トレランスリング4は、内輪5と、ハブ軸受17の円筒部17aとの間に介在し、内輪5の内周面と円筒部17aの外周面に対して径方向に所定の圧力で接している。これにより、トレランスリング4は、内輪5とハブ軸受17の相対回転に対して、内輪5の内周面と円筒部17aの外周面に所定の摩擦力を生じさせる。すなわちトレランスリング4は、摩擦力によって内輪5とハブ軸受17とを連結する。これにより、ハブ軸受17から内輪5へトルクが入力されると、内輪5とハブ軸受17は、規定トルクまでは一体に回転する。
一方、ハブ軸受17に規定トルクを超える大きさのトルクの入力(過大トルク入力)があった場合には、内輪5とハブ軸受17の円筒部17aの間のトルクがトレランスリング4により生じる摩擦力による摩擦トルクを上回り、トレランスリング4と内輪5、又はトレランスリング4と円筒部17aとの間で滑りが発生し、内輪5とハブ軸受17は相対回転する。すなわちトレランスリング4の摩擦力による内輪5とハブ軸受17との連結が解除される。これにより、ハブ軸受17から内輪5へのトルク伝達がなされず、過大トルクが切り替え式ラチェット型クラッチ1に入力されることを防止することが可能となる。
このように、トレランスリング4は、切り替え式ラチェット型クラッチ1の通常モード、すなわちハブ軸受17の円筒部17aと内輪5との間で規定の大きさ以下のトルクが伝達される状態においては、ハブ軸受17の円筒部17aと内輪5とをトルク伝達可能に連結する。すなわちハブ軸受17から切り替え式ラチェット型クラッチ1へのトルクの入力を許容する。一方、切り替え式ラチェット型クラッチ1の異常モード、すなわちハブ軸受17に規定の大きさを超える大きさのトルクが生じている状態においては、トレランスリング4はハブ軸受17の円筒部17aと内輪5との間でのトルクの伝達を制限する。すなわちハブ軸受17から切り替え式ラチェット型クラッチ1へのトルクの入力を制限する。
次に、本実施形態に係る切り替え式ラチェット型クラッチ1に逆入力トルクが入力された場合、すなわち被駆動輪である外輪3から規定トルクを超える大きさの衝撃トルクが入力された場合について説明する。
切り替え式ラチェット型クラッチ1の通常モードでの作動状態は、例えば上述した第3の状態である。すなわち、図1においてハブ軸受17の円筒部17aが時計方向へ回転し、トレランスリング4を介してハブ軸受17と駆動輪である内輪5とが時計方向へ一体回転し、さらに第1の爪部材7を介して内輪5と外輪3とが一体回転している状態である。この状態においては、内輪5から外輪3へトルクが伝達される。
このような通常モードでの作動状態において、外輪3に対し、外輪3を反時計方向へ回転させる方向の規定トルクを超える大きさの衝撃トルクが加わると、当該トルクは第1の爪部材7を介して内輪5に伝達される。すなわち内輪5に反時計方向へ回転する方向の衝撃トルクが加わる。すると、内輪5とハブ軸受17の円筒部17aの間のトルクがトレランスリング4により生じる摩擦力による摩擦トルクを上回り、トレランスリング4と内輪5、又はトレランスリング4と円筒部17aとの間で滑りが発生し、内輪5とハブ軸受17は相対回転する。これにより、逆入力トルクはトレランスリング4によって直ちに解放され、内輪5からハブ軸受17へのトルク伝達はなされない。
このように、本実施形態の切り替え式ラチェット型クラッチ1は、規定の大きさを超える逆入力トルクが入力されても、逆入力トルクはトレランスリング4によって直ちに解放されるため、切り替え式ラチェット型クラッチ1の構成部材すなわち外輪3、内輪5、第1および第2の爪部材7、9に逆入力トルクが加わり続けることはない。したがって本実形態によれば、逆入力トルクに対する強度確保のための外輪3および内輪5の厚さの増大を抑制することができる。同様に、第1および第2の爪部材7、9の大型化を抑制することができる。
このように、トレランスリング4は、ハブ軸受17から内輪5への規定の大きさまでの入力トルクの伝達を許容し、規定の大きさを超える大きさの入力トルクの伝達を制限する入力トルク制限機構を構成している。さらに、トレランスリング4は、外輪3からの規定の大きさを超える逆入力トルクの、ハブ軸受17への伝達を制限している。なお、ハブ軸受17から内輪5へ伝達される入力トルクの規定の大きさ、およびトレランスリング4によって解放される外輪3からの逆入力トルクの大きさは、切り替え式ラチェット型クラッチ1のトルク容量等により適宜設計することができる。
以上に説明した本実施形態の切り替え式ラチェット型クラッチ1によれば、過大トルク入力時に、トルク解放を可能とし、構成部品の強度処理を簡易化又は省略可能とすることができる。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係る過大トルク開放型のクラッチについて説明する。本実施形態に係る過大トルク開放型のクラッチは、スプラグ型クラッチである。
図5は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチ101の正面図である。図5においては、スプラグ型クラッチ101の内部を示すため、一部の図示を省いている。
図6は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチ101を中心軸線方向に切断した断面図である。
図7は第2実施形態に係るスプラグ型クラッチ101の斜視図である。図7においても、スプラグ型クラッチ101の内部を示すため、図の一部を省いている。
本実施形態に係るスプラグ型クラッチ101は、環状の外輪103と、外輪103に対して径方向内方に外輪103の中心軸線と同軸に且つ外輪103と相対回転可能に配置された環状の内輪105と、外輪103と内輪105との間に介装されたトルク伝達部材である複数のスプラグ141と、外輪103と内輪105との間でスプラグ141を保持する鉄製の一対の内径側保持器143および外径側保持器145と、を有している。
スプラグ型クラッチは、環状のハブ147に保持されている。ハブ147は、環状部149と、環状部149の中心軸線方向一方側の面から中心軸線方向一方側に突出する円筒部151とを有し、中心部には図示しない軸部材が挿通されるシャフトホール153が形成されている。ハブ147は、環状部149に形成されたボルト穴154に挿通されるボルト(図示省略)を介して変速装置(図示省略)の他の回転部材(図示省略)に固定されている。
図6に示すように、スプラグ型クラッチ101の内輪105は、ハブ147の環状部149に保持されている。具体的には、内輪105は環状部149の軸方向一方側の面に支持されている。また、図6に示すように、内輪105の内周面により、中心軸線を中心に軸方向に伸びる円形のホール155が形成されている。ホール155の径方向内側にはハブ147の円筒部151が内輪105と同芯に挿入されている。円筒部151には径方向に貫通した油孔152が形成されている。ホール155内で円筒部151の外周面と内輪105の内周面との間には、周方向に亘ってトレランスリング104が介在している。トレランスリング104の構成は第1実施形態と同様である。
スプラグ141は、図5に示すように、中央部がくびれた、略径方向を長手方向とするひょうたん型をしている。複数のスプラグ141は、円周方向に等間隔で配置されている。スプラグ141は、外輪103および内輪105の径方向に対して所定角度傾いて配置されている。スプラグ141は、内輪105の外周面と外輪103の内周面とに噛み合うことにより、内輪105と外輪103との間でトルクを伝達する。なおスプラグ141は、従来のスプラグ型クラッチと同様に、図示しないスプリング部材によって起き上がりモーメントが付与され、内輪105と外輪103との噛み合い方向に付勢されている。
内径側保持器143は、スプラグ141の周方向内方側部分を保持している。内径側保持器143は、円筒状をしており、径方向に貫通した開口143aを周方向に複数有している。スプラグ141は、内径側保持器143の開口143aを径方向に貫通して配置されている。内径側保持器143の軸方向他方側の端部には、径方向内方に延在する環状の内向きフランジ143bが形成されている。内向きフランジ143bの内径側縁部は内輪105の外周面に係合し、これにより内径側保持器143の位置決めが成され、且つ心出しがなされている。内径側保持器143は、スプラグ141の周方向内方側部分の移動を制限し、スプラグ141の過度の傾きを抑制している。
外径側保持器145は、スプラグ141の周方向外方側部分を保持している。外径側保持器145は、内径側保持器143よりも径の大きい円筒状をしており、径方向に貫通した開口145aを周方向に複数有している。スプラグ141は、外径側保持器145の開口145aを径方向に貫通して配置されている。外径側保持器145の軸方向他方側の端部には、径方向外方に延在する環状の外向きフランジ145bが形成されている。外向きフランジ145bの外径側縁部は外輪103の内周面に係合し、これにより外径側保持器145の位置決めが成され、且つ心出しがなされている。外径側保持器145は、スプラグ141の周方向外方側部分の移動を制限し、スプラグ141の過度の傾きを抑制している。
このような構成のスプラグ型クラッチ101は、図5において内輪105が周方向一方すなわち時計方向に回転すると、これに伴い、スプラグ141は長手方向が内輪105および外輪103の径方向に近づく方向に回転する。すなわちスプラグ141は起き上がり、内輪105の外周面と外輪103の内周面とに噛み合う。これにより内輪105と外輪103とは一体に回転する。こうして、内輪105から入力されたトルクは、スプラグ141を介して外輪103に伝達され、外輪103から出力される。
一方、スプラグ型クラッチ101は、図5において内輪105が周方向他方すなわち反時計方向に回転すると、スプラグ141は起き上がらない。すなわち、スプラグ141は内輪105の外周面と外輪103の内周面とに噛み合わない。この状態においては、内輪105は外輪103に対して空転し、内輪105から外輪103へトルクの伝達はなされない。
次に、本実施形態におけるトレランスリング104の作用について説明する。
トレランスリング104は、第1実施形態と同様に、摩擦力によって内輪105とハブ147の円筒部151とを連結する。すなわち内輪105とハブ147とを連結する。これにより、ハブ147から内輪105へトルクが入力される場合には、内輪105とハブ147は、規定トルクまでは一体に回転する。
一方、ハブ147に規定トルクを超える大きさのトルクの入力(過大トルク入力)があった場合には、トレランスリング104と円筒部151との間で滑りが発生し、内輪105とハブ147は相対回転する。すなわちトレランスリング104の摩擦力による内輪105とハブ147との連結が解除される。これにより、ハブ147から内輪105へのトルク伝達がなされず、過大トルクがスプラグ型クラッチ101に入力されることを防止することが可能となる。
次に、本実施形態に係るスプラグ型クラッチ101に逆入力トルクが入力された場合、すなわち被駆動輪である外輪103から規定トルクを超える大きさの衝撃トルクが入力された場合について説明する。
スプラグ型クラッチ101の通常モードでの作動状態は、図5においてハブ147が時計方向へ回転し、トレランスリング104を介してハブ147と駆動輪である内輪105とが一体回転し、さらにスプラグ141を介して内輪105と外輪103とが一体回転している状態である。この状態においては、内輪105から外輪103へトルクが伝達される。
このような通常モードでの作動状態において、外輪103に対し、外輪103を反時計方向へ回転させる方向の規定トルクを超える大きさの衝撃トルクが加わると、当該トルクはスプラグ141を介して内輪105に伝達される。すなわち内輪105に反時計方向へ回転する方向の衝撃トルクが加わる。すると、内輪105とハブ147の円筒部151との間のトルクがトレランスリング104により生じる摩擦力による摩擦トルクを上回り、トレランスリング104と円筒部151との間で滑りが発生し、内輪105とハブ147は相対回転する。これにより、逆入力トルクはトレランスリング4によって直ちに解放され、内輪105からハブ147へのトルク伝達はなされない。すなわち、スプラグ型クラッチへの過大トルクの入力を防ぐことになる。
このように、本実施形態のスプラグ型クラッチ101のトレランスリング104は、ハブ147の円筒部151と内輪105との間で規定の大きさ以下のトルクが伝達される状態においては、円筒部151と内輪105とをトルク伝達可能に連結し、一方、ハブ147に規定の大きさを超える大きさのトルクが生じている状態においては、トレランスリング104はハブ147の円筒部151と内輪105との間でのトルクの伝達を制限する。
また、本実施形態のスプラグ型クラッチ101は、逆入力トルクが入力されても、逆入力トルクはトレランスリング104によって直ちに解放されるため、スプラグ型クラッチ101の構成部材すなわち外輪103、内輪105およびスプラグ141に逆入力トルクの入力を防ぐことになる。したがって本実形態によれば、逆入力トルクに対する強度確保のための外輪103および内輪105の厚さの増大を抑制することができる。同様に、クラッチ自体のサイズを適性化でき、例えば自動変速機に適用される際の寸法縮小化等に貢献できる。また、強度要求に応じた特殊処理も簡易化又は省略することが可能となる。
以上に説明した本実施形態のスプラグ型クラッチ101によれば、第1実施形態と同様に、過大トルク入力時に、トルク解放を可能とし、構成部品の特殊な強度処理を必要に応じて簡易化又は省略可能とすることができる。
なお、本発明に係る過大トルク開放型のクラッチは、上記実施形態に限定されず、変形が可能である。例えば、第1実施形態における切り替え式ラチェット型クラッチ1は、外輪3の内周部に歯部を設け、内輪5の外周部に第1および第2の爪部材を設けても良い。また、本発明は、トルク伝達方向を切り替える機構を有さないラチェット型のワンウェイクラッチに適用することもできる。
また、第1実施形態における切り替え式ラチェット型クラッチ1または第2実施形態におけるスプラグ型クラッチを、外輪3を駆動輪とし、外輪3から内輪5へトルク伝達されるように用いることもできる。この場合、トレランスリング4(104)は、外輪3(103)の外周面と、外輪3(103)の径方向外側に外輪3(103)と同軸に配置される入力トルク伝達用の部材の内周面との間に配置すれば良い。
また、第2実施形態ではトルク伝達部材をスプラグで構成したクラッチ仕様としたが、他のトルク伝達部材、例えば円筒ローラ、カムを用いたクラッチ仕様を適用できるものであり、スプラグに限るものではない。
1 トルク伝達方向切り替え式ラチェット型クラッチ
3、103 外輪
4、104 トレランスリング
4a 凸部
5、105 内輪
6 ケーシング
6a 嵌合部
6b 軸受保持部
7 第1の爪部材
8 玉軸受
9 第2の爪部材
10、11 油孔
13 歯部
13a 第1の噛み合い部
13b 第2の噛み合い部
14 止輪
15 ホール
17 ハブ軸受
17a 円筒部
21 凸部
25、29 凹部
27、31 スプリング
35 切り替えプレート
37 突出部
101 スプラグ型クラッチ
141 スプラグ
147 ハブ
149 環状部
151 円筒部

Claims (9)

  1. 外輪と、
    前記外輪の径方向内側に前記外輪の中心軸線と同軸に、且つ、前記外輪と相対回転可能に配置された内輪と、
    中心軸線を中心とするトルクを前記外輪と前記内輪の間で伝達可能なトルク伝達部とを有し、
    入力トルク伝達部材からの、前記外輪および前記内輪のうち駆動輪への所定の大きさを超える入力トルクの伝達と、前記外輪および前記内輪のうち被駆動輪へ入力された所定の大きさを超える逆入力トルクの前記入力トルク伝達部材への伝達とを制限する制限機構を備えることを特徴とするクラッチ。
  2. 前記入力トルク伝達部材は、前記内輪の径方向内側に前記内輪と同軸に配置され、前記内輪の内周面と径方向に対向する外周面を有し、
    前記制限機構は、前記内輪の内周面と、前記入力トルク伝達部材の外周面との間に配置されたトレランスリングであることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ。
  3. 前記トレランスリングは、摩擦力によって前記内輪と前記入力トルク伝達部材とを連結し、
    前記入力トルクの大きさ又は前記逆入力トルクの大きさが前記摩擦力による摩擦トルクよりも大きくなると、前記内輪と前記入力トルク伝達部材との連結を解除することを特徴とする請求項2に記載のクラッチ。
  4. 前記入力トルク伝達部材は、前記外輪の径方向外側に前記外輪と同軸に配置され、前記外輪の外周面と径方向に対向する内周面を有し、
    前記制限機構は、前記外輪の外周面と、前記入力トルク伝達部材の内周面との間に配置されたトレランスリングであることを特徴とする請求項1に記載のクラッチ。
  5. 前記トレランスリングは、摩擦力によって前記外輪と前記入力トルク伝達部材とを連結し、
    前記入力トルクの大きさ又は前記逆入力トルクの大きさが前記摩擦力による摩擦トルクよりも大きくなると、前記外輪と前記入力トルク伝達部材との連結を解除することを特徴とする請求項4に記載のクラッチ。
  6. 前記トルク伝達部は、ラチェット機構であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のクラッチ。
  7. 前記ラチェット機構は、前記外輪の内周部または前記内輪の外周部の何れか一方に周方向に設けられた複数の歯部と、
    前記外輪の内周部または前記内輪の外周部の何れか他方に設けられ、前記歯部と噛み合うことにより前記外輪に対する前記内輪の第1の回転方向への相対回転をロックする複数の第1の爪部材と、
    前記外輪の内周部または前記内輪の外周部の何れか他方に設けられ、前記歯部と噛み合うことにより前記外輪に対する前記内輪の第2の回転方向への相対回転をロックする複数の第2の爪部材と、備えることを特徴とする請求項6に記載のクラッチ。
  8. 前記トルク伝達部は、複数のスプラグであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のクラッチ。
  9. 前記トルク伝達部は、複数の円筒ローラであることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のクラッチ。
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