JP2021155956A - ボーリング作業用の日除け - Google Patents

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進 近藤
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宣彰 開地
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Hideki Matsuoka
秀樹 松岡
亮太 伊藤
Ryota Ito
亮太 伊藤
実 信本
Minoru Nobumoto
実 信本
孝寿 小松田
Takatoshi Komatsuda
孝寿 小松田
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Abstract

【課題】簡便に設置でき、風による影響を低減でき、さらには雨漏りも低減可能な日除けを提供する。【解決手段】この日除けは、一端41が櫓3の上部近傍に取り付けられ、他端42が地表2の近傍に取り付けられる、遮光性を有するシート状の日除け本体4と、日除け本体4を貫通し、日除け本体4の厚さ方向における通気を可能にする開口部5と、開口部5の周縁に取り付けられて、開口部5を一時的に閉鎖する、伸縮性素材からなるシート状の閉鎖部6とを備えている。閉鎖部6の外周と開口部5の周縁との間には、所定以上の強さの風力により閉鎖部6が変形あるいは伸縮することによって風が通り抜けることが可能な通気部7が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ボーリング作業時に用いられる日除けに関するものである。
地表面から地中に孔を形成するためのボーリング作業が従来から行われている。このボーリング作業においては、一般的に、長尺のボーリングロッドを鉛直方向に立てた状態で保持し、このボーリングロッドに取り付けたコアチューブを地中に圧入および回転することにより、地中に孔(いわゆるボーリング孔)を形成している。このボーリングロッドの先端に、例えば、試料採取用のサンプラーを取り付けておけば、地中の性状を示す試料(いわゆるコア)を採取することができる。あるいは、ボーリング孔を利用して、ボーリング孔先端位置の地質の固さを調べる標準貫入試験を行うことができる。
従来のボーリング作業においては、長尺のボーリングロッドを鉛直に立てた状態で圧入するため、一般的には、地表に三又櫓を立て、その高さを利用して、ボーリングロッドを吊り上げるための滑車を設置したり、作業員の高所作業を行ったりすることができるようになっている(下記特許文献1参照)。
特開2005−23560号公報
ところで、ボーリング作業は、日中、長時間の野外作業となることが多い。そこで、日差しから作業者を守るため、日除けを設けることが好ましい。日除けとしては、例えば、汎用品である大型の作業用シートの端部を三又櫓の上部に取り付けて垂れ下げるという方法も考えられる。しかしながら、この場合、風により作業用シートが三又櫓から外れたり、あるいは飛ばされたりする恐れがある。これを避けるために作業用シートに穴をあけると、雨天時に雨漏りしてしまうという問題を生じる。
本発明は、前記した状況に鑑みてなされたものである。本発明の主な目的は、櫓を利用して簡便に設置でき、風による影響を低減でき、さらには雨漏りも低減可能な、ボーリング作業用の日除けを提供することである。
本発明は、以下の項目に記載の発明として表現することができる。
(項目1)
地表に立設された櫓を利用して行われるボーリング作業において用いられる日除けであって、
一端が前記櫓の上部近傍に取り付けられ、他端が前記地表近傍に取り付けられる、遮光性を有するシート状の日除け本体と、
前記日除け本体を貫通し、前記日除け本体の厚さ方向における通気を可能にする開口部と、
前記開口部の周縁に取り付けられて、前記開口部を一時的に閉鎖する、伸縮性素材からなるシート状の閉鎖部とを備えており、
前記閉鎖部の外周と前記開口部の周縁との間には、所定以上の強さの風力により前記閉鎖部が変形あるいは伸縮することによって風が通り抜けることが可能な通気部が形成されている
ことを特徴とする、ボーリング作業用の日除け。
(項目2)
前記開口部は複数とされており、
前記複数の開口部は、前記櫓の上下方向に沿って間隔を置いて配列されており、
前記複数の開口部のうちの一部における前記通気部の位置は、前記開口部の上辺側とされており、
前記複数の開口部のうちの他の一部における前記通気部の位置は、前記開口部の下辺側とされている
項目1に記載のボーリング作業用の日除け。
(項目3)
前記複数の開口部における前記一部の開口部と、前記他の一部の開口部とは、前記櫓の上下方向に沿って、交互に順次配置されたものとなっている
項目2に記載のボーリング作業用の日除け。
(項目4)
さらに、通気性素材からなるメッシュ部を備えており、
前記メッシュ部は、前記閉鎖部に重畳した状態で、前記開口部に取り付けられている
項目1〜3のいずれか1項に記載のボーリング作業用の日除け。
(項目5)
前記日除け本体は、耐水性を備えており
前記閉鎖部は、遮光性及び耐水性を備えている
項目1〜4のいずれか1項に記載のボーリング作業用の日除け。
本発明の日除けによれば、シート状の日除け本体をボーリング用の櫓に取り付けることで日除けを簡便に設置できる。これにより、ボーリング作業中の作業者を強い日差しから守ることができ、作業環境を改善することができる。また、通気部を通って風が通り抜けるので、風によって日除けが飛ばされるおそれを低減できる。さらには、開口部を一時的に閉鎖する閉鎖部を設けたので、雨漏りを低減することも可能となる。
本発明の第1実施形態に係る日除けを平面状に展開した状態の正面図である。 図1の日除けを櫓に取り付けた状態を模式的に示す説明図である。 図1の日除けにおける一部の開口部周辺のみを示す要部拡大平面図である。 図3の状態において一部を分解して示す説明図である。 図1の日除けにおける他の一部の開口部周辺のみを示す要部拡大平面図である。 図5の状態において一部を分解して示す説明図である。 傾斜して配置された日除けにおける、図5のA−A'線に沿う要部の概略的な断面図である。 図7の状態において図中右方向から風が吹いた場合の動作を示す説明図である。 図1の日除けの動作を説明するための説明図である。 図1の日除けの動作を説明するための説明図である。 第2実施形態にかかる日除けを櫓に取り付けた状態を概略的に示す説明図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る日除けを、図1〜図8を参照しながら説明する。本実施形態の日除け1は、地表2(図2参照)に立設された櫓3を利用して行われるボーリング作業において用いられるものである。ここでボーリング作業とは、地中にボーリング孔を形成するための作業であればよく、いわゆる標準貫入試験であってもよい。また、本実施形態の櫓3としては、3本の支柱31を用いるいわゆる三又櫓(図2参照)を前提とするが、櫓の種類に特に制約はない。なお、ここで図2は、概念的な説明図であって、日除け1の正確な形状を示すものではない。
本実施形態の日除け1は、図1に示すように、日除け本体4と、複数の開口部5と、各開口部5を閉鎖する閉鎖部6と、通気部7とを有している。さらに、この日除け1は、メッシュ部8(図4参照)を追加的に備えている。
(日除け本体)
日除け本体4は、耐水性及び遮光性を有する長尺のシート状とされている(図1参照)。櫓3への装着状態においては、その一端41が櫓3の上部近傍に取り付けられ、他端42が地表2の近傍に取り付けられるようになっている。ここで、本実施形態の日除け本体4の長さ(図1において上下方向の長さ)は、櫓3の高さをほぼ同じか、それよりもやや長い長さとなっている。日除け本体4の形状は、その一端41の側縁が他端42の側縁よりもやや短い台形状となっている。
日除け本体4の材質としては、例えば、ポリエチレン製の防水ラミネートシートを用いることができるが、必要な機能を有するものであればその材質は特に制約されない。
さらに、本実施形態の日除け本体4の左右の側縁には、支持棹45(図1において2点鎖線で位置のみ示す)を内部に通過させる筒状の取付部43・44が設けられている。これらの取付部43・44は、例えば、適宜な強度、大きさ、及び柔軟性を有するシートを周回させることで形成可能である。
日除け本体4の一側(図1において左側)に設けられた取付部43は、一定の間隔を置いて配置されている。日除け本体4の他側(図1において右側)に設けられた取付部44は、取付部43どうしの間隔に対応する位置に配置されている。ここで、取付部44は、隣接する別の日除け(後述の図11参照)における取付部43の間の間隙に入り込んで、日除けどうしを密に連結できるようになっている。この点については第2実施形態として後述する。
また、日除け本体4の長さ方向における一端41及び他端42の近傍には、それぞれ、櫓3又は地表2と日除け本体4とを固定するためのハトメ穴46・47が設けられている。
本実施形態の支持棹45は、図2に示されるように、日除け本体4の上部に行くほど地表面に平行な角度に近づくように、やや湾曲した形状とされている。
さらに、本実施形態の日除け本体4の一端41と他端42とには、左右の取付部34・44と同様の筒状とされた上下の取付部48・49が取り付けられている。
日除け本体4の具体的な大きさの一例としては、例えば台形を前提にすると、上底1.5m、下底3m、高さ4.2m程度であるが、これはあくまで例示であり、この寸法には制約されない。
(開口部)
複数の開口部5は、日除け本体4を貫通し、日除け1の厚さ方向における通気を可能にするものである(図4参照)。複数の開口部5は、日除け本体4の(つまり櫓3の)上下方向に沿って間隔を置いて一列で配列されている(図1参照)。本例の各開口部5は、横長の台形状とされているが、これには制約されず、例えば、長方形状、正方形状など、適宜の形状とすることができる。
(閉鎖部)
閉鎖部6は、伸縮性素材からなるシート状に形成されており、開口部5の周縁に取り付けられて、開口部5を一時的に閉鎖するようになっている(図4及び図5参照)。本実施形態の閉鎖部6は、遮光性及び耐水性を備えた素材により構成されている。
より具体的には、本実施形態の閉鎖部6は、取り付けられる開口部5とほぼ同じ形状(図4参照)とされている。また、各閉鎖部6は、その4辺のうちの3辺が開口部5の周縁に取り付けられている。具体的には、これら3辺において、各閉鎖部6の外周は、開口部5の周縁に縫い付けられている。縫い付けられる3辺の位置(換言すれば開放される1辺の位置)は、開口部5の位置に応じて交互に変更されている。この点については後述する。
閉鎖部6を構成する伸縮性素材としては、例えば、適宜の伸び率と耐候性を持つゴムを用いることができるが、必要な機能を有していれば他の素材を利用可能である。この伸縮性素材としては、日除け本体4を構成する素材よりも高い伸び率、例えば10倍〜1000倍程度の伸び率(例えばJISK6251における所定応力伸び)を有する素材であることが好ましい。ただし、柔らかすぎる素材であると、自重や多少の雨水で変形してしまうので、ある程度の保形性があることが好ましい。
ここで、本実施形態において、「一時的に閉鎖」とは、常時は開口部5を閉鎖しているが、風により閉鎖部6が変形したときには通気部7を形成し、この通気部7を介して通気が可能になるという意味である。
(通気部)
通気部7は、閉鎖部6の外周と開口部5の周縁との間に形成されており、所定以上の強さの風力により閉鎖部6が変形あるいは伸縮することによって風が通り抜けることが可能なものとなっている。具体的には、本実施形態の通気部7は、各閉鎖部6の辺のうち、開口部5の周縁に取り付けられていない一辺により構成されている。
より具体的には、複数の開口部5のうちの一部(図3及び図4において符号51で示す)においては、開口部5と閉鎖部6とは、開口部5の上辺側を除いて縫い合わされており(図3参照)、これにより、通気部7の位置は、開口部5の上辺側とされている。複数の開口部5のうちの他の一部(図5及び図6において符号52で示す)においては、開口部5と閉鎖部6とは、開口部5の下辺側を除いて縫い合わされており(図5参照)、これにより、通気部7の位置は、開口部5の下辺側とされている。図5のA−A'線に沿う概略的な断面を、日除け本体4が傾斜した状態において、図7として示す。また、図7の状態の開口部5に風が当たり、その下辺側に通気部7が形成される様子を、図8として示す。本実施形態では、複数の開口部5における一部の開口部51と、他の一部の開口部52とは、櫓3の上下方向に沿って、交互に順次配置されたものとなっている。
(メッシュ部)
メッシュ部8は、シート状の通気性素材から構成されており、閉鎖部6に重畳した状態で、各開口部5に取り付けられている(図4及び図6参照)。より具体的には、本実施形態のメッシュ部8は、開口部5を完全に閉じるように(ただし通気性を有するように)開口部5に取り付けられている。本実施形態のメッシュ部8としては、十分な機械的強度(例えば引張強度)を持ち、かつ、十分な耐候性を有するものであることが好ましい。このようなメッシュ部8の素材としては、例えば、ポリエステル系の繊維からなるシート状基材を合成樹脂フィルムで被覆し、さらに全面に多数の風通し穴を形成したものを用いることができるが、必要な機能を発揮できるものであれば特に制約されない。
(第1実施形態における日除けの使用方法)
つぎに、前記した本実施形態における日除け1の使用方法について、図9及び図10をさらに参照しながら説明する。ここで、図9及び図10は、日除け1の動作を分かりやすく説明するためのものであって、正確な形状を示すものではない。
まず前提として、図2に示すように、地表2にボーリングマシン10が配置され、それに隣接して、あるいはそれを覆うように、櫓3が立設されているものとする。
本実施形態では、まず、日除け本体4の左右の取付部43・44にそれぞれ支持棹45を通す(図1参照)。ここで支持棹45は湾曲されているので、日除け本体4を側面視した状態では、全体として湾曲した状態となる(図2及び図9参照)。
この状態で、まず、日除け1の日除け本体4の一端(図1における上端)41を、ハトメ穴46を利用して櫓3の上部に取り付ける。この作業は適宜の足場を用いて行うことができる。これにより、図2に示すように、櫓3の高さ方向に延長された状態で、日除け1を配置することができる。なお、本実施形態では、櫓3の立設前に、支柱31の端部に日除け本体4の一端を固定し、それから櫓3を立設することで、日除け1を図2のように配置することも可能である。このようにすると、足場を用いた高所作業を省略できるという利点がある。
さらに、本実施形態では、日除け本体4の他端(図1における下端)42を、ハトメ穴47を利用して地表2に固定する。例えば、適宜の小型の杭(図示せず)を地中に打ち込み、この杭とハトメ穴47とを連結することでこの固定作業を行うことができる。
このようにして、本実施形態では、簡便な作業により、図2に示すように、ボーリングマシン10の近傍の領域を、日除け1により覆うことができる。ここで、本実施形態では、日除け本体4及び閉鎖部6を遮光性としているので、ボーリングマシン10の近傍で作業を行う作業者に日陰を提供することができる。これにより、作業者の作業環境を改善することができる。例えば、ボーリング作業中における作業者の熱中症を低減できると期待される。しかも、本実施形態の日除け1は、簡単に設置できるので、この点からも作業者の負担を軽減できる。
また、本実施形態では、日除け本体4の開口部5に閉鎖部6を取り付け、この閉鎖部6を遮光性としたので、開口部5の部分も日陰生成に寄与することができ、広い日陰面積を提供できるという利点もある。
ここで、本実施形態の日除け1が風を受けたときの動作について説明する。風が、日除け1の湾曲面における内側(曲率中心側)から吹いた場合、風は日除け1の傾斜に沿って主に下向きに流れるので、図9に示されるように、閉鎖部6の下辺に形成された通気部7が開き、この部分から風を逃がすことができる。
一方、風が、日除け1の湾曲面における外側(曲率中心とは反対側)から吹いた場合、風は日除け1の傾斜に沿って主に上向きに流れるので、図10に示されるように、閉鎖部6の上辺に形成された通気部7が開き、この部分から風を逃がすことができる。
これにより、本実施形態では、日除け1に対する風力を受け流すことができる。したがって、風に対して実用上十分に堅牢性のある日除け1を提供することができる。もちろん、日除け1に対して過大な風力が加わるような強風が予想される場合(例えば台風のとき)は、予め日除け1を撤去しておくことが望ましい。本実施形態の日除け1においては、撤去作業も簡便に行うことができる。
ここで、本実施形態では、開口部5にメッシュ部8(図4及び図6参照)を取り付けたので、メッシュ部8により開口部5の保形性を高めつつ、開口部5及びメッシュ部8を通って風を通すことができるという利点がある。
さらに、本実施形態では、開口部5の上辺側の通気部7と、開口部5の下辺側の通気部7とを設けたので、風の向きが日除け1の内側からの場合であっても外側からの場合であっても、日除け1への風力を円滑に受け流すことができるという利点がある。
また、本実施形態では、風の弱いときには開口部5を閉鎖部6で閉鎖できるので、多少の雨天であれば、この日除け1により降雨から作業者を保護することができる。多量の降水が予想される場合は、本実施形態の日除け1の上にさらに雨除け用のカバー(図示せず)を被せることも可能である。
日除け1を収納する場合は、櫓3から日除け1を取り外し、支持棹45を日除け本体4から外したうえで、適宜に折り畳めばよい。
このように、本実施形態によれば、簡便に設置及び収納が可能であり、かつ、風を受け流すことができ、さらには、多少の雨をもしのぐことができる日除け1を提供することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る日除けを、図11を参照しながら説明する。なお、この第2実施形態の説明においては、前記した第1実施形態の日除けと実質的に共通する要素については、同一符号を付すことにより、説明の冗長を避ける。
この第2実施形態においては、2枚の日除け1を隣接するように配置している。ここで、二つの日除け1の隣接部分においては、一方の日除け1の取付部43(図1参照)と他方の日除け1の取付部44(図1参照)とが組み合わされて、一直線上に配列されており、この状態で、支持棹45がこれらの取付部43・44に挿通されている。これにより、2枚の日除け1を一体化し、両者の側縁どうしを密接した状態で配置することができる(図11参照)。ただし、2枚の日除け1を接続する手段としては、支持棹45を用いる手段に代えて、例えば面ファスナ(商品名:マジックテープ)を用いる手段も可能である。この場合、例えば、両方の日除け1において、隣接させた時に向かい合うことになる側縁に面ファスナ(図示せず)を取り付けておき、これらの面ファスナを係合することで日除け1どうしを接続することも可能である。
本実施形態によれば、全体の日除け1によって得られる日陰面積を増加させることができ、作業者の作業環境を一層向上させることができる。
本実施形態では、予想される風が弱いときは、取り付ける日除け1の枚数を増やして日陰面積を増加させ、予想される風が強いときは、取り付ける日除け1の枚数を減らして日除け1が受ける風力を減らすように調整することも可能である。
また、本実施形態の日除け本体1は、略台形状に形成されているので、隣接して複数の日除け1を組み合わせることにより、全体としてドーム状の日除けを構成することもできる。ここで、日除け本体4における上下の取付部48・49に、例えば樹脂製のパイプ(図示せず)をそれぞれ通し、隣接するパイプどうしをジョイント(図示せず。いわゆるエルボ)により所定角度で接続してもよい。このようにすると、日除け本体4どうしの接続角度を一定に保持できるので、接続された状態の日除け1の美観を向上させることができる。
第2実施形態における他の構成及び利点は、前記した第1実施形態と基本的に同様なので、これ以上詳細な説明は省略する。
なお、前記実施形態の記載は単なる一例に過ぎず、本発明に必須の構成を示したものではない。各部の構成は、本発明の趣旨を達成できるものであれば、上記に限らない。
例えば、前記した各実施形態では、複数の開口部5を設けたが、開口部5の数には特に制約はない。
さらに、前記した各実施形態では、メッシュ部8を設けたが、メッシュ部8を省略することは可能である。
また、前記した各実施形態では、支持棹45として、予め湾曲したものを用いたが、釣り竿のようにしなやかで折れにくい素材を用いて、設置時に支持棹45を適宜に湾曲させることができる。そして、この湾曲状態で支持稈45を例えば櫓3と地表2との間に架け渡すことにより、日除け本体4を湾曲状態で支持することも可能である。
さらに、前記した各実施形態では、通気部7の位置を、開口部5の上辺側又は下辺側としたが、左右の側辺側に設けることも可能である。
また、前記した各実施形態では、開口部5の上辺側の通気部7と、開口部5の下辺側の通気部7とを交互に設けたが、交互である必要はない。また、開口部5の上辺側又は下辺側の通気部7のみを設けることも、通気の効率は若干低下するが、可能である。
1 日除け
2 地表
3 櫓
31 支柱
4 日除け本体
41 日除け本体の一端
42 日除け本体の他端
43・44 左右の取付部
45 支持棹
46・47 ハトメ穴
48・49 上下の取付部
5 開口部
51 一部の開口部
52 他の一部の開口部
6 閉鎖部
7 通気部
8 メッシュ部
10 ボーリングマシン

Claims (5)

  1. 地表に立設された櫓を利用して行われるボーリング作業において用いられる日除けであって、
    一端が前記櫓の上部近傍に取り付けられ、他端が前記地表近傍に取り付けられる、遮光性を有するシート状の日除け本体と、
    前記日除け本体を貫通し、前記日除け本体の厚さ方向における通気を可能にする開口部と、
    前記開口部の周縁に取り付けられて、前記開口部を一時的に閉鎖する、伸縮性素材からなるシート状の閉鎖部とを備えており、
    前記閉鎖部の外周と前記開口部の周縁との間には、所定以上の強さの風力により前記閉鎖部が変形あるいは伸縮することによって風が通り抜けることが可能な通気部が形成されている
    ことを特徴とする、ボーリング作業用の日除け。
  2. 前記開口部は複数とされており、
    前記複数の開口部は、前記櫓の上下方向に沿って間隔を置いて配列されており、
    前記複数の開口部のうちの一部における前記通気部の位置は、前記開口部の上辺側とされており、
    前記複数の開口部のうちの他の一部における前記通気部の位置は、前記開口部の下辺側とされている
    請求項1に記載のボーリング作業用の日除け。
  3. 前記複数の開口部における前記一部の開口部と、前記他の一部の開口部とは、前記櫓の上下方向に沿って、交互に順次配置されたものとなっている
    請求項2に記載のボーリング作業用の日除け。
  4. さらに、通気性素材からなるメッシュ部を備えており、
    前記メッシュ部は、前記閉鎖部に重畳した状態で、前記開口部に取り付けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のボーリング作業用の日除け。
  5. 前記日除け本体は、耐水性を備えており
    前記閉鎖部は、遮光性及び耐水性を備えている
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のボーリング作業用の日除け。
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