JP2021152437A - 冷蔵庫 - Google Patents

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貴史 米田
Takashi Yoneda
貴史 米田
宏亮 佐野
Kosuke Sano
宏亮 佐野
寛訓 今田
Hirokuni Imada
寛訓 今田
和也 平
Kazuya Taira
和也 平
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Abstract

【課題】戻り風路の逆流を抑制し、貯蔵室よりも上方の他室の温度上昇を抑制する冷蔵庫を提供する。【解決手段】他室16よりも高温に設定される貯蔵室17と、前記貯蔵室17の奥部に配置される冷却器24と、前記冷却器24の下方に配置される除霜ヒーター26と、前記貯蔵室17よりも上方の前記他室16からの戻り風路16Bと、を備え、前記他室16からの戻り風路16Bは、前記除霜ヒーター26よりも低い位置を通る下部戻り風路16B−1を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
従来、野菜室の上方に配置される製氷室と、野菜室の背面に配置される冷却器と、冷却器の下方に配置される除霜ヒーターと、を備える冷蔵庫が知られている(特許文献1)。
国際公開第2018/131157号
しかしながら、特許文献1のように、野菜室の上方に製氷室を備える場合、除霜ヒーターによって、温められた空気が製氷室の戻り風路を逆流する可能性がある。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、戻り風路の逆流を抑制し、貯蔵室よりも上方の他室の温度上昇を抑制する、冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、他室よりも高温に設定される貯蔵室と、前記貯蔵室の奥部に配置される冷却器と、前記冷却器の下方に配置される除霜ヒーターと、前記貯蔵室よりも上方の前記他室からの戻り風路と、を備え、前記他室からの戻り風路は、前記除霜ヒーターよりも低い位置を通る下部戻り風路を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、冷却器を除霜する場合、除霜ヒーターによって温められた空気が、他室の戻り風路を逆流することがない。
冷蔵庫の外観斜視図 冷蔵庫の風路構成を示す模式図 (A)は、背壁構造体の正面図、(B)は、(A)のA−A線断面図、(C)は、(A)のB−B線断面図 図3(A)のIV−IV線断面図 背壁構造体の分解斜視図 (A)は、図3(A)のVI−VI線断面図、(B)は、(A)のC−C線断面図、(C)は、(A)のD−D線断面図 図6(B)の拡大図 (A)は、水切りを拡大して示す断面図、(B)は、戻り風路の横断面図、(C)は、戻り風路の縦断面図
第1の発明は、他室よりも高温に設定される貯蔵室と、前記貯蔵室の奥部に配置される冷却器と、前記冷却器の下方に配置される除霜ヒーターと、前記貯蔵室よりも上方の前記他室からの戻り風路と、を備え、前記他室からの戻り風路は、前記除霜ヒーターよりも低い位置を通る下部戻り風路を備える。
これによれば、除霜ヒーターに通電し、冷却器の除霜を行う場合、温められた空気は上方に向かうが、除霜ヒーターよりも低い位置を通る下部戻り風路を備えるため、温められた空気の製氷室への逆流が防止される。
第2の発明は、前記下部戻り風路は、前記貯蔵室と、前記貯蔵室よりも下方の前記他室とを仕切る下部断熱仕切壁に配置される。
これによれば、下部戻り風路は、除霜ヒーターよりも低い位置を通ることになり、温められた空気の製氷室への逆流が防止される。
第3の発明は、前記下部戻り風路は、前記下部断熱仕切壁の一部を凹ませて略U字状に形成される。
これによれば、下部戻り風路は、除霜ヒーターよりも低い位置を通り、温められた空気の製氷室への逆流が防止される。
第4の発明は、前記下部戻り風路は、突出壁により、略U字状の下部戻り風路が形成される。
これによれば、下部戻り風路を通って戻る空気は、突出壁の下端を回り込んで、略U字状の風路を通るため、温められた空気の製氷室への逆流が防止される。
第5の発明は、前記他室からの戻り風路の内壁に水切りを備え、前記水切りは、前記冷却器のドレンパンに連通するドレン開口を備える。
上述したように、下部戻り風路を備えても、除霜時には、除霜ヒーターの熱が若干伝わり熱によって戻り風路内に結露が発生する。
これによれば、戻り風路内に結露が発生しても、水切りにより、結露水はドレンパンに回収される。
第6の発明は、前記水切りは、集合部と、集合部に向けて傾く水切り板と、を備え、前記ドレン開口は、前記集合部の底に形成される。
これによれば、戻り風路内に結露が発生しても、水切りにより、結露水はドレンパンに回収される。
第7の発明は、前記下部戻り風路は、冷却室への戻り口を備え、前記戻り口は前記除霜ヒーターの前方に開口する。
これによれば、下部戻り風路を通って戻る空気は、除霜ヒーターの前方に向かうため、温められた空気の製氷室への逆流が防止される。
図1は冷蔵庫の外観斜視図である。
本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1内には、複数の室が断熱区画形成される。
冷蔵庫本体1内に形成した室は、最上部の冷蔵室14と、冷蔵室14の下に設けた製氷室16と、その横に設けた切換え室15と、切換え室15及び製氷室16の下に設けた野菜室(貯蔵室)17と、野菜室17の下に設けた冷凍室18と、で構成される。冷蔵室14には、複数の不図示の棚板が設けられ、下部には不図示のパーシャル室が設けられる。各室14〜18は、冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した回動式の扉7或いは引出し式の扉8、9、10、11により開閉自在である。
上記の野菜室17は貯蔵室を構成し、冷蔵室14と、切換え室15と、製氷室16と、冷凍室18とは他室を構成する。
冷蔵室14は、冷蔵保存するための室で、凍らない程度の低い温度、具体的には、通常1〜5℃に設定され冷却される。冷蔵室14内に設けたパーシャル室22は冷蔵室14よりも低い約−3℃前後の温度に設定され冷却される。
切換え室15は、例えば、−22〜−18℃に設定され冷却される冷凍温度帯から、例えば、1〜5℃に設定され冷却される冷蔵温度帯まで、冷却温度を幅広く切り替えることができるようになっている。
野菜室17は、冷蔵室14と同等もしくは若干高く温度設定される室で、具体的には、2〜7℃に設定され冷却される。
この野菜室17は野菜等の収納食品から発せられる水分により高湿度となるため、局所的に冷えすぎると結露することがある。
そのため、比較的高い温度に設定することで冷却量を少なくし、局所的な冷えすぎによる結露発生を抑制している。
冷凍室18は、冷凍温度帯に設定される室で、具体的には、通常−22〜−18℃に設定され冷却されるが、冷凍保存状態向上のためには、例えば−30℃や−25℃などの低温に設定され冷却される。
図2は冷蔵庫の内部を示す図である。
冷蔵庫本体1は、金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2及び内箱3の間に発泡充填された発泡断熱材4とで構成される。冷蔵庫本体1の内箱3内は、中央の第1断熱仕切壁5により、最上部の冷蔵室14と、その下部の切換え室15及び製氷室16と、が断熱区画形成され、切換え室15と製氷室16とが、縦に延びた第4断熱仕切壁5Aにより断熱区画形成される。
第2断熱仕切壁6により、切換え室15及び製氷室16と、その下に設けた野菜室17と、が断熱区画形成され、第3断熱仕切壁(下部断熱仕切壁)70により、野菜室17と、その下に設けた冷凍室18と、が断熱区画形成される。
野菜室17の奥部には、冷気を生成するための冷却器24が配置される。
冷却器24は、冷却ユニット124(図1参照。)に接続され、冷凍サイクルを構成する。図1の冷却ユニット124は、不図示の圧縮機と、不図示のコンデンサと、不図示の放熱用の放熱パイプと、不図示のキャピラリーチューブと、を備える。不図示の圧縮機によって圧縮された冷媒の循環によって冷却が行われる。
図3(A)は、背壁構造体の正面図、図3(B)は、(A)のA−A線断面図、図3(C)は、(A)のB−B線断面図である。
図4は、図3(A)のIV−IV線断面図である。
図3(A)に示すように、野菜室17は、冷蔵庫本体1の高さ方向の真ん中(図1参照。)に配置され、野菜室17の奥部には、野菜室17の背壁を形成する背壁構造体20が設けられる。背壁構造体20は、図4に示すように、冷蔵庫本体1の内箱3に取り付けられる。背壁構造体20は、冷却器24を覆って冷却室224を形成する。即ち、背壁構造体20と内箱3との間に、冷却室224が形成され、冷却室224には、冷却器24が配置される。26は除霜ヒーターである。
図5は背壁構造体の分解斜視図である。
背壁構造体20は、前面カバー201と、ヒーター202と、保護シート203と、真空断熱材204と、第1中間カバー205と、成形断熱材206と、第2中間カバー207と、第3中間カバー208と、後面カバー209と、を順に積層して構成される。後面カバー209の上部には開口209Aが設けられ、開口209Aにはファン25が配置される。後面カバー209の背面と、冷蔵庫本体1の内箱3(図2参照。)との間には、冷却室224が形成される。
前面カバー201は硬質樹脂によって形成され、背壁構造体20の前面を構成する。前面カバー201は、上部に、カバー部212を一体に備える。カバー部212は、切換え室15及び製氷室16内に延在し(図3(A)参照。)、各室15、16の背壁を構成する。前面カバー201は、カバー部212の下部において、上よりも下が前方に位置するように傾斜して形成される。カバー部212は、略垂直に形成される。
ヒーター202は、前面カバー201の裏面に取り付けられる。ヒーター202は、前面カバー201の裏面の略全面を覆うように形成される。ヒーター202は、アルミ箔が貼り付けられた板状の部材であり、両面テープなどにより前面カバー201の裏面に貼られる。ヒーター202は蛇行状の電熱線202Aを備え、電熱線202Aは、ヒーター202の下部領域に設けられる。
真空断熱材204は、図示は省略したが、板状の芯材を外被材により覆って、内部を減圧密封することにより構成される。真空断熱材204は板状であり、前面カバー201の裏面のリブ(不図示)に嵌合し、ヒーター202を挟んで、前面カバー201の裏面の略全面を覆って配置される。
真空断熱材204の外被材は、内部に外気が侵入することを抑制し、屈曲性を有するものであればよい。外被材は、熱溶着フィルムと、中間層としてのガスバリアフィルムと、最外層の表面保護フィルムとを、ラミネートしたものでよい。熱溶着フィルムは、低密度ポリエチレンフィルムでよい。
真空断熱材204の芯材は、厚さ0.5mmのチョップドストランドマットを積層し、減圧状態の厚さは、例えば8mm〜12mmである。芯材は、チョップドストランドマットに限定されず、断熱性を有し、可撓性を有するものであればよい。具体的には、繊維材料、発泡材料等の公知の材料が挙げられる。
保護シート203は、ヒーター202と、真空断熱材204との間に配置される板状の部材である。保護シート203は、真空断熱材204の外被材が破れたりすることがないように、真空断熱材204を保護する。
第1中間カバー205は、上下方向に延び、真空断熱材204の裏面に接触させて取り付けられる。成形断熱材206は、断熱性のある樹脂により形成される。第2中間カバー207は、成形断熱材206と、後面カバー209との間に挟んで配置され、第3中間カバー208は、後面カバー209と横並びに配置される。
背壁構造体20には、図2に示すように、中央の冷却室224から、冷蔵室14、製氷室16、切換え室15、野菜室17、冷凍室18の、各室14〜18に向かう行き風路14A〜18Aが設けられる。また、背壁構造体20には、冷蔵室14、製氷室16、切換え室15、野菜室17、冷凍室18の、各室14〜18から冷却室224につながる戻り風路14B〜18Bと、が設けられる。
行き風路14A〜18Aは、図2に示すように、冷却器24で冷却された空気を、ファン25を介して各室14〜18に供給するための風路である。冷却器24は、図5において、後面カバー209の後方の冷却室224に配置される。
図3(B)、図3(C)に示すように、冷却室224からの冷却空気は、ファン25を通して、実線矢印のように流れて、連通路301に入る。連通路301は、第2中間カバー207と、後面カバー209との間に形成される。連通路301は、各行き風路14A〜18Aにつながる。
連通路301を経た冷却空気は、図2に実線矢印で示すように、上方に向かう冷蔵室14への行き風路14Aと、切換え室15への行き風路15Aと、製氷室16への行き風路16Aと、野菜室17への行き風路17Aと、下方に向かう冷凍室18への行き風路18Aと、の各風路に分配されて、各室14〜18に供給される。図3(B)では、連通路301を経た冷却空気は、上方に流れて冷蔵室14に供給され、下方に流れて冷凍室18に供給される。また、図3(C)では、連通路301を経た冷却空気は、上方に流れて製氷室16に供給され、下方に流れて冷凍室18に供給される冷却冷気の一部が第3断熱仕切壁70に開口した開口部で分岐して野菜室17に供給される。
冷蔵室14と、切換え室15と、野菜室17と、への各行き風路14A、15A、17Aには、不図示の風量調整のダンパーが配置される。
行き風路14Aは、冷蔵室14の背面に設けられたダクト14C内に連通し、前方に開口する吐出口14D、14Eを経て冷蔵室14に連通する。
各室14〜18から戻る空気は、図2に破線矢印で示すように、戻り風路14B〜18Bを通して、冷却室224に配置された冷却器24に向かう。
冷蔵室14からの戻り風路14Bは、図2に示すように、図中右側を縦に延びて配置され、上端が冷蔵室14の下部に連通し、下端が冷却室224の冷却器24に向かう。この戻り風路14Bは、図4に示すように、図中右側において、冷却器24と横並びに配置され、第3中間カバー208と、内箱3との間に形成される。
切換え室15からの戻り風路15Bは、図2に示すように、図中右側を縦に延びて配置され、上端開口15Cが切換え室15の下部に連通し、下端が冷却室224の冷却器24に向かう。この戻り風路15Bは、図4に示すように、図中右側において、成形断熱材206と、第3中間カバー208との間に形成される。
製氷室16からの戻り風路16Bは、図2に示すように、図中左側を縦に延びて配置され、上端開口16Cが製氷室16の下部に連通し、下端が冷却室224の冷却器24に向かう。この戻り風路16Bは、図4に示すように、図中左側において、第1中間カバー205と、成形断熱材206との間に形成される。
野菜室17からの戻り風路17Bは、図2に示すように、最も図中右端を縦に延びて配置され、上端開口17Cが野菜室17の上部に連通し、下端が冷却室224の冷却器24に向かう。この戻り風路17Bは、図4に示すように、図中右端において、切換え室15からの戻り風路15Bの外側に横並びに配置されており、成形断熱材206と、第3中間カバー208との間に形成される。
冷凍室18からの戻り風路18Bは、図2に示すように、冷凍室18と野菜室17とを断熱区画形成する、第3断熱仕切壁70を貫通する。
図3(B)、図3(C)に示すように、冷却器24の下方には、結露水を受けるドレンパン303が配置され、ドレンパン303は、発泡断熱材305により覆われる。ドレンパン303の底には、ドレンの排水口を備え、排水口にはドレンホース(不図示)が接続される。ドレンパン303の内側には、除霜ヒーター26が配置される。
冷却器24に接触する後面カバー209には、ドレンを案内するガイド部材307が配置される。図3(B)では、ガイド部材307は、冷凍室18からの戻り風路18B内を下方に延出し、冷却器24のドレンパン303内を指向する。図3(C)では、ガイド部材307は、製氷室16からの戻り風路16B内を下方に延出し、冷却器24のドレンパン303内を指向する。309はバイパス通路である。
即ち、ガイド部材307は、各戻り風路14B〜18B内を下方に延出し、ドレンパン303内を指向している。
図6(A)は、野菜室17の下部に対応したところの、図3(A)のVI−VI線断面図である。図6(B)は、図6(A)のC−C線断面図である。また、図6(C)は、図6(A)のD−D線断面図である。
上記図3(C)では、連通路301を経た冷却空気は、下方に流れて野菜室17に供給される。図6(B)、図6(C)は、野菜室17への行き風路17Aと、製氷室16からの戻り風路16Bと、を示している。
図2に示すように、野菜室17への行き風路17Aと、製氷室16からの戻り風路16Bとは、第3断熱仕切壁70の一部を開口して形成し、行き風路17Aは、野菜室17の下部と、冷凍室18の上部と、に跨って形成されており、製氷室16からの戻り風路16Bは野菜室17の下部と第3断熱仕切壁70内に形成されている。
図6(C)に示すように、第3断熱仕切壁70には、野菜室17の下方の冷凍室18に突出させて、風量調整用の野菜室ダンパー(貯蔵室ダンパー)320が配置される。野菜室ダンパー320は、冷凍室18領域に配置される。野菜室ダンパー320は、仕切り壁321を備え、仕切り壁321の下端を回り込むように形成された、略U字状の風路322を備える。風路322にはダンパー板323が配置される。
風路322の一端は、図6(C)に示すように、第3断熱仕切壁70の一部を開口して形成した、略S字状の入側行き風路17A−1につながり、入側行き風路17A−1は連通路301につながる。
風路322の他端は、第3断熱仕切壁70を上下に貫通した、略I字状の出側行き風路17A−2につながり、出側行き風路17A−2は、背壁構造体20の内部を上方に延出して、背壁構造体20の側壁に開口した、吐出口17A−3につながる。吐出口17A−3は、野菜室17の側壁を形成する内箱3に対向する。
図6(B)に示すように、製氷室16から戻る空気は、第3断熱仕切壁70の一部を凹ませて略U字状に形成した、下部戻り風路16B−1を通って、冷却器24に向かう。下部戻り風路16B内には、突出壁327が設けられ、突出壁327により略U字状の下部戻り風路16B−1が形成される。
図7は、図6(B)の拡大図である。
下部戻り風路16Bの内側に設けられた突出壁327は、除霜ヒーター26よりも低い位置まで下方へ突出する。これにより、製氷室16から戻る空気は、除霜ヒーター26よりも低い位置に設けた下部戻り風路16B−1を通り、戻り口16B−2から冷却室224へ戻る。戻り口16B−2は、除霜ヒーター26の前方に開口する。
下部戻り風路16B−1は、略U字状の風路であり、突出壁327の下方の風路は、除霜ヒーター26の下面よりも低い位置にある。下部戻り風路16B−1は、いわゆるトラップ構造として形成される。
下部戻り風路16Bの上方の、製氷室16からの戻り風路16Bの内周壁には、水切り350が設けられる。
図8(A)、図8(B)、図8(C)は、水切りを示す図である。
図8(A)、および図8(B)に示すように、水切り350は、集合部351と、集合部351に向けて傾く水切り板353と、を備える。
水切り板353は、図8(B)に示すように、断面矩形状の戻り風路16Bの一辺を集合部351に向けて傾く第1水切り板353Aと、戻り風路16Bの二辺に亘って集合部351に向けて傾く第2水切り板353Bと、を備える。
図8(A)(C)に示すように、第1水切り板353A、および第2水切り板353Bの傾きθは、例えば10°〜20°である。
集合部351の底には、図8(A)に示すように、ドレン開口355が設けられる。集合部351は、深くなった一部がドレンパン303内に収められ、ドレン開口355は、ドレンパン303内に開口する。
集合部351に集められたドレンは、ドレン開口355を経て、冷却器24のドレンパン303に回収される。集合部351のドレン開口355は、想像線Lで示すように、除霜ヒーター26の上面とほぼ同じ高さにある。
本実施の形態では、製氷室16からの戻り風路16Bは、除霜ヒーター26よりも低い位置を通る下部戻り風路16B−1を備える。
これによれば、除霜ヒーター26に通電し、冷却器24の除霜を行う場合、温められた空気は上方に向かう。ここで、製氷室16からの戻り風路16Bは、下部戻り風路16B−1を備えるため、温められた空気は、下部戻り風路16B−1によりトラップされて滞留するため、製氷室16への逆流が防止される。
したがって、冷却器24の除霜時に、除霜ヒーター26の熱気が製氷室16に向かわず、製氷室16内の氷を解かすことがない。
本実施の形態では、下部戻り風路16B−1は、野菜室17と、野菜室17よりも下方の冷凍室18とを仕切る第3断熱仕切壁70に配置される。
これによれば、下部戻り風路16B−1は、除霜ヒーター26よりも低い位置を通ることになり、温められた空気の製氷室16への逆流が防止される。
本実施の形態では、下部戻り風路16B−1は、第3断熱仕切壁70の一部を凹ませて略U字状に形成される。
これによれば、下部戻り風路16B−1は、除霜ヒーター26よりも低い位置を通り、温められた空気の製氷室16への逆流が防止される。
本実施の形態では、下部戻り風路16B−1は、下方へ突出する突出壁327を備える。
これによれば、下部戻り風路16B−1を通って戻る空気は、突出壁327の下端を回り込んで、略U字状の風路を通り、製氷室16への逆流が防止される。
上述したように、下部戻り風路16B−1を備えても、除霜時には、除霜ヒーター26の熱が若干伝わり熱によって戻り風路16B内に結露が発生する。
本実施の形態では、戻り風路16Bの内壁に水切り350を備え、水切り350は、冷却器24のドレンパン303に連通するドレン開口355を備える。
水切り350は、集合部351と、集合部351に向けて傾く水切り板353と、を備え、ドレン開口355は、集合部351の底に形成される。
これによれば、戻り風路16B内に結露が発生しても、水切り350により、結露水はドレンパン303に回収される。
本実施の形態では、下部戻り風路16B−1は、冷却室224への戻り口16B−2を備え、前記戻り口16B−2は前記除霜ヒーター26の前方に開口する。
これによれば、下部戻り風路16B−1を通って戻る空気は、除霜ヒーター26の前方に向かうため、温められた空気の製氷室16への逆流が防止される。
上述の各実施の形態は、本発明の一実施の態様であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
以上のように、本発明に係る冷蔵庫は、他室よりも高温に設定される貯蔵室に冷却器を配置し、冷却器を覆って貯蔵室の奥部に冷却室を形成する、背壁構造体を備える冷蔵庫に好適に利用可能である。
1 冷蔵庫本体
3 内箱
14 冷蔵室
15 切換え室
16 製氷室
17 野菜室(貯蔵室)
17A−3 吐出口
18 冷凍室
14A〜18A 行き風路
14B〜18B 戻り風路
16B−1 下部戻り風路
16B−2 戻り口
20 背壁構造体
24 冷却器
26 除霜ヒーター
224 冷却室
303 ドレンパン
350 水切り
351 集合部
353 水切り板

Claims (7)

  1. 他室よりも高温に設定される貯蔵室と、
    前記貯蔵室の奥部に配置される冷却器と、
    前記冷却器の下方に配置される除霜ヒーターと、
    前記貯蔵室よりも上方の前記他室からの戻り風路と、を備え、
    前記他室からの戻り風路は、前記除霜ヒーターよりも低い位置を通る下部戻り風路を備える、冷蔵庫。
  2. 前記下部戻り風路は、前記貯蔵室と、前記貯蔵室よりも下方の前記他室とを仕切る下部断熱仕切壁に配置される、請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記下部戻り風路は、前記下部断熱仕切壁の一部を凹ませて略U字状に形成される、請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記下部戻り風路は、下方へ突出する突出壁を備える、請求項3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記他室からの戻り風路の内壁に水切りを備え、
    前記水切りは、前記冷却器のドレンパンに連通するドレン開口を備える、請求項1ないし4の何れか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記水切りは、集合部と、集合部に向けて傾く水切り板と、を備え、前記ドレン開口は、前記集合部の底に形成される、請求項5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記下部戻り風路は、冷却室への戻り口を備え、前記戻り口は前記除霜ヒーターの前方に開口する、請求項1ないし6の何れか一項に記載の冷蔵庫。
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