JP2021152383A - 作業車両の変速装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は本実施形態の土工用振動ローラを示す側面図であり、以下の説明では、車両を基準として前後方向及び左右方向を表現する。
土工用振動ローラ1は転圧車両の一種であり、主としてアスファルトを施工する前の地面を締固める作業に使用される。土工用振動ローラ1(以下、車両と称することもある)の車体は、前部車体2と後部車体3とをアーティキュレート機構4を介して連結してなる。前部車体2は前部転圧輪5(前部走行輪)として金属ドラムを備え、後部車体3は後部転圧輪6(後部走行輪)としてゴムタイヤを備えている。後部車体3に設けられた機械室7内にはエンジンを動力源としたHSTが搭載され、詳細は後述するがHSTの走行用油圧モータにより前部及び後部転圧輪5,6が回転駆動されて、路面を締固めながら車両1が走行する。
まず、ステップ1で車速センサ34,35からの検出情報に基づき現在の車両1が走行中であるか否かを判定し、判定がNo(否定)のときには一旦ルーチンを終了する。ステップ1の判定がYes(肯定)になるとステップ2に移行し、油圧センサ39,40により検出されるHST回路の油圧Pf,Pr(前後進に応じた何れか一方であり、以降の説明も同様)が予め設定された登坂モード切換判定圧P1以上であるか否かを判定し、続くステップ3で予め設定された登坂モード切換判定時間T1が経過したか否かを判定する(走行負荷判定部)。即ち、HST回路の油圧Pf,Prが登坂モード切換判定圧P1以上の状態が登坂モード切換判定時間T1だけ継続したか否かを判定し、これらの条件が満たされない場合には、ステップ4に移行して通常モードを実行する(通常モード実行部)。従って、この場合には車速フィードバック制御により油圧モータ23,24の傾転角mθが制御され、実車速Vが目標車速Vtgtに保たれる。
コントローラ32はステップ5に移行すると、図7に示す登坂モード制御ルーチンを実行する(登坂モード実行部)。まずステップ21で油圧センサ39,40の検出情報を取り込み、続くステップ22で、図8に示す制御マップに基づき油圧Pf,Prに対応する制限割合Rf,Rrを算出する。制限割合Rf,Rrは前後の油圧モータ23,24で個別に設定され、上記した登坂モード切換判定圧P1以下の領域では、共に傾転角mθに対する制限無しに相当する0%が設定され、登坂モード切換判定圧P1を超えると所定の増加率で増加する。
また、ステップ10でNoの判定を下したときにはステップ5に戻り、ステップ5〜10の処理を繰り返して登坂モードを継続し、ステップ6〜9の何れかの条件が満たされると通常モードに復帰する。
図9は車両1が前進方向に発進して平坦路から登坂路に侵入したときの油圧モータ23,24の傾転角mθの制御状況を示すタイムチャートである。
前後進レバー12が前進側に操作されると、その操作量に対応して目標車速Vtgtが設定され、まず油圧ポンプ15の傾転角mθが0から増加方向に制御されて最大値に到達する(ポイントb)。それに伴って、油圧ポンプ15が作動油を吐出し始めてHST回路の油圧Pfが増加し、初期値の傾転角mθに保持された油圧モータ23,24が駆動されることにより実車速Vが0から次第に増加する。油圧ポンプ15の傾転角mθが最大値に到達する直前のタイミング(ポイントa)で、通常モードに基づき油圧モータ23,24の傾転角mθが初期値から低下方向に制御され始める。図4に示す特性に基づき油圧モータ23,24の回転速度は増加し、それに伴って実車速Vが次第に増加して目標車速Vtgtに到達する(ポイントc)。
即ち、車両1の進行方向に位置する転圧輪5,6を駆動する油圧モータ23,24の傾転角よりも、反進行方向に位置する転圧輪5,6を駆動する油圧モータ23,24の傾転角を急激に増加させればよく、これにより前進時及び後進時の何れにおいても駆動力を適切に増加させることができる。
また上記実施形態では、前部及び後部転圧輪5,6をそれぞれ油圧モータ23,24により駆動したが、これに限るものではなく、例えば、何れか一方の走行輪を駆動する作業車両に適用してもよい。
また上記実施形態では、油圧モータ23,24に作用する走行負荷が増加する状況として登坂路の走行時を説明したが、これに限るものではない。例えば、他車両を牽引した走行状態のときに登坂モードを実行してもよく、この場合でも上記実施形態と同様の作用効果が得られる。
5 前部転圧輪(前部走行輪)
6 後部転圧輪(後部走行輪)
12 前後進レバー(走行操作部材)
13 操作状態検出装置
14 エンジン(動力源)
15 油圧ポンプ
23,24 油圧モータ
34,35 車速センサ(車速検出装置)
32a 通常モード実行部
32b 登坂モード実行部
32c 走行負荷判定部
32d 下限制限部
32e 予測車速算出部
39,40 油圧センサ(油圧検出装置)
Claims (8)
- 傾転角の増加に伴って回転速度を低下させると共に駆動力を増加させる特性を有する可変容量型の油圧モータを走行輪に連結し、動力源により駆動される油圧ポンプからの作動油を前記油圧モータに供給し、前記油圧モータの傾転角に応じて前記走行輪の回転速度を制御する作業車両の変速装置において、
オペレータにより操作される走行操作部材の操作状態を検出する操作状態検出装置と、
前記作業車両の走行速度を実車速として検出する車速検出装置と、
前記操作状態検出装置により検出された前記走行操作部材の操作状態に応じて目標車速を設定し、前記目標車速と前記車速検出装置により検出された実車速とに基づき前記油圧モータの傾転角をフィードバック制御する通常モードを実行する通常モード実行部と、
前記油圧モータに作用する走行負荷を判定し、前記走行負荷が増加したときに走行負荷増加判定を下す走行負荷判定部と、
前記通常モード実行部による通常モードの実行中において、前記走行負荷判定部により走行負荷増加判定が下されたときに、前記通常モード実行部の制御に基づく傾転角に比較して前記油圧モータの傾転角を増加側に制御する登坂モードを実行する登坂モード実行部と
を備えたことを特徴とする作業車両の変速装置。 - 前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される作動油の油圧を検出する油圧検出装置をさらに備え、
前記走行負荷判定部は、前記油圧検出装置により検出された油圧が予め設定された登坂モード切換判定圧以上の状態が予め設定された登坂モード切換判定時間だけ継続したときに走行負荷増加判定を下す
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。 - 前記通常モード実行部の制御に基づく傾転角を下限値により制限する下限制限部をさらに備え、
前記登坂モード実行部は、前記登坂モード切換判定圧に対する前記油圧検出装置により検出された油圧の超過分が大であるほど前記下限値を増加側に設定し、前記下限値に基づき前記下限制限部に前記油圧モータの傾転角を制限させることにより、前記傾転角を増加側に制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の作業車両の変速装置。 - 前記油圧ポンプから前記油圧モータに供給される作動油の油圧を検出する油圧検出装置をさらに備え、
前記登坂モード実行部は、前記登坂モードの実行中において、前記油圧検出装置により検出された油圧が予め設定された通常モード復帰判定圧未満の状態が予め設定された通常モード復帰判定時間だけ継続したときに、前記登坂モードを中止する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。 - 前記登坂モード実行部は、前記登坂モードの実行中において、前記操作状態検出装置により前記走行操作部材の中立位置が検出されたとき、または変速装置に故障が発生したときに、前記登坂モードを中止する
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。 - 前記作業車両は、前部走行輪及び後部走行輪をそれぞれ前記油圧モータにより駆動され、
前記登坂モード実行部は、前記登坂モードの実行中において、前記車速検出装置により検出された実車速から前記前部走行輪と後部走行輪との回転速度差を算出し、前記回転速度差が予め設定された回転差判定値以上になったときに、前記登坂モードを中止してスリップ抑制のためのトラクションモードに切り換える
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。 - 前記作業車両は、前部走行輪及び後部走行輪をそれぞれ前記油圧モータにより駆動され、
前記登坂モード実行部は、前記作業車両の進行方向に位置する前記走行輪を駆動する油圧モータの傾転角よりも、反進行方向に位置する前記走行輪を駆動する油圧モータの傾転角を急激に増加させる
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。 - 前記油圧モータの現在の傾転角により実現されるべき前記作業車両の走行速度を予測車速として算出する予測車速算出部をさらに備え、
前記走行負荷判定部は、前記予測車速算出部により算出された予測車速に対する前記車速検出装置により検出された実車速の低下分を算出し、前記低下分が予め設定された登坂モード切換判定値以上になったときに走行負荷増加判定を下す
ことを特徴とする請求項1に記載の作業車両の変速装置。
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