JP2021150442A - コイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器 - Google Patents

コイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の給電コイルなどのコイルを広い領域の全域にわたって配設した際において、任意の場所にある給電コイルなどのコイルへ選択的に通電することができるようにし、また、全ての給電コイルなどのコイルのそれぞれから電源に対してコイル数だけ接続線をそれぞれ配線する必要をなくす。【解決手段】選択的に通電可能なコイルユニットにおいて、第1の方向に延長する第1の往復線と、第2の方向に延長するとともに第1の往復線と交差する第2の往復線と、第1の往復線と第2の往復線との交差位置に接続されたコイルと、第2の往復線に接続された電源と、第2の往復線の接続状態または切断状態を選択する第1の切替器と、第1の往復線の接続状態または切断状態を選択する第2の切替器とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、コイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器に関する。
さらに詳細には、本発明は、非接触受給電において受電コイルへ電力を供給する給電コイルや誘導加熱装置あるいは電磁調理器などにおける誘導加熱コイルとして用いて好適なコイルユニット、当該コイルユニットを用いた非接触給電装置、当該非接触給電装置を備えた非接触受給電システム、当該コイルユニットを用いた誘導加熱装置および当該コイルユニットを用いた電磁調理器に関する。
一般に、非接触で受電負荷に給電する手法の一つとして、例えば、特開2014−17973号公報などに開示されているように、電磁誘導共振方式により給電コイルから受電コイルへ非接触で給電する非接触給受給電の手法が知られている。
従来より、こうした電磁誘導共振方式による非接触給受給電の手法を用いた非接触給電装置の分野においては、広い領域における非接触給受給電を可能にするために、複数の給電コイルを当該広い領域の全域にわたって平面上に並べて配設した、所謂、マルチコイル式の非接触給電装置が知られている。
こうした従来より知られたマルチコイル式の非接触給電装置は、広い領域においての非接触給受給電が可能であり、極めて利便性の高いものであった。
しかしながら、上記した従来のマルチコイル式の非接触給電装置については、以下のような問題点があった。
問題点1:複数の給電コイルを広い領域の全域にわたって平面上に並べて満遍なく配設するため、受給電の際に受電コイルが存在しない領域にある給電コイルにも通電されてしまって不要な磁界が発生し、人体の安全性に悪影響を及ぼすとともに、妨害電磁波放射が行われるという問題点があった。
問題点2:複数の給電コイルを広い領域の全域にわたって平面上に並べて満遍なく配設するため、受給電の際に受電コイルが存在しない領域にある給電コイルにも通電されてしまうので、給電効率が極端に悪化するという問題点があった。
問題点3:複数の給電コイルを広い領域の全域にわたって平面上に並べて満遍なく配設する際に、全ての給電コイルのそれぞれから電源に対して給電コイル数だけ接続線をそれぞれ配線する必要があるため、コスト高を招来するという問題点があるとともに、複数の電源を用いる場合には給電コイル間の磁界干渉も問題点となっていた。
特開2014−17973号公報
本発明は、上記したような従来の技術が有する種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の給電コイルなどのコイルを広い領域の全域にわたって配設した際にも、任意の場所にある給電コイルなどのコイルへ選択的に通電することができるようにして、上記した問題点1および問題点2を解決したコイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器を提供しようとするものである。
また、本発明は、上記したような従来の技術における種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の給電コイルなどのコイルを広い領域の全域にわたって配設する際にも、全ての給電コイルなどのコイルのそれぞれから電源に対してコイル数だけ接続線をそれぞれ配線する必要をなくして、上記した問題点3を解決したコイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるコイルユニットは、第1の方向に延長する第1の往復線と第2の方向に延長する第2の往復線とを交差して配置するとともに第1の往復線と第2の往復線との交差位置にコイルを配置し、第2の往復線に電源と接続状態または切断状態を選択する第1の切替器を接続し、第1の往復線に接続状態または切断状態を選択する第2の切替器を接続して短絡したものである。
従って、本発明によるコイルユニットによれば、第1の切替器と第2の切替器との両方が接続状態になったときにのみ、電源から交差位置に配置したコイルに電流を流すことができるようになる。
このため、本発明によるコイルユニットを用いて非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置あるいは電磁調理器を構成する際に、第1の往復線と第2の往復線とをX−Yマトリックス状に複数配置して、第1の往復線と第2の往復線とのぞれぞれの各交差位置においてX−Yマトリックス状にコイルをそれぞれ配置することにより、任意の位置のコイルにのみ選択的に通電することが可能となる。
即ち、本発明によるコイルユニットを広い領域の全域にわたって配設した際においても、任意の場所にあるコイルへ選択的に通電することができるようになる。
また、上記したように本発明によるコイルユニットを広い領域の全域にわたって配設する際においては、上記したように第1の往復線と第2の往復線とをX−Yマトリックス状に複数配置することにより、全てのコイルのそれぞれから電源に対してコイル数だけ接続線をそれぞれ配線する必要がなくなる。
こうした本発明によるコイルユニットは、プリント基板に回路構成の導体パターンを形成することにより製品化することも可能である。
また、本発明による非接触受給電システムは、駐車場に駐車された自動車への給電、室内で使用される家電製品への給電あるいは机上に置かれる小物機器への給電などの広い分野における非接触給電に適用することができる。
なお、本発明によるコイルユニットは配線に往復線を使用しているが、往復線のインダクタンスは小さくなっているので、損失悪化や漏洩インダクタンスは少ないものである。
即ち、本発明によるコイルユニットは、選択的に通電可能なコイルユニットにおいて、第1の方向に延長する第1の往復線と、第2の方向に延長するとともに上記第1の往復線と交差する第2の往復線と、上記第1の往復線と上記第2の往復線との交差位置に接続されたコイルと、上記第2の往復線に接続された電源と、上記第2の往復線の接続状態または切断状態を選択する第1の切替器と、上記第1の往復線の接続状態または切断状態を選択する第2の切替器とを有するようにしたものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記第1の往復線は、第1方向第1導体と第1方向第2導体とを有し、上記第2の往復線は、第2方向第1導体と第2方向第2導体とを有し、上記第1方向第1導体を往路線とするとともに上記第1方向第2導体を復路線とし、かつ、上記第2方向第1導体を上記往路線とするとともに上記第2方向第2導体を上記復路線としたときに、上記電源は、上記第2方向第1導体と上記第2方向第2導体との端部に接続され、上記第1の切替器は、上記第2方向第1導体に接続され、上記第2の切替器は、上記第1方向第1導体と上記第1方向第2導体との間に接続されるようにしたものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記コイルは、渦巻きコイルである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記渦巻きコイルは、一重の渦巻きコイルであって、内径側端部を上記第2方向第1導体に接続し、かつ、外径側端部を上記第1方向第1導体と接続し、上記第1方向第2導体と上記第2方向第2導体とを、上記交差位置における交点で接続したものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記一重の渦巻きコイルは、上記内径側端部と上記外径側端部との間に共振コンデンサを接続したものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記渦巻きコイルは、第1渦巻きコイルと第2渦巻きコイルとを二重に重ね合わせた二重渦巻きコイルであって、上記第1渦巻きコイルの内径側端部を上記第2方向第1導体に接続し、かつ、上記第1渦巻きコイルの外径側端部を上記第1方向第1導体と接続し、上記第2渦巻きコイルの内径側端部を上記第1方向第2導体に接続し、かつ、上記第2渦巻きコイルの外径側端部を上記第2方向第2導体と接続したものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記第1の往復線と上記第2往復線とは、XYZ直交座標系におけるXY平面において直交して配置されたものである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記第1の切替器と上記第2の切替器とは、それぞれ半導体スイッチである。
また、本発明によるコイルユニットは、上記した本発明によるコイルユニットにおいて、上記コイルに隣接してフェライト板を配設したものである。
また、本発明による非接触給電装置は、電磁誘導共振方式による非接触給電装置において、第1の方向に延長するとともに第2の方向に並んで複数配置された第1の往復線と、上記第2の方向に延長するとともに上記第1の方向に並んで複数配置され、上記第1の往復線とそれぞれ交差する第2の往復線と、上記第1の往復線と上記第2の往復線との交差位置にそれぞれ接続された複数のコイルと、上記複数の第2の往復線に並列接続された単一の電源と、上記複数の第2の往復線のそれぞれの接続状態または切断状態を選択する複数の第1の切替器と、上記複数の第1の往復線のそれぞれの接続状態または切断状態を選択する複数の第2の切替器とを有するようにしたものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の第1の往復線のそれぞれは、第1方向第1導体と第1方向第2導体とをそれぞれ有し、上記複数の第2の往復線のそれぞれは、第2方向第1導体と第2方向第2導体とをそれぞれ有し、上記それぞれの第1方向第1導体を往路線とするとともに上記それぞれの第1方向第2導体を復路線とし、かつ、上記それぞれの第2方向第1導体を上記往路線とするとともに上記それぞれの第2方向第2導体を上記復路線としたときに、上記電源は、上記それぞれの第2方向第1導体と上記それぞれの第2方向第2導体との端部に接続され、上記第1の切替器は、上記第2方向第1導体にそれぞれ接続され、上記第2の切替器は、上記第1方向第1導体と上記第1方向第2導体との間にそれぞれ接続されたものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数のコイルは、複数の渦巻きコイルである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の渦巻きコイルは、それぞれ一重の渦巻きコイルであって、上記それぞれの交差位置において、内径側端部を上記第2方向第1導体に接続し、かつ、外径側端部を上記第1方向第1導体と接続し、上記第1方向第2導体と上記第2方向第2導体とを、上記それぞれの交差位置における交点で接続したものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の一重の渦巻きコイルは、上記それぞれの内径側端部と上記それぞれの外径側端部との間に共振コンデンサを接続したものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の渦巻きコイルは、それぞれ第1渦巻きコイルと第2渦巻きコイルとを二重に重ね合わせた二重渦巻きコイルであって、上記それぞれの交差位置において、上記第1渦巻きコイルの内径側端部を上記第2方向第1導体に接続し、かつ、上記第1渦巻きコイルの外径側端部を上記第1方向第1導体と接続し、上記第2渦巻きコイルの内径側端部を上記第1方向第2導体に接続し、かつ、上記第2渦巻きコイルの外径側端部を上記第2方向第2導体と接続したものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の第1の往復線と上記複数の第2往復線とは、XYZ直交座標系におけるXY平面においてそれぞれ直交して配置されたものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の第1の切替器と上記複数の第2の切替器とは、それぞれ半導体スイッチである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記コイルに隣接してフェライト板を配設したものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の第1の切替器のそれぞれと上記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを順次に切り替えて、上記複数のコイルのそれぞれにおける受電負荷の有無を検出するものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記複数の第1の切替器のそれぞれと上記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを時分割で切り替えて、上記電源から上記複数のコイルへ時分割で通電するものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、受動負荷の移動に応じて上記複数の第1の切替器のそれぞれと上記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを切り替えて、上記受動負荷の移動に追随して通電する上記コイルを変化するものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、さらに、上記それぞれのコイルに隣接して配設されるとともに受電負荷の有無を検知する複数の移動体検知器とを有するものである。
また、本発明による非接触給電装置は、プリント基板に回路構成の導体パターンを形成してなる非接触給電装置であって、上記回路構成は、上記した本発明による非接触給電装置の回路構成である。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記プリント基板は、両面プリント基板と三層給電ライン基板とを重ね合わせて構成され形成され、上記両面プリント基板の表面に、上記した本発明による非接触給電装置の回路構成におけるコイルの導体パターンが形成され、上記三層給電ライン基板には、上記した本発明による非接触給電装置の回路構成におけるコイルを除く導体パターンが形成され、上記両面プリント基板と上記三層給電ライン基板とは、配線により電気的に接続されているものである。
また、本発明による非接触給電装置は、上記した本発明による非接触給電装置において、上記プリント基板を複数個接続したものである。
また、本発明による非接触給受給電システムは、電磁誘導共振方式により給電コイルから受電コイルへ非接触で給電する非接触給受給電システムにおいて、上記した本発明による非接触給電装置における上記コイルを給電コイルとし、上記コイルへ通電して、受電負荷が有する受電コイルへ給電するものである。
また、本発明による非接触給受給電システムは、上記した本発明による非接触給受給電システムにおいて、上記受電負荷は、自動車または電気機器である。
また、本発明による誘導加熱装置は、誘導加熱により被加熱部を加熱する誘導加熱装置において、上記した本発明による非接触給電装置における上記コイルを誘導加熱コイルとし、上記コイルへ通電して、被加熱物を加熱するようにしたものである。
また、本発明による電磁調理器は、誘導加熱により調理器具を加熱して調理する電磁調理器において、上記した本発明による非接触給電装置における上記コイルを電磁調理器誘導加熱コイルとし、上記コイルへ通電して、調理器具を加熱するようにしたものである。
また、本発明による電磁調理器は、上記した本発明による電磁調理器において、上記コイルへの通電を時分割で制御して、上記調理器具の加熱分布を制御するようにしたものである。
本発明は、以上説明したように構成されているので、複数の給電コイルなどのコイルを広い領域の全域にわたって配設した際にも、任意の場所にある給電コイルなどのコイルへ選択的に通電することができるようになり、上記した問題点1および問題点2を解決することができるという優れた効果を奏するものである。
また、本発明は、以上説明したように構成されているので、複数の給電コイルなどのコイルを広い領域の全域にわたって配設する際にも、全ての給電コイルなどのコイルのそれぞれから電源に対してコイル数だけ接続線をそれぞれ配線する必要がなくなり、上記した問題点3を解決することができるという優れた効果を奏するものである。
図1は、本発明の実施の形態の一例としての第1の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図である。 図2は、本発明の実施の形態の一例としての第2の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図である。 図3は、本発明の実施の形態の一例としての第3の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図である。 図4は、本発明の実施の形態の一例としての第4の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図5は、本発明の実施の形態の一例としての第5の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図6は、第4の実施の形態ならびに第5の実施の形態による非接触給電装置の動作を示すタイミングチャートである。 図7は、第4の実施の形態ならびに第5の実施の形態による非接触給電装置の動作を示すタイミングチャートである。 図8は、本発明の実施の形態の一例としての第6の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図9は、本発明の実施の形態の一例としての第7の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図10は、本発明の実施の形態の一例としての第8の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図11は、第7の実施の形態ならびに第8の実施の形態による非接触給電装置の動作を示すタイミングチャートである。 図12は、本発明の実施の形態の一例としての第9の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図13は、本発明の実施の形態の一例としての第10の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図14は、本発明の実施の形態の一例としての第11の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図15(a)(b)は、本発明の実施の形態の一例としての第12の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。なお、図15(b)は、図15(a)のD矢視図である。 図16は、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態によるコイルユニットならびに第4の実施の形態乃至第12の実施の形態による非接触給電装置における第1切替器ならびに第2切替器として用いることのできる半導体スイッチの回路構成を模式的に示す説明図である。 図17(a)(b)は、第1の実施の形態乃至第3の実施の形態によるコイルユニットならびに第4の実施の形態乃至第12の実施の形態による非接触給電装置についての変形例を模式的に示す説明図である。なお、図17(b)は、図17(a)のE矢視図である。 図18は、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。なお、図18は、第13の実施の形態によるプリント基板の表面を示す。 図19は、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。なお、図19は、第13の実施の形態によるプリント基板の裏面を示す。 図20は、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。なお、図20は、図19におけるF−F線による断面図を示す。 図21は、本発明の実施の形態の一例としての第14の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図である。 図22は、本発明の実施の形態の一例としての第15の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図である。 図23は、本発明の実施の形態の一例としての第16の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図である。 図24は、本発明の実施の形態の一例としての第17の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図である。 図25は、本発明の実施の形態の一例としての第18の実施の形態による誘導加熱装置の構成を模式的に示す説明図である。 図26は、本発明の実施の形態の一例としての第19の実施の形態による電磁調理器の構成を模式的に示す説明図である。 図27は、本発明の実施の形態の一例としての第20の実施の形態による電磁調理器の構成を模式的に示す説明図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるコイルユニット、非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置および電磁調理器の実施の形態の一例についてそれぞれ詳細に説明するものとする。
なお、以下の「発明を実施するための形態」の項の説明においては、各図を参照しながら説明する構成ならびに作用と同一あるいは相当する構成ならびに作用のそれぞれについては、それぞれ同一の符号を付して示すことにより、それらの詳細な構成ならびに作用の説明は適宜に省略する。
(I)本発明の第1の実施の形態
(I−1)構成
まず、本発明の実施の形態の一例として、図1を参照しながら第1の実施の形態によるコイルユニットについて説明する。
ここで、図1には、本発明の実施の形態の一例としての第1の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
本発明の第1の実施の形態によるコイルユニット10は、XYZ直交座標系におけるXY平面と平行に配置された往復線として、X方向に延長する第1往復平行線12とY方向に延長する第2往復平行線14とを直交して配置している。
そして、直交する第1往復平行線12と第2往復平行線14との交差位置Aに、コイルとして丸形の一重の渦巻きコイルである丸形渦巻きコイル16を配置している。
ここで、本願発明の理解を容易にするために、説明の便宜上、第1往復平行線12を構成する導体であるX方向第1直線状導体12a(図1において実線で示している。)を往路線とするとともに第1往復平行線12を構成する導体であるX方向第2直線状導体12b(図1において破線で示している。)を復路線とし、かつ、第2往復平行線14を構成する導体であるY方向第1直線状導体14a(図1において実線で示している。)を往路線とするとともに第2往復平行線14を構成する導体であるY方向第2直線状導体14b(図1において破線で示している。)を復路線として説明する。
電源である交流電源18は、交差位置Aから離れた第2往復平行線14におけるY方向第1直線状導体14aとY方向第2直線状導体14bとの端部に接続されている。
また、Y方向第1直線状導体14aには、接続状態または切断状態を選択する第1切替器20を接続している。
従って、第1切替器20は、交流電源18から通電のオン/オフを制御する電源スイッチとして機能する。
一方、交差位置Aから離れた第1往復平行線12を構成するX方向第1直線状導体12aとX方向第2直線状導体12bとの端部は、接続状態または切断状態を選択する第2切替器22により短絡されている。
さらに、丸形渦巻きコイル16は、その最中心部に位置する内径側端部16aがY方向第1直線状導体14aに接続されており、かつ、その最外縁部に位置する外径側端部16bがX方向第1直線状導体12aに接続されている。
また、X方向第2直線状導体12bとY方向第2直線状導体14bとは、交差位置Aにおける交点Bで接続されている。
(I−2)動作
以上の構成において、まず、コイルユニット10における第1切替器20と第2切替器22との両方を接続状態とした第1の場合について説明する。
この第1の場合においては、第1切替器20が接続状態とされているので、交流電源18から出力された電流である交流電流は、Y方向第1直線状導体14aを流れて内径側端部16aへ到達し、さらに内径側端部16aから外径側端部16bへと丸形渦巻きコイル16を流れ、外径側端部16bからX方向第1直線状導体12aへと流れるようにして、往復線の往路線を通過して第2切替器22へと流れる(図1における実線矢印を参照する。)。
ここで、第2切替器22が接続状態とされているので、往復線の往路線を通過してきた交流電流はX方向第2直線状導体12bを流れて交点Bまで到達し、交点BからY方向第2直線状導体14bへ流れて、往復線の復路線を通過して交流電源18へ戻る(図1における破線矢印を参照する。)。
従って、上記において説明した第1の場合には、丸形渦巻きコイル16へ交流電流を通電することができる。
次に、コイルユニット10における第1切替器20と第2切替器22との両方を切断状態あるいはいずれか一方を切断状態とした第2の場合について説明する。
この第2の場合においては、往復線に交流電流が流れることはなく、丸形渦巻きコイル16へは交流電流が通電されない。
(I−3)作用効果
従って、上記において説明したコイルユニット10によれば、第1切替器20と第2切替器22との両方が接続状態になったときにのみ、丸形渦巻きコイル16に交流電流を通電することができるようになる。
このため、コイルユニット10を用いて非接触給電装置、非接触受給電システム、誘導加熱装置あるいは電磁調理器を構成する際に、第1往復平行線12と第2往復平行線14とをX−Yマトリックス状に複数配置して、第1往復平行線12と第2往復平行線14とのぞれぞれの各交差位置AにおいてX−Yマトリックス状に丸形渦巻きコイル16をそれぞれ配置することにより、任意の受電負荷の位置に対応した任意の箇所の丸形渦巻きコイル16にのみ選択的に通電することが可能となる。
即ち、コイルユニット10を広い領域の全域にわたって配設した際においても、任意の箇所にある丸形渦巻きコイル16へ選択的に通電することができるようになる。
また、上記したようにコイルユニット10を広い領域の全域にわたって配設する際においては、上記したように第1往復平行線12と第2往復平行線14とをX−Yマトリックス状に複数配置することにより、全ての丸形渦巻きコイル16のそれぞれから交流電源18に対して丸形渦巻きコイル16の個数だけの接続線をそれぞれ配線する必要がなくなる。
(II)本発明の第2の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図2を参照しながら第2の実施の形態によるコイルユニットについて説明する。
ここで、図2には、本発明の実施の形態の一例としての第2の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第2の実施の形態によるコイルユニット30と第1の実施の形態によるコイルユニット10とを比較すると、コイルユニット10がコイルとして丸形渦巻きコイル16を備えているのに対して、コイルユニット30がコイルとして四角形状の一重の渦巻きコイルである四角形渦巻きコイル32を備えている点でのみ異なっている。
渦巻きコイルの形状は、コイルユニット30における四角形渦巻きコイル32のように四角形でもよく、コイルユニット30においてもコイルユニット10と同等な動作となり同等な作用効果が得られる。
(III)本発明の第3の実施の形態
(III−1)構成
次に、本発明の実施の形態の一例として、図3を参照しながら第3の実施の形態によるコイルユニットについて説明する。
ここで、図3には、本発明の実施の形態の一例としての第3の実施の形態によるコイルユニットの回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第3の実施の形態によるコイルユニット40は、第1の実施の形態によるコイルユニット10とを比較すると、直交する第1往復平行線12と第2往復平行線14との交差位置Aに配置するコイルとして、丸形渦巻きコイル16に代えて丸形の二重の渦巻きコイルである丸形二重渦巻きコイル42を配置した点においてコイルユニット10とは異なる。
丸形二重渦巻きコイル42は、往復線における往路線となる第1丸形渦巻きコイル44(図3において実線で示す。)と往復線における復路線となる第2丸形渦巻きコイル46(図3において破線で示す。)とを二重に重ね合わせて構成されている。
そして、第1丸形渦巻きコイル44は、その最中心部に位置する内径側端部44aがY方向第1直線状導体14aに接続されており、かつ、その最外縁部に位置する外径側端部44bがX方向第1直線状導体12aに接続されている。
また、第2丸形渦巻きコイル46は、その最中心部に位置する内径側端部46aがX方向第2直線状導体12bに接続されており、かつ、その最外縁部に位置する外径側端部46bがY方向第2直線状導体14bに接続されている。
(III−2)動作
以上の構成において、まず、コイルユニット40における第1切替器20と第2切替器22との両方を接続状態とした第1の場合について説明する。
この第1の場合においては、第1切替器20が接続状態とされているので、交流電源18から出力された交流電流は、Y方向第1直線状導体14aを流れて内径側端部44aへ到達し、さらに内径側端部44aから外径側端部44bへと第1丸形渦巻きコイル44を流れ、外径側端部44bからX方向第1直線状導体12aへと流れるようにして、往復線の往路線を通過して第2切替器22へと流れる(図3における実線矢印を参照する。)。
ここで、第2切替器22が接続状態とされているので、往復線の往路線を通過してきた交流電流はX方向第2直線状導体12bを流れて内径側端部46aへ到達し、さらに内径側端部46aから外径側端部46bへと第2丸形渦巻きコイル46を流れ、外径側端部46bからY方向第2直線状導体14bへ流れて、往復線の復路線を通過して交流電源18へ戻る(図3における破線矢印を参照する。)。
従って、上記において説明した第1の場合には、丸形二重渦巻きコイル42を構成する第1丸形渦巻きコイル44および第2丸形渦巻きコイル46へ交流電流を通電することができる。
次に、コイルユニット40における第1切替器20と第2切替器22との両方を切断状態あるいはいずれか一方を切断状態とした第2の場合について説明する。
この第2の場合においては、往復線に交流電流が流れることはなく、丸形二重渦巻きコイル42を構成する第1丸形渦巻きコイル44ならびに第2丸形渦巻きコイル46へは交流電流が通電されない。
(III−3)作用効果
コイルユニット40においては、上記したようにコイルユニット10と同等な動作となるので、コイルユニット10と同等な作用効果が得られる。
(IV)本発明の第4の実施の形態
(IV−1)構成
次に、本発明の実施の形態の一例として、図4を参照しながら第4の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図4には、本発明の実施の形態の一例としての第4の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第4の実施の形態による非接触給電装置50は、コイルユニット10を構成要素として用いて、電磁誘導共振方式により給電コイルから受電コイルへ非接触で給電する非接触給電装置を構成した一例を示している。
より詳細には、非接触給電装置50は、X−YマトリックスにおけるY方向(行方向)において、X方向に延長する第1往復平行線12を複数本であるn本(図4に示す例においては、「n=4」である。)並べて配置している。
従って、第2切替器22は、4本の第1往復平行線12のそれぞれに対応して、図4においてSY1、SY2、SY3、SYnで示す4個配置されている。
一方、非接触給電装置50は、X−YマトリックスにおけるX方向(列方向)において、Y方向に延長する第2往復平行線14を複数本であるn本(図4に示す例においては、「n=6」である。)並べて配置している。
従って、第1切替器20は、6本の第2往復平行線14のそれぞれに対応して、図4においてSX1、SX2、SX3、SX4、SX5、SXnで示す6個配置されている。
そして、4本の第1往復平行線12と6本の第2往復平行線14とがそれぞれ交差する各交差位置Aにおいて、X−Yマトリックス状に丸形渦巻きコイル16をそれぞれ配置している。
図4に示す例においては、交差位置Aは24箇所あるので、合計で24個の丸形渦巻きコイル16が、4行6列のX−Yマトリックス配置により往路線にX−Yマトリックス状に接続されている。
ここで、24個の丸形渦巻きコイル16のそれぞれに着目すると、各丸形渦巻きコイル16は、その最中心部に位置する内径側端部16aがY方向第1直線状導体14aに接続されており、かつ、その最外縁部に位置する外径側端部16bがX方向第1直線状導体12aに接続されており、さらに、X方向第2直線状導体12bとY方向第2直線状導体14bとは、交差位置Aにおける交点Bで接続されている。
即ち、各丸形渦巻きコイル16は、X−YマトリックスにおけるY方向(行方向)とX−YマトリックスにおけるX方向(列方向)とにそれぞれ配置された往復線間で直列になるように接続されている。
また、交流電源18は、6本の第2往復平行線14のそれぞれに関してY方向第1直線状導体14aとY方向第2直線状導体14bとの端部に接続されている。
つまり、6本の第2往復平行線14は交流電源18に並列接続されており、非接触給電装置50においては単一の電源である交流電源18により電力供給される。
非接触給電装置50においては、24個の丸形渦巻きコイル16のそれぞれにおいてコイルユニット10が構成されていることになり、24個の丸形渦巻きコイル16はそれぞれ電磁誘導共振方式により給電コイルとして機能する。
なお、図4において符号Cは、共振コンデンサを示している。
(IV−2)動作
以上の構成において、非接触給電装置50においては、6個の第1切替器20(SX1、SX2、SX3、SX4、SX5、SXn)のそれぞれについて接続状態と切断状態とを選択的に切り替え、かつ、4個の第2切替器22(SY1、SY2、SY3、SYn)のそれぞれについて接続状態と切断状態とを選択的に切り替えることにより、24個の丸形渦巻きコイル16のなかの任意の丸形渦巻きコイル16にのみ通電することができる。
例えば、受電負荷の受電コイル52が図4に示す位置にある場合には、第1切替器20についてはSX4のみを接続状態とするとともに他はすべて切断状態とし、かつ、第2切替器22についてはSY3のみを接続状態とするとともに他はすべて切断状態とする。
上記した第1切替器20と第2切替器22とにおける接続状態と切断状態との選択的な切り替えにより、交流電源18から出力された交流電流は、受電コイル52に対応する丸形渦巻きコイル16(X−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第4列(SX4)目の丸形渦巻きコイル16)にのみ通電されて、丸形渦巻きコイル16は受電コイル52に対する給電コイルとして機能する。
(IV−3)作用効果
従って、上記において説明した非接触給電装置50によれば、第1切替器20と第2切替器22とにおける接続状態と切断状態とを選択的に切り替えることにより、複数の丸形渦巻きコイル16のなかで、任意の受電負荷における受電コイルの位置に対応した任意の箇所の丸形渦巻きコイル16にのみ選択的に通電し、受電コイルへ給電することが可能となる。
即ち、非接触給電装置50において広い領域の全域にわたって丸形渦巻きコイル16を配設した際においても、任意の箇所にある丸形渦巻きコイル16へのみ選択的に通電することができるようになる。
また、上記したように、非接触給電装置50において広い領域の全域にわたって丸形渦巻きコイル16を配設する際においては、上記したように第1往復平行線12と第2往復平行線14とをX−Yマトリックス状に複数配置することにより、全ての丸形渦巻きコイル16のそれぞれから交流電源18に対して丸形渦巻きコイル16の数だけの接続線をそれぞれ配線する必要がなくなる。
例えば、図4に示す例においては、丸形渦巻きコイル16は24個あるため、丸形渦巻きコイル16のそれぞれから電源18に対して丸形渦巻きコイル16の数だけ接続線をそれぞれ配線すると、24本の接続線が必要となる。
しかしながら、非接触給電装置50においては、4本の第1往復平行線12と6本の第2往復平行線14との合計で10本の接続線を配線するのみでよい。
(V)本発明の第5の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図5を参照しながら第5の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図5には、本発明の実施の形態の一例としての第5の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第5の実施の形態による非接触給電装置60と第4の実施の形態による非接触給電装置50とを比較すると、非接触給電装置50がコイルユニット10を構成要素として用いているのに対して、非接触給電装置60がコイルユニット40を構成要素として用いている点でのみ異なっている。
渦巻きコイルの形状は、非接触給電装置60における丸形二重渦巻きコイル42でもよく、丸形二重渦巻きコイル42はX−YマトリックスにおけるY方向(行方向)とX−YマトリックスにおけるX方向(列方向)とにそれぞれ配置された往復線間で直列になるように接続されるとともに、交流電源18は6本の第2往復平行線14のそれぞれに関してY方向第1直線状導体14aとY方向第2直線状導体14bとの端部に接続されていて、非接触給電装置60においても非接触給電装置50と同等な動作となり同等な作用効果が得られる。
即ち、受電負荷の受電コイル52が図5に示す位置にある場合には、第1切替器20についてはSX4のみを接続状態とするとともに他はすべて切断状態とし、かつ、第2切替器22についてはSY3のみを接続状態とするとともに他はすべて切断状態とする。
上記した第1切替器20と第2切替器22とにおける接続状態と切断状態との選択的な切り替えにより、交流電源18から出力された交流電流は、受電コイル52に対応する丸形二重渦巻きコイル42(X−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第4列(SX4)目の丸形二重渦巻きコイル42)にのみ通電されて、丸形二重渦巻きコイル42は受電コイル52に対する給電コイルとして機能する。
なお、非接触給電装置50においては、破線で示す往復線の復路線は全線が接続されているため、丸形渦巻きコイル16付近に四角形状のループ回路が形成され、このループ回路に不要な誘導電流が流れる。
しかしながら、非接触給電装置60によれば、常に接続されているループ回路を無くすことができるので、不要な誘導電流の発生を防ぐことができるようになる。
(VI)非接触給電装置50、60における受電負荷検出動作の説明
次に、図6を参照しながら、非接触給電装置50、60における受電負荷の有無、より詳細には、受電コイル52を備えた受電負荷が配置された場所を検出する処理について説明する。
なお、図6には、第4の実施の形態による非接触給電装置50ならびに第5の実施の形態による非接触給電装置60の動作を示すタイミングチャートがあらわされている。
非接触給電装置50、60においては、受電負荷の有無、より詳細には、受電コイル52を備えた受電負荷が配置された場所を検出するには、以下のような処理動作を行う。
即ち、第1切替器20と第2切替器22とにおける接続状態(以下、適宜に「オン」と称する。)と切断状態(以下、適宜に「オフ」と称する。)とを選択的に切り替えて、マトリックス状に配置された給電コイルたる全ての丸形渦巻きコイル16(丸形二重渦巻きコイル42)に対して1個ずつ順番に微弱交流電流を短時間流していき、その際に交流電源18側から負荷インピーダンスの変化を検出することによって、受電負荷の有無を検出する。
なお、この処理動作は、電磁調理器に載置された鍋の有無を検出する処理などにおいて従来より一般的に行われている手法であるが、以下に非接触給電装置50ならびに非接触給電装置60に関連して詳細に説明する。
ここで、非接触給電装置50ならびに非接触給電装置60においては、図6を参照しながら説明する以下の処理動作1乃至処理動作5を順次に行う。
処理動作1:まず、SX1の第1切替器20をオンして、このオンの期間にSY1乃至SYnの第2切替器22について順番にオン/オフを順次繰り返し、SX1の第1切替器20につながるY方向(行方向)のn個の丸形渦巻きコイル16(丸形二重渦巻きコイル42)について負荷の有無を検出する。
処理動作2:上記した処理動作1と同様にして、SX2乃至SXnの第1切替器20につながるY方向(行方向)のn個の丸形渦巻きコイル16(丸形二重渦巻きコイル42)について負荷の有無を検出する。
処理動作3:上記した処理動作1乃至処理動作2において、負荷が全く検出されなかった場合には、給電する対象の受電負荷が存在していないので、交流電源18はオフ状態としておく。
処理動作4:上記した処理動作1乃至処理動作2において、負荷が1個検出された場合には、当該検出された場所に対応する第1切替器20および第2切替器22のみをオンしてから交流電源18をオン状態とする。これにより、当該検出された場所に対応する給電コイルたる丸形渦巻きコイル16(丸形二重渦巻きコイル42)にのみ通電され、当該検出された場所の負荷たる受電負荷の受電コイルへ給電される。
処理動作5:上記した処理動作1乃至処理動作2において、負荷が複数個検出された場合には、その際に備えて予め設定した優先度に従って、上記した処理動作4を行う。
なお、上記した処理動作1乃至処理動作5は、予め設定した時間間隔をおいて繰り返すことにより、予め設定した時間間隔毎に受電負荷の位置を検出して、検出した受電負荷に対して給電することができる。
(VII)非接触給電装置50、60における時分割給電動作の説明
次に、図7を参照しながら、非接触給電装置50、60における時分割給電動作、より詳細には、受電負荷の受電コイル52に対して時分割で給電する動作について説明する。
なお、図7には、第4の実施の形態である非接触給電装置50ならびに第5の実施の形態である非接触給電装置60の動作を示すタイミングチャートがあらわされており、この図7を参照しながら、受電負荷の受電コイル52に対して時分割で給電する動作について説明する。
即ち、上記した「(VI)非接触給電装置50、60における受電負荷検出動作の説明」における処理動作1乃至処理動作2において、複数の受電負荷としてM個の受電負荷が検出された場合には、予め設定された単位給電時間αを1/M時間ずつ分割し、時分割で第1切替器20と第2切替器22とをオン/オフ制御し、M個の給電コイル(丸形渦巻きコイル16、丸形二重渦巻きコイル42)にα/M時間ずつ順番で一巡するように通電し、複数の受電コイル52へ順次に給電する。
こうした処理動作を行うことにより、全ての受電負荷の受電コイル52に対して均等に給電することができるようになる。
(VIII)本発明の第6の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図8を参照しながら第6の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図8には、本発明の実施の形態の一例としての第6の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この図8に示す第6の実施の形態は、第4の実施の形態である非接触給電装置50と構成は同一であるが、その動作のみが異なるものである。
即ち、第6の実施の形態においては、受電負荷が移動する場合に、その移動に追随して通電する丸形渦巻きコイル16を変化させるものである。
ここで、上記した「(VI)非接触給電装置50、60における受電負荷検出動作の説明」における処理動作1乃至処理動作2により、受電負荷が移動した場合でも移動場所を検出することができるので、当該検出した移動場所に対応する丸形渦巻きコイル16へのみ通電するようにしたものである。
例えば、図8に示す例においては、受電コイル52を備えた受電負荷の移動に伴い、SX3の第1切替器20およびSYnの第2切替器22のみオンにして、X−Yマトリックス配置における第n行(SYn)第3列(SX3)目の丸形渦巻きコイル16にのみ通電し、次に、SX4の第1切替器20およびSY3の第2切替器22のみオンにして、X−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第4列(SX4)目の丸形渦巻きコイル16にのみ通電し、次に、SX5の第1切替器20およびSY2の第2切替器22のみオンにして、X−Yマトリックス配置における第2行(SY2)第5列(SX5)目の丸形渦巻きコイル16にのみ通電し、受電コイル52に給電する。
(IX)本発明の第7の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図9を参照しながら第7の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図9には、本発明の実施の形態の一例としての第7の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第7の実施の形態による非接触給電装置70と第4の実施の形態による非接触給電装置50とを比較すると、非接触給電装置50がコイルユニット10を構成要素として用いているのに対して、非接触給電装置70がコイルユニット30を構成要素として用いている点と、四角形渦巻きコイル32に隣接して受電負荷の有無を検知する移動体検知器72を備えている点においてのみ異なっている。
渦巻きコイルの形状は、非接触給電装置70における四角形渦巻きコイル32でもよく、非接触給電装置70においても非接触給電装置50と同等な動作となり同等な作用効果が得られる。
また、移動体検知器72は、例えば、光センサーなどにより構成すればよく、受動負荷の有無を検知する。
非接触給電装置70においては、各四角形渦巻きコイル32に隣接して移動体検知器72がそれぞれ配設されており、この移動体検知器72により受動負荷の有無が検知されるので、上記した「(VI)非接触給電装置50、60における受電負荷検出動作の説明」における処理動作1乃至処理動作2を行う必要がない。
図9には、複数個分(図9に示す例においては4個分である。)の四角形渦巻きコイル32の面積に相当する面積の受電コイル52を備えた受電負荷が、任意の位置に移動する際における第1切替器20と第2切替器22とのオン/オフ制御を示している。
具体的には、まず、移動体検知器72によって受電負荷がX−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第3列(SX3)目、第3行(SY3)第4列(SX4)目、第2行(SY2)第3列(SX3)目および第2行(SY2)第4列(SX4)目の位置(図9において破線で示す位置である。)にあることが検出されると、SX3およびSX4の第1切替器20ならびにSY3およびSY2の第2切替器22のみをオンにして、X−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第3列(SX3)目、第3行(SY3)第4列(SX4)目、第2行(SY2)第3列(SX3)目および第2行(SY2)第4列(SX4)目の4個の四角形渦巻きコイル32のみに通電し、受電コイル52に給電する。
その後に、移動体検知器72によって受電負荷がX−Yマトリックス配置における第3行(SY3)第4列(SX4)目、第3行(SY3)第5列(SX5)目、第2行(SY2)第4列(SX4)目および第2行(SY2)第5列(SX5)目の位置(図9において実線で示す位置である。)へ移動したことが検出されると、SX3の第1切替器20をオフにするとともにSX5の第1切替器20をオンにして、X−Yマトリックス配置におけるる第3行(SY3)第4列(SX4)目、第3行(SY3)第5列(SX5)目、第2行(SY2)第4列(SX4)目および第2行(SY2)第5列(SX5)目の4個の四角形渦巻きコイル32のみに通電し、受電コイル52に給電する。
(X)本発明の第8の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図10を参照しながら第8の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図10には、本発明の実施の形態の一例としての第8の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第8の実施の形態による非接触給電装置80と第7の実施の形態による非接触給電装置70とを比較すると、非接触給電装置70が交差位置Aに四角形渦巻きコイル32を接続しているのに対して、非接触給電装置80が交差位置Aにコイルとして丸形二重渦巻きコイル42に相当する四角形の二重の渦巻きコイルである四角形二重渦巻きコイル82を接続している点においてのみ異なっている。
ここで、丸形二重渦巻きコイル42と四角形二重渦巻きコイル82とは、丸形と四角形というように形状は異なっているが、その他の構成については互いに同一であるので、図3ならびに図10において互いの対応する構成については同一の符号を用いて示している。
こうした非接触給電装置80においても、非接触給電装置70と同等な動作となり同等な作用効果が得られる。
なお、非接触給電装置80によれば、アースラインで構成されるループ回路による不要な誘導電流経路を低減することができる。
(XI)非接触給電装置70、80における通電動作の説明
次に、図11を参照しながら、非接触給電装置70、80における通電動作の処理について説明する。
なお、図11には、第7の実施の形態による非接触給電装置70ならびに第8の実施の形態による非接触給電装置80の動作を示すタイミングチャートがあらわされている。
非接触給電装置70(非接触給電装置80)においては、それぞれの四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)の全てに隣接して移動体検知器72が配設されている。
従って、各移動体検知器72により、移動する受動負荷が進行方向後方側の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)から外れ、かつ、進行方向前方側の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)に載ったことが検出された場合には、当該進行方向後方側の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)への通電を遮断して、当該進行方向前方側の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)への通電を開始する。
以下に、図11とともに図9ならびに図10も参照しながら、四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)への通電の切り替え処理動作について説明する。
処理動作1:図9(図10)に示すように、四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)4個分の大きさの受電コイル52を備えた受電負荷が左方から右方へ移動している場合には、受電負荷の進行方向後方側である第3行(SY3)第3列(SX3)目および第2行(SY2)第3列(SX3)目の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)に隣接する移動体検知器72(後列移動体検知器)が、受電負荷が第3行(SY3)第3列(SX3)目および第2行(SY2)第3列(SX3)目の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)から外れたこと、即ち、移動体検知器72(後列移動体検知器)の検知結果のオンからオフへの切り替わりを検出する。
処理動作2:処理動作1における移動体検知器72(後列移動体検知器)の検知結果のオンからオフへの切り替えに応じて、SX3の第1切替器20(後列電源スイッチ)をオフにする。このときに、第3行(SY3)第4列(SX4)目および第2行(SY2)第4列(SX4)目の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)に隣接する移動体検知器72(中列移動体検知器)はオンのままである。
処理動作3:処理動作1における移動体検知器72(後列移動体検知器)の検知結果のオンからオフへの切り替えに応じて、SX4の第1切替器20(中列電源スイッチ)をオフにする。
処理動作4:受電負荷の進行方向前方側である第3行(SY3)第5列(SX5)目および第2行(SY2)第5列(SX5)目の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)に隣接する移動体検知器72(前列移動体検知器)が、受電負荷が第3行(SY3)第5列(SX5)目および第2行(SY2)第5列(SX5)目の四角形渦巻きコイル32(四角形二重渦巻きコイル82)に載ったこと、即ち、移動体検知器72(前列移動体検知器)の検知結果のオフからオンへの切り替わると、SX4の第1切替器20(中列電源スイッチ)およびSX5の第1切替器20(前列電源スイッチ)をオンにする。
なお、処理動作1において、移動体検知器72(後列移動体検知器)がオフのときに、既に移動体検知器72(前列移動体検知器)がオンになっている場合には、移動体検知器72(後列移動体検知器)がオフになった後に、予め設定された短い時間tが経過したときに、SX4の第1切替器20(中列電源スイッチ)およびSX5の第1切替器20(前列電源スイッチ)をオンにする。
(XII)本発明の第9の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図12を参照しながら第9の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図12には、本発明の実施の形態の一例としての第9の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわさらている。
この第9の実施の形態による非接触給電装置90は、非接触給電装置70に示す回路構成の導体パターンを両面プリント基板92に形成した状態を示している。
図9において実線で示す導体パターン94が、両面プリント基板92の表面に形成された導体パターンであり、一方、図9において破線で示す導体パターン96が、両面プリント基板92の裏面に形成された導体パターンである。
非接触給電装置90のように、非接触給電装置70に示す回路構成をプリント基板化することにより、薄い回路構造を精度良く低コストで作製することができるようになる。
(XIII)本発明の第10の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図13を参照しながら第10の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図13には、本発明の実施の形態の一例としての第10の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわさらている。
この第9の実施の形態による非接触給電装置100は、非接触給電装置60に示す回路構成の導体パターンを両面プリント基板102に形成した状態を示している。
図10において実線で示す導体パターン104が、両面プリント基板102の表面に形成された導体パターンであり、一方、図9において破線で示す導体パターン106が、両面プリント基板102の裏面に形成された導体パターンである。
なお、非接触給電装置90においては、破線で示す往復線の復路線の導体パターンが全線で接続されているため、平面の四角形渦巻きコイル32(四角形平面渦巻きコイル)付近に四角形状のループ回路が形成され、このループ回路に不要な誘導電流が流れる。
しかしながら、非接触給電装置100によれば、通電していない往復線に流れるループ回路をなくして、常に接続されているループ回路を無くすことができるので、不要な誘導電流の発生を防ぐことができるようになる。
(XIV)本発明の第11の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図14を参照しながら第11の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図14には、本発明の実施の形態の一例としての第11の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第11の実施の形態による非接触給電装置110と第4の実施の形態による非接触給電装置50とを比較すると、非接触給電装置110が共振コンデンサ112を接続している点でのみ、非接触給電装置110は非接触給電装置50と異なっている。
より詳細には、各丸形渦巻きコイル16の内径側端部16aと外径側端部16bとの間に共振コンデンサ112を接続し、各丸形渦巻きコイル16部分で並列共振回路を形成している。
ここで、並列共振回路は、回路のQ定数に対して1/Qの電流を供給すればよいことが判っているので、これにより往復線の電流を1/Qに減らすことができるようになって、往復線を細く形成することが可能になり電流損失も低減する。
例えば、「Q=10」の場合には、「1/10」の電流を流せばよいことになり、往復線を細く形成することが可能になり電流損失も低減することができる。
なお、コイルユニット10において、丸形渦巻きコイル16の内径側端部16aと外径側端部16bとの間に共振コンデンサ112を接続してもよいし、また、コイルユニット30において、四角形渦巻きコイル32の内径側端部16aと外径側端部16bとの間に共振コンデンサ112を接続してもよい。
(XV)本発明の第12の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図15(a)(b)を参照しながら第12の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図15(a)(b)には、本発明の実施の形態の一例としての第12の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわさらている。なお、図15(b)は、図15(a)のD矢視図である。
この第12の実施の形態による非接触給電装置120と第9の実施の形態による非接触給電装置90とは、非接触給電装置120が四角形渦巻きコイル32の内径側端部16aと外径側端部16bとの間に共振コンデンサ112を接続し、各四角形渦巻きコイル32部分で並列共振回路を形成している点でのみ、非接触給電装置90と異なっている。
上記したように、並列共振回路は、回路のQ定数に対して1/Qの電流を供給すればよいことが判っているので、これにより往復線の電流を1/Qに減らすことができるようになる。
例えば、「Q=10」の場合には、「1/10」の電流を流せばよいものである。
(XVI)第1切替器ならびに第2切替器の構成例
図16には、第1乃至第3の実施の形態によるコイルユニット10、30、40ならびに第4乃至第12の実施の形態による非接触給電装置50、60、70、80、90、100、110、120における第1切替器20ならびに第2切替器22として用いることのできる半導体スイッチの回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
第1切替器20ならびに第2切替器22としては、従来より公知の各種のスイッチを用いることが可能であるが、例えば、図16に回路構成を示す無接点リレーの半導体スイッチであるSSR(Solid State Relay:ソリッドステートリレー)130を用いることができる。
第1切替器20ならびに第2切替器22として、こうしたSSR130のような半導体スイッチを用いることにより、第1切替器20ならびに第2切替器22の小型化を図ることができるとともに高速で安定した切り替え動作が得られるようになり、信頼性を向上させることができる。
(XVII)上記した各実施の形態に関する変形例
図17(a)(b)には、上記した第1乃至第3の実施の形態によるコイルユニット10、30、40ならびに第4乃至第12の実施の形態による非接触給電装置50、60、70、80、90、100、110、120についての変形例を模式的に示す説明図があらわされている。なお、図17(b)は、図17(a)のE矢視図である。
第1乃至第3の実施の形態によるコイルユニット10、30、40ならびに第4乃至第12の実施の形態による非接触給電装置50、60、70、80、90、100、110、120においては、丸形渦巻きコイル16、四角形渦巻きコイル32、丸形二重渦巻きコイル42、四角形二重渦巻きコイル82に隣接してフェライト板140を配設するようにしてもよい。
具体的には、例えば、図17に示すように、四角形渦巻きコイル32の裏側に、フェライト板140を配設する。
(XVIII)本発明の第13の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図18乃至図20を参照しながら第13の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図18には、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。なお、図18は、第13の実施の形態によるプリント基板の表面を示している。
また、図19には、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。なお、図19は、第13の実施の形態によるプリント基板の裏面を示している。
さらに、図20には、本発明の実施の形態の一例としての第13の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。なお、図20は、図19におけるF−F線による断面図を示している。
この第13の実施の形態による非接触給電装置150は、非接触給電装置70に示す回路構成の導体パターンを両面プリント基板152ならびに三層給電ライン基板154に形成し、両面プリント基板152と三層給電ライン基板154とを重ね合わせてプリント基板を形成したものである。
図18乃至図20に示すように、両面プリント基板152の表面には、非接触給電装置70に示す回路構成における四角形渦巻きコイル32の導体パターン156が形成され、また、三層給電ライン基板154には、非接触給電装置70に示す回路構成における四角形渦巻きコイル32を除く導体パターン158が形成されている。
両面プリント基板152と三層給電ライン基板154との間は、配線160により電気的に接続されている。
ここで、符号162はフェライト材を示しており、また、符号164はアースラインを示している。
即ち、両面プリント基板152と三層給電ライン基板154との間にはフェライト材162が配設されており、このフェライト材162により、給電効率を上げるとともに三層給電ライン基板154側への不要な誘導磁界を遮断することが可能になり、アースライン164のループ電流を防止することができる。
(XIX)本発明の第14の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図21を参照しながら第14の実施の形態による非接触給電装置について説明する。
ここで、図21には、本発明の実施の形態の一例としての第14の実施の形態による非接触給電装置の回路構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この第14の実施の形態による非接触給電装置は、プリント基板化された非接触給電装置(非接触給電装置90、非接触給電装置100、非接触給電装置120、非接触給電装置150)を複数個接続して構成したものである。
具体的には、例えば、図21に示すように、第14の実施の形態による非接触給電装置170は、非接触給電装置90を複数個(図21に示す例においては、「縦4個×横4個=16個」である。)接続している。
こうした非接触給電装置170によれば、極めて広い面積に及ぶ受電コイルを備えた受電負荷への給電を行うことができるようになる。
なお、非接触給電装置170を形成する際には、プリント基板化された非接触給電装置(非接触給電装置90、非接触給電装置100、非接触給電装置120、非接触給電装置150)の四辺に端子またはコネクタを配設し、これら端子またはコネクタによりプリント基板化された非接触給電装置(非接触給電装置90、非接触給電装置100、非接触給電装置120、非接触給電装置150)を縦横自由に接続可能とすることが好ましい。
(XX)本発明の第15の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図22を参照しながら第15の実施の形態による非接触受給電システムについて説明する。
ここで、図22には、本発明の実施の形態の一例としての第15の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この非接触受給電システム180は、駐車場における駐車領域の地面に設置され、駐車場に駐車された自動車182へ非接触で給電するための駐車場給電システムである。
なお、自動車182は、受電コイル52と充電機器(図示せず。)を備えているものとする。
非接触受給電システム180は、駐車場における駐車領域の地面に設置された非接触給電装置50を備えており、いずれかの丸形渦巻きコイル16上に自動車182が駐車されると、当該自動車182が駐車された場所の丸形渦巻きコイル16に通電して、当該自動車182の受電コイル52へ給電することにより充電機器に蓄電する。
なお、自動車182が丸形渦巻きコイル16上に駐車されたか否かの検出については、上記した「(VI)非接触給電装置50、60における受電負荷検出動作の説明」において説明した処理動作と同様な処理動作を行えばよい。
そして、その上に自動車182が駐車されていることが検出された丸形渦巻きコイル16に対してのみ通電するように、第1切替器20ならびに第2切替器22をオン/オフ制御して、当該自動車182の受電コイル52へ給電する。
また、図22に示すように、複数の丸形渦巻きコイル16上にそれぞれ自動車182が駐車されているような場合(図22に示す例においては、3個の丸形渦巻きコイル16上に自動車182がそれぞれ駐車されている。)には、上記した「(VII)非接触給電装置50、60における時分割給電動作の説明」において説明した処理動作と同様な処理動作を行い、それぞれの丸形渦巻きコイル16に対して時分割で通電する。
丸形渦巻きコイル16には、上記した「(XIV)本発明の第11の実施の形態」において説明したように、内径側端部16aと外径側端部16bとの間に共振コンデンサ112を接続して、各丸形渦巻きコイル16部分で並列共振回路を形成するようにしてもよい。
このように各丸形渦巻きコイル16部分で並列共振回路を形成すると、往復線には回路のQ倍だけ小さい電流を流せばよいので、往復線を細い電線または同軸ケーブルで配線することが可能となって、駐車場に非接触受給電システム180を設置する際の設置コストを低減することができるとともに、設置工事も容易となる。
(XXI)本発明の第16の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図23を参照しながら第16の実施の形態による非接触受給電システムについて説明する。
ここで、図23には、本発明の実施の形態の一例としての第16の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この非接触受給電システム190は、上記した「(XX)本発明の第15の実施の形態」と同様に、室内の床192に敷設された非接触給電装置50を備えており、いずれかの丸形渦巻きコイル16(図23においては図示せず。)上に電気機器たる家電製品(室内家電製品)194が配置されると、当該家電製品194が配置された場所の丸形渦巻きコイル16(図23においては図示せず。)に通電して、当該家電製品194へ非接触で給電するための家電製品給電システムである。
なお、家電製品194としては、例えば、自動掃除機194−1、テレビ194−2、暖房器具194−3、照明器具194−4あるいは扇風機194−5などような各種のものがあり、いずれも丸形渦巻きコイル16の通電により給電される受電コイル52を備えている。
こうした非接触受給電システム190は、自動掃除機194−1や暖房器具194−3などのように移動して使用する家電製品194へ給電する際の利便性が高い。
(XXII)本発明の第17の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図24を参照しながら第17の実施の形態による非接触受給電システムについて説明する。
ここで、図24には、本発明の実施の形態の一例としての第17の実施の形態による非接触受給電システムの構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この非接触受給電システム200は、机202の上面202aに設置された非接触給電装置90を備えており、いずれかの四角形渦巻きコイル32上に電気機器たる小物機器(机上小物機器)204が配置されると、当該小物機器204が配置された場所の四角形渦巻きコイル32に通電して、当該小物機器204へ非接触で給電する非接触受給電システムである。
なお、小物機器204としては、例えば、照明器具204−1、パーソナルコーンピューター204−2、電気鉛筆削り器204−3、携帯電話204−4あるいは扇風機204−5などような各種のものがあり、いずれも四角形渦巻きコイル32の通電により給電される受電コイル52を備えている。
こうした非接触受給電システム200は、パーソナルコーンピューター204−2、電気鉛筆削り器204−3、携帯電話204−4などのように移動して使用する小物機器204へ給電する際の利便性が高い。
(XXIII)本発明の第18の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図25を参照しながら第18の実施の形態による誘導加熱装置について説明する。
ここで、図25には、本発明の実施の形態の一例としての第18の実施の形態による誘導加熱装置の構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この誘導加熱装置210は、非接触給電装置50を備えており、丸形渦巻きコイル16を誘導加熱コイルとして利用したものである。
即ち、いずれかの丸形渦巻きコイル16上に金属ワークの被加熱物212を配置して、当該被加熱物212が配置された場所の丸形渦巻きコイル16に通電することにより、丸形渦巻きコイル16が誘導加熱コイルとして機能して、加熱物212を誘導加熱することができる。
(XXIV)本発明の第19の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図26を参照しながら第19の実施の形態による電磁調理器について説明する。
ここで、図26には、本発明の実施の形態の一例としての第19の実施の形態による電磁調理器の構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この電磁調理器220は、非接触給電装置50を備えており、丸形渦巻きコイル16を電磁調理器誘導加熱コイルとして利用したものである。
即ち、いずれかの丸形渦巻きコイル16上に金属製調理鍋222などの調理器具を配置して、当該金属製調理鍋222などの調理器具が配置された場所の丸形渦巻きコイル16に通電することにより、丸形渦巻きコイル16が電磁調理器誘導加熱コイルとして機能して、金属製調理鍋222などの調理器具を誘導加熱することができる。
これにより、金属製調理鍋222などの調理器具に入れた食材を所望の温度まで加熱して、当該食材を調理することができる。
(XXV)本発明の第20の実施の形態
次に、本発明の実施の形態の一例として、図27を参照しながら第20の実施の形態による電磁調理器について説明する。
ここで、図27には、本発明の実施の形態の一例としての第20の実施の形態による電磁調理器の構成を模式的に示す説明図があらわされている。
この電磁調理器230は、非接触給電装置50を備えており、丸形渦巻きコイル16を電磁調理器誘導加熱コイルとして利用したものである。
即ち、複数の丸形渦巻きコイル16上(例えば、図27に示すように、非接触給電装置50を構成する全ての丸形渦巻きコイル16上である。)に、面積の広い鉄板232を焼きそばなどを調理するための調理器具として配置して、上記した「(VII)非接触給電装置50、60における時分割給電動作の説明」において説明したように、複数の第1切替器20のそれぞれと複数の第2切替器22のそれぞれとの接続状態と切断状態とを時分割で切り替えて、交流電源18から複数の丸形渦巻きコイル16に対して時分割で通電することにより、複数の丸形渦巻きコイル16が時分割で動作する電磁調理器誘導加熱コイルとして機能して、鉄板232などの調理器具の加熱分布を制御しながら誘導加熱することができる。
これにより、鉄板232などの調理器具に載せられた食材の位置に応じて鉄板232などの調理器具の加熱分布を制御することができるので、鉄板232などの調理器具に載せられた食材を効率的に加熱して、当該食材を調理することができる。
(XXVI)その他の実施の形態および変形例の説明
なお、上記した各実施の形態は例示に過ぎないものであり、本発明は他の種々の形態で実施することができる。即ち、本発明は、上記した各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができるものである。
例えば、上記した各実施の形態は、以下の(XXVI−1)乃至(XXVI−12)に示すように変形するようにしてもよい。
(XXVI−1)上記した各実施の形態においては、往復線として往復平行線を用いた場合について説明したが、本発明において用いることのできる往復線は往復平行線に限られるものではないことは勿論である。例えば、本発明において用いることのできる往復線としては、往復平行線の他に同軸ケーブルや往復撚り線あるいは往復リッツ線などの各種の往復線を適宜に用いることができる。
(XXVI−2)上記した各実施の形態においては、第1切替器ならびに第2切替器の構成例として、SSRのような無接点リレーの半導体スイッチについて説明したが、これに限られるものではないことは勿論である。第1切替器ならびに第2切替器としては、例えば、電磁リレー(EMR:Electro Magnetic Relay:エレクトロマグネティックリレー)などの有接点リレーのように機械的な可動部を含むスイッチなど、各種の切替器を適宜に用いてよい。
(XXVI−3)上記した各実施の形態においては、コイルとして渦巻きコイルを用い、その具体例として、丸形渦巻きコイル、四角形渦巻きコイル、丸形二重渦巻きコイルならびに四角形二重渦巻きコイルについて説明したが、コイルはこれらに限られるものではないことは勿論である。即ち、本発明に用いるコイルの形状は特に限定されるものではなく、渦巻き型でなくてもよいし、丸形や四角形の他に三角形や多角形でもよく、設計条件などに応じて適宜に選択すればよい。
(XXVI−4)上記した各実施の形態においては、渦巻きコイルとして丸形渦巻きコイルや四角形渦巻きコイルなどの平面コイルを主に説明したが、渦巻きコイルはこれらに限られるものではないことは勿論である。即ち、本発明に用いる渦巻きコイルは平面コイルに限定されるものではなく、設計条件などに応じて凹凸を備えた渦巻きコイルを用いるようにしてもよい。
(XXVI−5)上記した各実施の形態においては、複数の渦巻きコイルをある領域の全体にわたって均等に配置した場合を図示しているが、これに限られるものではないことは勿論であり、領域全体におけるある特定の区画においては複数の渦巻きコイルを緊密に配置し、一方、領域全体におけるある特定の区画においては複数の渦巻きコイルを疎らに配置するようにしてもよい。即ち、複数の渦巻きコイルをある領域に配置する際の配置割合は、設計条件などに応じ適宜に変更すればよい。
(XXVI−6)上記した各実施の形態においては、ある領域に同じ大きさの複数の渦巻きコイルを配置した場合を図示しているが、これに限られるものではないことは勿論であり、異なる大きさの複数の渦巻きコイルを適宜に配置するようにしてもよい。即ち、ある領域に配置する複数の渦巻きコイルの大きさは全て同一とする必要はなく、設計条件などに応じて適宜の大きさの渦巻きコイルを選択して用いるようにしてもよい。
(XXVI−7)上記した各実施の形態においては、4本の第1往復平行線と6本の第2往復平行線とを備えた非接触給電装置について説明したが、第1往復平行線と第2往復平行線との本数は、これらに限られるものではないことは勿論である。第1往復平行線と第2往復平行線との本数は、例えば、マトリックス状に配置したい渦巻きコイルの個数に応じて適宜に変更すればよい。
(XXVI−8)上記した各実施の形態においては、1個の渦巻きコイルあるいは4個の渦巻きコイルに通電する場合について例示して説明したが、これらに限られるものではないことは勿論である。即ち、通電する渦巻きコイルの数は限定されれものではなく、適宜の数の渦巻きコイルに通電してよい。
(XXVI−9)上記した各実施の形態においては、第1往復平行線と第2往復平行線とをXY平面と平行に配置した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、第1往復平行線と第2往復平行線とを交差するように配置すれば、第1往復平行線と第2往復平行線とがどのような配置関係であってもよい。
(XXVI−10)上記した各実施の形態においては、第1往復平行線と第2往復平行線とを直交するように配置した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、第1往復平行線と第2往復平行線とが交差すれば直角よりも大きい角度あるいは直角よりも小さい角度で交差するようにしてもよい。
(XXVI−11)上記した各実施の形態においては、往復線を直線状導体(X方向第1直線状導体、X方向第2直線状導体、Y方向第1直線状導体、Y方向第2直線状導体)により構成した場合について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、往復線を曲線状の導体や屈曲した導体により適宜に構成するようにしてもよい。
(XXVI−12)上記した各実施の形態ならびに上記した(XXVI−1)乃至(XXVI−11)に示す各実施の形態は、適宜に組み合わせるようにしてもよいことは勿論である。
本発明は、電磁誘導共振方式により給電コイルから受電コイルへ非接触で給電する非接触給受給電の分野や誘導加熱の分野あるいは電磁調理の分野などの各種の分野において利用することができる。
10 コイルユニット
12 第1往復平行線(第1の往復線)
12a X方向第1直線状導体(第1方向第1導体)
12b X方向第2直線状導体(第1方向第2導体)
14 第2往復平行線(第2の往復線)
14a Y方向第1直線状導体(第2方向第1導体)
14b Y方向第2直線状導体(第2方向第2導体)
16 丸形渦巻きコイル(コイル、渦巻きコイル、一重の渦巻きコイル)
16a 内径側端部
16b 外径側端部
18 交流電源(電源)
20 第1切替器(第1の切替器)
22 第2切替器(第2の切替器)
30 コイルユニット
32 四角形渦巻きコイル(コイル、渦巻きコイル、一重の渦巻きコイル)
40 コイルユニット
42 丸形二重渦巻きコイル(コイル、渦巻きコイル、二重の渦巻きコイル)
44 第1丸形渦巻きコイル(第1渦巻きコイル)
44a 内径側端部
44b 外径側端部
46 第2丸形渦巻きコイル(第2渦巻きコイル)
46a 内径側端部
46b 外径側端部
50 非接触給電装置
52 受電コイル
60 非接触給電装置
70 非接触給電装置
72 移動体検知器
80 非接触給電装置
82 四角形二重渦巻きコイル(コイル、渦巻きコイル、二重の渦巻きコイル)
90 非接触給電装置
92 両面プリント基板(プリント基板)
94 導体パターン
96 導体パターン
100 非接触給電装置
102 両面プリント基板(プリント基板)
110 非接触給電装置
112 共振コンデンサ
120 非接触給電装置
130 SSR(Solid State Relay:ソリッドステートリレー)(半導体スイッチ)
140 フェライト板
150 非接触給電装置
152 両面プリント基板(プリント基板)
154 三層給電ライン基板(プリント基板)
156 導体パターン
158 導体パターン
160 配線
162 フェライト材
164 アースライン
170 非接触給電装置
180 非接触受給電システム
182 自動車
190 非接触受給電システム
192 床
194 家電製品(室内家電製品)(電気機器)
194−1 自動掃除機(電気機器)
194−2 テレビ(電気機器)
194−3 暖房器具(電気機器)
194−4 照明器具(電気機器)
194−5 扇風機(電気機器)
200 非接触受給電システム
202 机
202a 上面
204 小物機器(机上小物機器)(電気機器)
204−1 照明器具(電気機器)
204−2 パーソナルコーンピューター(電気機器)
204−3 電気鉛筆削り器(電気機器)
204−4 携帯電話(電気機器)
204−5 扇風機(電気機器)
210 誘導加熱装置
212 被加熱物
220 電磁調理器
222 金属製調理鍋(調理器具)
230 電磁調理器
232 鉄板(調理器具)
A 交差位置
B 交点
C 共振コンデンサ
t 時間

Claims (30)

  1. 選択的に通電可能なコイルユニットにおいて、
    第1の方向に延長する第1の往復線と、
    第2の方向に延長するとともに前記第1の往復線と交差する第2の往復線と、
    前記第1の往復線と前記第2の往復線との交差位置に接続されたコイルと、
    前記第2の往復線に接続された電源と、
    前記第2の往復線の接続状態または切断状態を選択する第1の切替器と、
    前記第1の往復線の接続状態または切断状態を選択する第2の切替器と
    を有することを特徴とするコイルユニット。
  2. 請求項1に記載のコイルユニットにおいて、
    前記第1の往復線は、第1方向第1導体と第1方向第2導体とを有し、
    前記第2の往復線は、第2方向第1導体と第2方向第2導体とを有し、
    前記第1方向第1導体を往路線とするとともに前記第1方向第2導体を復路線とし、かつ、前記第2方向第1導体を前記往路線とするとともに前記第2方向第2導体を前記復路線としたときに、
    前記電源は、前記第2方向第1導体と前記第2方向第2導体との端部に接続され、
    前記第1の切替器は、前記第2方向第1導体に接続され、
    前記第2の切替器は、前記第1方向第1導体と前記第1方向第2導体との間に接続された
    ことを特徴とするコイルユニット。
  3. 請求項2に記載のコイルユニットにおいて、
    前記コイルは、渦巻きコイルである
    ことを特徴とするコイルユニット。
  4. 請求項3に記載のコイルユニットにおいて、
    前記渦巻きコイルは、一重の渦巻きコイルであって、内径側端部を前記第2方向第1導体に接続し、かつ、外径側端部を前記第1方向第1導体と接続し、
    前記第1方向第2導体と前記第2方向第2導体とを、前記交差位置における交点で接続した
    ことを特徴とするコイルユニット。
  5. 請求項4に記載のコイルユニットにおいて、
    前記一重の渦巻きコイルは、前記内径側端部と前記外径側端部との間に共振コンデンサを接続した
    ことを特徴とするコイルユニット。
  6. 請求項3に記載のコイルユニットにおいて、
    前記渦巻きコイルは、第1渦巻きコイルと第2渦巻きコイルとを二重に重ね合わせた二重渦巻きコイルであって、
    前記第1渦巻きコイルの内径側端部を前記第2方向第1導体に接続し、かつ、前記第1渦巻きコイルの外径側端部を前記第1方向第1導体と接続し、
    前記第2渦巻きコイルの内径側端部を前記第1方向第2導体に接続し、かつ、前記第2渦巻きコイルの外径側端部を前記第2方向第2導体と接続した
    ことを特徴とするコイルユニット。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6のいずれか1項に記載のコイルユニットにおいて、
    前記第1の往復線と前記第2往復線とは、XYZ直交座標系におけるXY平面において直交して配置された
    ことを特徴とするコイルユニット。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6または7のいずれか1項に記載のコイルユニットにおいて、
    前記第1の切替器と前記第2の切替器とは、それぞれ半導体スイッチである
    ことを特徴とするコイルユニット。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6、7または8のいずれか1項に記載のコイルユニットにおいて、
    前記コイルに隣接してフェライト板を配設した
    ことを特徴とするコイルユニット。
  10. 電磁誘導共振方式による非接触給電装置において、
    第1の方向に延長するとともに第2の方向に並んで複数配置された第1の往復線と、
    前記第2の方向に延長するとともに前記第1の方向に並んで複数配置され、前記第1の往復線とそれぞれ交差する第2の往復線と、
    前記第1の往復線と前記第2の往復線との交差位置にそれぞれ接続された複数のコイルと、
    前記複数の第2の往復線に並列接続された単一の電源と、
    前記複数の第2の往復線のそれぞれの接続状態または切断状態を選択する複数の第1の切替器と、
    前記複数の第1の往復線のそれぞれの接続状態または切断状態を選択する複数の第2の切替器と
    を有することを特徴とする非接触給電装置。
  11. 請求項10に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の第1の往復線のそれぞれは、第1方向第1導体と第1方向第2導体とをそれぞれ有し、
    前記複数の第2の往復線のそれぞれは、第2方向第1導体と第2方向第2導体とをそれぞれ有し、
    前記それぞれの第1方向第1導体を往路線とするとともに前記それぞれの第1方向第2導体を復路線とし、かつ、前記それぞれの第2方向第1導体を前記往路線とするとともに前記それぞれの第2方向第2導体を前記復路線としたときに、
    前記電源は、前記それぞれの第2方向第1導体と前記それぞれの第2方向第2導体との端部に接続され、
    前記第1の切替器は、前記第2方向第1導体にそれぞれ接続され、
    前記第2の切替器は、前記第1方向第1導体と前記第1方向第2導体との間にそれぞれ接続された
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  12. 請求項11に記載の非接触給電装置において、
    前記複数のコイルは、複数の渦巻きコイルである
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  13. 請求項12に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の渦巻きコイルは、それぞれ一重の渦巻きコイルであって、前記それぞれの交差位置において、内径側端部を前記第2方向第1導体に接続し、かつ、外径側端部を前記第1方向第1導体と接続し、
    前記第1方向第2導体と前記第2方向第2導体とを、前記それぞれの交差位置における交点で接続した
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  14. 請求項13に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の一重の渦巻きコイルは、前記それぞれの内径側端部と前記それぞれの外径側端部との間に共振コンデンサを接続した
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  15. 請求項12に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の渦巻きコイルは、それぞれ第1渦巻きコイルと第2渦巻きコイルとを二重に重ね合わせた二重渦巻きコイルであって、
    前記それぞれの交差位置において、前記第1渦巻きコイルの内径側端部を前記第2方向第1導体に接続し、かつ、前記第1渦巻きコイルの外径側端部を前記第1方向第1導体と接続し、前記第2渦巻きコイルの内径側端部を前記第1方向第2導体に接続し、かつ、前記第2渦巻きコイルの外径側端部を前記第2方向第2導体と接続した
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  16. 請求項10、11、12、13、14または15のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の第1の往復線と前記複数の第2往復線とは、XYZ直交座標系におけるXY平面においてそれぞれ直交して配置された
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  17. 請求項10、11、12、13、14、15または16のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の第1の切替器と前記複数の第2の切替器とは、それぞれ半導体スイッチである
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  18. 請求項10、11、12、13、14、15、16または17のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記コイルに隣接してフェライト板を配設した
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  19. 請求項10、11、12、13、14、15、16、17または18のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の第1の切替器のそれぞれと前記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを順次に切り替えて、前記複数のコイルのそれぞれにおける受電負荷の有無を検出する
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  20. 請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18または19のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記複数の第1の切替器のそれぞれと前記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを時分割で切り替えて、前記電源から前記複数のコイルへ時分割で通電する
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  21. 請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19または20のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    受動負荷の移動に応じて前記複数の第1の切替器のそれぞれと前記複数の第2の切替器のそれぞれとの接続状態と切断状態とを切り替えて、前記受動負荷の移動に追随して通電する前記コイルを変化する
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  22. 請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20または21のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、さらに、
    前記それぞれのコイルに隣接して配設されるとともに受電負荷の有無を検知する複数の移動体検知器と
    を有することを特徴とする非接触給電装置。
  23. プリント基板に回路構成の導体パターンを形成してなる非接触給電装置であって、
    前記回路構成は、請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21または22のいずれか1項に記載の非接触給電装置の回路構成である
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  24. 請求項23に記載の非接触給電装置において、
    前記プリント基板は、両面プリント基板と三層給電ライン基板とを重ね合わせて構成され形成され、
    前記両面プリント基板の表面に、請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21または22のいずれか1項に記載の非接触給電装置の回路構成におけるコイルの導体パターンが形成され、
    前記三層給電ライン基板には、請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21または22のいずれか1項に記載の非接触給電装置の回路構成におけるコイルを除く導体パターンが形成され、
    前記両面プリント基板と前記三層給電ライン基板とは、配線により電気的に接続されている
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  25. 請求項23または24のいずれか1項に記載の非接触給電装置において、
    前記プリント基板を複数個接続した
    ことを特徴とする非接触給電装置。
  26. 電磁誘導共振方式により給電コイルから受電コイルへ非接触で給電する非接触給受給電システムにおいて、
    請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25のいずれか1項に記載の非接触給電装置における前記コイルを給電コイルとし、
    前記コイルへ通電して、受電負荷が有する受電コイルへ給電する
    ことを特徴とする非接触給受給電システム。
  27. 請求項26に記載の非接触給受給電システムにおいて、
    前記受電負荷は、自動車または電気機器である
    ことを特徴とする非接触給受給電システム。
  28. 誘導加熱により被加熱部を加熱する誘導加熱装置において、
    請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25のいずれか1項に記載の非接触給電装置における前記コイルを誘導加熱コイルとし、
    前記コイルへ通電して、被加熱物を加熱する
    ことを特徴とする誘導加熱装置。
  29. 誘導加熱により調理器具を加熱して調理する電磁調理器において、
    請求項10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24または25のいずれか1項に記載の非接触給電装置における前記コイルを電磁調理器誘導加熱コイルとし、
    前記コイルへ通電して、調理器具を加熱する
    ことを特徴とする電磁調理器。
  30. 請求項29に記載の電磁調理器において、
    前記コイルへの通電を時分割で制御して、前記調理器具の加熱分布を制御する
    ことを特徴とする電磁調理器。
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