JP2021149465A - 振動感知機能を備えたサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】電子機器の高温による損傷を回避して、サーバの使用安全性を向上させる。【解決手段】振動感知機能を備えたサーバは、放熱ファン(10)と、振動感知モジュール(20)と、演算モジュール(30)を備える。振動感知モジュール(20)はサーバ内に配置され、放熱ファン(10)と物理的に接続される。振動感知モジュール(20)は、放熱ファン(10)の振動を検出することで、連続して更新されるモニタリング値を取得し、モニタリング値が閾値と合致したことを確認したとき、警告メッセージを出力する。演算モジュール(30)はモニタリング値および警告メッセージを受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバに関し、特に振動感知機能を備えたサーバに関する。
現代テクノロジーの急速な発展過程における電子機器の複雑化・高速化・自動化に向けた発展に伴い、電子機器間の相互接続の度合いが高くなってきている。一部の電子機器に故障が発生した場合、プログラムまたは生産プロセス全体の中断を招く可能性がきわめて高いため、電子機器の実際の稼働状態を把握するために、電子機器の故障の有無をリアルタイムに診断する必要がある。特に、例えば高温を発生する電子機器の放熱ユニットなど安全に関わるラインに対して、リアルタイムの検出と診断が必要になる。
通常、電子機器に対する放熱ユニットにはファンが用いられる。ファンは、慣性モーメントを連続して生じさせる機械装置であるため、製造誤差や長期使用による摩耗等の問題により重心がずれると、異常振動現象が発生する可能性が高い。サーバ分野においては、この異常振動現象による影響はサーバ内のその他の部材との共振による騒音問題だけにとどまらず、最も重要な記憶モジュールの耐用性にも大きく影響を与えうる。また、ファンの異常振動は、ファン自体の寿命に影響するだけでなく、ファンの寿命が間もなく尽きることも意味するので、高温を発生する電子機器にとって、ファンに寿命がきて稼働が停止すると、たちまち焼損が起きたり、より深刻な災害を招くおそれがある。しかしながら、従来の技術ではファンの運転の有無やファンの回転速度および電子機器の温度等、現在の状況を認識できるだけで、ファンが壊れる前に自発的に警告を発することはできず、往々にして問題が発生した直後に反応が間に合わず、サーバのハードやソフトの損失を招いていた。
したがって、いかにして振動感知機能を備えたサーバを設計し、特にサーバの使用安全性を向上できるかが、本願発明者にとって重要な研究課題であった。
本発明の目的は、特にファンが壊れる前に自発的に警告を発することができ、異常振動による騒音問題を回避し、記憶モジュールの耐用性を保証するだけでなく、電子機器の高温による損傷を回避して、サーバの使用安全性を向上させるという目的を達成できる、振動感知機能を備えたサーバを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の振動感知機能を備えたサーバは、放熱ファンと、振動感知モジュールと、演算モジュールとを備える。放熱ファンはサーバ内に配置される。振動感知モジュールはサーバ内に配置されるとともに放熱ファンと物理的に接続される。振動感知モジュールは、必要に応じて容易に閾値の設定を変更できるDIPスイッチと、放熱ファンの振動を検出することで、継続して更新されるモニタリング値を取得する加速度計と、加速度計およびDIPスイッチに接続され、モニタリング値が閾値と合致したことを確認した場合、警告メッセージを出力するマイクロコントローラと、を含む。演算モジュールはサーバ内に配置されるとともに、振動感知モジュールと電気的に接続される。演算モジュールは、警告メッセージを受信する中央処理装置を含む。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、振動感知モジュールは、前記放熱ファンの軸座外部に配置され、加速度計は軸座外部を介して放熱ファンの振動を検出する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、放熱ファンおよび振動感知モジュールの数はいずれも複数であり、振動感知モジュールの各々は、複数の前記放熱ファンのうちの1つの軸座外部にそれぞれ配置される。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバは、複数の振動感知モジュールと接続され、どの振動感知モジュールが警告メッセージを出力したのかを識別するとともに、警告メッセージを中央処理装置に伝送する汎用入出力集積回路が設けられている。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバは、メインボードと、メインボードに取り外し可能に挿設されたGPIO拡張ボードと、をさらに含み、中央処理装置はメインボードに配置され、汎用入出力集積回路は、GPIO拡張ボードに配置されるとともに、GPIO拡張ボードとおよびメインボードを介して中央処理装置に接続されている。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、GPIO拡張ボードには複数の接続ポートが配置されており、複数の接続ポートは汎用入出力集積回路と接続され、接続ポートの各々が複数の振動感知モジュールのうちの1つとそれぞれ電気的に接続されて、汎用入出力集積回路と複数のマイクロコントローラとを電気的に接続する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバは、メインボードと、USB拡張ボードとをさらに備え、中央処理装置はメインボードに配置され、USB拡張ボードはメインボードと複数の放熱ファンとの間に固定され、USB拡張ボードには、第2のマイクロコントローラと、マルチプレクサと、複数の接続ポートと、USB接続ポートと、パワー回路と、複数のねじ穴とが配置され、接続ポートの各々は、振動感知モジュールの1つと電気的に接続され、マルチプレクサは、複数の接続ポートを介して複数の振動感知モジュールと接続されて、第2のマイクロコントローラにどの振動感知モジュールが警告メッセージを出力したのかを識別させ、第2のマイクロコントローラは、USB接続ポートを介して警告メッセージを中央処理装置に伝送し、パワー回路は、USB接続ポートを介して、第2のマイクロコントローラまたはマルチプレクサに電気エネルギーを供給する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、振動感知モジュールは、放熱ファンを保持するファンフレームに配置され、加速度計は、ファンフレームを介して放熱ファンの振動を検出する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、放熱ファンの数は複数であり、振動感知モジュールは、複数の放熱ファンのうちの1つを保持するファンフレームに配置されるか、あるいは複数の放熱ファンのそれぞれを保持するファンフレームごとに配置され、加速度計は、ファンフレームを介して放熱ファンの振動を検出する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、マイクロコントローラは所定時間連続してモニタリング値が閾値と合致したことを確認した場合、警告メッセージを中央処理装置へ出力する。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、所定時間は10秒である。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、モニタリング値および閾値の単位は加速度である。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、中央処理装置は、警告メッセージを受信した場合、警告メッセージをサーバ外へ出力して、警告メッセージをモニタ上に表示するか、あるいはブザーから音を出させる。
さらに、前記振動感知機能を備えたサーバにおいて、中央処理装置は、警告メッセージを受信した場合、放熱ファンの回転速度を調整する。
本発明に係る振動感知機能を備えたサーバを使用する場合、振動感知モジュールを放熱ファンと直接接続する(振動感知モジュールを放熱ファンの軸座外部に配置する)か、間接的に接続する(振動感知モジュールを、放熱ファンを保持するファンフレームに配置する)かを選択できる。マイクロコントローラと加速度計を組み合わせて使用する状況においては、自動モニタリング効果も奏し、特にDIPスイッチを用いて閾値を設定するため、ユーザはDIPスイッチの状態を変更することで、マイクロコントローラにおける閾値の設定をさらに変更でき、マイクロコントローラに、受信したモニタリング値と閾値を比較してから警告メッセージを発するか否かを決定させることができる。このため、放熱ファンが損壊する前に自発的に警告を発することができ、異常振動による騒音問題を回避し、記憶モジュールの耐用性を保証するだけでなく、電子機器の高温による損傷を回避して、サーバの使用安全性を向上させるという目的を達成できる。
本発明が所定の目的を達成するために採用する技術、手段および効果をより明確にするため、以下の本発明の詳細な説明と図面を参照されたい。本発明の特徴と特色は、これにより深く具体的に理解されるものと信ずるが、図面は単に参考と説明に供するものであり、本発明を限定するためのものではない。
図1は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第1実施例の機能ブロック図である。 図2は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの振動感知モジュールの外観模式図である。 図3Aは、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第1実施例の構造配置図である。 図3Bは、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第1実施例の構造配置図である。 図4は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第2実施例の機能ブロック図である。 図5は、本発明の振動感知機能を備えたサーバのGPIO拡張ボードの配置図である。 図6は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第2実施例の構造配置図である。 図7は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第3実施例の機能ブロック図である。 図8は、本発明の振動感知機能を備えたサーバのUSB拡張ボードの配置図である。 図9は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第3実施例の構造配置図である。 図10は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第4実施例の構造配置図である。 図11は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第4実施例の構造配置図である。 図12は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第4実施例の構造配置図である。
以下、特定の具体例によって本発明の実施形態を説明する。当業者であれば、本明細書に記載された内容から、本発明のその他の利点および効果を容易に理解できるであろう。本発明は、その他の異なる具体的実施例によっても実現あるいは応用することができ、本発明の明細書における各詳細事項は、異なる観点と応用に基づいて、本発明の主旨から逸脱せずして各種の修正や変更を加えることができる。
なお、本明細書に付属する図面に示された構造、比率、大きさ、要素の数量等は、明細書に記載された内容に組み合わせて当業者の理解と閲読に供するものに過ぎず、本発明を実施するための限定条件を限定するためのものではない。したがって技術上の実質的な意義を備えておらず、構造の修正、割合の変更または大きさの調整は、いかなるものであっても、本発明が奏する効果および達成する目標に影響しない限り、本発明に開示された技術内容の範囲内に帰するべきものである。
本発明の技術内容および詳細について、以下、図面を組み合わせて説明する。
図1および図2を参照されたい。図1は本発明の振動感知機能を備えたサーバの第1実施例の機能ブロック図であり、図2は本発明の振動感知機能を備えたサーバの、振動感知モジュールの外観模式図である。
本発明第1実施例の振動感知機能を備えたサーバ1は、放熱ファン10と、振動感知モジュール20と、演算モジュール30とを含む。放熱ファン10は、サーバ1内に配置されている。振動感知モジュール20は、サーバ1内に配置されるとともに、放熱ファン10と物理的に接続されている。前記物理的な接続には、直接的な接続(振動感知モジュールが放熱ファンの軸座外部に配置される)や、間接的な接続(振動感知モジュールが放熱ファンを保持するファンフレームに配置される)が含まれるが、詳細は後述する。図2に示すように、振動感知モジュール20は、プリント回路板(PCB)にマイクロコントローラ21、加速度計22、DIPスイッチ23、パワー回路24が配置され、振動感知モジュール20と外部とを接続する3つのピンは、それぞれ、+5V、GND、および警告メッセージを出力するためのFail Output(F/O)である。ここで、パワー回路24はマイクロコントローラ21および加速度計22に電気エネルギーを供給できる。DIPスイッチ23は、必要に応じて閾値の設定を容易に変更できる。前記閾値とは、マイクロコントローラ21によってファンが異常か否かを判定するための基準とされるものであり、さらに言えば、ユーザは放熱ファン10が正常稼働状態にあるときに得られた測定値を、DIPスイッチ23に閾値を設定するための基準とすることができる。前記閾値の修正については、本発明では、技術的にはDIPスイッチ23の状態を調整する(例えば、各ビットの数値を0または1とする)ことによってマイクロコントローラ21における閾値設定の変更が行うことができ、前記閾値が変更される。
本発明の第1実施例において、前記DIPスイッチ23が調整可能なコーディング規格は4ビットであり、それに対応する閾値は下表のとおりである。
Figure 2021149465
実際の実験結果によると、放熱ファン10の高速運転時の閾値を19m/s〜21m/sの間に設定した場合(対応する加速度計が測定したg値は約2.04g)、放熱ファン10の損壊現象が現れはじめたことが認められたモニタリング値は約30m/s〜40m/sの間(対応する加速度計が測定したg値は約3.06g〜4.08g)であり、放熱ファン10が損壊したことが認められたモニタリング値は約70m/s〜80m/sの間(対応する加速度計が測定したg値は約7.14g〜8.16g)であった。
加速度計22は、放熱ファン10の振動を検出することにより、継続して更新されるモニタリング値を取得する。本発明の第1実施例において、前記加速度計22は加速度ゲージ(accelerometer)を用いることができ、前記モニタリング値および閾値の単位は、加速度(m/s)である。前記加速度計22は、加速計、加速メーター、加速度センサ、重力加速度センサ等とも呼ばれ、加速度を測定する装置である。前記振動現象は通常、セラミック圧電型センサまたは加速度ゲージを用いて計測される。加速度ゲージの基本原理として、実際の装置の運動状況を計測することで電圧と加速度が得られる。リモートセンシング装置に比べ、加速度ゲージが計測するのは自身の運動であり、加速度ゲージの応用の一例として重力(すなわちg値)の測定があり、特に重量測定法に用いられる加速度ゲージの場合、このような装置は重力計と称する。また、加速度ゲージとジャイロスコープを組み合わせて、慣性航法装置におけるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems:微小電気機械システム)に用いることもある。
マイクロコントローラ21は、加速度計22およびDIPスイッチ23と接続されており、マイクロコントローラ21はモニタリング値が閾値と合致したことを確認したとき、警告メッセージを出力する。より詳細には、マイクロコントローラ21は、モニタリング値が閾値と合致したことを所定時間連続して確認した場合、警告メッセージを演算モジュール30の中央処理装置31に出力する。本発明の第1実施例において前記所定時間は10秒であるが、本発明はこれに限定されない。
演算モジュール30はサーバ1内に配置され、振動感知モジュール20と電気的に接続されている。演算モジュールは中央処理装置(CPU)31を含み、中央処理装置31は警告メッセージを受信すると、後続の処理を実行する。
図3Aおよび図3Bに、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第1実施例の構造配置図である、単一の放熱ファンの配置図を示す。なお、図3Aでは、振動感知モジュール20は放熱ファン10の軸座外部に配置され、振動感知モジュール20の加速度計22は、軸座外部を介して放熱ファン10の振動を検出する。すなわち、振動感知モジュール20は放熱ファン10と直接接続される。図3Bでは、振動感知モジュール20は放熱ファン10を保持するファンフレーム41に配置され、振動感知モジュール20の加速度計22は、ファンフレーム41を介して放熱ファン10の振動を検出する。すなわち、振動感知モジュール20は放熱ファン10と間接的に接続される。
図4〜図6を参照されたい。図4は本発明の振動感知機能を備えたサーバの第2実施例の機能ブロック図である。図5は本発明の振動感知機能を備えたサーバのGPIO拡張ボードの配置図である。図6は本発明の振動感知機能を備えたサーバの第2実施例の構造配置図である。
本発明の第2実施例において、前記放熱ファン10および振動感知モジュール20の数はいずれも複数であり、各振動感知モジュール20は、1つの放熱ファン10の軸座外部にそれぞれ配置される。さらに詳細には、前記第1実施例との比較において、本発明の第2実施例はさらにメインボード32およびGPIO拡張ボード50を含み、GPIO拡張ボード50には、汎用入出力集積回路(General Purpose Input and Output Integrated Circuit:GPIO IC)51と、複数の接続ポート52および金端子53が配置されている。本発明の第2実施例において、前記GPIO拡張ボード50はPCIe GPIO card(PG card)とも称する。ここで、中央処理装置31はメインボード32に配置され、汎用入出力集積回路51はGPIO拡張ボード50に配置される。GPIO拡張ボード50はメインボード32のPCIeスロット33に取り外し可能に挿設され、汎用入出力集積回路51はGPIO拡張ボード50の金端子53およびメインボード32のPCIeスロット33を経由して、中央処理装置31と接続される。複数の接続ポート52は汎用入出力集積回路51と接続され、各接続ポート52は、振動感知モジュール20のうちの1つと電気的に接続されて、汎用入出力集積回路51と複数のマイクロコントローラ21とを電気的に接続するために用いられる。本発明の第2実施例において、各接続ポート52は、3つの接続ポイント521を有し、それぞれが振動感知モジュール20と外部とを接続する3つのピン、すなわち+5V、GND、F/Oに対応している。汎用入出力集積回路51は複数の振動感知モジュール20と接続され、振動感知モジュール20のそれぞれは、異なる放熱ファン10に対応している。これにより、汎用入出力集積回路51はどの振動感知モジュール20が警告メッセージを出力したのかを識別でき、ひいてはどの放熱ファン10に異常が発生したのかを識別して、警告メッセージを中央処理装置31に伝送する。中央処理装置31は放熱ファン10の回転速度を調整する(例えば、温度条件が許す場合には、回転速度を下げるか停止させる)。また中央処理装置31は、警告メッセージをサーバ外へ出力して、モニタ上に当該警告メッセージを表示するか、あるいはブザーから音を出させるようにしてもよい。
図7〜図9を参照されたい。図7は本発明の振動感知機能を備えたサーバの第3実施例の機能ブロック図である。図8は本発明の振動感知機能を備えたサーバのUSB拡張ボードの配置図である。図9は本発明の振動感知機能を備えたサーバの第3実施例の構造配置図である。
本発明の第3実施例は、前記第2実施例とほぼ同じであるが、図7および図8に示すように、第3実施例では前記第2実施例のGPIO拡張ボード50をUSB拡張ボード60に置き換えている。前記USB拡張ボード60には、第2のマイクロコントローラ(すなわち、マイクロコントローラ61)、マルチプレクサ62、複数の接続ポート63、USB接続ポート64、パワー回路65、および複数のねじ穴66が配置されている。複数の接続ポート63はマルチプレクサ62と接続され、接続ポート63のおのおのが、1つの振動感知モジュール20と電気的に接続するために用いられ、マイクロコントローラ61と複数のマイクロコントローラ21とを電気的に接続する。より詳細には、前記マイクロコントローラ61は8ビットのフラッシュメモリを備えたフラッシュMCUであり得る。本発明の第3実施例において、接続ポート63はおのおの4つの接続ポイント631を有し、それぞれが+3.3V、+5V、GNDおよびF/Oのピンに対応している。前記パワー回路65はUSB接続ポート64を介して+5Vを受け取り、マイクロコントローラ61またはマルチプレクサ62に+3.3Vを供給する。マルチプレクサ62は複数の振動感知モジュール20と接続され、振動感知モジュール20のそれぞれは、異なる放熱ファン10に対応している。これにより、マイクロコントローラ61はどの振動感知モジュール20が警告メッセージを出力したのかを識別でき、ひいてはどの放熱ファン10に異常が発生したのかを識別して、USB接続ポート64を介して警告メッセージを中央処理装置31に伝送する。中央処理装置31は放熱ファン10の回転速度を調整する(例えば、温度条件により許容される場合には、回転速度を下げるか停止させる)。また中央処理装置31は、警告メッセージをサーバ外へ出力して、モニタ上に当該警告メッセージを表示したり、ブザーから音を出すようにしてもよい。さらに、USB接続ポート64は4つのピン、すなわち+5V、D−、D+、グラウンド(GND)を含む。本発明の第3実施例において、USB拡張ボード60は、図9に示すように、複数のねじ穴66を介してメインボード32と複数の放熱ファン10の間の位置に固定される。
図10〜図12は、本発明の振動感知機能を備えたサーバの第4実施例の構造配置図である。本発明の第4実施例は、上述の第1実施例とほぼ同じだが、放熱ファン10の数が複数であり、振動感知モジュール20はそのうち1つの放熱ファン10を保持するファンフレーム41に配置されている。すなわち、単一の振動感知モジュール20が、複数の放熱ファン10の振動を同時に監視する。図11と図12は、放熱ファン10およびファンフレーム41の構造のみが異なる。
本発明の振動感知機能を備えたサーバを使用する場合、振動感知モジュール20を放熱ファン10と直接接続する(振動感知モジュール20を放熱ファン10の軸座外部に配置する)か、間接的に接続する(振動感知モジュール20を、放熱ファン10を保持するファンフレーム41に配置する)かを選択できる。マイクロコントローラ21と加速度計22を組み合わせて使用する状況においては、自動モニタリング効果を奏し、特にDIPスイッチ23を用いて閾値を設定した場合、ユーザがDIPスイッチ23の状態を変更することで(例えば、各ビットの数値を0または1にする)、マイクロコントローラ21における閾値に関する設定をさらに変更でき、マイクロコントローラ21に、受信したモニタリング値と閾値を比較してから、警告メッセージを発するか否かを決定させることができる。このため、放熱ファン10が損壊する前に自発的に警告を発することができ、異常振動による騒音問題を回避し、記憶モジュールの耐用性を保証するだけでなく、電子機器の高温による損傷を回避して、サーバの使用安全性を向上させるという目的を達成できる。
以上は、本発明の好ましい具体的実施例の詳細な説明と図面に過ぎず、本発明の特徴はこれらに限らず、また、本発明を限定するために用いるものではない。本発明の範囲のすべては特許請求の範囲に準じ、およそ本発明の特許請求の範囲の主旨に合致するかそれに類似する変形実施例は、本発明の範疇に含まれるべきものであり、当業者が本発明の領域内で容易に想到できるいかなる変更および修正も、本願の特許範囲に包含される。
10 放熱ファン
20 振動感知モジュール
21 マイクロコントローラ
22 加速度計
23 DIPスイッチ
24 パワー回路
30 演算モジュール
31 中央処理装置
32 メインボード
33 PCIeスロット
41 ファンフレーム
50 GPIO拡張ボード
51 汎用入出力集積回路
52 接続ポート
521 接続ポイント
53 金端子
60 USB拡張ボード
61 マイクロコントローラ
62 マルチプレクサ
63 接続ポート
64 USB接続ポート
65 パワー回路
66 ねじ穴

Claims (14)

  1. 振動感知機能を備えたサーバであって、
    前記サーバ内に配置された放熱ファン(10)と、
    前記サーバ内に配置されるとともに、前記放熱ファン(10)と物理的に接続された振動感知モジュール(20)と、
    前記サーバ内に配置されるとともに、前記振動感知モジュール(20)と電気的に接続された演算モジュール(30)と、を含み、
    前記振動感知モジュール(20)は、必要に応じて容易に閾値の設定を変更できるDIPスイッチ(23)と、前記放熱ファン(10)の振動を検出することで、継続して更新されるモニタリング値を取得する加速度計(22)と、前記加速度計(22)および前記DIPスイッチ(23)に接続され、前記モニタリング値が前記閾値と合致したことを確認した場合、警告メッセージを出力するマイクロコントローラ(21)と、を含み、
    前記演算モジュール(30)は、前記警告メッセージを受信する中央処理装置(31)を含む、
    振動感知機能を備えたサーバ。
  2. 前記振動感知モジュール(20)は、前記放熱ファン(10)の軸座外部に配置され、前記加速度計(22)は前記軸座外部を介して前記放熱ファン(10)の振動を検出する、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  3. 前記放熱ファン(10)および前記振動感知モジュール(20)の数はいずれも複数であり、前記振動感知モジュール(20)の各々は、複数の前記放熱ファン(10)のうちの1つの軸座外部にそれぞれ配置される、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  4. 複数の前記振動感知モジュール(20)と接続され、どの前記振動感知モジュール(20)が前記警告メッセージを出力したのかを識別するとともに、前記警告メッセージを前記中央処理装置(31)に伝送する汎用入出力集積回路(51)をさらに含む、請求項3に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  5. メインボード(32)と、前記メインボード(32)に取り外し可能に挿設されたGPIO拡張ボード(50)と、をさらに含み、前記中央処理装置(31)は前記メインボード(32)に配置され、前記汎用入出力集積回路(51)は、前記GPIO拡張ボード(50)に配置されるとともに、前記GPIO拡張ボード(50)および前記メインボード(32)を介して前記中央処理装置(31)に接続されている、請求項4に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  6. 前記GPIO拡張ボード(50)には複数の接続ポート(52)が配置されており、前記複数の接続ポート(52)は前記汎用入出力集積回路(51)と接続され、前記接続ポート(52)の各々が複数の振動感知モジュール(20)のうちの1つとそれぞれ電気的に接続されて、前記汎用入出力集積回路(51)と複数の前記マイクロコントローラ(21)とを電気的に接続する、請求項5に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  7. メインボード(32)と、USB拡張ボード(60)とをさらに備え、
    前記中央処理装置(31)は、前記メインボード(32)に配置され、
    前記USB拡張ボード(60)は前記メインボード(32)と複数の前記放熱ファン(10)との間に固定され、前記USB拡張ボード(60)には第2のマイクロコントローラ(61)と、マルチプレクサ(62)と、複数の接続ポート(63)と、USB接続ポート(64)と、パワー回路(65)と、複数のねじ穴(66)とが配置され、
    前記接続ポート(63)の各々は、前記振動感知モジュール(20)の1つと電気的に接続され、前記マルチプレクサ(62)は、前記複数の接続ポート(63)を介して複数の前記振動感知モジュール(20)と接続されて、前記第2のマイクロコントローラ(61)にどの前記振動感知モジュール(20)が前記警告メッセージを出力したのかを識別させ、前記第2のマイクロコントローラ(61)は、前記USB接続ポート(64)を介して前記警告メッセージを前記中央処理装置(31)に伝送し、前記パワー回路(65)は、前記USB接続ポート(64)を介して、前記第2のマイクロコントローラ(61)または前記マルチプレクサ(62)に電気エネルギーを供給する、
    請求項4に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  8. 前記振動感知モジュール(20)は、前記放熱ファン(10)を保持するファンフレーム(41)に配置され、前記加速度計(22)は、前記ファンフレーム(41)を介して前記放熱ファン(10)の振動を検出する、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  9. 前記放熱ファン(10)の数は複数であり、前記振動感知モジュール(20)は、複数の前記放熱ファン(10)のうちの1つを保持するファンフレーム(41)に配置されるか、あるいは複数の前記放熱ファン(10)のそれぞれを保持するファンフレーム(41)ごとに配置され、前記加速度計(22)は、前記ファンフレーム(41)を介して前記放熱ファン(10)の振動を検出する、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  10. 前記マイクロコントローラ(21)は所定時間連続して前記モニタリング値が前記閾値と合致したことを確認した場合、前記警告メッセージを前記中央処理装置(31)へ出力する、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  11. 前記所定時間は10秒である、請求項9に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  12. 前記モニタリング値および前記閾値の単位は加速度である、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  13. 前記中央処理装置(31)は、前記警告メッセージを受信した場合、前記警告メッセージを前記サーバ外へ出力して、前記警告メッセージをモニタ上に表示するか、あるいはブザーから音を出させる、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
  14. 前記中央処理装置(31)は、前記警告メッセージを受信した場合、前記放熱ファン(10)の回転速度を調整する、請求項1に記載の振動感知機能を備えたサーバ。
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