JP2021146508A - 作図方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の角度を3等分する作図において、簡便な手順でありながら、従来の作図方法に比べて、誤差を小さくした作図方法を提供する。【解決手段】任意鋭角XOYにおいて、OXおよびOY上に、OA=OBとなる点A,Bを求めるステップ1と、正三角形ABZを作図するステップ2と、辺ABの3等分点E、Fを作図するステップ3と、角AZBの疑似3等分線のAB上の点L、Mを作図するステップ4と、EL、FMを基礎に鋭角XOYの三等分線を作図するステップ5からなる作図方法。【選択図】図1
Description
本発明は、作図方法に関し、より詳細には、任意の角度を3等分する作図において、簡便な手順でありながら、従来の作図方法に比べて、誤差を小さくすることが可能な作図方法に関する。
コンパスと定規だけを用いた角度の等分の厳密な作図方法に関し、特に角度の3等分の作図方法はあり得ないことが数学的に証明されている。より詳細には、ギリシャの3大作図問題のひとつである、『角の3等分問題』について、角の3等分問題とは、『任意に与えられた角度を三等分することは可能か?』という問題であり、通常の作図方法、すなわち、コンパスと目盛りの無い定規を用いた作図法では、一般に与えられた角の三等分を作図することが不可能であることが知られている。しかしながら、目盛りのついた定規を使用する作図方法、折り紙を用いた作図方法、放物線を描ける小道具を用いた作図方法等、道具の使い方を変更したり、新しい道具を追加することにより、角の三等分を作図できる場合があることも知られている。
たとえば、特許文献1は、角の3等分作図補助器を開示する。より詳細には、任意角の3等分作図方法の、習得のため、容易に3等分の作図を行う際の補助となる器具を目的として、一方の端部の縁が円弧状になっている略長方形の透明板の円弧側の上面には、扇形の4分円とその中心点を上端とする中心線が引かれ、その中心線の下端では、15度の狭角で傾斜線が4 分円の左角でつながっている。以上の図形を表示し、そして4 分円の中心点には指示針とその指示針を軸支する為の中心軸を基板上に設けた角の3等分作図補助器が開示されている。このような補助器によれば、ノートなどの用紙に任意角と4等分線と中心角が直角となる直線の一辺を書き入れた図面の上に、発案した3等分作図法の法則をつかって3等分線の印を書き入れられる基板1を置き指示針などを、操作することによって、任意角の4分の1である4等分線に、12分の1の角度を加えることにより3等分線が引ける印を書き入れられる。以上の構成により容易に作図がかけるとされている。
たとえば、特許文献2は、等分線作図定規器を開示する。より詳細には、等分線を簡単な手法で求めることのできる定規を提供することを目的として、直角2辺と、この2辺間を結ぶ傾斜辺とからなる三角定規において、直角2辺の一辺と傾斜辺との合点を基点とし、この基点と直角2辺の他の一辺の等分点とを結ぶ直線上にスリットによる辺を設けたことを特徴とする等分線作図定規器である。このような等分線作図定規器によれば、測定すべき直線上の2点間の1点に直角2辺の一辺を合わせ、そのときの他の一辺が傾斜辺に交わった点で前記1辺に直交する直線の測定線を引き、この測定線とスリットとが交差する交点が等分点となる。
しかしながら、いずれの作図も特殊な器具により、角の等分を作図するに過ぎず、特に角の3等分は厳密な作図はできないとしても、実用的に許容される誤差の範囲で、円または線分の長さを規定するコンパスおよび直線を引く定規のみを用いて、簡単な手順により、作図する方法を提示するものでない。特に、特許文献2は、角度の等分でなく、線分の等分に関する作図器具である。
しかしながら、いずれの作図も特殊な器具により、角の等分を作図するに過ぎず、特に角の3等分は厳密な作図はできないとしても、実用的に許容される誤差の範囲で、円または線分の長さを規定するコンパスおよび直線を引く定規のみを用いて、簡単な手順により、作図する方法を提示するものでない。特に、特許文献2は、角度の等分でなく、線分の等分に関する作図器具である。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、任意の角度を3等分する作図において、簡便な手順でありながら、従来の作図方法に比べて、誤差を小さくした作図方法を提供することにある。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、任意の角度を3等分する作図において、従来の作図方法に比べて、誤差を小さくすることにより、作図の線の太さを従来より細くすることが可能な作図方法を提供することにある。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、任意の角度を3等分する作図において、従来の作図方法に比べて、誤差を小さくすることにより、作図の線の太さを従来より細くすることが可能な作図方法を提供することにある。
上記課題を達成するために、本発明の作図方法は、
任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める段階と、
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
ZQおよびZRそれぞれが、辺ABと交わる点をLおよびMとして求める段階と、
ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する、構成としている。
任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める段階と、
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
ZQおよびZRそれぞれが、辺ABと交わる点をLおよびMとして求める段階と、
ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する、構成としている。
以上の構成によれば、任意鋭角XOYの3等分の作図方法として、XOおよびYOに跨る任意な辺ABを底辺とする正三角形を作図し、正三角形およびこの正三角形の内接円を利用して、辺ABの3等分点、および正三角形の辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用すれば、簡便な作図方法でありながら、実用的な誤差の範囲で任意鋭角XOYの3等分の作図が可能である。
また、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合には、ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが30°以下の場合には、E,Fそれぞれの外側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘,M‘を求め、EL‘,およびFM‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが60°以上の場合には、L,Mそれぞれの内側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘‘,M‘‘を求め、LL‘‘,およびMM‘‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有するのがよい。
また、辺ABを一辺とする正三角形ABZをZがABに関して反対側に位置するように作成するのがよい。
さらに、点EおよびFはそれぞれ、辺ABの3等分点であり、点LおよびMはそれぞれ、LZおよびMZそれぞれが、正三角形ABZの辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点である。
任意鋭角XOYが30°以下の場合には、E,Fそれぞれの外側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘,M‘を求め、EL‘,およびFM‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが60°以上の場合には、L,Mそれぞれの内側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘‘,M‘‘を求め、LL‘‘,およびMM‘‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有するのがよい。
また、辺ABを一辺とする正三角形ABZをZがABに関して反対側に位置するように作成するのがよい。
さらに、点EおよびFはそれぞれ、辺ABの3等分点であり、点LおよびMはそれぞれ、LZおよびMZそれぞれが、正三角形ABZの辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点である。
加えて、前記中間点UおよびV点それぞれをELおよびFMそれぞれの2等分点として求めるのがよい。
上記課題を達成するために、本発明の作図方法は、
任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める一方、ZK1およびZK2それぞれの延長線がCDと交わる点をGおよびHとする段階と
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
正三角形ABZのO‘およびO’‘を通る二等分線X’X‘と内接円との交点O’’‘を求める段階と、O’’‘が二等分点となるように、GF(またはEH)に相当する長さを底辺ABと平行に引き、内接円との交点G’およびF‘を求める段階と、
QG’およびRF‘それぞれの二等分位置UおよびVを求め、UおよびVそれぞれをOと結び段階、とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当することを特徴とする、構成としている。
任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める一方、ZK1およびZK2それぞれの延長線がCDと交わる点をGおよびHとする段階と
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
正三角形ABZのO‘およびO’‘を通る二等分線X’X‘と内接円との交点O’’‘を求める段階と、O’’‘が二等分点となるように、GF(またはEH)に相当する長さを底辺ABと平行に引き、内接円との交点G’およびF‘を求める段階と、
QG’およびRF‘それぞれの二等分位置UおよびVを求め、UおよびVそれぞれをOと結び段階、とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当することを特徴とする、構成としている。
鋭角XOYの3等分の作図方法について、鋭角XOYが47°および60°の場合を例として、本発明の作図方法を以下に詳細に説明する。
図1に示すように、作図の手順は、鋭角XOYをなすOXおよびOY上それぞれに、点AおよびBを作図する段階と(ステップ1)、作図した点AおよびBに基づいて、正三角形ABZを作図する段階と(ステップ2)、作成した正三角形ABZに基づいて、正三角形ABZの辺ABの3等分点EおよびFを作図する段階と(ステップ3)、正三角形ABZの頂角AZB(60°)の疑似3等分線として、辺ABにLおよびMを作図する段階と(ステップ4)と、作成した辺ABの3等分点EおよびF、および作成した疑似3等分線として、辺ABのLおよびMに基づいて、ELおよびFMを利用して、鋭角XOYの3等分線を作図する段階(ステップ5)とから、概略構成される。
図1に示すように、作図の手順は、鋭角XOYをなすOXおよびOY上それぞれに、点AおよびBを作図する段階と(ステップ1)、作図した点AおよびBに基づいて、正三角形ABZを作図する段階と(ステップ2)、作成した正三角形ABZに基づいて、正三角形ABZの辺ABの3等分点EおよびFを作図する段階と(ステップ3)、正三角形ABZの頂角AZB(60°)の疑似3等分線として、辺ABにLおよびMを作図する段階と(ステップ4)と、作成した辺ABの3等分点EおよびF、および作成した疑似3等分線として、辺ABのLおよびMに基づいて、ELおよびFMを利用して、鋭角XOYの3等分線を作図する段階(ステップ5)とから、概略構成される。
具体的な作図を図2を参照して、以下に説明する。
まず、図2(A)に示すように、ステップ1に関連して、鋭角XOYをなすOXおよびOY上それぞれに、点AおよびBを作図する。
なお、OA、OBの長さについて、OA=OBとなる限り、OXおよびOYそれぞれに任意に設定すればよいが、後に説明する辺ABを底辺とする正三角形ABZを利用して、任意鋭角XOYの3等分の作図方法として、辺AB上にOと結ぶべき点Uおよび点Vを求めることから、この観点から、OAまたはOBの長さを決定すればよい。
次いで、ステップ2に関連して、作図した点AおよびBに基づいて、正三角形ABZを作図する。
この場合、辺ABを一辺とする正三角形ABZをZがABに関して反対側に位置するように作成するのがよい。
まず、図2(A)に示すように、ステップ1に関連して、鋭角XOYをなすOXおよびOY上それぞれに、点AおよびBを作図する。
なお、OA、OBの長さについて、OA=OBとなる限り、OXおよびOYそれぞれに任意に設定すればよいが、後に説明する辺ABを底辺とする正三角形ABZを利用して、任意鋭角XOYの3等分の作図方法として、辺AB上にOと結ぶべき点Uおよび点Vを求めることから、この観点から、OAまたはOBの長さを決定すればよい。
次いで、ステップ2に関連して、作図した点AおよびBに基づいて、正三角形ABZを作図する。
この場合、辺ABを一辺とする正三角形ABZをZがABに関して反対側に位置するように作成するのがよい。
次いで、図2(B)に示すように、ステップ3に関連して、作成した正三角形ABZに基づいて、正三角形ABZの辺ABの3等分点EおよびFを作図する。
具体的には、正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とし、CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求め、ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする。
この場合、EおよびFが、ABの辺の長さを3等分する点であることは、初等座標幾何学を用いて、簡単に証明可能である。
具体的には、正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とし、CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求め、ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする。
この場合、EおよびFが、ABの辺の長さを3等分する点であることは、初等座標幾何学を用いて、簡単に証明可能である。
次いで、図2(C)に示すように、ステップ4に関連して、正三角形ABZの頂角AZB(60°)の疑似3等分線として、辺ABにLおよびMを作図する。
具体的には、CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求め、C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求め、ZQおよびZRそれぞれが、辺ABと交わる点をLおよびMとして求める。
具体的には、CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求め、C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求め、ZQおよびZRそれぞれが、辺ABと交わる点をLおよびMとして求める。
LおよびMが、角度AZB(60°)の疑似3等分点であることについて、以下、説明する。
LMの長さは、初等座標幾何学により算出可能であり、半径aの円Oに内接する正三角形ABZにおいて、直線C2E又はC1Fの式を求め、直線C2E又はC1FのE側またはF側の延長と円Oとの交点LまたはMとして求めることが可能である。
LMは、(1694−363√3)a/3146≒0.6722aとなり、真値0.6840a(2asin20°)に対して、小さめに誤差1%以下の評価を与える。
LMの長さは、初等座標幾何学により算出可能であり、半径aの円Oに内接する正三角形ABZにおいて、直線C2E又はC1Fの式を求め、直線C2E又はC1FのE側またはF側の延長と円Oとの交点LまたはMとして求めることが可能である。
LMは、(1694−363√3)a/3146≒0.6722aとなり、真値0.6840a(2asin20°)に対して、小さめに誤差1%以下の評価を与える。
次いで、図2(D)に示すように、ステップ5に関連して、作成した辺ABの3等分点EおよびF、および作成した疑似3等分線についての辺ABのLおよびMに基づいて、ELおよびFMを利用して、鋭角XOYの3等分線を作図する
具体的には、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合には、ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが30°以下の場合には、E,Fそれぞれの外側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘,M‘を求め、EL‘,およびFM‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが60°以上の場合には、L,Mそれぞれの内側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘‘,M‘‘を求め、LL‘‘,およびMM‘‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する。
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれは、鋭角XOYの3等分である15.67°に対して、誤差1%以下となっている。
なお、中間点UおよびV点それぞれをELおよびFMそれぞれの2等分点として求めるのがよい。この場合、線分の2等分であるので、従来既知の通常の作図方法によればよい。
具体的には、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合には、ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが30°以下の場合には、E,Fそれぞれの外側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘,M‘を求め、EL‘,およびFM‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが60°以上の場合には、L,Mそれぞれの内側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘‘,M‘‘を求め、LL‘‘,およびMM‘‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する。
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれは、鋭角XOYの3等分である15.67°に対して、誤差1%以下となっている。
なお、中間点UおよびV点それぞれをELおよびFMそれぞれの2等分点として求めるのがよい。この場合、線分の2等分であるので、従来既知の通常の作図方法によればよい。
図3に示すように、任意鋭角XOYと正三角形ABZの中央角度Θとの関係について、角度XOYが0°から90°の範囲(鋭角)である場合については、本発明者は、 疑似直線関係であることを発見し、ゆえに、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合に、辺ABの3等分点と角AZBの疑似3等分点との角度差ΔΘを、任意鋭角XOYが0°ないし30°の場合、および任意鋭角XOYが60°ないし90°の場合に、そのまま適用することにより、辺ABの3等分点と角AZBの疑似3等分点との間に、任意鋭角XOYの3等分線の辺ABとの交点が存在するところ、有効に作図に利用することが可能である。
以上のように、任意鋭角XOYと正三角形ABZの中央角度Θとの関係について、疑似直線関係であることから、図3に示すように、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合において、辺ABの3等分点と角AZBの疑似3等分点との間(角EZMまたは各FZL)は、1°前後であるところ、任意鋭角XOYが0°以上30°以下の場合、および、任意鋭角XOYが60°以上90°以下の場合のいずれの場合にも、角度幅が30°であることから、このΔΘをそのまま利用することが可能である。
以上のように、任意鋭角XOYと正三角形ABZの中央角度Θとの関係について、疑似直線関係であることから、図3に示すように、任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合において、辺ABの3等分点と角AZBの疑似3等分点との間(角EZMまたは各FZL)は、1°前後であるところ、任意鋭角XOYが0°以上30°以下の場合、および、任意鋭角XOYが60°以上90°以下の場合のいずれの場合にも、角度幅が30°であることから、このΔΘをそのまま利用することが可能である。
以上、角AZBの疑似3等分点とはいえ、その誤差は、1%以下であり、実用的な作図方法として利用可能であり、任意鋭角XOYの3等分として、3等分角として大き目に評価する辺ABの3等分点と、逆に、小さ目に評価する角AZBの疑似3等分とを利用して、視認可能にその中間位置を求めれば、より誤差の小さい作図が可能となり、作図における線の太さを細くすることも可能である。
以上の構成によれば、任意鋭角XOYの3等分の作図方法として、XOおよびYOに跨る任意な辺ABを底辺とする正三角形を作図し、正三角形およびこの正三角形の内接円を利用して、辺ABの3等分点、および正三角形の辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用すれば、簡便な作図方法でありながら、実用的な誤差の範囲で任意鋭角XOYの3等分の作図が可能である。
また、作図する際、任意鋭角XOYの内部、すなわち、二等辺三角形AOBの内部に線分を引いたりすることなく、任意鋭角XOYの外部に正三角形AZBを作成し、辺AB上に任意鋭角XOYのOとを結ぶべき点を求めることが可能であるので、最終的に、任意鋭角XOYの内部において、任意鋭角XOYの3等分線を引く場合に便利である。
また、作図する際、任意鋭角XOYの内部、すなわち、二等辺三角形AOBの内部に線分を引いたりすることなく、任意鋭角XOYの外部に正三角形AZBを作成し、辺AB上に任意鋭角XOYのOとを結ぶべき点を求めることが可能であるので、最終的に、任意鋭角XOYの内部において、任意鋭角XOYの3等分線を引く場合に便利である。
以下に、本発明の第2実施形態について、図4を参照しながら説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本実施形態は、任意の角度に対して、ABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用する作図方法である点では第1実施形態と共通であるが、第1実施形態においては、鋭角XOYが47°であるのに対して、本実施形態では、鋭角XOYが60°であり、それに伴い、第1実施形態においては、鋭角XOYに対して、OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め(二等辺三角形AOBを作成)、辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するのに対して、本実施形態においては、鋭角XOYが60°であることから、二等辺三角形AOB自体が正三角形であることから、敢えて辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略して、任意鋭角XOYの3等分の作図を可能とするものである。
本実施形態は、任意の角度に対して、ABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用する作図方法である点では第1実施形態と共通であるが、第1実施形態においては、鋭角XOYが47°であるのに対して、本実施形態では、鋭角XOYが60°であり、それに伴い、第1実施形態においては、鋭角XOYに対して、OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め(二等辺三角形AOBを作成)、辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するのに対して、本実施形態においては、鋭角XOYが60°であることから、二等辺三角形AOB自体が正三角形であることから、敢えて辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略して、任意鋭角XOYの3等分の作図を可能とするものである。
具体的には、図4(A)ないし(D)に示すように、正三角形AOBおよびその内接円を利用し、第1実施形態と同様に、鋭角XOYの対向辺である辺AB上に、辺の3等分点EおよびF、および角の疑似3等分点RおよびQとを求め、その中間点UおよびVと点Oと結ぶことにより、角XOUであるΘ1、角UOVであるΘ2および 角VOYであるΘ3それぞれが、鋭角XOYの3等分に相当するものとして、鋭角XOY(60°)の3等分の作図を行う。辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略することにより、第1実施形態に比し、より簡便に作図することが可能である。
この場合、第1実施形態と同様に、鋭角XOYの疑似3等分とはいえ、その誤差が1%以下であり、第1実施形態に比べて、誤差がさらに小さくすることが可能である。
この場合、第1実施形態と同様に、鋭角XOYの疑似3等分とはいえ、その誤差が1%以下であり、第1実施形態に比べて、誤差がさらに小さくすることが可能である。
以下に、本発明の第3実施形態について、図5を参照しながら説明する。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素については、同様な参照番号を付することによりその説明は省略し、以下では、本実施形態の特徴部分について詳細に説明する。
本実施形態は、鋭角XOYが60°であり、OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求めることにより形成される二等辺三角形AOB自体が正三角形であることから、敢えて辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略して、任意鋭角XOYの3等分の作図をする点において、第2実施形態と共通であるが、第2実施形態においては、AB上に、ABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用して作図を行うが、本実施形態においては、AB上にABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図する代わりに、正三角形AOBの内接円上に鋭角XOYのOと結ぶべき点UおよびVを作図する点において、相違する。
本実施形態は、鋭角XOYが60°であり、OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求めることにより形成される二等辺三角形AOB自体が正三角形であることから、敢えて辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略して、任意鋭角XOYの3等分の作図をする点において、第2実施形態と共通であるが、第2実施形態においては、AB上に、ABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用して作図を行うが、本実施形態においては、AB上にABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図する代わりに、正三角形AOBの内接円上に鋭角XOYのOと結ぶべき点UおよびVを作図する点において、相違する。
正三角形AOBおよびその内接円を利用し、正三角形AOBの内接円上に鋭角XOYのOと結ぶべき点SおよびTを作図することにより、鋭角XOY(60°)の3等分の作図を行うことで、辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略することにより、第2実施形態と同様に、第1実施形態に比し、より簡便に作図することが可能である。
具体的には、図5に示すように、OK1およびOK2それぞれの延長線がCDと交わる点をGおよびHとし、正三角形AOBのO‘およびO’‘を通る二等分線XXと内接円との交点O’’‘を求め、O’’‘が二等分点となるように、GF(またはEH)に相当する長さLL1を底辺ABと平行に引き、内接円との交点G’およびF‘を求め(図5(A))、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置SおよびTを求め(図面上、LL3=(LL1+LL2)/2)(図5(B))、SおよびTそれぞれをOと結び(図5(C))、それにより、角XOSであるΘ1、角SOTであるΘ2および 角TOYであるΘ3それぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する(図5(D))。なお、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置の作図方法は、線分の長さの二等分に相当する作図であり、従来既知の方法である。
FGの長さは、座標幾何学により、求めることが可能であり、内接円の半径aに対して、0.6939aであり、OF‘(またはOG‘)は、鋭角XOYの3等分線における3等分角の中央角度として、大き目の誤差を与え、一方、OP(またはOQ)は、鋭角XOYの3等分線とにおける3等分角の中央角度として、小さ目の誤差を与えることから、鋭角XOYのより厳密な3等分線は、OF‘(またはOG‘)とOP(またはOQ)との間にある。
この場合、第1実施形態および第2実施形態と同様に、鋭角XOYの疑似3等分とはいえ、その誤差は1%以下であり、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置UおよびVを利用することから、第2実施形態に比べて、誤差をさらに小さくすることが可能である。
具体的には、図5に示すように、OK1およびOK2それぞれの延長線がCDと交わる点をGおよびHとし、正三角形AOBのO‘およびO’‘を通る二等分線XXと内接円との交点O’’‘を求め、O’’‘が二等分点となるように、GF(またはEH)に相当する長さLL1を底辺ABと平行に引き、内接円との交点G’およびF‘を求め(図5(A))、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置SおよびTを求め(図面上、LL3=(LL1+LL2)/2)(図5(B))、SおよびTそれぞれをOと結び(図5(C))、それにより、角XOSであるΘ1、角SOTであるΘ2および 角TOYであるΘ3それぞれが、鋭角XOYの3等分に相当する(図5(D))。なお、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置の作図方法は、線分の長さの二等分に相当する作図であり、従来既知の方法である。
FGの長さは、座標幾何学により、求めることが可能であり、内接円の半径aに対して、0.6939aであり、OF‘(またはOG‘)は、鋭角XOYの3等分線における3等分角の中央角度として、大き目の誤差を与え、一方、OP(またはOQ)は、鋭角XOYの3等分線とにおける3等分角の中央角度として、小さ目の誤差を与えることから、鋭角XOYのより厳密な3等分線は、OF‘(またはOG‘)とOP(またはOQ)との間にある。
この場合、第1実施形態および第2実施形態と同様に、鋭角XOYの疑似3等分とはいえ、その誤差は1%以下であり、QG’およびRF‘それぞれの二等分位置UおよびVを利用することから、第2実施形態に比べて、誤差をさらに小さくすることが可能である。
以上、本発明の実施形態を詳細に説明したが、本発明の範囲から逸脱しない範囲内において、当業者であれば、種々の修正あるいは変更が可能である。
たとえば、本実施形態において、鋭角XOYの3等分の作図方法として、鋭角XOYが60°および47°の場合について説明したが、それに限定されることなく、たとえば、XOYが鋭角である限り、任意の角度に対して、辺ABの3等分点、および正三角形の辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用すれば、簡便な作図方法でありながら、実用的な誤差の範囲で任意鋭角XOYの3等分の作図が可能である。
たとえば、本実施形態において、鋭角XOYの3等分の作図方法として、鋭角XOYが60°および47°の場合について説明したが、それに限定されることなく、たとえば、XOYが鋭角である限り、任意の角度に対して、辺ABの3等分点、および正三角形の辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用すれば、簡便な作図方法でありながら、実用的な誤差の範囲で任意鋭角XOYの3等分の作図が可能である。
たとえば、本実施形態において、鋭角XOYの3等分の作図方法として、コンパスおよび定規を用いた作図方法について説明したが、それに限定されることなく、たとえば、CADの作図アルゴリズムとして利用可能であり、XOYが鋭角である限り、任意の角度に対して、辺ABの3等分点、および正三角形の辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図し、これらの辺の3等分点および角の疑似3等分点との間の中間点を利用すれば、簡便な作図方法でありながら、実用的な誤差の範囲で任意鋭角XOYの3等分の作図が可能であり、作図の線の太さを細くすることも可能である。
たとえば、第3実施形態において、鋭角XOYを60°とした場合に、AB上にABの3等分点、およびABに対向する角AZBの疑似3等分点を作図する代わりに、正三角形AOBの内接円上に鋭角XOYのOと結ぶべき点SおよびTを作図する方法を説明したが、それに限定されることなく、たとえば、XOYが鋭角である限り、任意の角度に対して、正三角形AOBの内接円上に鋭角XOYのOと結ぶべき点UおよびVを作図することにより、より誤差の小さい作図が可能である。この場合、第3実施形態において、鋭角XOYが60°ゆえに、辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成するステップを省略したが、XOYが60°でない任意鋭角の場合には、辺ABを一辺とする正三角形ABZの内接円上に、鋭角XOYのOと結ぶべき点SおよびTを作図することになる。
LL1:FG相当長さ
LL2:PQ相当長さ
LL3:(LL1+LL2)/2
XOY:任意鋭角
ABZ:正三角形
X‘X’:正三角形ABZの二等分線
O’’:ABの中点
O’’’:正三角形ABZの二等分線と内接円との交点
K1:CBとD O’’の交点
K2:DAとC O’’の交点
E:ZK1の延長線がABと交わる点
F:ZK2の延長線がABと交わる点
G:ZK1の延長線がCDと交わる点
H:ZK2の延長線がCDと交わる点
C1:CDのC側への延長線が内接円と交わる点
C2:CDのD側への延長線が内接円と交わる点
Q:LFのF側への延長線が内接円と交わる点
R:MEのE側への延長線が内接円と交わる点
L:ZQが辺ABと交わる点
M:ZRが辺ABと交わる点
U:ELの中間点
V:FMの中間点
S:LL3の長さの端点
T:LL3の長さの端点
LL2:PQ相当長さ
LL3:(LL1+LL2)/2
XOY:任意鋭角
ABZ:正三角形
X‘X’:正三角形ABZの二等分線
O’’:ABの中点
O’’’:正三角形ABZの二等分線と内接円との交点
K1:CBとD O’’の交点
K2:DAとC O’’の交点
E:ZK1の延長線がABと交わる点
F:ZK2の延長線がABと交わる点
G:ZK1の延長線がCDと交わる点
H:ZK2の延長線がCDと交わる点
C1:CDのC側への延長線が内接円と交わる点
C2:CDのD側への延長線が内接円と交わる点
Q:LFのF側への延長線が内接円と交わる点
R:MEのE側への延長線が内接円と交わる点
L:ZQが辺ABと交わる点
M:ZRが辺ABと交わる点
U:ELの中間点
V:FMの中間点
S:LL3の長さの端点
T:LL3の長さの端点
Claims (6)
- 任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める段階と、
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
ZQおよびZRそれぞれが、辺ABと交わる点をLおよびMとして求める段階と、
ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当することを特徴とする、作図方法。 - 任意鋭角XOYが30°ないし60°の場合には、ELおよびFMそれぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが30°以下の場合には、E,Fそれぞれの外側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘,M‘を求め、EL‘,およびFM‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結び、
任意鋭角XOYが60°以上の場合には、L,Mそれぞれの内側に、ELまたはFM相当長さとなるL‘‘,M‘‘を求め、LL‘‘,およびMM‘‘それぞれの中間点UおよびVとOとを結ぶ段階とを有する、請求項1に記載の作図方法。 - 辺ABを一辺とする正三角形ABZをZがABに関して反対側に位置するように作成する、請求項1または請求項2に記載の作図方法。
- 点EおよびFはそれぞれ、辺ABの3等分点であり、点LおよびMはそれぞれ、LZおよびMZそれぞれが、正三角形ABZの辺ABに対向する角AZBの疑似3等分点である、請求項1または2に記載の作図方法。
- 前記中間点UおよびV点それぞれをELおよびFMそれぞれの2等分点として求める、請求項4に記載の作図方法。
- 任意鋭角XOYの3等分の作図方法において、
OXおよびOYそれぞれに、OA=OBとなる点A,Bを求め、
辺ABを一辺とする正三角形ABZを作成する段階と、
正三角形ABZの内接円の中心O‘を通り、ABに平行な直線がAOおよびBOそれぞれと交わる点をCおよびDとする一方、ABの中点をO’’とする段階と、
CBとD O’’、 DAとC O’’それぞれの交点K1およびK2を求める一方、ZK1およびZK2それぞれの延長線がCDと交わる点をGおよびHとする段階と
ZK1およびZK2それぞれの延長線がABと交わる点をEおよびFとする段階と、
CDのC側への延長線およびD側への延長線それぞれが内接円と交わる点をC1、C2として求める段階と、
C1FのF側への延長線およびC2EのE側への延長線それぞれが内接円と交わる点をQ、Rとして求める段階と、
正三角形ABZのO‘およびO’‘を通る二等分線X’X‘と内接円との交点O’’‘を求める段階と、O’’‘が二等分点となるように、GF(またはEH)に相当する長さを底辺ABと平行に引き、内接円との交点G’およびF‘を求める段階と、
QG’およびRF‘それぞれの二等分位置UおよびVを求め、UおよびVそれぞれをOと結び段階、とを有し、
角XOU、角UOVおよび 角VOYそれぞれが、鋭角XOYの3等分に相当することを特徴とする、作図方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045153A JP2021146508A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 作図方法 |
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JP2020045153A JP2021146508A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 作図方法 |
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ID=77850320
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JP2020045153A Pending JP2021146508A (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 作図方法 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7187130B1 (ja) * | 2022-10-20 | 2022-12-12 | 帰己二 五藤 | 角度の3等分、5等分用作図器 |
-
2020
- 2020-03-16 JP JP2020045153A patent/JP2021146508A/ja active Pending
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