JP2021144786A - 灯具ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】反射型の空間光変調器を備えた灯具ユニットにおいて、その配光機能に支障を来たしてしまうことなく、路面描画用配光パターンの形成による周囲への注意喚起機能を高める。【解決手段】空間光変調器30で反射した第1光源52Aからの光を、投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射する構成とした上で、投影レンズ72の光軸Axと第1光源52Aの発光中心とを含む平面から外れた位置に第2光源52Bが配置された構成とする。そして、空間光変調器30の各反射素子30Asが第1の角度位置にあるときには、第1光源52Aからの光を投影レンズ72へ向けて反射させるとともに第2光源52Bからの光を投影レンズ72から外れた方向へ向けて反射させ、各反射素子30Asが第2の角度位置にあるときには、これとは逆にする。これにより、路面描画用配光パターンを形成する際、これを囲む補完的配光パターンを同時に形成可能とする。【選択図】図1

Description

本願発明は、反射型の空間光変調器を備えた灯具ユニットに関するものである。
従来より、車載用の灯具ユニットとして、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射するように構成されたものが知られている。
「特許文献1」には、このような灯具ユニットとして、車両前方路面に路面描画用配光パターン(すなわち文字や記号等の描画を行うための配光パターン)を形成するように構成されたものが記載されている。
特開2014−165130号公報
上記「特許文献1」に記載された灯具ユニットのように、車両走行時に路面描画用配光パターンを形成することにより、周囲への注意喚起を促すことが可能となる。
しかしながら、このような灯具ユニットにおいて、路面描画用配光パターンの形成による周囲への注意喚起機能を十分に高めるためには、さらなる改善が望まれる。その際、灯具ユニットの配光機能に支障を来たしてしまうことなく、これを実現することが望まれる。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、反射型の空間光変調器を備えた灯具ユニットにおいて、その配光機能に支障を来たしてしまうことなく、路面描画用配光パターンの形成による周囲への注意喚起機能を高めることができる灯具ユニットを提供することを目的とするものである。
本願発明は、光源として第1および第2光源を備えた構成とした上で、その配置に工夫を施すことにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る灯具ユニットは、
空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射するように構成された灯具ユニットにおいて、
上記空間光変調器は、第1の角度位置と第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えており、
上記光源として第1および第2光源を備えており、
上記第1光源は、該第1光源からの光が上記第1の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズへ向けて反射するとともに上記第2の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、
上記第2光源は、該第2光源からの光が上記第2の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズへ向けて反射するとともに上記第1の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、
上記第2光源は、上記投影レンズの光軸と上記第1光源の発光中心とを含む平面から外れた位置に配置されている、ことを特徴とするものである。
上記「灯具ユニット」は、光源からの出射光をそのまま空間光変調器に入射させるように構成されていてもよいし、光源からの出射光をリフレクタやレンズ等により制御した状態で空間光変調器に入射させるように構成されていてもよい。
上記「空間光変調器」は、第1の角度位置と第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えていれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「投影レンズ」は単一のレンズで構成されていてもよいし、複数のレンズで構成されてもよい。
本願発明に係る灯具ユニットは、空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射するように構成されているので、空間光変調器において反射光の空間的な分布を制御することにより、種々の配光パターンを精度良く形成することができる。
その際、空間光変調器は第1の角度位置と第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えており、また、光源として第1および第2光源を備えており、かつ、第1光源は該第1光源からの光が第1の角度位置にある各反射素子によって投影レンズへ向けて反射するとともに第2の角度位置にある各反射素子によって投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、一方、第2光源は該第2光源からの光が第2の角度位置にある各反射素子によって投影レンズへ向けて反射するとともに第1の角度位置にある各反射素子によって投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1光源の点灯によって第1の角度位置にある各反射素子からの反射光が投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射され、また、第2光源の点灯によって第2の角度位置にある各反射素子からの反射光が投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射されるので、第1および第2光源を同時に点灯させることによって、すべての反射素子を利用した光照射を行うことができる。そしてこれにより、車両前方路面に路面描画用配光パターンを形成する際、この路面描画用配光パターンを囲む補完的配光パターンを同時に形成することができる。したがって、第1および第2光源の明るさや発光色を互いに異なったものに設定することにより、車両前方路面に路面描画用配光パターンのみが形成される場合に比して路面描画用配光パターンの存在を明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能を高めることができる。
しかも、第2光源は投影レンズの光軸と第1光源の発光中心とを含む平面から外れた位置に配置されているので、第2の角度位置にある各反射素子で反射した第1光源からの光が第2光源の位置に到達したり、第1の角度位置にある各反射素子で反射した第2光源からの光が第1光源の位置に到達したりしないようにすることができる。したがって、第1および第2光源やその周辺構造が熱によって損傷したり、第1および第2光源の周辺構造から迷光が不用意に発生してしまうのを未然に防止することができ、これにより灯具ユニットの配光機能に支障を来たしてしまうのを未然に防止することができる。
このように本願発明によれば、反射型の空間光変調器を備えた灯具ユニットにおいて、その配光機能に支障を来たしてしまうことなく、路面描画用配光パターンの形成による周囲への注意喚起機能を高めることができる。
上記構成において、さらに、第1光源が投影レンズの光軸よりも下方側に配置されるとともに第2光源が投影レンズの光軸よりも上方側に配置された構成とすれば、投影レンズの左右方向中央領域を利用した光照射を行うことができ、これにより路面描画用配光パターンおよび補完的配光パターンを均一な明るさの配光パターンとして形成することが容易に可能となる。
上記構成において、さらに、第1および第2光源として互いに異なる発光色を有する構成とすれば、路面描画用配光パターンと補完的配光パターンとを互いに異なる色で形成することができる。したがって、車両前方路面に形成される路面描画用配光パターンの存在をより一層明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能をさらに高めることができる。
このような構成を採用した場合において、投影レンズとして上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有する構成とすれば、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、投影レンズの光軸に対して下方側に第1光源が配置されるとともに上方側に第2光源が配置されている場合には、空間光変調器で反射して投影レンズへ向かう第1光源からの光はその大半が投影レンズの上半部に入射し、空間光変調器で反射して投影レンズへ向かう第2光源からの光はその大半が投影レンズの下半部に入射する。したがって、投影レンズの構成として上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有するものとすることにより、投影レンズを第1および第2光源の各々の出射光の波長に応じた焦点距離を有するレンズとして構成することができ、これにより路面描画用配光パターンおよび補完的配光パターンの各々をより一層鮮明に形成することができる。
上記構成において、さらに、空間光変調器として、複数の反射素子の中心位置が投影レンズの光軸よりも上方側に変位した状態で配置された構成とすれば、空間光変調器で反射した第1および第2光源からの光が投影レンズから斜め下向きの光として照射されるようにすることができ、これにより路面描画用配光パターンおよび補完的配光パターンを車両前方路面に効率良く形成することができる。
本願発明の一実施形態に係る灯具ユニットを備えた車両用灯具を示す側断面図 図1の要部詳細図 図2のIII−III線矢視図 図2の要部詳細図 上記実施形態の作用を説明するための図であって、図3と略同様の図 上記灯具ユニットからの照射光により形成される配光パターンを透視的に示す図 上記実施形態の第1変形例を示す、図5と同様の図 上記実施形態の第2変形例を示す、図5と同様の図 上記実施形態の第3変形例を示す、図2と同様の図 上記実施形態の第4変形例を示す、図2と同様の図
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る灯具ユニット10を備えた車両用灯具100を示す側断面図である。また、図2は、図1の要部詳細図であり、図3は、図2のIII−III線矢視図である。
これらの図において、Xで示す方向が「ユニット前方」であり、Yで示す方向が「ユニット前方」と直交する「左方向」(ユニット正面視では「右方向」)であり、Zで示す方向が「上方向」である。これら以外の図においても同様である。
車両用灯具100は、車両の前端部に設けられる路面描画用ランプであって、ランプボディ102と透光カバー104とで形成される灯室内に、灯具ユニット10がその前後方向(すなわちユニット前後方向)を車両前後方向と一致させるように光軸調整が行われた状態で収容された構成となっている。
灯具ユニット10は、空間光変調ユニット20と、光源側サブアッシー50と、レンズ側サブアッシー70と、これらを支持するブラケット40とを備えた構成となっている。
ブラケット40は、金属製(例えばアルミダイカスト製)の部材であって、ユニット前後方向と直交する鉛直面に沿って延びるように配置されており、その前面の2箇所にはユニット前方へ向けて延びる棚状部40dが形成されている。
灯具ユニット10は、ブラケット40において図示しない取付構造を介してランプボディ102に支持されており、ランプボディ102に対して上下方向および左右方向に傾動し得るように構成されている。
空間光変調ユニット20は、空間光変調器30と、この空間光変調器30よりもユニット後方側に配置された支持基板22と、この支持基板22よりもユニット後方側に配置されたヒートシンク24とを備えている。なお、支持基板22は、ヒートシンク24よりも下方まで延びるように形成されている。
レンズ側サブアッシー70は、ユニット前後方向に延びる光軸Axを有する投影レンズ72と、この投影レンズ72を支持するレンズホルダ74とを備えており、レンズホルダ74の後端部においてブラケット40に支持されている。
光源側サブアッシー50は、第1および第2光源52A、52Bと、第1および第2光源52A、52Bからの出射光を空間光変調器30へ向けて偏向制御する第1および第2レンズ54A、54Bとを備えている。
第1光源52Aおよび第1レンズ54Aは、光軸Axよりも下方側(具体的には光軸Axの真下の位置)に配置されており、第2光源52Bおよび第2レンズ54Bは、光軸Axよりも上方側(具体的には光軸Axから20〜40°程度傾斜した右斜め上方向の位置)に配置されている。
本実施形態に係る灯具ユニット10は、第1レンズ54Aを介して空間光変調器30に到達した第1光源52Aからの光を、空間光変調器30で反射させて投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射することにより、車両前方路面に文字や記号等を描画する配光パターン(すなわち路面描画用配光パターン)を形成し得る構成となっている。
また、本実施形態に係る灯具ユニット10は、第2レンズ54Bを介して空間光変調器30に到達した第2光源52Bからの光を、空間光変調器30で反射させて投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射することにより、車両前方路面に路面描画用配光パターンを囲む補完的配光パターンを形成し得る構成となっている。
空間光変調器30の制御は、図示しない車載カメラからの映像信号に基づいて行われるようになっている。
次に、空間光変調ユニット20の具体的な構成について説明する。
図2、3に示すように、空間光変調器30は、デジタルマイクロミラーディバイス(DMD)であって、複数の反射素子(具体的には数十万個の微小ミラー)30Asがマトリクス状に配置された反射制御部30Aと、この反射制御部30Aを収容する筐体部30Bと、反射制御部30Aよりもユニット前方側に配置された状態で筐体部30Bに支持された透光板30Cとを備えた構成となっている。
空間光変調器30は、その反射制御部30Aが投影レンズ72の後側焦点Fにおいて光軸Axと直交する鉛直面上に位置するように配置されている。その際、反射制御部30Aの中心軸線(すなわち複数の反射素子30Asの中心位置を通る軸線)Ax1は、光軸Axに対して上方側に変位した位置(具体的には反射制御部30Aの下端縁が光軸Axよりも僅かに上方側にある位置)においてユニット前後方向に延びている。
そして、空間光変調器30は、その反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asの各々の反射面の角度を制御することによって、各反射素子30Asに到達した第1および第2光源52A、52Bからの光の反射方向を選択的に切り換え得る構成となっている。
具体的には、光軸Axよりも下方側に位置する第1光源52Aからの光を、投影レンズ72へ向かう光路R1の方向(図中実線で示す方向)に反射させる第1の角度位置と、投影レンズ72から外れた方向(すなわち配光パターンの形成に悪影響を及ぼさない方向)へ向かう光路R2の方向(図中2点鎖線で示す方向)に反射させる第2の角度位置とが選択されるようになっている。
一方、光軸Axよりも上方側に位置する第2光源52Bからの光は、各反射素子30Asが第1の角度位置にあるときには、投影レンズ72から外れた方向へ向かう光路R3の方向(図中実線で示す方向)に反射し、各反射素子30Asが第2の角度位置にあるときには、第2光源52Bからの光は投影レンズ72へ向かう光路R4の方向(図中2点鎖線で示す方向)に反射するようになっている。
投影レンズ72は、その光軸Axが空間光変調器30の反射制御部30Aの中心軸線Ax1に対して下方側に変位しているので、反射制御部30Aから投影レンズ72に到達した光は、水平方向に対してやや下向きの光として投影レンズ72からユニット前方へ向けて照射され、これにより車両前方路面に路面描画用配光パターンおよび補完的配光パターンを効率良く形成し得るようになっている。
図4は、反射制御部30Aの詳細構造を示す、図2の要部詳細図である。
図4(a)は、第1光源52Aからの光の光路を示す図であり、図4(b)は、第2光源52Bからの光の光路を示す図である。
図4(a)に示すように、反射制御部30Aを構成する各反射素子30Asは、左右方向に延びる水平軸線回りに回動し得る構成となっており、第1の角度位置では、反射制御部30Aの中心軸線Ax1と直交する鉛直面に対して所定角度(例えば12°程度)下向きに回動に対して、斜め下方から入射する第1光源52Aからの光をやや上向きの光(光路R1の光)としてユニット前方へ向けて反射させる一方、第2の角度位置では上記鉛直面に対して所定角度(例えば12°程度)上向きに回動に対して、第1光源52Aからの光をかなり上向きの光(光路R2の光)としてユニット前方へ向けて反射させるようになっている。
第1の角度位置と第2の角度位置との切換えは、各反射素子30Asを回動可能に支持する部材(図示せず)の近傍に配置された電極(図示せず)への通電を制御することによって行われるようになっている。そして、この通電が行われていない中立状態では、各反射素子30Asは、その反射面が中心軸線Ax1と直交する鉛直面に沿って互いに面一で配置されるように構成されている。
なお、図4(a)においては、反射制御部30Aの中心軸線Ax1の近傍領域に位置する反射素子30Asが第1の角度位置にあり、その下方領域に位置する反射素子30Asが第2の角度位置にある状態を示している。
一方、図4(b)に示すように、各反射素子30Asは、第1の角度位置では、斜め上方から入射する第2光源52Bからの光をかなり下向きの光(光路R3の光)としてユニット前方へ向けて反射させる一方、第2の角度位置では、第2光源52Bからの光をやや下向きの光(光路R4の光)としてユニット前方へ向けて反射させるようになっている。
図2に示すように、支持基板22は、ユニット前後方向と直交する鉛直面(すなわち光軸Axおよび中心軸線Ax1と直交する鉛直面)に沿って延びるように配置されており、その前面には導電パターン(図示せず)が形成されている。そして、支持基板22は、空間光変調器30の筐体部30Bの周縁部をソケット26を介してユニット後方側から支持しており、これにより空間光変調器30が支持基板22と電気的に接続されるようになっている。
空間光変調器30は、ブラケット40とヒートシンク24とによってユニット前後方向両側から支持されている。
ヒートシンク24はユニット前後方向と直交する鉛直面に沿って延びるように配置されており、その前面には、ユニット前方へ向けて角柱状に突出する突起部24aが形成されるとともに、その後面にはユニット後方へ向けて延びる複数の放熱フィン24bが形成されている。そして、ヒートシンク24は、その突起部24aの先端面において空間光変調器30の筐体部30Bの中央部に当接するようになっている。
ブラケット40には、空間光変調器30の透光板30Cを囲む横長矩形状の開口部40aが形成されている。この開口部40aは、その全周にわたってユニット前方へ向けて拡がるように面取りされた内周面形状を有している。
また、ブラケット40の後面には、開口部40aを囲む3箇所の位置にユニット後方へ向けて円柱状に突出する突起部40bが形成されており、さらその外周側には、ユニット後方へ向けて突出する環状フランジ部40cが横長矩形状に延びるようにして形成されている。
ブラケット40は、3箇所の突起部40bの先端面が空間光変調器30の筐体部30Bの前面に当接するようになっており、このとき環状フランジ部40cが空間光変調器30を全周にわたって覆うようになっている。
次に、光源側サブアッシー50の具体的な構成について説明する。
第1光源52Aは、黄色に発光する発光ダイオードで構成されている。この第1光源52Aは、支持基板56Aを介して光源側ホルダ60Aに支持されており、この光源側ホルダ60Aは、ブラケット40の棚状部40d(図2参照)に支持されている。
第1レンズ54Aは、両凸レンズであって、レンズホルダ58Aを介して光源側ホルダ60Aに支持されている。その際、第1レンズ54Aは、第1光源52Aからの出射光が空間光変調器30の反射制御部30Aに収束する位置に配置されている。
第2光源52Bは、青色に発光する発光ダイオードで構成されている。この第2光源52Bは、支持基板56Bを介して光源側ホルダ60Bに支持されており、この光源側ホルダ60Bは、ブラケット40の棚状部40dに支持されている。
第2レンズ54Bは、両凸レンズであって、レンズホルダ58Bを介して光源側ホルダ60Bに支持されている。その際、第1レンズ54Bは、第2光源52Bからの出射光が空間光変調器30の反射制御部30Aに収束するような位置に配置されている。
次に、レンズ側サブアッシー70の具体的な構成について説明する。
図1に示すように、投影レンズ72は、光軸Ax上においてユニット前後方向に並んで配置された3つの第1、第2および第3レンズ72A、72B、72Cで構成されている。
最もユニット前方側に位置する第1レンズ72Aは、ユニット前方へ向けて膨らんだ平凸レンズとして構成されており、中央に位置する第2レンズ72Bは、両凹レンズとして構成されており、最もユニット後方側に位置する第3レンズ72Cは、両凸レンズとして構成されている。
第1レンズ72Aは、樹脂製レンズ(具体的にはアクリル樹脂製レンズ)で構成されており、第2レンズ72Bは、樹脂製レンズ(具体的にはポリカーボネート樹脂製レンズ)で構成されており、第3レンズ72Cは、ガラス製レンズで構成されている。
第1および第2レンズ72A、72Bは、ユニット正面視において略同一サイズの矩形状の外周形状を有している。第3レンズ72Cは、ユニット正面視において第1および第2レンズ72A、72Bよりも大きい円形の外周形状を有しており、その外周縁部には外周フランジ部72Caが形成されている。
第1〜第3レンズ72A〜72Cは、共通のレンズホルダ74に支持されている。
レンズホルダ74は、金属製(例えばアルミダイカスト製)の部材であって、その前部領域74Aは光軸Axを中心にして角筒状に延びるように形成されており、その後部領域74Bは光軸Axを中心にして円筒状に延びるように形成されている。なお、レンズホルダ74の後部領域74Bは、その下端部が切り欠かれている。
レンズホルダ74には、ユニット前方側から第1金具76Aが装着されており、これにより第1および第2レンズ72A、72Bがレンズホルダ74に固定されている。一方、第3レンズ72Cは、その外周フランジ部72Caに対してユニット後方側から第2金具76Cが押し当てられた状態で、その外周側から複数のクリップ76Bが装着されており、これによりレンズホルダ74に固定されている。
図5は、第1の角度位置にある1つの反射素子30Asに入射した第1および第2光源52A、52Bからの光の反射方向を示す、図3と略同様の図である。
図5に示すように、第1光源52Aおよび第1レンズ54Aは、光軸Axの真下の位置に配置されているので、第1レンズ54Aを介して空間光変調器30に到達した第1光源52Aからの光は光軸Axの略真上の方向へ向けて反射する。
その際、上記1つの反射素子30Asは第1の角度位置にあるので、この反射素子30Asで反射した第1光源52Aからの光は、実線の光路R1で示すように、やや上向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
一方、上記1つの反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第1光源52Aからの光は、2点鎖線の光路R2で示すように、第2光源52Bおよびその周辺構造(すなわち第1レンズ54B、支持基板56B、レンズホルダ58Bおよび光源側ホルダ60B)に到達してしまうことなく、かなり上向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
また、第2光源52Bおよび第2レンズ54Bは、光軸Axに対して右斜め上方向に位置しているので、第2レンズ54Bを介して空間光変調器30に到達した第2光源52Bからの光は左斜め下方向へ向けて反射する。
その際、上記1つの反射素子30Asは第1の角度位置にあるので、この反射素子30Asで反射した第2光源52Bからの光は、実線の光路R3で示すように、第1光源52Aおよびその周辺構造(すなわち第2レンズ54B、支持基板56A、レンズホルダ58Aおよび光源側ホルダ60A)に到達してしまうことなく、かなり下向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
一方、上記1つの反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第2光源52Bからの光は、2点鎖線の光路R4で示すように、やや下向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
図6は、車両用灯具100からの照射光によって車両前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターンを透視的に示す図である。
図6に示す配光パターンは、路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBであって、図示しない他の車両用灯具からの照射光によって形成されるロービーム用配光パターンPLと共に(あるいは独立して)形成されるようになっている。
路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBについて説明する前に、ロービーム用配光パターンPLについて説明する。
このロービーム用配光パターンPLは、左配光のロービーム用配光パターンであって、その上端縁にカットオフラインCL1、CL2を有している。
このカットオフラインCL1、CL2は、灯具正面方向の消点であるH−Vを鉛直方向に通るV−V線よりも右側の対向車線側部分が水平カットオフラインCL1として形成されるとともにV−V線よりも左側の自車線側部分が斜めカットオフラインCL2として形成されており、両者の交点であるエルボ点EはH−Vの0.5〜0.6°程度下方に位置している。
路面描画用配光パターンPAは、周囲への注意喚起を促すための路面描画を行う配光パターンであって、車両前方路面において文字や記号等の描画を行う配光パターンとして形成されている。図6に示す路面描画用配光パターンPAは、車両正面方向を向いた矢印形状の配光パターンとして形成されている。
この路面描画用配光パターンPAは、空間光変調器30の反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asのうちの一部(例えば矢印形状に設定された領域に位置する反射素子30As)を第1の角度位置に回動させ、これら反射素子30Asで反射した第1光源52Aからの光を投影レンズ72へ向かわせることにより形成されるようになっている。その際、第1光源52Aは黄色に発光する発光ダイオードで構成されているので、路面描画用配光パターンPAも黄色の配光パターンとして形成されている。
夜間の車両走行時に、このような矢印形状の路面描画用配光パターンPAを形成することにより、例えば車両前方の交差点に自車が近づいていることを周囲に報知して注意喚起を促すようになっている。
一方、補完的配光パターンPBは、路面描画用配光パターンPAを囲む配光パターンとして形成されている。
この補完的配光パターンPBは、空間光変調器30の反射制御部30Aを構成する複数の反射素子30Asのうち路面描画用配光パターンPAの形成に寄与しない反射素子30As(すなわち第2の角度位置に回動した状態にある反射素子30As)で反射した第2光源52Bからの光を投影レンズ72へ向かわせることにより形成され、その外形形状は反射制御部30Aの矩形状の外形形状を車両前方路面に投影させたものとなっている。その際、第2光源52Bは青色に発光する発光ダイオードで構成されているので、補完的配光パターンPBも青色の配光パターンとして形成されている。そして、この青色の補完的配光パターンPBによって黄色の路面描画用配光パターンPAを囲むことにより、路面描画用配光パターンPAの存在を際立たせるようになっている。
次に本実施形態の作用について説明する。
本実施形態に係る灯具ユニット10は、空間光変調器30で反射した第1光源52Aからの光を、投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射するように構成されているので、空間光変調器30において反射光の空間的な分布を制御することにより、種々の路面描画用配光パターンPAを精度良く形成することができる。
その際、空間光変調器30は第1の角度位置と第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子30Asを備えており、また、光源として第1光源52Aと共に第2光源52Bを備えており、かつ、第1光源52Aは該第1光源52Aからの光が第1の角度位置にある各反射素子30Asによって投影レンズ72へ向けて反射するとともに第2の角度位置にある各反射素子30Asによって投影レンズ72から外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、一方、第2光源52Bは該第2光源52Bからの光が第2の角度位置にある各反射素子30Asによって投影レンズ72へ向けて反射するとともに第1の角度位置にある各反射素子30Asによって投影レンズ72から外れた方向へ向けて反射する位置に配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、第1光源52Aの点灯によって第1の角度位置にある各反射素子30Asからの反射光が投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射され、また、第2光源52Bの点灯によって第2の角度位置にある各反射素子30Asからの反射光が投影レンズ72を介してユニット前方へ向けて照射されるので、第1および第2光源52A、52Bを同時に点灯させることによって、すべての反射素子30Asを利用した光照射を行うことができる。そしてこれにより、車両前方路面に路面描画用配光パターンPAを形成する際、この路面描画用配光パターンPAを囲む補完的配光パターンPBを同時に形成することができる。したがって、第1および第2光源52A、52Bの明るさや発光色を互いに異なったものに設定することにより、車両前方路面に路面描画用配光パターンPAのみが形成される場合に比して路面描画用配光パターンPAの存在を明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能を高めることができる。
しかも、第2光源52Bは投影レンズ72の光軸Axと第1光源52Aの発光中心とを含む平面から外れた位置に配置されているので、第2の角度位置にある各反射素子30Asで反射した第1光源52Aからの光が第2光源52Bの位置に到達したり、第1の角度位置にある各反射素子30Asで反射した第2光源52Bからの光が第1光源52Aの位置に到達したりしないようにすることができる。したがって、第1および第2光源52A、52Bやその周辺構造が熱によって損傷したり、第1および第2光源52A、52Bの周辺構造から迷光が不用意に発生してしまうのを未然に防止することができ、これにより灯具ユニット10の配光機能に支障を来たしてしまうのを未然に防止することができる。
このように本実施形態によれば、反射型の空間光変調器30を備えた灯具ユニット10において、その配光機能に支障を来たしてしまうことなく、路面描画用配光パターンPAの形成による周囲への注意喚起機能を高めることができる。
その際、本実施形態においては、第1光源52Aが光軸Axよりも下方側に配置されるとともに第2光源52Bが光軸Axよりも上方側に配置されているので、投影レンズ72の左右方向中央領域を利用した光照射を行うことができ、これにより路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBを均一な明るさの配光パターンとして形成することが容易に可能となる。
また本実施形態においては、第1および第2光源52A、52Bが互いに異なる発光色を有する構成となっているので、路面描画用配光パターンPAと補完的配光パターンPBとを互いに異なる色で形成することができる。したがって、車両前方路面に形成される路面描画用配光パターンPAの存在をより一層明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能をさらに高めることができる。
さらに本実施形態においては、空間光変調器30の中心軸線Ax1(すなわち複数の反射素子30Asの中心位置を通る軸線)が投影レンズ72の光軸Axに対して上方側に変位しているので、空間光変調器30で反射した第1および第2光源52A、52Bからの光が投影レンズ72から斜め下向きの光として照射されるようにすることができ、これにより路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBを車両前方路面に効率良く形成することができる。
上記実施形態においては、第1光源52Aが黄色に発光する発光ダイオードで構成されているとともに第2光源52Bが青色に発光する発光ダイオードで構成されているものとして説明したが、第1および第2光源52A、52Bとして、黄色や青色以外にも例えば緑色や白色等の発光色を有する構成とし、これらを適宜組み合わせて互いに異なる発光色を有する構成とすることも可能である。あるいは、第1および第2光源52A、52Bとして同じ発光色を有する発光ダイオードではあるが明るさが異なるものを用いることにより、路面描画用配光パターンPAと補完的配光パターンPBとを異なる明るさで形成する構成とすることも可能である。
上記実施形態においては、投影レンズ72の光軸Axに対して空間光変調器30の中心軸線Ax1が上方側に変位しているものとして説明したが、中心軸線Ax1と光軸Axとが一致している構成を採用することも可能である。
上記実施形態においては、灯具ユニット10が車載用の灯具ユニットであるものとして説明したが、車載用以外の用途(例えば、路面に対して略真上の方向から描画を行うように構成された街路灯ユニット等の用途)に用いることも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
まず、上記実施形態の第1変形例について説明する。
図7は、本変形例に係る灯具ユニット110を示す、図5と同様の図である。
図7に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、光源側サブアッシー150の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の光源側サブアッシー150は、第1および第2光源52A、52Bならびに第1および第2レンズ54A、54Bに加えて、第2光源152Cおよび第2レンズ154Cを備えた構成となっている。
第2光源152Cおよび第2レンズ154Cは、光軸Axを含む鉛直面に関して第2光源52Bおよび第2レンズ54Bと左右対称の位置関係で配置されており、第2光源52Bおよび第2レンズ54Bと同様の構成を備えている。
すなわち、第2光源152Cは、青色に発光する発光ダイオードで構成されており、支持基板156Cを介して光源側ホルダ160Cに支持されている。また、第2レンズ154Cは、両凸レンズであって、レンズホルダ158Cを介して光源側ホルダ160Cに支持されている。
図7において、第2レンズ154Cを介して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第2光源152Cからの光は、右斜め下方向へ向かう光となる。
その際、この反射素子30Asで反射した第2光源152Cからの光は、実線の光路R5で示すように、第1光源52Aおよびその周辺構造(すなわち第1レンズ54A、支持基板56A、レンズホルダ58Aおよび光源側ホルダ60A)ならびに第2光源52Bおよびその周辺構造(すなわち第2レンズ54B、支持基板56B、レンズホルダ58Bおよび光源側ホルダ60B)に到達してしまうことなく、かなり下向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に変化したときには、この反射素子30Asで反射した第2光源152Cからの光は、2点鎖線の光路R6で示すように、やや下向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、路面描画用配光パターンPAを囲む補完的配光パターンPBを、左右1対の第2光源52B、152Cの同時点灯によって明るい配光パターンとして形成することができるので、路面描画用配光パターンPAの存在を一層明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能を一層高めることができる。
次に、上記実施形態の第2変形例について説明する。
図8は、本変形例に係る灯具ユニット210を示す、図5と同様の図である。
図8に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、光源側サブアッシー250の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の光源側サブアッシー250は、左右1対の第1光源252D、252Eおよび左右1対の第1レンズ254D、254Eが、空間光変調器30の反射制御部30Aの中心軸線Ax1を含む水平面に関して上記第1変形例における左右1対の第2光源52B、52Bおよび左右1対の第2レンズ54B、54Cと上下対称の位置関係で配置されるとともに、第2光源252Fおよび第2レンズ254Fが、上記水平面に関して上記第1変形例における第2光源52Aおよび第2レンズ54Aと上下対称の位置関係で配置された構成となっている。
図8において、第1光源252Dおよび第1レンズ254Dは、光軸Axに対して右斜め下方向に位置しているので、第1レンズ254Dを介して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第1光源252Dからの光は左斜め上方向へ向かう光となる。
その際、この反射素子30Asで反射した第1光源252Dからの光は、実線の光路R7で示すように、やや上向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第1光源252Dからの光は、2点鎖線の光路R8で示すように、第1光源252Eおよびその周辺構造(すなわち第1レンズ254E、支持基板256E、レンズホルダ258Eおよび光源側ホルダ260E)ならびに第2光源252Fおよびその周辺構造(すなわち第2レンズ254F、支持基板256F、レンズホルダ258Fおよび光源側ホルダ260F)に到達してしまうことなく、かなり上向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
また、第1光源252Eおよび第1レンズ254Eは、光軸Axに対して左斜め下方向に位置しているので、第1レンズ254Eを介して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第1光源252Eからの光は右斜め上方向へ向かう光となる。
その際、この反射素子30Asで反射した第1光源252Eからの光は、実線の光路R9で示すように、やや上向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第1光源252Eからの光は、2点鎖線の光路R10で示すように、第1光源252Dおよびその周辺構造(すなわち第1レンズ254D、支持基板256D、レンズホルダ258Dおよび光源側ホルダ260D)ならびに第2光源252Fおよびその周辺構造に到達してしまうことなく、かなり上向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
さらに、第2光源252Fおよび第2レンズ254Fは、光軸Axの真上の位置に配置されているので、第2レンズ254Fを介して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第2光源252Fからの光は光軸Axの略真下の方向へ向かう光となる。
その際、この反射素子30Asで反射した第2光源252Fからの光は、実線の光路R11で示すように、第1光源252D、252Eおよびその周辺構造に到達してしまうことなく、かなり下向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第2光源252Fからの光は、2点鎖線の光路R12で示すように、やや下向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、路面描画用配光パターンPAを、左右1対の第1光源252D、252Eの同時点灯によって明るい配光パターンとして形成することができるので、路面描画用配光パターンPAの存在を一層明確化することができ、これにより周囲への注意喚起機能を一層高めることができる。
次に、上記実施形態の第3変形例について説明する。
図9は、本変形例に係る灯具ユニット310を示す、図2と同様の図である。
図9に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、光源側サブアッシー350の構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の光源側サブアッシー350は、上記実施形態の第1光源52Aおよび第1レンズ54Aの代わりに、第1光源352Aおよびリフレクタ364Aを備えた構成となっている。
第1光源352Aは、投影レンズ72の第3レンズ72Cとブラケット40との間において光軸Axの真下に配置されている。この第1光源352Aは、黄色に発光する発光ダイオードで構成されており、その発光面を斜め上前方へ向けた状態で支持基板356Aを介して光源側ホルダ360Aに支持されている。この光源側ホルダ360Aは、ブラケット40の棚状部40dに支持されている。
リフレクタ364Aは、第1光源352Aをユニット前方側から覆うように配置された状態で支持基板356Aに支持されており、第1光源352Aからの出射光を空間光変調器30へ向けて反射させるように構成されている。このリフレクタ364Aの反射面364Aaは、回転楕円面を基準面としてこれを多少変形させた曲面形状を有しており、これにより第1光源352Aからの出射光を空間光変調器30の反射制御部30Aに収束させるようになっている。
図9において、リフレクタ364Aで反射して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第1光源352Aからの光は、光軸Axの略真上の方向へ向かう光となる。
その際、この反射素子30Asで反射した第1光源352Aからの光は、実線の光路R13で示すように、やや上向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に変化したときには、この反射素子30Asで反射した第1光源352Aからの光は、2点鎖線の光路R14で示すように、第2光源52Bおよびその周辺構造に到達してしまうことなく、かなり上向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74Bへ向かう。
また、第2光源52Bおよび第2レンズ54Bは、光軸Axに対して右斜め上方向に位置しているので、第2レンズ54Bを介して空間光変調器30に到達し、第1の角度位置にある反射素子30Asで反射した第2光源52Bからの光は、実線の光路R3で示すように、第1光源352Aおよびその周辺構造(すなわちリフレクタ364A、支持基板356Aおよび光源側ホルダ360A)に到達してしまうことなく、かなり下向きの光としてレンズホルダ74の後部領域74B(図2参照)へ向かう。
一方、上記反射素子30Asが第2の角度位置に回動したときには、この反射素子30Asで反射した第2光源52Bからの光は、2点鎖線の光路R4で示すように、やや下向きの光として投影レンズ72の第3レンズ72Cへ向かう。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、第1光源352Aからの出射光をリフレクタ364Aで反射させて空間光変調器30に到達させる構成となっているので、リフレクタ364Aの反射面364Aaの表面形状によって空間光変調器30からの反射光の強度分布を調整することが容易に可能となり、これにより路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBの光度分布を調整することが容易に可能となる。
なお、上記第3変形例の構成とする代わりに、複数組の第1光源352Aおよびリフレクタ364Aが並んで配置された構成とすることも可能である。
次に、上記実施形態の第4変形例について説明する。
図10は、本変形例に係る灯具ユニット410を示す、図2と同様の図である。
図10に示すように、本変形例の基本的な構成は上記実施形態の場合と同様であるが、投影レンズ472の第3レンズ472Cの構成が上記実施形態の場合と一部異なっている。
すなわち、本変形例の第3レンズ472Cも、上記実施形態の第3レンズ72Cと同様、円形の外周形状を有するガラス製の両凸レンズで構成されており、その外周縁部には外周フランジ部472Caが形成された構成となっているが、その光軸Axを含む水平面を境にして上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有している。
具体的には、第3レンズ472Cの後面は、その上半部472Caよりも下半部472Cbが僅かにユニット前方側に変位している。なお、図10においては、上半部472Caの鉛直断面形状を構成する曲線の延長線を2点鎖線で示している。
そしてこれにより、投影レンズ472は、その上半部においては黄色光(すなわち第1光源52Aの発光色)に対して反射制御部30Aの中心に後側焦点Fが位置するとともに、その下半部においては青色光(すなわち第2光源52Bの発光色)に対して反射制御部30Aの中心に後側焦点Fが位置するレンズとして構成されている。
本変形例の構成を採用した場合においても、上記実施形態の場合と同様の作用効果を得ることができる。
しかも本変形例においては、投影レンズ472の第3レンズ472Cが上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有しているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、本変形例に係る灯具ユニット410は、投影レンズ472の光軸Axに対して下方側に第1光源52Aが配置されるとともに上方側に第2光源52Bが配置された構成となっているので、空間光変調器30で反射して投影レンズ472へ向かう第1光源52Aからの光は、その大半が光路R1で示すように第3レンズ472Cの上半部に入射し、一方、空間光変調器30で反射して投影レンズ72へ向かう第2光源52Bからの光は、その大半が光路R4で示すように第3レンズ472Cの下半部に入射する。
したがって、本変形例の投影レンズ472のように上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有する構成とすることにより、投影レンズ472を第1および第2光源52A、52Bの各々の出射光の波長に応じた焦点距離を有するレンズとして構成することができ、これにより路面描画用配光パターンPAおよび補完的配光パターンPBの各々をより一層鮮明に形成することができる。
上記第4変形例においては、第3レンズ472Cが円形の外周形状を有するガラス製レンズで構成されているものとして説明したが、第3レンズ472Cを樹脂製レンズで構成することによりその成形を容易化したり、第3レンズ472Cの外周形状を矩形状にすることによりその光軸Axを中心とする回転方向の位置決めを容易化したりすることも可能である。
なお、上記実施形態およびその変形例において諸元として示した数値は一例にすぎず、これらを適宜異なる値に設定してもよいことはもちろんである。
また本願発明は、上記実施形態およびその変形例に記載された構成に限定されるものではなく、これ以外の種々の変更を加えた構成が採用可能である。
10、110、210、310、410 灯具ユニット
20 空間光変調ユニット
22 支持基板
24 ヒートシンク
24a 突起部
24b 放熱フィン
26 ソケット
30 空間光変調器
30A 反射制御部
30As 反射素子
30B 筐体部
30C 透光板
40 ブラケット
40a 開口部
40b 突起部
40c 環状フランジ部
40d 棚状部
50、150、250、350 光源側サブアッシー
52A、252D、252E、352A 第1光源
52B、152C、252F 第2光源
54A、254D、254E 第1レンズ
54B、154C、254F 第2レンズ
56A、56B、156C、256D、256E、256F、356A 支持基板
58A、58B、158C、258D、258E、258F レンズホルダ
60A、60B、160C、260D、260E、260F、360A 光源側ホルダ
70 レンズ側サブアッシー
72、472 投影レンズ
72A 第1レンズ
72B 第2レンズ
72C、472C 第3レンズ
72Ca、472Ca 外周フランジ部
74 レンズホルダ
74A 前部領域
74B 後部領域
76A 第1金具
76B クリップ
76C 第2金具
100 車両用灯具
102 ランプボディ
104 透光カバー
364A リフレクタ
364Aa 反射面
472Ca 上半部
472Cb 下半部
Ax 光軸
Ax1 中心軸線
CL1 水平カットオフライン
CL2 カットオフライン
E エルボ点
F 後側焦点
PA 路面描画用配光パターン
PB 補完的配光パターン
PL ロービーム用配光パターン
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7、R8、R9、R10、R11、R12、R13、R14 光路

Claims (5)

  1. 空間光変調器で反射した光源からの光を、投影レンズを介してユニット前方へ向けて照射するように構成された灯具ユニットにおいて、
    上記空間光変調器は、第1の角度位置と第2の角度位置とを選択的に採り得るように構成された複数の反射素子を備えており、
    上記光源として第1および第2光源を備えており、
    上記第1光源は、該第1光源からの光が上記第1の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズへ向けて反射するとともに上記第2の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、
    上記第2光源は、該第2光源からの光が上記第2の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズへ向けて反射するとともに上記第1の角度位置にある上記各反射素子によって上記投影レンズから外れた方向へ向けて反射する位置に配置されており、
    上記第2光源は、上記投影レンズの光軸と上記第1光源の発光中心とを含む平面から外れた位置に配置されている、ことを特徴とする灯具ユニット。
  2. 上記第1光源は上記光軸よりも下方側に配置されており、
    上記第2光源は上記光軸よりも上方側に配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の灯具ユニット。
  3. 上記第1および第2光源は、互いに異なる発光色を有している、ことを特徴とする請求項1または2記載の灯具ユニット。
  4. 上記投影レンズは、上半部と下半部とで互いに異なる入射面形状を有している、ことを特徴とする請求項3記載の灯具ユニット。
  5. 上記空間光変調器は、上記複数の反射素子の中心位置が上記光軸よりも上方側に変位した状態で配置されている、ことを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の灯具ユニット。
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