JP2021143748A - Pressure-resistant device and fluid pressure cylinder - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、耐圧機器及び流体圧シリンダに関する。 The present invention relates to pressure resistant devices and fluid pressure cylinders.
特許文献1には、管状に突出する周壁を備えた後蓋の周壁とシリンダチューブとが溶接により接合されてなる油圧シリンダが開示されている。シリンダチューブと後蓋の周壁が環状の当て板に外嵌され、両者の突き合わせ部が溶接により接合されている。
特許文献1に開示される油圧シリンダでは、溶接による接合部と当て板の境界部に応力集中が生じ、油圧シリンダの耐久性に悪影響を及ぼすおそれがある。
In the hydraulic cylinder disclosed in
本発明は、耐圧機器及び流体圧シリンダの耐久性を向上させることを目的とする。 An object of the present invention is to improve the durability of a pressure resistant device and a fluid pressure cylinder.
本発明は、耐圧機器であって、筒状の本体部と、基部と、基部から突出する環状の壁部とを有し、壁部が本体部に接合されて本体部の開口を閉塞する蓋部と、本体部及び壁部の少なくとも一方の内周面に対向して設けられ、本体部と蓋部との相対位置を定める位置決め部と、蓋部の内面に形成される溝部と、を備え、溝部は、壁部の内周面に形成される第一溝部と、第一溝部と連続して基部の底面に形成される第二溝部と、を有することを特徴とする。 The present invention is a pressure-resistant device, which has a cylindrical main body portion, a base portion, and an annular wall portion protruding from the base portion, and the wall portion is joined to the main body portion to close the opening of the main body portion. A positioning portion provided facing the inner peripheral surface of at least one of the main body portion and the wall portion and determining a relative position between the main body portion and the lid portion, and a groove portion formed on the inner surface of the lid portion are provided. The groove portion is characterized by having a first groove portion formed on the inner peripheral surface of the wall portion and a second groove portion formed on the bottom surface of the base portion continuously with the first groove portion.
この発明では、第一溝部により本体部と蓋部の壁部との接合部の内周に伝わる力が低減され、接合部と位置決め部との境界部に生じる応力が低減される。また、第二溝部により接合部と蓋部の底面との軸方向の距離が長くなるため、接合部と位置決め部との境界部に生じる応力が低減される。よって、耐圧機器の耐久性を向上させることができる。 In the present invention, the force transmitted to the inner circumference of the joint portion between the main body portion and the wall portion of the lid portion is reduced by the first groove portion, and the stress generated at the boundary portion between the joint portion and the positioning portion is reduced. Further, since the axial distance between the joint portion and the bottom surface of the lid portion is increased by the second groove portion, the stress generated at the boundary portion between the joint portion and the positioning portion is reduced. Therefore, the durability of the pressure-resistant device can be improved.
本発明は、第一溝部と第二溝部は、曲面部を介して連続することを特徴とする。 The present invention is characterized in that the first groove portion and the second groove portion are continuous via a curved surface portion.
この発明では、曲面部を介して第一溝部と第二溝部が連続して形成されることにより、曲面部が設けられない場合と比較し、溝部全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部への応力集中を低減することができる。よって、耐圧機器の耐久性を向上させることができる。 In the present invention, since the first groove portion and the second groove portion are continuously formed via the curved surface portion, the radius of curvature of the entire groove portion can be increased as compared with the case where the curved surface portion is not provided. Therefore, the stress concentration in the groove can be reduced. Therefore, the durability of the pressure-resistant device can be improved.
本発明は、シリンダに作動流体が給排されることによって伸縮作動する流体圧シリンダであって、シリンダは、前述の耐圧機器であることを特徴とする。 The present invention is a fluid pressure cylinder that expands and contracts when working fluid is supplied to and discharged from the cylinder, and the cylinder is the pressure-resistant device described above.
この発明では、シリンダは高い耐久性を有する。したがって、流体圧シリンダの耐久性を向上させることができる。 In the present invention, the cylinder has high durability. Therefore, the durability of the fluid pressure cylinder can be improved.
本発明によれば、耐圧機器及び流体圧シリンダの耐久性を向上させることができる。 According to the present invention, the durability of the pressure resistant device and the fluid pressure cylinder can be improved.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る耐圧機器について説明する。耐圧機器は流体を貯留可能に形成され、流体の圧力を内側から受ける。以下では、耐圧機器が、流体圧シリンダに用いられるシリンダ100である場合について説明する。
Hereinafter, the pressure-resistant device according to the embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The pressure resistant device is formed so that the fluid can be stored, and receives the pressure of the fluid from the inside. Hereinafter, a case where the pressure resistant device is a
図1に示すように、流体圧シリンダとしての油圧シリンダ1は、中空のシリンダ100と、シリンダ100内に挿入されるピストンロッド20と、ピストンロッド20の端部に設けられシリンダ100の内周面に沿って摺動するピストン30と、を備える。ピストン30によって、シリンダ100の内部がロッド側室4と反ロッド側室5とに区画される。ロッド側室4及び反ロッド側室5には、作動流体としての作動油が封入される。
As shown in FIG. 1, the
ピストンロッド20はシリンダ100から延出しており、シリンダ100に給排される作動油によって油圧シリンダ1は伸縮作動する。具体的には、作動油が反ロッド側室5に供給されロッド側室4から作動油が排出されると、油圧シリンダ1は伸長作動する。また、作動油がロッド側室4に供給され反ロッド側室5から作動油が排出されると、油圧シリンダ1は収縮作動する。
The
シリンダ100は、筒状の本体部としてのシリンダチューブ110と、シリンダチューブ110の開口を閉塞する蓋部としてのシリンダボトム120と、を備える。シリンダチューブ110の一方の開口は、シリンダボトム120によって閉塞され、シリンダチューブ110の他方の開口は、ピストンロッド20を摺動自在に支持するシリンダヘッド50によって閉塞される。シリンダボトム120には、油圧シリンダ1を他の機器に取り付けるための取付部123が形成される。
The
以下において、シリンダチューブ110の中心軸に沿う方向を「軸方向」と称し、シリンダチューブ110の中心軸を中心とする放射方向を「径方向」と称し、シリンダチューブ110の中心軸の周りに沿う方向を「周方向」と称する。
In the following, the direction along the central axis of the
図2は、図1におけるA部の拡大図である。図2に示すように、シリンダボトム120は、基部121と、基部121から突出する環状の壁部122と、を有し、壁部122がシリンダチューブ110に接合される。具体的には、基部121はシリンダチューブ110の開口を覆い、壁部122は基部121の底面121aから軸方向に突出する。壁部122の先端部122aは、シリンダチューブ110の開口端部110aと溶接によって接合される。言い換えれば、シリンダチューブ110とシリンダボトム120とは、壁部122の先端部122aとシリンダチューブ110の開口端部110aとの間に形成される接合部130を介して互いに接合される。この溶接には、プラズマ溶接及びTIG溶接を含むアーク溶接、ガス溶接、レーザー溶接、電子ビーム溶接、抵抗溶接、並びに摩擦圧接など任意の方法を用いることができる。
FIG. 2 is an enlarged view of part A in FIG. As shown in FIG. 2, the
また、シリンダ100は、シリンダチューブ110の内周面110b及び壁部122の内周面122bに対向して設けられ、シリンダチューブ110とシリンダボトム120との相対位置を定める位置決め部としてのバックリング140を備える。
Further, the
バックリング140は、シリンダチューブ110と壁部122とが接合されていない状態では、シリンダチューブ110と壁部122とは別体に形成される。シリンダチューブ110と壁部122との接合時には、バックリング140は、シリンダチューブ110と壁部122との両方にわたって嵌合する。これにより、接合時にシリンダチューブ110とシリンダボトム120との相対移動を防止することができ、シリンダチューブ110と壁部122とを、これらの軸心を合わせた状態で接合することができる。
The
また、シリンダチューブ110と壁部122とは、接合部130がシリンダチューブ110及び壁部122の内周面110b、122bにまで達するように互いに溶接される。そのため、バックリング140の外周面140aが接合部130と接合される。図2に示す例では、バックリング140の外周面140aの一部のみが接合部130と接合されるが、バックリング140の外周面140aの全体が接合部130と接合されていてもよい。
Further, the
なお、図3に示すように、バックリング140は、シリンダボトム120の壁部122と一体に形成されてもよい。この場合、バックリング140は、シリンダチューブ110の内周面110bのみに対向して設けられる。バックリング140は、シリンダチューブ110に嵌合するため、接合時にシリンダチューブ110とシリンダボトム120との相対移動を防止することができ、シリンダチューブ110と壁部122とを、これらの軸心を合わせた状態で接合することができる。また、バックリング140が壁部122と一体的に形成されるので、バックリング140をシリンダチューブ110に嵌合する際に、壁部122に対してバックリング140が移動するのを防止することができる。したがって、シリンダチューブ110と壁部122とを容易に接合することができ、シリンダ100を容易に製造することができる。
As shown in FIG. 3, the
また、バックリング140は、シリンダチューブ110と一体に形成されてもよい。この場合、バックリング140は、壁部122の内周面122bのみに対向して設けられる。つまり、バックリング140は、シリンダチューブ110及び壁部122の少なくとも一方の内周面110b,122bに対向して設けられればよい。
Further, the
シリンダチューブ110とシリンダボトム120とが接合されたシリンダ100においては、接合部130とバックリング140との境界部に応力集中が生じやすい。具体的には、接合部130とバックリング140の外周面140aとの境界部110c,122cに応力集中が生じ、油圧シリンダ1の耐久性に悪影響を及ぼすおそれがある。
In the
シリンダ100は、境界部110c,122cにおける応力を軽減するために、シリンダボトム120の内面に形成される溝部124を備える。溝部124は、壁部122の内周面122bに形成される第一溝部124aと、第一溝部124aと連続して基部121の底面121aに形成される第二溝部124bと、を有する。第一溝部124aと第二溝部124bは、曲面部124cを介して連続する。曲面部124cを介して第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。
The
溝部124は、シリンダボトム120の内面の全周にわたって環状に形成される。第一溝部124aは、壁部122の内周面122bから径方向に窪んで断面弓形に形成される。第二溝部124bは、基部121の底面121aから軸方向に窪んで断面弓形に形成される。曲面部124cは、第一溝部124aの端部124eと第二溝部124bの端部124fとの間にわたって設けられる。
The
第一溝部124aと第二溝部124bは、第一溝部124aの軸方向の幅が第二溝部124bの径方向の幅よりも大きく、第一溝部124aの径方向の深さが第二溝部124bの軸方向の深さよりも大きくなるように形成される。なお、第一溝部124aと第二溝部124bの幅及び深さの関係は、上記と逆であってもよく、また、第一溝部124aと第二溝部124bの幅及び深さが同じであってもよい。
In the
なお、図4に示すように、溝部124は、曲面部124cが設けられず、第一溝部124aと第二溝部124bが直接連続するように形成されてもよい。この場合は、第一溝部124aの端部124eと第二溝部124bの端部124fが直接連続する。第一溝部124aの端部124eと第二溝部124bの端部124fが直接連続する構成であっても、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。
As shown in FIG. 4, the
図5は、シリンダ100が軸方向に引張荷重を受けたときにシリンダボトム120からシリンダチューブ110に伝わる力の流れ(力線)を示す図であり、図2に対応して示す。図5では、力線を破線で示し、シリンダチューブ110、シリンダボトム120及び接合部130の断面を示す斜線を省略している。引張荷重は、例えば、シリンダ100内の作動油の圧力、及び油圧シリンダ1に連結される負荷によって、シリンダ100に作用する。
FIG. 5 is a diagram showing a flow (force line) of a force transmitted from the
シリンダ100が軸方向に引張荷重を受けたとき、シリンダボトム120に作用する力は、接合部130を通じてシリンダチューブ110に伝わる。このとき、力の経路は、壁部122の内周面122bから径方向に窪んだ第一溝部124aによって狭められる。よって、力は、接合部130における径方向外側の領域を主に経てシリンダチューブ110に伝わる。したがって、接合部130の内周側に伝わる力を低減することができ、境界部110c,122cに作用する応力を軽減することができる。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
When the
なお、第一溝部124aは、接合部130の近くに形成されるのが好ましい。シリンダボトム120に作用する力は、壁部122における外周と第一溝部124aとの間を通過後、径方向内側に広がりながら接合部130を経てシリンダチューブ110に伝わる。このため、第一溝部124aが接合部130の近くに形成されるほど、接合部130の内周側に伝わる力を低減することができ、境界部110c,122cに作用する応力を軽減することができる。
The
また、シリンダ100では、反ロッド側室5内の作動油の圧力により、シリンダ100内部から力が作用し、シリンダ100に応力が生じる。図6,7は、反ロッド側室5内の作動油の圧力により、シリンダ100に生じる応力(力線)を図2に対応して示す図である。図6は、本実施形態の比較例として溝部124が設けられない場合を示した図であり、図7は、本実施形態の第二溝部124bが設けられる場合を示した図である。図6,7では、力線を破線で示し、シリンダチューブ110、シリンダボトム120及び接合部130の断面を示す斜線を省略している。図7では、第一溝部124a及び曲面部124cの図示を省略している。
Further, in the
図6に示すように、反ロッド側室5内の作動油の圧力により、壁部122の内周面122bと基部121の底面121aとの間の角部近傍には、大きな応力が生じる。よって、接合部130がシリンダボトム120の角部に近いと、境界部110c,122cには大きな応力が作用する。つまり、接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dが小さいほど、境界部110c,122cには大きな応力が作用してしまう。
As shown in FIG. 6, due to the pressure of the hydraulic oil in the
図7に示すように、本実施形態のシリンダ100では、第二溝部124bがシリンダボトム120の基部121の底面121aから軸方向に窪んで設けられるため、シリンダボトム120に第二溝部124bが設けられない場合(図6)と比較して、接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dが大きくなる。これにより、シリンダボトム120の角部近傍に生じる応力が境界部110c,122cに及ぼす影響が小さくなるため、境界部110c,122cに生じる応力が低減される。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
As shown in FIG. 7, in the
なお、接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dを大きくする別の方法として、接合部130をシリンダボトム120の角部から遠ざける、つまり、シリンダヘッド50側に移動させることも考えられる。しかし、この場合、バックリング140によりピストン30が摺動可能な領域が狭められてしまう。これに対して、本実施形態のシリンダ100では、第二溝部124bを設けることで、接合部130の位置を変えずに接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dを大きくし、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。つまり、ピストン30のストローク量を変えずに、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
As another method of increasing the axial distance D between the
また、第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部124への応力集中を低減することができる。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。さらに、図2に示すように、曲面部124cを介して第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、図4に示すような、曲面部124cが設けられずに第一溝部124aと第二溝部124bが直接連続して形成される場合と比較して、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部124への応力集中をさらに低減することができ、シリンダ100の耐久性をさらに向上させることができる。
Further, by forming the
以上の本実施形態によれば、以下の効果を奏する。 According to the above embodiment, the following effects are obtained.
シリンダ100では、第一溝部124aによりシリンダチューブ110とシリンダボトム120の壁部122との接合部130の内周に伝わる力が低減され、接合部130とバックリング140との境界部110c,122cに生じる応力が低減される。また、第二溝部124bにより接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dが長くなるため、境界部110c,122cに生じる応力が低減される。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
In the
シリンダ100では、第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部124への応力集中を低減することができる。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。さらに、曲面部124cを介して第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、曲面部124cが設けられない場合と比較し、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部124への応力集中をさらに低減することができ、シリンダ100の耐久性をさらに向上させることができる。
In the
以下、本発明の実施形態の構成、作用、及び効果をまとめて説明する。 Hereinafter, the configurations, actions, and effects of the embodiments of the present invention will be collectively described.
シリンダ100は、筒状のシリンダチューブ110と、基部121と、基部121から突出する環状の壁部122とを有し、壁部122がシリンダチューブ110に接合されてシリンダチューブ110の開口を閉塞するシリンダボトム120と、シリンダチューブ110及び壁部122の少なくとも一方の内周面110b、122bに対向して設けられ、シリンダチューブ110とシリンダボトム120との相対位置を定めるバックリング140と、シリンダボトム120の内面に形成される溝部124と、を備え、溝部124は、壁部122の内周面122bに形成される第一溝部124aと、第一溝部124aと連続して基部121の底面121aに形成される第二溝部124bと、を有する。
The
この構成では、第一溝部124aによりシリンダチューブ110とシリンダボトム120の壁部122との接合部130の内周に伝わる力が低減され、接合部130とバックリング140との境界部110c,122cに生じる応力が低減される。また、第二溝部124bにより接合部130とシリンダボトム120の底面Aとの軸方向の距離Dが長くなるため、境界部110c,122cに生じる応力が低減される。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
In this configuration, the force transmitted to the inner circumference of the
シリンダ100は、第一溝部124aと第二溝部124bは、曲面部124cを介して連続することを特徴とする。
The
この構成では、曲面部124cを介して第一溝部124aと第二溝部124bが連続して形成されることにより、曲面部124cが設けられない場合と比較し、溝部124全体の曲率半径を大きくすることができる。そのため、溝部124への応力集中を低減することができる。よって、シリンダ100の耐久性を向上させることができる。
In this configuration, the
本実施形態は、シリンダに作動油が給排されることによって伸縮作動する油圧シリンダ1に係る。シリンダは、シリンダ100である。
The present embodiment relates to a
この構成では、シリンダが前述のシリンダ100であるので、シリンダは高い耐久性を有する。したがって、油圧シリンダ1の耐久性を向上させることができる。
In this configuration, since the cylinder is the
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。 Although the embodiments of the present invention have been described above, the above embodiments are only a part of the application examples of the present invention, and the technical scope of the present invention is limited to the specific configurations of the above embodiments. No.
(1)本実施形態では、溝部124は、周方向に全周に形成されるが、溝部124は、周方向における一部に形成される構成であってもよい。
(1) In the present embodiment, the
(2)第一溝部124a、第二溝部124bの断面は、弓形以外の形状、例えば三角形、四角形等の形状であってもよい。
(2) The cross section of the
(3)上記実施形態では、耐圧機器として、油圧シリンダ1に用いられるシリンダ100について説明した。耐圧機器は、これに限らず、液体や気体を保管するためのボンベなどの圧力容器でもよい。
(3) In the above embodiment, the
1・・・油圧シリンダ(流体圧シリンダ)、100・・・シリンダ(耐圧機器)、110・・・シリンダチューブ(本体部)、110b・・・内周面、120・・・シリンダボトム(蓋部)、121・・・基部、121a・・・底面、122・・・壁部、124・・・溝部、124a・・・第一溝部、124b・・・第二溝部、124c・・・曲面部、140・・・バックリング(位置決め部) 1 ... Hydraulic cylinder (fluid pressure cylinder), 100 ... Cylinder (pressure resistant device), 110 ... Cylinder tube (main body), 110b ... Inner peripheral surface, 120 ... Cylinder bottom (cover) ), 121 ... base, 121a ... bottom surface, 122 ... wall part, 124 ... groove part, 124a ... first groove part, 124b ... second groove part, 124c ... curved surface part, 140 ... Buckling (positioning part)
Claims (3)
筒状の本体部と、
基部と、前記基部から突出する環状の壁部とを有し、前記壁部が前記本体部に接合されて前記本体部の開口を閉塞する蓋部と、
前記本体部及び前記壁部の少なくとも一方の内周面に対向して設けられ、前記本体部と前記蓋部との相対位置を定める位置決め部と、
前記蓋部の内面に形成される溝部と、を備え、
前記溝部は、
前記壁部の内周面に形成される第一溝部と、
前記第一溝部と連続して前記基部の底面に形成される第二溝部と、を有することを特徴とする耐圧機器。 It is a pressure resistant device
Cylindrical body and
A lid portion having a base portion and an annular wall portion protruding from the base portion, and the wall portion is joined to the main body portion to close the opening of the main body portion.
A positioning portion provided so as to face at least one inner peripheral surface of the main body portion and the wall portion and determining a relative position between the main body portion and the lid portion.
A groove portion formed on the inner surface of the lid portion is provided.
The groove is
The first groove formed on the inner peripheral surface of the wall and
A pressure-resistant device having a second groove portion formed on the bottom surface of the base portion continuously with the first groove portion.
前記第一溝部と前記第二溝部は、曲面部を介して連続することを特徴とする耐圧機器。 The pressure-resistant device according to claim 1.
A pressure-resistant device characterized in that the first groove portion and the second groove portion are continuous via a curved surface portion.
前記シリンダは、請求項1または2に記載の耐圧機器であることを特徴とする流体圧シリンダ。 A fluid pressure cylinder that expands and contracts when working fluid is supplied to and discharged from the cylinder.
The cylinder is a fluid pressure cylinder according to claim 1 or 2.
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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