JP2021143056A - 搬送制御装置および搬送制御プログラム - Google Patents

搬送制御装置および搬送制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】パターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対して適切にダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することが可能な搬送制御装置および搬送制御プログラムを提供する。【解決手段】搬送制御装置10は、加速度・速度検出部12、入力部11、テンション推定部13、トルク変換部15を備える。入力部11は、搬送材F1のテンションの目標値、加速度比例係数、速度比例係数を取得する。テンション推定部13は、テンションの目標値、加速度比例係数、速度比例係数に基づいて、加速度・速度検出部12において検出された加速度・速度に応じて、搬送材F1のテンションを推定する。トルク変換部15は、テンション推定部13において推定された搬送材F1のテンションに応じて、テンションが目標値に近づくようにサーボモータ26bをフィードフォワード制御する。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば、ロールツーロールでフィルム等の搬送材を所定の方向へ搬送する搬送装置の制御を行う搬送制御装置および搬送制御プログラムに関する。
近年、ロール状に巻回された長尺のプラスチックフィルム等の搬送材を所定の方向へ搬送しながら表面処理等の各種処理を行って、再びロール状に巻回する、いわゆるロールツーロール方式の搬送装置が用いられている。
これらの搬送装置では、間欠搬送等のように、搬送材の加速度、速度を変化させながら搬送する場合がある。このとき、搬送材のテンションが変化しないように、搬送材のテンションを調整するために2つの駆動ローラの間に設けられたダンサローラに加圧力を付与することで搬送材の加速度、速度の変化を吸収する搬送装置がある。
例えば、特許文献1には、搬送システムにおける蛇行を抑制するために、ダンサローラの回転軸が並進可能、かつ揺動可能な搬送システムが開示されている。
特開2019−163150号公報
しかしながら、上記従来の搬送シシテムでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された搬送シシテムでは、ダンサローラの並進および揺動によって搬送物の蛇行を抑制することができるものの、パターン化されていない搬送材の加速度、速度の変化に対して適切に対応することは困難である。
例えば、間欠搬送のように搬送と停止とを交互に繰り返す搬送において、搬送材への処理効率を向上させるために、搬送時の加速度および/または速度を上昇させた場合には、搬送材のテンション変動が大きくなるおそれがある。特に、低テンションで搬送材を搬送する場合には、搬送材のテンション変動を極力抑制することが望ましい。
本発明の課題は、パターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対して適切にダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することが可能な搬送制御装置および搬送制御プログラムを提供することにある。
第1の発明に係る搬送制御装置は、長尺の搬送材の搬送路上に配置されており搬送材に接触して搬送材のテンションを調整するダンサローラと、搬送材に対する加圧力をダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ搬送材を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置であって、加速度・速度検出部と、取得部と、テンション推定部と、制御部とを備えている。加速度・速度検出部は、搬送材の加速度および速度を検出する。取得部は、搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数を取得する。テンション推定部は、テンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数に基づいて、加速度・速度検出部において検出された加速度および速度に応じて、搬送材のテンションを推定する。制御部は、テンション推定部において推定された搬送材のテンションに応じて、テンションが目標値に近づくようにサーボモータをフィードフォワード制御する。
ここでは、本搬送制御装置が制御する搬送装置は、長尺の搬送材の搬送路上に配置されており搬送材のテンションを調整するダンサローラと、ダンサローラに対して搬送材に対する加圧力を付与するサーボモータと、を備えている。そして、本搬送制御装置は、このような搬送装置を制御するための構成として、加速度・速度検出部と、取得部と、テンション推定部と、制御部とを備えている。
ここで、搬送装置は、例えば、搬送材のテンションを調整するためのダンサローラ以外に、駆動ローラ、ガイドローラが設けられた構成であってもよい。また、搬送装置による搬送は、例えば、間欠搬送等のように、搬送速度が変化する期間を含んでいる。
搬送材としては、例えば、プラスチックフィルム、金属箔の薄いシート状の材料が含まれる。また、搬送材は、例えば、ロール状に巻回された状態から繰り出されて搬送され、再びロール状に巻回されるロールツーロール方式で搬送されてもよいし、ロール状に巻回された状態から繰り出されて搬送され、シート状に積層するロールツーシート方式で搬送されてもよい。
加速度・速度検出部は、例えば、ダンサローラ付近、ダンサローラの上流側、ダンサローラの下流側のうち、少なくとも1箇所における搬送材の搬送加速度、搬送速度を検出する。
なお、加速度・速度検出部は、搬送材の搬送加速度、搬送速度を直接的に検出する以外に、搬送材の搬送加速度および搬送速度の指令を送信する指令値を受信することで搬送材の搬送加速度および搬送速度を間接的に検出してもよい。
取得部によって取得される搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数は、例えば、ユーザによる入力によって取得してもよいし、予め目標値等が保存された外部サーバから取得してもよい。
加速度比例係数には、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等の各ローラ、搬送材自体のイナーシャ(慣性モーメント)等が含まれる。また、速度比例係数には、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等の各ローラの粘性摩擦係数等が含まれる。
テンション推定部は、加速度・速度検出部において搬送材の加速度および速度を検出しながら、取得部によって取得された搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数に基づいて、搬送材のテンションの変動を推定する。
制御部は、推定された搬送材のテンションの変動に応じて、テンションが目標値から離れないように、ダンサローラの加圧力を調整するサーボモータをフィードフォワード制御する。
これにより、搬送材の搬送時の加速度または速度が変化する場合でも、その加速度または速度の変化に伴って生じる搬送材のテンションの変動を推定し、推定されたテンションに応じてサーボモータをフィードフォワード制御することができる。
この結果、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対してダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
第2の発明に係る搬送制御装置は、第1の発明に係る搬送制御装置であって、加速度・速度検出部は、ダンサローラよりも搬送材の搬送方向における上流側の第1区間における搬送材の第1加速度および第1速度と、ダンサローラにおける第2区間における搬送材の第2加速度および第2速度と、ダンサローラよりも搬送材の搬送方向における下流側の第3区間における搬送材の第3加速度および第3速度と、を取得する。
ここでは、搬送材の搬送路を、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側という3つの区間(第1区間、第2区間、第3区間)に分割し、それぞれの区間における搬送材の加速度および速度を検出する。
これにより、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側における搬送材の加速度および/または速度が異なる場合でも、3区間のそれぞれにおいて加速度および/または速度を検出することで、搬送材のテンションの変動をより正確に推定することができる。
第3の発明に係る搬送制御装置は、第2の発明に係る搬送制御装置であって、取得部は、第1区間、第2区間、第3区間におけるそれぞれの加速度比例係数および速度比例係数を取得する。
ここでは、搬送材の搬送路を、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側という3つの区間(第1区間、第2区間、第3区間)に分割し、それぞれの区間におけるそれぞれの加速度比例係数および速度比例係数を取得する。
これにより、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側における加速度比例係数および速度比例係数を取得することで、3区間のそれぞれにおいて加速度および/または速度を検出して、搬送材のテンションの変動をより正確に推定することができる。
第4の発明に係る搬送制御装置は、第3の発明に係る搬送制御装置であって、テンション推定部は、第1加速度から第3加速度および第1速度から第3速度に基づいて、第1区間から第3区間ごとに搬送材のテンションの変動を推定する。
ここでは、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側という3つの区間(第1〜第3区間)において検出された搬送材の加速度および速度に基づいて、それぞれの区間における搬送材のテンションの変動を推定する。
これにより、第1区間、第2区間、第3区間における搬送材の加速度および速度が異なる場合でも、それぞれの区間における加速度および速度に応じて、それぞれの区間における搬送材のテンションの変動を推定することができる。
よって、加速度、速度の変化に対してダンサローラの加圧力をより適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
第5の発明に係る搬送制御装置は、第4の発明に係る搬送制御装置であって、テンション推定部において推定された第1区間から第3区間ごとの搬送材のテンションの変動に基づいて、第1から第3区間における総合的な搬送材のテンション変動を推定する総合変動推定部を、さらに備えている。
ここでは、総合変動推定部が、第1から第3区間におけるそれぞれの搬送材のテンション変動の推定結果に基づいて、搬送路上における搬送材のテンション変動を推定する。
これにより、第1区間、第2区間、第3区間における搬送材の加速度および速度が異なる場合でも、それぞれの区間における搬送材のテンション変動に応じて、第1区間〜第3区間の全体における搬送材のテンションの変動を推定することができる。
よって、加速度、速度の変化に対してダンサローラの加圧力をより適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
第6の発明に係る搬送制御装置は、第1から第5の発明のいずれか1つに係る搬送制御装置であって、加速度比例係数には、搬送装置に含まれる各ローラのイナーシャ、搬送材自体のイナーシャの少なくとも1つが含まれる。
ここでは、加速度比例係数として、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等の各ローラのイナーシャ(慣性モーメント)、搬送材自体のイナーシャを取得する。
ここで、各ローラのイナーシャは、搬送装置の仕様に応じて決まるものであって、搬送装置ごとに予め保存されていてもよいし、ユーザによって入力されてもよい。また、搬送材自体のイナーシャについても同様に、搬送材の種類によって決まるものであって、搬送材ごとに予め保存されていてもよいし、ユーザによって入力されてもよい。
これにより、加速度の変化に起因する搬送材および/または各ローラのテンション変動を、イナーシャを用いて推定することができる。
第7の発明に係る搬送制御装置は、第1から第6の発明のいずれか1つに係る搬送制御装置であって、速度比例係数には、搬送装置に含まれる各ローラの粘性摩擦係数が含まれる。
ここでは、速度比例係数として、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等の各ローラの粘性摩擦係数を取得する。
ここで、各ローラの粘性摩擦係数は、搬送装置の仕様に応じて決まるものであって、搬送装置ごとに予め保存されていてもよいし、ユーザによって入力されてもよい。
これにより、速度の変化に起因する各ローラのテンション変動を、各ローラの粘性摩擦係数を用いて推定することができる。
第8の発明に係る搬送制御装置は、第1から第7の発明のいずれか1つに係る搬送制御装置であって、取得部は、ユーザによって入力されたテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数の少なくとも1つを取得する。
ここでは、上述した搬送材のテンション変動を推定するために必要なテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数の少なくとも1つが、ユーザによって入力される。
これにより、ユーザによって入力されたテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数の少なくとも1つを用いて、搬送材のテンション変動を推定し、搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
第9の発明に係る搬送制御装置は、第1から第8の発明のいずれか1つに係る搬送制御装置であって、搬送装置は、搬送材を所定の方向へ搬送する駆動源を備えている。制御部は、搬送材を間欠搬送するように、搬送装置の駆動源およびダンサローラを制御する。
ここでは、搬送材を所定の方向へ搬送する駆動源およびダンサローラ(サーボモータ)を制御して、搬送材を間欠搬送する。
ここで、駆動源には、例えば、搬送材を所定の方向へ搬送する駆動力を駆動ローラ、駆動軸等へ付与する駆動源が含まれる。
これにより、例えば、搬送材に所定の表面処理等を行うために、搬送と停止を繰り返す間欠搬送を実施した場合でも、搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
第10の発明に係る搬送システムは、第1から第9の発明のいずれか1つに係る搬送制御装置と、長尺の搬送材の搬送路上に配置されており搬送材に接触して搬送材のテンションを調整するダンサローラと、搬送材に対する加圧力をダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ搬送材を搬送する搬送装置と、を備えている。
ここでは、上述した搬送制御装置と、ダンサローラとサーボモータとを備えた搬送装置と、を含む搬送システムを構成する。
これにより、上述したように、加速度および速度の変化を伴って搬送材を所定の方向へ搬送する際に、加速度および速度の変化に起因して生じる搬送材のテンション変動を推定し、その推定結果に基づいて、ダンサローラの加圧力を調整するサーボモータをフィードフォワード制御することで、搬送材のテンション変動を最小限に抑制することができる。
第11の発明に係る搬送制御プログラムは、長尺の搬送材の搬送路上に配置されており搬送材に接触して搬送材のテンションを調整するダンサローラと、搬送材に対する加圧力をダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ搬送材を搬送する搬送装置を制御する搬送制御プログラムであって、加速度・速度検出ステップと、取得ステップと、テンション推定ステップと、テンション制御ステップと、を備えた搬送制御方法をコンピュータに実行させる。加速度・速度検出ステップは、搬送材の加速度および速度を検出する。取得ステップは、搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数を取得する。テンション推定ステップは、テンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数に基づいて、加速度・速度検出ステップにおいて検出された加速度および速度に応じて、搬送材のテンションを推定する。テンション制御ステップは、テンションが目標値に近づくようにサーボモータをフィードフォワード制御する。
ここでは、本搬送制御プログラムが制御する搬送装置は、長尺の搬送材の搬送路上に配置されており搬送材のテンションを調整するダンサローラと、ダンサローラに対して搬送材に対する加圧力を付与するサーボモータと、を備えている。そして、本搬送制御プログラムは、このような搬送装置を制御するための構成として、加速度・速度検出ステップと、取得ステップと、テンション推定ステップと、テンション制御ステップとを備えている。
ここで、搬送装置は、例えば、搬送材のテンションを調整するためのダンサローラ以外に、駆動ローラ、ガイドローラが設けられた構成であってもよい。また、搬送装置による搬送は、例えば、間欠搬送等のように、搬送速度が変化する期間を含んでいる。
搬送材としては、例えば、プラスチックフィルム、金属箔の薄いシート状の材料が含まれる。また、搬送材は、例えば、ロール状に巻回された状態から繰り出されて搬送され、再びロール状に巻回されるロールツーロール方式で搬送されてもよいし、ロール状に巻回された状態から繰り出されて搬送され、シート状に積層するロールツーシート方式で搬送されてもよい。
加速度・速度検出ステップでは、例えば、ダンサローラ付近、ダンサローラの上流側、ダンサローラの下流側のうち、少なくとも1箇所における搬送材の搬送加速度、搬送速度を検出する。
なお、加速度・速度検出ステップでは、搬送材の搬送加速度、搬送速度を直接的に検出する以外に、搬送材の搬送加速度および搬送速度の指令を送信する指令値を受信することで搬送材の搬送加速度および搬送速度を間接的に検出してもよい。
取得ステップによって取得される搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数は、例えば、ユーザによる入力によって取得してもよいし、予め目標値等が保存された外部サーバから取得してもよい。
加速度比例係数には、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等のイナーシャ(慣性モーメント)等が含まれる。また、速度比例係数には、例えば、搬送装置に含まれるガイドローラ、ダンサローラ等の粘性摩擦係数等が含まれる。
テンション推定ステップでは、加速度・速度検出ステップにおいて搬送材の加速度および速度を検出しながら、取得ステップにおいて取得された搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数に基づいて、搬送材のテンションの変動を推定する。
テンション制御ステップでは、推定された搬送材のテンションの変動に応じて、テンションが目標値から離れないように、ダンサローラの加圧力を調整するサーボモータをフィードフォワード制御する。
これにより、搬送材の搬送時の加速度または速度が変化する場合でも、その加速度または速度の変化に伴って生じる搬送材のテンションの変動を推定し、推定されたテンションに応じてサーボモータをフィードフォワード制御することができる。
この結果、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対してダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
本発明に係る搬送制御装置によれば、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対して適切にダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができる。
本発明の一実施形態に係る搬送制御装置を含む搬送システムの構成を示す図。 図1の搬送システムに含まれる複数の駆動ローラとダンサローラとを含む搬送装置において2つの駆動ローラ間に設定された第1区間から第3区間を示す図。 (a)〜(c)は、図2の第1区間から第3区間における搬送速度の変化を示すグラフ。 図1の搬送制御装置の構成を示す制御ブロック図。 (a)は、搬送装置の間欠搬送時の加速度および速度の変化を示すグラフ。(b)は、(a)の加速度および速度を大きくした間欠搬送時の加速度および速度の変化を示すグラフ。 (a)は、図5(a)の加速度および速度の変化に対応する搬送材のテンションの変動を示すグラフ。(b)は、図5(b)の加速度および速度の変化に対応する搬送材のテンションの変動を示すグラフ。(c)は、図5(b)の加速度および速度の変化に対応する搬送材のテンションの変動を示す比較例のグラフ。 図4の搬送制御装置によって搬送制御される搬送材のテンションの変動が生じるタイミングを示すグラフ。 図2の第1区間から第3区間における搬送速度、粘性摩擦を示す図。 図4の搬送制御装置の記憶部に保存されたフリーロールの加速度の変化に対するテンションの変動を示すグラフ。 図4の搬送制御装置の記憶部に保存されたダンサロールの加速度の変化に対するテンションの変動を示すグラフ。 図4の搬送制御装置の記憶部に保存されたフリーロールの速度の変化に対するテンションの変動を示すグラフ。 図4の搬送制御装置の記憶部に保存されたダンサロールの速度の変化に対するテンションの変動を示すグラフ。 本発明の搬送制御プログラムによって実行される搬送制御方法の処理の流れを示すフローチャート。
本発明の一実施形態に係る搬送制御装置10を含む搬送システム50について、図1〜図13を用いて説明すれば以下の通りである。
(1)搬送システム50
本実施形態の搬送システム50は、図1に示すように、巻出しロールR1から巻取りロールR2へ、プラスチックフィルム等の搬送材F1を連続搬送または間欠搬送しながら表面処理を行うロールツーロール(Roll to Roll)方式の搬送システムであって、搬送制御装置10と、加工装置30と、搬送装置40とを備えている。
ここで、間欠搬送とは、例えば、図3(a)等に示すように、加速期間、減速期間、定速期間、停止期間を含む搬送であって、主に、搬送材F1を停止させている間に、加工装置30によって表面処理等の各種加工が行われる。
搬送装置40は、図1に示すように、駆動ローラ21a、フリーローラ(従動ローラ)21b、サーボモータ(駆動源)21c、フリーローラ(従動ローラ)22a,22b、ダンサローラ23a、サーボモータ23b、駆動ローラ24a、フリーローラ(従動ローラ)24b、サーボモータ(駆動源)24c、フリーローラ(従動ローラ)25a,25b、ダンサローラ26a、サーボモータ26b、駆動ローラ27a、フリーローラ(従動ローラ)27b、サーボモータ(駆動源)27cを備えている。
駆動ローラ21aは、図1に示すように、巻出しロールR1の直下流側に配置されており、巻出しロールR1から搬送材F1を引き出して搬送する。そして、駆動ローラ21aは、サーボモータ21cによって回転駆動されており、フリーローラ21bとの間に搬送材F1を挟み込んだ状態で回転することで、搬送材F1を下流側へと搬送する。
フリーローラ(従動ローラ)21bは、サーボモータ等の駆動源によって回転駆動されない非駆動ローラであって、図1に示すように、駆動ローラ21aと一対になるように配置されている。
サーボモータ21cは、図1に示すように、駆動ローラ21aの回転軸と接続されており、駆動ローラ21aを所望の方向へ回転駆動することで、搬送材F1を連続搬送または間欠搬送する。そして、サーボモータ21cは、搬送制御装置10によって制御される。
フリーローラ(従動ローラ)22a,22bは、フリーローラ21bと同様に、非駆動ローラであって、図1に示すように、その間に、ダンサローラ23aが配置されている。
ダンサローラ23aは、搬送材F1を連続搬送または間欠搬送する際に、搬送材F1のテンションの変動を抑制し、搬送材F1の搬送速度を制御するために、図1に示すように、2つのフリーローラ22a,22bの間に配置されている。そして、ダンサローラ23aは、ダンサローラ23aの上流側および下流側における搬送材F1の速度差によって揺動され、サーボモータ23bの回転トルクがダンサローラ23aに接続されたアーム部分を介して略鉛直方向下向きに搬送材F1に伝達されることで、搬送材F1に対して張力を付与する。
サーボモータ23bは、図1に示すように、ダンサローラ23aと接続されており、ダンサローラ23aの搬送材F1に対する加圧力を調整する。そして、サーボモータ23bは、連続搬送および間欠搬送時における搬送材F1のテンションの変動を抑制するように搬送制御装置10によってフィードフォワード制御される。
駆動ローラ24aは、図1に示すように、加工装置30の直下流側に配置されており、加工装置30によって表面処理等の加工が施された搬送材F1を下流側へ搬送する。そして、駆動ローラ24aは、サーボモータ24cによって回転駆動されており、フリーローラ24bとの間に搬送材F1を挟み込んだ状態で回転することで、搬送材F1を下流側へと搬送する。
フリーローラ(従動ローラ)24bは、サーボモータ等の駆動源によって回転駆動されない非駆動ローラであって、図1に示すように、駆動ローラ24aと一対になるように配置されている。
サーボモータ24cは、図1に示すように、駆動ローラ24aの回転軸と接続されており、駆動ローラ24aを所望の方向へ回転駆動することで、搬送材F1を連続搬送または間欠搬送する。そして、サーボモータ24cは、搬送制御装置10によって制御される。
フリーローラ(従動ローラ)25a,25bは、フリーローラ24bと同様に、非駆動ローラであって、図1に示すように、その間に、ダンサローラ26aが配置されている。
ダンサローラ26aは、図1に示すように、ダンサローラ23aと同様に、搬送材F1を連続搬送または間欠搬送する際に、搬送材F1のテンションの変動を抑制し、搬送材F1の搬送速度を制御するために、2つのフリーローラ25a,25bの間に配置されている。そして、ダンサローラ26aは、ダンサローラ26aの上流側および下流側における搬送材F1の速度差によって揺動され、サーボモータ26bの回転トルクがダンサローラ26aに接続されたアーム部分を介して略鉛直方向下向きに搬送材F1に伝達されることで、搬送材F1に対して加圧力を付与する。
サーボモータ26bは、サーボモータ23bと同様に、図1に示すように、ダンサローラ26aと接続されており、ダンサローラ26aの搬送材F1に対する加圧力を調整する。そして、サーボモータ26bは、連続搬送および間欠搬送時における搬送材F1のテンションの変動を抑制するように搬送制御装置10によってフィードフォワード制御される。
揺動機構26cは、ダンサローラ26aの上流側と下流側とにおける搬送材F1の搬送速度の差によって、サーボモータ26bの回転軸を中心にして、中心軸に接続されたアーム部分を介してダンサローラ26aを揺動させる。
駆動ローラ27aは、図1に示すように、巻取りロールR2の直上流側に配置されており、巻取りロールR2へ巻き取られる搬送材F1を巻取りロールR2へと搬送する。そして、駆動ローラ27aは、サーボモータ27cによって回転駆動されており、フリーローラ27bとの間に搬送材F1を挟み込んだ状態で回転することで、搬送材F1を下流側へと搬送する。
フリーローラ(従動ローラ)27bは、フリーローラ21b,24bと同様に、サーボモータ等の駆動源によって回転駆動されない非駆動ローラであって、図1に示すように、駆動ローラ27aと一対になるように配置されている。
サーボモータ27cは、図1に示すように、駆動ローラ27aの回転軸と接続されており、駆動ローラ27aを所望の方向へ回転駆動することで、搬送材F1を連続搬送または間欠搬送する。そして、サーボモータ27cは、搬送制御装置10によって制御される。
加工装置30は、例えば、搬送装置40によって間欠搬送される搬送材F1の搬送が停止した状態で、その表面に表面処理等の加工を施すために、図1に示すように、フリーローラ22bとフリーローラ24bとの間に配置されている。
搬送制御装置10は、図1に示すように、搬送装置40に含まれるサーボモータ21c,23b,24c,26b,27cと接続されており、それぞれのサーボモータ21c,23b,24c,26b,27cを制御する。なお、搬送制御装置10の詳細な構成については、後段にて詳述する。
ここで、ダンサローラを用いて、搬送装置40に含まれる2つの駆動ローラ間における搬送材F1のテンションの変動を抑制する制御について、駆動ローラ24a,27a間のダンサローラ26aを例として挙げて説明すれば、以下の通りである。なお、搬送装置40に含まれる他の駆動ローラ21a,24a間におけるテンション抑制制御についても、他のダンサローラ23aを用いて、同様に実施されるものとする。
すなわち、本実施形態の搬送制御装置10は、図2に示すように、2つの駆動ローラ24a,27aを回転駆動するサーボモータ24c,27cをそれぞれ制御するとともに、ダンサローラ26aの搬送材F1に対して加圧力を付与するサーボモータ26bを制御する。そして、搬送制御装置10は、図2に示すように、搬送材F1の搬送路を、ダンサローラ26aよりも上流側の区間(第1区間)Z1、ダンサローラ26a付近の区間(第2区間)Z2、およびダンサローラ26aよりも下流側の区間(第3区間)Z3という3つの区間に分割し、それぞれの区間Z1〜Z3における搬送材F1の加速度および速度を検出する。
区間Z1〜Z3では、図3(a)〜図3(c)に示すように、それぞれ、搬送材F1が間欠搬送または連続搬送される。
区間Z1では、例えば、図3(a)に示すように、停止、加速、定速、減速、停止を繰り返す間欠搬送が行われる。
区間Z2では、例えば、図3(b)に示すように、定速、加速、定速、減速、定速を繰り返す間欠搬送が行われる。
区間Z3では、例えば、図3(c)に示すように、一定速での連続搬送が行われる。
なお、搬送装置40による各区間Z1〜Z3における搬送は、図3(a)〜図3(c)に示す以外の搬送を行ってもよい。
例えば、ダンサローラ26aを中心として、上流側の区間Z1において連続搬送し下流側の区間Z3において間欠搬送してもよいし、上流側の区間Z1において間欠搬送し下流側の区間Z3において連続搬送してもよい。あるいは、上流側の区間Z1において間欠搬送し下流側の区間Z3においても間欠搬送してもよいし、上流側の区間Z1において連続搬送し下流側の区間Z3においても連続搬送してもよい。
(2)搬送制御装置10
本実施形態の搬送制御装置10は、図4に示すように、入力部11と、加速度・速度検出部12と、テンション推定部13と、総合変動推定部14と、トルク変換部(制御部)15と、記憶部16とを備えている。
入力部11は、例えば、ユーザによって、操作画面等を介して、図4に示すように、搬送材F1の設定テンション(目標値)、上記区間Z1〜Z3におけるそれぞれの加速度比例係数(イナーシャ)、速度比例係数(粘性摩擦係数)等の情報が入力される。そして、入力部11に入力された設定テンション、加速度比例係数、速度比例係数は、記憶部16に送信され、保存される。
イナーシャは、搬送材F1の加速度変化に起因してテンション変動を生じさせる加速度比例係数を算出するための係数の一例であって、例えば、搬送装置40に含まれるフリーローラ24b,25a,25b,27b、ダンサローラ26a、搬送材F1自体等、質量を持つもののイナーシャ(慣性モーメント)等が含まれる。
粘性摩擦係数は、搬送材F1の速度変化に起因してテンション変動を生じさせる速度比例係数を算出するための係数の一例であって、例えば、搬送装置40に含まれるフリーローラ24b,25a,25b,27b、ダンサローラ26a等の各材料に生じる粘性摩擦抵抗係数等が含まれる。
なお、イナーシャ、粘性摩擦係数は、搬送装置40の仕様、構成によって決まる係数であって、ユーザによって入力されてもよいし、予め搬送装置40の仕様、構成によって保存された係数が用いられてもよい。
加速度・速度検出部12は、上述した3つの区間Z1〜Z3における搬送材F1の速度および加速度をそれぞれ検出して取得する。具体的には、加速度・速度検出部12は、図4に示すように、駆動ローラ24a,27aを回転駆動するサーボモータ24c,27cから、区間Z1および区間Z3における搬送材F1の速度および加速度を検出して取得する。さらに、加速度・速度検出部12は、例えば、駆動ローラ24a,27aの速度および加速度の平均値からダンサローラ26aの回転速度および回転加速度を検出して、区間Z2における搬送材F1の速度および加速度を検出して取得する。
テンション推定部13は、図4に示すように、記憶部16および加速度・速度検出部12と接続されており、加速度・速度検出部12において検出された3つの区間Z1,Z2,Z3における搬送材F1の速度および加速度が入力される。そして、テンション推定部13は、記憶部16に保存された加速度比例係数(イナーシャ)および速度比例係数(粘性摩擦係数)と、加速度・速度検出部12から受信した3つの区間Z1,Z2,Z3における搬送材F1の速度および加速度に基づいて、3つの区間Z1,Z2,Z3のそれぞれにおける搬送材F1のテンションの変化を推定する。
総合変動推定部14は、図4に示すように、入力部11およびテンション推定部13と接続されており、入力部11から受信した搬送材F1の設定テンション(目標値)と、テンション推定部13から受信した各区間Z1,Z2,Z3における推定テンションとに基づいて、区間Z1〜Z3全体における搬送材F1のテンション変動を推定する。
トルク変換部15は、図4に示すように、総合変動推定部14と接続されており、総合変動を抑制するために必要なダンサローラ26aから搬送材F1へ付与される力(サーボモータ26bの回転トルク)を算出し、算出された指令トルクにて揺動機構26c(サーボモータ26b)を制御する。
記憶部16は、図4に示すように、入力部11に接続されており、入力部11に入力された区間Z1〜Z3におけるそれぞれの加速度比例係数(イナーシャ)、速度比例係数(粘性摩擦係数)、搬送材F1の設定テンション(目標値)を受信する。そして、記憶部16は、例えば、加速度比例係数、速度比例係数および設定テンションを用いて作成されるグラフ(後述する図9〜図12参照)を保存する。記憶部16に保存されたグラフは、テンション推定部13に参照され、区間Z1〜Z3のそれぞれの区間における搬送材F1のテンションの推定が行われる。
(3)間欠搬送の加速度および速度アップに伴うテンション変動
本実施形態の搬送制御装置10は、上述したように、搬送材F1の間欠搬送を行うとともに、搬送材F1の表面処理等の加工の処理効率を向上させるために、加速度および速度にアップさせて間欠搬送を行う。
図5(a)および図5(b)は、ともに横軸に時間(s)、縦軸に搬送速度(mm/s)を示す間欠搬送のグラフを示している。そして、図5(b)に示す間欠搬送のグラフでは、図5(a)に示す間欠搬送のグラフと比較して、グラフの傾きが大きくなっており、かつ最大値も大きくなっていることから、加速度および速度がともにアップしている。
次に、図6(a)〜図6(c)は、ともに横軸に時間(s)、縦軸に搬送材F1のテンションを示すグラフを示している。そして、図6(a)は、図5(a)の間欠搬送に対応するテンション変動のグラフである。図6(b)は、図5(b)の間欠搬送に対応するテンション変動のグラフである。図6(c)は、図5(b)の間欠搬送に対応するとともに、ダンサロールのサーボモータがフィードバック制御される比較例のテンション変動のグラフである。
本実施形態の搬送制御装置10によってダンサローラ26aのサーボモータ26bが制御された場合には、搬送材F1のテンション変動への影響は、図6(a)のグラフと図6(b)のグラフとを比較して分かるように、搬送材F1のテンションの変動幅の増加を抑制することができる。
一方、ダンサロールのサーボモータがフィードバック制御される比較例を示す図6(c)のグラフから分かるように、搬送材F1のテンションの変動幅は、図6(b)のグラフよりも明らかに大きく、図6(a)のグラフの変動幅よりも増大している。
本実施形態の搬送制御装置10では、上記構成により、総合変動推定部14において推定された区間Z1〜Z3全体における搬送材F1のテンション変動を抑制するために必要なダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bを駆動するトルクを算出して、サーボモータ26bをフィードフォワード制御する。
これにより、搬送材F1の間欠搬送時の加速度または速度を上昇させた場合でも、その加速度または速度の変化に伴って生じる搬送材F1のテンションの変動を推定し、推定されたテンションに応じてサーボモータ26bをフィードフォワード制御することができる。
この結果、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対してダンサローラ26aの加圧力を適切に制御して搬送材F1のテンションをほぼ一定に維持することができる。
特に、本実施形態の搬送制御装置10は、図2に示すように、ダンサローラ26aの上流側の区間Z1、ダンサローラ26a付近の区間Z2、ダンサローラ26aの下流側の区間Z3における搬送材F1の加速度および/または速度が異なる場合でも、3区間のそれぞれにおいて加速度および/または速度を検出することで、搬送材F1のテンションの変動を正確に推定することができる。
なお、このようなダンサローラ26aのサーボモータ26bのフィードフォワード制御は、例えば、図7に示す間欠搬送のグラフにおいて、ポイントA1〜A4,B1〜B4のように、加速度が変化する各ポイントにおいて生じる搬送材F1のテンションの変動を抑制するように制御を行う。
(4)サーボモータ26bのフィードフォワード制御
本実施形態の搬送制御装置10は、以上のような構成により、間欠搬送を行う搬送装置40のダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bをフィードフォワード制御することで、間欠搬送時の加速度および速度の変化に伴う搬送材F1のテンション変動を最小限に抑制する。
より詳細には、搬送制御装置10は、図8に示すように、ダンサローラ26aの上流側の区間Z1、ダンサローラ26a付近の区間Z2、ダンサローラ26aの下流側の区間Z3においてそれぞれ検出された加速度および速度に応じて、各区間Z1〜Z3における搬送材F1のテンション変動を推定する。
ここで、区間Z1における加速度A(mm/s2)、区間Z2における加速度A(mm/s2)、区間Z3の加速度A(mm/s2)とする。また、区間Z1における速度V(mm/s2)、区間Z2における速度V(mm/s2)、区間Z3の速度V(mm/s2)とする。
そして、テンション補正式は、以下の数式(1)によって表される。
MV=SP+f(A,A,A)+f(V,V,V) ・・・・・(1)
(ただし、fは、抽出したI,I,I、C,C,Cからなる関数、A:区間Z1の加減速度、A:区間Z2の加減速度、A:区間Z3の加減速度、V:区間Z1の速度、V:区間Z2の速度、V:区間Z3の速度)
これにより、2つの駆動ローラ24a,27a間を3つの区間Z1、Z2,Z3に分割し、それぞれの区間における搬送材F1の加速度および速度を検出することで、加速度および速度の変動に伴って生じる搬送材F1のテンションの変動を推定することができる。
ここで、上記数式において使用されているフリーローラ25aの加速度比例係数は、搬送材F1の搬送時の加速度に応じて変化する。よって、フリーローラ25aの加速度比例係数は、例えば、予め記憶部16に保存された図9に示すグラフを用いて求めることができる。具体的には、図9には、加速度(mm/s)に対する搬送材F1のテンション変化量(N)の変化が示されている。
同様に、ダンサローラ26aの加速度比例係数は、搬送材F1の搬送時の加速度に応じて変化する。よって、ダンサローラ26aの加速度比例係数は、例えば、予め記憶部16に保存された図10に示すグラフを用いて求めることができる。具体的には、図10には、加速度(mm/s)に対する搬送材F1のテンション変化量(N)の変化が示されている。
よって、加速度・速度検出部12において加速度が検出されると、テンション推定部13および総合変動推定部14は、検出された加速度に基づいて、図9および図10に示すグラフを用いて、加速度比例係数に起因するテンション変化量を推定することができる。
また、上記数式において使用されているフリーローラ25aの速度比例係数は、搬送材F1の搬送時の速度に応じて変化する。よって、フリーローラ25aの速度比例係数は、例えば、予め記憶部16に保存された図11に示すグラフを用いて求めることができる。具体的には、図11には、速度(mm/s)に対する搬送材F1のテンション変化量(N)の変化が示されている。
同様に、ダンサローラ26aの速度比例係数は、搬送材F1の搬送時の速度に応じて変化する。よって、ダンサローラ26aの速度比例係数は、例えば、予め記憶部16に保存された図12に示すグラフを用いて求めることができる。具体的には、図12には、速度(mm/s)に対する搬送材F1のテンション変化量(N)の変化が示されている。
よって、加速度・速度検出部12において速度が検出されると、テンション推定部13および総合変動推定部14は、検出された速度に基づいて、図11および図12に示すグラフを用いて、速度比例係数に起因するテンション変化量を推定することができる。
なお、速度比例係数を求めるグラフ(図11および図12参照)から分かるように、速度比例係数は、一般的に、加速度比例係数と比較して、速度変化に伴うテンション変化量が小さく、影響が小さい。
ただし、搬送材F1を低いテンションで搬送する間欠搬送等では、搬送材F1のテンションが加速度および速度ともに影響を強く受けやすいことから、速度変化に伴うテンション変化量の影響も考慮して、ダンサローラ26aのサーボモータ26bをフィードフォワード制御することが好ましい。
<搬送制御装置10による搬送制御方法>
本実施形態の搬送制御装置10は、以上のような構成により、区間Z1,Z2,Z3においてそれぞれ検出された搬送材F1の加速度および速度を用いて、搬送材F1のテンション変動を推定し、それを打ち消すようにダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bをフィードフォワード制御する。
すなわち、搬送制御装置10は、図13に示すフローチャートに従って、ダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bのフィードフォワード制御を実行する。
ステップS11では、入力部11に、ユーザからの入力操作によって、搬送材F1の設定テンション(目標値)、搬送装置40の構成によって決まる加速度比例係数、速度比例係数(図9〜図12に示すグラフ)が入力される。
次に、ステップS12では、加速度・速度検出部12が、2つの駆動ローラ24a,27aの間の区間を、ダンサローラ26aの位置を基準にして3分割されたそれぞれの区間Z1,Z2,Z3における搬送材F1の加速度および速度を検出する。
次に、ステップS13では、テンション推定部13が、入力部11に入力された加速度比例係数および速度比例係数を用いて、区間Z1〜区間Z3において検出されたそれぞれの加速度および速度に基づいて、それぞれの区間Z1〜Z3におけるテンション変動を推定する。
次に、ステップS14では、総合変動推定部14が、入力部11に入力された設定テンション(目標値)を用いて、区間Z1〜Z3全体における総合的なテンション変動を推定する。
次に、ステップS15では、トルク変換部15が、総合変動推定部14において推定された区間Z1〜Z3全体のテンション変動に基づいて、それを打ち消すために必要なダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bのトルク変換を行う指令トルクを求める。
次に、ステップS16では、トルク変換部15において求められた変換トルクを、ダンサローラ26aを駆動するサーボモータ26bへ送信し、送信されたトルクにてサーボモータ26bを制御する。
これにより、搬送材F1の間欠搬送時の加速度または速度を上昇させた場合でも、その加速度または速度の変化に伴って生じる搬送材F1のテンションの変動を推定し、推定されたテンションに応じてサーボモータ26bをフィードフォワード制御することができる。
この結果、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対してダンサローラ26aの加圧力を適切に制御して搬送材F1のテンションをほぼ一定に維持することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(A)
上記実施形態では、搬送装置40によってフィルム上の搬送材F1が間欠搬送される際に、ダンサローラ23a,26aに搬送材F1への加圧力を付与するサーボモータ23b,26bをフィードフォワード制御する搬送制御装置10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、加速期間、減速期間、定速期間、停止期間を含む間欠搬送以外に、搬送速度が変化する期間(減速期間、加速期間の少なくとも一方の期間)を含む搬送を行う搬送装置に対して、本発明を適用してもよい。
また、図3(a)等に示すように、繰り返し同じ搬送速度の変化が生じるパターン化された搬送ではなく、搬送速度、加速度が任意に変化する搬送を行う搬送装置に対しても、本発明を適用することができる。
(B)
上記実施形態では、搬送材F1のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数が、ユーザからの入力によって取得される例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、搬送材F1のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数が、予め搬送装置ごとに外部サーバ等に保存されている場合には、外部サーバから設定テンション(目標値)等が取得されてもよい。
(C)
上記実施形態では、フィルム状の搬送材F1を、ロール状態から巻き出してロール状態に巻き取るロールツーロール(Roll to Roll)方式で搬送する搬送装置40をフィードフォワード制御する搬送制御装置10を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ロールツーシート(Roll to Sheet)方式の搬送方式の搬送装置を、フィードフォワード制御する搬送制御装置であってもよい。
(D)
上記実施形態では、プラスチックフィルム等のフィルム状の搬送材F1を搬送する搬送装置40に含まれるダンサローラ23a,26aに搬送材F1への加圧力を付与するサーボモータ23b,26bをフィードフォワード制御する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、フィルム状の搬送材の代わりに、金属箔等の薄膜の搬送材を搬送する搬送装置をフィードフォワード制御する搬送制御装置であってもよい。
(E)
上記実施形態では、2つの駆動ローラ21a,24aの間に1つのダンサローラ23aと2つのフリーローラ22a,22b、および2つの駆動ローラ24a,27aの間に1つのダンサローラ26aと2つのフリーローラ25a,25bが、それぞれ配置された搬送装置40を例として挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、2つの駆動ローラの間に、1つのダンサローラと、3つ以上のフリーローラとを備えた構成であってもよい。
(F)
上記実施形態では、搬送装置40に含まれるダンサローラ23a,26aのサーボモータ23b,26bをフィードフォワード制御する搬送制御装置10として、本発明を実現した例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、コンピュータ(CPU)が読み込むことで、図13に示す搬送制御方法が実行される搬送制御プログラムとして、本発明を実現してもよい。
この場合には、コンピュータ(CPU)が記憶部等に保存された搬送制御プログラムを読み込むことで、図4に示す搬送制御装置10の制御ブロックを構成する。
これにより、上述したように、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対して適切にダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができるという効果を奏することができる。
(G)
上記実施形態では、加速度・速度検出部12が、駆動ローラ24a,27aを回転駆動するサーボモータ24c,27cから、区間Z1および区間Z3における搬送材F1の速度および加速度を検出して取得するとともに、駆動ローラ24a,27aの速度および加速度の平均値からダンサローラ26aの回転速度を検出して、区間Z2における搬送材F1の速度および加速度を検出して取得する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、ダンサローラの上流側、ダンサローラ付近、ダンサローラの下流側における搬送材の搬送加速度および搬送速度の検出は、回転加速度および回転速度の指令を駆動ローラの駆動源へ送信する指令値を受信して、間接的に行われてもよい。
(H)
上記実施形態では、区間Z1〜Z3の3つの区間におけるそれぞれのパラメータ(加速度比例係数および速度比例係数)を用いて、搬送材のテンションを推定する例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、区間Z1〜Z3のうち、1つの区間におけるパラメータ(加速度比例係数および速度比例係数)を用いて、搬送材のテンションを推定してもよい。
(I)
上記実施形態では、本発明にかかる搬送制御装置10によって制御される搬送装置40の構成に、複数の駆動ローラ21a,24a,27aが含まれる例を挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、巻出しロールR1と巻取りロールR2とがそれぞれ駆動源によって回転駆動される構成を採用した場合には、搬送材の搬送路上に駆動ローラを含まない構成であってもよい。
本発明の搬送制御装置は、搬送速度の変化がパターン化されているか否かに関わらず、加速度、速度の変化に対して適切にダンサローラの加圧力を適切に制御して搬送材のテンションをほぼ一定に維持することができるという効果を奏することから、各種材料を搬送する搬送装置の制御装置に対して広く適用可能である。
10 搬送制御装置
11 入力部(取得部)
12 加速度・速度検出部
13 テンション推定部
14 総合変動推定部
15 トルク変換部(制御部)
16 記憶部
21a 駆動ローラ
21b フリーローラ(従動ローラ)
21c サーボモータ(駆動源)
22a,22b フリーローラ(従動ローラ)
23a ダンサローラ
23b サーボモータ
24a 駆動ローラ
24b フリーローラ(従動ローラ)
24c サーボモータ(駆動源)
25a,25b フリーローラ(従動ローラ)
26a ダンサローラ
26b サーボモータ
26c 揺動機構
27a 駆動ローラ
27b フリーローラ(従動ローラ)
27c サーボモータ(駆動源)
30 加工装置
40 搬送装置
50 搬送システム
F1 搬送材
R1 巻出しロール
R2 巻取りロール
Z1 区間(第1区間)
Z2 区間(第2区間)
Z3 区間(第3区間)

Claims (11)

  1. 長尺の搬送材の搬送路上に配置されており前記搬送材に接触して前記搬送材のテンションを調整するダンサローラと、前記搬送材に対する加圧力を前記ダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ前記搬送材を搬送する搬送装置を制御する搬送制御装置であって、
    前記搬送材の加速度および速度を検出する加速度・速度検出部と、
    前記搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数を取得する取得部と、
    前記テンションの目標値、前記加速度比例係数および前記速度比例係数に基づいて、前記加速度・速度検出部において検出された前記加速度および前記速度に応じて、前記搬送材のテンションを推定するテンション推定部と、
    前記テンション推定部において推定された前記搬送材のテンションに応じて、前記テンションが前記目標値に近づくように前記サーボモータをフィードフォワード制御する制御部と、
    を備えている搬送制御装置。
  2. 前記加速度・速度検出部は、前記ダンサローラよりも前記搬送材の搬送方向における上流側の第1区間における前記搬送材の第1加速度および第1速度と、前記ダンサローラにおける第2区間における前記搬送材の第2加速度および第2速度と、前記ダンサローラよりも前記搬送材の搬送方向における下流側の第3区間における前記搬送材の第3加速度および第3速度と、を取得する、
    請求項1に記載の搬送制御装置。
  3. 前記取得部は、前記第1区間、前記第2区間、前記第3区間におけるそれぞれの加速度比例係数および速度比例係数を取得する、
    請求項2に記載の搬送制御装置。
  4. 前記テンション推定部は、前記第1区間から前記第3区間のそれぞれにおける前記加速度、前記速度、前記加速度比例係数および前記速度比例係数に基づいて、前記第1区間から前記第3区間ごとに前記搬送材のテンションの変動を推定する、
    請求項3に記載の搬送制御装置。
  5. 前記テンション推定部において推定された前記第1区間から前記第3区間ごとの前記搬送材のテンションの変動に基づいて、前記第1から前記第3区間における総合的な前記搬送材のテンション変動を推定する総合変動推定部を、さらに備えている、
    請求項4に記載の搬送制御装置。
  6. 前記加速度比例係数には、前記搬送装置に含まれる各ローラのイナーシャ係数、前記搬送材自体のイナーシャ係数の少なくとも1つが含まれる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の搬送制御装置。
  7. 前記速度比例係数には、前記搬送装置に含まれる各ローラの粘性摩擦係数が含まれる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の搬送制御装置。
  8. 前記取得部は、ユーザによって入力された前記テンションの目標値、前記加速度比例係数および前記速度比例係数を取得する、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の搬送制御装置。
  9. 前記搬送装置は、前記搬送材を所定の方向へ搬送する駆動源を備えており、
    前記制御部は、前記搬送材を間欠搬送するように、前記搬送装置の前記駆動源および前記ダンサローラを制御する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の搬送制御装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の搬送制御装置と、
    長尺の搬送材の搬送路上に配置されており前記搬送材に接触して前記搬送材のテンションを調整するダンサローラと、前記搬送材に対する加圧力を前記ダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ前記搬送材を搬送する搬送装置と、
    を備えた搬送システム。
  11. 長尺の搬送材の搬送路上に配置されており前記搬送材に接触して前記搬送材のテンションを調整するダンサローラと、前記搬送材に対する加圧力を前記ダンサローラに付与するサーボモータと、を備え、加速度を変化させる期間を含みつつ所定の方向へ前記搬送材を搬送する搬送装置を制御する搬送制御プログラムであって、
    前記搬送材の加速度および速度を検出する加速度・速度検出ステップと、
    前記搬送材のテンションの目標値、加速度比例係数および速度比例係数を取得する取得ステップと、
    前記テンションの目標値、前記加速度比例係数および前記速度比例係数に基づいて、前記加速度・速度検出ステップにおいて検出された前記加速度および前記速度に応じて、前記搬送材のテンションを推定するテンション推定ステップと、
    前記テンションが前記目標値に近づくように前記サーボモータをフィードフォワード制御するテンション制御ステップと、
    を備えた搬送制御方法をコンピュータに実行させる搬送制御プログラム。
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