JP2021141533A - 姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム - Google Patents
姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021141533A JP2021141533A JP2020039923A JP2020039923A JP2021141533A JP 2021141533 A JP2021141533 A JP 2021141533A JP 2020039923 A JP2020039923 A JP 2020039923A JP 2020039923 A JP2020039923 A JP 2020039923A JP 2021141533 A JP2021141533 A JP 2021141533A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- posture
- target
- captured
- target image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/30—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
- G06T7/33—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods
- G06T7/344—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods involving models
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/695—Control of camera direction for changing a field of view, e.g. pan, tilt or based on tracking of objects
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/30—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration
- G06T7/33—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods
- G06T7/337—Determination of transform parameters for the alignment of images, i.e. image registration using feature-based methods involving reference images or patches
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/70—Determining position or orientation of objects or cameras
- G06T7/73—Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods
- G06T7/75—Determining position or orientation of objects or cameras using feature-based methods involving models
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/60—Control of cameras or camera modules
- H04N23/63—Control of cameras or camera modules by using electronic viewfinders
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N23/00—Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
- H04N23/80—Camera processing pipelines; Components thereof
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/20—Special algorithmic details
- G06T2207/20016—Hierarchical, coarse-to-fine, multiscale or multiresolution image processing; Pyramid transform
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/30—Subject of image; Context of image processing
- G06T2207/30204—Marker
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/30—Subject of image; Context of image processing
- G06T2207/30244—Camera pose
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Image Processing (AREA)
Abstract
【課題】撮像装置の高精度な姿勢調整を可能にする。【解決手段】撮像装置の姿勢調整のための画像を生成する画像処理装置において、撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を用いて姿勢が調整された後の撮像装置(101)によって撮影された撮影画像を取得し、第一の目標画像と取得された撮影画像に基づいて、撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定し、決定された補正量を用いて撮影画像を補正し、補正された後の撮影画像を、撮像装置の姿勢をさらに調整するための第二の目標画像として記憶する。【選択図】 図1
Description
本発明は、撮像装置の姿勢調整を行うための姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、プログラムに関する。
目標画像と撮影画像とを重ね合わせて表示することで撮像装置(以下、カメラともいう)の姿勢を調整する技術がある。例えば、監視用固定カメラの経時的姿勢変化を、過去の撮影画像と現在の撮影画像を重ね合わせることで検出および補正する方法が知られている。非特許文献1には、撮影像からランドマーク(特定対象物)を抽出し、画像上の位置を算出し、あらかじめコンピュータグラフィックスによって計算されたランドマークの位置座標を基にカメラの位置・姿勢を同定する技術が開示されている。また、特許文献1では、多視点から被写体を撮像するための複数の撮像装置の位置・姿勢を決定し、それらの情報をユーザ(設置者)に提供することで、ユーザ等による撮像装置の設置作業を支援する技術が開示されている。
河村貴弘,舘村純一,坂内正夫,"実映像中のランドマーク情報を利用した拡張現実感の一生成手法",第52回全国大会講演論文集,情報処理学会,1996年3月6日,p.177-178
コンピュータグラフィックスを用いて、撮像装置の位置姿勢情報の生成を行う場合、以下のような課題が生じる。つまり、カメラはレンズ個々に固有の光学特性(光学収差)を有するため、近軸光学計算をベースとする無収差のコンピュータグラフィックス画像(CG画像)は実際の撮影画像と異なる。例えば歪曲収差では、画面上の端部ほど無収差の場合の結像位置からずれる。このため、画像中央でCG画像と撮影画像が一致していても、画面端部ではCG画像と撮影画像がずれ、画面全体でCG画像と撮影画像が一致することはない。そのためカメラ姿勢調整では、作業者の主観に基づく姿勢調整が行われることになり、カメラ姿勢調整精度の低下、作業者によるばらつき、姿勢調整の再現性の低下などが生じる。
本発明は、撮像装置の高精度な姿勢調整を可能にする技術を提供する。
本発明の一態様による画像処理装置は以下の構成を有する。すなわち、
撮像装置の姿勢調整のための画像を生成する画像処理装置であって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を用いて姿勢が調整された後の前記撮像装置によって撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記第一の目標画像と前記取得手段により取得された前記撮影画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定手段と、
前記補正量を用いて、前記撮影画像を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された後の前記撮影画像を、前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための第二の目標画像として記憶する記憶手段と、を有する。
撮像装置の姿勢調整のための画像を生成する画像処理装置であって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を用いて姿勢が調整された後の前記撮像装置によって撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記第一の目標画像と前記取得手段により取得された前記撮影画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定手段と、
前記補正量を用いて、前記撮影画像を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された後の前記撮影画像を、前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための第二の目標画像として記憶する記憶手段と、を有する。
本発明によれば、撮像装置の高精度な姿勢調整が可能になる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、第一実施形態による撮像装置の姿勢調整を実現する姿勢調整システムの構成例を示す図である。カメラ101は、本実施形態による姿勢調整の対象となる撮像装置であり、所定の領域を撮影するようにカメラの姿勢が調整される。本実施形態によれば、第一のカメラ姿勢調整と第二のカメラ姿勢調整の2回の姿勢調整が行われる。それぞれの姿勢調整の詳細については後述する。102は外部装置からの映像入力が可能なパーソナルコンピュータ(以下、PC102)である。例えば、PC102として、カメラからの出力映像をHDMI(登録商標)端子またはUSB端子から入力し、ディスプレイに表示することが可能なラップトップコンピュータを用いることができる。PC102は、カメラ姿勢調整のための目標画像と、姿勢調整中のカメラ101からのリアルタイム実写画像(撮影画像)とを重ね合わせてディスプレイに表示する。ユーザは、ディスプレイに重ね合わせて表示された2つの画像を見ながら、それら2つの画像が一致するようにカメラ101の姿勢調整を行う。
PC102は、目標とする姿勢に調整された前記撮像装置が撮影する領域に対応する目標画像(第一の目標画像)とカメラ101からのリアルタイムの撮影画像とをディスプレイに重ね合わせて表示する。第一の目標画像は、例えば、コンピュータグラフィックス(以下、CG)により生成されたコンピュータグラフィックス画像(以下、CG画像)である。ユーザは、第一の目標画像と撮影画像の重ね合わせ表示を用いてカメラ姿勢調整を行う(第一のカメラ姿勢調整)。画像処理装置103は、第一のカメラ姿勢調整が完了した後のカメラ101から得られる撮影画像をもとに第二のカメラ姿勢調整のための目標画像(第二の目標画像)を生成する。生成された第二の目標画像は、イメージサーバ108に転送される。PC102は、第二の目標画像をイメージサーバ108から取得し、カメラ101から得られるリアルタイムの撮影画像と第二の目標画像を重ね合わせて表示する。ユーザは、第二の目標画像と撮影画像の重ね合わせ表示を用いてカメラ姿勢調整を行う(第二のカメラ姿勢調整)。
画像処理装置103において、画像取得部104は、画像処理装置103に接続されたカメラ101からの撮影画像を取得する。本実施形態では、画像取得部104は、第一のカメラ姿勢調整の後の撮影画像を取得する。補正量決定部105は、目標とするカメラ姿勢と第一のカメラ姿勢調整の後の撮影画像に基づいて、撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する。例えば、補正量決定部105は、画像取得部104で取得した第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像と、目標とするカメラ姿勢との差異を算出し、これを補正量として決定する。この補正量は、第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像に対する補正量として画像補正部106により用いられる。画像補正部106は、補正量決定部105が決定した補正量をもとに、画像取得部104が取得した撮影画像を補正し、第二のカメラ姿勢調整で用いられる第二の目標画像を生成する。画像記録部107は、画像補正部106が生成した第二の目標画像を、イメージサーバ108に転送するために一時的に記録する。イメージサーバ108に転送された第二の目標画像は、第二のカメラ姿勢調整のためにPC102に送信される。
次に、画像処理装置103のハードウェア構成について、図10を用いて説明する。図10は、画像処理装置103のハードウェア構成例を示すブロック図である。なお、PC102のハードウェア構成も、以下で説明する画像処理装置103の構成と同様である。すなわち、画像処理装置103もPC102も、以下に説明するハードウェア構成を備えた情報処理装置により実現され得る。画像処理装置103は、CPU151、ROM152、RAM153、補助記憶装置154、表示部155、操作部156、通信I/F157、及びバス158を有する。
CPU151は、ROM152やRAM153に格納されているコンピュータプログラムやデータを用いて画像処理装置103の全体を制御することで、図1に示す画像処理装置103の各機能を実現する。なお、画像処理装置103がCPU151とは異なる1又は複数の専用のハードウェアを有し、CPU151による処理の少なくとも一部を専用のハードウェアが実行してもよい。専用のハードウェアの例としては、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)、およびDSP(デジタルシグナルプロセッサ)などがある。ROM152は、変更を必要としないプログラムなどを格納する。RAM153は、補助記憶装置154から供給されるプログラムやデータ、及び通信I/F157を介して外部から供給されるデータなどを一時記憶する。補助記憶装置154は、例えばハードディスクドライブ等で構成され、画像データや音声データなどの種々のデータを記憶する。
表示部155は、例えば液晶ディスプレイやLED等で構成され、ユーザが画像処理装置103を操作するためのGUI(Graphical User Interface)などを表示する。操作部156は、例えばキーボードやマウス、ジョイスティック、タッチパネル等で構成され、ユーザによる操作を受けて各種の指示をCPU151に入力する。CPU151は、表示部155を制御する表示制御部、及び操作部156を制御する操作制御部として動作する。
通信I/F157は、画像処理装置103の外部の装置(例えばカメラ101、イメージサーバ108)との通信に用いられる。例えば、画像処理装置103が外部の装置と有線で接続される場合には、通信用のケーブルが通信I/F157に接続される。画像処理装置103が外部の装置と無線通信する機能を有する場合には、通信I/F157はアンテナを備える。バス158は、画像処理装置103の各部をつないで情報を伝達する。
本実施形態では表示部155と操作部156が画像処理装置103の内部に存在するものとするが、表示部155と操作部156との少なくとも一方が画像処理装置103の外部に別の装置として存在していてもよい。なお、本実施形態では、PC102が有する表示部155に目標画像と撮影画像を重ね合わせて表示することでカメラ101の姿勢調整が行われる。本実施形態では、PC102が有する表示部155をディスプレイと記載する。
なお、第一実施形態では、イメージサーバ108を介してPC102に第二の目標画像を届ける構成を採用したが、これに限られるものではない。例えば、PC102と画像処理装置103が通信可能に接続し、画像処理装置103からPC102に第二の目標画像を直接転送するようにしてもよい。また、例えば、PC102と画像処理装置103のそれぞれが電子メールなど通信機能を有する場合に、画像処理装置103からPC102へ第二の目標画像を直接に送信するようにしてもよい。PC102と画像処理装置103が直接に通信できる場合、イメージサーバ108は省略可能である。また、図1では、PC102、画像処理装置103、イメージサーバ108をそれぞれ別体の情報処理装置により実現したが、これらのうちの少なくとも2つが1つの情報処理装置により実現されてもよい。たとえば、PC102が画像処理装置103の上述した機能を実行するようにして、PC102と画像処理装置103が一体化されても良い。
図2は第一実施形態による姿勢調整システムの動作を説明するフローチャートである。以下、図2のフローチャートに沿って第一実施形態によるカメラの姿勢調整方法について説明する。なお、カメラ姿勢調整の開始において、カメラ姿勢調整の作業者であるユーザは、カメラ101と画像処理装置103、カメラ101とPC102を図1のように接続する。例えば、カメラ101と画像処理装置103の間は、BNC同軸ケーブルによってR・G・Bカラー信号を独立に接続され得る。また、例えば、カメラ101とPC102の間は、HDMケーブルによって接続され得る。カメラ101の撮影画像はHDMI(登録商標)ケーブルを介してPC102に送信され、ディスプレイに表示される。
カメラ姿勢調整が開始すると、まずステップS201において、PC102は、第一のカメラ姿勢調整のための第一の目標画像を取得し、ディスプレイに表示する。第一の目標画像は、目標とする姿勢に調整されたカメラ101が撮影する領域に対応する画像である。第一の目標画像の取得、表示は、例えば、PC102への所定のユーザ操作(姿勢調整の開始を示す操作)に応じて実行される。第一の目標画像の生成方法について説明する。本実施形態では、PC102が、以下に説明するように、第一の目標画像をあらかじめ生成しておくものとする。但し、これに限られるものではなく、予め生成された第一の目標画像をイメージサーバ108に保持しておき、PC102がイメージサーバ108から第一の目標画像を取得するようにしてもよい。
本実施形態ではカメラ101は、図3(a)で示すような、スポーツスタジアムのフィールドの一部を撮影するものと仮定する。フィールドの周囲には、カメラ姿勢調整のための指標として複数のカメラ姿勢調整用マーカ301が配置されている。本実施形態では、第一のカメラ姿勢調整のための第一の目標画像は、図3(a)で示すスタジアムのフィールドの一部をCGによって作成したCG画像とする。
PC102は、姿勢調整の対象であるカメラ101の撮影領域における構造物の三次元モデルと、カメラ101の目標とする位置・姿勢に基づいてCG画像を生成する。より具体的には、例えば、事前にスタジアム内を3Dスキャンすることにより、スタジアムの三次元モデルを作成しておく。次に、PC102は、スタジアム三次元モデルのフィールド周辺にカメラ姿勢調整用のマーカの三次元モデルを配置し、図3(a)で示すカメラ姿勢調整用のマーカ301とフィールド300を三次元CGモデルで再現する。PC102は、マーカ301を配したフィールド300の三次元CGモデルを作成すると、あらかじめ決めておいた位置、視線方向、焦点距離(ズーム倍率)でカメラ101による撮影画像をシミュレーションした二次元CG画像を生成する。PC102は、こうして生成された二次元CG画像を第一の目標画像として用いる。なお、第一の目標画像は、例えば、PC102以外の装置により生成されてイメージサーバ108に保存され、必要に応じてPC102および画像処理装置103に提供されるようにしてもよい。
図3(b)は、第一のカメラ姿勢調整において目標として用いられる第一の目標画像400の一例を示している。図3(b)における第一の目標画像400では、カメラの姿勢調整をし易くするために、フィールド境界402とカメラ姿勢調整用のマーカ401が描画されており、その他の描画は省略されている。ユーザ操作に応じて、PC102は以上のように作成された第一の目標画像400をディスプレイに表示する。なお、第一のカメラ姿勢調整を撮影画像から検出される構造物のエッジなどで行う構成の場合には、姿勢調整用のマーカは省略され得る。
ステップS202において、PC102は、HDMI(登録商標)ケーブルで接続されたカメラ101からの撮影画像を第一の目標画像400に重ね合わせてディスプレイに表示する。図4(a)は、PC102が、第一の目標画像400とカメラ101の撮影画像とを重ね合わせてディスプレイ上に表示した例を示す図である。図4(a)中の点線はカメラ姿勢調整のための第一の目標画像400の描画像、実線はカメラ101から取得されるリアルタイムの撮影画像を表す。カメラ姿勢調整の作業を行うユーザは、第一の目標画像400(点線)とカメラ101からのリアルタイム撮影像(実線)が一致するようにカメラの姿勢調整を行う。
ここで、カメラ101のレンズが図4(b)で示すような歪曲収差を有するとする。歪曲収差により、無収差光学系による矩形被写体の撮影像601が、撮影増602のように歪む。特に図4(b)のように中心部が収縮するような歪みは、糸巻型歪曲収差として知られている。このような光学収差はレンズ設計仕様として既知の収差分にレンズ組立公差等に伴うレンズ個々で異なる収差分が加味されるため、光学収差はレンズ個々に異なる固有の特性を有するものとなる。このため、コンピュータグラフィックスにより事前に光学収差を反映した第一の目標画像400を作成しておくことは現実的ではない。
そこで、第一のカメラ姿勢調整においては、カメラ姿勢調整作業者の判断に任せ、それぞれの画像が略一致するよう粗調整を行えばよいとすることで、カメラ姿勢調整の作業効率が向上する。例えば、図4(a)において、画像周辺のカメラ姿勢調整用のマーカ502やマーカ503においてCG画像と実写画像が一致しなくても、画像中央のマーカ501においてCG画像と実写画像がほぼ一致すれば、第一のカメラ姿勢調整が完了したと判断する。
ステップS203〜S206は、画像処理装置103により行われる処理である。ステップS203において、画像取得部104は、カメラ101についてCG画像に基づく第一の目標画像を用いた第一のカメラ姿勢調整(カメラ姿勢の粗調整)が終了した後に、カメラ101がフィールド内を撮影して得られた撮影画像を取得する。すなわち、画像取得部104は、第一のカメラ姿勢調整後のカメラ101による撮影画像を取得する。カメラ101からは常時、リアルタイムで画像処理装置103に映像信号が送られている。画像取得部104は、画像処理装置103への所定のトリガによって第一の目標画像を用いた粗調整が完了したと判定し、リアルタイムに送られてくる画像の1コマを静止画像として取り込む。
なお、第一のカメラ姿勢調整が終了したことをPC102が自動的に判定してトリガを画像処理装置103に通知してもよいし、所定のユーザ操作に応じてPC102がトリガを画像処理装置103に通知してもよい。粗調整の完了の自動判定には種々の方法を用いることができる。例えば、PC102は、第一の目標画像の中央部から抽出したマーカの位置と撮影画像の中央部から抽出したマーカの位置との一致度が閾値を越えた場合に粗調整が完了したと判定する。図5(a)は画像取得部104が取得した1コマの静止画像の例を表する。画像取得部104によって取得された静止画像(撮影画像)には歪曲収差による歪が含まれている。
次に、ステップS204において、補正量決定部105は、カメラ101の現在の姿勢と、目標としている姿勢との差(姿勢誤差)を補正するための補正量を決定する。すなわち、補正量決定部105は、画像取得部104により取得された撮影画像と、目標とするカメラ姿勢との差分解析により姿勢誤差を算出し、姿勢誤差を補正するためのカメラ姿勢の補正量を第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像の画像補正量として算出する。
目標とするカメラ姿勢との差分解析は、何を目標とするか、許容誤差をどのように定義するかになどユーザによって異なり、定義付けに応じて解析手法が決まる。例えば、第一の目標画像(CG画像)と撮影画像の周辺部分よりも中央部分を優先して誤差を解消するように撮影画像を補正するようにしてもよい。すなわち、第一の目標画像と撮影画像の画像中央部を一致させ、画像周辺の誤差を許容するようにしてもよい。また、例えば、第一の目標画像(CG画像)と撮影画像の全体における誤差が小さくなるように(例えば、最小となるように)撮影画像を補正してもよい。より具体的には、第一の目標画像と撮影画像のそれぞれにおけるマーカの位置の平均二乗誤差を計算し画像全体に誤差が小さくなるよう誤差分配するようにしてもよい。また、目標とする画像は第一の目標画像と同一でなくてもよい。例えば、第一の目標画像中のマーカのみ、構造物のエッジのみなどであってもよい。このように、補正量決定部105は、利用ケースに応じた解析を行い、それぞれの補正アルゴリズムを用いて画像補正量を算出、決定する。
ステップS205において、画像補正部106は、補正量決定部105により決定された補正量に基づいて、画像取得部104が取得した撮影画像を補正し、第二のカメラ姿勢調整のための第二の目標画像を生成する。図5(b)は、補正量決定部105によって得られた補正量に基づいて、第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像に対して画像補正部106が補正加工を行って得られた第二の目標画像801の例を示す図である。第二の目標画像801は、撮影画像に対して平行移動、すなわちカメラ姿勢のパンに対応した水平移動と、カメラ姿勢のチルトに対応した垂直移動を行って得られた結果である。なお、撮影画像委の補正はカメラ姿勢のパンやチルトのような平行移動に限られるものではない。例えば、カメラ姿勢のローテーション対応した撮影画像の回転、カメラ姿勢のズーム(焦点距離調整)に対応した撮影画像の変倍(拡大・縮小処理)が行われてもよい。画像補正部106により得られた第二の目標画像801は、画像記録部107に一時的に記録される。
ステップS206において、画像処理装置103は、画像記録部107に記録された第二の目標画像801をイメージサーバ108に送信する。イメージサーバ108はネットワークにより画像処理装置103およびPC102と接続されており、相互にイメージの授受が可能である。なお、ネットワークは有線、無線を問わない。
ステップS207において、PC102は、カメラ姿勢調整を行うユーザの所定の操作に応じてイメージサーバ108から第二の目標画像801をダウンロードし、ディスプレイに表示する。このとき、PC102は、第一のカメラ姿勢調整のときと同様に、カメラ101からのリアルタイムな撮影画像と第二の目標画像801とをディスプレイ上で重ね合わせ表示する。カメラ姿勢調整を行うユーザは、リアルタイムな撮影画像と第二の目標画像801の双方が一致するようカメラ姿勢調整を行う。
図6(a)は第二のカメラ姿勢調整を表す図であり、第二の目標画像801を点線で、カメラ101のリアルタイムな撮影画像を実線で示している。第二の目標画像801はカメラ101の撮影画像を元に生成された目標画像である。従って、図6(b)で示されるように、第二のカメラ姿勢調整を行った後の重ね合わせ画像では、光学収差(歪曲収差)を含めて撮影画像と目標画像とが完全に一致したものとすることができる。結果、姿勢調整の精度の低下、姿勢調整を行うユーザによるばらつきの発生、姿勢調整の再現性の低下などが防止される。
<第二実施形態>
第一実施形態では1台のカメラについての姿勢調整を行う実施形態を示したが、第二実施形態では複数台のカメラについて姿勢調整を行う構成を説明する。
第一実施形態では1台のカメラについての姿勢調整を行う実施形態を示したが、第二実施形態では複数台のカメラについて姿勢調整を行う構成を説明する。
図7は、複数台のカメラの配置例を示す図である。図7では、複数台(16台)のカメラ101−1〜16がフィールドを取り囲むようにスタジアムの外周に沿って配置された状態が示されている。複数台のカメラのそれぞれは、互いにネットワーク接続されており、画像処理装置103にそれぞれの撮影画像を転送することが可能である。図8は第二実施形態による姿勢調整システムの構成例を示す図である。図7に示されるように16台のカメラが配置されている場合、図8においてn=16となる。第二実施形態においても第一のカメラ姿勢調整と第二のカメラ姿勢調整が行われる。第一実施形態と同様に、カメラの姿勢調整の開始に先立って、カメラ101−1〜nのそれぞれに対応した、第一のカメラ姿勢調整のためのn枚の第一の目標画像が作成され、PC102に保存される。
第一のカメラ姿勢調整では、PC102は、PC102に保存されているn枚の第一の目標画像の中から、姿勢調整を行う対象となっているカメラに対応する第一の目標画像を選択し、ディスプレイに表示する。図8では、複数台のカメラ101−1〜101−nのうちカメラ101−2(カメラ(#2))の姿勢調整を行う場合を表している。すなわち、PC102はカメラ101−2に接続し、カメラ101−2に対応する第一の目標画像とカメラ101−2からのリアルタイムな撮影画像をディスプレイ上で重ね合わせて表示する。ユーザは、この重ね合わせ表示に基づいて、カメラ101−2について第一のカメラ姿勢調整を行う。
カメラ101−2に対する第一のカメラ姿勢調整が終了すると、カメラ101−2は第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像を得る。第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像は、ネットワークを介して画像処理装置103へと転送される。画像処理装置103へ転送されたカメラ101−2の撮影画像は、画像取得部104により取り込まれ、第一実施形態(図2のS202〜S206)と同様に処理される。すなわち、補正量決定部105が、目標とするカメラ姿勢との差分を解析して画像補正量を決定し、画像補正部106が取得された撮影画像と画像補正量に従って第二の目標画像を生成し、画像記録部107が第二の目標画像を記録する。
ここで、第二の実施形態においては、n(=16)台のカメラのうちのどのカメラで撮影された画像であるか、第二の目標画像がどのカメラに対応するものであるかを識別できるように、画像ファイル名にカメラ番号(識別情報)が含まれている。画像記録部107に記録された第二の目標画像801はイメージサーバ108に送信される。カメラの姿勢調整を行うユーザによる所定の操作に応じて、PC102は、例えば、カメラ101−2に対応する第二の目標画像801をイメージサーバ108から転送させる(ダウンロード)。PC102は、第二の目標画像801と、これに対応するカメラ(本例ではカメラ101−2)からのリアルタイムな撮影画像とを重ね合わせてディスプレイに表示する。この表示画像により、ユーザはカメラ101−2について第二のカメラ姿勢調整を行う。
なお、第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像を撮影したカメラを識別する識別情報を画像ファイル(またはファイル名)に付与することが可能であれば、第二の目標画像の生成完了を待たずに、次のカメラに対する第一のカメラ姿勢調整を開始できる。この場合、n台(本例では16台)のカメラに対して順次に第一のカメラ姿勢調整を実施し、画像処理装置103がカメラの識別情報を含む画像ファイル名で第二の目標画像をまとめて生成するようにしてもよい。PC102では複数台のカメラについて順次に第一のカメラ姿勢調整を行った後、それら複数台のカメラについて順次に第二のカメラ姿勢調整を行うことが可能となる。
<第三実施形態>
第一実施形態および第二実施形態では1台のPC102を用いた姿勢調整システムを示した。第三実施形態では、複数台のPCを用いた構成を説明する。図9は、第三実施形態による姿勢調整システムの構成例を示す図である。図9の例では、複数台(2台)のPC102を用いて、複数台(n台)のカメラの姿勢調整を行う構成が示されている。なお、PC102の台数は2台に限られるものではなく、3台以上であってもよい。
第一実施形態および第二実施形態では1台のPC102を用いた姿勢調整システムを示した。第三実施形態では、複数台のPCを用いた構成を説明する。図9は、第三実施形態による姿勢調整システムの構成例を示す図である。図9の例では、複数台(2台)のPC102を用いて、複数台(n台)のカメラの姿勢調整を行う構成が示されている。なお、PC102の台数は2台に限られるものではなく、3台以上であってもよい。
図9に示した構成の場合、PC102−1とPC102−2を別々のユーザが用いてカメラの姿勢調整を行うことで、複数のカメラの姿勢調整を実質的に並列に行うことが可能になる。或いは、一方のPCを第一の姿勢調整に用い、他方のPCを第二の姿勢調整に用いるようにしてもよい。この場合、例えば、PC102−1は、あらかじめ複数のカメラのそれぞれについて作成しておいた複数の第一の目標画像(CG画像)を記録し、順次、第一のカメラ姿勢調整を行う。第一のカメラ姿勢調整が完了したカメラからは、第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像が画像処理装置103に送信される。画像処理装置103は、第一のカメラ姿勢調整が完了したカメラからの撮影画像を用いて第二の目標画像を作成し、イメージサーバ108に保存する。一方、PC102−2は、PC102−1で第一のカメラ姿勢調整が完了したカメラについて、イメージサーバ108から第二の目標画像をダウンロードし、第二のカメラ姿勢調整を実施する。
以上説明したように、上記各実施形態によれば、PC102−1(102−2)は、カメラ姿勢調整の指標となる目標画像と調整対象のカメラからの撮影画像とを重ね合わせて表示することでカメラ姿勢調整を支援する。ここで、所定の第一の目標画像を用いて第一のカメラ姿勢調整が行われ、第一のカメラ姿勢調整後の撮影画像を元に第二の目標画像を生成することで、カメラレンズ個々に固有な光学収差を取り入れた目標画像が生成される。その結果、第二の目標画像と撮影画像との重ね合わせによるカメラ姿勢調整において、撮影画像全域で目標画像と撮影画像を一致させる調整が可能となる。そのため、カメラ姿勢調整を行うユーザの主観に関わらず、安定した、高精度なカメラ姿勢調整を行うことが可能となる。こうして、撮像光学特性に起因する目標画像と撮影画像とのずれに伴うカメラ姿勢調整の精度の劣化が改善される。
カメラにはレンズ個々に固有の光学特性(光学収差)を有するため、コンピュータシミュレーションによる撮影像と(CG画像)と実際のカメラ撮影画像は異なる。
そのため、CG画像を目標画像とし撮影画像を重ね合わせるようカメラ姿勢調整をおこなってもカメラ撮影画像がCG画像と一致することはなくカメラ姿勢調整の精度が低く、かつ、ばらつきがある。
そのため、CG画像を目標画像とし撮影画像を重ね合わせるようカメラ姿勢調整をおこなってもカメラ撮影画像がCG画像と一致することはなくカメラ姿勢調整の精度が低く、かつ、ばらつきがある。
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:カメラ、102:PC、103:画像処理装置、104:画像取得部、105:補正量決定部、106:画像補正部、107:画像記録部、109:イメージサーバ
Claims (21)
- 撮像装置の姿勢調整のための画像を生成する画像処理装置であって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を用いて姿勢が調整された後の前記撮像装置によって撮影された撮影画像を取得する取得手段と、
前記第一の目標画像と前記取得手段により取得された前記撮影画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定手段と、
前記補正量を用いて、前記撮影画像を補正する補正手段と、
前記補正手段によって補正された後の前記撮影画像を、前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための第二の目標画像として記憶する記憶手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正量は、前記撮影画像の平行移動、回転または変倍の量を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記第一の目標画像に含まれているマーカの画像、または、前記第一の目標画像に含まれている構造物に基づいて、前記第一の目標画像と前記撮影画像との差を補正するための補正量を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
- 前記第一の目標画像は、撮影領域の構造物の三次元モデルと前記撮像装置の目標の位置・姿勢に基づいて生成されたコンピュータグラフィックス画像である、ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記第一の目標画像と前記撮影画像の周辺部分よりも中央部分が優先して一致するように前記補正量を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
- 前記決定手段は、前記第一の目標画像と前記撮影画像との全体の誤差が小さくなるように誤差分配するための前記補正量を決定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像処理装置。
- 前記第一の目標画像と前記撮像装置からリアルタイムに得られる撮影画像とを重ね合わせて表示する第一の表示と、前記第二の目標画像と前記撮像装置からリアルタイムに得られる撮影画像とを重ね合わせて表示する第二の表示とを行う表示手段をさらに有することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記取得手段が取得する前記撮影画像には前記撮像装置を識別する識別情報が付与されており、
前記第二の目標画像には前記識別情報が付与されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 撮像装置の姿勢調整のための画像を生成する画像処理方法であって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を用いて姿勢が調整された後の前記撮像装置によって撮影された撮影画像を取得する取得工程と、
前記第一の目標画像と前記取得工程により取得された前記撮影画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定工程と、
前記補正量を用いて、前記撮影画像を補正する補正工程と、
前記補正工程によって補正された後の前記撮影画像を、前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための第二の目標画像として記憶する記憶工程と、を有することを特徴とする画像処理方法。 - 撮像装置の姿勢を調整する姿勢調整システムであって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を取得する取得手段と、
前記第一の目標画像を用いて撮像装置の姿勢調整を行うための画像を表示する第一表示手段と、
前記第一表示手段により表示される画像を用いて姿勢調整を行った後に前記撮像装置により撮影された撮影画像と前記第一の目標画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定手段と、
前記撮影画像を前記補正量に基づいて補正することにより第二の目標画像を生成する第一生成手段と、
前記第二の目標画像を用いて、前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための画像を表示する第二表示手段と、を有することを特徴とする姿勢調整システム。 - 前記第一表示手段は、前記第一の目標画像と前記撮像装置からのリアルタイムの撮影画像との重ね合わせ画像を表示することを特徴とする請求項10に記載の姿勢調整システム。
- 前記撮像装置の目標とする姿勢に対応するコンピュータグラフィックス画像を前記三次元モデルに基づいて生成することにより、前記第一の目標画像を生成する第二生成手段をさらに有することを特徴とする請求項10または11に記載の姿勢調整システム。
- 前記決定手段は、前記第一の目標画像と前記撮影画像との差に基づいて前記補正量を決定することを特徴とする請求項10乃至12のいずれか1項に記載の姿勢調整システム。
- 前記補正は、前記撮影画像の平行移動、回転または変倍を含むことを特徴とする請求項13に記載の姿勢調整システム。
- 前記決定手段は、前記第一の目標画像と前記撮影画像の周辺部分よりも中央部分を優先して差を解消するように前記撮影画像を補正するための補正量を決定することを特徴とする請求項13または14に記載の姿勢調整システム。
- 前記第一生成手段は、前記第一の目標画像と前記撮影画像との全体の差が小さくなるように前記撮影画像を補正するための補正量を決定することを特徴とする請求項13または14に記載の姿勢調整システム。
- 前記第二表示手段は、前記第二の目標画像と前記撮像装置からのリアルタイムの撮影画像との重ね合わせ画像を表示することを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1項に記載の姿勢調整システム。
- 前記第一表示手段は、前記撮像装置を含む複数の撮像装置に対応して前記三次元モデルに基づいて生成された複数の第一の目標画像から、前記撮像装置に対応する前記第一の目標画像を用いて撮像装置の姿勢調整を行うための画像を表示し、
前記第一生成手段は、前記撮影画像を前記補正量に基づいて補正することにより生成した前記第二の目標画像に、前記撮像装置を前記複数の撮像装置から識別する識別情報を付与することを特徴とする請求項10乃至17のいずれか1項に記載の姿勢調整システム。 - 撮像装置の姿勢を調整する姿勢調整方法であって、
撮影領域の構造物の三次元モデルに基づいて生成された第一の目標画像を取得する取得工程と、
前記第一の目標画像を用いて撮像装置の姿勢調整を行うための画像を表示する第一表示工程と、
前記第一表示工程により表示される画像を用いて姿勢調整を行った後に前記撮像装置により撮影された撮影画像と前記第一の目標画像に基づいて、前記撮像装置の姿勢と目標の姿勢との差を補正するための補正量を決定する決定工程と、
前記撮影画像を前記補正量に基づいて補正することにより第二の目標画像を生成する第一生成工程と、
前記第二の目標画像を用いて前記撮像装置の姿勢をさらに調整するための画像を表示する第二表示工程と、を有することを特徴とする姿勢調整方法。 - 請求項1乃至8のいずれか1項に記載された画像処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
- 請求項10乃至18のいずれか1項に記載された姿勢調整システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020039923A JP2021141533A (ja) | 2020-03-09 | 2020-03-09 | 姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム |
EP21154674.2A EP3879492A1 (en) | 2020-03-09 | 2021-02-02 | Image processing apparatus and control method of the same, orientation adjustment system and program |
US17/168,326 US11647291B2 (en) | 2020-03-09 | 2021-02-05 | Image processing apparatus and control method of the same, orientation adjustment system and non-transitory computer-readable medium storing program |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020039923A JP2021141533A (ja) | 2020-03-09 | 2020-03-09 | 姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021141533A true JP2021141533A (ja) | 2021-09-16 |
Family
ID=74505032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020039923A Pending JP2021141533A (ja) | 2020-03-09 | 2020-03-09 | 姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US11647291B2 (ja) |
EP (1) | EP3879492A1 (ja) |
JP (1) | JP2021141533A (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5959976B2 (ja) * | 2012-07-27 | 2016-08-02 | キヤノン株式会社 | 画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理装置および撮像装置 |
JP2017187882A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | セイコーエプソン株式会社 | 画像処理に用いられるコンピュータープログラム |
US10402950B1 (en) * | 2016-11-15 | 2019-09-03 | Facebook Technologies, Llc | Optical measurement system |
JP7046567B2 (ja) | 2017-11-13 | 2022-04-04 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム |
-
2020
- 2020-03-09 JP JP2020039923A patent/JP2021141533A/ja active Pending
-
2021
- 2021-02-02 EP EP21154674.2A patent/EP3879492A1/en active Pending
- 2021-02-05 US US17/168,326 patent/US11647291B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3879492A1 (en) | 2021-09-15 |
US11647291B2 (en) | 2023-05-09 |
US20210281763A1 (en) | 2021-09-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6735592B2 (ja) | 画像処理装置及びその制御方法、画像処理システム | |
JP2013114505A (ja) | ステレオ画像生成装置、ステレオ画像生成方法及びステレオ画像生成用コンピュータプログラム | |
CN107018316B (zh) | 图像处理装置、图像处理方法以及存储介质 | |
JP5886242B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラム | |
US10692262B2 (en) | Apparatus and method for processing information of multiple cameras | |
US20230209180A1 (en) | Information processing apparatus, method, and non-transitory computer-readable storage medium | |
WO2012049941A1 (ja) | 動画像配信システム、及び動画像配信方法 | |
JP2013025649A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム | |
JP5183152B2 (ja) | 画像処理装置 | |
WO2019163558A1 (ja) | 画像処理装置および画像処理方法、並びにプログラム | |
KR101801100B1 (ko) | 몰입형 콘텐츠 제작 지원용 영상 제공 장치 및 방법 | |
JP2020194998A (ja) | 制御装置、投影システム、制御方法、プログラムおよび記憶媒体 | |
JP7474137B2 (ja) | 情報処理装置およびその制御方法 | |
US20100188424A1 (en) | Image outputting system, image outputting method, and image outputting program | |
US11166005B2 (en) | Three-dimensional information acquisition system using pitching practice, and method for calculating camera parameters | |
JP2021141533A (ja) | 姿勢調整システムおよび姿勢調整方法、画像処理装置およびその制御方法、ならびにプログラム | |
JP2006323139A (ja) | プロジェクタ・カメラサーバ、及び画像投影方法 | |
JP2018032991A (ja) | 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示用コンピュータプログラム | |
KR101326095B1 (ko) | 영상융합장치 및 그 방법 | |
JP5592834B2 (ja) | 光学投影制御装置、光学投影制御方法、及びプログラム | |
JP2012173858A (ja) | 全方位画像生成方法、画像生成装置およびプログラム | |
JP4135934B2 (ja) | 電子機器 | |
JP6700539B2 (ja) | 映像処理装置、映像処理方法、及び映像処理プログラム | |
JP2020182109A (ja) | 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム | |
KR20190137386A (ko) | 듀얼 카메라가 장착된 이동형 디바이스를 이용한 포커스 콘텍스트 영상 처리 장치 및 그 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20210103 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210113 |