JP2021141264A - 固体撮像素子および電子機器 - Google Patents

固体撮像素子および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021141264A
JP2021141264A JP2020039487A JP2020039487A JP2021141264A JP 2021141264 A JP2021141264 A JP 2021141264A JP 2020039487 A JP2020039487 A JP 2020039487A JP 2020039487 A JP2020039487 A JP 2020039487A JP 2021141264 A JP2021141264 A JP 2021141264A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
solid
state image
image sensor
plasmon resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020039487A
Other languages
English (en)
Inventor
淳 戸田
Atsushi Toda
淳 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Semiconductor Solutions Corp
Original Assignee
Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Semiconductor Solutions Corp filed Critical Sony Semiconductor Solutions Corp
Priority to JP2020039487A priority Critical patent/JP2021141264A/ja
Priority to PCT/JP2020/047960 priority patent/WO2021181818A1/ja
Publication of JP2021141264A publication Critical patent/JP2021141264A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/02Details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/12Generating the spectrum; Monochromators
    • G01J3/18Generating the spectrum; Monochromators using diffraction elements, e.g. grating
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • G01J3/30Measuring the intensity of spectral lines directly on the spectrum itself
    • G01J3/36Investigating two or more bands of a spectrum by separate detectors
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/118Anti-reflection coatings having sub-optical wavelength surface structures designed to provide an enhanced transmittance, e.g. moth-eye structures
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/10Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths
    • H04N23/12Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof for generating image signals from different wavelengths with one sensor only

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

【課題】固体撮像素子において、分光精度の高い分光スペクトルを得る。【解決手段】固体撮像素子は、半導体基板とフィルタとを備える。半導体基板には、フォトダイオードが形成される。フィルタは、半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれる。フィルタは、主光線の入射方向に従って、周期パターン配列を回転させたものである。フィルタとしては、例えば、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタや、局在型表面プラズモン共鳴フィルタが用いられる。【選択図】図1

Description

本技術は、固体撮像素子に関する。詳しくは、周期パターン配列を有するフィルタを備える固体撮像素子および電子機器に関する。
従来、マルチ分光を検知することができる固体撮像素子として、例えば、表面プラズモン共鳴フィルタなどのフィルタを用いて、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行う技術が知られている。例えば、所定の周期間隔で凹凸構造を持つ導体金属の構造体であるプラズモン共鳴体により構成されるフィルタを備えた撮像素子が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2012−059865号公報
上述の従来技術では、周期パターン配列を有するフィルタを備えることにより、複数の分光を行うことができる。しかしながら、上述の従来技術では、像面に主光線が入射する場合、入射方向によって分光形状が変化するため、マルチ分光の波長精度が劣化するおそれがある。この場合、像高だけでなく、その像面位置によって分光特性が変化するため、マルチ分光としては信号処理後の半値幅が増加し、または、ピーク波長のシフトが起こることにより、マルチ分光としての精度劣化を引き起こすおそれがある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、固体撮像素子において、分光精度の高い分光スペクトルを得ることを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、フォトダイオードが形成される半導体基板と、上記半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれて主光線の入射方向に従って周期パターン配列を回転させたフィルタとを具備する固体撮像素子および電子機器である。これにより、主光線の入射方向による分光形状の変化を吸収するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、所定の画素群を単位としてその画素群に含まれる少なくとも1つの画素において上記主光線の入射方向と上記周期パターン配列の回転角度とが一致するようにしてもよい。これにより、主光線の入射方向による分光形状の変化を画素毎に吸収するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、撮像面の中心から見た上記主光線の入射方向と上記周期パターン配列の回転角度とが一致するようにしてもよい。これにより、主光線の入射方向による分光形状の変化を吸収するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、上記主光線の入射方向に応じて上記周期パターン配列の周期ピッチが異なるようにしてもよい。これにより、分光のピーク波長の長波長シフトを補正するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、上記主光線の入射方向の角度の余弦に比例するように周期が異なるようにしてもよい。これにより、分光のピーク波長の長波長シフトを近似的に補正するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、プラズモン共鳴フィルタであってもよい。この場合において、上記フィルタは、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタであってもよく、また、局在型表面プラズモン共鳴フィルタであってもよい。
また、この第1の側面において、上記フィルタよりも上層の最表面に配置されるモスアイ構造をさらに具備してもよい。これにより、表面反射を減少させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フィルタは、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行うことが想定される。これにより、複数の分光を用いたアプリケーションに応用するという作用をもたらす。
本技術の実施の形態における固体撮像素子100のデバイス構造の一例を示す断面図である。 本技術の実施の形態における固体撮像素子100の主光線の入射方向の一例を示す図である。 本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタの表面形状の一例を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの分光特性の第1の例を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの分光特性の第2の例を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの分光特性の第3の例を示す図である。 本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタのパターンの一例を示す図である。 本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタのパターンの他の例を示す図である。 本技術の実施の形態におけるフィルタ200の単位格子の例を示す図である。 本技術の実施の形態における局在型表面プラズモン共鳴フィルタの表面形状の一例を示す図である。 本技術の実施の形態における表面プラズモン共鳴フィルタの回折格子による表面プラズモン励起を示す図である。 本技術の実施の形態における表面プラズモン共鳴フィルタの表面プラズモンの共鳴条件を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの補正前後の分光特性の第1の例を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの補正前後の分光特性の第2の例を示す図である。 表面プラズモン共鳴フィルタの補正前後の分光特性の第3の例を示す図である。 本技術の実施の形態におけるフィルタ200のパターン配列の例を示す図である。 本技術の実施の形態における固体撮像素子100のデバイス構造の変形例を示す断面図である。 本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300の製造方法の第1の例を示す図である。 本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300の製造方法の第2の例を示す図である。 本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300を備える固体撮像素子100の分光特性の例を示す図である。 本技術の実施の形態における固体撮像素子100の農作物等育成への応用例を示す図である。 本技術の実施の形態における固体撮像素子100の人肌検知への応用例を示す図である。 本技術の実施の形態における固体撮像素子100の適用例である電子機器の構成例を示す図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.実施の形態
2.変形例
3.応用例
4.適用例
<1.実施の形態>
[デバイス構造]
図1は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100のデバイス構造の一例を示す断面図である。
固体撮像素子100は、複数の画素がアレイ状に配置されたものである。この固体撮像素子のデバイス構造は、半導体基板110に、反射防止膜120と、シリコン酸化膜130と、遮光膜140と、フィルタ200と、シリコン酸化膜150と、シリコン酸窒化膜160と、シリコン窒化膜170と、シリコン酸窒化膜180と、シリコン酸化膜190とを積層した多層構造を備える。半導体基板110には、PN接合のフォトダイオードが画素ごとに形成される。
反射防止膜120は、半導体基板110の表面における光の反射を防止するものであり、例えば、酸化ハフニウムや窒化シリコンなどが半導体基板110の表面に成膜されることにより構成される。
シリコン酸化膜130、150および190は、絶縁性を備えた絶縁膜であり、例えば、SiOにより形成される。
遮光膜140は、画素間の光の漏れを遮光して、隣接画素への混色を防止するものである。この遮光膜140は、例えば、Wにより形成される。
フィルタ200は、分光を行うための光学素子である。この実施の形態では、フィルタ200としてプラズモン共鳴フィルタを利用することを想定する。
シリコン酸窒化膜160および180は、反射防止のための層であり、例えば、SiONにより形成される。
シリコン窒化膜170は、フィルタ200を酸化から保護するためのパッシベーション膜である。このシリコン窒化膜170は、例えば、Siにより形成される。
なお、これらの構造の上に、入射光を集光するためのOCL(On Chip Lens)を備えてもよい。
[分光特性]
図2は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100の主光線の入射方向の一例を示す図である。
像面に主光線が入射する場合、像高が高くなるにつれて、固体撮像素子100の受光面の中心Oに対して垂直に入射する光の主光線40に対する傾きが大きくなる。これにより、光の主光線41がレンズ400を介して固体撮像素子100の受光面に入射する角度(Chief Ray Angle:CRA)θが大きくなる。プラズモン共鳴フィルタでは、この入射角θによって分光形状が変化することが知られている。
図3は、本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタの表面形状の一例を示す図である。
プラズモン共鳴フィルタの一種である伝播型表面プラズモン共鳴フィルタでは、金属膜に複数の孔が周期的に設けられた構成を備える。複数の孔は、回折格子として機能し、孔の周期や孔径を制御することによって、分光特性を制御することが可能である。
ここでは、孔の配置として菱形を単位格子とした場合において説明する。この場合、ある孔を基準として近傍の孔の方向をX方向とする。すなわち、1つを基準として1周期60度毎にX方向となる。一方、X方向の中間の方向をY方向とする。Y方向についても同様に、1つを基準として1周期60度毎にY方向となる。このとき、同じ角度の斜め入射でも、X方向とY方向とで異なる分光となる。このことは、入射方向によって分光形状が変化することを意味する。
すなわち、像高だけでなく、その像面位置によって分光特性が変化するために、光の3原色以上の多帯域で分光を行うマルチ分光としては信号処理後の半値幅が増加し、または、ピーク波長のシフトが起こるという現象が生じる。これにより、マルチ分光としての精度劣化が生じるおそれがある。
図4乃至図6は、表面プラズモン共鳴フィルタの分光特性の例を示す図である。
フィルタ条件は、何れも周期S0=350nm、孔径Φ=210nmである。入射角度θは、図4が25度、図5が30度、図6が35度である。また、比較のために、像高ゼロの角度 θ=0度の垂直入射のときの分光特性も同時に示している。
これらの結果から、垂直入射に比べて、斜め入射することにより主ピークが長波長側にシフトすることが示されている。また、X方向とY方向の入射方向でも分光が変化しているが、角度が大きくなるほど、主ピーク強度が低下するとともに、X方向とY方向の入射方向の違いによる分光の乖離が大きくなる傾向がある。
[フィルタ配列]
図7は、本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタのパターンの一例を示す図である。
伝播型表面プラズモン共鳴フィルタは、金属210の膜に複数の孔220が周期的に設けられた構成を備える。金属210としては、例えば、AlCuが想定されるが、純Al、Au、Ag等の金属であってもよい。この伝播型表面プラズモン共鳴フィルタの厚みは、例えば150nm程度である。
また、この伝播型表面プラズモン共鳴フィルタの上下層および孔220の中には、酸化膜等の誘電体が存在してもよい。また、孔220の構造をここでは円形としているが、正方形、長方形、六方形など、何れの形状であってもよい。
ここでは、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタの孔220の配列として菱形格子を単位格子とする。そして、撮像面の各画素に対して、主光線の入射方向と菱形格子の配列の位置関係が常に一定になるように回転させて配列させる。すなわち、単位格子の周期パターン配列を、主光線の入射方向に従って回転させた配置を備える。これにより、撮像面の中心から見て、主光線の入射方向と周期パターン配列の回転角度とが一致する。このように各画素のフィルタ配列の方位を撮像面に対して少しずつ回転させて変化させることにより、像面位置や主光線の入射方向によらず一定になるマルチ分光の分光特性が得られる。
図8は、本技術の実施の形態における伝播型表面プラズモン共鳴フィルタのパターンの他の例を示す図である。
上の例では菱形配列について説明したが、この例のように、正方形配列であっても、同様に方位を回転させることにより、常に一定になるマルチ分光の分光特性を得ることができる。
図9は、本技術の実施の形態におけるフィルタ200の単位格子の例を示す図である。
同図におけるaは、単位格子が正方形配列である場合の例を示す。同図におけるbは、単位格子が長方形配列である場合の例を示す。同図におけるcは、単位格子が平行四辺形配列である場合の例を示す。
これらの配列およびその他の配列でも、全ての配列において、主光線の入射方向と配列の関係を一致させることによって、同様の効果が得られる。
図10は、本技術の実施の形態における局在型表面プラズモン共鳴フィルタの表面形状の一例を示す図である。
上述の説明では伝播型表面プラズモン共鳴フィルタへの適用例について説明したが、この実施の形態は局在型表面プラズモン共鳴フィルタに適用してもよい。局在型表面プラズモン共鳴フィルタでは、誘電体230に金属240が点在した構造を備える。誘電体230としては、例えば、SiOが想定される。この場合、金属240の配列を単位格子とする。そして、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタと同様に、単位格子の周期パターン配列を、主光線の入射方向に従って回転させた配置を備える。
このように、本技術の実施の形態によれば、フィルタの単位格子の周期パターン配列を、主光線の入射方向に従って回転させることにより、像面位置や主光線の入射方向によらず一定になるマルチ分光の分光特性を得ることができる。
<2.変形例>
[補正]
上述の実施の形態では、フィルタの単位格子の周期パターン配列を主光線の入射方向に従って回転させることにより、分光特性の改善を図っていた。これに対し、さらに、像高が高くなるにつれて同時に孔の周期を短くして、分光のピーク波長の長波長シフトを補正してもよい。
図11は、本技術の実施の形態における表面プラズモン共鳴フィルタの回折格子による表面プラズモン励起を示す図である。
回折格子が存在する場合の表面プラズモンの波数kSPの構造条件は、入射光の波数のX成分k0Sinθと回折格子の波数2πm/Sから、次式により表される。
SP=−k0Sinθ+2πm/S 式(1)
ここで、k0は入射光の波数であり、θは入射光の角度である。また、mは次数で、Sは回折格子の周期である。
さらに、金属とその周辺媒質で決まる表面プラズモンの波数kSPの物性条件は、次式により表される。
SP=(ω/c)((ε1ε2)/(ε1+ε2))1/2 式(2)
ここでcは光速であり、ωはプラズマ周波数である。また、ε1およびε2は、それぞれ金属および周辺媒質の誘電率である。
図12は、本技術の実施の形態における表面プラズモン共鳴フィルタの表面プラズモンの共鳴条件を示す図である。
同図において、横軸は波数kxであり、縦軸はプラズマ周波数ωである。垂直または斜めの線が式(1)の構造条件である。曲線が式(2)の物性条件である。なお、この表面プラズモンの曲線は、
ω=ωP/21/2
に漸近する。ここで、ωPは、プラズマ周波数であり、真空の誘電率ε0で決まる角振動数ωP=(ne/ε0*m)1/2となる。
表面プラズモンの共鳴条件のためには、上の式(1)と式(2)を満たす交点の条件が必要となる。ここで、垂直入射のときに比べて、斜入射のときに式(1)の左項の波数成分k0Sinθほど減少するため、結果として長波長シフトする。これを補正するためには、図のようにフィルタの孔の周期Sを変化させる。S'をその補正周期とすると、厳密には
S'={1/(1+Sinθ)}×S
となる。このとき、近似的に
S'=Cosθ×S
としてもよい。すなわち、表面プラズモン共鳴フィルタは、主光線の入射方向の角度の余弦に比例するように、その周期が異なる。
図13乃至図15は、表面プラズモン共鳴フィルタの補正前後の分光特性の例を示す図である。フィルタ条件は、何れも周期S0=350nm、孔径Φ=210nmである。
図13におけるaは、補正していない場合の角度θ=25度で斜めに光入射したときの分光特性である。なお、角度θ=0度(Ref.)の垂直入射の分光特性も同時にプロットしている。
図13におけるbは、角度θ=25度で光入射に対して各像面に対して主光線のフィルタ配列に対する入射方向をX方向だけ、または、Y方向だけの2通りに限って補正して、かつ、周期Sを同時に補正した分光特性と、角度θ=0度(Ref.)の垂直入射の分光特性(補正無)を示す。このときの周期補正Sは、
S=S0×Cos(25度)=317nm
となる。この結果から、補正処理の分光では主ピークの波長が、垂直入射のピーク波長にほぼ一致していることが分かる。
同様に、図14は、入射角度θ=30度で光を斜入射したときの同様な補正(S=300nm)の有無の分光特性を示す。また、図15は、入射角度θ=35度で光を斜入射したときの同様な補正(S=287nm)の有無の分光特性を示す。これらの結果から、像高の高い主光線の入射角度 θ=30〜35度でも、補正後の分光では主ピークの波長がほぼ撮像面中心(像高ゼロの垂直入射)のピーク波長に一致し、ピーク波長の補正ができていることが分かる。なお、パターンを回転させることにより、X方向のみまたはY方向のみの何れかの分光に統一することが可能である。また、X方向およびY方向の中間の任意の方向であってもよい。
[繰り返しパターン配列]
図16は、本技術の実施の形態におけるフィルタ200のパターン配列の例を示す図である。
この例では、4×4画素において各画素の孔の周期と孔径を変えて16分光を配置し、さらに16分光を1周期のユニットとして繰り返しパターンで配列している。ここでは4×4画素の例を示したが、繰り返しパターンは任意のn(nは整数)のn×n画素であってもよい。また、縦横比が異なるように、任意のm(mは整数)を想定してm×n画素の繰り返しパターンであってもよい。
このような複数の分光に信号処理を施すことによって、マルチ分光の画像を得ることができる。このマルチ分光による信号から、後述するように、農業や生体検知などの様々なアプリケーションに応用することができる。
[モスアイ構造]
上述の実施の形態において、表面をモスアイ(Moth Eye)構造としてもよい。これにより表面反射を減少させて、表面反射波との光干渉での分光の振動(リップル)が無くなり、よりマルチ分光としての精度を向上させることができる。
図17は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100のデバイス構造の変形例を示す断面図である。
この変形例のデバイス構造は、上述の実施の形態の構造の表面にモスアイ構造300を備える。このモスアイ構造300は、フィルタ200よりも上層側の表面における反射率を1%以下に抑制する。これにより、モスアイ構造300は、フィルタ200よりも上層での干渉効果を弱めることができる。
図18は、本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300の製造方法の第1の例を示す図である。
モスアイ構造300を製造するためには、波長以下の微細加工が必要である。そこで、ここではナノインプリント技術を用いた製造方法について説明する。まず、鋳型であるモールド30を予め準備する。例えば、電子線リソグラフィーによるレジストで波長オーダより小さいパターンで、例えばシリコン基板をドライエッチングで加工してモールドとしてもよい。
そして、基板310上に、例えば紫外線硬化性の樹脂320をスピンコートで塗布する。さらに、モールドを押し当てた状態で紫外線を照射して樹脂320を固める。次に、モールドを剥離すれば、樹脂320にモスアイ構造が転写される。
図19は、本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300の製造方法の第2の例を示す図である。
この第2の例では、半導体基板110からシリコン酸窒化膜180までの構造体とは別個に、樹脂基板301の表面上にモスアイ構造300を形成し、これを貼り合わせることにより固体撮像素子100を製造することができる。
図20は、本技術の実施の形態におけるモスアイ構造300を備える固体撮像素子100の分光特性の例を示す図である。
このグラフは、モスアイ構造300を備える固体撮像素子100に対して上側から光を入射したときの分光感度特性を、3次元のFDTD(Finite-Difference Time-Domain)法でシミュレーションした結果を示している。このようにモスアイ構造を採用することにより、リップルが低減され、マルチ分光としての精度を向上させることができる。
<3.応用例>
[農作物等育成]
図21は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100の農作物等育成への応用例を示す図である。
同図は、植物状態による反射率の分光特性を示している。このような植生の分布状況や活性度を示す指標は、NDVI(Normalized Difference Vegetation Index:正規化差植生指標)と称される。同図より、波長600〜800nmの範囲において植生状態によって大きく反射率が変化することにより、健康な植物、弱った植物、および枯れた植物で反射率が異なることが分かる。例えば、この反射率は主に植物の葉からのものである。そして、これらの結果から、少なくとも波長600〜800nmを挟んで、または、波長600〜800nmにおいて、2つ以上の波長のマルチな分光特性を取得することで、植物の植生状態を感知できることができる。
例えば、波長600〜700nm域を検出する固体撮像素子と、波長700〜800nm域を検出する固体撮像素子との2つを用いて、2つの信号値の関係から植生状態を感知することができる。また、波長400〜600nm域を検出する固体撮像素子と、波長800〜1000nm域を検出する固体撮像素子との2つを用いて、2つの信号値の関係から植生状態を感知することができる。さらに、検出精度の向上を図るために、3つ以上の固体撮像素子を用いて、3つ以上の複数の波長域を検出して、それらの信号値の関係から植生状態を感知してもよい。
したがって、このような波長域を検出可能な固体撮像素子を、例えば、ドローン等の小型無人航空機に搭載して、上空から農作物の育成状態を観測して、作物の育成を進めることができる。
[人肌検知]
図22は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100の人肌検知への応用例を示す図である。
同図は人肌の反射率の分光スペクトル特性であり、同図から波長450〜650nmの範囲において反射率が大きく変化することが分かる。これらの変化から、被写体が人肌かどうかの認証が可能となる。例えば、波長450nm、550nm、および、650nmの3分光を検知することにより、被写体が人肌かどうかの認証が可能となる。例えば、被写体が人肌でない別の材料の場合、反射率の分光特性が変わるため、人肌と区別することができる。
したがって、このような波長域を検出可能な固体撮像素子を、例えば、生体認証装置に搭載することで、顔や指紋、虹彩などの偽造防止に応用することができ、より精度の高い生体認証が可能となる。
<4.適用例>
[電子機器]
図23は、本技術の実施の形態における固体撮像素子100の適用例である電子機器の構成例を示す図である。
電子機器は、レンズ400、固体撮像素子100、信号処理回路510、モニタ530、および、メモリ520を備える。この電子機器は、静止画像および動画像を撮像可能である。
レンズ400は、少なくとも1枚のレンズを備え、被写体からの入射光を固体撮像素子100に導いて、固体撮像素子100の受光面に結像させる。
固体撮像素子100には、レンズ400を介して受光面に結像される像に応じて、一定期間、電荷が蓄積される。そして、固体撮像素子100に蓄積され電荷に応じた信号が信号処理回路510に供給される。
信号処理回路510は、固体撮像素子100から出力された画素信号に対して各種の信号処理を施す。信号処理回路510が信号処理を施すことにより得られた画像データは、モニタ530に供給されて表示され、または、メモリ530に供給されて記憶される。
このような電子機器において、固体撮像素子100に上述の実施の形態のフィルタ200を使用することにより、像面位置や主光線の入射方向によらず一定になるマルチ分光の分光特性を得ることができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって、限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)フォトダイオードが形成される半導体基板と、
前記半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれて主光線の入射方向に従って周期パターン配列を回転させたフィルタと
を具備する固体撮像素子。
(2)前記フィルタは、所定の画素群を単位としてその画素群に含まれる少なくとも1つの画素において前記主光線の入射方向と前記周期パターン配列の回転角度とが一致する
前記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)前記フィルタは、撮像面の中心から見た前記主光線の入射方向と前記周期パターン配列の回転角度とが一致する
前記(1)または(2)に記載の固体撮像素子。
(4)前記フィルタは、前記主光線の入射方向に応じて前記周期パターン配列の周期ピッチが異なる
前記(1)から(3)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(5)前記フィルタは、前記主光線の入射方向の角度の余弦に比例するように周期が異なる
前記(1)から(4)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(6)前記フィルタは、プラズモン共鳴フィルタである
前記(1)から(5)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(7)前記フィルタは、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタである
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(8)前記フィルタは、局在型表面プラズモン共鳴フィルタである
前記(1)から(6)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(9)前記フィルタよりも上層の最表面に配置されるモスアイ構造をさらに具備する
前記(1)から(8)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(10)前記フィルタは、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行う
前記(1)から(9)のいずれかに記載の固体撮像素子。
(11)フォトダイオードが形成される半導体基板と、前記半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれて主光線の入射方向に従って周期パターン配列を回転させたフィルタとを備える固体撮像素子
を具備する電子機器。
(12)前記フィルタは、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行い、
前記複数の分光の分布に応じて分析を行うための前記(11)に記載の電子機器。
30 モールド
100 固体撮像素子
110 半導体基板
120 反射防止膜
130、150、190 シリコン酸化膜
140 遮光膜
160、180 シリコン酸窒化膜
170 シリコン窒化膜
200 フィルタ
210、240 金属
220 孔
230 誘電体
300 モスアイ構造
400 レンズ

Claims (12)

  1. フォトダイオードが形成される半導体基板と、
    前記半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれて主光線の入射方向に従って周期パターン配列を回転させたフィルタと
    を具備する固体撮像素子。
  2. 前記フィルタは、所定の画素群を単位としてその画素群に含まれる少なくとも1つの画素において前記主光線の入射方向と前記周期パターン配列の回転角度とが一致する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 前記フィルタは、撮像面の中心から見た前記主光線の入射方向と前記周期パターン配列の回転角度とが一致する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  4. 前記フィルタは、前記主光線の入射方向に応じて前記周期パターン配列の周期ピッチが異なる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  5. 前記フィルタは、前記主光線の入射方向の角度の余弦に比例するように周期が異なる
    請求項1記載の固体撮像素子。
  6. 前記フィルタは、プラズモン共鳴フィルタである
    請求項1記載の固体撮像素子。
  7. 前記フィルタは、伝播型表面プラズモン共鳴フィルタである
    請求項1記載の固体撮像素子。
  8. 前記フィルタは、局在型表面プラズモン共鳴フィルタである
    請求項1記載の固体撮像素子。
  9. 前記フィルタよりも上層の最表面に配置されるモスアイ構造をさらに具備する
    請求項1記載の固体撮像素子。
  10. 前記フィルタは、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行う
    請求項1記載の固体撮像素子。
  11. フォトダイオードが形成される半導体基板と、前記半導体基板の受光面側に積層される多層構造に含まれて主光線の入射方向に従って周期パターン配列を回転させたフィルタとを備える固体撮像素子
    を具備する電子機器。
  12. 前記フィルタは、光の3原色以上の多帯域で複数の分光を行い、
    前記複数の分光の分布に応じて分析を行うための請求項11記載の電子機器。
JP2020039487A 2020-03-09 2020-03-09 固体撮像素子および電子機器 Pending JP2021141264A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039487A JP2021141264A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 固体撮像素子および電子機器
PCT/JP2020/047960 WO2021181818A1 (ja) 2020-03-09 2020-12-22 固体撮像素子および電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020039487A JP2021141264A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 固体撮像素子および電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021141264A true JP2021141264A (ja) 2021-09-16

Family

ID=77669112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020039487A Pending JP2021141264A (ja) 2020-03-09 2020-03-09 固体撮像素子および電子機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2021141264A (ja)
WO (1) WO2021181818A1 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5337212B2 (ja) * 2011-09-02 2013-11-06 株式会社東芝 固体撮像素子
JP2014158267A (ja) * 2014-03-17 2014-08-28 Sony Corp カラーフィルタ、撮像素子、画像処理装置および画像処理方法
JP2019145563A (ja) * 2018-02-16 2019-08-29 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 センサ装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021181818A1 (ja) 2021-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10895674B2 (en) Optical filtering device including Fabry-Perot cavities and structured layer belonging conjointly to first and second interference filters
US7858921B2 (en) Guided-mode-resonance transmission color filters for color generation in CMOS image sensors
JP7127962B2 (ja) 光学フィルタアレイ
KR102053561B1 (ko) 광 검출 장치 및 광 검출 장치를 제조하는 방법
US20220146726A1 (en) Solid-state imaging device and electronic apparatus
KR20200024097A (ko) 광학 필터, 광학 필터 시스템, 분광기 및 그 제조 방법
US20240047494A1 (en) Micro spectrum chip based on units of random shapes
US20180084167A1 (en) Stacked-filter image-sensor spectrometer and associated stacked-filter pixels
US10566377B2 (en) Self-aligned optical grid on image sensor
CN113841034A (zh) 用宽带滤光片与光强探测器集成的高动态范围光学传感器
US11996427B2 (en) Solid-state imaging device and electronic apparatus
US20150036133A1 (en) Optical sensor and electronic apparatus
EP3839454B1 (en) Polarization spectral filter, polarization spectral filter array, and polarization spectral sensor
CN109791073A (zh) 多光谱成像设备
CN111811652A (zh) 基于亚波长高对比度光栅的光谱芯片、光谱仪及制备方法
CN109429025B (zh) 图像传感器和成像装置
US20220344381A1 (en) Micro spectrum chip based on units of different shapes
WO2021181818A1 (ja) 固体撮像素子および電子機器
US10139339B2 (en) Colour sensor with angle-selective structures
CN109642823A (zh) 限制图像传感器中的串扰的方法
JP2017097121A (ja) 分光デバイス及び撮像装置
CA3105594A1 (fr) Capteur d'imagerie multispectrale pourvu de moyens de limitation de la diaphonie
US20230326946A1 (en) Miniature spectrum chip based on units of different shapes, and method for generating micro-nano structure array in miniature spectrum chip
CN113874689A (zh) 使用多通道色彩传感器的光谱重建
CN116075938A (zh) 光学部件和包括光学部件的图像传感器