JP2021139467A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラッチの経年変化にかかわらず、クラッチの解放の前後におけるフィーリングを良好に維持することが可能な作業車両を提供する。【解決手段】クラッチカットオフ機能が搭載されたホイールローダ1において、トルコン31の入力軸の回転速度N1を検出する入力側回転速度センサ61と、トルコン31の出力軸の回転速度N2を検出する出力側回転速度センサ62と、を有し、コントローラ5は、クラッチカットオフが開始された場合、入力側回転速度センサ61で検出されたトルコン31の入力軸の回転速度N1と、出力側回転速度センサ62で検出されたトルコン31の出力軸の回転速度N2とに基づいて、トルコン31の回転速度の比であるトルコン速度比eを算出し、算出されたトルコン速度比eに基づいて、前進用電磁比例制御弁321または後進用電磁比例制御弁322へ出力する指令電流の大きさを補正する補正処理を行う。【選択図】図7

Description

本発明は、トルクコンバータ式の走行駆動システムが搭載された作業車両に関する。
ホイールローダなどの作業車両では、例えばダンプトラックに土砂などの積荷を積み込む積み込み作業において、車体がダンプトラックに接近するにあたり、低速走行しつつもエンジン回転数を増加させて作業装置を上昇させる必要がある。したがって、オペレータは、アクセルペダルを踏み込む一方で、同時にブレーキペダルを踏むといった特殊な操作を行わなければならない。そこで、多くの作業車両には、ブレーキの作動状態に基づいてトランスミッションの前進用(または後進用)クラッチを自動で解放し、車輪への駆動力の伝達を遮断するクラッチカットオフ制御機能が搭載されている。
例えば、特許文献1には、車体が接近対象物であるダンプトラックに接近したと判断した場合に前進用クラッチを解放するように、前進用クラッチの係合および解放を制御するクラッチ制御装置が搭載されたホイールローダが開示されている。このホイールローダでは、ブレーキの作動状態に加えて、車体のダンプトラックへの接近状態を判断した上で、クラッチカットオフ制御を行っているため、適切なタイミングで前進用クラッチを解放することができ、前進用クラッチの解放の前後において車体の動作が滑らかになる。
特開2011−1986号公報
しかしながら、特許文献1に記載のホイールローダのように、適切なタイミングで前進用クラッチを解放した場合であっても、前進用クラッチの解放にあたってクラッチ圧を0(ゼロ)まで落とすことで前進用クラッチが急激に解放されることとなり、前進用クラッチの解放の前後において車体の動作が円滑にならず、フィーリングが悪くなる。
前進用クラッチの解放の前後においてフィーリングを良好にするためには、前進用クラッチを解放する際にクラッチ圧を0(ゼロ)まで落とさずに僅かに残しておくことが考えられる。しかしながら、この僅かなクラッチ圧は、高い場合にはクラッチディスクを滑らせる際にクラッチディスクにダメージを与え、反対に、低い場合にはフィーリングに対する効果が低下してしまう。
作業車両の製造段階において、その僅かなクラッチ圧を最適な値に設定しておくことも考えられるが、例えばクラッチディスクの間に介在するリターンスプリングの弾性力の経年劣化などによって、予め設定された最適なクラッチ圧を立てていてもクラッチディスクの滑り方(伝達動力)に変化が生じてクラッチディスクにダメージを与え、フィーリングが悪化する可能性がある。
そこで、本発明の目的は、前進用クラッチまたは後進用クラッチの経年変化にかかわらず、前進用クラッチまたは後進用クラッチの解放の前後におけるフィーリングを良好に維持することが可能な作業車両を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、複数の車輪が設けられた車体と、前記車体に搭載されたエンジンと、前記エンジンから伝達されるトルクを増幅させるトルクコンバータと、電磁比例制御弁により前進用クラッチまたは後進用クラッチを制御することで、前記複数の車輪に対して前記トルクコンバータから出力されたトルクを遮断または変速した上で伝達するトランスミッションと、前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチを解放して前記複数の車輪に制動力を付与するためのブレーキペダルと、前記ブレーキペダルの踏込量に基づいて前記電磁比例制御弁に対して指令電流を出力し、前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチの解放を制御するコントローラと、を備えた作業車両において、前記トルクコンバータの入力軸の回転速度を検出する入力側回転速度センサと、前記トルクコンバータの出力軸の回転速度を検出する出力側回転速度センサと、を有し、前記コントローラは、前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチの解放を制御する処理が開始された場合に、前記入力側回転速度センサで検出された前記トルクコンバータの入力軸の回転速度と、前記出力側回転速度センサで検出された前記トルクコンバータの出力軸の回転速度とに基づいて、前記トルクコンバータの回転速度の比であるトルコン速度比を算出し、算出された前記トルコン速度比に基づいて、前記電磁比例制御弁へ出力する指令電流の大きさを補正する補正処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、前進用クラッチまたは後進用クラッチの経年変化にかかわらず、前進用クラッチまたは後進用クラッチの解放の前後におけるフィーリングを良好に維持することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るホイールローダの一構成例を示す外観側面図である。 ホイールローダによるVシェープローディングについて説明する説明図である。 ホイールローダのダンプアプローチ動作について説明する説明図である。 ホイールローダの走行駆動システム構成を示す図である。 コントローラが有する機能を示す機能ブロック図である。 時間経過に伴う前進側クラッチ圧およびトルコン速度比の推移を示すグラフである。 コントローラで実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態に係る作業車両の一態様として、例えば土砂や鉱物といった作業対象物を掘削してダンプトラック等へ積み込む荷役作業を行うホイールローダについて説明する。
<ホイールローダ1の構成>
まず、ホイールローダ1の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るホイールローダ1の一構成例を示す外観側面図である。
ホイールローダ1は、車体が中心付近で中折れすることにより操舵されるアーティキュレート式の作業車両である。具体的には、車体の前部となる前フレーム1Aと車体の後部となる後フレーム1Bとが、センタジョイント10によって左右方向に回動自在に連結されており、前フレーム1Aが後フレーム1Bに対して左右方向に屈曲する。
車体には4つの車輪11が設けられており、2つの車輪11が前輪11Aとして前フレーム1Aの左右両側に、残り2つの車輪11が後輪11Bとして後フレーム1Bの左右両側に、それぞれ設けられている。なお、図1では、左右一対の前輪11Aおよび後輪11Bのうち、左側の前輪11Aおよび後輪11Bのみを示している。また、車体に設けられる複数の車輪11の具体的な数については、特に制限はない。
前フレーム1Aの前部には、荷役作業に用いる油圧駆動式の荷役作業装置2が取り付けられている。荷役作業装置2は、前フレーム1Aに基端部が取り付けられたリフトアーム21と、リフトアーム21を駆動する2つのリフトアームシリンダ22と、リフトアーム21の先端部に取り付けられたバケット23と、バケット23を駆動するバケットシリンダ24と、リフトアーム21に回動可能に連結されてバケット23とバケットシリンダ24とのリンク機構を構成するベルクランク25と、を有している。なお、2つのリフトアームシリンダ22は車体の左右方向に並んで配置されているが、図1では、左側に配置されたリフトアームシリンダ22のみを破線で示している。
2つのリフトアームシリンダ22はそれぞれ、油圧ポンプから吐出された作動油が供給されてロッド220が伸縮することによりリフトアーム21を駆動する。同様に、バケットシリンダ24は、油圧ポンプから吐出された作動油が供給されてロッド240が伸縮することによりバケット23を駆動する。
具体的には、リフトアーム21は、2つのリフトアームシリンダ22それぞれのロッド220が伸びることにより前フレーム1Aに対して上方向に回動し、ロッド220が縮むことにより前フレーム1Aに対して下方向に回動する。同様にして、バケット23は、バケットシリンダ24のロッド240が伸びることによりリフトアーム21に対して上方向に回動(チルト)し、ロッド240が縮むことによりリフトアーム21に対して下方向に回動(ダンプ)する。
なお、バケット23は、例えばブレード等の各種アタッチメントに交換することが可能であり、ホイールローダ1は、バケット23を用いた掘削作業の他に、押土作業や除雪作業等の各種作業を行うこともできる。
後フレーム1Bには、オペレータが搭乗する運転室12と、ホイールローダ1の駆動に必要な各機器を内部に収容する機械室13と、車体が傾倒しないように荷役作業装置2とのバランスを保つためのカウンタウェイト14と、が設けられている。後フレーム1Bにおいて、運転室12は前部に、カウンタウェイト14は後部に、機械室13は運転室12とカウンタウェイト14との間に、それぞれ配置されている。
<ホイールローダ1の荷役作業時における動作>
次に、ホイールローダ1の荷役作業時における動作について、図2および図3を参照して説明する。ホイールローダ1では、「Vシェープローディング」と呼ばれる方法で掘削作業および積込み作業を行う。
図2は、ホイールローダ1によるVシェープローディングについて説明する説明図である。図3は、ホイールローダ1のダンプアプローチ動作について説明する説明図である。
まず、ホイールローダ1は、掘削対象である地山101に向かって前進し、バケット23を地山101に突入させて掘削作業を行う(図2に示す矢印X1)。掘削作業が終わると、ホイールローダ1は、元の場所に一旦後退する(図2に示す矢印X2)。
次に、ホイールローダ1は、積込み先であるダンプトラック102に向かって前進してダンプトラック102の手前で停止し、バケット23内の積荷(土砂や鉱物等)をダンプトラック102へ積み込む積込み作業を行う(図2に示す矢印Y1)。この積込み作業時におけるホイールローダ1の動作を「ダンプアプローチ動作」と呼ぶことがある。なお、図2では、ダンプトラック102の手前で停止している状態のホイールローダ1を破線で示している。
ダンプアプローチ動作では、図3に示すように、まず、オペレータは、アクセルペダルをいっぱいまで踏み込む(フルアクセル)と共に、リフトアーム21の上げ操作を行う(図3に示す右側の状態)。
次に、オペレータは、フルアクセルの状態のままにしてリフトアーム21をさらに上昇させながら、同時にブレーキペダルを少し踏み込んで車体がダンプトラック102に衝突しないよう車速を調整する(図3に示す中央の状態)。
そして、オペレータは、ブレーキペダルをいっぱいまで踏み込んで、車体をダンプトラック102の手前で停止させ、バケット23のダンプ操作を行う(図3に示す左側の状態)。これにより、バケット23内の積荷は、ダンプトラック102へ積み込まれる。
図2に示すように、ホイールローダ1は、積込み作業が終わると元の場所に後退する(図2に示す矢印Y2)。このように、ホイールローダ1は、地山101とダンプトラック102との間でV字状に往復走行しながら掘削作業および積込み作業を行う。
<ホイールローダ1の走行駆動システム>
次に、ホイールローダ1の走行駆動システムについて、図4を参照して説明する。
図4は、ホイールローダ1の走行駆動システム構成を示す図である。
ホイールローダ1は、トルクコンバータ式の走行駆動システムによって車体の走行が制御されており、エンジン30と、エンジン30の出力軸に連結されたトルクコンバータ31(以下、「トルコン31」とする)と、トルコン31の出力軸に連結されたトランスミッション32と、を備えている。エンジン30の駆動力は、トルコン31およびトランスミッション32を介して4つの車輪11に伝達され、これにより、4つの車輪11が駆動して車体が走行する。これらエンジン30、トルコン31、およびトランスミッション32はそれぞれ、コントローラ5から出力される指令信号(指令電流)に基づいて制御されている。
トルコン31は、インペラ、タービン、およびステータで構成された流体クラッチであり、入力トルク(エンジン30から伝達されるトルク)に対して出力トルクを増幅させる機能、すなわちトルク比(=出力トルク/入力トルク)を1以上とする機能を有する。このトルク比は、トルコン31の入力軸の回転速度と出力軸の回転速度との比であるトルコン速度比e(=出力軸の回転速度N2/入力軸の回転速度N1)が大きくなるにつれて小さくなる。このようにして、トルコン31は、エンジン30の回転速度を変速した上でトランスミッション32に伝達する。
トルコン31には、エンジン30の回転速度に相当する入力軸の回転速度を検出する入力側回転速度センサ61が入力軸に、トルコン31における変速後の回転速度である出力軸の回転速度を検出する出力側回転速度センサ62が出力軸に、それぞれ設けられている。また、トルコン31には、内部を流れる作動油の温度(以下、「トルコン油温」とする)を検出する温度センサ64が取り付けられている。
トランスミッション32は、前進用クラッチ32F、後進用クラッチ32R、および複数の速度段用クラッチ(図略)を有するクラッチ機構と、複数段の変速ギア(図略)を有するギア機構とによって構成されており、車体の進行方向、すなわち前進と後進とを切り換えると共に、複数段から選択されたいずれかの速度段に切り替える。すなわち、トランスミッション32は、トルコン31の出力軸のトルクや回転速度、回転方向を変えた上で4つの車輪11へ伝達する。
前進用クラッチ32Fは前進用電磁比例制御弁321により、後進用クラッチ32Rは後進用電磁比例制御弁322により、それぞれ制御される。前進用電磁比例制御弁321および後進用電磁比例制御弁322はそれぞれ、コントローラ5から出力された指令電流にしたがって駆動する。
ホイールローダ1は、前進用クラッチ32Fが係合されて後進用クラッチ32Rが解放された場合に前進し、前進用クラッチ32Fが解放されて後進用クラッチ32Rが係合された場合に後進する。ホイールローダ1の前後進の切り替えは、運転室12に設けられた走行レバー41により行われる。また、走行レバー41が前進の位置または後進の位置に操作された状態でブレーキペダル44が踏み込まれると、係合されている前進用クラッチ32Fまたは後進用クラッチ32Rが解放されて、4つの車輪11に制動力が付与される。なお、走行レバー41が中立位置に操作された場合、前進用クラッチ32Fおよび後進用クラッチ32Rは共に解放されて車体は停車する。
複数の速度段用クラッチについても同様に、コントローラ5から出力された指令電流にしたがって駆動する電磁比例制御弁(図略)によりそれぞれ制御される。複数の速度段用クラッチがそれぞれ係合または解放されることにより、オペレータが選択した速度段に対応したギア比となるように複数段の変速ギアの組み合わせが制御される。ホイールローダ1では、トランスミッション32の速度段は、運転室12に設けられたシフトスイッチ42を操作することにより4つの速度段から選択することが可能である。
具体的には、1速度段は、トランスミッション32の最低速度段であり、例えば掘削作業や登坂作業等のけん引力を必要とする作業時に選択される。2速度段は、トランスミッション32の最低速度段である1速度段よりも1段階大きく設定された速度段であり、例えばダンプアプローチ動作時に選択される。3速度段は、2速度段よりもさらに1段階大きく設定された速度段であり、4速度段は、3速度段よりもさらに1段階大きく設定された速度段であってトランスミッション32の最高速度段である。これら3速度段および4速度段は、例えば積荷の運搬時に選択される。
トルクコンバータ式の走行駆動システムでは、まず、運転室12に設けられたアクセルペダル43をオペレータが踏み込むとその踏込量に応じてエンジン30が回転し、エンジン30の回転に伴ってエンジン30の出力軸に連結されたトルコン31の入力軸が回転する。そして、トルコン31の内部の油を介してトルコン31の出力軸が回転し、トルコン31からの出力トルクがトランスミッション32で変速された上で、プロペラシャフト15およびアクスル16を介して4つの車輪11にそれぞれ伝達されることにより、ホイールローダ1が走行する。
ダンプアプローチ動作時には、オペレータは、走行レバー41を前進の位置に操作し、シフトスイッチ42で2速度段を選択する。走行レバー41からは前進に係る切替信号が、シフトスイッチ42からは2速度段に係る速度段信号が、それぞれコントローラ5に対して出力される。コントローラ5は、入力された切替信号および速度段信号に基づいて、トランスミッション32の前進用クラッチ32Fおよび2速度段用クラッチがそれぞれ係合状態となるように、前進用電磁比例制御弁321および2速度段用電磁比例制御弁に対して指令電流を出力する。したがって、アクセルペダル43の踏込量に応じたエンジン30の回転速度は、トランスミッション32を介して2速度段に対応した回転速度に変速される。これにより、ホイールローダ1は、2速度段に対応した車速で前進走行する。
このとき、ホイールローダ1では、車体がダンプトラック102(図3参照)に近づくにつれて車速を抑える必要があるため、オペレータはブレーキペダル44を踏み込む。ブレーキペダル44の踏込量(以下、「ブレーキ踏込量」とする)は踏込量センサ63で検出されてコントローラ5に入力される。コントローラ5は、入力されたブレーキ踏込量に基づいて前進用電磁比例制御弁321に対して指令電流を出力し、前進用クラッチ32Fの解放を制御する。これにより、4つの車輪11への駆動力の伝達が遮断されて車体が制動する。
このようなコントローラ5による前進用クラッチ32Fの解放制御機能を「クラッチカットオフ」とも呼ぶ。なお、コントローラ5によるクラッチカットオフは、前進用クラッチ32Fの解放だけに限らず、後進用クラッチ32Rの解放にも適用可能であるが、ホイールローダ1では特に、ダンプアプローチ動作時に用いられる機能であるため、以下においても前進用クラッチ32Fの解放に関してのみ説明し、後進用クラッチ32Rの解放に関する説明は割愛する。
<コントローラ5の構成>
次に、コントローラ5の構成について、図5および図6を参照して説明する。
図5は、コントローラ5が有する機能を示す機能ブロック図である。図6は、時間経過に伴う前進側クラッチ圧およびトルコン速度比eの推移を示すグラフである。
コントローラ5は、CPU、RAM、ROM、HDD、入力I/F、および出力I/Fがバスを介して互いに接続されて構成される。そして、走行レバー41やシフトスイッチ42といった各種の操作装置、ならびに入力側回転速度センサ61、出力側回転速度センサ62、踏込量センサ63、および温度センサ64といった各種のセンサ等が入力I/Fに接続され、前進用電磁比例制御弁321および後進用電磁比例制御弁322等が出力I/Fに接続されている。
このようなハードウェア構成において、ROMやHDD若しくは光学ディスク等の記録媒体に格納された制御プログラム(ソフトウェア)をCPUが読み出してRAM上に展開し、展開された制御プログラムを実行することにより、制御プログラムとハードウェアとが協働して、コントローラ5の機能を実現する。
なお、本実施形態では、コントローラ5をソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成されるコンピュータとして説明しているが、これに限らず、例えば他のコンピュータの構成の一例として、ホイールローダ1の側で実行される制御プログラムの機能を実現する集積回路を用いてもよい。
図5に示すように、コントローラ5は、データ取得部51と、クラッチカットオフ判定部52と、時間計測部53と、補正条件判定部54と、記憶部55と、経過時間判定部56と、トルコン速度比算出部57と、補正部58と、を含む。
データ取得部51は、入力側回転速度センサ61で検出されたトルコン31の入力軸回転速度N1、出力側回転速度センサ62で検出されたトルコン31の出力軸回転速度N2、踏込量センサ63で検出されたブレーキ踏込量V、および温度センサ64で検出されたトルコン油温Tmに関するデータをそれぞれ取得する。
クラッチカットオフ判定部52は、データ取得部51で取得されたブレーキ踏込量Vに基づいてクラッチカットオフ(コントローラ5内で実行される前進用クラッチ32Fの解放制御処理)が開始されたか否かを判定する。時間計測部53は、クラッチカットオフ開始(前進用クラッチ32Fの解放制御処理の開始)からの経過時間tを計測する。
補正条件判定部54は、データ取得部51で取得されたトルコン油温Tmが、第1閾値温度T1以上であり第2閾値温度T2よりも低いか否かを判定する。第1閾値温度T1は、暖機後におけるトルコン油温に相当する温度である。第2閾値温度T2は、エンジン30のストール発生時におけるトルコン油温に相当する温度である。第1閾値温度T1および第2閾値温度T2はそれぞれ、メモリである記憶部55に記憶されている。
また、補正条件判定部54は、データ取得部51で取得された入力軸回転速度N1がエンジン30の最低回転速度NL(以下、単に「最低回転速度NL」とする)以下であるか否かを判定する。最低回転速度NLは、エンジン30の仕様に応じて設定されており、記憶部55に記憶されている。
経過時間判定部56は、時間計測部53で計測される経過時間tが、トルコン速度比eが安定する時間として設定された所定の設定時間t1(例えば1〜2s程度)を経過したか否かを判定する。
トルコン速度比算出部57は、データ取得部51で取得された入力軸回転速度N1および出力軸回転速度N2に基づいて、実際のトルコン速度比e(=N2/N1)を算出する。本実施形態では、トルコン速度比算出部57は、所定時間α継続してトルコン速度比eを算出し、さらに、所定時間αにおけるトルコン速度比eの合計を所定時間αで除算した時間平均値emを算出する。なお、トルコン速度比eの算出を継続する時間αは、クラッチカットオフが行われている間の時間であれば任意に設定可能である。
補正部58は、トルコン速度比算出部57で算出されたトルコン速度比eまたは時間平均値emに基づいて、前進用電磁比例制御弁321へ出力する指令電流の大きさを補正する(補正処理)。
図6の上側に示すように、コントローラ5は、クラッチカットオフでは、前進用クラッチ32Fを解放させるために、前進用クラッチ32Fのクラッチ圧(以下、「前進側クラッチ圧」とする)を低下させる指令電流を前進用電磁比例制御弁321に対して出力する。このとき、前進側クラッチ圧を0(ゼロ)とすれば、前進用クラッチ32Fは完全に解放された状態となる。しかしながら、前進側クラッチ圧を0まで落としてしまうと前進用クラッチ32Fが急激に解放されてしまうため、コントローラ5は、前進側クラッチ圧を0まで落とさずに僅かに大きさが残る程度まで低下させる。一方、コントローラ5は、クラッチカットオフを解除する際には、前進用クラッチ32Fを係合させるために、前進側クラッチ圧を上昇させる指令電流を前進用電磁比例制御弁321に対して出力する。
図6の下側に示すように、コントローラ5によるクラッチカットオフが開始されて前進側クラッチ圧が低下する(前進用クラッチ32Fが解放される)と、トルコン31の入力軸回転速度N1に対して出力軸回転速度N2が大きくなるため、トルコン速度比eは大きくなる。一方、クラッチカットオフが解除されて前進側クラッチ圧が上昇する(前進用クラッチ32Fが係合される)と、トルコン31の出力軸がブレーキ力によって固定され、入力軸回転速度N1に対して出力軸回転速度N2が小さくなるため、トルコン速度比eは小さくなる。このように、前進用クラッチ32Fの解放具合(係合具合)によって、トルコン速度比eの大きさが変化する。
コントローラ5では、前述したクラッチカットオフ時における僅かな大きさの前進側クラッチ圧を予め最適な値に設定しているが、例えばクラッチディスクの間に介在するリターンスプリングの弾性力の経年劣化等によって、その最適な値の前進側クラッチ圧を立てていても前進用クラッチ32Fの伝達動力に変化が生じてしまうため、そのズレをトルコン速度比eに基づいて補正している。
前進用電磁比例制御弁321への指令電流の具体的な補正については、例えば、クラッチカットオフ時のフィーリングが最も良好となるトルコン速度比eを基準(指令電流の補正値=0)として、トルコン速度比算出部57において算出されたトルコン速度比eがその基準に対して大きい場合には指令電流の補正値を大きくし(プラス側に補正)、トルコン速度比算出部57において算出されたトルコン速度比eがその基準に対して小さい場合には指令電流の補正値を小さくしている(マイナス側に補正)。
このように、コントローラ5は、実際のトルコン速度比eに基づいて、クラッチカットオフ時における前進用電磁比例制御弁321への指令電流の大きさを補正しているため、前進用クラッチ32Fの経年変化にかかわらず、前進用クラッチ32Fの解放の前後におけるフィーリングを良好に維持することができる。
<コントローラ5内での処理>
次に、コントローラ5内で実行される具体的な処理の流れについて、図7を参照して説明する。
図7は、コントローラ5で実行される処理の流れを示すフローチャートである。
まず、データ取得部51は、温度センサ64で検出されたトルコン油温Tmを取得する(ステップS501)。次に、補正条件判定部54は、ステップS501で取得されたトルコン油温Tmが第1閾値温度T1以上第2閾値温度T2未満であるか否かを判定する(ステップS502)。
ステップS502においてトルコン油温Tmが第1閾値温度T1以上第2閾値温度T2未満である(T1≦Tm<T2)と判定された場合(ステップS502/YES)、データ取得部51は、踏込量センサ63で検出されたブレーキ踏込量Vを取得する(ステップS503)。続いて、クラッチカットオフ判定部52は、ステップS503で取得されたブレーキ踏込量Vに基づいてクラッチカットオフが開始されたか否かを判定する(ステップS504)。
ステップS504においてクラッチカットオフが開始されたと判定された場合(ステップS504/YES)、時間計測部53はクラッチカットオフ開始からの経過時間tの計測を開始する(ステップS505)。他方、ステップS504においてクラッチカットオフが開始されたと判定されなかった場合、すなわちクラッチカットオフが開始されていない場合には(ステップS504/NO)、コントローラ5における処理が終了する。
次に、データ取得部51は、入力側回転速度センサ61で検出された入力軸回転速度N1、および出力側回転速度センサ62で検出された出力軸回転速度N2をそれぞれ取得する(ステップS506)。続いて、補正条件判定部54は、ステップS506で取得された入力軸回転速度N1が最低回転速度NL以下であるか否かを判定する(ステップS507)。
ステップS507において入力軸回転速度N1が最低回転速度NL以下である(N1≦NL)と判定された場合(ステップS507/YES)、経過時間判定部56は、ステップS505で計測を開始した経過時間tが設定時間t1を経過したか否かを判定する(ステップS508)。
ステップS508において経過時間tが設定時間t1を経過した(t≧t1)と判定された場合(ステップS508/YES)、トルコン速度比算出部57は、ステップS506で取得された入力軸回転速度N1および出力軸回転速度N2に基づいてトルコン速度比eを算出する(ステップS509)。
他方、ステップS508において経過時間tが設定時間t1を経過していない(t<t1)と判定された場合(ステップS508/NO)、経過時間tが設定時間t1を経過するまでステップS509に進まない。したがって、本実施形態では、トルコン速度比算出部57は、クラッチカットオフの開始から設定時間t1が経過した場合に、トルコン速度比eを算出する。これにより、トルコン速度比算出部57で算出されるトルコン速度比eは安定した値となるため、補正部58は精度の良い補正値で前進用電磁比例制御弁321への指令電流を補正することができる。
トルコン速度比算出部57は、所定時間α継続してトルコン速度比eを算出すると(ステップS510/YES)、所定時間αにおけるトルコン速度比eの時間平均値emを算出する(ステップS511)。なお、トルコン速度比算出部57が所定時間α継続してトルコン速度比eを算出していない場合は(ステップS510/NO)、ステップS509に戻って所定時間α経過するまで継続してトルコン速度比eを算出する。
そして、補正部58は、ステップS511で算出された時間平均値emに基づいて前進用電磁比例制御弁321への指令電流値を補正して(ステップS512)、コントローラ5における処理を終了する。このように、時間平均値emに基づいて補正処理を行うことにより、ある時点のトルコン速度比eに基づいて補正処理を行う場合と比べて精度が高くなる。
ステップS502においてトルコン油温Tmが第1閾値温度T1未満(Tm<T1)、または第2閾値温度T2以上である(Tm≧T2)と判定された場合(ステップS502/NO)、およびステップS507において入力軸回転速度N1が最低回転速度NLよりも大きい(N1>NL)と判定された場合には、コントローラ5における処理が終了する。
したがって、本実施形態では、トルコン速度比算出部57は、ステップS502においてトルコン油温Tmが第1閾値温度T1以上第2閾値温度T2未満である(T1≦Tm<T2)と判定された場合(ステップS502/YES)、およびステップS507において入力軸回転速度N1が最低回転速度NL以下である(N1≦NL)と判定された場合(ステップS507/YES)に、トルコン速度比eを算出する。
まず、トルコン油温Tmが第1閾値温度T1以上第2閾値温度T2未満である(T1≦Tm<T2)場合には、トルコン31内を流れる作動油(トルコン油)の粘度が低くもなく、かつ高過ぎることもない適度な粘度となるため、コントローラ5は、より精度良くトルコン速度比eを算出することができる。
また、コントローラ5がこの補正処理を実行するにあたり、エンジン30の回転速度が様々に変化してしまうとトルコン速度比算出部57で算出されるトルコン速度比eが安定した値とならないため、コントローラ5は、クラッチカットオフがもっとも機能するローアイドル状態であるときにトルコン速度比eを算出することで、より精度の良い値を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、本実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、本実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。またさらに、本実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
例えば、上記実施形態では、作業車両の一態様としてホイールローダ1を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばフォークリフト等の他の作業車両にも本発明を適用することが可能である。
また、コントローラ5内で実行される補正処理は、少なくともクラッチカットオフが開始された場合に、データ取得部51で取得された入力軸回転速度N1および出力軸回転速度N2から算出されたトルコン速度比eに基づいて、前進用電磁比例制御弁321(あるいは後進用電磁比例制御弁322)への指令電流の大きさが補正されればよい。
1:ホイールローダ(作業車両)
5:コントローラ
11,11A:前輪(車輪)
11,11B:後輪(車輪)
30:エンジン
31:トルコン(トルクコンバータ)
32:トランスミッション
44:ブレーキペダル
32F:前進用クラッチ
32R:後進用クラッチ
61:入力側回転速度センサ
62:出力側回転速度センサ
64:温度センサ
321:前進用電磁比例制御弁(電磁比例制御弁)
322:後進用電磁比例制御弁(電磁比例制御弁)
e:トルコン速度比
em:時間平均値
N1:入力軸回転速度
N2:出力軸回転速度

Claims (5)

  1. 複数の車輪が設けられた車体と、前記車体に搭載されたエンジンと、前記エンジンから伝達されるトルクを増幅させるトルクコンバータと、電磁比例制御弁により前進用クラッチまたは後進用クラッチを制御することで、前記複数の車輪に対して前記トルクコンバータから出力されたトルクを遮断または変速した上で伝達するトランスミッションと、前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチを解放して前記複数の車輪に制動力を付与するためのブレーキペダルと、前記ブレーキペダルの踏込量に基づいて前記電磁比例制御弁に対して指令電流を出力し、前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチの解放を制御するコントローラと、を備えた作業車両において、
    前記トルクコンバータの入力軸の回転速度を検出する入力側回転速度センサと、
    前記トルクコンバータの出力軸の回転速度を検出する出力側回転速度センサと、を有し、
    前記コントローラは、
    前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチの解放を制御する処理が開始された場合に、前記入力側回転速度センサで検出された前記トルクコンバータの入力軸の回転速度と、前記出力側回転速度センサで検出された前記トルクコンバータの出力軸の回転速度とに基づいて、前記トルクコンバータの回転速度の比であるトルコン速度比を算出し、算出された前記トルコン速度比に基づいて、前記電磁比例制御弁へ出力する指令電流の大きさを補正する補正処理を行う
    ことを特徴とする作業車両。
  2. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記トルクコンバータ内を流れる作動油の温度を検出する温度センサを有し、
    前記コントローラは、
    前記温度センサで検出された温度が、暖機後における前記作動油の温度以上であり、前記エンジンのストール発生時における前記作動油の温度よりも低い場合に、前記補正処理を行う
    ことを特徴とする作業車両。
  3. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記コントローラは、
    前記入力側回転速度センサで検出された前記トルクコンバータの入力軸の回転速度が、前記エンジンの最低回転速度以下である場合に、前記補正処理を行う
    ことを特徴とする作業車両。
  4. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記コントローラは、
    前記補正処理において、前記トルコン速度比の時間平均値を算出し、算出された前記時間平均値に基づいて、前記電磁比例制御弁へ出力する指令電流の大きさを補正する
    ことを特徴とする作業車両。
  5. 請求項1に記載の作業車両において、
    前記コントローラは、
    前記前進用クラッチまたは前記後進用クラッチの解放を制御する処理の開始から前記トルコン速度比が安定する時間として設定された所定の設定時間が経過した場合に、前記トルコン速度比を算出する
    ことを特徴とする作業車両。
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