JP2021138904A - 大豆脂肪酸を用いたナノエマルジョン組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は残存性のある化学物質を用いることなく、単純な成分で構成された消臭、除菌、洗浄を行うことのできる組成物を作ることを、課題としたものである。【解決手段】本発明は、液体石鹸に着目し、大豆脂肪酸を水酸化カリウム溶液で鹸化することで、液体石鹸状の物質を得た。この場合、大豆脂肪酸濃度を10%程度とし、従来の液体石鹸とは異なったものを作り上げた。
Description
本発明は大豆脂肪酸を用いて、作られるナノエマルジョン組成物に関してのものである。
除菌剤、消臭剤、洗浄剤という分類において、用いられる原料は人体に対して有害な成分を含むものが多くあり、これらはまた地球環境に対しても海洋、大気に関しての汚染を引き起こすことが大きな問題となっている。
本発明はこの点に着目して、単純な構成成分で安全性の高い消臭除菌洗浄剤の開発を行ったものである。
本来、石鹸は昔から使い慣れた洗浄成分であり、水酸化カリウム或いは水酸化ナトリウムを用いることで、油脂を鹸化することで作られる。これらは、洗浄の分野においては人や環境に優しい成分であり、広く用いられている。
特開2018―135403
特許第6067114号
特表2000―504344
特許出願2009―182706
登録第3224587号
特許第6067114号
特表2000―504344
特許出願2009―182706
登録第3224587号
本発明は残存性のある化学物質を用いることなく、単純な成分で構成された消臭、除菌、洗浄を行うことのできる組成物を作ることを、課題としたものである。
本発明は、液体石鹸に着目し、大豆脂肪酸を水酸化カリウム溶液で鹸化することで、液体石鹸状の物質を得た。この場合、大豆脂肪酸濃度を10%程度とし、従来の液体石鹸とは異なったものを作り上げた。液体石鹸はエマルジョンであり、水中に大豆脂肪酸の油滴が分散する構造である。これの油滴を超音波振動子で細かくすることによって、ナノサイズのエマルジョンを生成させた。
上記先行技術においては、エマルジョンの微細化についての記述はあるが、鹸化工程と超音波による微細化についての記載はみられない。また、登録第3224587号は弊社であるネクスト・ジェネレーション株式会社と株式会社エコジョーカーの製造機のものである。
この生成物は、油汚れに対して大きな洗浄性を有している。例えば、液体石鹸では壁面にこびりついた油汚れに吹き付けたとしても、簡単には落とすことが出来ない。また、一般の家庭洗剤でも強く拭き取る必要がある。
本発明における生成物は、スプレー容器に入れ壁面に吹き付けるだけで、油汚れが簡単に拭き取れた。
大豆脂肪酸溶液15gに対して精製水85gの混合液を作り、これを水酸化カリウムで鹸化した。大豆脂肪酸の鹸化価を192として水酸化カリウムを0.875gを加えた。これを3種類の超音波振動子を用いナノサイズのエマルジョンを得た。この場合の粒子の大きさは平均30nm(ナノメートル)であった。
この溶液を100倍に希釈しスプレー容器に入れ、台所のレンジまわりの壁面に吹きつけた。瞬時に油汚れは溶けるように流れ出した。また、たばこの臭いが付着した衣類に吹きつけると数十秒後には、無臭状態となった。
菌に対しては、大腸菌などの一般細菌に対しても90%以上の効果がみられ、また、ウイルスに対しても同様の効果がみられた。
菌に対しては、大腸菌などの一般細菌に対しても90%以上の効果がみられ、また、ウイルスに対しても同様の効果がみられた。
Claims (3)
- 大豆脂肪酸と精製水で構成された溶液を鹸化する工程を行い、得られたエマルジョン溶液を超音波で微細化したナノエマルジョン組成物。
- 請求項1において用いる超音波振動子は3種類の周波数で行うことを特徴とするナノエマルジョン組成物。
- 鹸化剤としては、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムによって行う請求項1及び2のナノエマルジョン組成物。
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JP2020050112A JP2021138904A (ja) | 2020-03-03 | 2020-03-03 | 大豆脂肪酸を用いたナノエマルジョン組成物 |
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JP2020050112A Pending JP2021138904A (ja) | 2020-03-03 | 2020-03-03 | 大豆脂肪酸を用いたナノエマルジョン組成物 |
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2020
- 2020-03-03 JP JP2020050112A patent/JP2021138904A/ja active Pending
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