JP2021137263A - 洗濯機 - Google Patents

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佑太 長野
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貞人 椎橋
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Abstract

【課題】複数のタンクを取り合うように設けても磁気センサが誤検知し難く、タンク残量を精度よく検知する。【解決手段】洗濯機は、外箱と、水槽と、複数種類の洗濯処理剤を前記水槽内へ選択的に自動で投入可能な自動投入装置と、を備える。自動投入装置は、隣接して配置された複数の処理剤タンクと、各処理剤タンク内の洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能な複数の処理剤残量検知機構と、を有する。各処理剤残量検知機構は、磁気センサが検知したフロートの位置に基づいて処理剤タンク内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能である。自動投入装置は、磁力を遮蔽する性質を有する部材で構成され、隣接する2つの処理剤残量検知機構のうち一方の処理剤残量検知機構が有する磁石と他方の処理剤残量検知機構が有する磁気センサとの間に設けられた磁力遮蔽部材、を更に有している。【選択図】図7

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年では、ユーザの利便性向上のために、洗濯処理剤を自動投入用のタンクに予め複数回分貯留しておき、各洗濯運転時に必要量をタンクから自動的に投入する自動投入装置を備えた洗濯機が開発されている。このような自動投入装置は、タンク内に貯留されている洗濯処理剤が減少した場合にユーザに洗濯処理剤の補充を促すため、タンク内に貯留されている洗濯処理剤の残量を自動で検知する構成を有することが考えられる。
このような構成としては、例えば永久磁石を内蔵したフロートと、永久磁石の接近を検知するためのホールICやリードスイッチ等の磁気センサと、を有したものが考えられる。この場合、フロートは、例えばタンク内の洗濯処理剤の貯留量によって浮き沈みするようにタンク内に設けられる。そして、磁気センサは、タンク内の洗濯処理剤が減ってフロートが所定位置まで沈んだ場合にフロート内の永久磁石を検知する。これにより、洗濯機は、タンク内に貯留されている洗濯処理剤の残量が所定量まで減ったことを検知することができる。
このような構成において、タンクを隣り合うように複数設けた場合、磁気センサをタンク底部側に設けてしまうと、磁気センサが本来対応すべきタンクに設けられたフロート内部の永久磁石ではなく、隣り合うタンクのフロートに設けられた永久磁石と反応し、タンク残量を誤検知してしまうことがある。
国際公開第2019/044307号
そこで本発明では、複数のタンクを取り合うように設けても磁気センサが誤検知し難く、タンク残量を精度よく検知することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱の内側に収容される水槽と、複数種類の洗濯処理剤を前記水槽内へ選択的に自動で投入可能な自動投入装置と、を備える。前記自動投入装置は、前記洗濯処理剤を貯留可能であって隣接して配置された複数の処理剤タンクと、各前記処理剤タンクに対応して設けられ、各前記処理剤タンク内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能な複数の処理剤残量検知機構と、を有する。前記各処理剤残量検知機構は、前記各処理剤タンク内に設けられ前記各処理剤タンクに貯留された前記洗濯処理剤の貯留量の増減に伴って前記各処理剤タンク内において予め定められた軌跡で移動するフロートと、前記フロートと一体的に移動可能に設けられた磁石と、前記磁石を検知することで前記フロートの位置を検知可能な磁気センサと、を有し、前記磁気センサが検知した前記フロートの位置に基づいて前記処理剤タンク内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能である。前記自動投入装置は、磁力を遮蔽する性質を有する部材で構成され、隣接する2つの前記処理剤残量検知機構のうち一方の前記処理剤残量検知機構が有する前記磁石と他方の前記処理剤残量検知機構が有する前記磁気センサとの間に設けられた磁力遮蔽部材、を更に有している。
第1実施形態による洗濯機の外観構成を示す斜視図 第1実施形態の洗濯機について、自動投入装置の構成を概略的に示す図 第1実施形態の洗濯機の電気的構成を示すブロック図 第1実施形態による洗濯機が備える処理剤タンクの外観を示す斜視図 第1実施形態による洗濯機について、フロートが上昇端位置にある状態を示す処理剤タンクの側断面図 第1実施形態による洗濯機について、フロートが下降端位置にある状態を示す処理剤タンクの側断面図 第1実施形態による洗濯機について、処理剤タンクと磁力遮蔽部材との位置関係を模式的に示す断面図 第1実施形態による洗濯機について、フロートの移動範囲と磁力遮蔽部材との位置関係を示す図 第1実施形態による洗濯機の変形例について、処理剤タンクと磁力遮蔽部材との位置関係を模式的に示す断面図 第2実施形態による洗濯機について、処理剤タンクと磁力遮蔽部材との位置関係を模式的に示す断面図 第3実施形態による洗濯機について、処理剤タンクと磁力遮蔽部材との位置関係を模式的に示す断面図 第4実施形態による洗濯機について、処理剤タンクと磁力遮蔽部材との位置関係を模式的に示す断面図
以下、複数の実施形態による洗濯機について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態で実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。各実施形態は、図1に示す横軸または斜め軸型のドラム式洗濯機、及び図示しない縦軸型の洗濯機のいずれにも適用することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1〜図8を参照して説明する。
洗濯機10は、図1〜図3に示すように、外箱11、水槽12、回転槽13、制御装置14、回転槽モータ15、排水機構16、操作パネル17、給水機構18、及び自動投入装置20を備えている。なお図1において、洗濯機10の設置面側、つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面の反対側、つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。洗濯機10は、回転槽13の回転軸が水平へ向かう横軸型または後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。
洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒーター式の乾燥機能を有していても良いし、備えていなくてもよい。水槽12は、外箱11内に配置されて、図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。回転槽13は、水槽12内に回転可能に配置されている。この場合、水槽12及び回転槽13は、洗濯物を収容する洗濯槽として機能する。
制御装置14は、図3に示すように、例えばCPU141や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記憶領域142を要するマイクロコンピュータ主体に構成されており、洗濯機10全体の制御を行う。本実施形態の場合、制御装置14は、回転槽モータ15、排水機構16、操作パネル17、給水機構18、及び自動投入装置20の駆動を制御する。回転槽モータ15は、水槽12の外側に設けられており、回転槽13に接続されている。また、回転槽モータ15は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき駆動して回転槽13を回転させる。
図2に示す排水機構16は、水槽12内に貯留されている水を洗濯機10の機外に排出するための機能を有する。排水機構16は、排水経路161と、排水弁162と、を有している。排水経路161は、例えば可撓性を有する排水ホースで構成されており、一方の端部が排水弁162に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外へ引き出されている。排水弁162は、例えば電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁で構成されている。排水弁162は、水槽12の底部に設けられた排水口121と、排水経路161との間に設けられている。排水弁162は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき、排水経路161を開閉する。
操作パネル17は、図1に示すように外箱11の上面部の前側部分に設けられており、制御装置14に電気的に接続されている。操作パネル17には、詳細は図示しないが、電源スイッチや、スタートキー、ユーザが洗濯運転コースの設定等を行うための各種操作キーなどが設けられている。ユーザは、洗濯運転を実行させるにあたって、自動投入装置20により自動で洗濯処理剤を投入するか、または図示しない手動用投入ケースを用いて手動で1回分の洗濯処理剤を投入するかを、操作パネル17を用いて選択操作できる。
給水機構18は、図1に示すように、例えば外箱11内の水槽12の上方左奥部に設けられている。給水機構18は、例えば水道などの給水源からの水を受けて水槽12内への給水を行う。給水機構18は、例えば図2に示すように、接続口181、給水経路182、供給部183、及び給水弁184を有している。接続口181は、外箱11の上面部において、左奥部に露出するように設けられている。接続口181は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の水源に接続される。
給水経路182は、接続口181から水槽12及び回転槽13までを接続する経路である。供給部183は、給水経路182の途中部分に設けられており、自動投入装置20により洗濯処理剤が供給される部分である。給水弁184は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁である。給水弁184は、接続口181と給水経路182との間に設けられている。そして、給水弁184は、制御装置14に電気的に接続されており、制御装置14からの制御信号に基づき給水経路182を開閉する。
自動投入装置20は、複数種類の洗濯処理剤を水槽12内へ選択的に自動で投入する機能を有している。すなわち、自動投入装置20は、予め複数回分の洗濯処理剤を貯留しておき、複数回の洗濯運転に亘って所定量の洗濯処理剤を自動で水槽12内に供給する機能を有している。なお、本実施形態において、洗濯処理剤とは、洗剤や柔軟仕上げ剤等を含むものである。自動投入装置20は、図1及び図2に示すように、タンク収容部21、収容部カバー22、投入ポンプ23、処理剤タンク30、及び処理剤残量検知機構40を有している。
処理剤タンク30は、例えば樹脂製であって、前後方向又は左右方向に長い矩形状で中空の容器で構成されており、液状の洗濯処理剤を貯留することができる。この場合、処理剤タンク30は、複数回の運転で使用する洗濯処理剤を貯留するために十分な容量を有している。この場合、処理剤タンク30の容量は特に限定されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL〜2L程度に設定することが好ましい。また、本実施形態の場合、自動投入装置20は、処理剤タンク30を2つ有している。この場合、2つの処理剤タンク30のうち一方は、洗濯処理剤として洗剤を貯留するためのものである。また、2つの処理剤タンク30のうち他方は、洗濯処理剤として柔軟仕上げ剤を貯留するためのものである。
これら2つの処理剤タンク30A、30Bの容量は同一であっても良いし異なっていても良い。しかし、一般的な洗濯運転においては、柔軟仕上げ剤よりも洗剤の方がより多く消費する。したがって、これら2つの処理剤タンク30A、30Bのうち洗剤タンク30Aの方が、仕上げ剤タンク30Bよりも容量が大きいことが好ましい。
タンク収容部21は、上面が開口した箱状に構成されて外箱11の内部に設けられている。タンク収容部21は、2つの処理剤タンク30を左右又は前後に並べて収容可能に構成されている。また、各処理剤タンク30は、タンク収容部21に着脱可能に収容される。収容部カバー22は、外箱11に取り付けられており、タンク収容部21の上面の開口を開閉することができる。ユーザは、収容部カバー22を開放した状態で各処理剤タンク30を洗濯機10の上方に引き出して洗濯機10から取り外すことができる。
自動投入装置20は、各処理剤タンク30に対応した数の投入ポンプ23を有している。本実施形態の場合、自動投入装置20は、処理剤タンク30を2つ有しているため、投入ポンプ23もそれぞれ2つずつ有している。図2では、2組の処理剤タンク30及び投入ポンプ23のうち1組について示している。投入ポンプ23は、流入側にポンプ接続部231を有しており、ポンプ接続部231を介して処理剤タンク30に接続される。これにより、処理剤タンク30は、対応する投入ポンプ23を介して供給部183に接続される。投入ポンプ23は、例えばシリンジポンプであり、処理剤タンク30内に貯留されている洗濯処理剤を一定量吸引して、供給部183に吐出する。
この構成において、給水弁184が開放されると、接続口181から供給された水道水が給水経路182に流入し供給部183を通る。供給部183には、自動投入装置20の動作によって、給水弁184の動作前に所要量の洗濯処理剤が予め供給される。供給部183に洗濯処理剤が貯留している場合、給水経路182を通る水は、その洗濯処理剤を溶かしながら流れて、水槽12内に供給される。このように、自動投入装置20は、洗濯機10の運転中に、水槽12に対して所定量の洗濯処理剤を自動で投入する。
次に、処理剤タンク30及び処理剤残量検知機構40の詳細な構成について図4〜図8も参照して説明する。なお、以下の説明において、処理剤タンク30及び処理剤残量検知機構40のうち、洗剤に対応した構成については符号の末尾にAを付し、仕上げ剤に対応した構成については符号の末尾にBを付すことがある。すなわち、処理剤タンク30及び処理剤残量検知機構40のうち、洗剤に対応したものを洗剤タンク30A及び洗剤残量検知機構40Aと称することがあり、仕上げ剤に対応したものを仕上げ剤タンク30B及び仕上げ剤残量検知機構40Bと称することがある。
各処理剤タンク30は、図5等に示すように、それぞれタンク本体31、蓋部材32、フィルタ部材33、処理剤出口部34、吸込み管部35、及び漏出防止弁36を有している。タンク本体31は、処理剤タンク30の外殻を構成しており、例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。
本実施形態の場合、タンク本体31は、図4及び図5等に示すように、全体として直方体状に形成されており、前面部311、側面部312、背面部313、底面部314、及び上面部315を有している。前面部311は、タンク本体31の前面を構成する。側面部312は、タンク本体31の左右の側面部を構成する。背面部313は、タンク本体31の背面を構成する。底面部314は、タンク本体31の底面を構成する。そして、上面部315は、タンク本体31の上面を構成する。また、タンク本体31は、開口部316を有している。開口部316は、上面部315の一部を例えば矩形状に貫いて形成されており、タンク本体31の内部と外部とを連通している。
蓋部材32は、板状であって、タンク本体31と同様に例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。蓋部材32は、図示しないヒンジによってタンク本体31の上面部315に取り付けられており、開口部316を開閉可能に構成されている。ユーザは、蓋部材32を開けて、開口部316を通して洗濯処理剤をタンク本体31内に投入することができる。
フィルタ部材33は、例えば網状に構成されており、タンク本体31内に設けられている。フィルタ部材33は、タンク本体31の内部空間において、開口部316側の空間と、吸込み管部35が設けられた空間と、を仕切っている。これにより、フィルタ部材33は、開口部316からタンク本体31内に投入された洗剤が吸込み管部35から投入ポンプ23に吸込まれる際に、その洗剤中に含まれているごみ等を捕集する機能を有する。
処理剤出口部34は、タンク本体31の下側後部、この場合、背面部313に設けられている。処理剤出口部34には、投入ポンプ23のポンプ接続部231が挿入される。これにより、タンク本体31内と投入ポンプ23とが接続される。吸込み管部35は、処理剤出口部34に接続されており、タンク本体31の底面部314の近傍まで垂直下方へ延びている。吸込み管部35の下端部は、タンク本体31の底面部314から僅かに離間している。
漏出防止弁36は、処理剤出口部34と吸込み管部35との間に設けられている。漏出防止弁36は、処理剤タンク30がタンク収容部21から取り外されて、処理剤出口部34にポンプ接続部231が接続されていない場合に、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤が処理剤出口部34からタンク本体31外部へ漏れ出ることを防止する機能を有する。漏出防止弁36は、処理剤出口部34にポンプ接続部231が接続されている場合には、処理剤出口部34と吸込み管部35との間を開く。これにより、投入ポンプ23は、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤を吸い出すことが可能になる。一方、漏出防止弁36は、処理剤出口部34にポンプ接続部231が接続されていない場合には、処理剤出口部34と吸込み管部35との間を閉じ、これによりタンク本体31内の洗濯処理剤が処理剤出口部34から外部へ流出することを防ぐ。
処理剤残量検知機構40は、処理剤タンク30内に貯留されている洗濯処理剤の残量を検知する機能を有する。本実施形態の場合、処理剤残量検知機構40は、処理剤タンク30内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知することができる。処理剤残量検知機構40は、各処理剤タンク30に対応して設けられている。本実施形態の場合、自動投入装置20は、2つの処理剤タンク30、つまり洗剤タンク30A及び仕上げ剤タンク30Bを有している。そのため、自動投入装置20は、洗剤タンク30A及び仕上げ剤タンク30Bに対応した2つの処理剤残量検知機構40A、40Bを有している。
各処理剤残量検知機構40は、それぞれ移動機構50、磁石41、及び磁気センサ42を有している。なお、以下の説明において、各処理剤残量検知機構40が有する移動機構50、磁石41、及び磁気センサ42のうち、洗剤に対応した構成については符号の末尾にAを付し、仕上げ剤に対応した構成については符号の末尾にBを付すことがある。すなわち、各処理剤残量検知機構40が有する移動機構50、磁石41、及び磁気センサ42のうち、洗剤に対応したものを、移動機構50A、磁石41A、及び磁気センサ42Aと称し、仕上げ剤に対応したものを、移動機構50B、磁石41B、及び磁気センサ42Bと称する。
移動機構50は、タンク本体31の内部に設けられており、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤の液面の高さ位置の変化に伴い上下方向の成分を含む方向へ移動するように構成されている。本実施形態の場合、移動機構50は、タンク本体31内に貯留されている洗濯処理剤の液面の高さ位置の変化に伴って揺動可能に構成されている。
移動機構50は、図5等に示すように揺動レバー51とフロート52とを有しており、揺動レバー51とフロート52とが一体的に揺動可能に構成されている。本実施形態の場合、揺動レバー51とフロート52とは一体に構成されている。なお、揺動レバー51とフロート52とは、別体に構成しても良い。揺動レバー51は、全体として上下方向に長い長尺の板状又は棒状に構成されている。揺動レバー51の上側の端部は、タンク本体31の上面部315に設けられた軸317を支点に揺動可能に取り付けられている。また、揺動レバー51の下側の端部は、フロート52に接続されている。
フロート52は、例えば中空形状に形成されており、内部に密閉された空間を有している。フロート52の内部の空間を含めた全体の密度は、洗濯処理剤に浮くように調整されている。フロート52は、処理剤タンク30内に残留している洗濯処理剤の残量に応じて、つまり洗濯処理剤の液面の高さ位置に応じて、浮き沈みする。この場合、フロート52は、揺動レバー51を介して軸317に接続されている。したがって、フロート52は、軸317を支点とし揺動レバー51の長さ寸法を半径とした円弧状の軌跡に沿って移動する。このように、フロート52は、洗濯処理剤の残量の増減に伴って、予め定められた一定の軌跡に沿って移動する。
処理剤タンク30内の洗濯処理剤の量が増加して洗濯処理剤の液面が上昇すると、フロート52は、軸317を中心とした円弧状の軌跡を描きながら上昇する。そして、フロート52は、図5に示すように、最終的にタンク本体31の前面部311内側に当たり、これにより移動機構50の揺動が止まる。このときの洗濯処理剤の液面位置を、上昇端位置Ltとする。換言すれば、洗濯処理剤の液面位置が上昇端位置Ltよりも下がることで、移動機構50の下降方向への移動つまり揺動が開始する。
また、本実施形態の場合、処理剤タンク30は、規制部318を有している。規制部318は、揺動レバー51又はフロート52に接触して移動機構50の揺動を規制する機能を有する。本実施形態の場合、規制部318は、タンク本体31の上面部315に設けられており、上面部315の内側から下方へ延び出た棒状又は板状に構成されている。
処理剤タンク30内の洗濯処理剤の量が減少して洗濯処理剤の液面が下降すると、フロート52は、軸317を中心とした円弧状の軌跡を描きながら下降する。そして、揺動レバー51は、図6に示すように、最終的に規制部318に当たって揺動が規制され、これにより移動機構50の揺動が止まる。このときの洗濯処理剤の液面位置を、下降端位置Lbとする。換言すれば、洗濯処理剤の液面位置が下降端位置Lbよりも上がることで、移動機構50の上昇方向への移動つまり揺動が開始する。
ここで、例えば一般的な液体洗剤は、一般的な洗濯機の最大量である10〜12kg程度の洗濯物を洗濯する場合に、40mL〜60mL程度の使用を目安にしていることが多い。そこで、本実施形態において、下降端位置Lbにおける洗濯処理剤の量は、1〜2回程度の洗濯運転を実行できる程度の量、例えば100mLに設定されている。そして、上昇端位置Ltにおける洗濯処理剤の量は、下降端位置Lbにおける洗濯処理剤の量の2〜3倍程度の量、例えば250mLに設定されている。
磁石41は、磁力を有する部材で構成された例えば永久磁石あって、フロート52の移動と連動してフロート52と一体的に移動するように構成されている。本実施形態の場合、磁石41は、板状又はブロック状の永久磁石で構成されており、フロート52の内部に設けられている。本実施形態の場合、磁石41は、図5等に示すように単純な矩形の板状の部材で構成されている。また、本実施形態の場合、磁石41は、図5等に示すように、フロート52の重心位置よりも下側でかつ浮心位置よりも下側、この場合、フロート52の底面部に設けられている。磁石41を構成する永久磁石は、磁気センサ42が検知可能なものであれば良く、例えば、フェライト磁石やネオジム磁石などを用いることができる。
磁気センサ42は、非接触で磁石41の存在を検知可能である。すなわち、磁気センサ42は、磁石41の接近及び離間を検知することができる。本実施形態における磁気センサ42は、例えばホール素子であって、所定値以上の磁力を検知する方式のものである。この場合、磁気センサ42と磁石41との距離が近づくほど、磁気センサ42にかかる磁石41の磁力が強まっていき、磁気センサ42が所定値以上の磁力を検知すると、磁気センサ42電気的に接続している制御装置14に信号を送る。制御装置14は、磁気センサ42からの信号を受け取ることで、操作パネル17に洗濯処理剤の残量が少なくなったことを表示する。
各磁気センサ42は、図5等に示すように、例えばタンク収容部21の外側又は内側にあって、処理剤タンク30の外側から磁石41を検出することができる位置に設けられている。本実施形態では、磁気センサ42は、底面部211の外側でかつ下方にあって、処理剤タンク30の底面部314の外側から磁石41を検出することができる位置に設けられている。
タンク収容部21は、仕切り壁24を有している。仕切り壁24は、タンク収容部21の底面から上方へ延びるように設けられている。仕切り壁24は、タンク収容部21と一体に構成されていても良いし、別体に構成されていても良い。仕切り壁24は、タンク収容部21内において、洗剤タンク30Aが収容される空間と、仕上げ剤タンク30Bが収容される空間と、を仕切っている。すなわち、洗剤タンク30A及び仕上げ剤タンク30Bがそれぞれタンク収容部21内に収容された状態において、洗剤タンク30Aと仕上げ剤タンク30Bとは、仕切り壁24によって仕切られている。
この場合、図7に示すように、仕切り壁24の上端部241は、各処理剤タンク30の上端面よりも下方に位置している。仕切り壁24は、タンク収容部21の底面部分よりも下方まで延びている。この場合、仕切り壁24の下端部242は、磁気センサ42よりも下方まで延びている。
また、自動投入装置20は、磁力遮蔽部材25を有している。磁力遮蔽部材25は、磁力を遮蔽する性質を有する部材で構成されている。すなわち、磁力遮蔽部材25は、磁力遮蔽部材25自身に磁力を通す透磁性を有する部材で構成されている。磁力遮蔽部材25は、磁力の遮蔽率つまり透磁率が大きく、かつ残量磁気が小さい部材が好ましい。磁力遮蔽部材25の材料としては、例えば鉄、ニッケル、パーマロイ、ケイ素鋼板、フェライト、マンガン、コバルト、銅、亜鉛、マグネシウム等が考えられるが、これに限られない。本実施形態の場合、磁力遮蔽部材25は、例えば透磁性を有する金属製の板状の部材、具体的には鉄板で構成されている。
磁力遮蔽部材25は、隣接する2つの処理剤残量検知機構40のうち一方の処理剤残量検知機構40が有する磁石41と他方の処理剤残量検知機構40が有する磁気センサ42との間に設けられている。すなわち、本実施形態の場合、磁力遮蔽部材25は、隣接する2つの処理剤残量検知機構40A、40Bのうち、洗剤に対応した処理剤残量検知機構40Aが有する磁石41Aと柔軟剤に対応した処理剤残量検知機構40Bが有する磁気センサ42Bとの間で、かつ、柔軟剤に対応した処理剤残量検知機構40Bが有する磁石41Bと洗剤に対応した処理剤残量検知機構40Aが有する磁気センサ42Aとの間に設けられている。
本実施形態の場合、磁力遮蔽部材25は、仕切り壁24に設けられている。この場合、磁力遮蔽部材25は、仕切り壁24の内部に埋設されている。すなわち、仕切り壁24は、例えば鉄板などの磁力遮蔽部材25をプラスチックなどの合成樹脂で包んだ構成となっている。この場合、磁力遮蔽部材25は、例えば仕切り壁24内にインサート成形することによって、仕切り壁24に埋設された構成とすることができる。また、磁力遮蔽部材25は、例えば仕切り壁24に磁力遮蔽部材25を挿入するための隙間を形成し、その隙間に磁力遮蔽部材25を挿入することによって、仕切り壁24に埋設された構成とすることができる。なお、磁力遮蔽部材25は、仕切り壁24に貼り付けられる構成としても良い。
本実施形態の場合、磁力遮蔽部材25は、少なくとも隣接する2つの処理剤残量検知機構40A、40Bが有する磁石41A、41Bの移動範囲の側方を覆っている。そのため、磁力遮蔽部材25は、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出されて他方の磁気センサ42へ向かう磁力を遮断することができる。その結果、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出される磁力が、他方側の磁気センサ42に与える影響を抑制することができ、各磁気センサ42A、42Bの誤検知を抑制することができる。
この場合、磁力遮蔽部材25が覆う領域は、図8に示す領域Sよりも大きいことが好ましい。領域Sは、少なくとも磁石41A、41Bの移動範囲及び磁気センサ42A、42Bの側方を覆う領域である。これによれば、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出されて他方の磁気センサ42へ向かう磁力を効率良く遮断することができる。なお、磁力遮蔽部材25は、図8の領域Sに沿った形状であっても良いし、領域Sよりも大きい矩形形状等であっても良い。
また、磁力遮蔽部材25は、図7に示すように、上昇端位置Ltよりも上方の位置から磁気センサ42の下端よりも下方の位置までにかけて設けられている。すなわち、磁力遮蔽部材25の上端位置251は、上昇端位置Ltよりも上方に位置し、かつ、磁力遮蔽部材25の下端位置252は、磁気センサ42よりも下方に位置している。
これによれば、磁力遮蔽部材25は、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出されて他方の磁気センサ42へ向かう磁力を、更に効果的に遮断することができる。その結果、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出される磁力が、他方側の磁気センサ42に与える影響を更に効率良く抑制することができ、各磁気センサ42A、42Bの誤検知を更に抑制することができる。
なお、磁力遮蔽部材25のうちタンク収容部21の下方へ延びる部分は、図9に示すように、タンク収容部21から露出していても良い。すなわち、この場合、仕切り壁24に磁力遮蔽部材25を挿入するための空間を形成しておき、タンク収容部21の下方から仕切り壁24に磁力遮蔽部材25を挿入する構成としても良い。
以上説明した実施形態によれば、洗濯機10は、外箱11と、外箱11の内側に収容される水槽12と、複数種類の洗濯処理剤を水槽12内へ選択的に自動で投入可能な自動投入装置20と、を備える。自動投入装置20は、複数の処理剤タンク30と、複数の処理剤残量検知機構40と、を有する。処理剤タンク30は、それぞれ洗濯処理剤を貯留可能であって、隣接して配置されている。処理剤残量検知機構40は、各処理剤タンク30に対応して設けられ、各処理剤タンク30内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能である。
本実施形態の場合、自動投入装置20は、処理剤タンク30として、例えば洗剤タンク30Aと仕上げ剤タンク30Bとを有する。そして、自動投入装置20は、処理剤残量検知機構40として、洗剤残量検知機構40Aと、仕上げ剤残量検知機構40Bと、を有する。
各処理剤残量検知機構40A、40Bは、それぞれ、揺動レバー51A、51Bと、フロート52A、52Bと、磁石41A、41Bと、磁気センサ42A、42Bと、を有している。各揺動レバー51A、51B、及びフロート52A、52Bは、それぞれ処理剤タンク30A、30B内に設けられており、処理剤タンク30A、30Bに貯留された洗濯処理剤の貯留量の増減に伴って処理剤タンク30A、30B内において予め定められた軌跡で移動する。
各磁石41A、41Bは、それぞれ対応するフロート52A、52Bと一体的に移動可能に設けられている。各磁気センサ42A、42Bは、対応する磁石41A、41Bを検知することで対応するフロート52A、52Bの位置を検知可能である。各処理剤残量検知機構40A、40Bは、それぞれ対応する磁気センサ42A、42Bが検知したフロート52A、52Bの位置に基づいて処理剤タンク30A、30B内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能である。
そして、洗濯機10は、磁力遮蔽部材25を更に有している。磁力遮蔽部材25は、磁力を遮蔽する性質を有する部材で構成されている。そして、磁力遮蔽部材25は、隣接する2つの処理剤残量検知機構40のうち一方の処理剤残量検知機構40が有する磁石41と他方の処理剤残量検知機構40が有する磁気センサ42との間に設けられている。すなわち、磁力遮蔽部材25は、隣接する洗剤残量検知機構40Aと仕上げ剤残量検知機構40Bとのうち、洗剤残量検知機構40Aが有する磁石41Aと仕上げ剤残量検知機構40Bが有する磁気センサ42Bとの間で、かつ、仕上げ剤残量検知機構40Bが有する磁石41Bと洗剤残量検知機構40Aが有する磁気センサ42Aとの間に設けられている。
これによれば、磁力遮蔽部材25は、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出されて他方の磁気センサ42へ向かう磁力を遮断することができる。その結果、2つの処理剤残量検知機構40のうち一方側の磁石41から放出される磁力が、他方側の磁気センサ42に与える影響を抑制することができ、各磁気センサ42A、42Bの誤検知を抑制することができる。すなわち、これによれば、各処理剤残量検知機構40A、40Bは、例えば洗剤タンク30Aと仕上げ剤タンク30Bとが隣り合うように設けられていても、磁気センサ42A、42Bが誤検知し難く、各処理剤タンク30A、30B内の残量を精度よく検知することができる。
本実施形態の場合、自動投入装置20は、隣接して配置される2つの処理剤タンク30A、30Bの間を仕切る仕切り壁24を更に有している。そして、磁力遮蔽部材25は、仕切り壁24の内部に設けられている。これによれば、磁力遮蔽部材25は、外部に露出していない、つまり見えない位置に設けられているため、意匠性に優れたものとすることができる。
ここで、磁力遮蔽部材25としては、例えば鉄板を採用することが考えられる。この場合、鉄板は、透磁率が高く磁力を遮蔽するための部材としての性能が高く、一方で、他の部材に比べて入手し易く経済的である。しかし、磁力遮蔽部材25として鉄板を用いた場合において、鉄板の端部が鋭利になっておりかつその端部が露出していると、ユーザが触れて怪我をしてしまうおそれがある。これに対し、本実施形態において、磁力遮蔽部材25は、仕切り壁24の内部に設けられている。これにより、ユーザが磁力遮蔽部材25に触れてしまうことがないため、安全性の向上が図られる。
なお、本実施形態において、磁力遮蔽部材25は、例えば金属粉など磁性体粒子を含んだ樹脂で構成しても良い。これによっても、上記構成と同様の作用効果が得られる。
(第2実施形態)
次に第2実施形態について図10を参照して説明する。
本実施形態では、図7で示した仕切り壁24及び磁力遮蔽部材25の構成が、上記第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、自動投入装置20は、仕切り壁24を有していない。つまり、タンク収容部21内において、洗剤タンク30Aが収容される空間と、仕上げ剤タンク30Bが収容される空間とは、仕切られておらず連通している。そして、自動投入装置20は、上記第1実施形態の磁力遮蔽部材25に替えて、磁力遮蔽部材26を有している。磁力遮蔽部材26は、隣接する2つの処理剤タンク30のうち、一方側の処理剤タンク30の側面であって他方側の処理剤タンク30と対向する位置に設けられている。
本実施形態において、磁力遮蔽部材26は、図10に示すように、例えば洗剤タンク30Aのうち、仕上げ剤タンク30Bと対向する側の面に設けられている。この場合、磁力遮蔽部材26は、洗剤タンク30Aの側面に埋め込まれていても良いし、洗剤タンク30Aの側面に貼り付けられていても良い。また、磁力遮蔽部材26は、処理剤タンク30Aの該当面を、磁性体粒子を含む樹脂で構成したものでもよい。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果が期待できる。
なお、磁力遮蔽部材26は、仕上げ剤タンク30Bの側面部312のうち、洗剤タンク30Aと面する側に設けても良いし、洗剤タンク30A及び仕上げ剤タンク30Bのそれぞれの側面に設けても良い。
(第3実施形態)
第3実施形態について図11を参照して説明する。
本実施形態では、図7で示した仕切り壁24及び磁力遮蔽部材25の構成が、上記第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、自動投入装置20は、仕切り壁24を有していない。そして、自動投入装置20は、上記第1実施形態の磁力遮蔽部材25に替えて、磁力遮蔽部材27A、27Bを有している。磁力遮蔽部材27A、27Bは、隣接する2つの処理剤タンク30のうち、少なくとも一方側の処理剤タンク30の側面であって他方側の処理剤タンク30と対向する位置に設けられている。本実施形態の場合、磁力遮蔽部材27A、27Bは、図11に示すように、それぞれフロート52A、52Bにおいて、他方の処理剤タンク30と対向する側の面に設けている。
具体的には、図11に示すように、磁力遮蔽部材27Aは、洗剤タンク30Aに設けられているフロート52Aにおいて、仕上げ剤タンク30Bと対向する側の面に設けられている。また、磁力遮蔽部材27Bは、仕上げ剤タンク30Bに設けられているフロート52Bにおいて、洗剤タンク30Aと対向する側の面に設けられている。この場合、磁力遮蔽部材27A、27Bは、例えば上記各実施形態と同様に、鉄板等で構成することもできるし、磁性体粒子を含む樹脂で構成することもできる。
この第3実施形態によれば、上記各実施形態と同様の効果が期待できる。更に、本実施形態によれば、磁力遮蔽部材27A、27Bは、それぞれフロート52A、52Bと一体となって移動するため、磁力遮蔽部材27A、27Bをフロート52A、52Bの軌道範囲全体に設ける必要がない。そのため、磁力遮蔽部材27A、27Bを設ける範囲が狭くなり、より安価に実施可能となる。
なお、磁力遮蔽部材27A、27Bは、必ずしも洗剤タンク30A内のフロート52Aと仕上げ剤タンク30Bのフロート52Bとの両方に設けられている必要はなく、いずれか一方のみに設ける構成としても良い。
(第4実施形態)
第4実施形態について図12を参照して説明する。
本実施形態は、図7で示した仕切り壁24及び磁力遮蔽部材25の構成が、上記第1実施形態と異なる。すなわち、本実施形態において、自動投入装置20は、仕切り壁24を有していない。また、本実施形態において、自動投入装置20は、上記各実施形態における洗剤タンク30A及び仕上げ剤タンク30Bに替えて、処理剤タンク60を有している。そして、自動投入装置20は、上記第1実施形態の磁力遮蔽部材25に替えて、磁力遮蔽部材28を有している。
すなわち、処理剤タンク60は、内部に内壁61を有している。内壁61は、処理剤タンク60内の空間を、洗剤が貯留される洗剤貯留部601と、仕上げ剤が貯留される仕上げ剤貯留部602と、を区画している。これにより、本実施形態の処理剤タンク60は、複数種類、この場合、2種類の洗濯処理剤を貯留できるようになっている。そして、磁力遮蔽部材28は、処理剤タンク60の内壁61に設けられている。この場合、磁力遮蔽部材28は、上記各実施形態と同様に、鉄板等で構成することもできるし、磁性体粒子を含む樹脂で構成することもできる。
以上説明した第4実施形態によれば、処理剤タンク60のように単体のタンクで、複数の洗濯処理剤を貯留可能なものにおいても上記各実施形態と同様の効果が期待できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は 、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、 種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は洗濯機、11は外箱、12は水槽、20は自動投入装置、24は仕切り壁、25、26、27、28は磁力遮蔽部材、30は処理剤タンク、30Aは洗剤タンク(処理剤タンク)、30Bは仕上げ剤洗剤タンク(処理剤タンク)、40は処理剤残量検知機構、40Aは洗剤残量検知機構(処理剤残量検知機構)、40Bは仕上げ剤残量検知機構(処理剤残量検知機構)、41、41A、41Bは磁石、42、42A、42Bは磁気センサ、52、52A、52Bはフロート、60は処理剤タンク、を示す。

Claims (5)

  1. 外箱と、
    前記外箱の内側に収容される水槽と、
    複数種類の洗濯処理剤を前記水槽内へ選択的に自動で投入可能な自動投入装置と、を備え、
    前記自動投入装置は、前記洗濯処理剤を貯留可能であって隣接して配置された複数の処理剤タンクと、各前記処理剤タンクに対応して設けられ、各前記処理剤タンク内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能な複数の処理剤残量検知機構と、を有し、
    前記各処理剤残量検知機構は、
    前記各処理剤タンク内に設けられ前記各処理剤タンクに貯留された前記洗濯処理剤の貯留量の増減に伴って前記各処理剤タンク内において予め定められた軌跡で移動するフロートと、
    前記フロートと一体的に移動可能に設けられた磁石と、
    前記磁石を検知することで前記フロートの位置を検知可能な磁気センサと、を有し、
    前記磁気センサが検知した前記フロートの位置に基づいて前記処理剤タンク内に貯留されている洗濯処理剤が所定量まで減ったことを検知可能であり、
    前記自動投入装置は、磁力を遮蔽する性質を有する部材で構成され、隣接する2つの前記処理剤残量検知機構のうち一方の前記処理剤残量検知機構が有する前記磁石と他方の前記処理剤残量検知機構が有する前記磁気センサとの間に設けられた磁力遮蔽部材、を更に有している、
    洗濯機。
  2. 前記自動投入装置は、隣接して配置される前記処理剤タンクの間を仕切る仕切り壁を更に有し、
    前記磁力遮蔽部材は、前記仕切り壁の内部に設けられている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記磁力遮蔽部材は、隣接して配置される前記処理剤タンクのうち少なくとも一方側の前記処理剤タンクにあって他方側の前記処理剤タンクと対向する側の面に設けられている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  4. 前記磁力遮蔽部材は、隣接して配置される前記処理剤タンクに設けられた前記フロートのうち少なくとも一方側の前記フロートにあって他方側の前記フロートと対向する側の面に設けられている、
    請求項1に記載の洗濯機。
  5. 前記磁力遮蔽部材は、磁性体粒子を含んだ樹脂で構成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の洗濯機。
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