JP2022186220A - 洗濯機 - Google Patents

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寛之 森田
Hiroyuki Morita
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Abstract

Figure 2022186220000001
【課題】洗濯処理剤の自動投入装置に用いるタンクに関し、ユーザが目視で簡単にタンク内の洗濯処理剤の残量を把握することができる。
【解決手段】洗濯機は、外箱と、外箱内に設けられた水槽と、外箱の前面部に容器状に形成されて、前方に開放された開口部を有する収容部と、収容部に収容されて前後方向に引き出し可能に構成される容器と、容器に収容されて、少なくとも一部が透明又は半透明な部材で構成され、複数回の運転に用いる洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、外箱の一部に設けられて透明又は半透明な部材で構成される窓部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、洗濯機に関する。
近年、ユーザの利便性向上の要望に応えるため、洗剤や柔軟剤などの洗濯処理剤をタンク内に予め複数回分貯留しておき、洗濯運転中に必要量をタンクから自動的に水槽内へ投入する自動投入装置を搭載した洗濯機が開発されている。このような構成において、ユーザは、タンクに洗濯処理剤を補充する時期を知るために、タンク内の洗濯処理剤の残量を把握する必要がある。
タンク内の残量をユーザに知らせる方法としては、例えば残量を検出するセンサ等を設けることが考えられる。しかしながら、このようなセンサを設けることは、センサ自体やセンサから出力された信号を処理するための回路基板等を設置するためのスペースが必要となり、その結果、洗濯機の大型化に繋がる。また、センサや回路基板等を設けることにより、部品点数や組み立て作業の増加し、その結果、コストの増大を招くことになる。
特開2018-011618号公報
そこで、洗濯処理剤の自動投入装置に用いるタンクに関し、ユーザが目視で簡単にタンク内の洗濯処理剤の残量を把握することができる洗濯機を提供する。
実施形態の洗濯機は、外箱と、前記外箱内に設けられた水槽と、前記外箱の前面部に容器状に形成されて、前方に開放された開口部を有する収容部と、前記収容部に収容されて前後方向に引き出し可能に構成される容器と、前記容器に収容されて、少なくとも一部が透明又は半透明な部材で構成され、複数回の運転に用いる洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、前記外箱の一部に設けられて透明又は半透明な部材で構成される窓部と、を備える。
第1実施形態による洗濯機の構成を概略的に示す斜視図 第1実施形態による洗濯機の内部構成を概略的に示す図 第1実施形態による洗濯機の電気的構成の一例を示すブロック図 第1実施形態による洗濯機の構成を概略的に示す斜視図であって、容器を引き出した状態を示す図 第1実施形態による洗濯機について、処理剤タンクと処理剤ケースとを収容した容器の概略構成を上方から示す図 第1実施形態による洗濯機について、図5のX6-X6線に沿って示す容器の概略断面図 第1実施形態による洗濯機について、容器周辺部を正面から見た概略図 第1実施形態による洗濯機について、処理剤タンクに洗剤を貯留した場合に自動投入を行う際の各構成の動作を経時的に示すチャート 第1実施形態による洗濯機について処理剤タンクに柔軟仕上げ剤を貯留した場合に自動投入を行う際の各構成の動作を経時的に示すチャート その他の実施形態による洗濯機の構成を概略的に示す斜視図 図10に示すその他の実施形態による洗濯機について、容器周辺部を正面から見た概略図 第2実施形態による洗濯機の構成を概略的に示す斜視図 別の実施形態による洗濯機について、容器の概略構成を上方から示す図 更に別の実施形態による洗濯機について、容器の概略構成を上方から示す図
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1~図9を参照しながら説明する。
洗濯機10は、図1及び図2に示すように、外箱11、扉12、水槽13、回転槽14、回転槽モータ15、排水機構16、制御装置17、操作パネル18、給水機構20、及び投入機構30を備えている。なお図1において、洗濯機10の設置面側、つまり鉛直下側を洗濯機10の下側とし、設置面の反対側、つまり鉛直上側を洗濯機10の上側とする。また、洗濯機10を正面から見た場合の左右方向を、洗濯機10の左右方向とする。洗濯機10は、例えば回転槽14の回転軸が水平へ向かう横軸型または後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式洗濯機である。
洗濯機10は、例えばヒートポンプ式やヒーター式の乾燥機能を有していても良いし、備えていなくてもよい。外箱11は、例えば鋼材又は樹脂材等の部材によって全体として矩形の箱状に構成されており、洗濯機10の外殻を構成する。本実施形態の場合、外箱11の天面部112は、平坦面に形成されている。また、外箱11の前面部111には、外箱11の内部と外部とを連通して洗濯物を出し入れ可能な出入口113が形成されている。扉12は、図示しないヒンジによって外箱11の前面部111に回動可能に固定されており、出入口113を開閉する。
水槽13は、外箱11内に配置されて、図示しないサスペンションによって弾性的に支持されている。回転槽14は、水槽13内に回転可能に配置されている。この場合、水槽13及び回転槽14は、洗濯物を収容する洗濯槽として機能する。回転槽モータ15は、水槽13の外側に設けられており、回転槽14に接続されている。回転槽モータ15は、制御装置17に電気的に接続されており、制御装置17からの制御信号に基づき駆動して回転槽14を回転させる。
図2に示す排水機構16は、水槽13内に貯留されている水を洗濯機10の機外に排出するための機能を有する。排水機構16は、排水経路161と、排水弁162と、を有している。排水経路161は、例えば可撓性を有する排水ホースで構成されており、一方の端部が排水弁162に接続され、他方の端部が洗濯機10の機外へ引き出されている。排水弁162は、例えば電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁で構成されている。排水弁162は、水槽13の底部に設けられた排水口131と、排水経路161との間に設けられており排水経路161を開閉する。排水弁162は、制御装置17に電気的に接続されており、制御装置17からの制御信号に基づき、排水経路161を開閉する。
制御装置17は、図3に示すように、例えばCPU171や、ROM、RAM、及び書き換え可能なフラッシュメモリなどの記憶領域172を有するマイクロコンピュータを主体に構成されており、洗濯機10全体の制御を行う。本実施形態の場合、制御装置17は、洗濯運転において、回転槽モータ15、排水機構16、操作パネル18、及び給水機構20の駆動を制御する。
洗濯運転とは、洗い工程、脱水工程、濯ぎ工程のうち少なくともいずれか一つを含む運転方法である。制御装置17は、洗濯運転に続いて、又は単独で、乾燥運転を実行しても良い。
操作パネル18は、図1に示すように外箱11の天面部112の前側部分に設けられている。操作パネル18には、詳細は図示しないが、スタートキーや、一時停止キー、ユーザが洗濯運転コースの設定等を行うための各種操作キーなどが設けられている。ユーザは、洗濯運転を実行させるにあたって、自動で洗濯処理剤を投入するか、または手動で1回分の洗濯処理剤を投入するかを、操作パネル18を用いて選択操作できる。なお、本実施形態において、洗濯処理剤とは、液体又は粉末の洗剤、柔軟剤仕上げ剤、及び香り付け剤を含む概念であるが、洗濯運転に使用される薬剤であればこれらに限られない。
給水機構20は、例えば外箱11内の水槽13の上方左奥部に設けられている。給水機構20は、例えば水道などの給水源からの水を受けて水槽13内への給水を行う。給水機構20は、例えば図2に示すように、給水口21、給水経路22、第1給水弁23及び第2給水弁24を有している。給水口21は、外箱11の天面部112において、左奥部に露出するように設けられている。給水口21は、例えばホースを介して水道の蛇口等の外部の水源に接続される。
給水経路22は、給水口21から水槽13及び回転槽14までを接続する経路である。給水経路22は、給水口21の下流側で2つに分岐して第1給水弁23の入口部及び第2給水弁24の入口部に夫々接続されている。第1給水弁23及び第2給水弁24は、電磁的に開閉動作が可能な液体用の開閉弁であり、給水経路22において給水口21の下流に設けられている。第1給水弁23及び第2給水弁24は、制御装置17に電気的に接続されており、制御装置17からの制御信号に基づき給水経路22を開閉する。
給水経路22は、第1給水経路221と、第2給水経路222と、第3給水経路223とを含んで構成される。詳細は後述するが、第1給水経路221は、洗い工程において外部の水源からの水を投入機構30に供給する経路である。第2給水経路222は、濯ぎ工程において外部の水源からの水を投入機構30に供給する経路である。第1給水弁23は、給水口21と第1給水経路221との間に設けられている。第2給水弁24は、給水口21と第2給水経路222との間に設けられている。第3給水経路223は、第1給水経路221と第2給水経路222との下流に設けられ、投入機構30と水槽13とを繋いでいる。第3給水経路223の途中には、供給部25が設けられている。
投入機構30は、例えば給水経路22の途中に設けられており、給水経路22を流れる水に洗濯処理剤を含ませて水槽13及び回転槽14内に供給する機能を有する。投入機構30は、図2に示すように、収容部31、ポンプ32、容器40、処理剤ケース50、及び処理剤タンク60を備える。
収容部31は、樹脂又は金属部材によって箱又は容器状に構成されており、前方に向けて開口した開口部311を有している。収容部31は、外箱11内に設けられている。具体的には、図1、図4に示すように収容部31は外箱11の上部において前端部に位置している。好ましくは、収容部31は水槽13との干渉を避けるために外箱11の左右の側部この場合左側部に寄って設けられている。すなわち、収容部31は、外箱11の前面部111寄りであって、水槽13の上方かつ水槽13に対して右又は左側寄り、この場合左側寄りに位置している。収容部31の前部端つまり開口部311は、外箱11の前面部111に位置している。
収容部31は、図6に示すように左右の側部312と、背部313と、上部314と、底部315と、を有する。左右の側部312は、収容部31の左右の面を形成する。左右の側部312は、容器40を摺動可能に支持する支持部312aを有する。支持部312aは、例えば左右の側部312から突出して、前後方向つまり容器40の摺動方向に延びて形成されている。背部313は、収容部31の後部側の面すなわち開口部311と対向する面を形成する。上部314は、収容部31の天井面を形成する。上部314には、第1収容部入口33と、第2収容部入口34とが設けられている。第1収容部入口33と、第2収容部入口34とは、第1給水経路221と第2給水経路222の収容部31への入口である。底部315は、収容部31の下面を形成する。底部315には、収容部出口35が設けられている。収容部出口35は、収容部31から第3給水経路223への出口である。
図2に示すように、収容部31は、給水経路22の一部を構成している。この場合、給水弁23、24の出口は、第1給水経路221及び第2給水経路222によってそれぞれ収容部31の第1収容部入口33及び第2収容部入口34に接続されている。収容部31は、収容部出口35を介して第3給水経路223によって水槽13に接続されている。
更に、収容部31は、受け部36を有する。受け部36は、容器40の一部と嵌め合わされて、容器40の左右方向への移動を規制する。本実施形態では、受け部36は、上部314の左右方向に関する概ね中央部を上方に向かって窪ませて、前後方向つまり容器40の摺動方向に向かって延びる溝状に形成されている。受け部36の形状はこれに限らず、他の実施形態では、例えば受け部36は上部314から下方に向けて突出した凸条であっても良い。
受け部36は、左右の支持部312aと共に、容器40が収容部31から挿抜される際には容器40の摺動方向を規制するガイドとなると共に、容器40が収容部31に収容された状態で収容部31を保持して収容部31のがたつきや変形を抑制する。
ポンプ32は、処理剤タンク60とともに、洗濯処理剤を運転中に自動で水槽13及び回転槽14内に供給するための自動投入装置を構成する。ポンプ32は、運転中に処理剤タンク60から所定量の洗濯処理剤を吸い出し、その吸い出した洗濯処理剤を、給水経路22の途中に設けられた供給部25に供給する機能を有する。これにより、給水経路22の途中に供給された洗濯処理剤は、給水経路22内を流れる水の流れに乗って水槽13及び回転槽14内に供給される。このように、洗濯機10は、運転中に所定量の洗濯処理剤を自動で水槽13及び回転槽14内に供給することができる。ポンプ32は、制御装置17に電気的に接続されており、制御装置17の制御を受けて洗濯処理剤を供給部25に供給する。
本実施形態では、ポンプ32は、収容部31の後方に設けられている。なお、別の実施形態では、ポンプ32は収容部31内において容器40の後方とりわけ処理剤タンク60の後方に設けられていても良い。また更に別の実施形態では、ポンプ32の本体は、処理剤タンク60内部に設けられていても良い。
ポンプ32は、ポンプ接続口321を有する。ポンプ接続口321は、ポンプ32の本体から処理剤タンク60に向かって延びて、処理剤タンク60とポンプ32の本体とを接続する。ポンプ接続口321は、収容部31の背部313を貫通して設けられている。
容器40は、上方に向けて開放した概ね矩形に形成されている。容器40は、収容部31に着脱可能に収容される。容器40は前後方向に摺動可能であり、ユーザは、容器40を収容部31から前方に引き出し、又は後方に押し戻して収容部31に収容することができる。
容器40は、前部41、左右の側部42、背部43、底部44、容器出口45、及び仕切部46を有する。前部41は、容器40の前面を形成し、外箱11の前面部111と面一となっている。前部41は、収容部31の開口部311を開閉する扉として機能する。前部41には、詳細は図示しない手掛け部が設けられており、ユーザは手掛け部を保持して容器40を前後方向に摺動させることができる。
左右の側部42は、容器40の左右の面を形成する。左右の側部42には、被支持部421が設けられている。被支持部421は、収容部31の支持部312aに摺動可能に支持される。被支持部421は、例えば左右の側部42を厚み方向に窪ませて、前後方向つまり容器40の摺動方向に延びて形成されている。なお、支持部312aと被支持部421との形状は、容器40が被支持部421を介して支持部312aに摺動可能に支持されば上記の形状に限らない。例えば、他の実施形態では、支持部312aが側部312の厚み方向に窪ませて形成され、被支持部421が容器40の外側に向かって突出して形成されていても良いし、支持部312aと被支持部421とは、レール機構によって構成されていても良い。
背部43は、容器40の背面を形成する。背部43は、ポンプ接続口321を通す通し口431を有する。通し口431は、背部43を厚み方向に貫通して設けた開口であっても良いし、背部43の上部の一部を切り欠いて形成しても良い。本実施形態では、通し口431は、背部43を厚み方向に貫通して設けている。
底部44は、容器40の下面を形成する。底部44には、容器出口45が形成されている。容器出口45は、底部44の厚み方向に貫通されて形成された穴であり、容器40の内部と、収容部31の内部における容器40の下方とを連通する。
仕切部46は、図5~図7等に示すように容器40内部の空間を仕切って複数この場合2つの空間に分ける。本実施形態では、仕切部46は、容器40内部の空間を、左右方向につまり処理剤タンク60を収容する空間と、処理剤ケース50を収容する空間とに仕切っている。仕切部46は、概ね板状に形成され、底部44の左右方向に関する概ね中央部から上方に向かって突出しており、前部41から背部43まで前後方向に延びている。また、仕切部46は、収容部31の上部314まで延びている。
仕切部46の上端部461は、図6に示すように容器40が収容部31に収容された状態で、受け部36と嵌め合わされる。本実施形態では、溝状に形成された受け部36に仕切部46の上端部461が挿入される。そのため、仕切部46は、被支持部421と共に、容器40が収容部31から挿抜される際には摺動方向を規制するガイドとなり、容器40が収容部31に収容された状態では、容器40の移動を規制してがたつきや変形を抑制する。なお、例えば受け部36が凸条を形成する他の実施形態では、仕切部46の上端部461に当該凸条を受け入れる溝形状を設け、それにより、受け部36と仕切部46の上端部461とが嵌め合わされる構成であっても良い。
処理剤ケース50及び処理剤タンク60は、容器40に着脱可能に収容されている。容器40は、処理剤ケース50及び処理剤タンク60を内部に収容した状態で、収容部31に収容することができる。図5及び図6に示すように、処理剤ケース50と処理剤タンク60とは、収容部31内に隣接して配置されており、前後方向又は左右方向に並べられている。本実施形態の場合、処理剤ケース50と処理剤タンク60とは、収容部31内において左右方向に並べて収容される。そして、処理剤ケース50は、処理剤タンク60よりも外箱11の左右方向の中心側、この場合右側に位置している。つまり、処理剤タンク60は、処理剤ケース50よりも外箱11の左右の側面この場合左側面側に位置している。
処理剤ケース50は、1回の運転で用いる洗濯処理剤の投入を受けるとともに、例えば運転前又は運転開始の際に投入された処理剤を運転中に水槽13に供給するためのものである。処理剤ケース50は、例えば樹脂製であって、前後方向又は左右方向に長い矩形状でかつ上部が開口した容器状に構成されている。処理剤ケース50は、一又は複数この場合2個の窪み部51、52と、2個のケース側投入口53、54とを有している。
窪み部51、52は、下方に向けて窪ませて形成されており、それぞれ内部に洗濯処理剤を受けることができる。窪み部51、52は、前後方向又は左右方向に並んで設けられている。本実施形態では、窪み部51、52は前後方向に並んで設けられている。本実施形態では、窪み部51は窪み部52よりも奥側に設けられている。例えば、窪み部51は内部に洗剤を受け、窪み部52は内部に柔軟仕上げ剤を受ける。
ケース側投入口53、54は、ユーザから洗濯処理剤の投入を受ける部分であり、それぞれ窪み部51、52の上部の開口によって形成されている。ユーザは、ケース側投入口53、54から処理剤ケース50内に洗濯処理剤を投入する。
処理剤ケース50は、図5、図6に示すようにそれぞれ窪み部51、52の底部に連通孔511、521が形成されている。処理剤ケース50は、第1給水弁23又は第2給水弁24を通って収容部31内に供給された水を受ける。その際、処理剤ケース50内に洗濯処理剤が投入されている場合、洗濯処理剤は、処理剤ケース50に供給された水とともに窪み部51、52の底部に設けられた連通孔511、521から流し落とされて水槽13内に供給される。連通孔511、521は、窪み部51、52の底部を厚さ方向に貫通して、処理剤ケース50の内部と、処理剤ケース50の下方すなわち収容部31の底部315側の空間とを連通する。
第1給水弁23及び第1給水経路221を通って第1収容部入口33から収容部31内に供給された水は、窪み部51に注水される。窪み部51に洗剤が投入されている場合は、水は洗剤を溶解しながら連通孔511から流出し、容器出口45から収容部31の底部315に到達する。第2給水弁24及び第2給水経路222を通って第2収容部入口34から収容部31内に供給された水は、窪み部52に注水される。窪み部52に柔軟仕上げ剤が投入されている場合は、水は柔軟仕上げ剤を溶解しながら連通孔521から流出し、容器出口45から収容部31の底部315に到達する。
窪み部51又は52にユーザの手動によって投入された洗剤又は柔軟仕上げ剤などの洗濯処理剤は、容器出口45よりも下流において同一の経路で水槽13に到達する。すなわち、容器出口45及び収容部出口35を通って第3給水経路223に流入した水は、供給部25を経由して水槽13に注水される。給水経路22において、供給部25は処理剤ケース50が収容される収容部31よりも下流側であって、水槽13よりも上流側に位置する。
処理剤タンク60は、複数回の運転に用いる量の液状の処理剤を貯留可能に構成されている。処理剤タンク60は、例えば樹脂製であって、前後方向又は左右方向この場合前後方向に長い矩形状で中空の容器で構成されており、液状の洗濯処理剤を貯留することができる。処理剤タンク60は、複数回の運転で使用する量の洗濯処理剤を貯留するために十分な容量を有している。この場合、処理剤タンク60の容量は特に限定されないが、ユーザの利便性を考慮すると、少なくとも数百mL~2L程度に設定することが好ましい。
処理剤タンク60は、図5、図6等に示すように、タンク本体61、蓋部材62、タンク出口63、取手部64、並びに図示しないフィルタ部材及び漏出防止弁等を有している。タンク本体61は、処理剤タンク60の外殻を構成しており、例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。
本実施形態の場合、タンク本体61は、全体として直方体状に形成されており、前面部611、側面部612、背面部613、底面部614、上面部615、及びタンク側投入口616を有している。前面部611は、タンク本体61の前面を構成する。側面部612は、タンク本体61の左右の側面を構成する。背面部613は、タンク本体61の背面を構成する。底面部614は、タンク本体61の底面を構成する。そして、上面部615は、タンク本体61の上面を構成する。タンク側投入口616は、上面部615の一部を例えば矩形状に貫いて形成されており、タンク本体61の内部と外部とを連通している。
蓋部材62は、板状であって、タンク本体61と同様に例えばプラスチックなどの合成樹脂で構成されている。蓋部材62は、図示しないヒンジによってタンク本体61の上面部615に取り付けられており、タンク側投入口616を開閉可能に構成されている。ユーザは、図4に示すように容器40を引き出して、処理剤タンク60が容器40に収容された状態で蓋部材62を開けて、タンク側投入口616を通して洗濯処理剤をタンク本体61内に補充することができる。
タンク出口63は、タンク本体61の下側後部、この場合、背面部613に設けられている。処理剤タンク60が収容部31に収容されると、タンク出口63には、ポンプ32のポンプ接続口321が挿入される。これにより、タンク本体61内とポンプ32とが接続される。
取手部64は、タンク本体61の上部、この場合前面部611の上部に設けられている。ユーザは、必要に応じて収容部31から処理剤タンク60を取り出す際に、取手部64を把持して処理剤タンク60を上方に引き出すことができる。
図示しない漏出防止弁は、タンク出口63に接続されている。漏出防止弁は、処理剤タンク60が収容部31から取り外されて、タンク出口63にポンプ接続口321が接続されていない場合に、処理剤タンク60内に貯留されている処理剤がタンク出口63から処理剤タンク60外部へ漏れ出ることを防止する機能を有する。
少なくともタンク本体61の前面部611は透明又は半透明の部材で構成されている。本実施形態では、処理剤タンク60は、処理剤タンク60のタンク本体61は、透明又は半透明の部材で構成されている。そのため、ユーザは、処理剤タンク60の外部から、図7に示す処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の液面Hを視認することができる。
なお、前面部611の一部又は全部を透明又は半透明の部材で構成し、タンク本体61のその他の部分を不透明の部材で構成しても良いが、タンク本体61全体を透明又は半透明の部材で構成することで、タンク本体61を一体成型することが可能となり、製造時の部品点数を減らすことができると共に、使用時の経年劣化による漏れ等のリスクを低減することができる。
図7は、収容部31に収容された状態の容器40を正面から見た図である。容器40は、窓部100を有する。窓部100は、透明又は半透明の部材で構成されており、容器40が収容部31に収容された状態で、ユーザが洗濯機10の機外から収容部31の内部を視認することを可能にする。本実施形態では、窓部100は容器40の前部41の全体又は一部に設けられている。この場合、窓部100は前部41の全体に設けられている。そのためユーザは、処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の液面Hを、処理剤タンク60が収容部31に収容された状態で機外からこの場合前方から視認することができる。
なお、窓部100は前部41の全体に設けられている必要はなく、処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hが視認できれば、とりわけ洗濯処理剤が少なくなって来たときにその液面Hが視認できれば構わない。そのため、他の実施形態では、窓部100は、前部41のうち処理剤タンク60と対向する位置つまりこの場合左側部に設けられていても良いし、更には低くなってきた液面Hと対向する位置つまりこの場合左下部に設けられていても良い。
タンク本体61及び窓部100を構成する透明又は半透明の部材としては、例えばアクリルやポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、若しくはガラス等が考えられるが、これらに限られない。タンク本体61及び窓部100を構成する部材は同一の部材でも良いし、異なる部材でも良い。また、半透明とは、タンク本体61及び窓部100を通して処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の液面Hが視認できる程度に透明性を有していればよい。
洗濯機10は、処理剤タンク60を一又は複数個備える。本実施形態では、洗濯機10は、処理剤タンク60を一つ備えている。処理剤タンク60は、洗濯処理剤として、例えば洗剤又は柔軟仕上げ剤のいずれであっても内部に貯留可能に構成されている。この場合、ユーザは、処理剤タンク60に投入した洗濯処理剤の種類を、操作パネル18等への操作によって入力する。
制御装置17は、ユーザによる操作パネル18等への操作を受けて、処理剤タンク60内部に貯留されている洗濯処理剤の種類を記憶領域172に記憶する。そして、制御装置17は、記憶領域172に記憶された処理剤タンク60内部に貯留されている洗濯処理剤の種類に応じて、洗濯運転時の各構成の駆動を制御する。制御装置17は、洗濯処理剤の種類を、洗い工程に投入するか、それとも濯ぎ工程に投入するかによって区別する。洗い工程に投入する洗濯処理剤として、例えば洗剤が挙げられるがこれに限られない。濯ぎ工程に投入する洗濯処理剤として、例えば柔軟仕上げ剤が挙げられるがこれに限られない。
図8は、処理剤タンク60に洗剤が貯留され、洗剤の投入方法として自動投入が選択された場合の洗い工程、脱水工程、濯ぎ工程における各構成の駆動の制御内容を示す。なお、図8、図9においてONとは、ポンプ32が駆動した状態を意味し、OFFとは、ポンプ32が停止した状態を意味する。この場合、制御装置17は、洗濯運転として、制御装置17は、例えば洗い工程、排水工程、脱水工程、濯ぎ工程、排水工程、脱水工程、2度目の濯ぎ工程、及び排水工程、脱水工程を順に実行する。
洗濯運転の開示において、第1給水弁23、第2給水弁24、排水弁162はいずれも閉じており、ポンプ32は停止しているものとする。制御装置17は、洗い工程を開始すると、ポンプ32を駆動して、洗剤を処理剤タンク60から吸い出して供給部25に吐出する。記憶領域172に記憶されている処理剤タンク60に貯留されている洗濯処理剤の種類が洗剤である場合、制御装置17は、洗い工程においてポンプ32を駆動する。
所定量の洗剤が吐出されると、制御装置17は、ポンプ32を停止して、第1給水弁23を開く。これにより、外部の水源からの水が給水口21と第1給水弁23を通って、第1給水経路221に供給される。収容部31まで到達した水は、第1収容部入口33、窪み部51、連通孔511、収容部出口35及び容器出口45を通って第3給水経路223に流入する。第3給水経路223に到達した水は、ポンプ32によって供給部25に供給された洗剤を溶解しながら水槽13に供給される。
洗い工程において所定の水量が水槽13に供給されると、制御装置17は、第1給水弁23を閉じる。そして、洗い工程の所定の期間が経過すると、制御装置17は洗い工程を終了して、排水工程を実行する。排水工程において、制御装置17は排水弁162を開いて水槽13内の水を排出する。
水槽13から排水が完了する又は、水槽13内の水面が所定位置まで下がったら、制御装置17は、排水工程を終了して脱水工程を開始する。脱水工程において、制御装置17は、排水弁162を開いた状態で回転槽モータ15を駆動して衣類から除去した水分を機外に排出する。
脱水工程の所定の期間が経過すると、制御装置17は、脱水工程を終了して、1回目の濯ぎ工程を開始する。ここでは、ため濯ぎについて説明する。濯ぎ工程が開始すると、制御装置17は、排水弁162を閉じて第2給水弁24を開く。これにより、外部の水源からの水が給水口21と第2給水弁24とを通って、第2給水経路222に供給される。
収容部31まで到達した水は、第2収容部入口34及びケース側投入口54を通って、窪み部52に注入される。ユーザにより窪み部52に柔軟仕上げ剤が投入されている場合、水は窪み部52内部の柔軟仕上げ剤を押し流しながら、連通孔521、収容部出口35及び容器出口45を通って第3給水経路223に流入する。第3給水経路223に到達した水は、柔軟仕上げ剤を溶解しながら水槽13に供給される。すなわち、記憶領域172に記憶されている処理剤タンク60に貯留されている洗濯処理剤の種類が洗剤である場合、制御装置17は、濯ぎ工程においてポンプ32を駆動しない。
濯ぎ工程において所定の水量が水槽13に供給されると、制御装置17は、第2給水弁24を閉じる。そして、濯ぎ工程の所定の期間が経過すると、制御装置17は濯ぎ工程を終了して、再び排水工程及び脱水工程を実行する。排水工程及び脱水工程における各構成の動作は、上記の通りである。
続いて、制御装置17は、2回目の濯ぎ工程を実行する。2回目の濯ぎ工程における各構成の動作は、1回目の濯ぎ工程における各工程の動作と同様である。なお、制御装置17は、1回目と2回目の濯ぎ工程における水量や、運転期間を同一に設定しても良いし、異なる値に設定しても良い。2回目の濯ぎ工程に続いて、制御装置17は排水工程及び脱水工程を実行する。こうして、洗濯運転が終了する。
図9は、処理剤タンク60に柔軟仕上げ剤が貯留され、洗剤の投入方法として自動投入が選択された場合の洗い工程、脱水工程、濯ぎ工程における各構成の駆動の制御内容を示す。ここでは、図7に示す場合と異なる部分について説明する。
記憶領域172に記憶されている処理剤タンク60に貯留されている洗濯処理剤の種類が柔軟仕上げ剤である場合、制御装置17は、洗い工程においてポンプ32を駆動しない。洗い工程が開始すると、制御装置17は、第1給水弁23を開く。これにより、外部の水源からの水が給水口21と第1給水弁23とを通って、第1給水経路221に供給される。収容部31まで到達した水は、第1収容部入口33及びケース側投入口53を通って、窪み部51に注入される。ユーザにより窪み部51に洗剤が投入されている場合、水は窪み部51内部の洗剤を押し流しながら、連通孔511、収容部出口35及び容器出口45を通って第3給水経路223に流入する。第3給水経路223に到達した水は、洗剤を溶解しながら水槽13に供給される。
洗い工程において所定の水量が水槽13に供給されると、制御装置17は、第1給水弁23を閉じる。そして、洗い工程の所定の期間が経過すると、制御装置17は洗い工程を終了して、排水工程、脱水工程をそれぞれ実行する。
記憶領域172に記憶されている処理剤タンク60に貯留されている洗濯処理剤の種類が柔軟仕上げ剤である場合、制御装置17は、濯ぎ工程においてポンプ32を駆動する。制御装置17は、1回目の濯ぎ工程を開始すると、ポンプ32を駆動して、柔軟仕上げ剤を処理剤タンク60から吸い出して供給部25に吐出する。
所定量の柔軟仕上げ剤が吐出されると、制御装置17は、ポンプ32を停止して第2給水弁24を開く。これにより、外部の水源からの水が給水口21と第2給水弁24とを通って、第2給水経路222に供給される。収容部31まで到達した水は、第2収容部入口34、窪み部52、連通孔521、収容部出口35及び容器出口45を通って第3給水経路223に流入する。第3給水経路223に到達した水は、ポンプ32によって供給部25に供給された柔軟仕上げ剤を溶解しながら水槽13に供給される。
濯ぎ工程において所定の水量が水槽13に供給されると、制御装置17は、第2給水弁24を閉じる。そして、濯ぎ工程の所定の期間が経過すると、制御装置17は濯ぎ工程を終了して、再び排水工程及び脱水工程を実行する。
ここで、洗濯機に折角自動投入装置を設けても、ユーザが気づかない間に処理剤タンク内の洗濯処理剤が空となってしまうと自動投入ができない事態となるが、ホールIC等を利用した液面センサは高価である。一方、液面センサを設けない場合に、ユーザが洗濯運転の度に収容部31から容器40を引き出し、処理剤タンク60の蓋部材62を開けて処理剤タンク60内部に貯留された洗濯処理剤の液面を確認する必要があるのであれば、毎回手動投入をすることと、ユーザの手間はさほど変わらない。
これに対して、以上説明した本実施形態によれば、洗濯機10は、外箱11と、水槽13と、収容部31と、容器40と、処理剤タンク60と、窓部100と、を備える。水槽13は、外箱11内に設けられる。収容部31は、外箱11の前面部111に容器状に形成されて、前方に開放された開口部311を有する。容器40は、収容部31に収容されて前後方向に引き出し可能に構成される。処理剤タンク60は、容器40に収容されて、少なくとも一部が透明又は半透明な部材で構成され、複数回の運転に用いる洗濯処理剤を貯留可能である。窓部100は、外箱11の一部この場合前面部111に設けられて透明又は半透明な部材で構成される。
これによれば、処理剤タンク60の少なくとも一部、本実施形態では少なくとも前面部611を含むタンク本体61が透明又は半透明の部材で構成されているため、処理剤タンク60の蓋部材62を開放しなくても、処理剤タンク60の外部から処理剤タンク60内部の液面Hが視認できる。更に、外箱11の前面部111に窓部100が設けられているため、窓部100を通して内部に収容された処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hを視認することができる。したがって、高価な液面センサを設けなくとも、ユーザが処理剤タンク60内の洗濯処理剤の貯留量を認識することができるため、毎回容器40を引き出す必要がない。ユーザが目視で簡単に処理剤タンク60内の洗濯処理剤の残量を把握することができるようになり、ユーザの利便性が向上する。
ここで、洗濯機に自動投入装置を設けるにあたり、自動投入装置のための処理剤タンクと手動投入のための処理剤ケースとを異なる位置に設けることとすると、それぞれを収容するのに必要な体積が嵩んでしまう。その結果、洗濯機全体の体積に制約がある場合には、水槽及び回転槽の容量を圧迫してしまう虞がある。
これに対して、洗濯機10は、外箱11の前面部111に収容部31を備える。収容部31は、複数回の運転に用いる洗濯処理剤を貯留可能な、自動投入用の処理剤タンク60と、ユーザによって投入される運転1回分の洗濯処理剤を受ける処理剤ケース50と、を内部に収容可能である。
これによれば、洗濯機10は、処理剤タンク60と処理剤ケース50とを同一空間に収容したので、それらを別々の空間に収容する場合と比較して、投入機構30に必要な体積を小さくすることができる。そのため、洗濯機10に自動投入装置を設けても、水槽13及び回転槽14の容積を過度に圧迫することがない。更に、処理剤ケース50と処理剤タンク60とが外箱11の前面部111に設けられているため、洗濯機10の前方に立つユーザにとって、洗濯処理剤を投入しやすくなる。
窓部100は、容器40の前部41に設けられている。処理剤タンク60の少なくとも前面部611は透明又は半透明な部材で構成されている。
これによれば、ユーザは、正面側から処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の残量を確認することができる。そのため、処理剤タンク60が外箱11の背部寄りに設けられている場合に比較して、液面Hを確認するために覗き込む必要がない。したがって、洗濯機10の前方に立つユーザにとって処理剤タンク60内の洗濯処理剤の量を視認しやすくなる。ユーザが目視で簡単に処理剤タンク60内の洗濯処理剤の残量を把握することができるようになり、ユーザの利便性が向上する。
なお、窓部100又は処理剤タンク60の前面部611には、処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の残量を示す一又は複数の目盛りが付されていても良い。
また、本実施形態では、窓部100は前部41の全体に設けたが、窓部100は前部41の全体に設けられている必要はなく、その他の実施形態では前部41の一部に設けてもよい。この場合、窓部100の位置は、ユーザが、洗濯機10の手前側から、窓部100を通して処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hを視認できるように設定される。そのため、他の実施形態では、窓部100は、前部41のうち処理剤タンク60と対向する位置つまりこの場合左側部に設けられていても良い。更には、ユーザは、とりわけ洗濯処理剤が少なくなった状態を確認する必要があるため、窓部100は、低くなってきた液面Hと対向する位置つまりこの場合左下部に設けられていても良い。
更に、本実施形態では、窓部100は透明または半透明の部材で構成されているが、他の実施形態では、例えば図10及び図11に示すように、前部41の一部を開口させ又は切欠いて窓部101を形成してもよい。この場合、窓部101は容器40の内部と外部との空間を連通する。そのため、窓部101は容器40に処理剤タンク60が収容された状態で、処理剤タンク60の一部を外部に向けて露出させる。したがって、このような構成でも、ユーザは、窓部101を通して、処理剤タンク60内に貯留された洗濯処理剤の量を目視で確認することができる。窓部101は、図10及び図11に示すように例えば矩形の開口であってもよいし、前部41の上下の端部又は左右の端部から所定の位置まで前部41を切り欠いたスリット状であってもよい。この場合も、窓部101は、前部41のうち処理剤タンク60と対向する位置つまりこの場合左側部に設けられていても良い。更には、ユーザは、とりわけ洗濯処理剤が少なくなった状態を確認する必要があるため、窓部101は、低くなってきた液面Hと対向する位置つまりこの場合左下部に設けられていても良い。
ここで、処理剤ケース50は、ユーザが手動で洗濯処理剤を投入しやすいようにユーザ寄りつまり洗濯機10の前面部111寄りに設けられることが望ましい。処理剤ケース50と処理剤タンク60とを前後方向に並べることも可能であるが、その場合、処理剤ケース50を手前にすると、処理剤タンク60は奥側つまりユーザから離れて位置することになる。処理剤タンク60が奥側に配置されると、容器40を大きく引き出さないと洗濯処理剤を処理剤タンク60に投入できないことになる。また、ユーザが容器40や処理剤タンク60を清掃する際には、容器40を大きく引き出さないと処理剤タンク60を取り外せない。
これに対して、洗濯機10は、処理剤ケース50を備える。処理剤ケース50は、1回の運転で用いる洗濯処理剤の投入を受ける。処理剤ケース50は、容器40内において処理剤タンク60と左右方向に並んで配置されている。
これによれば、処理剤タンク60と処理剤ケース50とのいずれもがユーザ側に対面するように並べることにより、ユーザが処理剤ケース50に洗濯処理剤を投入する容易さを変更せずに、容器40を大きく引き出さなくても処理剤タンク60に洗濯処理剤を追加投入したり、処理剤タンク60を取り外したりといった操作を容易にすることができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
容器40は、前後方向に延びて処理剤タンク60を収容する空間と処理剤ケース50を収容する空間とを分ける仕切部46を有する。収容部31は、上部314に前後方向に延びて仕切部46を摺動可能に受ける受け部36を有する。容器40が収容部31に収容された状態で、仕切部46と受け部36とは嵌め合わされる。
これによれば、仕切部46によって、処理剤ケース50側の空間から処理剤タンク60側の空間に給水経路22を通過する水が侵入することを抑制できる。そのため、処理剤タンク60の周囲が濡れることや、洗濯処理剤によって汚れてしまうことを抑制できる。また、仕切部46が受け部36と嵌め合わされることで、仕切部46は、容器40の挿抜の際に移動方向のガイドとなり、容器40が収容部31に収容された状態では容器40のがたつきや変形を抑制することができる。
ここで、処理剤タンク60は、複数回分の洗濯処理剤を内部に貯留するために、1回分の洗濯処理剤を受ける処理剤ケース50よりも大きな体積を要する。一方、ユーザの投入しやすさを考慮すると、処理剤ケース50のケース側投入口53、54の面積もある程度必要になる。
水槽13は前面が開口した円筒状に形成されている。処理剤タンク60は、処理剤ケース50よりも外箱11の左右方向に関する中心から離れた位置収容される。換言すると、処理剤ケース50は、処理剤タンク60よりも外箱11の左右方向の中心側に収容される。更に換言すると、処理剤タンク60は、処理剤ケース50よりも水槽13の軸から離れた位置に設けられている。
水槽13は前後方向を軸とした円筒状に形成されているため、外箱11の天面部112と水槽13との間のクリアランスは、外箱11の左右方向に関する外側すなわち水槽13の軸から離れるほど大きくなる。つまり、外箱11と水槽13との間の空間は、外箱11の左右方向に関する外側に行くほど広くなる。そのため、処理剤ケース50よりも体積が大きくなる処理剤タンク60を、外箱11の外側寄り本実施形態の場合左側面寄りに設けることで、処理剤タンク60の容量を確保しつつ、処理剤ケース50のケース側投入口53、54の面積も確保することができる。たがって、ユーザの利便性が向上する。
ここで、例えば電磁式の給水弁は構造が複雑であるため、部品単価が高く、また体積も嵩む。洗濯機に自動投入装置を設けて、自動投入用の給水経路と手動投入用の給水経路とを個別に設けた場合について検討する。その場合、自動投入用の給水経路を開閉する給水弁と、手動投入用の給水経路を開閉する給水弁とがそれぞれ必要となるため、洗濯機の原料コストが嵩んでしまう。また、給水弁を多数設けると、洗濯機全体の体積が大きくなってしまう虞がある。
これに対して、洗濯機10は、水槽13と、給水経路22と、給水弁としての第1給水弁23と第2給水弁24と、供給部25と、を備える。水槽13は、外箱11内に設けられている。給水経路22は、外部の水源からの水を水槽13に供給する。第1給水弁23及び第2給水弁24は、給水経路22を開閉する。供給部25は、給水経路22の途中に設けられて処理剤タンク60から洗濯処理剤が供給される部分である。供給部25は、給水経路22において処理剤ケース50の下流であって水槽13の上流に設けられている。
これによれば、自動投入用と手動投入用の給水経路を共通化することで、自動投入用と手動投入用の給水弁も共通化することができる。そのため、洗濯機10のコンパクト化と、低コスト化に貢献することができる。また、自動投入装置によって洗剤が供給される供給部25が処理剤ケース50よりも上流に設けられていると、自動投入を利用した場合に処理剤ケース50内で水が泡立ってしまい、処理剤ケース50から水がうまく流れなかったり、処理剤ケース50から溢れたりする虞がある。本実施形態では、供給部25を処理剤ケース50よりも下流側に設けることで、処理剤ケース50に供給される水は洗濯処理剤を含まない水となり、処理剤ケース50内での泡立ちの発生を抑制することができる。
例えば、処理剤ケースと複数の処理剤タンクを収容部に収容すると、処理剤タンク60一つ当たりの容量が小さくならざるを得ない。その場合、ユーザは頻繁に処理剤タンクに洗濯処理剤を投入しなければならず、自動投入の効果が十分に発揮できない。一方、処理剤タンクを1つとした場合、自動投入することができる洗濯処理剤は1種類となる。この場合、例えば自動投入できる洗濯処理剤が洗剤又は柔軟仕上げ剤の一方に固定されていると、ユーザの好みや必要性に応えることができない虞がある。
これに対して、収容部31は1つの処理剤タンク60を収容可能である。処理剤タンク60に投入する洗濯処理剤は、ユーザが任意に選択可能である。
これによれば、収容部31に設ける処理剤タンク60を1つにすることで、処理剤タンク60の容量を大きくすることができる。また、ユーザの好みや必要に応じて自動投入する洗濯処理剤を選択することができるため、ユーザの利便性が向上する。
洗濯機10は、ポンプ32と、制御装置17とを備える。ポンプ32は、処理剤タンク60から一定量の洗濯処理剤を吸引して水槽13に供給する。制御装置17は、ポンプ32の駆動を制御する。制御装置17は、処理剤タンク60に貯留された洗濯処理剤の種類を記憶して、記憶した洗濯処理剤の種類に応じて、ポンプ32の駆動を制御する。この場合、具体的には、制御装置17は、どの工程でいつポンプ32を駆動するかを制御する。
これによれば、ユーザがいずれの洗濯処理剤を処理剤タンク60に投入しても、制御装置17は、例えば洗い工程又は濯ぎ工程のうち必要な工程においてポンプ32を駆動して、自動投入を実行することができるため、適する洗濯処理剤を適する時期に自動投入することができる。したがって、ユーザの利便性が向上する。
(第2実施形態)
次に、図10を参照して第2実施形態について説明する。第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、ユーザが処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hを視認できる方向が異なる。すなわち、本実施形態では、ユーザは、洗濯機10の手前斜め上方から、処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hを視認することができる。
本実施形態では、洗濯機10は、第1実施形態の窓部100に替えて窓部102を備える。窓部102は、外箱11の天面部112に設けられている。この場合、窓部102は、天面部112において、収容部31の上方に設けられている。窓部102の位置は、ユーザが洗濯機10の手前斜め上方から見た場合に処理剤タンク60内の液面Hが視認できる位置であればよく、例えば底面から見た場合収容部31が投影される部分全体に設定していても良いし、処理剤タンク60が投影される部分全体に設定しても良い。
本実施形態では、窓部102の位置は、底面から見た場合に処理剤タンク60が投影される部分の少なくとも一部を含んで設定されている。すなわち、窓部102は、天面部112の左前端部寄りの部分に設けられている。
また、本実施形態では、処理剤タンク60の少なくとも上面部615の一部は透明又は半透明の部材で構成されている。この場合、タンク本体61に加えて、蓋部材62は透明又は半透明の部材で構成されている。なお、ユーザが窓部102を通して収容部31に収容された処理剤タンク60内の洗濯処理剤の液面Hを視認することができれば、上面部615の全部又は一部を透明又は半透明の部材で構成しても良いし、蓋部材62の全部又は一部のみを透明又は半透明の部材で構成しても良い。
本実施形態によれば、窓部102は、外箱11の天面部112に設けられている。処理剤タンク60の上面部615の少なくとも一部は透明又は半透明な部材で構成されている。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様の効果が奏される。またこの場合、ユーザは、洗濯機10の手前斜め上方から処理剤タンク60内を視認することができるため、液面Hを確認するためにかがみこまなくても良い。したがって、ユーザの利便性が向上する。
なお、本実施形態では、窓部102は透明または半透明の部材で構成されているが、他の実施形態では、天面部112の一部を開口させ又は切欠いて窓部を形成してもよい。
更に、処理剤タンク60の内壁例えば左右の側壁に、処理剤タンク60内に貯留されている洗濯処理剤の残量を示す一又は複数の目盛りが付されていても良い。
(別の実施形態)
上記各実施形態では、処理剤ケース50の窪み部51、52は前後方向に並んで配置されていたが、別の実施形態では、例えば図11に示すように、左右方向に並べて配置しても良い。この場合、ケース側投入口53、54がいずれもユーザに近くなるので、ユーザが洗濯処理剤を投入しやすくなる。
更に別の実施形態では、例えば図12に示すように、収容部31に、処理剤タンク60を複数この場合2つ収容しても良い。この場合処理剤タンク60一つ当たりの体積と、処理剤ケースの体積とが小さくなるものの、複数書類の洗濯処理剤を自動投入することができるため、ユーザの利便性が向上する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変更は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、11…外箱、111…前面部、112…天面部、13…水槽、16…制御装置、22…給水経路、221…第1給水経路(給水経路)、222…第2給水経路(給水経路)、23…第1給水弁(給水弁)、24…第2給水弁(給水弁)、25…供給部、31…収容部、311…開口部、32…ポンプ、36…受け部、40…容器、41…前面部、46…仕切部、50…処理剤ケース、60…処理剤タンク、615…上面部、100、101、102…窓部

Claims (9)

  1. 外箱と、
    前記外箱内に設けられた水槽と、
    前記外箱の前面部に容器状に形成されて、前方に開放された開口部を有する収容部と、
    前記収容部に収容されて前後方向に引き出し可能に構成される容器と、
    前記容器に収容されて、少なくとも一部が透明又は半透明な部材で構成され、複数回の運転に用いる洗濯処理剤を貯留可能な処理剤タンクと、
    前記外箱の一部に設けられて透明又は半透明な部材で構成される窓部と、を備える
    洗濯機。
  2. 前記窓部は、前記容器の前部に設けられており、
    前記処理剤タンクの少なくとも前面部は透明又は半透明な部材で構成されている
    請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記窓部は、前記外箱の天面部に設けられており、
    前記処理剤タンクの上面部の少なくとも一部は透明又は半透明な部材で構成されている
    請求項1に記載の洗濯機。
  4. 1回の運転で用いる洗濯処理剤の投入を受ける処理剤ケースを備え、
    前記処理剤ケースは、前記容器内において前記処理剤タンクと左右方向に並んで配置されている
    請求項1から3のいずれか一項に記載の洗濯機。
  5. 前記容器は、前後方向に延びて前記処理剤タンクを収容する空間と前記処理剤ケースを収容する空間とを分ける仕切部を有し、
    前記収容部は、上部に前後方向に延びて前記仕切部を摺動可能に受ける受け部を有し、
    前記容器が前記収容部に収容された状態で、前記仕切部と前記受け部とは嵌め合わされる
    請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記水槽は前面が開口した円筒状に形成されており、
    前記処理剤タンクは、前記処理剤ケースよりも前記外箱の左右方向に関する中心から離れた位置に収容される
    請求項4又は5に記載の洗濯機。
  7. 外部の水源からの水を前記水槽に供給する給水経路と、
    前記給水経路を開閉する給水弁と、
    前記給水経路の途中に設けられて前記処理剤タンクから前記洗濯処理剤が供給される供給部と、を備え、
    前記供給部は、前記給水経路において前記処理剤ケースの下流であって前記水槽の上流に設けられている
    請求項4から6のいずれか一項に記載の洗濯機。
  8. 前記収容部は1つの前記処理剤タンクを収容可能であり、
    前記処理剤タンクに投入する洗濯処理剤は、ユーザが任意に選択可能である
    請求項1から7のいずれか一項に記載の洗濯機。
  9. 前記処理剤タンクから一定量の前記洗濯処理剤を吸引して前記水槽に供給するポンプと、
    前記ポンプの駆動を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記処理剤タンクに貯留された洗濯処理剤の種類を記憶して、記憶した洗濯処理剤の種類に応じて、前記ポンプの駆動を制御する(駆動する期間を制御する)
    請求項8に記載の洗濯機。
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