JP2021136207A - 有機発光装置、表示装置、電子機器、照明装置、移動体 - Google Patents

有機発光装置、表示装置、電子機器、照明装置、移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】発光装置が発する光の利用効率を向上させた場合にも、消費電力が低減される表示装置を提供する。【解決手段】本開示は、主面を有する基板、前記主面に配されている第一の発光素子及び第二の発光素子と、前記第一の発光素子の発光が入射する第一のレンズと、前記第二の発光素子の発光が入射する第二のレンズと、を有し、前記主面に対して平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きい発光装置であって、前記第二の発光素子の発光領域が、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいこと特徴とする発光装置を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、マイクロレンズ等の光学部材を有する有機発光装置、それを有する表示装置、電子機器、照明装置、移動体に関する。
有機発光素子は、第一電極と第二電極と、その間に配置されている有機化合物層を有する素子であり、第一電極及び第二電極からキャリアが注入されることで発光する発光デバイスである。有機発光素子は、軽量かつ、フレキシブル化が可能なデバイスであるため、近年、有機発光素子を備える表示装置等が注目されている。この表示装置の高精細化のために、白色発光する有機発光素子とカラーフィルタとを用いる方式(以下、白+CF方式と呼ぶ)が知られている。白+CF方式は、有機層を基板全面に成膜するため、メタルマスクを用いて色ごとに有機層を成膜する方式と比較して、画素サイズや画素間のピッチなど高精細化が比較的容易である。
特許文献1には、有機発光素子を備えた表示装置を光学系とともに用いることが記載されている。
図14は、有機発光装置を光学系とともに使用する場合に、有機発光装置からユーザーの眼球までの光線の概略を示した図である。図で示すように有機発光装置10を光学系20とともに使用する場合、表示領域の中心部に位置する中心領域では、表示面に対して正面方向に向かう光線を利用する。これに対し、表示領域の外周部に位置する外周領域では表示面に対して斜め方向に向かう光を利用し、眼球30に結像している。
すなわち、外周領域に位置する有機発光素子においては、有機発光素子から出射する角度が広角である光を利用するため、有機発光素子の視野角特性の向上が求められる。特許文献1には光出射部の発光面の中心とカラーフィルタの中心とを相対的にずらして配置することにより視野角特性が向上された表示装置が記載されている。
一方、有機発光素子を備えた表示装置においては、広視野角の光が取り出しにくいことが知られている。発光された光が、有機発光素子の一部において全反射するためである。特許文献2には、この全反射を低減し、広視野角の光を取り出すアウトカップリングコンポーネントを有する表示装置が記載されている。
国際公開第2017/169563号 特開2017−017013号公報
特許文献1や特許文献2に記載された表示装置は、広視野角の光を表示に利用できる。しかし、広視野角の光を発している有機発光素子の発光のうち、表示に寄与する光の割合は小さいものであった。すなわち、表示装置から広視野角の光を発する有機発光素子の発光は、一部のみしか表示に寄与していない。上記の表示装置は、表示に寄与していない発光を生むためにも、エネルギーは使われているので、消費電力の低減に改善の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的はレンズを用いて光利用効率を向上させた場合にも、消費電力が低減される表示装置を提供することである。
本発明は、主面を有する基板、前記主面に配されている第一の発光素子と第二の発光素子と、前記第一の発光素子の発光が入射する第一のレンズと、前記第二の発光素子の発光が入射する第二のレンズと、を有し、前記主面に対して平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きい発光装置であって、前記第二の発光素子の発光領域が、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいことを特徴とする発光装置を提供する。
本発明によれば、レンズを用いて光利用効率を向上させた場合にも、消費電力が低減される発光装置を提供できる。
(a)本発明の一実施形態に係る発光装置が有する第一の発光素子の一例を示す断面図、(b)(a)における第一の発光素子の平面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る発光装置が有する第二の発光素子の一例を示す断面図、(b)(a)における第二の発光素子の平面図である。 比較形態の一例を示す断面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る発光装置の平面図である。(b)(a)におけるA−A’の断面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る発光装置が有する第二の発光素子の一例を示す断面図、(b)(a)における第二の発光素子の平面図である。 (a)本発明の一実施形態に係る発光装置が有する第二の発光素子の一例を示す断面図、(b)(a)における第二の発光素子の平面図である。 本発明の一実施形態に係る発光装置の一例を示す断面図である。 本発明の効果の一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。 (a)本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例を表す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る電子機器の一例を表す模式図である。 (a)本発明の一実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。(b)折り曲げ可能な表示装置の一例を表す模式図である。 (a)本発明の一実施形態に係る照明装置の一例を示す模式図である。(b)本発明の一実施形態に係る車両用灯具を有する自動車の一例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係るスマートグラスの一例である。 光学系とともに用いた表示装置と観察者の関係を示す概念図である。
本発明の一実施形態に係る発光装置は、主面を有する基板、前記主面に配されている第一の発光素子及び第二の発光素子と、前記第一の発光素子の発光が入射する第一のレンズと、前記第二の発光素子の発光が入射する第二のレンズと、を有し、前記主面に対して平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きい発光装置であって、前記第二の発光素子の発光領域が、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいこと特徴とする。
第二の発光素子は、表示装置の広角に向かって出射する光を発する発光素子であってよい。第二の発光素子においては、広角の光を出射するために光学部材が第一の発光素子に比べて、ずれて配置されている。すなわち、前記下部電極、前記第一の光学部材及び前記第二の光学部材を含む断面における、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、前記断面における、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きい。
この場合、第二の発光素子が、表示装置の発光に寄与する割合は、第一の発光素子に比べて小さい。第一の発光素子の発光は、全体が表示装置の発光に寄与するのに対して、第二の発光素子の発光は、一部のみが表示装置の発光に寄与しているからである。
第二の発光素子において、寄与していない発光分の電力を低減するために、第二の発光素子は、発光領域が、第一の発光素子よりも小さい。発光領域が小さい分、素子としての発光量は小さくなるものの、表示装置の発光に寄与する割合は増加する。その結果、表示装置の消費電力は低減される。
本明細書において、レンズは、いわゆるマイクロレンズをはじめとする、光学部材であってよい。また発光層は、有機化合物で構成されていても、無機化合物で構成されていてもよい。
以下、図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は本発明を限定するものでない。実施形態には複数の構成が記載されているが、これらの複数の構成の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の構成は任意に組み合わせられてもよい。図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の符号を付し、重複する説明は省略することがある。
例えば、白+CF方式において、カラーフィルタは、それぞれ赤色、緑色、青色の光を透過するカラーフィルタであってもよい。これら副画素の加法混色によって、有機EL発光装置は、フルカラーの表示が可能となる。また以下の実施形態では3色の光を透過するカラーフィルタの例を示したが、これに限ることではない。
本明細書において、レンズは、発光装置の光取り出し側に設けられてよく、レンズの凸方向は光取り出し側を指してよい。発光装置が発光素子の下部電極側、上部電極側の双方から光を出射する場合には、いずれの方向も光取り出し側ということができる。
平面配列は、ストライブ配列、スクエア配列、デルタ配列、ベイヤー配列のいずれの方式でもよい。また主画素をマトリクス状に配置することにより、高画素数の発光装置が可能となる。
(実施形態1)
図1は、本発明に係る発光装置の第一の発光素子を表す図である。図1(a)は第一の発光素子の断面図であり、図1(b)は、図1(a)の第一の発光素子の平面図である。
図1(a)の発光装置は、基板100の上に下部電極101、発光層を含む機能層102、上部電極103、保護層104、平坦化膜105、マイクロレンズ106、下部電極の両端を覆う絶縁層107で構成されている。絶縁層は、画素分離膜やバンクとも呼ばれる。図1(a)の断面図は、基板の主面に垂直な断面である。図1(b)の平面図は、基板の主面に垂直な方向から観察した平面図である。
下部電極の端は絶縁層107が接して覆っている。下部電極のうち絶縁層が接していない部分は機能層が接してよい。下部電極と機能層とが接している領域が、下部電極と上部電極との間に電界を印加することで発光する発光領域108aである。
発光領域は、電界印加時に発光していることを図1(b)と同じ方向から観察することで特定されてもよい。また、発光領域は、図1において下部電極の左側の端を覆っている第一の絶縁層の端から、下部電極の右側の端を覆っている第二の絶縁層の端までの距離を測定することで特定されてもよい。絶縁層の端は絶縁層と下部電極との接点であってよい。
図1(b)においては、発光領域108aが絶縁層107に囲まれている。本実施形態においては、発光領域は六角形であるが、他の多角形であっても、円形であってよい。例えば、長方形のRGB発光領域を並べて発光させる、ストライプ配置であってもよい。
図2は、本発明に係る発光装置の第二の発光素子を表す図である。図2(a)は、第二の発光素子の断面図であり、図2(b)は、図2(a)の第二の発光素子の平面図である。断面図及び平面図は、図1と同様である。
第二の発光素子は、第一の発光素子と同様の構成を有する。基板の主面と平行な方向において、第二の発光素子における、発光領域108bの中点とマイクロレンズ106の頂点との距離は、第一の発光素子における発光領域108aの中点とマイクロレンズ106の頂点との距離よりも大きい。第一の発光素子におけるマイクロレンズの位置が正位置とすると、第二の発光素子におけるマイクロレンズの位置がずれているということもできる。
マイクロレンズ106の頂点とは、凸レンズの場合は、基板の主面に垂直な平面において、当該主面から最も遠い位置である。凹レンズの場合は基板の主面に垂直な平面において、当該主面から最も近い位置である。レンズの頂点は、基板の主面に平行な断面におけるレンズの中心ということもできる。
第二の発光素子の発光領域108bは、第一の発光素子の発光領域108aよりも小さい。すなわち、図2(a)における108bは、図1(a)における108aよりも線分として短い。これは機能層が下部電極に接している面積が小さいということもできる。
このようにして、第二の発光素子の発光領域を小さくすることで、消費電力を低減する。
一方、図2(b)で発光領域108bの一形態を表している。本実施形態において、108bは、108aに比べて、紙面上左右の2辺が六角形の内側に配されている。すなわち、第二の発光素子の発光領域が、六角形であり、六角形の少なくとも1辺は、第一の発光素子の発光領域に比べて、六角形の内側に配されている。そして、この六角形の2辺は、六角形の辺のうち、互いに他と最も離れている辺の組である。
本実施形態においては、六角形のうち2辺が、108aに比べて、六角形の内側に配されているが、多角形の少なくとも1辺が、第一の発光素子の発光領域108aに比べて、多角形の内側に配されていればよい。
[比較形態]
図3は、比較形態を表す断面図である。本形態においては、第二の発光素子の発光領域と光学部材との位置関係が第一の発光素子の位置関係と異なるが、第二の発光素子の発光領域が、第一の発光素子の発光領域と同じ大きさである形態を示す。第二の発光素子における光学部材の位置関係が第一の発光素子と異なることは光学部材がずれているとってもよい。光学部材がずれている方向は、発光層からの発光を曲げたい方向であってよい。
図3のように、発光領域108aの端部からの光は斜め方向に曲がりにくい。一方、発光領域108aの中心部の光は斜め方向に光を曲げやすい。
図の左側へ向かう光、すなわち、図において、「〇」と記載されている光が、表示装置の発光に寄与する光である。図の左側を表示領域の外周側とすると、表示領域の外周部に位置する外周領域では表示面に対して斜め方向に向かう光を利用する。それ以外の光、すなわち、図において、「×」と記載されている光、は表示装置の発光に寄与しない光である。そのため、実施形態1であげた、図1及び図2の形態ように斜め方向に光を曲げることができる領域のみ発光させることで光利用効率を上げ、低消費電力の発光装置が提供できる。
なお、表示装置の外周領域において、表示面に対して斜め方向に向かう光を利用する表示装置は、表示部と、光学系を有していて、光学系を通してユーザーが表示部を視認する表示装置である場合が多い。このような表示装置の形態においては、利用しない光を発光させないことは、以下のようなさらなる効果がある。例えば、図14の光学系20に、利用しない光が入ると迷光となり、表示の品質を落とす可能性がある。上記実施形態においては、表示に寄与しない光を発光させないため迷光を低減する効果もある。
このようにして、表示装置の発光に対して、寄与が小さい発光領域は、第二の発光素子のように、発光領域を小さくすることができる。本実施形態においては、マクロレンズを有する発光装置を一例としてあげたが、表示装置の発光に対して寄与が小さい発光領域であれば、その発光領域を小さくしてよく、マイクロレンズ等の光学部材の有無を問わない。
例えば、発光装置が第一の発光領域と、第一の発光領域を囲って配置されている第二の発光領域と、を有し、第二の発光領域に含まれている発光素子は、発光装置の発光に対して寄与が小さいとする。この場合に、第二の発光領域に含まれている発光素子の発光領域を小さくしてよい。
第二の発光領域は第一の発光領域を囲っているので、第一の発光領域よりも、表示装置における外側に配置されている領域を含んでいる。ここで、外側とは、基板上に複数の発光素子が配置されている場合に、ある発光素子よりも、基板の端に近い別の発光素子を外側の発光素子と呼ぶ。
本実施形態によれば、第二の発光素子の発光が効率よく、表示装置の発光に寄与するため、消費電力を低減することができる。
[実施形態2]
図4は、本発明の一実施形態に係る発光装置の一例を表す図である。図4(a)は、発光装置を図1(b)と同じように基板の主面に垂直な方向からの平面視した図である。表示領域200は、複数の発光素子を有している。中心部A’と外周部Aとを用いて、発光領域とマイクロレンズとの位置関係を説明する。
図4(b)は、図4(a)のA−A’を通る直線における断面図の一部である。断面においては、発光素子の一部が省略されている。A’からAに向かうにつれて、マイクロレンズ106と、発光領域との位置関係が変化している。具体的には、発光領域108aと108aの直上のマイクロレンズ106との位置関係を基準とすると、発光領域108cと108cの直上のマイクロレンズとの位置関係は、マイクロレンズずらし量300a分、図中左方向に相対的にマイクロレンズがずれている。そして、発光領域108cは、発光領域108aよりも小さい。同様にして、発光領域108dは、発光領域108cよりも小さく、発光領域108dの直上のマイクロレンズは、300b分、相対的にずれている。さらに発光領域108eは、発光領域108dよりも小さく、発光領域108eの直上のマイクロレンズは、300c分、相対的にずれている。
本実施形態において、第一の発光素子は発光領域108aを有し、第二の発光素子は発光領域108cを有し、第三の発光素子は発光領域108dを有し、第四の発光素子は発光領域108eを有する。
ここで、発光素子は、例えば、図4(a)において、A’よりもAに近い発光素子が、外側の素子である。またA’からより遠い発光素子が外側の発光素子であるといえる。
このように表示領域の中心部A’から外周部Aに向かうほど連続的にマイクロレンズのずれが大きくなる形態であってよい。このように連続的または段階的に発光領域が小さくなることで、表示領域において表示装置の発光に寄与しない光を低減できるため、低消費電力の発光装置が提供できる。
[実施形態3]
図5は、本発明の一実施形態に係る発光装置の一例である。図5(a)は、図1(a)と同様に基板の主面に垂直な断面である。図5(b)は、図1(b)と同じように基板の主面に垂直な方向からの平面視した図である。
また、図6は本発明の一実施形態に係る発光装置の一例である。図6(a)は、図1(a)と同様に基板の主面に垂直な断面である。図6(b)は、図1(b)と同様に基板の主面に垂直な方向からの平面視した図である。
図5及び図6は発光領域が、第一の発光素子に比べて小さい構成である。図5は、図面において、第一の発光素子の発光領域に比べて、発光領域の左側が小さくなっているのに対して、図6は、右側が小さくなっていることのみが異なる。
図5(b)において、発光領域108fを有する発光素子の右側の欄外には、第一の発光素子が配置されている。すなわち、図における右側が、表示領域の中心側である。すなわち、発光領域108fを有する発光素子の発光領域において、第一の発光素子の発光領域よりも六角形の内側に配されている辺が六角形のうちの1つの辺であり、当該1つの辺が、六角形の辺のうち、第一の発光素子に最も近い辺である。
一方、図6(b)は、発光領域108gを有する発光素子の発光領域において、第一の発光素子の発光領域よりも六角形の内側に配されている辺が六角形のうちの1つの辺であり、当該1つの辺が、六角形の辺のうち、第一の発光素子に最も遠い辺である。
実施形態3においても実施形態1と同様に、表示装置の発光に寄与しないため光を低減するため、発光装置の消費電力が低減できる。
[実施形態4]
図7は、本発明の一実施形態に係る発光装置の断面模式図である。実施形態1に加えて、平坦化層105上にカラーフィルタ109a乃至cが配されている。カラーフィルタ109a乃至cをそれぞれ含む画素を副画素とし、3つの副画素を一つの主画素と見なすことが可能である。画素がカラーフィルタを含むとは、カラーフィルタを通る光が、当該画素の発光層が発する光であることであってよい。副画素は、赤、緑、青の3種の色が特に好ましく、これら副画素の加法混色によりフルカラーの表示が可能となる。
副画素の平面配列は、ストライブ配列、スクエア配列、デルタ配列、ベイヤー配列のいずれの方式でもよい。また主画素をマトリクス状に配置することにより、高画素数の表示装置が可能となる。
カラーフィルタ109a乃至cもマイクロレンズ106と同様に発光領域108bの中心からずれて配置されている。このときマイクロレンズ106の頂点Bと、発光領域の第一発光素子側の端部B’を結ぶ線上にカラーフィルタ109bがあってよい。
またマイクロレンズの端部Cと、発光領域の端部C’を結ぶ線上にカラーフィルタ109bがある。発光領域108bの直上のマイクロレンズの頂点と、発光領域108bの隣の発光領域とを結ぶ線分上には、少なくとも2種類のカラーフィルタが配置されてよい。隣の発光領域からの発光は、意図しないマイクロレンズから出射されることを低減するためである。
発光領域108bから出射する光がカラーフィルタ109bを通り、マイクロレンズ106で斜め方向に光を曲げることができ、他の副画素のカラーフィルタ109a、109cを通らないため色純度を高くすることができる。
図8は発光領域108とマイクロレンズ106の関係を表した断面図である。
図8には高さをh、半径をr、屈折率nのマイクロレンズ106が形成されている。
発光領域108から角度θ1で光が出射され、マイクロレンズ106の点Aによってθ2の角度に光が曲げられている。このときの点Aにおけるマイクロレンズの接線に対する傾きを角度αとする。スネルの法則により、以下の式(1)が成り立つ。なお、図中では、α+θ1をβとして記載している箇所がある。
1×sin(θ2+α)=n×sin(α+θ1)・・・(1)
式(1)をθ1について解くと、θ1は式(2)となる。
θ1=sin−1{sin(θ2+α)/n}―α・・・(2)
マイクロレンズ106の頂点と発光領域108の中心からのずれ量をXshiftとし、発光領域108からマイクロレンズ106までの距離をLとすると、発光領域Xの大きさは次式(3)で表される。
X=r−h×tan(θ1)・・・(3)
式(2)と式(3)から、発光領域108の大きさXは式(4)で表される。
X=r−h×tan[sin−1{sin(θ2+α)/n}―α]・・・(4)
このとき、発光領域108から出射される光の角度をθ1と、マイクロレンズ106の頂点と発光領域108の中心からのずれ量をXshiftとの関係は式(5)で表される。
tan―1(Xshift/h+L)>θ1・・・(5)
波動光学シミュレーションによる計算では、マイクロレンズ106の頂点と発光領域108の中心からのずれ量と、発光領域の開口率が表1の結果となった。ただし、実際には、マイクロレンズ106と発光領域108の間にも保護膜104やカラーフィルタ109など他の部材が存在し、誤差を生じる可能性がある
Figure 2021136207
[実施形態における他の構成]
(基板)
本明細書において、基板100は下部電極101、機能層102、上部電極103、を支持できる材料で形成されていればよく、例えば、ガラス、プラスチック、シリコンなどが好適である。プラスチックは、可撓性を有するものであってもよい。可撓性を有する基板は、例えば、樹脂、有機材料があげられ、具体的には、ポリイミド樹脂、ポリアクリル樹脂、PMMA等があげられる。基板100にはトランジスタ等のスイッチング素子や配線や層間絶縁膜(不図示)などが形成されていてもよい。
(下部電極)
下部電極101は、発光効率の観点から可視光の反射率が50%以上の金属材料であってよい。具体的には、AlやAgなどの金属、それらにSi、Cu、Ni、Nd、Tiなどを添加した合金を使用できる。また反射電極は光出射側の表面にバリア層を有してもよい。バリア層の材料としては、Ti、W、Mo、Auの金属やその合金、またはITO、IZOなどの透明導電酸化物が好ましい。下部電極は、陽極であってよく、その場合上部電極が陰極であってよい。一方、下部電極が陰極である場合は、上部電極は陽極であってよい。
上記では、下部電極が反射電極、上部電極が光取り出し電極である場合を記載したが、下部電極が光取り出し電極であってもよい。下部電極が光取り出し電極である場合は、下部電極は、後述の上部電極と同様に透光性を有している。電極が、下部電極か、上部電極かは、基板との距離で定義される。発光を制御するトランジスタ等を有する基板に近い電極が下部電極である。
(絶縁層)
絶縁層107は、下部電極101の端を覆うように設けられていて、下部電極101の一部が露出するように開口部が設けられている。開口部を発光領域108としてよい。絶縁層107は、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、またはシリコン酸化物(SiO)など無機材料で形成される。絶縁層は、画素分離膜、バンクとも呼ばれる。
形成にはスパッタリング法や化学気相堆積法(CVD法)など公知の技術を用いて形成が可能である。また絶縁層107はアクリル樹脂やポリイミド樹脂のような有機材料を用いて形成することも可能である。
(機能層)
機能層102は、発光層を有しており、下部電極101上に配置される。機能層は、蒸着法やスピンコート法など公知の技術により形成することができる。
機能層102は、複数の層から構成されていてもよく、複数の層の積層体であってよい。複数の層としては、正孔注入層、正孔輸送層、電子ブロック層、発光層、正孔ブロック層、電子輸送層、電子注入層等が挙げられる。これらの間に電荷発生層、電子ブロック層等の他の層を含んでいてもよい。
陽極から注入された正孔と陰極から注入された電子が発光層において再結合することで、光を出射する。機能層は有機層であっても、無機層であってもよい。
発光層は複数層あってもよいし、単層であってもよい。複数層の発光層がある場合は、発光層のいずれかに赤色発光材料、緑色発光材料、赤色発光材料を有することができ、各発光色を混合することで、白色光を得ることも可能である。また、各有機層のいずれかに、青色発光材料と黄色発光材料などの補色同士の関係の発光材料を有していてもよい。
発光材料は、有機化合物からなる材料であってもよいし、量子ドットを有する材料であってもよい。有機化合物を用いる場合は、発光層は第一の材料と第二の材料を有してよい。第一の材料は、主な発光をする材料であり、ドーパントやゲストとも呼ばれてよい。一方第二の材料は、第一の材料よりも発光層における重量比が大きい材料であり、ホストと呼ばれてよい。第一の材料としては、フルオランテン骨格を有する材料、ピレン骨格を有する材料、クリセン骨格を有する材料、アントラセン骨格を有する材料があげられる。アントラセン骨格を有する材料とは、構造中にアントラセンの構造を有するものであり、アントラセン誘導体とも呼ばれてよい。
また、機能層102が複数の画素によって共有されていてもよい。この場合、発光装置は、複数の下部電極と、1つの機能層を有するということができる。しかし、これに限られることはなく、有機層102のすべて、または、一部が、1つ1つの画素ごとにパターニングされていてもよい。
(上部電極)
上部電極103、機能層102上に配置されていて、透光性を有している。上部電極103はその表面に到達した光の一部を透過するとともに他の一部を反射する性質(すなわち半透過反射性)を持った半透過材料であってもよい。上部電極103を構成する材料は、例えば、透明導電酸化物のような透明材料、アルミニウム、銀、金などの単体金属、リチウム、セシウムなどのアルカリ金属、マグネシウム、カルシウム、バリウムなどのアルカリ土類金属、これらの金属材料を含んだ合金材料からなる半透過材料から構成される。
半透過材料は特にマグネシウム、銀を主成分とする合金が好ましい。また上部電極103は好ましい透過率を有するならば、上記材料の積層構成であってもよい。
さらに複数の画素にまたがって上部電極103が配置されてよい。
上記では、上部電極が光取り出し電極である場合を記載したが、上部電極が反射電極であってもよい。この場合は、上部電極は、上記の下部電極として説明したように、反射性を有し、下部電極の材料として例示した材料を用いて形成されてよい。
陰極は、ITOなどの酸化物導電層を使用してトップエミッション素子としてもよいし、アルミニウム(Al)などの反射電極を使用してボトムエミッション素子としてもよいし、特に限定されない。陰極の形成方法としては、特に限定されないが、直流及び交流スパッタリング法などを用いると、膜のカバレッジがよく、抵抗を下げやすいためより好ましい。
(保護層)
保護層104は発光素子を覆うように形成され、透光性を有する。保護層は、外部からの酸素や水分の透過性が低い無機材料を含むことが好ましい。具体的には、シリコン窒化物(SiN)、シリコン酸窒化物(SiON)、シリコン酸化物(SiO)、アルミニウム酸化物(Al)、チタン酸化物(TiO)などがあげられる。保護性能の面において、SiN、SiON,Alの無機材料が好ましい。保護層104の形成には化学気相堆積法(CVD法)、原子層堆積法(ALD法)、スパッタリング法を用いてよい。保護層104は十分な水分遮断性能があれば、単層構造であっても、上記材料や形成手法を組み合わせた積層構造であってもよい。例えば、ALD法で形成された層と、スパッタリング法で形成された層との積層構造であってもよい。また、CVD法で形成された層、ALD法で形成された層、CVD法で形成された層、をこの順で設けられていてもよい。
保護層は、複数の画素にまたがって配置されていてもよい。
(平坦化層)
平坦化層105は、保護層104上に配される。平坦化層105は透光性を有する材料で形成されていればよく、無機材料および有機材料のどちらでも構わない。平坦化層は、保護層が形成している凹凸を低減する層である。保護層が形成している凹凸が小さい場合、また、保護層自体を研磨するなどして平坦化する場合には、設けなくてもよい。
また、平坦化層は、保護層と、他の部材との間に配置されている層であれば、平坦化層と呼ぶことができる。平坦化層は、具体的には、ポリビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、尿素樹脂等があげられる。
(光学部材)
光学部材106は、平坦化層105の上に形成される。光学部材は、レンズ等であってよく、具体的にはマイクロレンズであってよい。マイクロレンズは、径の小さいレンズであってよい。マイクロレンズは、露光および現像プロセスで形成することが可能であり、リフロー法、面積階調法、エッチバック法等で形成されてよい。具体的には、マイクロレンズを形成するための材料による膜(フォトレジスト膜)を形成し、連続的な階調変化を有するマスクを用いて、フォトレジスト膜を露光および現像を行う。このようなマスクとしては、グレーマスク、或いは、露光装置の解像度以下の遮光膜からなるドットの密度分布を変化させることで結像面に連続した階調を有する光照射を可能とする面積階調マスクを用いることが可能である。
また、露光および現像プロセスで形成したマイクロレンズに対して、エッチバックを行うことにより、レンズ形状を調整することが可能である。
さらに、樹脂をパターニング、リフローし、樹脂を融解、凝固させることで表面張力によるマイクロレンズを形成することが可能である。機能層として有機層を用いる場合には、リフロープロセスの温度を所定の温度以下とする。例えば、所定の温度以下は、120℃以下である。
このとき、マイクロレンズ106は球面マイクロレンズだけでなく、非球面マイクロレンズ、非対称マイクロレンズでも構わない。
(カラーフィルタ)
カラーフィルタは、保護層の上に設けられてもよい。例えば、発光素子のサイズを考慮したカラーフィルタを別の基板上に設け、それと発光素子を設けた基板と貼り合わせてもよいし、上記で示した保護層上にフォトリソグラフィ技術を用いて、カラーフィルタをパターニングしてもよい。カラーフィルタは、高分子で構成されてよい。カラーフィルタは典型的には赤、緑、青の光をそれぞれ透過するフィルタを用いてよい。すなわち、2以上のカラーフィルタを有し、第一のカラーフィルタと第二のカラーフィルタは、互いに他と異なる波長の光を透過するフィルタである。さらに第一のカラーフィルタ及び第二のカラーフィルタのいずれとも異なる波長の光を透過する第三のカラーフィルタを有してよい。
カラーフィルタが設けられる場合は、平坦化層が、カラーフィルタの上下に設けられてもよく、その構成材料は同じであっても異なってもよい。当該平坦化層の材料は、具体的には、ポリビニルカルバゾール樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、尿素樹脂等があげられる。
(対向基板)
上記の部材の上には、対向基板を有してよい。対向基板は、前述の基板と対応する位置に設けられるため、対向基板と呼ばれる。対向基板の構成材料は、前述の基板と同じであってよい。対向基板は、前述の基板を第一基板とした場合、第二基板であってよい。
上記の実施形態における発光装置は、機能層を有機化合物層で構成される、有機発光装置であってよい。
[本発明の一実施形態に係る発光装置の用途]
本発明の一実施形態に係る発光装置は、表示装置や照明装置の構成部材として用いることができる。他にも、電子写真方式の画像形成装置の露光光源や液晶表示装置のバックライト、白色光源にカラーフィルタを有する発光装置等の用途がある。
表示装置は、エリアCCD、リニアCCD、メモリーカード等からの画像情報を入力する画像入力部を有し、入力された情報を処理する情報処理部を有し、入力された画像を表示部に表示する画像情報処理装置でもよい。
また、撮像装置やインクジェットプリンタが有する表示部は、タッチパネル機能を有していてもよい。このタッチパネル機能の駆動方式は、赤外線方式でも、静電容量方式でも、抵抗膜方式であっても、電磁誘導方式であってもよく、特に限定されない。また表示装置はマルチファンクションプリンタの表示部に用いられてもよい。
次に、図面を参照しながら本実施形態に係る表示装置について説明する。
図9は、本実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。表示装置1000は、上部カバー1001と、下部カバー1009と、の間に、タッチパネル1003、表示パネル1005、フレーム1006、回路基板1007、バッテリー1008、を有してよい。タッチパネル1003および表示パネル1005は、フレキシブルプリント回路FPC1002、1004が接続されている。回路基板1007には、トランジスタが設けられている。バッテリー1008は、表示装置が携帯機器でなければ、設けなくてもよいし、携帯機器であっても、別の位置に設けてもよい。上記のトランジスタ等で表示装置の表示を制御する制御部を構成してよい。制御部は、CPU等を用いた公知の方法を用いることができる。すなわち、本実施形態に係る表示装置は、発光装置と、この発光装置の表示を制御する制御部とを有する。
本実施形態に係る表示装置は、赤色、緑色、青色を有するカラーフィルタを有してよい。カラーフィルタは、当該赤色、緑色、青色がデルタ配列、ストライプ配列で配置されてよい。
本実施形態に係る表示装置は、携帯端末の表示部に用いられてもよい。その際には、表示機能と操作機能との双方を有してもよい。携帯端末としては、スマートフォン等の携帯電話、タブレット、ヘッドマウントディスプレイ等が挙げられる。表示装置に用いられる場合には、拡大光学系とともに用いてよい。
本実施形態に係る表示装置は、複数のレンズを有する光学部と、当該光学部を通過した光を受光する撮像素子とを有する撮像装置の表示部に用いられてよい。撮像装置は、撮像素子が取得した情報を表示する表示部を有してよい。また、表示部は、撮像装置の外部に露出した表示部であっても、ファインダ内に配置された表示部であってもよい。撮像装置は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラであってよい。
図10(a)は、本実施形態に係る撮像装置の一例を表す模式図である。撮像装置1100は、ビューファインダ1101、背面ディスプレイ1102、操作部1103、筐体1104を有してよい。ビューファインダ1101は、本実施形態に係る表示装置を有してよい。その場合、表示装置は、撮像する画像のみならず、環境情報、撮像指示等を表示してよい。環境情報には、外光の強度、外光の向き、被写体の動く速度、被写体が遮蔽物に遮蔽される可能性等であってよい。
撮像に好適なタイミングはわずかな時間なので、少しでも早く情報を表示した方がよい。したがって、本発明の一実施形態に係る発光装置を用いた表示装置の中でも、有機発光装置を用いるのが好ましい。有機発光素子は応答速度が速いからである。有機発光素子を用いた表示装置は、表示速度が求められる、これらの装置、液晶表示装置よりも好適に用いることができる。
撮像装置1100は、不図示の光学部を有する。光学部は複数のレンズを有し、筐体1104内に収容されている撮像素子に結像する。複数のレンズは、その相対位置を調整することで、焦点を調整することができる。この操作を自動で行うこともできる。撮像装置は光電変換装置と呼ばれてもよい。光電変換装置は逐次撮像するのではなく、前画像からの差分を検出する方法、常に記録されている画像から切り出す方法等を撮像の方法として含むことができる。
図10(b)は、本実施形態に係る電子機器の一例を表す模式図である。電子機器1200は、表示部1201と、操作部1202と、筐体1203を有する。筐体1203には、回路、当該回路を有するプリント基板、バッテリー、通信部、を有してよい。操作部1202は、ボタンであってもよいし、タッチパネル方式の反応部であってもよい。操作部は、指紋を認識してロックの解除等を行う、生体認識部であってもよい。通信部を有する電子機器は通信機器ということもできる。電子機器は、レンズと、撮像素子とを備えることでカメラ機能をさらに有してよい。カメラ機能により撮像された画像が表示部に映される。電子機器としては、スマートフォン、ノートパソコン等があげられる。
図11は、本実施形態に係る表示装置の一例を表す模式図である。図11(a)は、テレビモニタやPCモニタ等の表示装置である。表示装置1300は、額縁1301を有し表示部1302を有する。表示部1302には、本実施形態に係る発光装置が用いられてよい。
額縁1301と、表示部1302を支える土台1303を有している。土台1303は、図11(a)の形態に限られない。額縁1301の下辺が土台を兼ねてもよい。
また、額縁1301および表示部1302は、曲がっていてもよい。その曲率半径は、5000mm以上6000mm以下であってよい。
図11(b)は本実施形態に係る表示装置の他の例を表す模式図である。図4(b)の表示装置1310は、折り曲げ可能に構成されており、いわゆるフォルダブルな表示装置である。表示装置1310は、第一表示部1311、第二表示部1312、筐体1313、屈曲点1314を有する。第一表示部1311と第二表示部1312とは、本実施形態に係る発光装置を有してよい。第一表示部1311と第二表示部1312とは、つなぎ目のない1枚の表示装置であってよい。第一表示部1311と第二表示部1312とは、屈曲点で分けることができる。第一表示部1311、第二表示部1312は、それぞれ異なる画像を表示してもよいし、第一および第二表示部とで一つの画像を表示してもよい。
図12(a)は、本実施形態に係る照明装置の一例を表す模式図である。照明装置1400は、筐体1401と、光源1402と、回路基板1403と、光学フィルム1404と、光拡散部1405と、を有してよい。光源は、本実施形態に係る有機発光素子を有してよい。光学フィルタは光源の演色性を向上させるフィルタであってよい。光拡散部は、ライトアップ等、光源の光を効果的に拡散し、広い範囲に光を届けることができる。光学フィルタ、光拡散部は、照明の光出射側に設けられてよい。必要に応じて、最外部にカバーを設けてもよい。
照明装置は例えば室内を照明する装置である。照明装置は白色、昼白色、その他青から赤のいずれの色を発光するものであってよい。それらを調光する調光回路を有してよい。照明装置は本発明の有機発光素子とそれに接続される電源回路を有してよい。電源回路は、交流電圧を直流電圧に変換する回路である。また、白とは色温度が4200Kで昼白色とは色温度が5000Kである。照明装置はカラーフィルタを有してもよい。
また、本実施形態に係る照明装置は、放熱部を有していてもよい。放熱部は装置内の熱を装置外へ放出するものであり、比熱の高い金属、液体シリコン等が挙げられる。
図12(b)は、本実施形態に係る移動体の一例である自動車の模式図である。当該自動車は灯具の一例であるテールランプを有する。自動車1500は、テールランプ1501を有し、ブレーキ操作等を行った際に、テールランプを点灯する形態であってよい。
テールランプ1501は、本実施形態に係る有機発光素子を有してよい。テールランプは、有機EL素子を保護する保護部材を有してよい。保護部材はある程度高い強度を有し、透明であれば材料は問わないが、ポリカーボネート等で構成されることが好ましい。ポリカーボネートにフランジカルボン酸誘導体、アクリロニトリル誘導体等を混ぜてよい。
自動車1500は、車体1503、それに取り付けられている窓1502を有してよい。窓は、自動車の前後を確認するための窓でなければ、透明なディスプレイであってもよい。当該透明なディスプレイは、本実施形態に係る有機発光素子を有してよい。この場合、有機発光素子が有する電極等の構成材料は透明な部材で構成される。
本実施形態に係る移動体は、船舶、航空機、ドローン等であってよい。移動体は、機体と当該機体に設けられた灯具を有してよい。灯具は、機体の位置を知らせるための発光をしてよい。灯具は本実施形態に係る有機発光素子を有する。
図13を参照して、上述の各実施形態の表示装置の適用例について説明する。表示装置は、例えばスマートグラス、HMD、スマートコンタクトのようなウェアラブルデバイスとして装着可能なシステムに適用できる。このような適用例に使用される撮像表示装置は、可視光を光電変換可能な撮像装置と、可視光を発光可能な表示装置とを有する。
図13(a)は、1つの適用例に係る眼鏡1600(スマートグラス)を説明する。眼鏡1600のレンズ1601の表面側に、CMOSセンサやSPADのような撮像装置1602が設けられている。また、レンズ1601の裏面側には、上述した各実施形態の表示装置が設けられている。
眼鏡1600は、制御装置1603をさらに備える。制御装置1603は、撮像装置1602と各実施形態に係る表示装置に電力を供給する電源として機能する。また、制御装置1603は、撮像装置1602と表示装置の動作を制御する。レンズ1601には、撮像装置1602に光を集光するための光学系が形成されている。
図13(b)は、1つの適用例に係る眼鏡1610(スマートグラス)を説明する。眼鏡1610は、制御装置1612を有しており、制御装置1612に、撮像装置1602に相当する撮像装置と、表示装置が搭載される。レンズ1611には、制御装置1612内の撮像装置と、表示装置からの発光を投影するための光学系が形成されており、レンズ1611には画像が投影される。制御装置1612は、撮像装置および表示装置に電力を供給する電源として機能するとともに、撮像装置および表示装置の動作を制御する。制御装置は、装着者の視線を検知する視線検知部を有してもよい。視線の検知は赤外線を用いてよい。赤外発光部は、表示画像を注視しているユーザーの眼球に対して、赤外光を発する。発せられた赤外光の眼球からの反射光を、受光素子を有する撮像部が検出することで眼球の撮像画像が得られる。平面視における赤外発光部から表示部への光を低減する低減手段を有することで、画像品位の低下を低減する。
赤外光の撮像により得られた眼球の撮像画像から表示画像に対するユーザーの視線を検出する。眼球の撮像画像を用いた視線検出には任意の公知の手法が適用できる。一例として、角膜での照射光の反射によるプルキニエ像に基づく視線検出方法を用いることができる。
より具体的には、瞳孔角膜反射法に基づく視線検出処理が行われる。瞳孔角膜反射法を用いて、眼球の撮像画像に含まれる瞳孔の像とプルキニエ像とに基づいて、眼球の向き(回転角度)を表す視線ベクトルが算出されることにより、ユーザーの視線が検出される。
本発明の一実施形態に係る表示装置は、受光素子を有する撮像装置を有し、撮像装置からのユーザーの視線情報に基づいて表示装置の表示画像を制御してよい。
具体的には、表示装置は、視線情報に基づいて、ユーザーが注視する第一の視界領域と、第一の視界領域以外の第二の視界領域とを決定される。第一の視界領域、第二の視界領域は、表示装置の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。表示装置の表示領域において、第一の視界領域の表示解像度を第二の視界領域の表示解像度よりも高く制御してよい。つまり、第二の視界領域の解像度を第一の視界領域よりも低くしてよい。
また、表示領域は、第一の表示領域、第一の表示領域とは異なる第二の表示領域とを有し、視線情報に基づいて、第一の表示領域および第二の表示領域から優先度が高い領域を決定されてよい。第一の視界領域、第二の視界領域は、表示装置の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。優先度の高い領域の解像度を、優先度が高い領域以外の領域の解像度よりも高く制御してよい。つまり優先度が相対的に低い領域の解像度を低くしてよい。
なお、第一の視界領域や優先度が高い領域の決定には、AIを用いてもよい。AIは、眼球の画像と当該画像の眼球が実際に視ていた方向とを教師データとして、眼球の画像から視線の角度、視線の先の目的物までの距離を推定するよう構成されたモデルであってよい。AIプログラムは、表示装置が有しても、撮像装置が有しても、外部装置が有してもよい。外部装置が有する場合は、通信を介して、表示装置に伝えられる。
視認検知に基づいて表示制御する場合、外部を撮像する撮像装置を更に有するスマートグラスに好ましく適用できる。スマートグラスは、撮像した外部情報をリアルタイムで表示することができる。
以上説明した通り、本実施形態に係る有機発光素子を用いた装置を用いることにより、良好な画質で、長時間表示にも安定な表示が可能になる。
10 発光装置
20 光学系
30 眼球
100 基板
101 下部電極
102 機能層
103 上部電極
104 保護膜
105 平坦化膜
106 マイクロレンズ
107 絶縁層
108 発光領域
109 カラーフィルタ
200 表示領域
300 マイクロレンズずらし量
1000 表示装置
1001 上部カバー
1002 フレキシブルプリント回路
1003 タッチパネル
1004 フレキシブルプリント回路
1005 表示パネル
1006 フレーム
1007 回路基板
1008 バッテリー
1009 下部カバー
1100 撮像装置
1101 ビューファインダ
1102 背面ディスプレイ
1103 操作部
1104 筐体
1200 電子機器
1201 表示部
1202 操作部
1203 筐体
1300 表示装置
1301 額縁
1302 表示部
1303 土台
1310 表示装置
1311 第一表示部
1312 第二表示部
1313 筐体
1314 屈曲点
1400 照明装置
1401 筐体
1402 光源
1403 回路基板
1404 光学フィルム
1405 光拡散部
1500 自動車
1501 テールランプ
1502 窓
1503 車体
1600 スマートグラス
1601 レンズ
1602 撮像装置
1603 制御装置
1610 スマートグラス
1611 レンズ
1612 制御装置

Claims (21)

  1. 主面を有する基板、前記主面に配されている第一の発光素子及び第二の発光素子と、前記第一の発光素子の発光が入射する第一のレンズと、前記第二の発光素子の発光が入射する第二のレンズと、を有し、
    前記主面に対して平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きい発光装置であって、
    前記第二の発光素子の発光領域が、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいこと特徴とする発光装置。
  2. 第三の発光素子と、前記第三の発光素子の発光が入射する第三のレンズとを有し、
    前記主面に平行な方向において、前記第三の発光素子の発光領域の中点と前記第三のレンズの頂点との距離が、第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離よりも大きく、
    前記第三の発光素子の発光領域が、前記第二の発光素子の発光領域よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第一の発光素子は、下部電極、発光層、上部電極、をこの順で有し、前記下部電極の両端をそれぞれ覆う第一の絶縁層と第二の絶縁層とを有し、
    前記第一の発光素子の発光領域の前記中点は、前記第一の絶縁層の端と前記第二の絶縁層の端とを結ぶ線分の中点であることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
  4. 前記第一のレンズ及び前記第二のレンズは、前記第一の発光素子及び前記第二の発光素子よりも前記発光装置の光取り出し側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光装置。
  5. 発光装置の発光領域は、第一の発光領域、前記第一の発光領域を囲っている第二の発光領域を含み、
    前記第一の発光素子は、前記第一の発光領域に配され、前記第二の発光素子は前記第二の発光領域に配されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。
  6. 前記第一の発光素子及び前記第二の発光素子の発光領域は、それぞれ、多角形であり、
    前記第二の発光素子の発光領域は、前記多角形の少なくとも1辺は、前記第一の発光素子の発光領域よりも前記多角形の内側に配されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記第二の発光素子の発光領域において、前記第一の発光素子の発光領域よりも前記多角形の内側に配されている辺が前記多角形のうちの2つの辺であり、
    前記2つの辺は、前記多角形の辺のうち、互いに他と最も離れている辺であることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記第一の素子は前記発光装置の第一の発光領域に含まれ、前記第二の発光素子は前記第一の発光領域を囲っている第二の発光領域に含まれ、
    前記第二の発光素子の発光領域において、前記第一の発光素子の発光領域よりも前記多角形の内側に配されている辺が前記多角形のうちの1つの辺であり、
    前記1つの辺は、前記多角形の辺のうち、前記第一の発光領域に最も近い辺であることを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  9. 前記発光装置の発光領域は、第一の発光領域、前記第一の発光領域を囲っている第二の発光領域を含み、
    前記第一の発光素子は、前記第一の発光領域に配され、前記第二の発光素子は前記第二の発光領域に配されており、
    前記第二の発光素子の発光が入射する第二のカラーフィルタと、前記第二の発光素子の隣に配されている第四の発光素子と、前記第四の発光素子の発光が入射し、前記カラーフィルタとは異なる波長の光を透過する第四のカラーフィルタをさらに有し、
    前記第二の光学部材の前記第一の発光素子側の端と、前記第四の発光素子の発光領域の前記第一の発光素子側の端と、を結ぶ線分上に、前記第二のカラーフィルタ及び前記第四のカラーフィルタが配されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 前記第二のレンズの高さをh、半径をr、屈折率n、
    前記第二の発光領域から出射される光の角度をθ1、
    前記第二の発光領域から出射される光が前記第二のレンズによって曲げられる点の前記第二のレンズの角度と、曲げられる光の角度をα、θ2、
    前記第二のレンズの頂点と前記第二の発光領域の中心からのずれ量をXshift、
    前記第二の発光領域から前記第二のレンズまでの距離をLとすると、
    前記第二の発光領域の幅をXとして、次式で表されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の発光装置。
    X=r−h×tan[sin−1{sin(θ2+α)/n}―α]
    tan―1(Xshift/h+L)>θ1
  11. 主面を有する基板と、前記主面に配されている第一の発光素子を含む第一の発光領域と、前記主面に配されている第二の発光素子を含み、前記第一の発光領域を囲っている第二の発光領域と、を有する発光装置であって、
    前記第二の発光素子の発光領域は、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいことを特徴とする発光装置。
  12. 前記第一の発光素子と前記第二の発光素子は、互いに同じ色を発光することを特徴とする請求項11に記載の発光装置。
  13. 前記第一の発光素子の発光が入射する第一のレンズと、前記第二の発光素子の発光が入射する第二のレンズと、を有し、
    前記主面に平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二のレンズの頂点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一のレンズの頂点との距離よりも大きいことを特徴とする請求項11または12に記載の発光装置。
  14. 前記第一のレンズ及び前記第二のレンズは、前記第一の発光素子及び前記第二の発光素子よりも、前記発光装置の光取り出し側に設けられていることを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一項に記載の発光装置。
  15. 主面を有する基板、前記主面に配されている第一の発光素子及び第二の発光素子と、前記第一の発光素子の発光が入射する第一の光学部材と、前記第二の発光素子の発光が入射する第二の光学部材と、を有し、
    前記主面に平行な方向において、前記第二の発光素子の発光領域の中点と前記第二の光学部材の中点との距離が、第一の発光素子の発光領域の中点と前記第一の光学部材の中点との距離よりも大きい発光装置であって、
    前記第二の発光素子の発光領域が、前記第一の発光素子の発光領域よりも小さいこと特徴とする発光装置。
  16. 前記第一及び前記第二の光学部材が第一のレンズ及び前記第二のレンズであり、前記第一及び前記第二の光学部材の中点は、前記第一及び前記第二のレンズの頂点であることを特徴とする請求項15に記載の発光装置。
  17. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の発光装置と、前記発光装置の表示を制御する制御部とを有することを特徴とする表示装置。
  18. 複数のレンズを有する光学部と、前記光学部を通過した光を受光する撮像素子と、前記撮像素子が撮像した画像を表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は請求項1乃至16のいずれか一項に記載の発光装置を有することを特徴とする撮像装置。
  19. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の発光装置を有する表示部と、前記表示部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、外部と通信する通信部と、を有することを特徴とする電子機器。
  20. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の発光装置を有する光源と、前記光源が発する光を透過する光拡散部または光学フィルムと、を有することを特徴とする照明装置。
  21. 請求項1乃至16のいずれか一項に記載の発光装置を有する灯具と、前記灯具が設けられた機体と、を有することを特徴とする移動体。

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