JP2021136104A - スプリングコネクタ、コネクタ、およびコネクタの製造方法 - Google Patents

スプリングコネクタ、コネクタ、およびコネクタの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部接触ピンが押し込まれていないときには電気的接続を遮断する一方、押し込まれたときに電気的接続を行うことが可能なスプリングコネクタの技術を提供すること。【解決手段】貫通孔を有する絶縁性のハウジングと、前記貫通孔の一端側に配置された導電体と、前記貫通孔の他端側に配置された導電性の外部接触ピンと、を備え、前記ハウジングは、前記貫通孔の前記他端側に開口部を有し、前記貫通孔の一部及び前記導電体の一部が、内部空間を形成し、前記外部接触ピンは、前記開口部から突出する先端部と、前記貫通孔内に位置する本体部とを有し、前記外部接触ピンの前記先端部が、前記開口部から突出する突出方向とは反対方向である後退方向へ移動することにより、前記外部接触ピンと前記導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わるスプリングコネクタである。【選択図】図1

Description

本発明は、スプリングコネクタ、コネクタ、およびコネクタの製造方法に関する。
従来から、導電性の外部接触ピン(コンタクトピンとも呼ばれる)や導電性のスプリング等を導電性のチューブ内に収容して構成したスプリングコネクタが知られている(特許文献1を参照)。
特開2004−247170号公報
しかし、導電性のチューブ内に導電性の外部接触ピンや導電性のスプリング等を収容した従来のスプリングコネクタの構成では、外部接触ピンとチューブとが常に接触しているため、使用時に限らず電気的接続が確保された状態となっていた。電気的接続が確保された状態とは、一端側に位置するチューブと他端側に位置する外部接触ピンとが導通した状態、すなわちスプリングコネクタの接点間が導通した状態のことである。
本発明の目的の一例は、外部接触ピンが押し込まれていないときには電気的接続を遮断する一方、外部接触ピンが押し込まれたときに電気的接続を行うことが可能なスプリングコネクタの技術を提供することである。
本発明の第1の態様は、貫通孔を有する絶縁性のハウジングと、前記貫通孔の一端側に配置された導電体と、前記貫通孔の他端側に配置された導電性の外部接触ピンと、を備え、前記ハウジングは、前記貫通孔の前記他端側に開口部を有し、前記貫通孔の一部及び前記導電体の一部が、内部空間を形成し、前記外部接触ピンは、前記開口部から突出する先端部と、前記貫通孔内に位置する本体部とを有し、前記外部接触ピンの前記先端部が、前記開口部から突出する突出方向とは反対方向である後退方向へ移動することにより、前記外部接触ピンと前記導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わるスプリングコネクタである。
この第1の態様によれば、外部接触ピンが後退方向へ移動することにより、外部接触ピンと導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わる。したがって、外部接触ピンが押し込まれていないときには電気的接続を遮断する一方、外部接触ピンが押し込まれたときに電気的接続を行うことが可能なスプリングコネクタの技術を提供できる。
第1実施形態のスプリングコネクタであって、外部接触ピンが押し込まれていない状態のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第1実施形態のスプリングコネクタであって、外部接触ピンが後退した状態のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第2実施形態のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第3実施形態のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第3実施形態の第1変形例のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第3実施形態の第2変形例のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第3実施形態の第3変形例のスプリングコネクタの構成例を示す縦断面図。 第4実施形態のコネクタの構成例を示す縦断面図。 コネクタの製造方法を示すフローチャート。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。なお、以下説明する実施形態によって本発明が限定されるものではなく、本発明を適用可能な形態が以下の実施形態に限定されるものでもない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付す。また、スプリングコネクタ10の一端側を導電体(例えばチューブ2)のある側とし、他端側を外部接触ピン3のある側として説明する。一端と述べる時は、外部接触ピン3から導電体(例えばチューブ2)に向かう方向の端部のことを差し、他端と述べる時は、導電体(例えばチューブ2)から外部接触ピン3に向かう方向の端部のことを差す。図1に向かって右側が一端側となり、左側が他端側となる。図2〜図8においても、図1と同様に右側が一端側となり、左側が他端側となる。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態におけるスプリングコネクタ10の構成例を示す縦断面図であり、ハウジング1およびチューブ2を切り欠いて内部の構成を示している。図1では、外部接触ピン3が一端側に向けて押し込まれていない非押し込み状態を示している。図1に示すように、第1実施形態のスプリングコネクタ10は、ハウジング1と、チューブ2と、外部接触ピン3と、内部コンタクト4と、弾性部材としてのスプリング7とを備える。
ハウジング1は、例えば樹脂や絶縁金属等を素材とする絶縁性である。ハウジング1の製法は適宜選択することができる。例えば、金型に樹脂を流し込んで成型する方法の他、切削や造形による加工方法を採用できる。他にも、金属製のハウジングに絶縁コーティング処理を施す方法を採用してもよい。
ハウジング1は、内部空間9と、内部空間9の一部をなす貫通孔11とを有する。貫通孔11の内周面には、スプリングコネクタ10の軸方向(図1に向かって左右方向)に三段階の内径部が形成されており、各内径部の間に段差が形成されている。三段階の内径部のうちの一端側に位置する内径の最も大きい内径部が第1段部111であり、他端側に位置する内径の最も小さい内径部が第3段部115であり、第1段部111と第3段部115との間に位置する内径部が第2段部113である。第2段部113の内径は、第1段部111の内径よりも小さく、第3段部115の内径よりも大きい。第1段部111が、後述する挿入部21との嵌合部を構成している。また、第2段部113と第3段部115との段差13が外部接触ピン3との係止部を構成している。段差13により外部接触ピン3がハウジング1から抜けることを防止する。
第1段部111、第2段部113、第3段部115の内径の大小関係は一例であり、その他の関係であってもよい。但し、外部接触ピン3のハウジング1からの抜け防止を段差13で実現する場合には、第3段部115の内径は、第2段部113の内径よりも小さくする必要がある。
チューブ2は、例えば銅又は銅合金等を素材とする導電性である。チューブ2の製法は適宜選択することができる。例えば、鍛造や切削加工によりチューブ2を作製することができる。チューブ2は、端部が開口した筒状の挿入部21を有する。挿入部21は、ドリル等を用いた穴加工により形成される。或いは、チューブ2は、板金を用いたプレス加工によって成形してもよいし、金型に金属を流し込んで成型する鋳造によって作製することとしてもよい。他にも、金型に樹脂を流し込んで成型したものの表面に金属めっきを施す方法を採用してもよい。
挿入部21は、貫通孔11の一端側に挿入され、当該一端側の第1段部111と嵌合する。これにより、挿入部21の内周面が、ハウジング1の第2段部113の内周面と連続して円滑な円柱状の内曲面をなす。貫通孔11の内周面と、当該貫通孔11の一端寄りに位置する挿入部21の内周面とで内部空間9を形成する。第1実施形態では、内部空間9は、ハウジング1に係る部分と、チューブ2に係る部分とで形成される。ハウジング1に係る部分は、貫通孔11の他端から第2段部113までの内周面である。チューブ2に係る部分は、第2段部113の内周面と連続するチューブ2の挿入部21の内周面である。内部空間9は、図1において破線で囲った範囲に相当する。なお、挿入部21の内径は、第2段部113の内径より大きくてもよい。
チューブ2の外周面には、挿入部21の長さ(貫通孔11の一端側の端部から第2段部113の一端側の端部までの距離)D11に合わせて段差23が形成されている。この段差23は、挿入部21が第1段部111と嵌合して挿入部21の内周面と第2段部113の内周面とが連続した状態において、当該挿入部21が挿入される側のハウジング1の一端面と当接する。当該当接部分が接着される等して、ハウジング1にチューブ2が固定される。挿入部21を第1段部111に圧入嵌合することで固定される構成でもよい。
外部接触ピン3は、例えば銅又は銅合金等を素材とする導電性である。外部接触ピン3の製法は、チューブ2と同様の製法を選択することができる。外部接触ピン3の先端部311は、内部空間9の他端側の開口部である貫通孔11の他端から突出している。この外部接触ピン3は、突起状の小径部31と、小径部31よりも径が大きい大径部33と、を備える。小径部31の先端である先端部311が、接続対象の端子(図示せず)と接触する接触部となる。小径部31と大径部33とは有段で繋がっており、小径部31と大径部33との間のテーパー状の段差面35が貫通孔11の段差13と当接して、外部接触ピン3が貫通孔11から抜けるのを防ぐ構成となっている。これにより、外部接触ピン3が内部空間9から抜けずに、外部接触ピン3の一部は内部空間9内に位置する。したがって、大径部33は、小径部31が貫通孔11の他端から突出した状態においても第2段部113に位置する。なお、外部接触ピン3のハウジング1からの抜け防止を段差13で実現するのではなく、引っ掛け爪等での係合で実現することとしてもよい。その場合には、第2段部113の内径と第3段部115の内径とは同じでもよいし、第3段部115の内径より第2段部113の内径の方が大きくてもよい。
外部接触ピン3は、大径部33の後端面が、内部空間9の軸方向に対して傾斜した傾斜面331をなす。
内部コンタクト4は、外部接触ピン3に接触する内部接触部としての内部接触ピン41と、インシュレータ6と、を有する。内部接触ピン41とインシュレータ6とは、接着された一体構造としてもよいし、分離可能な別体であってもよい。また、内部接触ピン41の一端側の表面を絶縁コーティングしてインシュレータ6を不要としてもよい。
内部接触ピン41は、例えば銅又は銅合金等を素材とする導電性である。内部接触ピン41の製法は、外部接触ピン3やチューブ2と同様の製法を選択することができる。内部接触ピン41は、外部接触ピン3とインシュレータ6との間に位置し、スプリング7の付勢によって外部接触ピン3に接触する。内部接触ピン41は、外部接触ピン3の後端面である傾斜面331に接触する側の端部が凸部43をなす。凸部43は、例えば、図1に示す弓形回転体形状等の湾曲形状である。その他、凸部43の湾曲形状は円錐形状等であってもよい。
インシュレータ6は、例えば樹脂や絶縁対応金属等を素材とする絶縁性である。インシュレータ6は、外部接触ピン3とスプリング7との間であって内部接触ピン41とスプリング7との間に位置し、スプリング7の付勢によって内部接触ピン41に向けて付勢される。このインシュレータ6により、内部接触ピン41とスプリング7とが非接触となり、内部接触ピン41とスプリング7との間が絶縁される。したがって、内部接触ピン41とスプリング7との間の導通、および、外部接触ピン3とスプリング7との間の導通を防ぐことができる。
スプリング7は、例えばピアノ線やステンレス線材で形成されるコイルスプリングである。スプリング7は、内部空間9内に位置し、内部コンタクト4を介して外部接触ピン3を付勢する。具体的には、スプリング7は、外部接触ピン3を、先端部311が貫通孔11の他端から突出する突出方向に付勢する。第1実施形態のスプリング7は、導電性であることとするが、絶縁性であってもよい。
図2は、図1の状態から先端部311が一端側に向かって押され、外部接触ピン3が内部空間9内に後退した状態のスプリングコネクタ10を示す縦断面図である。図2では、外部接触ピン3の先端部311が内部空間9の他端側の開口部付近まで押されたときのスプリングコネクタ10を示している。スプリングコネクタ10は、外部接触ピン3の先端部311に接続対象の端子が押し付けられることで先端部311が押され、図2に示すように外部接触ピン3が貫通孔11に押し込まれることで使用される。
ここで、外部接触ピン3が一端側に押し込まれておらず、後退方向に移動していない図1の状態では、導電性の外部接触ピン3の大径部33および内部接触ピン41はハウジング1の貫通孔11内の第2段部113に位置している。導電性の外部接触ピン3および内部接触ピン41と、導電性のチューブ2とは、非接触の位置にある。よって、外部接触ピン3が図1の位置(以下「非押し込み位置」という)にあるときには、外部接触ピン3とチューブ2との間は非導通状態である。
これに対し、外部接触ピン3が後退方向へと押し込まれて所定量移動した図2の状態では、外部接触ピン3の小径部31の一部もハウジング1の貫通孔11内の第2段部113に位置するようになる。そして、内部接触ピン41の少なくとも一部はチューブ2の挿入部21内に位置しており、チューブ2と接触している。内部接触ピン41は、外部接触ピン3とチューブ2との間を電気的に導通可能に介在した状態となる。よって、外部接触ピン3が図2の位置(以下「後退位置」という)にあるときには、外部接触ピン3とチューブ2との間は導通状態である。
そして、導通状態においては、図2中に破線矢印A1で示すように、外部接触ピン3の先端部311からの電流が内部接触ピン41へと流れ、内部接触ピン41が接触するチューブ2へと流れる。その際、内部接触ピン41とスプリング7との間にインシュレータ6が介在しているため、内部接触ピン41とスプリング7との間は電気的に非導通である。
このように、第1実施形態のスプリングコネクタ10では、外部接触ピン3とチューブ2との間は、外部接触ピン3が非押し込み状態にあるときは非導通状態であり、外部接触ピン3が非押し込み位置から後退位置まで移動する過程で導通状態に切り替わる。具体的には、外部接触ピン3が後退方向に距離D13以上の距離を移動する課程で、内部接触ピン41の他端部が第2段部113の内周面と挿入部21の内周面との境界(以下「切替境界」という)を超えると、内部接触ピン41が挿入部21の内周面と接触する。そのタイミングで、外部接触ピン3とチューブ2との間が当初の非導通状態から導通状態となる。
以上説明したように、第1実施形態のスプリングコネクタ10では、外部接触ピン3の先端部311が一端側に向けて押されていないときは外部接触ピン3とチューブ2との間が非導通状態であり、先端部311が押されて外部接触ピン3が内部空間9の一端側の開口部から所定量押し込まれたときに導通状態に切り替わる。換言すると、スプリングコネクタ10は、外部接触ピン3を所定量ストロークさせないと外部接触ピン3とチューブ2との間が導通しない。したがって、外部接触ピン3が所定量押し込まれていないときには電気的接続を遮断し、外部接触ピン3が所定量押し込まれたときに電気的接続を行う構成が実現できる。また、外部接触ピン3が非押し込み位置にあるときには電気的接続が遮断されるため、先端部311に導電性の異物が単に接触した等の場合には導通は生じず、安全性の向上が図れる。
第1実施形態のスプリングコネクタ10によれば、外部接触ピン3とチューブ2との間の導通状態が切り替わる後退方向への移動量を可変に設定することができる。図1では、移動量を距離D13として示しているが、この移動量は、内部空間9内における切替境界の位置を変更することで設定できる。ただし、外部接触ピン3が非押し込み位置にあるときは内部接触ピン41が挿入部21の内周面と接触せず、少なくとも外部接触ピン3が後退位置にあるときは内部接触ピン41が挿入部21の内周面と接触するように、切替境界の位置を定めて挿入部21の長さや第1段部111の長さを規定する。これによれば、移動量が小さく先端部311を押すとすぐに導通状態に切り替わるものや、移動量が大きく先端部311を深く押し込まないと導通状態に切り替わらないもの等、用途に合わせて移動量を適宜調整することが可能となる。
第1実施形態のスプリングコネクタ10は、内部接触ピン41とインシュレータ6とで構成された内部コンタクト4を備えている。具体的には、外部接触ピン3とスプリング7との間に内部接触ピン41を配置するとともに、内部接触ピン41とスプリング7との間にインシュレータ6を介在させている。これによれば、内部接触ピン41とスプリング7との間の導通を防止できる。
先端部311が押されて外部接触ピン3が内部空間9の他端側の開口部から押し込まれると、弾性変形するスプリング7の反力が内部コンタクト4に加えられる。すると、内部接触ピン41の凸部43が外部接触ピン3の傾斜面331上を転動し、内部接触ピン41が内部空間9の軸方向(図1に向かって左右方向)に対して傾くことで、その側面の一部分が内部空間9の内周面に安定的に押し付けられる。また、スプリング7の反力は、凸部43から傾斜面331に加えられる。すると、傾斜面331の法線方向が内部空間9の軸方向に対して傾斜しているために、大径部33の側面が内部空間9の内周面に安定的に押し付けられる。
したがって、内部接触ピン41や外部接触ピン3が内部空間9の内周面に安定的に接触する接点(内部接点)が増え、内部接触ピン41と外部接触ピン3との接触姿勢が安定して内部接触ピン41と外部接触ピン3との確実な接触が維持される。これによれば、外部接触ピン3とチューブ2との間を確実に導通させることが可能となる。
外部接触ピン3の一端側の端面を傾斜面331とし、内部接触ピン41の他端側の端部を凸部43として説明した。この構成を次のようにしてもよい。外部接触ピン3は内部接触ピン41と接触する一端側の端部を凸形状とする。そして、内部接触ピン41は外部接触ピン3と接触する他端側の端部を傾斜面の端面とする。この場合であっても、同様の作用効果を得ることができる。
第1実施形態のスプリングコネクタ10によれば、ハウジング1の貫通孔11とチューブ2の挿入部21とによって内部空間9が形成され、この内部空間9に外部接触ピン3、内部接触ピン41、およびスプリング7が位置する。従来のスプリングコネクタは、外部接触ピンやスプリング等を導電性のチューブ内に収容する構成である。第1実施形態のスプリングコネクタ10は、外部接触ピン3やスプリング7等を収容する内部空間9をハウジング1の貫通孔11とチューブ2の挿入部21とで形成しているため、従来のスプリングコネクタに比べてチューブの長さ(チューブ長;軸方向の長さ)を短くすることができる。これによれば、挿入部21を形成するための穴加工や、挿入部21の内周面に対するめっき加工を容易化でき、チューブ2の加工性を向上させることが可能となる。また、穴加工時の面粗度向上が図れる。面粗度が向上することで、めっきの密着性が上がり、めっき品質の向上、耐摺動性並びに耐摩耗性の向上につながる。
一方で、チューブ2は、穴加工やめっき加工等の特性上、作製可能なチューブ長に制限がある。これにより、外部接触ピン3のピン長にも制約が発生する。しかし、第1実施形態のスプリングコネクタ10では、ハウジング1の貫通孔11とチューブ2の挿入部21とによって内部空間9が形成されるため、従来の構成と比べてその高背化に柔軟に対応でき、外部接触ピン3のストローク長を容易に長くすることができる。
また、外部接触ピンやスプリング等をチューブ内に収容する従来の構成のスプリングコネクタでは、チューブから外部接触ピンが抜けることを防止するため、製造時においてチューブの開口端を加締める必要があった。しかし、チューブの開口端に形成される加締め部は、加締めるために肉薄とする必要があり、加締め部以外のチューブ部分と比べて低強度となる。このため、従来の構成のスプリングコネクタは、強い外力を受けた場合に、加締め部が破損する恐れがあった。また、外部接触ピン3の摺動不良や固着等が生じないようにする加締めの技術が求められる。
これに対し、第1実施形態のスプリングコネクタ10のハウジング1は樹脂製であり、射出成形等によって任意の形状を容易に作製することが可能である。段差を有する貫通孔11を設けたハウジング1を作製して用意し、貫通孔11に外部接触ピン3を挿入して先端部311を一端側から突出させる。このとき、第2段部113と第3段部115との段差13に外部接触ピン3の段差面35が当接し、外部接触ピン3が抜け止めされる。その後は、内部コンタクト4を挿入し、内部コンタクト4を挿入した後にスプリング7を挿入する。スプリング7を挿入した後にチューブ2の挿入部21を挿入し、ハウジング1にチューブ2を固定することで、スプリングコネクタ10を組み立てる。スプリングコネクタ10の製造において、加締める工程は必要ない。
これによれば、チューブの先端の加締め加工が不要となるため、製造工程が簡素化されて組み立てが容易になる。また、チューブの加締め部がなくなるため、強度が向上する。すなわち、樹脂製のハウジング1の一部がチューブの加締め部の代わりになるため、厚肉となり、外力に対しての耐力が向上する。また、チューブ長が短くなることでスプリングコネクタ10の性能向上も見込まれる。
(第2実施形態)
図3は、第2実施形態におけるスプリングコネクタ10aの構成例を示す縦断面図であり、外部接触ピン3が突出した状態の(外部接触ピン3が非押し込み位置にある)スプリングコネクタ10aを示している。第2実施形態のスプリングコネクタ10aは、内部コンタクトとして内部接触ピン41aを備えたものであり、第1実施形態のインシュレータを省いた構成となっている。図3において、第1実施形態等と同様の構成には同一の符号を付す。
図3に示すように、第2実施形態のスプリングコネクタ10aは、ハウジング1と、チューブ2と、外部接触ピン3と、内部接触ピン41aと、スプリング7aとを備える。
内部接触ピン41aは、外部接触ピン3とスプリング7aとの間に位置する。
スプリング7aは、例えば樹脂又は絶縁金属等を素材とする絶縁性のコイルスプリングである。金属製のコイルスプリングに絶縁コーティング処理を施したものを用いてもよい。スプリング7aは、内部空間9内に位置し、内部接触ピン41を介して外部接触ピン3を突出方向に付勢する。
このスプリングコネクタ10aにおいて、導電性の外部接触ピン3および内部接触ピン41aは、外部接触ピン3が一端側に向かって押し込まれていない図3の状態のときには、貫通孔11内の第2段部113に位置している。導電性の外部接触ピン3および内部接触ピン41aと導電性のチューブ2とは非接触の位置にある。よって、外部接触ピン3とチューブ2との間は非導通状態である。一方、外部接触ピン3が一端側に向かって押し込まれて後退方向に距離D2以上の距離を移動すると、内部接触ピン41aが挿入部21の内周面に接触し、外部接触ピン3とチューブ2との間が導通状態に切り替わる。
第2実施形態のスプリングコネクタ10aによれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。また、スプリング7a自体を絶縁性とすることができるので、インシュレータ6が不要となる。
(第3実施形態)
図4は、第3実施形態におけるスプリングコネクタ10bの構成例を示す縦断面図であり、外部接触ピン3が突出した状態の(外部接触ピン3が非押し込み位置にある)スプリングコネクタ10bを示している。第3実施形態のスプリングコネクタ10bは、第2実施形態の構成において内部接触ピンを絶縁性としたものであり、第2実施形態の内部接触ピンを絶縁性のものに置き換えた構成となっている。図4において、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付す。
図4に示すように、第3実施形態のスプリングコネクタ10bは、ハウジング1と、チューブ2と、外部接触ピン3と、内部接触ピン41bと、スプリング7とを備える。
内部接触ピン41bは、例えば樹脂や絶縁金属等を素材とする絶縁性である。
スプリング7は、第1実施形態で説明した導電性のコイルスプリングを用いてもよいし、第2実施形態で説明した絶縁性のコイルスプリングを用いてもよい。スプリング7は、内部空間9内に位置し、内部接触ピン41bを介して外部接触ピン3を突出方向に付勢する。
このスプリングコネクタ10bにおいても、外部接触ピン3が非押し込み位置から後退位置まで移動する過程でチューブ2との間が非導通状態から導通状態に切り替わるように、各部の寸法が規定されている。第3実施形態では、内部接触ピン41bを絶縁性としていることから、切替境界が内部空間9の中央付近となっている。よって、外部接触ピン3が非押し込み位置にある図4の状態のときに、内部接触ピン41bが挿入部21に位置する構成となっている。導電性の外部接触ピン3の大径部33については貫通孔11内の第2段部113に位置しており、当該状態では、外部接触ピン3とチューブ2との間は非導通状態である。
一方、外部接触ピン3が一端側に向かって押し込まれて後退方向に距離D3以上の距離を移動すると、外部接触ピン3の大径部33が挿入部21の内周面に接触し、外部接触ピン3とチューブ2との間が導通状態に切り替わる。
第3実施形態のスプリングコネクタ10bによれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
第3実施形態のスプリングコネクタ10bについて、幾つかの変形例が考えられる。
(第3実施形態の第1変形例)
図5は、第3実施形態の第1変形例におけるスプリングコネクタ10cの構成例を示す縦断面図であり、外部接触ピン3が突出した状態の(外部接触ピン3が非押し込み位置にある)スプリングコネクタ10cを示している。スプリングコネクタ10cは、第3実施形態の内部接触ピン41bに代えて、金属球5cを備えたものである。また、第3実施形態のスプリング7を、第2実施形態で説明した絶縁性のスプリング7aとする。
金属球5cは、導電性の球体(例えば鋼球)である。絶縁性の材料(例えば、樹脂や絶縁金属等)で作られた球体の表面を金属めっきしたものを用いることもできる。金属球5cは、内部空間9内において、外部接触ピン3とスプリング7aとの間に位置する。この金属球5cは、外部接触ピン3が非押し込み位置にある図5の状態のときは、外部接触ピン3の傾斜面331と、スプリング7aの先端部311と、内部空間9を形成する貫通孔11(第2段部113)の内周面とに接触する。一方、外部接触ピン3が後退位置にあるときには、金属球5cは、外部接触ピン3の傾斜面331と、スプリング7aの先端部311と、内部空間9を形成する挿入部21の内周面とに接触する。
スプリング7aは、内部空間9内に位置し、金属球5cを介して外部接触ピン3を突出方向に付勢する。
このスプリングコネクタ10cにおいて、導電性の外部接触ピン3および金属球5cは、外部接触ピン3が非押し込み位置にある図5の状態のときには、貫通孔11内の第2段部113に位置している。よって、外部接触ピン3とチューブ2との間は非導通状態である。一方、外部接触ピン3が一端側に向かって押し込まれて後退方向に距離D4以上の距離を移動すると、金属球5cが挿入部21の内周面に接触し、外部接触ピン3とチューブ2との間が導通状態に切り替わる。
外部接触ピン3とスプリング7aとの間に金属球5cを介在させたことにより、外部接触ピン3とチューブ2との安定した導通を確保することが可能となる。具体的には、先端部311が押されて外部接触ピン3が後退方向に押し込まれると、弾性変形したスプリング7の反力が金属球5cに加えられる。すると、金属球5cが外部接触ピン3の傾斜面331に沿って転動し、内部空間9の内周面に安定的に押し付けられる。また、スプリングの反力は、金属球5cから傾斜面331にも加えられる。すると、傾斜面331の法線方向が内部空間9の軸方向に対して傾斜しているために、大径部33の側面が内部空間9の内周面に安定的に押し付けられる。
したがって、金属球5cや外部接触ピン3が内部空間9の内周面に安定的に接触する接点(内部接点)が増え、金属球5cと外部接触ピン3との接触姿勢が安定して金属球5cと外部接触ピン3との確実な接触が維持される。これによれば、外部接触ピン3とチューブ2との間を確実に導通させることが可能となる。
(第3実施形態の第2変形例)
図6は、第3実施形態の第2変形例におけるスプリングコネクタ10dの構成例を示す縦断面図であり、外部接触ピン3が突出した状態の(外部接触ピン3が非押し込み位置にある)スプリングコネクタ10dを示している。スプリングコネクタ10dは、第3実施形態の内部接触ピン41bを省き、第2実施形態のスプリング7aを採用した構成となっている。
外部接触ピン3は、内部空間9内に配置され、スプリング7aの先端部と直接接触する。
スプリング7aは、内部空間9内に位置し、外部接触ピン3を突出方向に直接付勢する。
このスプリングコネクタ10dにおいて、導電性の外部接触ピン3の大径部33は、非押し込み位置にある図6の状態のときには貫通孔11内の第2段部113に位置している。よって、外部接触ピン3とチューブ2との間は非導通状態である。一方、外部接触ピン3が一端側に向かって押し込まれて後退方向に距離D5以上の距離を移動すると、外部接触ピン3の大径部33が挿入部21の内周面と接触し、外部接触ピン3とチューブ2との間が導通状態に切り替わる。
(第3実施形態の第3変形例)
図7は、第3実施形態の第3変形例におけるスプリングコネクタ10fの構成例を示す縦断面図であり、外部接触ピン3が突出した状態の(外部接触ピン3が非押し込み位置にある)スプリングコネクタ10fを示している。スプリングコネクタ10fは、第3実施形態のチューブ2の代わりに配線81,85を備える。また、第3実施形態の内部接触ピン41bに代えて第1実施形態の内部コンタクト4を備える。
図7に示すように、スプリングコネクタ10fは、ハウジング1fと、外部接触ピン3と、内部コンタクト4と、スプリング7とを備える。
チューブ2が存在しないため、ハウジング1fの貫通孔11fは、一端側には段差は設けられていない。そのため、貫通孔11fが内部空間9を形成している。
配線81,85は、スプリングコネクタ10fの一端側を覆う樹脂製のカバー部89の外側に設けられた端子82,86に接続されている。
配線81は、大部分がハウジング1fに埋設されており、先端部811が貫通孔11fの内周面に露出し、一端側の末端部が端子82に接続されている。先端部811の位置は、内部コンタクト4が後退方向に距離D71の距離を移動したときに内部コンタクト4と先端部811とが接触する位置に定められている。
配線85は、大部分がハウジング1fに埋設されており、先端部851が貫通孔11fの内周面に露出し、一端側の末端部が端子86に接続されている。先端部851の位置は、内部コンタクト4が後退方向に距離D73の距離を移動したときに内部コンタクト4と先端部851とが接触する位置に定められている。距離D73は距離D71よりも大きい。
外部接触ピン3と、配線81,85および端子82,86との間は、外部接触ピン3が非押し込み状態にあるときは非導通状態である。外部接触ピン3が非押し込み位置から距離D71を移動すると、内部コンタクト4が配線81の先端部811と接触し、外部接触ピン3と、配線81および端子82との間が導通状態に切り替わる。さらに外部接触ピン3が後退方向に移動して距離D73を移動すると、内部コンタクト4が配線85の先端部851と接触し、外部接触ピン3と、配線85および端子86との間が導通状態に切り替わる。
外部接触ピン3が後退方向に移動して距離D73を移動したときに、外部接触ピン3と、配線81および端子82との間を非導通状態にしたい場合には、次のようにすればよい。すなわち、距離D73と距離D71との距離差が、内部コンタクト4の軸方向(図7に向かって左右方向)の長さよりも長くなるように、配線81,85の長さ、および、先端部811,851の位置を調整すればよい。
外部接触ピン3が後退方向に移動して距離D73を移動したときに、外部接触ピン3と、配線81および端子82との間も導通状態のままにしたい場合には、次のようにすればよい。すなわち、距離D73と距離D71との距離差が、内部コンタクト4の軸方向(図7に向かって左右方向)の長さよりも短くなるように、配線81,85の長さ、および、先端部811,851の位置を調整すればよい。
スプリングコネクタ10fによれば、外部接触ピン3の後退方向への移動に伴って外部接触ピン3と、配線81,85および端子82,86との間を非導通状態から導通状態に順次切り替えることができる。
この第3変形例は、次のような形態に更に変形することもできる。その1つは、スプリング7を絶縁性のスプリング7aとし、内部接触ピン4を内部接触ピン41aとする変形例である。この変形例によれば、スプリング7aより他端側は、第2実施形態と同様の構成となる。
別の変形例は、スプリング7を絶縁性のスプリング7aとし、内部接触ピン4を金属球5cとする変形例である。この変形例によれば、スプリング7aより他端側は、第3実施形態と同様の構成となる。
別の変形例は、スプリング7を絶縁性のスプリング7aとし、内部接触ピン4を省略する変形例である。この変形例によれば、スプリング7aより他端側は、第3実施形態の第1変形例と同様の構成となる。
(第4実施形態)
上記した各実施形態では単体のスプリングコネクタについて説明したが、複数のスプリングコネクタを備えたコネクタを構成することもできる。図8は、第4実施形態のコネクタ100gを示す縦断面図である。図8では、第1実施形態のスプリングコネクタ10(10−1,2,3,4)を4つ備えたコネクタ100gを示し、各スプリングコネクタ10を、その外部接触ピン3が非押し込み位置にある状態として示している。このコネクタ100gは、例えば電子機器接続用のクレードル等に用いられ、接続対象の電子機器の端子群が着脱可能に接続されることで使用される。以下、この接続のことを「コネクタ接続」という。コネクタ接続時には、接続対象の端子群が各外部接触ピン3の先端部311に押し付けられることで先端部311がそれぞれ押され、外部接触ピン3が貫通孔11に押し込まれる。図8では、第1実施形態と同様の構成について、同一の符号を付している。
図8に示すように、第4実施形態のコネクタ100gは、各スプリングコネクタ10を単体として構成した場合の各々のハウジング1(図1を参照)が一体成形された絶縁性のハウジング1gを備える。ハウジング1gは、スプリングコネクタ10の配置(接続対象の端子群の配置)に合わせて形成された複数の貫通孔11を有する。図8の例では、ハウジング1gには、4つの貫通孔11が所定の間隔をあけて一列に形成されている。
より詳細には、コネクタ100gは、複数のスプリングコネクタ10として、外部接触ピン3とチューブ2との間の導通状態が切り替わる後退方向への移動量が異なるものを備えている。図8の例では、最下段のスプリングコネクタ10−4に係る移動量D81が、他の3つのスプリングコネクタ10−1,2,3に係る移動量D83に比べて短く設定されている。スプリングコネクタ10−4がグランド(接地)接続用で、他の3つのスプリングコネクタ10−1,2,3が信号伝達用及び電源用である。グランド接続用のスプリングコネクタ10、信号伝達用のスプリングコネクタ10、及び電源用のスプリングコネクタ10の配置(ピン配置)は、接続対象の端子群との関係で予め定められている。導通状態の切り替わる移動量が異なるスプリングコネクタ10は、ピン配置に応じた位置に備えられている。
なお、スプリングコネクタ10−1,2,3が信号伝達用及び電源用であり、スプリングコネクタ10−4がグランド接続用であると説明したが、これに限定されず、グランド接続用、電源用、信号伝達用のスプリングコネクタが各々1つずつであってもよいし、複数であってもよい。
第4実施形態のコネクタ100gによれば、コネクタ接続時に、各スプリングコネクタ10と接続対象の端子との電気的接続の順番を制御するシーケンス制御が可能となる。図8の例でいえば、接続対象の電子機器をコネクタ100gに接続しようとするとき、先ず、グランド接続用のスプリングコネクタ10−1の外部接触ピン3とチューブ2との間を導通状態に切り替えることができる。そして、それよりも後に、信号伝達用のスプリングコネクタ10−2,3,4の外部接触ピン3とチューブ2との間を導通状態に切り替えることができる。逆に、コネクタ接続されている電子機器をコネクタ100gから取り外すときには、先ず、信号伝達用のスプリングコネクタ10−2,3,4の外部接触ピン3とチューブ2との間を非導通状態に切り替えることができる。そして、それよりも後に、グランド接続用のスプリングコネクタ10−1の外部接触ピン3とチューブ2との間を非導通状態に切り替えることができる。
外部接触ピンやスプリング等を導電性のチューブ内に収容する従来の構成では、上記したように外部接触ピンとチューブとが常に接触しており、コネクタ接続時ではない非使用時においても電気的接続がなされていた。そのため、前述のようなシーケンス制御を行う必要がある場合には、先端部の長さ(非押し込み位置に位置したときの外部接触ピン3の貫通孔11の他端からの突出量)を変えて、コネクタ接続するときに、接続対象の電子機器の各端子が、所望の順番で対応する先端部と接触するように工夫して対処していた。例えば、グランド接続用のスプリングコネクタの外部接触ピンを突出量の長い長さとし、信号伝達用のスプリングコネクタの外部接触ピンを突出量の短い長さといった具合である。しかし、この構成では、先端部の位置が揃っていないため外観的な見栄えが悪かった。また、コネクタに対して接続対象の電子機器の端子部が斜めにされてコネクタ接続されると各スプリングコネクタが正しい導通順で導通しない事態が生じ、誤作動を起こすおそれがあった。
これに対し、第4実施形態の構成では、図8中に一点鎖線で示すように、先端部311の位置(外部接触ピン3の突出量)を揃えつつ、導通状態の切り替えに係る移動量の異なるスプリングコネクタ10を混在して備えたコネクタを実現できる。スプリングコネクタ10は、上記の通り高背化が容易であり、外部接触ピン3のストローク長を容易に長くできる。移動量の調整は、上記の要領で切替境界の位置を変更することで実現できる。よって、外観的な見栄えを向上させることが可能となる。また、先端部311が押されていないときは外部接触ピン3とチューブ2との間が非導通状態とされることや、外部接触ピン3の移動量(切替境界の位置)によって各スプリングコネクタ10の導通順を規定することができるので、前述のような誤作動の発生を抑制できる。
また、貫通孔11の内側に挿入部21を挿入することでハウジング1にチューブ2を取り付けることができるので、外部接触ピンやスプリング等を導電性のチューブ内に収容する従来の構成のスプリングコネクタを並べてコネクタを構成する場合と比べて、狭ピッチ化が実現できる。
次に、コネクタ100gの製造方法について説明する。図9は、コネクタ100gの製造方法を示すフローチャートである。図9に示すように、コネクタ100gの組み立ては、先ず、ハウジング1gの複数(ここでは4つ)の貫通孔11のそれぞれに外部接触ピン3を挿入する(ステップS1)。第1実施形態と同様に、外部接触ピン3は、その段差面35が貫通孔11の段差13に当接して抜け止めされる。続いて、外部接触ピン3を挿入した後に、貫通孔11のそれぞれに内部コンタクト4を挿入する(ステップS3)。続いて、内部コンタクト4を挿入した後に、貫通孔11のそれぞれにスプリング7を挿入する(ステップS5)。
続いて、スプリング7を挿入した後に、貫通孔11のそれぞれにチューブ2の挿入部21を挿入し、挿入部21の端面が第1段部111の段差に当接するまで押し込んで嵌合させる(ステップS7)。これにより挿入部21がスプリング7と貫通孔11との間に位置し、内部空間9が形成される。
第2〜第3実施形態の何れかのスプリングコネクタ10a,10b,10c,10d,10eを適用してコネクタを構成する場合も同様に、貫通孔11のそれぞれにその構成物を外部接触ピン3から順番に挿入することで組み立てる。
これによれば、コネクタ100gは、複数の貫通孔11を設けたハウジング1gに、外部接触ピン3、内部コンタクト4、スプリング7、およびチューブ2の挿入部21を順番に挿入することで容易に組み立てることができる。より詳細には、第1実施形態と同様にチューブの先端を加締める工程が不要となるため、製造工程を簡素化できる。また、チューブの加締め部がなくなるため、機械的強度が向上する。
以上、複数の実施形態および製造方法について説明したが、本発明は上述した実施形態および製造方法以外にも適用可能である。例えば、次のような変形例にも本発明を適用することができる。
例えば、第1実施形態のスプリングコネクタ10は、図2に示すように、外部接触ピン3がチューブ2とは直接接触しない構成であるかのように説明した。これに対し、後退位置において外部接触ピン3とチューブ2とが直接接触する構成としてもよい。外部接触ピン3の後退位置において外部接触ピン3の後端側(一端側)が挿入部21の内部に位置するように各部の寸法を規定することで実現できる。
また、外部接触ピン3とチューブ2とが直接接触することで導通状態にする場合、内部接触ピン41を含めた内部コンタクト4が絶縁性であってもよい。
幾つかの実施形態およびその変形例について説明した。これらの開示は、次のように概括することができる。
本開示の第1の態様は、貫通孔を有する絶縁性のハウジングと、前記貫通孔の一端側に配置された導電体と、前記貫通孔の他端側に配置された導電性の外部接触ピンと、を備え、前記ハウジングは、前記貫通孔の前記他端側に開口部を有し、前記貫通孔の一部及び前記導電体の一部が、内部空間を形成し、前記外部接触ピンは、前記開口部から突出する先端部と、前記貫通孔内に位置する本体部とを有し、前記外部接触ピンの前記先端部が、前記開口部から突出する突出方向とは反対方向である後退方向へ移動することにより、前記外部接触ピンと前記導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わるスプリングコネクタである。
本開示の第1の態様によれば、外部接触ピンが後退方向へ移動することにより、外部接触ピンと導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わる。したがって、外部接触ピンが押し込まれていないときには電気的接続を遮断する一方、外部接触ピンが押し込まれたときに電気的接続を行うことが可能なスプリングコネクタの技術を提供できる。また、外部接触ピンが押し込まれていないときには電気的接続が遮断されるため、外部接触ピンに導電性の異物が接触した等の場合には導通が生じず、安全性の向上を図ることができる。
前記導電体は、導電性のチューブでもよい。前記チューブは、筒状の挿入部を有してもよい。前記挿入部の一部が前記内部空間の一部を形成してもよい。
これにより、ハウジングの貫通孔の一部とチューブの挿入部の一部とで内部空間を形成する構成のため、チューブ自体の長さを従来よりも短くすることができる。挿入部を形成するための穴加工や、挿入部のない周面に対するめっき加工を容易化でき、チューブの加工性を向上させることができる。また、穴加工時の面粗度の向上を図ることができる。さらに、高背化に柔軟に対応でき、外部接触ピンのストローク長を容易に長くすることができる。
前記導電体は、配線及び端子からなり、前記配線の一部が前記内部空間の一部を形成してもよい。
前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する絶縁性の弾性部材、を更に備えてもよい。
これにより、外部接触ピンが所定量押し込まれていないときは外部接触ピンと導電体とが直接接触しないために電気的接続が遮断した状態とすることができ、外部接触ピンが所定量押し込まれたときに電気的接続がなされるようになる。
前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する導電性の内部接触部、を更に備え、前記外部接触ピンの前記後退方向への移動量に応じて、前記内部接触部と前記内部空間を形成する前記導電体の前記一部との間が、非接触状態と接触状態とで切り替わる、こととしてもよい。
これにより、外部接触ピンの後退方向への移動量に応じて、外部接触ピンと導電体との間で非導通状態と導通状態とを切り替えることができる。
前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する導電性の内部接触部と、前記内部接触ピンと前記弾性部材との間に位置するインシュレータと、を更に備えてもよい。
これにより、内部接触部と弾性部材との間が絶縁され、内部接触部と導電体との間の導通及び外部接触ピンと導電体との間の導通を防ぐことができる。
前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する絶縁性の内部接触部と、を更に備えてもよい。
これにより、外部接触ピンと弾性部材との間が絶縁され、外部接触ピンと導電体との間の導通を防ぐことができる。
前記外部接触ピンは、前記内部接触部と接触する面が傾斜面であってもよい。また、前記内部接触部は、球体であってもよいし、前記外部接触ピンと接触する側の端部が凸部でもよい。
これにより、内部接触部や外部接触ピンが内部空間の内周面に安定的に接触する接点(内部接点)が増え、内部接触部と外部接触ピンとの接触姿勢が安定して内部接触部と外部接触ピンとの確実な接触が維持される。よって、外部接触ピンと導電体との間を確実に導通させることが可能となる。
前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置するインシュレータと、を更に備えてもよい。
これにより、外部接触ピンと弾性部材との間が絶縁され、外部接触ピンと導電体との間の導通を防ぐことができる。
本開示の第2の態様は、上記のスプリングコネクタを複数備え、前記複数のスプリングコネクタの各々のハウジングは、一体の樹脂製である、コネクタである。
本開示の第2の態様によれば、上記と同様の効果を奏するスプリングコネクタを複数備えたコネクタを実現できる。その際、各スプリングコネクタの各々のハウジングを、一体の樹脂製とすることができる。また、樹脂製のハウジングで構成するため、狭ピッチ化を実現することができる。
前記外部接触ピンと前記チューブとの間の導通状態が切り替わる前記後退方向への移動量が異なる前記スプリングコネクタを備えてもよい。
これにより、各スプリングコネクタと接続対象の端子との電気的接続の順番を制御するシーケンス制御が可能になる。
前記複数のスプリングコネクタの各々の前記先端部の突出量が同じでもよい。
これにより、外観的な見栄えを向上させることができ、また、誤作動の発生を抑制することができる。
本開示の第3の態様は、複数の貫通孔を有する絶縁性のハウジングの前記貫通孔それぞれに、導電性の外部接触ピンを挿入し、前記外部接触ピンを挿入した後に、弾性部材を挿入し、前記弾性部材を挿入した後に、先端側に筒状の挿入部を有する導電性のチューブを、前記挿入部が前記弾性部材と前記貫通孔との間に位置するように挿入する、コネクタの製造方法である。
これにより、チューブの先端を加締める工程が不要となり、製造工程を簡素化できる。また、チューブの加締め部が不要となるため、コネクタの機械的強度を向上させることができる。
10,10a,10b,10c,10d,10e,10f,…スプリングコネクタ
1,1f,1g…ハウジング
11…貫通孔
2,2e…チューブ
21,21e…挿入部
25e…絶縁性領域
3…外部接触ピン
311…先端部
4…内部コンタクト
41,41a,41b…内部接触ピン
6…インシュレータ
5c…金属球
7,7a…スプリング
9…内部空間
100g…コネクタ

Claims (13)

  1. 貫通孔を有する絶縁性のハウジングと、
    前記貫通孔の一端側に配置された導電体と、
    前記貫通孔の他端側に配置された導電性の外部接触ピンと、を備え、
    前記ハウジングは、前記貫通孔の前記他端側に開口部を有し、
    前記貫通孔の一部及び前記導電体の一部が、内部空間を形成し、
    前記外部接触ピンは、前記開口部から突出する先端部と、前記貫通孔内に位置する本体部とを有し、
    前記外部接触ピンの前記先端部が、前記開口部から突出する突出方向とは反対方向である後退方向へ移動することにより、前記外部接触ピンと前記導電体との間が非導通状態と導通状態とで切り替わるスプリングコネクタ。
  2. 前記導電体は、導電性のチューブであり、
    前記チューブは、筒状の挿入部を有し、
    前記挿入部の一部が前記内部空間の一部を形成する、
    請求項1に記載のスプリングコネクタ。
  3. 前記導電体は、配線及び端子からなり、
    前記配線の一部が前記内部空間の一部を形成する、
    請求項1に記載のスプリングコネクタ。
  4. 前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する絶縁性の弾性部材、
    を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  5. 前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する導電性の内部接触部を更に備え、
    前記外部接触ピンの前記後退方向への移動量に応じて、前記内部接触部と前記内部空間を形成する前記導電体の前記一部との間が、非接触状態と接触状態とで切り替わる、
    請求項4に記載のスプリングコネクタ。
  6. 前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、
    前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する導電性の内部接触部と、
    前記内部接触ピンと前記弾性部材との間に位置するインシュレータと、
    を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  7. 前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、
    前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置し、前記弾性部材の前記付勢によって前記外部接触ピンに接触する絶縁性の内部接触部と、
    を更に備える、請求項1〜3の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  8. 前記外部接触ピンは、前記内部接触部と接触する面が傾斜面であり、
    前記内部接触部は、球体である、又は、前記外部接触ピンと接触する側の端部が凸部である、
    請求項5〜7の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  9. 前記内部空間内に位置し、前記突出方向に前記外部接触ピンを付勢する弾性部材と、
    前記外部接触ピンと前記弾性部材との間に位置するインシュレータと、
    を更に備えた請求項1〜3の何れか一項に記載のスプリングコネクタ。
  10. 請求項1〜9の何れか一項に記載のスプリングコネクタを複数備え、
    前記複数のスプリングコネクタの各々のハウジングは、一体の樹脂製である、
    コネクタ。
  11. 前記外部接触ピンと前記チューブとの間の導通状態が切り替わる前記後退方向への移動量が異なる前記スプリングコネクタを備える、
    請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記複数のスプリングコネクタの各々の前記先端部の突出量が同じ、
    請求項11に記載のコネクタ。
  13. 複数の貫通孔を有する絶縁性のハウジングの前記貫通孔それぞれに、導電性の外部接触ピンを挿入し、
    前記外部接触ピンを挿入した後に、弾性部材を挿入し、
    前記弾性部材を挿入した後に、先端側に筒状の挿入部を有する導電性のチューブを、前記挿入部が前記弾性部材と前記貫通孔との間に位置するように挿入する、
    コネクタの製造方法。
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