JP2021135716A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1次元バーコード71及び2次元バーコード81が印刷される場合、1次元バーコード71のバーコード読取エラーが発生するリスクを低くする情報処理装置を得る。【解決手段】1次元バーコード71と2次元バーコード81が近接して印刷されるとき、印刷を行う前に、バーコード読取エラーが発生するリスクがある旨をユーザに警告するバーコード読取エラーリスク警告画面G20を表示し、ユーザにより1次元バーコード71及び2次元バーコード81間のバーコード離間距離Lxをバーコード読取エラーが発生するリスクが少ない所定離間距離Lxpmtよりも長く設定可能にする。又は、バーコード読取エラーリスク警告画面G30を表示し、2次元バーコード81のバーコード色Bclrを1次元バーコード71の読取りへの影響が少ない色に変更できるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、バーコードを印刷する画像形成装置に関するものである。
近年、利用されるバーコードの種類は多数あるが、大きく分類すると1次元バーコードと2次元バーコード(2次元コード)の2種類がある。1次元バーコードは、主に赤外線バーコードリーダによって1次元に展開されたコードパターンを読取る方式が採用されており、2次元バーコードは、主にスマートフォンなどに搭載されたデジタルカメラによって撮影した画像から2次元に展開されたコードパターンを読取る方式が採用されている。
これらのバーコードの作成は、ユーザが情報処理装置を用いてバーコード画像を形成するために必要な情報を入力し、画像形成装置によって商品ラベルシール等に印刷している(例えば、特開2011−081532号公報(特許文献1)参照)。
特開2011−081532号公報
しかしながら、上記従来の印刷では、商品ラベルシール等にこれら多種類のバーコードが近接した状態で印刷された場合、赤外線バーコードリーダによる読取りができず、バーコード読取エラーになる場合があるという問題があった。例えば、セルフレジ等において赤外線バーコードリーダにより1次元バーコードを読取ろうとした場合に、かざす位置のずれにより2次元バーコードを読取った結果、「対象となる商品はありません」等のバーコード読取エラーが表示されるというリスクがあった。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、読取方式が異なる複数のバーコードが近接して印刷される場合、赤外線バーコードリーダによるバーコード読取エラーが発生しないように印刷させる情報処理装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明に関する情報処理装置は、印刷媒体に印刷される第1のバーコードと第2のバーコード間のバーコード離間距離を算出するバーコード離間距離算出手段と、前記バーコード離間距離算出手段により算出される前記バーコード離間距離が所定離間距離未満のときに、その旨をユーザに報知するユーザ報知手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、印刷を行う前に報知画面を表示することによりユーザにバーコード読取エラーが発生するかもしれないリスクを気付かせることができる。
第1の実施の形態に関する画像形成システムのブロック図である。 第1の実施の形態に関する情報処理装置及び画像形成装置の要部機能ブロックの説明図である。 第1の実施の形態に関するバーコード属性情報テーブルの説明図である。 第1の実施の形態に関する印刷データのデータフォーマットの説明図である。 第1の実施の形態に関する画像形成システムのフローチャート図である。 第1の実施の形態に関するバーコード属性情報入力の画面図である。 第1の実施の形態に関するアプリケーション設定の画面図である。 第1の実施の形態に関する第1のバーコード読取エラーリスク警告の画面図である。 第1の実施の形態に関するバーコード離間距離算出のフローチャート図である。 第1の実施の形態に関するバーコード画像形成のフローチャート図である。 第1の実施の形態に関するバーコード読取エラーリスクが高いバーコード印刷結果の説明図である。 第1の実施の形態に関するバーコード読取エラーリスクを低くしたバーコード印刷結果の説明図である。 第1の実施の形態に関する他の位置関係のバーコード印刷結果の説明図である。 第2の実施の形態に関する画像形成システムのフローチャート図である。 第2の実施の形態に関する第2のバーコード読取エラーリスク警告の画面図である。
(第1の実施の形態)
以下に本発明を実施するための最良の形態である第1の実施の形態の構成を説明する。図面において各図面に共通な要素には同一の符号を付す。
最初に、画像形成システム2の構成を説明する。図1は第1の実施の形態に関する画像形成システムのブロック図である。画像形成システム2は、情報処理装置1及び画像形成装置3を備え、情報処理装置1から送信される後に図4に示す印刷データ60に基づいて画像形成装置3によりバーコードを印刷用紙Pに印刷するものである。印刷媒体としての印刷用紙Pは、例えば、商品ラベルシールである。このために、画像形成システム2は、ネットワーク4により情報処理装置1と画像形成装置3を接続する構成となっている。ネットワーク4はLAN(Local Area Network)による有線インタフェースで構成される。ネットワーク4は、無線LANによる無線インタフェースであってもよいし、USB(Universal Serial Bus)による有線インタフェースであってもよい。
情報処理装置1は例えば、PC(Personal Computer)で構成し、ユーザにより後に図3に示すバーコード属性情報Binfの入力を行うものである。更に、情報処理装置1は、ユーザにより入力された外観上の性質等からなるバーコード属性情報Binfを含めた印刷データ60を生成し、画像形成装置3に送信する。情報処理装置1はユーザにより後に図11に示す商品画像91などを作成し、印刷データ60にその画像データ66(図4参照)を含めることができる。このために情報処理装置1は端末制御部10、表示装置11、入力装置12、端末通信部13及び端末記憶部14を有する。
端末制御部10はマイクロプロセッサ等で構成され、上記各部を制御する。表示装置11はLCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。入力装置12は該LCD上に操作部として機能する透明タッチパネルを積載して構成される。入力装置12はキーボード及びマウス等を併用できる構成とするとよい。端末通信部13は、ネットワーク4を経由して画像形成装置3の通信部23と接続するインタフェースを制御する。記憶手段としての端末記憶部14は、ユーザにより入力されたバーコード属性情報Binfを格納するバーコード属性情報テーブル50(図3参照)などを記憶する。
画像形成装置3は、情報処理装置1から送信される印刷データ60に基づいて印刷用紙Pに後に図11乃至図13に示す1次元バーコード71及び2次元バーコード(2次元コード)81の印刷を行う。このために画像形成装置3は制御部20、操作表示部21、印刷制御部22、通信部23及び記憶部24を有する。更に、画像形成装置3は印刷制御部22が制御するモータ駆動部25及び電源供給部26を有する。制御部20はマイクロプロセッサ等で構成され、各部を制御する。
操作表示部21は、表示部として機能するLCD上に操作部として機能する透明タッチパネルを積載して構成される。ユーザは操作表示部21により、操作ガイダンスの確認及び印刷開始等の印刷指示等を行うことができる。
印刷制御部22はモータ駆動部25により図示しないモータ等の駆動を制御し、例えば、電子写真方式の画像形成ユニットの感光体ドラム等の回転駆動を制御する。更に、印刷制御部22はモータ駆動部25により、印刷用紙Pを給紙し搬送する図示しない給紙ローラ及び搬送ローラ等の回転駆動を制御する。加えて、印刷制御部22は電源供給部26により、図示しない現像ローラ及び転写ローラ等への印加電圧を制御する。印刷制御部22は、上記制御を行うことにより印刷用紙Pにバーコードを印刷する。
通信部23はネットワーク4を経由して情報処理装置1と接続するインタフェースを制御する。記憶部24は後に図4に示す印刷データ60、バーコード属性情報Binf及び後に図10に示すバーコード数カウントレジスタN等を記憶する。
次に、情報処理装置1及び画像形成装置3の要部機能ブロックを説明する。図2は第1の実施の形態に関する情報処理装置及び画像形成装置の要部機能ブロックの説明図である。最初に、情報処理装置1の要部機能ブロックを説明する。図2に示すように、情報処理装置1の要部はアプリケーション30及びプリンタドライバ33から構成される。これら各部は、図2に示すように端末制御部10により機能する構成としてもよいし、端末制御部10とは別に機能する構成としてもよい。
アプリケーション30は、ユーザにより、第1のバーコードとしての1次元バーコード71及び該1次元バーコード71と読取方式が異なる第2のバーコードとしての2次元バーコード81のバーコード属性情報Binf(図3参照)を入力するためにある。バーコード属性情報Binfは1次元バーコード71又は2次元バーコード81の後述するバーコード種別項目欄51のバーコード種別、バーコード描画開始位置項目欄52のバーコード描画開始位置等の外観上の性質である。このためにアプリケーション30はバーコード指定部31を有する。なお、「読取方式」の同異は、バーコードに含まれる情報を読取る方式の同異又は読取りに用いる光の色若しくは光の種類の同異を含む。
また、アプリケーション30は、バーコードとともに印刷する商品画像91(図11参照)などの画像データ66(図4参照)をユーザにより選択し、作成し又は編集することができる。
バーコード指定部31は、後に図6に示すバーコード属性情報入力画面G01を表示装置11(図1参照)に表示し、ユーザが印刷を所望とする1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード属性情報Binfの入力を受け付ける。
アプリケーション30は、ユーザにより入力されたバーコード属性情報Binfを端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50(図3参照)に格納する。また、アプリケーション30は、ユーザの選択によりバーコードを印刷する画像形成装置3に対応するプリンタドライバ33を選択する。加えて、アプリケーション30は、選択されたプリンタドライバ33にユーザにより入力されたバーコード属性情報Binfを出力する。
プリンタドライバ33は、アプリケーション30から入力されたバーコード属性情報Binfに基づいて印刷データ60を生成する。このとき、プリンタドライバ33は、バーコード属性情報Binfに基づいて、バーコード読取エラーが発生するリスク(以下、「バーコード読取エラーリスク」という)が高いと判定するときは、その旨のリスク警告画面を表示する。例えば、プリンタドライバ33は、後に図8に示すリスク警告画面としての第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20を表示する。この警告は、音声又はLED発光等によって行うようにしてもよいし、表示とともに音声又はLED発光等を行うようにしてもよい。
このためにプリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34、バーコード読取エラーリスク警告部35、バーコード属性情報変更部36、バーコード印刷コマンド生成部37及び印刷データ送信部38を備える。
バーコード離間距離算出手段としてのバーコード離間距離算出部34は、バーコード属性情報Binfに基づいて後に図11に示すバーコード離間距離Lxを算出する。バーコード離間距離Lxは、第1のバーコード長さL1w又は第2のバーコード長さL2wと、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)及びバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)から算出する(後述する式4及び式6参照)。
第1のバーコード長さL1wは1次元バーコード71のバーコード長さであり、第2のバーコード長さL2wは2次元バーコード81のバーコード長さである。また、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)は1次元バーコード71のバーコード描画開始位置(Xs、Ys)であり、バーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)は2次元バーコード81のバーコード描画開始位置(Xs、Ys)である。
第1のバーコード長さL1w及び第2のバーコード長さL2wは、後に図3に示すバーコード種別Tb、バーコード単位サイズ(Sa,Sb)及びバーコード埋込データ量Ncが明らかであれば、公知技術により一定の計算式から計算することができる(後述する式3及び式5参照)。
以下、第1のバーコード長さL1w及び第2のバーコード長さL2Wを総称するときは、「バーコード長さLw」という。ここでバーコード長さlwとは、複数種類のバーコードを並べて配置するときのそれぞれのバーコードの並び方向の長さをいう。また、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)及びバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)を総称するときは、「バーコード描画開始位置(Xs、Ys)」という。
ユーザ報知手段としてのバーコード読取エラーリスク警告部35は、バーコード離間距離算出部34により算出したバーコード離間距離Lxに基づいて、バーコード読取エラーリスクが高いかを判定する。即ち、バーコード読取エラーリスク警告部35は、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt(図13参照)未満であれば、換言すると赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えるような近距離であれば、バーコード読取エラーリスクが高いと判定する。
上記許容離間距離Lxpmtは実験等により予め測定する。即ち、測定者は1次元バーコード71及び2次元バーコード81をバーコード離間距離Lxを異ならせて印刷用紙Pに複数印刷する。その上で測定者は、1次元バーコード71を市販の赤外線バーコードリーダにより一つずつ読取り、バーコード読取エラーが発生しない最短のバーコード離間距離Lxを求める。そして、測定者は、該バーコード離間距離Lxに所定のマージンを付加した許容離間距離Lxpmtを例えば「2」cmと決定する。
更に、バーコード読取エラーリスク警告部35はバーコード読取エラーリスクがあると判定するときに、後に図8に示す第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20を表示する。
バーコード属性情報変更手段としてのバーコード属性情報変更部36は、ユーザによりバーコード離間距離Lxを変更できるようにする。更に、バーコード属性情報変更部36は、ユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されたとき、バーコード描画開始位置(Xs、Ys)を変更し、バーコード属性情報Binfとする。
バーコード印刷コマンド生成部37は、図3に示すバーコード属性情報テーブル50のバーコード属性情報Binfに基づいて後に図4に示すバーコード印刷コマンドBcmdを生成し、印刷データ60を生成する。
印刷データ送信部38は、端末通信部13(図1参照)によりバーコード印刷コマンド生成部37によって生成した印刷データ60をネットワーク4を経由して画像形成装置3の印刷データ受信部41に送信する。
次に、画像形成装置3の要部機能ブロックを説明する。画像形成装置3は印刷データ60に基づいて1次元バーコード71及び2次元バーコード81を印刷用紙Pに印刷する。このとき、画像形成装置3は、1次元バーコード71及び2次元バーコード81の間のバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmtよりも長くなるように印刷する。
このために、図2に示すように画像形成装置3は印刷データ受信部41、バーコード印刷コマンド解析部42及びバーコード画像形成部43を備える。これら各部は、図2に示すように制御部20により機能する構成としてもよいし、制御部20とは別に機能する構成としてもよい。
印刷データ受信手段としての印刷データ受信部41は、情報処理装置1から送信される印刷データ60を通信部23(図1参照)により受信する。即ち、印刷データ受信部41は、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満のときにユーザにバーコード離間距離Lxを変更させたバーコード属性情報Binfに基づく印刷データ60を受信する。具体的には、印刷データ受信部41が受信する印刷データ60は、変更したバーコード離間距離Lxに基づいてバーコード描画開始位置(Xs,Ys)を変更したバーコード属性情報Binfを含む。
バーコード印刷コマンド解析手段としてのバーコード印刷コマンド解析部42は、受信した印刷データ60に含まれるバーコード印刷コマンドBcmdを解析し、バーコード属性情報Binfを抽出する。制御部20は、印刷データ60中に画像データ66が含まれるときは、印刷データ60から画像データ66を抽出する。
バーコード画像形成手段としてのバーコード画像形成部43は、バーコード印刷コマンド解析部42により抽出したバーコード属性情報Binfに基づいて、バーコード画像を形成する。このとき制御部20は、画像データ66が抽出されたときは、画像データ66に基づいて後に図11に示す商品画像91等を形成する。
次に、ユーザによりバーコード属性情報Binfとして入力されるバーコード属性情報テーブル50の構成を説明する。図3は第1の実施の形態に関するバーコード属性情報テーブルの説明図である。
図3に示すように、バーコード属性情報テーブル50の行方向は、バーコードの外観上の性質としてのバーコード種別項目欄51、バーコード描画開始位置項目欄52、バーコード色項目欄53、バーコード単位サイズ項目欄54、バーコード埋込データ量項目欄55、バーコード埋込データファイル項目欄56及び誤り訂正レベル項目欄57から構成される。
また、バーコード属性情報テーブル50の列方向は、バーコードごとのバーコード属性情報Binfを格納する第1のバーコード属性情報欄58及び第2のバーコード属性情報欄59から構成される。
バーコード種別項目欄51乃至誤り訂正レベル項目欄57には、後に図6に示すバーコード属性情報入力画面G01においてユーザにより入力される内容が記憶される。例えば、ユーザにより1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード属性情報Binfが順に入力されたときは、次のように記憶される。即ち、第1のバーコード属性情報欄58には、1次元バーコード71のバーコード属性情報Binfが記憶される。また、第2のバーコード属性情報欄59には、2次元バーコード81のバーコード属性情報Binfが記憶される。
最初に第1のバーコード属性情報欄58について説明する。第1のバーコード属性情報欄58のバーコード種別項目欄51には、バーコード種別Tbが記憶される。この場合、バーコード種別項目欄51には、「1次元バーコード」が記憶される。
バーコード描画開始位置項目欄52には、バーコードの描画を開始する座標がmm単位で記憶される。例えば、後に図11に示す座標原点(0,0)に対する1次元バーコード71のX方向描画開始位置Xs1が33mmでY方向描画開始位置Ys1が35mmのときは、バーコード描画開始位置項目欄52には「(33,35)」と記憶される。
バーコード色項目欄53には、外観上の性質である色彩としてのバーコード色BclrがRGB256階調で記憶され、例えば、1次元バーコード71のバーコード色Bclrが黒色のときは、バーコード色項目欄53には「(0,0,0)」と記憶される。
バーコード単位サイズ項目欄54には、バーコード種別Tbに応じて予め定義するSa及びSbが記憶される。例えば,1次元バーコード71では、Saは最小の黒色バーの幅と定義し、Sbは最小の白色のスペースの幅として定義する。また,2次元バーコード81の場合は、Saは最小の矩形領域の長さ(後に図11に示すバーコードの並び方向としてのX方向の長さ)と定義し、Sbは最小の矩形領域の高さ(後に図11に示すY方向の高さ)と定義する。その上で、バーコード単位サイズ項目欄54には、バーコードの種別に応じて定義されたSa及びSbに対しユーザにより入力された各値が記憶される。
例えば、1次元バーコード71の最小の黒色バーの幅Saが0.2mm、最小の白色のスペースの幅Sbが0.2mmときは、バーコード単位サイズ項目欄54には、「(0.2,0.2)」と記憶される。
バーコード埋込データ量項目欄55には、バーコードに埋込むデータ量、即ちバーコード埋込データ量Ncが文字数によって記憶される。例えば、バーコードに含ませる文字数が13文字の場合、バーコード埋込データ量項目欄55には「13」と記憶される。
バーコード埋込データファイル項目欄56には、バーコードに埋込むデータを記憶したフォルダ名及びファイル名が記憶される。例えば、バーコード埋込データファイルのフォルダ名及びファイル名が「¥¥DEF¥GHJ.TXT」であるときは、バーコード埋込データファイル項目欄56には、「¥¥DEF¥GHJ.TXT」が記憶される。
誤り訂正レベル項目欄57には、1次元バーコード71のときは所定のチェックデジットが付与され、誤り訂正レベルはなく、なにも記憶されない。
一方、第2のバーコード属性情報欄59には、第1のバーコード属性情報欄58と同様に、ユーザによって入力された2次元バーコード81のバーコード属性情報Binfが記憶される。なお、2次元バーコード81においては、誤り訂正レベルが設定でき、誤り訂正レベル項目欄57には、誤り訂正レベルが記憶される。誤り訂正レベルは、復元率に応じて4段階のレベルの設定が可能であり、最も低い復元率7%の場合のレベルLから最も高い復元率30%の場合のレベルHまでを4段階で設定する。例えば、最も高い復元率30%の「H」とするときは、誤り訂正レベル項目欄57には「レベルH」が記憶される。
以下、第1のバーコード属性情報Binf#1及び第2のバーコード属性情報Binf#2を総称するときは、「バーコード属性情報Binf」という。
次に、情報処理装置1のバーコード印刷コマンド生成部37により生成する印刷データ60の構成を説明する。図4は、第1の実施の形態に関する印刷データ60のデータフォーマットの説明図である。印刷データ60は、1次元バーコード71の第1のバーコード印刷コマンドBcmd#1及び2次元バーコード81の第2のバーコード印刷コマンドBcmd#2から構成され、更に画像データ66があるときは画像データ印刷コマンド65も含んで構成される。なお、商品画像91が印刷用紙P(商品ラベルシール)にプレプリントしてある場合などでは、商品画像91の印刷は不要であるので、画像データ印刷コマンド65及び画像データ66は印刷データ60に含まれない。
第1のバーコード印刷コマンドBcmd#1は、ユーザによって入力された1次元バーコード71に関する第1のバーコード属性情報Binf#1に基づいて記述される。第2のバーコード印刷コマンドBcmd#2は、ユーザによって入力された2次元バーコード81に関する第2のバーコード属性情報Binf#2に基づいて記述される。画像データ印刷コマンド65は、画像データ66があるときに商品画像91の画像データ66を印刷させるコマンドが記述される。以下、第1のバーコード印刷コマンドBcmd#1及び第2のバーコード印刷コマンドBcmd#2を総称するときは、「バーコード印刷コマンドBcmd」という。
(画像形成システムの動作)
以上の構成により第1の実施の形態に関する画像形成システム2は、以下のように動作する。図5は第1の実施の形態に関する画像形成システムのフローチャート図である。
先ず、情報処理装置1の動作を説明する。なお、プリンタドライバ33は情報処理装置1の端末制御部10の制御のもとに動作する。また、情報処理装置1における表示は図1に示す表示装置11により行い、ユーザによる入力は図1に示す情報処理装置1の入力装置12により行う。
最初に、ユーザは情報処理装置1を起動した後、図2に示す情報処理装置1のアプリケーション30を起動し、バーコード属性情報Binfの入力を行う。このときユーザは、商品画像91(図11参照)の印刷を所望とするときは、アプリケーション30により商品画像91の選択、作成等を行う。アプリケーション30は情報処理装置1の端末制御部10(図2参照)の制御のもとに動作する。
ステップS11:ユーザによるバーコード属性情報Binfの入力を開始するために、アプリケーション30はバーコード指定部31(図2参照)により、表示装置11へ図6に示すバーコード属性情報入力画面G01を表示する。
図6は、第1の実施の形態に関するバーコード属性情報入力の画面図である。アプリケーション30は、バーコード属性情報入力画面G01にユーザが入力する各設定欄(102乃至108)を表示する。各設定欄102乃至108は、バーコード印刷に必要な図3に示すバーコード属性情報テーブル50の各項目欄(51乃至57)に対応する。
即ち、アプリケーション30はバーコード指定部31により、バーコード種別設定欄102、バーコード描画開始位置設定欄103、バーコード色設定欄104、バーコード単位サイズ設定欄105、バーコード埋込データ量設定欄106、バーコード埋込データファイル設定欄107及び誤り訂正レベル設定欄108を表示する。なお、各設定欄(102乃至108)は、右端のボタンの押下により開くプルダウンメニューとすれば、ユーザによる選択及び所望とする数値の入力が容易となる。更に、アプリケーション30はバーコード指定部31により、操作ガイダンス101、印刷ボタン109、継続ボタン110及びキャンセルボタン111を表示する。
なお、バーコード属性情報入力画面G01において、ユーザにより画像データ66(商品画像91)のファイル選択を行うようにするときは、アプリケーション30は、該ファイル選択を行うための図示しない画像データファイル項目欄を表示する。
印刷ボタン109は、ユーザが印刷する1次元バーコード71及び2次元バーコード81の入力を終了し、印刷に移行するときに押下するボタンである。継続ボタン110は、ユーザがバーコード属性情報入力画面G01によって別のバーコードに関するバーコード属性情報Binfを引続き入力するときに押下するボタンである。キャンセルボタン111は、ユーザがバーコード属性情報Binfの入力をキャンセルし終了するときに押下するボタンである。
操作ガイダンス101は、ユーザに対しバーコード属性情報Binfの入力を促すガイダンスである。バーコード種別設定欄102はバーコード種別Tbを入力する設定欄である。例えば、ユーザが2次元バーコード81の印刷を所望としバーコード属性情報Binfの入力を行うときは、バーコード種別設定欄102において、「2次元バーコード」を選択し、バーコード種別Tbとする。
バーコード描画開始位置設定欄103は、バーコードの描画を開始する座標をmm単位で入力する設定欄である。例えば、ユーザはバーコード描画開始位置(Xs,Ys)を後に図11に示す座標原点(0,0)に対し(5,40)mmの位置とするときは、X欄に「5」mmを入力し、Y欄に「40」mmを入力する。バーコード色設定欄104は、バーコード色BclrをRGB256階調で入力する設定欄である。例えば、ユーザはバーコード色Bclrを黒色とするとき、R欄に「0」を入力し、G欄に「0」を入力し、B欄に「0」を入力する。
バーコード単位サイズ設定欄105は、1次元バーコード71においては、最小の黒色バーの幅と、白色のスペースの幅をmm単位で入力する設定欄である。また、2次元バーコード81においては、バーコード単位サイズ設定欄105は、最小の矩形領域の幅(後に図11に示すX方向の幅)と、最小の矩形領域の高さ(後に図11に示すY方向の高さ)をmm単位で入力する設定欄となる。例えば、ユーザは、2次元バーコード81の最小の矩形領域の幅及び最小の矩形領域の高さがいずれも0.3mmであるときは、X方向欄に「0.3」mmと入力し、Y方向欄に「0.3」mmと入力する。
バーコード埋込データ量設定欄106は、バーコードに含ませる文字数を入力する設定欄である。例えば、ユーザは、バーコード埋込データ量Ncが英数字1500文字に相当するとき、「1500」を入力する。
バーコード埋込データファイル設定欄107はバーコードに含ませる文字を記憶したフォルダ名及びファイル名を入力する設定欄である。ユーザは、プルダウンメニューを開き、例えば、予め記憶させたバーコード埋込データファイルを選択することにより「¥¥XYZ¥ABC.TXT」と入力する。誤り訂正レベル設定欄108は誤り訂正レベルを設定できるときに誤り訂正レベルを入力する設定欄である。
2次元バーコード81の場合、誤り訂正符号による復元率に応じて4段階のレベルL、レベルM、レベルQ又はレベルHがあり、これらのいずれかのレベルを選択できるように表示する。例えば、ユーザは、復元率が最も高いレベルHとしたいときは、「H」を選択する。誤り訂正レベル設定欄108には、ユーザにより選択される誤り訂正レベルの復元率が付記されるようにするとよい。
その後、ユーザは、所望とする全てのバーコードの入力を終了し印刷に移行するときは、印刷ボタン109を押下する。ユーザは、別のバーコードに関するバーコード属性情報Binfを引続き入力するときは、継続ボタン110を押下する。また、ユーザは、バーコード属性情報Binfの入力をキャンセルし終了するときは、キャンセルボタン111を押下する。
なお、以下の説明では、簡略化のために、ユーザが所望とする全てのバーコード属性情報Binfの入力を終了し印刷ボタン109を押下するものとして説明する。
図5のステップS11に戻って、アプリケーション30は、前述の通り1次元バーコード71及び2次元バーコード81に関するバーコード属性情報Binfの入力を受け付ける。その後、アプリケーション30は、ユーザにより入力されたバーコード属性情報Binfを端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50に格納する。
ユーザにより、印刷を所望とする全てのバーコードの入力が終了し印刷ボタン109が押下されると、アプリケーション30は、入力されたバーコード属性情報Binfに基づいたバーコード印刷を開始する。なお、アプリケーション30は、印刷を開始する前にユーザに対し印刷プレビューを行うようにしてもよい。
ステップS12:ユーザによって印刷ボタン109が押下され、印刷が開始されると、アプリケーション30は表示装置11へ図7に示すアプリケーション設定画面G10を表示し、アプリケーション設定を受け付ける。即ち、アプリケーション30は、印刷に使用する画像形成装置3に対応するプリンタドライバ33の選択並びに印刷範囲及び印刷部数等の印刷に関するアプリケーション設定を受け付ける。このアプリケーション設定は各プリンタドライバ33に共通の設定内容から構成される。
図7は第1の実施の形態に関するアプリケーション設定の画面図である。アプリケーション30は、アプリケーション設定画面G10にプリンタ名設定欄112、印刷範囲設定欄113及び印刷部数設定欄114を表示する。加えて、アプリケーション30はユーザに対し印刷方法の指定を促す操作ガイダンス115、OKボタン116及びキャンセルボタン117を表示する。
プリンタ名設定欄112は印刷に使用する画像形成装置3に対応するプリンタドライバ33を選択する欄であり、プルダウンメニューにより選択可能なプリンタドライバ33をプリンタ名等で表示する。印刷範囲設定欄113は複数ページあるときに表示し、いずれのページを印刷するかを設定する欄である。印刷部数設定欄114は印刷する部数を設定する欄である。
OKボタン116は設定内容を維持して次のプリンタドライバ設定に進むときに押下するボタンである。キャンセルボタン117は設定内容をキャンセルして印刷を終了するときに押下するボタンである。
ユーザはアプリケーション設定画面G10において、プリンタドライバ33の選択、印刷範囲及び印刷部数の設定を行い、OKボタン116を押下する。
図5のステップS12に戻って、アプリケーション30はユーザによりOKボタン116が押下されると、選択されたプリンタドライバ33によるプリンタドライバ設定に移行する。なお、以下のプリンタドライバ設定は、プリンタドライバ33ごとの固有の設定内容から構成される。
ステップS13:プリンタドライバ33は、端末記憶部14(図1参照)に記憶されたバーコード属性情報テーブル50のバーコード属性情報Binfを読み出す。
ステップS14a(バーコード離間距離算出工程):プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、バーコード属性情報Binfに基づいて後に図11(b)に示すバーコード離間距離Lxを算出する。バーコード離間距離算出部34は、バーコード離間距離Lxを1次元バーコード71又は2次元バーコード81のバーコード長さLw並びに1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード描画開始位置(Xs,Ys)から算出する。バーコード離間距離Lxの詳細な算出方法は、後に図9に示すバーコード離間距離算出のフローチャート図の説明において後述する。
ステップS15a(バーコード離間距離判定工程):プリンタドライバ33は、バーコード読取エラーリスク警告部35により、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード離間距離Lxが赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えるような近距離であるかを判定する。即ち、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満であるかを判定する。この許容離間距離Lxpmtは実験等により予め測定して設定し、例えば2cmとする。
プリンタドライバ33はバーコード読取エラーリスク警告部35により、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満であると判定するときは、ユーザにバーコード属性情報Binfを変更させる動作の起点となるステップS16aへ移行する。一方、プリンタドライバ33はバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満ではないと判定するときは、ユーザにバーコード属性情報Binfを変更させることなく、バーコード印刷コマンドBcmdを生成するステップS20へ移行する。
ステップS16a(ユーザ報知工程):プリンタドライバ33は、ユーザ報知手段としてのバーコード読取エラーリスク警告部35により、図8に示すリスク警告画面としての第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20を表示装置11へ表示する。
図8は第1の実施の形態に関するバーコード読取エラーリスク警告の画面図である。第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20は、ユーザに対しバーコード読取エラーリスクがある旨を警告し、バーコード属性情報Binfを変更させるためのものである。
このためにプリンタドライバ33は、第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20に、警告ガイダンス121、離間距離変更ガイダンス122及びバーコード離間距離入力欄123を表示する。警告ガイダンス121はユーザに対するバーコード読取エラーリスクの警告として、例えば、「異なる読取方式のバーコードが近接して印刷され、バーコード読取エラーリスクがある」とする。
更に、警告ガイダンス121は、バーコード離間距離Lxを変更するように誘導するガイダンスとして、例えば、「バーコード間の距離を長くすることにより、バーコード読取エラーの発生を少なくすることができる」と表示する。
離間距離変更ガイダンス122は、ユーザに対するバーコード離間距離Lxの変更を促す操作ガイダンスである。例えば、「バーコード間の距離を変えるときは、所望の距離を入力し、OKボタンを押下する」旨である。バーコード離間距離入力欄123は、ユーザが、所望とするバーコード離間距離Lxを入力値Linとして離間距離入力ボックス124に入力する欄である。
プリンタドライバ33は、この離間距離入力ボックス124に推奨するバーコード離間距離Lxの初期値として推奨離間距離Lxrmdを表示する。なお、推奨離間距離Lxrmdは、前述の許容離間距離Lxpmtの決定と同様に、実験等により予め、例えば「5」cmと決定する。
即ち測定者は、前述と同様にバーコード離間距離Lxを異ならせた複数の1次元バーコード71及び2次元バーコード81を印刷した状態から、赤外線バーコードリーダにより、バーコード読取エラーが発生しない最短のバーコード離間距離Lxを求める。そして、測定者は、該バーコード離間距離Lxに所定のマージンを付加して推奨離間距離Lxrmdを決定する。離間距離入力ボックス124は、ユーザがバーコード離間距離Lxの入力を容易とするため、プルダウンメニューとするとよい。
また、ユーザが離間距離入力ボックス124に入力できるバーコード離間距離Lxは、許容離間距離Lxpmt未満とならないように制限するとともに、印刷するバーコードが印刷用紙Pの印刷範囲を超えないように制限するのがよい。
プリンタドライバ33は、更に、バーコード読取エラーリスク警告部35により、OKボタン125、非変更印刷ボタン126、キャンセルボタン127を表示する。OKボタン125は、ユーザが、変更前のバーコード離間距離Lxを離間距離入力ボックス124の入力値Linに変更してバーコードを印刷するときに押下するボタンである。非変更印刷ボタン126は、ユーザがバーコード離間距離Lxを変更せずにバーコードを印刷するときに押下するボタンである。キャンセルボタン127は、ユーザが印刷を中止するときに押下するボタンである。
図5のステップS16aに戻って、上記第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20が表示されると、ユーザにより、警告ガイダンス121及び離間距離変更ガイダンス122が参照される。
更に、ユーザにより、所望とするバーコード離間距離Lxが離間距離入力ボックス124に入力され、OKボタン125、非変更印刷ボタン126又はキャンセルボタン127が押下されると、プリンタドライバ33はこれを検知する。
ステップS17:プリンタドライバ33は、ユーザによりキャンセルボタン127が押下されたと判定するときは、画像形成装置3への印刷データ60の送信を行わず、画像形成装置3にバーコード印刷を行わせることなく本処理を終了する。
一方、プリンタドライバ33は、ユーザによりキャンセルボタン127が押下されていないと判定するときは、ステップS18に移行する。
ステップS18:プリンタドライバ33は、ユーザにより非変更印刷ボタン126が押下されたと判定するときはステップS19aをスキップし、ステップS20に移行する。
この場合、次のステップS19aにおけるバーコード離間距離Lxの変更にともなうバーコード属性情報Binfの変更は行なわれず、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満のままのバーコード印刷コマンドBcmd(図4参照)が生成される。その後、該バーコード印刷コマンドBcmdを含む印刷データ60が画像形成装置3に送信される。その結果、バーコード読取エラーリスクが存在するままの1次元バーコード71及び2次元バーコード81が印刷されることになる。
一方、プリンタドライバ33は、ユーザにより非変更印刷ボタン126が押下されていないと判定するときは、ステップS19aに移行する。
ステップS19a(バーコード属性情報変更工程):プリンタドライバ33は、バーコード属性情報変更部36により、変更前のバーコード離間距離Lxが入力値Linになるようにバーコード描画開始位置(Xs,Ys)を変更し、新たなバーコード属性情報Binf(図3参照)とする。入力値Linは、ステップS16aにおいてユーザにより第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20の離間距離入力ボックス124に入力された値である。
例えば後に図11に示すように、バーコード長さ方向としての矢印Xに示す方向において1次元バーコード71より2次元バーコード81が座標原点(0,0)に近い場合では、プリンタドライバ33は以下のようにバーコード属性情報Binfを変更する。
即ち、プリンタドライバ33は変更前のバーコード離間距離Lxが入力値Linとなるように、1次元バーコード71のバーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)のX方向描画開始位置Xs1を変更する。具体的には、プリンタドライバ33は、X方向描画開始位置Xs1に、入力値Linと変更前のバーコード離間距離Lxの差を加算し、新たなバーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)とする。即ち、X方向描画開始位置Xs1は式1により求める。
X方向描画開始位置Xs1=Xs1+(入力値Lin−変更前のLx) (式1)
その後、プリンタドライバ33は、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)を変更したバーコード属性情報Binfを端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50(図3参照)の第1のバーコード属性情報欄58に格納する。
また、後に図13(a)示すように、バーコード長さ方向において2次元バーコード81より1次元バーコード71が座標原点(0,0)に近い場合では、プリンタドライバ33は以下のようにバーコード属性情報Binfを変更する。
即ち、プリンタドライバ33は変更前のバーコード離間距離Lxが入力値Linとなるように、2次元バーコード81のバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)のX方向描画開始位置Xs2を変更する。具体的には、プリンタドライバ33はX方向描画開始位置Xs2に、入力値Linと変更前のバーコード離間距離Lxの差を加算し、新たなバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)とする。即ち、X方向描画開始位置Xs2は式2により求める。
X方向描画開始位置Xs2=Xs2+(入力値Lin−変更前のLx) (式2)
その後、プリンタドライバ33はバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)を変更したバーコード属性情報Binfを端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50の第2のバーコード属性情報欄59に格納する。これによりバーコード離間距離Lxは赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えない距離に設定される。
ステップS20:プリンタドライバ33は、バーコード印刷コマンド生成部37により、バーコード属性情報テーブル50に記憶された1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード属性情報Binfに基づいて、バーコード印刷コマンドBcmdを生成する。
ステップS21:プリンタドライバ33は、生成したバーコード印刷コマンドBcmdからなる印刷データ60(図4参照)を生成し、端末通信部13により画像形成装置3にネットワーク4を経由して送信する。このとき、バーコードとともに商品画像91を印刷するときは、画像データ印刷コマンド65及びアプリケーション30において選択又は作成等した商品画像91の画像データ66を印刷データ60に含ませる。
続いて、画像形成装置3の動作を図5を用いて説明する。
ステップS22(印刷データ受信工程):図2に示す画像形成装置3の制御部20は、印刷データ受信部41により、情報処理装置1のプリンタドライバ33からネットワーク4を経由してバーコード属性情報Binfを含んだ印刷データ60(図4参照)を受信する。
ステップS23(バーコード印刷コマンド解析工程):画像形成装置3の制御部20は、バーコード印刷コマンド解析部42により、受信した印刷データ60に含まれるバーコード印刷コマンドBcmdを解析し、バーコード属性情報Binfを抽出する。また、画像形成装置3の制御部20は、受信した印刷データ60に商品画像91の画像データ66が含まれるときは商品画像91の画像データ66を抽出する。
具体的には、画像形成装置3の制御部20は、バーコード印刷コマンド解析部42により、図4に示す印刷データ60の第1のバーコード印刷コマンドBcmd#1に記述された第1のバーコード属性情報Binf#1を抽出する。次に、画像形成装置3の制御部20は、印刷データ60の第2のバーコード印刷コマンドBcmd#2に記述された第2のバーコード属性情報Binf#2を抽出する。このとき、画像形成装置3の制御部20は、抽出したバーコード印刷コマンドBcmdの数、例えば「2」を記憶部24のバーコード数カウントレジスタNに記憶する。また、画像形成装置3の制御部20は、画像データ66があるときは画像データ印刷コマンド65に記述された画像データ66(商品画像91)を抽出する。
ステップS24(バーコード画像生成工程):画像形成装置3の制御部20は、バーコード画像形成部43により、抽出したバーコード属性情報Binfに基づいて、後に図11乃至図13に示す1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード画像を形成する。バーコード画像形成の詳細な動作は、後に図10に示すバーコード画像形成のフローチャート図の説明において後述する。また、画像形成装置3の制御部20は、画像データ66があるときは画像データ66に基づいて後に図11及び図12に示す商品画像91を形成する。
ステップS25:画像形成装置3の制御部20は、図1に示す印刷制御部22並びにモータ駆動部25及び電源供給部26によって、バーコード画像形成部43により形成した1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード画像を印刷する。
また、画像形成装置3の制御部20は、画像データ66があるときは、印刷制御部22並びにモータ駆動部25及び電源供給部26によって、抽出した画像データ66に基づいて後に図11及び図12に示す商品画像91を印刷する。
具体的には、画像形成装置3の印刷制御部22はモータ駆動部25により、図示しないモータ等の駆動を制御し画像形成ユニットの感光体ドラム等の回転駆動を制御する。更に、印刷制御部22はモータ駆動部25により、印刷用紙Pを繰り出し搬送する図示しない給紙ローラ及び搬送ローラ等の回転駆動を制御する。加えて、印刷制御部22は電源供給部26により、図示しない現像ローラ及び転写ローラ等への印加電圧を制御する。
こうして画像形成装置3の印刷制御部22は、1次元バーコード71及び2次元バーコード81並びに画像データ66があるときは商品画像91を印刷する。
次に、情報処理装置1の動作のうち、図5に示すステップS14aにおけるバーコード離間距離Lxの算出動作について説明する。図9は第1の実施の形態に関するバーコード離間距離算出のフローチャート図である。
ステップS31:最初に、図2に示すプリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、1次元バーコード71のX方向描画開始位置Xs1及び2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xs2を比較する。更に、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、X方向描画開始位置Xs2よりX方向描画開始位置Xs1が大きいと判定するときは、第2のバーコード長さL2wを算出するステップS32に進む。
一方、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、X方向描画開始位置Xs1よりX方向描画開始位置Xs2が大きいと判定するときは、第1のバーコード長さL1wを算出するステップS35に進む。
ステップS32:プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、第2のバーコード長さL2wを算出する。第2のバーコード長さL2wは、後に図11に示すバーコード印刷結果の説明において後述する式3により算出する。即ち、第2のバーコード長さL2wは、バーコード単位サイズ(Sa、Sb)の最小の矩形領域の幅Sa及びバーコード埋込データ量Ncに基づいて公知技術により算出する。
ステップS33:プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード長さ方向始点間距離Lsを算出する。バーコード長さ方向始点間距離Lsは、1次元バーコード71のX方向描画開始位置Xs1と2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xs2との差の絶対値として算出する。即ち、バーコード長さ方向始点間距離Lsは|Xs1−Xs2|により算出する。
ステップS34:プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、ステップS33において算出したバーコード長さ方向始点間距離LsからステップS31により算出した第2のバーコード長さL2wを減算し、バーコード離間距離Lxを算出する。即ち、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、バーコード離間距離Lx=Ls−L2w(後述する式4)により算出する。バーコード離間距離Lxの算出を終了すると、プリンタドライバ33は図5に示すステップS15aに進む。
ステップS35:一方、ステップS31において、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、X方向描画開始位置Xs1がX方向描画開始位置Xs2より大きくないと判定するときは、第1のバーコード長さL1wを算出する。第1のバーコード長さL1wは、後に図13に示すバーコード印刷結果の説明において後述する式5により算出する。即ち、第1のバーコード長さL1wは、バーコード単位サイズ(Sa、Sb)の最小の黒色バーの幅Sa及び最小の白色のスペースの幅Sb並びにバーコード埋込データ量Ncに基づいて公知技術により算出する。
ステップS36:プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、ステップS33と同様に、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード長さ方向始点間距離Lsを算出する。
バーコード長さ方向始点間距離Lsは、1次元バーコード71のX方向描画開始位置Xs1と2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xs2との差の絶対値として算出する。即ち、バーコード長さ方向始点間距離Lsは|Xs1−Xs2|により算出する。
ステップS37:プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、ステップS36において算出したバーコード長さ方向始点間距離LsからステップS35により算出した第1のバーコード長さL1wを減算し、バーコード離間距離Lxを算出する。即ち、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、バーコード離間距離Lx=Ls−L1w(後述する式6)により算出する。バーコード離間距離Lxの算出を終了すると、プリンタドライバ33は図5に示すステップS15aに進む。
このようにバーコード離間距離Lxの算出においては、先ずプリンタドライバ33は1次元バーコード71及び2次元バーコード81のうち、バーコード長さ方向において座標原点(0,0)(図11及び図13(a)参照)に近い方のバーコードを決定する。更に、プリンタドライバ33は、座標原点(0,0)に近いと判定した方のバーコードのバーコード種別Tb、バーコード単位サイズ(Sa,Sb)及びバーコード埋込データ量Ncに基づいてバーコード長さLwを算出する。その上で、プリンタドライバ33は、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード長さ方向始点間距離Lsから上記算出したバーコード長さLwを減算してバーコード離間距離Lxを算出する。バーコード長さ方向始点間距離Lsは、1次元バーコード71及び2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xsの差の絶対値として算出する。
次に、画像形成装置3の動作のうち図5に示すステップS24におけるバーコード属性情報Binfに基づいて、バーコード画像を形成するバーコード画像形成動作について説明する。図10は第1の実施の形態に関するバーコード画像形成のフローチャート図である。
ステップS41:図2に示す画像形成装置3の制御部20は、バーコード印刷コマンド解析部42により抽出された最初のバーコード属性情報Binfのバーコード種別Tbを判定する。更に、制御部20はバーコード種別Tbが「1次元バーコード」であるときは、1次元バーコード71のバーコード画像を形成するステップS42に進む。一方、制御部20はバーコード種別Tbが「2次元バーコード」であるときは、2次元バーコード81のバーコード画像を形成するステップS43に進む。
ステップS42:画像形成装置3の制御部20はバーコード画像形成部43(図2参照)により、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)を描画開始位置として1次元バーコード71のバーコード画像を形成し、ステップS44に進む。なお、バーコード属性情報Binfに基づいて1次元バーコード71のバーコード画像を形成する技術は、公知技術であるので簡略化のためのその詳細な説明は省略する。
ステップS43:画像形成装置3の制御部20はバーコード画像形成部43により、バーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)を描画開始位置として2次元バーコード81のバーコード画像を形成しステップS44に進む。なお、バーコード属性情報Binfに基づいて2次元バーコード81のバーコード画像を形成する技術は、同様にその詳細な説明は省略する。
ステップS44:画像形成装置3の制御部20は、記憶部24(図1参照)のバーコード数カウントレジスタNを「1」減算する。
ステップS45:画像形成装置3の制御部20は、バーコード数カウントレジスタNが「0」であるときは、すべてのバーコードの画像を形成したとしてバーコード画像形成処理を終了する。一方、制御部20はバーコード数カウントレジスタNが「0」でないときは、ステップS41に戻り、次のバーコードの画像形成動作に移行する。
こうして画像形成装置3の制御部20はバーコード画像形成部43により、印刷データ60のバーコード属性情報Binfに基づいて後に図11乃至図13に示す1次元バーコード71及び2次元バーコード81のバーコード画像を形成する。
次に、図5に示すステップS25において印刷制御部22により印刷される1次元バーコード71及び2次元バーコード81並びに商品画像91の印刷結果を図11乃至図13を用いて説明する。なお、以下の説明においては商品画像91が印刷用紙Pの中央部分に印刷され、1次元バーコード71及び2次元バーコード81が印刷用紙Pの左下部分(破線D部分)に印刷される例を説明する。また、以下の説明において、バーコード描画開始位置(Xs,Ys)の座標原点(0,0)は、便宜上、印刷用紙Pの左下とする。
図11及び図12は矢印Xに示す方向、即ちバーコード長さ方向において1次元バーコード71より2次元バーコード81が座標原点(0,0)に近い場合の印刷結果を示す。また、図13は矢印Xに示す方向において2次元バーコード81より1次元バーコード71が座標原点(0,0)に近い場合の印刷結果を示す。
最初に、ユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されず、1次元バーコード71及び2次元バーコード81が許容離間距離Lxpmt未満に印刷されるときのバーコード印刷結果を説明する。
図11は第1の実施の形態に関するバーコード読取エラーリスクが高いバーコード印刷結果の説明図である。図11(a)は印刷用紙Pの全体図であり、図11(b)は図11(a)の破線で囲った破線D部分の拡大図である。
第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20(図8参照)においてユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されないとき、図11に示すように1次元バーコード71及び2次元バーコード81は、許容離間距離Lxpmtより近接して印刷される。
即ち、図11(b)に示すように1次元バーコード71は、2次元バーコード81に近接したバーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)を描画開始位置として印刷される。バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)は、図3に示すバーコード属性情報テーブル50の第1のバーコード属性情報欄58に記憶されるバーコード描画開始位置(Xs,Ys)の内容に基づいて決定される。
1次元バーコード71はJANコード72及びクワイエットゾーン73を有する。JANコード72は商品を識別するための事業者コード及び商品識別コード等から構成され、目視可能な数字で印刷される。クワイエットゾーン73は1次元バーコード71を読取る際に必要とされる空白部分である。
1次元バーコードパターン74は、図3に示す第1のバーコード属性情報欄58のバーコード埋込データファイル項目欄56に記憶されたバーコード埋込データファイルの内容が所定のアルゴリズムにより埋め込まれて形成される。こうして1次元バーコード71は、2次元バーコード81から図11(b)に示すバーコード離間距離Lxを離れた位置に印刷される。
一方、2次元バーコード81は、バーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)を描画開始位置として印刷される。バーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)は、図3に示すバーコード属性情報テーブル50の第2のバーコード属性情報欄59に記憶されるバーコード描画開始位置(Xs,Ys)の内容に基づいて決定される。
2次元バーコード81は、ファインダパターン82及びクワイエットゾーン83を有する。ファインダパターン82は2次元バーコード81の位置、大きさ及び傾きを検出するためのパターンである。クワイエットゾーン83は2次元バーコード81を読取る際に必要とされる空白部分である。2次元バーコードパターン84は図3に示す第2のバーコード属性情報欄59のバーコード埋込データファイル項目欄56に記憶されたバーコード埋込データファイルの内容が所定のアルゴリズムにより埋め込まれて形成される。こうして、2次元バーコード81は1次元バーコード71から図11(b)に示すバーコード離間距離Lxを離れた位置に印刷される。
上記バーコード離間距離Lxは以下のように算出される。先ず、第2のバーコード長さL2wは、第2のバーコード属性情報欄59のバーコード単位サイズ(Sa、Sb)のうちバーコード長さ方向の最小の矩形領域の幅Sa(mm)及びバーコード埋込データ量Ncの関数として算出される。即ち、第2のバーコード長さL2wは式3により求める。
第2のバーコード長さL2w=f(Sa,Nc) (式3)
また、バーコード離間距離Lxは、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)及びバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)並びに式3の第2のバーコード長さL2wから式4によって算出される。即ち、バーコード離間距離Lxは式4により求める。
バーコード離間距離Lx=|Xs1−Xs2|−L2w (式4)
それ故、ユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されないときは、1次元バーコード71のX方向描画開始位置Xs1が2次元バーコード81に近いために式4からバーコード離間距離Lxは許容離間距離Lxpmtよりも狭くなる。
このように1次元バーコード71及び2次元バーコード81が許容離間距離Lxpmtよりも近接して印刷されると、図示しない赤外線バーコードリーダにより1次元バーコード71を読取るときに、その読取範囲に2次元バーコード81が入り込む恐れが生じる。その結果、1次元バーコード71のバーコード読取エラーリスクが高くなる。
次に、図8に示す第1のバーコード読取エラーリスク警告画面G20によりユーザによってバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmtより以上に変更されたときのバーコード印刷結果を説明する。図12は第1の実施の形態に関するバーコード読取エラーリスクが低いバーコード印刷結果の説明図である。なお、図12(a)は、印刷用紙Pの全体図であり、図12(b)は図12(a)の破線で囲った破線D部分の拡大図である。
この場合、ユーザによってバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmtよりも長い距離、例えば5cmに変更される。即ち、ユーザが所望とするバーコード離間距離Lxとして入力値Linが「5」cmに設定される。
このユーザによるバーコード離間距離Lxの変更に伴い、変更前のバーコード離間距離Lxが入力値Linの長さになるようにバーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)のX方向描画開始位置Xs1が変更される(式1参照)。1次元バーコード71は、このように変更されたバーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)を描画開始位置として印刷される。
その結果、1次元バーコード71及び2次元バーコード81は、矢印Xに示す方向において許容離間距離Lxpmtよりも離れて印刷される。それ故、赤外線バーコードリーダにより1次元バーコード71を読取るときに、その読取範囲に2次元バーコード81が入り込まなくなり、1次元バーコード71のバーコード読取エラーリスクが低くなる。
次に、1次元バーコード71と2次元バーコード81とがバーコードの並び方向としての矢印Xに示す方向において、図11及び図12に示す並び位置と反対の位置に印刷される場合について説明する。図13は第1の実施の形態に関する他の位置関係のバーコード印刷結果の説明図ある。なお、図13(a)はユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されず、バーコード読取エラーリスクが高いバーコード印刷結果の拡大図である。図13(b)はユーザによりバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmtよりも長くなるように変更され、バーコード読取エラーリスクが低いバーコード印刷結果の拡大図である。
図13(a)に示すように、ユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されないときは、1次元バーコード71及び2次元バーコード81は、許容離間距離Lxpmtより近接して印刷される。
この場合、第1のバーコード長さL1wは、第1のバーコード属性情報欄58の最小の黒色バーの幅Sa及び最小の白色のスペースの幅Sb並びにバーコード埋込データ量Ncの関数として算出される。即ち、第1のバーコード長さL1wは式5により求める。
第1のバーコード長さL1w=f(Sa,Sb,Nc) (式5)
また、バーコード離間距離Lxは、バーコード描画開始位置(Xs1,Ys1)及びバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)並びに第1のバーコード長さL1wから式6によって算出される。即ち、バーコード離間距離Lxは式6により求める。
バーコード離間距離Lx=|Xs1−Xs2|−L1w (式6)
それ故、ユーザによりバーコード離間距離Lxが変更されないときは、2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xs2が1次元バーコード71に近接するために、バーコード離間距離Lxは許容離間距離Lxpmtより狭くなる。
このように1次元バーコード71及び2次元バーコード81が許容離間距離Lxpmtよりも近接して印刷されると、図示しない赤外線バーコードリーダにより1次元バーコード71を読取るときに、その読取範囲に2次元バーコード81が入り込むおそれが生じる。その結果、1次元バーコード71のバーコード読取エラーリスクが高くなる。
一方、図13(b)に示すように、バーコード離間距離Lxが例えば5cmとなるように2次元バーコード81のX方向描画開始位置Xs2が変更される(式2参照)。2次元バーコード81は、このように変更されたバーコード描画開始位置(Xs2,Ys2)を描画開始位置として印刷される。
その結果、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード離間距離Lxは許容離間距離Lxpmtよりも長くなる。それ故、赤外線バーコードリーダにより1次元バーコード71を読取るときに、その読取範囲に2次元バーコード81が入り込まず、1次元バーコード71のバーコード読取エラーリスクを低くすることができる。
以上のように、第1の実施の形態に関する情報処理装置1は1次元バーコード71及び2次元バーコード81が近接して印刷されるときに、その印刷を行う前にバーコード読取エラーが発生するリスクがある旨をユーザに警告する。更に、第1の実施の形態に関する情報処理装置1は、ユーザによりバーコード離間距離Lxを長く設定することができる。これによりバーコード離間距離Lxは赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えない距離に設定される。それ故、バーコード読取エラーの発生が少ないバーコード印刷を可能し、画像形成装置3による無駄なバーコード印刷を少なくすることができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態に関する画像形成システム2を説明する。第2の実施の形態に関する画像形成システム2は第1の実施の形態に対し、情報処理装置1のユーザ報知手段としてのバーコード読取エラーリスク警告部35の警告内容が異なり、更にバーコード属性情報変更手段としてのバーコード属性情報変更部36の機能が異なる。また、第2の実施の形態に関する画像形成システム2は、画像形成装置3の印刷データ受信手段としての印刷データ受信部41が受信する印刷データ60の内容が異なる。その他の構成は第1の実施の形態に関する画像形成システム2と同様である。
第2の実施の形態に関する情報処理装置1においては、バーコード読取エラーリスク警告部35は、バーコード読取エラーリスクがあると判定するときに、後に図14に示す第2のバーコード読取エラーリスク警告画面G30を表示する。
また、バーコード属性情報変更部36は、ユーザにより2次元バーコード81の外観上の性質である色彩としてのバーコード色Bclrを1次元バーコード71の読取りへの影響が少ない候補色の中から選択できるようにする。加えて、バーコード属性情報変更部36は、ユーザにより候補色が選択されたときは、2次元バーコード81のバーコード色Bclrを選択された候補色に変更し、端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50に格納する。
一方、第2の実施の形態に関する画像形成装置3において、印刷データ受信部41は、情報処理装置1から送信される印刷データ60を通信部23(図1参照)により受信する。ここで印刷データ受信部41は、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満のときにユーザに2次元バーコード81のバーコード色Bclrを1次元バーコード71の読取りへの影響が少ない候補色に変更させたバーコード属性情報Binfに含めた印刷データ60を受信する。
次に、第2の実施の形態に関する画像形成システム2の動作を図14を用いて説明する。図14は第2の実施の形態に関する画像形成システムのフローチャート図である。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態のステップS16a及びステップS19aの動作が異なる。その他の動作は第1の実施の形態の動作と同様である。
先ず、第2の実施の形態に関する情報処理装置1のアプリケーション30は、第1の実施の形態と同様に、ステップS11及びS12においてユーザによるバーコード属性情報Binf及びアプリケーション設定の入力を受け付ける。その後、第2の実施の形態に関する情報処理装置1のプリンタドライバ33は、ステップS13においてバーコード属性情報Binfをアプリケーション30から取得し、以下の動作を開始する。
ステップS14b(バーコード離間距離算出工程):第1の実施の形態に関するステップS14aと同様に、プリンタドライバ33はバーコード離間距離算出部34により、ユーザにより入力されたバーコード属性情報Binfに基づいてバーコード離間距離Lxを算出する。
ステップS15b(バーコード離間距離判定工程):第1の実施の形態に関するステップS15aと同様に、プリンタドライバ33はバーコード読取エラーリスク警告部35(図2参照)により、バーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満であるときは、バーコード読取エラーリスクがあると判定する。即ち、プリンタドライバ33は、バーコード離間距離Lxが赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えるような近距離であると判定する。
ステップS16b(ユーザ報知工程):プリンタドライバ33はユーザ報知手段としてのバーコード読取エラーリスク警告部35により、バーコード読取エラーリスクがあると判定するときは、図14に示すリスク警告画面としての第2のバーコード読取エラーリスク警告画面G30を表示装置へ表示する。
図15は、第2の実施の形態に関する第2のバーコード読取エラーリスク警告の画面図である。第2のバーコード読取エラーリスク警告画面G30はユーザに対しバーコード読取エラーリスクがある旨を警告し、バーコード属性情報Binfを変更させるためのものである。
プリンタドライバ33はバーコード読取エラーリスク警告部35により、第2のバーコード読取エラーリスク警告画面G30に警告ガイダンス131、バーコード色変更ガイダンス132及びバーコード色選択ボタン列133を表示する。
警告ガイダンス131はユーザに対するバーコード読取エラーリスクの警告として、例えば、「異なる読取方式のバーコードが近接して印刷され、バーコード読取エラーが発生するリスクがある」と表示する。更に、警告ガイダンス131は、2次元バーコード81のバーコード色Bclrの変更を促すガイダンスである。例えば、「2次元バーコードの色を変更することにより、バーコード読取エラーの発生を少なくすることができる」旨である。
バーコード色変更ガイダンス132は、ユーザに対する2次元バーコード81のバーコード色Bclrを変更する操作ガイダンスとして、例えば、「2次元バーコードの色を変更する場合は、次の候補色の中から選択し、OKボタンを押下する」と表示する。
バーコード色選択ボタン列133は、1次元バーコード71を読取る赤外線バーコードリーダの読取りへの影響が少ない「茶色」、「オレンジ」及び「ピンク」等の赤色成分を含む候補色のカラーボタンを候補色ボタンとして表示する。
また、プリンタドライバ33はバーコード読取エラーリスク警告部35により、OKボタン135、非変更印刷ボタン136及びキャンセルボタン137を表示する。OKボタン135は、ユーザがバーコード色選択ボタン列133のいずれかの候補色ボタンを選択し、2次元バーコード81のバーコード色Bclrを変更して印刷するときに押下するボタンである。非変更印刷ボタン136は、ユーザが2次元バーコード81のバーコード色Bclrを変更せずに印刷を行うときに押下するボタンである。キャンセルボタン137はユーザが印刷を中止するときに押下するボタンである。
第2のバーコード読取エラーリスク警告画面G30が表示されると、ユーザは警告ガイダンス131及びバーコード色変更ガイダンス132を参照する。更に、ユーザはバーコード色選択ボタン列133の候補色ボタンの選択により2次元バーコード81のバーコード色Bclrを変更する。その後、ユーザはOKボタン135若しくは非変更印刷ボタン136又はキャンセルボタン137を押下する。
図5のステップS16bに戻って、プリンタドライバ33は、ユーザによりキャンセルボタン137又は非変更印刷ボタン136が押下されたかをステップS17及びS18において判定する。更にプリンタドライバ33は、キャンセルボタン137又は非変更印刷ボタン136が押下されたと判定するときは、終了又はステップS20に移行する。また、プリンタドライバ33は、ユーザによりOKボタン135が押下されたと判定するときは、ステップS19bに移行する。
ステップS19b(バーコード属性情報変更工程):プリンタドライバ33は、バーコード属性情報変更部36により、2次元バーコード81のバーコード色Bclrをユーザにより選択されたカラーボタンの候補色に変更し新たなバーコード属性情報Binfとする。
例えば、ユーザによりバーコード色選択ボタン列133によって「茶色」の候補色ボタンが選択されたときは、プリンタドライバ33は、バーコード属性情報変更部36により、以下のようにバーコード属性情報Binfを変更する。即ち、プリンタドライバ33はバーコード属性情報変更部36により、2次元バーコード81のバーコード色Bclrを(0,0,0)から(128,0,0)に変更し新たなバーコード属性情報Binfとする。
その後、プリンタドライバ33はバーコード属性情報変更部36により、バーコード属性情報Binfを端末記憶部14のバーコード属性情報テーブル50の第2のバーコード属性情報欄59に格納する。これにより2次元バーコード81のバーコード色Bclrは、赤外線バーコードリーダの読取りに影響を与えない色彩に設定される。
その後、第1の実施の形態と同様にステップS20において、プリンタドライバ33はバーコード印刷コマンド生成部37により、バーコード属性情報Binfからなるバーコード属性情報テーブル50に基づいてバーコード印刷コマンドBcmdを生成する。更に、ステップS21において、プリンタドライバ33は印刷データ送信部38により、バーコード印刷コマンドBcmd等からなる図4に示す印刷データ60を生成し、画像形成装置3にネットワーク4を経由して送信する。
こうして、第2の実施の形態に関する情報処理装置1はプリンタドライバ33により、印刷データ60を生成し、画像形成装置3に送信する。
一方、第2の実施の形態の画像形成装置3は第1の実施の形態の画像形成装置3と同様に、ステップS22において、印刷データ60を受信する。更に、第2の実施の形態の画像形成装置3は、ステップS23乃至S25において、バーコード印刷コマンド解析部42及びバーコード画像形成部43によりバーコード印刷コマンド解析及びバーコード画像形成を行い、印刷用紙Pに印刷する。
以上のように、第2の実施の形態に関する情報処理装置1は、1次元バーコード71及び2次元バーコード81が近接して印刷されるときに、その印刷を行う前にバーコード読取エラーが発生するリスクがある旨をユーザに警告する。更に、第2の実施の形態に関する情報処理装置1は、ユーザにより2次元バーコード81のバーコード色Bclrを赤外線バーコードリーダによる読取りへの影響が少ない候補色に変更できるようにする。それ故、バーコード読取エラーの発生が少ないバーコード印刷を可能し、画像形成装置3による無駄なバーコード印刷を少なくすることができる。
(変形例1)
本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものでもない。例えば、以上の実施の形態の説明では画像形成装置3としてプリンタを一例として説明したが、複写機、ファクシミリ及び複合機であってもよい。
(変形例2)
また、以上の実施の形態の説明では、印刷するバーコードを1次元バーコード71及び2次元バーコード81として説明したが、互いに読取方式が異なるバーコードであれば、その他のバーコードであってもよい。
(変形例3)
また、以上の実施の形態の説明では1次元バーコード71はJANコードとして説明したが、集合包装用商品コードのITFコードなどであってもよい。また、2次元バーコード81はQRコード(登録商標)であってもよいし、DataMatrix(登録商標)又はVeriCode(登録商標)などであってもよい。
(変形例4)
また、以上の実施の形態の説明では、ユーザによるバーコード離間距離Lxの変更及び2次元バーコード81のバーコード色Bclrの変更は、情報処理装置1において行うように説明したが、画像形成装置3において行うようにしてもよい。
この場合、図2に示す情報処理装置1のバーコード離間距離算出部34乃至印刷データ送信部38の全てを画像形成装置3に備え、印刷データ受信部41は画像形成装置3内の印刷データ送信部38からの印刷データ60を受信するようにすればよい。
(変形例5)
また、以上の実施の形態の説明では下地となる印刷用紙Pの色(以下、「印刷用紙色」という)に拘らず、第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)を表示するように説明したが、下記のようにしてもよい。
即ち、1次元バーコード71の読取りに用いる光の色に対し2次元バーコード81のバーコード色Bclr及び印刷媒体色としての印刷用紙色の反射率が略同じであるときは第1及び第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20及びG30)を表示しないようにしてもよい。
例えば、2次元バーコード81のバーコード色Bclrが黒色で印刷用紙色が青色のときは、いずれの色も1次元バーコード71の読取りに用いる光に対する反射率が低く略同じで、反射してくる光量の差が少ない。それ故、1次元バーコード71を読取るときに2次元バーコード81が読取り難くなり、1次元バーコード71の読取りへの影響は少ない。従って、1次元バーコード71と2次元バーコード81間のバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満であっても、第1及び第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20及びG30)を表示しないようにしてもよい。
ユーザによりアプリケーション30のバーコード指定部31より、2次元バーコード81のバーコード色Bclrが黒色、青色又は緑色の中から指定され、その下地となる印刷用紙色が黒色、青色又は緑色のときも同様である。
なお、2次元バーコード81の下地となる印刷用紙色は、印刷用紙Pを搬送する搬送路近傍に光学センサ等を設け、印刷用紙Pの給紙又は搬送のときに該光学センサ等により印刷用紙色を検出すればよい。又は、下地となる印刷用紙色は図6に示すバーコード属性情報入力画面G01等において、ユーザによりバーコード背景色を入力できる図示しないバーコード背景色設定欄を設け、ユーザにバーコード背景色を入力させるようにしてもよい。このとき、印刷用紙Pが透明で印刷用紙Pを所望の商品に貼付するときは、バーコード背景色は該商品の色をユーザに入力させるのがよい。
(変形例6)
また、以上の実施の形態の説明では、バーコード長さ方向のバーコード離間距離Lxが許容離間距離Lxpmt未満のときに、第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)を表示するように説明したが、下記のようにしてもよい。即ち、1次元バーコード71及び2次元バーコード81が、図11乃至図13に示すバーコード高さ方向としてのY方向に近接して印刷される場合は、1次元バーコード71の読取範囲に2次元バーコード81が入らない。それ故、1次元バーコード71及び2次元バーコード81が、Y方向に所定の距離より近接して印刷される場合は、第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)を表示しないようにしてもよい。
同様な理由から、警告ガイダンス121又は131は、1次元バーコードの読取範囲に影響を与えないように1次元バーコード71及び2次元バーコード81をバーコード高さ方向としてのY方向に並び替えることができる旨を追加して表示するようにしてもよい。この場合、第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)には、図示しない縦方向配置変更ボタンを選択可能に設けるとよい。
(変形例7)
また、以上の実施の形態の説明では第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)を表示するときは、1次元バーコード71及び他の画像としての2次元バーコード81が近接するときであることを説明したが、下記のようにしてもよい。即ち、1次元バーコード71が他の画像としての商品画像91に近接するときも同様である。この場合、プリンタドライバ33は1次元バーコード71及び他の画像としての商品画像91間の離間距離を算出し、許容離間距離Lxpmt未満であるときに、第1又は第2のバーコード読取エラーリスク警告画面(G20又はG30)を表示するようにしてもよい。
1 情報処理装置 2 画像形成システム
3 画像形成装置 4 ネットワーク
34 バーコード離間距離算出部 35 バーコード読取エラーリスク警告部
36 バーコード属性情報変更部 37 バーコード印刷コマンド生成部
41 印刷データ受信部 42 バーコード印刷コマンド解析部
43 バーコード画像形成部 50 バーコード属性情報テーブル
60 印刷データ 71 1次元バーコード
81 2次元バーコード Lx バーコード離間距離
Lxpmt 許容離間距離 Lw バーコード長さ
Tb バーコード種別 Binf バーコード属性情報
Bclr バーコード色 Ls バーコード長さ方向始点間距離
P 印刷媒体

Claims (15)

  1. 印刷媒体に印刷される第1のバーコードと第2のバーコード間のバーコード離間距離を算出するバーコード離間距離算出手段と、
    前記バーコード離間距離算出手段により算出される前記バーコード離間距離が所定離間距離未満のときに、その旨をユーザに報知するユーザ報知手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第2のバーコードは、前記第1のバーコードと読取方式が異なる請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザの操作により前記第1のバーコードの外観上の性質を含むバーコード属性情報を変更させるバーコード属性情報変更手段と、
    前記バーコード属性情報変更手段により変更する前記バーコード属性情報に基づく印刷データを送信する印刷データ送信部とを備え、
    これにより、前記第1のバーコード及び前記第2のバーコードを前記印刷媒体に画像形成させることを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
  4. 前記バーコード属性情報変更手段は、前記ユーザ報知手段によりバーコード読取エラーリスクが高いと判定されたときに、前記ユーザに前記バーコード離間距離を変更させることにより、前記バーコード属性情報のバーコード描画開始位置を変更し、
    前記第1のバーコード及び前記第2のバーコードをバーコード長さ方向に前記所定離間距離以上に離間させて、前記印刷媒体に画像形成させることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記バーコード属性情報は、少なくともバーコード種別、前記バーコード描画開始位置、バーコード単位サイズ及びバーコード埋込データ量を含み、これらを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記バーコード属性情報変更手段は、前記ユーザ報知手段によりバーコード読取エラーリスクが高いと判定されたときに、前記ユーザに前記第2のバーコードの色彩を前記第1のバーコードの読取りへの影響が少ない前記色彩に変更させ、
    前記バーコード属性情報に基づく前記印刷データを画像形成装置に送信して、前記印刷媒体に前記第2のバーコードを前記色彩で画像形成させることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  7. 前記第2のバーコードの前記バーコード属性情報は、少なくともバーコード種別、バーコード描画開始位置、バーコード単位サイズ、バーコード埋込データ量及びバーコード色を含み、これらを記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項6記載の情報処理装置。
  8. 前記バーコード離間距離算出手段は、前記第1のバーコード及び前記第2のバーコードのうち、一方のバーコード長さと、両方のバーコード描画開始位置から前記バーコード離間距離を算出することを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  9. 前記第1のバーコードは1次元バーコードであり、前記第2のバーコードは2次元バーコードであることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか一に記載の情報処理装置。
  10. 第1のバーコード及び第2のバーコード間のバーコード離間距離をバーコード離間距離算出部により算出するバーコード離間距離算出工程と、
    前記バーコード離間距離算出工程により算出される前記バーコード離間距離が所定離間距離未満のときに、その旨をユーザ報知手段によりユーザに報知するユーザ報知工程と、を含むことを特徴とする情報処理方法。
  11. 更に、前記第1のバーコードの外観上の性質を含むバーコード属性情報を変更するバーコード属性情報変更工程を含み、
    前記バーコード属性情報変更工程は、前記ユーザによって入力された前記バーコード離間距離に基づいてバーコード描画開始位置を変更し、新たな前記バーコード属性情報とすることを特徴とする請求項10記載の情報処理方法。
  12. 更に、前記第1のバーコードの外観上の性質を含むバーコード属性情報を変更するバーコード属性情報変更工程を含み、
    前記バーコード属性情報変更工程は、前記ユーザによって入力された前記第2のバーコードの色彩に変更し、新たな前記バーコード属性情報とすることを特徴とする請求項10記載の情報処理方法。
  13. 前記バーコード離間距離算出工程は、前記第1のバーコード及び前記第2のバーコードのうち、一方のバーコード長さと、両方の前記バーコード描画開始位置から前記バーコード離間距離を算出することを特徴とする請求項11記載の情報処理方法。
  14. 前記第1のバーコードは1次元バーコードであり、前記第2のバーコードは2次元バーコードであることを特徴とする請求項10乃至請求項13記載いずれかに記載の情報処理方法。
  15. ユーザにより特定される第1のバーコードの外観上の性質を含むバーコード属性情報に基づいて、前記第1のバーコードと他の画像との間のバーコード離間距離を算出するバーコード離間距離算出手段と、
    前記バーコード離間距離算出手段により算出される前記バーコード離間距離が所定離間距離未満のときにバーコード読取エラーリスクが高いと判定し、前記ユーザにリスク警告画面を表示するユーザ報知手段とを備えることを特徴とする情報処理装置。
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