JP2021135675A - 精算装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品登録装置により商品が登録された場合と、携帯端末により商品が登録された場合の両方に対応可能な精算装置を提供する。【解決手段】精算装置において、第1の取得部は、顧客が使用する端末装置から精算情報を取得する。第2の取得部は、店員の操作により商品登録を行う商品登録装置から、精算情報を取得する。選択部は、店員の入力に基づき、第1の取得部を有効にする第1のモードと、第2の取得部を有効にする第2のモードのいずれかを選択する。精算処理部は、選択されたモードで取得した精算情報を用いて、代金の精算を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、店舗における商品販売システムの技術分野に関する。
近年、スーパーマーケットなどの店舗においては、商品に付されたバーコードの読み取りなどによる購入商品の登録と、代金の精算とが様々な形態で行われている。従来のレジでは、店員が商品バーコードの読み取りを行った後、その場で顧客が代金の精算を行う。一方、最近では、商品登録装置で店員が商品バーコードなどを読み取った後、それとは別の会計機で顧客が精算を行うタイプのレジがあり、これは「セミセルフレジ」と呼ばれる。特許文献1は、1台で商品の登録処理と代金の精算処理の両方を行うことが可能なPOS(Point Of Sales)端末を開示している。
特開2019−211910号公報
最近は、顧客が自身のスマートフォンなどの携帯端末を用いて商品バーコードを読み取って商品登録を行い、会計機で精算するタイプのシステム(「レジレスシステム」と呼ばれる。)も登場している。このように、様々な態様で商品登録が行われる場合に、それぞれに対応する精算機を個別に用意しなければならないとすると、店舗の設備コストが過大となる。
本発明の目的は、商品登録装置により商品が登録された場合と、携帯端末により商品が登録された場合の両方に対応可能な精算装置を提供することにある。
本発明の1つの観点は、精算装置であって、
顧客が使用する端末装置から精算情報を取得する第1の取得部と、
店員の操作により商品登録を行う商品登録装置から、精算情報を取得する第2の取得部と、
店員の入力に基づき、前記第1の取得部を有効にする第1のモードと、前記第2の取得部を有効にする第2のモードのいずれかを選択する選択部と、
選択されたモードで取得した精算情報を用いて、代金の精算を行う精算処理部と、を備える。
本発明によれば、動作モードの選択により、商品登録装置により商品が登録された場合と、携帯端末により商品が登録された場合の両方に、1台の精算装置で対応することが可能となる。
実施形態に係る購入管理システムの構成を示す。 POSサーバの概略構成を示す。 管理サーバの概略構成を示す。 携帯端末の概略構成を示す。 商品登録装置の概略構成を示す。 精算装置の概略構成を示す。 モード選択処理のフローチャートである。 モード選択画面の表示例を示す。 レジレスモードによる商品購入処理のフローチャートである。 入店処理のフローチャートである。 商品選択処理のフローチャートである。 購入商品リスト画面の表示例である。 会計処理のフローチャートである。 支払い画面の表示例である。 支払い画面及び会計終了画面の表示例である。 セミセルフモードによる商品購入処理のフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明する。
[購入管理システムの構成]
図1は、本実施形態に係る購入管理システム100の構成を示す。購入管理システム100は、主に、POSサーバ1と、管理サーバ2と、携帯端末3と、精算装置5と、商品登録装置6と、を備える。
まず、顧客による商品購入の方法について説明する。店舗8において、顧客は2種類の方法で商品を購入することができる。第1の方法では、顧客は自己のスマートフォンなどの携帯端末3を用いて商品登録を行い、精算装置5で精算を行う。以下、この方法を「レジレス購入」と呼ぶ。図1は顧客Aがレジレス購入を行う様子を示している。顧客Aは、自己の携帯端末3を使用して、商品に付された商品バーコード7を読み取ることで、購入予定の商品(「購入商品」とも呼ぶ。)の登録を行い、店舗8内の精算装置5を用いて精算を行う。
第2の方法では、顧客は店員がいるレジで店員に商品登録をしてもらい、精算装置5で精算を行う。以下、この方法を「セミセルフ購入」と呼ぶ。図1は顧客Bがセミセルフ購入を行う様子を示している。顧客Bは、購入する商品をカートに入れてレジに行く。レジでは、店員が商品登録装置6を用いて商品バーコード7を読み取り、購入商品の登録を行う。その後、顧客Bは、店舗8内の精算装置5を用いて精算を行う。詳細は後述するが、本実施形態では、精算装置5が、レジレス購入とセミセルフ購入の両方に対応している点に特徴を有する。即ち、動作モードを選択することにより、1台の精算装置5を、レジレス購入とセミセルフ購入のいずれでも使用することができる。
次に、購入管理システム100の概略構成について説明する。POSサーバ1は、店舗8で販売される商品に関する価格、在庫状況などを含む商品情報、店舗8の売上情報などの種々の販売情報を管理するサーバである。POSサーバ1は、管理サーバ2及び精算装置5とネットワーク等を介して通信可能である。なお、POSサーバ1は、複数の系列店舗の販売情報を一括して管理するものであってもよく、店舗毎に存在し、その店舗の販売情報のみを管理するものであってもよい。
管理サーバ2は、携帯端末3、精算装置5、商品登録装置6の制御を行うサーバ装置であり、携帯端末3、精算装置5、商品登録装置6とネットワーク等を介して通信可能となっている。管理サーバ2は、携帯端末3及び商品登録装置6の表示制御に必要な情報をPOSサーバ1から取得し、記憶している。管理サーバ2は、携帯端末3及び商品登録装置6が各種画面を表示するための表示情報を携帯端末3及び商品登録装置6に送信する。上述の各種画面には、携帯端末3及び商品登録装置6が商品バーコード7を読み取ることで登録された購入商品のリスト(「購入商品リスト」と呼ぶ。)を、売価と共に表示する画面(「購入商品リスト画面」とも呼ぶ。)が含まれる。
なお、管理サーバ2は、複数のサーバ装置により構成されてもよい。例えば、管理サーバ2は、携帯端末3とのデータ授受などの携帯端末3とのインターフェース動作を主に行うサーバ装置と、POSサーバ1から取得する情報及び購入商品リストなどの種々の情報を記憶・管理するサーバ装置とから構成されてもよい。この場合、前者のサーバ装置は、所謂アプリケーションサーバとして機能し、携帯端末3と通信する。後者のサーバ装置は、所謂データベースサーバとして機能し、携帯端末3及び商品登録装置6と通信する。この場合、これらのサーバ装置は、それぞれが割り当てられた処理を実行するのに必要な情報の授受を、ネットワーク等を介して行う。
携帯端末3は、店舗8で買い物を行う顧客が使用する携帯端末であり、商品に付された商品バーコード7を読み取る機能、管理サーバ2と通信を行うことで購入商品リスト画面などの各種画面を取得し、表示する機能などを有する。なお、図1では、説明の便宜上、携帯端末3は1つのみ表示されているが、店舗8に入店している顧客の数だけ実際には存在している。
商品登録装置6は、セミセルフレジとも呼ばれ、購入商品の登録を店員が行うための装置である。商品登録装置6は、商品に付された商品バーコード7を読み取る機能、管理サーバ2と通信を行うことで購入商品リスト画面などの各種画面を取得し、表示する機能などを有する。また、商品登録装置6は、購入商品の商品名、価格、合計金額などを含む精算情報を精算装置5に送信する機能を有する。
精算装置5は、顧客が購入商品の代金の精算を行うための所謂セルフ精算機である。精算装置5は、管理サーバ2と通信可能であって、精算に必要な種々の情報の授受を管理サーバ2、及び、必要に応じてPOSサーバ1と行う。前述のように、精算装置5は、レジレス購入に対応するモード(以下、「レジレスモード」と呼ぶ。)と、セミセルフ購入に対応するモード(以下、「セミセルフモード」と呼ぶ。)の両方で動作可能であり、店員によりいずれのモードで動作するかの切り替えが行われる。
[装置構成]
次に、POSサーバ1、管理サーバ2、携帯端末3及び精算装置5の各構成について図2〜図5を参照して説明する。
(POSサーバ)
図2は、POSサーバ1の概略構成を示す。POSサーバ1は、主に、記憶部13と、データ通信を行う通信部14と、制御部15とを備える。これらの要素はバスライン10により相互に接続されている。
記憶部13は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部13は、制御部15が実行するプログラム、及び、制御部15がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部13は、売価変更情報17と、商品情報DB(Database)18と、商品の売上に関する情報である売上情報19とを含んでいる。なお、記憶部13は、売価変更情報17、商品情報DB18、売上情報19以外の種々の販売に関する情報を記憶してもよい。
商品情報DB18は、店舗8又は店舗8を含む系列店舗で取り扱う商品に関する情報のデータベースである。商品情報DB18は、例えば、商品の価格、JAN(Japanese Article Number)コードなどの商品を識別するための情報(「商品識別情報」とも呼ぶ。)、商品の分類情報、商品の在庫状況などの各種情報を含む。
売価変更情報17は、売価の変更に関する情報である。具体的に、売価変更情報17は、分類別割引情報、バンドル割引情報、セット割引情報、合計額割引情報、分類別値引情報、バンドル値引情報、セット値引情報、及び合計額値引情報などの任意の割引情報又は値引情報の少なくとも1つを含んでいる。
制御部15は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、POSサーバ1内の各構成要素に対して種々の制御を行う。例えば、制御部15は、通信部14を介して精算装置5と通信を行うことで、売上情報19の更新等を行う。また、制御部15は、通信部14を介して管理サーバ2と通信を行うことで、売価変更情報17及び商品情報DB18に関する情報を管理サーバ2に送信する。
(管理サーバ)
図3は、管理サーバ2の概略構成を示す。管理サーバ2は、主に、記憶部23と、通信部24と、制御部25とを備える。これらの各要素は、バスライン20を介して相互に接続されている。
記憶部23は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部23は、制御部25が実行するプログラム、及び、制御部25がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。本実施形態では、記憶部23は、売価変更情報27と、商品情報DB28と、購入商品リストDB29とを記憶する。
売価変更情報27は、売価変更情報17と同様、値引又は割引に伴う売価の変更に関する情報である。売価変更情報27は、制御部25の制御に基づき、POSサーバ1が記憶する売価変更情報17と同期するように定期又は不定期に更新される。商品情報DB28は、商品情報DB18と同様、商品に関する情報のデータベースである。商品情報DB28は、制御部25の制御に基づき、POSサーバ1が記憶する商品情報DB18と同期するように定期又は不定期に更新される。
購入商品リストDB29は、店舗8において買い物を行っている顧客の携帯端末3毎の購入商品リストのデータベースである。購入商品リストは、例えば、購入予定の商品を示す商品識別情報と、その商品の購入予定数量を含むリストであり、携帯端末3又は携帯端末3を使用する顧客を識別する情報(「顧客識別情報」とも呼ぶ。)と関連付けられている。そして、購入商品リストは、携帯端末3の操作に基づき行われる購入商品の追加、削除、又は数量変更が発生する度に更新される。また、購入商品リストDB29には、商品登録装置6により登録された購入商品の購入商品リストを記憶してもよい。
通信部24は、有線又は無線通信により、POSサーバ1、携帯端末3、精算装置5及び商品登録装置6と通信する。制御部25は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、管理サーバ2内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
(携帯端末)
図4は、携帯端末3の概略構成を示す。携帯端末3は、主に、表示部31と、入力部32と、記憶部33と、通信部34と、制御部35と、読取部36とを備える。これらの各要素は、バスライン30を介して相互に接続されている。
表示部31は、制御部35の制御に基づき、購入商品リスト、会計バーコードなどの各種情報の表示を行う。入力部32は、ユーザの入力を受け付けるインターフェースであり、例えば、タッチパネル、ボタン、音声入力装置などが該当する。
記憶部33は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部33は、制御部35が実行するプログラム、及び、制御部35がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。例えば、記憶部33には、店舗8において買い物を行う際に起動され、購入商品リスト画面などの種々の画面の表示を制御するための専用のアプリケーションプログラムが記憶されている。
通信部34は、無線通信により、管理サーバ2と通信する。制御部35は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、携帯端末3内の各構成要素に対して種々の制御を行う。制御部35が実行する制御については後述する。
読取部36は、例えばカメラなどの光学機器であり、商品に付された商品バーコード7を読み取り、読み取った情報を制御部35に供給する。本実施形態では、制御部35は、読取部36が出力する情報に基づき、商品に付された商品バーコード7からJANコードなどの商品識別情報を取得する。
(商品登録装置)
図5は、商品登録装置6の概略構成を示す。商品登録装置6は、主に、表示部61と、入力部62と、記憶部63と、通信部64と、制御部65と、読取部66とを備える。これらの各要素は、バスライン60を介して相互に接続されている。
表示部61は、液晶ディスプレイなどであり、制御部65の制御に基づき、店員が登録した購入商品の名称、価格、合計金額などを含む購入商品リストを表示する。入力部62は、表示部61の液晶ディスプレイと一体化されたタッチパネルなどであり、購入商品の登録時に店員による操作入力を受け付ける。
記憶部63は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部63は、制御部65が実行するプログラム、及び、制御部65がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。例えば、記憶部63には、商品バーコード7の読み取り、購入商品リスト画面などの種々の画面の表示などを制御するためのプログラムが記憶されている。
通信部64は、無線通信により管理サーバ2と通信する。また、通信部64は、有線又は無線の通信により、店員が商品登録した購入商品に関する精算情報を精算装置5へ送信する。ここで、精算情報は、少なくとも購入商品の商品名、価格、個数、合計金額を含み、さらに商品コード、値引き金額などを含んでいてもよい。制御部65は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、商品登録装置6内の各構成要素に対して種々の制御を行う。
読取部66は、例えばカメラやバーコードリーダなどの光学機器であり、商品に付された商品バーコード7を読み取り、読み取った情報を制御部65に供給する。本実施形態では、制御部65は、読取部66が出力する情報に基づき、商品に付された商品バーコード7からJANコードなどの商品識別情報を取得する。
(精算装置)
図6は、精算装置5の概略構成を示す。精算装置5は、主に、表示部51と、入力部52と、記憶部53と、通信部54と、制御部55と、バーコードリーダ56と、ライト57と、スピーカ58とを備える。これらの各要素は、バスライン50を介して相互に接続されている。
表示部51は、制御部55の制御に基づき、支払い方法選択画面や終了画面などの各種情報の表示を行う。入力部52は、顧客の入力を受け付けるインターフェースであり、例えば、タッチパネル、ボタンなどが該当する。
記憶部53は、ハードディスク又はフラッシュメモリといったメモリによって構成される。記憶部53は、制御部55が実行するプログラム、及び、制御部55がプログラムを実行することで所定の処理を実行するのに必要な情報を記憶する。例えば、記憶部53には、顧客が支払いを行う際に動作し、会計処理を行うための専用のアプリケーションプログラムが記憶されている。
通信部54は、無線通信により管理サーバ2と通信する。また、精算装置5がセルフレジモードで動作しているときには、通信部54は、商品登録装置6から送信された精算情報を受信する。バーコードリーダ56は、会計時に顧客の携帯端末3に表示された会計バーコードを読み取り、読み取った情報を制御部55に供給する。
制御部55は、図示しないCPU、ROM及びRAMなどを備え、精算装置5内の各構成要素に対して種々の制御を行う。具体的に、制御部55は、購入商品の会計処理や、精算装置5の動作モードを選択するモード選択処理を行う。なお、詳細は後述するが、制御部55は、精算装置5がレジレスモードで動作しているときには、携帯端末3から読み取った会計バーコードに基づいて会計処理を実行し、精算装置5がセミセルフモードで動作しているときには、商品登録装置6から受信した精算情報に基づいて会計処理を実行する。
ライト57は、精算装置5に不具合が生じたときや、店員を呼ぶときなどに点灯する。スピーカ58は、必要に応じて注意喚起のための操作音や音声メッセージなどを出力する。なお、上記の構成において、バーコードリーダ56は本発明の第1の取得部の一例であり、通信部54は本発明の第2の取得部の一例であり、制御部55は本発明の選択部、表示制御部及び精算処理部の一例である。
[精算装置のモード選択]
次に、精算装置5のモード選択(モード切替)について説明する。前述のように、精算装置5は、レジレスモードとセミセルフモードのいずれかで動作する。レジレスモードでは、精算装置5は、携帯端末3から会計バーコードの形態で精算情報を受け取り、会計処理を行う。また、セミセルフモードでは、精算装置5は、商品登録装置6から登録された商品に関する精算情報を受信し、会計処理を行う。なお、精算装置5のモード選択は、店舗の店員により実施される。
図7は、精算装置5のモード選択処理のフローチャートである。この処理は、図6に示す制御部55が、予め用意されたプログラムを実行することにより実施される。まず、精算装置の起動時やリセット時には、管理メニューが表示される(ステップS11)。なお、精算装置5の通常の動作時、即ち、レジレスモード又はセミセルフモードでの動作時に、表示部51に管理メニューへの移行ボタンを表示しておいてもよい。この場合、店員が管理メニューへの移行ボタンを押すと、管理メニューが表示される。管理メニューへ移行する際に、店員の認証を求めるようにしてもよい。例えば、店員が管理メニューへの移行ボタンを押すと、精算装置5は店員の認証情報の入力を求める画面を表示し、入力された認証情報に基づいて認証が成功した場合に管理メニューが表示されるようにしてもよい。認証情報としては、店員のみが知っているパスワード、店員が所持する店員カードなどに印刷されたバーコードやQR(Quick Response)コードなどを用いることができる。
管理メニューが表示された状態で、店員が管理メニューに含まれる「モード選択」ボタンを押すと、精算装置5は、表示部51にモード選択画面を表示する(ステップS12)。図8は、モード選択画面の一例を示す。モード選択画面は、レジレスモードを選択するためのレジレスモードボタン91と、セミセルフモードを選択するためのセミセルフモードボタン92と、管理メニューへ戻るための戻るボタン93とを含む。
モード選択画面において、店員がレジレスモードボタン91を押すと、制御部55は、精算装置5をレジレスモードに設定する(ステップS14)。これにより、精算装置5は、顧客の携帯端末3から会計バーコードを読み取り、会計バーコードに紐づけされた精算情報に基づいて会計処理を行うように設定される。一方、店員がセミセルフモードボタン92を押すと、制御部55は精算装置5をセミセルフモードに設定する(ステップS15)。これにより、精算装置5は、商品登録装置6から受信した精算情報に基づいて会計処理を行うように設定される。そして、制御部55は、管理メニューを終了する(ステップS16)。
このように、店員は、任意のタイミングで精算装置5の動作モードを切り替えることができる。よって、店舗では精算装置5を複数用意しておき、開店時にそのうちの任意の数をレジレスモードに設定し、それ以外をセミセルフモードに設定して使用することができる。例えば、その日に稼働する店員の数に応じた数の精算装置5をセミセルフモードに設定し、残りをレジレスモードに設定してもよい。また、その後の状況の変化に応じて、必要な台数の精算装置5の動作モードを変更すればよい。例えば、時間帯に応じて店員の数が増減した場合にセミセルフモードの精算装置5の数を増減したり、レジレス購入を行う顧客が多くレジレスモードの精算装置5が不足しているような場合にレジレスモードの精算装置5を増やしたりすることができる。
[商品購入処理]
次に、購入管理システム100による商品購入処理について説明する。以下、精算装置5をレジレスモードで使用する場合と、セミセルフモードで使用する場合とに分けて説明する。
(1)レジレスモードの商品購入処理
まず、精算装置5をレジレスモードで使用する場合の商品購入処理について説明する。レジレスモードの商品購入処理は、顧客が店舗8において携帯端末3を使用して商品を購入する処理である。図9は、レジレスモードにおける商品購入処理の概要を示すフローチャートである。商品購入処理は、大別して、入店処理S100と、商品選択処理S200と、会計処理S300とを有する。なお、この商品購入処理は、主として管理サーバ2、携帯端末3及び精算装置5が、それぞれ予め用意されたプログラムを実行することにより実現される。
(入店処理)
まず、入店処理について説明する。入店処理は、顧客が店舗8に入店した際に、商品の購入に先だって行われる処理であり、商品購入のための準備に相当する。図10は、入店処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、携帯端末3と管理サーバ2により行われる。
まず、顧客は、店舗8に入ると、携帯端末3を用いて店舗バーコードを読み取る(ステップS101)。店舗バーコードは、店舗8内の所定の場所、例えば、店舗の入口付近の壁や買い物に使用するカードなどに貼り付けられている。顧客が店舗バーコードを読み取ると、携帯端末3は、読み取った店舗バーコードから店舗IDを取得し、管理サーバへ送信する(ステップS102)。携帯端末3は、店舗IDを送信する際、その携帯端末3又はその携帯端末3を使用する顧客を識別する顧客識別情報を一緒に送信する。なお、以下に説明する商品選択処理や会計処理においても、携帯端末3は基本的に何らかの情報を管理サーバ2へ送信する際には、自身を識別するための顧客識別情報を一緒に送信する。
管理サーバ2は、携帯端末3から店舗IDを受信し、商品情報DB28からその店舗の売価リストを取得する(ステップS104)。これは、店舗毎に商品の売価が異なっているためである。そして、管理サーバ2は、店舗名やその店舗のセール情報などを含む店舗情報を携帯端末3へ送信し(ステップS105)、携帯端末3は店舗情報を受信する(ステップS106)。これにより、携帯端末3の表示部31には現在の店舗名やその店舗のセール情報などが表示され、顧客が買い物を開始できる状態となる。なお、管理サーバ2が送信する店舗情報には、その店舗におけるその顧客の取引状態を示す情報が含まれており、その店舗で新たに買い物を開始する場合には取引状態は新規となる。一方、その顧客が何らかの理由でその店舗での買い物を中断したような場合には、それまでの取引状態に対応する購入商品リスト画面が携帯端末3に表示される。
(商品選択処理)
次に、商品選択処理について説明する。商品選択処理は、顧客が携帯端末3を用いて商品に付されている商品バーコード7を読み取り、購入商品リストに登録する処理である。図11は、商品選択処理のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と管理サーバ2により実行される。
まず、顧客は、購入したい商品を見つけると、携帯端末3を商品読取モードにし、携帯端末3により商品に付されている商品バーコード7を読み取る(ステップS201:Yes)。携帯端末3は読み取られた商品の商品識別情報を管理サーバ2へ送信する(ステップS203)。なお、この際、商品の数量は自動的に「1」にセットされる。管理サーバ2は、携帯端末3から商品識別情報を受信すると(ステップS203)、購入商品リストを更新し、携帯端末3へ送信する(ステップS204)。携帯端末3は、更新後の商品リストを受信し、表示部31に表示する(ステップS205)。これにより、新たに追加された商品とその数量が購入商品リストに追加され、携帯端末3に表示される。
次に、必要に応じて、顧客が携帯端末3を操作して商品の数量を変更すると、携帯端末3は変更後の数量を取得する(ステップS206:Yes)。商品バーコードが最初に読み取られたときに、その商品の数量は自動的に「1」にセットされるが、顧客が同じ商品を複数購入する場合には、携帯端末3を操作して数量を変更することができる。変更後の数量がセットされると、携帯端末3は、変更の対象となる商品の商品識別情報と変更後の数量を管理サーバ2へ送信する(ステップS207)。
管理サーバ2は、携帯端末3から商品識別情報と変更後の数量を受信すると(ステップS208)、購入商品リストを更新し、携帯端末3へ送信する(ステップS209)。携帯端末3は、更新後の商品リストを受信し、表示部31に表示する(ステップS210)。これにより、数量変更が購入商品リストに反映される。
次に、携帯端末3は、顧客により支払いボタン45が押されたか否かを判定する(ステップS211)。支払いボタン45は、顧客が買い物を終了する際に押すボタンである。支払いボタン45が押されていない場合(ステップS211:No)、処理はステップ201へ戻る。こうして、支払いボタン45を押すまで、顧客は商品の追加や数量変更を行い、買い物を続けることができる。そして、支払いボタン45が押されると(ステップS211:Yes)、商品選択処理は終了する。
図12は、携帯端末3に表示された購入商品リスト画面の表示例を示す。この例では、購入商品リスト画面は、商品読取ボタン40と、リスト表示欄41と、小計表示欄42と、合計額表示欄43と、ホーム画面遷移ボタン44と、支払いボタン45と、取引中止ボタン46とを有する。
携帯端末3は、商品読取ボタン40がタップ操作等により選択されたことを検知した場合、商品読取画面へ表示部31の表示を切り替える。商品読取画面では、携帯端末3は、起動した読取部36から取得される画像等を表示する。これにより、顧客は、商品バーコード7が読取部36の読み取り範囲内に位置するように商品又は携帯端末3を移動させ、商品バーコード7を読み取ることができる。
リスト表示欄41には、購入商品毎に、購入商品の名称、数量、価格が表示される。また、リスト表示欄41内の各購入商品に対し、数量減少ボタン47と、数量増加ボタン48とが表示される。そして、携帯端末3は、数量減少ボタン47又は数量増加ボタン48により購入商品の数量変更を受け付けた場合、数量が変更された購入商品の商品識別情報及び変更後の数量を管理サーバ2に送信する。
小計表示欄42は、購入商品リストの全商品に対する売価の税抜きの小計を表示し、合計額表示欄43は、購入商品リストの全商品に対する売価の税込みの合計額を表示する。管理サーバ2は、これらの小計又は合計額を、商品情報DB28に登録された購入商品の価格、具体的には、入店処理により取得したその店舗の売価リストに基づき算出している。
携帯端末3は、ホーム画面遷移ボタン44が選択されたことを検知した場合、ホーム画面の表示要求を管理サーバ2に送信し、その応答として受信する表示情報に基づき所定のホーム画面を表示する。ホーム画面は、店舗8での割引や値引の情報、携帯端末3の顧客の登録情報等を表示するものであってもよい。
携帯端末3は、支払いボタン45が選択されたことを検知した場合、会計要求を管理サーバ2に送信し、その応答として受信する表示情報に基づき、後述の会計バーコードを含む支払い画面を表示する。また、携帯端末3は、取引中止ボタン46が選択されたことを検知した場合、取引中止を通知する情報を管理サーバ2に送信する。この場合、管理サーバ2は、携帯端末3に対応する購入商品リストを削除する。
(会計処理)
次に、会計処理について説明する。会計処理は、商品選択処理により顧客が選択した商品についての支払いを行う処理である。図13は、会計処理のフローチャートである。この処理は、携帯端末3と、管理サーバ2と、精算装置5により実行される。
まず、携帯端末3は、前述の支払いボタン45が押されると、管理サーバ2へ会計要求を送信する(ステップS301)。管理サーバ2は、会計要求を受信すると(ステップS302)、その時点の購入商品リストに基づいて支払い金額を計算する(ステップS303)。さらに、管理サーバ2は、会計バーコードを生成する(ステップS304)。会計バーコードは、現在の購入商品リストが示す購入内容を一意に識別する情報であり、精算情報の一例である。1つの例では、会計バーコードは、そのときの購入内容に一意に対応付けられたランダムなコードなどとすることができる。この場合、会計バーコードは、支払い情報の問い合わせ番号としての意味を有する。管理サーバ2は、ステップS303で算出した支払い金額と、ステップS304で生成した会計バーコードとを含む支払い画面を携帯端末3へ送信する(ステップS305)。
携帯端末3は、受信した支払い画面を表示部31に表示する。図14は、支払い画面の表示例である。この例では、支払い画面は、会計バーコード71と、合計金額欄72と、完了ボタン73とを含む。顧客は、支払い画面が表示された携帯端末3を持ってレジレスモードで動作している精算装置5に移動する。レジレスモードの精算装置5は、顧客が操作を開始すると、まず会計バーコードの読み取り画面を表示する。顧客が読み取り画面に会計バーコードをかざすと、精算装置5はバーコードリーダ56により会計バーコードを読み取る(ステップS307)。精算装置5は、読み取った会計バーコードに基づいて、支払い方法選択画面を表示する(ステップS308)。具体的には、精算装置5は、会計バーコードが示す問い合わせ番号を管理サーバ2に送信し、管理サーバ2から支払い情報を取得する。なお、支払い情報は、合計金額、及び、購入商品リストに入っている全商品のIDや数量などの明細を含む。精算装置5は、取得した支払い情報に基づいて、支払い方法選択画面を表示する。
図15(A)は、支払い方法選択画面の表示例を示す。支払い方法選択画面は、合計金額欄81と、現金ボタン82と、クレジットボタン83とを含む。顧客は、支払い方法選択画面を見て支払い金額を確認し、現金ボタン82とクレジットボタン83のいずれかを押し、支払いを行う。これにより、購入代金の決済、即ち代金の精算が行われる(ステップS309)。具体的に、顧客が現金での支払いを選択した場合、精算装置5は現金投入口に現金を投入することを促し、現金が投入されると、必要に応じて釣銭を支払う。また、顧客がクレジットでの支払いを選択した場合、精算装置5はカードの挿入を促し、必要に応じて暗証番号などの入力などを促し、クレジット決済を行う。なお、支払い方法は、現金、クレジット以外に、電子マネーを含んでいてもよい。
こうして決済が完了すると、精算装置5は、会計終了画面を表示する(ステップS310)。図15(B)は、会計終了画面の表示例を示す。図15(B)は顧客がクレジット決済を選択した場合の例であり、会計終了画面は、決済情報欄84と、領収書ボタン85と、終了ボタン86とを含む。決済情報欄84は、決済の金額、決済方法などの情報を表示している。領収書ボタン85は、領収書を印刷出力するためのボタンである。終了ボタン86は、顧客が会計処理を完了したことを確認するためのボタンである。顧客が終了ボタン86を押すと、精算装置5は決済が完了したことを管理サーバ2に報告し、表示部51の表示をメインメニューに戻す。なお、図14に示すように、携帯端末3に表示される支払い画面にも完了ボタン73が表示されており、顧客は会計処理が終了すると、支払い画面の完了ボタン73を押す。完了ボタン73が押されると、携帯端末3は決済が完了したことを管理サーバ2に報告し、表示部31をメインメニューに戻す。
なお、上記の例では、会計バーコードは単に支払い情報の問い合わせ番号であり、精算装置5はこの問い合わせ番号を用いて管理サーバ2から支払い情報を取得している。その代わりに、会計バーコードが支払い情報を含むようにしてもよい。即ち、管理サーバ2は、会計要求を受信すると、その時点の購入商品リストの内容に基づいて、合計金額及び購入商品リストの情報を用いて会計バーコードを生成する。この場合、精算装置5は、会計バーコードを読み取り復号化することにより、支払い情報を取得することができるので、支払い情報を取得するために管理サーバ2と通信する必要は無くなる。即ち、精算装置5は、読み取った会計バーコードから合計金額を抽出し、支払い方法選択画面を表示すればよい。
(2)セミセルフモードの商品購入処理
次に、精算装置5をセミセルフモードで使用する場合の商品購入処理について説明する。セミセルフモードの商品購入処理では、顧客が買い物かごに入れた商品をレジに持参し、店員が商品登録装置6を用いて商品登録を行い、その後、顧客が精算装置5で会計処理を行う。図16は、セミセルフモードの商品購入処理のフローチャートである。
顧客がレジに購入商品を持参すると、店員が商品登録装置6を操作し、商品バーコードを読み取り、購入商品が登録される(ステップS351)。購入商品の登録が終了すると、商品登録装置6は、購入商品リストを作成し(ステップS352)、登録された購入商品に関する精算情報を生成する(ステップS353)。前述のように、精算情報は、少なくとも購入商品の商品名、価格、個数、合計金額を含み、さらに商品コード、値引き金額などを含んでいてもよい。そして、商品登録装置6は、精算情報を精算装置5へ送信する(ステップS354)。
顧客は、精算情報が送信された精算装置5へ移動する。商品登録装置6は自動的に空き状態の精算装置5を選択して精算情報を送信し、表示部61に精算情報の送信先の精算装置5の番号などを表示する。よって、店員が精算装置5の番号などを顧客に伝え、顧客は店員により指定された精算装置5へ移動する。精算装置5は、商品登録装置6から精算情報を受信し(ステップS355)、図15(A)に示すような支払い方法選択画面を表示する(ステップS356)。なお、精算装置5は、商品登録装置6から精算情報を受信すると直ぐに支払い方法選択画面を表示してもよいし、その代わりに、まずは会計開始ボタンなどを表示し、顧客が会計開始ボタンを押してから支払い方法選択画面を表示してもよい。
支払い方法選択画面が表示されると、それ以降の処理は基本的に前述のレジレスモードの場合と同様である。即ち、顧客は、支払い方法選択画面を見て支払い金額を確認し、現金ボタン82とクレジットボタン83のいずれかを押し、支払いを行う。これにより、購入代金の決済、即ち代金の精算が行われる(ステップS357)。そして、決済が完了すると、精算装置5は、会計終了画面を表示する(ステップS358)。
[変形例]
(変形例1)
上記の実施形態では、商品登録装置6が精算装置5へ精算情報を直接送信しているが、その代わりに、商品登録装置6が精算情報を管理サーバ2へ送信し、管理サーバ2がその精算情報を精算装置5へ送信してもよい。
(変形例2)
上記の実施形態では、商品に付与したバーコードを携帯端末3や商品登録装置6により読み取っているが、その代わりに、QRコード(商標登録)を商品に付与し、これを携帯端末3や商品登録装置6で読み取るようにしてもよい。また、商品の読込は、商品の撮影画像を用いた画像認識により行ってもよい。
その他、上記の各実施形態(変形例を含む、以下同じ)の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが以下には限られない。
(付記1)
顧客が使用する端末装置から精算情報を取得する第1の取得部と、
店員の操作により商品登録を行う商品登録装置から、精算情報を取得する第2の取得部と、
店員の入力に基づき、前記第1の取得部を有効にする第1のモードと、前記第2の取得部を有効にする第2のモードのいずれかを選択する選択部と、
選択されたモードで取得した精算情報を用いて、代金の精算を行う精算処理部と、
を備える精算装置。
(付記2)
前記第1の取得部は、前記端末装置から、購入商品に紐づく識別情報を前記精算情報として取得し、
前記第2の取得部は、前記商品登録装置から、前記商品登録装置により登録された商品に関する精算情報を取得する付記1に記載の精算装置。
(付記3)
前記第1の取得部は、前記端末装置に表示された前記識別情報を読み取ることにより前記精算情報を取得し、
前記第2の取得部は、前記商品登録装置から、前記商品情報を受信する付記2に記載の精算装置。
(付記4)
前記第1の取得部は、前記識別情報をサーバへ送信し、当該識別情報に紐づく購入商品の情報を取得する付記2又は3に記載の精算装置。
(付記5)
前記第1のモードにおいては、前記識別情報を前記端末装置から読み取るための読取画面を表示し、前記第2のモードにおいては、前記識別情報を前記端末装置から読み取るための読取画面を表示せず、前記登録商品の代金の支払い方法選択画面を表示する表示制御部を更に備える付記1乃至4のいずれか一項に記載の精算装置。
(付記6)
前記表示制御部は、前記第1のモードにおいて、前記読取画面で前記識別情報が読み取られると、当該識別情報に紐づく購入商品の代金の支払い方法選択画面を表示する付記5に記載の精算装置。
(付記7)
前記選択部は、店員に対して認証情報の入力を求め、入力された認証情報に基づく認証が成功した場合に、前記店員の入力に基づくモードの選択を行う付記1乃至6のいずれか一項に記載の精算装置。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。すなわち、本願発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。また、引用した上記の特許文献等の各開示は、本書に引用をもって繰り込むものとする。
1 POSサーバ
2 管理サーバ
3 携帯端末
5 精算装置
6 商品登録装置
100 購入管理システム

Claims (7)

  1. 顧客が使用する端末装置から精算情報を取得する第1の取得部と、
    店員の操作により商品登録を行う商品登録装置から、精算情報を取得する第2の取得部と、
    店員の入力に基づき、前記第1の取得部を有効にする第1のモードと、前記第2の取得部を有効にする第2のモードのいずれかを選択する選択部と、
    選択されたモードで取得した精算情報を用いて、代金の精算を行う精算処理部と、
    を備える精算装置。
  2. 前記第1の取得部は、前記端末装置から、購入商品に紐づく識別情報を前記精算情報として取得し、
    前記第2の取得部は、前記商品登録装置から、前記商品登録装置により登録された商品に関する精算情報を取得する請求項1に記載の精算装置。
  3. 前記第1の取得部は、前記端末装置に表示された前記識別情報を読み取ることにより前記精算情報を取得し、
    前記第2の取得部は、前記商品登録装置から、前記商品情報を受信する請求項2に記載の精算装置。
  4. 前記第1の取得部は、前記識別情報をサーバへ送信し、当該識別情報に紐づく購入商品の情報を取得する請求項2又は3に記載の精算装置。
  5. 前記第1のモードにおいては、前記識別情報を前記端末装置から読み取るための読取画面を表示し、前記第2のモードにおいては、前記識別情報を前記端末装置から読み取るための読取画面を表示せず、前記登録商品の代金の支払い方法選択画面を表示する表示制御部を更に備える請求項1乃至4のいずれか一項に記載の精算装置。
  6. 前記表示制御部は、前記第1のモードにおいて、前記読取画面で前記識別情報が読み取られると、当該識別情報に紐づく購入商品の代金の支払い方法選択画面を表示する請求項5に記載の精算装置。
  7. 前記選択部は、店員に対して認証情報の入力を求め、入力された認証情報に基づく認証が成功した場合に、前記店員の入力に基づくモードの選択を行う請求項1乃至6のいずれか一項に記載の精算装置。
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