JP2021134732A - 燃料噴射弁駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示の目的は、燃料噴射弁の制御における誤作動を抑制できる燃料噴射弁駆動装置を提供することである。【解決手段】本開示の燃料噴射弁駆動装置EDU12は、ハイサイドライン22上に配置される、第1スイッチ23、検出部および第2スイッチ28を有している。燃料噴射弁駆動装置は、検出部により地絡を検出した場合、第2スイッチ28をオン後、第1スイッチ23をオフする。第2スイッチ28をオンすることで燃料噴射弁駆動装置EDU12内に地絡電流を分流することができる。よって、地絡電流による逆起電力の発生を抑制することで、燃料噴射弁駆動装置EDU12が誤作動することを抑制できる。【選択図】図1

Description

本開示は、燃料噴射弁駆動装置に関する。
燃料噴射弁駆動装置は、燃料噴射制御装置から送信される信号に基づいて、燃料噴射弁の駆動を行っている(特許文献1)。
特開2009−98908号公報
ところで、燃料噴射弁駆動装置の内部に配置される素子や回路が、共通のグランド配線に接続されている構成を採用する場合がある。また、グランド配線は、車両グランドに接続されている。このため、燃料噴射弁で地絡が生じると、地絡電流が燃料噴射弁から車両グランドに流れ、車両グランドからグランド配線を介して燃料噴射弁駆動装置内に侵入する。燃料噴射弁駆動装置は、地絡電流を検出した際、内部に配置されているスイッチング素子で地絡電流を遮断する場合がある。
その場合、燃料噴射弁駆動装置は、グランド配線に流れる地絡電流が急激に減少し、逆起電力が発生する。グランド配線で逆起電力が発生した場合、燃料噴射弁駆動装置のグランドの電位が高くなる。その結果、燃料噴射制御装置のグランド電位よりも燃料噴射弁駆動装置のグランド電位が高くなり、燃料噴射弁駆動装置では、燃料噴射制御装置から送信される信号が検出されない場合がある。燃料噴射弁駆動装置で信号が検出されなかった場合、燃料噴射弁駆動装置による燃料噴射弁の制御が正しく行われない虞がある。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、燃料噴射弁の制御を行う際の誤作動を抑制できる、燃料噴射弁駆動装置を提供することである。
その目的を達成するための本開示の第1の態様は、バッテリから供給される電圧を昇圧し、燃料噴射弁に電力を供給する昇圧回路と、昇圧回路と燃料噴射弁を結ぶハイサイドライン上に配置される第1スイッチと、燃料噴射制御装置から送信される噴射信号を受信する信号受信部と、噴射信号に基づいて、第1スイッチのオンオフを切り替える制御回路と、車両のグランドに接続され、信号受信部および制御回路と接続されるグランド配線と、ハイサイドラインの電流を検出する第1検出部と、ハイサイドラインとグランド配線間に配置されるとともにグランド配線に接続され、オンした場合にハイサイドラインからグランド配線に電流を流す第2スイッチと、を備え、制御回路は、第1検出部で検出した電流の値が一定以上の時、第2スイッチをオンした後に、第1スイッチをオフにする燃料噴射弁駆動装置である。
燃料噴射弁駆動装置は、例えば燃料噴射弁での地絡により、検出部にてハイサイドラインに流れる電流が一定以上であることを検出する場合がある。その場合、燃料噴射弁駆動装置は、第2スイッチをオンすることで、ハイサイドラインに流れる電流を燃料噴射弁駆動装置の内部に流すことができる。これにより、燃料噴射弁駆動装置は、燃料噴射弁駆動装置の外部の車両グランドに流れる電流の量を抑制できる。よって、燃料噴射弁駆動装置は、車両グランドを介してグランド配線に流れる電流の量を抑制できる。したがって、燃料噴射弁駆動装置は、地絡等により第1スイッチをオフした場合、グランド配線で生じる逆起電力を低減することができる。よって、燃料噴射弁駆動装置は、内部のグランド電位の上昇を抑制できるため、燃料噴射制御装置から送信される信号を正しく認識することができる。したがって、燃料噴射弁駆動装置は、燃料噴射弁の制御を行う際の誤作動を抑制できる。
第1実施形態における、燃料噴射弁駆動装置の構成を示したものである。 第1実施形態における、燃料噴射弁駆動装置を流れる地絡電流を示したものである。 第1実施形態における、燃料噴射弁駆動装置の各部の電流および電圧波形を示した図である。 第1実施形態における、燃料噴射弁駆動装置を流れる電流を示したものである。 比較例における、燃料噴射弁駆動装置の各部の電流および電圧波形を示した図である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形例の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第1実施形態)
図1に示すように、燃料噴射弁駆動装置(EDU12)は、燃料噴射制御装置(ECU11)、バッテリ14および燃料噴射弁13に接続されている。ECU11は、燃料噴射弁13での噴射を行うか否かの指示である噴射信号をEDU12に送信する。EDU12は、ECU11から噴射を行う指示であるオンの噴射信号を受信した場合、燃料噴射弁13への電力供給を行う。
EDU12は、ECU11から噴射を行わない指示であるオフの噴射信号を受信した場合、燃料噴射弁13への電力供給を行わない。燃料噴射弁13は、EDU12から供給される電力によって開弁し、燃料噴射を行う。ECU11は、信号出力回路を有している。信号出力回路は、噴射信号をEDU12に送信する。
EDU12は、昇圧回路21、ハイサイドライン22、第1スイッチ23、信号受信部24、制御回路25、グランド配線26、第1検出部27、第2スイッチ28、ローサイドライン29、第3スイッチ30および昇圧制御部32を有している。
昇圧回路21は、EDU12外部のバッテリ14に接続されている。昇圧回路21は、昇圧制御部32によって動作を制御されている。昇圧回路21は、コンデンサ21a、ダイオード21b、コイル21c、スイッチ21d、検出抵抗21eを有している。昇圧回路21は、例えばバッテリ14から供給される12Vの出力電圧を、85〜105Vの高電圧に昇圧し、コンデンサ21aに蓄圧する。
ハイサイドライン22は、燃料噴射弁13と昇圧回路21を接続する導電部である。第1スイッチ23は、ハイサイドライン22上に配置され、コンデンサ21aから放出される電流を燃料噴射弁13に供給または、遮断することを制御するためのスイッチング素子である。第1スイッチ23は、駆動回路25eに接続され、駆動回路25eからの信号により、オンからオフまたは、オフからオンの切り替えが行われる。第1スイッチ23は、駆動回路25eから起動信号を受信した場合、オンに切り替わる。第1スイッチ23は、駆動回路25eから停止信号を受信した場合、オフに切り替わる。
第1スイッチ23は、オンになっているとき、昇圧回路21と燃料噴射弁13を接続する。その際、燃料噴射弁13は、コンデンサ21aからの電流が供給される。第1スイッチ23は、オフになっているとき、昇圧回路21と燃料噴射弁13の接続を遮断する。第1スイッチ23は、例えばMOS−FETまたはトランジスタなどのスイッチング素子である。
信号受信部24は、EDU12外部のECU11から送信される噴射信号を受信する。信号受信部24は、NOT素子を介してフリップフロップ回路25bに接続されている。また、信号受信部24は、単安定回路33を介してAND素子25dに接続されている。信号受信部24は、第3スイッチ30に接続されている。
信号受信部24は、予め設定されている基準電圧と噴射信号の電圧を比較し、噴射信号がオンの噴射信号またはオフの噴射信号であるかどうかを判断する。例えば図3に示す噴射信号(EDU側)は、信号受信部24が受信している噴射信号の電圧を示している。信号受信部24は、噴射信号の電圧が、例えば基準電圧である2Vを上回る電圧の場合、噴射信号はオンの噴射信号であると判断する。
信号受信部24は、噴射信号がオンの噴射信号であると判断した場合、単安定回路33を介して、AND素子25dにH信号を出力する。さらに、信号受信部24は、第3スイッチ30にH信号を入力し、第3スイッチ30をオンする。
信号受信部24は、噴射信号の電圧が基準電圧よりも低い場合、噴射信号がオフの噴射信号であると判断し、NOT素子を介してフリップフロップ回路25bにリセット信号を入力する。さらに、信号受信部24は、第3スイッチ30にL信号を入力し、第3スイッチ30をオフする。
第1検出部27は、例えば図1に示すように、抵抗27aである。抵抗27aは、一方の端子がコンデンサ21aを介してハイサイドライン22に接続され、もう一方の端子がグランド配線26に接続される。
グランド配線26は、昇圧回路21、信号受信部24、制御回路25、抵抗27a、第2スイッチ28、第3スイッチ30および第2コンパレータ31と接続されている。また、グランド配線26は、車両のグランド36と接続されている。よって、EDU12内部の昇圧回路21、第2スイッチ28等の回路および素子は、共通のグランド配線26によって、グランド電位を取っている。グランド配線26は、導線やワイヤ等の配線であっても、EDUの筐体その物であってもよい。
第2スイッチ28は、3端子を有するスイッチング素子である。第2スイッチ28のゲート端子は、第1コンパレータ25aおよび遅延回路25cに接続されている。第2スイッチ28のソース端子は、グランド配線26に接続されている。第2スイッチ28のドレイン端子は、ハイサイドライン22に接続されている。第2スイッチ28は、第1コンパレータ25aからゲート端子にH信号が入力された場合、ソース端子とドレイン端子が導通する。よって、第2スイッチ28は、ハイサイドライン22とグランド配線26を導通する。
第2スイッチ28は、第1コンパレータ25aからゲート端子にL信号が入力された場合、ソース端子とドレイン端子の接続を遮断する。つまり、第2スイッチ28は、ハイサイドライン22とグランド配線26の接続を遮断する。
ローサイドライン29は、燃料噴射弁13および第3スイッチ30に接続されている。第3スイッチ30は、3端子を有するスイッチング素子である。第3スイッチ30のゲート端子は、信号受信部24に接続されている。第3スイッチ30のソース端子は、グランド配線26に第2抵抗35aを介して接続されている。第3スイッチ30のドレイン端子は、燃料噴射弁13に接続されている。
第3スイッチ30は、信号受信部24からH信号が入力された場合、ドレイン端子とソース端子を導通させる。つまり、第3スイッチ30は、ローサイドライン29とグランド配線26を導通させる。これは、上記の第3スイッチ30をオンするという記載に該当する。第3スイッチ30は、信号受信部24からL信号が入力された場合、ドレイン端子とソース端子の導通を遮断する。つまり、第3スイッチ30は、ローサイドライン29とグランド配線26の接続を遮断する。これは、上記の第3スイッチ30をオフするという記載に該当する。
第2検出部35は、例えば図1に示す第2抵抗35aである。そして、第2コンパレータ31は、第3スイッチ30のソース端子と第2抵抗35aを接続する導線に接続されている。よって、第2コンパレータ31は、第2抵抗35aに流れる電流を読み取ることができる。さらに、第2コンパレータ31は、AND素子25dに接続されている。
第2コンパレータ31は、予め設定電流が設定されており、第2抵抗35aに流れる電流が設定電流以上であることを読み取った場合、AND素子25dにL信号を入力する。第2コンパレータ31は、上記抵抗に流れる電流が設定電流未満であることを読み取った場合、AND素子25dにH信号を入力する。
制御回路25は、第1コンパレータ25a、フリップフロップ回路25b、遅延回路25c、AND素子25dおよび駆動回路25eを有している。
第1コンパレータ25aは、コンデンサ21aと第1抵抗27aを接続する導線に接続される。よって、第1コンパレータ25aは、第1抵抗27aに流れる電流を検出することで、ハイサイドライン22に流れる電流を検出できる。このように第1コンパレータ25aは、第1検出部27の機能の一部を担っている。ただし本開示では、説明の便宜のため第1コンパレータ25aを制御回路25の構成として説明している。
第1コンパレータ25aは、予め設定されている設定電流と、第1抵抗27aを流れる検出電流を比較する。また、第1コンパレータ25aは、第2スイッチ28に接続されている。第1コンパレータ25aは、検出電流が設定電流よりも大きい場合、ハイサイドライン22に流れる電流が一定以上であるとして、遅延回路25cを介してフリップフロップ回路25bにセット信号を入力する。さらに、第1コンパレータ25aは、第2スイッチ28にH信号を入力する。
一方で、検出電流が設定電流よりも小さい場合、第1コンパレータ25aは、ハイサイドライン22に流れる電流は正常であるとして、フリップフロップ回路25bへのセット信号の入力を行わない。さらに、第1コンパレータ25aは、第2スイッチ28にL信号を入力する。
フリップフロップ回路25bは、AND素子25d、NOT素子および遅延回路25cに接続されている。フリップフロップ回路25bは、他の素子等から入力がない場合、H信号をAND素子25dに送信している。
フリップフロップ回路25bは、第1コンパレータ25aから遅延回路25cを介してセット信号が入力された場合、セット信号を反転し、リセット信号つまりL信号をAND素子25dに入力する。フリップフロップ回路25bは、信号受信部24からNOT素子を介してリセット信号が入力された場合、リセット信号を反転し、セット信号つまりH信号をAND素子25dに入力する。
遅延回路25cは、第1コンパレータ25aで検出電流が設定電流以上であることを読み取った場合、第1コンパレータ25aが、第2スイッチ28をオンしてから所定時間後にフリップフロップ回路25bにセット信号を入力する。
AND素子25dは、3つの端子である第1端子、第2端子および第3端子を有している。第1端子は、単安定回路33を介して信号受信部24に接続されている。第2端子は、フリップフロップ回路25bに接続されている。第3端子は、第2コンパレータ31に接続されている。
AND素子25dは、3つの端子全てからH信号が入力された場合、駆動回路25eにH信号を出力する。AND素子25dは、3つの端子のうち少なくとも1つの端子からL信号が入力されている場合、駆動回路25eにL信号を出力する。
駆動回路25eは、H信号を受信した場合、第1スイッチ23に起動信号を送信する。駆動回路25eは、L信号を受信した場合、第1スイッチ23に停止信号を送信する。
ここから、燃料噴射弁駆動装置EDU12の動作について説明する。図2に示すように例えば、燃料噴射弁13で地絡が生じた場合、コンデンサ21aから燃料噴射弁13に放出された電流は、燃料噴射弁13から車両グランド36に流れる(地絡電流)。地絡電流は、車両グランド36からグランド配線26を介してEDU12内部に侵入する。EDU12内部に侵入した地絡電流は、グランド配線26からコンデンサ21aに戻ってくる(地絡ループL1)。
地絡電流は時間とともに増加するため、第1検出部27にて検出される電流値が増加し、その値が一定以上の場合(地絡検出時)、第1コンパレータ25aは、第2スイッチ28をオンする。さらに駆動回路25eは、第1スイッチ23をオフする。
駆動回路25eは、第1スイッチ23をオフすることで地絡電流を第1スイッチ23で遮断し、EDU12外部の燃料噴射弁13や車両のグランドに流れることを抑制する。さらに、第1コンパレータ25aは、第1スイッチ23をオフする前に第2スイッチ28をオンすることで、ハイサイドライン22に流れていた地絡電流の少なくとも一部を、ハイサイドライン22からグランド配線26に流す。
コンデンサ21aの一方の電極から放出された電流は、最短経路を通ってコンデンサ21aの他方の電極に戻ってくる。したがって、第2スイッチ28を介してグランド配線26に流れた地絡電流は、グランド配線26からコンデンサ21aに戻ってくる(分流経路L2)。第2スイッチ28を介してグランド配線26に流れた地絡電流は、グランド配線26から車両グランド等のEDU12外部に流れることが抑制される。よってEDU12は、第2スイッチ28をオンすることで、地絡電流の少なくとも一部をコンデンサ21a、第2スイッチ28およびグランド配線26を結ぶ分流経路L2内に分流させることができる。
制御回路25は、地絡検出時、第1コンパレータ25aにより第2スイッチ28をオンした後、遅延回路25cが、フリップフロップ回路25b、AND素子25dおよび駆動回路25eを介して第1スイッチ23をオフする。
上記のように、制御回路25は、地絡検出時、第2スイッチ28をオンした後、第1スイッチ23をオフする。そして、制御回路25は、信号受信部24でオフの噴射信号を受信するまで、第1スイッチ23のオフを維持する。
第2スイッチ28は、図4に示すように第1スイッチ23と燃料噴射弁13の間のハイサイドライン22に第2スイッチのドレイン端子が接続されている場合、ボディダイオードにより還流用ダイオードとして作動させることができる。図4に示すようにEDU12は、地絡が起きていない状態において、信号受信部24でオンの噴射信号を受信する場合がある。
その場合、信号受信部24は、第3スイッチ30にH信号を入力し、第3スイッチ30をオンする。したがって、第3スイッチ30から第2抵抗35aを介してグランド配線26に電流が流れる。その際、第2コンパレータ31は、第2抵抗に流れる電流が設定電流に達した場合、AND素子25dにL信号を入力する。
AND素子25dは、L信号を受信した場合、駆動回路25eにL信号を入力する。L信号を受信した駆動回路25eは、第1スイッチ23に停止信号を送信し、第1スイッチ23をオフする。
以上により、第1スイッチ23がオフされた時に燃料噴射弁13に流れている電流は、燃料噴射弁13からローサイドライン29に流れ、第3スイッチ30に到達する。
第3スイッチ30に到達した電流は、第3スイッチ30からグランド配線26に流れる。そして、図4に示すようにグランド配線26に流れた電流は、グランド配線26から第2スイッチ28に到達する。第2スイッチ28に到達した電流は、燃料噴射弁13へ流れる(還流ループL3)。よって、EDU12は、第2スイッチ28を還流ループL3に電流を流すための還流用ダイオードとして作動させることができる。
ここから、EDU12の効果について説明する。まず、本実施形態に対する比較例の動作について説明する。比較例のEDUは、第2スイッチ28以外の本実施形態の構成を有している。ただし遅延回路25cは遅延動作を行わない。したがって、以下の比較例のEDUの説明では、本実施形態と同様の符号で説明する。比較例のEDUは、燃料噴射弁13で地絡が生じ、図5に示すように第1検出部27で検出される電流値である地絡電流(検出部)が、t1で設定電流に達すると、駆動回路25eは、t1で停止信号を送信し、第1スイッチ23をオフする。
よって、比較例のEDUは、t1で第1スイッチ23オフすることで地絡電流を遮断できる。上記遮断により、地絡電流(検出部)は、t1からt2にかけて急激に減少する。よって、比較例のEDUは、地絡電流を遮断した際、車両グランド36への配線およびグランド配線26に流れる地絡電流も、t1からt2に急激に減少する。そして、比較例のEDUは、グランド配線26において、流れる電流の変化を防ぐために逆起電力が発生する。
グランド配線26で逆起電力が発生した結果、図5に示すようにグランド配線26の電位であるグランド電位(EDU側)は、t1から上昇する。また、グランド配線26は、EDU内部の各素子および各回路と接続されているため、比較例のEDUのグランド電位が上昇する。
比較例のEDUは、グランド電位が上昇し、ECUのグランド電位よりも高くなる。したがって、比較例の信号受信部24は、EDUとECUのグランド電位の差分だけ、噴射信号の電圧を低く検出してしまう。図5の噴射信号(EDU入力側)は、信号受信部24が検出している、噴射信号の電圧を示している。
EDUとECUのグランド電位の差分が大きい場合、信号受信部24は、図5に示すようにt1後において、噴射信号(EDU入力側)が基準電圧より低い値になるため、オフの噴射信号を受信したと誤判断する。そして、信号受信部24は、フリップフロップ回路25bにリセット信号を出力する。
リセット信号を受信したフリップフロップ回路25bは、H信号をAND素子25dに入力する。H信号を受信したAND素子25dは、噴射信号(EDU入力側)が基準電圧より高い電圧に復帰すると、単安定回路33よりH信号が入力されるため、駆動回路25eにH信号を出力する。H信号を受信した駆動回路25eは、第1スイッチ23に起動信号を出力し、第1スイッチ23をオンする。したがって、比較例のEDUは、地絡中にもかかわらず第1スイッチ23がオンされるため、再度地絡電流が地絡ループL1の経路を循環してしまう。
一方で本実施形態のEDU12は、地絡検出時、第2スイッチ28をオン後に第1スイッチをオフしている。したがって、EDU12は、地絡電流を地絡ループL1と分流経路L2に分流して流すことができる。よって、EDU12に流れる地絡電流は、地絡ループL1を流れて第1スイッチ23で遮断される電流と、分流経路L2を流れて第1スイッチ23で遮断される電流に分かれる。
図3に示す、L2電流は、分流経路L2を流れる電流を示す。L1電流は、地絡ループL1を流れる電流を示す。EDU12は、t1で第2スイッチ28をオンし、t2で第1スイッチをオフする。さらに、地絡ループL1と分流経路L2を流れる電流は、経路が異なるが、地絡ループL1を流れる地絡電流が、第1スイッチ23に到達し遮断されるタイミングと、分流経路L2を流れる地絡電流が、第1スイッチ23で遮断されるタイミングは同じである。また、EDUは、分流された各地絡電流の大きさは、比較例の地絡電流よりも小さいため、一度の遮断で、グランド配線26に生じる逆起電力の大きさを低減することができる。
よって、EDU12は、地絡電流の遮断によってグランド配線26の電位が上昇することを抑制できる。その結果、図3に示すように、噴射信号(EDU入力側)は、グランド配線26の電位上昇に伴い減少するが、基準電圧を下回ることが抑制される。これにより、信号受信部24がオンの噴射信号をオフの噴射信号であると誤判断されることが抑制される。したがって、本実施形態のEDU12は、比較例のEDUのように誤作動することを抑制できる。
別の比較例のEDUは、地絡検出時、第1スイッチ23をオフした後、第2スイッチをオンする構成が考えられる。別の比較例のEDUは、第1スイッチ23のオフ時点から第2スイッチのオンまでの時間が長い場合、分流経路L2に分流を行えない虞がある。別の比較例のEDUは、分流経路L2に分流を行えない場合、地絡ループL1のみに地絡電流が流れるため、比較例と同様に誤作動を起こす虞がある。
一方で、本実施形態のEDU12は、地絡検出時、第2スイッチ28をオンした後、第1スイッチ23をオフしている。よって、EDUは、地絡電流を分流経路L2に分流した後、第1スイッチ23で地絡電流の遮断を行うことができる。よって、EDU12は、グランド配線26で生じる逆起電力による誤作動を抑制することができる。
比較例のEDUは、ECUからオフの噴射信号を受信する前に信号受信部24でオンの噴射信号をオフの噴射信号であると誤判断すると、第1スイッチ23がオンされる場合がある。その場合、比較例のEDUは、第1スイッチ23がオンされるため、燃料噴射弁13に電流が流れ、地絡ループL1に地絡電流が流れる。
一方で本実施形態のEDU12は、地絡検出時、第2スイッチをオンし、その後第1スイッチをオフする。これにより信号受信部24で誤判定が発生しないため、ECU11からオフの噴射信号を受信するまで、第1スイッチ23のオフを維持している。したがって、EDU12は、信号受信部24でオンの噴射信号を引き続き受信している場合でも、駆動回路25eから第1スイッチ23起動信号を送信することは行わない。
よって、EDU12は、第1スイッチ23での地絡電流遮断後に、地絡電流が再び流れることを抑制できる。
EDU12は、地絡が起きていない状態において、第1スイッチ23をオフした際、第2スイッチ28は還流用ダイオードとして還流ループL3に電流を循環させることができる。よって、EDU12は、第1スイッチ23をオフした際に、燃料噴射弁13を流れている電流が、EDU12内部の例えば制御回路25の回路や素子に流れることを抑制できる。したがって、EDU12は、第1スイッチ23をオフした際に、燃料噴射弁13を流れている電流によって、制御回路25等が誤作動することを抑制できる。
第2スイッチ28は、分流経路L2に地絡電流を流すためのスイッチ素子としての役割と、還流用ダイオードとしての役割を行うことができる。
この明細書における制御装置は、電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)とも呼ばれる場合がある。制御装置、または制御システムは、(a)if−then−else形式と呼ばれる複数の論理としてのアルゴリズム、または(b)機械学習によってチューニングされた学習済みモデル、例えばニューラルネットワークとしてのアルゴリズムによって提供される。
制御装置は、少なくともひとつのコンピュータを含む制御システムによって提供される。制御システムは、データ通信装置によってリンクされた複数のコンピュータを含む場合がある。コンピュータは、ハードウェアである少なくともひとつのプロセッサ(ハードウェアプロセッサ)を含む。ハードウェアプロセッサは、下記(i)、(ii)、または(iii)により提供することができる。
(i)ハードウェアプロセッサは、少なくともひとつのメモリに格納されたプログラムを実行する少なくともひとつのプロセッサコアである場合がある。この場合、コンピュータは、少なくともひとつのメモリと、少なくともひとつのプロセッサコアとによって提供される。プロセッサコアは、CPU、GPU、RISC−CPUなどと呼ばれる。メモリは、記憶媒体とも呼ばれる。メモリは、プロセッサによって読み取り可能な「プログラムおよび/またはデータ」を非一時的に格納する非遷移的かつ実体的な記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリ、磁気ディスク、または光学ディスクなどによって提供される。プログラムは、それ単体で、またはプログラムが格納された記憶媒体として流通する場合がある。
(ii)ハードウェアプロセッサは、ハードウェア論理回路である場合がある。この場合、コンピュータは、プログラムされた多数の論理ユニット(ゲート回路)を含むデジタル回路によって提供される。デジタル回路は、ロジック回路アレイ、例えば、ASIC、FPGA、SoC、PGA、CPLDなどとも呼ばれる。デジタル回路は、プログラムおよび/またはデータを格納したメモリを備える場合がある。コンピュータは、アナログ回路によって提供される場合がある。コンピュータは、デジタル回路とアナログ回路との組み合わせによって提供される場合がある。
(iii)ハードウェアプロセッサは、上記(i)と上記(ii)との組み合わせである場合がある。(i)と(ii)とは、異なるチップの上、または共通のチップの上に配置される。これらの場合、(ii)の部分は、アクセラレータとも呼ばれる。
制御装置と信号源と制御対象物とは、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、ブロック、モジュール、またはセクションと呼ぶことができる。さらに、制御システムに含まれる要素は、意図的な場合にのみ、機能的な手段と呼ばれる。
この開示に記載の制御部及びその手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。代替的に、この開示に記載の制御部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によってプロセッサを構成することによって提供された専用コンピュータにより、実現されてもよい。代替的に、この開示に記載の制御部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路によって構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより、実現されてもよい。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
(他の実施形態)
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本開示の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
第1スイッチ23は、ハイサイドライン22上に配置されると記載したが、地絡ループL1上であれば、EDU内部のハイサイドライン22以外に配置してもよい。
第1検出部27は、抵抗27aおよび第1コンパレータ25aにより地絡を検出すると記載したが、地絡を検出できればコンデンサやコイル等の別の素子を用いてもよい。
制御回路25は、地絡検出時、オフの噴射信号を受信するまで、第1スイッチ23のオフを維持すると記載したが、第1スイッチ23のオフを維持しない構成であってもよい。
第2スイッチ28は、地絡検出時に分流を行うためのものであり、第1スイッチ23よりも昇圧回路21側のハイサイドライン22に接続されるものであっても良い。その場合、EDU12は、第2スイッチ28とは別に還流用ダイオードを有する構成にしてよい。
信号受信部24は、NOT素子を介してフリップフロップ回路25bに接続されると記載したが、NOT素子を介さずにフリップフロップ回路25bに接続される構成にしても良い。
上記実施形態では、遅延回路25cからの入力信号によって第2スイッチ28のオンまたはオフを切り替えると記載したが、制御回路25の他の構成によって、第2スイッチ28のオンまたはオフを切り替える構成であってもよい。
ECU11・・・燃料噴射制御装置、EDU12・・・燃料噴射弁駆動装置、13・・・燃料噴射弁、14・・・バッテリ、21・・・昇圧回路、21a・・・コンデンサ、21b・・・ダイオード、21c・・・コイル、21d・・・スイッチ、21e・・・検出抵抗、22・・・ハイサイドライン、23・・・第1スイッチ、24・・・信号受信部、25・・・制御回路、25a・・・第1コンパレータ、25b・・・フリップフロップ回路、25c・・・遅延回路、25d・・・AND素子、25e・・・駆動回路、26・・・グランド配線、27・・・第1検出部、27a・・・第1抵抗、28・・・第2スイッチ、29・・・ローサイドライン、30・・・第3スイッチ、31・・・第2コンパレータ、32・・・昇圧制御部、33・・・単安定回路、35・・・第2検出部、35a・・・第2抵抗、36・・・車両グランド

Claims (3)

  1. バッテリ(14)から供給される電圧を昇圧し、燃料噴射弁(13)に電力を供給する昇圧回路(21)と、
    前記昇圧回路と前記燃料噴射弁を結ぶハイサイドライン(22)上に配置される第1スイッチ(23)と、
    燃料噴射制御装置(ECU11)から送信される噴射信号を受信する信号受信部(24)と、
    前記噴射信号に基づいて、前記第1スイッチのオンオフを切り替える制御回路(25)と、
    車両のグランドに接続され、前記信号受信部および前記制御回路と接続されるグランド配線(26)と、
    前記ハイサイドラインの電流を検出する第1検出部(27)と、
    前記ハイサイドラインと前記グランド配線間に配置されるとともに前記グランド配線に接続され、オンした場合に前記ハイサイドラインから前記グランド配線に電流を流す第2スイッチ(28)と、を備え、
    前記制御回路は、前記第1検出部で検出した電流の値が一定以上の時、前記第2スイッチをオンした後に、前記第1スイッチをオフする燃料噴射弁駆動装置。
  2. 前記制御回路は、前記第1検出部で検出した電流の値が一定以上の時、前記第2スイッチをオン後に、前記第1スイッチをオフした後、前記信号受信部で前記第1スイッチをオフする前記噴射信号を受信するまで、前記第1スイッチのオフを維持する請求項1に記載の燃料噴射弁駆動装置。
  3. 前記燃料噴射弁と前記グランド配線を接続するローサイドライン(29)と、
    前記ローサイドラインを流れる電流を検出する第2検出部(35)と、
    前記ローサイドライン上に配置され、前記信号受信部に接続される第3スイッチ(30)と、を備え、
    前記信号受信部は、前記第1検出部で検出した電流の値が一定値未満であり、前記燃料噴射制御装置から前記第1スイッチをオンする前記噴射信号を受信した場合、前記第3スイッチをオンし、
    前記第3スイッチは、オンすることで前記ローサイドラインと前記グランド配線を導通させ、
    前記第2検出部で検出した電流の値が一定以上の時、前記制御回路は、前記第1スイッチをオフする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の燃料噴射弁駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023022204A1 (ja) 2021-08-20 2023-02-23 株式会社メディプラス製薬 環状過酸化物、酸化反応生成物、酸化反応生成物の製造方法、及び、それらの用途

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