JP2021134390A - 水蒸気電解システム - Google Patents
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Abstract
Description
この構成によれば、第1昇圧器では断熱圧縮によって燃料側オフガスが昇圧させられるため、昇圧時に必要なエネルギーが抑制されて、昇圧後の燃料側オフガスの温度が上昇する。また、昇圧後の燃料側オフガスが凝縮しない範囲の圧力および温度が選択されるため、燃料側オフガスの凝縮潜熱をより効率的に利用できる。
水蒸気電解システムでは、再生エネルギー等からの供給電力の変動に伴い、電解燃料である蒸気の増加および減少が求められる。すなわち、蒸発凝縮器は、要求負荷の変動に応じて生成する水蒸気の量を増減させる必要がある。本構成によれば、要求負荷が低負荷の場合、すなわち生成する蒸気量が少なくて済む場合には、昇圧後の燃料オフガスの凝縮温度は、第1蓄熱材の融解温度よりも高くなる。これにより、昇圧後の燃料オフガスから第1蓄熱材への熱交換による蓄熱が行われる。一方で、要求負荷が高負荷の場合、すなわち生成する蒸気量が多い場合には、昇圧後の燃料オフガスの凝縮温度は、第1蓄熱材の凝固温度よりも低くなる。これにより、第1蓄熱材から昇圧後の燃料オフガスへの熱交換による放熱が行われる。そのため、要求負荷が低負荷から高負荷に変化する場合、第1蓄熱材の放熱が原料の水蒸気の生成に用いられる。これにより、昇圧後の燃料オフガスを用いた熱交換による水蒸気の生成よりも、速い速度で水蒸気を生成できる。この結果、要求負荷の高負荷化に伴う蒸気量増加の応答時間が短縮される。一方で、要求負荷が高負荷から低負荷に変化する場合、第1蓄熱材が昇圧後の燃料側オフガスとの熱交換によって蓄熱することにより、原料の水蒸気の生成に利用される昇圧後の燃料側オフガスの熱が減少する。この結果、要求負荷の低負荷化に伴う蒸気量減少の応答時間が短縮される。すなわち、要求負荷に対する蒸気量変化の追従性が向上し、固体酸化物形水電解セルの温度の不安定化による電解性能の低下が抑制される。
この構成によれば、要求負荷が低負荷から高負荷に変化する場合に、高負荷時に必要となる燃料が一時的に水分配器によって過剰に供給される。さらに、目標圧力が低下することにより蒸発凝縮器に流入する昇圧後の燃料オフガスの温度が下がる。これにより、熱を蓄熱していた第1蓄熱材からの放熱が水蒸気の生成に利用されるため、生成される水蒸気の応答遅れを抑制できる。一方で、要求負荷が高負荷から低負荷に変化する場合に、水分配器から蒸発凝縮器への燃料の供給が一時的に停止される。さらに、目標圧力が上昇することにより蒸発凝縮器に流入する昇圧後の燃料オフガスの温度が上がる。これにより、一時的に、蒸発凝縮器における水蒸気の生成を停止し、かつ、燃料オフガスの熱を第1蓄熱材に蓄熱できる。そのため、要求変化による水蒸気の生成低減要求への追従性が向上する。
この構成によれば、固体酸化物形水電解セルが燃料電池として機能しているSOFCモードと、水蒸気電解として機能しているSOECモードとにおいて、蒸発凝縮器に供給される昇圧後の燃料側オフガスの圧力と、圧力調整部によって調整される第2蓄熱材の圧力とが異なる。第1昇圧器による燃料側オフガスの圧力制御と、圧力調整部による第2蓄熱材の圧力制御とによって、SOECモードからSOFCモードへと変化した場合に、昇圧後の燃料側オフガスの凝縮温度は、第2蓄熱材が蓄熱する蓄熱温度よりも高くなる。そのため、第2蓄熱材は、昇圧後の燃料側オフガスからの熱交換により蓄熱する。一方で、SOFCモードからSOECモードへと変化した場合に、昇圧後の燃料側オフガスの蒸発温度は、第2蓄熱材が放熱する放熱温度よりも低くなる。そのため、第2蓄熱材は、昇圧後の燃料側オフガスからの熱交換により放熱する。SOFCモードで第2蓄熱材が蓄熱した熱が、SOECモードでの水蒸気の生成に用いられることにより、SOECモードでの蒸発凝縮器への温熱熱原料を抑制できる。
この構成によれば、第2蓄熱材は、発熱を伴う水和反応と、吸熱を伴う脱水反応を生じさせる蓄熱材である。そのため、SOECモードの場合に、第2蓄熱材の水和反応による発熱が水蒸気の生成に利用される。一方で、SOFCモードの場合に、第2蓄熱材の脱水反応による吸熱が第2蓄熱材の蓄熱に利用される。これにより、第2蓄熱材の放熱時と蓄熱時との熱量の差が大きくなり、SOECモードでの蒸発凝縮器への温熱熱原料をより抑制できる。
SOFCモードでは、高い発電効率を確保するために高い燃料利用率が求められる。SOFCモードにおける燃料側出口の電極は、高濃度水蒸気の雰囲気下に存在するため、高い酸素雰囲気にさらされる。例えば、Ni(ニッケル)電極の場合だと、電極の表面がNiO(一酸化ニッケル)に変化するおそれがある。さらに、SOFCモードおよびSOECモードとして機能するリバーシブルSOFC/SOEC作動により、燃料側の電極における出入口は、強い酸化/還元雰囲気に曝される。そのため、燃料側の電極では、電気化学特性および機械的強度が低下し、長期信頼性が低下するおそれがある。この構成では、SOFCモードでは、燃料側オフガスに含まれる水素が、第1昇圧器によって昇圧された後に、水素タンクに貯蔵されずに、再び燃料として固体酸化物形水電解セルに供給される。これによりSOFCモードでの燃料利用率を低く運転しても、利用されなかった水素をシステム内で再利用することでシステムの燃料率を高く維持することができる。この結果、高濃度または低濃度の水蒸気濃度に起因する、酸化還元雰囲気下の燃料側の電極の電気化学的性能および機械強度的性能の低下が抑制される。よって、リバーシブル作動における本構成のシステム効率が向上し、低燃料利用率運転による長期信頼性が確保される。
図1は、本発明の一実施形態としての水電解システム500のブロック図である。水電解システム500は、固体酸化物形水電解セル(SOEC:Solid Xxide Electrolyser Cell)10を用いて、燃料である水蒸気から水素を生成するシステムである。水電解システム(SOECシステム)500は、水素を含む燃料側オフガスを凝縮分離することにより、生成された高純度の水素ガスを高圧の水素貯蔵タンク140に化学エネルギーとして貯蔵できる。
δw(m):熱交換隔壁厚み
λw(W/m・K):隔壁熱伝導率
ΔTe(K):蒸発流路の飽和温度と壁面温度との差
ΔTc(K):凝縮流路の飽和温度と壁面温度との差
ΔTw(K):隔壁厚み方向の温度差
図6は、第2実施形態のSOECシステム500aのブロック図である。第2実施形態のSOECシステム500aでは、第1実施形態のSOECシステム500と比較して、蒸発凝縮器80aが第1蓄熱材83を備えること、および、SOECシステム500aに対する負荷の変動に応じて制御部150aが行う制御が異なる。そのため、第2実施形態では、第1実施形態と異なる点について説明し、第1実施形態と同じ構成等についての説明を省略する。
図19は、第3実施形態のSOECシステム500bのブロック図である。第3実施形態のSOECシステム500bは、水電解によって水素を生成するSOECとして機能すると共に、水素と酸素とが供給されることによって固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)としても機能する、いわゆるリバーシブルSOFC/SOECシステムである。
CaBr2+H2O→CaBr2・H2O+75.1kJ/mol・・・(7)
CaBr2・H2O+75.1kJ/mol→CaBr2+H2O・・・(8)
第3実施形態の制御部150bは、図23に示される作動線図に基づいて、第1昇圧器40bとバルブV1〜V4とを制御することにより、第2蓄熱材83bの蓄熱と放熱とを制御する。
図33は、第4実施形態のSOECシステム500cのブロック図である。第4実施形態のSOECシステム500cは、第3実施形態のSOECシステム500cと同じように、SOFCとしても機能するバーシブルSOFC/SOECシステムである。第4実施形態のSOECシステム500cでは、第3実施形態のSOECシステム500bと比較して、気液分離器120により分離された水素の供給先を設定する三方弁200と、制御部150cによる三方弁200の制御とが異なる。そのため、第4実施形態では、第3実施形態と異なる点について説明し、第3実施形態と同じ構成等についての説明を省略する。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上記第1実施形態ないし第4実施形態では、SOECシステムの一例としてのSOECシステム500〜500cについて説明したが、SOECシステムの各種構成および各種制御等については種々変形可能である。SOECシステム500は、SOEC10の燃料側12から排出される燃料オフガスの温度を上昇させるように昇圧する第1昇圧器40と、昇圧後の燃料側オフガスの熱交換によって蒸発凝縮器80によって生成された水蒸気を昇温させる燃料側熱交換器30とを備えていればよい。そのため、例えば、蒸発器60に供給された水を加熱する外部熱源70は、Air(空気)以外の熱交換以外の方法を用いてもよいし、Air(空気)の温度について150℃以外の温度であってもよい。また、第1昇圧器40および第2昇圧器130の各性能についても種々変化可能である。水素貯蔵タンク140が貯蔵する水素の圧力は、流量分配器100に供給する水素の圧力よりも高ければよく、20MPa未満であってもよい。
上記第2実施形態のSOECシステム500aが備える第1蓄熱材83は、昇圧後の燃料オフガスの凝縮温度よりも低い融解温度を有し、かつ、昇圧後の燃料オフガスの凝縮温度よりも高い凝固温度を有する範囲の材料で種々変形可能である。例えば、第1蓄熱材83は、マンニトール以外の材料である水酸化ナトリウム(NaOH)と水酸化カリウム(KOH)との混合体であってもよい。この混合体は、例えば、180℃の融解温度と、160℃の凝固温度とを有する。第1蓄熱材83は、マンニトールとNaOH−KOHとのいずれとも異なる材料で形成されていてもよい。
上記第3実施形態のSOECシステム500bが備える第2蓄熱材83bは、第1昇圧器40bの圧力制御と、バルブV1〜V4の圧力制御とによって、SOFC蓄熱モード時に蓄熱し、SOEC放熱モード時に放熱可能な材料の範囲で種々変形可能である。例えば、第2蓄熱材83bは、CaBr2以外の材料であってもよく、第2実施形態のSOECシステム500aで利用可能なマンニトールやNaOH−KOHであってもよい。第2蓄熱材83bは、水和反応および脱水反応を生じさせる材料でなくてもよい。
第4実施形態のSOECシステム500cでは、SOFC10bが燃料電池として機能している場合に、気液分離器120により分離された水素が、水素貯蔵タンク140を介さずにSOFC10bに供給される範囲で、各構成等を種々変形可能である。制御部150cは、燃料電池として機能しているSOFC10bおよび水電解として機能しているSOEC10bの要求に応じて、SOFC10b(SOEC10b)に供給する水素(水蒸気)を適宜設定すればよい。同様に、制御部150cは、第1昇圧器40bの圧力制御や水分配器90の供給量の制御等を適宜行えばよい。
11…SOECの酸素側
12…SOECの燃料側
20,20b…酸素側熱交換器
21…酸素側熱交換の燃料側
22…酸素側熱交換の排気側
23…酸素側熱交換の空気側
30…燃料側熱交換器
31…燃料側熱交換器の燃料側
32…燃料側熱交換器の排気側
40,40a,40b…第1昇圧器
50…水貯蔵タンク
60…蒸発器
70…外部熱源
80,80a,80b…蒸発凝縮器
81…蒸発凝縮器の蒸発側
81P…原料配管
82…蒸発凝縮器の凝縮側
82P…オフガス配管
82a,82b…蒸発凝縮器の凝縮側
83…第1蓄熱材
83P…蓄熱材空間
83Pb…蓄熱材配管
83b…第2蓄熱材
90…水分配器
100…流量分配器
110…放熱器
120…気液分離器
130…第2昇圧器
140…水素貯蔵タンク(水素タンク)
150,150a,150b,150c…制御部
160…蓄熱用凝縮器
161…蓄熱用凝縮器の凝縮側
162…蓄熱用凝縮器の媒体側
170…蓄熱用蒸発器
171…蓄熱用蒸発器の蒸発側
172…蓄熱用蒸発器の媒体側
180…蓄熱用水タンク
190…調整弁
200…三方弁
500,500,500a,500b,500c…SOECシステム(水電解システム)
V1〜V4…バルブ(圧力制御部)
T1…第1蓄熱材の融点
T2…第1蓄熱材の融解温度
T3…第1蓄熱材の凝固温度
T4,T5…第2蓄熱材の温度
Tc…昇圧後の燃料側オフガスの凝縮温度
Te…昇圧後の燃料側オフガスの蒸発温度
Tw…隔壁温度
ΔP…蒸気圧力差
Claims (7)
- 水蒸気電解システムであって、
高温の水蒸気を電気分解する固体酸化物形水電解セルと、
水を蒸発させて前記固体酸化物形水電解セルにより電気分解される水蒸気を生成する蒸発凝縮器と、
前記固体酸化物形水電解セルの燃料側から排出される燃料側オフガスを昇圧する第1昇圧器と、
前記蒸発凝縮器により生成された水蒸気と、前記第1昇圧器により昇圧された昇圧後の燃料側オフガスとが供給される燃料側熱交換器であって、供給された燃料側オフガスから水蒸気への熱交換を行い、昇温させた水蒸気を前記固体酸化物形水電解セルの前記燃料側に供給する燃料側熱交換器と、
を備える、水蒸気電解システム。 - 請求項1に記載の水蒸気電解システムであって、
前記第1昇圧器は、前記燃料側熱交換器から排出される燃料側オフガスを、水蒸気が凝縮しない範囲で断熱圧縮する、水蒸気電解システム。 - 請求項1または請求項2に記載の水蒸気電解システムであって、さらに、
前記蒸発凝縮器内で昇圧後の燃料側オフガスと、水および水蒸気との少なくとも一方と熱交換を行う第1蓄熱材を備え、
前記第1昇圧器は、
前記水蒸気電解システムに対する要求負荷が低負荷の場合に、昇圧後の燃料側オフガスの凝縮温度が前記第1蓄熱材の融解温度よりも高くなるように、燃料オフガスを昇圧し、
前記要求負荷が高負荷の場合に、昇圧後の燃料オフガスの凝縮温度が前記第1蓄熱材の凝固温度よりも低くなる範囲で、燃料オフガスを昇圧する、水蒸気電解システム。 - 請求項3に記載の水蒸気電解システムであって、さらに、
水を蒸発させて前記固体酸化物形水電解セルにより電気分解される水蒸気を生成する蒸発器と、
水を貯蔵する水タンクと、
前記水タンクから、前記蒸発器と前記蒸発凝縮器とのそれぞれに水を供給する水分配器と、
前記水分配器により前記蒸発器に供給された水を加熱する外部熱源と、
を備え、
前記第1蓄熱材は、蓄熱後に融解して放熱後に凝固する性質を有し、
前記水分配器は、
前記要求負荷が低負荷の場合に、前記蒸発凝縮器に供給する水の量を第1供給量とし、
前記要求負荷が高負荷の場合に、前記蒸発凝縮器に供給する水の量を前記第1供給量よりも多い第2供給量とし、
前記要求負荷が低負荷から高負荷に変化した場合に、前記第2供給量に加えて、一時的に増加させた水を供給し、
前記要求負荷が高負荷から低負荷に変化した場合に、水の供給を一時的に停止する、水蒸気電解システム。 - 前記固体酸化物形水電解セルが燃料電池としても機能する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の水蒸気電解システムであって、さらに、
前記蒸発凝縮器内で昇圧後の燃料側オフガスと、水および水蒸気との少なくとも一方と熱交換を行う第2蓄熱材と、
前記第2蓄熱材の圧力を調整する圧力調整部と、
を備え、
前記第1昇圧器は、
前記固体酸化物形水電解セルが燃料電池として機能している場合に、昇圧後の燃料側オフガスの凝縮温度が前記第2蓄熱材の蓄熱温度よりも高くなるように、燃料オフガスを昇圧し、
前記固体酸化物形水電解セルが水蒸気電解として機能している場合に、昇圧後の燃料オフガスの蒸発温度が前記第2蓄熱材の放熱温度よりも低くなる範囲で、燃料オフガスを昇圧し、
前記圧力調整部は、前記蓄熱温度が前記放熱温度よりも高くなるように、前記固体酸化物形水電解セルが燃料電池として機能している状態から水蒸気電解として機能する状態に変化した場合の前記第2蓄熱材の圧力を、前記固体酸化物形水電解セルが水蒸気電解として機能している状態から燃料電池として機能する状態に変化した場合の前記第2蓄熱材の圧力をよりも低くする、水蒸気電解システム。 - 請求項5に記載の水蒸気電解システムであって、
水を貯蔵する蓄熱用水タンクと、
前記蓄熱用水タンクから水が供給され、前記固体酸化物形水電解セルの空気側から排出される空気側オフガスが供給される蓄熱用蒸発器であって、供給された空気側オフガスから水への熱交換を行い、熱交換後の水蒸気を前記第2蓄熱材に供給する蓄熱用蒸発器と、
水蒸気を水へと凝縮して、凝縮後の水を前記蓄熱用水タンクに供給する蓄熱用凝縮器と、
を備え、
前記第2蓄熱材は、
前記固体酸化物形水電解セルが燃料電池として機能している状態から水蒸気電解として機能する状態に変化した場合に、前記蓄熱用蒸発器から供給された水蒸気と水和反応して発熱し、
前記固体酸化物形水電解セルが水蒸気電解として機能している状態から燃料電池として機能する状態に変化した場合に、水和した水および水蒸気を脱水し、
前記蓄熱用蒸発器には、蓄熱時に前記第2蓄熱材から脱水された水および水蒸気が供給される、水蒸気電解システム。 - 請求項5または請求項6に記載の水蒸気電解システムであって、さらに、
前記蒸発凝縮器から排出された燃料側オフガスに含まれる水と水素とを分離する気液分離器と、
水素を昇圧する第2昇圧器と、
前記第2昇圧器により昇圧された水素を貯蔵する水素タンクと、
前記固体酸化物形水電解セルに供給する水素を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記固体酸化物形水電解セルが燃料電池として機能している場合に、前記気液分離器により分離された水素と、前記水素タンク内の水素と、を前記固体酸化物形水電解セルの前記燃料側に供給させ、
前記固体酸化物形水電解セルが水蒸気電解として機能している場合に、前記気液分離器により分離された水素を、前記第2昇圧器へと供給させる、水蒸気電解システム。
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