JP2021132507A - 回転電機における端末モジュール - Google Patents

回転電機における端末モジュール Download PDF

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健太郎 舘
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康 田村
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大輔 橋本
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Abstract

【課題】回転電機のコイルエンドの薄型化を図りつつ、バスバーからコイル線が外れることを抑制することを目的とする。【解決手段】回転電機10における端末モジュール38であって、回転電機におけるコア14に設けられたコイル線16と、前記コアの端部に設けられたバスバー40、50、60、70と、を備え、前記コイル線は、前記コアの端部から前記回転電機の回転軸Xと平行な方向に沿って延び出るコイル側接続端部17を含み、前記バスバーは、前記コイル側接続端部と対向する位置に配置されるバスバー側接続部43、53、63、73を含み、前記バスバー側接続部は、前記回転軸に対して直交する方向において扁平な形状に形成され、前記バスバー側接続部に、内周面が前記コイル側接続端部の周囲全体を囲んだ状態で、前記コイル側接続端部が挿入される孔部43h、53h、63h、73hが形成されている、回転電機における端末モジュールである。【選択図】図1

Description

本開示は、回転電機における端末モジュールに関する。
特許文献1には、バスバーに形成された切欠部に、角形導線の接合端部が挿入された状態で、バスバーと角形導線とがTIG(Tungsten Inert Gas)溶接されることが開示されている。
特開2008−148479号公報
ここにおいて、モータの端部接続構造を薄型化することが要請されている。
また、特許文献1に開示の技術では、バスバーに形成された切欠部から角形導線の接合端部が外れてしまう恐れがある。
そこで、本開示は、回転電機のコイルエンドの薄型化を図りつつ、バスバーからコイル線が外れることを抑制することを目的とする。
本開示の回転電機における端末モジュールは、回転電機におけるコアに設けられたコイル線と、前記コアの端部に設けられたバスバーと、を備え、前記コイル線は、前記コアの端部から前記回転電機の回転軸と平行な方向に沿って延び出るコイル側接続端部を含み、前記バスバーは、前記コイル側接続端部と対向する位置に配置されるバスバー側接続部を含み、前記バスバー側接続部は、前記回転軸に対して直交する方向において扁平な形状に形成され、前記バスバー側接続部に、内周面が前記コイル側接続端部の周囲全体を囲んだ状態で、前記コイル側接続端部が挿入される孔部が形成されている、回転電機における端末モジュールである。
本開示によれば、回転電機のコイルエンドの薄型化を図りつつ、バスバーからコイル線が外れることを抑制することができる。
図1は実施形態1に係るモータを示す一部分解概略斜視図である。 図2はバスバー側接続部とコイル側接続端部とを示す斜視図である。 図3は孔部に対するコイル側接続端部の接続状態を示す図である。 図4は実施形態2に係るモータを示す一部分解概略斜視図である。 図5はカバーを示す底面図である。 図6はネジ締め時の状態を示す説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の回転電機における端末モジュールは、次の通りである。
(1)回転電機における端末モジュールであって、回転電機におけるコアに設けられたコイル線と、前記コアの端部に設けられたバスバーと、を備え、前記コイル線は、前記コアの端部から前記回転電機の回転軸と平行な方向に沿って延び出るコイル側接続端部を含み、前記バスバーは、前記コイル側接続端部と対向する位置に配置されるバスバー側接続部を含み、前記バスバー側接続部は、前記回転軸に対して直交する方向において扁平な形状に形成され、前記バスバー側接続部に、内周面が前記コイル側接続端部の周囲全体を囲んだ状態で、前記コイル側接続端部が挿入される孔部が形成されている、回転電機における端末モジュールである。
この回転電機における端末モジュールによると、バスバー側接続部は、回転軸に対して直交する方向において扁平な形状に形成されているため、バスバーとコイル線との接続部が薄型化される。前記バスバー側接続部に、内周面が前記コイル側接続端部の周囲全体を囲んだ状態で、前記コイル側接続端部が挿入される孔部が形成されているため、コイル側接続端部が孔部から位置ずれし難い。これにより、回転電機のコイルエンドの薄型化が図られつつ、バスバーからコイル線が外れることが抑制される。
(2)(1)の回転電機における端末モジュールであって、前記孔部は、前記コイル側接続端部よりも大きい、回転電機における端末モジュールであってもよい。孔部はコイル側接続端部よりも大きいため、コイル側接続端部を孔部に容易に挿入できる。
(3)(2)の回転電機における端末モジュールであって、前記コイル側接続端部の外周面と前記孔部の内周面との間を埋める導電性介在物をさらに備える回転電機における端末モジュールであってもよい。前記コイル側接続端部の外周面と前記孔部の内周面との間を埋める導電性介在物を備えるため、コイル側接続端部とバスバーとを機械的にしっかりと接続できる。また、コイル側接続端部とバスバーとの電気的な接続を良好にすることができる。
(4)(1)から(3)のいずれか1つの回転電機における端末モジュールであって、前記コイル側接続端部が前記コアの端部から複数延び出ており、前記バスバーを複数備え、前記コアの端部を覆うカバーを備え、前記カバーは、前記複数のバスバーを相互に絶縁した状態で保持し、前記バスバーのうち前記孔部が形成された部分は、前記カバーから前記コア側に露出しており、前記カバーが前記コアの端部を覆った状態で、前記複数のコイル側接続端部が、前記複数のバスバーに形成された前記孔部に挿入された状態となっている、回転電機における端末モジュールであってもよい。カバーがコアの端部を覆うことで、複数のコイル側接続端部が、複数のバスバーに形成された孔部に容易に挿入される。
(5)(4)の回転電機における端末モジュールであって、前記カバーは、ネジ止によって前記コアの端部を覆った状態に維持される、回転電機における端末モジュールであってもよい。ネジ止めする際に、複数のコイル側接続端部が、複数のバスバーに形成された孔部に挿入される。ネジを締付ける力によって、コイル側接続端部を孔部に容易に挿入することができる。
(6)(4)又は(5)の回転電機における端末モジュールであって、前記コイル側接続端部と前記孔部との間に導電性接着剤が介在する、回転電機における端末モジュールであってもよい。カバー内側において、導電性接着剤によってコイル側接続端部とバスバーとを接続状態に保つことができる。
(7)(1)から(6)のいずれか1つの回転電機における端末モジュールであって、前記複数のバスバーのうちの少なくとも1つは、前記回転電機の外側に露出する外部接続用端子部を含む、回転電機における端末モジュールであってもよい。コイル線を容易に外部に接続することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の回転電機における端末モジュールの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係るモータにおける端末モジュールについて説明する。モータにおける端末モジュールは、モータにおけるコイル線とバスバーとを接続する。説明の便宜上、モータの全体構成について説明する。図1はモータ10を示す一部分解概略斜視図である。
回転電機の一例であるモータ10は、ステータ12と、ロータ20とを備える。本実施形態では、ロータ20が、ステータ12内で回転軸Xを中心として回転する構成とされている。回転電機は発電機であってもよい。
ステータ12は、電機子であり、ステータコア14と、コイル線16とを備える。ステータコア14は、複数のティースを含む。複数のティースは、回転軸Xを囲むように設けられている。回転軸Xの周りにおいて、複数のティース間には、隙間が設けられている。コイル線16は、回転軸Xに対して平行な方向に延びるように、複数のティース間に配置される。各ティース間のコイル線16は、ロータ20を回転させるための磁界を発生させるコイルをなすように、ステータコア14の端部で繋がっている。各ティース間のコイル線16は、一体形成されることで直接繋がって形成されていてもよいし、溶接等されることで繋がってもよいし、ステータコア14の端部に設けられた導電部材を介して繋がっていてもよい。導電部材は、例えば、金属板がプレス加工されて形成されたバスバーであってもよい。
図1においては、一例として、ステータコア14の一端側(図1では上側)にバスリング18が設けられた例が示される。バスリング18は、コイル線16同士を接続する複数のバスバーが樹脂によって相互絶縁状態でかつコイル線16に接続可能な位置及び姿勢で保持された配線集合体である。本バスリング18がステータコア14の一端側に配設されることで、ステータコア14の一端側において、ティース間の複数のコイル線16同士が所定の組合せで接続される。バスリングにおけるバスバーとコイル線16との接続構造は、後で説明するバスバー40、50、60、70とコイル線16との接続構造と同じであってもよいし、他の溶接等の接続構造であってもよい。ステータコア14の他端側(図1では下側)においても、上記と同様にバスリングによってコイル線16同士が接続されてもよい。ステータ12に設けられるコイル線16は、分布巻の形態であってもよいし、集中巻の形態であってもよい。
ロータ20は、永久磁石を含み、ステータ12内に回転可能に設けられている。ステータ12が発生する磁界によって、本ロータ20が回転軸Xを中心として回転する。
上記ステータ12の周囲及び他端側を囲むように本体ケース30が設けられる。また、ステータ12の一端側を覆うようにカバー34が設けられる。ここでは、ステータ12の一端側にバスリング18が設けられている。カバー34は、バスリング18を介してステータ12の一端側を覆う。
ステータ12に設けられた複数のコイル線16の少なくとも一部がステータ12の一端部から突出している。ここでは、コイル線16は、ステータコア14の端部から回転軸Xと平行な方向に沿って延び出るコイル側接続端部17を含む。ここでは、コイル線16として、横断面(延在方向に対して直交する面における断面)が一方向に長い長方形状である平角導体であることが想定されている。このため、コイル側接続端部17は、回転軸Xと平行な方向に沿って延び出る、細長い直方体を呈している。
ステータ12の一端側にバスバー40、50、60、70が設けられている。コイル線16がバスバー40、50、60、70に接続されている。本実施形態で説明するモータ10における端末モジュール38は、コイル線16と、バスバー40、50、60、70とを備え、コイル線16とバスバー40、50、60、70とを接続する構成を含む。本実施形態では、コイル線16を外部電源に接続する部分と、複数のコイル線16を中性点で接続する部分とを中心とした例が示される。
例えば、バスバー40は、3相交流におけるU相用のバスバーである。バスバー40は、金属板材をプレス加工等することによって形成されている。バスバー40は、回転軸Xに対して直交する方向に沿うバスバー本体部42と、回転軸Xに対して平行な方向に延びる外部接続用端子部46とを含む。
バスバー本体部42は、回転軸Xに沿った方向において平たい帯状に形成されている。バスバー本体部42は、回転軸Xに沿って見て、接続先となるコイル線16のコイル側接続端部17が設けられる位置を経由するように延びている。バスバー本体部42のうちコイル側接続端部17が設けられる位置には、バスバー側接続部43が設けられている。本実施形態では、バスバー本体部42は、回転軸Xを中心とする弧状に延在する形状に形成されている。バスバー本体部42は、接続先となるコイル側接続端部17が設けられる位置を経由するように曲がる部分を有していてもよい。バスバー本体部42の両端部にバスバー側接続部43が設けられている。バスバー側接続部43は、回転軸Xに対して直交する方向において扁平な形状に形成されている。ここでは、バスバー本体部42は、バスバー本体部42を全体として見ると、半分以上の部分は、回転軸Xに沿った方向において扁平でかつ回転軸Xに対して直交する方向に沿う形状に形成されている。バスバー本体部42は、回転軸Xに沿った方向において部分的に突出し又は凹む部分を含んでいてもよい。
バスバー側接続部43には、孔部43hが形成されている。孔部43hは、その内周面がコイル側接続端部17の周囲全体を囲んだ状態で、コイル側接続端部17が挿入される形状に形成されている。バスバー側接続部43及び孔部43hの位置及び数は、接続先となるコイル側接続端部17の位置及び数に応じて適宜設定される。例えば、バスバー本体部42の延在方向中間部にバスバー側接続部43及び孔部43hが設けられてもよい。
バスバー本体部42の延在方向における一部から外部接続用端子部46が延出している。外部接続用端子部46は、回転軸Xに対して平行な方向に延びて、カバー34に形成された貫通孔部34hを貫通する。外部接続用端子部46は、カバー34の外側に突出して、モータ10の外側に露出する。外部接続用端子部46は、他の電線等を介して外部の電源に接続される。外部接続用端子部46は、バスバー本体部42の延在方向において任意の一部から延び出てもよい。これにより、バスバー40の引出位置が任意位置に容易に設定される。外部接続用端子部46を有するバスバー40が直接コイル側接続端部17に接続されるので、当該コイル線16を外部に接続するための構成が簡易化される。
例えば、バスバー50は、3相交流におけるV相用のバスバーであり、金属板材をプレス加工等することによって形成されている。バスバー50は、上記バスバー本体部42に対応するバスバー本体部52と、上記外部接続用端子部46に対応する外部接続用端子部56とを含む。
バスバー本体部52が、その接続対象となるコイル側接続端部17の位置に応じた形状に形成されている点を除き、バスバー50は、バスバー40と同様構成である。ここでは、バスバー本体部52は、回転軸Xを中心とする弧状に延在する形状に形成されており、その両端部にバスバー側接続部53が設けられている。バスバー側接続部53は、上記バスバー側接続部43と同様構成であり、孔部43hに対応する孔部53hを有する。
例えば、バスバー60は、3相交流におけるW相用のバスバーであり、金属板材をプレス加工等することによって形成されている。バスバー60は、上記バスバー本体部42に対応するバスバー本体部62と、上記外部接続用端子部46に対応する外部接続用端子部66とを含む。
バスバー本体部62が、その接続対象となるコイル側接続端部17の位置に応じた形状に形成されている点を除き、バスバー60は、バスバー40と同様構成である。ここでは、バスバー本体部62は、回転軸Xを中心とする弧状に延在する形状に形成されており、その両端部にバスバー側接続部63が設けられている。バスバー側接続部63は、上記バスバー側接続部43と同様構成であり、孔部43hに対応する孔部63hを有する。
バスバー70は、例えば、中性点接続用のバスバーである。バスバー70は、金属板材をプレス加工等することによって形成されており、回転軸Xに沿った方向において平たい帯状に形成されている。このバスバー70には、上記バスバー40、50、60とは異なり、外部接続用端子部は形成されていなくてもよい。バスバー70は、回転軸Xに沿って見て、接続先となるコイル線16のコイル側接続端部17が設けられる位置を経由するように延びている。バスバー70のうちコイル側接続端部17が設けられる複数の位置のそれぞれには、バスバー側接続部73が設けられている。本実施形態では、バスバー70は、全体として回転軸Xを中心とする円の周方向に沿うように延びている。バスバー70の両端部及び延在方向中間部に、コイル側接続端部17が接続される複数(ここでは3つ)のバスバー側接続部73が設けられている。各バスバー側接続部73は、上記バスバー側接続部43と同様に、回転軸Xに対して直交する方向において扁平な形状に形成されている。また、各バスバー側接続部73には、孔部43hに対応する孔部73hが形成されている。
バスバー40、50、70、60は、回転軸Xに沿う方向において外側に向けて、この順に並ぶ状態で、ステータコア14の一端側(ここではバスリング18の外側)に配置される。バスバー40、50、70、60の配置状態が、ホルダによって一定に保たれてもよい。また、バスバー40、50、70、60は、ホルダによって相互に離れた絶縁状態に保たれてもよい。ホルダは、バスバー40、50、70、60をインサート物として金型成形されたものであってもよいし、別途金型成形されたホルダに、バスバー40、50、70、60が組付けられてもよい。
コイル側接続端部17とバスバー側接続部43、53、63、73の接続例についてより具体的に説明する。
図2はバスバー40、50の一端部のバスバー側接続部43、53とコイル側接続端部17とを示す斜視図である。図2において、バスバー側接続部43に対してはコイル側接続端部17が接続前の状態であり、バスバー側接続部53に対してはコイル側接続端部17が接続された状態となっている。図3はバスバー側接続部43に形成された孔部43hに対するコイル側接続端部17の接続状態を示す図である。図3は回転軸Xに沿った方向に見た図である。以下では、主としてバスバー側接続部43、孔部43hを例とした説明がなされるが、他のバスバー側接続部、孔部についても適用可能である。
図2及び図3に示すように、回転軸Xに沿った方向において、バスバー側接続部43は、コイル側接続端部17の位置に配設されると、コイル側接続端部17が対応する孔部43h内に配設される。孔部43hの内周面43fは、コイル側接続端部17の周囲全体を取り囲んでいる。このため、回転軸Xに沿った方向において、バスバー側接続部43がコイル側接続端部17の位置に配設される状態において、コイル側接続端部17は、孔部43hから脱し難い。
孔部43hは、コイル側接続端部17よりも大きくてもよい。ここでは、コイル側接続端部17は、回転軸Xに平行な方向に沿って延びる直方体形状であり、孔部43hは直方体孔部形状に形成されている。例えば、回転軸Xに沿った方向で見た場合において、孔部43hの長手方向の幅寸法W1は、コイル側接続端部17の同方向の幅寸法W2よりも大きく、かつ、孔部43hの短手方向の高さ寸法H1は、コイル側接続端部17の同方向の高さ寸法H2よりも大きい。このため、コイル側接続端部17を孔部43h内に挿入した状態において、高さ方向及び幅方向の両方向において、コイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間に隙間を設けることができる。このように、孔部43hは、孔部43hの内周面全体とコイル側接続端部17の外周面全体との間に隙間を設けることが可能な状態で、コイル側接続端部17を挿入することができる構成となっていてもよい。換言すれば、コイル側接続端部17の挿入方向に対して直交する方向においてコイル側接続端部17が孔部43h内を動ける状態で、コイル側接続端部17が孔部43h内に挿入されるようになっていてもよい。
コイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間が、導電性介在物44によって埋められていてもよい。導電性介在物は、導電性接着剤であってもよいしし、溶けた金属が隙間に流れ込んで固化した溶融固化物であってもよい。
導電性接着剤は、金、銅、銀等の導電性フィラーを含む接着剤である。流動状態の導電性接着剤は、上記コイル側接続端部17とバスバー側接続部43とのうちの少なくとも一方に塗布された状態で、コイル側接続端部17がバスバー側接続部43の孔部43h内に挿入されることで、コイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間を埋めることができる。また、コイル側接続端部17がバスバー側接続部43の孔部43h内に挿入された状態で、流動状態の導電性接着剤がコイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間に充填されてもよい。そして、導電性接着剤がコイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間を埋めた状態で、流動状態から固化することができる。いずれにせよ、導電性接着剤が固化する前の状態においても、コイル側接続端部17が孔部43hから脱し難いので、導電性接着剤を利用した接続作業が容易に行われ得る。
溶融固化物は、バスバー40及びコイル側接続端部17とは別の金属(ろう、ハンダ等)が溶かされてコイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間に流れ込んで固化したものであってもよい。この場合、バスバー40及びコイル側接続端部17とは、ろう接(ハンダ付を含む)されることになる。溶融固化物は、バスバー40及びコイル側接続端部17の少なくとも一方の部分が溶かされてコイル側接続端部17の外周面と孔部43hの内周面との間の隙間に流れ込んで固化したものであってもよい。溶かされる部分は、孔部43hを形成する部分及びコイル側接続端部17のうち孔部43h内に配設された部分を除き、例えば、孔部43hから突出するコイル側接続端部17の先端部であってもよい。この場合、バスバー40及びコイル側接続端部17とは、溶接されていることになる。いずれにせよ、孔部43h内にコイル側接続端部17が挿入された状態で、上記溶融、充填作業等を実施できるため、それらの作業が容易に行われ得る。
上記説明に限られず、コイル側接続端部17は孔部43hに対して圧入されてもよい。この場合、バスバー側接続部43を加熱膨張させた状態で、孔部43hにコイル側接続端部17を嵌め合わせる焼きばめがなされてもよい。コイル側接続端部17が孔部43hに対して圧入される場合であっても、コイル側接続端部17の周囲に部分的な隙間が生じ得る。この隙間に上記導電性接着剤、溶融固化物等の導電性介在物が設けられてもよい。
このように構成されたモータ10における端末モジュール38によると、バスバー側接続部43、53、63、73は、回転軸Xに対して直交する方向において扁平な形状に形成されている。このため、バスバー40、50、60、70とコイル線16のコイル側接続端部17との接続部が薄型化される。また、バスバー側接続部43、53、63、73に、内周面がコイル側接続端部17の周囲全体を囲んだ状態で、コイル側接続端部17が挿入される孔部43h、53h、63h、73hが形成されている。このため、接続作業時、接続作業後等において、コイル側接続端部17が孔部43h、53h、63h、73hから位置ずれし難い。これにより、モータ10のコイルエンドの薄型化が図られつつ、バスバー40、50、60、70からコイル側接続端部17が外れることが抑制される。
また、孔部43h、53h、63h、73hは、コイル側接続端部17よりも大きいため、コイル側接続端部17を孔部43h、53h、63h、73hに容易に挿入できる。特に、複数(多数)のコイル側接続端部17を、複数の孔部43h、53h、63h、73hに同時に挿入する場合においても、接続作業を容易に行えるという利点がある。
この場合において、コイル側接続端部17の外周面と孔部43h、53h、63h、73hの内周面との間が導電性介在物44によって埋められている。このため、コイル側接続端部17とバスバー40、50、60、70とが機械的にしっかりと接続される。また、コイル側接続端部17とバスバー40、50、60、70との抵抗値も安定して小さくなり、電気的な接続も良好になる。
また、バスバー40、50、60は、カバー34から外側に露出する外部接続用端子部46を含むため、コイル線16を容易に外部に接続することができる。
[実施形態2]
実施形態2に係るモータにおける端末モジュールについて説明する。図4は実施形態2に係るモータ110を示す一部分解概略斜視図である。図5はカバー134を示す底面図である。実施形態2では、実施形態1との相違部分を中心に説明する。
本実施形態2では、上記バスバー40、50、60がカバー34に対応するカバー134によって保持されている。なお、バスバー70は、カバー134に保持されてもよいし、カバー134とは別に設けられてもよい。本実施形態では、バスバー70については、図示省略される。
コイル側接続端部17は、ステータコア14の一端部から複数延び出ている。
複数のバスバー40、コイル側接続端部17は、相互に絶縁された状態で、カバー134によって保持されている。例えば、複数のバスバー40、50、60をインサート物としてカバー134が樹脂によって金型成形されていてもよい。この際、複数のバスバー40、50、60が、カバー134内において相互に離れた状態に保持されることによって、複数のバスバー40、50、60は、相互に絶縁された状態に保たれてもよい。カバー134が、複数のバスバー40、50、60を保持するための溝等が形成された樹脂成形体とされ、当該樹脂成形体に複数のバスバー40、50、60が後付されてもよい。
複数のバスバー40、50、60のうちのバスバー側接続部43、53、63は、カバー134のうちステータコア14に対向する側の面に露出している。カバー134の一部が部分的に凹んでおり、この凹み部分の奥にバスバー側接続部43、53、63が露出していてもよい。バスバー40、50、60のうちのバスバー側接続部43、53、63がカバー134のうちステータコア14に対向する側の面から突出しており、もって、バスバー側接続部43、53、63が露出していてもよい。なお、バスバー側接続部43、53、63のうち孔部43h、53h、63hが形成された部分、特に、孔部43h、53h、63hの内周面が、コイル側接続端部17を挿入可能な状態で露出していればよく、他の部分はカバー134内に埋っていてもよい。上記したように、孔部43h、53h、63hは、コイル側接続端部17よりも大きくてもよい。コイル側接続端部17が孔部43h、53h、63hに圧入されてもよい。
カバー134におけるバスバー40、50、60の保持位置は、複数のコイル側接続端部17を、対応するバスバー側接続部43、53、63に一括挿入できる位置である。このため、カバー134がステータコア14の一端部(ここでは、ステータコア14の一端部にあるバスリング18側の端部)を覆った状態で、複数のコイル側接続端部17が一括して対応するバスバー側接続部43、53、63に挿入された状態となる。
カバー134は、次のようにしてステータコア14の一端部に取付けられる。すなわち、カバー134の周囲にネジ挿通部135が形成される。ここでは、カバー134の周囲に複数(ここで3つ)のネジ挿通部135が形成される。ネジ挿通部135には、ネジSを挿通可能なネジ挿通孔部135hが形成される。ここでは、ネジ挿通部135は、カバー134からバスリング18の周囲を通過して本体ケース30に対応する本体ケース130の開口に達するように突出している。
本体ケース130の開口の周りのうち上記ネジ挿通部135に対応する位置にネジ止部131が形成される。ネジ止部131には、ネジSを螺合可能なネジ孔部131hが形成される。
そして、図6に示すように、カバー134が、ステータコア14の一端部にバスリング18を介して被さった状態で、ネジSがネジ挿通孔部135hに挿通され、ネジ孔部131hに螺合締付される。これにより、カバー134がステータコア14の一端部を覆った状態に保たれる。
ネジSの螺合締付を行う際、複数のコイル側接続端部17が、対応するバスバー側接続部43、53、63に対応する位置に配設され、バスバー側接続部43、53、63内に挿入される。ネジSを回転させる力は、カバー134をステータコア14側に近づける力として作用する。このため、ネジSを回転させる力は、複数のコイル側接続端部17を、対応するバスバー側接続部43、53、63に挿入する力として作用することができる。従って、孔部43h、53h、63hに対してコイル側接続端部17が圧入される構成とされている場合等、コイル側接続端部17を孔部43h、53h、63hに挿入するために力が必要であったとしても、複数のコイル側接続端部17の一括挿入を容易に行える。
コイル側接続端部17と孔部43h、53h、63hとの間に導電性接着剤180が介在していてもよい。この場合、流動状態の導電性接着剤180を、孔部43h、53h、63h及びコイル側接続端部17の少なくとも一方に塗布した後、カバー134を装着して、孔部43h、53h、63hにコイル側接続端部17を挿入することができる。カバー134で覆われた箇所においても、導電性接着剤180は、溶剤の揮発、湿気硬化等によって固化することができる。このため、カバー134によって保持されたバスバー40、50、60であっても、コイル側接続端部17と孔部43h、53h、63hとがより確実に電気的及び機械的に接続される。
本実施形態2に係るモータ110における端末モジュール138によっても、上記実施形態1と同様の作用効果を奏することができる。
また、カバー134が複数のバスバー40、50、60を保持しているため、カバー134がステータコア14の端部を覆うことで、複数のコイル側接続端部17が複数のバスバー40、50、60に形成された孔部43h、53h、63hに一括して容易に挿入される。
また、ネジSを締付ける力によって、複数のコイル側接続端部17が複数の孔部43h、53h。63hに容易に挿入され得る。
また、カバー134の内側において、導電性接着剤180によってコイル側接続端部17とバスバー40、50、60とが機械的、電気的に接続された状態に保たれる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 モータ(回転電機)
12 ステータ
14 ステータコア
16 コイル線
17 コイル側接続端部
18 バスリング
20 ロータ
30 本体ケース
34 カバー
34h 貫通孔部
38 端末モジュール
40 バスバー
42 バスバー本体部
43 バスバー側接続部
43f 内周面
43h 孔部
44 導電性介在物
46 外部接続用端子部
50 バスバー
52 バスバー本体部
53 バスバー側接続部
53h 孔部
56 外部接続用端子部
60 バスバー
62 バスバー本体部
63 バスバー側接続部
63h 孔部
66 外部接続用端子部
70 バスバー
73 バスバー側接続部
73h 孔部
110 モータ(回転電機)
130 本体ケース
131 ネジ止部
131h ネジ孔部
134 カバー
135 ネジ挿通部
135h ネジ挿通孔部
138 端末モジュール
180 導電性接着剤
S ネジ
X 回転軸

Claims (7)

  1. 回転電機における端末モジュールであって、
    回転電機におけるコアに設けられたコイル線と、
    前記コアの端部に設けられたバスバーと、
    を備え、
    前記コイル線は、前記コアの端部から前記回転電機の回転軸と平行な方向に沿って延び出るコイル側接続端部を含み、
    前記バスバーは、前記コイル側接続端部と対向する位置に配置されるバスバー側接続部を含み、
    前記バスバー側接続部は、前記回転軸に対して直交する方向において扁平な形状に形成され、
    前記バスバー側接続部に、内周面が前記コイル側接続端部の周囲全体を囲んだ状態で、前記コイル側接続端部が挿入される孔部が形成されている、回転電機における端末モジュール。
  2. 請求項1に記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記孔部は、前記コイル側接続端部よりも大きい、回転電機における端末モジュール。
  3. 請求項2に記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記コイル側接続端部の外周面と前記孔部の内周面との間を埋める導電性介在物をさらに備える回転電機における端末モジュール。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記コイル側接続端部が前記コアの端部から複数延び出ており、
    前記バスバーを複数備え、
    前記コアの端部を覆うカバーを備え、
    前記カバーは、前記複数のバスバーを相互に絶縁した状態で保持し、
    前記バスバーのうち前記孔部が形成された部分は、前記カバーから前記コア側に露出しており、
    前記カバーが前記コアの端部を覆った状態で、前記複数のコイル側接続端部が、前記複数のバスバーに形成された前記孔部に挿入された状態となっている、回転電機における端末モジュール。
  5. 請求項4に記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記カバーは、ネジ止によって前記コアの端部を覆った状態に維持される、回転電機における端末モジュール。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記コイル側接続端部と前記孔部との間に導電性接着剤が介在する、回転電機における端末モジュール。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の回転電機における端末モジュールであって、
    前記複数のバスバーのうちの少なくとも1つは、前記回転電機の外側に露出する外部接続用端子部を含む、回転電機における端末モジュール。
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