JP2021131804A - 運行管理システムおよび運行管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉄鋼素材・製品等の荷物を輸送する輸送車両の運行を効率的に行うことができる運行管理システムおよび運行管理方法を提供する。【解決手段】輸送車両の運行管理を行う運行管理システムであって、輸送車両の出発場所・時刻、到着場所・時刻、輸送車両を識別する符号、および輸送車両に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報が記憶される記憶装置4と、輸送車両情報と出発場所および到着場所の荷物の積込情報および卸情報とに基づいて、出発場所および到着場所の2点間での輸送車両の輸送形態を、出発場所で荷物が積載され、到着した場所で他の荷物の追積がない第1の輸送形態、出発場所で荷物が積載され、到着した場所で他の荷物の追積が行われる第2の輸送形態、および、輸送車両が荷物を積載していない第3の輸送形態に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出する演算部11とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄鋼素材・製品等の荷物を輸送する輸送車両の運行管理を行う運行管理システムおよび運行管理方法に関する。
鉄鋼素材・製品等の荷物は、工場で輸送車両に積まれ、最終出荷場所で輸送車両から卸されて集約される。輸送車両の実績管理は、各車両に取り付けた車載端末で入力された実績をもとに行われている。
従来、車両の運行を管理する技術としては、特許文献1および特許文献2に記載したものが知られている。
特許文献1に開示された技術は、車両の効率的な稼動状況をモニタするために、車両に車速センサや荷重センサをつけて車両の状態を検出して詳細なデータを管理しようとするものである。
特許文献2に記載された技術は、牽引部分と荷物積載部分が分離できる分離型輸送車両を使用し、運搬台車を牽引した荷物を積載して輸送した場合と運搬台車を牽引したが荷物を積載せずに輸送した場合と、運搬台車を牽引しないで移動した場合をそれぞれ弁別可能な形態で同一ダイヤグラムに表示とするものである。
特開2005−139000号公報 特開2010−102597号公報
ところで、特許文献1および2の技術は、積荷および荷卸の場所が分離されてFrom−Toがそれぞれ1か所のみの輸送車両の運行管理には有効であるが、車両の輸送能率を向上させる観点から、輸送車両への積荷を2か所で行い、1か所で荷卸を行う場合等の、From−Toがそれぞれ1か所のみ以外の場合には運行管理が困難であり、効率的な輸送車両の運行を行うためには不十分である。
したがって、本発明の課題は、鉄鋼素材・製品等の荷物を輸送する輸送車両の運行を効率的に行うことができる運行管理システムおよび運行管理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は以下の(1)〜(8)を提供する。
(1)荷物を輸送する輸送車両の運行管理を行う運行管理システムであって、
前記輸送車両が出発した場所、出発した時刻、到着した場所、到着した時刻、前記輸送車両を識別する符号、および前記輸送車両に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報が記憶される記憶装置と、
前記輸送車両情報と、前記出発した場所および前記到着した場所の荷物の積込情報および卸情報とに基づいて、前記出発した場所および前記到着した場所の2点間での前記輸送車両の輸送形態を、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積がない第1の輸送形態、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積が行われる第2の輸送形態、および、前記輸送車両が荷物を積載していない第3の輸送形態に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出する演算部と、
を有することを特徴とする運行管理システム。
(2)前記演算部は、前記第2の輸送形態の場合に、前記記憶装置に保存された前記積荷のデータに基づいて、前記到着した場所に仮想地点として追積地点を設定し、前記追積地点の到着した時刻、出発した時刻を定め、前記追積を区別できる情報を与えることを特徴とする上記(1)に記載の運行管理システム。
(3)前記演算部で算出された情報を用いて、前記輸送車両の輸送形態を、前記第1の輸送形態、前記第2の輸送形態、前記第3の輸送形態に区別した形態でダイヤグラムに表示するとともに、輸送実績を表示する表示装置をさらに有することを特徴とする上記(1)または(2)に記載の運行管理システム。
(4)前記輸送車両は、牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の運行管理システム。
(5)荷物を輸送する輸送車両の運行管理を行う運行管理方法であって、
前記輸送車両が出発した場所、出発した時刻、到着した場所、到着した時刻、輸送車両を識別する符号、および前記輸送車両に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報を記憶装置に記憶させておき、
前記輸送車両情報と、前記出発した場所および前記到着した場所の荷物の積込情報および卸情報とに基づいて、前記出発した場所および前記到着した場所の2点間での前記輸送車両の輸送形態を、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積がない第1の輸送形態、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積が行われる第2の輸送形態、および、前記輸送車両が荷物を積載していない第3の輸送形態に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出することを特徴とする運行管理方法。
(6)前記第2の輸送形態の場合に、前記記憶装置に保存された前記積荷のデータに基づいて、前記到着した場所に仮想地点として追積地点を設定し、前記追積地点の到着した時刻、出発した時刻を定め、前記追積を区別できる情報を与えることを特徴とする上記(5)に記載の運行管理方法。
(7)前記算出された前記輸送形態ごとの輸送実績の情報を用いて、前記輸送車両の輸送形態を、前記第1の輸送形態、前記第2の輸送形態、前記第3の輸送形態に区別した形態でダイヤグラムに表示するとともに、輸送実績を表示することを特徴とする上記(5)または(6)に記載の運行管理方法。
(8)前記輸送車両は、牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型であることを特徴とする上記(5)〜(7)のいずれかに記載の運行管理方法。
本発明によれば、鉄鋼素材・製品等の荷物を輸送する輸送車両の運行を効率的に行うことができる運行管理システムおよび運行管理方法が提供される。
本発明の一実施形態に係る運行管理システムが適用される全体システムの構成例を示す図である。 運行管理システム1の演算装置11における処理フロー例を示すフローチャートである。 図2の処理フローで演算した場合の製品の輸送フロー例を示すフローチャートである。 表示装置にダイヤグラムおよび輸送実績を表示する際のフローを示すフローチャートである。 輸送形態がわかるようにした時刻表(ダイヤグラム)の具体例を示す図である。 輸送形態ごとに表示した総括表の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る運行管理システムが適用される全体システムの構成例を示す図である。
全体システムは、牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型の輸送車両を用いて、荷物である鉄鋼素材・製品としてのコイル・鋼板の輸送を制御するものであり、運行管理システム1と、上位計算機2と、配車計画システム3と、記憶装置4と、製造管理システム5と、車両端末6と、クレーン端末7とを有する。
製造管理システム5は、各工場にそれぞれ設けられており、各工場での製品の製造状況を管理する。上位計算機2は、各工場の製造管理システム5とLANなどの通信回線で接続され、各工場から製造実績データを入力したり、製造完了したコイル・鋼板を次にどこに、どのように運搬するかといった命令データを各工場の製造管理システム5に出力可能となっており、製鉄所全体の運行実績データを管理できるようになっている。
車両端末6は、牽引車両(図示せず)に設けられており、上位計算機2と無線によりデータの送受信が可能となっている。この車両端末6を介して、運転手に牽引車両の移動先や牽引する台車の番号の情報を指示したり、運転手から輸送車両の運行実績データ(台車を運搬した実績データ)を入力できるようになっている。車両端末6で入力された運行実績データは、上位計算機2に伝送され、上位計算機2は、そのデータを運行実績データとして記憶装置4に保存する。
クレーン端末7は、積込み場所・卸し場所のクレーン内に設けられ、上位計算機2とデータの送受信が可能となっている。このクレーン端末7を介して、牽引車両への台車の積込や卸しの指示、積載物の実績データを入力できるようになっている。クレーン端末7で入力された積載実績データは、上位計算機2に送信され、上位計算機2で、そのデータを運行実績データとして記憶装置4に保存する。
上位計算機2には、さらに配車計画システム3と運行管理システム1が、通信回線で接続されて、必要な情報が相互に送受信できるようになっている。
配車計画システム3は、輸送車両の運行計画を立案するシステムであり、そこで立案された計画データは上位計算機2に送信され、各工場単位に編集されて、各工場で製造した製品(現品)の搬出計画情報として各工場に送られる。この搬出計画情報は、運行計画の指示情報として送られる。また、牽引車両の運転者にも、牽引車両単位にデータが分割され、運転計画情報として提供される。
運行管理システム1は、運行実績のデータから、輸送車両の運行が効率的に行われていたかを解析し、運行を管理するためのシステムであり、演算装置11および表示装置12からなる本体部10と、記憶装置4とを有している。
記憶装置4には、輸送車両が出発した場所・時刻、到着した場所・時刻、輸送車両および運搬台車を識別する符号(番号)、および、輸送車両(運搬台車)に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報が記憶される。出発した場所および到着した場所は、また、台車番号と、出発地、到着地が入力されることで、上位計算機2で路線番号が付番され、それに基づいて、記憶装置4には路線ごとのデータが保存される。
演算装置11は、記憶装置4に記憶された輸送車両情報と、クレーン端末情報、積込・卸実績に基づいて把握される輸送車両ごとの出発場所・到着場所の積込・卸情報とにより、出発場所と到着場所の2点間での輸送車両の輸送形態を「実車」、「棟間」、「空車」の種別に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出する。「実車」は、輸送車両が出発した場所で荷物が積載されており、到着した場所で追積がない輸送形態である。「棟間」は、輸送車両が出発した場所で荷物が積載されており、到着場所で追積する場合の輸送形態である。「空車」は、輸送車両が荷物を積載していない輸送形態である。また、演算装置11は、追積がある場合には、記憶装置4に保存された積荷重量データに基づいて、到着場所に仮想地点として追積地点を設定し、追積地点の到着時刻、出発時刻を定め、追積を区別できる情報を与える。演算装置11で得られたデータは、記憶装置4の路線ごとのデータベース(DB)に保存される。
表示装置12は、演算装置11で算出された情報を用いて、輸送形態を「実車」、「棟間」、「空車」の種別に区別した形態でダイヤグラムに表示するとともに、輸送実績を表示する。
なお、図1では、記憶装置4は、上位計算機2を介して本体部10に接続されているが、本体部10に直接接続されていてもよい。
図2は、運行管理システム1の演算装置11における処理フロー例を示すフローチャートである。
最初に、輸送車両のうち牽引車両の1台分のデータ(車番αj)を入力する(ステップS1)。次に、以降の処理における繰り返し処理でのループカウント用のカウンタの変数iの初期化(i=1)を行う(ステップS2)。
続いて、出発時刻の早い順(到着時刻順でもよい)に並べられている台車のデータの中からi番目のデータと、(i+1)番目のデータを入力する(ステップS3)。次いで、i番目のデータと、(i+1)番目のデータの出発地(a)・到着地(b)を入力する(ステップS4)。次いで、出発地(a)・到着地(b)より路線情報(路線ab)を付番し、路線情報ごとにデータベース(DB)に収納する(ステップS5)。次いで、出発地(a)・到着地(b)の積込・卸情報をクレーン端末情報より伝送する(ステップS6)。
次に、以上のデータからi番目のデータが出発地aで積をした輸送か否かを判断する(ステップS7)。出発地aで積をした輸送である場合(Yesの場合)、次にi番目のデータが到着地b地点で卸をした輸送か否かを判断する(ステップS8)。到着地b地点で卸をした輸送である場合(Yesの場合)、種別「実車」を付番する(ステップS9)。
上記ステップS7で出発地aで積をした輸送でないと判定された場合、i+1番目のデータが出発地aで積をした輸送か否かを判断する(ステップS10)。出発地aで積をした輸送である場合(Yesの場合)、ステップS8の判断を行い、Yesの場合、ステップS9の種別「実車」の付番を行う。
ステップS10でi+1番目のデータが出発地aで積をした輸送でない場合(Noの場合)、種別「空車」を付番する(ステップS11)。
ステップS8においてi番目のデータが到着地b地点で卸をした輸送でない場合、i番目のデータが到着地bで積(すなわち追積)をした輸送か否かを判断する(ステップS12)。到着地bで積をした輸送である場合(Yesの場合)、種別「棟間」を付番し(ステップS13)、到着地bをdに読み替える(ステップS14)。ステップS12でi番目のデータが到着地bで積をした輸送でない場合(Noの場合)、種別「実車」を付番する(ステップS15)。
なお、ステップS9およびステップS15ではいずれも種別「実車」を付番するが、ステップS9を「実集荷」、ステップS15を「実出荷」として区別してもよい。
以上の種別の分類の後、出発地(a)・到着地(b,d)の出発時刻・到着時刻と上記付番情報を選択し、記憶装置4のデータベースに保存する(ステップS16)。
すべての台車について処理を行ったか否かを判断し(ステップS17)、全ての台車について完了していなければ、次の台車についてステップS3〜S16の処理を繰り返す。全ての台車について処理が完了していれば、次に、全ての牽引台車について処理を行ったか否かを判断し(ステップS18)、全ての牽引車両について完了していなければ、次の牽引車両について、ステップS2〜S17の処理を繰り返す。全ての牽引車両について処理が完了していれば終了する。
図3は、図2の処理フローで演算した場合の製品の輸送フロー例を示す図である。本例では、a地点が工場a、b地点が工場b、c地点が岸壁cであり、図3(A)で示した輸送フローを、図2の処理フローで説明した車両情報(α)、積載情報(β)を用いて(B)のように輸送形態を定義した例である。
図3(B)の(1)は、積→卸のフローにおいて同一車番(α1)が地点a→地点bの積載情報(βab1)、地点b→地点cの積載情報(βbc1)を比較して、βab1=βbc1であった場合である。この場合は、a→b→cは追積なしの一連の輸送フローとみなし、輸送形態を地点a→b、地点b→cをいずれも実車(実集荷)と定義し、a→c間の集荷実績を計上する。
図3(B)の(2)は、積→卸のフローにおいて同一車番(α2)が地点a→地点bの積載情報(βab2)、地点b→地点cの積載情報(βbc2)を比較して、βab2<βbc2であった場合である。この場合は、a→b→cは地点bにて追積が発生した輸送フローとみなす。このとき地点bは地点dと定義し、輸送形態は、地点a→dを棟間、地点d→cを実車(実集荷)と定義し、d→c間の集荷実績を計上する。
図3(B)の(3)は、積→卸のフローにおいて同一車番(α3)が地点a→地点bの積載情報(βab3)、地点b→地点cの積載情報(βbc3)を比較して、βab3>βbc3かつβbc3=0であった場合である。この場合は、a→b→cは地点bにて卸が発生した輸送フローとみなし、輸送形態は、地点a→bを実車(実集荷)、地点b→cを空車と定義し、a→b間の集荷実績を計上する。
表示装置12では、このようにして路線ごとのデータベースに保存された出発時刻・到着時刻・出発地・到着地・種別の情報を基にダイヤグラム・輸送実績を表示する。
この際のフローを図4に示す。
まず、日付を選択し(ステップS21)、次いで、車両のデータの分類(ステップS22)、車番の選択(ステップS23)を行い、データを出発時刻で並び替える(ステップS24)。そして、出発地・到着地・積込の路線・種別を抽出し(ステップS25)、次いで、出発・到着・積込の時刻を抽出する(ステップS26)。
抽出したデータを出発時間の早い順に出発地・到着地・種別該当場所に表示し(ステップS27)、ダイヤグラムを表示する(ステップS28)。
また、抽出したデータから、出発−到着時刻を種別・路線ごとに集計し(ステップS29)、輸送実績を表示する(ステップS30)。
表示装置12は、例えば、輸送実績を時刻表上に表し、横軸に地点、上部に輸送形態を表示することで、何時何分にどこからどの位置まで走行したかを把握することができるようにする。また、地点bについて別の符号dを割り振って分離して表示することで、同一建屋内で2台の積込み装置を用いて積込みを実施した場合においても輸送状況が表示できる形態、具体的には追積した場合の輸送状況を表示できる形態とする。
表示装置12は、さらに上記で定義した輸送形態・経路ごとに輸送回数・輸送時間・積載量を集計し、輸送形態・経路の総括表を表示できるものとする。
輸送形態がわかるようにした時刻表(ダイヤグラム)の具体例を図5に示す。図5は、横軸に時刻、縦軸に地点をとって、各区間を「実車」、「棟間」、「空車」の種別に区別した形態で、ある車両の輸送実績の例をダイヤグラムに表示したものである。具体的には、最初は、区間abであり、地点aで積荷して「実車」となり、地点bで荷卸する。このため、区間abは「実車」を示す実線で表示している。次は、区間baであり、地点bで「空車」となり地点aに戻る。このため、区間baは「空車」を示す破線で表示している。次は、区間acであり、地点aで積荷して「実車」となり、そのまま地点bを経て地点cで荷卸する。このため、区間acは「実車」を示す実線で表示している。次は、区間caであり、地点cで「空車」となり地点aに戻る。このため、区間caは「空車」を示す破線で表示している。次は、区間adである。地点aで積荷し、さらに地点bで追積した際の状態を示しており、追積がわかるように、地点bを地点dと読み替えて、地点bとは分離した位置に表示し、区間adを「棟間」を示す一点鎖線で表示している。次は、区間dcであり、追積して「実車」となり、地点cで荷卸し、出荷する。このため、区間dcは「実車」を示す実線で表示している。次は、区間cbであり、地点cで「空車」となり地点bに至る。このため、区間cbは「空車」を示す破線で表示している。次は、区間bcであり、地点bで積荷して「実車」となり、地点cで荷卸し、出荷する。このため、区間bcは「実車」を示す実線で表示している。なお、最初の区間abは出荷せず単なる集荷であるため、最初の区間abを「集荷」、出荷まで至った区間ac、区間dc、区間bcを「出荷」として区別してもよい。
また、輸送形態ごとに表示した総括表の例を図6に示す。図6は、ある車両について、輸送形態ごとに、積荷の個数、平均員数、平均積載量、平均積荷待ち時間、平均移動時間等のデータを記載したものである。なお、図6において、「パレット」は運搬台車を示す。
特許文献1、2に示すような従来の技術では、輸送車両の実績管理は、各車両に取り付けた車載端末で入力された実績をもとに、工場での輸送車両への積荷と、最終出荷場所での輸送車両からの荷卸を把握することにより行われる。
しかしながら、特許文献1、2の技術では、車両の輸送能率を向上させる観点から行われる、輸送車両への積荷をした後、別の場所で追積を行い、1か所で荷卸を行う輸送形態に対応することが困難である。例えば、地点aで積荷を行い、地点bで追積を行った後、地点cで荷卸する場合は、同一経路の地点aで積荷して地点cで荷卸する場合の輸送実績として把握されてしまい、地点bの積時間が考慮されず、効率的な運行管理が行えない場合が生じる。
これに対して、本実施形態では、出発した場所と到着した場所の2点間の輸送形態ごとに輸送実績を把握するので、追積がある場合にも対応することができる。このため、鉄鋼製品等の荷物の輸送において、時間帯および場所での輸送ロスや積載ロスを正確に把握することができ、これを輸送計画システム3の輸送計画に反映させることにより、輸送時間のロスを低減し、輸送能率が向上する効果が得られ、輸送車両の運行を効率的に行うことができる。実際に、本実施形態の運行管理システムを用いることにより、輸送時間のロスが1%程度低減され、輸送能率が1つの台車あたり3t程度向上した。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の思想の範囲内で種々変形することが可能である。例えば、上記実施の形態では、輸送車両として牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型のものを用いた例を示したが、これに限るものではない。また、表示装置12の表示には、専用のプログラムを用いてもよいし、市販の表計算ソフトの散布図を描画する機能を利用してもよい。
1 運行管理システム
2 上位計算機
3 配車計画システム
4 記憶装置
5 製造管理システム
6 車両端末
7 クレーン端末
11 演算装置
12 表示装置

Claims (8)

  1. 荷物を輸送する輸送車両の運行管理を行う運行管理システムであって、輸送車両が出発した場所、出発した時刻、到着した場所、到着した時刻、前記輸送車両を識別する符号、および前記輸送車両に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報が記憶される記憶装置と、
    前記輸送車両情報と、前記出発した場所および前記到着した場所の荷物の積込情報および卸情報とに基づいて、前記出発した場所および前記到着した場所の2点間での前記輸送車両の輸送形態を、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積がない第1の輸送形態、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積が行われる第2の輸送形態、および、前記輸送車両が荷物を積載していない第3の輸送形態に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出する演算部と、
    を有することを特徴とする運行管理システム。
  2. 前記演算部は、前記第2の輸送形態の場合に、前記記憶装置に保存された前記積荷のデータに基づいて、前記到着した場所に仮想地点として追積地点を設定し、前記追積地点の到着した時刻、出発した時刻を定め、前記追積を区別できる情報を与えることを特徴とする請求項1に記載の運行管理システム。
  3. 前記演算部で算出された情報を用いて、前記輸送車両の輸送形態を、前記第1の輸送形態、前記第2の輸送形態、前記第3の輸送形態に区別した形態でダイヤグラムに表示するとともに、輸送実績を表示する表示装置をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の運行管理システム。
  4. 前記輸送車両は、牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の運行管理システム。
  5. 荷物を輸送する輸送車両の運行管理を行う運行管理方法であって、
    前記輸送車両が出発した場所、出発した時刻、到着した場所、到着した時刻、前記輸送車両を識別する符号、および前記輸送車両に積載した積荷の重量を含む輸送車両情報を記憶装置に記憶させておき、
    前記輸送車両情報と、前記出発した場所および前記到着した場所の荷物の積込情報および卸情報とに基づいて、前記出発した場所および前記到着した場所の2点間での前記輸送車両の輸送形態を、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積がない第1の輸送形態、前記出発した場所で荷物が積載され、前記到着した場所で他の荷物の追積が行われる第2の輸送形態、および、前記輸送車両が荷物を積載していない第3の輸送形態に分類し、それぞれの輸送形態の輸送実績を算出することを特徴とする運行管理方法。
  6. 前記第2の輸送形態の場合に、前記記憶装置に保存された前記積荷のデータに基づいて、前記到着した場所に仮想地点として追積地点を設定し、前記追積地点の到着した時刻、出発した時刻を定め、前記追積を区別できる情報を与えることを特徴とする請求項5に記載の運行管理方法。
  7. 前記算出された前記輸送形態ごとの輸送実績の情報を用いて、前記輸送車両の輸送形態を、前記第1の輸送形態、前記第2の輸送形態、前記第3の輸送形態に区別した形態でダイヤグラムに表示するとともに、輸送実績を表示することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の運行管理方法。
  8. 前記輸送車両は、牽引車両と運搬台車とが分離可能な分離型であることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の運行管理方法。
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