JP2021129987A - ダンプクリーニングを用いる表面洗浄装置 - Google Patents

Abstract

【課題】ドライ真空クリーニングを用いた「ダンプ」クリーニングを可能にする表面洗浄装置を提供すること。【解決手段】真空掃除機等の表面洗浄装置は、吸引源と、回収容器と、ダンプクリーニングを行うために湿らせ得る少なくとも１つのアジテーターを備える基部アセンブリとを含む。少なくとも１つのクリーニングパッドを含む流体送出システムは、基部アセンブリにより担持されてダンプクリーニングを行うことができる。【選択図】図１

Description

本開示は、ドライ真空を用いた「ダンプ（damp）」クリーニングを可能にする表面洗浄装置に関する。

真空掃除機等の表面洗浄装置は、カーペット、硬い床、又は室内装飾材等の他の織物表面等の種々の表面から塵及びデブリを除去する既知の装置である。そのような表面洗浄装置は、通常、回収システムを備え、回収システムは、回収容器と、被洗浄面に隣接し且つ導管を介して回収容器と流体連通するノズルと、導管と流体連通してデブリを含んだ空気を被洗浄面からノズル及び導管を通じて回収容器に引き込む吸引源とを備える。

１つの態様において、本開示は、真空掃除機であって、基部アセンブリであって、吸引ノズル及び流体送出システムを含み、該基部アセンブリ上に位置する流体供給容器を用いてダンプクリーニングを行うように適合された基部アセンブリと、ハンドグリップと、前記吸引ノズルと流体連通して作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、前記吸引ノズルから前記手持ち部分内の空気出口へ延在し且つ前記吸引源を含む作用空気通路とを備える、真空掃除機に関する。

別の態様において、本開示は、表面洗浄システムであって、吸引ノズル及び流体送出システムを含み、毎分３０ｍｌ以下の流量を供給してダンプクリーニングを行うように適合された第１の取り外し可能な基部アセンブリと、ハンドグリップと、前記ハンドグリップの中心を通って規定された収集軸線を備える回収容器と、前記吸引ノズル及び前記回収容器と流体連通して作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、前記手持ち部分に動作可能に結合され且つ第１の取り外し可能な基部アセンブリに選択的に結合されたワンドであって、前記吸引ノズルから前記手持ち部分内の空気出口まで延び且つ前記吸引源を含む作用空気通路の少なくとも一部を画定する、ワンドとを備える、表面洗浄システムに関する。

本明細書に記載された種々の態様による表面洗浄装置の概略図である。 本明細書に記載された種々の態様による基部アセンブリ及び直立アセンブリを備える、手持ち式真空掃除機の形態とされた、図１の表面洗浄装置の斜視図である。 図２の真空掃除機の部分分解図である。 図２の基部アセンブリの斜視図である。 図４の基部アセンブリの部分分解図である。 図２の真空掃除機の側面断面図である。 回収空気流通路及び流体送出通路を図示する図６の基部アセンブリの側面断面図である。 図２の直立アセンブリの手持ち部分の側面断面図である。 本明細書に記載された種々の態様による図２の手持ち式真空掃除機の部分とともに選択的に利用可能な、追加の例示的な基部アセンブリの部分分解図である。 本明細書に記載された種々の態様による図９の例示的な基部アセンブリにおいて利用可能な、ブラシロールの斜視図である。 図９の例示的な基部アセンブリの断面図である。 基部アセンブリにおいて利用可能な更なる例示的なブラシロールを図示する、図９の例示的な基部アセンブリの部分分解図である。

本開示は、ドライ真空を用いた「ダンプ」クリーニングを可能にする表面洗浄装置に関する。限定しない例として、これは、一般に表面からデブリを清掃する表面掃除機を含むことができる。図示した例において、表面掃除機は、限定しない例として手持ち式表面掃除機の形態とされる。それらの手持ち式掃除機は、更なる限定しない例としてスティック式真空掃除機又はワンド式真空掃除機の形態にすることができる。表面洗浄装置は、表面洗浄装置の構成要素を選択的に動作させるためのユーザーインターフェースを備える、ハンドグリップも備えることができる。基部アセンブリは、回収空気流通路及び流体送出通路の他に、基部アセンブリ上に担持された流体送出システム及びクリーニングパッドも含むことができる。

本明細書で使用する「ドライ」真空掃除機という用語は、付属工具なしでは流体散布又は流体回収ができない真空掃除機を表わすために使用され、また限定はしないが、直立式、キャニスター式、スティック式若しくは手持ち式真空掃除機、これらのタイプの１つ以上の間で変換可能な真空掃除機、又は内蔵式の中央真空清掃システムを含むことができる。ドライ真空清掃は、液体が液体回収システムを介して吸引される液体の抽出とは異なることを理解されたい。本明細書で使用する「ウェット」表面掃除機という用語は、液体、蒸気又はその組み合わせを含む流体散布、及び／又は付属工具あり又はなしの流体回収をなし得る表面洗浄装置を表わすために使用され、また限定はしないが、モップ、直立式、キャニスター式、スティック式若しくは手持ち式真空掃除機、これらのタイプの１つ以上の間で変換可能な真空掃除機、又は内蔵式の中央真空洗浄システムを含む、抽出器及びカーペット掃除機を含むことができる。さらに、本明細書で説明される付属工具（複数の場合もある）とともに使用する真空掃除機は、硬材、リノリウム等の裸の表面、及びカーペット及び室内装飾品等のタイル又は織物被覆表面等を清掃するように適合することができる。

本開示の態様はダンプクリーニング作業を含む。本明細書で使用する「ダンプ」又は「ダンプクリーニング」という用語は、例えば抽出清掃又は蒸気清掃等の比較的高い水分レベルを使用する従来の「ウェット」クリーニングプロセスと比べて、比較的低い水分レベルを含むクリーニングプロセスを指す。本明細書で使用する「ダンプ」は、好ましくは３０ｍｌ／分以下、およそ１０ｍｌ／分〜３０ｍｌ／分を含む範囲である、小流量〜中流量を表す。流量は、３０ｍｌ／分未満のみを含むこともできる。湿った流体の流量を被洗浄面に直接塗布し、又は中間にあるアジテーターに塗布し、その後アジテーターが流体を被洗浄面に送出し得ることを理解されたい。対照的に、本明細書で使用する「ウェット」という用語は、被洗浄面に塗布された中流量〜大流量の液体を含む比較的高い水分による清掃を指し、適度な量は、蒸気モップについて一般的に３０ｍｌ／分以上か、又は３０ｍｌ／分〜１００ｍｌ／分の範囲、そして抽出掃除機についておよそ３００ｍｌ／分〜１４００ｍｌ／分である。

図１は、例示的な真空掃除機１０の形態とされた表面洗浄装置の種々の機能システムの概略図である。例示的な真空掃除機１０の機能システムは、比較的小さな領域を清掃するためにユーザーが手で運ぶように適合されたポータブル式掃除機を含む、任意の所望の構成に配置することができる。真空掃除機１０は、ホース又は他の導管を備えるように適合可能であり、ホース又は他の導管は、ノズルと吸引源１８との間に作用空気導管の一部を形成することができる。

真空掃除機１０は、洗浄液を貯留して被洗浄面に送出する流体送出システム１２の他に、被洗浄面からデブリを除去して貯蔵するための回収システム１４を含むことができる。流体送出システム１２は、洗浄液を貯留するための流体供給容器３０と、流体供給容器３０に流体的に結合された少なくとも１つの流体散布器３８とを含むことができる。回収システム１４は、吸引入口又は吸引ノズル１６と、作用空気流を生成するために吸引ノズル１６と流体連通する吸引源１８と、作用空気流からデブリを分離し及び後に廃棄するために収集する回収容器２０とを含むことができる。作用空気流からこれに同伴したデブリを分離するために回収容器２０の一部にセパレーター２１を形成することができる。

吸引ノズル１６は、被洗浄面にわたって移動するように適合された基部又は清掃ヘッド上に設けることができる。少なくとも１つのアジテーター２６を、被洗浄面を撹拌するように吸引ノズル１６に隣接して設けることができ、それにより、デブリが吸引ノズル１６により容易に吸い込まれるようになる。アジテーター２６のいくつかの例として、限定はしないが、水平回転ブラシロール、２連水平回転ブラシロール、１つ以上の鉛直回転ブラシロール、静止ブラシ又はクリーニングパッド若しくはモッピングパッドが挙げられる。少なくとも１つのアジテーター２６は、使い捨てのクリーニングパッド等の被洗浄面から除去された塵又はデブリにくっつき、又はそうでなければ塵又はデブリを保持するように構成することもでき、そのような保持された塵又はデブリは、吸引ノズル１６内へ吸い込まれない。

吸引源１８は、モーター／ファンアセンブリ等、任意の好適な吸引源とすることができ、回収容器２０と流体連通した状態で設けられる。吸引源１８は、バッテリー又は家庭用コンセント（図示せず）に差し込まれる電源コード等によって、電源２２に電気的に結合することができる。吸引源１８と電源２２との間の吸引電源スイッチ２４は、ユーザーによって選択的に閉鎖し、それにより、吸引源１８を起動することができる。

流体送出システム１２は、流体供給容器３０から散布器３８への流体の流量を制御する流量制御システム３６をさらに含むことができる。１つの構成では、流量制御システム３６は、システム１２を加圧する少なくとも１つのポンプ４０の他に、散布器３８への流体送出を制御する流量制御弁４２も含むことができる。１つの例において、ポンプ４０は、電源２２と結合することができる。流量制御システム３６を作動させて流体を散布器３８に供給するために、アクチュエーター４４を設けることができる。アクチュエーター４４は、弁４２に動作可能に結合することができ、これによりアクチュエーター４４を押せば弁４２が開くようになる。これに加えて又は代えて、弁４２は、弁４２と電源２２との間にアクチュエーター４４が押されたとき選択的に閉じる電気的スイッチ４６を設けること等によって電気的に作動させることができ、それによって弁４２に給電して開放位置へ移動させる。１つの例において、弁４２はソレノイド弁にすることができる。

流体散布器３８は、流体供給容器３０から洗浄液を送出するために少なくとも１つの散布器出口４８を含むことができる。少なくとも１つの散布器出口４８は、ノズル又はノズルチップ等のあらゆる構造を含むことができ、多数の出口４８も設けることができる。より具体的には、散布器出口４８は、アジテーター２６上に流体を送出すること等によって流体を被洗浄面に間接的に送出することができる。示した例において、アジテーター２６は、洗浄液がクリーニングパッド９０上に送出されるように少なくとも１つの散布器出口４８と整列したクリーニングパッド９０を含むことができ、これによって被洗浄面をダンプクリーニングするときに使用するクリーニングパッド９０を湿らせる。さらに、少なくとも１つの散布器出口４８は洗浄液を被洗浄面に直接送出することができることがさらに想定され、直接送出は、例えばクリーニングパッド９０が真空掃除機１０から取り除かれる場合、又はクリーニングパッド９０が散布器出口４８の周りに空所又は穴を含む場合に行う。

必要に応じて、洗浄液を送出する前に加熱するためにヒーター５０を設けることができる。図１に図示した例において、流体供給容器３０の下流且つポンプ４０の上流にインラインヒーター５０が位置することができる。他のタイプのヒーター５０も使用することができる。なお別の例において、洗浄液は、吸引源１８用のモーター冷却通路からの排気を使用して加熱することができる。

図１に示す真空掃除機１０は、以下の方法に従って、被洗浄面からデブリを効果的に除去するために使用することができる。論じられる一連のステップは、例示のみを目的とし、方法を制限することを少しも意図せず、その理由は、ステップは異なる論理順序で進行することができ、追加の若しくは介在するステップを含むことができ、又は説明するステップは複数のステップに分割できることが理解されるためである。

動作に際し、真空掃除機１０は、真空掃除機１０を電源２２に結合することによって使用に備える。流体送出システム１２の動作中に、洗浄液は、流体供給容器３０から散布器３８に、そして少なくとも１つの散布器出口４８からクリーニングパッド９０に供給される。クリーニングパッド９０上への流体の流れは、裸の床面等の被洗浄面がクリーニングパッド９０を通って間接的に送出される流体によって濡れ又は湿ることができる程度である。回収システム１４はダンプクリーニングパッド９０と同時に動作することができ、これにより真空掃除機１０は、ドライ真空クリーニング及びダンプクリーニングを同時に行う。より具体的には、回収システム１４が動作する間、真空掃除機１０は、デブリを含んだ作用空気を吸引ノズル１６を通じて下流の回収容器２０に引き込み、回収容器２０においてデブリは作用空気から実質的に分離される。空気流は、次いで吸引源１８を通過した後、真空掃除機１０から排出される。回収容器２０は、収集したデブリを定期的に出して空にすることができる。

図２は、本明細書に記載された種々の態様による真空掃除機１０の例を示す斜視図である。図に関する説明の目的で、「上」、「下」、「右」、「左」、「後」、「前」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」という用語及びそれらの派生語は、真空掃除機１０の背後にいるユーザーの視点から説明され、背後が真空掃除機１０の後部を定義する。しかしながら、本開示では、明示的に別段の定めがある場合を除いて、種々の代替の向きをとり得ることを理解されたい。

図示した例において、真空掃除機１０は、直立アセンブリ６２及び基部アセンブリ６４を含むものとして説明される。直立アセンブリ６２は、基部アセンブリ６４に旋回可能に接続して、被洗浄面を横切って基部アセンブリ６４を向けることができる。図１では概略的に説明された種々のシステム及び構成要素は、真空掃除機１０の基部アセンブリ６４及び直立アセンブリ６２のいずれか一方又は両方によって支持することができる。例えば、電源２２及び回収容器２０は直立アセンブリ６２によって担持することができ、流体供給容器３０及び流量制御システム３６は基部アセンブリ６４に配置することができる。

図示した流体供給容器３０は、代替可能又は補充可能な容器を含むことができる。図示した例において、流体供給容器３０は小さな貯槽を含み、貯槽は、選択的に移動可能なキャップを介して栓をし得る入口を有するものとして図示される。流体供給容器３０は真空掃除機１０上の唯一の液体供給部になり得ることを理解されたい。流体供給容器３０は、容積が１０００ｍｌ未満である小さい貯槽を画定することができ、貯槽が２００ｍｌよりも少ない場合があることを含む。これは、多くの場合、少なくとも３０００ｍｌ〜４０００ｍｌの洗浄液を保持することができる、典型的なウェット表面洗浄装置のより大きい貯槽と対照的である。

流量制御システム３６は、とりわけ、ポンプ４０、流量制御弁４２、アクチュエーター４４及び電気的スイッチ４６（図１）を含むことができ、少なくともそれらの一部は、基部アセンブリ６４上に位置するハウジング３４内に収納することができる。図１について上記で説明したポンプ４０、流量制御弁４２及びアクチュエーター４４は、全て基部アセンブリ６４上に設け、ダンプクリーニングのために適切な流量を供給するように適合することができる。図示した例において、ハウジング３４及び流体供給容器３０は基部アセンブリ６４の反対側に配置されるが、これは不可欠でなない。

図３は、図２の真空掃除機１０の部分分解図を示す。直立アセンブリ６２は手持ち部分６６を備え、手持ち部分６６は、限定しないが、吸引源１８及び回収容器２０を含む、回収システム１４の構成要素を支持する。限定しない例として、吸引源１８は、モーター／ファンアセンブリ１２４（図８）を含むことができる。

手持ち部分６６は、少なくとも１つのワンドコネクタ７２を有するワンド７０に結合することができる。図示した例では、ワンド７０の第１の端部７４及びワンド７０の第２の端部７６の両方がワンドコネクタ７２を備える。ワンド７０の第１の端部７４におけるワンドコネクタ７２は、手持ち部分６６とともに設けられた第１のワンド収容部７５に結合することができる。ワンド７０の第２の端部７６におけるワンドコネクタ７２は、第２のワンド収容部７７を介して基部アセンブリ６４に結合することができる。ワンドコネクタ７２は、同じ形式のコネクタにすること又は異ならせることができることが想定される。限定しない例において、クイック接続機構又は管類カプラー等、任意の適切な形式のコネクタ機構を利用することができる。

直立アセンブリ６２と基部アセンブリ６４との間に、少なくとも１つの旋回機構によって旋回可能な接続部を設けることができる。旋回機構は、直立アセンブリ６２を図示した前後を含む任意の適切な様式で旋回させるように構成された、ジョイントアセンブリ６３を含むことができる。ジョイントアセンブリ６３は、ワンド７０と基部アセンブリ６４との間に位置する。より具体的には、ジョイントアセンブリは、第２のワンド収容部７７と基部アセンブリ６４との間に設けられる。ジョイントアセンブリ６３により、ワンド７０と基部アセンブリ６４との間に旋回による前方及び後方回転が得られる。これに加えて又は代えて、ジョイントアセンブリ６３は、基部アセンブリ６４に対してアセンブリ６２を前後左右に旋回させるために、多軸スイベルジョイントアセンブリの形態にすることができる。ホイール５２（図５）は、ジョイントアセンブリ６３及び基部アセンブリ６４のいずれか一方又は両方に結合し、被洗浄面を横切って基部アセンブリ６４を移動させるように適合することができる。

手持ち部分６６は回収容器２０も含むことができ、回収容器２０は、出口ポート（不図示）を介して吸引源１８に流体的に結合された塵分離及び収集モジュール８０として図示される。図示するように、塵分離及び収集モジュール８０は、解放ラッチ８２によって手持ち部分６６から取り外し可能であり、これにより塵分離及び収集モジュール８０はデブリを出して空にすることができる。例えば、塵分離及び収集モジュール８０は、回収容器２０によって囲まれたセパレーター２１を含むことができる。回収容器２０は、解放ラッチ８２によって手持ち部分６６から取り外し可能にすることが想定される。代替案として、解放ラッチ８２は、回収容器２０及びセパレーター２１を同時に解放することができ、またデブリを出して空にするために追加の解放ラッチ（不図示）が回収容器２０とセパレーター２１とを切り離すことができる。

手持ち部分６６の上端が、被洗浄面の上方で真空掃除機１０を操作するために、ハンドグリップ６７をさらに備えることができる。ハンドグリップ６７上に少なくとも１つのユーザー制御機構６８を設けて電源２２（図６）に結合し、真空掃除機１０の構成要素を選択的に動作させる。想定される例では、ユーザー制御機構６８は、吸引電源スイッチ２４を形成可能な電子制御部である。

図示した例のアジテーター２６はクリーニングパッド９０を含む。クリーニングパッド９０は、基部アセンブリ６４の下側に配置可能であることを含んで、基部アセンブリ６４の任意の適切な部分上に配置可能である。アジテーター２６は、基部アセンブリ６４の周囲に沿って配置した一連のブラシ９２をさらに含むことができる。図示しないが、アジテーターは、これに加えて又は代えて回転可能なブラシロールを含むことができる。

いずれかの又は全てのアジテーター（複数の場合もある）は、流体供給容器３０と流体連通することができる。図示した例において、クリーニングパッド９０は流体供給容器３０と流体的に結合され、これにより少なくとも１つの散布器出口４８がクリーニングパッド９０を湿らせることができる。少なくとも１つの散布器出口４８が流体を送出して、動力を備えない手動式の湿ったパッドとみなし得るクリーニングパッド９０を湿らせると説明したが、ダンプクリーニング作業のために手動式ブラシ、手動式ローラー、動力付きブラシ、動力付きローラー又は動力付きスピン回転パッド又はブラシ（複数の場合もある）が利用可能なこと、及び少なくとも１つの散布器出口４８がクリーニングパッド９０に流体を供給可能であることも想定される。このように、水分は、真空掃除機１０上にある湿った物品を介して被洗浄面に間接的に塗布される。真空掃除機１０を用いてダンプクリーニング作業を行う能力は、真空ホース若しくはワンド７０に接続された動力を備えない付属品、又は真空ホース若しくはワンド７０に接続された動力付きの付属品に含めることができることも想定される。そのような場合、流体供給容器３０は、付属品に完全に含めることができ、真空掃除機１０の直立アセンブリ６２又は基部アセンブリ６４上には含まれ得ない。

ワンド本体１６２はワンド導管７１を囲むことができる。１つの例において、ワンド本体１６２は、アルミニウムの押し出し成形品から形成することができ、外周面を画定する、外部の丸みを帯びた三角形の幾何学的輪郭として図示される。ワンド本体１６２の各端部７４及び７６にワンドコネクタ７２を結合することができる。第１のワンドコネクタ７２は、ワンド本体１６２を基部アセンブリ６４に結合することができ、第２のワンドコネクタ７２は、ワンド本体１６２を手持ち部分６６に結合することができる。

ワンド本体１６２の少なくとも一部に装飾インサート１６６を結合することができる。図示した例において、装飾インサート１６６は、平板の形態にして、三角形のワンド本体１６２の表面を画定するくぼんだ部分に結合するように構成することができる。必要に応じて、装飾インサート１６６は丸みを帯びた縁部を有することができ、これにより装飾インサートの外面とワンド本体の第２の表面との間に滑らかな表面移行部を形成する。装飾インサート１６６は、透明又は半透明のプラスチックを含むプラスチックで形成可能であることが想定される。必要に応じて、装飾インサート１６６は、例えば、ロゴ又は真空掃除機１０の動作を示す他の印若しくは表示部を含むことができる、又は、ワンド本体１６２の正しい端部を基部アセンブリ１６４又は直立アセンブリ６２の手持ち部分６６のうちの一方に結合するために配置用の特徴部を含むことができる。

図４は、基部アセンブリ６４をさらに詳細に図示し、ブラシ９２は基部アセンブリ６４の対向する側面に配置されるとともに、クリーニングパッド９０の前方に又は前に位置することもできる。吸引ノズル１６は、基部アセンブリ６４の前縁に沿って配置された多数の開口１７を含むことができ、こうしてほぼ基部アセンブリ６４の長さ分長く延びる吸引ノズル入口１６ａ（図５）に塵を向ける。吸引ノズル入口１６ａから、デブリは作用空気通路を通って回収容器２０（図３）内へ進む。

流体供給容器３０は、流体供給容器３０を選択的に開き及び閉じるために孔３１及び閉じ部３２を含むことができる。例えば、ユーザーは、孔３１を介して洗浄液で流体供給容器３０を満たすこと、及び閉じ部３２を介して流体供給容器３０を密閉することができる。洗浄液は、水又は硬い表面清掃のために特に調剤された洗浄溶液等の液体にすることができる。１つの限定しない例において、流体供給容器３０は、貯槽が２００ｍｌよりも少ない場合があることを含んで、容積が１０００ｍｌ未満である貯槽の形態にすることができる。更なる例として、貯槽は、容積が６０ｍＬ〜１２０ｍＬの範囲にすることができる。加えて、図示した例におけるアクチュエーター４４は、オン／オフスイッチの形態であり、それによってアクチュエーター４４を「オン」位置へ切り替えると、ポンプ４０（図１）が動作して流体供給容器３０からクリーニングパッド９０への流体流れを生成する。これに加えて又は代えて、ポンプ４０を動作させるためにハンドグリップ６７上に流体アクチュエーター４５を設けることができる。アクチュエーター４４及び流体アクチュエーター４５のいずれか一方又は両方を設け得ることを理解されたい。例えば、アクチュエーター４４及び流体アクチュエーター４５のいずれか一方又は両方は、ポンプ４０を動作させるためにロッカースイッチ、押しボタン、トグル又は流体供給容器３０からクリーニングパッド９０への流体流れを生成する他の適切な機構の形態にすることができる。

真空掃除機１０のクリーニングパッド９０への流体供給の流量は、典型的な抽出掃除機用の流量の１％未満〜約１０％にすることができる。被洗浄面への流体の塗布はクリーニングパッドを通じて間接的に行われること、及び少なくとも１つの散布器出口４８は、被洗浄面に流体を直接塗布しないことを理解されたい。流量は、クリーニングパッド９０を介する被洗浄面への流体の移送が、ユーザーが接触して湿気を表面に残すほど十分に少ない。これと比べて、蒸気モップ又はウェット／ドライ真空掃除機等の、典型的な抽出掃除機及び他の液体送出式床面掃除機は、被洗浄面自体を意図的に湿らせ、また中間のブラシ又はアジテーターを使用しても、床面、一般的に表面は、ユーザーが接触して表面がより湿っている又は完全に浸さていれると知覚される程度まで湿らされる。１つの特定の例において、クリーニングパッドへの流量は、およそ１０ｍｌ／分〜２０ｍｌ／分の範囲にすることができる。これと比べて、典型的な抽出掃除機では、液体流量がおよそ３００ｍｌ／分〜１４００ｍｌ／分であり、典型的な蒸気モップでは、流量がおよそ３０ｍｌ／分〜１００ｍｌ／分である。

図５は、クリーニングパッド９０を取り外した状態で、基部アセンブリ６４の下側を図示する。この視点では、散布器３８は、基部アセンブリ６４の幅に沿って少なくとも部分的に延びる多数の散布器出口４８を備えて見える。散布器３８は流体供給容器３０と流体的に結合され、これにより洗浄液は流体供給容器３０から散布器３８を介してクリーニングパッド９０へ流れることができる。

さらに、クリーニングパッド９０は、長方形の輪郭を有するものとして概略的に図示されるが、あらゆる適切な形状、形態又は幾何学的な輪郭を有し得ることを理解されたい。限定しない例において、クリーニングパッド９０は、正方形の輪郭、円形の輪郭、マイクロファイバー布、一連の研磨ブラシ又は房、一連の剛毛、又は一連の洗いブラシを含むことができる。別の限定しない例において、クリーニングパッド９０は、洗い層、磨き層又は清掃成分を含む層等の多層を含むことができる。さらに他の例において、クリーニングパッド９０は各々が基部アセンブリ６４の下側に固定された多数のクリーニングパッドを含むことができ、又はクリーニングパッド９０は、基部アセンブリ６４内の硬いフレームの周りに固定された、取り外し可能又は再使用可能な布パッドを含むことができる。

次に、図６を参照すると、基部アセンブリ６４と塵分離及び収集モジュール８０との間に回収空気流通路９４を形成することができる。例えば、ワンド７０は、吸引ノズル１６並びに塵分離及び収集モジュール８０の両方に流体的に接続されるワンド導管７１を含むことができる。基部アセンブリ６４内で流体供給容器３０とクリーニングパッド９０との間に流体送出通路９６も図示される。

図７は、基部アセンブリ６４内にある回収空気流通路９４及び流体送出通路９６をさらに詳しく図示する。回収空気流通路９４は流体送出通路９６から流体的に分離されていることを理解されたい。より具体的には、回収空気流通路９４は、クリーニングパッド９０の前方に位置する吸引ノズル入口１６ａで始まる。回収空気流通路は、基部アセンブリ６４内で吸引ノズル入口１６ａから導管６５を通り、ジョイントアセンブリ６３を通ってワンド導管７１中へ延在している。

反対に、流体送出通路９６は、流体供給容器３０から少なくとも１つの散布器出口４８を通って散布器３８へ、及びクリーニングパッド９０内へ延在している。水分は、ダンプクリーニング用の湿ったクリーニングパッド９０を介して被洗浄面へ移送することができる。

図８に移ると、手持ち部分６６がさらに詳細に示される。図示した例において、電源２２は、リチウムイオン（Ｌｉイオン）バッテリー等の１つ以上のバッテリーを含む、バッテリーパックの形態とされる。必要に応じて、真空掃除機１０は、壁コンセントに接続するために電源コード（不図示）を含むことができる。なお別の例において、電源２２は再充電可能なバッテリーパックを含み、バッテリーパックは、外部電源に接続すること等によってその内部に含まれるバッテリーを充電することができる。ユーザー制御機構６８は、示すようにハンドグリップ６７内に位置するユーザーインターフェースプリント基板の形態にすることができる。さらに、示すように吸引源１８に隣接して、主制御プリント基板等の主制御器６９が位置することができる。

吸引源１８は、統合されたモーター制御器を有するブラシレスの直流（ＢＬＤＣ）モーター等の、モーター１００に接続された貫流式吸引ファンの形態にすることができる。回収空気流通路９４（図６）内でモーター１００の上流にモーター前フィルター１０２を設けて、動作中にデブリがモーター１００に入るのを防ぐことができる。代替案として、吸引源１８は、モーター１００に接続されたバイパス吸引ファンを含むことができる。図示した例において、セパレーター２１は、回収容器２０に結合されてサイクロン型セパレーター８４の他にバルクセパレータースクリーン８６も含む。

図示するように、ワンド７０（図３）及びワンドコネクタ７２の中心を通るワンド軸線１２６を規定することができる。図において、ワンド７０が直立に保持されるので、ワンド軸線１２６は垂直である。この例において、「垂直な軸線」を指すときは、ワンド軸線１２６も指すことを理解されたい。使用する間、ワンド７０は、垂直な軸線に対して傾斜させることを含む任意の適切な態様で向け得ることを理解されたい。

塵分離及び収集モジュール８０の中心を通る収集軸線１２８を規定することができ、モーター／ファンアセンブリ１２４の中心を通るモーター軸線１３０を規定することができる。図示するように、ワンド軸線１２６、収集軸線１２８及びモーター軸線１３０は、全て互いに平行にできることが想定される。言い換えると、ワンド７０が直立に保持されてワンド軸線１２６が垂直であるとき、収集軸線１２８及びモーター軸線１３０も垂直である。

図示するように、ハンドグリップ６７の中心を通るグリップ軸線１３２を規定することができる。グリップ軸線１３２は、限定しない例では垂直方向に対して６０度等のグリップ角度１３４を成す。さらに、電源２２（例えば、バッテリーパック）の中心を通り且つグリップ軸線１３２と交差して、バッテリー軸線１３６を規定することができる。バッテリー軸線１３６も、限定しない例では垂直方向に対して３０度等のバッテリー角度１３８を規定することができる。必要に応じて、グリップ軸線１３２は、バッテリー軸線１３６と直交することができる。

塵分離及び収集モジュール８０は、塵入口（不図示）の形態とされた入口ポートを備える回収容器２０の形態とされた塵カップと、回収容器２０に結合されたセパレーターアセンブリ１４０とを含むことができる。作用空気は、塵入口（不図示）を通って入ることができ、第１段セパレーターアセンブリチャンバ１４４の周りに渦巻き、作用空気流からデブリを遠心分離する。セパレーターアセンブリ１４０はグリル等の第１段セパレーター１４２を含み、第１段セパレーター１４２は、渦巻く作用空気と併用されて、第１段収集領域１４６を画定する回収容器２０の下部に集まる作用空気から比較的大きなデブリを除去する。

作用空気は、入口を通って、より小さなデブリをフィルター処理するように構成されたグリル又はメッシュ等の、セパレーターアセンブリ１４０内の第２段セパレーター又はセパレータースクリーン８６に移動し、本明細書ではサイクロン型セパレーター８４として示す第２段分離チャンバー１５０に入る。作用空気から除去されたより小さなデブリは、回収容器２０の底部の近くにある第２段収集領域１５２内に集まる。図示するように、第１段収集領域１４６は、第２段収集領域１５２を取り囲むことができる。

さらに図８を参照すると、第２段分離チャンバー１５０の上部に排気出口１５４及びフィルターハウジング１５８が流体的に結合される。作用空気は、排気出口１５４と、フィルターハウジング１５８内の少なくとも１つのフィルターとを通って第２段分離チャンバー１５０を出て、フィルターは、本明細書ではモーター／ファンアセンブリ１２４のモーター前フィルター１０２として示す。フィルター処理された作用空気は、モーター／ファンアセンブリ１２４に流入し、そこで排気フィルターすなわちモーター後フィルター１５６と、真空掃除機１０を通る作用空気通路の空気出口とを通って周囲の大気中に排出することができ、作用空気通路は、本明細書では排気グリル１５３により形成されて示される。

第１段セパレーター１４２の外面は、毛髪、糸くず等のデブリを蓄積する可能性があり、デブリは、外面上に付着して第１段収集領域１４６に落下しないことがある。

セパレーターアセンブリ１４０は、回収容器２０に摺動可能に結合されたリング１６１をさらに備えることができる。リング１６１は、第１段セパレーター１４２に接触するように構成された環状ワイパー等の、ワイパー１６０に結合することができる。セパレーターアセンブリ１４０は、リング１６１及び回収容器２０に対して上向きに持ち上げることができる。この持ち上げの間、リング１６１は、回収容器２０に結合されたままであり、ワイパー１６０は、第１段セパレーター１４２に沿って摺動し又はこすり、こうして蓄積したデブリを第１段セパレーター１４２又はグリルの外面から除去し、除去されたデブリは第１段収集領域１４６に落下する。

セパレーターアセンブリ１４０は、所定のレベルまで上げられると、リング１６１及びワイパー１６０とともに回収容器２０から離れるように持ち上げることができる。回収容器２０は次いで反転されて、第１段収集領域１４６及び第２段収集領域１５２から塵及びデブリを除去することができる。中身を排出した後、セパレーターアセンブリ１４０は、回収容器２０内に再配置することができ、リング１６１は、真空掃除機１０の次回の使用のために、再び回収容器２０に結合することができる。

塵分離及び収集モジュール８０は、２０１９年６月２７日に出願されたＰＣＴ出願ＰＣＴ／ＵＳ１９／３９４２４号にさらに詳しく説明されており、このＰＣＴ出願は引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

回収空気流通路９４（図６）に沿う作用空気は、分離及び収集モジュール８０に入り、サイクロン型セパレーター８４に入る前にバルクセパレータースクリーン８６を通って流れることができ、それによってモーター１００の上流において、作用空気からより小さなデブリを遠心力で除去する前に作用空気から比較的大きなデブリを除去する。作用空気流から除去された塵、ほこり及びデブリは、回収容器２０内に集めることができる。このように、バルクセパレータースクリーン８６、サイクロン型セパレーター８４及びモーター前フィルター１０２は、動作中にモーター１００を通って真空掃除機１０の外に流れる作用空気をフィルター処理するために利用可能である。

加えて、示すように、手持ち部分６６内に水分バリア１１０を設けることができる。水分バリア１１０は、電源２２、ユーザー制御機構６８又は主制御器６９を含む真空掃除機１０の部分を囲むことができ、こうして液体が真空掃除機１０の望まない又は不適当な部分と接触するのを防ぐ。水分バリア１１０の例は、限定はしないが、ゴム、プラスチック又はシリコーン等の防水材料を含み、また膜、ストリップ、断熱板又は他の適切な形態にすることができる。真空掃除機１０では液体吸収又は液体の吸引について企図されておらず、クリーニングパッド９０からの湿気はいかなる移動自由な液体も生成すべきでないが、何らかの理由で液体が吸収される場合、そのような水分バリア１１０により、回収空気流通路９４並びに塵分離及び収集モジュール８０から漏れ出るあらゆる液体が、水分バリア１１０内に位置する真空掃除機１０の他の構成要素を傷つけないことが保証されるであろう。

図１〜図８を参照して、真空掃除機１０は種々の様式で動作することができる。１つの動作例では、電源２２は、吸引源１８に給電して、回収空気流通路９４を通して吸引を与えることができる。表面から除去されたデブリは、塵分離及び収集モジュール８０に流入する前に、回収空気流通路９４に沿って基部アセンブリ６４及びワンド導管７１を通って作用空気内に取り込むことができる。そのような塵及びデブリは、作用空気から除去されて回収容器２０内に集まることができ、示すように、清浄された作用空気は、吸引源１８を通って流れることができる。このように、真空掃除機１０は「ドライモード」で動作することができ、それによって吸引源１８は、クリーニングパッド９０を基部アセンブリ６４から取り除いた状態で、表面から塵又はデブリを除去するために利用される。

別の動作例では、真空掃除機１０は、吸引源のスイッチを入れた状態だけでなく、クリーニングパッド９０を基部アセンブリ６４に取り付けた状態で、流体送出システム１２を動作させることなく動作することができる。基部アセンブリ６４が表面にわたって向けられるにつれて、塵及びデブリは、吸引ノズル１６を介して表面から除去され、その一方、乾いたクリーニングパッド９０は、表面に残存する可能性がある追加の塵又はデブリを捕捉することができる。このように、真空掃除機１０は「磨きモード」で動作することができ、それによって吸引源１８は、乾いたクリーニングパッド９０とともに利用され、こうして表面から塵及びデブリを除去し、クリーニングパッド９０を介して追加の清掃又は磨きを行う。

なお別の動作例では、基部アセンブリ６４は、洗浄液が流体供給容器３０からクリーニングパッド９０に送出される間に、表面にわたって向けることができる。洗浄液は、重力等によって自動的に送出し、又はアクチュエーター４４等を介して選択的に送出することができ、それによって基部アセンブリ６４を被洗浄面にわたって移動させ、クリーニングパッド９０から表面へ水分を移送するにつれてクリーニングパッド９０を湿らせる。このように、真空掃除機１０は、「ダンプ」モードで動作することができ、それによってクリーニングパッド９０は、洗浄液とともに利用されて表面を清掃する。ダンプクリーニング用の適正な流量割合は、３０ｍｌ／分以下であることが決定される。

なお別の動作例では、真空掃除機１０は、吸引源１８を動作させると同時にクリーニングパッド９０を介して表面へ流体を供給することができる。これは「吸引付きダンプ」モードと考えることができる。吸引付きダンプモードでは、流体送出システム１２が回収システム１４と協力して動作して表面を清掃することを含むことを理解されたい。流体送出システム１２は回収システム１４と同じ時間作動させる必要はないことをさらに理解されたい。例えば、一旦所定量の液体がクリーニングパッド９０に塗布されると、真空掃除機１０は、クリーニングパッド９０が乾くまで、吸引付きダンプクリーニングを行い続けることができる。

吸引付きダンプモードの間に基部アセンブリ６４が表面にわたって移動するにつれて、塵及びデブリは吸引ノズル１６によって表面から除去することができ、その一方水分は、クリーニングパッドを介して同時に表面に塗布される。基部アセンブリ６４が前方にのみ移動される例では、吸引付きダンプモードは、流体供給容器３０からの流体で湿らされたクリーニングパッド９０を介して表面をダンプクリーニングする直前に、吸引ノズル１６が表面からデブリを除去することを含む。

清掃後、乾いたデブリと考えられるデブリは塵ビンから排出することができ、汚れたクリーニングパッド９０は取り外すことができる。クリーニングパッドは、後の清掃プロセスにおいて洗濯して再使用できるような再使用可能であることや、１回以上使用した後取り外して新しいクリーニングパッドと取り替えることができるような取り外し可能であることが想定される。さらに、真空掃除機１０は、再充電可能な場合、次の使用に備えて再充電することができる。

上述した種々のモードの特徴又は態様は、互いに組み合わせて利用可能であることを理解されたい。それらの例は、説明のみを目的とし、限定することは意図しない。流体送出システム１２及び回収システム１４は、それぞれ独立して又は互いに協力して動作することができる。

なおさらに、ここまで説明した真空掃除機１０は、代替の基部アセンブリとともに利用されてさらに追加の機能をもたらし得ることを理解されたい。例えば、ワンド７０は、１つ以上の代替の基部アセンブリと動作可能に結合されるように適合することができる。図９は、例示的な基部アセンブリ１６４の１つの例を図示する。基部アセンブリ１６４は、基部アセンブリ６４に類似するが、ダンプクリーニング機能を含まず、その代わりに真のドライ真空クリーニングであることが理解されるであろう。限定しない例として、図示した例のアジテーターはブラシロール１６８を含み、ブラシロール１６８は、水平軸を中心に回転し、トランスミッションを介して駆動モーターの駆動軸に動作可能に結合されるように構成され、トランスミッションは、１つ以上のベルト、歯車、軸、プーリー又はそれらの組み合わせを含むことができる。吸引ノズル１６の周りにアジテーターハウジング７３が設けられ、ブラシロール１６８のためにアジテーターチャンバー７９を画定する。

なお別の限定しない例として、直立アセンブリ６２と基部アセンブリ１６４との間の旋回接続部を、少なくとも１つの旋回する機構によって設けることができる。図示した例において、旋回する機構は、基部アセンブリ１６４に対して直立アセンブリ６２を前後左右に旋回させるように構成された、多軸スイベルジョイントアセンブリ１７０を含むことができる。スイベルジョイントアセンブリ１７０の下方部分１７２が、ワンド７０と基部アセンブリ１６４との間に位置する。スイベルジョイントアセンブリ１７０の下方部分１７２により、ワンド７０と基部アセンブリ１６４との間に旋回による前方回転及び後方回転が得られる。ワンド７０と基部アセンブリ１６４の間にスイベルジョイントアセンブリ１７０の上方部分１７４も位置し、ワンド７０と基部アセンブリ１６４との間に横方向又は左右の回転を与える。より具体的には、スイベルジョイントアセンブリ１７０の下方部分１７２は、基部アセンブリ１６４とスイベルジョイントアセンブリ１７０の上方部分１７４との間に結合される。スイベルジョイントアセンブリ１７０の上方部分１７４は、ワンド７０の第２の端部７６においてワンド収容部７７に結合される。ホイール５２は、スイベルジョイントアセンブリ１７０の下方部分１７２に結合し又は基部アセンブリ１６４に直接結合することができ、また被洗浄面を横切って基部アセンブリ１６４を移動させるように適合される。なお別の限定しない例として、アジテーターハウジング７３と塵分離及び収集モジュール８０との間に回収空気流導管１７６を形成することができる。例えば、基部アセンブリ１６４内のワンド導管７１をワンド７０内のワンド導管７１に流体的に結合することができる。ワンド導管７１は、可撓性にしてスイベルジョイントアセンブリ１７０が多数の軸を中心に旋回運動するのを促進することができる。ワンド導管７１は、空気出口ポート（不図示）を介して塵分離及び収集モジュール８０で塵入口（不図示）に流体的に接続される。

基部アセンブリ１６４は、第１の側面１８０と第２の側面１８２との間に延在することができ、取り外し可能なカバー１８４は、それらの間にアジテーターチャンバー７９を少なくとも部分的に画定することができる。第２の側面１８２の一部に孔１８６が位置して、ブラシロール１６８の挿入及び取り外しを可能にする。第１の側面１８０と第２の側面１８２との間に、正面バー１８８が基部アセンブリ１６４の下部に沿って延在している。正面バー１８８は、取り外し可能なカバー１８４を取り付けたとき取り外し可能なカバー１８４の背後に位置するように構成される。正面バー１８８上にヘッドライトアレイ１９０が位置して、第１の側面１８０と第２の側面１８２との間で基部アセンブリ１６４の幅に沿って延在しているものとして図示される。ヘッドライトアレイ１９０は、ＬＥＤヘッドライトアレイを含む任意の適切な照明アセンブリにすることができる。ヘッドライトアレイ１９０は、取り外し可能なカバー１８４の下方に配置されているが、基部アセンブリ１６４の外側部分に沿って配置されているとみなすことができる。１つの例において、取り外し可能なカバー１８４は透明部分を有することができ、これにより据え付け時に、透明部分は、ヘッドライトアレイ１９０を覆って保護するとともに、放射された光はここを通って被洗浄面を照らすことが可能になる。別の例では、取り外し可能なカバー１８４は、ヘッドライトアレイ１９０から放射された光を遮断しないように、ヘッドライトアレイ１９０を覆わないままにすることができる。

アジテーターチャンバー７９内にブラシロール１６８を配置することができ、配置は、基部アセンブリ１６４の第２の側面１８２に位置する孔１８６を通って第１の端部１６８ａを摺動させることによって行う。完全に挿入されると、ブラシロール１６８の第２の端部１６８ｂが、孔１８６と同一平面になることができる。加えて、ワンド導管７１は、アジテーターチャンバー７９をワンド導管７１に流体的に結合することができる。

基部アセンブリ１６４は、孔１８６の反対側に配置され且つアジテーターチャンバー７９内のアジテーター２６（例えば、ブラシロール１６８）を回転駆動するように構成された、ブラシ駆動アセンブリ１９２を含むことができる。ブラシ駆動アセンブリ１９２は、限定しないが、ブラシモーター２２６、ベルトハウジング２２７内のベルト２２８、及びブラシ駆動歯車２２０を含む、構成要素を有することができる。

ブラシロール１６８は、図１０にさらに詳しく示される。ブラシロール１６８の第１の端部は、歯等の突起１９６を有する端板１９４を備えることができ、突起１９６は、ブラシ駆動アセンブリ１９２（図９、１１）の一部と係合するように構成される。ブラシロール１６８は、各端部においてブラシ軸受２２４に結合された中心軸２２２をさらに有する。図示した例では、ブラシロール１６８は、ブラシロール１６８の外面に沿って延在する、オフセットした掃き掃除房２０２を備える、剛毛ブラシロール１６８を含む。房２０２は、房プラットフォーム２０６の中心線２０４からオフセットして配置することができ、房２０２は、房プラットフォーム２０６に対して非直交にすることもできる。このようにして、剛毛ブラシロール１６８は、動作中に毛髪がブラシロール１６８に巻き付くのを防ぐように構成することができる。同様のブラシロールは、米国特許出願公開第２０１８−０１２５３１５号にさらに詳しく記載されており、この米国特許出願公開は、引用することによりその全体が本明細書の一部をなす。

組み立てた基部アセンブリ１６４が図１１に示され、ここで端板の突起１９６にブラシ駆動歯車２２０が結合される。このようにして、ブラシ駆動歯車２２０は、駆動歯車軸受２２９を介して中心軸２２２にも結合される。ブラシモーター２２６がベルト２２８及びブラシ駆動歯車２２０を回転駆動するとき、ブラシロール１６８は、選択された吸引モードに応じて様々な速度で回転することができる。ブラシロール１６８の第２の端部にあるブラシ除去エンドキャップ２３０により、ブラシロール１６８は、剛毛房２０２の洗浄等のために、アジテーターチャンバー７９からロック解除され又は取り外される。

アジテーターチャンバー７９内において様々なアジテーター２６及びブラシロール１６８が利用可能であることが想定される。図１２は、利用可能なマイクロファイバーブラシロール２１０を示す。マイクロファイバーブラシロール２１０は剛毛ブラシロール１６８に類似しており、１つの違いは、外面が剛毛の代わりにマイクロファイバー層を含むことである。剛毛は、カーペット繊維から毛髪及びデブリを持ち上げるために利用可能であるが、マイクロファイバー層は、木材やタイル等の硬い表面から塵及びデブリを持ち上げることができる。ブラシロールのそれぞれは、留め具２１２を含むブラシ取り外しエンドキャップ１９８を備えることができる。図示した例では、留め具２１２はバヨネット式留め具を含み、この留め具では所定のブラシロールが孔１８６を通って挿入され且つ例えば３０度回転し、こうして対応する留め具収容部２１４を介してブラシロールをアジテーターチャンバー７９内の所定の位置にロックする。真空掃除機１０において、明示的に説明していない他のブラシロール形式を利用できることを理解されたい。

ドライ真空掃除機は、異なるタイプの表面を清掃することができるが、通常流体を供給せず又は回収しない。本開示は、限定しない例としてデブリを拾い上げるためにドライ真空クリーニングを使用している間に、裸の床面を含む表面をダンプクリーニングする能力を含む種々の利点をもたらす。このように、表面の清掃は、より短い時間で且つより少ない努力で行うことができ、さらに表面は、単にドライ真空クリーニングを用いて達成されるよりもより清浄に且つより輝くままに保たれる。

既述されていない範囲で、本開示の種々の例の異なる特徴及び構造を、所望に応じて互いに組み合わせて用いることができる。したがって、異なる例の種々の特徴は、新たな実施形態が明示的に記載されているか否かにかかわらず、新たな実施形態を形成するように、所望に応じて混成及び合体させることができる。

例えば、本開示の種々の特徴、態様及び利点は、以下の条項によって規定される以下の技術的解決策においても具体化することができ、以下の概念の任意の組み合わせを含むことができる。

真空掃除機であって、基部アセンブリであって、吸引ノズル及び流体送出システムを含み、基部アセンブリ上に位置する流体供給容器を用いてダンプクリーニングを行うように適合された、基部アセンブリと、ハンドグリップと、吸引ノズルと流体連通され作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、吸引ノズルから手持ち部分内の空気出口へ延在し且つ吸引源を含む作用空気通路とを備える、真空掃除機。

流体送出システムは、流体供給容器に流体的に結合された少なくとも１つのアジテーターを備え、アジテーターはダンプクリーニングを行うように適合される、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

アジテーターはクリーニングパッドである、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

アジテーターは電源に動作可能に結合され、アジテーターは回転可能又はスピン回転するもののうちの少なくとも一方である、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

流体送出システムは、アジテーターに流体を供給するために設けられた散布器と、流体供給容器から散布器への流れを毎分３０ｍｌ以下の流量に制御するように適合された流量制御システムとをさらに備える、先行する条項のいずれかに１項に記載の真空掃除機。

流量制御システムは、アクチュエーターと、アクチュエーターに動作可能に結合されたポンプ又は流量制御弁のうちの少なくとも一方とをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

アクチュエーターは基部アセンブリ上に位置する、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

流体供給容器は容積が５００ｍｌ未満である、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

ヘッドライトアレイは、基部アセンブリの幅に沿って離間した複数のＬＥＤを含む、先行する条項のいずれかに１項記載の真空掃除機。

ビームは、ビーム角度がゼロ度である、先行する条項の任意の順列のいずれか１項に記載の真空掃除機。

作用空気通路は、基部アセンブリと手持ち部分との間に動作可能に結合されたワンドによって少なくとも部分的に画定される、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

ワンドは、三角形の輪郭にされた外周面を有する、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

ワンドは、ワンド本体内の凹所に動作可能に結合された装飾インサートを含み、装飾インサート及びワンド本体はともに外周面を形成し、又は、ワンドは、ワンド本体の凹所内に動作可能に結合された管状インサートを含み、管状インサート及びワンド本体は、ともに外周面を形成する、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

ワンドの下端を基部アセンブリに移動可能に結合するスイベルジョイントをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

手持ち部分は、吸引源と流体連通して設けられた回収容器を含むデブリ除去アセンブリをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

吸引源は、デブリ除去アセンブリに動作可能に結合されて、手で運搬可能な単一のユニットを形成するモーター／ファンアセンブリを含む、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

ハンドグリップは、モーター／ファンアセンブリ又は回収容器のうちの少なくとも一方から離れて延在してハンドル開口を画定し、ハンドグリップは、ユーザーが握るように適合している、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

手持ち部分に取り付けられ且つ作用空気通路の一部を画定するモーター前フィルターアセンブリをさらに備え、モーター前フィルターアセンブリは、回収容器の上端においてフィルターチャンバー内に収容された少なくとも１つのモーター前フィルターを備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

デブリ除去アセンブリは、作用空気通路から汚染物質を分離するサイクロン型セパレーターチャンバーと、セパレーターチャンバー内で分離された汚染物質を収容する収集チャンバーとを備え、収集チャンバーは、少なくとも部分的に回収容器によって画定される、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

デブリ除去アセンブリは、第２の下流サイクロン型セパレーターチャンバーと、第２のセパレーターチャンバー内で分離された汚染物質を収容する第２の収集チャンバーとをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

第２の下流サイクロン型セパレーターチャンバーは、サイクロン型セパレーターチャンバー内に同心円状に位置している、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

回収容器内に内側ハウジングを選択的に収容可能であり、内側ハウジングは、第２の下流サイクロン型セパレーターチャンバー及び第２の回収チャンバーを画定する、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

内側ハウジングの一部に摺動可能に接触するように構成された環状ワイパーをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

基部アセンブリは、吸引ノズルにあるアジテーターチャンバーと、アジテーターチャンバー内に選択的に位置する取り外し可能なブラシロールとをさらに備える、先行する条項のいずれか１項に記載の真空掃除機。

表面洗浄システムであって、吸引ノズル及び流体送出システムを含み、毎分３０ｍｌ以下の流量を供給してダンプクリーニングを行うように適合された第１の取り外し可能な基部アセンブリと、ハンドグリップと、ハンドグリップの中心を通って規定された収集軸線を備える回収容器と、吸引ノズル及び回収容器と流体連通され作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、手持ち部分に動作可能に結合され且つ第１の取り外し可能な基部アセンブリに選択的に結合されたワンドであって、吸引ノズルから手持ち部分内の空気出口まで延び且つ吸引源を含む作用空気通路の少なくとも一部を画定する、ワンドとを備える、表面洗浄システム。

第２の吸引ノズルを含む第２の取り外し可能な基部アセンブリをさらに備え、第１の取り外し可能な基部アセンブリ及び第２の取り外し可能な基部アセンブリは交換可能である、先行する条項のいずれか１項に記載の表面洗浄システム。

吸引源は、回収容器に動作可能に結合されて、手で運搬可能な単一のユニットを形成するモーター／ファンアセンブリを有し、モーター／ファンアセンブリは、ワンド軸線及び収集軸線と平行なモーター軸線を規定する、先行する条項のいずれか１項に記載の表面洗浄システム。

ハンドグリップの中心を通るグリップ軸線が規定され、収集軸線に対して鋭角をなす、先行する条項の任意の順列のいずれか１項に記載の表面洗浄システム。

手持ち部分上に位置するバッテリーパックをさらに備え、バッテリーパックの中心を通るバッテリー軸線が規定され、グリップ軸線と直交する角度で交差する、先行する条項のいずれか１項に記載の表面洗浄システム。

本開示の態様を或る特定の例に関して具体的に記載したが、これは限定ではなく例示のためのものであることを理解されたい。添付の特許請求の範囲に規定される本開示の趣旨から逸脱することなく、上記の開示及び図面の範囲で合理的な変形及び変更が可能である。したがって、本明細書に開示されている例に関する特定の寸法及び他の物理的特徴は、請求項において別段の明確な記述がない限り、限定とみなされるべきでない。

本願は、２０２０年２月１９日付で出願された米国仮特許出願第６２／９７８，５０３号の利益を主張し、その全体が引用することにより本明細書の一部をなす。

Claims (20)

1. 真空掃除機であって、
   基部アセンブリであって、吸引ノズル及び流体送出システムを含み、該基部アセンブリ上に位置する流体供給容器を用いてダンプクリーニングを行うように適合された、基部アセンブリと、
   ハンドグリップと、前記吸引ノズルと流体連通され作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、
   前記吸引ノズルから前記手持ち部分内の空気出口へ且つ前記吸引源を含む作用空気通路と、
   を備える、真空掃除機。
2. 前記流体送出システムは、前記流体供給容器に流体的に結合された少なくとも１つのアジテーターを備え、前記アジテーターはダンプクリーニングを行うように適合される、請求項１に記載の真空掃除機。
3. 前記アジテーターはクリーニングパッドである、請求項２に記載の真空掃除機。
4. 前記アジテーターは電源に動作可能に結合され、前記アジテーターは回転可能又はスピン回転するもののうちの少なくとも一方である、請求項２に記載の真空掃除機。
5. 前記流体送出システムは、前記アジテーターに流体を供給するために設けられた散布器と、前記流体供給容器から前記散布器への流れを毎分３０ｍｌ以下の流量に制御するように適合された流量制御システムとをさらに備える、請求項２〜４のいずれか１項に記載の真空掃除機。
6. 前記流量制御システムは、アクチュエーターと、前記アクチュエーターに動作可能に結合されたポンプ又は流量制御弁のうちの少なくとも一方とをさらに備える、請求項５に記載の真空掃除機。
7. 前記アクチュエーターは前記基部アセンブリ上に位置する、請求項６に記載の真空掃除機。
8. 前記流体供給容器は容積が５００ｍｌ未満である、請求項１〜７のいずれか１項に記載の真空掃除機。
9. 前記作用空気通路は、前記基部アセンブリと前記手持ち部分との間に動作可能に結合されたワンドによって少なくとも部分的に画定される、請求項１〜８のいずれか１項に記載の真空掃除機。
10. 前記ワンドの下端を前記基部アセンブリに移動可能に結合するスイベルジョイントをさらに備える、請求項９に記載の真空掃除機。
11. 前記手持ち部分は、前記吸引源と流体連通して設けられた回収容器を含むデブリ除去アセンブリをさらに備え、前記回収容器は、前記デブリ除去アセンブリに動作可能に結合されて手で運搬可能なユニットを形成するモーター／ファンアセンブリを含む、請求項９又は１０に記載の真空掃除機。
12. 前記ハンドグリップは、前記モーター／ファンアセンブリ又は前記回収容器のうちの少なくとも一方から離れて延在してハンドル開口を画定し、前記ハンドグリップは、ユーザーが握るように適合している、請求項１１に記載の真空掃除機。
13. 前記手持ち部分に取り付けられ且つ前記作用空気通路の一部を画定するモーター前フィルターアセンブリをさらに備え、該モーター前フィルターアセンブリは、前記回収容器の上端においてフィルターチャンバー内に収容された少なくとも１つのモーター前フィルターを備える、請求項１１又は１２に記載の真空掃除機。
14. 前記デブリ除去アセンブリは、前記作用空気通路から汚染物質を分離するサイクロン型セパレーターチャンバーと、該サイクロン型セパレーターチャンバー内で分離された汚染物質を収容する収集チャンバーとを備え、該収集チャンバーは、少なくとも部分的に前記回収容器によって画定される、請求項１１〜１３のいずれか１項に記載の真空掃除機。
15. 前記基部アセンブリは、前記吸引ノズルにあるアジテーターチャンバーと、前記アジテーターチャンバー内に選択的に位置する取り外し可能なブラシロールとをさらに備え、前記流体送出システムは、動作中に前記アジテーターチャンバーに流体を毎分３０ｍｌ以下の流量で供給する、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の真空掃除機。
16. 表面洗浄システムであって
    吸引ノズル及び流体送出システムを含み、毎分３０ｍｌ以下の流量を供給してダンプクリーニングを行うように適合された第１の取り外し可能な基部アセンブリと、
    ハンドグリップと、前記ハンドグリップの中心を通って規定された収集軸線を有する回収容器と、前記吸引ノズル及び前記回収容器と流体連通され作用空気流を生成するように構成された吸引源とを有する手持ち部分と、
    前記手持ち部分に動作可能に結合され且つ第１の取り外し可能な基部アセンブリに選択的に結合されたワンドであって、前記吸引ノズルから前記手持ち部分内の空気出口まで延在し且つ前記吸引源を含む作用空気通路の少なくとも一部を画定する、ワンドと、
    を備える、表面洗浄システム。
17. 第２の吸引ノズルを含む第２の取り外し可能な基部アセンブリをさらに備え、前記第１の取り外し可能な基部アセンブリ及び第２の取り外し可能な基部アセンブリは交換可能である、請求項１６に記載の表面洗浄システム。
18. 前記ワンドの中心を通るワンド軸線が規定され、前記ワンド軸線と前記収集軸線とは平行であり、前記吸引源は、前記回収容器へ動作可能に結合されて単一の手で運搬可能なユニットを形成するモーター／ファンアセンブリを含み、前記モーター／ファンアセンブリは、前記ワンド軸線及び前記収集軸線と平行なモーター軸線を規定する、請求項１６又は１７に記載の表面洗浄システム。
19. 前記ハンドグリップの中心を通るグリップ軸線が規定され、前記収集軸線に対して鋭角をなす、請求項１６〜１８のいずれか１項に記載の表面洗浄システム。
20. 前記手持ち部分上に位置するバッテリーパックをさらに備え、前記バッテリーパックの中心を通るバッテリー軸線が規定され、前記グリップ軸線と直交する角度で交差する、請求項１９に記載の表面洗浄システム。

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