JP2021129657A - ホルダー - Google Patents
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Abstract
Description
また、ドライバー等の工具においても、使用において大きさの異なる工具を選択する必要があるため、複数の工具を持ち運ぶことが一般的であるが、筆記具等と同様の問題が生じている。
すなわち、本発明は、以下のホルダーである。
このホルダーによれば、簡易的な構造で、円筒部の太さが異なる筆記具等やドライバー等の工具類を複数まとめて装着保持することができる。また、簡単に脱着できるうえ、ポーチ等の小型の収納具にも収納が容易かつ、使用中も転がらないホルダーを提供することができる。
さらに、複数の筆記具等を収納具に収納した場合、内部で筆記具等が混在した状態となることを防ぐことで、収納具から取り出す際に、必要な筆記具等を速やかに選別することができると共に、収納具内で筆記具等がぶつかり合うことで破損することを防止できる。
この特徴によれば、筆記具等を少ない力で脱着することができるうえ、強固に確実に保持することができる。
この特徴によれば、複数の筒部同士が密接に集合することで、複数の筆記具等をコンパクトにまとめて保持することができる。
また、よく使用する筆記具等同士をまとめて保持し、持ち運ぶことができるため、使用する際に選別が容易になることで作業効率をあげることができる。
この特徴によれば、ホルダー自体が容易に変形可能なため、様々な太さの筆記具等を保持することができる。また、少ない力で筆記具等を脱着することができるうえ、軽量で収納具に収納した場合にも嵩張らないホルダーを提供することができる。
この特徴によれば、簡易的な構造で、太さが異なる筆記具又は工具を複数まとめて、装着し保持し、脱着できる。
なお、実施態様に記載するホルダーについては、本発明に係るホルダーを説明するために例示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
図1は、本発明の第1の実施態様におけるホルダーの構造を示す概略説明図(正面図)である。図2は、本発明の第1の実施態様におけるホルダーの構造を示す概略説明図(斜視図)である。また、図3は、本発明の第1の実施態様におけるホルダーの使用状況を示す概略説明図(斜視図)である。
物品は、棒状の形態を有する物品である。
物品の具体例としては、例えば、各種筆記具のシャープペンシル、万年筆、筆、筆ペン、ボールペン、サインペン、鉛筆等が挙げられる。また、スマートフォン等のタッチパネルに対して入力操作を行うタッチペン等も挙げられる。
また、各種工具の、ドライバー、ラチェットレンチ、ペンライト、電動ドリルの替え刃、ヘキサゴンレンチ等が挙げられる。
さらに、その他にも口紅、アイシャドー、チーク、ファンデーション等の化粧品、又は、各種乾電池、歯ブラシが挙げられる。
また、本実施態様のホルダーによって保持される物品としては、棒状の形態を有する物品であれば良く、上記に限定されるものではない。
筒部10は、図1〜3に示すように、中央が空洞である筒状の形態を有している。そして、図3に示すように、物品の棒状の形態部分を、筒部10の中央空洞部分に収めることで、物品を保持することを目的とする。
筒部10は、以下で説明する切り込み部11、接合部12、展開部13を備える。
図1、2に示すように、複数の筒部10が集合することで本実施態様のホルダーを形成している。ここで、図1〜3では、筒部10が3本の場合を例示しているが、これに限定されるものではない。
筒部10の厚さについては、筒部10の材質に応じて自由に決定されるもので特に限定されるものではない。
切り込み部11は、図1〜3に示すように、筒部10の周面上の一カ所を長手方向に対して連続的に切断することで、後述する展開部13を作ることを目的とする。
また、切り込み部11は、展開部13を作ることができれば特に限定されることはない。例えば、図2、3に示すように、筒部10を長手方向に対して平行な直線を描くように切断する場合が挙げられる。この場合、後述する展開部13同士の向き合う一辺が、筒部10の長手方向に対して水平な形状となるため、物品を安定して保持することができるため好ましい。さらに、図4に示すように、筒部10を長手方向に対して平行かつ波状を描くように切断する場合が挙げられる。この場合、後述する展開部13が互いに篏合することで、展開部13同士がずれることを防止できるため、物品をより安定して保持することができるため好ましい。加えて、切り込み部11は、図7、8に示すように、展開部13同士の向き合う一辺が離れるように、ある程度の幅をもっていることが挙げられる。すなわち筒部10を正面から見た場合にアルファベットのC文字の形状をなすよう切り取られている場合である。この場合、後述する展開部13同士が離れていることで、物品をホルダー100に脱着することが容易となるため好ましい。
接合部12は、複数の筒部10同士を互いに接合させることを目的とするものである。
接合部12は、複数の筒部10同士を互いに接合させることができれば、方法や構造は特に限定されるものではない。例えば、あらかじめ筒部10同士が接合している形で、一体成型によってホルダー100を製造する場合が挙げられる。この場合、筒部10同士を強固に接合することができるうえ、成形型により大量に生産できるため生産性を高めることができるため好ましい。また、筒部10同士を互いに接着剤等で接着することで、接合させる場合が挙げられる。この場合、複数の大きさの異なる筒部10を容易に組み合わせることができるため好ましい。さらに、接合部12を面ファスナーやマグネット等の係止具とする場合が挙げられる。この場合、筒部10同士を接合しつつも、脱着できるため、筒部10の数を収納具の容量に合わせて変更することで、より携帯し易くすることができるうえ、複数の形状や色彩のことなる筒部10の組み合わせを容易に変更することができるため、意匠的にも優れたものとなるため好ましい。
展開部13は、物品をホルダー100に装着した際に、筒部10の直径が拡大する方向に展開することで、物品に棒状の形態部分を挟持することで物品を保持することを目的とするものである。
展開部13は、図1に示すように、ホルダー100を正面から見た状態で、筒部10の内、接合部12から切り込み部11までの範囲を占める部分である。また、接合部が2ヶ所以上の場合は、筒部10の内、接合部12から切り込み部11までの範囲を占める部分から、接合部同士を結ぶ範囲を差し引いた部分である。
展開部13は、物品の棒状の形態部分を挟持することで物品を保持することができればよく、大きさや形状等は特に限定されるものではない。例えば、展開部13の内、物品の棒状の形態部分と接する部分は、凹凸形状等によりすべり止め加工が施されている場合が挙げられる。この場合、物品をホルダー100に安定して保持することができるため好ましい。
物品をホルダー100に装着する工程について解説する。
まず、ホルダー100の切り込み部11に指をかけ、二つの展開部12を筒部10の直径を拡大する方向に力を入れることで展開させる。その後、物品の棒状の形態部分を筒部10の中央空洞部分に押し込む。その際、展開部12が筒部10を構成する材料の有する復元力によって筒部10の直径を小さくする方向に閉じる。これにより、物品の棒状形態部分を展開部12同士が挟持することで、物品を保持する。これで、物品は、ホルダー100に装着される。
まず、ホルダー100に装着されている物品を、筒部10の外周方向に振り出すように力を加える。これにより、展開部12が、筒部10の直径を拡大させる方向に展開し、物品の棒状の形態部分が筒部10の中央空洞部分より脱出する。これで、物品はホルダー100より取り外される。
加えて、使用工程例1とは別の、物品をホルダー100に装着する工程について解説する。
まず、物品を筒部10の長手方向から、筒部10の内部空洞部に所定の位置まで挿入する。これにより、物品が筒部10に挿入されるに従って、展開部13が筒部10の直径を拡大する方向に展開されると同時に、筒部10を構成する材料の有する復元力によって筒部10の直径を小さくする方向に閉じる。これにより、物品の棒状形態部分を展開部12同士が挟持することで、物品を保持する。これで、物品は、ホルダー100に装着される。
物品を長手方向に引き抜くことで、展開部13が筒部10の直径を拡大させる方向に展開し、物品の棒状の形態部分が筒部10の中央空洞部分より脱出する。これで、物品はホルダー100より取り外される。
図9は、本発明の第2の実施態様におけるホルダー200の構造を示す概略説明図(正面図)である。
第2の実施態様におけるホルダー200は、第1の実施態様のホルダー100の構成の内、展開部13を各々大きさの異なる第1展開部23と第2展開部24としたものである。なお、本実施態様におけるホルダー200の構成の内、第1の実施態様のホルダー100の構成と同じものについては、説明を省略する。
この内、筒部20、接合部22は、第1の実施態様における筒部10、接合部12と同一の特徴を有するものである。
本実施態様のホルダー200によれば、物品を少ない力で脱着することができるうえ、強固に確実に保持することができる。
切り込み部21は、第1の実施態様の切り込み部11の特徴に加えて、後述する大きさの異なる第1展開部23及び第2展開部24を形成することを目的としている。
そのため、図7に示すように、切り込み部21は、筒部20を正面から見たときに、切り込み部21によって形成される第1展開部23と第2展開部24の周面上における長さが異なるものとなるように、筒部20を筒部20の周面上の一カ所を長手方向に対して平行かつ連続的に切断するものである。
第1展開部23は、実施態様1における展開部13の特徴に加えて、図9に示すように筒部20を正面から見たときの筒部20の周方向の長さが、後述する第2展開部24の長さよりも長いことを特徴とする。
第2展開部24は、実施態様1における展開部13の特徴に加えて、図9に示すように筒部20を正面から見たときの筒部20の周方向の長さが、第1展開部23の長さよりも短いことを特徴とする。
図10は、本発明の第3の実施態様におけるホルダー300の構造を示す概略説明図(正面図)である。図11は、本発明の第3の実施態様におけるホルダー300の構造を示す概略説明図(斜視図)である。また、図12は、本発明の第3の実施態様におけるホルダー300の使用状況を示す概略説明図(斜視図)である。
第3の実施態様におけるホルダー300は、第1の実施態様のホルダー100及び第2の実施態様におけるホルダー200の構成に加えて、接合部32を二カ所以上備えることで、筒部30を複数有することを備えることを特徴とするものである。なお、本実施態様におけるホルダー300の構成の内、第1の実施態様のホルダー100及び第2の実施態様200の構成と同じものについては、説明を省略する。
この内、切り込み部31、展開部33は、第1の実施態様における切り込み部11、接合部12、展開部13と同一の特徴を有するものである。
本実施態様のホルダー300によれば、物品を少ない力で脱着することができるうえ、強固に確実に保持することができる。
本実施態様における筒部30は、第1の実施態様における筒部10と同様の特徴を有するものである。
また、図10に示すように、本実施態様における筒部30は、接合部32を2カ所以上有することにより、ホルダー300を正面から見たときに、複数の筒部30が後述する芯部34を囲うように連設されることを特徴とする。
接合部32は、第1の実施態様における接合部12と同様の特徴を有するものである。
また、図10に示すように、接合部32は、複数の筒部30同士を接合することに加えて、複数の筒部30と後述する芯部34を接合することを目的とするものである。
芯部34は、複数の筒部30同士を強固に接合することを目的とするものである。
具体的には、図10に示すように、複数の筒部30同士が接合部32によって接合しながらも、同時に芯部34にも接合することで、複数の筒部30同士を強固に接合することができる。
また、芯部34は、複数の筒部30同士を強固に接合することができれば、材質や形状、大きさを特に限定されるものではない。好ましくは、図13に示すように、芯部34を筒部30と同様の構造にすることが挙げられる。この場合、芯部34にも筒部30と同様に物品を保持することができるため、より多くの物品を持ち運ぶことができる。さらに、芯部34を筒部30と同様の構造にすることで、図14に示すように、スタンドなどの棒状の形態を有する部分を保持することより、ホルダー300を机などに設置して使用することができる。
また、よく使用する物品をまとめて保持し、持ち運ぶことができるため、使用する際に選別が容易になることで作業効率をあげることができる。
Claims (5)
- 棒状の形態を有する器具を保持するためのホルダーであって、
前記器具を保持する複数の筒部を有し、
前記筒部には、長手方向に対して連続した切り込み部及び、複数の筒部同士が接合する接合部と、筒部の直径が拡大する方向に展開する展開部を備えることを特徴とするホルダー。 - 前記展開部は、第一の展開部と第二の展開部を有し、
前記第一の展開部の前記筒部の周方向の長さが、前記第二展開部の周方向の長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載されたホルダー。 - 前記筒部は、2以上の接合部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載されたホルダー。
- 筒部の材質は、弾性部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のホルダー。
- 棒状の形態を有する器具が、筆記具又は工具である請求項1〜4のいずれか1項に記載のホルダー。
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