JP2021128096A - 位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラム - Google Patents
位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】磁気センサによる位置検出精度を向上させる。【解決手段】磁石の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される少なくとも3つの磁気センサと、少なくとも3つの磁気センサから出力された信号に基づいて、磁石の位置を検出する検出部と、を備え、少なくとも3つの磁気センサは、互いに異なる磁気センサを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有し、検出部は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第1の値と、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第2の値とを算出する算出部と、算出部によって算出された第1の値および第2の値に基づいて、磁石の位置を示す信号を出力する出力部と、を有する位置検出装置を提供する。【選択図】図1
Description
本発明は、位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラムに関する。
従来、デジタルカメラ、携帯電話、小型PC等に搭載されるレンズを有するレンズモジュールは、当該レンズの位置を検出しながらアクチュエータ等で移動させ、光学式手振れ補正、および/またはオートフォーカス機能等を実行していた(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 実用新案登録第3189365号
特許文献1 実用新案登録第3189365号
このようなレンズモジュールは、磁気センサによりレンズの位置を検出し、検出結果を用いてフィードバック制御を行っていたが、検出精度は不十分であった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、位置検出装置を提供する。位置検出装置は、磁石の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される少なくとも3つの磁気センサを備えてよい。位置検出装置は、少なくとも3つの磁気センサから出力された信号に基づいて、磁石の位置を検出する検出部を備えてよい。少なくとも3つの磁気センサは、互いに異なる磁気センサを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有してよい。検出部は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第1の値と、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第2の値とを算出する算出部を有してよい。検出部は、算出部によって算出された第1の値および第2の値に基づいて、磁石の位置を示す信号を出力する出力部を有してよい。
第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサのうちの、移動方向における両端に位置する2つの磁気センサの中点は、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサのうちの、移動方向における両端に位置する2つの磁気センサの中点とは異なる。
算出部は、第1の磁気センサ群の磁気センサのそれぞれから出力された信号の和を、当該信号の差で除した第1の値を算出してよい。算出部は、第2の磁気センサ群の磁気センサのそれぞれから出力された信号の和を、当該信号の差で除した第2の値を算出してよい。
出力部は、第1の値に第1の重み係数を乗じた値と第2の値に第2の重み係数を乗じた値とに基づいて、磁石の位置を示す信号を出力してよい。第1の重み係数および第2の重み係数は、それぞれ第1の値および第2の値に基づく値であってよい。
第1の重み係数は、第1の値に対応する磁石の位置が、第1の磁気センサ群の中点に近いほど大きくてよい。第2の重み係数は、第2の値に対応する磁石の位置が、第2の磁気センサ群の中点に近いほど大きくてよい。
移動方向の軸上で、少なくとも3つの磁気センサとそれぞれ同じ点に対応する位置に配設された少なくとも3つの追加磁気センサを備えてよい。算出部は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号と該少なくとも2つの磁気センサと移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの追加磁気センサから出力された信号とに基づく第1の値を算出してよい。算出部は、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号と該少なくとも2つの磁気センサと移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの追加磁気センサから出力された信号とに基づく第2の値を算出してよい。
位置検出装置は、磁石の基準位置において磁気センサから出力された信号と、基準位置に対応して予め定められた基準信号とに基づいてオフセット値を算出するオフセット算出部をさらに備えてよい。算出部は、さらにオフセット値に基づいて、第1の値および第2の値を算出してよい。
少なくとも3つの磁気センサは、それぞれ、磁電変換素子を有してよい。
少なくとも3つの磁気センサは、移動方向の軸上、または移動方向の軸に対して90度未満の角度で傾斜した軸上に配設されてよい。
本発明の第2の態様においては、レンズモジュールを提供する。レンズモジュールは、第1の態様の位置検出装置を備えてよい。レンズモジュールは、磁石または少なくとも3つの磁気センサとの位置関係を保持するように配設されたレンズを備えてよい。
本発明の第3の態様においては、第2の態様のレンズモジュールを備える撮像装置を提供する。
本発明の第4の態様においては、位置検出方法を提供する。位置検出方法は、磁石の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される少なくとも3つの磁気センサから出力された信号に基づいて、磁石の位置を検出する段階を備えてよい。少なくとも3つの磁気センサは、互いに異なる磁気センサを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有してよい。検出する段階は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第1の値と、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第2の値とを算出する段階を有してよい。検出する段階は、第1の値及び第2の値に基づいて、磁石の位置を示す信号を出力する段階を有してよい。
本発明の第5の態様においては、コンピュータに、第4の態様の位置検出方法を実行させるためのプログラムを提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係るレンズモジュール10の構成例の一部を示す。レンズモジュール10は、携帯端末またはカメラ等の撮像装置に設けられ、レンズの位置を検出しながら当該レンズの移動を制御する。レンズモジュール10は、位置検出装置20と、コイル30と、不図示のレンズとを備える。レンズは、位置検出装置20の磁石100または磁気センサ110との位置関係を保持するように配設される。レンズは、コイル30が電流を流されて磁石100の磁場の中を動くことによって移動させられ、これにより、磁石100と磁気センサ110は相対的に移動する。
位置検出装置20は、磁石100と磁気センサ110との間の相対的な位置を検出して、保持されたレンズの位置を間接的に検出する。本実施形態に係る位置検出装置20は、少なくとも3つの磁気センサ110を用いて、磁石100の移動方向に沿った検知区間に応じて磁石100の位置を検出する。位置検出装置20は、磁石100と、少なくとも3つの磁気センサ110と、検出部120と、を備える。
少なくとも3つの磁気センサ110は、それぞれ、ホール素子等の磁電変換素子を有する。少なくとも3つの磁気センサ110は、磁石100の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される。少なくとも3つの磁気センサ110は、磁石100に近接して配置され、例えば基板130上に設けられる。磁気センサ110は、磁石100の移動によって変化する磁場に応じた電流または電圧を出力してよい。
検出部120は、少なくとも3つの磁気センサ110から出力された信号を受信して、当該信号に基づいて、磁石100の位置を検出する。検出部120は、基板130の裏面側に配設されてよい。検出部120は、磁石100の位置を示す信号を出力し、当該信号は、レンズ(または磁石100)の移動のフィードバック制御に用いられてよい。
図2は、本実施形態の3つの磁気センサ110の配置を示す説明図である。少なくとも3つの磁気センサ110a、110b、110cは、互いに異なる磁気センサ110aまたは110cを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有する。少なくとも3つの磁気センサ110a、110b、110cは、磁石100の相対的な移動方向の軸上に並んで配設される。第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110a、110bのうちの、移動方向における両端に位置する2つの磁気センサ110a、110bの中点は、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110b、110cのうちの、移動方向における両端に位置する2つの磁気センサ110b、110cの中点とは異なる。例えば、第1の磁気センサ群と第2の磁気センサ群とは、磁石100の相対的な移動方向にずれて配設されてよい。
本実施形態では、位置検出装置20は、第1の磁気センサ群の磁気センサ110a、110bからの出力を用いて第1の値を算出し、第2の磁気センサ群の磁気センサ110b、110cからの出力を用いて第2の値を算出し、磁石100が第1区間および第2区間のいずれに位置するかに応じて、第1の値および第2の値から磁石100の位置を検出する。
図3は、本実施形態に係る位置検出装置20の検出部120の構成例を磁気センサ110と共に示す。検出部120は、算出部300と、出力部310とを有する。
算出部300は、磁気センサ110にそれぞれ接続される。算出部300は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110a、110bから出力された信号A,Bに基づく第1の値と、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110b、110cから出力された信号B、Cに基づく第2の値とを算出する。算出部300は、第1の磁気センサ群の磁気センサ110a、110bのそれぞれから出力された信号A,Bの和を、当該信号A,Bの差で除した第1の値を算出し、第2の磁気センサ群の磁気センサ110b、110cのそれぞれから出力された信号B、Cの和を、当該信号B、Cの差で除した第2の値を算出してよい。
出力部310は、算出部300に接続され、算出部300によって算出された第1の値および第2の値に基づいて、磁石100の位置を示す信号を出力する。出力部310は、第1の値および第2の値を示す信号を受信し、磁石100の位置に応じて、第1の値および第2の値のうち、磁石100の位置検出に用いる値を切り替える。出力部310は、出力部310が直前に出力した信号から磁石100の現在の位置(例えば、第1区間または第2区間のいずれに位置するか等)を決定してよい。
出力部310は、一例として、磁石100(例えば磁石100の中心、重心、移動方向の両端の間の範囲、または2つの極の境界位置)が図2に示す第1区間に位置する場合は、第1の値に応じた信号を出力し、磁石100(例えば磁石100の中心、重心、移動方向の両端の間の範囲、または2つの極の境界位置)が図2に示す第2区間に位置する場合は、第2の値に応じた信号を出力する。出力部310は、磁石100が第1区間と第2区間との境界の所定範囲内に位置する場合は、第1の値および第2の値の一方または両方を用いて検出した信号を出力してよい。
出力部310は、キャリブレーション等によって求めた、第1の値および第2の値と磁石100の位置との関係を示すグラフ、テーブル、または関数等を用いて、磁石100の位置を決定してよい。また、出力部310は、算出部300から受信した第1の値または第2の値のいずれかを示す信号を、磁石100の位置を示す信号としてそのまま出力してよい。
ここで、第1区間は、第1の磁気センサ群の磁気センサ110a、110bの全てまたは一部を含む範囲であってよく、第2区間は、第2の磁気センサ群の磁気センサ110b、110cの全てまたは一部を含む範囲であってよい。図2に示す本実施形態においては、第1区間および第2区間は、磁石100の移動方向における一端が、第1の磁気センサ群と第2の磁気センサ群とで重複する磁気センサ110bの中心位置であってよく、他端が当該一端から互いに逆方向に所定の距離で離隔した位置であってよい。
図4は、算出部300の出力および磁気センサ110が検出する磁場と、磁石100の位置との関係を示すグラフである。図4のグラフにおいて、横軸は、磁石100の位置を示し、0mmの位置は、磁気センサ110bの中心位置(第1区間と第2区間との境界位置)であり、横軸は、磁石100が第1区間に位置する場合にプラスの値を示し、第2区間に位置する場合にマイナスの値を示す。縦軸は、磁気センサ110が検出する磁場と、算出部300で算出される磁気センサ110の出力の和/差(すなわち、第1の値および第2の値)を示す。図4のグラフにおいて、磁石100が第1区間と第2区間の境界(0mm)に位置するときの第1の値のオフセットを第1の値に足し(第1の値+第1オフセット値(<0))、第2の値のオフセットを第2の値に足したもの(第2の値+第2オフセット値(>0))を「和/差+オフセット値」として示す。
出力部310は、図4に示すようなグラフをキャリブレーション等によって求めて保存してよい。出力部310は、一例として、第1の磁気センサ群と第2の磁気センサ群との出力の切替を閾値を基準として行ってよい。出力部310は、第1区間から第2区間に向かって磁石100が相対的に移動している場合、第1の値が示す磁石100の位置≧−第1閾値(第1閾値>0)の場合に第1の値を用い、第1の値が示す磁石100の位置<−第1閾値の場合に第2の値を用いて、磁石100の位置を示す信号を出力してよい。出力部310は、第2区間から第1区間に向かって磁石100が相対的に移動している場合、第2の値が示す磁石100の位置≦第2閾値(第2閾値>0)の場合に第2の値を用い、第2の値が示す磁石100の位置>第2閾値の場合に第1の値を用いて、磁石100の位置を示す信号を出力してよい。
図5は、本実施形態の位置検出装置20の位置検出フローを示す。S500では、位置検出装置20(またはレンズモジュール10、撮像装置等)について電源がオンされた際または製造された際等にキャリブレーション等の初期設定を行う。キャリブレーションは、磁石100と磁気センサ110との相対的な位置関係を変更しながら、各位置と磁気センサ110の出力(例えば第1の値および第2の値)との関係を求め、当該関係を示す、図4に示すようなグラフ、テーブル、または関数等を出力部310に格納することによって行われてよい。
S510では、算出部300は、磁気センサ110からの信号を受信する。S520では、算出部300は、磁気センサ110の出力A,B,Cから、第1の値および第2の値を算出する。算出部300は、磁気センサ110からの出力値(電圧値または電流値)を用いて第1の値および第2の値を算出してよい。算出部300は、磁気センサ110からの出力値A,B,Cを用いて、第1の値=(A+B)/(A−B)および第2の値=(B+C)/(B−C)を算出してよい。
S530では、出力部310は、受信した第1の値および第2の値の少なくとも一方に応じて、磁石100の位置を示す信号を出力する。出力部310は、例えば、第1区間から第2区間へ磁石100が移動している場合、第1の値が位置0mm以上を示す間は、第1の値から求めた磁石100の位置を示す信号を出力し、第1の値が位置0mm未満を示すと、第2の値から求めた磁石100の位置を示す信号に切り替えて出力してよい。また、出力部310は、図4で説明したように、閾値を用いて出力を切り替えてもよい。
S530の信号の出力後にも、フローはS510に戻って磁石100の位置を出力し、位置検出装置20の電源がオフされる等によって、フローは終了してよい。
本実施形態により、磁石100の相対的な移動距離が600μm以上の長いストロークでも、移動方向に沿って配置された磁気センサ110の出力を切り替えながら精度よく磁石100の位置を検出することができる。さらに、磁気センサ110の出力の和と差を除した値を検出に用いることで、温度による出力の変動等の誤差要因を排除することができる。
図6は、出力部310の出力の切り替えを説明するための説明図である。出力部310は、算出部300から受信した第1の値に第1の重み係数を乗じた値と、第2の値に第2の重み係数を乗じた値とに基づいて、磁石100の位置を算出してよい。第1の重み係数及び第2の重み係数は、それぞれ第1の値及び第2の値に基づく値であってよい。第1の重み係数は、第1の値に対応する磁石100の位置が、第1の磁気センサ群の中点に近いほど大きく、第2の重み係数は、第2の値に対応する磁石100の位置が、第2の磁気センサ群の中点に近いほど大きくてよい。
出力部310は、一例として、切り替え区間において、第1の値に第1の重み係数1−x(1≧x≧0)を乗じた値と、第2の値に第2の重み係数xを乗じた値との和に応じて、磁石100の位置を示す信号を出力してよい。第1の重み係数1−xは、具体的に、第1の値および第2の値が示す磁石100の位置が、切り替え区間の上限(第1区間側)からの距離0.3L(L=切り替え区間の長さ[mm])である場合は、0.7(x=0.3)であり、第2の重み係数は0.3である。このように切り替え区間における磁石100の位置の比に応じて第1の値と第2の値とを用いることで、第1の値と第2の値との段差を緩和することができる。
なお、切り替え区間は、磁石100の位置0mm(第1区間と第2区間との境界)を中心として、予め定められた距離の範囲であってよい。
図7は、本実施形態の位置検出装置20の検出部120の変形例を示す。図7の位置検出装置20の検出部120は、図2の位置検出装置20の検出部120とは異なり、オフセット算出部700を有し、他の構成および動作等は図2の位置検出装置20の検出部120と同様であってよい。
オフセット算出部700は、磁石100の基準位置において磁気センサ110から出力された信号と、基準位置に対応して予め定められた基準信号とに基づいてオフセット値を算出する。オフセット算出部700は、一例として、磁石100が位置0mmに位置する場合に磁気センサ110a、110b、110cから出力された信号から算出された第1の値および第2の値を第1オフセット値および第2オフセット値としてそれぞれ算出してよい。オフセット算出部700は、具体的には、図4に示すグラフにおける第1の磁気センサ群の第1オフセット値と第2の磁気センサ群の第2オフセット値を算出してよい。オフセット算出部700は、図5のフローにおけるS500のキャリブレーション等の際にオフセット値を算出してよい。オフセット算出部700は、算出したオフセット値を算出部300に出力する。
算出部300は、さらにオフセット値に基づいて、第1の値および第2の値を算出してよい。算出部300は、オフセット算出部700から受け取った第1オフセット値および第2オフセット値を第1の値および第2の値にそれぞれ足して、出力部310に出力する。出力部310は、図4の「和/差+オフセット値」のような線形的な関係を有する第1の値および第2の値から磁石100の位置を決定して、信号を出力することができる。
図8は、本実施形態の位置検出装置20の磁気センサ110の配置の第1変形例を示す。第1変形例は、上記した図2の位置検出装置20と同様の構成および機能を有してよく、ただし、第1変形例において、位置検出装置20は、少なくとも3つの追加磁気センサ800を備える。少なくとも3つの追加磁気センサ800は、磁気センサ110と同じまたは異なる種類であってよい。少なくとも3つの追加磁気センサ800a、800b、800cは、移動方向の軸上で、少なくとも3つの磁気センサ110a、110b、110cとそれぞれ同じ点に対応する位置に配設される。追加磁気センサ800a、800b、800cは、磁気センサ110a、110b、110cと、移動方向の軸に沿って並列に並べられてよい。
算出部300は、第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110a、110bから出力された信号A,Bと該少なくとも2つの磁気センサ110a、110bと移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの追加磁気センサ800a、800bから出力された信号D,Eとに基づく第1の値を算出してよい。算出部300は、第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサ110b、110cから出力された信号B,Cと該少なくとも2つの磁気センサ110b、110cと移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの追加磁気センサ800b、800cから出力された信号E、Fとに基づく第2の値を算出してよい。
図8の実施形態において、3つの追加磁気センサ800a、800b、800cは、出力D、E、Fをそれぞれ出力する。算出部300は、第1の値=(A+D+B+E)/(A+D−B−E)および第2の値=(B+E+C+F)/(B+E−C−F)を算出してよい。他の動作は上述した図1から図7と同様に動作してよい。磁石100の移動方向における磁気センサ110の列が複数になることで、より検出精度が向上する。
図9は、本実施形態の位置検出装置20の磁気センサ110の配置の第2変形例を示す。第2変形例は、上記した図2の位置検出装置20と同様の構成および機能を有してよく、ただし、第2変形例において、少なくとも3つの磁気センサ110a、110b、110cは、磁石100の相対的な移動方向の軸に対して90度未満の角度で傾斜した軸上に配設される。第2変形例の位置検出装置20は、基板130上で他の構成を配置するために磁気センサ110が斜めに配置されても、精度良く磁石100の位置を検出できる。
図10は、本実施形態の位置検出装置20の磁気センサ110の配置の第3変形例を示す。第3変形例は、上記した図2の位置検出装置20と同様の構成および機能を有してよく、ただし、第3変形例において、少なくとも3つの磁気センサ110a、110b、110cのうちの1つの磁気センサ110bは、磁石100の移動方向の両端の磁気センサ110a、110b同士をつなぐ線上には配設されない。第3変形例の位置検出装置20は、磁気センサ110a、110b、110cが基板130上で他の構成を配置するために、V字状にジグザグに配置されても、精度良く磁石100の位置を検出できる。
図11は、本実施形態の位置検出装置20の磁気センサ110の配置の第4変形例を示す。第4変形例は、上記した図2の位置検出装置20と同様の構成および機能を有してよく、ただし、第4変形例において、4つの磁気センサ110a、110b、110c、110dが磁石100の移動方向の軸に沿って配設される。第4変形例では、算出部300は、第1の磁気センサ群の磁気センサ110a、110bの出力A,Bから第1の値=(A+B)/(A−B)を算出し、第2の磁気センサ群の磁気センサ110c、110dの出力C,Dから第2の値=(C+D)/(C−D)を算出してよい。第4変形例の位置検出装置20は、磁石100の移動距離がより長い場合に、精度良く磁石100の位置を検出できる。
図12は、本実施形態の位置検出装置20の磁気センサ110の配置の第5変形例を示す。第5変形例は、上記した図2の位置検出装置20と同様の構成および機能を有してよく、ただし、第5変形例において、4つの磁気センサ110a、110b、110c、110dが磁石100の移動方向の軸に沿って配設され、算出部300は、第3の磁気センサ群の磁気センサ110b、110cを用いて第3の値を算出する。
第5変形例では、算出部300は、第1の磁気センサ群の磁気センサ110a、110bの出力A,Bから第1の値=(A+B)/(A−B)を算出し、第2の磁気センサ群の磁気センサ110c、110dの出力C,Dから第2の値=(C+D)/(C−D)を算出し、第3の磁気センサ群の磁気センサ110b、110cの出力B,Cから第3の値=(B+C)/(B−C)を算出してよい。出力部310は、図1から図6で説明した動作と同様に、ただし、出力を磁気センサ群毎に3つの区間で切り替えてよい。第5変形例では、出力部310は、一例として、第1の値−第3の値−第2の値の順またはその逆の順に切り替えて、磁石10の位置を決定してよい。第5変形例の位置検出装置20は、磁石100の移動距離がより長い場合に、より精度良く磁石100の位置を検出できる。
なお、磁石100は、位置検出装置20が備えてなくてもよく、外部の装置の磁石について、本実施形態の位置検出装置20により位置検出を行ってもよい。また、本実施形態において、磁石100は相対的な移動であればよく、磁石100が移動しても、磁気センサ110が移動してもよい。また、算出部300は、磁石100が第1区間の間は第1の値のみを算出し、磁石100が第1区間と第2区間の境界近傍の切り替え区間に位置すると第1の値および第2の値を算出し、磁石100が第2区間の間は第2の値のみを算出して出力してもよい。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図13は、本発明の複数の態様が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の例を示す。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作または当該装置の1または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該1または複数のセクションを実行させることができ、および/またはコンピュータ2200に、本発明の実施形態に係るプロセスまたは当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2200に、本明細書に記載のフローチャートおよびブロック図のブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216、およびディスプレイデバイス2218を含み、それらはホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200はまた、通信インターフェイス2222、ハードディスクドライブ2224、DVD−ROMドライブ2226、およびICカードドライブのような入/出力ユニットを含み、それらは入/出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータはまた、ROM2230およびキーボード2242のようなレガシの入/出力ユニットを含み、それらは入/出力チップ2240を介して入/出力コントローラ2220に接続されている。
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはそれ自体の中にCPU2212によって生成されたイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
通信インターフェイス2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD−ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD−ROM2201から読み取り、ハードディスクドライブ2224にRAM2214を介してプログラムまたはデータを提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取り、および/またはプログラムおよびデータをICカードに書き込む。
ROM2230はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、および/またはコンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入/出力チップ2240はまた、様々な入/出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入/出力コントローラ2220に接続してよい。
プログラムが、DVD−ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェイス2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェイス2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD−ROM2201、またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD−ROMドライブ2226(DVD−ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにし、RAM2214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2214に対しライトバックする。また、CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200近傍のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能であり、それによりプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2200に提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 レンズモジュール
20 位置検出装置
30 コイル
100 磁石
110 磁気センサ
120 検出部
130 基板
300 算出部
310 出力部
700 オフセット算出部
800 追加磁気センサ
2200 コンピュータ
2201 DVD−ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インターフェイス
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD−ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード
20 位置検出装置
30 コイル
100 磁石
110 磁気センサ
120 検出部
130 基板
300 算出部
310 出力部
700 オフセット算出部
800 追加磁気センサ
2200 コンピュータ
2201 DVD−ROM
2210 ホストコントローラ
2212 CPU
2214 RAM
2216 グラフィックコントローラ
2218 ディスプレイデバイス
2220 入/出力コントローラ
2222 通信インターフェイス
2224 ハードディスクドライブ
2226 DVD−ROMドライブ
2230 ROM
2240 入/出力チップ
2242 キーボード
Claims (13)
- 磁石の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される少なくとも3つの磁気センサと、
前記少なくとも3つの磁気センサから出力された信号に基づいて、前記磁石の位置を検出する検出部と、を備え、
前記少なくとも3つの磁気センサは、互いに異なる磁気センサを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有し、
前記検出部は、
前記第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第1の値と、前記第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第2の値とを算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記第1の値および前記第2の値に基づいて、前記磁石の位置を示す信号を出力する出力部と、を有する
位置検出装置。 - 前記第1の磁気センサ群の前記少なくとも2つの磁気センサのうちの、前記移動方向における両端に位置する2つの磁気センサの中点は、前記第2の磁気センサ群の前記少なくとも2つの磁気センサのうちの、前記移動方向における両端に位置する2つの磁気センサの中点とは異なる
請求項1に記載の位置検出装置。 - 前記算出部は、前記第1の磁気センサ群の磁気センサのそれぞれから出力された信号の和を、当該信号の差で除した第1の値を算出し、前記第2の磁気センサ群の磁気センサのそれぞれから出力された信号の和を、当該信号の差で除した第2の値を算出する
請求項1または2に記載の位置検出装置。 - 前記出力部は、前記第1の値に第1の重み係数を乗じた値と前記第2の値に第2の重み係数を乗じた値とに基づいて、前記磁石の位置を示す信号を出力し、
前記第1の重み係数および前記第2の重み係数は、それぞれ前記第1の値および前記第2の値に基づく値である
請求項1から3のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記第1の重み係数は、前記第1の値に対応する前記磁石の位置が、前記第1の磁気センサ群の中点に近いほど大きく、前記第2の重み係数は、前記第2の値に対応する前記磁石の位置が、前記第2の磁気センサ群の中点に近いほど大きい
請求項4に記載の位置検出装置。 - 前記移動方向の軸上で、前記少なくとも3つの磁気センサとそれぞれ同じ点に対応する位置に配設された少なくとも3つの追加磁気センサを備え、
前記算出部は、
前記第1の磁気センサ群の前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号と該少なくとも2つの磁気センサと前記移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの前記追加磁気センサから出力された信号とに基づく前記第1の値と、
前記第2の磁気センサ群の前記少なくとも2つの磁気センサから出力された信号と該少なくとも2つの磁気センサと前記移動方向の軸上の同じ点に対応する位置に配設された少なくとも2つの前記追加磁気センサから出力された信号とに基づく前記第2の値と、を算出する
請求項1から5のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記磁石の基準位置において前記磁気センサから出力された信号と、前記基準位置に対応して予め定められた基準信号とに基づいてオフセット値を算出するオフセット算出部をさらに備え、
前記算出部は、さらに前記オフセット値に基づいて、前記第1の値および前記第2の値を算出する
請求項1から6のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記少なくとも3つの磁気センサは、それぞれ、磁電変換素子を有する
請求項1から7のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 前記少なくとも3つの磁気センサは、前記移動方向の軸上、または前記移動方向の軸に対して90度未満の角度で傾斜した軸上に配設される
請求項1から8のいずれか一項に記載の位置検出装置。 - 請求項1から9のいずれか一項に記載の位置検出装置と、
前記磁石または前記少なくとも3つの磁気センサとの位置関係を保持するように配設されたレンズと、を備える
レンズモジュール。 - 請求項10に記載のレンズモジュールを備える撮像装置。
- 磁石の相対的な移動方向の軸上の互いに異なる点に対応する位置に配設される少なくとも3つの磁気センサから出力された信号に基づいて、前記磁石の位置を検出する段階を備え、
前記少なくとも3つの磁気センサは、互いに異なる磁気センサを少なくとも1つ含む第1の磁気センサ群および第2の磁気センサ群を有し、
前記検出する段階は、
前記第1の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第1の値と、前記第2の磁気センサ群の少なくとも2つの磁気センサから出力された信号に基づく第2の値とを算出する段階と、
前記第1の値及び前記第2の値に基づいて、前記磁石の位置を示す信号を出力する段階と、を有する
位置検出方法。 - コンピュータに、請求項12に記載の位置検出方法を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020023710A JP2021128096A (ja) | 2020-02-14 | 2020-02-14 | 位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020023710A JP2021128096A (ja) | 2020-02-14 | 2020-02-14 | 位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021128096A true JP2021128096A (ja) | 2021-09-02 |
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ID=77488395
Family Applications (1)
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JP2020023710A Pending JP2021128096A (ja) | 2020-02-14 | 2020-02-14 | 位置検出装置、レンズモジュール、撮像装置、位置検出方法、およびプログラム |
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JP (1) | JP2021128096A (ja) |
-
2020
- 2020-02-14 JP JP2020023710A patent/JP2021128096A/ja active Pending
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