JP2021126285A - 覚醒システム - Google Patents

覚醒システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021126285A
JP2021126285A JP2020022262A JP2020022262A JP2021126285A JP 2021126285 A JP2021126285 A JP 2021126285A JP 2020022262 A JP2020022262 A JP 2020022262A JP 2020022262 A JP2020022262 A JP 2020022262A JP 2021126285 A JP2021126285 A JP 2021126285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
awakening
information
route
destination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020022262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7323474B2 (ja
Inventor
淳 山▲崎▼
Atsushi Yamazaki
淳 山▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Energy System Corp
Toyota Housing Corp
Original Assignee
Yazaki Energy System Corp
Toyota Housing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Energy System Corp, Toyota Housing Corp filed Critical Yazaki Energy System Corp
Priority to JP2020022262A priority Critical patent/JP7323474B2/ja
Publication of JP2021126285A publication Critical patent/JP2021126285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7323474B2 publication Critical patent/JP7323474B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】遅延や運休等の交通阻害要因が発生した場合にユーザを早期に覚醒させることで、ユーザに目的地への到着遅れを回避する対応をとらせることを可能とする覚醒システムを提供する。【解決手段】ユーザが鉄道を用いて目的地へ向かう際の交通ルートとして、ユーザが利用する利用ルートが予め定められている。スマートフォン20の制御部21は、ユーザが利用ルートで目的地へ向かうのに合わせて設定されたユーザの予定起床時刻よりも前に、利用ルートにおける鉄道の運行情報を運行情報サーバ28より取得し、その運行情報として目的地への到着を遅らせる遅延情報や、又は到着を不可とする運休情報が取得された場合に、予定起床時刻よりも前に照明機器14及びシャッタ機器15を用いてユーザの覚醒を促す早期覚醒処理を実施する。【選択図】 図1

Description

本発明は、覚醒システムに関する。
この種のシステムとして、特許文献1には、ユーザが電車やバス等の交通機関を利用する予定があるか否かを判定し、ユーザが交通機関を利用する予定がある場合には予め設定された設定時刻に報知部による報知を実施しユーザを覚醒させる覚醒システムが開示されている。このシステムによれば、ユーザが交通機関を利用する予定がある場合には、その利用する利用時間に合わせてユーザを覚醒させることができる。そのため、ユーザが交通機関に乗り遅れて目的地への到着が遅れてしまうのを回避することができる。
特開2014−226518号公報
ところで、ユーザが利用する予定の交通機関に遅延や運休が発生した場合には、ユーザは別の交通機関を用いる等して別ルートで目的地へ移動する必要が生じる。そのため、このような場合にはユーザはいつもより早く起床する必要があると考えられる。
しかしながら、上記特許文献1の覚醒システムでは、交通機関に遅延や運休が生じても、ユーザは予め設定された設定時刻に覚醒されることになる。そのため、交通機関に遅延等が生じた場合には、ユーザは交通機関に乗り遅れる等して目的地への到着が遅れてしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、遅延や運休等の交通阻害要因が発生した場合にユーザを早期に覚醒させることで、ユーザに目的地への到着遅れを回避する対応をとらせることを可能とする覚醒システムを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の覚醒システムは、ユーザが交通手段を用いて目的地へ向かう際の交通ルートとして、前記ユーザが利用する利用ルートが予め定められており、前記ユーザの覚醒を促す覚醒手段と、前記ユーザが前記利用ルートで前記目的地へ向かうのに合わせて設定された前記ユーザの予定起床時刻よりも前に、前記利用ルートにおける交通状況の情報を取得する交通情報取得手段と、前記交通状況の情報として前記目的地への到着を遅らせる又は到着を不可とする交通阻害要因が発生した旨の交通阻害情報が取得された場合に、前記予定起床時刻よりも前に前記ユーザの覚醒を促す早期覚醒処理を前記覚醒手段に行わせる制御手段と、を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、ユーザが交通手段を用いて目的地へ向かう際の交通ルートとして、ユーザが利用する利用ルートが予め定められている。また、ユーザがその利用ルートで目的地へ向かうのに合わせてユーザの予定起床時刻が予め設定されており、その予定起床時刻よりも前に、利用ルート上における交通状況の情報が取得される。そして、その交通状況の情報として、目的地への到着を遅らせる又は到着を不可とする交通阻害要因が発生した旨の交通阻害情報が取得された場合に、予定起床時刻よりも前にユーザの覚醒を促す早期覚醒処理が実施される。この場合、交通手段の遅延や運休といった交通阻害要因が発生した場合にはユーザを早期に起床させることができる。そのため、ユーザに別の交通ルートで目的地へ移動する等、目的地への到着遅れを回避する行動をとらせることが可能となる。
第2の発明の覚醒システムは、第1の発明において、前記ユーザの予定起床時刻よりも前に、前記ユーザのスケジュールとして、前記ユーザが前記交通手段を用いて前記目的地へ移動する際の移動スケジュールに関する情報を取得するスケジュール情報取得手段を備え、前記取得される移動スケジュールの情報には、当該目的地へ移動する際に利用する前記利用ルートの情報が含まれており、前記交通情報取得手段は、前記スケジュール情報取得手段により取得された前記移動スケジュールの前記利用ルートにおける交通状況の情報を取得し、前記制御手段は、当該利用ルートにおける前記交通状況の情報として前記交通阻害情報が取得された場合に、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする。
第2の発明によれば、ユーザの予定起床時刻よりも前に、ユーザが交通手段を用いて移動する際の移動スケジュールが取得され、その取得される移動スケジュールの情報には移動に際し利用される利用ルートが含まれている。また、取得された利用ルートにおける交通状況が取得され、その利用ルート上の交通状況として、交通阻害情報が取得された場合に早期覚醒処理が実施される。この場合、ユーザの移動スケジュールに影響を及ぼす交通阻害要因に基づき早期覚醒処理が実施されるため、交通阻害要因の発生によるユーザの目的地への到着遅れを回避する上で好適な構成とすることができる。
第3の発明の覚醒システムは、第1又は第2の発明において、前記ユーザが前記目的地へ向かう際の交通ルートとして、前記利用ルートの代替となる代替ルートが定められており、前記代替ルートを用いて前記ユーザが前記目的地へ向かう際の起床時刻として、前記予定起床時刻よりも前倒しした前倒し起床時刻が予め設定されており、前記制御手段は、前記設定された前記前倒し起床時刻に基づき、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする。
目的地への利用ルートにおいて交通阻害要因が発生した場合には、ユーザは別の交通ルートで目的地へ向かうことになると考えられる。そこで、かかる点に鑑み、第3の発明では、利用ルートの代替ルートが予め定められ、その代替ルートを用いてユーザが目的地へ向かう際の起床時刻として、予定起床時刻よりも前倒しした前倒し起床時刻が予め設定されている。そして、交通阻害情報が取得された場合には、その前倒し起床時刻に基づき、早期覚醒処理が実施される。この場合、ユーザが代替ルートで目的地へ向かうにあたり、目的地への到着遅れを確実に回避させることが可能となる。
第4の発明の覚醒システムは、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記覚醒手段は、建物に設けられた設備機器であり、その設備機器を作動させて屋内の環境を変化させることで前記ユーザの覚醒を促すことを特徴とする。
第4の発明によれば、利用ルートにおいて交通阻害要因が発生した場合、設備機器が作動して屋内環境が変化することでユーザの覚醒が促される。この場合、通常とは異なる態様でユーザの起床が促されるため、ユーザに交通阻害要因が生じていることを気づかせ易くすることができる。そのため、ユーザに目的地への到着遅れを回避する対応を促すことができる。
第5の発明の覚醒システムは、第1乃至第4のいずれかの発明において、前記ユーザが睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定手段を備え、前記制御手段は、前記睡眠判定手段により前記ユーザが睡眠中であると判定されたことを条件に、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする。
第5の発明によれば、ユーザが睡眠中であることを条件に早期覚醒処理が実施されるため、ユーザが起床しているにもかかわらず早期覚醒処理が行われるのを回避することができる。
覚醒システムの全体構成を示す図。 覚醒処理を示すフローチャート。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、図1は覚醒システムの全体構成を示す図である。
図1に示すように、ユーザが居住する住宅11には寝室12が設けられている。寝室12には設備機器として照明機器14とシャッタ機器15とが設けられている。照明機器14は光を照射して寝室12を明るく照らすものである。シャッタ機器15は、寝室12の窓部(図示略)を開閉する開閉装置であり、シャッタ機器15により窓部が開放されると屋外の光が寝室12に採り込まれるようになっている。
住宅11には、住宅11内の各種機器を制御する機器制御部17が設けられている。機器制御部17は、例えばHEMSの制御装置からなる。機器制御部17は照明機器14とシャッタ機器15と接続されており、それら各機器14,15は機器制御部17により制御されるようになっている。また、機器制御部17は、外部機器との間で無線通信可能な通信部17aを有している。
ユーザは携帯端末としてのスマートフォン20を所持している。スマートフォン20は、各種制御を行う制御部21と、報知部22とを有している。制御部21は、ユーザを覚醒させる覚醒処理を実行するためのアプリケーションを有しており、そのアプリケーションを起動させることで覚醒処理を実行する。なお、制御部21が制御手段に相当する。
報知部22は、音声(アラーム音)を出力することにより、ユーザの覚醒を促すアラーム部である。つまり、本スマートフォン20はアラーム機能を有しており、ユーザはそのアラーム機能を利用して予定の起床時刻に起床するようになっている。制御部21は、予め設定された起床時刻(予定起床時刻)になると、報知部22よりアラーム音を出力してユーザの覚醒を促す。
スマートフォン20は、機器制御部17の通信部17aとの間で無線通信が可能となっている。これにより、スマートフォン20の制御部21は通信部17aを介して機器制御部17との間で通信可能となっている。制御部21は、必要に応じて、機器制御部17に覚醒処理用(詳しくは早期覚醒処理用)の指令信号を送信する。この指令信号が機器制御部17により受信されると、機器制御部17は、照明機器14を点灯させかつシャッタ機器15を窓部を開放させる開状態に移行させる制御を行う。これにより、寝室12内が照明機器14の光と屋外からの光とにより明るく照らされるため、寝室12で就寝するユーザの覚醒を促すことができる。したがって、本覚醒システムでは、スマートフォン20の報知部22に加え、これら各機器14,15によってもユーザの覚醒を促すことが可能となっている。なお、照明機器14及びシャッタ機器15が覚醒手段に相当する。
ユーザは自身が睡眠中であるか否かを検出する睡眠センサ24を所持している。睡眠センサ24はウェアラブル式であり、ユーザの腕等に装着可能となっている。睡眠センサ24はスマートフォン20と無線通信が可能となっており、睡眠センサ24の検出情報は逐次スマートフォン20の制御部21に送信されるようになっている。
スマートフォン20はインターネット26等の通信ネットワークを介して鉄道会社の運行情報サーバ28と通信可能に接続されている。ユーザは通勤や旅行等で目的地へ向かう際、上記鉄道会社の鉄道(電車)を利用することとしており、運行情報サーバ28は、その鉄道の運行情報を提供するサーバとなっている。運行情報サーバ28により提供される運行情報には、鉄道の遅延に関する遅延情報や、運休に関する運休情報等が含まれる。スマートフォン20の制御部21は、インターネット26を介して運行情報サーバ28にアクセスし、同サーバ28より鉄道の運行情報を取得することが可能となっている。なお、鉄道の遅延及び運休は交通阻害要因に相当し、遅延情報及び運休情報は交通阻害情報に相当する。
スマートフォン20はインターネット26を介して外部の記憶装置29と通信可能に接続されている。記憶装置29は、制御部21により実行する覚醒処理に必要な各種情報を記憶するものであり、例えばクラウドサーバからなる。記憶装置29には、ユーザのスケジュール情報が記憶されている。記憶装置29には、ユーザの毎日のスケジュールがスケジュール情報として記憶(登録)されている。ユーザのスケジュール情報はスマートフォン20を用いて記憶装置29に設定登録されるようになっている。スマートフォン20にユーザのスケジュール情報が入力されると、そのスケジュール情報が記憶装置29に送信され同装置29に登録されるようになっている。
記憶装置29には、ユーザのスケジュール情報として、ユーザが鉄道を利用して目的地へ移動する際の移動スケジュールに関する情報が記憶されている。移動スケジュールとしては、例えば通勤や旅行のスケジュールが挙げられる。通勤の場合には目的地は会社、旅行の場合には目的地は旅行先となる。移動スケジュールの情報には、その移動においてユーザが鉄道(交通手段に相当)を用いて目的地へ向かう際に利用する利用ルート(交通ルート)の情報が含まれている。利用ルートの情報には、出発駅や到着駅の情報の他、利用する鉄道路線の情報等が含まれている。また、移動スケジュールの情報には、ユーザが利用ルートで目的地へ向かう場合にユーザが起床する予定起床時刻の情報が含まれている。ユーザの予定起床時刻は、ユーザが利用ルートで目的地へ向かう時間等に合わせて設定されている。
記憶装置29には、ユーザの移動スケジュールごとに、ユーザが目的地へ移動する際の交通ルートとして、上記利用ルートに加え、利用ルートの代替となる代替ルートが記憶されている。本実施形態では、利用ルートにおいて鉄道の遅延や運休が発生した場合に、ユーザは代替ルートで目的地へ移動することとなっている。例えば、ユーザの移動スケジュールが通勤である場合には、代替ルートとして、バスを用いたルートが記憶されている。
また、記憶装置29には、ユーザが代替ルートで目的地へ移動する際の起床時刻として、予定起床時刻(利用ルートで目的地へ移動する際の起床時刻)よりも前倒しした前倒し起床時刻が記憶されている。代替ルートで目的地へ移動する場合には、利用ルートで目的地へ移動する場合よりも時間を要することになると考えられる。そこで、その時間を見込んで、前倒し起床時刻が予定起床時刻よりも前倒しした時刻に設定されている。
なお、代替ルートと前倒し起床時刻とは、ユーザのスケジュール情報と同様、スマートフォン20を用いて記憶装置29に設定登録(記憶)されるようになっている。詳しくは、代替ルートと前倒し起床時刻とは、スマートフォン20を用いて移動スケジュールが記憶装置29に設定登録(記憶)される際、その移動スケジュールと対応させて設定登録されるようになっている。
スマートフォン20の制御部21は、記憶装置29に記憶されたユーザのスケジュール情報(移動スケジュール情報等)や、運行情報サーバ28より提供される鉄道の運行情報等に基づき、ユーザの覚醒を促す覚醒処理を実行するようになっている。そこで、以下においては、この覚醒処理について図2に示すフローチャートに基づき説明する。なお、本処理は、毎日、所定の開始時刻になったことをトリガとして開始される。開始時刻はユーザが就寝中であると想定される深夜の時刻に設定され、例えばAM3:00に設定されている。したがって、本処理は、記憶装置29に設定されているユーザの予定起床時刻よりも前の時刻に開始されるようになっている。
図2に示すように、まずステップS11では、記憶装置29にインターネット26を介してアクセスし、当該記憶装置29よりユーザのスケジュール情報を取得する。この場合、本日のスケジュール情報を取得する。
続くステップS12では、ステップS11で取得したユーザのスケジュール情報に移動スケジュールの情報が含まれているか否かを判定する。移動スケジュールの情報が含まれていない場合には本処理を終了する。一方、移動スケジュールの情報が含まれている場合にはステップS13に進む。この場合、移動スケジュールの情報が取得されることとなり、詳しくはその情報に含まれるユーザの予定起床時刻や利用ルート等の情報が取得されることとなる。なお、移動スケジュールの情報取得に係る処理がスケジュール情報取得手段に相当することとなる。
ステップS13では、上記取得された移動スケジュールの利用ルートを特定する。続くステップS14では、運行情報サーバ28にインターネット26を介してアクセスし、同サーバ28より鉄道の運行情報(交通状況の情報に相当)を取得する(交通情報取得手段に相当)。この場合、ステップS13で特定された利用ルートにおける鉄道の運行情報を取得する。
ステップS15では、運行情報サーバ28より鉄道の運行情報として鉄道の遅延情報又は運休情報が取得されたか否かを判定する。遅延情報及び運休情報のいずれも取得されなかった場合にはステップS20に進み、ユーザの予定起床時刻になったか否かを判定する。予定起床時刻になった場合にはステップS21に進み、通常覚醒処理を行う。通常覚醒処理では、スマートフォン20の報知部22にアラーム信号を出力することで、報知部22よりアラーム音を出力させる。これにより、ユーザは予定起床時刻において覚醒する(目覚める)ことができる。通常覚醒処理の後、本処理を終了する。
ステップS20において、予定起床時刻になっていない場合にはステップS14に戻って再び鉄道の運行情報を取得する。つまり、ここでは、ステップS15にて遅延又は運休の情報が取得されない間は、予定起床時刻になるまで繰り返しステップS14及びS15の各処理を行う。そして、予定起床時刻になったらステップS21の通常覚醒処理を行うようになっている。
ステップS15において、利用ルートにて鉄道の遅延情報又は運休情報が取得された場合にはステップS16に進む。この場合、ユーザは目的地へ代替ルートで移動することとなる。そこで、ステップS16では、記憶装置29にアクセスし、同装置29よりユーザの前倒し起床時刻を取得する。この場合、上記利用ルートの代替ルートに対応する前倒し起床時刻を記憶装置29より取得する。詳しくは、その代替ルートでユーザが目的地へ移動する場合の前倒し起床時刻を取得する。
ステップS17では、ステップS16で取得した前倒し起床時刻になったか否かを判定する。この判定は、前倒し起床時刻になるまで繰り返し行う。前倒し起床時刻になった場合にはステップS18に進む。
ステップS18では、睡眠センサ24から送信される検出情報に基づいて、ユーザが睡眠中であるか否かを判定する(睡眠判定手段に相当)。ユーザが睡眠中でない場合、つまりユーザが起床している場合には本処理を終了する。一方、ユーザが睡眠中である場合にはステップS19に進む。
ステップS19では、早期覚醒処理を行う。早期覚醒処理では、機器制御部17に覚醒処理用の指令信号を送信する。この指令信号が機器制御部17により受信されると、機器制御部17は、照明機器14を点灯させかつシャッタ機器15を開状態に移行させる制御を行う。これにより、寝室12内が照明機器14の光と屋外からの光とにより明るく照らされる。このため、利用ルートにおいて鉄道の遅延又は運休が発生した場合には、予定起床時刻よりも前にユーザの覚醒を促すことができる。早期覚醒処理の後、本処理を終了する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
ユーザが鉄道を用いて目的地へ向かう際の交通ルートとして、ユーザが(通常)利用する利用ルートが予め定められている。また、ユーザがその利用ルートで目的地へ向かうのに合わせてユーザの予定起床時刻が予め設定され、その予定起床時刻よりも前に、利用ルート上における鉄道の運行情報が取得されるようになっている。そして、運行情報として、鉄道の遅延情報又は運休情報が取得された場合に、予定起床時刻よりも前にユーザの覚醒を促す早期覚醒処理が実施されるようになっている。この場合、鉄道の遅延や運休が発生した場合にはユーザを早期に起床させることができる。そのため、ユーザに代替ルートで目的地へ移動するよう、目的地への到着遅れを回避する行動をとらせることが可能となる。
ユーザの予定起床時刻よりも前に、ユーザが鉄道を用いて移動する際の移動スケジュールが取得され、その取得される移動スケジュールの情報には移動に際し利用される利用ルートが含まれている。また、取得された利用ルートにおける鉄道の運行情報が取得され、その利用ルート上の運行情報として、遅延情報又は運休情報が取得された場合に早期覚醒処理が実施されるようになっている。この場合、ユーザの移動スケジュールに影響を及ぼす遅延や運休の情報に基づき早期覚醒処理が実施されるため、遅延や運休の発生によるユーザの目的地への到着遅れを回避する上で好適な構成とすることができる。
目的地への利用ルートにおいて鉄道の遅延や運休が発生した場合には、ユーザは別の交通ルートで目的地へ向かうことになると考えられる。その点上記の実施形態では、利用ルートの代替ルートが予め定められ、その代替ルートを用いてユーザが目的地へ向かう際の起床時刻として、予定起床時刻よりも前倒しした前倒し起床時刻が予め設定されている。そして、鉄道の遅延情報又は運休情報が取得された場合には、その前倒し起床時刻に基づき、早期覚醒処理が実施されるようになっている。この場合、ユーザが代替ルートで目的地へ向かうにあたり、目的地への到着遅れを確実に回避させることが可能となる。
早期覚醒処理に際し、照明機器14を点灯させかつシャッタ機器15を開状態に移行させることにより、寝室12内を明るくすることでユーザの覚醒を促すようにしている。この場合、通常覚醒処理とは異なる態様でユーザの起床(覚醒)が促されるため、ユーザに鉄道の遅延や運休が生じていることを気づかせ易くすることができる。そのため、ユーザに目的地への到着遅れを回避する対応を促すことができる。
ユーザが睡眠中であることを条件に早期覚醒処理が実施されるため、ユーザが起床しているにもかかわらず早期覚醒処理が行われるのを回避することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、利用ルートの代替ルートを利用する場合の起床時刻を前倒し起床時刻として予め設定し、その設定した前倒し起床時刻に基づき早期覚醒処理を実施するようにしたが、これを変更して、例えばユーザの予定起床時刻よりも所定時間前(例えば30分)になった場合に早期覚醒処理を実施するようにしてもよい。この場合、前倒し起床時刻を前もって設定しておく手間を省くことができる。
(2)上記実施形態において、照明機器14の照度を調整可能とし、早期覚醒処理の際、照明機器14による光の照度を通常時の照度よりも高くして寝室12内を照らすようにしてもよい。この場合、早期覚醒処理の際、ユーザの覚醒をより促すことが可能となる。
(3)上記実施形態では、早期覚醒処理の際、設備機器としての照明機器14及びシャッタ機器15をユーザの覚醒を促す覚醒手段として用いたが、照明機器14及びシャッタ機器15以外の設備機器を覚醒手段として用いてもよい。例えば、設備機器としてのカーテン装置を覚醒手段として用いることが考えられる。カーテン装置は寝室12の窓部を開閉する開閉装置である。この場合、カーテン装置により窓部を開放することにより屋外の光を寝室12に採り込んで寝室12を明るくすることでユーザの覚醒を促すようにする。
また、設備機器としての空調機器を覚醒手段として用いるようにしてもよい。空調機器は寝室12に設けられ、寝室12の冷暖房を行うものである。この場合、空調機器により寝室12の冷暖房を行うことにより寝室12の温度を変化させることでユーザの覚醒を促すようにする。
(4)早期覚醒処理の際にユーザの覚醒を促す覚醒手段として、設備機器以外の手段を用いてもよい。例えば、覚醒手段として、ユーザに振動を付与することでユーザの覚醒を促す振動発生器を用いてもよい。また、寝室12に特定の匂いを発生させることで、ユーザの覚醒を促す匂い発生器を用いてもよい。さらに、ユーザの寝床の温度を調整することで、ユーザの覚醒を促す温調機器を用いるようにしてもよい。
また、覚醒手段として、寝室12に音声を出力することで、ユーザの覚醒を促す音声出力器(スピーカやブザー等)を用いてもよい。また、この場合、通常覚醒処理の場合と同様、スマートフォン20の報知部22を覚醒手段として用いるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、ユーザが目的地へ移動する際の利用ルート(交通ルート)として、鉄道を用いた利用ルートが設定されていたが、目的地への利用ルートとして、バス等、他の交通機関(公共交通機関)を用いた利用ルートが設定されてもよい。例えば、バスを用いた利用ルートが設定される場合には、その利用ルートにおけるバスの運行情報を取得するようにする。そして、その運行情報として遅延や運休の情報(交通阻害情報に相当)が取得された場合にユーザの早期覚醒処理を実施するようにすればよい。
(6)ユーザが目的地へ向かう際の利用ルートは、必ずしも交通機関を用いたルートである必要はなく、例えばユーザの車両(つまり自家用車)を用いた利用ルートであってもよい。ユーザが自家用車で出勤する場合には、目的地(会社)への利用ルートとして、自家用車を用いた利用ルートを設定することが考えられる。かかる場合には、利用ルートにおける交通状況の情報として、例えば当該利用ルートにおける道路交通情報を道路交通情報センタ等から取得することが考えられる。そして、道路交通情報として、渋滞情報や事故情報(交通阻害情報に相当)を取得した場合に、ユーザの早期覚醒処理を実施するようにすることが考えられる。この場合、利用ルート上で渋滞や事故(交通阻害要因に相当)が発生した場合にはユーザを早期に起床させることができるため、ユーザに目的地(会社)への到着遅れを回避する行動をとらせることが可能となる。
(7)上記実施形態では、スマートフォン20の制御部21により覚醒処理(図2の処理)を実施するようにしたが、覚醒処理は必ずしもスマートフォン20の制御部21により行う必要はない。例えば、覚醒処理を機器制御部17により実施することが考えられる。
また、上記実施形態では、ユーザのスケジュール情報等、覚醒処理に必要な各種情報を記憶装置29に記憶するようにしたが、上記各種情報をスマートフォン20の内蔵メモリ等、他の記憶装置に記憶するようにしてもよい。
11…住宅、14…覚醒手段及び設備機器としての照明機器、15…覚醒手段及び設備機器としてのシャッタ機器、20…スマートフォン、21…制御手段としての制御部。

Claims (5)

  1. ユーザが交通手段を用いて目的地へ向かう際の交通ルートとして、前記ユーザが利用する利用ルートが予め定められており、
    前記ユーザの覚醒を促す覚醒手段と、
    前記ユーザが前記利用ルートで前記目的地へ向かうのに合わせて設定された前記ユーザの予定起床時刻よりも前に、前記利用ルートにおける交通状況の情報を取得する交通情報取得手段と、
    前記交通状況の情報として前記目的地への到着を遅らせる又は到着を不可とする交通阻害要因が発生した旨の交通阻害情報が取得された場合に、前記予定起床時刻よりも前に前記ユーザの覚醒を促す早期覚醒処理を前記覚醒手段に行わせる制御手段と、
    を備えることを特徴とする覚醒システム。
  2. 前記ユーザの予定起床時刻よりも前に、前記ユーザのスケジュールとして、前記ユーザが前記交通手段を用いて前記目的地へ移動する際の移動スケジュールに関する情報を取得するスケジュール情報取得手段を備え、
    前記取得される移動スケジュールの情報には、当該目的地へ移動する際に利用する前記利用ルートの情報が含まれており、
    前記交通情報取得手段は、前記スケジュール情報取得手段により取得された前記移動スケジュールの前記利用ルートにおける交通状況の情報を取得し、
    前記制御手段は、当該利用ルートにおける前記交通状況の情報として前記交通阻害情報が取得された場合に、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする請求項1に記載の覚醒システム。
  3. 前記ユーザが前記目的地へ向かう際の交通ルートとして、前記利用ルートの代替となる代替ルートが定められており、
    前記代替ルートを用いて前記ユーザが前記目的地へ向かう際の起床時刻として、前記予定起床時刻よりも前倒しした前倒し起床時刻が予め設定されており、
    前記制御手段は、前記設定された前記前倒し起床時刻に基づき、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする請求項1又は2に記載の覚醒システム。
  4. 前記覚醒手段は、建物に設けられた設備機器であり、その設備機器を作動させて屋内の環境を変化させることで前記ユーザの覚醒を促すことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の覚醒システム。
  5. 前記ユーザが睡眠中であるか否かを判定する睡眠判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記睡眠判定手段により前記ユーザが睡眠中であると判定されたことを条件に、前記覚醒手段による前記早期覚醒処理を実施することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の覚醒システム。
JP2020022262A 2020-02-13 2020-02-13 覚醒システム Active JP7323474B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022262A JP7323474B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 覚醒システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020022262A JP7323474B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 覚醒システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021126285A true JP2021126285A (ja) 2021-09-02
JP7323474B2 JP7323474B2 (ja) 2023-08-08

Family

ID=77487286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020022262A Active JP7323474B2 (ja) 2020-02-13 2020-02-13 覚醒システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7323474B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294236A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Hitachi Software Eng Co Ltd 目覚ましシステム
CN102158594A (zh) * 2011-02-17 2011-08-17 华为终端有限公司 移动终端进行提醒的方法及移动终端
KR20110135037A (ko) * 2010-06-10 2011-12-16 엘지전자 주식회사 알람기능을 구비한 영상표시장치 및 그 제어 방법
JP2014174762A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 制御装置、制御システム、制御方法及びコンピュータプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294236A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Hitachi Software Eng Co Ltd 目覚ましシステム
KR20110135037A (ko) * 2010-06-10 2011-12-16 엘지전자 주식회사 알람기능을 구비한 영상표시장치 및 그 제어 방법
CN102158594A (zh) * 2011-02-17 2011-08-17 华为终端有限公司 移动终端进行提醒的方法及移动终端
JP2014174762A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 制御装置、制御システム、制御方法及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7323474B2 (ja) 2023-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10339773B2 (en) Home security system with automatic context-sensitive transition to different modes
US10901379B2 (en) Controlling parameters in a building
CN110800273B (zh) 虚拟传感器系统
US9576469B2 (en) Systems and methods of adaptively adjusting a sensor of a security system
JP4639842B2 (ja) 機器監視制御システム
JP7304231B2 (ja) 計測端末装置及び遠隔監視システム
US20190164410A1 (en) Systems and methods for processing coexisting signals for rapid response to user input
US20170042003A1 (en) Intelligent lighting and sensor system and method of implementation
Chowdhury et al. Dynamic vehicle dispatching at the intermodal transfer station
CN107241506A (zh) 一种控制智能终端的闹钟响铃的方法以及装置
CN113263977A (zh) 基于接近度的车辆安全系统和方法
JP2010273155A (ja) 携帯端末およびそれによる運転支援方法
JP7323474B2 (ja) 覚醒システム
EP3632164B1 (en) Determining a duty schedule for a group of lighting devices providing a similar lighting service
CN105357374A (zh) 一种智能唤醒方法及装置
CN111976626A (zh) 模式控制方法、装置、车辆及计算机可读存储介质
EP3054628A1 (en) Systems and methods for altering a state of a system using a remote device that processes gestures
JP2012133671A (ja) ホームネットワークシステム
TWI393085B (zh) Wireless sensor network system with synchronization warning function
KR20170054044A (ko) 차량내 편의 기능을 제공하는 게이트웨이를 구비한 avn 시스템
JP2004294236A (ja) 目覚ましシステム
JP2015022352A (ja) 車載装置及び火災報知システム
KR20150077526A (ko) 승객 승하차 알림 방법
JP2011165573A (ja) 通信機能を備えた省エネ街灯システム
JP2009017491A (ja) 無線通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230614

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7323474

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150