JP2021126096A - 麺帯分割による麺類の製造方法及び製造装置 - Google Patents

麺帯分割による麺類の製造方法及び製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割して麺類を製造するに際し、分割後の各麺帯を麺帯の厚さ方向に互いに異なる位置で細断することにより、各麺帯を細断する各切刃を互いに連結することなく独立して配置可能とし、各麺帯を幅方向に離間させる等の制約なしに細断する。
【解決手段】分割後の各麺帯MA、MBを、麺帯MA、MBの厚さ方向で互いに異なる位置となるように、分割された麺帯MA、MBの少なくとも一部を変位させ、且つ各麺帯MA、MBを異なる位置にそれぞれ案内するシュート13を備え、シュート13の先で各麺帯MA、MBに対応して切刃14A、14Bをそれぞれ備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、麺帯分割による麺類の製造方法及び製造装置に関する。
うどん、そば、ラーメン等の麺類を大量に生産する場合、幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割し、分割後の各麺帯を対応する各切刃により細断して麺線としている(特許文献1参照)。切刃は細断される麺線の太さ等に応じて交換して使用されるため、大きさを揃えて使用されるのが一般的である。そのため、上記のように分割された各麺帯を細断する切刃は、図7のように、分割された麺帯M1、M2の枚数分に対応する切刃3A、3Bを互いに直線状に連結して使用される場合がある。
特開昭57−63062号公報
この場合、分割後の各麺帯M1、M2を細断するためには、各麺帯M1、M2を各切刃3A、3Bに対応させて供給する必要がある。そのため、分割後の麺帯M1、M2は、切刃3A、3Bの連結部3Cを避けるように互いに幅方向に分離する必要がある。図7の例では、ロール1の拡径部1Aにより分割後の麺帯M1、M2を幅方向に分離している。そのため、分割後の各麺帯M1、M2が無理な分離により捩じれないように各麺帯M1、M2の分離は長いスパンで徐々に行う必要がある。従って、麺帯M1、M2の分割は、切刃3A、3Bから上流側に比較的大きく離れた位置で行われている。この場合、分割後の各麺帯M1、M2が各切刃3A、3Bに到達するまでの経路が長いことから、その経路を移動中に麺帯M1、M2の長さが各麺帯M1、M2間でばらつくことがある。その結果、各切刃3A、3Bで細断して得られる麺線の量が各麺帯M1、M2間でばらつくことがある。
本発明の課題は、幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割して麺類を製造するに際し、分割後の各麺帯を麺帯の厚さ方向に互いに異なる位置で細断することにより、各麺帯を細断する各切刃を互いに連結することなく独立して配置可能とし、各麺帯を幅方向に離間させる等の制約なしに細断することにある。
本発明の第1発明は、幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割し、分割後の各麺帯を切刃によりそれぞれ細断して麺線とする麺帯分割による麺類の製造方法であって、分割後の各麺帯を、麺帯の厚さ方向で互いに異なる位置となるように、分割された麺帯の少なくとも一部を変位させ、各麺帯を前記異なる位置で前記各切刃により細断する。
第1発明によれば、分割後の各麺帯を麺帯の厚さ方向に互いに異なる位置で細断する。そのため、各麺帯を細断する各切刃は、互いに独立して自由度高く配置可能となる。また、各麺帯を幅方向に離間させる等の制約なしに切刃により細断することができる。そのため、各麺帯が幅方向に離間させる無理な力により変形することを防止することができる。しかも、麺帯を幅方向に離間させる必要がないため、麺帯の分割位置から切刃までの麺帯の長さを短くすることが可能である。そのため、分割後の麺帯が各切刃に到達するまでの経路が長い場合に生じる、その経路間における麺帯の長さの各麺帯間でのばらつきを抑制することができる。それにより、各切刃で細断される麺線の量に各麺帯間でばらつきが生じるのを抑制することができる。また、各切刃は互いに連結されないため、連結部がない分軽量化される。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、分割された各麺帯は、分割される位置から各切刃に細断されるまでの間に重力方向で上から下に流動される。
第2発明によれば、分割された各麺帯はいずれも重力により各切刃に向けて送られる。そのため、分割された麺帯を切刃に向けて搬送する動力やそのための構成を省くことができる。また、各麺帯に重力以外の余分な力が加えられないため、麺帯の不測の変形を防止することができる。
本発明の第3発明は、幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割し、分割後の各麺帯を切刃によりそれぞれ細断して麺線とする麺帯分割による麺類の製造装置であって、分割後の各麺帯を、麺帯の厚さ方向で互いに異なる位置となるように、分割された麺帯の少なくとも一部を変位させ、且つ各麺帯を前記異なる位置にそれぞれ案内する案内手段を備え、該各案内手段の先で各麺帯に対応して前記切刃をそれぞれ備える。
第1発明及び第3発明において、麺帯の分割枚数に制約はない。また、麺帯の変位の方向に制約はない。更に、麺帯の変位は一部の麺帯に対してのみ行い、他の麺帯は変位させないこともある。また、全ての麺帯を変位させてもよい。第3発明において、案内手段は、麺帯を表面上に摺動させて案内するシュート、麺帯を挟んで案内するロール対の組合せ体等とすることができる。
第3発明によれば、第1発明と同様の作用効果を達成することができる。
本発明の第4発明は、上記第3発明において、前記案内手段は、各麺帯を表面上に摺動させて案内するシュートである。
第4発明によれば、表面上に摺動面を備えたシュートにより麺帯を案内する。そのため、麺帯をロール対で案内する場合に比べて構成を簡素化することができる。
本発明の第5発明は、上記第3又は第4発明において、前記各切刃は、回転軸が互いに平行で外周面同士が対向配置された一対の円筒状刃具を備え、この一対の円筒状刃具間に麺帯が通過することにより麺帯を細断して麺線とするように構成されており、前記各切刃は、前記円筒状刃具の回転軸に交差する方向で部分的に互いに重なる位置関係に配置されている。
第5発明によれば、各切刃の円筒状刃具が円筒状刃具の回転軸に交差する方向で互いに部分的に重なる位置関係とされている。そのため、各切刃を個々に独立して自由度高く配置することができる。また、各切刃は、特殊なものではなく、一般的なものを使用することができる。
本発明の第6発明は、上記第3〜第5発明のいずれかにおいて、前記切刃を通過して細断される麺線の流動方向の下流側で、麺線の流動を一時的に滞留させて麺線にちぢれを生じさせる滞留体を備える。
第6発明において、滞留体は、麺線の流れを一時的に滞留させるものであれば形態は制約されない。
第6発明によれば、各麺帯を細断する各切刃が互いに独立して配置可能であるため、各切刃の下流側の滞留体も隣接する切刃の影響を受けることなく自由度高く構成することができ、麺線に対するちぢれを切刃下流の全域でむらなく生じさせることができる。
本発明の第7発明は、上記第3〜第6発明のいずれかにおいて、前記案内手段の上方に麺帯を幅方向で複数枚に分割する分割刃を備え、前記案内手段は、前記分割刃の下方で、前記異なる方向に各麺帯を案内するように分岐された構造を備え、分割された各麺帯を下方に配置された前記切刃に向けて下向きに案内する。
第7発明によれば、分割刃、案内手段(又はシュート)及び切刃を通過する麺帯が一貫して重力方向の上から下に移動される。そのため、麺帯をいずれも重力により各切刃に向けて送ることができる。従って、麺帯を切刃に向けて搬送する動力やそのための構成を省くことができる。また、各麺帯に重力以外の余分な力が加えられないため、麺帯の不測の変形を防止することができる。
本発明に係る麺類製造装置の第1実施形態の平面図である。 上記第1実施形態の側面図である。 上記第1実施形態におけるシュートの拡大平面図である。 上記シュートの拡大側面図である。 本発明に係る麺類製造装置の第2実施形態の平面図である。 本発明に係る麺類製造装置の第3実施形態の側面図である。 本発明の従来例を説明する平面図である。
<第1実施形態の構成>
図1、2は本発明に係る麺類製造装置の第1実施形態を示す。但し、図1、2では、麺類製造装置10の主要部のみを示す。なお、図1、2では、麺類製造装置10をフロアに設置した状態における上下、前後等の各方向を図外のクロスした矢印により示している。以下の説明では、方向に関する説明をこの矢印の方向を基準として行うものとする。図1、2以外の図においても同様である。
図1、2において、フロア(図示略)に設置した支持台17上には、麺類製造装置10の筐体16及びコンベア15が支持されている。筐体16内には、上方から順次、ロール対11、分割刃12、シュート13、2つの切刃14A、14Bを備える。ロール対11は、前工程で圧延されて厚さを調整された幅広の麺帯Mを筐体16内に受け入れる。その麺帯Mは、分割刃12により2(複数枚)分割される。分割された一方の麺帯MAは、シュート13の前側のシュート板13Fの表面上を摺動して案内されて前側の切刃14Aに送られる。また、他方の麺帯MBは、シュート13の後側のシュート板13Rの表面上を摺動して案内されて後側の切刃14Bに送られる。従って、各麺帯MA、MBは、シュート板13F、13Rにより前後方向に分岐され、麺帯Mの厚さ方向で互いに異なる位置に変位されている。
図3、4のように、シュート13は、2枚のシュート板13F、13Rにより三角屋根形状に形成されている。シュート13の上側では、シュート板13F、13Rの端部が三角屋根形状の頂上を形成するように組み合わされ、シュート板13F、13Rの各端部がそれぞれ突出部131とされている。シュート板13Fの突出部131は、シュート13の左半分側で、組み合わされたシュート板13Rの左半分側端部から突出してオーバーハングした状態とされている。また、シュート板13Rの突出部131は、シュート13の右半分側で、組み合わされたシュート板13Fの右半分側端部から突出してオーバーハングした状態とされている。
シュート13の左右両側部は、側板134により覆われている。右側の側板134は、シュート板13Fの右側端部を折り曲げて形成されており、その先端部がシュート板13Rの右側端部を折り曲げて形成されたフランジ部135に接合されている。同様に、左側の側板134は、シュート板13Rの左側端部を折り曲げて形成されており、その先端部がシュート板13Fの左側端部を折り曲げて形成されたフランジ部135に接合されている。
各側板134の外側表面には、各一対のナット136が固定されている。各ナット136によりシュート13が筐体16に固定されている。シュート板13F、13Rは、麺帯MA、MBの滑りを良くするように、テフロン(登録商標)コーティングを施したステンレス板により形成されている。各突出部131は、分割刃12に付随するボルト(図示略)との干渉を避けるために切欠が形成されて、凹凸形状を成している。また、シュート板13F、13Rの前後方向の下端部には、後述の切刃のギヤとの干渉を避けるための切欠部132、133が形成されている。
図1、2のように、切刃14A、14Bは、シュート板13F、13Rの前後方向の下端部に設けられている。切刃14Aは、シュート板13Fの左側半分に案内される麺帯MAを細断するようにシュート板13Fの下端部の左側に配置されている。また、切刃14Bは、シュート板13Rの右側半分に案内される麺帯MBを細断するようにシュート板13Rの下端部の右側に配置されている。従って、分割された麺帯MA、MBは、シュート板13F、13Rの表面上を重力により下方に摺動して各切刃14A、14Bに送られて細断される。
各切刃14A、14Bは、麺帯MA、MBを細断して麺線MSとするように円筒状の刃具141が一対組み合わされて構成されている。各刃具141は、回転軸が互いに平行とされ、外周面同士が対向配置されている。各刃具141間に麺帯MA、MBが通過することにより麺帯MA、MBが細断されて麺線MSとされる。各刃具141を回転駆動するために円筒状の刃具141の両端部には、それぞれギヤ142、143が設けられている。各ギヤ142、143は、シュート板13F、13Rの切欠部132、133に受け入れられて、シュート板13F、13R上を案内されてくる麺帯MA、MBを、一対の刃具141間に丁度受け入れることができるようにしている。図1のように、各切刃14A、14Bは、その円筒状刃具141がその回転軸に交差する方向で互いにαだけ重なる位置関係とされている。
図2のように、切刃14A、14Bの一対の刃具141の下部(麺線MSの流れの下流側)には、それぞれ滞留体144を備える。滞留体144は、一対の刃具141により細断された麺線MSの流動を一時的に滞留させて麺線MSにちぢれを生じさせるものである。そのため、滞留体144は、麺線MSが通る通路を挟んで対向配置された一対のゴム板により構成されている。一対の刃具141により細断された麺線MSが一対のゴム板間の通路を通過するとき、ゴム板に接触してスムーズに通過することができずにゴム板上に滞留してちぢれが形成される。
ちぢれを付与された麺線MSは、切刃14A、14Bからコンベア15上に載せられて搬送される。コンベア15の下流側では、麺線MSが玉丸め機(図示略)で丸められてカットされ玉麺とされる。
<第1実施形態の作用、効果>
以上のとおり、第1実施形態の麺類製造装置では、分割後の各麺帯MA、MBを麺帯Mの厚さ方向で互いに異なる位置となるようにシュート13により変位させて切刃14A、14Bにより細断する。そのため、各麺帯MA、MBを細断する各切刃14A、14Bは、互いに独立して自由度高く配置可能となる。また、各麺帯MA、MBを幅方向に離間させる等の制約なしに切刃14A、14Bにより細断することができる。そのため、各麺帯MA、MBが無理な力により変形することを防止することができる。しかも、麺帯MA、MBの分割位置から切刃14A、14Bまでの麺帯MA、MBの長さを短くすることが可能である。そのため、分割後の麺帯MA、MBが各切刃14A、14Bに到達するまでの経路が長い場合に生じる、その経路間における麺帯MA、MBの長さの各麺帯MA、MB間でのばらつきを抑制することができる。それにより、各切刃14A、14Bで細断される麺線の量に各麺帯MA、MB間でばらつきが生じるのを抑制することができる。また、各切刃14A、14Bは互いに連結されないため、連結部がない分軽量化される。
また、分割された各麺帯MA、MBはいずれも重力によりシュート板13F、13R上を滑って各切刃14A、14Bに向けて送られる。そのため、分割された麺帯MA、MBを切刃14A、14Bに向けて搬送する動力やそのための構成を省くことができる。また、各麺帯MA、MBに重力以外の余分な力が加えられないため、麺帯MA、MBの不測の変形を防止することができる。
更に、各切刃14A、14Bは、その円筒状刃具141がその回転軸に交差する方向で互いに部分的に重なる位置関係とされている。そのため、各切刃14A、14B間の干渉を考慮することなく、各切刃14A、14Bを個々に独立して自由度高く配置することができる。また、各切刃14A、14Bは、特殊なものではなく、一般的なものを使用することができる。
更にまた、各麺帯MA、MBを細断する各切刃14A、14Bが互いに独立して配置可能であるため、各切刃14A、14Bの下流側の滞留体144も隣接する切刃14A、14Bの影響を受けることなく自由度高く構成することができ、麺線MSに対するちぢれを切刃14A、14B下流の全域でむらなく生じさせることができる。
また、分割刃12、シュート13及び切刃14A、14Bを通過する麺帯MA、MBが一貫して重力方向の上から下に移動される。そのため、麺帯MA、MBをいずれも重力により各切刃14A、14Bに向けて送ることができる。従って、麺帯MA、MBを切刃14A、14Bに向けて搬送する動力やそのための構成を省くことができる。また、各麺帯MA、MBに重力以外の余分な力が加えられないため、麺帯MA、MBの不測の変形を防止することができる。
<第2実施形態>
図5は本発明に係る麺類製造装置の第2実施形態を示す。第2実施形態が上述の第1実施形態に対して特徴とする点は、麺帯の分割枚数を2枚から3枚に変更した点である。その他の構成は、第2実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
第2実施形態では、図5のように、シュート23の下端部に3つの切刃24A、24B、24Cを備える。切刃24A、24Cは、シュート板23Fの下端部の左右両側に分けて設けられ、切刃24Cは、シュート板23Rの下端部の中央部に設けられている。各切刃24A、24B、24Cは、第1実施形態における切刃14A、14Bと同一構成のものである。シュート23は、分割した麺帯MA、MB、MCをそれぞれ各切刃24A、24B、24Cに送るように構成されている。そのため、シュート板23Fの上側の端部には、切刃24A、24Cに対応して左右両側位置に突出部231がシュート板23Rの左右両側端部から突出してオーバーハングした状態とされている。また、シュート板23Rの上側の端部には、切刃24Bに対応して左右方向の中央位置に突出部231がシュート板23Fの左右方向の中央端部から突出してオーバーハングした状態とされている。図示を省略したが、シュート23の三角屋根形状の頂上の上部には、分割刃が設けられており、この分割刃では、第1実施形態と同様にロール対から送られる麺帯を幅方向で3枚に分割して、麺帯MA、MB、MCとされている。
以上のとおり、第2実施形態の麺類製造装置では、分割後の各麺帯MA、MB、MCを麺帯MA、MB、MCの厚さ方向で互いに異なる位置となるようにシュート23により変位させて切刃24A、24B、24Cにより細断する。そのため、各麺帯MA、MB、MCを細断する各切刃24A、24B、24Cを互いに独立して自由度高く配置可能となる。その他、第2実施形態の麺類製造装置でも、第1実施形態の場合と同様の作用、効果を達成することができる。
<第3実施形態>
図6は本発明に係る麺類製造装置の第3実施形態を示す。第3実施形態が上述の第1実施形態に対して特徴とする点は、分割後の麺帯の変位方向を後方のみとし変位角度を変えた点である。その他の構成は、第3実施形態においても第1実施形態と同一であり、同一部分についての再度の説明は省略する。
第3実施形態では、図6のように、シュート33のシュート板33F、33Rを共に前方に傾斜させて設けている。但し、分割刃12からの麺帯MA、MBに対するシュート板33Fの傾斜角度は、シュート板33Rに比べて大きくされている。シュート板33F、33Rの各下端部には、それぞれの下方に対応して切刃34A、34Bが設けられている。従って、分割刃12により2枚に分割された麺帯MA、MBは、シュート板33F、33Rに案内されて切刃34A、34Bに送られる。各切刃34A、34Bで細断されて出来た麺線MSは、切刃34A、34Bと同様に前方に向けて傾斜配置された各シュート板345に案内されてコンベア15上に載せられて搬送される。第3実施形態の切刃34A、34Bには、第1実施形態で設けられた滞留体144が設けられていない。
以上のとおり、第3実施形態の麺類製造装置では、分割後の各麺帯MA、MBを麺帯MA、MBの厚さ方向で互いに異なる位置となるようにシュート33により変位させて切刃34A、34Bにより細断する。そのため、各麺帯MA、MBを細断する各切刃34A、34Bを互いに独立して自由度高く配置可能となる。その他、第3実施形態の麺類製造装置でも、第1実施形態の場合と同様の作用、効果を達成することができる。
<他の実施形態>
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、各実施形態では、案内手段をシュート13、23、33により構成したが、麺帯を案内する経路に沿って並べたロール対により構成することもできる。その場合、麺帯はロール対を通過して案内される。また、各実施形態では、麺帯及び麺線が重力方向の上から下に送られるようにしたが、それに限定されない。更に、各実施形態では、各切刃が各切刃の円筒状刃具の回転軸に交差する方向で部分的に互いに重なる位置関係に配置したが、それに限定されない。更にまた、麺帯の分割枚数は、各実施形態のように2〜3枚に限定されない。
10 麺類製造装置
11 ロール対
12 分割刃
13、23、33 シュート(案内手段)
13F、13R、23F、23R、33F、33R、345 シュート板
131、231 突出部
132、133 切欠部
134 側板
135 フランジ部
136 ナット
14A、14B、24A、24B、24C、34A、34B 切刃
141 刃具
142、143 ギヤ
144 滞留体
15 コンベア
16 筐体
17 支持台

Claims (7)

  1. 幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割し、分割後の各麺帯を切刃によりそれぞれ細断して麺線とする麺帯分割による麺類の製造方法であって、
    分割後の各麺帯を、麺帯の厚さ方向で互いに異なる位置となるように、分割された麺帯の少なくとも一部を変位させ、
    各麺帯を前記異なる位置で前記各切刃により細断する
    麺帯分割による麺類の製造方法。
  2. 請求項1において、
    分割された各麺帯は、分割される位置から各切刃に細断されるまでの間に重力方向で上から下に流動される
    麺帯分割による麺類の製造方法。
  3. 幅広に圧延された麺帯を幅方向で複数枚に分割し、分割後の各麺帯を切刃によりそれぞれ細断して麺線とする麺帯分割による麺類の製造装置であって、
    分割後の各麺帯を、麺帯の厚さ方向で互いに異なる位置となるように、分割された麺帯の少なくとも一部を変位させ、且つ各麺帯を前記異なる位置にそれぞれ案内する案内手段を備え、
    該各案内手段の先で各麺帯に対応して前記切刃をそれぞれ備える
    麺帯分割による麺類の製造装置。
  4. 請求項3において、
    前記案内手段は、各麺帯を表面上に摺動させて案内するシュートである
    麺帯分割による麺類の製造装置。
  5. 請求項3又は4において、
    前記各切刃は、回転軸が互いに平行で外周面同士が対向配置された一対の円筒状刃具を備え、この一対の円筒状刃具間に麺帯が通過することにより麺帯を細断して麺線とするように構成されており、
    前記各切刃は、前記円筒状刃具の回転軸に交差する方向で部分的に互いに重なる位置関係に配置されている
    麺帯分割による麺類の製造装置。
  6. 請求項3〜5のいずれかにおいて、
    前記切刃を通過して細断される麺線の流動方向の下流側で、麺線の流動を一時的に滞留させて麺線にちぢれを生じさせる滞留体を備える
    麺帯分割による麺類の製造装置。
  7. 請求項3〜6のいずれかにおいて、
    前記案内手段の上方に麺帯を幅方向で複数枚に分割する分割刃を備え、
    前記案内手段は、前記分割刃の下方で、前記異なる方向に各麺帯を案内するように分岐された構造を備え、分割された各麺帯を下方に配置された前記切刃に向けて下向きに案内する
    麺帯分割による麺類の製造装置。
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