JP2021124572A - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、命令実行サーバ、命令実行方法、命令実行プログラム、データサーバ、データ処理方法およびデータ処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、命令実行サーバ、命令実行方法、命令実行プログラム、データサーバ、データ処理方法およびデータ処理プログラム Download PDF

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【課題】情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、命令実行サーバ、命令実行方法、命令実行プログラム、データサーバ、データ処理方法およびデータ処理プログラムを提供する。【解決手段】通信システム10において、情報処理装置(音声入出力端末1)は、モバイル端末から受信した利用者IDと、利用者が入力した音声に基づく第1の音声データと、を含んだ処理要求を命令実行サーバに提供する提供部として動作し、利用者IDに対応付けられた第2の音声データと、第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を命令実行サーバから取得し、実行結果が出力されるように制御する出力制御部として動作する音声データ変換部を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、命令実行サーバ、命令実行方法、命令実行プログラム、データサーバ、データ処理方法およびデータ処理プログラムに関する。
近年、利用者によって入力された音声を受け付け、当該音声に応じた処理が実行された結果を利用者に提供するサービスが知られている(例えば、特許文献1参照)。音声に応じて行われる処理は、利用者に適応した処理であるのが利用者にとって望ましい。このとき、利用者によって入力された音声に基づく音声データ(以下、「入力音声データ」とも言う。)が端末からサーバに送信され、サーバにおいては、あらかじめ登録された音声データ(以下、「登録音声データ」とも言う。)と端末から受信された音声データとの間で認証(音声認証)が行われる。そして、音声認証が成功した場合に、登録音声データに対応する利用者データを用いた処理が実行される。
特開2019−191716号公報
しかし、サービスの利用者の増加に伴って登録音声データの数も増加するため、音声認証において入力音声データと比較すべき登録音声データが増加してしまい、音声認証に多くの時間が掛かるようになってしまう。
さらに、音声認証の精度が高くないほど、登録音声データの数の増加に伴って、入力音声データと一致する登録音声データの数が増加しやすくなってしまう。一例として、あまり精度が高くない音声認証が用いられる場合、サービスの利用者が数万人規模になってくると、入力音声データと一致する登録音声データの数が多くなりすぎて、利用者に適応したサービスを高精度に提供するのが困難になる。
また、音声認証のみに基づいて利用者がサービスを利用することが可能であるとした場合、サービス利用に関する安全性が不十分である場合がある。
そこで、音声認証に要する時間を抑制し、安全性を向上させつつ、利用者に適応したサービスを高精度に提供することが可能な技術が提供されることが望まれる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供する提供部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得する取得部と、前記実行結果が出力されるように制御する出力制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記提供部は、前記モバイル端末に前記利用者IDの送信を要求するためのID要求を提供し、前記ID要求に対する応答として前記モバイル端末から前記利用者IDが受信された場合に、前記モバイル端末から受信された前記利用者IDを取得してもよい。
前記提供部は、前記モバイル端末からサービス利用が可能であることを示すサービス利用可能通知が受信された場合に、前記ID要求を提供してもよい。
前記利用者IDは、前記第2の音声データに基づいて発行された利用者証明書であってもよい。
また、本発明の別の観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供することと、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得することと、前記実行結果が出力されるように制御することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供する提供部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得する取得部と、前記実行結果が出力されるように制御する出力制御部と、を備える情報処理装置として機能させるための情報処理プログラムが提供される。
また、本発明の別の観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得する処理要求取得部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供する実行結果提供部と、を備える、命令実行サーバが提供される。
前記命令実行サーバは、前記音声認証が成功した場合に、前記処理を実行する実行部を備えてもよい。
前記実行部は、前記処理に用いられる利用者データの種類を示すリクエストデータと認証キーとを前記音声認証部に出力し、前記認証キーと前記リクエストデータとに対応する前記利用者データが前記音声認証部から入力されると、前記利用者データを用いて前記処理を実行してもよい。
また、本発明の別の観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得することと、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供することと、を含む、命令実行方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得する処理要求取得部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供する実行結果提供部と、を含む命令実行サーバとして機能させるための命令実行プログラムが提供される。
また、本発明の別の観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得する認証要求取得部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供するデータ提供部と、を備える、データサーバが提供される。
前記データサーバは、前記第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく前記音声認証を実行する音声認証部を備えてもよい。
前記音声認証部は、前記音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応する前記利用者データにアクセスするための認証キーを発行して前記実行部に出力し、前記実行部から前記認証キーと前記実行部によって実行される処理に用いられる前記利用者データの種類を示すリクエストデータとが入力されると、前記認証キーと前記リクエストデータとに対応する前記利用者データを前記実行部に出力してもよい。
また、本発明の別の観点によれば、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得することと、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供することと、を含む、データ処理方法が提供される。
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得する認証要求取得部と、前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供するデータ提供部と、を備えるデータサーバとして機能させるためのデータ処理プログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、音声認証に要する時間を抑制し、安全性を向上させつつ、利用者に適応したサービスを高精度に提供することが可能な技術が提供される。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。 同実施形態に係る通信システムによって実行される処理例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る通信システムによって実行される処理例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る通信システムによって実行される処理例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る通信システムによって実行される処理例を示すシーケンス図である。 同実施形態に係る通信システムによって実行される処理例を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る音声入出力端末の例としての情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、異なる実施形態の類似する構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(1.実施形態の詳細)
続いて、本発明の実施形態の詳細について説明する。
(1−1.通信システムの構成例)
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成例を示す図である。図1に示されるように、本発明の実施形態に係る通信システム10は、音声入出力端末100(情報処理装置)、モバイル端末200(モバイル端末200−1〜200−4)、命令実行サーバ300、データサーバ400およびアクセスポイント700を有する。ネットワーク800は、インターネットなどの広帯域のネットワークであり、ネットワーク800には、命令実行サーバ300、データサーバ400およびアクセスポイント700が接続されている。
(アクセスポイント700)
アクセスポイント700は、音声入出力端末100およびモバイル端末200それぞれと無線接続されており、音声入出力端末100およびモバイル端末200それぞれによるネットワーク800を介した通信を中継する。しかし、通信システム10は必ずしもアクセスポイント700を備えていなくてもよい。かかる場合、音声入出力端末100およびモバイル端末200は、ネットワーク800から仕切られた内部ネットワークに接続されており、当該内部ネットワークを介してネットワーク800に接続されていればよい。
(モバイル端末200)
モバイル端末200は、利用者によって利用される個人端末の一例として機能する。ここでは、モバイル端末200がスマートフォンである場合を主に想定する。しかし、モバイル端末200は、スマートフォン以外の個人端末(例えば、タブレット端末、PC、携帯電話など)であってもよい。本実施形態では、4人の個人それぞれが別々のモバイル端末200を持っている場合を主に想定する。すなわち、通信システム10が、4台のモバイル端末200(モバイル端末200−1〜200−4)を有する場合を主に想定する。しかし、モバイル端末200の数(および利用者の数)は特に限定されない。
具体的に、モバイル端末200は、タッチパネル、ディスプレイ、演算装置、通信装置およびメモリなどを有している。通信装置は、アクセスポイント700に無線接続する機能を有していてよい。タッチパネルは、入力インタフェースの一例として機能する。すなわち、タッチパネルの代わりに他の入力インタフェース(例えば、ボタン、マウス、キーボードなど)が用いられてもよい。ディスプレイには、音声入出力端末100の操作パネルが表示され得る。
モバイル端末200のメモリは、演算装置を動作させるためのプログラム(情報処理プログラム)やデータを記憶することができる。また、メモリは、演算装置の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、メモリは、アカウント情報保持部201を有している。アカウント情報保持部201は、モバイル端末200の利用者による初期設定操作に基づいて、利用者IDをあらかじめ保持する。一例として、アカウント情報保持部201によって保持される利用者IDは、利用者がデータサーバ400に自身の音声データを登録するときに入力した音声に基づいて発行された利用者証明書であってもよい。利用者証明書は、データサーバ400によって発行されてもよいし、ネットワーク800に接続された他のサーバ(不図示)によって発行されてもよい。
モバイル端末200の演算装置は、モバイル端末200の動作全体を制御する機能を有する。演算装置は、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に展開して実行することにより実現される。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。演算装置によって、アカウント情報通知部202が実現され得る。アカウント情報通知部202は、近隣の音声入出力端末100に対して、アカウント情報保持部201によって保持されている利用者IDを提供する。
本発明の実施形態では、モバイル端末200と音声入出力端末100とが「近隣」である場合の例としては、モバイル端末200と音声入出力端末100とが同一のネットワークに接続されている場合(図1に示された例では、同一のアクセスポイント700に接続されている場合)を想定する。しかし、モバイル端末200と音声入出力端末100とが「近隣」である場合は、かかる場合に限定されない。例えば、モバイル端末200から送信される無線電波が到達する範囲内に音声入出力端末100が存在することが、モバイル端末200と音声入出力端末100とが近隣であるとして扱われてもよい。
(音声入出力端末100)
音声入出力端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。音声入出力端末100は、少なくとも1人の利用者によって通話に利用される。しかし、音声入出力端末100は、複数の利用者によって共用されてもよい。このとき、複数の利用者は、典型的には家族であってよいが、どのような集合であっても構わない。また、音声入出力端末100は、AI(Artificial Intelligence)スピーカなどであってよいが、PC(Personal Computer)であってもよいし、テレビジョン装置であってもよいし、ロボットであってもよいし、他の機器であってもよい。
具体的に、音声入出力端末100は、マイクロフォン(以下、単に「マイク」とも言う。)101、スピーカ102、メモリ、演算装置および通信装置などを有している。通信装置は、アクセスポイント700に無線接続する機能を有していてよい。マイク101は、周囲の音声を収集する。スピーカ102は、音声を出力する。メモリは、演算装置を動作させるためのプログラムやデータを記憶することができる。また、メモリは、演算装置の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、メモリは、近隣端末情報保持部104を有している。
演算装置によって、音声データ変換部103が実現される。演算装置は、音声入出力端末100の動作全体を制御する機能を有する。演算装置は、音声入出力端末100に内蔵された演算装置がROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に展開して実行することにより実現される。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。
近隣端末情報保持部104は、近隣のモバイル端末200から利用者IDが受信された場合、近隣のモバイル端末200から受信された利用者IDを、近隣端末利用者IDとして保持する。なお、近隣端末情報保持部104は、1台のモバイル端末200から受信された利用者IDを近隣端末利用者IDとして保持する場合も想定されれば、複数のモバイル端末200それぞれから受信された利用者IDを近隣端末利用者IDとして保持する場合も想定される。
また、音声データ変換部103は、マイク101を介して利用者から音声が入力されると、マイク101を介して利用者から入力された音声を通信で利用される形式(デジタル形式)の入力音声データ(第1の音声データ)に変換する。そして、音声データ変換部103は、入力音声データと近隣端末情報保持部104によって保持されている近隣端末利用者IDとを含んだ処理要求(以下、「サービス提供要求」とも言う。)を命令実行サーバ300に提供する(提供部)。なお、利用者によって入力される音声には、「私の今日のスケジュールを見せて」などといったサービスの提供を要求する内容(命令)が含まれている場合が想定される。
入力音声データは、命令実行サーバ300からデータサーバ400に提供され、データサーバ400において利用者IDにあらかじめ対応付けられた登録音声データ(第2の音声データ)と入力音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、音声データ変換部103は、利用者IDにあらかじめ対応付けられた利用者データを用いて、命令実行サーバ300によって処理が実行された実行結果を命令実行サーバ300から取得する(取得部)。また、音声データ変換部103は、実行結果がスピーカ102から出力されるようにスピーカ102を制御する(出力制御部)。
なお、命令実行サーバ300から取得される実行結果には、「今日は15時から習い事の予定があります」などといった音声データが含まれている場合が想定される。しかし、実行結果に含まれるデータの種類は、音声データに限定されず、他の種類のデータが含まれていてもよい。例えば、命令実行サーバ300から取得される実行結果に、テキストデータまたは画像データが含まれる場合、出力制御部は、テキストデータまたは画像データがディスプレイによって表示されるように制御してもよい。
(命令実行サーバ300)
命令実行サーバ300は、演算装置、通信インタフェース、メモリなどを有している。命令実行サーバ300の通信インタフェースは、ネットワーク800を介して他の装置と通信を行う機能を有する。命令実行サーバ300のメモリは、演算装置を動作させるためのプログラム(命令実行プログラム)やデータを記憶することができる。また、メモリは、演算装置の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。
命令実行サーバ300の演算装置は、命令実行サーバ300の動作全体を制御する機能を有する。演算装置は、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に展開して実行することにより実現される。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。演算装置によって、命令実行部301および認証部302が実現され得る。
命令実行部301は、近隣端末利用者IDと入力音声データとを含んだサービス提供要求を音声入出力端末100から取得する(処理要求取得部)。そして、命令実行部301は、入力音声データに基づいて実行すべき処理を決定する(実行すべき命令を判断する)。例えば、入力音声データが「私の今日のスケジュールを見せて」などとった音声データである場合、命令実行部301は、かかる音声データ「私の今日のスケジュールを見せて」に基づいて、「利用者の今日のスケジュールを提示する」という処理を決定する。
ここで、命令実行部301によって決定される処理には、利用者別に設定されたデータ(以下「利用者データ」とも言う。)を用いて実行する処理と、特に利用者データを用いずに実行する処理とが存在し、各処理がどちらの処理に該当するかがあらかじめ決められている。例えば、命令実行部301によって決定される処理が「利用者の今日のスケジュールを提示する」という処理である場合には、「利用者の今日のスケジュール」などが利用者データに該当し得る。
なお、利用者データは、各利用者に対して1つだけではなく、各利用者に対して幾つかの種類の利用者データが存在してよい。このとき、命令実行部301は、処理に用いられる利用者データの種類も取得する。ここで、処理と利用者データの種類とは、あらかじめ命令実行部301によって把握されている。例えば、命令実行部301は、「私の今日のスケジュールを見せて」という処理に対応する種類の利用者データとして「利用者の今日のスケジュール」を得てもよい。あるいは、命令実行部301は、「利用者の今日のスケジュールを提示する」という処理に対応する種類の利用者データとして「利用者の今日のスケジュール」を得てもよい。
命令実行部301は、決定した処理が利用者データを用いずに実行する処理である場合には、決定した処理をそのまま実行する。
一方、認証部302は、命令実行部301によって決定された処理が利用者データを用いて実行する処理である場合には、近隣端末利用者IDと入力音声データとを含んだ認証要求をデータサーバ400に提供する。認証部302は、データサーバ400において、近隣端末利用者IDに対応付けられた登録音声データと入力音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、その近隣端末利用者IDに対応付けられた利用者データをデータサーバ400から取得する。命令実行部301は、データサーバから取得された利用者データを用いて処理を実行する(実行部)。そして、命令実行部301は、処理を実行した結果(実行結果)を音声入出力端末100に提供する(実行結果提供部)。
(データサーバ400)
データサーバ400は、演算装置、通信インタフェース、メモリなどを有している。データサーバ400の通信インタフェースは、ネットワーク800を介して他の装置と通信を行う機能を有する。データサーバ400のメモリは、演算装置を動作させるためのプログラム(データ処理プログラム)やデータを記憶することができる。また、メモリは、演算装置の動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することもできる。例えば、メモリは、利用者音声データ記憶部402および利用者別データ記憶部403を有している。
利用者音声データ記憶部402は、モバイル端末200の利用者による初期設定操作に基づいて、利用者IDと利用者の音声データ(登録音声データ)とをあらかじめ対応付けて記憶する。一例として、利用者音声データ記憶部402は、モバイル端末200に利用者の音声データ(入力音声データ)が入力され、モバイル端末200から入力音声データと利用者IDとが受信されると、モバイル端末200から受信された入力音声データと利用者IDとを対応付けて記憶する。
利用者別データ記憶部403は、利用者IDと利用者データとをあらかじめ対応付けて記憶する。一例として、利用者別データ記憶部403は、モバイル端末200に利用者データが入力され、モバイル端末200から利用者データと利用者IDとが受信されると、モバイル端末200から受信された利用者データと利用者IDとを対応付けて記憶してもよい。あるいは、利用者別データ記憶部403は、利用者の利用頻度(利用者が何をよく利用しているか)に基づいて学習によって得られた利用者データと利用者IDとを対応付けて記憶してもよい。
データサーバ400の演算装置は、データサーバ400の動作全体を制御する機能を有する。演算装置は、ROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に展開して実行することにより実現される。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。演算装置によって、音声認証部401が実現され得る。
音声認証部401は、近隣端末利用者IDと入力音声データとを含んだ認証要求を命令実行サーバ300から取得する(認証要求取得部)。音声認証部401は、近隣端末利用者IDに対応付けられて利用者音声データ記憶部402に記憶されている登録音声データを取得し、取得した登録音声データと入力音声データとに基づく音声認証を行う(音声認証部)。
例えば、音声認証部401は、登録音声データの特徴と入力音声データの特徴との類似度(一致度)が閾値よりも大きい場合に、登録音声データと入力音声データとが一致すると判定してもよい(音声認証が成功したと判定してもよい)。一方、音声認証部401は、登録音声データの特徴と入力音声データの特徴との類似度が閾値以下である場合に、登録音声データと入力音声データとが一致しないと判定してもよい(音声認証が失敗したと判定してもよい)。
音声認証部401は、音声認証が成功した場合に、近隣端末利用者IDに対応付けられて利用者別データ記憶部403によって記憶されている利用者データを命令実行サーバ300に提供する(データ提供部)。一方、音声認証部401は、音声認証が失敗した場合には、音声認証が失敗した旨を命令実行サーバ300に提供する。
なお、後にも説明するように、音声認証部401は、音声認証に成功した場合に、近隣端末利用者IDに対応付けられて利用者別データ記憶部403によって記憶されている利用者データにアクセスするためのキー(認証キー)を発行して、命令実行サーバ300に提供してもよい。このとき、音声認証部401は、命令実行サーバ300が認証キーを用いてアクセスしてきた場合に、利用者データを命令実行サーバ300に提供してもよい。認証キーは、有効期限を有しているのが望ましいが、有効期限を有していなくてもよい(無期限で使用できてもよい)。
以上、本発明の実施形態に係る通信システム10の構成例について説明した。
(1−2.通信システムの動作例)
続いて、本発明の実施形態に係る通信システム10の動作例について説明する。図2〜図6は、本発明の実施形態に係る通信システム10によって実行される処理例を示すシーケンス図である。なお、図2〜図6に示されたシーケンス図は、本発明の実施形態に係る通信システム10によって実行される処理の一例を示したに過ぎない。したがって、本発明の実施形態に係る通信システム10によって実行される処理は、図2〜図6に示されたフローチャートによって示される例に限定されない。
(近隣端末利用者IDの保持)
まず、図2を参照しながら、近隣端末利用者IDの保持について説明する。上記したように、利用者は、あらかじめ自分のモバイル端末200を用いてデータサーバ400の利用者音声データ記憶部402に音声データ(登録音声データ)を登録しておく。このとき、登録音声データは、利用者IDと対応付けられて利用者音声データ記憶部402によって記憶される。このとき、上記したように、利用者IDは、利用者証明書であってもよい。
さらに、データサーバ400の利用者別データ記憶部403によって、利用者IDと対応付けられて利用者データがあらかじめ記憶される。また、モバイル端末200のアカウント情報保持部201によって、利用者IDがあらかじめ記憶されている。
その後、利用者は自分のモバイル端末200を持ち歩き、音声入出力端末100の付近に移動すると、利用者のモバイル端末200は、(アクセスポイント700に接続されることによって)音声入出力端末100が接続されているネットワークと同一のネットワークに無線接続される。このとき、モバイル端末200のアカウント情報通知部202は、利用者IDを近隣の音声入出力端末100に提供する。アカウント情報通知部202による利用者IDの提供の手法には、幾つかの手法が想定される。
例えば、アカウント情報通知部202は、利用者IDの送信を要求するためのID要求(以下、「アカウント情報要求」とも言う。)が音声入出力端末100から受信された場合に、アカウント情報要求に対する応答として、利用者IDを音声入出力端末100に提供してもよい。これによって、アカウント情報通知部202は、アカウント情報要求を承諾する場合にのみ、アカウント情報要求に対する応答として、利用者IDを音声入出力端末100に提供し得る。
例えば、アカウント情報通知部202は、常にアカウント情報要求を承諾してもよい。あるいは、アカウント情報通知部202は、あらかじめ設定された音声入出力端末100からのアカウント情報要求に対してのみ承諾してもよい。あるいは、アカウント情報通知部202は、アカウント情報要求を提供した音声入出力端末100のID(または名称)をディスプレイに表示させ、アカウント情報要求を承諾するか否かを利用者に入力させるようにしてもよい。
本発明の実施形態では、図2に示されるように、モバイル端末200のアカウント情報通知部202が、サービス利用が可能であることを示すサービス利用可能通知をブロードキャストなどによって提供し(S11)、音声入出力端末100(近隣端末情報保持部104)において、サービス利用可能通知が受信された場合に、アカウント情報要求がモバイル端末200(アカウント情報通知部202)に提供される場合を主に想定する(S12)。しかし、モバイル端末200(アカウント情報通知部202)から音声入出力端末100(近隣端末情報保持部104)にサービス利用可能通知が送信されなくても、音声入出力端末100(近隣端末情報保持部104)によって、所定の時間ごとに(例えば、5秒おきに)アカウント情報要求がモバイル端末200(アカウント情報通知部202)に提供されてもよい。
アカウント情報通知部202は、音声入出力端末100(近隣端末情報保持部104)からアカウント情報要求を取得すると、アカウント情報保持部201によって保持されている利用者IDを音声入出力端末100(近隣端末情報保持部104)に提供する(S13)。そして、近隣端末情報保持部104は、アカウント情報通知部202から提供された利用者IDを近隣端末利用者IDとして保持する(S14)。
(サービス提供)
続いて、図3〜図6を参照しながら、サービス提供について説明する。音声入出力端末100のマイク101は、周囲の音声を絶えず収集している。マイク101は、音量が閾値を超える音声を収集すると、収集した音声を音声データ変換部103に出力する。例えば、「私の今日のスケジュールを見せて」などといったサービスの提供を要求する内容(命令)を含んだ音声を発すると、その音声がマイク101によって収集され(S21)、音声データ変換部103に出力される(S22)。音声データ変換部103は、マイク101によって収集された音声を通信で利用される形式(デジタル形式)の入力音声データに変換する(S23)。
続いて、音声データ変換部103は、近隣端末利用者IDの要求を近隣端末情報保持部104に出力する(S24)。近隣端末情報保持部104は、音声データ変換部103から近隣端末利用者IDの要求が入力されると、保持しているすべての近隣端末利用者IDを音声データ変換部103に出力する(S25)。音声データ変換部103は、入力音声データと近隣端末情報保持部104から入力された近隣端末利用者IDとを含んだサービス提供要求を命令実行サーバ300に提供する(S26)。
命令実行部301は、近隣端末利用者IDと入力音声データとを含んだサービス提供要求を音声入出力端末100から取得すると、入力音声データに基づいて実行すべき処理を決定する(実行すべき命令を判断する)(S31)。例えば、入力音声データが「私の今日のスケジュールを見せて」である場合、命令実行部301は、かかる入力音声データ「私の今日のスケジュールを見せて」に基づいて、「利用者の今日のスケジュールを提示する」という処理を決定する。さらに、命令実行部301は、「利用者の今日のスケジュールを提示する」という処理に対応する種類の利用者データとして「利用者の今日のスケジュール」を得る。
命令実行部301は、決定した処理が利用者データを用いずに実行する処理である場合には、決定した処理をそのまま実行する。一方、命令実行部301は、決定した処理が利用者データを用いて実行する処理である場合には、近隣端末利用者IDと入力音声データとを含んだ認証要求を認証部302に出力する(S32)。認証部302は、入力された認証要求をデータサーバ400(音声認証部401)に提供する(S33)。
音声認証部401は、認証要求を命令実行サーバ300から取得すると、(認証要求に含まれる)近隣端末利用者IDを利用者音声データ記憶部402に出力する(S34)。利用者音声データ記憶部402は、近隣端末利用者IDに対応付けられて利用者音声データ記憶部402に記憶されている登録音声データを音声認証部401に出力する(S35)。音声認証部401は、取得した登録音声データと入力音声データとに基づく音声認証を行う(S36)。
音声認証部401は、音声認証が成功した場合に、近隣端末利用者IDに対応する利用者データにアクセスするための認証キーを作成(発行)する(S37)。音声認証部401は、作成した認証キーを命令実行サーバ300に出力する(S38)。命令実行サーバ300において、認証部302は、音声認証部401から入力された認証キーを命令実行部301に出力する(S39)。
命令実行部301が、決定した処理に用いられる利用者データの種類を示すリクエストデータと認証キーとをデータサーバ400に出力すると、音声認証部401は、リクエストデータと認証キーとに対応する利用者データを利用者別データ記憶部403から取得する(S41)。そして、音声認証部401は、利用者別データ記憶部403から取得した利用者データを命令実行部301に出力する(S42)。
命令実行部301は、利用者別データ記憶部403から取得された利用者データが音声認証部401から入力されると、決定した処理を、利用者別データ記憶部403から取得された利用者データを用いて実行する(S43)。そして、命令実行部301は、処理を実行した結果(実行結果)を音声入出力端末100に提供する。例えば、命令実行部301は、処理を実行した結果(実行結果)を示す音声データ(実行結果音声データ)を作成し(S44)、作成した音声データ(実行結果音声データ)を音声入出力端末100に提供する(S51)。
音声データ変換部103は、命令実行部301から実行結果音声データが入力されると、実行結果音声データをスピーカ102から出力される形式(アナログ形式)の音声(音声回答)に変換する(S52)。音声データ変換部103が、音声回答をスピーカ102に出力すると、スピーカ102によって音声回答が出力され(S53)、利用者によって音声回答が知覚される(S54)。
以上、本発明の実施形態に係る通信システム10の動作例について説明した。
(2.ハードウェア構成例)
続いて、本発明の実施形態に係る音声入出力端末100のハードウェア構成例について説明する。以下では、本発明の実施形態に係る音声入出力端末100のハードウェア構成例として、情報処理装置のハードウェア構成例について説明する。なお、以下に説明する情報処理装置のハードウェア構成例は、音声入出力端末100のハードウェア構成の一例に過ぎない。したがって、音声入出力端末100のハードウェア構成は、以下に説明する情報処理装置のハードウェア構成から不要な構成が削除されてもよいし、新たな構成が追加されてもよい。
また、通信システム10が有する各種装置のうち、音声入出力端末100以外の装置(例えば、モバイル端末200、命令実行サーバ300、データサーバ400、アクセスポイント700など)のハードウェア構成も、音声入出力端末100のハードウェア構成と同様に実現され得る。
図7は、本発明の実施形態に係る音声入出力端末100の例としての情報処理装置900のハードウェア構成を示す図である。情報処理装置900は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置900内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等利用者が情報を入力するための入力手段と、利用者による入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。情報処理装置900を操作する利用者は、この入力装置908を操作することにより、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
以上、本発明の実施形態に係る音声入出力端末100のハードウェア構成例について説明した。
(3.まとめ)
以上に説明したように、本発明の実施形態によれば、モバイル端末200から受信された近隣端末利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく入力音声データとを含んだ処理要求が音声入出力端末100から命令実行サーバ300に提供される。命令実行サーバ300においては、利用者IDに対応付けられた登録音声データと入力音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、近隣端末利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行される。
かかる構成によれば、サービスの利用者の増加に伴って登録音声データの数が増加してしまったとしても、音声認証において入力音声データと比較される登録音声データは、近隣端末利用者IDに対応する登録音声データだけとなる。したがって、音声認証に掛かる時間が低減される。例えば、音声入出力端末100の近隣に存在するモバイル端末200は、多くても数十台程度であることが想定されるため、音声認証の速度が高速になることが期待される。
さらに、かかる構成によれば、音声認証の精度が高くない場合であっても、入力音声データと一致する登録音声データの数はさほど増加しないことが想定される。これによって、利用者に適応したサービスが高精度に提供される可能性が高まる。
また、かかる構成によれば、音声認証だけではなく、あらかじめ利用者IDが登録されたモバイル端末200が音声入出力端末100の近隣に存在する場合にのみ、利用者がサービスを利用することが可能である。したがって、かかる構成によれば、サービス利用に関する安全性が向上することが期待される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記では、サーバにおける各種処理が、命令実行サーバ300およびデータサーバ400に分散されて実行される例を主に説明した。しかし、サーバにおける各種処理は、必ずしも上記の通りに分散されて実行されなくてもよい。また、上記において命令実行サーバ300によって実行されるとした処理の一部が、命令実行サーバ300とは異なるサーバによって実行されてもよい。例えば、命令実行サーバ300とデータサーバ400とが同一のサーバによって実現されてもよい。あるいは、上記において命令実行サーバ300によって実行されるとした処理の一部が、端末側(例えば、音声入出力端末100など)によって実行されてもよい。
10 通信システム
100 音声入出力端末
101 マイク
102 スピーカ
103 音声データ変換部
104 近隣端末情報保持部
200 モバイル端末
201 アカウント情報保持部
202 アカウント情報通知部
300 命令実行サーバ
301 命令実行部
302 認証部
400 データサーバ
401 音声認証部
402 利用者音声データ記憶部
403 利用者別データ記憶部
700 アクセスポイント
800 ネットワーク

Claims (16)

  1. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供する提供部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得する取得部と、
    前記実行結果が出力されるように制御する出力制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記提供部は、前記モバイル端末に前記利用者IDの送信を要求するためのID要求を提供し、前記ID要求に対する応答として前記モバイル端末から前記利用者IDが受信された場合に、前記モバイル端末から受信された前記利用者IDを取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記提供部は、前記モバイル端末からサービス利用が可能であることを示すサービス利用可能通知が受信された場合に、前記ID要求を提供する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用者IDは、前記第2の音声データに基づいて発行された利用者証明書である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供することと、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得することと、
    前記実行結果が出力されるように制御することと、
    を含む、情報処理方法。
  6. コンピュータを、
    モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求をサーバに提供する提供部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記サーバから取得する取得部と、
    前記実行結果が出力されるように制御する出力制御部と、
    を備える情報処理装置として機能させるための情報処理プログラム。
  7. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得する処理要求取得部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供する実行結果提供部と、
    を備える、命令実行サーバ。
  8. 前記命令実行サーバは、前記音声認証が成功した場合に、前記処理を実行する実行部を備える、
    請求項7に記載の命令実行サーバ。
  9. 前記実行部は、前記処理に用いられる利用者データの種類を示すリクエストデータと認証キーとを前記音声認証部に出力し、前記認証キーと前記リクエストデータとに対応する前記利用者データが前記音声認証部から入力されると、前記利用者データを用いて前記処理を実行する、
    請求項8に記載の命令実行サーバ。
  10. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得することと、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供することと、
    を含む、命令実行方法。
  11. コンピュータを、
    モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ処理要求を情報処理装置から取得する処理要求取得部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証部による音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを用いて処理が実行された実行結果を前記情報処理装置に提供する実行結果提供部と、
    を含む命令実行サーバとして機能させるための命令実行プログラム。
  12. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得する認証要求取得部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供するデータ提供部と、
    を備える、データサーバ。
  13. 前記データサーバは、前記第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく前記音声認証を実行する音声認証部を備える、
    請求項12に記載のデータサーバ。
  14. 前記音声認証部は、前記音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応する前記利用者データにアクセスするための認証キーを発行して前記実行部に出力し、前記実行部から前記認証キーと前記実行部によって実行される処理に用いられる前記利用者データの種類を示すリクエストデータとが入力されると、前記認証キーと前記リクエストデータとに対応する前記利用者データを前記実行部に出力する、
    請求項13に記載のデータサーバ。
  15. モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得することと、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供することと、
    を含む、データ処理方法。
  16. コンピュータを、
    モバイル端末から受信された利用者IDと、利用者から入力された音声に基づく第1の音声データとを含んだ認証要求を実行部から取得する認証要求取得部と、
    前記利用者IDに対応付けられた第2の音声データと前記第1の音声データとに基づく音声認証が成功した場合に、前記利用者IDに対応付けられた利用者データを前記実行部に提供するデータ提供部と、
    を備えるデータサーバとして機能させるためのデータ処理プログラム。

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