JP2021124551A - 把持型の対象物吸引装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ピペッター1は、本体部2及び撮像部3を備える。本体部2は、吸引対象物であるターゲット細胞Ctが出入り可能な先端開口4Tを備えたチップ4が装着される装着部24と、先端開口4Tを通してターゲット細胞Ctをチップ4内に吸引させる吸引機構と、作業者が本体部2を把持するための把持部22とを有する。前記吸引機構は、駆動モーター25と、この駆動モーター25によって駆動される負圧化機構26とを含む。撮像部3は、本体部2に搭載され、先端開口4Tの周辺領域の画像を撮像する。撮像部3は、外付けカメラ31と、外付けカメラ31を本体部2に取り付ける保持部32とを含む。
【選択図】図4
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係るピペッター1(把持型の対象物吸引装置)及びその操作部5を示す図であって、図1(A)はこれらの側面図、図1(B)は上面図を示している。ピペッター1は、鉛筆型の形状を有する。作業者は、ピペッター1を片手で持ち、例えば一の容器に収容されている所要の細胞を培地等と共に吸引するピッキング作業、並びにピッキングした細胞を他の容器に吐出する作業を行う。
図5は、第2実施形態に係るピペッター1Aを示す図であって、図5(A)はその側面図、図5(B)は上面図である。上記第1実施形態では、撮像部3として、本体部2の外側に外付けカメラ31が取り付けられる例を示した。第2実施形態では、本体部2に撮像部3が内蔵される例を示す。
図7は、第3実施形態に係るピペッター1Bを示す図である。ここでは、第2実施形態で例示した内蔵カメラ33の、他の配置例を示す。ピペッター1Bの本体部2Bの内部には、複数の独立チャンネルを有するチューブ35が備えられている。図7では、チューブ35が、三つの独立チャンネル;第1チャンネル351、第2チャンネル352及び第3チャンネル353を備える例を示している。これらチャンネル351、353、353は、チューブ35に独立的に形成された中空通路である。
図8は、第4実施形態に係るピペッター1Cの要部を示す図である。第4実施形態では、ターゲット細胞Ctにレーザ光を照射するレーザポインタ機能を備えるピペッター1Cを例示する。ピペッター1Cは、第1実施形態と同様に、本体部2Cと、本体部2に外付けされる態様で搭載される外付けカメラ31と、本体部2Cに装着されるチップ4とを備えている。本体部2Cは、第1実施形態と同じく、外装カバー21、把持部22、装着部24、駆動モーター25及び負圧化機構26を備えている。第1実施形態と相違する点は、吸引対象のターゲット細胞Ctに対してレーザ光Lを照射可能なレーザ光源8をさらに備える点である。
図11は、第5実施形態に係るピペッター1D、及びその使用状態を示す図である。ピペッター1Dは、レーザ光源8の本体部2Dへの取り付けの態様が、第4実施形態のピペッター1Cとは相違している。レーザ光源8は、チップ4の軸方向と略平行に延びるアーム82を介して、本体部2Dに外付けされている。
図12は、第6実施形態に係るピペッター1Eを示す図である。ピペッター1Eは、第3実施形態に係るピペッター1Bに、内蔵型のレーザ光源8Aが追加された実施形態である。ピペッター1Eの本体部2Eの内部には、複数の独立チャンネルを有するチューブ35、すなわち、第1〜第3チャンネル351、353、353を備えるチューブ35が配置されている。
図13は、第7実施形態に係るピペッター1Fの要部を示す図である。ピペッター1Fは、図8に示した第4実施形態のピペッター1Cに、測距手段の一部を担う受光ユニット83が追加された実施形態である。ここでの測距手段は、先端開口4Tと吸引対象のターゲット細胞Ctとの間の距離を導出する手段である。図13では、測距手段がレーザ光源8と受光ユニット83との組み合わせで構成される例を示している。
以上、本発明の第1〜第7実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、さらに種々の変形実施形態を取ることができる。例えば本発明は、次に示すような変形実施形態を採用することができる。
Ct ターゲット細胞(吸引対象の対象物)
L レーザ光
RH、LH 右手(一方の手指)、左手(他方の手指)
1〜1F ピペッター(対象物吸引装置)
2〜2F 本体部
21 外装カバー
22 把持部
24 装着部
25 駆動モーター(吸引機構/駆動部)
26 負圧化機構(吸引機構/メカ機構)
27 コントローラ
3 撮像部
31 外付けカメラ
32 保持部
33 内蔵カメラ
35 チューブ
351 第1チャンネル(一の独立チャンネル)
352 第2チャンネル(他の独立チャンネル)
4 チップ
5 操作部
6 表示装置
8 レーザ光源
83 受光ユニット(測距手段)
Claims (11)
- 対象物が出入り可能な先端開口を備えたチップが装着される装着部と、前記先端開口を通して前記対象物を前記チップ内に吸引させる吸引機構と、作業者が把持する把持部と、を有する本体部と、
前記本体部に搭載され、前記チップの先端開口の周辺領域の画像を撮像する撮像部と、
を備える把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1に記載の対象物吸引装置において、
前記本体部に搭載され、吸引対象の対象物に対してレーザ光を照射可能なレーザ光源をさらに備える、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1又は2に記載の対象物吸引装置において、
前記本体部は、一方向に長いハウジング形状を有する外装カバーを備え、
前記把持部は、前記外装カバーに形成され、作業者の一方の手指で把持可能な形状を備え、
前記吸引機構は、前記チップ内を負圧化するメカ機構と、当該メカ機構を動作させる電気的な駆動部と、作業者の他方の手指で操作可能であって前記駆動部を遠隔操作可能な操作部とを含む、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の対象物吸引装置において、
前記撮像部は、前記本体部に外付けされる保持部と、前記先端開口の周辺が撮像領域となるように前記保持部によって保持される外付けカメラとを含む、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の対象物吸引装置において、
前記撮像部は、前記先端開口を通した撮像が行えるように前記本体部に配置された内蔵カメラを含む、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項5に記載の対象物吸引装置において、
前記本体部の前記吸引機構は、前記チップ内を負圧化するための吸引経路を含み、
前記内蔵カメラは、前記吸引経路中に配置されている、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項5に記載の対象物吸引装置において、
前記本体部は、複数の独立チャンネルを有するチューブを備え、
前記複数の独立チャンネルのうち、一の独立チャンネルは前記チップ内を負圧化するための吸引経路として用いられ、他の独立チャンネルには前記内蔵カメラが配置される、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項2に記載の対象物吸引装置において、
前記レーザ光源は、前記先端開口の近傍において吸引軸と交差して対象物にレーザ光を照射可能に、前記本体部に外付けされている、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項2に記載の対象物吸引装置において、
前記レーザ光源は、前記先端開口を貫通して対象物にレーザ光を照射可能に、前記本体部に内蔵されている、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の対象物吸引装置において、
前記先端開口と吸引対象の対象物との間の距離を導出する測距手段をさらに備える、把持型の対象物吸引装置。 - 請求項1又は2に記載の対象物吸引装置において、
前記吸引機構は、前記チップ内を負圧化するメカ機構と、当該メカ機構を動作させる電気的な駆動部と、当該駆動部を制御するコントローラとを含み、
前記コントローラは、予め定められた吸引条件が成立したとき、前記駆動部を動作させ対象物を前記チップ内に自動吸引させる、把持型の対象物吸引装置。
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JPH09325283A (ja) * | 1996-06-03 | 1997-12-16 | Fine Opt Kk | 小型吸引装置 |
JP2004264223A (ja) * | 2003-03-04 | 2004-09-24 | Shimadzu Corp | 膜上固相化物の抽出方法及び装置 |
WO2016080411A1 (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 株式会社アイカムス・ラボ | 分注装置、及び分注システム |
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