JP2021123424A - シート処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの両面乾燥を1つの乾燥手段で乾燥させ、装置の小型化を可能にするシート処理装置を提供する。【解決手段】シート処理装置Bは、画像形成装置本体から送られてくるシートを下流に搬送する第1搬送路31と、第1搬送路31から分岐し、シートを下流とは反対方向に反転搬送することで第1搬送路31からシートを退避可能で且つ一時的に滞留する第2搬送路32とを備える。第1搬送路31と第2搬送路32との間に乾燥手段120を配置して、それぞれ搬送路でシートの異なる面を乾燥可能にしている。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばインクジェット方式等の画像形成装置で印刷されたシートを集積するシート処理装置に関する。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置によって画像が形成された複数のシートに対して、整合処理や綴じ処理などのシート処理を施すシート後処理装置が知られている。シート後処理装置は、搬送されたシートをいったん処理トレイに集積し、整合処理や綴じ処理などを行い、その後処理されたシート束をスタックトレイに排出する。このような装置において、シートを処理トレイに集積する際にシートが水分を多く含んでいると集積の妨げになる。
また、従来、プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置から排出された複数のシートからなるシート束に対して処理トレイ上で後処理を行うシート処理装置が広く知られている。このようなシート処理装置においては、処理トレイ上で後処理を行っている最中のシート束の上に次のシート束を構成するシートが排出されないように、次の束のシートを搬送路に設けたバッファ機能を備える構成が知られている(例えば、特許文献1を参照)。ここに開示されているバッファ機能においては、シートの搬送パスに正逆転が可能なバッファローラ対を設けて、搬送シートにバッファ処理が必要なときにはバッファローラ対を逆転させて、シートをバッファパスへと導入するようにしている。
特開2017−165560号公報
ところが、特許文献1に記載されているシート処理装置においては、水分量を多く含んだシートを両面乾燥させる場合、第1排紙パスの上下両側にそれぞれ乾燥手段を設ける必要があり、装置が大型化してしまうという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑み、1つの乾燥手段によりシート両面を乾燥させることによりシート集積装置及び当該装置を備える装置を小型化することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るシート処理装置は、画像形成手段から送られてくる印刷されたシートを下流に搬送する第1搬送路と、前記第1搬送路から分岐し、シートを下流とは反対方向に反転搬送することで前記第1搬送路から退避可能で且つ一時的に滞留可能な第2搬送路と、前記シートを下流方向もしくは反転搬送可能な搬送手段と、前記第1搬送路と前記第2搬送路との間に配置され、それぞれ搬送路でシートの異なる面を乾燥可能に配置された乾燥手段と、前記搬送手段と前記乾燥手段で、シートの異なる面を乾燥するべく制御する制御手段と、を備える。
この場合、前記乾燥手段は、前記第1搬送路と前記第2搬送路の分岐部に向けられているよう配置するのが好適である。
そして、前記画像形成手段により印刷されたシートのどの面に乾燥処理を施すかに応じてシートを反転搬送をさせるか否かを選択する選択手段を備える。
或る実施形態では、前記第1搬送路の下流に用紙に後処理を施すための載置手段と、前記第2搬送路は前記乾燥手段による風を載置手段に送るための通気口と、を備える。これにより、第1搬送路から載置手段に導入されたシートを乾燥させることができる。
本発明に係るシート処理装置によれば、シート乾燥手段と、搬送手段とを制御し、シートの片面と裏面に乾燥処理を施すことで、装置を小型化させることができる。
本発明に係わるシート積載装置が有効に適用される画像形成装置の構成説明図を示す。 本発明に係わるシート積載装置の構成説明図を示す。 図2の装置の経路要部拡大図を示す。 図2の装置に於ける整合位置とステープルユニットとの配置関係の説明図を示す。 図1の装置に於ける制御構成をブロック図で示す。 第1排紙パスでのシートの下面乾燥を説明する図を示す。 第2排紙パスでのシートの上面乾燥を説明する図を示す。 第2排紙パスへシートを導くときの動作の説明図を示す。 画像形成装置の動作フローチャートを示し、シート処理装置の綴じ処理モードでの動作で、シートの乾燥に応じた動作を説明している。 シート乾燥機構としてヒートローラ機構を使用したときの図2の装置の経路要部拡大図を示す。 シート乾燥機構の異なる実施例を示す。 シート乾燥機構の異なる実施例を示す。
以下に添付図面を参照しつつ、その好適な実施態様について詳細に説明する。先ず、本発明に係るシート処理装置が有効に適用される画像形成装置について説明すると、図1に示すように画像形成装置は、画像形成装置本体Aと、これに併設して設置されるシート処理装置Bとから構成される。画像形成装置本体Aは、画像形成ユニットA1とスキャナユニットA2とフィーダユニットA3とで構成されている。そして、装置ハウジング1の内部には、給紙部2と画像形成部3と排紙部4とデータ処理部5が内蔵されている。
給紙部2は、画像形成する複数サイズのシートをそれぞれ収納するカセット機構2a,2b,2cで構成され、図示しない本体制御部から指定されたサイズのシートを給紙経路6に繰り出す。給紙経路6は、各カセット機構2a,2b,2cから供給されるシートを下流側に給送する。また、給紙経路6には、大容量カセット2dと手差しトレイ2eが接続されて、それぞれから供給されるシートも同様に送り出すよう構成されている。
画像形成部3は、例えば、静電印刷機構で構成されており、回転する感光ドラム9を備えて、その周囲に光学ビームを発光する発光器10と、現像器11と、クリーナ(不図示)とを配置した構成である。図示のものはモノクロ印刷機構を示し、感光ドラム9に発光器10で光学的に潜像を形成し、この潜像に現像器11でトナーインクを付着する。
そして、感光ドラム9に画像形成するタイミングに合わせて給紙経路6からシートを画像形成部3に送り転写チャージャ12でシート上に画像を転写し、排紙経路14に配置されている定着ローラ13で定着する。排紙経路14には排紙ローラ15と、排紙口16が配置され、後述するシート処理装置Bにシートを搬送する。なお、本願の画像形成部は静電印刷機構に限定されることはなく、例えばインクジェット方式であって搬送されるシートにインクなどの液体を噴射可能なラインヘッドによりシートに液体を付着させて印刷する装置を備えた構成にしてもよい。
スキャナユニットA2は、画像原稿を載置するプラテン17と、プラテン17に沿って往復動するキャリッジ18と、光電変換手段19と、キャリッジ18によるプラテン17上の原稿からの反射光を光電変換手段19に案内する縮小光学系20とを備える。また、スキャナユニットA2は、走行プラテン21を備えて、フィーダユニットA3から送られてくるシートをキャリッジ18と縮小光学系20とで読み取る。光電変換手段19は、縮小光学系20からの光学出力を光電変換により画像データにして、電気信号で画像形成部3へ出力する。
フィーダユニットA3は、給紙トレイ22と、給紙トレイ22から送り出したシートを走行プラテン21に案内する給紙経路23と、プラテンで画像読取された原稿を収納する排紙トレイ24で構成されている。
図2は、画像形成装置本体Aから送られてくる画像を形成されたシートを後処理するシート処理装置Bの構成を示している。
シート処理装置Bは、搬入口26と排紙口35とを有するシート搬入経路28を備えて、この経路を通して送られてくるシートをそれぞれ後処理する第1処理部B1と、第2処理部B2と、第3処理部B3と、各処理部B1,B2,B3からそれぞれ書路されたシートを収納する各第1トレイ49・第2トレイ61・第3トレイ71とを備えている。
シート搬入経路28は、装置ハウジング27を略水平方向に横断する直線経路で構成され、画像形成装置Aの排紙口16と連なる搬入口26と、この搬入口から装置を横断して反対側に位置する排紙口35を備えている。このシート搬入経路28には、回動軸36xに軸支されており、搬入口26から排紙口35に向けてシートを搬送する搬送ローラ29と、排紙口35に配置された一対の排紙ローラ36とが配置されている。
また、シート搬入経路28には、搬入されたシートにパンチ穴を穿孔するパンチユニット70が配置されている。
シート処理装置Bは、シート搬入経路28に連通又は分岐して形成される第1排紙パス31(第1搬送路)、第2排紙パス32(第2搬送路)及び第3排紙パス30を備えている。よって、シート搬入経路28とこれら排紙パス30,31,32はシートを搬送する搬送路を構成している。
そして、シート搬入経路28内には、第1フラッパガイド33と、第2フラッパガイド34とが配置されて、これらフラッパガイド33,34の切り換え動作により、搬入口26からのシートを何れかの排紙パス30,31,32に選択的に振り分ける構成となっている。
シート処理装置Bは、第1排紙パス31から送られてくるシートを部揃え積載して綴じ処理する第1処理部B1と、第2排紙パス32から送られてくるシートをシート束にして、シート束に中折りを施すことで製本する第2処理部B2と、第3第2排紙パス32から送られてくるシートを直交方向に所定量オフセットする第3処理部B3を備えている。
第1処理部B1は、排紙口35から送られたシートを部揃え積載する処理トレイ37と、積載されたシート束を綴じ処理するステープラユニット47とで構成される。処理トレイ37は、第1排紙パス31の排紙口35の下方に設けられ、排紙口35から搬出されるシートは、その搬送方向をスイッチバックされて処理トレイ37上に導入される。そして、シートは位置決め機構によって処理トレイ37上の所定の綴位置に位置決めされてステープラユニット47によって綴じ処理されて、綴じ処理したシート束はシート束搬出機構によって第1トレイ49に搬出される。第1処理部B1については後に詳述する。
第2処理部B2は、シートを束状に積載するガイド部材66と、このガイド部材66上の所定位置にシートの先端を規制することで位置決めする規制ストッパ67と、位置決めされたシート束の中央部を綴じ処理する中綴じユニット58と、綴じ処理後にシート束を中央部で折り合わせる折りロール対64と、中折りの折り目を形成する折りブレード65と、中折り処理されたシート束をニップしてトレイ61へ送出する一対の排出ローラ69とで構成されている。この構成により、第2処理部B2は、第1排紙パス31からスイッチバック搬送によって順次送られてくるシートを部揃え積載して、中央部を綴じ処理した後、中折り処理して第2トレイ61へ導入する動作を行なう。
第3処理部B3は、第3排紙パス30に搬送されるシートを排紙直交方向にオフセットさせて区分けするジョグ仕分けし、第3トレイ71に収納する。
第1処理部B1の構成について、図3を参照してさらに詳細に説明する。排紙口35と処理トレイ37との間には、シートを排紙口35から処理トレイ37上に搬入するシート搬入機構が配置されて、処理トレイ37には所定の綴位置にシートを位置決めするシート位置決め機構と、綴じ処理したシート束を下流側の第1トレイ49に搬出するシート束搬出機構が配置されている。以下、各構成について説明する。
「シート搬入機構」
排紙口35と処理トレイ37との間には、処理トレイ37上に搬入するシートと係合する作動位置と離間した待機位置との間で上下動する昇降ローラ41と、シートを排紙反対方向に移送するパドル回転体42と、昇降ローラ41及びパドル回転体42が取り付けられる揺動ブラケット43と、シートを処理トレイ37に案内するシートガイド部材44と、掻き込み回転体46とが配置されている。
揺動ブラケット43は、装置フレーム27に回動軸36x(排紙ローラ36と駆動軸を同一にしている)を中心に揺動可能に配置され、このブラケットに昇降ローラ41とパドル回転体42の回転軸が軸受支持されている。そして揺動ブラケット43には図示しない昇降モータが連結され、マウントされている昇降ローラ41とパドル回転体42をシートと係合する作動位置とシートから離間した待機位置との間で上下動する。
昇降ローラ41とパドル回転体42とは、駆動モータM3(図5に図示)が連結されており、昇降ローラ41には正逆転の両方向に、パドル回転体42は逆転方向(排紙反対方向)に回転するように駆動が伝達される。処理トレイ37には、上記昇降ローラ41と互いに圧接する従動ローラ48が配置され、単一のシート若しくは束状のシートをニップして下流側に搬出する。
昇降ローラ41と後述する掻き込み回転体46との間に配置されるガイド部材44は、図示の点線状態から実線状態に上下動するよう図示ない駆動機構が連結されている。ガイド部材44は、排紙口35からシートが搬出されるときには、上方の点線位置に退避しており、シート後端が排紙口35を通過した後には下降して、シート後端を処理トレイ37上に案内する。よって、ガイド部材44は、排紙口35から処理トレイ37上にシート後端を案内するタイミングに応じて上下動する。
「シート位置決め機構」
処理トレイ37には、導入されるシートの後端を規制する規制部材38と、シートの側縁を基準(センタ基準、片側サイド基準)位置に位置決めする側縁整合手段39とが配置されている。
規制部材38は、シートの後端が突き当ることで規制するストッパ部材で構成されている。また、側縁整合部材39は、シート搬入経路28からシートがセンター基準で排紙され、綴じモードに応じて同一のセンター基準で位置決めするか、片側サイド基準で位置決めする。
図4に示すように、側縁整手段部39は、シートの左右両側に対応しており、それぞれが処理トレイ37の紙載面から上方に突出してシートの側縁と係合する規制面を有する側縁整合板39F(装置フロント側),39R(装置リア側)を備えている。このため、処理トレイ37には、側縁整合板39F,39Rが貫通するスリット溝(不図示)が設けられており、このスリットにトレイ上面にシート側縁と係合する規制面39xを摺動可能に嵌合させている。
各側縁整合板39F,39Rは、処理トレイ37の背面側で複数のガイドコロ80で摺動可能に支持され、ラック81と一体となって形成されている。左右のラック81にはピニオン82を介して整合駆動用のモータM1,M2が連結されている。このモータM1,M2は、ステッピングモータで構成されており、図示しないポジションセンサで左右の側縁整合板39F,39Rの位置が検出されると、このときの検出値を基準に各整合板39F,39Rを左右いずれの方向にも、指定された移動量で位置移動するように駆動が制御される。
処理トレイ37には異なるサイズのシートが導入されるが、最大サイズシートから最小サイズシートまでがセンター基準で搬入される。このシートを左右一対の側縁整合部材39F,39Rがシートの綴じ側縁(図示のものは左側縁)を基準に(異なるサイズのシートが一致するように)整合させる必要がある。このため、左右の側縁整合板39F,39Rの移動量は異なることから、それぞれ異なるモータM1,M2に連結されている。
この場合の側縁整合板39F,39Rが往復動するストロークは、最大サイズシートと最小サイズシートのサイズ差および整合した後のシート束を左右いずれかの方向に位置移動(オフセット搬送)するオフセット量によって決まる。そして、側縁整合板39F,39Rのオフセット移動は、コーナ綴じのときにはセンター基準で搬出されたシートを右コーナ綴じのときには右側に、左コーナ綴じのときには左側に所定量移動する。このオフセット移動は、処理トレイ37にシートが搬入された都度(搬入シート毎に)一枚毎に実行する場合と、シートを束状に整合した後に束で移動する場合の二通りがある。
側縁の整合動作を説明すると、左右の側縁整合板39F,39Rは、画像形成装置本体Aなどから提供されるシートサイズ情報に基づいた所定の位置(シートの幅サイズ+α位置)で待機している。そして「マルチ綴じ」のときには、処理トレイ37上にシートが搬入されて、シート端が規制部材38に突き当たったタイミングで整合動作を開始する。この整合動作は左右のモータM1,M2を同一量ずつ反対方向(接近方向)に回転する。
すると、処理トレイ37に搬入されたシートは、シートセンタを基準に位置決めされ束状に積み重ねられる。このシートの搬入動作と整合動作の繰り返しでシートは処理トレイ37上に束状に部揃え集積される。このとき異なるサイズのシートは、センター基準で位置決めされる。
処理トレイ37上にシートが搬入されて、シート端が規制部材38に突き当たったタイミングで整合動作開始する。そして、「コーナ綴じ」の場合の整合では、予め設定された綴位置Cp1にシートコーナが位置するように、綴位置側の側縁整合板39Rと反対側の側縁整合板39Fの移動量がそれぞれ異なるように移動させる。
「綴じ処理機構」
処理トレイ37には、図4に示すように、綴位置に配置紙載面に集積したシート束をステープル針で針綴じする第1綴じユニット47と、針を用いずにエコ綴じする第2綴じユニット58とが配置されている。
第1綴じユニット47は、待機位置Wp1(第1待機位置)と綴位置Cp1の間を往復移動し、第2綴じユニット58は待機位置Wp2(第2待機位置)と綴位置Cp1との間を往復移動する。この場合、第1綴じユニット47が設定綴位置Cp1のときには第2綴じユニットは待機位置Wp2に、第2綴じユニット58が設定綴位置Cp1のときには第1綴じユニットは待機位置Wp1に位置するように両ユニットを相反的に位置移動するよう制御される。
よって、一方の綴じユニットによりシートを綴じる際、他方の綴じユニットの位置は処理トレイ37に搬入されたシートのシート搬入エリアの外部にあるため、この綴じユニットがシート束に干渉して、シート束の姿勢を崩すことが防止される。
「シート束搬出機構」
シート束搬出機構は、規制部材38を処理トレイ37のシート載置面に沿って上流側に位置する綴処理位置から下流側の第1トレイ49に向けて移送する、例えば、モータ駆動によるコンベアベルトで構成される。このとき、移送されるシート束は、圧接している昇降ローラ41と従動ローラ48とでニップされて、第1トレイ49に搬出される。
上記構成のシート処理装置Bにおいて、第1処理部B1と第2処理部B2でシートに処理を施す場合に、シートの水分量が多いとシート間の摩擦力が増加や、シートの剛度が低下し、シート束を形成することが困難となる。そのため、処理トレイ37及び、シートを束状に積載するガイド部材66の上流でシートを乾燥させる機能が必要となる。また、シートの両面に乾燥処理が必要な場合はシートの両面側に乾燥させる機構が必要となり装置の大型化を招く問題がある。以下、この問題を解決するための本実施形態のシート乾燥構成について説明する。
「シート乾燥機構」
シート乾燥機構120は、シート搬入経路28と第2排紙パス32との分岐部上流側の第1排紙パス31と第2排紙パス32との間に配置されており、本実施形態ではシート乾燥機構120は送風機構によりシートを乾燥させる機構となっている。また、本実施形態ではシートの両面に送風させるべく、シート乾燥装置の送風向きを前記分岐部に向けるよう配置されている。なお、シート乾燥機構120は送風方式に限定されることはなく、例えば図10のヒートローラ機構126であって、搬送ローラ表面の温度を制御することでシートを乾燥させる構成としてもよい。送風機構によるシート乾燥機構120の両面乾燥方法については、次に述べる特徴を有する。
画像形成装置本体Aから搬送されたシートの下面(本実施形態では図6で示すと、シート40の排紙パス32側の面)に乾燥処理を施す場合を示しており、シートを排紙パス31から排紙口35に搬送する際、シート乾燥機構120により乾燥させる。また、シートの上面(本実施形態では図7で示すと、シート40の排紙パス30側の面)に乾燥処理を施す場合を示しており、シートをシート搬入経路28からいったん第1排紙パス31にシートを導入し、次に図8で示すように、その移動方向を反転させるよう排紙ローラ36を逆転駆動させることで、第2排紙パス32内に配置された正逆搬送ローラ90がニップする位置までスイッチバック搬送させ正逆搬送ローラ90で第2排紙パス32に搬送させる。その際、シート乾燥機構120により乾燥させるよう搬送ローラ90と乾燥機構を制御する。この乾燥処理によりシートの両面にシート乾燥機構を配置することなくシートの両面の乾燥が可能となり装置の小型化が可能となる。
また、上記シート上面の乾燥方法とは別に、処理トレイ37に積載されたシート上面を乾燥させる場合の実施形態について説明する。図3の第2排紙下ガイド121には搬送パスの一部が切りかかれた通気口122が設けて、シート乾燥機構120により発生させた気流を処理トレイ37に搬入されたシート上面に当てることで処理トレイに積載されたシート上面の乾燥が可能となる。
上記構成の画像形成装置100の制御装置50の構成を図5に従って説明する。制御装置50は、画像形成制御部50Aと、後処理制御部50Bとで構成されている。
画像形成制御部50Aには、画像形成モードと仕上げモードを設定するモード設定手段60が備えられている。仕上げモードには、画像形成されたシートを部揃え集積して綴じ処理する綴じ処理モードと、綴じ処理することなくスタックトレイ33に収納するプリントアウトモードと、画像形成シートを仕分け収納するジョグ収納モードと第2後処理部31で製本仕上げする中折り・綴じモードがあり、このうちの何れかに設定される。
画像形成装置本体Aには図示しないコントロールパネルを有する入力部47が配置され、装置の利用者によってこの入力部47からモード設定が行われる。また、画像形成制御部50Aから後処理制御部50Bには、設定された仕上げモードの指示信号Si1と、シート種類信号Si2等が伝送される。
CPUにて構成される後処理制御部50Bは、ROM55に記憶している制御プログラムを実行することで、搬送制御部51、集積動作制御部52、綴じ処理制御部53、製本処理制御部54、及び乾燥制御部124の各機能を実現する。RAM56には制御プログラムの実行に必要なデータを記憶する。
搬送制御部51は、搬送経路25に配置された搬送ローラ29、排紙ローラ36、第1フラッパガイド33及び第2フラッパガイド34の各駆動部を含む搬送駆動系59を制御する。
集積動作制御部52は、綴じ処理モードの実行時に排紙口35から搬送されたシートを処理トレイ37に部揃え集積し、綴じ処理動作後には、処理トレイ37上のシート束を下流側の第1トレイ49に搬送するために、処理トレイ37にシート搬入する昇降ローラ41とパドル回転体42を駆動するモータM3と、側縁整合板39F,39Rを駆動するモータM1,M2の回転制御を行なう。
綴じ処理制御部53は、シートの綴じ位置に応じた第1綴じユニット47や第2綴じユニット58の移動とその綴じ動作を制御する。
製本処理制御部54は、中綴じユニット63を制御して、搬送経路32から送られて集積ガイド66上に部揃え集積されたシートの綴じ処理を制御する。
乾燥制御部124はシート乾燥機構120を制御して、第1排紙パス31、第2排紙パス32、もしくは処理トレイ37のいずれかのシート位置で乾燥処理を制御する。
上記構成の画像形成装置において、シートを乾燥させる際の具体的な動作例を図9のフローチャートに基づき順次説明していく。図9のフローチャートにおいて、画像形成装置は、画像形成装置Aで印刷を行った後(ステップS1)、シート処理装置Bに向けて排出する(ステップS2)。続いて、画像形成装置Aからシート処理装置Bへのシートが受け渡されると(ステップS3)、シート処理制御部200は、画像形成制御部100から送られてくる仕上げモード信号Si1に基づいて判別する(ステップS4)。このときの仕上げモードが綴じモードであると、第1処理部B1で行うこの動作モードの処理へと進む。
綴じ処理モードでは、シート処理制御部200は、シートの下面の乾燥が必要であるか否かを判別する(ステップS5)。そして、そのシート下面に乾燥が必要であるときには、シートを第1排紙パス31から排紙口35に搬送する際、シート乾燥機構120によりシート下面を乾燥させる(ステップS6)。
次に、シート処理制御部200は、シートの上面の乾燥が必要であるか否かを、仕上げモード信号Si1に基づいて判別する(ステップS7)。したがって、後処理制御部50BのこのステップS7での処理が、シートのどの面に乾燥処理を施すかに応じてシートを反転搬送をさせるか否かを選択する選択手段として機能する。そして、そのシート上面に乾燥が必要であるときには、シート後端が第1排紙パス31と第2排紙パスの分岐点を過ぎてから停止させローラ36を逆転駆動させることで、第2排紙パス32内に配置された正逆搬送ローラ90がニップする位置まで逆転搬送させ第2排紙パス32に搬送する。この際、シート乾燥機構120により乾燥させる(ステップS8)。
次に、シートを処理トレイ37に搬送し、シート処理制御部200は、シートの上面の乾燥が必要であるか否かを判別する(ステップS9)。そして、そのシート上面に乾燥が必要であるときには、シートが処理トレイ37に積載された状態で、シート乾燥機構120により乾燥させる(ステップS10)。その後整列・綴じ処理を実施(ステップS11)して積載トレイ49に排出する(ステップS12)。
上記したように、本発明に係わるシート処理装置Bは、排紙パス31,32を利用することで、シート両面側にそれぞれ乾燥装置を配置することなく1つの乾燥装置でシートの両面を乾燥することを可能にしている。したがって、装置の小型化が実現される。
なお、ここまでの実施例の説明において、シート乾燥機構120は、シート搬入経路28と第2排紙パス32との分岐部上流側の第1排紙パス31と第2排紙パス32との間に配置した構成で説明をしたが、シート乾燥機構120からの風が第1排紙パス31に位置したシートと第2排紙パス32に位置したシートに当る構成であればよく、図11に示す異なる実施例のように、シート乾燥機構120を送風機構220と送風口221で構成し、このうち送風口221を第1排紙パス31の上方から第2排紙パス32の下方までの範囲内に配置する構成をとることも可能である。
なお、図12に示すように、送風機構220は装置内のどの位置に配置されてもよく、最大のシート幅に合わせてシート幅方向に並べて配置することも可能である。また、送風口221に送風方向を切り替えるルーバー222を設けることで第1排紙パス31に位置したシートか第2排紙パス32に位置したシートのいずれかに集中して送風することもできる。
28 シート搬入経路
31 第1排紙パス(第1搬送路)
32 第2排紙パス(第2搬送路)
36 排紙ローラ(搬送手段)
37 積載トレイ(載置手段)
120 シート乾燥装置(乾燥手段)
122 通気口

Claims (4)

  1. 画像形成手段から送られてくる印刷されたシートを下流に搬送する第1搬送路と、
    前記第1搬送路から分岐し、シートを下流とは反対方向に反転搬送することで前記第1搬送路から退避可能で且つ一時的に滞留可能な第2搬送路と、
    前記シートを下流方向もしくは反転搬送可能な搬送手段と、
    前記第1搬送路と前記第2搬送路との間に配置され、それぞれ搬送路でシートの異なる面を乾燥可能に配置された乾燥手段と、
    前記搬送手段と前記乾燥手段で、シートの異なる面を乾燥するべく制御する制御手段と、
    を備えたシート処理装置。
  2. 前記画像形成手段により印刷されたシートのどの面に乾燥処理を施すかに応じてシートを反転搬送をさせるか否かを選択する選択手段と、をさらに備えた請求項1のシート処理装置。
  3. 前記第1搬送路の下流に用紙に後処理を施すための載置手段と、
    前記第2搬送路は前記乾燥手段による風を載置手段に送るための通気口と、
    を備えた請求項1のシート処理装置。
  4. 前記乾燥手段は前記第1搬送路と前記第2搬送路の分岐部に向けられているよう配置された請求項1のシート処理装置。
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