JP2021123120A - 車輪装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】台車、車いす等の段差の乗り越えを容易にする新たな車輪装置を提供する。【解決手段】車輪装置は取付部材と、取付部材に回転可能にまたその回転軸線に沿って移動可能に取り付けられた、3以上の複数の車輪を支持する支持部材とを備える。各車輪は回転軸線上に軸線を有する正多角錘の底面に接し、各車輪の車軸が正多角錘の各錘面に直交しかつ軸線に向けて伸びる。取付部材及び支持部材に設けられた2つの面上に整合可能である、車輪と同数の凹部及び凸部が形成されている。凹部及び凸部は回転軸線の周りに交互に配置され放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部及び凸部が斜面を介して連なる。一の面上の凹部及び凸部は他の面上の凸部及び凹部に整合可能である。車輪装置は、使用時、一の面上の凸部が他の面上の凹部に整合しかつ任意の1つの車輪が路面上を転動可能の状態にあるように取付対象に取り付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、台車、車いす等を取付対象とする車輪装置に関する。
従来、手押しハンドルを有する台車の前部、後部及び前後部間の中間部にそれぞれ三対の車輪装置が取り付けられたものが提案されている。この提案においては、中間部の一対の車輪装置の車輪が、それぞれ、一対の揺動装置を介して、台車の手押しハンドルと共に後部の車輪装置の車輪の回転軸線と平行な軸線の周りに揺動可能とされている。
これによれば、手押しハンドルを揺動させることにより、中間部の一対の車輪が揺動され、路面に対して非接地状態から接地状態におかれ、前部又は後部の車輪の段差の乗り越えを支援する働きをなす。しかし、揺動装置は構造的に比較的複雑な機構を有し、また、揺動装置の取り付けのための台車の大幅な改変を伴う。
特開2014−80068号公報
本発明は、台車、車いす等の段差のような障害の乗り越えを可能とする新たな車輪装置を提供する。
本発明は、第1及び第2の2つの実施形態に係る車輪装置を含む。両実施形態に係る車輪装置は、それぞれ、取付部材と、支持部材と、3以上の複数の車輪とを備える。前記支持部材は、前記取付部材に回転可能に取り付けられその回転軸線の伸長方向へ移動可能である。複数の車輪は、前記回転軸線の周りに互いに等間隔を置いて配置され、それぞれの車輪が車軸を介して前記支持部材に回転可能に支持されている。
各車輪は、前記回転軸線上に軸線を有する正多角錘の前記車輪と同数の辺を有する底面に接し、各車軸は前記正多角錘の各錘面又は各稜線に直交しかつ前記正多角錘の軸線に向けて伸びる。また、前記取付部材及び前記支持部材は、それぞれ、前記回転軸線の伸長方向に互いに相対する2つの面と、各面上に形成された、前記車輪の数にそれぞれ等しい数の凹部及び凸部とを備える。各面上の凹部及び凸部は前記回転軸線の周りに交互に配置され前記回転軸線に対して放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部及び凸部が斜面を介して連なり、また、一方の面上の凹部及び凸部がそれぞれ他方の面上の凸部及び凹部に整合可能である。
前記第1の実施形態に係る車輪装置は、その使用時に一方の面上の各凸部が他方の面上の各凹部に整合し、これにより一方の面上の凸部とこれに隣接する他方の面上の凸部とがこれらの斜面において接し、かつ、前記複数の車輪の内の任意の1つの車輪が路面上を転動可能の状態にあるように、前記取付部材を介して、前記車輪装置の取付対象に取り付けられる。
前記第2の実施形態に係る車輪装置は、さらに、前記取付部材に軸部材を介して回転可能に取り付けられた取付座を備える。前記第2の実施形態に係る車輪装置は、その使用時に一の面上の凹部及び凸部が他の面上の凸部及び凹部にそれぞれ整合しかつ前記複数の車輪の内の任意の1つの車輪が路面上を転動可能の状態にあるように、前記取付座を介して、前記車輪装置の取付対象に取り付けられ、このとき、前記任意の1つの車輪の車軸が、前記軸部材に対して直交する。
本発明において、「車輪」とは、その概念上、一輪からなるもの及び二重輪を含む多重輪からなるものの双方をいう。したがって、本発明における「車輪の数」に関して、前記一輪からなる車輪の数及び前記多重輪からなる車輪の数は、いずれも、「1」である。
前記第1の実施形態に係る車輪装置及び前記第2の実施形態に係る車輪装置は、例えば台車の後輪及び前輪として、これらの一対がそれぞれ前記台車の後部及び前部に取り付けられる。これによれば、前記台車は、前記凹部及び凸部の相互整合下において、路面上を転動可能の状態におかれる各車輪装置の複数の車輪の内の任意の1つの車輪(以下、1つの車輪という。)を介して路面上での直線走行が可能である。また、前記台車はその前部の各車輪装置における取付部材、支持部材及び前記1つの車輪の前記軸部材の周りの回転により、前記台車の左折走行又は右折走行が可能である。
ところで、前記台車が路面上を走行するとき、前記1つの車輪が路面から前記台車の進行方向と逆向きに生じる抵抗(路面抵抗)を受け、これに伴って、前記1つの車輪を支持する前記支持部材がその回転軸線の周りに回転力を受ける。
前記台車の走行時においては各1つの車輪が前記台車を支える状態にある。このため、前記回転軸線の伸長方向へ移動可能である支持部材は前記取付部材に対してこれを押圧する状態にあり、また、このために前記凹部及び凸部の相互整合が比較的堅固な状態におかれる。この状態は、前記路面抵抗を受けて前記支持部材に負荷される比較的小さい回転力によっては容易に覆されない。このため、前記1つの車輪が路面上を転動可能の状態に維持され、これにより前記台車が路面上を走行可能な状態に維持される。
前記台車の走行中、その進行方向の前方に進行の障害となる例えば上方に突出する一条の段差があるとき、これに突き当たる両前輪における前記1つの車輪は比較的大きい路面抵抗を受け、これに起因して、前記支持部材が前記回転軸線の周りに比較的大きい回転力を受ける。この回転力は、前記取付部材の一の凹部と整合状態にある前記支持部材の凸部からこれに隣接する前記取付部材の凸部へとこれらの斜面において伝達される。
このとき、前記取付部材の凸部に伝達される前記回転力の分力の作用により、前記回転軸線の伸長方向へ移動可能である前記支持部材の凸部が、前記台車の重量に抗して前記取付部材の凸部の斜面上を摺動する。引き続き、前記支持部材の凸部は前記取付部材の凸部の頂点又は頂面上の摺動及び該凸部に隣接する前記取付部材の凹部の斜面上の摺動を経て、該凹部内に受け入れられ該凹部と整合する。この間、前記支持部材は、その回転軸線の伸長方向に関して、前記取付部材から離れ、次いで前記取付部材に近づく往復移動をする。これと同時に、前記支持部材は(360度/各面上の前記凹部若しくは前記凸部の数)に相当する角度(回転角度)を前記回転軸線の周りに回転する。また、同時に、前記1つの車輪として機能した一の車輪が残りの他の車輪とともに(360度/車輪の数)に相当する角度を前記回転軸線の周りに回転する。ここに、(360度/各面上の前記凸部若しくは前記凹部の数)は(360度/車輪の数)に等しい。
その結果、前記一の車輪に代わってこれに隣接する他の車輪が路面上を転動可能の状態におかれ、新たな1の車輪としての機能を担う。前記支持部材の回転軸線の伸長方向への往復移動及び回転軸線の周りの回転の間に、前記他の車輪は前記段差を跨いで路面上に着地することにより、あるいは前記段差上に着地し、前記段差上を転動した後に路面上に着地することにより、前記段差を乗り越える。また、さらなる他の段差に遭遇したときは、前記他の車輪に隣接するさらに他の車輪が前記1つの車輪として機能する。前記台車の後輪における段差の乗り越えも、前記前輪におけると同様になされる。
第1及び第2の2つの実施形態に係る車輪装置は、さらに、前記回転軸線の周囲を取り巻く、圧縮状態におかれたコイルばねすなわち被圧縮のコイルばねであって前記支持部材に対して前記取付部材に向けてのばね力を及ぼす被圧縮のコイルばねを備えるものとすることができる。これによれば、前記取付対象が路面上の凹凸である不陸上を通過するときに生じる前記支持部材の前記回転軸線の伸長方向への往復移動とこれに伴う前記取付対象のがたつきとを最小限に抑えることができる。
前記取付部材の面及び前記支持部材の面は、それぞれ、円錐面からなるものとすることができる。
前記第2の実施の形態に係る車輪装置の取付対象は車いすとし、該車いすの前輪の用に供することができる。
台車とこれに取り付けられた車輪装置とを示す斜視図である。 車輪装置の部分断面図である。 車輪装置の分解斜視図である。 車輪装置の正面図である。 車輪装置の平面図である。 車輪装置が取り付けられた台車の荷台の一部をその前方から見た正面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ、車輪装置が取り付けられた台車の荷台の前部の側面図である。ここで、(a)は車輪装置の1つの車輪が路面上を転動し、これにより台車が直線走行をしている状態を示す。また、(b)は車輪装置の1つの車輪が段差に衝突した状態を示す。 (a)及び(b)は、それぞれ、車輪装置が取り付けられた台車の荷台の前部の側面図である。ここで、(a)は車輪装置の1つの車輪が段差乗り越えの途上にある状態を示す。また、(b)は車輪装置の1つの車輪が段差乗り越えを完了した状態を示す。 台車に取り付けられた車輪装置の取付部材及び支持部材における複数の凹部及び凸部の一部の断面を直線に沿って表した概念図であって、取付部材及び支持部材における前記凹部及び凸部の相互係合状態を示す。ここで、(a)は車輪装置の1つの車輪が路面上を転動しているときに前記凹部及び凸部が相互に整合している状態を示す。(b)、(c)及び(d)は、車輪装置の1つの車輪が段差に衝突した後に段差を乗り越える途上にあるときの前記凹部及び凸部間の相互係合状態の推移を示す。また、(e)は車輪装置の1つの車輪が段差を乗り越えた直後における前記凹部及び凸部の相互整合状態を示す。 図9(a)に示すと同様の概念図であって、他の例に係る複数の凹部及び凸部の一部の断面形状を示す。 図9(a)に示すと同様の概念図であって、さらに他の例に係る複数の凹部及び凸部の一部の断面形状を示す。 図9(a)に示すと同様の概念図であって、さらに他の例に係る複数の凹部及び凸部の一部の断面形状を示す。
図1を参照すると、本発明の第1の実施形態に係る車輪装置及び本発明の第2の実施形態に係る車輪装置がそれぞれ符号10及び符号12で示されている。図上、一対の車輪装置10及び一対の車輪装置12が、これらの取付対象の一例である台車14取り付けられている。より詳細には、台車14の板状の荷台16の下面に取り付けられている。
車輪装置10及び車輪装置12は、後者の車輪装置12が方向転換機能を有するのに対して前者の車輪装置10がこのような機能を有しないという点で相違する。このような機能の相違から、両車輪装置10及び両車輪装置12がそれぞれ台車14の後部及び前部に配置されている。台車14は、その後端部に設けられた手押しハンドル18の手押し操作により、両車輪装置10及び両車輪装置12を介して、路面R上を直線走行し、また、右折走行又は左折走行をする。方向転換機能を有する車輪装置12は、例えば車いすを取付対象として、前記車いすの前輪として用いることができる。
両車輪装置10、12は、それぞれ、これらに共通の構成要素である取付部材20と、支持部材22と、4つの車輪24とを備える。車輪装置12は、前記共通の構成要素に加えて、さらに、車輪装置12の前記方向転換機能を担う取付座26を備える。そこで、車輪装置10についての説明は、特に必要な場合を除いて、図2〜図7に示す車輪装置12についての説明を以てこれに代える。
図2及び図3を参照すると、支持部材22は取付部材20に回転可能に取り付けられている。図示の例において、支持部材22は、取付部材20に固定され下方へ伸びる雄ねじ部材28及び該雄ねじ部材に螺合されたナット29を介して、取付部材20に取り付けられている。ナット29は雄ねじ部材28にその先端部において螺合され、後記コイルばね44を介して支持部材22の後記上方の板体32に接している。支持部材22は、これにより、雄ねじ部材28の軸線上を通る回転軸線Lの周りに回転可能とされ、また、取付部材20とナット29との間において回転軸線Lの伸長方向への移動が可能とされている。
4つの車輪24は、図4及び図5に示すように、支持部材22の回転軸線Lの周りに互いに等間隔を置いて配置され、それぞれ、4つの車軸30を介して支持部材22に回転可能に支持されている。各車輪24は図示の一輪からなるもの、あるいは、二重輪を含む多重輪(図示せず)からなるものとすることができる。ここに、車輪24の数は、車輪24が前記一輪からなるものであるか前記多重輪からなるものであるかを問わず、これを1とする。各車輪24は、回転軸線L上に軸線P1を有する正多角錘の一つである正四角錐Pの底面P2に接している。正四角錐Pの底面P2は、車輪24及び車軸30のそれぞれと同数(4つ)の辺P3を有する。各車軸30は、正四角錘Pの各錘面P4に直交しかつ軸線P1に向けて伸びている。図示の例に代えて、各車軸30は、正四角錘Pの各稜線P5に直交しかつ軸線P1に向けて伸びるものとすることができる。
車輪24の数は、これらをそれぞれ4とする図示の例に代えて、他の例として3又は5以上とすることができる。車輪24の数が3であるとき、前記正多角錘は車輪24の数と同じ数の辺(P3)により規定された底面(P2)を有する正三角錐であり、また、車輪24の数が5以上であるとき、前記正多角錘は5以上の辺(P3)により規定された底面(P2)を有する正多角錘である。
再び図2及び図3を参照すると、図示の取付部材20は、三角柱状の上部20aと、該上部に連なり下方に向けて伸びる下部20bとを有する。上部20aは上方に向けて山形に突出し、α=90°の角度で交差する2つの平坦面20a1、20a2を有する。両平坦面20a1、20a2の交線は支持部材22の回転軸線Lと交差している。他方、下部20bは下方へ向けて先細の円錐台状を呈し、回転軸線Lを軸線とする凸状の円錐面からなる周面20b1を有する。また、下部20bは、周面20b1に連なる平坦な下端面20b2を有する。雄ねじ部材28は、下端面20b2に固定されている。
また、図示の支持部材22は、本体22aと、該本体から上方へ突出する突出部22bとからなる。本体22aは中央部分36と、4つのフォーク部分38とを有する。中央部分36は、上下に間隔をおいて配置され互いに相対する一対の板体32と、両板体32間に配置されかつ両板体32を相互に接続する複数の帯板状のリブ34とにより形成されている。また、4つのフォーク部分38は中央部分36の周縁から下方へ折れ曲がって伸びる両板体32の一部からなる。図示の例では、各フォーク部分38の折れ曲がり角度βが135度に設定されている。各車輪24は各フォーク部分38において両板体32間に配置され、各車軸30が両板体32及び各車輪24を貫通している。
支持部材22の突出部22bは扁平なブロック体からなる。突出部22bは、上方へ開放するすり鉢形の凹所を規定する壁面22b1を有する。より詳細には、前記凹所は下方へ向けて先細の円錐台状を呈する。前記凹所の壁面22b1は回転軸線Lを軸線とする凹状の円錐面からなり、取付部材20の下部20bの周面20b1と同一の形状を有する。前記凹所は、壁面22b1に連なる平坦な底面22b2を有する。
支持部材22は回転軸線Lを共通の軸線とする3つの孔22b3、36a、36bを有する。取付部材20から下方へ伸びる雄ねじ部材28は、これらの孔22b3、36a、36bに通されている。また、複数のリブ34は、これらの間に雄ねじ部材28のための挿通空間39を規定するように、互いに間隔をおいて配置されている。孔22b3は支持部材22の突出部22bの凹所の底面22b2を貫通している。また、他の2つの孔36a、36bは本体22aの上方の板体32及び下方の板体32をそれぞれ貫通している。下方の板体32を貫通する孔36bは、ナット29の挿通を許す比較的大きい直径を有する。これに対し、上方の板体32を貫通する孔36aはナット29の通過を阻止し得る比較的小さい直径を有する。
図2及び図3の参照を続けると、取付部材20及び支持部材22は、それぞれ、支持部材22の回転軸線Lの伸長方向に互いに相対する2つの面40、42と、面40上に形成された複数の凹部40a及び複数の凸部40bと、面42上に形成された複数の凹部42a及び凸部42bとを有する。
取付部材20の面40は、取付部材20の下部20bの周面20b1からなり、支持部材22の面42は、支持部材22の突出部22bの壁面22b1からなる。取付部材20の面40及び支持部材22の面42は、それぞれ、互いに相対する2つの円錐面からなるものとする図示の例に代えて、互いに相対する2つの平坦面からなるものとすることができる。また、取付部材20の面40上に形成された凹部40aの数及び凸部40bの数、並びに、支持部材22の面42上に形成された凹部42aの数及び凸部42bの数は、それぞれ、車輪24の数と同じであり、図示の例において4である。
取付部材20の4つの凹部40a及び4つの凸部40bは、支持部材22の回転軸線Lの周りに交互に配置され回転軸線Lに対して放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部40a及び凸部40bが斜面41を介して連なっている。同様に、支持部材22の4つの凹部42a及び4つの凸部42bも、また、支持部材22の回転軸線Lの周りに交互に配置され回転軸線Lに対して放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部42a及び凸部42bが斜面43を介して連なっている。
ここにおいて、取付部材20の各凹部40aは、支持部材22の各凸部42bに整合可能であり、また、同時に、取付部材20の各凸部40bは支持部材22の各凹部42aに整合可能である。面40上の各凹部40aと面42上の各凸部42bとが整合するとき、各凹部40a内に各凸部42bが受け入れられこれらの斜面41及び斜面43が互いに当接する。同様に、各凸部40bと各凹部42aとが整合するとき、各凹部42a内に各凸部40bが受け入れられこれらの斜面43及び斜面41において互いに当接する。
図示の例において、取付部材20の面40上において交互に連なる4つの凹部40a及び凸部40b、並びに、支持部材22の面42上において交互に連なる4つの凹部42a及び凸部42bは、振幅、波長及び周期を同一にする正弦曲線からなる断面形状(より正確には、回転軸線Lを取り巻く円周に沿って得た断面形状)を有し、各斜面41、43は曲面からなる。
支持部材22が雄ねじ部材28(回転軸線L)の伸長方向に移動可能である距離は、雄ねじ部材28に対するナット29のねじ込み量を調整することにより定めることができる。但し、前記距離は、少なくとも、凸部40b、42bの高さ(したがって、また、凹部40a、42aの深さ)を超える大きさに設定される。図示の例においては、また、支持部材22の上方の板体32とナット29との間に、雄ねじ部材28(回転軸線L)の周囲を取り巻く、圧縮された状態にあるコイルばねである被圧縮のコイルばね44が配置されている。支持部材22は、台車14の重量が負荷されていない状態において、コイルばね44のばね力を受けて、取付部材20に接する状態、より詳細には、各凹部40a、42aと各凸部42b、40bとが互いに整合し、かつ、支持部材22の前記凹所の底面22b2が取付部材20の下部20bの下端面20b2に当接する状態におかれる。なお、コイルばね44は、その配置を省略することができる。
取付座26は軸部材46(図3)を有する。取付座26は、軸部材46を介して取付部材20の平坦面20a1上に取り付けられ軸部材46は平坦面20a1に直交している。取付座26及び取付部材20は、それぞれ、軸部材46の周りに回転可能である(軸部材46を一点鎖線で示す図6参照)。
車輪装置12は、取付座26を介して、台車14の荷台16に取り付けられ、その使用に供される。取付座26はねじ部材(図示せず)を用いて荷台16に固定することができる。符号26aは前記ねじ部材が通される穴を示す。ここにおいて、取付部材20の平坦面20a1が台車14の荷台16に相対しかつ荷台16に対して平行な状態におかれ、これにより取付座26の軸部材46の軸線の延長が1つの車軸30を直角に横切り、さらに路面Rに直交する(図6参照)。
このとき、図示の例では、取付部材20の1つの凹部40aと支持部材22の1つの凸部42bとが軸部材46の軸線の延長上に位置しかつ互いに整合した状態におかれる。但し、これに代えて、軸部材46の軸線の延長上に位置する取付部材20の1つの凸部40bと支持部材22の1つの凹部40aとが互いに整合した状態におかれるようにしてもよい。これにより、4つの車輪24のうちの任意の1つの車輪(以下、1つの車輪という。)24が路面R上を転動可能の状態におかれる(便宜のため、前記1つの車輪に符号24aを付し、また、残りの他の3つの車輪について支持部材22の軸線Lの周りに時計方向へ順に符号24b、24c、24dを付す。)。このとき、車輪24aを支持するフォーク部分38が直立する。他の車輪24b、24c、24dは、支持部材22の軸線Lの周りの回転に従って、順次、前記1つの車輪となる。但し、取付座26を有しない車輪装置10は、その取付部材20を台車14の荷台16に固定することにより、台車14に取り付けられる。このとき、取付部材20はその平坦面20a1が荷台16に接した状態におかれる。これにより、車輪装置12におけると同様、4つの車輪24のうちの1つの車輪24aが路面R上を転動可能の状態におかれる。
次に、図7(a)を参照すると、台車14が路面R上を走行(直線走行、右折走行又は左折走行)するとき、各車輪装置10、12における1つの車輪24aが路面Rから台車14の進行方向と逆向きに生じる抵抗(路面抵抗)を受け、これに伴って、1つの車輪24aを支持する支持部材22がその回転軸線Lの周りに、前記路面抵抗に起因する回転力を受ける。台車14が路面R上を走行するとき、図9(a)に示すように、支持部材22の凹部42a及び凸部42bが、それぞれ、取付部材20の凸部40b及び凹部40aと整合状態にある。図9(a)に記載の矢印48は、前記回転力を受けたときの支持部材22の回転方向を示す。
台車14の走行時においては1つの車輪24aが台車14の重量を支える状態にある。このために、また、コイルばね44のばね力を受けて、回転軸線Lの伸長方向へ移動可能である支持部材22は取付部材20に接しかつこれを押圧する状態にある。このため、図9(a)に示す各凹部40a、42a及び各凸部42b、40bの相互整合が比較的堅固な状態におかれる。この状態は、前記路面抵抗を受けて支持部材22に負荷される比較的小さい回転力によっては容易に覆されない。その結果、1つの車輪24aが路面R上を転動可能の状態に維持され、また、台車14が路面R上を走行可能な状態に維持される。
次に、図7(b)を参照すると、台車14の走行中、その進行方向の前方に進行の障害となる例えば上方に突出する一条の段差Sがあるとき、これに突き当たる各車輪装置12の1つの車輪24aは比較的大きい路面抵抗を受け、これに起因して、支持部材22が回転軸線Lの周りに比較的大きい回転力を受ける。この回転力は、取付部材20の一の凹部40aと整合状態にある支持部材22の凸部42bからこれに隣接する取付部材20の凸部40bへとこれらの斜面43、41において伝達される(図9(a)参照)。
このとき、取付部材20の凸部40bに伝達される前記回転力の分力の作用により、支持部材22が、台車14の重量及びコイルばね44の前記ばね力に抗して回転軸線L上を取付部材20から離れる方向へ移動し、また、回転軸線Lの周りに回転する(図8(a))。また、前記回転と同時に、取付部材の凹部40aと整合状態にあった支持部材22の凸部42bが、取付部材20の凸部40bの一の斜面41上を摺動する(図9(b))。支持部材22の凸部42bは、引き続き、取付部材20の凸部40bの頂点又は頂面上を摺動し(図9(c))、次いで、支持部材22の凸部42bは取付部材20の凹部40aを抜け出し、取付部材20の凸部40bの他の斜面41上を摺動する(図9(d))。凸部42bは、その後、取付部材の凸部40bに隣接する他の凹部40aに受け入れられ該凹部と整合する(図9(e))。この間、支持部材22は取付部材20に向けて回転軸線Lに沿って移動し、取付部材20に突き当たる(図8(b))。
これにより、支持部材22は、(360度)/(各面40、42上の前記凹部の数又は前記凸部の数)に相当する角度(回転角度)(図示の例において90度)を回転軸線Lの周りに回転する。また、同時に、1つの車輪24aが、残りの他の車輪24b〜24dとともに、(360度)/(車輪の数)に相当する角度(図示の例において90度)を回転軸線Lの周りに回転する。ここに、(360度)/(面40、42上の前記凹部の数又は前記凸部の数)は、(360度)/(車輪の数)に等しい。
支持部材22の回転軸線Lの伸長方向への前記移動(往復移動)及び回転軸線Lの周りの前記回転の間に、他の車輪24bは段差Sを跨いで路面R上に着地する(図8(b))ことにより、あるいは段差R上に着地し、該段差上を転動した後に路面R上に着地する(図示せず)ことにより、段差Sを乗り越える。その結果、一の車輪24aに代わってこれに隣接する他の車輪24bが路面R上を転動可能の状態におかれ、前記1の車輪としての機能を担う(図8(b))。また、さらなる他の段差に遭遇したときは、さらなる他の車輪24c、24dが順次に前記1つの車輪として機能する。台車14の後輪をなす車輪装置10による段差の乗り越えも、台車14の前輪をなす車輪装置12におけると同様になされる。
台車14の走行中、各車輪装置10、12におけるコイルばね44は、支持部材22に対する前記ばね力の付与により、台車14が路面R上の凹凸である不陸上を通過するときに生じる支持部材22の回転軸線Lの伸長方向への往復移動と、これに伴う台車14の上下方向への振動であるがたつきとを最小限に抑える働きをなす。
ここで、再度、図7(a)を参照すると、支持部材22の凸部42bが取付部材20の凹部40aに整合した状態(図9(a))にあるときの台車14の荷台16と路面Rとの間の間隔をh1とし、図8(a)に示す状態、すなわち凸部42bの頂点又は頂面と凸部40bの頂点又は頂面とが接する状態(図9(c))にあるときの台車14の荷台16と路面Rとの間の間隔をh2とする。図7(a)に示す状態では、車輪24aのフォーク部分38が直立している。これに対し、図8(a)に示す状態では、両車輪24a、24bの2つのフォーク部分38が傾いている。このため、路面Rからの台車14の荷台16までの高さは、図7(a)に示す状態では高く(間隔h1)、図8(a)に示す状態では低い(間隔h2)。しかし、図8(a)に示す状態では凸部42b、40bの頂点又は頂面同士が互いに接するため、間隔(高さ)h1と間隔(高さ)h2との差は比較的小さい。
間隔h1及び間隔h2の差は、凹部40a、42aの深さ寸法及び凸部40b、42bの高さ寸法を適宜に設定することによりゼロとすることができる。その結果、段差Sの乗り越えの前後における台車14の荷台16の上下方向における移動すなわちがたつきを最小限とすることができる。
取付部材20の面40上の凹部40a及び凸部40bの横断面形状、並びに、支持部材22の面42上の凹部42a及び凸部42bの横断面形状のそれぞれについては、図9に示す例に代えて、図10に示すように、形状において合同の関係にある8つの二等辺三角形からなり、平坦面からなる斜面41、43を有するものとすることができる。前記8つの二等辺三角形は直列に連なりかつ交互に山及び谷を規定する。あるいは、また、図11に示すように、前記二等辺三角形の山の頂部及び谷の底部をそれぞれ切除してなる8つの等脚台形からなるものとすることできる。同様に、前記正弦曲線の山の頂部及び谷の底部を切除してなるもの(図示せず)とすることができる。また、図12に示すように、面40上の凹部40a及び凸部40bの横断面形状、並びに、面42上の凹部42a及び凸部42bの横断面形状のそれぞれの他の例として、直列に連なる同一形状の8つの曲線部分からなるものとすることができる。ここで、面40上の凹部40a及び凸部40bの横断面形状について代表的に説明すると、各曲線部分が規定する1つの凸部40bと該凸部の両隣に位置する2つの凹部40aとにそれぞれ連なる2つの斜面41が異なる長さと異なる傾斜角とを有し、前記1つの凸部40bに関して非対称である。他方、前記した例(前記正弦曲線、連続する二等辺三角形、連続する等脚台形)では、1つの凸部に関して該凸部に連なる2つの斜面が対称である。
なお、支持部材22が前記回転力を受けて回転するとき、取付部材20は軸線Lに沿った斜め上方への外力を受け、その分力が、台車14の荷台16に対してその幅方向(両車輪装置12及び両車輪装置10のそれぞれにおける一方の車輪装置から他方の車輪装置へ向けての方向)に働く。荷台16に対する前記分力の影響、ひいてはこれに基づく支持部材22の回転に対する悪影響を低減するため、好ましくは、各車輪装置12の取付座26及び各車輪装置10の取付装置20を、それぞれ、荷台16に対して、該荷台の幅方向へ移動可能であるように取り付ける。この取付は、例えば、取付座26及び各車輪装置10の取付装置20のそれぞれと荷台16とに、それぞれ、荷台16の幅方向へ伸びるレール(図示せず)と該レールをその伸長方向へのみ摺動可能に受け入れる溝(図示せず)を設けることにより行うことができる。さらに、好ましくは、取付座26及び取付装置20のそれぞれをその摺動方向における原位置に留めるために取付座26及び取付装置20のそれぞれにばね力を及ぼす被圧縮のばね部材(図示せず)を前記溝内に配置する。
10 車輪装置
12 車輪装置
14 台車(取付対象)
20 取付部材
22 支持部材
24 車輪
26 取付座
40 取付部材における面
40a、40b 凹部及び凸部
42 支持部材における面
42a、42b 凹部及び凸部
44 コイルばね
L 支持部材の回転軸線

Claims (6)

  1. 車輪装置であって、
    取付部材と、
    前記取付部材に回転可能に取り付けられた支持部材であってその回転軸線の伸長方向へ移動可能である支持部材と、
    前記回転軸線の周りに互いに等間隔を置いて配置されかつそれぞれが車軸を介して前記支持部材に回転可能に支持された3以上の複数の車輪であって各車輪が、前記回転軸線上に軸線を有する正多角錘の前記車輪と同数の辺を有する底面に接し、各車軸が前記正多角錘の各錘面又は各稜線に直交しかつ前記正多角錘の軸線に向けて伸びる複数の車輪とを備え、
    前記取付部材及び前記支持部材は、それぞれ、前記回転軸線の伸長方向に互いに相対する2つの面と、各面上に形成された、前記車輪の数にそれぞれ等しい数の凹部及び凸部であって前記回転軸線の周りに交互に配置され前記回転軸線に対して放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部及び凸部が斜面を介して連なり、また、一方の面上の凹部及び凸部がそれぞれ他方の面上の凸部及び凹部に整合可能である凹部及び凸部とを有し、
    前記車輪装置は、その使用時に一方の面上の凸部が他方の面上の凹部に整合しかつ前記複数の車輪の内の任意の1つの車輪が路面上を転動可能の状態におかれるように、前記取付部材を介して、前記車輪装置の取付対象に取り付けられる、車輪装置。
  2. 車輪装置であって、
    取付座と、
    前記取付座に軸部材を介して回転可能に取り付けられた取付部材と、
    前記取付部材に回転可能に取り付けられた支持部材であってその回転軸線の伸長方向へ移動可能である支持部材と、
    前記回転軸線の周りに互いに等間隔を置いて配置されかつそれぞれが車軸を介して前記支持部材に回転可能に支持された3以上の複数の車輪であって各車輪が、前記回転軸線上に軸線を有する正多角錘の前記車輪と同数の辺を有する底面に接し、各車軸が前記正多角錘の各錘面又は各稜線に直交しかつ前記正多角錘の軸線に向けて伸びる複数の車輪と、
    前記取付部材及び前記支持部材は、それぞれ、前記回転軸線の伸長方向に互いに相対する2つの面と、各面上に形成された、前記車輪の数にそれぞれ等しい数の凹部及び凸部であって前記回転軸線の周りに交互に配置され前記回転軸線に対して放射方向へ伸び、互いに隣接する凹部及び凸部が斜面を介して連なり、また、一方の面上の凹部及び凸部がそれぞれ他方の面上の凸部及び凹部に整合可能である凹部及び凸部とを有し、
    前記車輪装置は、その使用時に一方の面上の凸部が他方の面上の凹部に整合しかつ複数の車輪の内の任意の1つの車輪が路面上を転動可能の状態にあるように前記取付座を介して前記車輪装置の取付対象に取り付けられ、このとき前記任意の1つの車輪の車軸が前記軸部材に対して直交する、車輪装置。
  3. さらに、前記支持部材の回転軸線の周囲を取り巻く被圧縮のコイルばねであって前記支持部材に対して前記取付部材に向けてのばね力を及ぼす被圧縮のコイルばねを備える、請求項1又は2に記載の車輪装置。
  4. 前記取付部材の面及び前記支持部材の面は、それぞれ、円錐面からなる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車輪装置。
  5. 前記取付対象は台車からなる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車輪装置。
  6. 前記取付対象は車いすからなる、請求項2〜4のいずれか1項に記載の車輪装置。
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