JP2021121942A - 表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御用プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な操作により所望される表示を視認性よく行うことが可能な表示制御装置を提供する。【解決手段】端末装置SVのインターフェース1は、ディスプレイDの表示の向きと、タッチパネルTPへの操作位置の移動方向と、当該操作位置の移動により制御されるディスプレイDにおける表示態様と、を関連付ける関連付け情報を取得する。またインターフェース1は上記操作位置の移動方向を示す方向情報を取得する。そして制御部3は、上記関連付け情報に基づき、上記表示の向きと、上記方向情報により示される移動方向と、に対応してディスプレイDにおける表示態様を制御する。【選択図】図2

Description

本願は、表示制御装置及び表示制御方法並びに表示制御用プログラム及び記録媒体の技術分野に属する。より詳細には、例えばタッチパネル等の操作部への操作に基づいて表示態様を制御する表示制御装置及び表示制御方法並びに当該表示制御装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された記録媒体の技術分野に属する。
近年、スマートフォンに代表される携帯型の端末装置が広く一般化している。そして、このような端末装置に地図表示用ソフトウェアとナビゲーション用ソフトウェアとを導入し、これらを用いて、当該端末装置を有する者が乗車する車両の移動を案内する技術が知られている。
ここで上記端末装置では、そのディスプレイ表面に設けられたタッチパネルを用いて、いわゆるピンチアウト操作やピンチイン操作を行うことにより、例えばブラウザや地図の表示等において画面の拡大や縮小を、簡単且つ使用者のイメージに沿って行える構成とされている。ここで、上記ピンチアウト操作とは、使用者の二本の指をタッチパネル上に同時に接触させ、そのまま当該指と指の間を拡げるように操作することであり、例えば地図の拡大表示をイメージし易い操作である。また上記ピンチイン操作とは、上記ピンチアウト操作とは反対に、タッチパネル上に同時に触れている二本の指の間を狭めるように操作することであり、例えば地図の縮小表示をイメージし易い操作である。
一方、一般のナビゲーション装置では、表示中の地図の縮尺を変更することなく、地図に表示される各地名や施設等が有する属性(カテゴリ)に応じて、優先度の高い文字自体の表示サイズ(ディスプレイ上における大きさ)を拡大したり、或いは縮小したりする技術も知られている。このような従来の技術を示す先行技術文献としては、例えば下記特許文献1が挙げられる。下記特許文献1記載の技術では、拡大表示に当たって、優先度の高い文字に関連するカテゴリに属する地名や施設等の全ての表示サイズを拡大表示する構成とされている。
特許第3835981号公報
ここで一般に、上述したような端末装置は、車載用のナビゲーション装置と比べてそのディスプレイサイズが小さいため、当該ディスプレイに表示される地図や地名の表示等が見えにくい場合が多い。
従って、上述した端末装置における地図等の表示に対して上記特許文献1記載の技術を適用した場合、優先度の高い文字に関連するカテゴリに属する地名等の全てが拡大表示される。よってこの場合には、小さなディスプレイサイズの中で多くの地名等が一度に拡大表示されることになり、反って所望の情報の視認性が低下するという問題点がある。そしてこの問題点は、結果として使用者が所望する地名等の情報が瞬時に確認できないという問題点を招来する。
そこで本願は、上記の各問題点に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、簡易な操作により所望される表示を視認性よく行うことが可能な表示制御装置及び表示制御方法並びに当該表示制御装置用のプログラム及び当該プログラムが記録された記録媒体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像を表示する表示部と、前記画像に含まれる操作対象に対する操作を受け付ける操作部と、前記表示部の長辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、前記表示部の短辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、で、異なる前記操作対象に当該受け付けた操作を反映させた画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、画像を表示する表示部と、前記画像に含まれる操作対象に対する操作を受け付ける操作部と、表示制御部と、を備えた表示制御装置において実行される表示制御方法であって、前記表示部の長辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、前記表示部の短辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、で、異なる前記操作対象に当該受け付けた操作を反映させた画像を、前記表示制御部により前記表示部に表示する表示制御工程を含む。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、コンピュータを、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の表示制御装置として機能させる。
上記の課題を解決するために、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の表示制御用プログラムが、前記コンピュータにより読み取り可能に記録されている。
実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。 実施例に係る端末装置の概要構成を示すブロック図である。 実施例に係る関連付けテーブルの内容を例示する図である。 実施例に係る表示制御を示すフローチャートである。 実施例に係る表示例を示す図である。
次に、本願を実施するための形態について、図1を用いて説明する。なお図1は、実施形態に係る表示制御装置の概要構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る表示制御装置Sは、表示手段Dと、操作部TPと、に接続されており、操作部TPに対する操作に基づき表示手段Dにおける表示態様を制御する表示制御装置である。そして実施形態に係る表示制御装置Sは、関連付情報取得手段1と、方向情報取得手段2と、制御手段3と、備えて構成されている。
この構成において関連付情報取得手段1は、表示手段D上の表示の向きと、操作部TPへの操作位置の移動方向と、当該操作位置の移動により制御される表示手段Dにおける表示態様と、を関連付ける関連付け情報を取得する。
一方方向情報取得手段2は、上記操作位置の移動方向を示す方向情報を取得する。
そして制御手段3は、関連付情報取得手段1により取得された関連付け情報に基づき、上記表示の向きと、方向情報取得手段2により取得された方向情報と、に対応して表示手段Dにおける表示態様を制御する。
以上説明したように、実施形態に係る表示制御装置Sによれば、表示手段D上の表示の向きと、被接触部への接触位置の移動方向と、当該接触位置の移動により制御される表示態様と、を関連付ける関連付け情報を取得し、当該表示の向きと方向情報とに対応して、関連付け情報に基づき表示手段Dにおける表示態様を制御する。よって例えば、表示手段D上の表示の向きに対応させて、操作位置の一回の移動という簡易な操作により異なる表示態様を制御することができるので、当該簡易な操作により所望される表示を視認性よく行うことができる。
次に、上述した実施形態に対応する具体的な実施例について、図2乃至図5を用いて説明する。なお以下に説明する実施例は、本願を、例えば車両用のナビゲーション装置や、タブレット型端末装置、或いはスマートフォン等の、タッチパネルを備える端末装置における表示制御に適用した場合の実施例である。
また、図2は実施例に係る端末装置の概要構成を示すブロック図であり、図3は実施例に係る関連付けテーブルの内容を例示する図であり、図4は実施例に係る表示制御を示すフローチャートであり、図5は実施例に係る表示例を示す図である。このとき図2では、図1に示した実施形態に係る表示制御装置Sにおける各構成部材に対応する実施例の構成部材それぞれについて、当該表示制御装置Sにおける各構成部材と同一の部材番号を用いている。
図2に示すように、本願に係る「情報処理装置」の一例に相当し且つ実施例に係る端末装置SVは、具体的には、上述したナビゲーション装置やタブレット型端末装置又はスマートフォン等として実現されるものである。そして端末装置SVは、CPU、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等からなる処理部10と、端末装置SVの使用者の指又はタッチペン等を用いた上記ピンチアウト操作等が実行され且つ実施形態に係る操作部TPの一例であるタッチパネルTPをその表面に備えた長方形の液晶ディスプレイ等からなり且つ実施形態に係る表示手段Dの一例としてのディスプレイDと、上記タッチパネルTP以外の操作ボタン等からなる操作指定部11と、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記録媒体からなる記録部12と、端末装置SVの使用時におけるディスプレイD自体の方向を検出する例えば加速度センサ等からなるセンサ13と、端末装置SVの外部の例えばインターネット等のネットワークと無線又は有線により接続された外部インターフェース14と、により構成されている。このとき記録部12には、後述する実施例に係る関連付けテーブルTが不揮発性に記録されている。更に記録部12には、後述する実施例に係る表示制御に相当するプログラムや、当該表示制御以外の端末装置SVとしての処理又は動作を制御するためのプログラム等が、予め不揮発性に記録されている。なお以下の説明において、上記使用者の指又はタッチペン等を、纏めて単に「指等」と称する。また、上記タッチパネルTPには、その表面が指等により接触される接触部と、当該接触部を駆動する駆動部と、が含まれる。
一方処理部10は、実施形態に係る関連付情報取得手段1及び方向情報取得手段2並びに本願に係る「位置情報取得手段」それぞれの一例であるインターフェース1と、実施形態に係る制御手段3及び本願に係る「タップ操作検出手段」それぞれの一例としての制御部3と、より構成されている。このとき、インターフェース1及び制御部3は、具体的には、処理部10を構成する上記CPU等に含まれるハードウェアロジック回路により実現されるものであってもよいし、或いは、後述する実施例に係る表示制御を示すフローチャート(図4参照)に相当するプログラムを上記CPU等が読み出して実行することにより、ソフトウェア的に実現されるものであってもよい。また図2に破線で示すように、上記インターフェース1及び制御部3により、実施形態に係る表示制御装置Sの一例を構成している。
以上の構成において外部インターフェース14は、処理部10の制御の下、端末装置SVとしての処理又は動作に必要なデータ等を上記ネットワークから取得する際に、処理部10と当該ネットワークとの間の上記データ等の授受を制御する。
また、端末装置SVに対して実行させるべき処理又は動作を指定する操作がその使用者により操作指定部11において実行されると、当該操作指定部11は、当該操作の内容に相当する操作信号を生成して処理部10に出力する。
一方タッチパネルTPは、上記使用者による実施例に係る操作が上記指等を用いてその表面において実行されると、当該操作における指等の当該表面上の接触位置を、例えば予め設定された時間間隔ごとに検出し、各検出された接触位置をそれぞれ示す位置データを生成して処理部10に出力する。そして当該出力された各位置データは、インターフェース1を介して制御部3に出力され、後述する実施例に係る表示制御に供される。
ここで、タッチパネルTPの表面における上記指等を用いた実施例に係る操作には、二本の上記指を同時に用いた上記ピンチアウト操作や上記ピンチイン操作、或いは、指等をタッチパネルTPの表面に一度接触させた後直ぐに離す(つまり、タッチパネルTPを指等で叩くように操作する)「シングルタップ操作」や、当該シンブルタップ操作を短時間に連続して二回行う「ダブルタップ操作」等が挙げられる。そして制御部3は、上記出力されてきた各位置データに基づき、タッチパネルTPの表面において上記ピンチアウト操作が行われたか否か、及び、当該ピンチアウト操作が行われた場合には、その位置並びにピンチアウト操作としての操作方向(即ち、ピンチアウト操作において指の間を拡げる方向)を検出する。また制御部3は、上記出力されてきた各位置データに基づき、タッチパネルTPの表面において上記ピンチイン操作が行われたか否か、及び、当該ピンチイン操作が行われた場合には、その位置並びにピンチイン操作としての操作方向(即ち、ピンチイン操作において指の間を狭める方向)を検出する。そして制御部3を含む処理部10は、当該検出結果に基づき、後述する実施例に係る表示制御を実行する。
一方センサ13は、例えば重力加速度の方向を検出する等の方法により、長方形のディスプレイDの、その使用状態における方向を検出し、当該検出結果としての方向データを処理部10に出力する。このとき、例えば携帯型の端末装置SVを使用する上記使用者が自身から見て長方形のディスプレイDが縦長になるように当該端末装置SVを把持して上記ピンチアウト操作等を行う場合、センサ13は、当該使用者が縦長画面の状態で端末装置SVを使用している旨の上記方向データを処理部10に出力する。これに対して、上記使用者が自身から見てディスプレイDが横長になるように端末装置SVを把持して上記ピンチアウト操作等を行う場合、センサ13は、使用者が横長画面の状態で端末装置SVを使用している旨の上記方向データを処理部10に出力する。これらにより各方向データは、インターフェース1を介して制御部3に出力され、後述する実施例に係る表示制御に供される。
なお以下の説明において、端末装置SVを使用する上記使用者が自身から見てディスプレイDが縦長になるように端末装置SVを把持して当該端末装置SVを使用している状態を、単に「縦長画面使用状態」と称する。これに対して、当該使用者が自身から見てディスプレイDが横長になるように端末装置SVを把持して当該端末装置SVを使用している状態を、以下の説明において単に「横長画面使用状態」と称する。
そして処理部10の制御部3は、操作指定部11からの上記操作信号、センサ13からの上記方向データ、並びにタッチパネルTPからの上記位置データに基づき、外部インターフェース14を介して取得したデータ等、並びに記録部12に記録されているプログラム等及び上記関連付けテーブルTを用いて、後述する実施例に係る表示制御を含む端末装置SVとしての処理又は動作を制御する。このとき制御部3は、上記方向データにより示されるディスプレイDの使用状態と、上記位置データにより示されるタッチパネルTP上の各接触位置等と、に基づき、記録部12に記録されている上記関連付けテーブルTの内容を参照して、ディスプレイDを用いた後述する実施例に係る表示制御を実行する。ここで上記「ディスプレイDの使用状態」とは、当該ディスプレイDを備える端末装置SVが上記縦長画面使用状態で使用されているか、或いは上記横長画面使用状態で使用されているか、の使用状態をいう(以下の説明において同様)。
次に、上記処理部10における処理又は動作の一環としての、実施例に係る表示制御について、具体的に図2乃至図5を用いて説明する。なお以下に説明する表示制御は、ディスプレイD上に地図画像が表示されている場合において、タッチパネルTP上で上記ピンチアウト操作と共に上記シングルタップ操作又は上記ダブルタップ操作が実行されたとき、当該地図画像について実行される表示制御である。ここで当該地図画像には、道路及び地点それぞれを示す画像と、当該道路又は地点の名称を示す画像と、が含まれている。そしてこれらを含む地図画像をディスプレイD上に表示するための地図データとして、上記道路に相当する道路データ、及び上記地点に相当する地点データ、並びに上記名称に相当する文字からなる名称データが、上記記録部12に不揮発性に記録されているものとする。
始めに、記録部12に不揮発性に記録されている、実施例に係る関連付けテーブルTについて、図3を用いて具体的に説明する。
実施例に係る関連付けテーブルTは、具体的には図3に例示するように、上記方向データにより示されるディスプレイDの使用状態と、上記位置データにより示されるピンチアウト操作としての操作方向等と、当該操作に対応して行われる表示制御の内容と、の関連を示す関連付けテーブルである。
このとき図3において、ディスプレイDの使用状態が上記縦長画面使用状態であることが上記方向データで示されている状態が、「ディスプレイ方向」の欄において「縦」と定義され、記述されている。また同様に図3において、ディスプレイDの使用状態が上記横長画面使用状態であることが上記方向データで示されている状態が、「ディスプレイ方向」の欄において「横」と定義され、記述されている。
また図3において、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態又は横長画面使用状態のいずれであるかに拘わらず、使用者がタッチパネルTP上で縦方向に指を開く操作方向で上記ピンチアウト操作が行われていることが上記位置データで示されている状態が、「操作」の欄において「縦方向ピンチアウト」と定義され、記述されている。更に同様に、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態又は横長画面使用状態のいずれであるかに拘わらず、使用者がタッチパネルTP上で横方向に指を開く操作方向で上記ピンチアウト操作が行われていることが上記位置データで示されている状態が、「操作」の欄において「横方向ピンチアウト」と定義され、記述されている。なおこの場合の「縦方向」とは、実際の操作性を考慮する場合、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態である場合のその長辺に平行な方向又は当該使用状態が横長画面使用状態である場合のその短辺に平行な方向だけでなく、これらの方向を含んで予め設定された「縦方向と見做し得る角度範囲内の方向」を含む。また同様に上記の場合の「横方向」とは、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態である場合のその短辺に平行な方向又は当該使用状態が横長画面使用状態である場合のその長辺に平行な方向だけでなく、これらの方向を含んで予め設定された「横方向と見做し得る角度範囲内の方向」を含む。
そして、ディスプレイD上に上記地図画像が表示されている場合において、例えば、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で縦方向ピンチアウト操作が行われた場合について、図3に示す関連付けテーブルTでは、当該地図画像内の地図自体に相当する画像(即ち、上記名称を含む文字を示す画像以外の道路又は地点を示す画像)を拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。また図3に示す関連付けテーブルTでは、例えばディスプレイDの使用状態が横長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で横方向ピンチアウト操作が行われた場合についても、当該地図画像内の地図自体に相当する画像を拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。
更に、上記地図画像がディスプレイD上に表示されている場合において、例えば、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で横方向ピンチアウト操作が一回行われた場合について、図3に示す関連付けテーブルTでは、当該横方向ピンチアウト操作が一回行われた位置に相当する地図上の位置にある上記名称を含む文字を示す画像のみを拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。また図3に示す関連付けテーブルTでは、例えばディスプレイDの使用状態が横長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で縦方向ピンチアウト操作が一回行われた場合についても、当該縦方向ピンチアウト操作が行われた位置に相当する地図上の位置にある上記名称を含む文字を示す画像のみを拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。
更に、ディスプレイD上に上記地図画像が表示されている場合において、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で横方向ピンチアウト操作が二回以上行われたとき、並びにディスプレイDの使用状態が横長画面使用状態であり、且つその表面のタッチパネルTP上で縦方向ピンチアウト操作が二回以上行われたときについて、図3に示す関連付けテーブルTでは、以下の表示制御が実行されるべきことが記述されている。
(a)横方向ピンチアウト操作又は縦方向ピンチアウト操作が二回行われたとき
当該ピンチアウト操作が一回行われた場合に拡大表示の対象であった名称を含む文字を示す画像における文字自体の色を、予め設定されている他の色に変更する表示制御
(b)横方向ピンチアウト操作又は縦方向ピンチアウト操作が三回行われたとき
上記拡大表示の対象であった名称を含む文字を示す画像における文字の部分の背景に予め設定されている他の色を追加するか、又は元の背景色を当該他の色に変更する表示制御(c)横方向ピンチアウト操作又は縦方向ピンチアウト操作が四回行われたとき
それまでのピンチアウト操作により変更された名称を含む文字を示す画像の表示態様を初期化(リセット)する表示制御(なお上記初期化する表示制御として、それまでのピンチアウト操作により変更された名称を含む文字を示す画像をディスプレイDから消去し、当該文字に相当する音声を自動的に出力するように構成してもよい)
更にまた、図3に示す関連付けテーブルTでは、ディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態か横長画面使用状態かに拘わらず、タッチパネルTP上でダブルタップ操作が行われた場合は、地図画像内の地図自体に相当する画像を、当該ダブルタップ操作が行われた位置に相当する地図上の位置を中心として拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。
また同様に図3に示す関連付けテーブルTでは、タッチパネルTP上でシングルタップ操作が一回行われた場合であって、当該シングルタップ操作が行われた位置に相当する地図上の位置が、上記名称を含む文字が表示されるべき位置を中心として予め設定された範囲内の位置であった(即ち、シングルタップ操作が行われた位置が上記名称を含む文字が表示される位置付近であった)場合、その名称を含む文字を示す画像のみを拡大表示する表示制御が実行されるべきことが記述されている。これに加えて図3に示す関連付けテーブルTでは、タッチパネルTP上でシングルタップ操作が既定の時間間隔をおいて二回以上行われた場合(ダブルタップ操作の場合を除く)について、当該シングルタップ操作が二回行われた位置が上記名称を含む文字が表示される位置付近であった場合、その名称を含む文字を示す画像について以下の表示制御が実行されるべきことが記述されている。
(d)当該シングルタップ操作が二回行われたとき
当該名称を含む文字を示す画像における文字自体の色を、予め設定されている他の色に変更する表示制御
(e)当該シングルタップ操作が三回行われたとき
当該名称を含む文字を示す画像における文字の部分の背景に予め設定されている他の色を追加するか、又は元の背景色を当該他の色に変更する表示制御
(f)当該シングルタップ操作が四回行われたとき
それまでのシングルタップ操作により変更された名称を含む文字を示す画像の表示態様を初期化(リセット)する表示制御
次に、上記関連付けテーブルTを用いた実施例に係る表示制御について、具体的に説明する。なお、実施例に係る表示制御は、上述したように上記処理部10における処理又は動作の一環として、例えば予め設定された時間間隔ごとの割込処理等として実行される処理である。また実施例に係る表示制御の前提として、上記地図画像がディスプレイD上に表示されているとする。
即ち図4に示すように、実施例に係る表示制御が開始されると、初めに処理部10の制御部3は、インターフェース1を介して上記位置データが入力されてきたか否かを判定することにより、タッチパネルTPの表面においていずれかのピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う(ステップS1)。このステップS1における監視では、ピンチアウト操作における操作方向までは検出する必要はなく、例えば、使用者の指が二本タッチパネルTPに接触しており、且つ当該二本の指の間が拡がるように当該各接触位置が移動しているか否かを検出するのみでよい。
ステップS1の監視においていずれのピンチアウト操作の実行も検出されない場合(ステップS1;NO)、制御部3は後述するステップS13の判定に移行する。一方ステップS1の監視においていずれかのピンチアウト操作の実行が検出された場合(ステップS1;YES)、次に制御部3は、その時点におけるディスプレイDの使用状態を、上記方向データに基づいて判定する(ステップS2)。ステップS2の判定において、その時点におけるディスプレイDの使用状態が縦長画面使用状態であるとき(ステップS2;縦)、制御部3は、上記ステップS1の監視において検出されたピンチアウト操作における操作方向を、上記位置データに基づいて判定する(ステップS3)。ステップS3の判定において、その時点で実行されたピンチアウト操作が縦方向ピンチアウト操作であったとき(ステップS3;縦)、次に制御部3は、記録部12に記録されている関連付けテーブルT(図3参照)をインターフェース1経由で読み出して参照し、その時点で表示されている地図画像のうち地図自体に相当する画像を拡大表示する表示制御を実行する(ステップS4)。この場合に、上記ステップS3の判定時において例えば図5上に例示するような地図MPの画像が縦長画面使用状態のディスプレイDに表示されており、その地図MPには上記道路を示す道路マークRや現在位置マークPM或いは名称マークPOが含まれていたとすると、上記ステップS4の表示制御により、例えば図5左下に例示するように元の道路マークRに相当する道路のみが拡大表示された道路マークRRが表示される。このとき制御部3は、拡大前後の地図MP内のいずれかの位置に、図5に例示するようにそれぞれの縮尺を表示するように構成してもよい。この場合には、拡大表示されていることを、使用者により明確に認識させることができることになる。上記ステップS4の表示制御が実行されたら、次に制御部3は上記ステップS1に戻り、新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
一方、上記ステップS3の判定において、その時点で実行されたピンチアウト操作が横方向ピンチアウト操作であったとき(ステップS3;横)、次に制御部3は、当該横方向ピンチアウト操作の累積回数(即ち、最初の横方向ピンチアウト操作が検出(ステップS3;横)された以降の横方向ピンチアウト操作の累積回数)を判定する(ステップS6)。
そして現時点でのステップS6の判定では、横方向ピンチアウト操作は一回のみであるので(ステップS6;一回)、次に制御部3は、上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照し、その時点で表示されている地図画像のうち、上記横方向ピンチアウト操作が行われた位置に相当する地図MP上の位置にある上記名称マークPOのみを、例えば図5右下に例示するように拡大表示された名称マークPOOとして拡大表示する(ステップS7)。ステップS7の表示制御が実行されたら、次に制御部3は、その時点での横方向ピンチアウト操作の回数をカウントし(即ち、現時点では「一回」とし)(ステップS8)、その後上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
なお、その後に横方向ピンチアウト操作がタッチパネルTP上の同じ位置付近で追加的に行われた場合(上記ステップS1;YES→上記ステップS2;縦→上記ステップS3;横→上記ステップS6の繰り返し)、制御部3はそれぞれの横方向ピンチアウト操作の度に(上記ステップS8参照)上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照することで、横方向ピンチアウト操作の累積回数が二回の場合(ステップS6;二回)は拡大表示されている名称マークPOO(図5左下参照)における文字自体の色を既定の他の色に変更する表示制御を行う(ステップS9)と共に当該累積回数をインクリメントし(ステップS8)、横方向ピンチアウト操作の累積回数が三回の場合(ステップS6;三回)は拡大表示されている名称マークPOOにおける文字の部分の背景に対して既定の他の色を追加又は変更する表示制御を行う(ステップS10)と共に当該累積回数をインクリメントし(ステップS8)、横方向ピンチアウト操作の累積回数が四回の場合(ステップS6;四回)は拡大表示されている名称マークPOOの表示態様を初期化(リセット)する表示制御を行う(ステップS11)と共に当該累積回数を初期化(リセット)し(ステップS12)、それぞれの後に上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
他方、上記ステップS2の判定においてその時点におけるディスプレイDの使用状態が横長画面使用状態であるとき(ステップS2;横)、次に制御部3は、上記ステップS1の監視において検出されたピンチアウト操作における操作方向を、上記ステップS3と同様に上記位置データに基づいて判定する(ステップS5)。ステップS5の判定において、その時点で実行されたピンチアウト操作が横方向ピンチアウト操作であったとき(ステップS5;横)、制御部3は上記ステップS4に移行して、その時点で表示されている地図画像のうち地図自体に相当する画像を拡大表示する表示制御を実行する(ステップS4。図5左下参照)。その後制御部3は、上記ステップS4の表示制御が実行されたら上記ステップS1に戻り、新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
一方、上記ステップS5の判定において、その時点で実行されたピンチアウト操作が縦方向ピンチアウト操作であったとき(ステップS5;縦)、次に制御部3は、当該縦方向ピンチアウト操作の累積回数(即ち、最初の縦方向ピンチアウト操作が検出(ステップS5;縦)された以降の縦方向ピンチアウト操作の累積回数)を判定する(ステップS6)。
そして現時点でのステップS6の判定では、縦方向ピンチアウト操作は一回のみであるので(ステップS6;一回)、次に制御部3は、上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照し、その時点で表示されている地図画像のうち、上記縦方向ピンチアウト操作が行われた位置に相当する地図MP上の位置にある上記名称マークPOのみを、例えば図5右下に例示するように拡大表示された名称マークPOOとして拡大表示する(ステップS7)。その後制御部3は、その時点での縦方向ピンチアウト回数をカウントし(即ち、現時点では「一回」とし)(ステップS8)、その後上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
なお、その後に縦方向ピンチアウト操作がタッチパネルTP上の同じ位置付近で追加的に行われた場合(上記ステップS1;YES→上記ステップS2;横→上記ステップS5;縦→上記ステップS6の繰り返し)、制御部3はそれぞれの縦方向ピンチアウト操作の度に(上記ステップS8参照)上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照することで、縦方向ピンチアウト操作の累積回数が二回の場合(ステップS6;二回)は拡大表示されている名称マークPOOにおける文字自体の色を既定の他の色に変更する表示制御を行う(ステップS9)と共に当該累積回数をインクリメントし(ステップS8)、縦方向ピンチアウト操作の累積回数が三回の場合(ステップS6;三回)は拡大表示されている名称マークPOOにおける文字の部分の背景に対して既定の他の色を追加又は変更する表示制御を行う(ステップS10)と共に当該累積回数をインクリメントし(ステップS8)、縦方向ピンチアウト操作の累積回数が四回の場合(ステップS6;四回)は拡大表示されている名称マークPOOの表示態様を初期化(リセット)する表示制御を行う(ステップS11)と共に当該累積回数を初期化(リセット)し(ステップS12)、それぞれの後に上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
次に、上記ステップS1の監視においていずれのピンチアウト操作の実行も検出されない場合(ステップS1;NO)、制御部3は次に、インターフェース1を介して上記位置データが入力されてきたか否かを判定することにより、タッチパネルTPの表面においてタップ操作が実行されたか否かを判定する(ステップS13)。そしてステップS13の判定において、タップ操作も実行されない場合(ステップS13;NO)、制御部3は、元の処理部10における処理又は動作に戻る。
一方上記ステップS13の判定において、タップ操作が実行された場合(ステップS13;YES)、制御部13は次に、当該実行されたタップ操作が上記シングルタップ操作であるか上記ダブルタップ操作であるかを判定する(ステップS14)。ステップS14の判定においてダブルタップ操作が行われたことが検出された場合(ステップS14;ダブルタップ)、次に制御部3は、上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照し、上記ステップS4に移行して、その後の一連の表示制御を行う。
他方、ステップS14の判定においてシングルタップ操作が行われたことが検出された場合(ステップS14;シングルタップ)、次に制御部3は、当該シングルタップ操作が実行された位置が、その時点でディスプレイD上に表示されている地図MP内のいずれかの名称を含む文字の付近であるか否かを判定する(ステップS15)。このステップS15の判定において制御部3は、上述したように、当該シングルタップ操作が行われた位置に相当する地図上の位置が、当該名称を含む文字が表示されるべき位置を中心として予め設定された範囲内の位置であるか否かを判定することにより、当該ステップS15の判定を行う。ステップS15の判定において、シングルタップ操作が実行された位置が上記いずれかの名称を含む文字の付近でない場合(ステップS15;NO)、制御部3は上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
他方上記ステップS15の判定において、シングルタップ操作が実行された位置が上記いずれかの名称を含む文字の付近である場合(ステップS15;YES)、制御部3は次に、当該シングルタップ操作の累積回数(即ち、最初のシングルタップ操作が検出(ステップS14;シングルタップ)された以降のシングルタップ操作の累積回数)を判定する(ステップS16)。
そして現時点でのステップS16の判定では、シングルタップ操作は一回のみであるので(ステップS16;一回)、次に制御部3は、上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照し、その時点で表示されている地図画像のうち、上記シングルタップ操作が行われた位置付近の地図MP上の位置にある名称マークPOのみを、例えば上記名称マークPOOとして拡大表示する(ステップS7)。ステップS7の表示制御が実行されたら、次に制御部3は、その時点でのシングルタップ操作の回数をカウントし(即ち、現時点では「一回」とし)(ステップS8)、その後上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
なお、その後に(ダブルタップ操作以外の)シングルタップ操作がタッチパネルTP上の同じ位置付近で追加的に行われた場合(上記ステップS1;NO→上記ステップS13;YES→上記ステップS14;シングルタップ→上記ステップS15;YES→上記ステップS16の繰り返し)、制御部3は、それぞれのシングルタップ操作の度に(上記ステップS8参照)上記関連付けテーブルTをインターフェース1経由で読み出して参照することで、シングルタップ操作の累積回数が二回の場合(ステップS16;二回)は拡大表示されている名称マークPOOにおける文字自体の色を既定の他の色に変更する表示制御を行う(ステップS9)と共にシングルタップ操作の累積回数をインクリメントし(ステップS8)、シングルタップ操作の累積回数が三回の場合(ステップS16;三回)は拡大表示されている名称マークPOOにおける文字の部分の背景に対して既定の他の色を追加又は変更する表示制御を行う(ステップS10)と共にシングルタップ操作の累積回数をインクリメントし(ステップS8)、シングルタップ操作の累積回数が四回の場合(ステップS16;四回)は、拡大表示されている名称マークPOOの表示態様を初期化(リセット)する表示制御を行う(ステップS11)と共にシングルタップ操作の累積回数を初期化(リセット)し(ステップS12)、それぞれの後に上記ステップS1に戻って新たなピンチアウト操作が実行されたか否かの監視を行う。
以上それぞれ説明したように、実施例に係る操作制御によれば、ディスプレイD上の表示の向き(即ち、ディスプレイDが縦長画面使用状態であるか、横長画面使用状態であるか)と、タッチパネルTP上の接触位置の移動方向(例えばピンチアウト操作における操作方向)と、当該接触位置の移動により表示制御される表示態様と、を関連付ける関連付けテーブルTを用いて、当該表示の向きと移動方向とに対応して、関連付けテーブルTに基づきディスプレイD上の表示態様を制御する。よって例えば、ディスプレイD上の表示の向きに対応させて、接触位置の一回の移動により異なる表示態様を制御することができる。
また、縦長画面使用状態であるディスプレイD上に文字又はマーク等を含む地図MPが表示されている場合において、縦方向ピンチアウト操作が行われるときには文字又はマーク等以外の地図MP上の道路等が拡大表示され、横方向ピンチアウト操作が行われるときには文字又はマーク等が拡大表示されるので、縦長画面使用状態において、文字又はマーク等、或いはそれ以外の地図要素のいずれか(道路等)を、一回のピンチアウト操作により拡大表示させることができる。
更に、横長画面使用状態であるディスプレイD上に上記地図MPが表示されている場合において、横方向ピンチアウト操作が行われるときには上記地図MP上の道路等が拡大表示され、縦方向ピンチアウト操作が行われるときには上記文字又はマーク等が拡大表示されるので、横長画面使用状態においても、文字又はマーク等、或いはそれ以外の地図要素のいずれか(道路等)を、一回のピンチアウト操作により拡大表示させることができる。
更にまた、文字又はマーク等を拡大表示のためのピンチアウト操作が二回実行された場合には文字又はマーク等自体の色を変更し、三回実行された場合には文字又はマーク等の背景を既定の背景色となるように色を追加又は変更し、四回実行された場合には文字又はマーク等の表示態様の変更を初期化するので、文字又はマーク等の表示態様をより多様に制御することができる。即ち、文字/マーク等を拡大表示するためのピンチアウト操作が複数回実行された際の回数に応じた文字又はマーク等の表示態様の変更を示す情報が関連付けテーブルTに含まれているので、文字又はマーク等の表示態様をより多様に制御することができる。
また、文字又はマーク等を拡大表示する場合において、当該拡大表示の対象となる文字又はマーク等の位置を示す位置データを取得し、その位置データにより示される位置の文字又はマーク等を拡大表示する場合には、例えば、使用者が所望する文字又はマーク等のみを対象として拡大表示することができる。
更に、シングルタップ操作が行われているときはその位置に相当する地図上の位置にある文字又はマーク等を拡大表示し、ダブルタップ操作が行われているときは文字又はマーク等以外の地図の要素のいずれかを拡大表示するので、いずれかのタップ操作を用いて、文字又はマーク等、或いは地図のいずかを拡大表示させることができる。
[変形例]
次に、実施形態に係る変形例について説明する。
上述した実施例では、ディスプレイDの使用状態と、ピンチアウト操作の操作方向と、に応じてディスプレイD上の地図MPの画像に対する表示制御を実行したが、これ以外に、上記ピンチイン操作の操作方向(即ち、指の間を狭める操作における操作方向)と、ディスプレイDの使用状態(縦長画面使用状態又は横長画面使用状態のいずれか)と、に応じて、例えば地図MPの画像の縮小表示等、ディスプレイD上の当該地図MPの画像の表示制御を行うように構成することもできる。
この場合、縦長画面使用状態で縦方向のピンチイン操作が行われたとき又は横長画面使用状態で横方向のピンチイン操作が行われたときには、地図MPの画像を縮小する表示制御を行い、一方縦長画面使用状態で横方向のピンチイン操作が行われたとき又は横長画面使用状態で縦方向のピンチイン操作が行われたときには、上記名称等の文字又はマーク等の表示態様を変更するような表示制御を行うことが考えられる。
また、上述した実施例に係る地図MPの画像を拡大表示する表示制御を行うとき(図5左下参照)、制御部3は、現在位置マークPM自体の大きさを、地図MPの画像の拡大に整合させて拡大表示するように構成してもよい。この構成によれば、地図MPの画像の拡大表示が行われていることをより明確に認識させることができる。
更に上述した実施例では、長方形のディスプレイDを備える端末装置SVにおける表示制御について説明したが、これ以外に、正方形のディスプレイを備える端末装置であっても、ディスプレイの使用状態を実施例のように定義付けることで、実施例に係る表示制御と同様の表示制御を行うことができる。
更に、図4に示したフローチャートに相当する上記プログラムを、光ディスク又はハードディスク等の記録媒体に記録しておき、或いはインターネット等のネットワークを介して取得しておき、これを汎用のマイクロコンピュータ等に読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータ等を実施例に係る処理部10として機能させることも可能である。
1 関連付情報取得手段(インターフェース)
2 方向情報取得手段
3 制御手段(制御部)
10 処理部
13 センサ
TP 操作部(タッチパネル)
D 表示手段(ディスプレイ)
T 関連付けテーブル
MP 地図
R、RR 道路マーク
PO、POO 名称マーク
PM 現在位置マーク

Claims (1)

  1. 画像を表示する表示部と、
    前記画像に含まれる操作対象に対する操作を受け付ける操作部と、
    前記表示部の長辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、前記表示部の短辺方向に沿った操作を前記操作部が受け付けた場合と、で、異なる前記操作対象に当該受け付けた操作を反映させた画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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