JP2021118551A - 撮像装置、センサ装置及び電子機器 - Google Patents

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琢哉 伊藤
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Abstract

【課題】発電性能の向上が可能な撮像装置、センサ装置及び電子機器を提供する。【解決手段】撮像装置は、第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、撮像装置、センサ装置及び電子機器に関する。
CMOSセンサにおいて、撮影と同時に発電する技術が知られている。この技術は、フォトダイオードが出力した電力をトランジスタのリセット時に捨てるのではなく、電気2重層キャパシタ―に貯め、貯めた電力を映像データの読み出し用電源として用いるものである(例えば、非特許文献1参照)。
Towards Self−Powered Cameras (Conference Paper)Nayar, S.K., Sims, D.C., Fridberg, M.2015 IEEE International Conference on Computational Photography, ICCP 2015 − Proceeding,27 July 2015, Article number 7168377、[令和2年1月9日検索]インターネット<https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/article/NEWS/20150416/414740/>
非特許文献1に開示された技術は、検出の対象となる可視光を取り込んでその一部を発電に利用しているが、検出の対象ではない可視光以外の光については何ら考慮されていない。非特許文献1に開示された技術は、可視光が少ない環境下では発電することが難しく、映像データの読み出しに必要な電力を確保できない可能性がある。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたもので、発電性能の向上が可能な撮像装置、センサ装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る撮像装置は、第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える。これによれば、撮像装置は、画素部が検出の対象としていない第2の光を利用して発電する。撮像装置は、第1の光の強度が小さい環境下でも発電することができるため、発電性能の向上が可能である。
本開示の一態様に係るセンサ装置は、第1の光を光電変換して信号を生成するセンサ素子と、前記センサ素子の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える。これによれば、センサ装置は、センサ素子が検出の対象としていない第2の光を利用して発電する。センサ装置は、第1の光の強度が小さい環境下でも発電することができるため、発電性能の向上が可能である。
本開示の一態様に係る電子機器は、光学部品と、前記光学部品を透過した第1の光が入射する撮像装置と、前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備え、前記撮像装置は、第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える。これによれば、発電性能に優れた撮像装置を備える電子機器を提供することができる。
図1は、本開示の実施形態1に係る撮像装置の構成例を示す図である。 図2は、本開示の実施形態1に係る撮像装置の構成例を示す断面図である。 図3は、本開示の実施形態1の変形例1に係る撮像装置の構成を示す断面図である。 図4は、本開示の実施形態1の変形例2に係る撮像装置の構成を示す断面図である。 図5は、本開示の実施形態2に係る撮像装置の構成例を模式的に示す断面図である。 図6は、本開示の実施形態2の変形例1に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図7は、本開示の実施形態2の変形例2に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図8は、本開示の実施形態2の変形例3に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図9は、本開示の実施形態3に係る撮像装置の構成例を模式的に示す断面図である。 図10は、本開示の実施形態3の変形例1に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図11は、本開示の実施形態3の変形例2に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図12は、本開示の実施形態2の変形例3に係る撮像装置の構成を模式的に示す断面図である。 図13は、本開示の実施形態4に係る光センサの構成例を模式的に示す断面図である。 図14は、本開示の実施形態4の変形例に係る光センサの構成を模式的に示す断面図である。 図15は、太陽光を6000Kの黒体輻射で近似した場合の、光の波長と輻射硬度との関係を例示するグラフである。 図16は、可視光太陽電池、紫外線太陽電池及び赤外線太陽電池による、24時間の発電量を例示するグラフである。 図17は、本開示に係る技術(本技術)を電子機器に適用した例を示す概念図である。 図18は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。 図19は、図18に示すカメラヘッド及びCCUの機能構成の一例を示すブロック図である。 図20は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。 図21は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
以下において、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚さや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
また、以下の説明における上下等の方向の定義は、単に説明の便宜上の定義であって、本開示の技術的思想を限定するものではない。例えば、対象を90°回転して観察すれば上下は左右に変換して読まれ、180°回転して観察すれば上下は反転して読まれることは勿論である。
<実施形態1>
(全体の構成例)
図1は、本開示の実施形態1に係る撮像装置1の構成例を示す図である。図1に示す撮像装置1は、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。撮像装置1は、半導体基板11上に、撮像エリアとしての画素部10(本開示の「画素部」の一例であり、本開示の「センサ素子」の一例でもある)を有するとともに、画素部10の周辺領域に周辺回路部130(本開示の「読出し回路」の一例)を有する。周辺回路部130は、例えば、行走査部131、水平選択部133、列走査部134及びシステム制御部132を有する。
画素部10は、例えば、行列状に2次元配置された複数の単位画素Pを有する。この単位画素Pには、例えば、画素行ごとに画素駆動線Lread(具体的には行選択線及びリセット制御線)が配線され、画素列ごとに垂直信号線Lsigが配線されている。画素駆動線Lreadは、画素からの信号読み出しのための駆動信号を伝送する。画素駆動線Lreadの一端は、行走査部131の各行に対応した出力端に接続されている。
行走査部131は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成されている。行走査部131は、画素部10の各単位画素Pを、例えば、行単位で駆動する。行走査部131によって選択走査された画素行の各単位画素Pから出力される信号は、垂直信号線Lsigの各々を通して水平選択部133に供給される。水平選択部133は、垂直信号線Lsigごとに設けられたアンプや水平選択スイッチ等によって構成されている。
列走査部134は、シフトレジスタやアドレスデコーダ等によって構成されている。列走査部134は、水平選択部133の各水平選択スイッチを走査しつつ順番に駆動する。列走査部134による選択走査により、垂直信号線Lsigの各々を通して伝送される各画素の信号が順番に水平信号線135に出力され、水平信号線135を通して半導体基板11の外部へ伝送される。
行走査部131、水平選択部133、列走査部134及び水平信号線135を有する回路部分は、半導体基板11上に直に形成されていてもよいし、外部制御ICに配設されたものであってもよい。また、それらの回路部分は、ケーブル等により接続された他の基板に形成されていてもよい。
システム制御部132は、半導体基板11の外部から与えられるクロックや、動作モードを指令するデータ等を受け取り、また、撮像装置1の内部情報等のデータを出力する。システム制御部132はさらに、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータを有する。システム制御部132は、タイミングジェネレータで生成された各種のタイミング信号を基に行走査部131、水平選択部133及び列走査部134等の周辺回路の駆動制御を行う。
本開示の実施形態に係る撮像装置1において、画素部10は、可視光(本開示の「第1の光」の一例)を光電変換して信号を生成する撮像素子として、後述の有機光電変換部11Gと、無機光電変換部11B、11Rとを備える。また、撮像装置1は、画素部10の光入射面側に設けられ、紫外線(本開示の「第2の光」の一例)を光電変換して電力を出力する紫外線太陽電池(本開示の「第1太陽電池」の一例)を備える。
(画素部の構成例)
図2は、本開示の実施形態1に係る撮像装置1の構成例を示す断面図である。図2は、単位画素P(図1参照)の断面を示している。撮像装置1(図1参照)は、例えば裏面照射型(裏面受光型)のCMOSイメージセンサである。図2では、半導体基板11の裏面(第1面11S1)側を光入射側S1、第2面11S2側を配線層側S2と表している。裏面(第1面11S1)は、光入射面と呼んでもよい。裏面(第1面11S1)は、本開示の「一方の面」の一例である。
図2に示すように、単位画素Pは、それぞれ異なる波長域の光を選択的に検出して光電変換を行う1つの有機光電変換部11Gと、2つの無機光電変換部11B、11Rと、を含む。単位画素P毎に、1つの有機光電変換部11Gと、2つの無機光電変換部11B、11Rとが縦方向(厚さ方向)に積層されている。有機光電変換部11Gと、無機光電変換部11B、11Rは、可視光であって、互いに異なる波長域の光を選択的に検出して光電変換を行う。具体的には、有機光電変換部11Gでは、緑(G)の色信号を取得する。無機光電変換部11B、11Rでは、吸収係数の違いにより、それぞれ、青(B)及び赤(R)の色信号を取得する。これにより、画素部10では、カラーフィルタを用いることなく1つの画素において複数種類の色信号を取得可能となっている。
なお、本開示の実施形態では、光電変換によって生じる電子及び正孔の対のうち、電子を信号電荷として読み出す場合について説明する。また、図中において、「p」「n」に付した「+(プラス)」は、p型またはn型の不純物濃度が高いことを表している。
有機光電変換部11Gは、可視光のうち、選択的な波長域の一部または全部の波長域に対応する光を吸収して、電子−正孔対を発生させる。例えば、選択的な波長域は450nm以上650nm以下である。有機光電変換部11Gは、450nm以上650nm以下の一部または全部の波長域に対応する緑色光を吸収して、電子−正孔対を発生させる。
有機光電変換部11Gは、下部電極15、有機光電変換層16及び上部電極17を有する。下部電極15、有機光電変換層16及び上部電極17は、半導体基板11の第1面11S1の側からオンチップレンズ層19の側へ、この順に積層されている。下部電極15は、例えば、画素部10ごとに分離形成されている。有機光電変換層16及び上部電極17は、複数の単位画素Pに共通した連続層として設けられている。有機光電変換層16は、p型半導体及びn型半導体を含んで構成され、層内にバルクヘテロ接合構造を有する。バルクヘテロ接合構造は、p型半導体及びn型半導体が混ざり合うことで形成されたp/n接合面である。
上部電極17側から有機光電変換部11Gに入射した光は、有機光電変換層16で吸収される。これによって生じた励起子は、有機光電変換層16を構成する電子供与体と電子受容体との界面に移動し、励起子分離、即ち、電子と正孔とに解離する。ここで発生した電荷(電子及び正孔)は、キャリアの濃度差による拡散や、上部電極17と下部電極15との仕事関数の差による内部電界によって、それぞれ異なる電極へ運ばれ、光電流として検出される。また、下部電極15と上部電極17との間に電位を印加することによって、電子及び正孔の輸送方向を制御することができる。
半導体基板11は、例えば、n型のシリコン(Si)基板で構成されている。半導体基板11の所定領域にはpウェル61が設けられている。pウェル61の第2面(半導体基板11の表面)11S2側には、例えば、フローティングディフュージョン(浮遊拡散層)FD1、FD2、FD3と、縦型トランジスタ(転送トランジスタ)Tr1と、転送トランジスタTr2と、アンプトランジスタ(変調素子)AMPと、リセットトランジスタRST)と、多層配線70とが設けられている。多層配線70は、例えば、配線層71、72、73を絶縁層74内に積層した構成を有する。また、半導体基板11の周辺部には、ロジック回路等からなる周辺回路(図示せず)が設けられている。
無機光電変換部11B、11Rは、半導体基板11内に埋め込み形成されており、半導体基板11の厚み方向に積層されている。無機光電変換部11B、11Rは、例えばPIN(Positive Intrinsic Negative)型のフォトダイオードによって構成されており、それぞれ、半導体基板11の所定領域にpn接合を有する。無機光電変換部11B、11Rは、シリコン基板において光の入射深さに応じて吸収される波長域が異なることを利用して、縦方向に可視光を分光する。
無機光電変換部11Bは、青色光を選択的に検出して青色に対応する信号電荷を蓄積させるものであり、青色光を効率的に光電変換可能な深さに設置されている。無機光電変換部11Rは、赤色光を選択的に検出して赤色に対応する信号電荷を蓄積させるものであり、赤色光を効率的に光電変換可能な深さに設置されている。なお、青(B)は、例えば450nm以上495nm以下の波長域、赤(R)は、例えば620nm以上750nm以下の波長域にそれぞれ対応する色である。無機光電変換部11B、11Rはそれぞれ、各波長域のうちの一部または全部の波長域の光を検出可能である。
無機光電変換部11B及び無機光電変換部11Rは、具体的には、図2に示したように、それぞれ、例えば、正孔蓄積層となるp+領域と、電子蓄積層となるn領域とを有する(p−n−pの積層構造を有する)。無機光電変換部11Bのn領域は、縦型トランジスタTr1に接続されている。無機光電変換部11Bのp+領域は、縦型トランジスタTr1に沿って屈曲し、無機光電変換部11Rのp+領域に接続している。
縦型トランジスタTr1は、無機光電変換部11Bにおいて発生し、蓄積された青色に対応する信号電荷(ここでは電子)を、フローティングディフュージョンFD1に転送する。無機光電変換部11Bは半導体基板11の第2面11S2から深い位置に形成されているので、無機光電変換部11Bの転送トランジスタは縦型トランジスタTr1であることが好ましい。
転送トランジスタTr2は、無機光電変換部11Rにおいて発生し、蓄積された赤色に対応する信号電荷(ここでは電子)を、フローティングディフュージョンFD2に転送する。転送トランジスタTr2は、例えばMOSトランジスタである。
アンプトランジスタAMPは、有機光電変換部11Gで生じた電荷量を電圧に変調する変調素子である。アンプトランジスタAMPは、例えばMOSトランジスタである。
リセットトランジスタRSTは、有機光電変換部11GからフローティングディフュージョンFD3に転送された電荷をリセットする。リセットトランジスタRSTは、例えばMOSトランジスタである。
下部第1コンタクト75、下部第2コンタクト76及び上部コンタクト13Bは、例えば、PDAS(Phosphorus Doped Amorphous Silicon)等のドープされたシリコン材料、または、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、チタン(Ti)、コバルト(Co)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)等の金属材料で構成されている。
半導体基板11の第1面11S1と第2面11S2との間には、貫通電極63が設けられている。有機光電変換部11Gは、この貫通電極63を介して、アンプトランジスタAMPのゲートGampと、フローティングディフュージョンFD3とに接続されている。これにより、画素部10では、半導体基板11の第1面11S1側の有機光電変換部11Gで生じた電荷を、貫通電極63を介して半導体基板11の第2面11S2側に良好に転送し、特性を高めることが可能となっている。
貫通電極63は、例えば、画素部10の有機光電変換部11Gごとに、それぞれ設けられている。貫通電極63は、有機光電変換部11GとアンプトランジスタAMPのゲートGamp及びフローティングディフュージョンFD3とのコネクタとしての機能を有すると共に、有機光電変換部11Gにおいて生じた電荷の伝送経路となるものである。
貫通電極63の下端は、例えば、配線層71内の接続部71Aに接続されている。接続部71Aと、アンプトランジスタAMPのゲートGampは、下部第1コンタクト75を介して接続されている。接続部71Aと、フローティングディフュージョンFD3は、下部第2コンタクト76を介して下部電極15に接続されている。なお、図2では、貫通電極63を円柱形状として示したが、これに限らず、例えばテーパ形状としてもよい。
フローティングディフュージョンFD3の隣には、図2に示すように、リセットトランジスタRSTのリセットゲートGrstが配置されていることが好ましい。これにより、フローティングディフュージョンFD3に蓄積された電荷を、リセットトランジスタRSTによりリセットすることが可能となる。
半導体基板11の第1面11S1と下部電極15との間には、例えば、層間絶縁層12、14が設けられている。層間絶縁層12、14は、半導体基板11側から下部電極15側へこの順に積層されている。層間絶縁層12は、例えば、固定電荷を有する層(固定電荷層)12Aと、絶縁性を有する誘電体層12Bとが積層された構成を有する。上部電極17の上には、絶縁層18が設けられている。絶縁層18の上方には、オンチップレンズ層19が設けられている。オンチップレンズ層19は、オンチップレンズ19Lを構成すると共に、平坦化層を兼ねる。
絶縁層18とオンチップレンズ層19との間には、光電変換により電力を発生させる発電素子3が設けられている。例えば、発電素子3は、下部電極31と、下部電極31と向かい合って配置される上部電極33と、下部電極31と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32(本開示の「第1太陽電池」の一例)と、を有する。絶縁層18上からオンチップレンズ層19側へ、下部電極31、紫外線太陽電池32、上部電極33の順に設けられている。下部電極31及び上部電極33の一方が紫外線太陽電池32の正極であり、他方が紫外線太陽電池32の負極である。例えば、上部電極33が正極であり、下部電極31が負極である。紫外線太陽電池32は、紫外線を光電変換して電力を出力する。
下部電極31は、可視光を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide:ITO)で構成されている。上部電極33は、可視光及び紫外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化ガリウム(Ga23)で構成されている。
紫外線太陽電池32は、可視光を透過するとともに、紫外線を光電変換できればよく、その構造と材質は特に限定されない。例えば、紫外線太陽電池32は、透明導電性高分子と、透明導電性高分子に接合されたn型透明半導体と、を有してもよい。透明とは、少なくとも可視光を透過可能な、透光性を有することを意味する。透明導電性高分子として、ポリアニンを用いてよい。n型透明半導体として、窒化ガリウム(GaN)を用いてよい。透明導電性高分子とn型透明半導体とが接合すると(例えば、透明導電性高分子をn型透明半導体上に塗布し接合すると)、両者の間に形成される電気的な勾配により、紫外線で発電が起きる。
また、紫外線太陽電池32は、可視光を透過可能なn型酸化物半導体と、n型酸化物半導体に接合された可視光を透過可能なp型酸化物半導体と、を有してもよい。可視光を透過可能なn型酸化物半導体として、例えば、ZnO、In23、SnO2が挙げられる。可視光を透過可能なp型酸化物半導体として、例えば、CuAlO2、SrCu22、CuGa2、CuScO2が挙げられる。
撮像装置1(図1参照)は、発電素子3から出力される電力の電圧値を調整して、半導体基板11に設けられた周辺回路部130に供給する電圧調整部51を有する。下部電極31と上部電極33はそれぞれ配線を介して電圧調整部51に接続されている。紫外線太陽電池32から出力された電力は、下部電極31、上部電極33及びこれらに接続する配線を介して、電圧調整部51に供給される。また、撮像装置1は、下部電極31と上部電極33との間を接続するダイオード52と抵抗素子53とを有する。ダイオード52と抵抗素子53は互いに並列に接続されている。下部電極31と上部電極33との間で、ダイオード52と抵抗素子53とが並列に接続されることによって、紫外線太陽電池32から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られている。
また、図2に示すように、撮像装置1は、上部電極33と電圧調整部51との間で直列に接続される抵抗素子56をさらに有してもよい。下部電極31と上部電極33との間でダイオード52と抵抗素子53とが並列に接続され、上部電極33と電圧調整部51との間で抵抗素子56が直列に接続されることによって、紫外線太陽電池32から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られていてもよい。
以上説明したように、本開示の実施形態1に係る撮像装置1は、可視光を光電変換して信号を生成する画素部10と、画素部10で生成された信号を読み出す周辺回路部130と、画素部10の光入射面側に配置され、紫外線を光電変換して電力を出力する紫外線太陽電池32と、を備える。これによれば、撮像装置1は、画素部10が検出の対象としていない紫外線を利用して発電する。撮像装置1は、可視光の強度が小さい環境下(例えば、夕方の室外や、照明で照られた室外又は室内)でも発電することができるため、発電性能の向上が可能である。
また、紫外線太陽電池32から出力される電力は周辺回路部130に供給される。これにより、撮像装置1は、周辺回路部130に電力を供給するための2次電池がなくても、周辺回路部130を駆動することができる。これにより、撮像装置1の小型化、軽量化が可能である。本開示によれば、例えば、電池を搭載することなく、各種の物品(一例として、カバン、ガラス窓など)に撮像装置1を取り付けることができる。
また、紫外線太陽電池32は、画素部10の光入射面側に配置される。画素部10の隣に紫外線太陽電池32が配置される場合と比べて、撮像装置1の小型化、省スペース化が可能である。また、画素部10の隣に紫外線太陽電池32が配置される場合と比べて、画素部10と紫外線太陽電池32とを接続する配線の長さを短くすることが可能である。配線長の短縮により、電力ロスの低減が可能である。
また、光入射面側に配置される紫外線太陽電池32は紫外線を吸収するため、撮像装置1では紫外線カットフィルタを省くことができる。これにより、撮像装置1の厚みを低減できる可能性がある。
(変形例1)
上記の実施形態1では、発電素子3が、紫外線を光電変換して電力を出力する紫外線太陽電池32を備えることを説明した。しかしながら、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池に限定されない。発電素子3が備える太陽電池は、赤外線を光電変換して電力を出力する赤外線太陽電池であってもよい。
図3は、本開示の実施形態1の変形例1に係る撮像装置1Aの構成を示す断面図である。図3は、単位画素P(図1参照)の断面を示している。図3に示すように、撮像装置1Aは、絶縁層18とオンチップレンズ層19との間に、赤外線(本開示の「第2の光」の一例)を光電変換して電力を出力する赤外線太陽電池35(本開示の「第1太陽電池」の一例)を含む発電素子3を備える。例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される上部電極36と、下部電極34と上部電極36との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。絶縁層18上からオンチップレンズ層19側へ、下部電極34、赤外線太陽電池35、上部電極36の順に設けられている。下部電極34及び上部電極36の一方が赤外線太陽電池35の陽極であり、他方が赤外線太陽電池35の陰極である。例えば、上部電極36が正極であり、下部電極34が負極である。赤外線太陽電池35は、赤外線を光電変換して電力を出力する。
下部電極34は、可視光を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。また、上部電極36は、可視光及び赤外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、ITOで構成されている。
赤外線太陽電池35は、可視光を透過するとともに、赤外線を光電変換できればよく、その構造と材質は特に限定されない。例えば、赤外線太陽電池35は、n型のZnOと、ZnOに接合されたp型のPbSと、を有してもよい。また、p型のPbSは、量子ドットの形状を有してもよい。量子ドットの粒径は、例えばナノメートルサイズである。
下部電極34と上部電極36はそれぞれ配線を介して電圧調整部51に接続されている。赤外線太陽電池35から出力された電力は、下部電極34、上部電極36及びこれらに接続する配線を介して、電圧調整部51に供給される。また、撮像装置1は、下部電極34と上部電極36との間を接続するダイオード54と抵抗素子55とを有する。ダイオード54と抵抗素子55は互いに並列に接続されている。下部電極34と上部電極36との間で、ダイオード54と抵抗素子55とが並列に接続されることによって、赤外線太陽電池35から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られている。
また、図3に示すように、撮像装置1Aは、上部電極36と電圧調整部51との間で直列に接続される抵抗素子57をさらに有してもよい。下部電極34と上部電極36との間でダイオード54と抵抗素子55とが並列に接続され、上部電極36と電圧調整部51との間で抵抗素子57が直列に接続されることによって、赤外線太陽電池35から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られていてもよい。
実施形態1の変形例1によれば、撮像装置1Aは、画素部10が検出の対象としていない赤外線を利用して発電する。撮像装置1Aは、可視光の強度が小さい環境下(例えば、夕方の室外又は室内や、夜間に照明で照られた室外又は室内)でも発電することができるため、発電性能の向上が可能である。また、赤外線太陽電池35から出力される電力は周辺回路部130に供給される。これにより、撮像装置1Aは、周辺回路部130に電力を供給するための2次電池がなくても、周辺回路部130を駆動することができる。これにより、撮像装置1Aの小型化、軽量化が可能である。
また、赤外線太陽電池35は、画素部10の光入射面側に配置される。画素部10の隣に赤外線太陽電池35が配置される場合と比べて、撮像装置1Aの小型化、省スペース化が可能である。また、画素部10の隣に赤外線太陽電池35が配置される場合と比べて、画素部10と赤外線太陽電池35とを接続する配線の長さを短くすることが可能である。配線長の短縮により、電力ロスの低減が可能である。
また、光入射面側に配置される赤外線太陽電池35は赤外線を吸収するため、撮像装置1Aでは赤外線カットフィルタを省くことができる。これにより、撮像装置1Aの厚みを低減できる可能性がある。
(変形例2)
本開示の実施形態1において、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池の両方であってもよい。紫外線太陽電池と赤外線太陽電池は、画素部の厚さ方向において重なるように配置されていてもよい。また、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池は、共通の電極に接続されていてもよい。
図4は、本開示の実施形態1の変形例2に係る撮像装置1Bの構成を示す断面図である。図4は、単位画素P(図1参照)の断面を示している。図4に示すように、撮像装置1Bは、絶縁層18とオンチップレンズ層19との間に発電素子3を備える。実施形態1の変形例2において、発電素子3は、紫外線(本開示の「第2の光」の一例)を光電変換して電力を出力する紫外線太陽電池32(本開示の「第1太陽電池」の一例)と、赤外線(本開示の「第3の光」の一例)を光電変換して電力を出力する赤外線太陽電池35(本開示の「第2太陽電池」の一例)と、を含む。
例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される共通電極37と、下部電極34と共通電極37との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。また、発電素子3は、共通電極37と向かい合って配置される上部電極33と、共通電極37と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。絶縁層18上からオンチップレンズ層19側へ、下部電極34、赤外線太陽電池35、共通電極37、紫外線太陽電池32、上部電極33の順に設けられている。
例えば、下部電極34は赤外線太陽電池35の負極であり、共通電極37は赤外線太陽電池の正極である。また、共通電極37は紫外線太陽電池32の負極でもあり、上部電極33は紫外線太陽電池32の正極である。共通電極37は、紫外線太陽電池32と赤外線太陽電池35との間に配置され、紫外線太陽電池32と赤外線太陽電池35とにそれぞれ接続されている。共通電極37は、可視光及び赤外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。
下部電極34と共通電極37及び上部電極33は、配線を介して電圧調整部51に接続されている。赤外線太陽電池35から出力された電力は、下部電極34、共通電極37及びこれらに接続する配線を介して、電圧調整部51に供給される。また、紫外線太陽電池32から出力された電力は、共通電極37、上部電極33及びこれらに接続する配線を介して、電圧調整部51に供給される。
ダイオード52と抵抗素子53は、共通電極37と上部電極33との間を接続している。ダイオード52と抵抗素子53は互いに並列に接続されている。共通電極37と上部電極33との間で、ダイオード52と抵抗素子53とが並列に接続されることによって、紫外線太陽電池32から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られている。また、ダイオード54と抵抗素子55は、下部電極34と共通電極37との間を接続している。ダイオード54と抵抗素子55は互いに並列に接続されている。下部電極34と共通電極37との間で、ダイオード54と抵抗素子55とが並列に接続されることによって、赤外線太陽電池35から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られている。
また、図4に示すように、上記のダイオード52及び抵抗素子53の並列接続に加えて、上部電極33と電圧調整部51との間で抵抗素子56が直列に接続されていてもよい。これにより、紫外線太陽電池32から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られていてもよい。同様に、上記のダイオード54及び抵抗素子55の並列接続に加えて、共通電極37と電圧調整部51との間で抵抗素子57が直列に接続されていてもよい。これにより、赤外線太陽電池35から電圧調整部51に供給される電力の安定化が図られていてもよい。
実施形態1の変形例2によれば、撮像装置1Bは、画素部10が検出の対象としていない紫外線及び赤外線の両方を利用して発電する。これにより、撮像装置1Bは、発電性能をさらに向上させることが可能である。
また、画素部10の厚さ方向において、紫外線太陽電池32は赤外線太陽電池35と重なる位置に配置されている。すなわち、赤外線太陽電池35の上方に紫外線太陽電池32が積層されている。これにより、赤外線太陽電池35の隣に紫外線太陽電池32が配置される場合と比べて、撮像装置1Bの小型化、省スペース化が可能である。
また、紫外線太陽電池32は紫外線を吸収し、赤外線太陽電池35は赤外線を吸収するため、撮像装置1Bでは紫外線カットフィルタ及び赤外線カットフィルタをそれぞれ省くことができる。これにより、撮像装置1Bの厚みを低減できる可能性がある。
また、撮像装置1Bでは、紫外線太陽電池32がオンチップレンズ層19側に配置され、赤外線太陽電池35が撮像素子(例えば、有機光電変換部11Gと、無機光電変換部11B、11R)側に配置されている。画素部10と紫外線太陽電池32との間に赤外線太陽電池35が配置されている。これにより、赤外線太陽電池35に接続する電極(例えば、下部電極34、共通電極37)として、酸化インジウムスズ(ITO)を用いることができる。電極材料の選択の自由度が高い。
ITOは半導体プロセスで汎用される透明電極膜であり、一般的な成膜装置で容易に形成できるが、紫外線を吸収する性質がある。このため、撮像装置1Bにおいて、赤外線太陽電池35がオンチップレンズ層19側に配置され、紫外線太陽電池32が撮像素子側に配置される場合は、赤外線太陽電池35に接続する上下の電極にITOを用いることができない。これにより、電極材料の選択の自由度が低下する可能性がある。撮像装置1Bでは、この点を考慮して、紫外線太陽電池32と赤外線太陽電池35の積層順が決められている。
撮像装置1Bのように複数の太陽電池の積層される場合、その積層順は、光が最初に入射するオンチップレンズ層19側から撮像素子の側へ、吸収する光の波長域が順に大きくなるように設計されていることが好ましい。これにより、長波長ほど侵入長が長く光の吸収効率に無駄がないという効果もある。
(太陽電池による発電量の例)
図15は、太陽光を6000K(kelvin)の黒体輻射で近似した場合の、光の波長と輻射硬度との関係を例示するグラフである。図15において、横軸は光の波長(μm)を示し、縦軸は輻射強度(×1012W/m3)を示している。また、図15において、UVは紫外線の波長域を示し、VLは可視光の波長域を示し、IRは赤外線の波長域を示している。太陽光は、紫外線と、可視光と、赤外線とを含む。図15に示す近似では、太陽光が有するエネルギーのうち、紫外線のエネルギーは約6%、可視光のエネルギーは約50%、赤外線のエネルギーは約44%である。
紫外線太陽電池は、太陽光が有するエネルギーの約6%を発電に利用することができる。赤外線太陽電池は、太陽光が有するエネルギーの約44%を発電に利用することができる。例えば、実施形態1の変形例2に係る撮像装置1Bのように、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池とを組み合わせると、太陽光が有するエネルギーの約50%を発電に利用することができる。
図16は、可視光太陽電池(Si系太陽電池)、紫外線太陽電池及び赤外線太陽電池による、24時間の発電量を例示するグラフである。図16において、径方向の目盛りは発電量を規格化した数値(相対比)を示し、円周方向の目盛りは時間(0時から24時)を示す。図16に示すように、時間帯にもよるが、日中の室外において、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池はそれぞれ、可視光太陽電池の半分程度の電力を発電することが可能である。また、図16において、夕方(例えば、17時から19時頃までの時間帯)の赤外線太陽電池による発電量のデータは、室内の照明下で発電したときのデータである。室内の照明下では、赤外線太陽電池は、可視光太陽電池よりも多くの電力を発電できる場合がある。紫外線太陽電池と赤外線太陽電池は、それぞれ、室内でも室外でも電力を発電することができる。
<実施形態2>
上記の実施形態1では、可視光を光電変換して信号を生成する画素部10の撮像素子として、有機光電変換部11Gと、無機光電変換部11B、11Rとを例示した。しかしながら、本開示において、撮像素子は、有機光電変換部と無機光電変換部の両方でなくてもよく、例えば、有機光電変換部のみであってもよい。
図5は、本開示の実施形態2に係る撮像装置1Cの構成例を模式的に示す断面図である。図5に示すように、撮像装置1Cは、撮像素子として、有機光電変換部21R、21G、21Bを備える。また、撮像装置1Cは、撮像素子の光入射面側に設けられた発電素子3を備える。発電素子3は、下部電極31と、下部電極31と向かい合って配置される上部電極33と、下部電極31と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。紫外線太陽電池32は、紫外線を光電変換して電力を出力する。下部電極31と紫外線太陽電池32及び上部電極33の各構成は、例えば、実施形態1で説明した通りである。
有機光電変換部21R、21G、21Bについて、具体的に説明する。図5に示すように、有機光電変換部21R、21G、21Bは、半導体基板11と発電素子3との間に配置されている。有機光電変換部21R、21G、21Bは、半導体基板11から発電素子3の側へ、この順で積層されている。また、有機光電変換部21Rと有機光電変換部21Gとの間には絶縁層81が設けられている。有機光電変換部21Gと有機光電変換部21Bとの間には絶縁層82が設けられている。有機光電変換部21Bと発電素子3との間には絶縁層83が設けられている。絶縁層81、82、83は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。
有機光電変換部21R、21G、21Bは、それぞれ、一組の電極と、一組の電極間に配置された有機光電変換層とを有する。例えば、有機光電変換部21Rは、下部電極25Rと、下部電極25Rと向かい合って配置された上部電極27Rと、下部電極25Rと上部電極27Rとの間に配置された有機光電変換層26Rと、を有する。下部電極25R及び上部電極27Rは、それぞれ可視光を透過可能な導電膜で構成されており、一例を挙げると、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。有機光電変換層26Rは、赤色の光を光電変換する層である。有機光電変換層26Rは、下部電極25Rと上部電極27Rとの間に電圧を印加した状態において、有機光電変換層26Rで吸収した赤色の波長の光により電荷が生成され、これにより光電流が生成される。有機光電変換層26Rは、赤色の光吸収機能を有する限り、材料を特に限定するものではなく、例えば、Si系材料、GaAs系材料、Ge系材料、InAs系材料または有機系材料等を用いることができる。また、有機光電変換層26Rは、適宜選択した材料に赤色の光吸収機能を有する色素を添加した構成であってもよい。
同様に、有機光電変換部21Gは、下部電極25Gと、下部電極25Gと向かい合って配置された上部電極27Gと、下部電極25Gと上部電極27Gとの間に配置された有機光電変換層26Gと、を有する。下部電極25G及び上部電極27Gは、それぞれ可視光を透過可能な導電膜で構成されており、一例を挙げるとITOで構成されている。有機光電変換層26Gは、緑色の光を光電変換する層である。有機光電変換層26Gは、下部電極25Gと上部電極27Gとの間に電圧を印加した状態において、有機光電変換層26Gで吸収した緑色の波長の光により電荷が生成され、これにより光電流が生成される。有機光電変換層26Gは、緑色の光吸収機能を有する限り、材料を特に限定するものではなく、例えば、Si系材料、GaAs系材料、Ge系材料、InAs系材料または有機系材料等を用いることができる。また、有機光電変換層26Gは、適宜選択した材料に緑色の光吸収機能を有する色素を添加した構成であってもよい。
有機光電変換部21Bは、下部電極25Bと、下部電極25Bと向かい合って配置された上部電極27Bと、下部電極25Bと上部電極27Bとの間に配置された有機光電変換層26Bと、を有する。下部電極25B及び上部電極27Bは、それぞれ可視光を透過可能な導電膜で構成されており、一例を挙げるとITOで構成されている。有機光電変換層26Bは、青色の光を光電変換する層である。有機光電変換層26Bは、下部電極25Bと上部電極27Bとの間に電圧を印加した状態において、有機光電変換層26Bで吸収した青色の波長の光により電荷が生成され、これにより光電流が生成される。有機光電変換層26Bは、青色の光吸収機能を有する限り、材料を特に限定するものではなく、例えば、Si系材料、GaAs系材料、Ge系材料、InAs系材料または有機系材料等を用いることができる。また、有機光電変換層26Bは、適宜選択した材料に青色の光吸収機能を有する色素を添加した構成であってもよい。
撮像装置1Cは、実施形態1で説明した撮像装置1と同様の効果を奏する。
(変形例1)
実施形態1と同様に、実施形態2においても、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池に限定されない。発電素子3が備える太陽電池は、赤外線を光電変換して電力を出力する赤外線太陽電池であってもよい。
図6は、本開示の実施形態2の変形例1に係る撮像装置1Dの構成を模式的に示す断面図である。図6に示すように、撮像装置1Dは、赤外線太陽電池35を含む発電素子3を備える。例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される上部電極36と、下部電極34と上部電極36との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。赤外線太陽電池35は、赤外線を光電変換して電力を出力する。下部電極34と赤外線太陽電池35及び上部電極36の各構成は、例えば、実施形態1の変形例1で説明した通りである。
撮像装置1Dは、実施形態1の変形例1で説明した撮像装置1Aと同様の効果を奏する。
(変形例2)
実施形態1と同様に、実施形態2においても、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池の両方であってもよい。また、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池は、画素部の厚さ方向に積層されていてもよい。
図7は、本開示の実施形態2の変形例2に係る撮像装置1Eの構成を模式的に示す断面図である。図7に示すように、撮像装置1Eは、紫外線太陽電池32と赤外線太陽電池35とを含む発電素子3を備える。
例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される共通電極37と、下部電極34と共通電極37との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。また、発電素子3は、共通電極37と向かい合って配置される上部電極33と、共通電極37と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。共通電極37の構成は、例えば、実施形態1の変形例2で説明した通りである。また、発電素子3と有機光電変換部21Bとの間には、絶縁層84が設けられている。絶縁層84は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。
撮像装置1Eは、実施形態1の変形例2で説明した撮像装置1Bと同様の効果を奏する。
なお、本開示の実施形態2では、有機光電変換部21R、21G、21Bのうち、一の有機光電変換部と、一の有機光電変換部と厚さ方向で隣り合う他の有機光電変換部は、電極を共有してもよい。例えば、一の有機光電変換部の上部電極と、他の有機光電変換部の下部電極は、1つの電極で共通化されていてもよい。
例えば図7に示すように、有機光電変換層26Rと有機光電変換層26Gとの間には、共通電極22が配置されている。共通電極22は、有機光電変換部21Rと有機光電変換部21Gとに共有されており、有機光電変換部21Rの上部電極及び有機光電変換部21Gの下部電極として機能する。共通電極22は、可視光を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。
同様に、有機光電変換層26Gと、有機光電変換層26Bとの間には、共通電極23が配置されている。共通電極23は、有機光電変換部21Gと有機光電変換部21Bとに共有されており、有機光電変換部21Gの上部電極及び有機光電変換部21Bの下部電極として機能する。共通電極23は、可視光を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。
このような構成であれば、画素部10における電極の積層数を減らすことができるので、撮像装置1Eの厚みの低減(低背化)と、製造コストの低減とが可能である。
(変形例3)
本開示の実施形態において、太陽電池の少なくとも一部は、撮像素子(無機光電変換部又は有機光電変換部)と半導体基板との間に配置されていてもよい。
図8は、本開示の実施形態2の変形例3に係る撮像装置1Fの構成を模式的に示す断面図である。図8に示すように、撮像装置1Fは、絶縁層84を介して有機光電変換部21Bの上方に配置された第1発電素子3Aと、絶縁層85を介して有機光電変換部21Rの下方に配置された第2発電素子3Bとを備える。絶縁層84、85は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。第2発電素子3Bは、有機光電変換部21Rと半導体基板11との間に配置されている。
第1発電素子3Aは、下部電極31と、下部電極31と向かい合って配置される上部電極33と、下部電極31と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。第2発電素子3Bは、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される上部電極36と、下部電極34と上部電極36との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。
このような構成であっても、撮像装置1Fは、画素部10が検出の対象としていない紫外線及び赤外線の両方を利用して発電する。これにより、撮像装置1Fは、発電素子3が紫外線太陽電池32及び赤外線太陽電池35の一方のみを備える場合と比べて、発電性能をさらに向上させることが可能である。
(変形例4)
本開示の実施形態において、有機光電変換部21R、21G、21Bの一部は、撮像素子ではなく、太陽電池として用いられていてもよい。このような構成であれば、太陽電池の積層数が増えるので、撮像装置の発電性能をさらに向上させることが可能である。
<実施形態3>
本開示において、撮像素子は、無機光電変換部のみで構成されていてもよい。図9は、本開示の実施形態3に係る撮像装置1Gの構成例を模式的に示す断面図である。図9に示すように、撮像装置1Gは、半導体基板11と、半導体基板11上に設けられたシリコン(Si)センサ101と、Siセンサ101上に設けられたカラーフィルタ層102と、カラーフィルタ層102上に設けられた絶縁層86と、絶縁層86上に設けられた発電素子3と、を備える。Siは、無機材料の一例である。
例えば、Siセンサ101には、単位画素P毎に、赤色の光を光電変換する赤色光電変換部と、緑色の光を光電変換する緑色光電変換部と、青色の光を光電変換する青色光電変換部と、が設けられている。また、カラーフィルタ層102は、赤色の光のみを透過する赤色層102Rと、緑色の光のみを透過する緑色層102Gと、青色の光のみを透過する青色層102Bと、が設けられている。Siセンサ101において、赤色層102Rの直下に位置する領域に赤色光電変換部が設けられ、緑色層102Gの直下に位置する領域に緑色光電変換部が設けられ、青色層102Bの直下に位置する領域に青色光電変換部が設けられている。
図9に示すように、発電素子3は、下部電極31と、下部電極31と向かい合って配置される上部電極33と、下部電極31と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。紫外線太陽電池32は、紫外線を光電変換して電力を出力する。下部電極31と紫外線太陽電池32及び上部電極33の各構成は、例えば、実施形態1で説明した通りである。
撮像装置1Gは、画素部10が検出の対象としていない紫外線を利用して発電する。これにより、撮像装置1Gは、発電性能を向上させることが可能である。
(変形例1)
実施形態1と同様に、実施形態3においても、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池に限定されない。発電素子3が備える太陽電池は、赤外線を光電変換して電力を出力する赤外線太陽電池であってもよい。
図10は、本開示の実施形態3の変形例1に係る撮像装置1Hの構成を模式的に示す断面図である。図10に示すように、撮像装置1Hは、赤外線太陽電池35を含む発電素子3を備える。例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される上部電極36と、下部電極34と上部電極36との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。赤外線太陽電池35は、赤外線を光電変換して電力を出力する。下部電極34と赤外線太陽電池35及び上部電極36の各構成は、例えば、実施形態1の変形例1で説明した通りである。
撮像装置1Hは、画素部10が検出の対象としていない赤外線を利用して発電する。これにより、撮像装置1Hは、発電性能を向上させることが可能である。
(変形例2)
実施形態1と同様に、実施形態3においても、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池の両方であってもよい。また、紫外線太陽電池と赤外線太陽電池は、画素部の厚さ方向に積層されていてもよい。
図11は、本開示の実施形態3の変形例2に係る撮像装置1Iの構成を模式的に示す断面図である。図11に示すように、撮像装置1Iは、紫外線太陽電池32と赤外線太陽電池35とを含む発電素子3を備える。
例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される共通電極37と、下部電極34と共通電極37との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。また、発電素子3は、共通電極37と向かい合って配置される上部電極33と、共通電極37と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。共通電極37の構成は、例えば、実施形態1の変形例2で説明した通りである。また、発電素子3と有機光電変換部21Bとの間には、絶縁層84が設けられている。
撮像装置1Iは、画素部10が検出の対象としていない紫外線及び赤外線の両方を利用して発電する。これにより、撮像装置1Iは、発電素子3が紫外線太陽電池32及び赤外線太陽電池35の一方のみを備える場合と比べて、発電性能をさらに向上させることが可能である。
(変形例3)
実施形態3においても、太陽電池の少なくとも一部は、無機光電変換部と半導体基板との間に配置されていてもよい。
図12は、本開示の実施形態2の変形例3に係る撮像装置1Jの構成を模式的に示す断面図である。撮像装置1Jは、Siセンサ101の上方に配置された第1発電素子3Aと、絶縁層87を介して有機光電変換部21Rの下方に配置された第2発電素子3Bとを備える。絶縁層87は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。第2発電素子3Bは、Siセンサ101と半導体基板11との間に配置されている。第1発電素子3Aと第2発電素子3Bの各構成は、例えば、実施形態2の変形例3で説明した通りである。
このような構成であっても、撮像装置1Jは、画素部10が検出の対象としていない紫外線及び赤外線の両方を利用して発電する。これにより、撮像装置1Jは、発電素子3が紫外線太陽電池32及び赤外線太陽電池35の一方のみを備える場合と比べて、発電性能をさらに向上させることが可能である。
<実施形態4>
上記の実施形態1から3では、撮像される「第1の光」が可視光であり、発電に用いられる「第2の光」が紫外線及び赤外線の少なくとも一方であることを説明した。しかしながら、本開示の実施形態において、「第1の光」及び「第2の光」は上記に限定されない。例えば、撮像される「第1の光」は赤外線であり、発電に用いられる「第2の光」は紫外線及び可視光の少なくとも一方であってもよい。または、撮像される「第1の光」は紫外線であり、発電に用いられる「第2の光」は赤線及び可視光の少なくとも一方であってもよい。
また、本開示の「センサ装置」は撮像装置に限定されない。本開示の「センサ装置」は、例えば、予め設定された波長の光を検出して電気信号に変換する光センサであってもよい。光センサの用途として、人の検知、体温測定又はリモートコントローラ等に用いられる赤外線センサや、物体までの距離を検出する測距センサなどが例示される。
図13は、本開示の実施形態4に係る光センサ2の構成例を模式的に示す断面図である。図13に示すように、光センサ2は、半導体基板11と、半導体基板11上に設けられた赤外線センサ素子110(本開示の「センサ素子」の一例)と、赤外線センサ素子110上に設けられた絶縁層88と、絶縁層88上に設けられた発電素子3と、を備える。赤外線センサ素子110は、下部電極111と、下部電極111と向かい合って配置される上部電極113と、下部電極111と上部電極113との間に設けられた光電変換層112と、を有する。光電変換層112は、赤外線(本開示の「第1の光」の一例)を光電変換する層である。光電変換層112は、無機光電変換層であってもよいし、有機光電変換層であってもよい。下部電極111は、例えばリン化インジウム(InP)で構成されている。上部電極113は、赤外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。
発電素子3は、下部電極41と、下部電極41と向かい合って配置される上部電極43と、下部電極41と上部電極43との間に設けられた可視光太陽電池42(本開示の「第1太陽電池」の一例)と、を有する。可視光太陽電池42は、可視光(本開示の「第2の光」の一例)を光電変換して電力を出力する。上部電極43は、可視光及び赤外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えば、酸化インジウムスズ(ITO)で構成されている。下部電極44は、赤外線を透過可能な導電膜で構成されており、例えばITOで構成されている。
以上説明したように、本開示の実施形態4に係る光センサ2は、可視光を光電変換して信号を生成する赤外線センサ素子110と、赤外線センサ素子110の光入射面側に配置され、赤外線を光電変換して電力を出力する可視光太陽電池42と、を備える。これによれば、光センサ2は、赤外線センサ素子110が検出の対象としていない可視光を利用して発電する。光センサ2は、赤外線の強度が小さい環境下でも発電することができるため、発電性能の向上が可能である。本開示によれば、例えば、電池を搭載することなく、各種の物品(一例として、カバン、ガラス窓など)に光センサ2を取り付けることができる。
(変形例1)
実施形態4において、発電素子3が備える太陽電池は、紫外線太陽電池であってもよいし、紫外線太陽電池と可視光太陽電池の両方であってもよい。また、紫外線太陽電池と可視光太陽電池と、赤外線センサ素子の厚さ方向に積層されていてもよい。
図14は、本開示の実施形態4の変形例に係る光センサ2Aの構成を模式的に示す断面図である。図14に示すように、光センサ2Aは、紫外線太陽電池32(本開示の「第1太陽電池」の一例)と可視光太陽電池42(本開示の「第2太陽電池」の一例)とを含む発電素子3を備える。
例えば、発電素子3は、下部電極34と、下部電極34と向かい合って配置される共通電極37と、下部電極34と共通電極37との間に設けられた赤外線太陽電池35と、を有する。また、発電素子3は、共通電極37と向かい合って配置される上部電極33と、共通電極37と上部電極33との間に設けられた紫外線太陽電池32と、を有する。発電素子3と有機光電変換部21Bとの間には、絶縁層88が設けられている。絶縁層88は、例えばシリコン酸化膜(SiO2)である。
光センサ2Aは、赤外線センサ素子110が検出の対象としていない紫外線及び可視光の両方を利用して発電する。これにより、光センサ2Aは、発電素子3が紫外線太陽電池32及び可視光太陽電池42の一方のみを備える場合と比べて、発電性能をさらに向上させることが可能である。
<その他の実施形態>
上記のように、本開示は実施形態及び変形例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本開示を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、上記の実施形態1では、撮像装置1がCMOSイメージセンサであることを説明した。しかしながら、本開示の「撮像装置」は、CMOSイメージセンサに限定されない。本開示の「撮像装置」は、CMOSイメージセンサ以外の他の撮像装置であってもよい。他の撮像装置として、CCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサが例示される。このように、本開示に係る技術(本技術)はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。上述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で、構成要素の種々の省略、置換及び変更のうち少なくとも1つを行うことができる。また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
<電子機器への適用例>
本開示に係る技術(本技術)は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなど(以下、カメラと総称する。)の撮像システム、撮像機能を備えた携帯電話機等のモバイル機器、または、撮像機能を備えた他の機器といった各種の電子機器に適用することができる。
図17は、本開示に係る技術(本技術)を電子機器300に適用した例を示す概念図である。図17に示すように、電子機器300は、例えばカメラであり、固体撮像装置201、光学レンズ210、シャッタ装置211、駆動回路212、及び、信号処理回路213を有する。光学レンズ210は、本開示の「光学部品」の一例である。
光学レンズ210を透過した光が固体撮像装置201に入射する。例えば、光学レンズ210は、被写体からの像光(入射光)を固体撮像装置201の撮像面上に結像させる。これにより固体撮像装置201内に、一定期間、信号電荷が蓄積される。シャッタ装置211は、固体撮像装置201への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路212は、固体撮像装置201の転送動作等及びシャッタ装置211のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路212から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置201の信号転送を行う。信号処理回路213は、各種の信号処理を行う。例えば、信号処理回路213は、固体撮像装置201から出力される信号を処理する。信号処理が行われた映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶され、あるいは、モニタに出力される。
なお、電子機器300におけるシャッタ動作は、機械式シャッタではなく、固体撮像装置201による電子式シャッタ(例えば、グローバルシャッタ)で実現されてもよい。電子機器300におけるシャッタ動作が電子式シャッタで実現される場合、図17のシャッタ装置211は省略されてもよい。
電子機器300では、上述した撮像装置1、1Aから1Jのいずれか1つ以上が固体撮像装置201に適用される。これにより、性能の向上が図られた電子機器300を得ることができる。なお、電子機器300は、カメラに限られるものではない。電子機器300は、撮像機能を備えた携帯電話機等のモバイル機器、または、撮像機能を備えた他の機器であってもよい。
<内視鏡手術システムへの応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、内視鏡手術システムに適用されてもよい。
図18は、本開示に係る技術(本技術)が適用され得る内視鏡手術システムの概略的な構成の一例を示す図である。
図18では、術者(医師)11131が、内視鏡手術システム11000を用いて、患者ベッド11133上の患者11132に手術を行っている様子が図示されている。図示するように、内視鏡手術システム11000は、内視鏡11100と、気腹チューブ11111やエネルギー処置具11112等の、その他の術具11110と、内視鏡11100を支持する支持アーム装置11120と、内視鏡下手術のための各種の装置が搭載されたカート11200と、から構成される。
内視鏡11100は、先端から所定の長さの領域が患者11132の体腔内に挿入される鏡筒11101と、鏡筒11101の基端に接続されるカメラヘッド11102と、から構成される。図示する例では、硬性の鏡筒11101を有するいわゆる硬性鏡として構成される内視鏡11100を図示しているが、内視鏡11100は、軟性の鏡筒を有するいわゆる軟性鏡として構成されてもよい。
鏡筒11101の先端には、対物レンズが嵌め込まれた開口部が設けられている。内視鏡11100には光源装置11203が接続されており、当該光源装置11203によって生成された光が、鏡筒11101の内部に延設されるライトガイドによって当該鏡筒の先端まで導光され、対物レンズを介して患者11132の体腔内の観察対象に向かって照射される。なお、内視鏡11100は、直視鏡であってもよいし、斜視鏡又は側視鏡であってもよい。
カメラヘッド11102の内部には光学系及び撮像素子が設けられており、観察対象からの反射光(観察光)は当該光学系によって当該撮像素子に集光される。当該撮像素子によって観察光が光電変換され、観察光に対応する電気信号、すなわち観察像に対応する画像信号が生成される。当該画像信号は、RAWデータとしてカメラコントロールユニット(CCU: Camera Control Unit)11201に送信される。
CCU11201は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等によって構成され、内視鏡11100及び表示装置11202の動作を統括的に制御する。さらに、CCU11201は、カメラヘッド11102から画像信号を受け取り、その画像信号に対して、例えば現像処理(デモザイク処理)等の、当該画像信号に基づく画像を表示するための各種の画像処理を施す。
表示装置11202は、CCU11201からの制御により、当該CCU11201によって画像処理が施された画像信号に基づく画像を表示する。
光源装置11203は、例えばLED(Light Emitting Diode)等の光源から構成され、術部等を撮影する際の照射光を内視鏡11100に供給する。
入力装置11204は、内視鏡手術システム11000に対する入力インタフェースである。ユーザは、入力装置11204を介して、内視鏡手術システム11000に対して各種の情報の入力や指示入力を行うことができる。例えば、ユーザは、内視鏡11100による撮像条件(照射光の種類、倍率及び焦点距離等)を変更する旨の指示等を入力する。
処置具制御装置11205は、組織の焼灼、切開又は血管の封止等のためのエネルギー処置具11112の駆動を制御する。気腹装置11206は、内視鏡11100による視野の確保及び術者の作業空間の確保の目的で、患者11132の体腔を膨らめるために、気腹チューブ11111を介して当該体腔内にガスを送り込む。レコーダ11207は、手術に関する各種の情報を記録可能な装置である。プリンタ11208は、手術に関する各種の情報を、テキスト、画像又はグラフ等各種の形式で印刷可能な装置である。
なお、内視鏡11100に術部を撮影する際の照射光を供給する光源装置11203は、例えばLED、レーザ光源又はこれらの組み合わせによって構成される白色光源から構成することができる。RGBレーザ光源の組み合わせにより白色光源が構成される場合には、各色(各波長)の出力強度及び出力タイミングを高精度に制御することができるため、光源装置11203において撮像画像のホワイトバランスの調整を行うことができる。また、この場合には、RGBレーザ光源それぞれからのレーザ光を時分割で観察対象に照射し、その照射タイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御することにより、RGBそれぞれに対応した画像を時分割で撮像することも可能である。当該方法によれば、当該撮像素子にカラーフィルタを設けなくても、カラー画像を得ることができる。
また、光源装置11203は、出力する光の強度を所定の時間ごとに変更するようにその駆動が制御されてもよい。その光の強度の変更のタイミングに同期してカメラヘッド11102の撮像素子の駆動を制御して時分割で画像を取得し、その画像を合成することにより、いわゆる黒つぶれ及び白とびのない高ダイナミックレンジの画像を生成することができる。
また、光源装置11203は、特殊光観察に対応した所定の波長域の光を供給可能に構成されてもよい。特殊光観察では、例えば、体組織における光の吸収の波長依存性を利用して、通常の観察時における照射光(すなわち、白色光)に比べて狭帯域の光を照射することにより、粘膜表層の血管等の所定の組織を高コントラストで撮影する、いわゆる狭帯域光観察(Narrow Band Imaging)が行われる。あるいは、特殊光観察では、励起光を照射することにより発生する蛍光により画像を得る蛍光観察が行われてもよい。蛍光観察では、体組織に励起光を照射し当該体組織からの蛍光を観察すること(自家蛍光観察)、又はインドシアニングリーン(ICG)等の試薬を体組織に局注するとともに当該体組織にその試薬の蛍光波長に対応した励起光を照射し蛍光像を得ること等を行うことができる。光源装置11203は、このような特殊光観察に対応した狭帯域光及び/又は励起光を供給可能に構成され得る。
図19は、図18に示すカメラヘッド11102及びCCU11201の機能構成の一例を示すブロック図である。
カメラヘッド11102は、レンズユニット11401と、撮像部11402と、駆動部11403と、通信部11404と、カメラヘッド制御部11405と、を有する。CCU11201は、通信部11411と、画像処理部11412と、制御部11413と、を有する。カメラヘッド11102とCCU11201とは、伝送ケーブル11400によって互いに通信可能に接続されている。
レンズユニット11401は、鏡筒11101との接続部に設けられる光学系である。鏡筒11101の先端から取り込まれた観察光は、カメラヘッド11102まで導光され、当該レンズユニット11401に入射する。レンズユニット11401は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含む複数のレンズが組み合わされて構成される。
撮像部11402は、撮像素子で構成される。撮像部11402を構成する撮像素子は、1つ(いわゆる単板式)であってもよいし、複数(いわゆる多板式)であってもよい。撮像部11402が多板式で構成される場合には、例えば各撮像素子によってRGBそれぞれに対応する画像信号が生成され、それらが合成されることによりカラー画像が得られてもよい。あるいは、撮像部11402は、3D(Dimensional)表示に対応する右目用及び左目用の画像信号をそれぞれ取得するための1対の撮像素子を有するように構成されてもよい。3D表示が行われることにより、術者11131は術部における生体組織の奥行きをより正確に把握することが可能になる。なお、撮像部11402が多板式で構成される場合には、各撮像素子に対応して、レンズユニット11401も複数系統設けられ得る。
また、撮像部11402は、必ずしもカメラヘッド11102に設けられなくてもよい。例えば、撮像部11402は、鏡筒11101の内部に、対物レンズの直後に設けられてもよい。
駆動部11403は、アクチュエータによって構成され、カメラヘッド制御部11405からの制御により、レンズユニット11401のズームレンズ及びフォーカスレンズを光軸に沿って所定の距離だけ移動させる。これにより、撮像部11402による撮像画像の倍率及び焦点が適宜調整され得る。
通信部11404は、CCU11201との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11404は、撮像部11402から得た画像信号をRAWデータとして伝送ケーブル11400を介してCCU11201に送信する。
また、通信部11404は、CCU11201から、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を受信し、カメラヘッド制御部11405に供給する。当該制御信号には、例えば、撮像画像のフレームレートを指定する旨の情報、撮像時の露出値を指定する旨の情報、並びに/又は撮像画像の倍率及び焦点を指定する旨の情報等、撮像条件に関する情報が含まれる。
なお、上記のフレームレートや露出値、倍率、焦点等の撮像条件は、ユーザによって適宜指定されてもよいし、取得された画像信号に基づいてCCU11201の制御部11413によって自動的に設定されてもよい。後者の場合には、いわゆるAE(Auto Exposure)機能、AF(Auto Focus)機能及びAWB(Auto White Balance)機能が内視鏡11100に搭載されていることになる。
カメラヘッド制御部11405は、通信部11404を介して受信したCCU11201からの制御信号に基づいて、カメラヘッド11102の駆動を制御する。
通信部11411は、カメラヘッド11102との間で各種の情報を送受信するための通信装置によって構成される。通信部11411は、カメラヘッド11102から、伝送ケーブル11400を介して送信される画像信号を受信する。
また、通信部11411は、カメラヘッド11102に対して、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を送信する。画像信号や制御信号は、電気通信や光通信等によって送信することができる。
画像処理部11412は、カメラヘッド11102から送信されたRAWデータである画像信号に対して各種の画像処理を施す。
制御部11413は、内視鏡11100による術部等の撮像、及び、術部等の撮像により得られる撮像画像の表示に関する各種の制御を行う。例えば、制御部11413は、カメラヘッド11102の駆動を制御するための制御信号を生成する。
また、制御部11413は、画像処理部11412によって画像処理が施された画像信号に基づいて、術部等が映った撮像画像を表示装置11202に表示させる。この際、制御部11413は、各種の画像認識技術を用いて撮像画像内における各種の物体を認識してもよい。例えば、制御部11413は、撮像画像に含まれる物体のエッジの形状や色等を検出することにより、鉗子等の術具、特定の生体部位、出血、エネルギー処置具11112の使用時のミスト等を認識することができる。制御部11413は、表示装置11202に撮像画像を表示させる際に、その認識結果を用いて、各種の手術支援情報を当該術部の画像に重畳表示させてもよい。手術支援情報が重畳表示され、術者11131に提示されることにより、術者11131の負担を軽減することや、術者11131が確実に手術を進めることが可能になる。
カメラヘッド11102及びCCU11201を接続する伝送ケーブル11400は、電気信号の通信に対応した電気信号ケーブル、光通信に対応した光ファイバ、又はこれらの複合ケーブルである。
ここで、図示する例では、伝送ケーブル11400を用いて有線で通信が行われていたが、カメラヘッド11102とCCU11201との間の通信は無線で行われてもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る内視鏡手術システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に適用され得る。具体的には、上述した撮像装置1、1Aから1Jのいずれか1つ以上を撮像部10402に適用することができる。内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に本開示に係る技術を適用することにより、より鮮明な術部画像を得ることができるため、術者が術部を確実に確認することが可能になる。また、内視鏡11100や、カメラヘッド11102の撮像部11402、CCU11201の画像処理部11412等に本開示に係る技術を適用することにより、より低レイテンシで術部画像を得ることができるため、術者が術部を触接観察している場合と同様の感覚で処置を行うことが可能になる。
なお、ここでは、一例として内視鏡手術システムについて説明したが、本開示に係る技術は、その他、例えば、顕微鏡手術システム等に適用されてもよい。
<移動体への応用例>
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図20は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図20に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図20の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図21は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図21では、車両12100は、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。撮像部12101及び12105で取得される前方の画像は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図21には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112、12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102、12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031等に適用され得る。具体的には、上述した撮像装置1、1Aから1Jのいずれか1つ以上を撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、より見やすい撮影画像を得ることができるため、ドライバの疲労を軽減することが可能になる。
なお、本開示は以下のような構成も取ることができる。
(1)第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、
前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、
前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える
撮像装置。
(2)前記第1太陽電池から出力される電力は前記読出し回路に供給される、
前記(1)に記載の撮像装置。
(3)前記一方の面は光入射面である、
前記(1)又は前記(2)に記載の撮像装置。
(4)前記画素部の前記一方の面側又は、前記一方の面の反対側に配置される第2太陽電池をさらに備え、
前記第2太陽電池は、前記第1の光及び前記第2の光とは波長域が異なる第3の光を光電変換して電力を出力する、
前記(1)から前記(3)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(5)前記第2太陽電池から出力される電力は前記読出し回路に供給される、
前記(4)に記載の撮像装置。
(6)前記画素部の厚さ方向において、前記第1太陽電池は前記第2太陽電池と重なる位置に配置される、
前記(4)又は前記(5)に記載の撮像装置。
(7)前記第2の光は紫外線の波長域を含む光であり、
前記第3の光は赤外線の波長域を含む光であり、
前記画素部と前記第1太陽電池との間に前記第2太陽電池が配置される、
前記(4)から前記(6)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(8)前記第1太陽電池と前記第2太陽電池との間に配置され、前記第1太陽電池と前記第2太陽電池とにそれぞれ接続する共通電極をさらに備える、
前記(7)に記載の撮像装置。
(9)前記画素部は、前記第1の光の少なくとも一部を光電変換する有機光電変換部を有する、
前記(1)から前記(8)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(10)前記画素部は、前記第1の光の少なくとも一部を光電変換する無機光電変換部を有する、
前記(1)から前記(9)のいずれか1項に記載の撮像装置。
(11)第1の光を光電変換して信号を生成するセンサ素子と、
前記センサ素子の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備えるセンサ装置。
(12)光学部品と、
前記光学部品を透過した第1の光が入射する撮像装置と、
前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備え、
前記撮像装置は、
第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、
前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、
前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える電子機器。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1I、1J 撮像装置
2、2A 光センサ
3 発電素子
3A 第1発電素子
3B 第2発電素子
10 画素部
11 半導体基板
11B 無機光電変換部
11G 有機光電変換部
11R 無機光電変換部
11S1 第1面
11S2 第2面
12、14 層間絶縁層
12A 固定電荷層
12B 誘電体層
13B 上部コンタクト
15、25B、25G、25R、31、34、41、44、111 下部電極
16 有機光電変換層
17、27B、27G、27R、33、36、43、113 上部電極
18 絶縁層
19 オンチップレンズ層
19L オンチップレンズ
21B、21G、21R 有機光電変換部
22、23、37 共通電極
26B、26G、26R 有機光電変換層
32 紫外線太陽電池
35 赤外線太陽電池
42 可視光太陽電池
51 電圧調整部
52、54 ダイオード
53、55、56、57 抵抗素子
61 pウェル
63 貫通電極
70 多層配線
71、72、73 配線層
71A 接続部
74、81、82、83、84、85、86、87、88 絶縁層
75 下部第1コンタクト
76 下部第2コンタクト
81 絶縁層
101 Siセンサ
102 カラーフィルタ層
102B 青色層
102G 緑色層
102R 赤色層
110 赤外線センサ素子
111 光電変換層
130 周辺回路部
131 行走査部
132 システム制御部
133 水平選択部
134 列走査部
135 水平信号線
201 固体撮像装置
210 光学レンズ
211 シャッタ装置
212 駆動回路
213 信号処理回路
300 電子機器
10402 撮像部
11000 内視鏡手術システム
11100 内視鏡
11101 鏡筒
11102 カメラヘッド
11110 術具
11111 気腹チューブ
11112 エネルギー処置具
11120 支持アーム装置
11131 術者
11132 患者
11133 患者ベッド
11200 カート
11201 カメラコントロールユニット
11202 表示装置
11203 光源装置
11204 入力装置
11205 処置具制御装置
11206 気腹装置
11207 レコーダ
11208 プリンタ
11400 伝送ケーブル
11401 レンズユニット
11402 撮像部
11403 駆動部
11404 通信部
11405 カメラヘッド制御部
11411 通信部
11412 画像処理部
11413 制御部
12000 車両制御システム
12001 通信ネットワーク
12010 駆動系制御ユニット
12020 ボディ系制御ユニット
12030 車外情報検出ユニット
12031 撮像部
12040 車内情報検出ユニット
12041 運転者状態検出部
12050 統合制御ユニット
12051 マイクロコンピュータ
12052 音声画像出力部
12061 オーディオスピーカ
12062 表示部
12063 インストルメントパネル
12100 車両
12101、12102、12103、12104、12105 撮像部
12111、12112、12113、12114 撮像範囲
AMP アンプトランジスタ
CCU11201 撮像部
FD1、FD2、FD3 フローティングディフュージョン
Gamp ゲート
Grst リセットゲート
I 車載ネットワーク
IC 外部制御
Lread 画素駆動線
Lsig 垂直信号線
P 単位画素
RST リセットトランジスタ
S1 光入射側
S2 配線層側
Tr1 縦型トランジスタ
Tr2 転送トランジスタ

Claims (12)

  1. 第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、
    前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、
    前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える撮像装置。
  2. 前記第1太陽電池から出力される電力は前記読出し回路に供給される、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記一方の面は光入射面である、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記画素部の前記一方の面側又は、前記一方の面の反対側に配置される第2太陽電池をさらに備え、
    前記第2太陽電池は、前記第1の光及び前記第2の光とは波長域が異なる第3の光を光電変換して電力を出力する、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第2太陽電池から出力される電力は前記読出し回路に供給される、請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記画素部の厚さ方向において、前記第1太陽電池は前記第2太陽電池と重なる位置に配置される、請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の光は紫外線の波長域を含む光であり、
    前記第3の光は赤外線の波長域を含む光であり、
    前記画素部と前記第1太陽電池との間に前記第2太陽電池が配置される、
    請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記第1太陽電池と前記第2太陽電池との間に配置され、前記第1太陽電池と前記第2太陽電池とにそれぞれ接続する共通電極をさらに備える、請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記画素部は、前記第1の光の少なくとも一部を光電変換する有機光電変換部を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記画素部は、前記第1の光の少なくとも一部を光電変換する無機光電変換部を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  11. 第1の光を光電変換して信号を生成するセンサ素子と、
    前記センサ素子の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備えるセンサ装置。
  12. 光学部品と、
    前記光学部品を透過した第1の光が入射する撮像装置と、
    前記撮像装置から出力される信号を処理する信号処理回路と、を備え、
    前記撮像装置は、
    第1の光を光電変換して信号を生成する画素部と、
    前記画素部で生成された信号を読み出す読出し回路と、
    前記画素部の一方の面側に配置され、前記第1の光とは波長域が異なる第2の光を光電変換して電力を出力する第1太陽電池と、を備える電子機器。
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