JP2021116745A - 圧力調整装置 - Google Patents

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Takehiro Shimizu
武裕 清水
宏史 麻郷地
Hiroshi Magochi
宏史 麻郷地
智紀 長瀬
Tomonori Nagase
智紀 長瀬
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Abstract

【課題】弁座を有するハウジングを通路部材に圧入する際に、弁座が通路部材と干渉して弁座が変形してしまうおそれがある。したがって弁座の変形によって調圧値が変化してしまうことを抑制できる圧力調整装置が従来必要とされている。【解決手段】圧力調整装置50は、圧力調整弁52と、圧力調整弁52を挿入して配置する通路形成部28と、を備える。圧力調整弁52は、弁座62と流入口64とを有するハウジング60と、弁座62と協働して流入口64を開閉するボール54と、ボール54を弁座62に向けて付勢するコイルばね56と、コイルばね56をハウジング60に保持するカバー部材70と、を備える。ハウジング60は、通路形成部28への挿入量を規制する鍔部66を備える。鍔部66と弁座62が同一部材に配置される。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両の燃料タンクに配置されるポンプモジュールに設けられて燃料通路内の流体の圧力を調整する圧力調整装置に関する。
エンジンで走行する自動車や自動二輪車等の車両には、燃料タンクが設置される。また、車両には、燃料タンクからエンジンまで燃料を供給するための燃料ポンプが設けられる。燃料ポンプは、燃料を既定の圧力で送出する必要がある。そのため燃料ポンプの燃料通路には、燃料の圧力を調整する圧力調整装置が設けられる。
特許文献1には、燃料通路を形成する通路部材とは別部品で設けられた圧力調整装置が開示されている。圧力調整装置を外装するハウジングは、底部(シート部)に弁座を有する。ハウジングを通路部材に設けられた嵌合凹部に圧入することで、圧力調整装置が通路部材に取付けられる。ハウジングの圧入深さによって、シート部が通路部材と干渉する場合がある。この場合に弁座が変形し、圧力調整装置の調圧値が変化してしまうおそれがある。
特許文献2には、シート部と圧力調整装置の周方向外側を覆うハウジングとが別部品で設けられた圧力調整装置が開示されている。シート部の圧入深さを調整することで圧力調整装置の調圧値を調整できる。しかしながら互いに別部品のシート部とハウジングは、双方の精度のばらつきがある。また、シート部の圧入深さを調整する際に、シート部と通路部材とが干渉しないように圧入方向のクリアランスを確保する必要がある。そのためシート部及びハウジングと通路部材との間には大きい隙間を確保する必要がある。大きい隙間に燃料が流入すると、乱流が生じて圧力損失が大きくなってしまう。
特開2008−138785号公報 特開2015−94346号公報
弁座を有するハウジングを通路部材に圧入する際に、弁座が通路部材と干渉して弁座が変形してしまうおそれがある。したがって弁座の変形によって調圧値が変化してしまうことを抑制できる圧力調整装置が従来必要とされている。
本開示の一つの特徴は、圧力調整装置であって、圧力調整弁と、圧力調整弁を挿入して配置する通路部材と、を備える。圧力調整弁は、弁座と開口とを有するハウジングと、弁座と協働して開口を開閉する弁体と、弁体を弁座に向けて付勢する付勢部材と、付勢部材をハウジングに保持するカバー部材と、を備える。ハウジングは、通路部材への挿入量を規制する鍔部を備える。鍔部と弁座が同一部材に配置される。
したがって鍔部がハウジングの通路部材への挿入量を規制する。これによりハウジングの通路部材への挿入位置を規制できる。これにより通路部材と弁座が干渉して弁座が変形することを抑制できる。そのため圧力調整装置の調圧値が変化してしまうことを抑制できる。
本開示の他の特徴によると鍔部は、通路部材の端部に当接するように配置される。したがって鍔部が通路部材の端部と当接することで、ハウジングの通路部材への挿入位置を精度良く規制できる。
本開示の他の特徴によるとハウジングは、少なくとも一方向において直線状に延びる面部と、面部の端部において折れ曲がった屈曲部とで構成される。弁座と鍔部は、面部に配置される。したがって面部に配置された鍔部が通路部材と面当たりで当接する。そのためハウジングの通路部材への挿入位置をより精度良く規制できる。また、弁座が面部に配置されることで、弁座が配置された面部を通路部材の壁面に倣わせることができる。そのため弁座が配置された面部と通路部材との隙間を小さくできる。そのため燃料が隙間に進入することによる圧力損失を抑制できる。また、ハウジングは、面部と屈曲部とで構成されるため弾性が大きい。そのためハウジングを通路部材に圧入する際に小さい圧入荷重で圧入できる。これによりハウジングの通路部材への挿入量が大きくなることを抑制できる。
本開示の他の特徴によるとカバー部材は、ハウジングに弾性的に保持される。したがってカバー部材の弾性を利用してカバー部材を保持させるため、例えばハウジングに剛性を確保し難い場合であっても、カバー部材をハウジング内に保持できる。また、カバー部材は、弾性変形によってハウジングに容易に圧入することができる。
本実施形態に係るポンプモジュールを示す斜視図である。 燃料タンクに対するポンプモジュールの装着位置を示す側面図である。 ポンプモジュールの燃料送出路を示す断面図である。 セットプレートから圧力調整弁を分離した分解斜視図である。 圧力調整弁を回転することによりセットプレートに保持させたときの斜視図である。 燃料送出方向に沿った断面における圧力調整弁の断面図である。
本開示の一つの実施形態を図1〜6を参照して下記に詳しく説明する。説明中の同じ参照番号は、重複する説明をしないが、同じ機能を有する同じ要素を意味する。図2に示すように、一つの実施形態は、例えば二輪自動車等の車両の燃料タンク10に設置され、燃料タンク10内の燃料をエンジンに供給するポンプモジュール12である。
[燃料タンク]
燃料タンク10は、エンジン用のガソリン等の液体燃料を貯留するための容器であり、例えば金属製である。図2に示すように燃料タンク10は、例えば底部に開口部11を有する。図2には概略的に燃料タンク10の底部のみを破線で示している。したがって図2で見て底部の上側がタンクの内部、下側が外部である。
[ポンプモジュール]
図1〜3に示すようにポンプモジュール12は、セットプレート14とも称される樹脂製の構造体を含む。ポンプモジュール12は、セットプレート14に燃料ポンプ16、ポンプ保持部材18、燃料フィルタ20、圧力調整装置50等を組付けたアセンブリである。セットプレート14は、燃料タンク10の開口部11を塞ぐ蓋部22を備えるとともに、燃料ポンプ16や燃料フィルタ20を燃料タンク10に対して保持する。ポンプモジュール12は、いわゆるインタンク式である。燃料ポンプ16は、燃料タンク10の内部に保持される。蓋部22は、燃料タンク10の開口部11の口径よりも大きい外径を有する蓋板24と、蓋板24の上面から燃料タンク10の内部に向かって突き出す嵌合壁26とを備える。嵌合壁26を開口部11に嵌合させることによって、蓋板24が燃料タンク10の開口部11を塞ぐ。同時に、セットプレート14が燃料タンク10に装着される。
図2,3に示すようにセットプレート14は、蓋部22から燃料タンク10の内部(上側)に向かって延びる通路形成部28(通路部材)を有する。通路形成部28の内部に燃料通路30が形成される。燃料タンク10の外部(下側)には、通路形成部28の内部の燃料通路30と連通する燃料吐出管32が設けられる。燃料吐出管32には、エンジンのインジェクタに繋がる燃料供給配管が接続される。通路形成部28の内部の燃料通路30と燃料吐出管32とが、ポンプモジュール12の一連の燃料送出路を形成する。
[燃料ポンプ]
図1に示す燃料ポンプ16は、吸入口から取り込んだ燃料を昇圧して吐出口から排出する電動ポンプである。燃料ポンプ16は、例えばインペラ式のポンプと電気モータとがポンプハウジング内に収容されて構成される。通路形成部28には、筒状の周壁を有するポンプ嵌合部34が形成される。ポンプ嵌合部34は、通路形成部28の側部に形成される。燃料ポンプ16は、ポンプハウジングの吐出口側の部分がポンプ嵌合部34に挿入される。燃料ポンプ16がポンプ嵌合部34に挿入されると、燃料ポンプ16の吐出口がセットプレート14の内部に設けられた燃料通路30(図3参照)と連通する。
図2に示すようにセットプレート14の蓋部22のタンク外部側(下側)には、電気コネクタ36が設けられる。電気コネクタ36は、タンク外において電源やエンジン制御装置(ECU)等に繋がる電気線を接続できる。燃料ポンプ16(図1参照)の電気モータの電気回路はリード線38を介して電気コネクタ36に電気的に接続される。
[ポンプ保持部材]
図1に示すようにポンプ保持部材18は、筒状の周壁部と、周壁部の一端を閉鎖する底部とを有するキャップ状の樹脂製ケーシングである。ポンプ保持部材18は、ポンプ嵌合部34に挿入された燃料ポンプ16の吸入口側の部分に被せられる。ポンプ保持部材18の周壁部は、ポンプ嵌合部34に対して例えばスナップ機構により結合する。
[燃料フィルタ]
図1に示すように燃料フィルタ20は、燃料を通過させかつ燃料中の異物を除去することのできる不織布等のシート状の濾過材によって袋状に形成される。燃料フィルタ20内には、燃料フィルタ20を膨張状態に保持するための樹脂製の内骨部材が収容される。燃料フィルタ20は、ポンプ保持部材18に対して樹脂製の接続管40を介して、例えばスナップ機構により取付けられる。接続管40は、燃料フィルタ20がポンプ保持部材18に取付けられることで、ポンプ保持部材18の底部を貫通する接続口を介して燃料ポンプ16の吸入口に連通する。
[圧力調整装置]
図3に示す圧力調整装置50は、燃料送出路内の燃料の圧力を調整する。圧力調整装置50は、燃料通路30から分かれた支流通路42に配置される。圧力調整装置50は、円柱形状の外形を有する通路形成部28によって外装される。圧力調整装置50は、弁の開閉によって支流通路42への燃料の流入を調整する圧力調整弁52を有する。通路形成部28は、支流通路42と、支流通路42の下流側に連通して凹設された嵌合凹部80が設けられる。嵌合凹部80の中には、圧力調整弁52が組付けられる。
図3に示すように圧力調整弁52は、カップ状のハウジング60を有する。ハウジング60の中には、弁体として機能するボール54と、ボール54を押圧する押圧部材58と、押圧部材58を付勢するコイルばね56(付勢部材)と、コイルばね56を保持するカバー部材70が組付けられる。ハウジング60には、カップ状の底側(内側)から順にボール54、押圧部材58、コイルばね56、カバー部材70が配置される。コイルばね56は、押圧部材58とカバー部材70の間に介装される。
図4,6に示すようにハウジング60は、カップ状の底部を支流通路42側(上流側)にして配置される。ハウジング60の底部には円形状の流入口64が開口する。ハウジング60の内側には、流入口64に沿って弁座62が形成される。弁座62は、ボール54の外形に倣った円弧状に形成される。ハウジング60は、下流側の外周端部から径方向外側に延びる鍔部66を有する。鍔部66は、少なくとも一つ設けられ、例えば一対の鍔部66が点対称の位置にそれぞれ設けられる。
図4,6に示すようにハウジング60は、少なくとも一方向において直線状に延びる面部60bと、面部60bの端部において折れ曲がった形状の屈曲部60aとで構成される。面部60bは、例えば平面、円筒面、円錐面である。面部60bは、例えばハウジング60の径方向や開口方向に沿って直線状に延びる。屈曲部60aは、ハウジング60の周方向に折れ曲がり、かつハウジング60の径方向に対して折れ曲がる。ハウジング60は、平板状の金属材料をプレス加工することによって成形される。
図6に示すように押圧部材58は、ボール54と当接する上流側が略平面に形成され、中央部に凹部58aが設けられる。ボール54は、押圧部材58に押圧される際、上流側が弁座62と当接し、下流側が凹部58aと当接する。これによりボール54は、弁座62に安定した状態で位置決めされる。押圧部材58は、コイルばね56によって弁座62が設けられる上流側に向けて付勢される。
図6に示すコイルばね56は、押圧部材58を介してボール54を弁座62が設けられる上流側に押圧する。弁座62は、燃料送出路と支流通路42(図3参照)の中の燃料の圧力が低いときは、コイルばね56によって押圧されたボール54によって塞がれる。燃料の圧力が高まってコイルばね56の弾性力に打ち勝つと、ボール54が燃料によって押されて流入口64が開かれる。これにより燃料がハウジング60内に流入する。燃料送出路が所定の圧力となるまで燃料は圧力調整弁52を通して排出口72から排出される。排出された燃料は、外部の燃料タンク10(図2参照)に返される。
図4,6に示すようにカバー部材70は、略円形のキャップ状である。カバー部材70は、平板状の金属材料をプレス加工することによって成形される。カバー部材70は、径方向において複数箇所で折れ曲がっている。カバー部材70は、圧入方向に沿った断面形状が略W字状である。そのためカバー部材70は弾性を有し、特に径方向において弾性が大きい。
図6に示すようにカバー部材70の中心部には、圧力調整弁52から燃料を排出可能な排出口72が開口する。排出口72には、常時開口しており、押圧部材58の下流側端部を進入させることができる。コイルばね56は、排出口72の周縁の平面部分に保持される。カバー部材70の最も外周側に配置される外周端部70cは、カバー部材70の径方向外側に開くように傾斜して延びる。また、外周端部70cは、ハウジング60の底部側(図示下側)から鍔部66が設けられるハウジング60の開口側(図示上側)へ向かうにしたがってカバー部材70の径方向外側へ傾斜して配置される。
図6に示すように外周端部70cの角部70dは、ハウジング60の内壁60cと接する。外周端部70cは、カバー部材70の弾性によって径方向外側へ開くように角部70dで内壁60cを付勢する。ハウジング60は、カバー部材70よりも厚い平板状の材料を加工して成形される。そのためハウジング60は、カバー部材70よりも剛性が大きい。ハウジング60は、カバー部材70を圧入する際にカバー部材70の弾性力を受け止めてカバー部材70を保持することができる。これによりカバー部材70は、ハウジング60に圧入されることでハウジング60に弾性的に保持される。
図4に示すように通路形成部28は、ハウジング60を挿入できる嵌合凹部80を有する嵌合凹部80は、支流通路42(図3参照)の下流側へ向けて開口する。通路形成部28の下流側端部には、平面状の鍔部受け面82(端部)と、通路形成部28に片持ちで支持された支持片84とが設けられる。鍔部受け面82は、嵌合凹部80の開口の周縁に設けられる。支持片84は、鍔部受け面82と略平行かつ嵌合凹部80の開口の周縁に沿って可撓性を有して延出する。支持片84の先端には、鍔部受け面82に向けて突出した係止爪84a(スナップフック)が設けられる。
図3に示すようにハウジング60は、嵌合凹部80に挿入される。ハウジング60と嵌合凹部80との間には、弾性を有するОリング74が介装される。これによりハウジング60と嵌合凹部80との隙間がシールされる。図5に示すようにハウジング60を嵌合凹部80に取付ける際には、まずハウジング60から径方向に突出する鍔部66を鍔部受け面82に当接させる。ハウジング60を嵌合凹部80に対して回転させる。支持片84を撓ませながら鍔部66を鍔部受け面82と支持片84との間に進入させる。鍔部66は、支持片84の撓みが戻ることで係止爪84aと鍔部受け面82と支持片84とによって保持される。これによりハウジング60が嵌合凹部80に保持される。
図6に示すようにハウジング60が嵌合凹部80に保持される際、ハウジングの外周端部の面部60bから延びる鍔部66の上流側端面が、鍔部受け面82に面当たりで当接する。そのためハウジング60の挿入位置は、鍔部66と鍔部受け面82とが当接する位置で規制される。弁座62が設けられたハウジング60の中心領域の面部60bは、嵌合凹部80の底面80aに沿って底面80aと隣接する。ハウジング60の挿入位置が規制されることで、ハウジング60の中心領域の面部60bが底面80aに押圧されて変形することが抑制される。さらに、鍔部66と鍔部受け面82との面当たりによってハウジング60の挿入位置が規制されることで、ハウジング60の中心領域の面部60bと底面80aとの間の隙間を小さく設定できる。
図3に示すように支流通路42は、嵌合凹部80よりも上流側の通路形成部28に形成される。支流通路42の下流端は、ハウジング60の流入口64よりもわずかに大きい径を有する。これによりボール54は、弁座62に押圧される際に支流通路42の下流端と当たってしまうことが防止される。したがって弁座62に向けて押圧されたボール54が流入口64を確実に塞ぐことができる。支流通路42は、ハウジング60の流入口64よりも小径の絞り部42a(オリフィス)を有する。絞り部42aは、支流通路42を流れる燃料の流量を規制する。これにより燃料の脈動を抑制でき、ボール54が安定して流入口64を開閉できる。
[ポンプモジュールの動作]
図1に示すポンプモジュール12の使用時、燃料ポンプ16が作動すると、燃料タンク10から燃料フィルタ20で濾過されたクリーンな燃料が燃料ポンプ16に吸入される。燃料は、燃料ポンプ16で昇圧された後、吐出口からセットプレート14の燃料通路30に吐出される。燃料通路30内の燃料は、圧力調整装置50により所定の圧力に調整され、燃料吐出管32に接続された燃料供給配管を通してエンジンに向けて送出される。
上述するように圧力調整装置50は、図6に示すように圧力調整弁52と、圧力調整弁52を挿入して配置する通路形成部28と、を備える。圧力調整弁52は、弁座62と流入口64とを有するハウジング60と、弁座62と協働して流入口64を開閉するボール54と、ボール54を弁座62に向けて付勢するコイルばね56と、コイルばね56をハウジング60に保持するカバー部材70と、を備える。ハウジング60は、通路形成部28への挿入量を規制する鍔部66を備える。鍔部66と弁座62が同一部材に配置される。
したがって鍔部66がハウジング60の通路形成部28への挿入量を規制する。これによりハウジング60の通路形成部28への挿入位置を規制できる。これにより通路形成部28と弁座62が干渉して弁座62が変形することを抑制できる。そのため圧力調整装置50の調圧値が変化してしまうことを抑制できる。
図6に示すように鍔部66は、通路形成部28の鍔部受け面82に当接するように配置される。したがって鍔部66が通路形成部28の鍔部受け面82と当接することで、ハウジング60の通路形成部28への挿入位置を精度良く規制できる。
図6に示すようにハウジング60は、少なくとも一方向において直線状に延びる面部60bと、面部60bの端部において折れ曲がった屈曲部60aとで構成される。弁座62と鍔部66は、それぞれ異なる面部60bに配置される。したがって面部60bに配置された鍔部66が通路形成部28と面当たりで当接する。そのためハウジング60の通路形成部28への挿入位置をより精度良く規制できる。また、弁座62が面部60bに配置されることで、弁座62が配置されたハウジングの中心領域の面部60bを通路形成部28の底面80aに倣わせることができる。そのため弁座62が配置された面部60bと通路形成部28との隙間を小さくできる。そのため燃料が隙間に進入することによる圧力損失を抑制できる。また、ハウジング60は、面部60bと屈曲部60aとで構成されるため弾性が大きい。そのためハウジング60を通路形成部28に圧入する際に小さい圧入荷重で圧入できる。これによりハウジング60の通路形成部28への挿入量が大きくなることを抑制できる。
図6に示すようにカバー部材70は、ハウジング60に弾性的に保持される。したがってカバー部材70の弾性を利用してカバー部材70を保持させるため、例えばハウジング60に剛性を確保し難い場合であっても、カバー部材70をハウジング60内に保持できる。また、カバー部材70は、弾性変形によってハウジング60に容易に圧入することができる。
以上、具体的な実施形態について説明したが、本願で開示する技術はその他各種変更を加えた形態でも実施可能なものである。実施形態では、プレス加工によって成形されるハウジング60及びカバー部材70を例示した。これに代えて、例えば折り曲げ加工と切削加工を併用してハウジング60及びカバー部材70を成形しても良い。また、ハウジング60の外周端部の面部60bに沿って径方向外側に延びる一対の鍔部66を例示した。これに代えて、例えばハウジング60に鍔部66を1つまたは3つ以上設けても良い。あるいは、例えばハウジング60の外周端部の面部60bを全周にわたって径方向外側に延ばして鍔部66とする構成であっても良い。また、圧入方向に沿った断面形状が略W字状のカバー部材70を例示した。これに代えて、例えば外周端部70cがハウジング60の内部から外側に向けて延び、かつ圧入方向に沿った断面形状が略U字状であるカバー部材70としても良い。
10…燃料タンク
11…開口部
12…ポンプモジュール
14…セットプレート
16…燃料ポンプ
18…ポンプ保持部材
20…燃料フィルタ
22…蓋部
24…蓋板
26…嵌合壁
28…通路形成部(通路部材)
30…燃料通路
32…燃料吐出管
34…ポンプ嵌合部
36…電気コネクタ
38…リード線
40…接続管
42…支流通路、42a…絞り部
50…圧力調整装置
52…圧力調整弁
54…ボール(弁体)
56…コイルばね(付勢部材)
58…押圧部材、58a…凹部
60…ハウジング、60a…屈曲部、60b…面部、60c…内壁
62…弁座
64…流入口(開口)
66…鍔部
70…カバー部材、70c…外周端部、70d…角部
72…排出口
74…Оリング
80…嵌合凹部、80a…底面
82…鍔部受け面(端部)
84…支持片、84a…係止爪

Claims (4)

  1. 圧力調整装置であって、
    弁座と開口とを有するハウジングと、前記弁座と協働して前記開口を開閉する弁体と、前記弁体を前記弁座に向けて付勢する付勢部材と、前記付勢部材を前記ハウジングに保持するカバー部材と、を備えた圧力調整弁と、
    前記圧力調整弁を挿入して配置する通路部材と、を備え、
    前記ハウジングは、前記通路部材への挿入量を規制する鍔部を備え、
    前記鍔部と前記弁座が同一部材に配置される圧力調整装置。
  2. 請求項1に記載の圧力調整装置であって、
    前記鍔部は、前記通路部材の端部に当接するように配置される圧力調整装置。
  3. 請求項1または2に記載の圧力調整装置であって、
    前記ハウジングは、少なくとも一方向において直線状に延びる面部と、前記面部の端部において折れ曲がった屈曲部とで構成されており、
    前記弁座と前記鍔部は、前記面部に配置される圧力調整装置。
  4. 請求項3に記載の圧力調整装置であって、
    前記カバー部材は、前記ハウジングに弾性的に保持される圧力調整装置。
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