JP2021115924A - Impact relaxation structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の衝撃緩和構造体に関する。 The present invention relates to a vehicle impact mitigation structure.
車両の前突荷重(エネルギ)を吸収する構造として、特許文献1には、バンパビームの前側に発泡体を配置するとともに、バンパビームと発泡体との間、詳細には、発泡体の後部に形成された凹部内においてチューブを車幅方向に延びるように配置する構造が記載されている。 As a structure for absorbing the front impact load (energy) of the vehicle, in Patent Document 1, a foam is arranged on the front side of the bumper beam, and is formed between the bumper beam and the foam, in detail, at the rear of the foam. A structure is described in which the tube is arranged so as to extend in the vehicle width direction in the recess.
特許文献1に記載の構造において、発泡体の前後方向寸法は、エネルギ吸収に必要な長さとエネルギ吸収後の潰れ残りの長さの和によって決まる。そのため、特許文献1に記載の構造には、前後方向の寸法を小さくすることができないという問題がある。 In the structure described in Patent Document 1, the anteroposterior dimension of the foam is determined by the sum of the length required for energy absorption and the length of the uncrushed residue after energy absorption. Therefore, the structure described in Patent Document 1 has a problem that the dimensions in the front-rear direction cannot be reduced.
かかる事情に鑑み、本願出願人は、前突に対するエネルギ吸収量を確保しつつ前後方向の寸法を小さくすることが可能な衝突検知構造を開発した(国際公開2019−082285号参照)。衝突検知構造は、車幅方向に延設される圧力発生チューブと、前記圧力発生チューブの後側に設けられる板形状の後壁部と、前記圧力発生チューブの前側に設け、前後方向に延設される板形状の延出壁部を有するチューブ圧縮部と、前記延出壁部と対向し、当該延出壁部との間に前記圧力発生チューブを保持するチューブ保持部材を備えている。 In view of such circumstances, the applicant of the present application has developed a collision detection structure capable of reducing the size in the front-rear direction while ensuring the amount of energy absorbed for the front collision (see International Publication No. 2019-082285). The collision detection structure is provided in the pressure generating tube extending in the vehicle width direction, the plate-shaped rear wall portion provided on the rear side of the pressure generating tube, and the front side of the pressure generating tube, and extends in the front-rear direction. A tube compression portion having a plate-shaped extending wall portion to be formed, and a tube holding member facing the extending wall portion and holding the pressure generating tube between the extending wall portions are provided.
かかる衝突検知構造において、後壁部及びチューブ圧縮部の車幅方向両端部は、バンパビームに沿って湾曲しており、車両前面に対して傾斜した傾斜部となっている。かかる傾斜部の前方において衝突が発生した場合には、衝突物が車幅方向外方に滑り、前突荷重が延出壁部を回動させるモーメントとして作用せず、延出壁部の折れ曲がりによる衝撃緩和を好適に行うことができないおそれがある。 In such a collision detection structure, both ends of the rear wall portion and the tube compression portion in the vehicle width direction are curved along the bumper beam, and are inclined portions inclined with respect to the front surface of the vehicle. When a collision occurs in front of such an inclined portion, the colliding object slides outward in the vehicle width direction, the front impact load does not act as a moment to rotate the extending wall portion, and the extending wall portion is bent. Impact mitigation may not be performed favorably.
本発明は、前記の点に鑑みてなされたものであり、傾斜部において衝撃緩和を好適に行うことが可能な衝撃緩和構造体を提供することを課題とする。 The present invention has been made in view of the above points, and an object of the present invention is to provide an impact mitigation structure capable of suitably performing impact mitigation in an inclined portion.
前記した課題を解決するために、本発明の衝撃緩和構造体は、車幅方向に延在するとともに、車両のバンパビームの前側に設けられる板形状のベース部と、車幅方向に延在するとともに、前記ベース部から車体前方に延設されるプレート部と、を備え、前記ベース部及び前記プレート部は、車幅方向中央から車幅方向外方にずれた位置に、平面視で車幅方向外方に向かうにつれて後方に傾斜する傾斜部を有し、前記プレート部は、前記傾斜部において上面又は下面から突出するボックス形状部を有し、前記ボックス形状部の前端部は、前記傾斜部と略平行な受圧部であることを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problems, the impact mitigation structure of the present invention extends in the vehicle width direction, and also extends in the vehicle width direction with a plate-shaped base portion provided on the front side of the bumper beam of the vehicle. A plate portion extending from the base portion to the front of the vehicle body is provided, and the base portion and the plate portion are located at positions deviated outward from the center in the vehicle width direction in the vehicle width direction in a plan view. The plate portion has a box-shaped portion that inclines rearward as it goes outward, the plate portion has a box-shaped portion that protrudes from the upper surface or the lower surface in the inclined portion, and the front end portion of the box-shaped portion has the inclined portion. It is characterized in that it is a substantially parallel pressure receiving portion.
本発明によると、ボックス形状部が前突荷重を受けるので、傾斜部において衝撃緩和を好適に行うことができる。 According to the present invention, since the box-shaped portion receives the front impact load, the impact mitigation can be suitably performed in the inclined portion.
本発明の実施形態について、本発明の衝撃緩和構造体を、例えば歩行者の衝突エネルギを吸収するために車両のフロントバンパ(車両用バンパ)に適用した場合を例にとり、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、前後、上下、左右といった方向を表す表現は、車両の乗員を基準とする。 Details of the embodiment of the present invention are taken with reference to the drawings, for example, when the impact mitigation structure of the present invention is applied to a front bumper (vehicle bumper) of a vehicle in order to absorb collision energy of a pedestrian, for example. Explain to. In the following description, the same elements are designated by the same reference numerals, and duplicate description will be omitted. In addition, expressions representing directions such as front-back, up-down, and left-right are based on the occupants of the vehicle.
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両用バンパ1Xは、例えば車両の前部に衝突物(例えば、歩行者)が衝突した際に、衝撃を緩和する(衝突エネルギを吸収する)とともに、かかる衝突を検知するための構造である。図1及び図2に示すように、車両用バンパ1Xは、車両前部のバンパビーム2及びバンパフェース3と、バンパビーム2及びバンパフェース3の間に設けられている衝撃緩和構造体1Yと、衝撃緩和構造体1Yの圧力発生部4に接続される左右一対の圧力センサ5,5と、を備える。衝撃緩和構造体1Yは、車幅方向に延設される圧力発生部4と、エネルギ吸収部材6と、補強部材40と、を備える。
As shown in FIG. 1, the
<バンパビーム>
バンパビーム2は、車両前部において車幅方向に延設される金属製部材である。バンパビーム2は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、バンパビーム2は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。バンパビーム2の車幅方向両端部は、当該バンパビーム2の後側において前後方向に延設される車両の骨格部材(フロントサイドメンバ)に連結されている。車両の衝突(前突)時には、バンパビーム2は、当該バンパビーム2に入力される衝突荷重(エネルギ)を前記骨格部材に伝達する。
<Bumper beam>
The
図2に示すように、バンパビーム2は、側面視で、前後方向に延設される上壁部2aと、上壁部2aの前端部から下方に延設される前壁部2bと、前壁部2bの下端部から後方に延設される中間上壁部2cと、を一体に備える。また、バンパビーム2は、側面視で、中間上壁部2cの後端部から下方に延設される中間前壁部2dと、中間前壁部2dの下端部から前方に延設される中間下壁部2eと、中間下壁部2eの前端部から下方に延設される前壁部2fと、前壁部2fの下端部から後方に延設される下壁部2gと、を一体に備える。
As shown in FIG. 2, the
すなわち、バンパビーム2の前面には、中間上壁部2c、中間前壁部2d及び中間下壁部2eによって構成される凹部が形成されている。後記する圧力発生部4、エネルギ吸収部材6の圧縮部20及び補強部材40は、かかる凹部の前方に配置されており、組付及び分解が容易化されている。また、上下の前壁部2b,2fには、それぞれ孔部2b1,2f1が形成されている。
That is, a recess formed by the intermediate
<バンパフェース>
バンパフェース3は、バンパビーム2の前方に設けられ、車両の外表面(意匠面)を構成する樹脂製部材又は金属製部材である。バンパフェース3は、側面視で、前後方向に延設される上壁部3aと、上壁部3aの前端部から下方に延設される前壁部3bと、前壁部3bの下端部から後方に延設される下壁部3cと、を一体に備える。
<Bumper face>
The
<圧力発生部>
圧力発生部4は、バンパビーム2とバンパフェース3との間、より詳細には、後記するベース部10と緩衝部1Zとの間において、車幅方向に延設されている。圧力発生部4は、可撓性を有する中空(チューブ状)の樹脂製部材(圧力発生チューブ)であり、荷重によって圧縮されて潰れると、内部の流体(例えば、空気)に圧力を発生させる。
<Pressure generator>
The
<圧力センサ>
図1に示すように、左右一対の圧力センサ5,5は、それぞれ圧力発生部4の両端部に接続されている。圧力センサ5は、圧力発生部4の潰れ変形によって発生した内部流体の圧力を検出し、検出結果を制御部(図示せず)へ出力する。制御部は、左右一対の圧力センサ5,5の検出結果に基づいて、例えば、車両の前部に設けられる動力室のフード(ボンネット)を上げることによって衝突物(例えば、歩行者)を保護する制御を実行する。
<Pressure sensor>
As shown in FIG. 1, the pair of left and
<エネルギ吸収部材>
エネルギ吸収部材6は、バンパビーム2とバンパフェース3との間に設けられる樹脂製部材(例えば、PP(ポリプロピレン製))である。エネルギ吸収部材6は、例えば射出成型によって形成されており、衝突検知遅れの無い剛性を有する。エネルギ吸収部材6は、車両の衝突(前突)時に、前突荷重(エネルギ)を吸収するとともに、圧力発生部4を圧縮して当該圧力発生部4内の流体に圧力を発生させる。図2に示すように、エネルギ吸収部材6は、ベース部10と、圧縮部20と、ヒンジ部30と、を一体に備える。
<Energy absorption member>
The energy absorbing member 6 is a resin member (for example, PP (polypropylene)) provided between the
≪ベース部≫
ベース部(後壁部)10は、圧力発生部4の後側に配置されており、上下方向及び左右方向に延設される(すなわち、前額面方向に延びる)長板状部である。図1に示すように、ベース部10は、バンパビーム2に沿うように、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、ベース部10は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。図3に示すように、ベース部10には、矩形状を呈する孔部11と、当該孔部11の上縁部から下方に延設される係止部12と、当該孔部11の下縁部から上方に延設される脱落防止部13と、の組み合わせが、車幅方向に複数形成されている。係止部12は、後記する孔部44aの周縁部に係止可能な爪形状を呈する。脱落防止部13は、孔部11の下縁部の両端部にスペースを残して中間部から上方へ延設される舌片形状を呈する。
≪Base part≫
The base portion (rear wall portion) 10 is arranged on the rear side of the
図2に示すように、ベース部10には、上下一対の突起部14,14が複数形成されている。突起部14は、ベース部10から後方に突出している。上側の突起部14は、バンパビーム2の前壁部2bに形成された孔部2b1に挿通されている。下側の突起部14は、バンパビーム2の前壁部2fに形成された孔部2f1に挿通されている。上側の突起部14の上下方向寸法及び対応する孔部2b1の上下方向寸法と、下側の突起部14の上下方向寸法及び対応する孔部2f1の上下方向寸法と、のうち、少なくとも一方の上下方向寸法の組み合わせは等しい。
As shown in FIG. 2, a plurality of upper and lower pairs of
突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)の組み合わせは、バンパビーム2の車幅方向中央部及び車幅方向端部の間に設けられており、エネルギ吸収部材6及びバンパビーム2の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。また、突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)の組み合わせは、エネルギ吸収部材6がバンパビーム2に組み付けられる際に、エネルギ吸収部材6をバンパビーム2に対して互いに位置決めする位置決め部としても機能する。
The combination of the
本実施形態において、上下ずれ防止部としての突起部14及び孔部2b1(又は孔部2f1)は、車幅方向端部からバンパビーム2の車幅方向寸法の略1/4の距離となる部位P(図1参照)に設けられている。かかる位置は、バンパビーム2の中央部に荷重が集中する衝突の場合においても、バンパビーム2が後退しない位置であるため、バンパビーム2とエネルギ吸収部材6との間には、車両前後方向の隙間は発生しない。バンパビーム2及びエネルギ吸収部材6は、部位Pの近傍において比較的大きく湾曲している。車両用バンパ1Xは、かかる部位P又は部位Pの近傍に上下ずれ防止部を備えることによって、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の上下方向のずれを好適に防止し、衝突荷重(エネルギ)を好適に吸収することができる。
In the present embodiment, the
ベース部10には、上下一対のフランジ部15,15が形成されている。上側のフランジ部15は、ベース部10の上縁部から後方へ延設されており、バンパビーム2の上壁部2aの上方に配置されている。下側のフランジ部15は、ベース部10の下縁部から後方へ延設されており、バンパビーム2の下壁部2gの下方に配置されている。
A pair of upper and
下側のフランジ部15は、バンパビーム2の車幅方向中央部及び車幅方向端部の間(本実施形態では、少なくとも部位Pの近傍)において、バンパビーム2の下面すなわち下壁部2gと当接する。このように、フランジ部15は、エネルギ吸収部材6及びバンパビーム2の上下方向のずれを防止する上下ずれ防止部として機能する。また、フランジ部15は、ベース部10を補強する補強部としても機能する。
The
上側のフランジ部15及びバンパビーム2の上壁部2aは、バンパビーム2の車幅方向端部と当該端部側の孔部2b1との間において、ボルト締結等によって互いに固定されている。
The
同様に、下側のフランジ部15及びバンパビーム2の下壁部2gは、バンパビーム2の車幅方向端部と当該端部側の孔部2f1との間において、ボルト締結等によって互いに固定されている。
Similarly, the
≪圧縮部≫
図2に示すように、圧縮部20は、圧力発生部4の前側に配置されており、通常時には圧力発生部4を圧縮せず、車両の衝突(前突)時にベース部10と協働して圧力発生部4を圧縮する部位である。圧縮部20は、前後方向に延設される延出壁部21と、延出壁部21の前端部から下方に延設される前壁部22と、延出壁部21の前端部近傍から、前壁部22と対向するように下方に延設される対向壁部23と、延出壁部21の後端部近傍から下方に延設される圧縮壁部24と、を一体に備える。延出壁部21は、ベース部10の車幅方向にわたってベース部10の同一高さ位置から延出しており、ベース部10と同様に、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈する。すなわち、延出壁部21は、車幅方向中央部が最も前方に位置し、車幅方向端部に行くにつれて後方に下がる形状を呈する。
≪Compression part≫
As shown in FIG. 2, the
本実施形態において、延出壁部21は、前方に行くにつれて下方に向かうように傾斜している長板状部である。すなわち、延出壁部21の前端部(先端部)は、延出壁部21の後端部(基端部)よりも下方に位置する。つまり、延出壁部21の先端部は、延出壁部21の基端部に対して、上下方向のうち圧力発生部4側にオフセットしている。また、延出壁部21は、側面視で下に凸となるように屈曲形成されている。このように、延出壁部21は、平面視で前方に凸状の弓型形状を呈するベース部10から斜め前下方へ延設されているため、延出壁部21の輪郭(太枠で強調)は、側面視で略平行四辺形状を呈する。
In the present embodiment, the extending
図2に示すように、前壁部22には、孔部22aが形成されている。孔部22aの周縁部には、後記する補強部材40の係止部45が係止される。対向壁部23の長さ(上下方向寸法)は、前壁部22よりも短く設定されている。かかる対向壁部23には、後記する補強部材40の係止部45が当接する。圧縮壁部24は、ベース部10から圧力発生部4の直径だけ離れた位置に設けられている。
As shown in FIG. 2, a
≪ヒンジ部≫
ヒンジ部30は、圧力発生部4の上方において、圧縮部20の延出壁部21の後端部(基端部)を、ベース部10に対して回動可能に連結する。ヒンジ部30は、ベース部10から前方に延設される上壁部(第一壁部)31と、上壁部31の前端部から下方に延設される前壁部(第二壁部)32と、を一体に備える。前壁部32の下端部は、圧縮部20の延出壁部21の後端部と連結されている。
≪Hinge part≫
The
<補強部材>
補強部材40は、圧縮部20の延出壁部21と対向するように設けられており、当該延出壁部21と協働して圧力発生部4を保持する樹脂製部材(例えばPP(ポリプロピレン)製)である。補強部材40は、例えば射出成型によって形成されており、圧縮部20と同様に、衝突検知遅れの無い剛性を有する。補強部材40は、前後方向に延設される延出壁部41と、延出壁部41の後端部から下方に延設される中間片部42と、中間片部42の下端部から後方に延設される下片部43と、下片部43の後端部から上方に延設される後片部44と、延出壁部41の前端部から上方に延設される係止部45と、を一体に備える。
<Reinforcing member>
The reinforcing
中間片部42及び下片部43は、延出壁部41にとってのヒンジ部として、ヒンジ部30と同様の機能を有する。後片部44には、矩形状を呈する孔部44aが形成されている。孔部44aの周縁部には、ベース部10の係止部12が係止される。すなわち、補強部材40は、バンパビーム2の凹部の前側(凹部内)において、ベース部10の後側に係止される。係止部45は、孔部22aの周縁部に係止可能な爪形状を呈する。
The
≪緩衝部≫
ここで、エネルギ吸収部材6の圧縮部20及びヒンジ部30、並びに、補強部材40は、ベース部10から車両前後方向外側(ここでは、前側)に延設される緩衝部(プレート部)1Zを構成する。緩衝部1Zは、車両の衝突時に荷重が入力される部位である。緩衝部1Zは、圧縮部20及び補強部材40によって上下方向に多層構造(ここでは、二層構造)を呈するとともに、圧縮部20及び補強部材40の間に、圧力発生部4が配置される中空部を有する。ここで、中空部は、多層構造における任意の2つの層の間を指す。なお、本実施形態において、緩衝部1Zは、ベース部10から車両前後方向斜め下側に延設されているが、水平方向に延設されてもよく、車両前後方向斜め上側に延設されていてもよい。
≪Cushioning part≫
Here, the
<傾斜部>
図1に示すように、バンパビーム2及びエネルギ吸収部材6において、部位Pよりも車幅方向外方は、平面視で、車幅方向外方に向かうにつれて後方に傾斜する傾斜部Cを構成する。これは、車両前部の外表面を構成するバンパフェース3(図2参照)の車幅方向両端部が、平面視で、車幅方向外方に向かうにつれて後方に傾斜しているためである。以下、傾斜部Cにおける構造について説明する。
<Inclined part>
As shown in FIG. 1, in the
≪ボックス形状部≫
圧縮部20の延出壁部(上壁部)21は、当該延出壁部21の上面から上方に突出する左右一対のボックス形状部50,50を備える。図4に示すように、ボックス形状部50は、延出壁部21から上方に延設される左右一対の側壁部51,51と、延出壁部21から前方に延設されており、左右一対の側壁部51,51の上端部を繋ぐ上壁部52と、を一体に備える。また、ボックス形状部50は、延出壁部21から上方に延設されており、側壁部51,51及び上壁部52の前端部を繋ぐ前壁部(受圧部)53と、前壁部53から車体前方に突出する複数の受圧リブ54と、を一体に備える。ボックス形状部50は、延出壁部21に形成された矩形状の孔部を上側から塞ぐ筐体形状を呈する。なお、図4において、圧力発生部4及び圧力センサ5は、省略されている。
≪Box shape part≫
The extension wall portion (upper wall portion) 21 of the
上壁部52は、側面視で略水平方向に延設されており、前壁部53は、側面視で略鉛直方向に延設されている。すなわち、ボックス形状部50は、側面視で前上部に略直角となる角を有する略直角三角形状を呈する。前壁部53は、延出壁部21の先端部(前端部)よりも若干基端部側(後端部側)に寄って、平面視で傾斜部Cの前端部と略平行に(すなわち、車幅方向において傾斜部Cに沿って傾斜するように)設けられている。前壁部53は、傾斜部Cの前方において衝突が発生した場合に、前突荷重を受ける受圧部として機能する。
The
受圧リブ54は、上下方向に延設されている。受圧リブ53の先端部は、車両前後方向において延出壁部21の先端部と同じ位置に設けられている。複数の受圧リブ53は、車幅方向に配列されている。受圧リブ54の上端部は、側面視でR形状を呈する。かかる構成によると、車両に衝突が発生してボックス形状部50が下方に回動した場合に、受圧リブ54に続いて上壁部52が前突荷重を好適に受けることができる。また、平面視で孔部22aと重なる部位には、受圧リブ54は設けられていない。これは、圧縮部20の成形時における金型の抜きを考慮したためである。
The
≪リブ≫
図5に示すように、補強部材40の延出壁部(下壁部)41は、当該延出壁部41の下面から下方に突出する複数のリブ60を備える。リブ60は、側面視で後下部に直角に近い鈍角の角を有する略三角形状を呈する。リブ60は、前後方向に沿うように延設されている。より詳細には、リブ60は、平面視で、傾斜部Cの傾斜方向に略直交する方向に延設されている。リブ60の後端部は、ベース部10と角度θを空けて離間している。複数のリブ60は、車幅方向に配列されている。複数のリブ60は、傾斜部Cの前方において衝突が発生した場合に、ベース部10と当接することによって圧縮部20の延出壁部41及び補強部材40の延出壁部41の回動変形の角度を規制する角度規制部として機能する。
≪Rib≫
As shown in FIG. 5, the extending wall portion (lower wall portion) 41 of the reinforcing
図1に示すように、圧縮部20の前壁部22は、当該前壁部22から車体前方(車体から離間する方向)に突出する左右一対の凸部70,70を備える。図4に示すように、凸部70は、前壁部22から前方に延設される左右一対の側壁部71,71と、前壁部22から前方に延設されており、左右一対の側壁部71,71の上端部を繋ぐ上壁部72と、を一体に備える。また、ボックス形状部50は、側壁部71,71及び上壁部72の前端部を繋ぐ前壁部73を一体に備える。凸部70は、前壁部22に形成された矩形状の切欠部を前側から塞ぐとともに下側に開口を有する筐体形状を呈する。凸部70の先端部は、平面視で傾斜部Cの前端部と略平行であり(車幅方向において傾斜部Cに沿って傾斜しており)、ボックス形状部50の受圧リブ54よりも前方に位置する。凸部70は、傾斜部Cにおいて、左右一対のボックス形状部50よりも車幅方向内方に設けられている。左右一対の凸部70は、車両に衝突が発生した場合に、前突荷重を先行的に受けるとともに、傾斜部Cの前方において衝突が発生した場合に、前突荷重をボックス形状50とともに受けることができる。また、上壁部72及び前壁部73の間に構成される角部は、側面視でR形状を呈する。かかる構成によると、車両に衝突が発生して凸部70が下方に回動した場合に、前壁部73に続いて上壁部72が前突荷重を好適に受けることができる。凸部70の先端部(の一部又は全体)は、傾斜部Cではない車幅方向中間部における前壁部22よりも前方に位置してもよく、後方に位置してもよい。
As shown in FIG. 1, the
≪爪部≫
図1に示すように、ベース部10は、車幅方向両端部に上下一対の爪部80,80をそれぞれ備える。図4に示すように、爪部80は、ベース部10の車幅方向端部から後方に延設されている。爪部80は、ベース部10の車幅方向端部から後方に延設される片部81と、片部81の後端部から車幅方向内方に延設される突起部82と、を一体に備える。片部81は、車幅方向に弾性変形可能である。上の爪部80は、バンパビーム2の前壁部2bに対して車幅方向外側から係止されており、下の爪部80は、バンパビーム2の前壁部2fに対して車幅方向外側から係止されている。爪部80は、バンパビーム2の車幅方向端部に対して車幅方向端部から後方に回り込み、突起部82がベース部10と協働することによって、バンパビーム2の車幅方向端部を前後方向から挟持する。また、左右一対の爪部80,80の片部81,81は、バンパビーム2を車幅方向両端部から挟持する。車幅方向両端部の爪部80は、かかる係止手法によって、ベース部10がバンパビーム2に対して前後方向及び車幅方向にずれることを防止する。
≪Nail part≫
As shown in FIG. 1, the
<補強部材のエネルギ吸収部材への組付>
作業者は、エネルギ吸収部材6のベース部10と圧縮壁部24との間に圧力発生部4を配置した状態で、補強部材40をエネルギ吸収部材6へ組み付ける。ここで、作業者は、補強部材40の後片部44をベース部10の孔部11に前方から挿入し、ベース部10の係止部12を後片部44の孔部44aに係止させる。同様に、作業者は、補強部材40の係止部45を対向壁部23に当接させるとともに前壁部22の孔部22aに係止させる。
<Assembly of reinforcing member to energy absorbing member>
The operator assembles the reinforcing
ここで、後片部44が孔部11に挿入される際には、脱落防止部13は、後方へ避けるように弾性変形し、後片部44の孔部11への挿入を許容する。一方、係止部12が孔部44aに係止された後には、脱落防止部13は、後片部44のベース部10からの脱落を防止する。
Here, when the rear piece portion 44 is inserted into the
<エネルギ吸収部材及び補強部材のバンパビームへの組付>
続いて、作業者は、圧力発生部4、エネルギ吸収部材6及び補強部材40の組立体を、バンパビーム2へ組み付ける。ここで、作業者は、エネルギ吸収部材6の爪部80を、バンパビーム2の車幅方向両端部に車幅方向外側から係止させる。また、作業者は、エネルギ吸収部材6の突起部14をバンパビーム2の孔部2b1,2f1に挿通させることによって、バンパビーム2に対するエネルギ吸収部材6の位置決めを行う。続いて、作業者は、位置決めされたバンパビーム2及びエネルギ吸収部材6を、ボルト締結等によって互いに固定させる。
<Assembly of energy absorbing member and reinforcing member to bumper beam>
Subsequently, the operator assembles the assembly of the
<衝突時における圧力発生部の圧縮>
図2に示すように、車両の衝突(前突)時には、前突荷重Fは、圧縮部20の延出壁部21に対して、ヒンジ部30(特に、上壁部31と前壁部32との連結部位)を軸として下方へ回動するモーメントMとして作用する。同様に、前突荷重Fは、補強部材40の延出壁部41に対して、延出壁部41の基端部(延出壁部41と中間片部42との連結部位)を軸として下方へ回動するモーメントMとして作用する。かかるモーメントMによって、圧縮部20の圧縮壁部24は、ベース部10との間に圧力発生部4を挟み込み、圧力発生部4を後方へ潰すように圧縮する。また、側面視で略平行四辺形状の輪郭を有する延出壁部41は、前突荷重Fによって面外変形を生じる。
<Compression of pressure generating part at the time of collision>
As shown in FIG. 2, at the time of a vehicle collision (front collision), the front collision load F is applied to the hinge portion 30 (particularly, the upper wall portion 31 and the front wall portion 32) with respect to the extending
また、車両の傾斜部Cの前方における衝突(微小ラップ衝突)時には、前突荷重は、図5に示すボックス形状部50及び凸部70を介して、圧縮部20の延出壁部21及び補強部材40の延出壁部41に入力される。したがって、前突荷重が車幅方向外方に滑るように逃げずに延出壁部21,41を下方へ回動させ、圧縮部20の圧縮壁部24は、ベース部10との間に圧力発生部4を挟み込み、圧力発生部4を後方へ潰すように圧縮する。かかる構成によると、傾斜部Cの前方において衝突が発生した場合においても、延出壁部21,41の回動によって前突荷重を好適に吸収することができるとともに、圧力発生部4の潰れによって衝突を好適に検知することができる。
Further, at the time of a collision (small lap collision) in front of the inclined portion C of the vehicle, the front collision load is applied to the extending
本発明の実施形態に係る衝撃緩和構造体1Yは、車幅方向に延在するとともに、車両のバンパビーム2の前側に設けられるベース部10と、車幅方向に延在するとともに、前記ベース部10から車体前方に延設されるプレート部(緩衝部1Z)と、を備え、前記ベース部10及び前記プレート部は、車幅方向中央から車幅方向外方にずれた位置に、平面視で車幅方向外方に向かうにつれて後方に傾斜する傾斜部Cを有し、前記プレート部は、前記傾斜部Cにおいて上面又は下面から突出するボックス形状部50を有し、前記ボックス形状部50の前端部は、前記傾斜部Cと略平行な受圧部(前壁部53)であることを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、ボックス形状部50が前突荷重を受けるので、傾斜部Cにおいて衝撃緩和を好適に行うことができる。
The
Therefore, in the
また、衝撃緩和構造体1Yは、前記プレート部が、前記傾斜部Cにおいて前記ボックス形状部50と反対側の面から突出するリブ60を有し、前記リブ60は、前後方向に沿うように延設されており、前記ベース部10とは離間していることを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、リブ60によってボックス形状部50の強度及び剛性を向上するとともに、リブ60及びベース部10の間に隙間が無い場合と比較して、前突荷重によるモーメントをプレート部に対して好適に作用させることができる。
Further, in the
Therefore, the
また、衝撃緩和構造体1Yは、前記受圧部から車体前方に突出する受圧リブ54を有することを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、受圧部の強度及び剛性を向上し、前突荷重によるモーメントをプレート部に対して好適に作用させることができる。
Further, the
Therefore, the
また、衝撃緩和構造体1Yは、前記プレート部が、上壁部(延出壁部21)及び下壁(延出壁部41)部を有し、前記上壁部及び前記下壁部の間に設けられる圧力発生部4を備えることを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、上壁部及び下壁部によって衝撃吸収量を増大し、前突荷重によるモーメントをプレート部に対して好適に作用させるとともに、圧力発生部4において圧力を好適に発生し、当該圧力を衝突検知に用いることができる。
Further, in the
Therefore, in the
また、衝撃緩和構造体1Yは、前記プレート部が、前記ボックス形状部50よりも車体前方に突出する凸部70を有し、前記凸部70は、前記傾斜部Cにおいて、前記ボックス形状部50よりも車幅方向内方に設けられていることを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、凸部70によって前突荷重をプレート部に速やかに伝達することができるとともに、傾斜部Cの前方で衝突が発生した場合には、前突荷重を凸部70及びボックス形状部50の両方で好適に受けることができる。
Further, the
Therefore, the
また、衝撃緩和構造体1Yは、前記ベース部10は、車両のバンパビーム2の車幅方向両端部に対して当該バンパビーム2の車幅方向外側から係止される爪部80を有することを特徴とする。
したがって、衝撃緩和構造体1Yは、前突荷重によってベース部10及びプレート部が上下方向におけるプレート部の傾斜の反対方向に移動することを防止し、前突荷重によってプレート部を回動方向に好適に変形させ、衝撃吸収を好適に行うことができる。
Further, the
Therefore, the
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、衝撃緩和構造体1Yは、上下反転した構造であってもよい。この場合、延出壁部21,41は、前方に向かうにつれて上方にいくように傾斜する。また、ボックス形状部50は、下壁部となる延出壁部21から下方に突出し、リブ60は、上壁部となる延出壁部41から上方に突出する。すなわち、延出壁部21,41が、前方に行くにつれて下方に向かうように傾斜している場合には、ボックス形状部50は、上側の延出壁部21の上面から上方に突出し、リブ60は、下側の延出壁部41の下面から下方に突出する。また、延出壁部21,41が、前方に行くにつれて上方に向かうように傾斜している場合には、ボックス形状部50は、下側の延出壁部21の下面から下方に突出し、リブ60は、上側の延出壁部41の上面から上方に突出する。
Although the embodiments of the present invention have been described in detail above, the present invention is not limited to the above-described embodiments and can be appropriately modified without departing from the gist of the present invention. For example, the
1X 車両用バンパ
1Y 衝撃緩和構造体
1Z 緩衝部(プレート部)
2 バンパビーム
3 バンパフェース
4 圧力発生部(衝撃緩和構造体)
6 エネルギ吸収部材(衝撃緩和構造体)
10 ベース部
20 圧縮部(緩衝部)
21 延出壁部(上壁部)
40 補強部材(緩衝部)
41 延出壁部(下壁部)
50 ボックス形状部
53 前壁部(受圧部)
54 受圧リブ
60 リブ
70 凸部
80 爪部
2
6 Energy absorption member (impact mitigation structure)
10
21 Extended wall part (upper wall part)
40 Reinforcing member (buffer)
41 Extended wall part (lower wall part)
50
54
Claims (6)
車幅方向に延在するとともに、前記ベース部から車体前方に延設されるプレート部と、
を備え、
前記ベース部及び前記プレート部は、車幅方向中央から車幅方向外方にずれた位置に、平面視で車幅方向外方に向かうにつれて後方に傾斜する傾斜部を有し、
前記プレート部は、前記傾斜部において上面又は下面から突出するボックス形状部を有し、
前記ボックス形状部の前端部は、前記傾斜部と略平行な受圧部である
ことを特徴とする衝撃緩和構造体。 In addition to extending in the vehicle width direction, the base part provided on the front side of the bumper beam of the vehicle and
A plate portion that extends in the vehicle width direction and extends from the base portion to the front of the vehicle body,
With
The base portion and the plate portion have an inclined portion that is inclined rearward as it goes outward in the vehicle width direction in a plan view at a position deviated from the center in the vehicle width direction to the outside in the vehicle width direction.
The plate portion has a box-shaped portion that protrudes from the upper surface or the lower surface at the inclined portion.
An impact mitigation structure characterized in that the front end portion of the box-shaped portion is a pressure receiving portion substantially parallel to the inclined portion.
前記リブは、前後方向に沿うように延設されており、前記ベース部とは離間している
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩和構造体。 The plate portion has ribs protruding from a surface opposite to the box-shaped portion at the inclined portion.
The impact mitigation structure according to claim 1, wherein the ribs are extended along the front-rear direction and are separated from the base portion.
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩和構造体。 The impact mitigation structure according to claim 1, further comprising a pressure receiving rib projecting from the pressure receiving portion to the front of the vehicle body.
前記上壁部及び前記下壁部の間に設けられる圧力発生部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩和構造体。 The plate portion has an upper wall portion and a lower wall portion.
The impact mitigation structure according to claim 1, further comprising a pressure generating portion provided between the upper wall portion and the lower wall portion.
前記凸部は、前記傾斜部において、前記ボックス形状部よりも車幅方向内方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩和構造体。 The plate portion has a convex portion that protrudes forward of the vehicle body from the box-shaped portion.
The impact mitigation structure according to claim 1, wherein the convex portion is provided in the inclined portion inward in the vehicle width direction with respect to the box-shaped portion.
ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃緩和構造体。 The impact mitigation structure according to claim 1, wherein the base portion has claw portions that are locked to both ends of the bumper beam of the vehicle in the vehicle width direction from the outside in the vehicle width direction of the bumper beam.
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