JP2021113011A - 制御装置 - Google Patents

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朋香 浅井
Tomoka Asai
朋香 浅井
孝光 鈴木
Takamitsu Suzuki
孝光 鈴木
佑奈 田中
Yuna Tanaka
佑奈 田中
里奈 近藤
Rina Kondo
里奈 近藤
利恵 森本
Rie Morimoto
利恵 森本
史江 柴田
Fumie Shibata
史江 柴田
景子 五十嵐
Keiko Igarashi
景子 五十嵐
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Abstract

【課題】サンバイザに設けられたミラーを化粧に用いる場合において、車内を汚れにくくする技術を提供する。【解決手段】S102で、CPUは、化粧を開始するための非接触操作である開始操作が検出されたか否かを判定する。CPUは、S102で開始操作が検出されたと判定した場合には、処理をS104へ移行し、車両が駐車中であるか否かを判定する。CPUは、S104で車両が駐車中でないと判定した場合には、処理をS105へ移行し、車両を、通常モードから、車両のサンバイザに設けられたミラーが乗員に対向するようにサンバイザが降下した状態である化粧モードへ変更する。【選択図】図3

Description

本開示は、制御装置に関する。
車両の運転席や助手席には、フロントガラス上部からの入射光を遮るためにサンバイザが設けられている。
特許文献1には、車両の乗員が身だしなみの確認や化粧などをするためのミラーが設置されたサンバイザが記載されている。当該ミラーはサンバイザが降下した状態で使用される。
特開2019−48600号公報
一般的に、サンバイザに設けられたミラーを使用する際には車両の乗員が手動でサンバイザを降下させ、使用を終える際には手動でサンバイザを上方へ格納する。
しかしながら、化粧中の乗員の手は化粧道具や化粧をした顔を触ることで汚れていることが多いため、サンバイザを手動で動かすと汚れることがある。
本開示の一局面は、サンバイザに設けられたミラーを化粧に用いる場合において、車内を汚れにくくする技術を提供する。
本開示の一態様は、車両に搭載された制御装置であって、検出部(311,S102,S107,S112)と、モード変更部(311,S105,S108,S109,S110,S113)と、を備える。検出部は、非接触操作を検出するように構成される。モード変更部は、検出部により化粧を開始するための所定の非接触操作である開始操作が検出された場合、車両を通常モードから化粧用の状態である化粧モードへ変更するように構成される。化粧モードは、車両のサンバイザに設けられたミラーが乗員に対向するように、サンバイザが降下した状態である。このような構成によれば、サンバイザに設けられたミラーを化粧に用いる場合において、車内を汚れにくくすることができる。
本開示の別の態様は、車両に搭載された制御装置であって、判定部(311,S103)と、モード変更部(311,S110)と、を備える。判定部は、少なくとも車両の位置及び車両の状態に基づいて所定の化粧状況になったかを判定する。モード変更部は、判定部により化粧状況になったと判定された場合、車両を通常モードから化粧用の状態である化粧モードへ変更するように構成される。化粧モードは、車両のサンバイザに設けられたミラーが乗員に対向するように、サンバイザが降下した状態である。このような構成によれば、サンバイザに設けられたミラーを化粧に用いる場合において、車内を汚れにくくすることができる。
制御システムの構成を示すブロック図である。 サンバイザの概略図である。 モード変更処理のフローチャートである。 モード変更処理のフローチャートである。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す制御システム1は、車両に搭載されるシステムである。制御システム1は、マイク11と、乗員カメラ12と、車速センサ13と、シフトセンサ14と、前方カメラ15と、測距装置16と、ディスプレイ21と、サンバイザ駆動部22と、シート駆動部23と、電子サンシェード24と、制御装置31と、を備える。
マイク11は、車両の乗員の音声を入力するためのマイクである。マイク11は、車室内に設けられる。マイク11は、入力した音声を制御装置31へ出力する。
乗員カメラ12は、乗員の顔を含む範囲を撮像するためのカメラである。乗員カメラ12は、車室内に設けられる。乗員カメラ12は、撮像した画像を制御装置31へ出力する。
車速センサ13は、車両の走行速度を検出するためのセンサである。車速センサ13は、検出した走行速度を制御装置31へ出力する。
シフトセンサ14は、乗員が操作するシフトレバーの操作位置を検出するためのセンサである。シフトセンサ14は、検出した操作位置を制御装置31へ出力する。
前方カメラ15は、車両の前方を撮像するためのカメラである。前方カメラ15は、車両の前部に設けられる。前方カメラ15は、撮像した画像を制御装置31へ出力する。
測距装置16は、車両前方の物標までの距離を検出するための装置である。測距装置16は、車両の前部に設けられる。測距装置16は、検出した距離を制御装置31へ出力する。測距装置16としては、例えばライダ装置やミリ波レーダなどが用いられる。
ディスプレイ21は、画像を表示するための表示装置である。ディスプレイ21は、図2に示すように、車両のサンバイザ4に設けられている。
サンバイザ4は、乗員が日よけとして用いるための板状の部材である。サンバイザ4は、フロントガラスと車室内の天井との境界付近に設けられている。サンバイザ4は、車室内の天井により回動可能に支持されている。本実施形態のサンバイザ4は、第1板41と、第2板42と、を備える。第1板41及び第2板42はいずれも、ほぼ同じ大きさの長方形状の板状部材である。ディスプレイ21は、第1画面211と、第2画面212と、を備える。第1板41には、一方の面に第1画面211が設けられている。第2板42にも同様に、一方の面に第2画面212が設けられている。第1板41は、車室内の天井により回動可能に支持されている。第2板42は、第1板41により図2に示すの矢印の方向へスライド移動可能に支持されている。具体的には、第2板42は、第1板41における第1画面211が設けられている側の面とは反対側の面に第2画面212が対向するように第1板41と重なる第1位置と、第1位置よりも第1板41の回転軸に対して遠ざかることにより第2画面212が露出する第2位置と、の間でスライド移動可能に構成されている。図2は、第2板42が第2位置となっている状態を示している。車室内の天井に対してサンバイザ4が垂直に近い角度で開いている状態で、第1画面211及び第2画面212は乗員に対向する側の面に位置する。
ディスプレイ21は、制御装置31からの指示に基づき、乗員カメラ12により撮像された画像等を表示する。上述した乗員カメラ12は、ディスプレイ21の近傍に設けられている。これにより、乗員カメラ12により撮像された画像がディスプレイ21に表示されることで、ディスプレイ21が電子ミラーとして機能する。
サンバイザ駆動部22は、サンバイザ4を駆動するための装置である。サンバイザ駆動部22は、サンバイザ4の近傍に設けられている。サンバイザ駆動部22は、制御装置31からの指示に基づき、サンバイザ4を車室内の天井に対して回動させる。本実施形態では、サンバイザ駆動部22は、第1板41を車室内の天井に対して回動させる。加えて、サンバイザ駆動部22は、第2板42を第1板41に対してスライド移動させる。
シート駆動部23は、図示しない車両のシートを駆動するための装置である。シート駆動部23は、シートの近傍に設けられている。シート駆動部23は、シートの位置を制御装置31の指示する位置に移動する。本実施形態のシート駆動部23は、運転席のシートの位置を車両の床面に対して車両の前後方向へ移動させる。
電子サンシェード24は、制御装置31からの指示に基づき車両の窓の光透過率を変更する装置である。本実施形態では、運転席の窓、助手席の窓、及びフロントガラスのそれぞれに、シート状の電子サンシェード24が内蔵されている。
制御装置31は、CPU311、ROM312、RAM313、及びフラッシュメモリ314を備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された電子制御装置である。CPU311は、非遷移的実体的記録媒体であるROM312に格納されたプログラムを実行する。当該プログラムが実行されることで、当該プログラムに対応する方法が実行される。なお、制御装置31は、1つのマイクロコンピュータを備えてもよいし、複数のマイクロコンピュータを備えてもよい。また、制御装置31の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、一つあるいは複数のハードウェアを用いて実現されてもよい。例えば、上記機能がハードウェアである電子回路によって実現される場合、その電子回路は、デジタル回路、又はアナログ回路、あるいはこれらの組合せによって実現されてもよい。
[2.処理]
次に、制御装置31のCPU311が実行するモード変更処理について、図3及び図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、CPU311は、車両のアクセサリスイッチがオンされると、図3及び図4に示すモード変更処理を開始する。
まず、S101で、CPU311は、車両が走行停止中であるか否かを判定する。本実施形態では、CPU311は、車速センサ13により検出された走行速度が所定の停止判定速度以下である場合に、車両が走行停止中であると判定する。停止判定速度は、0km/hに近い値に設定される。CPU311は、S101で車両が走行停止中でないと判定している間、換言すれば、車両が走行中であると判定している間、S101の処理を繰り返す。一方、CPU311は、S101で車両が走行停止中であると判定した場合には、処理をS102へ移行する。
S102で、CPU311は、化粧を開始するための非接触操作である開始操作が検出されたか否かを判定する。制御装置31は、開始操作が検出された場合、車両を通常モードから化粧用の状態である化粧モードへ変更するように構成されている。本実施形態では、CPU311は、マイク11により入力された音声及び乗員カメラ12により撮像された画像のうち少なくとも1つに基づき、開始操作が検出されたか否かを判定する。具体的には、CPU311は、マイク11により入力された音声に対して公知の音声認識処理を実行し、当該音声に対応する文字列を抽出する。そして、CPU311は、フラッシュメモリ314内にあらかじめ記憶されている開始操作を表す文字列と抽出した文字列とが合致する場合に、開始操作が検出されたと判定する。また、CPU311は、乗員カメラ12により撮像された画像に対して公知の画像認識処理を実行し、当該画像に対応するジェスチャを抽出する。そして、CPU311は、フラッシュメモリ314内にあらかじめ記憶されている開始操作を表すジェスチャと抽出したジェスチャとが合致する場合にも、開始操作が検出されたと判定する。CPU311は、S102で開始操作が検出されていないと判定した場合には、処理をS103へ移行する。
S103で、CPU311は、車両の位置及び車両の状態に基づいて所定の化粧状況になったか否かを判定する。制御装置31は、化粧状況になったと判定した場合、車両を通常モードから化粧モードへ変更するように構成されている。本実施形態では、CPU311は、車両の位置、車両の状態及び時刻に基づき、化粧状況になったか否かを判定する。具体的には、CPU311は、車両の位置、車両の状態及び時刻が、乗員により設定された条件を満たした場合、例えば午前8〜9時に乗員の勤務先の駐車場に車両が駐車された場合に、化粧状況になったと判定する。CPU311は、S103で化粧状況になっていないと判定した場合には、処理をS101へ戻す。
一方、CPU311は、S102で開始操作が検出されたと判定した場合には、処理をS104へ移行する。
S104で、CPU311は、車両が駐車中であるか否かを判定する。本実施形態では、CPU311は、シフトセンサ14により検出された操作位置がパーキング位置である場合に、車両が駐車中であると判定する。CPU311は、S104で車両が駐車中でないと判定した場合には、処理をS105へ移行する。ここで、車両が駐車中でないと判定される場合とは、車両が停車中の状態、例えば信号待ち等で走行を一時的に停止している状態である。
S105で、CPU311は、車両を通常モードから停車中の化粧モードである停車化粧モードへ変更する。本実施形態では、CPU311は、サンバイザ駆動部22に対して、第2板42が第1位置である状態で第1板41が車室内の天井に対して垂直に近い角度で開いている状態である第1開状態になるように、サンバイザ4を駆動することを指示する。また、CPU311は、ディスプレイ21に対して、乗員カメラ12により撮像された画像を第1画面211に表示することを指示する。さらに、CPU311は、電子サンシェード24に対して、車両の窓の光透過率を所定の遮光用の光透過率に変更することを指示する。遮光用の光透過率は、車両の外から車両の中の様子が透けて見えにくい値、例えば20%程度の低い値に設定される。CPU311は、S105が終了すると、処理をS106へ移行する。
S106で、CPU311は、停車中の車両が発進すべき状況になったか否かを判定する。本実施形態では、CPU311は、前方カメラ15により撮像された画像及び測距装置16により検出された距離のうち少なくとも1つに基づき、停車中の車両が発進すべき状況になったか否かを判定する。具体的には、CPU311は、前方カメラ15により撮像された画像に基づき、車両の前方の信号機を検出し、検出した信号機の点灯色が赤色から青色に変わった場合に、停車中の車両が発進すべき状況になったと判定する。また、CPU311は、測距装置16により検出された距離に基づき、先行車両との距離を検出し、検出した距離が増加した場合、つまり先行車両が発進した場合にも、停車中の車両が発進すべき状況になったと判定する。CPU311は、S106で車両が発進すべき状況になっていないと判定した場合には、処理をS107へ移行する。
S107で、CPU311は、化粧を終了するための非接触操作である終了操作が検出されたか否かを判定する。制御装置31は、終了操作が検出された場合、車両を化粧モードから通常モードへ変更するように構成されている。本実施形態では、CPU311は、開始操作と同様、マイク11により入力された音声及び乗員カメラ12により撮像された画像のうち少なくとも1つに基づき、終了操作が検出されたか否かを判定する。具体的には、CPU311は、マイク11により入力された音声に対して公知の音声認識処理を実行し、当該音声に対応する文字列を抽出する。そして、CPU311は、フラッシュメモリ314内にあらかじめ記憶されている終了操作を表す文字列と抽出した文字列とが合致する場合に、終了操作が検出されたと判定する。また、CPU311は、乗員カメラ12により撮像された画像に対して公知の画像認識処理を実行し、当該画像に対応するジェスチャを抽出する。そして、CPU311は、フラッシュメモリ314内にあらかじめ記憶されている終了操作を表すジェスチャと抽出したジェスチャとが合致する場合にも、終了操作が検出されたと判定する。CPU311は、S107で終了操作が検出されていないと判定した場合には、処理をS106へ戻す。一方、CPU311は、S107で終了操作が検出されたと判定した場合には、処理をS109へ移行する。
また、CPU311は、上述したS106で車両が発進すべき状況になったと判定した場合には、処理をS108へ移行する。
S108で、CPU311は、ディスプレイ21に対して、車両が発進すべき状況であることを表示することを指示する。本実施形態では、CPU311は、ディスプレイ21に対して、車両が発進すべき状況であることを文字で表示することを指示する。CPU311は、S108が終了すると、処理をS109へ移行する。
S109で、CPU311は、車両を停車化粧モードから通常モードへ変更する。本実施形態では、CPU311は、サンバイザ駆動部22に対して、第2板42が第1位置である状態で第1板41が車室内の天井に対して対して平行になるように閉じている状態である閉状態になるように、サンバイザ4を駆動することを指示する。また、CPU311は、電子サンシェード24に対して、車両の窓の光透過率を所定の走行用の光透過率に変更することを指示する。走行用の光透過率は、例えば電子サンシェード24が実現可能な最大の値に設定される。CPU311は、S109が終了すると、処理をS101へ戻す。
一方、CPU311は、S103で化粧状況になったと判定した場合には、処理をS110へ移行する。また、CPU311は、S104で車両が駐車中であると判定した場合にも、処理をS110へ移行する。
S110で、CPU311は、車両を通常モードから駐車中の化粧モードである駐車化粧モードへ変更する。本実施形態では、CPU311は、サンバイザ駆動部22に対して、第2板42が第2位置である状態で第1板41が車室内の天井に対して垂直に近い角度で開いている状態である第2開状態になるように、サンバイザ4を駆動することを指示する。また、CPU311は、ディスプレイ21に対して、第1画面211及び第2画面212を1つの連続した画面として、乗員カメラ12により撮像された画像を表示することを指示する。さらに、CPU311は、電子サンシェード24に対して、車両の窓の光透過率を遮光用の光透過率に変更することを指示する。加えて、CPU311は、シート駆動部23に対して、シートの位置を所定の化粧用の位置に移動することを指示する。化粧用の位置は、例えば乗員が車内で化粧を行う際に化粧作業が行いやすいようにステアリングから離れた位置などに設定される。CPU311は、S110が終了すると、処理をS111へ移行する。
S111で、CPU311は、車両が駐車中であるか否かを判定する。上述したように、本実施形態では、CPU311は、シフトセンサ14により検出された操作位置がパーキング位置である場合に、車両が駐車中であると判定する。CPU311は、S111で車両が駐車中であると判定した場合には、処理をS112へ移行する。
S112で、CPU311は、S109と同様、終了操作が検出されたか否かを判定する。CPU311は、S112で終了操作が検出されていないと判定した場合には、処理をS111へ戻す。一方、CPU311は、S112で終了操作が検出されたと判定した場合には、処理をS113へ移行する。
また、CPU311は、S111で車両が駐車中でないと判定した場合にも、処理をS113へ移行する。ここで、車両が駐車中でないと判定される場合とは、シフトレバーがパーキング位置からパーキング位置以外の位置へ操作された場合である。
S113で、CPU311は、車両を駐車化粧モードから通常モードへ変更する。本実施形態では、CPU311は、サンバイザ駆動部22に対して、サンバイザ4を閉状態になるように駆動することを指示する。また、CPU311は、電子サンシェード24に対して、車両の窓の光透過率を走行用の光透過率に変更することを指示する。さらに、CPU311は、シート駆動部23に対して、シートの位置を、化粧用の位置に移動する前の元の位置に移動することを指示する。CPU311は、S113が終了すると、処理をS101へ戻す。
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)制御装置31は、開始操作が検出された場合、車両を通常モードから化粧モードへ変更するように構成されている。化粧モードは、サンバイザ4に設けられたディスプレイ21が乗員に対向するように、サンバイザ4を降下した状態である。このような構成によれば、サンバイザ4に設けられたディスプレイ21を化粧に用いる場合において、車内を汚れにくくすることができる。
(3b)制御装置31は、車両が走行中である場合、車両を通常モードから化粧モードへ変更しないように構成されている。このような構成によれば、運転中に意図せず車両が化粧モードへ変更されてしまうことを生じにくくすることができる。
(3c)化粧モードは、車両の窓の光透過率を変更するように構成された電子サンシェード24により、車両の窓の光透過率が通常モードにおける光透過率と比較して低くされた状態である。このような構成によれば、乗員が化粧をしている様子を車両の外から見えにくくすることができる。
(3d)化粧モードは、乗員のシートの位置を変更可能に構成されたシート駆動部23により、乗員のシートの位置が化粧位置とされた状態である。このような構成によれば、乗員がシートの位置を手動操作で調整する場合と比較して、車内を汚れにくくすることができる。
(3e)制御装置31は、車両が駐車中でない状態において車両を通常モードから化粧モードへ変更する場合には、乗員のシートの位置を変更しないように構成されている。このような構成によれば、信号待ちや渋滞中など駐車中でない状態で乗員が化粧を行う場合において、乗員がすぐに運転動作に移りやすいようにすることができる。
(3f)電子ミラーとして機能するディスプレイ21は、表示面のサイズが変更可能に構成され、車両が駐車中である場合の駐車化粧モードは、車両が停車中である場合の停車化粧モードと比較して、ディスプレイ21の表示面のサイズが大きい状態である。このような構成によれば、停車中に乗員がディスプレイ21を化粧に用いる場合においては、化粧を行いながらでも前方を確認しやすくすることができ、駐車中に乗員がディスプレイ21を化粧に用いる場合においては、表示面を大きくすることで化粧を行いやすくすることができる。
(3g)制御装置31は、終了操作が検出された場合、車両を化粧モードから通常モードへ変更するように構成されている。このような構成によれば、サンバイザ4に設けられたディスプレイ21を用いた化粧を終える場合において、車内を汚れにくくすることができる。
(3h)制御装置31は、化粧モードの車両が停車中である状態において発進すべき状況になった場合、車両を化粧モードから通常モードへと変更するように構成されている。このような構成によれば、乗員がディスプレイ21を用いて化粧を行っている最中に車両が発進すべき状況になった場合に、すぐに運転動作に移りやすいようにすることができる。
(3i)制御装置31は、化粧モードの車両が停車中である状態において発進すべき状況になった場合、車両が発進すべき状況であることをディスプレイ21に表示させるように構成されている。このような構成によれば、乗員が化粧のためにディスプレイ21の方を見ていても、車両が発進すべき状況であることに気付きやすくすることができる。
(3j)制御装置31は、少なくとも車両の位置及び車両の状態に基づいて化粧状況になったと判定した場合、車両を通常モードから化粧モードへ変更するように構成されている。このような構成によれば、開始操作を行わなくても日々のルーティーンに従い車両が化粧モードへ変更されるようにすることが可能となる。
なお、本実施形態では、ディスプレイ21がミラー及び報知部に相当し、シート駆動部23がシート位置調整部に相当し、電子サンシェード24が調光部に相当する。また、S105,S108,S109,S110,S113がモード変更部としての処理に相当し、S102,S107,S112が検出部としての処理に相当し、S103が判定部としての処理に相当する。
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(4a)上記実施形態では、第1板41及び第2板42の2枚の板を備える構成のサンバイザ4を例示したが、サンバイザ4の構成はこれに限定されるものではない。例えば、サンバイザ4は1枚の板であってもよい。
(4b)上記実施形態では、運転席側のサンバイザ4の構成について説明したが、助手席側のサンバイザについても同様に構成されていてもよい。
(4c)上記実施形態では、表示面のサイズが変更可能に構成された電子ミラーを例示したが、表示面のサイズは一定であってもよい。
(4d)上記実施形態では、サンバイザ4に設けられるミラーとして、電子ミラーが用いられているが、ミラーはこれに限定されるものではない。例えば、電子ミラーに代えて光学ミラーが用いられてもよい。
(4e)上記実施形態では、車両の窓における少なくとも一部の光透過率を変更するように構成された調光部として、運転席の窓、助手席の窓、及びフロントガラスのそれぞれに内蔵された電子サンシェード24を例示したが、調光部はこれに限定されるものではない。例えば、運転席の窓、助手席の窓、及びフロントガラスに加えて、又はこれらのうち少なくとも一部に代えて、他の窓に電子サンシェード24が内蔵されてもよい。また例えば、電子サンシェード24に代えて物理的なサンシェード、例えば電動サンシェードが用いられてもよい。
(4f)上記実施形態では、化粧モードにおける遮光用の光透過率として、20%程度の低い値を例示したが、遮光用の光透過率の値はこれに限定されるものではない。例えば、遮光用の光透過率の値は0%でもよい。
(4g)上記実施形態では、開始操作及び終了操作があらかじめ決められている構成を例示したが、例えば、開始操作及び終了操作のうち少なくとも一方が乗員によりカスタマイズ可能な構成であってもよい。
(4h)上記実施形態では、化粧状況になったと判定される条件が乗員により設定される構成を例示したが、例えば、条件の少なくとも一部が、乗員が開始操作を習慣的に行う車両の位置、車両の状態及び時刻等に基づき、自動で設定される構成であってもよい。
(4i)上記実施形態では、前方カメラ15により撮像された画像に基づき車両の前方の信号機の点灯色が判定される構成を例示したが、信号機の点灯色を判定するための構成はこれに限定されるものではない。例えば、車両と信号機との間での通信である路車間通信により取得した情報に基づき信号機の点灯色が判定されてもよい。
(4j)上記実施形態では、停車化粧モードにおいて車両が発進すべき状況であることがディスプレイ21に文字で表示される構成を例示したが、車両が発進すべき状況であることの報知はこれに限定されるものではない。例えば、ディスプレイ21にイラスト等が表示されてもよい。また例えば、表示に加えて又は代えて、音声メッセージや警告音などの音による聴覚的な報知がされてもよく、また、振動による触覚的な報知がされてもよい。
(4k)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
1…制御システム、4…サンバイザ、11…マイク、12…乗員カメラ、21…ディスプレイ、22…サンバイザ駆動部、23…シート駆動部、24…電子サンシェード、31…制御装置。

Claims (11)

  1. 車両に搭載された制御装置であって、
    非接触操作を検出するように構成された検出部(311,S102,S107,S112)と、
    前記検出部により化粧を開始するための所定の非接触操作である開始操作が検出された場合、前記車両を通常モードから化粧用の状態である化粧モードへ変更するように構成されたモード変更部(311,S105,S108,S109,S110,S113)と、
    を備え、
    前記化粧モードは、前記車両のサンバイザに設けられたミラーが乗員に対向するように、前記サンバイザが降下した状態である、制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記モード変更部は、前記車両が走行中である場合、前記車両を前記通常モードから前記化粧モードへ変更しないように構成される、制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の制御装置であって、
    前記化粧モードは、前記車両の窓における少なくとも一部の光透過率を変更するように構成された調光部により、前記光透過率が前記通常モードにおける前記光透過率と比較して低くされた状態である、制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記化粧モードは、前記乗員のシートの位置を変更可能に構成されたシート位置調整部により、前記乗員のシートの位置が所定の化粧位置とされた状態である、制御装置。
  5. 請求項4に記載の制御装置であって、
    前記モード変更部は、前記車両が駐車中でない状態において前記車両を前記通常モードから前記化粧モードへ変更する場合には、前記乗員のシートの位置を変更しないように構成される、制御装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記ミラーは、表示面のサイズが変更可能に構成され、
    前記車両が駐車中である場合の前記化粧モードは、前記車両が停車中である場合の前記化粧モードと比較して、前記ミラーの前記表示面のサイズが大きい状態である、制御装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記モード変更部(311,S109,S113)は、前記検出部により化粧を終了するための所定の非接触操作である終了操作が検出された場合、前記車両を前記化粧モードから前記通常モードへ変更するように構成される、制御装置。
  8. 請求項7に記載の制御装置であって、
    前記モード変更部(311,S108,S109)は、前記化粧モードの前記車両が停車中である状態において発進すべき状況になった場合、前記車両を前記化粧モードから前記通常モードへ変更するように構成される、制御装置。
  9. 請求項8に記載の制御装置であって、
    前記モード変更部(311,S108)は、前記化粧モードの前記車両が停車中である状態において発進すべき状況になった場合、前記車両が発進すべき状況であることを報知部に報知させるように構成される、制御装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の制御装置であって、
    少なくとも前記車両の位置及び前記車両の状態に基づいて所定の化粧状況になったかを判定する判定部(311,S103)を更に備え、
    前記モード変更部(311,S110)は、前記判定部により前記化粧状況になったと判定された場合、前記車両を前記通常モードから前記化粧モードへ変更するように構成される、制御装置。
  11. 車両に搭載された制御装置であって、
    少なくとも前記車両の位置及び前記車両の状態に基づいて所定の化粧状況になったかを判定する判定部(311,S103)と、
    前記判定部により前記化粧状況になったと判定された場合、前記車両を通常モードから化粧用の状態である化粧モードへ変更するように構成されたモード変更部(311,S110)と、
    を備え、
    前記化粧モードは、前記車両のサンバイザに設けられたミラーが乗員に対向するように、前記サンバイザが降下した状態である、制御装置。
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