JP2021111979A - サイリスタ整流器の制御装置および制御方法 - Google Patents

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智圭 利光
Tomoyoshi Toshimitsu
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Abstract

【課題】素子の短絡故障時における安全性を向上させてサイリスタ整流器を継続運転させる。【解決手段】実施形態におけるサイリスタ整流器の制御装置は、サイリスタ整流器の交流側電圧を入力して、前記交流側電圧の基準位相を出力する基準位相検出手段と、所定のサイリスタ制御角信号と前記基準位相検出手段より出力される基準位相とに基づいてゲートパルス入信号を発生させるゲートパルス発生手段と、前記サイリスタ整流器の交流側電流と前記サイリスタ整流器の直流側電流とをそれぞれ入力して、前記交流側電流と前記直流側電流との差電流が所定範囲外であるときに、前記サイリスタ整流器が故障であることを検出し、この故障を示す故障信号を出力する故障検出手段と、前記ゲートパルス発生手段からのゲートパルス入信号と前記故障検出手段からの故障信号とに基づいて前記ゲートパルス入信号から選択したゲートパルス信号を前記サイリスタ整流器へ出力するゲートパルス切替手段とを有する。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、サイリスタ整流器の制御装置および制御方法に関する。
従来のサイリスタ整流器の制御部の適用例を説明する。図7は、従来技術における、サイリスタ整流器の制御装置の一例を示す図である。この装置は、サイリスタ整流器の制御部に警報接点付きヒューズを適用したものである。
図7に示すように、交流電源1は、UVW相(各相)の界磁遮断器3とUVW相の警報接点付きヒューズ4(4U,4V,4W)とを介してサイリスタ整流器5に入力される。
サイリスタ整流器5は、U相のサイリスタ(サイリスタ素子)5U,5X、V相のサイリスタ5V,5Y、W相のサイリスタ5W,5Zでなる。
サイリスタ5Xのカソードにはサイリスタ5Uのアノードが接続され、サイリスタ5Yのカソードにはサイリスタ5Vのアノードが接続され、サイリスタ5Zのカソードにはサイリスタ5Wのアノードが接続される。サイリスタ5X,5Y,5Zのアノードは共通であり、サイリスタ5U,5V,5Wのカソードは共通である。サイリスタ5Wのカソードとサイリスタ5Zのアノードの間には負荷6が並列に接続される。
警報接点付きヒューズ(U相用)4Uはサイリスタ5Uのアノードに接続され、警報接点付きヒューズ(V相用)4Vはサイリスタ5Vのアノードに接続され、警報接点付きヒューズ(W相用)4Wはサイリスタ5Wのアノードに接続される。これにより、交流電源1からの各相の整流器交流電圧VU,VV,VWが直流電圧VDに変換されて負荷6に印加される。
サイリスタ整流器の制御装置としての制御部15は、位相制御部2および警報部16を有する。位相制御部2は、外部からのサイリスタ制御角信号αに応じて、サイリスタ整流器5を点弧するためのゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZを出力するもので、基準位相検出部2Aと、ゲートパルス発生部2Bとを有する。
ゲートパルス信号PUは、サイリスタ5Uを点弧するための信号であり、ゲートパルス信号PXは、サイリスタ5Xを点弧するための信号であり、ゲートパルス信号PVは、サイリスタ5Vを点弧するための信号であり、ゲートパルス信号PYは、サイリスタ5Yを点弧するための信号であり、ゲートパルス信号PWは、サイリスタ5Wを点弧するための信号であり、ゲートパルス信号PZは、サイリスタ5Zを点弧するための信号である。
基準位相検出部2Aは、整流器交流電圧VU,VV,VWを入力し、その線間電圧が負電圧から正電圧へ移動するポイントを基準点(基準位相)とし、UVW相の基準位相SU,SV,SWをゲートパルス発生部2Bへ出力する。
ゲートパルス発生部2Bは、サイリスタ制御角信号αと、基準位相検出部2Aからの基準位相SU,SV,SWとをそれぞれ入力し、基準位相SU,SV,SWよりサイリスタ制御角信号αだけ遅れたタイミングで、当該相のサイリスタ5U,5X,5V,5Y,5W,5Zを点弧するためのゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZを出力して、整流動作を行なう。
警報部16は、各相の警報接点付きヒューズ4U,4V,4Wの溶断の有無を示す各相の溶断信号FU,FV,FWの論理和を、サイリスタ整流器5の素子の故障を示す警報信号ALとして出力する。
サイリスタ整流器5は、位相制御部2が出力するゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZのタイミングに応じた直流電圧VDを出力する。この出力により、負荷6に流れる負荷電流IDが所望の値に調整され、警報信号ALがオン出力した場合は界磁遮断器3を遮断してサイリスタ整流器5の運転を停止する。
特開2009−268167号公報 特開平5−344707号公報
従来技術において、サイリスタ整流器5の1素子が短絡故障することで警報接点付きヒューズ4が溶断することに伴って溶断信号FU,FV,FWが「ON」となって警報部16へ入力された場合、この警報部16はサイリスタ整流器5の運転を停止するために警報信号ALを出力する。
例えば、ブラシレス発電機の励磁装置に適用されるサイリスタ整流器で、1S-1P-6A構成の3相均一ブリッジ構成を採用している場合、サイリスタ整流器の1素子が短絡故障することにより1相の警報接点付きヒューズ4が溶断することで、発電機の運転が停止する。しかしこの場合、給電負荷の停電や電力系統への悪影響が生じる。
具体例として、サイリスタ整流器5が上記の励磁装置に適用される場合、サイリスタ5Uにて短絡故障が生じて、警報接点付きヒューズ(U相用)4Uが溶断した場合、位相制御部2の警報部16は、警報信号AL出力することで発電機の運転を停止する。
またサイリスタ整流器5は、実際の運転状態では該サイリスタ整流器の電流定格に対して大きな裕度をもたせて運転するケースがあり、サイリスタ整流器5の素子が短絡故障した場合でも警報接点付きヒューズ4が短時間に溶断しない場合がある。このようにサイリスタ整流器5のいずれかのサイリスタ素子で短絡故障が発生したにも関わらず警報接点付きヒューズ4が溶断しない場合、以下の問題が発生する可能性がある。
(1) 過電流状態が継続する事による、周辺機器の過熱・損傷
(2) サイリスタ整流器5の出力電圧の低下に伴う、不足励磁状態の発生
(3) サイリスタ整流器5のゲインの低下に伴う、制御系の応答性の悪化
また、従来技術においてサイリスタ整流器の1素子の故障を検出して電力変換器の運転が停止しない様にする技術がある。しかし、この技術は、直列接続されたサイリスタ素子に関するものであり、上記の問題を解決できない。
上記の問題に対し、最近は、サイリスタ整流器の1素子が短絡故障した場合でも周辺機器への過熱・損傷を抑制しつつ運転を停止せず継続運転する要望がある。また、1素子が短絡故障した場合でも警報接点付きヒューズ以外の手段で故障を検出したり表示したりして、素子の短絡故障時における安全性を確保したいとの要望があるが、かかる要望を実現する為の手段は知られていない。
本発明が解決しようとする課題は、素子の短絡故障時における安全性を向上させて継続運転させることが可能なサイリスタ整流器の制御装置および制御方法を提供することである。
実施形態におけるサイリスタ整流器の制御装置は、サイリスタ整流器の交流側電圧を入力して、前記交流側電圧の基準位相を出力する基準位相検出手段と、所定のサイリスタ制御角信号と前記基準位相検出手段より出力される基準位相とに基づいてゲートパルス入信号を発生させるゲートパルス発生手段と、前記サイリスタ整流器の交流側電流と前記サイリスタ整流器の直流側電流とをそれぞれ入力して、前記交流側電流と前記直流側電流との差電流が所定範囲外であるときに、前記サイリスタ整流器が故障であることを検出し、この故障を示す故障信号を出力する故障検出手段と、前記ゲートパルス発生手段からのゲートパルス入信号と前記故障検出手段からの故障信号とに基づいて前記ゲートパルス入信号から選択したゲートパルス信号を前記サイリスタ整流器へ出力するゲートパルス切替手段とを有する。
本発明によれば、素子の短絡故障時における安全性を向上させてサイリスタ整流器を継続運転させることができる。
第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の機能構成例を示す図。 第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の故障検出部の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置のゲートパルス切替部の機能構成例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の位相制御部の判定部にて判定する故障信号と、出力する切替指令信号の関係を表形式で示す図。 第2の実施形態に係る制御装置の半導体電力変換器制御装置の機能構成例を示す図。 第2の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置における出力電圧と電源位相の関係を示す波形図。 従来技術における、サイリスタ整流器の制御装置の一例を示す図。
以下、実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態について説明する。
<構成>
図1は、第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の機能構成例を示す図である。図1において、図7と同一の符号は同一部分又は相当部分を示し、すでに説明した部分は説明を省略する。
図7に示した構成と比較して、第1の実施形態における制御部15は、交流電源1と各相の警報接点付きヒューズ4U,4V,4Wとの間に各相のサイリスタ整流器変流器7U,7V,7Wが1対1で設けられる。また、サイリスタ5Wのカソードと負荷6の間にサイリスタ整流器変流器7Dが設けられる。サイリスタ整流器変流器7U,7V,7Wは、サイリスタ整流器5の各相の交流側電流である整流器交流電流CU,CV,CWを1対1で出力する。サイリスタ整流器変流器7Dは、サイリスタ整流器5の直流側電流である整流器直流電流CDHを出力する。
また、図7に示した構成と比較して、第1の実施形態における制御部15は、故障検出部19をさらに有し、位相制御部2は、ゲートパルス切替部2Fをさらに有する。故障検出部19は、サイリスタ整流器変流器7U,7V,7W,7Dに接続される。
ゲートパルス切替部2Fは、出力するゲートパルス信号のON/OFFおよび種別を判定する。ゲートパルス切替部2Fは、ゲートパルス入信号を用いて出力するゲートパルス信号を判定結果に応じて切り替える。
図2は、第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の故障検出部の機能構成例を示すブロック図である。
図2に示した故障検出部19は、交流電流検出部13と、直流電流検出部14と、差電流演算部12と、過電流検出部8Dと、各相に対応する流出方向過電流検出部8U,8V,8Wと、各相に対応する流入方向過電流検出部8X,8Y,8Zと、論理積回路(論理積と称することもある)10U,10X,10V,10Y,10W,10Zと、保持部11U,11X,11V,11Y,11W,11Zとを有する。論理積回路10U,10X,10V,10Y,10W,10Zを総称して論理積回路10と称することがある。また、保持部11U,11X,11V,11Y,11W,11Zを総称して保持部11と称することがある。
故障検出部19の動作を説明する。
交流電流検出部13は、整流器交流電流CU,CV,CWを入力し、これらの電流の全波整流値を検出し、この値に比例する信号である整流器交流電流CACを出力する。
直流電流検出部14は、整流器直流電流CDHを入力し、この信号の大きさに比例する信号である整流器直流電流CDCを出力する。
差電流演算部12は、整流器交流電流CACと整流器直流電流CDCとを入力し、これら整流器交流電流CACと整流器直流電流CDCとの差分を示す差電流を演算し、この差電流の値に比例する信号である差電流CSを出力する。
過電流検出部8Dは、差電流CSを入力し、この差電流CSで示される差電流の値が、あらかじめ設定した値を超過したときにサイリスタ整流器5の過電流を検出し、この検出を示す過電流故障信号(過電流検出信号)ESを出力する。
流出方向過電流検出部8U,8V,8Wは、各相の整流器交流電流CU,CV,CWを1対1で入力し、サイリスタ整流器5に対する流出方向の電流が、あらかじめ設定した値を超過したときにサイリスタ整流器5の過電流を検出し、この検出を示す各相の過電流信号OCU,OCV,OCWを1対1で出力する。
流入方向過電流検出部8X,8Y,8Zは、各相整流器交流電流CU,CV,CWを1対1で入力し、サイリスタ整流器5に対する流入方向の電流が、あらかじめ設定した値を超過したときにサイリスタ整流器5の過電流を検出し、この検出を示す各相の過電流信号OCX,OCY,OCZを1対1で出力する。
具体的には、過電流信号OCUは、論理積回路10U,10Y,10Zに出力され、過電流信号OCXは、論理積回路10X,10V,10Wに出力され、過電流信号OCVは、論理積回路10V,10X,10Zに出力され、過電流信号OCYは、論理積回路10Y,10U,10Wに出力され、過電流信号OCWは、論理積回路10W,10X,10Yに出力され、過電流信号OCZは、論理積回路10Z,10U,10Vに出力される。
故障検出部19では、論理積回路10による論理積演算よってサイリスタ整流器5における短絡故障したサイリスタ素子を特定し、過電流故障信号ESU,ESX,ESV,ESY,ESW,ESZとして保持部11へ出力する。
具体的には、論理積回路10Uは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCU,OCY,OCZとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Uを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESUを出力する。
論理積回路10Xは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCX,OCV,OCWとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Xを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESXを出力する。
論理積回路10Vは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCV,OCX,OCZとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Vを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESVを出力する。
論理積回路10Yは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCY,OCU,OCWとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Yを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESYを出力する。
論理積回路10Wは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCW,OCX,OCYとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Wを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESWを出力する。
論理積回路10Zは、過電流故障信号ESと、過電流信号OCZ,OCU,OCVとを入力し、論理積による論理演算により、短絡故障したサイリスタ5Zを検出し、この検出を示す過電流故障信号ESZを出力する。
保持部11U,11X,11V,11Y,11W,11Zは、過電流故障信号ESU,ESX,ESV,ESY,ESW,ESZを1対1で入力し、これらの過電流故障信号ESU,ESX,ESV,ESY,ESW,ESZをサイリスタ整流器5の運転が停止されるまで保持したのち、このサイリスタ素子の故障を示す故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZを、出力する。故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZは、過電流故障信号ESU,ESX,ESV,ESY,ESW,ESZに1対1で対応する。
具体的には、保持部11Uは、過電流故障信号ESUを用いて故障信号EUを出力し、保持部11Xは、過電流故障信号ESXを用いて故障信号EXを出力し、保持部11Vは、過電流故障信号ESVを用いて故障信号EVを出力し、保持部11Yは、過電流故障信号ESYを用いて故障信号EYを出力し、保持部11Wは、過電流故障信号ESWを用いて故障信号EWを出力し、保持部11Zは、過電流故障信号ESZを用いて故障信号EZを出力する。
図3は、第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置のゲートパルス切替部の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、ゲートパルス切替部2Fは、判定部2Gと、切替部2Hとを有する。判定部2Gは、ゲートパルス発生部2B、故障検出部19、切替部2Hに接続される。判定部2Gは、出力するゲートパルス信号のON/OFFおよび種別を故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZにより判定する。この判定の詳細については後述する。切替部2Hは、ゲートパルス入信号を用いて出力するゲートパルス信号を判定部2Gによる判定結果に応じて切り替える。
ゲートパルス切替部2Fの各部の動作を説明する。
ゲートパルス切替部2Fの判定部2Gは、故障検出部19より故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZを入力する。判定部2Gは、ゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLY,PLW,PLZをゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZに切り替える信号である切替指令信号PSU,PSX,PSV,PSY,PSW,PSZを図4に示される関係に従って判定し、この判定した切替指令信号を切替部2Hに出力する。ゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLY,PLW,PLZと、切替指令信号PSU,PSX,PSV,PSY,PSW,PSZと、ゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZとは1対1で対応する。
図4に示した例では、故障信号EU〜EZがすべてOFFのときは、出力される切替指令信号PSU〜PSZはすべてONである。ONである切替指令信号は、ゲートパルス入信号をゲートパルス信号として、そのまま出力するよう指令する信号である。OFFである切替指令信号は、ゲートパルス入信号をゲートパルス信号として出力しないよう指令する信号である。
切替部2Hは、切替指令信号PSU,PSX,PSV,PSY,PSW,PSZと、ゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLY,PLW,PLZとをそれぞれ入力する。
切替部2Hは、切替指令信号PSU,PSX,PSV,PSY,PSW,PSZのうちONである信号があるときに、このONである信号に対応するゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLY,PLW,PLZを、ゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZとして出力する。
一方で、切替部2Hは、切替指令信号PSU,PSX,PSV,PSY,PSW,PSZのうちOFFである信号があるときに、このOFFである信号に対応するゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLY,PLW,PLZを、ゲートパルス信号PU,PX,PV,PY,PW,PZとして出力しない。
つまり、ゲートパルス切替部2Fは、ゲートパルス発生部2Bから出力されるゲートパルス入信号と、故障検出部19から入力される故障信号とを入力してサイリスタ整流器5へ出力するゲートパルス信号を選択する。
上記の交流電流検出部13は、整流器交流電流CU,CV,CWの瞬時値のうち正の値が加算された流入電流を算出して、整流器交流電流CACとして出力してもよいし、整流器交流電流CU,CV,CWの瞬時値のうち負の値が加算された値の絶対値である流出電流を算出して、整流器交流電流CACとして出力してもよいし、整流器交流電流CU,CV,CWの各絶対値が加算された値の1/2倍の値を整流器交流電流CACとして出力してもよい。
<作用>
第1の実施形態における作用を説明する。例えば、サイリスタ5Uが短絡故障した場合、短絡故障後にサイリスタ5Vと5Wが導通(点弧)した際に過電流となる。この場合、サイリスタ整流器変流器7Uからの整流器交流電流CUが流出方向過電流検出部8Uに入力されることで、U相では流出方向の過電流信号OCUがONとなり、サイリスタ整流器変流器7V,7Wからの整流器交流電流CVとCWが流入方向過電流検出部8Xに入力されることで、V相とW相では流入方向の過電流信号OCYとOCZがONとなる。
このとき、過電流故障信号ESもONとなるので、論理積回路10Uは、過電流故障信号ES、過電流信号OCU,OCY,OCZの論理積として、U相の過電流故障信号ESUをON出力し、保持部11Uを介して故障信号EUがONとなる。尚、過電流状態は連続しないので、保持部11Uは、U相の過電流信号OCUを保持して上記故障信号EUを出力する。
故障信号EUがONで、その他の故障信号がOFFの時は、判定部2Gは、出力するゲートパルス信号PV,PWをOFFするための切替指令信号PSV,PSWを切替部2HへOFF出力する。このようにして短絡時の過電流を供給するサイリスタ5V,5Wへのゲートパルス信号PV,PWを停止することによりゲートブロックし、過電流が流れないようにする。つまり、上記のように短絡故障したサイリスタ5Uを導通させたまま、運転継続をする事ができる。
また、故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZのうち複数の信号がONとなった場合、サイリスタ整流器5の運転は不可能である。そこで、判定部2Gは、出力するゲートパルス信号PU〜PZを全てOFFとするための、OFFである切替指令信号を切替部2Hへ出力する。
図4は、第1の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置のゲートパルス切替部の判定部にて判定する、出力する切替指令信号の種別と故障信号との関係を表形式で示す図である。
図4に示すように、第1に、故障信号EUがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSV,PSWがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLV,PLWに対応するゲートパルス信号PV,PWがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLU,PLX,PLY,PLZがゲートパルス信号PU,PX,PY,PZに切り替えて出力される。
第2に、故障信号EXがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSY,PSZがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLY,PLZに対応するゲートパルス信号PY,PZがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLU,PLX,PLV,PLWがゲートパルス信号PU,PX,PV,PWに切り替えて出力される。
第3に、故障信号EVがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSU,PSWがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLU,PLWに対応するゲートパルス信号PU,PWがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLX,PLV,PLY,PLZがゲートパルス信号PX,PV,PY,PZに切り替えて出力される。
第4に、故障信号EYがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSX,PSZがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLX,PLZに対応するゲートパルス信号PX,PZがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLU,PLV,PLY,PLWがゲートパルス信号PU,PV,PY,PWに切り替えて出力される。
第5に、故障信号EWがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSU,PSVがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLU,PLVに対応するゲートパルス信号PU,PVがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLX,PLY,PLW,PLZがゲートパルス信号PX,PY,PW,PZに切り替えて出力される。
第6に、故障信号EZがONで、その他の故障信号がOFFの時は、切替指令信号PSX,PSYがOFFとなり、その他の切替指令信号がONとなることで、ゲートパルス入信号PLX,PLYに対応するゲートパルス信号PX,PYがOFFとなり、残りのゲートパルス入信号PLU,PLV,PLW,PLZがゲートパルス信号PU,PV,PW,PZに切り替えて出力される。
<効果>
第1の実施形態によれば、サイリスタ整流器5の1素子に短絡故障が生じたにも関わらず警報接点付きヒューズ4が短時間に溶断しない場合でも、整流器交流電流と整流器直流電流の大小関係と、素子故障による過電流の流入相と流出相の関係とから、故障したサイリスタ素子を検出する事ができる。
よって、過電流状態の長時間継続による周辺機器の過熱・損傷を抑制しつつ、運転を停止せず、短絡故障したサイリスタ整流器5を用いて縮退して運転継続できる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態について、第1の実施形態と同様の部分については、詳細な説明を省略する。
<構成>
図5は、第2の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置の機能構成例を示す図である。図5において、図1と同一の符号は同一部分又は相当部分を示し、すでに説明した部分は説明を省略する。
図1に示した構成と比較して、位相制御部2は、ゲートパルス発生部2Bに入力されるサイリスタ制御角信号αを補正する補正部2Jをさらに有する。補正部2Jはゲートパルス発生部2Bの入力側に設けられる。
補正部2Jの動作を説明する。補正部2Jは、サイリスタ制御角信号αと、故障検出部19からの故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZとをそれぞれ入力する。
これらの故障信号EU,EX,EV,EY,EW,EZの何れか1つでもオン出力されている期間は、補正部2Jは、サイリスタ制御角信号αの制御ゲインが2倍(α=90°からの偏差を2倍)に切り替えられたサイリスタ制御角信号αAとして出力する。
<作用>
第2の実施形態における作用を説明する。図6は、第2の実施形態に係る半導体電力変換器制御装置における出力電圧と電源位相の関係を示す波形図である。
例えば、サイリスタ5Uが短絡故障して、短絡後にサイリスタ5V,5WへのゲートパルスPV,PWが停止した場合、サイリスタ整流器5が出力する直流電圧VDは、図6に示すように、短絡故障前の直流電圧VDに対して約0.5倍に低下する。図6では、サイリスタ5Uが短絡故障する前の直流電圧VD(図6の中のa)、サイリスタ5Uが短絡故障した後にサイリスタ5V,5WへのゲートパルスPV,PWが停止した場合の直流電圧VD(図6の中のb)が示される。このとき、故障信号EUはONとなるので、サイリスタ制御角信号αの制御ゲインが2倍(α=90°からの偏差を2倍)に切り替わる。
<効果>
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同じく、サイリスタ整流器5の1素子に短絡故障が生じたにも関わらず警報接点付きヒューズ4が短時間に溶断しない場合でも、整流器交流電流と整流器直流電流の大小関係と、素子故障による過電流の流入相と流出相との関係から、故障したサイリスタ素子を検出する事ができる。
よって、過電流状態の長時間継続による周辺機器の過熱・損傷を抑制しつつ、運転を停止せず短絡故障したサイリスタ整流器5を用いて縮退して継続運転できる。
ここで、上記のようにサイリスタ整流器5の1素子の短絡故障が生じたにも関わらず警報接点付きヒューズ4が短時間に溶断せず、短絡故障したサイリスタ整流器5を用いて縮退して単相均一ブリッジとして継続運転した場合、3相均一ブリッジとして運転した場合と比較して、サイリスタ整流器5の出力電圧が約0.5倍に低下する。
しかし、第2の実施形態のように、サイリスタ制御角信号αの制御ゲインを2倍とする補正部2Jを設けて継続運転する事で、第1の実施形態のように短絡故障したサイリスタ整流器5を用いて縮退して運転継続する場合と比較して、制御系の応答性を悪化させる事無く運転継続できる。
本発明の各実施形態によれば、サイリスタ整流器の1素子の短絡故障が生じた場合でも、周辺機器への過熱・損傷を抑制しつつ、運転を停止せず継続運転できるサイリスタ整流器の制御装置及びその制御方法を実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…交流電源、2…位相制御部、2A…基準位相検出部、2B…ゲートパルス発生部、2F…ゲートパルス切替部、2G…判定部、2H…切替部、2J…補正部、3…界磁遮断器、4…警報接点付きヒューズ、4U…警報接点付きヒューズ(U相用)、4V…警報接点付きヒューズ(V相用)、4W…警報接点付きヒューズ(W相用)、5…サイリスタ整流器、6…負荷、7…サイリスタ整流器変流器、7U…サイリスタ整流器変流器(U相用)、7V…サイリスタ整流器変流器(V相用)、7W…サイリスタ整流器変流器(W相用)、7D…サイリスタ整流器変流器(DC用)、8D…過電流検出部、8U,8V,8W…流出方向過電流検出部、8X,8Y,8Z…流入方向過電流検出部、10U,10X,10V,10Y,10W,10Z…論理積回路、11U,11X,11V,11Y,11W,11Z…保持部、12…差電流演算部、13…交流電流検出部、14…直流電流検出部、15…制御部、16…警報部、19…故障検出部。

Claims (18)

  1. サイリスタ整流器の交流側電圧を入力して、前記交流側電圧の基準位相を出力する基準位相検出手段と、
    所定のサイリスタ制御角信号と前記基準位相検出手段より出力される基準位相とに基づいてゲートパルス入信号を発生させるゲートパルス発生手段と、
    前記サイリスタ整流器の交流側電流と前記サイリスタ整流器の直流側電流とをそれぞれ入力して、前記交流側電流と前記直流側電流との差電流が所定範囲外であるときに、前記サイリスタ整流器が故障であることを検出し、この故障を示す故障信号を出力する故障検出手段と、
    前記ゲートパルス発生手段からのゲートパルス入信号と前記故障検出手段からの故障信号とに基づいて前記ゲートパルス入信号から選択したゲートパルス信号を前記サイリスタ整流器へ出力するゲートパルス切替手段と
    を備えたサイリスタ整流器の制御装置。
  2. 前記ゲートパルス切替手段は、
    前記故障検出手段からの故障信号を入力して、この故障信号が、前記サイリスタ整流器における流入相のサイリスタ素子のいずれか1つが故障したことを示す場合は、残り2つの流入相のサイリスタ素子への前記ゲートパルス信号の出力を停止し、前記故障信号が、前記サイリスタ整流器における流出相のサイリスタ素子のいずれか1つが故障したことを示す場合は、残り2つの流出相のサイリスタ素子への前記ゲートパルス信号の出力を停止する
    請求項1に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  3. 前記故障検出手段は、
    前記サイリスタ整流器の交流側電流を検出し、この交流側電流の値を出力する交流電流検出手段と、
    前記サイリスタ整流器の直流側電流を検出し、この直流側電流の値を出力する直流電流検出手段と、
    前記交流電流検出手段からの交流側電流の値と前記直流電流検出手段からの直流側電流の値との差分を示す差電流を演算する差電流演算手段と、
    前記差電流演算手段からの差電流が所定範囲外であるときに前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す過電流検出信号を出力する過電流検出手段と、
    前記交流側電流を入力し、前記サイリスタ整流器における流出方向の電流が所定の値を超過したときに前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す第1の過電流信号を出力する流出方向過電流検出手段と、
    前記交流側電流を入力し、前記サイリスタ整流器における流入方向の電流が所定の値を超過したときに前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す第2の過電流信号を出力する流入方向過電流検出手段と、
    前記過電流検出信号と前記第1および第2の過電流信号とを入力とした論理積演算により、故障したサイリスタ素子を検出し、この故障を示す前記故障信号を出力する論理積回路と
    を備えた請求項1に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  4. 前記故障検出手段からの故障信号により指定される条件に従って、前記サイリスタ制御角信号を補正して前記ゲートパルス発生手段へ出力する補正手段をさらに備える
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記故障検出手段からの故障信号が出力されている期間は、前記サイリスタ制御角信号の制御ゲインを2倍に切り替えて前記ゲートパルス発生手段へ出力する
    請求項4に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  6. 前記交流電流検出手段は、前記交流側電流の全波整流値を検出し、この値を前記交流側電流の値として出力する
    請求項3に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  7. 前記交流電流検出手段は、
    前記交流側電流の瞬時値のうち正の値を加算した流入電流を算出し、この電流の値を前記交流側電流の値として出力する
    請求項3に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  8. 前記交流電流検出手段は、
    前記交流側電流の瞬時値のうち負の値を加算した値の絶対値である流出電流を算出し、この電流の値を前記交流側電流の値として出力する
    請求項3に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  9. 前記交流電流検出手段は、
    各相の前記交流側電流の絶対値を加算して1/2倍した値を前記交流側電流の値として出力する
    請求項3に記載のサイリスタ整流器の制御装置。
  10. サイリスタ整流器の交流側電圧を入力して、前記交流側電圧の基準位相を出力することと、
    所定のサイリスタ制御角信号と前記基準位相とに基づいてゲートパルス入信号を発生させることと、
    前記サイリスタ整流器の交流側電流と前記サイリスタ整流器の直流側電流とをそれぞれ入力し、前記交流側電流と前記直流側電流との差電流が所定範囲外であるときに、前記サイリスタ整流器5が故障であることを検出して、この故障を示す故障信号を出力することと、
    前記ゲートパルス入信号と前記故障信号とに基づいて前記ゲートパルス入信号から選択したゲートパルス信号を前記サイリスタ整流器へ出力するゲートパルス切替を行なうことと
    を有するサイリスタ整流器の制御方法。
  11. 前記ゲートパルス切替を行なうことは、
    前記故障信号を入力して、この故障信号が、前記サイリスタ整流器における流入相のサイリスタ素子のいずれか1つが故障したことを示す場合は、残り2つの流入相のサイリスタ素子への前記ゲートパルス信号の出力を停止し、前記故障信号が、前記サイリスタ整流器における流出相のサイリスタ素子のいずれか1つが故障したことを示す場合は、残り2つの流出相のサイリスタ素子への前記ゲートパルス信号の出力を停止することを含む
    請求項10記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  12. 前記故障信号を出力することは、
    前記サイリスタ整流器の交流側電流を検出し、この交流側電流の値を出力することと、
    前記サイリスタ整流器の直流側電流を検出し、この直流側電流の値を出力することと、
    前記交流側電流の値と前記直流側電流の値との差分を示す差電流を演算することと、
    前記差電流が所定範囲外であるとき時に前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す過電流故障信号を出力することと、
    前記交流側電流を入力し、前記サイリスタ整流器における流出方向の電流が所定の値を超過したときに前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す第1の過電流信号を出力することと、
    前記交流側電流を入力し、前記サイリスタ整流器における流入方向の電流が所定の値を超過したときに前記サイリスタ整流器の過電流を検出し、この検出を示す第2の過電流信号を出力することと、
    前記過電流故障信号と前記第1および第2の過電流信号とを入力とした論理積演算により、故障したサイリスタ素子を検出し、この故障を示す前記故障信号を出力することを含む
    請求項10記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  13. 前記故障信号により指定される条件に従って、前記サイリスタ制御角信号を補正する
    請求項10乃至12のいずれか1項に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  14. 前記補正することは、
    前記故障信号が出力されている期間は、前記サイリスタ制御角信号の制御ゲインを2倍に切り替えることを含む
    請求項13に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  15. 前記故障信号を出力することは、前記交流側電流の全波整流値を検出し、この値を前記交流側電流の値として出力することを含む
    請求項12に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  16. 前記故障信号を出力することは、前記交流側電流の瞬時値のうち正の値を加算した流入電流を算出し、この電流の値を前記交流側電流の値として出力することを含む
    請求項12に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  17. 前記故障信号を出力することは、前記交流側電流の瞬時値のうち負の値を加算した値の絶対値である流出電流を算出し、この電流の値を前記交流側電流の値として出力することを含む
    請求項12に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
  18. 前記故障信号を出力することは、
    各相の前記交流側電流の各絶対値を加算して1/2倍した値を前記交流側電流の値として出力することを含む
    請求項12に記載のサイリスタ整流器の制御方法。
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JPS634183U (ja) * 1986-06-25 1988-01-12
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JP2015233391A (ja) * 2014-06-10 2015-12-24 株式会社東芝 電力変換器の制御装置、サイリスタ整流器の制御装置および制御方法

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