JP2021111816A - スピーカー、及び、スピーカーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】巻線の温度上昇を防止すること。【解決手段】スピーカーは、エッジ1を備える。エッジ1は、コルゲーション2を有する。コルゲーション2は、奇数個の山2aと、谷2bと、を有する。奇数個の山2aにおいて、中央の山の高さが最も高い。中央の山2aに対して、内周側の山2aと、外周側の山2aと、の高さは、対称である。中央の山2aに対して、内周側の谷2bと、外周側の谷2bと、の高さは、対称である。山2aと谷2bとの間隔は、内周側から外周側にかけて、小さくなっている。【選択図】図1
Description
本発明は、エッジを備えるスピーカー、及び、スピーカーシステムに関する。
図5は、従来のスピーカー101の断面図である(特許文献1)。スピーカー101は、振動板102、エッジ103等を備える。エッジ103は、振動板102の外周端を振動可能に支持する。従来、エッジにおいては、ロール径を大きくすることで、振幅量を大きくさせていたが、同時に、振幅の上下対称性も改善される例は、少ない。また、代表的なプッシュプル形状においても、作動時のねじれ、凹凸のつなぎ目における共振等が懸念される。また、エッジに、高対称振幅ダンパーの手法をそのまま導入しただけでは、エッジ幅が大きくなり過ぎ、振動板の面積が、十分に確保できない。
上述したように、従来のエッジでは、振幅の高上下対称性を達成することができないという問題がある。
本発明の目的は、振幅の高上下対称性を達成可能なエッジを提供することである。
第1の発明のスピーカーは、エッジを備えるスピーカーであって、前記エッジは、コルゲーションを有し、前記コルゲーションは、奇数個の山と、谷と、を有し、前記奇数個の山において、中央の山の高さが最も高く、中央の山に対して、内周側の山と、外周側の山と、の高さは、対称であり、中央の山に対して、内周側の谷と、外周側の谷と、の高さは、対称であり、山と谷との間隔は、内周側から外周側にかけて、小さくなっていることを特徴とする。
本発明によれば、振幅の高上下対称性を達成することができる。
第2の発明のスピーカーは、第1の発明のスピーカーにおいて、前記奇数個の山は、3つであり、谷は、2つであり、
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの間隔をd1とし、
内周側の最初の山から、最初の谷までの間隔をd2とし、
内周側の最初の谷から、2番目の山までの間隔をd3とし、
内周側の2番目の山から、2番目の谷までの間隔をd4とし、
内周側の2番目の谷から、3番目の山までの間隔をd5とし、
内周側の3番目の山から、前記エッジの外周側の端までの間隔をd6とし、
前記エッジの外周側の端から、内周側の端までの高さをH0とし、
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの高さをH1とし、
前記エッジの内周側の端から、2番目の山までの高さをH2とし、
前記エッジの内周側の端から、谷までの高さをH3とし、
振動板の半径をDとした場合に、
以下の関係式を満たすことを特徴とする。
d1≒d2/3
d2>d3=d4>d5
d2≒2×d3/√3
d3≒2×d5/√3
d6≒2×d5/√3
H0≒2×d6/D
H1≒(d1+d6)/4
H2≒3×H1
H3≒2×H1
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの間隔をd1とし、
内周側の最初の山から、最初の谷までの間隔をd2とし、
内周側の最初の谷から、2番目の山までの間隔をd3とし、
内周側の2番目の山から、2番目の谷までの間隔をd4とし、
内周側の2番目の谷から、3番目の山までの間隔をd5とし、
内周側の3番目の山から、前記エッジの外周側の端までの間隔をd6とし、
前記エッジの外周側の端から、内周側の端までの高さをH0とし、
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの高さをH1とし、
前記エッジの内周側の端から、2番目の山までの高さをH2とし、
前記エッジの内周側の端から、谷までの高さをH3とし、
振動板の半径をDとした場合に、
以下の関係式を満たすことを特徴とする。
d1≒d2/3
d2>d3=d4>d5
d2≒2×d3/√3
d3≒2×d5/√3
d6≒2×d5/√3
H0≒2×d6/D
H1≒(d1+d6)/4
H2≒3×H1
H3≒2×H1
本発明によれば、シングルロールエッジ幅相当であっても、振幅量を十分に確保することができる。
第3の発明のスピーカーシステムは、第1又は第2の発明のスピーカーと、前記スピーカーを収容する筐体と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、振幅の高上下対称性を達成することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。本発明の実施形態に係るスピーカーの基本的な構成は、図5に示す従来のスピーカーと同じであるが、エッジが、従来のスピーカーと異なる。スピーカーは、振動板、振動板の外周端を振動可能に支持するエッジ等を備える。スピーカーと、スピーカーを収容する筐体と、でスピーカーシステムが構成される。
図1は、本発明の実施形態に係るエッジの断面を示す模式図である。エッジ1は、コルゲーション2を有する。コルゲーション2は、奇数個の山2aと、山2aの間の谷2bと、を有する。なお、図1においては、奇数個の山2aとして、3つの山2aが示されているが、山2aは、奇数個であれば、5つ以上であってもよい。また、図1においては、谷2bは、2つであるが、谷2aは、4つ以上であってもよい。
奇数個の山2aにおいて、中央の山2aの高さ(H2)が、最も高い。中央の山2aに対して、内周側の山2aと、外周側の山2aと、の高さ(H1)は、対称(同じ)である。また、中央の山2aに対して、内周側の谷2bと、外周側の山2bと、の高さ(H3)は、対称(同じ)である。また、山2aと谷2bとの間隔は、内周側から外周側にかけて、小さくなっている。本実施形態では、内周側から、山2aと谷2bとの間隔(d2)>谷2bと山2aとの間隔(d3)=山2aと谷2bとの間隔(d4)>谷2bと山2aとの間隔(d5)である。
以上のとおりに、エッジ1が設計されることで、振幅の高上下対称性を達成することができる。
また、エッジ1が、以下の関係式を満たすことで、シングルロールエッジ幅相当であっても、振幅量を十分に確保することができる。
ここで、以下のとおりに定義する。
d1:エッジ1の内周側の端から、最初の山2aまでの間隔
d2:内周側の最初の山2aから、最初の谷2bまでの間隔
d3:内周側の最初の谷2bから、2番目の山2aまでの間隔
d4:内周側の2番目の山2aから、2番目の谷2bまでの間隔
d5:内周側の2番目の谷2bから、3番目の山2aまでの間隔
d6:内周側の3番目の山2aから、エッジ1の外周側の端までの間隔
H0:エッジ1の外周側の端から、内周側の端までの高さ
H1:エッジ1の内周側の端から、内周側の最初の山2a(3番目の山2a)までの高さ
H2:エッジ1の内周側の端から、内周側から2番目の山2aまでの高さ
H3:エッジ1の内周側の端から、谷2bまでの高さ
D:振動板の半径
d1:エッジ1の内周側の端から、最初の山2aまでの間隔
d2:内周側の最初の山2aから、最初の谷2bまでの間隔
d3:内周側の最初の谷2bから、2番目の山2aまでの間隔
d4:内周側の2番目の山2aから、2番目の谷2bまでの間隔
d5:内周側の2番目の谷2bから、3番目の山2aまでの間隔
d6:内周側の3番目の山2aから、エッジ1の外周側の端までの間隔
H0:エッジ1の外周側の端から、内周側の端までの高さ
H1:エッジ1の内周側の端から、内周側の最初の山2a(3番目の山2a)までの高さ
H2:エッジ1の内周側の端から、内周側から2番目の山2aまでの高さ
H3:エッジ1の内周側の端から、谷2bまでの高さ
D:振動板の半径
関係式は以下のとおりである。
d1≒d2/3
d2>d3=d4>d5
d2≒2×d3/√3
d3≒2×d5/√3
d6≒2×d5/√3
H0≒2×d6/D
H1≒(d1+d6)/4
H2≒3×H1
H3≒2×H1
d1≒d2/3
d2>d3=d4>d5
d2≒2×d3/√3
d3≒2×d5/√3
d6≒2×d5/√3
H0≒2×d6/D
H1≒(d1+d6)/4
H2≒3×H1
H3≒2×H1
図2(a)は、シングルロールエッジの断面形状を示す図である。図2(b)は、シングルロールエッジの振幅特性を示す図である。図3(a)は、標準的なコルゲーションエッジの断面形状を示す図である。図3(b)は、標準的なコルゲーションエッジの振幅特性を示す図である。図4(a)は、本実施形態に係るエッジの断面形状を示す図である。図4(b)は、本実施形態に係るエッジの振幅特性を示す図である。図2(b)〜図4(b)に示すように、振幅特性において、上下対称性の差が顕著に表れている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態は、上述の実施形態には限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることが可能である。
本発明は、エッジを備えるスピーカー、及び、スピーカーシステムに好適に採用され得る。
1 エッジ
2 コルゲーション
2a 山
2b 谷
2 コルゲーション
2a 山
2b 谷
Claims (3)
- エッジを備えるスピーカーであって、
前記エッジは、コルゲーションを有し、
前記コルゲーションは、
奇数個の山と、谷と、を有し、
前記奇数個の山において、中央の山の高さが最も高く、
中央の山に対して、内周側の山と、外周側の山と、の高さは、対称であり、
中央の山に対して、内周側の谷と、外周側の谷と、の高さは、対称であり、
山と谷との間隔は、内周側から外周側にかけて、小さくなっていることを特徴とするスピーカー。 - 前記奇数個の山は、3つであり、谷は、2つであり、
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの間隔をd1とし、
内周側の最初の山から、最初の谷までの間隔をd2とし、
内周側の最初の谷から、2番目の山までの間隔をd3とし、
内周側の2番目の山から、2番目の谷までの間隔をd4とし、
内周側の2番目の谷から、3番目の山までの間隔をd5とし、
内周側の3番目の山から、前記エッジの外周側の端までの間隔をd6とし、
前記エッジの外周側の端から、内周側の端までの高さをH0とし、
前記エッジの内周側の端から、最初の山までの高さをH1とし、
前記エッジの内周側の端から、2番目の山までの高さをH2とし、
前記エッジの内周側の端から、谷までの高さをH3とし、
振動板の半径をDとした場合に、
以下の関係式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のスピーカー。
d1≒d2/3
d2>d3=d4>d5
d2≒2×d3/√3
d3≒2×d5/√3
d6≒2×d5/√3
H0≒2×d6/D
H1≒(d1+d6)/4
H2≒3×H1
H3≒2×H1 - 請求項1又は2に記載のスピーカーと、
前記スピーカーを収容する筐体と、
を備えることを特徴とするスピーカーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020000590A JP2021111816A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | スピーカー、及び、スピーカーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020000590A JP2021111816A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | スピーカー、及び、スピーカーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021111816A true JP2021111816A (ja) | 2021-08-02 |
Family
ID=77060263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020000590A Pending JP2021111816A (ja) | 2020-01-07 | 2020-01-07 | スピーカー、及び、スピーカーシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021111816A (ja) |
-
2020
- 2020-01-07 JP JP2020000590A patent/JP2021111816A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20210305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210618 |