JP2021111762A - 撮像装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画素内容量(電荷蓄積部)を設けた場合でも、光電変換効率が低下することがない撮像装置及び電子機器を提供する。【解決手段】撮像装置は、基板の内部に配置される第1光電変換部と、第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、環状領域の外側に配置され、第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を備える【選択図】図8

Description

本開示は、撮像装置及び電子機器に関する。
CMOSセンサ等の撮像装置は、写真や動画撮影を目的とした用途以外に、自動運転のための距離計測、顔認証など広範な分野で使用されている。自動運転やドライブレコーダ等の車載向けの撮像装置では、トンネルの出入口や夜間の市街地など、明暗差の大きな場面でも、黒つぶれや白飛びが生じず、ノイズも少ない鮮明な撮影を行うことが望まれる。そのためには、ダイナミックレンジを広げた撮像装置が必要とされる(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の撮像装置では、本来のフォトダイオードの他に、小サイズのフォトダイオードと画素内容量を設けて、ダイナミックレンジを広げている。
国際公開WO2016/147885
画素内のスペースが限られていることから、画素内容量はフォトダイオードの上方に形成されることが多い。画素内容量は、フォトダイオードと同様に、n型不純物イオンを注入及び拡散して形成される。画素内容量とフォトダイオードを電気的に分離するため、あるいはピニング目的で、画素内容量とフォトダイオードの間には、p型不純物イオンを注入及び拡散させた領域(以下、p型領域)が設けられる。
しかしながら、p型不純物イオンは広範囲に拡散されることから、p型領域がフォトダイオードの領域を圧迫したり、フォトダイオードから転送ゲートへの電荷転送のための電位勾配の形成を妨げるおそれがある。
そこで、本開示では、画素内容量(電荷蓄積部)を設けた場合でも、光電変換効率が低下することがない撮像装置及び電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、基板の内部に配置される第1光電変換部と、
前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を備える、撮像装置が提供される。
前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含んでいてもよい。
前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置されてもよい。
前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置されてもよい。
前記電荷蓄積部は、
前記第1光電変換部の上方に設けられる電荷蓄積領域と、
前記環状領域の一部を含めて前記電荷蓄積領域の上方に配置される電極と、を有してもよい。
前記電極の一端部は、前記環状領域の内部に配置されてもよい。
前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた領域であってもよい。
前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域の間と、前記第1光電変換部及び前記第1転送ゲートの間とに配置され、第2導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた拡散領域を備えてもよい。
前記拡散領域は、前記環状領域の形状に沿った不純物濃度勾配を有してもよい。
前記第1転送ゲートは、前記基板の深さ方向に延びる縦型ゲートであってもよい。
前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を備えてもよい。
前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高くてもよい。
前記電荷蓄積部は、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を蓄積してもよい。
本開示の他の一態様では、それぞれが光電変換を行う複数の画素を有する画素アレイ部と、
前記画素アレイ部を駆動する駆動部と、
前記画素アレイ部で光電変換された電気信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備えた電子機器であって、
前記複数の画素の少なくとも一つは、
基板の内部に配置される第1光電変換部と、
前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を有する、電子機器が提供される。
前記複数の画素の少なくとも一つは、
前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を有してもよい。
前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高くてもよい。
低照度下では前記第1光電変換部を用いて撮像画像を生成し、高照度下では前記第2光電変換部及び前記電荷蓄積部を用いて低照度下の撮像画像よりもダイナミックレンジの広い撮像画像を生成する信号処理部を備えてもよい。
前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含んでもよい。
前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置されてもよい。
前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置されてもよい。
本開示の一実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図。 センサ画素及び読み出し回路の等価回路図。 図2のセンサ画素を読み出し回路が形成された表面側から平面視した平面図。 本実施形態によるセンサ画素の模式的な断面図。 第2光電変換部を持たないセンサ画素の読み出し回路の回路図。 図5のセンサ画素の断面図。 図5のセンサ画素を読み出し回路が形成された表面側から平面視した平面図。 図4又は図6の環状領域の周囲の断面構造をより詳細に示す断面図。 センサ画素の製造工程を示す断面図。 図9Aに続く製造工程を示す断面図。 図9Bに続く製造工程を示す断面図。 図9Cに続く製造工程を示す断面図。 図9Dに続く製造工程を示す断面図。 図9Eに続く製造工程を示す断面図。 図9Fに続く製造工程を示す断面図。 本技術を適用した電子機器としてのカメラの構成例を示すブロック図。 移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図。 撮像部の設置位置の例を示す図。
以下、図面を参照して、本実施形態による撮像装置及び電子機器について説明する。以下では、本実施形態による撮像装置及び電子機器の主要な構成部分を中心に説明するが、本実施形態による撮像装置及び電子機器には、図示又は説明されていない構成部分や機能が存在しうる。以下の説明は、図示又は説明されていない構成部分や機能を除外するものではない。
以下、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。本開示の撮像装置は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等による裏面照射型のイメージセンサである。本開示の撮像装置は、被写体からの光を画素ごとに受光して光電変換し、電気信号である画素信号を生成する。
裏面照射型のイメージセンサは、被写体からの光が入射される受光面と、各画素を駆動するトランジスタ等の配線が設けられた配線層との間に、被写体からの光を受光して電気信号に変換するフォトダイオード等の光電変換部を画素ごとに配置している。なお、本開示は、CMOSイメージセンサ以外の撮像方式のイメージセンサにも適用できる場合がありうる。
図1は本開示の一実施形態に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。図1の撮像装置100は、半導体基板上に形成されるため、正確には固体撮像装置100であるが、以下では、単に撮像装置100と呼ぶ。図1の撮像装置100は、光電変換を行う複数のセンサ画素121が行列状、すなわち二次元平面状に配置された画素アレイ部111を備えている。センサ画素121は、本開示の「画素」の一具体例に相当する。画素アレイ部111で光電変換された電荷は、読み出し回路を介して読み出される。
撮像装置100は、例えば、画素アレイ部111、垂直駆動部112、ランプ波モジュール113、カラム信号処理部114、クロックモジュール115、データ格納部116、水平駆動部117、システム制御部118、および信号処理部119を備えている。
撮像装置100は、単一又は複数の半導体基板にて構成される。例えば、撮像装置100は、画素アレイ部111が形成される半導体基板に、垂直駆動部112、ランプ波モジュール113、カラム信号処理部114、クロックモジュール115、データ格納部116、水平駆動部117、システム制御部118、および信号処理部119等が形成される別の半導体基板をCu−Cu接合等にて電気的に接続して構成可能である。垂直駆動部112、ランプ波モジュール113、カラム信号処理部114、クロックモジュール115、データ格納部116、水平駆動部117、システム制御部118、および信号処理部119の少なくとも一部を画素アレイ部111と同一の半導体基板上に形成してもよい。
画素アレイ部111は、被写体から入射した光の量に応じた電荷を生成して蓄積する光電変換素子を含むセンサ画素121を複数有する。センサ画素121は、図1に示したように、横方向(行方向)および縦方向(列方向)のそれぞれに配列される。画素アレイ部111では、行方向に一列に配列されたセンサ画素121からなる画素行ごとに、画素駆動線122が行方向に沿って配線され、列方向に一列に配列されたセンサ画素121からなる画素列ごとに、垂直信号線123が列方向に沿って配線されている。
垂直駆動部112は、シフトレジスタやアドレスデコーダなどからなる。垂直駆動部112は、複数の画素駆動線122を介して複数のセンサ画素121に対して信号等をそれぞれ供給することにより、画素アレイ部111における複数のセンサ画素121の全てを同時に駆動させ、または画素行単位で駆動させる。
ランプ波モジュール113は、画素信号のA/D(Analog/Digital)変換に用いるランプ波信号を生成し、カラム信号処理部114に供給する。カラム信号処理部114は、例えば、シフトレジスタやアドレスデコーダなどからなり、ノイズ除去処理、相関二重サンプリング処理、A/D変換処理等を行い、画素信号を生成するものである。カラム信号処理部114は、生成した画素信号を信号処理部119に供給する。
クロックモジュール115は、撮像装置100の各部に動作用のクロック信号を供給するものである。
水平駆動部117は、カラム信号処理部114の画素列に対応する単位回路を順番に選択する。この水平駆動部117による選択走査により、カラム信号処理部114において単位回路ごとに信号処理された画素信号が順番に信号処理部119に出力されるようになっている。
システム制御部118は、各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ等からなる。システム制御部118は、タイミングジェネレータで生成されたタイミング信号に基づいて、垂直駆動部112、ランプ波モジュール113、カラム信号処理部114、クロックモジュール115、および水平駆動部117の駆動制御を行なうものである。
信号処理部119は、必要に応じてデータ格納部116にデータを一時的に格納しながら、カラム信号処理部114から供給された画素信号に対して演算処理等の信号処理を行ない、各画素信号からなる画像信号を出力するものである。
図2はセンサ画素121及び読み出し回路120の等価回路図である。図2に示すように、読み出し回路120は、センサ画素121ごとに設けられる。読み出し回路120は、第1光電変換部101、第1転送ゲート102、第2光電変換部103、第2転送ゲート104、第3転送ゲート105、容量部(画素内容量)106、リセットゲート107、FD(フローティングディフュージョン)部108、増幅トランジスタ109、及び、選択トランジスタ110を有する。
第1光電変換部101は、例えば、PN接合のフォトダイオードを有する。第1光電変換部101は、受光した光量に応じた電荷を生成して蓄積する。
第1転送ゲート102は、第1光電変換部101とFD部108との間に接続されている。第1転送ゲート102のゲート電極には、駆動信号TGLが印加される。駆動信号TGLがアクティブ状態(例えば高電位)になると、第1転送ゲート102が導通状態になり、第1光電変換部101に蓄積されている電荷が、第1転送ゲート102を介してFD部108に転送される。
第2光電変換部103は、第1光電変換部101と同様に、例えば、PN接合のフォトダイオードを有する。第2光電変換部103は、受光した光量に応じた電荷を生成して蓄積する。
第1光電変換部101と第2光電変換部103を比較すると、第1光電変換部101の方が受光面の面積が広くて感度が高く、第2光電変換部103の方が受光面の面積が狭くて感度が低い。
第2転送ゲート104は、容量部106とFD部108との間に接続されている。第2転送ゲート104のゲート電極には、駆動信号FCGが印加される。駆動信号FCGがアクティブ状態(例えば高電位)になると、第2転送ゲート104が導通状態になり、容量部106とFD部108のポテンシャルが結合する。
第3転送ゲート105は、第2光電変換部103と容量部106との間に接続されている。第3転送ゲート105のゲート電極には、駆動信号TGSが印加される。駆動信号TGSがアクティブ状態(例えば高電位)になると、第3転送ゲート105が導通状態になり、第2光電変換部103に蓄積されている電荷が、第3転送ゲート105を介して、容量部106、或いは、容量部106とFD部108のポテンシャルが結合した領域に転送される。
また、第3転送ゲート105のゲート電極の下部は、ポテンシャルが若干深くなっており、第2光電変換部103の飽和電荷量を超え、第2光電変換部103から溢れた電荷を容量部106に転送するオーバーフローパスが形成されている。なお、以下、第3転送ゲート105のゲート電極の下部に形成されているオーバーフローパスを、単に第3転送ゲート105のオーバーフローパスと称する。
容量部106は、画素内容量を有し、電気的には第2転送ゲート104と第3転送ゲート105と接続されている。容量部106の対向電極(上部電極)132は、電源電圧VDDを供給する電源VDDに電気的に接続されている。容量部106は、第2光電変換部103から転送される電荷を蓄積する。
リセットゲート107は、電源VDDとFD部108との間に接続されている。リセットゲート107のゲート電極には、駆動信号RSTが印加される。駆動信号RSTがアクティブ状態になると、リセットゲート107が導通状態になり、FD部108の電位が、電源電圧VDDのレベルにリセットされる。FD部108は、電荷を電圧信号に電荷電圧変換して出力する。
増幅トランジスタ109は、ゲート電極がFD部108に接続され、ドレイン電極が電源VDDに接続されており、FD部108に保持されている電荷を読み出す読出し回路、所謂ソースフォロワ回路の入力部となる。すなわち、増幅トランジスタ109は、ソース電極が選択トランジスタ110を介して垂直信号線123に接続されることにより、当該垂直信号線123の一端に接続される定電流源131とソースフォロワ回路を構成する。
選択トランジスタ110は、増幅トランジスタ109のソース電極と垂直信号線123との間に接続されている。選択トランジスタ110のゲート電極には、駆動信号SELが印加される。駆動信号SELがアクティブ状態になると、選択トランジスタ110が導通状態になり、センサ画素121が選択状態となる。これにより、増幅トランジスタ109から出力される画素信号が、選択トランジスタ110を介して、垂直信号線123に出力される。
なお、以下、各駆動信号がアクティブ状態になることを、各駆動信号がオンするともいい、各駆動信号が非アクティブ状態になることを、各駆動信号がオフするともいう。また、以下、各ゲート又は各トランジスタが導通状態になることを、各ゲート又は各トランジスタがオンするともいい、各ゲート又は各トランジスタが非導通状態になることを、各ゲート又は各トランジスタがオフするともいう。
第1光電変換部101は、第2光電変換部103よりも受光面の面積が大きく、かつ感度を高くしている。これにより、第1光電変換部101は、低照度の撮像に用いられる。第2光電変換部103で光電変換された電荷は、容量部106に蓄積される。これにより、第2光電変換部103は、容量部106を併用することで、ダイナミックレンジの広い撮像に用いられる。
次に、図2の読み出し回路120に基づいて、本実施形態によるセンサ画素121の撮像動作及び読み出し動作を説明する。まず、撮像を開始する前に、第1転送ゲート102、第2転送ゲート104、第3転送ゲート105をオンするとともに、リセットゲート107をオンし、第1光電変換部101の蓄積電荷と、第2光電変換部103の蓄積電荷と、容量部106の蓄積電荷とをリセットする。
その後、第1光電変換部101と第2光電変換部103による光電変換動作(露光動作)が開始される。容量部106は、第3転送ゲート105のオーバーフローパスを介して第2光電変換部103から溢れた電荷を蓄積する。
図2の読み出し回路120は、画素行ごと、又は複数の画素行ごとに、第1光電変換部101と第2光電変換部103が光電変換して蓄積した電荷を電圧に変換して読み出す動作を行う。まず、第2転送ゲート104と第3転送ゲート105をオンする。これにより、容量部106とFD部108のポテンシャルが結合され、第2光電変換部103の蓄積電荷と容量部106の蓄積電荷が、FD部108に蓄積される。増幅トランジスタ109は、FD部108の蓄積電荷に応じた電圧信号を増幅する。この増幅信号は、容量部106とFD部108を合わせた電荷に応じた電圧信号を増幅したものであり、低感度データ信号である。
次に、第2転送ゲート104とリセットゲート107をともにオンして、容量部106とFD部108の蓄積電荷をリセットする。増幅トランジスタ109は、FD部108のリセット電荷に応じた電圧信号を増幅する。この増幅信号は、容量部106とFD部108のポテンシャルを結合させて、容量部106とFD部108の蓄積電荷をリセットした状態での電圧信号を増幅したものであり、低感度リセット信号である。
次に、第2転送ゲート104をオンからオフに切り替えて、この状態でのFD部108の電圧信号を増幅トランジスタ109で増幅する。この増幅信号は高感度リセット信号である。
次に、第1転送ゲート102をオンする。これにより、第1光電変換部101の蓄積電荷が第1転送ゲート102を介してFD部108に転送される。増幅トランジスタ109は、FD部108の蓄積電荷に応じた電圧信号を増幅する。この増幅信号は、高感度データ信号である。
このように、各センサ画素121は、低感度データ信号、低感度リセット信号、高感度リセット信号、及び高感度データ信号の順に、垂直信号線123に出力する。信号処理部119は、これらの信号に対してノイズ除去処理を行った上で、種々の信号処理を行う。
例えば、本実施形態による撮像装置100を車両向けの撮像センサとして用いる場合、トンネルの出入口や夜間の市街地など、明暗差の大きな場面において、周囲が低照度の場合には第1光電変換部101で光電変換された電荷に基づいて画像を生成し、周囲が高照度になると、第2光電変換部103と、第2光電変換部103で光電変換された電荷を蓄積する容量部106とを用いて画像を生成することができる。本実施形態では、高照度か低照度かによって、第1光電変換部101と第2光電変換部103の露光時間を切り替えないため、LED光源などのように点滅する被写体を撮像する場合にLEDフリッカが起きない。また、第1光電変換部101と第2光電変換部103による光電変換(露光)を並行して行い、露光結果である電荷を順次FD部10に転送するため、高照度と低照度が急に切り替わっても、第1光電変換部101と第2光電変換部103の光電変換結果を迅速に切り替えて出力できる。
図3は図2のセンサ画素121を読み出し回路120が形成された表面側から平面視した平面図である。図3に示すように、センサ画素121の中央部付近に容量部106の上部電極132が配置されている。この上部電極132の下方に容量部106が配置され、さらにその下方に第1光電変換部101が配置されている。
図3では、上部電極132が矩形状である例を示しているが、上部電極132の形状は任意であり、必ずしも矩形状である必要はない。容量部106の周囲を取り囲むように、絶縁体からなる環状領域133が設けられている。後述するように、環状領域133は、幅狭の環状のトレンチを形成して、そのトレンチ内に例えば酸化膜等の絶縁体を充填して形成される。環状領域133の内部の一部には、導電体が配置されている。この導電体は、容量部106の上部電極である。
環状領域133の周縁に沿って、図2に示した読み出し回路120内の各トランジスタやFD部108、第2光電変換部103が配置されている。センサ画素121内における読み出し回路120内の各トランジスタやFD部108、第2光電変換部103の具体的な配置場所は任意であり、図3に示した配置に限定されない。
図3に示すように、容量部106の上部電極132を取り囲むように環状領域133を配置することで、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送効率を向上できる。また、環状領域133を設けることで、環状領域133の内部にまで容量部106の電極を形成できるため、容量部106の容量を大きくすることができる。
図4は本実施形態によるセンサ画素121の模式的な断面図である。図4では、シリコン基板の表面側に形成される読み出し回路120の一部は、接続関係が明確になるように断面構造ではなく回路図で表記している。
図4に示すように、シリコン基板134の内部に、第1光電変換部101(PD部)が配置され、第1光電変換部101の上方に、容量部106が配置されている。第1光電変換部101と容量部106はともにn型不純物イオンを注入及び拡散させたn型領域である。第1光電変換部101と容量部106の間には、p型不純物イオンを注入および拡散させたp型領域135が配置されている。
第1転送ゲート102は、シリコン基板134の深さ方向に延びる縦型ゲートである。第1転送ゲート102を縦型ゲートにすることで、第1光電変換部101がシリコン基板134の表面から深い位置に形成されていても、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送効率を向上できる。第1光電変換部101と第1転送ゲート102の間にもp型領域135が配置されている。
第1転送ゲート102の近傍には、FD部108が配置されている。また、FD部108の近傍には、第2転送ゲート104と第3転送ゲート105が配置されている。第3転送ゲート105の近傍のシリコン基板134の内部には第2光電変換部103が配置されている。第2光電変換部103で光電変換された電荷は、第3転送ゲート105のオーバーフローパスを介して容量部106に転送される。図4のn型領域106a,106bが容量部6を構成している。
第1光電変換部101、容量部106のn型領域106a、106b及びp型領域135は、不純物イオンの注入及び熱処理による拡散により形成される。上述した環状領域133が存在しない場合、p型領域135が第1光電変換部101の領域を圧迫して光電変換効率が低下したり、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送がp型領域135により妨げられて電荷転送効率が低下するおそれがある。
容量部106と第1転送ゲート102の間に上述した環状領域133を設けることで、p型領域135が第1光電変換部101を圧迫したり、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送を妨げるおそれがなくなる。以下、その理由については後述する。
容量部106は、環状領域133が形成された後に形成される。環状領域133は、容量部106を形成する予定の領域の周囲に幅狭の溝を形成して、その溝の内部に酸化膜を充填した領域である。本明細書では、環状領域133を、STI(Shallow Trench Isolation)領域と呼ぶ場合もある。環状領域133の基板面方向の幅は例えば数10nm、基板の深さ方向の長さは例えば数十nmである。
図2〜図4では、各センサ画素121が第1光電変換部101の他に第2光電変換部103を有する例を説明したが、第2光電変換部103は必ずしも必須ではない。
図5は第2光電変換部103を持たないセンサ画素121の読み出し回路120の回路図である。図5の読み出し回路120は、図2の読み出し回路120から第2光電変換部103と第3転送ゲート105を省略した回路構成である。図2の読み出し回路120では、第2光電変換部103で光電変換された電荷を蓄積する目的で容量部106を用いたが、図5の読み出し回路120では、第1光電変換部101で光電変換された電荷を蓄積する目的で容量部106を用いる。
図6は図5のセンサ画素121の断面図である。第1光電変換部101の上方に、p型領域135を挟んで容量部106のn型領域が配置されている点では、図4と共通する。n型領域は、第2転送ゲートを介してFD部と電気的に接続される。
図7は図5のセンサ画素121を読み出し回路120が形成された表面側から平面視した平面図である。図7の平面図は、図3の平面図から第3転送ゲートを省略したレイアウトになっている。図7の平面図においても、図3と同様に、容量部106のポリシリコンを取り囲むように、環状領域133が形成されている。
図8は図4又は図6の環状領域133の周囲の断面構造をより詳細に示す断面図である。図8に示すように、容量部106を取り囲むように、環状領域133が形成されている。また、環状領域133の一部を含めて、シリコン基板134内に高濃度の不純物イオンを注入及び拡散させることで、容量部106のn型領域106aが形成される。容量部106の上部電極132の一端部は、環状領域133の内部に形成されている。これにより、容量部106の容量を大きくすることができる。
上部電極132の上には、SiO2膜136が形成され、SiO2膜136の上にはSiN膜137が形成されている。環状領域133の内部には、もともと充填されていたSiO2膜だけでなく、上部電極132とSiN膜137が配置されている。
また、容量部106の下方には、第1光電変換部101が配置されている。環状領域133の外側には、第1転送ゲート102が配置されている。第1転送ゲート102は、基板の深さ方向に延びる縦型ゲートを有する。縦型ゲートを設けることで、第1光電変換部101で光電変換された電荷が第1転送ゲート102に転送されやすくしている。なお、第1転送ゲート102の深さ位置は、第1光電変換部101の深さ位置より深くてもよいし、浅くてもよい。
環状領域133と第1転送ゲート102の間には、p型不純物イオンを注入及び拡散させたp型領域135が設けられている。環状領域133の上方からp型不純物イオンを注入することで、図8に破線で示したように、p型領域135内の不純物濃度に勾配を持たせることができる。より具体的には、第1転送ゲート102に近づくほど、基板の上方側がよりp型不純物濃度が高くなるようにしている。これにより、p型領域135が第1光電変換部101を圧迫するおそれがなくなり、かつp型領域135が第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送を妨げなくなる。
なお、第1転送ゲート102を縦型ゲートにすることは必ずしも必須ではない。図8に示すように、p型不純物濃度に濃度勾配を持たせることで、第1転送ゲート102がシリコン基板134の表面だけにあったとしても、第1光電変換部101から第1転送ゲート102まで効率よく電荷を転送できる。
図9A〜図9Gはセンサ画素121の製造工程を示す断面図である。図9A〜図9Gは第1光電変換部101、容量部106及び第1転送ゲート102の製造工程を示したものであり、第2光電変換部103等の製造工程は省略している。
まず、図9Aに示すように、シリコン基板134内にp型不純物イオンを注入及び拡散させてp型領域135(アクティブ領域)を形成するとともに、シリコン基板134の表面側に、環状領域133を形成するための環状のトレンチ133aを形成する。
次に、図9Bに示すように、環状のトレンチ133aの内部にSiO2膜133bを充填して環状領域133(STI領域)を形成する。次に、図9Cに示すように、シリコン基板134内にn型不純物イオンを注入して、第1光電変換部101(PD部)を形成するとともに、シリコン基板134の表面側に、読み出し回路120用の各トランジスタを形成する。ただし、第1転送ゲート102は、後述する工程で形成される。
次に、図9Dに示すように、シリコン基板134の表面にレジスト膜138を塗布してパターニングする。このとき、環状領域133の一部が露出されるようにレジスト膜138をパターニングする。そして、レジスト膜138の上方から高濃度のn型不純物イオンを注入し、第1光電変換部101の上方に、容量部106のn型領域106aを形成する。このとき、環状領域133の一部にもn型不純物イオンが注入される。このように、環状領域133の一部も含めて不純物イオンを注入することにより、n型領域106aの膜品質を向上させることができる。
次に、不純物イオンを注入した後にエッチング処理を行ってレジスト膜138を剥離する。このとき、環状領域133内のn型不純物イオンを注入した領域の一部も除去される。
次に、図9Fに示すように、第1転送ゲート102用のトレンチ102aを形成する。次に、図9Fに示すように、トレンチ102aの側壁および底部にp型不純物イオンを注入して、ピニングの弱体化を防止するためのp型領域139を形成するとともに、トレンチ102aの側壁部分にSiO2層140を形成する。図9Fでは、トレンチ102aの底部にp型領域139を形成する例を図示しているが、p型領域139はトレンチ102aの側壁部分にも形成され、側壁部分のピニング弱体化が防止される。
次に、図9Gに示すように、トレンチ102a内にポリシリコン102bを充填するとともに、シリコン基板134の表面側に第1転送ゲート102の電極を形成する。このとき、n型領域106aの上方にもポリシリコン膜132が形成され、上部電極132が得られる。なお、ポリシリコン膜132の一部は環状領域133の内部にも形成される。その後、ポリシリコン膜132の上に、SiO2膜136とSiN膜132形成する。
次に、レジスト膜を塗布してパターニングした状態で、環状領域133と第1転送ゲート102との間にp型不純物イオンを注入及び拡散させてp型領域135を形成する。その際、環状領域133の一部が露出されるようにレジスト膜をパターニングした上でp型不純物イオンを注入する。これにより、シリコン基板134内のp型領域135には不純物濃度勾配ができる。より具体的には、第1転送ゲート102に近づくに従って、シリコン基板134の表面に近いほどp型不純物濃度がより高くなる。
上述したように、本実施形態では、センサ画素121内の第1光電変換部101の上方に配置される容量部106の周囲を取り囲むように環状領域133を配置し、その外側に第1転送ゲート102を配置することにより、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送効率を向上させることができる。
より具体的には、環状領域133の一部を利用して容量部106を形成することにより、容量部106の容量を大きくすることができる。また、環状領域133の一部を含めて、環状領域133と第1転送ゲート102の間にp型不純物イオンを注入してp型領域135を形成するため、環状領域133の形状に沿ってp型領域135に不純物濃度勾配を持たせることができる。この不純物濃度勾配により、p型領域135が第1光電変換部101を圧迫するおそれがなくなり、また、p型領域135が第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送経路を妨害するおそれがなくなる。よって、第1光電変換部101から第1転送ゲート102への電荷転送効率がよくなる。
また、容量部106のn型領域106aを形成する際に、環状領域133の一部を含めて高濃度のn型不純物イオンを注入することで、n型領域106aの膜品質を向上できるという効果も得られる。
本実施形態によるセンサ画素121が第1光電変換部101と第2光電変換部103を備えている場合には、第1光電変換部101の感度を第2光電変換部103よりもよくすることで、第1光電変換部101を用いて低照度特性を向上できる。また、第2光電変換部103で光電変換された電荷を容量部106に蓄積することで、低感度の第2光電変換部103で光電変換された電荷が飽和するレベルを引き上げることができ、ダイナミックレンジを広げたHDR(High Definition Range)機能を持たせることができる。
(電子機器への適用例)
図10は、本技術を適用した電子機器としてのカメラ2000の構成例を示すブロック図である。
カメラ2000は、レンズ群などからなる光学部2001、上述の撮像装置100など(以下、撮像装置100等という。)が適用される撮像装置(撮像デバイス)2002、およびカメラ信号処理回路であるDSP(Digital Signal Processor)回路2003を備える。また、カメラ2000は、フレームメモリ2004、表示部2005、記録部2006、操作部2007、および電源部2008も備える。DSP回路2003、フレームメモリ2004、表示部2005、記録部2006、操作部2007および電源部2008は、バスライン2009を介して相互に接続されている。
光学部2001は、被写体からの入射光(像光)を取り込んで撮像装置2002の撮像面上に結像する。撮像装置2002は、光学部2001によって撮像面上に結像された入射光の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
表示部2005は、例えば、液晶パネルや有機ELパネル等のパネル型表示装置からなり、撮像装置2002で撮像された動画または静止画を表示する。記録部2006は、撮像装置2002で撮像された動画または静止画を、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録する。
操作部2007は、ユーザによる操作の下に、カメラ2000が持つ様々な機能について操作指令を発する。電源部2008は、DSP回路2003、フレームメモリ2004、表示部2005、記録部2006および操作部2007の動作電源となる各種の電源を、これら供給対象に対して適宜供給する。
上述したように、撮像装置2002として、上述した撮像装置100等を用いることで、良好な画像の取得が期待できる。
(移動体への応用例)
本開示に係る技術(本技術)は、様々な製品へ応用することができる。例えば、本開示に係る技術は、自動車、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、自動二輪車、自転車、パーソナルモビリティ、飛行機、ドローン、船舶、ロボット等のいずれかの種類の移動体に搭載される装置として実現されてもよい。
図11は、本開示に係る技術が適用され得る移動体制御システムの一例である車両制御システムの概略的な構成例を示すブロック図である。
車両制御システム12000は、通信ネットワーク12001を介して接続された複数の電子制御ユニットを備える。図11に示した例では、車両制御システム12000は、駆動系制御ユニット12010、ボディ系制御ユニット12020、車外情報検出ユニット12030、車内情報検出ユニット12040、及び統合制御ユニット12050を備える。また、統合制御ユニット12050の機能構成として、マイクロコンピュータ12051、音声画像出力部12052、及び車載ネットワークI/F(Interface)12053が図示されている。
駆動系制御ユニット12010は、各種プログラムにしたがって車両の駆動系に関連する装置の動作を制御する。例えば、駆動系制御ユニット12010は、内燃機関又は駆動用モータ等の車両の駆動力を発生させるための駆動力発生装置、駆動力を車輪に伝達するための駆動力伝達機構、車両の舵角を調節するステアリング機構、及び、車両の制動力を発生させる制動装置等の制御装置として機能する。
ボディ系制御ユニット12020は、各種プログラムにしたがって車体に装備された各種装置の動作を制御する。例えば、ボディ系制御ユニット12020は、キーレスエントリシステム、スマートキーシステム、パワーウィンドウ装置、あるいは、ヘッドランプ、バックランプ、ブレーキランプ、ウィンカー又はフォグランプ等の各種ランプの制御装置として機能する。この場合、ボディ系制御ユニット12020には、鍵を代替する携帯機から発信される電波又は各種スイッチの信号が入力され得る。ボディ系制御ユニット12020は、これらの電波又は信号の入力を受け付け、車両のドアロック装置、パワーウィンドウ装置、ランプ等を制御する。
車外情報検出ユニット12030は、車両制御システム12000を搭載した車両の外部の情報を検出する。例えば、車外情報検出ユニット12030には、撮像部12031が接続される。車外情報検出ユニット12030は、撮像部12031に車外の画像を撮像させるとともに、撮像された画像を受信する。車外情報検出ユニット12030は、受信した画像に基づいて、人、車、障害物、標識又は路面上の文字等の物体検出処理又は距離検出処理を行ってもよい。
撮像部12031は、光を受光し、その光の受光量に応じた電気信号を出力する光センサである。撮像部12031は、電気信号を画像として出力することもできるし、測距の情報として出力することもできる。また、撮像部12031が受光する光は、可視光であっても良いし、赤外線等の非可視光であっても良い。
車内情報検出ユニット12040は、車内の情報を検出する。車内情報検出ユニット12040には、例えば、運転者の状態を検出する運転者状態検出部12041が接続される。運転者状態検出部12041は、例えば運転者を撮像するカメラを含み、車内情報検出ユニット12040は、運転者状態検出部12041から入力される検出情報に基づいて、運転者の疲労度合い又は集中度合いを算出してもよいし、運転者が居眠りをしていないかを判別してもよい。
マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車内外の情報に基づいて、駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置の制御目標値を演算し、駆動系制御ユニット12010に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両の衝突回避あるいは衝撃緩和、車間距離に基づく追従走行、車速維持走行、車両の衝突警告、又は車両のレーン逸脱警告等を含むADAS(Advanced Driver Assistance System)の機能実現を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030又は車内情報検出ユニット12040で取得される車両の周囲の情報に基づいて駆動力発生装置、ステアリング機構又は制動装置等を制御することにより、運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
また、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で取得される車外の情報に基づいて、ボディ系制御ユニット12020に対して制御指令を出力することができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車外情報検出ユニット12030で検知した先行車又は対向車の位置に応じてヘッドランプを制御し、ハイビームをロービームに切り替える等の防眩を図ることを目的とした協調制御を行うことができる。
音声画像出力部12052は、車両の搭乗者又は車外に対して、視覚的又は聴覚的に情報を通知することが可能な出力装置へ音声及び画像のうちの少なくとも一方の出力信号を送信する。図11の例では、出力装置として、オーディオスピーカ12061、表示部12062及びインストルメントパネル12063が例示されている。表示部12062は、例えば、オンボードディスプレイ及びヘッドアップディスプレイの少なくとも一つを含んでいてもよい。
図12は、撮像部12031の設置位置の例を示す図である。
図12では、撮像部12031として、撮像部12101、12102、12103、12104、12105を有する。
撮像部12101、12102、12103、12104、12105は、例えば、車両12100のフロントノーズ、サイドミラー、リアバンパ、バックドア及び車室内のフロントガラスの上部等の位置に設けられる。フロントノーズに備えられる撮像部12101及び車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として車両12100の前方の画像を取得する。サイドミラーに備えられる撮像部12102、12103は、主として車両12100の側方の画像を取得する。リアバンパ又はバックドアに備えられる撮像部12104は、主として車両12100の後方の画像を取得する。車室内のフロントガラスの上部に備えられる撮像部12105は、主として先行車両又は、歩行者、障害物、信号機、交通標識又は車線等の検出に用いられる。
なお、図12には、撮像部12101ないし12104の撮影範囲の一例が示されている。撮像範囲12111は、フロントノーズに設けられた撮像部12101の撮像範囲を示し、撮像範囲12112,12113は、それぞれサイドミラーに設けられた撮像部12102,12103の撮像範囲を示し、撮像範囲12114は、リアバンパ又はバックドアに設けられた撮像部12104の撮像範囲を示す。例えば、撮像部12101ないし12104で撮像された画像データが重ね合わせられることにより、車両12100を上方から見た俯瞰画像が得られる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、距離情報を取得する機能を有していてもよい。例えば、撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、複数の撮像素子からなるステレオカメラであってもよいし、位相差検出用の画素を有する撮像素子であってもよい。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を基に、撮像範囲12111ないし12114内における各立体物までの距離と、この距離の時間的変化(車両12100に対する相対速度)を求めることにより、特に車両12100の進行路上にある最も近い立体物で、車両12100と略同じ方向に所定の速度(例えば、0km/h以上)で走行する立体物を先行車として抽出することができる。さらに、マイクロコンピュータ12051は、先行車の手前に予め確保すべき車間距離を設定し、自動ブレーキ制御(追従停止制御も含む)や自動加速制御(追従発進制御も含む)等を行うことができる。このように運転者の操作に拠らずに自律的に走行する自動運転等を目的とした協調制御を行うことができる。
例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104から得られた距離情報を元に、立体物に関する立体物データを、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の立体物に分類して抽出し、障害物の自動回避に用いることができる。例えば、マイクロコンピュータ12051は、車両12100の周辺の障害物を、車両12100のドライバが視認可能な障害物と視認困難な障害物とに識別する。そして、マイクロコンピュータ12051は、各障害物との衝突の危険度を示す衝突リスクを判断し、衝突リスクが設定値以上で衝突可能性がある状況であるときには、オーディオスピーカ12061や表示部12062を介してドライバに警報を出力することや、駆動系制御ユニット12010を介して強制減速や回避操舵を行うことで、衝突回避のための運転支援を行うことができる。
撮像部12101ないし12104の少なくとも1つは、赤外線を検出する赤外線カメラであってもよい。例えば、マイクロコンピュータ12051は、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在するか否かを判定することで歩行者を認識することができる。かかる歩行者の認識は、例えば赤外線カメラとしての撮像部12101ないし12104の撮像画像における特徴点を抽出する手順と、物体の輪郭を示す一連の特徴点にパターンマッチング処理を行って歩行者か否かを判別する手順によって行われる。マイクロコンピュータ12051が、撮像部12101ないし12104の撮像画像中に歩行者が存在すると判定し、歩行者を認識すると、音声画像出力部12052は、当該認識された歩行者に強調のための方形輪郭線を重畳表示するように、表示部12062を制御する。また、音声画像出力部12052は、歩行者を示すアイコン等を所望の位置に表示するように表示部12062を制御してもよい。
以上、本開示に係る技術が適用され得る車両制御システムの一例について説明した。本開示に係る技術は、以上説明した構成のうち、撮像部12031に適用され得る。具体的には、図1などに示した撮像装置100等を撮像部12031に適用することができる。撮像部12031に本開示に係る技術を適用することにより、車両制御システムの優れた動作が期待できる。
なお、本技術は以下のような構成を取ることができる。
(1)基板の内部に配置される第1光電変換部と、
前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を備える、撮像装置。
(2)前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含む、(1)に記載の撮像装置。
(3)前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置される、(2)に記載の撮像装置。
(4)前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置される、(1)乃至(3)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(5)前記電荷蓄積部は、
前記第1光電変換部の上方に設けられる電荷蓄積領域と、
前記環状領域の一部を含めて前記電荷蓄積領域の上方に配置される電極と、を有する、(1)乃至(4)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(6)前記電極の一端部は、前記環状領域の内部に配置される、(5)に記載の撮像装置。
(7)前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた領域である、(5)又は(6)に記載の撮像装置。
(8)前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域の間と、前記第1光電変換部及び前記第1転送ゲートの間とに配置され、第2導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた拡散領域を備える、(5)乃至(7)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(9)前記拡散領域は、前記環状領域の形状に沿った不純物濃度勾配を有する、(8)に記載の撮像装置。
(10)前記第1転送ゲートは、前記基板の深さ方向に延びる縦型ゲートである、(1)乃至(9)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(11)前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を備える、(1)乃至(10)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(12)前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高い、(11)に記載の撮像装置。
(13)前記電荷蓄積部は、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を蓄積する、(1)乃至(10)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(14)それぞれが光電変換を行う複数の画素を有する画素アレイ部と、
前記画素アレイ部を駆動する駆動部と、
前記画素アレイ部で光電変換された電気信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備えた電子機器であって、
前記複数の画素の少なくとも一つは、
基板の内部に配置される第1光電変換部と、
前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を有する、電子機器。
(15)前記複数の画素の少なくとも一つは、
前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を有する、(14)に記載の電子機器。
(16)前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高い、(15)に記載の撮像装置。
(17)低照度下では前記第1光電変換部を用いて撮像画像を生成し、高照度下では前記第2光電変換部及び前記電荷蓄積部を用いて低照度下の撮像画像よりもダイナミックレンジの広い撮像画像を生成する信号処理部を備える、(16)に記載の電子機器。
(18)前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含む、(14)乃至(16)のいずれか一項に記載の撮像装置。
(19)前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置される、(18)に記載の撮像装置。
(20)前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置される、(14)乃至(19)のいずれか一項に記載の撮像装置。
本開示の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本開示の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本開示の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
100 撮像装置、101 第1光電変換部、102 第1転送ゲート、103 第2光電変換部、104 第2転送ゲート、105 第3転送ゲート、106 容量部、107 リセットゲート、108 FD部、109 増幅トランジスタ、110 選択トランジスタ、111 画素アレイ部、112 垂直駆動部、113 ランプ波モジュール、114 カラム信号処理部、115 クロックモジュール、116 データ格納部、117 水平駆動部、118 システム制御部、119 信号処理部、120 読み出し回路、121 センサ画素、122 画素駆動線、123 垂直信号線、131 定電流源、132 上部電極、133 環状領域、134 シリコン基板、135 p型領域、136 SiO2膜、137 SiN膜、138 レジスト膜、139 p型領域

Claims (20)

  1. 基板の内部に配置される第1光電変換部と、
    前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
    前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
    前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を備える、撮像装置。
  2. 前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含む、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置される、請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
    前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置される、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記電荷蓄積部は、
    前記第1光電変換部の上方に設けられる電荷蓄積領域と、
    前記環状領域の一部を含めて前記電荷蓄積領域の上方に配置される電極と、を有する、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記電極の一端部は、前記環状領域の内部に配置される、請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域は、第1導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた領域である、請求項5に記載の撮像装置。
  8. 前記第1光電変換部及び前記電荷蓄積領域の間と、前記第1光電変換部及び前記第1転送ゲートの間とに配置され、第2導電型の不純物イオンを注入及び拡散させた拡散領域を備える、請求項5に記載の撮像装置。
  9. 前記拡散領域は、前記環状領域の形状に沿った不純物濃度勾配を有する、請求項8に記載の撮像装置。
  10. 前記第1転送ゲートは、前記基板の深さ方向に延びる縦型ゲートである、請求項1に記載の撮像装置。
  11. 前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
    前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を備える、請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高い、請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記電荷蓄積部は、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を蓄積する、請求項1に記載の撮像装置。
  14. それぞれが光電変換を行う複数の画素を有する画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部を駆動する駆動部と、
    前記画素アレイ部で光電変換された電気信号に基づいて信号処理を行う信号処理部と、を備えた電子機器であって、
    前記複数の画素の少なくとも一つは、
    基板の内部に配置される第1光電変換部と、
    前記第1光電変換部の上方に配置され、電荷を蓄積する電荷蓄積部と、
    前記電荷蓄積部の周囲を取り囲むように配置される環状領域と、
    前記環状領域の外側に配置され、前記第1光電変換部で光電変換された電荷を転送する第1転送ゲートと、を有する、電子機器。
  15. 前記複数の画素の少なくとも一つは、
    前記基板内の前記第1光電変換部とは別の場所に配置される第2光電変換部と、
    前記第2光電変換部で光電変換された電荷を前記電荷蓄積部に転送する第2転送ゲートと、を有する、請求項14に記載の電子機器。
  16. 前記第1光電変換部は、前記第2光電変換部よりも、受光面の面積が大きく、かつ感度が高い、請求項15に記載の電子機器。
  17. 低照度下では前記第1光電変換部を用いて撮像画像を生成し、高照度下では前記第2光電変換部及び前記電荷蓄積部を用いて低照度下の撮像画像よりもダイナミックレンジの広い撮像画像を生成する信号処理部を備える、請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記環状領域は、前記基板の表面に沿って深さ方向に形成された環状の溝に充填された絶縁体と、前記絶縁体の一部に配置される導電体と、を含む、請求項14に記載の電子機器。
  19. 前記環状領域の前記基板の深さ方向の底部は、前記第1光電変換部の上端よりも上方に配置される、請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記第1光電変換部で光電変換された電荷を読み出す読み出し回路を備え、
    前記読み出し回路及び前記第1転送ゲートは、前記環状領域の周縁から外側に配置される、請求項14に記載の電子機器。
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