JP2021111650A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対象マップがランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値を提供する。【解決手段】情報処理装置10は、シャッフル部12Bと、生成部12Cと、導出部12Dと、を備える。シャッフル部12Bは、対象値がN次元配列された(Nは1以上の整数)対象マップ20に含まれる対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えた複数のシャッフルマップ22を生成する。生成部12Cは、対象マップ20の周波数領域の特徴量を表す対象ベクトル30、および、複数のシャッフルマップ22の各々の周波数領域の特徴量を表すランダムベクトル32、を生成する。導出部12Dは、対象ベクトル30と複数のランダムベクトル32の各々との特徴差34の統計的仮説検定の検定結果44を、対象マップ20がランダム特性である評価値として導出する。【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
対象値を二次元に配列したマップを、マップのパターンに応じて分類する技術が知られている。例えば、半導体ウェハの検査結果を示すマップの特徴的傾向を特定し、特徴的傾向に応じてマップを分類する技術が知られている。
しかし、対象値の位置をランダムに入れ替えても特徴量が略一定であるランダム特性を示すマップが存在する。例えば、不良を示す検査結果は、ダスト起因などの偶発的な要因で発生するため、半導体ウェハ上の位置に拘らず一様な確率で発生する。このような場合、ランダム特性を示すマップが得られる場合がある。このようなランダム特性のマップは、特徴的傾向が特定されにくい。このため、マップ自体の特徴的傾向を評価値として用いる従来技術では、ランダム特性のマップを精度良く分類することは困難であった。すなわち、従来技術では、対象マップがランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値が提供されない場合があった。
Nakata,Kouta,et al."A Comprehensive Big−Data−Based Monitoring System for Yield Enhancement in Semiconductor Manufacturing."IEEE Transactions on Semiconductor Manufacturing 30.4 (2017):339−344.
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、対象マップがランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値を提供することができる、情報処理装置および情報処理方法を提供することを目的とする。
実施の形態の情報処理装置は、シャッフル部と、生成部と、導出部と、を備える。シャッフル部は、対象値がN次元配列された(Nは1以上の整数)対象マップに含まれる前記対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えた複数のシャッフルマップを生成する。生成部は、前記対象マップの周波数領域の特徴量を表す対象ベクトル、および、複数の前記シャッフルマップの各々の周波数領域の特徴量を表すランダムベクトルを生成する。導出部は、前記対象ベクトルと複数の前記ランダムベクトルの各々との特徴差の統計的仮説検定の検定結果を、前記対象マップがランダム特性である評価値として導出する。
情報処理装置のブロック図。 対象マップの模式図。 対象マップの模式図。 シャッフルマップの模式図。 シャッフル回数と分類精度との関係のシミュレーション結果を示す模式図。 対象ベクトルの模式図。 ランダムベクトルの模式図。 特徴差の算出の説明図。 特徴差の算出の説明図。 特徴差の算出の説明図。 特徴差の算出の説明図。 特徴量の差の一例を示す図。 ランダム特性の判定の流れの説明図。 情報処理の流れを示すフローチャート。 ハードウェア構成図。
以下に添付図面を参照して、情報処理装置および情報処理方法を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置10は、処理部12と、通信部14と、記憶部16と、UI(ユーザ・インターフェース)部18と、を備える。処理部12と、通信部14と、記憶部16と、UI部18とは、バス19を介してデータまたは信号を授受可能に接続されている。
通信部14は、ネットワーク等の有線通信網または無線通信網を介して外部装置と通信する。記憶部16は、各種のデータを記憶する。記憶部16は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。なお、記憶部16は、情報処理装置10の外部に設けられた記憶装置であってもよい。また、記憶部16は、記憶媒体であってもよい。具体的には、記憶媒体は、プログラムや各種情報を、LAN(Local Area Network)やインターネットなどを介してダウンロードして記憶または一時記憶したものであってもよい。また、記憶部16を、複数の記憶媒体から構成してもよい。
UI部18は、ユーザからの各種指示を受付ける入力機構、および、各種の画像を表示する表示機構、を有する。入力機構は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、マイクロフォン、などである。表示機構は、例えば、有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ、LCD(Liquid Crystal Display、投影装置などである。UI部18を、入力機構と出力機構とを備えたタッチパネルとしてもよい。また、UI部18は、更に、音声を出力するスピーカを含む構成であってもよい。
次に、処理部12について説明する。本実施形態の情報処理装置10の処理部12は、対象マップがランダム特性の対象マップであるか否かを精度良く検出する。
図2は、対象マップ20の一例を示す模式図である。図2には、対象マップ20として、対象マップ20A〜対象マップ20Lを示した。
対象マップ20とは、対象値がN次元配列されたデータである。Nは、1以上の整数である。本実施形態では、Nが2である場合を想定して説明する。しかし、Nは、1または3以上の整数であってもよい。図2には、Nが2である場合を一例として示した。すなわち、図2には、対象値が2次元配列された対象マップ20を一例として示した。
具体的には、Nが2である場合、対象マップ20は、二次元平面上の位置ごとの対象値を該二次元平面上の位置に応じて二次元に配列したマップである。二次元平面は、例えば、処理対象の基板などである。基板は、例えば、半導体ウェハ、ハードディスクドライブ(HDD)、などである。この場合、基板上の位置は、例えば、半導体ウェハに搭載された複数のチップの各々の位置である。
対象値とは、二次元平面上の位置ごとの特性を示す値であり、例えば、数値で表される。
対象値は、詳細には、物理的特性値、または、論理的特性値である。物理的特性値は、例えば、基板上の各位置の物理的特性“良好”または物理的特性“不良”を表す二値データによって表される。論理的特性値は、例えば、基板上の各位置の論理的特性“良好”または物理的特性“不良”を表す二値データによって表される。なお、特性値は、二値データに限定されず、三値以上の多値データであってもよい。本実施形態では、対象値が、“0”と“1”の二値データによって表される場合を想定して説明する。
図2には、対象マップ20の特性の測定元の基板が、半導体ウェハである場合を一例として示した。このため、図2に示す対象マップ20における対象値は、半導体ウェハに搭載されたチップの各々の対象値の一例である。なお、図2には、検査結果良好を示す対象値“0”を灰色で表し、検査結果不良を示す対象値“1”を黒色で表した。
図2に示すように、対象マップ20における対象値の分布には、各々、特徴的なパターンが出現する。
ここで、複数の対象マップ20を、対象マップ20のパターンの特徴的傾向に応じて分類することが行われている。図2には、一例として、複数の対象マップ20を人が目視により複数のクラスに分類し、クラスごとにラベルを付与した例を一例として示した。
処理対象の複数の対象マップ20には、ランダム特性を示す対象マップ20が含まれる場合がある。
ランダム特性とは、対象値の位置を対象マップ20上で入れ替えても、周波数領域の特徴量が略一定であることを意味する。周波数領域の特徴量が略一定である、とは、±10%の範囲内で該特徴量が同一であることを意味する。図2に示す例の場合、例えば、対象マップ20Aは、ランダム特性を有する対象マップ20である。また、対象マップ20B〜対象マップ20Lは、非ランダム特性の対象マップ20の一例である。
従来の情報処理装置では、複数の対象マップ20の特徴的傾向を特定し、特徴的傾向が類似する群ごとに、対象マップ20を分類していた。このため、ランダム特性を示す複数の対象マップ20は、特徴的傾向の少ない同じ分類クラスに分類される場合があった。そして、従来の比較情報処理装置では、特徴的傾向の少ない分類クラスに、非ランダム特性の対象マップ20も分類される場合があった。例えば、従来の比較情報処理装置では、非ランダム特性の対象マップ20Bについても、ランダム特性を示す対象マップ20Aと同じ分類クラスに分類される場合があった。
すなわち、対象マップ20自体の特徴的傾向を分類の評価値として用いる従来技術では、ランダム特性の対象マップ20を精度良く分類することは困難であった。すなわち、従来技術では、対象マップ20がランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値が提供されない場合があった。
図1に戻り説明を続ける。そこで、本実施形態の情報処理装置10の処理部12は、以下の構成により、対象マップ20がランダム特性であるか否かを高精度に評価するための評価値を導出する。また、処理部12は、該評価値を用いることで、ランダム特性の対象マップ20を精度良く分類する。処理部12について詳細に説明する。
処理部12は、取得部12Aと、シャッフル部12Bと、生成部12Cと、導出部12Dと、判定部12Eと、分類部12Fと、出力制御部12Gと、を備える。
取得部12A、シャッフル部12B、生成部12C、導出部12D、判定部12E、分類部12F、および出力制御部12Gは、例えば、1または複数のプロセッサにより実現される。例えば上記各部は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにプログラムを実行させること、すなわちソフトウェアにより実現してもよい。上記各部は、専用のICなどのプロセッサ、すなわちハードウェアにより実現してもよい。上記各部は、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。複数のプロセッサを用いる場合、各プロセッサは、各部のうち1つを実現してもよいし、各部のうち2以上を実現してもよい。
取得部12Aは、対象マップ20を取得する。例えば、記憶部16には、複数の対象マップ20が予め記憶されている。詳細には、例えば、記憶部16には、製品の種類などの予め定められたカテゴリごとに、該カテゴリに属する複数の対象マップ20が対応付けて記憶されている。取得部12Aは、記憶部16から、処理対象のカテゴリに属する対象マップ20を1つずつ順次読取ることで、対象マップ20を取得する。そして、取得部12Aは、取得した対象マップ20を、順次、シャッフル部12Bへ出力する。
なお、処理対象のカテゴリは、ユーザによるUI部18の操作指示などによって指定されればよい。そして、取得部12Aは、UI部18から受付けた指示に応じた処理対象のカテゴリに属する対象マップ20を記憶部16から順次読取ればよい。なお、取得部12Aは、通信部14を介して外部装置から対象マップ20を取得してもよい。
シャッフル部12B、生成部12C、および導出部12Dは、取得部12Aから1つの対象マップ20を受付けるごとに、受付けた対象マップ20を用いて、以下の処理を実行する。
シャッフル部12Bは、対象マップ20から、複数のシャッフルマップを生成する。シャッフルマップとは、対象マップ20に含まれる対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えたマップである。
図3Aおよび図3Bは、対象マップ20および該対象マップ20から生成したシャッフルマップ22の一例の模式図である。
シャッフル部12Bは、1つの対象マップ20から、該対象マップ20に含まれる複数の対象値の位置を入れ替えることで、複数のシャッフルマップ22を生成する。シャッフル部12Bは、入れ替え対象の対象値、入れ替え位置、入れ替える対象値の数、の少なくとも1つを変更しながら複数回のシャッフルを行うことで、複数のシャッフルマップ22を生成する。入れ替え位置が異なる、とは、対象マップ20における入れ替え元の対象値の位置、および、シャッフルマップ22における該対象値の入れ替え先の位置、の少なくとも一方が異なる事を意味する。このため、複数のシャッフルマップ22は、入れ替え対象の対象値、入れ替え位置、および入れ替えられた対象値の数、の少なくとも一つが互いに異なるものとなる。
図3Bには、対象マップ20から生成された複数のシャッフルマップ22の内の1つを、一例として示した。
なお、シャッフル部12Bは、対象マップ20における特定領域E1内の対象値の位置を、該特定領域E1内でランダムに入れ替えた複数の対象マップ20を生成することが好ましい。特定領域E1とは、対象マップ20における、対象マップ20の対象値の測定元の部材(例えば、半導体ウェハなどの基板)の、該複数の対象値が測定された領域に対応する領域である。例えば、対象マップ20の測定元の部材が半導体ウェハである場合、図3Aに示すように、特定領域E1は、対象マップ20における半導体ウェハ上のチップの配列された領域である。また、対象マップ20内における特定領域E1以外の領域である外部領域E2は、半導体ウェハの外側の領域である。
シャッフル部12Bは、対象マップ20に含まれる対象値、または、特定領域E1を特定するための特定情報を用いて、特定領域E1を特定すればよい。
例えば、シャッフル部12Bは、対象マップ20における、対象値が検査結果良好を示す対象値“0”または検査結果不良を示す対象値“1”である領域を、特定領域E1として特定する。また、シャッフル部12Bは、対象マップ20における、対象値として空文字(例えば、NULL)の設定された領域を、外部領域E2として特定する。
また、例えば、シャッフル部12Bは、対象マップ20における特定領域E1の位置、大きさ、および範囲を特定するための特定情報を予め記憶部16に記憶し、該特定情報を用いて特定領域E1を特定してもよい。
そして、シャッフル部12Bは、対象マップ20における特定領域E1内の対象値の位置を、該特定領域E1内でランダムに入れ替えることによって、複数の対象マップ20を生成すればよい(図3A、図3B参照)。
シャッフル部12Bが特定領域E1内で対象値をシャッフルさせることで、本来対象値が存在しない領域である外部領域E2に、特定領域E1内の対象値が配置されることを抑制することができる。このため、後述する判定部12Eによる判定精度、および、分類部12Fによる分類精度の少なくとも一方の更なる向上を図ることができる。
なお、シャッフル部12Bが1つの対象マップ20から生成するシャッフルマップ22の数は、2以上であればよく、限定されない。シャッフルマップ22の数は、予め定めればよい。すなわち、シャッフル部12Bが1つの対象マップ20について実行するシャッフル回数は、2以上であればよく、予め定めればよい。
但し、シャッフル回数は、より多い事が好ましい。シャッフル回数が多いほど、すなわち、シャッフル部12Bが1つの対象マップ20から生成するシャッフルマップ22の数が多いほど、後述する分類部12Fによる分類精度の向上を図ることができる。
図4は、シャッフル回数と分類精度との関係のシミュレーション結果の一例を示す模式図である。図4には、シャッフル回数ごとの、分類の評価指標を示す曲線であるPR曲線(Precision−Recall Curve)を示した。PR曲線は、精度(Precision)と再現率(Recall)を軸にプロットしたグラフである。図4に示すように、PrecisionとRecallの平均値であり、分類結果の評価指標であるF値は、シャッフル回数が多いほど大きい値を示す。
このため、シャッフル部12Bが1つの対象マップ20から生成するシャッフルマップ22の数は、多いほど好ましい。但し、処理部12の処理負荷の軽減の観点から、処理部12の処理能力に応じてシャッフル回数の上限値を定める事が好ましい。
図1に戻り説明を続ける。次に、生成部12Cについて説明する。
生成部12Cは、対象マップ20から対象ベクトルを生成する。対象ベクトルとは、対象マップ20の周波数領域の特徴量を表すベクトルである。また、生成部12Cは、該対象マップ20から生成された複数のシャッフルマップ22の各々について、ランダムベクトルを生成する。ランダムベクトルとは、シャッフルマップ22の周波数領域の特徴量を表すベクトルである。
図5Aおよび図5Bは、対象ベクトル30およびランダムベクトル32の一例を示す模式図である。図5Aに示す対象ベクトル30は、図3Aに示す対象マップ20から生成された対象ベクトル30の一例である。図5Bに示すランダムベクトル32は、図3Bに示すシャッフルマップ22から生成されたランダムベクトル32の一例である。
周波数領域の特徴量を表すベクトルは、例えば、周波数スペクトル、パワースペクトル密度、または自己相関関数である。すなわち、対象ベクトル30およびランダムベクトル32は、例えば、周波数スペクトル、パワースペクトル密度、または自己相関関数である。
生成部12Cは、フーリエ変換、コサイン変換、または、ウェーブレット変換、などを用いて対象マップ20およびシャッフルマップ22の各々を周波数領域に変換することで、対象ベクトル30およびランダムベクトル32の各々を生成すればよい。
図1に戻り説明を続ける。次に、導出部12Dについて説明する。
導出部12Dは、対象ベクトル30と複数のランダムベクトル32の各々との差である特徴差を算出する。そして、導出部12Dは、算出した複数の特徴差について統計的仮説検定である検定処理を実行し、検定結果を導出する。導出部12Dは、この検定結果を、対象マップ20がランダム特性である評価値として導出する。
導出部12Dは、統計的仮説検定の母集団として、特徴差を用いる。特徴差とは、対象ベクトル30とランダムベクトル32との周波数領域の特徴量の差である。導出部12Dは、対象ベクトル30とランダムベクトル32との1対1の対ごとに、対象ベクトル30とランダムベクトル32との特徴差を算出する。
図6A、図6B、図7A、図7B、および図8は、特徴差34算出の一例の説明図である。
図6Aは、対象マップ20Mを示す模式図である。対象マップ20Mは、対象マップ20の一例である。図6Bは、対象マップ20Mから生成された対象ベクトル30Mを示す模式図である。対象ベクトル30Mは、対象ベクトル30の一例である。
図7Aは、対象マップ20Mから生成されたシャッフルマップ22M1を示す模式図である。シャッフルマップ22M1は、対象マップ20Mから生成された複数のシャッフルマップ22Mの内の1つである。シャッフルマップ22Mは、シャッフルマップ22の一例である。図7Bは、シャッフルマップ22M1から生成されたランダムベクトル32M1を示す模式図である。ランダムベクトル32M1は、ランダムベクトル32の一例である。
図8は、対象ベクトル30Mとランダムベクトル32M1との特徴量の差の一例を示す図である。特徴差34Mは、特徴差34の一例である。
図6A〜図7Bに示すように、導出部12Dは、対象ベクトル30Mとランダムベクトル32M1との対について、同じ位置ごとの特徴量の差を算出する。該特徴量とは、周波数領域の特徴量である。該同じ位置とは、対象マップ20Mの測定元の部材(例えば、半導体ウェハ)における位置が同じであることを意味する。そして、導出部12Dは、位置毎の特徴量の差の平均値を、対象ベクトル30Mとランダムベクトル32M1との特徴差34Mとして算出する(図8参照)。
ここで、上述したように、ランダム特性とは、対象値の位置を対象マップ20上で入れ替えても周波数領域の特徴量が略一定であることを意味する。このため、ランダム特性を示す対象マップ20と、該対象マップ20から生成されたシャッフルマップ22と、の特徴差34が小さいほど、該対象マップ20はランダム特性である可能性が高いといえる。一方、特徴差34が大きいほど、対象マップ20はランダム特性である可能性が低いといえる。
そこで、導出部12Dは、対象マップ20とランダムベクトル32との対ごとに算出した複数の特徴差34を、統計的仮説検定の母集団として用いて、統計的仮説検定を行う。そして、導出部12Dは、統計的仮説検定の検定結果を、ランダム特性である評価値として導出する。
詳細には、導出部12Dは、統計的仮説検定として、t検定またはウィルコクソンの符号順位検定を用いる。
統計的仮説検定としてt検定を用いる場合、導出部12Dは、対象ベクトル30と複数のランダムベクトル32の各々との複数の対から導出した複数の特徴差34について、偏回帰係数が0でないことを帰無仮説とするt検定である検定処理を実行する。そして、導出部12Dは、t検定のt値またはp値を、検定結果として導出する。
統計的仮説検定としてウィルコクソンの符号順位検定を用いる場合、導出部12Dは、上記複数の対から導出した複数の特徴差34から、ウィルコクソンの符号順位検定である検定処理を実行する。そして、導出部12Dは、ウィルコクソンの符号順位検定の統計値またはp値を、検定結果として導出する。
図1に戻り説明を続ける。判定部12Eは、検定結果に基づいて、該検定結果の導出に用いた対象マップ20がランダム特性のマップであるか否かを判定する。
例えば、判定部12Eは、検定結果が閾値以上である対象マップ20をランダム特性であると判定し、検定結果が閾値未満である対象マップ20を非ランダム特性であると判定する。すなわち、判定部12Eは、検定結果を用いることで、対象ベクトル30と複数のランダムベクトル32との間に有意差が有るか否かを判定する。そして、判定部12Eは、有意差が有る場合、対象マップ20をランダム特性であると判定し、有意差が無い場合、対象マップ20を非ランダム特性であると判定する。
この閾値は、予め定めればよい。
例えば、判定部12Eは、検定結果の導出に用いた対象マップ20のシャッフル回数に応じて閾値を定めればよい。例えば、判定部12Eは、下記式(1)を用いて、閾値を定めればよい。
閾値=α ・・・・式(1)
式(1)中、αは、検出強度調整のためのパラメータであり、0<α<1の値である。αの値は、目的に応じて調整すればよい。なお、αの値が小さいほど、判定部12Eによってランダム不良と判定されやすくなる。Mは、シャッフル回数を示す。
シャッフル回数が大きいほど、すなわち、1つの対象マップ20から生成されるシャッフルマップ22の数が多いほど、検定結果の一例である上記t値は小さい値となる。このため、判定部12Eは、上記式(1)を用いて、シャッフル回数に応じた閾値を定めることで、ランダム特性の対象マップ20であるか否かの判定精度向上を図ることができる。
また、例えば、判定部12Eは、複数の対象マップ20の各々の検定結果の統計値から、閾値を定めてもよい。
なお、判定部12Eは、以下の方法で、ランダム特性の対象マップ20であるか否かを判定してもよい。
例えば、判定部12Eは、処理対象のカテゴリに属する複数の対象マップ20の各々の検定結果を評価値の高い順に配列する。そして、判定部12Eは、評価値の高い順に予め定めた数の複数の検定結果の各々に対応する対象マップ20を、ランダム特性であると判定する。また、判定部12Eは、ランダム特性と判定した対象マップ20以外の他の対象マップ20を、非ランダム特性であると判定すればよい。
図9は、処理部12によるランダム特性の判定の流れの説明図である。
シャッフル部12B、生成部12C、および導出部12Dは、処理対象のカテゴリに属する複数の対象マップ20の各々ごとに、上記処理を実行する。このため、テンソル40が生成された状態となる。テンソル40は、例えば、D×M×Vのテンソルである。Pは、処理対象のカテゴリに属する対象マップ20の数である。Pは、例えば、半導体ウェハの数に相当する。Mは、シャッフル回数である。Vは、特徴差34のベクトルである。
そして、導出部12Dが、対象マップ20ごとに行列42を用いて、統計的仮説検定である検定処理を実行することで、検定結果44が得られる。行列42とは、対象ベクトル30とランダムベクトル32との対における、位置毎の特徴量の差の平均値を、行列で表したものである。
そして、判定部12Eは、検定結果44を用いて、対象マップ20がランダム特性であるか否かを判定する。
図1に戻り説明を続ける。次に、分類部12Fについて説明する。取得部12A、シャッフル部12B、生成部12C、導出部12D、および判定部12Eによって、処理対象のカテゴリに属する複数の対象マップ20の各々について、ランダム特性であるか非ランダム特性であるかが判定されると、分類部12Fが分類処理を実行する。
分類部12Fは、処理対象のカテゴリに属する複数の対象マップ20の内、非ランダム特性と判定された複数の対象マップ20を、対象マップ20間の特徴量の距離または該対象マップ20間の類似度に基づいて分類する。この分類方法には、公知の方法を用いればよい。
ここで、取得部12A、シャッフル部12B、生成部12C、導出部12D、および判定部12Eの処理によって、対象マップ20がランダム特性であるか否かが精度良く判定された状態となっている。このため、分類部12Fは、非ランダム特性と判定された対象マップ20を分類処理することで、非ランダム特性の対象マップ20を高精度に分類することができる。言い換えると、分類部12Fは、ランダム特性の対象マップ20を非ランダム特性として分類することを抑制することができる。また、分類部12Fは、非ランダム特性の対象マップ20を、ランダム特性の対象マップ20として分類することを抑制することができる。
分類部12Fは、分類結果を出力制御部12Gへ出力する。分類結果は、例えば、分類された対象マップ20、分類ごとの対象マップ20の数、などである。また、分類結果は、非ランダム特性の対象マップ20およびランダム特性の対象マップ20の少なくとも一方から導出される統計情報を含んでいてもよい。統計情報は、非ランダム特性の対象マップ20の数、ランダム特性の対象マップ20の数、不良率の分布、平均不良率、ランダム特性の対象マップ20の歩留まり影響度、非ランダム特性の対象マップ20の歩留まり影響度、などである。分類部12Fは、予め定めた関数や学習モデルなどを用いて、これらの分類結果を導出すればよい。例えば、分類部12Fが、ランダム特性の対象マップ20の歩留まり影響度を導出することで、非ランダム特性の対象マップ20について、ランダム特性の対象マップ20を除いた、より精緻な歩留まりの影響度を導出できる。
出力制御部12Gは、導出部12Dによって導出された検定結果、判定部12Eによる判定結果、および分類部12Fによる分類結果、の少なくとも1つを、UI部18へ出力する。なお、出力制御部12Gは、導出部12Dによって導出された検定結果、判定部12Eによる判定結果、および分類部12Fによる分類結果、の少なくとも1つを、通信部14を介して外部装置へ送信してもよい。出力制御部12Gによって、導出部12Dによって導出された検定結果、判定部12Eによる判定結果、および分類部12Fによる分類結果、がユーザに提供される。
次に、情報処理装置10が実行する情報処理の流れの一例を説明する。
図10は、情報処理装置10が実行する情報処理の流れの一例を示す、フローチャートである。情報処理装置10の処理部12は、対象マップ20ごとに、ステップS100〜ステップS118の処理を繰返実行する。
詳細には、処理部12の取得部12Aが、処理対象の1つの対象マップ20を取得する(ステップS100)。
シャッフル部12Bは、ステップS100で取得した対象マップ20から、複数のシャッフルマップ22を生成する(ステップS102)。
次に、生成部12Cが、ステップS100で取得した対象マップ20の対象ベクトル30を生成する(ステップS104)。また、生成部12Cは、ステップS102で生成された複数のシャッフルマップ22の各々のランダムベクトル32を生成する(ステップS106)。
次に、導出部12Dは、ステップS104で生成した対象ベクトル30と、ステップS106で生成したランダムベクトル32の各々と、について、特徴差34を算出する(ステップS108)。
次に、導出部12Dは、ステップS108で算出した複数の特徴差34を用いて、統計的仮説検定の検定処理を実行する(ステップS110)。ステップS110の処理によって、検定処理の検定結果が導出される。
次に、判定部12Eは、ステップS110で導出された検定結果が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS112)。
閾値以上であると判定した場合(ステップS112:Yes)、ステップS114へ進む。ステップS114では、判定部12Eは、ステップS100で取得した対象マップ20を、ランダム特性であると判定する(ステップS114)。そして、ステップS118へ進む。
一方、閾値未満であると判定した場合(ステップS112:No)、ステップS116へ進む。ステップS116では、判定部12Eは、ステップS100で取得した対象マップ20を、非ランダム特性であると判定する(ステップS116)。そして、ステップS118へ進む。
ステップS118では、ステップS112〜ステップS116の判定結果を、ステップS100で取得した対象マップ20に対応付けて記憶部16へ記憶する(ステップS118)。
複数の対象マップ20ごとに、ステップS100〜ステップS118の処理が実行されると、分類部12Fは、非ランダム特性と判定された複数の対象マップ20を、対象マップ20間の特徴量の距離または該対象マップ20間の類似度に基づいて分類する(ステップS120)。なお、分類部12Fは、分類した各分類クラスに属する対象マップ20に、ラベルを付与してもよい。
次に、出力制御部12Gは、ステップS110の検定結果、ステップS112〜ステップS116の判定結果、およびステップS120の分類結果、の少なくとも1つを、UI部18へ出力する(ステップS122)。そして、本ルーチンを終了する。
以上説明したように、本実施形態の情報処理装置10は、シャッフル部12Bと、生成部12Cと、導出部12Dと、を備える。シャッフル部12Bは、対象値がN次元配列された(Nは1以上の整数)対象マップ20に含まれる対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えた複数のシャッフルマップ22を生成する。生成部12Cは、対象マップ20の周波数領域の特徴量を表す対象ベクトル30、および、複数のシャッフルマップ22の各々の周波数領域の特徴量を表すランダムベクトル32、を生成する。導出部12Dは、対象ベクトル30と複数のランダムベクトル32の各々との特徴差34の統計的仮説検定の検定結果44を、対象マップ20がランダム特性である評価値として導出する。
このように、本実施形態の情報処理装置10では、対象マップ20自体の特徴量や特徴的傾向ではなく、対象マップ20と該対象マップ20から生成したシャッフルマップ22とを用いて導出した検定結果44を、対象マップ20がランダム特性である評価値として導出する。
上述したように、ランダム特性とは、対象値の位置を対象マップ20上で入れ替えても周波数領域の特徴量が略一定であることを意味する。このため、ランダム特性を示す対象マップ20と、該対象マップ20から生成されたシャッフルマップ22と、の特徴差34が小さいほど、該対象マップ20はランダム特性である可能性が高いといえる。一方、特徴差34が大きいほど、該対象マップ20はランダム特性である可能性が低いといえる。
このため、本実施形態の情報処理装置10では、対象マップ20とシャッフルマップ22とを用いて検定結果44を導出することで、対象マップ20がランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値を導出することができる。
従って、本実施形態の情報処理装置10は、対象マップ20がランダム特性であるか否かを高精度に評価可能な評価値を提供することができる。
また、本実施形態の情報処理装置10では、判定部12Eが、検定結果44を用いてランダム特性であるか否かを判定する。このため、判定部12Eは、対象マップ20がランダム特性であるか否かを高精度に判定することができる。
また、本実施形態の情報処理装置10では、分類部12Fが、判定部12Eによって非ランダム特性であると判定された対象マップ20を分類する。このため、分類部12Fは、非ランダム特性であると高精度に判定された対象マップ20を分類することができ、分類精度の向上を図ることができる。
次に、上記実施の形態の情報処理装置10のハードウェア構成の一例を説明する。
図11は、上記実施の形態の情報処理装置10のハードウェア構成図の一例である。
上記実施の形態の情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)71、ROM(Read Only Memory)72、RAM(Random Access Memory)73、およびI/F74等がバス75により相互に接続されており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
CPU71は、上記実施の形態の情報処理装置10を制御する演算装置である。ROM72は、CPU71による各種処理を実現するプログラム等を記憶する。RAM73は、CPU71による各種処理に必要なデータを記憶する。I/F74は、通信部14およびUI部18などに接続し、データを送受信するためのインターフェースである。
上記実施の形態の情報処理装置10では、CPU71が、ROM72からプログラムをRAM73上に読み出して実行することにより、上記各機能がコンピュータ上で実現される。
なお、上記実施の形態の情報処理装置10で実行される上記各処理を実行するためのプログラムは、HDD(ハードディスクドライブ)に記憶されていてもよい。また、上記実施の形態の情報処理装置10で実行される上記各処理を実行するためのプログラムは、ROM72に予め組み込まれて提供されていてもよい。
また、上記実施の形態の情報処理装置10で実行される上記処理を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供されるようにしてもよい。また、上記実施の形態の情報処理装置10で実行される上記処理を実行するためのプログラムを、インターネットなどのネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施の形態の情報処理装置10で実行される上記処理を実行するためのプログラムを、インターネットなどのネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。
なお、上記には、本発明の実施の形態を説明したが、上記実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 情報処理装置
12B シャッフル部
12C 生成部
12D 導出部
12E 判定部
12F 分類部

Claims (10)

  1. 対象値がN次元配列された(Nは1以上の整数)対象マップに含まれる前記対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えた複数のシャッフルマップを生成するシャッフル部と、
    前記対象マップの周波数領域の特徴量を表す対象ベクトル、および、複数の前記シャッフルマップの各々の周波数領域の特徴量を表すランダムベクトルを生成する生成部と、
    前記対象ベクトルと複数の前記ランダムベクトルの各々との特徴差の統計的仮説検定の検定結果を、前記対象マップがランダム特性である評価値として導出する導出部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記対象マップは、
    半導体ウェハに搭載された複数のチップの各々の特性値である前記対象値が、複数の前記チップの各々の前記半導体ウェハ上の位置に応じて2次元配列されたデータである、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記シャッフル部は、
    前記対象マップにおける特定領域内の前記対象値の位置を該特定領域内でランダムに入れ替えた複数の前記シャッフルマップを生成する、
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記対象ベクトルおよび前記ランダムベクトルは、周波数スペクトル、パワースペクトル密度、または自己相関関数である、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記導出部は、
    前記対象ベクトルと複数の前記ランダムベクトルの各々との特徴差から、偏回帰係数が0でないことを帰無仮説とするt検定のt値またはp値である前記検定結果を導出する、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記導出部は、
    前記対象ベクトルと複数の前記ランダムベクトルの各々との特徴差から、ウィルコクソンの符号順位検定の統計値またはp値である前記検定結果を導出する、
    請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記検定結果が閾値以上である前記対象マップを前記ランダム特性であると判定し、前記検定結果が前記閾値未満である前記対象マップを非ランダム特性であると判定する判定部、
    を備える請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 複数の前記対象マップの各々の前記検定結果を前記評価値の高い順に配列し、前記評価値の高い順に予め定めた数の複数の前記検定結果の各々に対応する前記対象マップを、前記ランダム特性であると判定し、該ランダム特性と判定した前記対象マップ以外の他の前記対象マップを非ランダム特性であると判定する判定部、
    を備える請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 複数の前記対象マップの内、前記非ランダム特性と判定された前記対象マップを、該対象マップ間の特徴量の距離または該対象マップ間の類似度に基づいて分類する分類部、
    を備える請求項7または請求項8に記載の情報処理装置。
  10. コンピュータによって実行される情報処理方法であって、
    対象値がN次元配列された(Nは1以上の整数)対象マップに含まれる前記対象値の少なくとも一部の位置をランダムに入れ替えた複数のシャッフルマップを生成するステップと、
    前記対象マップの周波数領域の特徴量を表す対象ベクトル、および、複数の前記シャッフルマップの各々の周波数領域の特徴量を表すランダムベクトルを生成するステップと、
    前記対象ベクトルと複数の前記ランダムベクトルの各々との特徴差の統計的仮説検定の検定結果を、前記対象マップがランダム特性である評価値として導出するステップと、
    を含む情報処理方法。
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