JP2021111294A - 環境価値管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】組織の活動によって生じた環境価値を計上することができる。【解決手段】環境価値管理プログラムは、第1組織のコンピュータであって、家庭の各々のユーティリティの利用に係るユーティリティ利用量を記憶した記憶部を含むコンピュータが、前記家庭の各々について、分散電源によって生じた第1のエネルギー量と、前記ユーティリティに係る第1係数と、前記分散電源に係る第2係数とに基づいて、環境価値を計算する。【選択図】図8

Description

本発明は、環境価値管理プログラムに係り、特に、燃料電池ユニットの運転を制御するための環境価値管理プログラムに関する。
CO削減などのいわゆる環境価値に関して、企業などの組織は社会的責任を持っており、組織が環境価値をどのように管理するかは社会的な課題として検討されている。
特許文献1では、福利厚生サービスとして、組織に属する複数の組織員の家庭でのユーティリティ(例えば、ガス及び電気等のエネルギー)の利用料金を福利厚生と一緒に一括請求することにより、ユーティリティの利用料金を効率的に請求する仕組みを提供している。
特許文献1の技術は、第1組織から供給又は販売されるユーティリティを家庭で利用する組織員の家庭でのユーティリティの利用量を求め、求めた利用量に基づき、組織員の家庭でのユーティリティの利用料金を求め、利用料金を集計する。複数の組織員の家庭でのユーティリティの合計利用料金を表す料金データを作成し、料金データに基づき、合計利用料金を第2組織に一括請求する請求書データを作成する。これにより、ユーティリティの利用料金を効率的に請求できる、ユーティリティ利用料金の請求プログラムを提供する。
特開2017−207862号公報
特許文献1の技術は、企業に属する従業員のユーティリティの利用料の管理を効率化する。ここで、企業では、ビル又は工場等に併設された太陽光発電又は燃料電池等や、それによって発生した電気を貯める蓄電池、更には冷熱発生機器等の分散型エネルギー発生機器(以後、分散電源と記載する)の利用によって光熱費の削減が図られる場合もある。同様に、家庭においても、家庭内に併設された分散電源の利用によって光熱費の削減が図られる場合もある。しかし、従来の技術では、これらの光熱費の削減に係る環境価値を計上する仕組みが提供されていない。
本発明は、上記事情を鑑みて成されたものであり、組織の活動によって生じた環境価値を計上することができる環境価値管理プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の環境価値管理プログラムは、第1組織のコンピュータであって、家庭の各々のユーティリティの利用に係るユーティリティ利用量を記憶した記憶部を含むコンピュータが、前記家庭の各々について、分散電源によって生じた第1のエネルギー量と、前記ユーティリティに係る第1係数と、前記分散電源に係る第2係数とに基づいて、環境価値を計算する、処理をコンピュータに実行させる環境価値管理プログラムである。
本発明の環境価値管理プログラムによれば、組織又は家庭の活動によって生じた環境価値を計上することができる、という効果が得られる。
環境価値の管理のイメージを示す図である。 第1実施形態の環境価値管理システムの構成を示すブロック図である。 環境価値管理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 記憶部に格納されるユーティリティ利用量、及び分散電源発電量や逆潮電力量の一例を示す図である。 記憶部に格納される各家庭の環境価値の割り当て設定の一例を示す図である。 記憶部に格納される環境価値の一例を示す図である。 第1実施形態に係る環境価値管理装置による環境価値管理処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の環境価値管理システムの構成を示すブロック図である。 企業から家庭への逆潮による環境価値の一例を示す図である。 第2実施形態に係る環境価値管理装置による環境価値管理処理の流れを示すフローチャートである。 企業からの逆潮の環境価値を家庭に対応付ける場合の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態の前提となる背景及び概要を説明する。
家庭での分散電源の利用(例えば、PV(Photovoltaic)の利用)などによるCO削減価値、すなわち環境価値は、現状はほとんど利活用されていない状況にある。一方で、企業は環境価値に関して資金を投じて対策を進めている。
例えば、いわゆる卒FIT電源の買取では、買取した電力の環境価値は得られるが、一方で、家庭で自家消費した電力の環境価値については家庭に紐づけられる。また、企業が一般家庭の環境価値を保有する場合は、家庭のPVで生じた電力を、EV(Electric Vehicle)充電し、店舗で放電する仕組みがある。もっとも、この仕組みでは、店舗での放電量が予測できずに、企業として必要な環境対策に対して放電量が足りるかどうかの判断が困難である。第三者保有モデルの場合は、設置企業が設置先と電力販売契約を結ぶ必要があり、手間が生じる。また、既設の場合で所有権を授受する場合は、それも契約が必要になる。
一方で、福利厚生などで従業員の家庭における電気及びガス等のユーティリティ利用料を企業に一括して請求するサービスがある。ここで、企業及び従業員のエネルギー使用単価を下げるだけでなく、サービスを利用する企業側に更なるメリットを付与したい。
そこで、以下に説明する本発明の各実施形態では、企業又は従業員の家庭が保有している分散電源によって生じる環境価値を管理する仕組みを提供する。また、サービス事業者が提供するパッケージサービスに環境価値の管理を組み込み、環境価値の管理を通して、従業員が従事する企業に環境価値を融通する仕組みを提供する。また、企業の従業員に対する福利厚生サービスの一環として環境価値を利活用できるようにする。
図1は、環境価値の管理のイメージを示す図である。図1において、サービス事業者A、企業B、及び当該企業Bに属する従業員の各家庭が示されている。
サービス事業者Aは、例えば、ガス精製所及び発電所等を有する企業である。サービス事業者Aは、都市ガス又はLPG等の生活用のガスと、電力とを家庭用のエネルギーとして供給する企業である。サービス事業者Aが、第1組織の一例である。なお、第1組織は、パッケージサービスの提供を主とした事業とする企業、又はパッケージサービスを代行等する企業であってもよい。
企業Bは、サービス事業者Aが供給するエネルギー(ガス又は電気)を利用する従業員を抱える企業である。企業Bの従業員は、戸建て又は集合住宅の家庭で、サービス事業者Aが提供するエネルギーを利用している。企業Bが、第2組織の一例である。従業員の家庭は、第2組織に属する複数の組織員の家庭の一例である。
ここで前提として、特許文献1のパッケージサービスがある。特許文献1には、「エネルギー福利厚生パック」というパッケージサービスが示されている。また、パッケージサービスの仕組みとして、ユーティリティ利用料金の請求の仕組みが示されている。本実施形態においても、サービス事業者Aは特許文献1と同様のパッケージサービス、及びユーティリティ利用料金の請求の仕組みを用いる。本実施形態では、パッケージサービスに環境価値の管理を組み込む点を特徴とする。よって、以下では、パッケージサービスが環境価値管理システムとして機能する点に着目して説明する。
図1に示すように、企業Bの従業員の各家庭での系統電力使用量、PV発電による分散電源発電量(又は需要電力量)、及び逆潮電力量を測定する。また、分散電源には、エネファームなどのガス発電機を利用している場合の発電も含まれる。ガス発電については、ガスの使用量、ガスでの発電量(又は需要電力量)、系統電力使用量を測定する。分散電源による発電量により、各家庭の分散電源で生じた環境価値が把握される。また、企業にも分散電源があるケースにおいては、当該企業の分散電源で生じた環境価値が把握される。なお、各家庭の分散電源で生じた環境価値が、家庭によって生じた第1環境価値の一例である。企業の分散電源で生じた環境価値が、第2環境価値、又は第3環境価値の一例である。
環境価値の管理を組み込んだパッケージサービスにおいては、例えば、上記の値のそれぞれの組織員の各家庭個別の値と、家庭全体の合計値とをリスト化する。各家庭から徴収すべき金額を、各項目の係数(例えば、単価)に合わせてリスト化する。系統電力とガス使用量の合計値から、企業に請求する金額を決定する。PV発電による環境価値、エネファームなどによる環境価値を合計し、企業Bに知らせる。場合によっては、環境価値を違う環境価値(例えばJクレジットなど)に変換して提供する。
以上の環境価値の管理を行うための環境価値管理システムについて、各実施形態について、以下構成及び作用について説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態では、従業員の家庭が保有している分散電源によって生じる環境価値を管理する仕組みを提供する場合を例に説明する。
図2は、第1実施形態の環境価値管理システム100の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、第1実施形態に係る環境価値管理システム100は、環境価値管理装置110と、家庭120と、企業130とがネットワークNを介して接続されている。以下では、サービス事業者Aが提供するパッケージサービスを企業Bが利用しており、企業Bの従業員の各家庭で生じた環境価値、及びユーティリティ利用料を一括管理する場合を例に説明する。企業130が企業Bに対応する。
環境価値管理装置110、家庭120、及び企業130は、各自の通信部(通信部111、通信部122、又は通信部132)を介して、それぞれで必要なデータを送受信する。
以下に環境価値管理装置110のハードウェア構成を示した後に、各機能について説明する。
図3は、環境価値管理装置110のハードウェア構成を示すブロック図である。図3に示すように、環境価値管理装置110は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力部15、表示部16及び通信インタフェース(I/F)17を有する。各構成は、バス19を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12又はストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12又はストレージ14に記憶されているプログラムに従って、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM12又はストレージ14には、環境価値管理プログラムが格納されている。
ROM12は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部15は、マウス等のポインティングデバイス、及びキーボード、音声認識部などを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部16は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部16は、タッチパネル方式を採用して、入力部15として機能してもよい。
通信インタフェース17は、端末等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi−Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
以上が、環境価値管理装置110のハードウェア構成である。
家庭120は、サービス事業者Aが供給するエネルギーを家庭で利用する企業Bの従業員の家庭である。家庭120は、企業の従業員の家庭用管理端末121と、分散電源124とを備えている。家庭用管理端末121は、設定部123により設定を行うための、図示しない入出力インタフェースを有する。家庭用管理端末121は、通信部122と、設定部123とを備えている。家庭120では、予めユーティリティ利用料量、及び分散電源124の使用により生じた分散電源発電量、及び逆潮電力量が測定されている。ユーティリティ利用量は、上述した系統電力使用量、及びガス使用量等である。通信部122は、家庭120のユーティリティ利用量を環境価値管理装置110に送信する。また、通信部122は、家庭120のユーティリティ利用量、及び家庭120で生じた分散電源発電量や逆潮電力量を環境価値管理装置110に送信する。環境価値管理装置110では、各家庭のユーティリティ利用、及び分散電源発電量や逆潮電力量を記憶部116に格納しておく。図4は、記憶部116に格納されるユーティリティ利用量、及び分散電源発電量や逆潮電力量の一例を示す図である。図4に示すように、ユーティリティ利用量、及び分散電源発電量や逆潮電力量は、企業Bについて、各家庭に対応付けられた従業員IDごとに記録される。ユーティリティ利用量は、一例として電気(系統電力を指す)の使用量(kWh)及びガスの使用量(m)が記録される。ユーティリティ利用量の計算は特許文献1の利用量算出部と同様であるため、詳しい説明は省略する。
家庭用管理端末121の設定部123は、家庭120における環境価値の割り当てに関する設定を行う。例えば、分散電源124によって生じた発電量による環境価値(第1環境価値)を企業Bに割り当てるか、又は家庭120に割り当てるかを設定できる。各家庭で設定された環境価値の割り当てに関する設定は、家庭120の設定部123で設定され、環境価値管理装置110に送信される。環境価値管理装置110では、各家庭の環境価値の割り当て設定として記憶部116に格納される。図5は、記憶部116に格納される各家庭の環境価値の割り当て設定の一例を示す図である。図5に示すように、当該設定は、企業Bについて、各家庭に対応付けられた従業員IDごとに企業又は家庭が割り当てられている。なお、一律に企業又は家庭を割り当てるのではなく、企業及び家庭の割り当ての配分を定めるようにしてもよい。
企業130は、サービス事業者Aが提供するパッケージサービスを利用する企業Bである。パッケージサービスにおいて企業130の従業員の各家庭に系統電力が供給される。企業130は、企業の企業用管理端末131を備えている。企業用管理端末131は、設定部133により設定を行うための、図示しない入出力インタフェースを有する。企業用管理端末131の設定部133は、パッケージサービスの利用に係る各種設定、及び設定の閲覧を行う機能部である。環境価値に関する設定としては、例えば、環境価値の割り当てによるユーティリティ利用料の割引率等が挙げられる。設定の詳細についてはシステムに応じて適宜定めればよいため、具体的な説明については省略する。
環境価値管理装置110は、図2に示すように、通信部111と、利用料計算部112と、価値計算部113と、請求作成部114と、記憶部116とを備えている。
利用料計算部112は、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、ユーティリティ暫定利用料金を計算する。ユーティリティ暫定利用料金の計算は、特許文献1に記載の利用料金算出部と同様である。利用料計算部112は、計算した家庭120のエネルギーの利用量、及び暫定利用量に基づく利用料金を、記憶部116に記憶する。
価値計算部113は、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、当該家庭の分散電源発電量や逆潮電力量と、ユーティリティに係る第1係数と、分散電源に係る第2係数とに基づいて、家庭の各々の分散電源によって生じたとされる環境価値を計算する。なお、ここで計算される環境価値が第1環境価値の一例である。また、分散電源発電量、及び逆潮電力量が第1のエネルギー量の一例である。
環境価値の計算は、以下(1)式に基づく。
環境価値=逆潮電力量×{(系統電力のCO排出係数)-(分散電源のCO2排出係数)}
・・・(1)
系統電力のCO排出係数、及び分散電源のCO排出係数は予め定めておいた任意の値を用いればよい。系統電力のCO排出係数が、ユーティリティに係る第1係数の一例であり、本実施形態では家庭の系統電力について定めた係数である。分散電源のCO排出係数が、分散電源に係る第2係数の一例であり、本実施形態では家庭の分散電源について定めた係数である。係数はそれぞれ予め既定値を定めておいてもよいし、家庭の系統電力の使用量、及び分散電源の発電量に応じて変動させてもよい。ガスの使用量から算出しても良い。(1)式によって計算される環境価値はCO削減量を意味するが、他のエネルギー量を指標として用いて環境価値を計算してもよい。なお、以下(2)式に示すように逆潮電力量を分散電源発電量に置き換えて環境価値を計算してもよい。
環境価値=分散電源発電量×{(系統電力のCO2排出係数)-(分散電源のCO2排出係数)}
・・・(2)
また、環境価値は、上記(1)式及び(2)式を組み合わせて、比率等の設計事項定めて計算して良い。
分散電源のCO2排出係数の算出は、例えばガス発電機の場合は、以下(3)式に示すように算出できる。
分散電源のCO2排出係数=(ガスのCO排出係数×ガスの使用量)/分散電源発電量
・・・(3)
図6は、記憶部116に格納される環境価値の一例を示す図である。図6に示すように、環境価値は、例えば、企業ごと月ごとに、各家庭に対応付けられた従業員IDごとに環境価値を計算し、記憶部116に格納する。また、環境価値の割り当て設定に応じて、企業又は家庭に環境価値を割り当てる。
請求作成部114は、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、環境価値の割り当てに応じて、ユーティリティ暫定利用料金に環境価値を計上してユーティリティ利用料を計算する。例えば、企業に環境価値を割り当てた家庭については、環境価値について予め定められた料金を差し引いたユーティリティ利用料を計算する。請求作成部114は、計算した各家庭のユーティリティ利用料に基づき、企業Bに一括請求する請求書データを作成する。企業Bの従業員の各家庭について計算したユーティリティ利用料を合計して請求書データとして作成する。請求作成部114は作成した請求書データを企業Bに請求する。なお、請求書データの作成及び請求処理等については、特許文献1と同様の手法で行えばよく、詳細についてはここでは省略する。
なお、請求作成部114は、環境価値について予め定められた料金を差し引く代わりに、家庭の環境価値に応じて、家庭の各々にポイント等のインセンティブを付与するようにしてもよい。また、環境価値自体を家庭に与えて、料金やポイントなどのインセンティブを付与しなくても良い。
次に、第1実施形態に係る環境価値管理システム100の環境価値管理装置110における動作について説明する。
図7は、第1実施形態に係る環境価値管理装置110による環境価値管理処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から環境価値管理プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、環境価値管理処理が行なわれる。環境価値管理処理では、CPU11が環境価値管理装置110の各部として処理を実行する。なお、記憶部116には予め計算対象とするユーティリティ利用量、分散電源発電量、及び逆潮電力量が格納されている。また、記憶部116には家庭の各々の環境価値の割り当て設定が格納されている。
ステップS100では、利用料計算部112が、記憶部116から、従業員IDに対応付けられた家庭の各々のユーティリティ利用量を取得する。
ステップS102では、利用料計算部112が、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、当該従業員IDのユーティリティ利用量に基づいて、ユーティリティ暫定利用料金を計算する。
ステップS104では、価値計算部113が、記憶部116から、従業員IDに対応付けられた家庭の各々の分散電源発電量、及び逆潮電力量を取得する。
ステップS106では、請求作成部114が、記憶部116から、従業員IDに対応付けられた家庭の各々の環境価値の割り当て設定を取得する。
ステップS108では、価値計算部113が、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、当該家庭の分散電源発電量や逆潮電力量と、ユーティリティに係る第1係数と、分散電源に係る第2係数とを用いた上記(1)式及び(2)式の少なくとも一方に基づいて、環境価値(第1環境価値)を計算する。
ステップS110では、価値計算部113が、計算した環境価値を、割り当て設定に従って企業又は家庭に割り当てて記憶部116に記憶する。
ステップS112では、請求作成部114が、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、環境価値の割り当て設定に応じて、ユーティリティ暫定利用料金に環境価値を計上してユーティリティ利用料を計算する。
ステップS114では、請求作成部114が、計算した各家庭のユーティリティ利用料に基づき、企業Bに一括請求する請求書データを作成する。
以上説明したように、第1実施形態に係る環境価値管理システム100によれば、組織の活動によって生じた環境価値を計上することができる。
また、家庭の分散電源の発電量や逆潮電力量を用いて環境価値を計算することにより、組織員の各家庭の分散電源の利用によって生じた家庭又は企業の環境価値を計上できる。また、環境価値の割り当て設定を定めておくことにより、組織員の各家庭の分散電源の利用によって生じた家庭の環境価値を、組織に還元するか家庭で保持するかを任意に設定できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では各家庭の分散電源によって生じる環境価値を管理について述べたが、第2実施形態では企業の分散電源によって生じる環境価値を管理する場合について説明する。なお、第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
ここで、企業の分散電源によって生じる環境価値に関して想定される前提及び管理の概要について述べる。
企業はビル又は工場などに太陽光などの再生可能エネルギーやガスなどで発電する分散電源を所有しているケースがある。しかし、企業の分散電源は企業での電力負荷が少ないときに有効利用できていない実情がある。このような場合には、自己託送制度などを利用し、余剰電力をグループ企業内で融通する取り組みも考えられるが、企業間融通では電力負荷のパターンが似ているため、電力ニーズと分散電源での発電量がマッチしない可能性が考えられる。一方で家庭では夕方から夜間の電力ニーズがあるなど、一般的に企業の電力負荷パターンとは異なる。しかし、不特定多数の家庭への供給を行う場合、電力の融通の管理をするのはコストが高くなる。また、家庭での省エネによって生じる環境価値は、光熱費削減という金銭的メリット以外は利用されていない。
そこで、本実施形態では、企業が保有している分散電源を、当該企業の従業員の家庭に融通する仕組みとする。融通、及び管理方法は、福利厚生サービスなどによる一括管理などが挙げられる。この場合に、企業の分散電源の利用によって環境負荷削減に貢献する環境価値を企業側に付与する。
管理方法としては、例えば、企業の分散電源による、従業員の各家庭への逆潮電力量を管理する手法を用いる。供給する企業の従業員の家庭の電力量を、所定の期間及び時間ごとに予め測定して把握しておく。また、企業の分散電源によって生じる電力量を時間ごとに測定する。このとき、逆潮電力量<家庭の電力量となるように分散電源を制御する。このとき、逆潮電力量の管理を一元化する場合は、予め定めた値としてもよい。予め定めた値とは、例えば1家庭あたり100Wなどである。家庭への電力不足分は系統電力から賄えばよい。また、予め定めた値を逆潮する場合は、企業側の電力も不足する可能性があるため、蓄電池や他の分散電源で賄う。家庭の電力料金(系統使用分、逆潮電気の託送費分、再エネ賦課金分など)は一括して企業に請求する。また、企業又は家庭のユーティリティ料金も一括して請求してもよい。
図8は、第2実施形態の環境価値管理システム200の構成を示すブロック図である。構成について第1実施形態との差異のみについて述べる。企業130については、設定部233と、分散電源234とを含んでいる。環境価値管理装置210については、分散電源制御部217と、価値計算部213とを含んでいる。
企業130の設定部233は、企業Bの分散電源234によって生じさせる分散電源電力量を設定する。分散電源電力量の設定は日時ごとに任意にすればよい。分散電源電力量は、通信部132から環境価値管理装置210に送信する。環境価値管理装置210では、記憶部116に、企業Bについて設定された分散電源電力量が格納される。分散電源発電量の設定は、例えば、企業Bについて曜日の時間帯ごとに分散電源発電量を定めておけばよい。
環境価値管理装置210の記憶部116には、企業の従業員の家庭についての時間帯ごとの想定消費電力量が格納されている。想定消費電力量は、予め企業の従業員の各家庭の時間帯ごとの消費電力量を測定して推定値を求めておけばよい。また、例えば、想定消費電力量は、分散電源制御部217により、予め機械学習等の手法によるモデルを用いて学習及び推定を行って求めてもよい。また、モデルは、曜日、季節等の情報を用いて学習してもよい。
分散電源制御部217は、記憶部116に記憶されている、設定された分散電源電力量と、時間帯ごとの想定消費電力量とに基づいて、時間帯ごとの分散電源発電量、及び逆潮電力量を算出し、分散電源234を制御する。
価値計算部213は、企業について、企業から家庭への逆潮電力量と、ユーティリティに係る第1係数と、分散電源に係る第2係数とを用いた上記(1)式に基づいて、企業の分散電源によって生じたとされる環境価値を計算する。なお、ここで計算される環境価値が第2環境価値の一例である。なお、第1実施形態と同様に、第1環境価値も計算する。
企業から家庭への逆潮電力量が、第2逆潮電力量の一例である。本実施形態では、逆潮電力量は、企業から家庭への逆潮電力量である。本実施形態では、ユーティリティに係る第1係数は、企業の系統電力について定めた係数である。本実施形態では、分散電源に係る第2係数は、企業の分散電源について定めた係数である。価値計算部213は、計算した企業の分散電源によって生じたとされる環境価値を、企業に対応付けて記憶部116に記憶する。図9は、企業から家庭への逆潮による環境価値の一例を示す図である。図9の示すように、例えば、月ごとの企業から家庭への逆潮による環境価値を格納する。
次に、第2実施形態に係る環境価値管理システム200の環境価値管理装置210における動作について説明する。
図10は、第2実施形態に係る環境価値管理装置210による環境価値管理処理の流れを示すフローチャートである。なお、第2実施形態では、分散電源制御部210により、予め時間帯ごとの分散電源発電量、及び逆潮電力量が算出され、分散電源234の制御が行われている。
ステップS200では、価値計算部213が、記憶部116から、企業から家庭への逆潮電力量を取得する。
ステップS202では、価値計算部113が、従業員IDに対応付けられた家庭の各々について、当該家庭への逆潮電力量と、ユーティリティに係る第1係数と、分散電源に係る第2係数とを用いた上記(1)式に基づいて、環境価値(第2環境価値)を計算する。
ステップS204では、価値計算部113が、ステップS202で計算した環境価値を、企業に環境価値を対応付けて記憶部116に記憶する。
以上説明したように、第2実施形態に係る環境価値管理システム200によれば、組織の活動によって生じた環境価値を計上することができる。
(変形例)
各実施形態の変形例について説明する。
例えば、各実施形態では、暫定利用料金、及び請求データを作成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、環境価値のみを計算及び記憶するようにしてもよい。
また、例えば、環境価値を、家庭の各々について定めておいた割り当て設定に応じて、企業又は家庭に割り当てる場合に限定されるものではなく、一律に企業、又は家庭に割り当てるように予め設定しておいてもよい。
また、例えば、サービス事業者Aは電気やガスなどのユーティリティを家庭に供給せずに、企業Bや家庭で生じた環境価値のみを取引する管理システムとしてもよい。
また、例えば、第2実施形態では、家庭の分散電源によって生じたとされる環境価値(第1環境価値)と、企業の分散電源によって生じたとされる環境価値(第2環境価値)とを計算する場合について説明した。ただし、これに限定されるものではなく、第1環境価値の計算を行わずに、第2環境価値のみを計算するようにしてもよい。
また、例えば、第2実施形態においては、企業の分散電源によって生じたとされる環境価値(第2環境価値)を、企業から家庭への逆潮によるとして、企業と対応付ける場合について説明した。ただし、これに限定されるものではない。例えば、企業から逆潮した電力については家庭が利用している。そのため、企業が逆潮させた家庭において生じた環境価値であるとも捉えられる。この場合、当該環境価値を家庭と対応付けてもよい。このように、企業が逆潮させた逆潮電力量によって環境価値が生じたとして、環境価値を家庭に対応付ける。この場合、記憶部118には、家庭の各々について、第2環境価値の割り当てに関する設定が予め記憶されている。家庭の各々について、当該設定に従って、第2環境価値を企業Bに割り当てる場合には、企業Bと第2環境価値とを対応付けて記憶する。また、第2環境価値を家庭に割り当てる場合には、家庭と前記第2環境価値とを対応付けて記憶部118に記憶する。このように、第2環境価値についての割り当てを設定しておくようにしてもよい。このようなケースでは、家庭に第2環境価値を割り当てる場合には、上記第2実施形態の企業の合計の環境価値のうち、企業からの逆潮電力の各家庭の使用量に応じた割合を第2環境価値として割り当てればよい。図11は、企業からの逆潮の環境価値を家庭に対応付ける場合の一例を示す図である。図11に示すように、各家庭への逆潮電力量を加えて管理するようにすればよい。このように、逆潮電力量として企業の逆潮電力量を用いて、家庭の各々によって生じたとされる環境価値を計算し、家庭と環境価値とを対応付けて記憶部116に記憶するようにしてもよい。
なお、本発明は、上述した分散電源による電気の発電量に関する環境価値に限定されるものではない。例えば、冷温熱(空調、冷温水など)の熱量に関する環境価値や、農産物の製造・利用に関する環境価値など、他のエネルギー発生対象によって、環境価値を付与できるものであればよい。当該他のエネルギー発生対象が、分散電源以外の所定のエネルギー発生対象の一例である。また、当該他のエネルギー発生対象から生じるエネルギー量が第2のエネルギー量の一例である。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
100、200 環境価値管理システム
110、210 環境価値管理装置
111、122、132 通信部
112 利用料計算部
113、213 価値計算部
114 請求作成部
116 記憶部
120 家庭
121 家庭用管理端末
123、133、233 設定部
124、234 分散電源
130 企業
131 企業用管理端末
217 分散電源制御部

Claims (9)

  1. 第1組織のコンピュータであって、家庭の各々のユーティリティの利用に係るユーティリティ利用量を記憶した記憶部を含むコンピュータが、
    前記家庭の各々について、分散電源によって生じた第1のエネルギー量と、前記ユーティリティに係る第1係数と、前記分散電源に係る第2係数とに基づいて、環境価値を計算する、
    処理をコンピュータに実行させる環境価値管理プログラム。
  2. 前記家庭は、第2組織に属する複数の組織員の家庭とし、
    前記環境価値について、前記第2組織、及び前記家庭の各々の少なくとも一方に設置された分散電源によって生じた前記第1のエネルギー量と、前記ユーティリティに係る第1係数と、前記分散電源に係る第2係数とに基づいて、前記第2組織、又は前記家庭の各々において生じる環境価値を計算する請求項1に記載の環境価値管理プログラム。
  3. 前記家庭の各々について前記ユーティリティ利用量に応じてユーティリティ暫定利用料金を計算し、
    前記ユーティリティ暫定利用料金に前記環境価値を計上してユーティリティ利用料を計算し、前記家庭の各々の前記ユーティリティ利用料をまとめて前記第2組織に一括請求する請求データを作成する請求項2に記載の環境価値管理プログラム。
  4. 前記第1のエネルギー量を、分散電源以外の所定のエネルギー発生対象から生じた第2のエネルギー量に代えて、
    前記環境価値の計算において、前記所定のエネルギー発生対象から生じた前記第2のエネルギー量を用いて、前記エネルギー発生対象によって生じたとされる環境価値を計算し、当該エネルギー発生対象によって生じた前記環境価値として前記記憶部に記憶する、請求項2又は請求項3に記載の環境価値管理プログラム。
  5. 前記家庭の各々に前記分散電源が設置されている場合において、
    前記第1のエネルギー量は、前記家庭の各々の前記分散電源による分散電源発電量、又は前記家庭の各々の前記分散電源による前記第2組織に逆潮される逆潮電力量である第1逆潮電力量とし、
    前記環境価値の計算において、前記分散電源発電量及び前記第1逆潮電力量の何れか少なくとも一方の前記第1のエネルギー量を用いて、前記家庭の各々によって生じたとされる第1環境価値を計算し、当該家庭によって生じた前記第1環境価値として前記記憶部に記憶する、請求項2又は請求項3に記載の環境価値管理プログラム。
  6. 前記記憶部には、前記家庭の各々について、前記第1環境価値の割り当てに関する設定が予め記憶されており、
    前記家庭の各々について、前記設定に従って、前記第1環境価値を前記第2組織に割り当てる場合には、前記第2組織と前記第1環境価値とを対応付けて記憶し、前記第1環境価値を前記家庭に割り当てる場合には、前記家庭と前記第1環境価値とを対応付けて前記記憶部に記憶する請求項5に記載の環境価値管理プログラム。
  7. 前記第2組織に前記分散電源が設置されている場合において、
    前記第2組織の前記分散電源から前記家庭の各々へ逆潮する逆潮電力量である第2逆潮電力量を計算し、
    前記環境価値の計算において、前記逆潮電力量として前記第2逆潮電力量を用いて、前記第2組織の前記分散電源によって生じたとされる第2環境価値を計算し、前記第2組織によって生じた前記第2環境価値として前記記憶部に記憶する、請求項2ないし請求項6の何れか1項に記載の環境価値管理プログラム。
  8. 前記記憶部には、前記家庭の各々について、前記第2環境価値の割り当てに関する設定が予め記憶されており、
    前記家庭の各々について、前記設定に従って、前記第2環境価値を前記第2組織に割り当てる場合には、前記第2組織と前記第2環境価値とを対応付けて記憶し、前記第2環境価値を前記家庭に割り当てる場合には、前記家庭と前記第2環境価値とを対応付けて前記記憶部に記憶する請求項7に記載の環境価値管理プログラム。
  9. 前記環境価値に応じて、前記家庭の各々にインセンティブを付与する請求項1ないし請求項8の何れか1項に記載の環境価値管理プログラム。
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