JP2021108679A - 電気刺激衣類、電気刺激衣類用生地、電気刺激システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の体に電気刺激を与える衣類又は衣類を用いたシステムを提供する。【解決手段】生地101と、生地に装着され、使用者の体の部位に電力を供給する電源155と、生地に装着され、使用時に使用者の体の実質的に左右対称の部位に配置されるように構成された、少なくとも2対の電極210〜213と、を備える衣類、衣類用の生地、衣類又は衣類を用いたシステム。【選択図】図1

Description

本開示は、電気刺激衣類、電気刺激衣類を製造するための生地、電気刺激衣類を用いた電気刺激システムに関する。
使用者の体に電気刺激を与える装置の一例として、EMS(Electrical Muscle Simulation)が知られている。EMSは、外部から電気的に運動神経を刺激することができる、電流による経皮刺激装置である。電気刺激は、その神経に繋がる筋肉を収縮させ又は収縮を解放させることができる。このように、筋収縮をさせることで、筋出力を向上させるための効率的な筋力トレーニングを行うことができる。筋組織に対し強度の負荷をかけると、筋繊維が破壊される。破壊された筋繊維が修復させることで、筋肉は肥大化し、筋出力を向上させることができる。さらにまた、EMSは、身体の運動機能障害を回復させることもでき、あるいは経皮的電気神経刺激療法に用いることもできる。
EMSは、種々の目的に用いることができる。例えば、運動又は健康目的の能力向上のためのトレーニングツールとして用いることができる。それ以外にも、EMSは、運動機能障害を有する患者などのためのリハビリ用又は予防用のツールとして用いることができる。EMSは、筋神経系の評価ツールとして用いることができる。EMSは、運動選手の試合後又はトレーニング後の回復のために用いることができる。
本開示は、使用者の体の部位に電気刺激を与える衣類を提供する。本開示のいくつかの実施形態においては、体の中心線を電流が交差するように流れることを回避しながら、電気刺激を与える。
本開示のいくつかの実施形態では、使用者の体の部位に、電気刺激を与えるための衣類を提供する。いくつかの実施形態では、電気刺激を与えるための衣類を製造するための加工生地を提供する。いくつかの実施形態では、電気刺激を与えるための衣類を用いた、システムを提供する。
いくつかの実施形態では、電気刺激は、筋肉電気刺激(EMS)、経皮的電気刺激(TENS)、微弱電流療法(マイクロカレント、MENS)、高電圧電気刺激、干渉電流刺激、ロシアン電流刺激、立体動態波刺激、超短波療法、負電荷療法、機能的電気刺激(FES)、治療的電気刺激(TES)等であってもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、生体電気信号を計測してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、電気刺激と同時に生体電気信号を計測してもよい。いくつかの実施形態では、計測する生体電気信号は、心電図、脳波、筋電図、皮膚電位、眼電位等であってもよい。
本明細書で使用される「接続する」又は「接続」という用語は、別段の指定がないかぎり、一般に、電気的な接続を指す。本明細書で使用される「電極」とは、一般的に、導電材料からなる部材を用いて、任意又は特定の生体部位、又は任意又は特定の生体部位と接続する接点を指す。本明細書で使用される「電極対」という用語は、一般に、電気的な極性の異なる1対の電極を指す。電極対は1対の電極を含む。本明細書の電気刺激衣類(単に、衣類ともいう。)において、体の部位に対して電気刺激を与えるための電流は、電極対を介して電極間の人体を流れる。いくつかの実施形態では、衣類は、電極対を介して、生体の部位に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、1対又は、2対、それ以上の対、又は少なくとも2対の電極対を有してもよい。いくつかの実施形態では、電気刺激をする体の部位は、1つ又は複数の部位を含んでいてもよい。いくつかの実施形態では、2対の電極は、使用時に使用者の体の左右対称の部位に配置してもよい。複数の部位又は体の左右対称の体の部位に対して電気刺激を与えることで、効率的に電気刺激を与えることができる。いくつかの実施形態では、衣類は、電極対に流れる電流が体の中心線と交差してもよい。いくつかの態様では、電極対の電極の大きさ又は向き、対の方向は、同じであっても、異なってもよい。
いくつかの実施形態では、衣類は、電極対に流れる電流が体の中心線と交差することを回避してもよい。いくつかの実施形態では、体の中心線を交差しない電流は、心臓、生殖器、脊椎神経を通過しない電流であってもよい。電気刺激を与えるための電流が心臓を通過しないことで、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。電気刺激を与えるための電流が神経組織が豊富な生殖器を通過しないことで、例えば、使用者が強い苦痛や生殖機能に悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。電気刺激を与えるための電流が脊椎神経を通過しないことで、例えば、脊椎損傷等の悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。いくつかの実施形態では、電極対は、体の中心線の片側に配置してもよい。本明細書において使用する「組」は、中心線に対して実質的に左右対称の部位に配置した2つを意味し、「電極対の組」は、中心線に対して実質的に左右対称の部位に配置した2つの電極対を意味する。例えば、1組の電極対とは、中心線に対して実質的に左右対称の部位に配置した2つの電極対を意味する。いくつかの実施形態では、1組の電極対の一方の電極対(第一電極対)は、体の中心線に対して片側に配置され、他方の電極対(第二電極対)は体の中心線の反対側に配置されていてもよい。いくつかの態様では、1組又は複数組の電極対は、第一電極対(又は第二電極対)が体の左側に配置された左電極対と、第二電極対(又は第一電極対)が体の右側に配置されて右電極対であってもよい。これにより、1又は各組の電極対の間を流れる電流は、使用者の体の中心線を交差せず、体の左側のみ又は右側のみを流れる。いくつかの態様では、1組の電極対の電極の大きさ又は向き、対の方向(例えば左右方向、上下方向など)は、同じであっても、異なっていてもよい。電極の大きさを同じにすることで、電極対の組の電流密度を均等にすることができ、電極対の組の電気刺激を均等にすることができる。いくつかの態様では、左右対称の部位に配置された左右の電極対の電極の大きさ又は向き、対の方向(例えば左右方向、上下方向など)は、同じであっても、異なっていてもよい。例えば、左右の電極対の一方が、左右方向に配置され、他方が上下方向に配置されてもよい。電極の大きさを同じにすることで、電流密度を均等にすることができ、左右の電気刺激を均等にすることができる。
本明細書で使用される「電線」とは、一般に、導電材料からなる線状部材を用いて、少なくとも2点間をつなぎ、電気を伝送するためものを意味する。本明細書の「コントローラ」とは、一般に、生体部位に与える電気刺激の波形を生成又は制御する装置全体を意味する。いくつかの実施形態では、衣類は、電線、電極又は電極対、コントローラを有し、電線は、電極又は電極対とコントローラを電気的に接続してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、コネクタを有し、電線は、コネクタを介して、電極又は電極対、電源と接続してもよい。いくつかの実施形態では、電線は、衣類上に直接又は他の層を介して配置してもよく、衣類の内部に配置してもよい。いくつかの実施形態では、電線は、衣類から脱着可能な別コンポーネントであってもよい。いくつかの実施形態では、電線を有する衣類は、洗濯可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、電線は、伸縮性がある伸縮性電線であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性電線は、電線の一部、少なくとも一部又は全体が伸縮してもよい。初期状態に対する伸長時の変化量が100%以上であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性電線は、初期状態に対する伸長時の変化量が100%以上であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性電線は、電極、コントローラ、コネクタ、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、電源と接続してもよい。
いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの伸縮電線を有してもよい。いくつかの実施形態では、伸縮電線を有する生地又は衣類は、生地又は衣類全体で伸縮性があってもよい。これらの伸縮性電線又はこれらの伸縮性電線を有する生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。これらの伸縮性電線を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
本明細書の「電源」とは、一般に、電力を供給する装置を指す。いくつかの実施形態では、電源は、生体部位に電気刺激を与えるための電力波形を生成又は制御してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、電源を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、1つ又は複数の電源を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、電極対は、電気刺激を与える部位ごとに1つ又は複数の電極対を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、複数の電源により、1組以上の電極対、複数の電極対、又は複数の体の部位の電極対を介して電力を供給してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、1組の電極対と2つの電源を用いて、一方の電極対を一方の電源で、他方の電極対を他方の電源で制御してもよい。これにより、例えば非限定的に、左右又は前後等の部位を独立に制御することができる。それにより、例えば、左右又は前後等の部位を最適な条件で電気刺激することができる。あるいはまた例えば1組の電極対を流れる電流が使用者の中心線を交差することがない。
いくつかの実施形態では、衣類は、1つ又は複数の体の部位に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、1つの電源を用いて、1組以上の電極対、複数の電極対、複数の体の部位の電極対を介して電気刺激してもよい。1つの電源で1組以上の電極対、複数の電極対、又は複数の体の部位の電極対を介して電気刺激してもよい。これにより、例えば、電源数を少なくでき、コントローラを小型軽量化できる。いくつかの実施形態では、衣類は、ある電極対の一方の電極と他の電極対の一方の電極が接続され、ある電極対の他方の電極と他の電極対の他方の電極が接続されていてもよい。電源の第一極性は、ある電極対の一方の電極に接続し、電源の第二極性は、他の電極対の他方の電極に接続してもよい。
いくつかの実施形態では、例えば、衣類は、左電極対の一方の電極(第一左電極)と右電極対の一方の電極(第一右電極)が接続され、左電極対の他方の電極(第二左電極)と右電極対の他方の電極(第二右電極)が接続されていてもよい。電源の第一極性は、第一左電極(もしくは第二左電極)に接続し、電源の第二極性は、第二右電極(もしくは第一右電極)に接続してもよい。いくつかの実施形態では、左電極対の第一左電極と右電極対の第一右電極との間の電線を流れる電流と、左電極対の第二電極と右電極対の第二電極との間の電線を流れる電流は、実質的に同方向又は反対方向に流れてもよい。いくつかの実施形態では、例えば、体の部位の前側に配置された前電極対と体の部位の後側に配置された後電極対において、前電極対の一方の電極(第一前電極)と後電極対の一方の電極(第一後電極)が接続され、前電極対の他方の電極(第二前電極)と後電極対の他方の電極(第二後電極)が接続されていてもよい。電源の第一極性は、第一前電極(もしくは第二前電極)に接続し、電源の第二極性は、第二後電極(もしくは第一後電極)に接続してもよい。いくつかの実施形態では、前電極対の第一前電極と後電極対の第一後電極との間の電線を流れる電流と、前電極対の第二電極と後電極対の第二電極との間の電線を流れる電流は、実質的に同方向又は反対方向に流れてもよい。ここで、反対方向の場合、電線の抵抗値が、人体のそれに対して十分小さくない場合であっても、例えば、左右又は前後の電極対を流れる電流経路の抵抗値に実質的に差がなくなる。そのため、左右又は前後の電極対間で電気刺激における実質的な強度差が発生しない。
いくつかの実施形態では、電気刺激の波形形状は、出力が一定な直流、出力が変動する脈流、単極性パルス波等の直流波形であってもよい。電気刺激の波形は、正弦波、ひずみ波、矩形波、のこぎり波、三角波等、双極性パルス波等の交流波形であってもよい。いくつかの実施形態では、衣類、コントローラ、電源は、電気刺激波形パラメータを監視又は制御できてもよい。いくつかの実施形態では、電気刺激波形パラメータは、周波数、パルス幅、電圧、電流、電気刺激時間、非電気刺激時間、電気刺激の立ち上がり時間、電気刺激の立ち下がり時間であってもよい。いくつかの実施形態では、衣類、コントローラ、電源は、各電極対ごと、各体の部位ごと、全ての電極対の合計の電気刺激波形パラメータを監視又は制御してもよい。いくつかの実施形態では、衣類又はコントローラは、各電極対又は各体の部位を流れる電流を監視又は制御してもよい。いくつかの実施形態では、衣類又はコントローラは、全ての電極対を流れる合計電流を監視又は制御してもよい。衣類又はコントローラは、各電極対の印加電圧を監視又は制御してもよい。いくつかの実施形態では、衣類又はコントローラは、電源の印加電圧を監視又は制御してもよい。
いくつかの実施形態では、コントローラは、衣類上に直接又は他の層を介して配置してもよく、衣類の内部に配置してもよい。また、コントローラは、衣類から脱着可能な別コンポーネントであってもよい。いくつかの実施形態では、脱着可能なコントローラは、コネクタを介して脱着できてもよい。いくつかの実施形態では、脱着可能なコントローラは、非防水仕様のコントローラであっても、コントローラの脱着により衣類を洗濯することができる。いくつかの実施形態では、衣類のコントローラの配置場所は、衣類上の任意の位置であってもよい。コントローラ周辺は各部位への電極対と繋がる電線が集中する。したがって、いくつかの実施形態では、衣類のコントローラは、腰まわり、胸まわり、背中、上腕、腿等の広いスペースを有する部位に配置してもよい。これにより、例えば、衣類上に敷設した電線による着心地の悪化を低減できる。
いくつかの実施形態では、コントローラは、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、バッテリを有してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、コントローラ又はコントローラ以外のデバイスを用いて、電気刺激を制御できてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、着用者(又は使用者)又はその他が電気刺激を制御できてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、通信装置を有してもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、通信装置を介して、スマートフォンやタブレット等の端末機器、表示デバイス、ローカルサーバー又は/及びクラウドサーバー等のサーバー等の装置と通信できてもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、通信装置を介してネットワークで繋がれた表示デバイス又は/及びサーバー等とでシステムを構成していてもよい。システムは、通信可能な衣類と、ネットワークで繋がれた端末機器、表示デバイス又は/及びサーバーとを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、着用者(又は使用者)は、上記システムを介して、電気刺激を制御できてもよい。着用者(又は使用者)は、例えば端末機器を利用して、電気刺激の強弱などを制御してもよい。着用者(又は使用者)は、上記システムを介して、電気刺激の利用情報を受け取ることができてもよい。
いくつかの実施形態では、バッテリは、放電のみの1次電池、充放電可能な2次電池、燃料電池、バイオ電池であってもよい。いくつかの実施形態では、一次電池は、マンガン電池、フッ化黒鉛リチウム電池、二酸化マンガンリチウム、塩化チオニルリチウム電池、二硫化鉄リチウム、アルカリマンガン電池、空気亜鉛電池、酸化銀電池であってもよい。いくつかの実施形態では、二次電池は、リチウムイオン電池、リチウムイオンポリマー電池、ニッケル水素電池、ニッケル鉄電池、ニッケル亜鉛電池、ニッケルカドミウム電池、コバルトチタンリチウム電池、鉛蓄電池であってもよい。いくつかの実施形態では、バッテリは、全固体電池であってもよい。いくつかの実施形態では、バッテリは、コントローラ内蔵式でも脱着式でもよい。いくつかの実施形態では、衣類に用いる二次電池は、マイクロUSBやUSB−TypeC等による有線充電、Qi等のワイヤレス充電により充電できてもよい。
本明細書において使用される「使用者」とは、一般に、本開示の衣類を使用する動物又はヒトをいう。動物は、哺乳動物であってもよい。使用者は、一般的なヒト、アマチュアアスリート、プロアスリートであってもよい。本明細書において使用される「着用する」(to wear)とは、一般に、衣類、電極又は電極対を直接又は他の層を介して接触させ、体の部位に電気刺激を与えることをいう。いくつかの実施形態では、電極又は電極対は、衣類の使用時又は着用時に、使用者又は着用者の体に対して電気的に接触するように構成されていてもよい。いくつかの実施形態では、電極又は電極対は、衣類の使用時又は着用時に、使用者又は着用者の体の部位に対して、目的に応じて最適な電気刺激を与えてもよい。
本明細書で使用される「衣類」「衣類」「被服」(clothing)という用語は、一般に、ヒト又は動物などの使用者の身体に着用するアイテムの総称を指す。衣類は、例えば非限定的に、衣料品(article of apparel)、上半身に身に着けるトップス(上衣、tops)、下半身に身に着けるボトムス(下衣、bottoms)、上半身と下半身が一体型のオールインワン、体の一部に身につける装具等であってもよい。いくつかの実施形態では、トップスは、シャツ、ブラウス、カットソー、セーター、カーディガン、キャミソール、チュニック、クロップ、タンクトップ、チューブトップ、ニット、ベスト、スウェット、パーカー、ジャージ、ブラジャー、キャミソール、ジャケット、コート、ブルゾン、ジャンパー、ローブ、ケープ、ボレロ、マント等であってもよい。いくつかの実施形態では、ボトムスは、ズボン、スラックス、スカート、レギンス、ジャージ、パンツ、ストッキング、トレンカ、袴等であってもよい。いくつかの実施形態では、オールインワンは、オーバーオール、ドレス、ワンピース、レオタード、ロンパース、着ぐるみ、全身タイツ等であってもよい。いくつかの実施形態では、体の一部に身につける装具として、帽子、バンド、サポーター、手袋、ベルト、靴下、靴、サンダル、ブーツ等であってもよい。衣類を構成する素材として、例えば非限定的に、衣類に通常使用される種々の材料から構成され得る。いくつかの実施形態では、衣類は、伸縮性があってもよい。伸縮性を有する衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。また、伸縮性を有する衣類は、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、衣類を構成する素材は生地であってもよい。いくつかの実施形態で生地は、織物、編物、組物、レース、不織布、網、樹脂フィルム等であってもよい。いくつかの実施形態では、生地は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、生地を含んでいてもよい。伸縮性生地を含む衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。また、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、衣類を構成する素材又は生地の縫製は、例えば非限定的に、衣類に通常使用される種々の縫製であってもよい。いくつかの実施形態では、縫製は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある縫製は、千鳥縫い、オーバーロック縫い、フラットシーマ縫いであってもよい。伸縮性のある縫製を含む衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。また、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、生地又は衣類を構成する素材は、繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、繊維は、化学繊維、天然繊維、複数の種類の繊維を混合した繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、化学繊維は、ポリエチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン等のポリアミド繊維、アクリロニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維、レーヨン、キュプラ、ポリノジック等のセルロース再生繊維、アセテート等のセルロース系半合成繊維、プロミックス等のタンパク質系半合成繊維、ポリウレタン繊維、ビニロン繊維、ガラス繊維、炭素繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、天然繊維は、綿、麻、リンネル等の植物繊維、羊毛、絹、カシミヤ等の動物繊維であってもよい。
いくつかの実施形態では、繊維は、伸縮性がある弾性繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、弾性繊維は、弾性繊維、弾性繊維と非弾性繊維の混合した繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、弾性繊維は、エラストマー繊維、縮れによって伸縮性を有する捲縮繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、エラストマー弾性繊維を構成するエラストマーは、ポリウレタン、ポリトリメチレンテレフタレート、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴムであってもよい。いくつかの実施形態では、捲縮繊維は、異なる収縮率のポリマーが紡糸過程で自然と捲縮されるサイドバイサイド型複合繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、サイドバイサイド型複合繊維に用いるポリマーは、例えば非限定的に、ポリエステル、ナイロン、アクリルであってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、伸縮性がある弾性繊維を含んでいてもよい。非限定的な一例として、綿、ポリエステル繊維、ナイロン繊維のベース繊維に、ポリウレタン等の弾性繊維を混合した生地を用いてもよい。ベース繊維に対する弾性繊維の混合比率は、1%〜50%であってもよく、3%〜30%であってもよい。ベース繊維に対する弾性繊維の混合比率は、1%、2%、3%、4%、5%などの値以上であってもよい。ベース繊維に対する弾性繊維の混合比率は、60%、50%、40%、30%、20%などの値以下であってもよい。伸縮性がある繊維又は、これらの弾性繊維は、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタン、ポリウレタンを含む繊維又は、これらの弾繊維糸を含む生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリトリメチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートを含む繊維、生地又は衣類は、塩素や経年劣化に対する耐久性が高く、色移りしにくい。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む弾性繊維又は、これらの弾繊維糸を含む生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの弾性樹繊維を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、生地又は衣類を構成する素材は、糸であってもよい。いくつかの実施形態では、糸は、短繊維を紡績したステープル糸、長繊維からなるフィラメント糸、1本以上の撚られていない糸を引きそろえて同一方向に撚った片撚糸、2本以上の同一方向に撚られた片撚糸を引きそろえて片撚糸の撚り方向とは逆の同一方向に撚った諸撚糸、片撚糸と撚られていない糸を引きそろえて片撚糸の撚り方向とは逆の同一方向に撚った壁撚糸、1本以上の糸を芯材に巻きつけたカバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、撚糸の撚り方向およびカバリング糸の巻き方向は、右方向又は右方向であってもよい。片撚糸、諸撚糸、壁撚糸およびカバリング糸は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高い。
いくつかの実施形態では、糸は、伸縮性がある弾性糸であってもよい。いくつかの実施形態では、弾性糸は、伸縮性のある芯材を含むカバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、弾性糸は、伸縮性のある芯材を引っ張った状態で繊維又は糸をカバリングしたカバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある芯材は、弾性繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、芯材として用いる弾性繊維は、上述の弾性繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、芯材の太さは10〜4000dtexであってもよい。芯材は1本、複数本又は異なる種類を束ねて使用してもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、弾性糸を含んでいてもよい。これらの弾性糸又は、これらの弾性糸を含む生地又は衣類は、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。伸縮性のある芯材を引っ張った状態で繊維又は糸をカバリングした弾性糸又は、これらの弾性糸を含む生地又は衣類は、伸長時の張力が低い。ポリウレタンを含む弾性糸又は、これらの弾性糸を含む生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリトリメチレンテレフタレートを含む弾性糸又は、これらの弾性糸を含む生地又は衣類は、塩素や経年劣化に対する耐久性が高く、色移りしにくい。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む弾性糸又は、これらの弾性糸を含む生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの弾性糸を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、生地又は衣類を構成する素材は、接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、接着剤は伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、接着剤は、熱可塑性接着剤又は熱硬化性接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、熱可塑性接着剤は、ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリエチレン酢酸ビニル樹脂、ポリアミド樹脂からなる接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、熱硬化性接着剤は、アクリル樹脂、オレフィン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、シアノアクリレート樹脂、ニトロセルロース樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹脂、ビニルアルコール樹脂、ビニルピロリドン樹脂、ビニルブチラール樹脂、ベンズイミダソール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、レゾルシノール樹脂、クロロプレンゴム、シリコーンゴム、変成シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、又はこれらの含む樹脂を形成する接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、接着剤又は伸縮性がある接着剤を含んでいてもよい。伸縮性がある接着剤又は、これらの接着剤を含む生地又は衣類は、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタン樹脂からなる熱可塑性樹脂を含む接着剤又は、これらの接着剤を含む生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。伸縮性がある接着剤を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、接着剤は導電性がある導電接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、導電接着剤は、導電熱可塑性接着剤、導電熱硬化性接着剤、金属であってもよい。いくつかの実施形態では、導電接着剤を構成する素材は、導電材料と接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、導電接着剤に用いる接着剤は、上述の接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、導電熱硬化性接着剤は異方性導電膜であってもよい。いくつかの実施形態では、導電接着剤としての金属は、はんだであってもよい。いくつかの実施形態では、金属は、はんだであってもよい。いくつかの実施形態では、はんだは、錫、鉛、金、銀、銅、アンチモン、ビスマス、インジウムを含んでいてもよいいくつかの実施形態では、導電接着剤は伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、導電接着剤又は伸縮性がある導電接着剤を含んでいてもよい。伸縮性がある導電接着剤又は、これらの導電接着剤を含む生地又は、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタン樹脂からなる熱可塑性樹脂を含む導電接着剤又は、これらの接着剤を含む生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。伸縮性がある導電接着剤を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、衣類を構成する素材又は生地は、樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、樹脂フィルムを構成する樹脂は、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アクリロニトリルエチレンプロピレンジエンスチレン(AES)、ポリカーボネートABSアロイ、ナイロン、ポリアセタール、アクリル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンエーテルポリスチレンアロイ、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルファイド、ポリテトラフルオロエチレン、液晶ポリマーであってもよい。
いくつかの実施形態では、樹脂フィルムは、伸縮性がある弾性樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、弾性樹脂フィルムを構成する樹脂は、エラストマーであってもよい。いくつかの実施形態では、弾性樹脂フィルムを構成するエラストマーは、ポリウレタン、ポリトリメチレンテレフタレート、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、シリコーンゴムであってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの弾性樹脂フィルムを含んでいてもよい。ポリウレタンを含む弾性樹脂フィルム又はこれらの弾性樹脂フィルムを含む生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリトリメチレンテレフタレートを含む弾性樹脂フィルム、これらの弾性樹脂フィルムを有する生地又は衣類は、塩素や経年劣化に対する耐久性が高く、色移りしにくい。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む弾性樹脂フィルム又はこれらの弾性樹脂フィルムを含む生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの弾性樹脂フィルムを含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
本明細書で使用される「コネクタ」とは、一般に、導電材料からなる部材を用いて、電線と接続するための部品又は部位を意味する。いくつかの実施形態では、コネクタは、電線、伸縮電線、電極、コントローラ、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、電源と接続してもよい。いくつかの実施形態では、コネクタは、電極、コントローラ、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、電源、電線又は伸縮電線を介して接続してもよい。いくつかの実施形態では、コネクタはハウジングを有してもよい。いくつかの実施形態では、コネクタの接続方法は、バネによる嵌合、ネジによる嵌合、バネによる圧着、ネジによる圧着、ロックによる圧着、磁石による圧着、接着剤による固定化であってもよい。いくつかの実施形態では、コネクタに用いるバネは、コイルバネ、板バネ、皿バネであってもよい。いくつかの実施形態では、ロック方法は、ハウジングによるロック、接着剤によるロックであってもよい。いくつかの実施形態では、接着剤は、上述の接着剤又は導電接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、コネクタ又は嵌合により接続するコネクタは、突起を有するプラグと突起を受けるレセプタクルを有していてもよい。いくつかの実施形態では、プラグ又はレセプタクルは、電線、伸縮電線、電極、コントローラ、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、電源と接続してもよい。いくつかの実施形態では、プラグ又はレセプタクルは、電極、コントローラ、電子基板、デジタルデバイス、アナログデバイス、電源、電線又は伸縮電線を介して接続してもよい。いくつかの実施形態では、コネクタ又は嵌合により接続するコネクタは、スナップボタン、ポゴピン、圧着コネクタ、圧接コネクタ、ヘッダーピン、フラットケーブルコネクタ、FFCコネクタ、FPCコネクタ、ネジであってもよい。
いくつかの実施形態では、デジタルデバイスは、演算処理装置、メモリ、通信装置、クロック、変換デバイス、モータドライバ、表示デバイス、デジタルセンサ又は、これらの複数の異なるデジタルデバイスの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、演算処理装置は、CPU、GPU、FPGA、ASICであってもよい。いくつかの実施形態では、メモリは、レジスタ、キャッシュメモリ、DRAM、SRAM、MRAM等のRAM、マスクROM、PROM、EPROM、EEPROM、UV−EPROM等のROMであってもよい。いくつかの実施形態では、CPUは、プロセッサ、メモリおよび周辺回路を組込んだマイコンであってもよい。いくつかの実施形態では、変換デバイスは、電圧変換デバイス、周波数変換デバイス、デジタル/アナログ変換デバイス、アナログ/デジタル変換デバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、表示デバイスは、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、電子ペーパー、LEDディスプレイであってもよい。いくつかの実施形態では、デジタルデバイスは、電子基板上に形成してもよい。いくつかの実施形態では、電子基板上に形成するデジタルデバイスは、1種又は複数種、1個又は複数個であってもよい。いくつかの実施形態では、電子基板はリジッド基板、フレキシブル基板、リジッドフレキシブル基板のプリント基板を有してもよい。いくつかの実施形態では、デジタルデバイス又はデジタルデバイスを有する電子基板は、直接又はコネクタを介して、電線と接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、デジタルデバイスからのデジタルデータを伝送する方式は、シリアル伝送方式やパラレル伝送方式であってもよい。シリアル伝送方式は、伝送路間のクロックのずれが少ない。シリアル伝送方式に必要な電線数は、パラレル伝送方式に必要な電線数に比べて少ないため、電線を低コストで敷設できる。パラレル伝送方式は、シリアル伝送方式に比べてデータ伝送の速度が速い。いくつかの実施形態では、シリアル伝送方式は、I2C、I3C、SPI、UART、GPIOであってもよい。I2C、I3C、SPIは、データ通信用に信号線を確保するためデータの伝送効率が高い。SPIは、I2CやI3Cに比べて通信速度が速い。I2C、I3Cは、デジタルデバイスにデバイスアドレスがあるため、SPIにおけるスレーブセレクト線のようなデバイスアドレスを指定するための電線を敷設しなくてもよく、電線数が少ない。
いくつかの実施形態では、通信装置は、有線通信装置、無線通信装置であってもよい。いくつかの実施形態では、無線通信装置の通信方式は、ラジオ無線、アマチュア無線、船舶無線、航空無線、車両無線等の各種業務無線、テレビ無線、電話無線、無線LAN、無線センサーネットワークであってもよい。無線通信の方式は、Wi−Fi(IEEE802.11シリーズ)、Bluetooth又はBluetooth Low Energy、UWB、ZigBee、Sub−GHz、HART、IrDA、Z−WAVE等のWPAN(IEEE802.15シリーズ)、Sigfox、LoRa等のLPWA、3G、4G、LTE、5G等の移動通信システム、NFC−A、NFC−B、NFC−F等のNFCであってもよい。いくつかの実施形態では、無線センサーネットワークのネットワーク形態は、1対1型、スター型、ツリー型、メッシュ型、リニア型であってもよい。メッシュネットワークは、一つのネットワークに多くのネットワーク機器が参加することができる。いくつかの実施形態では、メッシュ型センサーネットワークは、Bluetoothメッシュネットワーク、Wi−Fiメッシュネットワーク、Zigbeeメッシュネットワーク、Sub−GHzメッシュネットワークであってもよい。いくつかの実施形態では、無線通信、Wi−Fi、Bluetooth又はBluetooth Low Energy、ZigBee、Sub−GHz、WPAN、Sigfox、LoRa、LPWAの周波数帯は、920MHz帯、2.4GHz帯、5GHz帯であってもよい。
いくつかの実施形態では、デジタルセンサは、慣性センサ、磁気センサ、位置センサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、光センサ又は、これらの複数の異なるセンサの組み合わせであってもよい。いくつかの実施形態では、慣性センサは、加速度を検出する加速度センサ、回転速度を検出するジャイロセンサであってもよい。3軸加速度センサと3軸ジャイロセンサを用いることで、例示的に、3次元の角速度と加速度を求めることができる。いくつかの実施形態では、磁気センサは、絶対方向を検出する地磁気センサであってもよい。いくつかの実施形態では、位置センサは、GPS受信機、光反射式距離センサ、超音波式距離センサであってもよい。いくつかの実施形態では、温度センサは、半導体温度センサ、赤外線放射温度センサであってもよい。いくつかの実施形態では、光センサは、脈波、脈拍、血中酸素飽和度を検出するフォトリフレクタ、輝度センサ、照度センサであってもよい。
本発明の「アナログセンサ」とは、物理量の変化に応じて、抵抗や容量等が変化し、電流や電圧等の出力が変化するデバイスをいう。このため、アナログセンサは、簡便な回路で簡便に計測できるデバイスである。いくつかの実施形態では、アナログセンサは、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ、音センサ、光センサであってもよい。いくつかの実施形態では、歪みセンサ又は圧力センサは、歪ゲージ抵抗式、半導体ピエゾ抵抗式、静電容量式、シリコンレゾナント式であってもよい。いくつかの実施形態では、温度センサは、サーミスタ、測温抵抗体、熱電対であってもよい。いくつかの実施形態では、音センサは、マイクロフォンであってもよい。いくつかの実施形態では、アナログセンサからのデータ信号を演算処理する方法は、アナログ/デジタル変換デバイスを用いてデジタルデータに変換してからデータ信号の演算処理をしてもよい。
いくつかの実施形態では、生地又は衣類を構成する素材は、導電材料であってもよい。いくつかの実施形態では、導電材料は、金属、金属化合物、カーボン材料、導電性高分子、銀塩化銀や、これらの複数の異なる材料の組み合わせであってもよい。金属、合金、カーボン材料は導電性が高い。導電性高分子は親水性が高い。銀塩化銀は生体との接触インピーダンスが低い。
いくつかの実施形態では、金属は、金、銀、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛、ニッケル、チタン、白金や、ステンレス鋼、ベリリウム銅、ジルコニウム銅、真鍮、青銅、りん青銅、チタン銅、白銅等の合金、これらの複数の異なる金属の組み合わせであってもよい。金は、導電性、電磁波遮蔽性が高い。銀は導電性、電磁波遮蔽性に加えて、抗菌性、防臭性が高い。銅、ベリリウム銅、ジルコニウム銅、真鍮、青銅、りん青銅、チタン銅、白銅は、導電性、電磁波遮蔽性に加えて、線材化するための加工性が高い。いくつかの実施形態では、金属化合物は、硫化銅、酸化インジウムスズ、アンチモン酸化スズ、酸化亜鉛、酸化スズ、酸化チタンであってもよい。いくつかの実施形態では、カーボン材料であってもよい。カーボン材料は、導電性が高い。いくつかの実施形態では、カーボン材料はカーボンブラック、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維であってもよい。カーボンブラック、黒鉛は低コストで、導電性が高い。
いくつかの実施形態では、導電性高分子は、ポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)等のポリチオフェン系高分子や、ポリアセチレン系高分子、ポリパラフェニレン系高分子、ポリピロール系高分子、ポリアニリン系高分子、ポリフルオレン系高分子や、これらの複数の異なる導電性高分子の組み合わせであってもよい。導電性高分子は、例えば非限定的に、電子アクセプタ、電子ドナー等を含んでもよい。いくつかの態様では、電子アクセプタは、ポリ(4−スチレンスルホン酸)等の高分子、臭素、ヨウ素等のハロゲン、PF5、BF3、SO3等のルイス酸、パラトルエンスルホン酸等の芳香族スルホン酸、H2SO4、HClO4等のプロトン酸や、これらの複数の電子アクセプタの組み合わせであってもよい。いくつかの態様では、電子ドナーは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、これらの複数の電子ドナーの組み合わせであってもよい。ポリ(4−スチレンスルホン酸)、パラトルエンスルホン酸、これらの組み合わせをドープしたポリ(3,4−エチレンジオキシチオフェン)は導電性、親水性、生体適合性が高い。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電フィラーであってもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラーは、球状粒子、針状粒子、板状粒子、繊維粉体であってもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラーのサイズは10nm〜10μmであってもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラーは導電材料を粒子状、粉体状、繊維状に形成したものでもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラーは導電材料を被覆してもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラー、粒子状導電フィラー、粉体状導電フィラー、繊維状導電フィラーの導電材料の被覆手段は、メッキ、含侵、コーティング、蒸着、スパッタリング、貼合であってもよい。いくつかの実施形態では、導電フィラーを構成する導電材料は、金属、金属化合物、カーボン材料、導電性高分子、銀塩化銀や、これらの複数の異なる材料の組み合わせであってもよい。金属、合金、カーボン材料を含む導電性フィラーは導電性が高い。導電性高分子を含む導電性フィラーは親水性が高い。銀塩化銀を含む導電フィラーは生体との接触インピーダンスが低い。いくつかの実施形態では、導電フィラーは、金、銀、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛、ニッケル、チタン、白金、ステンレス鋼、ベリリウム銅、ジルコニウム銅、真鍮、青銅、りん青銅、チタン銅、白銅等の金属や、カーボンブラック、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維等のカーボン材料であってもよい。これらの導電フィラーは導電性が高い。また、金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維を含む導電フィラーは耐候性や耐水性が高い。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、導電樹脂は、導電性フィラーを含む樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、導電性フィラーを含む樹脂は、導電性フィラーが樹脂中に分散していてもよい。いくつかの実施形態では、導電性フィラーを含む樹脂又は導電フィラーが分散した樹脂に用いる導電性フィラーは、上述の導電フィラーであってもよい。いくつかの実施形態では、導電性フィラーを含む樹脂又は導電フィラーが分散した樹脂に用いる樹脂は、ポリカーボネート、アクリロニトリルブタジエン、スチレン(ABS)、アクリロニトリルエチレンプロピレンジエンスチレン(AES)、ポリカーボネートABSアロイ、ナイロン、ポリアセタール、アクリル、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリフェニレンエーテルポリスチレンアロイ、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリナフタレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルファイド、ポリテトラフルオロエチレン、液晶ポリマーであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電樹脂は、電線又は電極であってもよい。これらの導電樹脂、これらの導電樹脂からなる電線又は電極は、擦れや洗濯等の耐久性が高く、導電性が安定している。導電性フィラーを有する樹脂又は導電性フィラーが分散した樹脂、またはこれらの導電樹脂を含む電線又は電極は導電性が高い。導電性高分子を含む導電性フィラーを有する樹脂又は、これらの導電樹脂を含む電線又は電極は親水性が高い。銀塩化銀を含む導電フィラーを有する樹脂、またはこれらの導電樹脂を含む電線又は電極は生体との接触インピーダンスが低い。金、銀、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛、ニッケル、チタン、白金、ステンレス鋼、ベリリウム銅、ジルコニウム銅、真鍮、青銅、りん青銅、チタン銅、白銅等の金属や、カーボンブラック、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維等のカーボン材料を含む導電フィラーを有する樹脂又はこれらの導電樹脂を含む電線又は電極は、導電性が高い。また、金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維を含む導電フィラーを有する樹脂又は、これらの導電樹脂を含む電線又は電極は、耐候性又は耐水性が高い。
いくつかの実施形態では、導電樹脂は、伸縮性のある伸縮性導電樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電樹脂は、導電性フィラーを含む樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、導電性フィラーを含む樹脂に用いる樹脂は、エラストマーであってもよい。いくつかの実施形態では、導電性フィラーは、エラストマー中に分散していてもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮導電樹脂に用いる導電性フィラーは、上述の導電フィラーであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮導電樹脂に用いるエラストマーは、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムであってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電樹脂に用いる樹脂は、ポリアクリル酸ゲル、ウレタンゲル等のゲルであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電樹脂は、電線又は電極であってもよい。これらの伸縮性導電樹脂又はこれらの伸縮性導電樹脂からなる電線又は電極は、擦れや洗濯等の耐久性が高く、導電性が安定している。また、これらの伸縮性導電樹脂からなる電極は、柔軟性があり人体に追従して接触できるため、接触インピーダンスが安定しやすい。導電性フィラーを含むエラストマー又は導電性フィラーが分散したエラストマーからなる伸縮性導電樹脂、これらの伸縮性導電樹脂を含む電線又は電極は導電性が高く、柔軟性、伸縮性を有する。ポリウレタンゴムを含む伸縮性導電樹脂又は、これらの伸縮性導電樹脂を含む電線又は電極は、伸縮ストレッチ性と回復性が高い。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む伸縮性導電樹脂又は、これらの伸縮性導電樹脂を含む電線又は電極は、耐候性、耐熱性が高い。伸縮性導電樹脂に用いる樹脂は、ポリアクリル酸ゲル、ウレタンゲル等のゲルからなる伸縮性導電樹脂又は、これらの伸縮性導電樹脂を含む電極は、親水性および肌への密着性が高く、生体との接触インピーダンスが低い。これらの伸縮性導電樹脂を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電線材であってもよい。いくつかの実施形態では、導電線材は、金属からなる金属線材、導電樹脂を線状に成形又は線状に成形した樹脂を導電材料で被覆した導電樹脂線材、導電材料で被覆したプラスチックフィルムをスリットした導電スリットフィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電線材に用いる導電材料は、上述の導電材料であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電線材の導電材料の被覆手段は、メッキ、含侵、コーティング、蒸着、スパッタリング、貼合であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電線材に用いる樹脂は、上述の樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電線材は、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの導電線材を有してもよい。金属、合金、カーボン材料からなる導電材料を含む導電線材又は、これらの導電線材を含む電線、生地又は衣類は、導電性や電磁波遮蔽性が高い。金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維からなる導電材料を含む導電線材又は、これらの導電線材を含む電線、生地又は衣類は、耐候性や耐水性が高い。銅、ベリリウム銅、ジルコニウム銅、真鍮、青銅、りん青銅、チタン銅、白銅からなる金属線材は、導電性や引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高く、線材への加工が容易である。
いくつかの実施形態では、導電線材は、伸縮性のある伸縮性導電線材であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電線材は、導電線材を面内又は厚み方向の蛇行形状で形成した伸縮性蛇行導電線材、導電材料からなる弾性樹脂フィルムをスリットした伸縮性導電スリットフィルム、伸縮性導電樹脂からなる伸縮性導電樹脂線材であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性蛇行導電線材は、導電線材が弾性樹脂フィルムの面内上又は弾性樹脂フィルムの厚み方向に貫通するように形成してもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電線材に用いる弾性樹脂フィルムは、上述の弾性樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電線材に用いる樹脂は、上述の弾性樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電線材は、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの伸縮性導電線材を有してもよい。弾性樹脂としてポリウレタンを含む伸縮性導電線材又は、これらの伸縮性導電線材を有する電線、生地又は衣類は、伸縮ストレッチ性と回復性が高い。弾性樹脂としてブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む伸縮性導電線材、これらの伸縮性導電線材を有する電線、生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの伸縮性導電線材を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、導電繊維は導電材料を被覆したものでもよい。いくつかの実施形態では、導電繊維の導電材料の被覆手段は、メッキ、含侵、コーティング、蒸着、スパッタリング、貼合であってもよい。いくつかの実施形態では、導電繊維は導電材料そのものを細線化した繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電繊維に用いる繊維は、上述の繊維であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電繊維に用いる導電材料は、上述の導電材料であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電繊維は、電極又は電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの導電繊維を有してもよい。これらの導電繊維又は、これらの導電繊維を含む電線、電極、生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高い。金属、合金、カーボン材料からなる導電材料を含む導電繊維又は、これらの導電繊維を含む電線、電極、生地又は衣類は、導電性や電磁波遮蔽性が高い。また、金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維からなる導電材料を含む導電繊維又は、これらの導電繊維を含む電線、電極、生地又は衣類は、耐候性や耐水性が高い。導電性高分子からなる導電材料を含む導電繊維又は、これらの導電繊維を含む電極は、親水性が高い。銀塩化銀を含む導電繊維は、又は、これらの導電繊維を含む電極は、生体との接触インピーダンスが低い。メッキで導電材料を被覆した導電繊維又はポリエステル、ナイロンに導電材料を被覆した導電繊維又は、これらの導電繊維を含む電線、電極、生地又は衣類は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しにくく、肌当たりがよい。導電材料そのものを細線化した繊維は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しない。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電糸は、導電ステープル糸、導電フィラメント糸、導電片撚糸、導電諸撚糸、導電壁撚糸、導電カバリング糸であってもよい。導電片撚糸、導電諸撚糸、導電壁撚糸および導電カバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態では、導電片撚糸は、2本以上の導電繊維を含む片撚糸、導電繊維と非導電繊維を含む片撚糸、導電繊維と導電線材を含む片撚糸、非導電繊維と導電線材を含む片撚糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電諸撚糸は、2本以上の導電片撚糸含む導電諸撚糸、非導電片撚糸と導電片撚糸含む導電諸撚糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電壁撚糸は、導電繊維と導電片撚糸含む導電壁撚糸、非導電繊維と導電片撚糸含む導電壁撚糸、導電繊維と非導電片撚糸を含む導電壁撚糸、導電線材と導電片撚糸を含む導電壁撚糸、導電線材と非導電片撚糸を含む導電壁撚糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電諸撚糸又は導電壁撚糸に用いる導電片撚糸は上述の導電片撚糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電カバリング糸は導電材料の芯材に導電繊維をカバリングしたカバリング糸、非導電材料の芯材に導電繊維をカバリングしたカバリング糸、導電材料の芯材に非導電繊維をカバリングしたカバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、芯材は、繊維、糸であってもよい。いくつかの実施形態では、導電片撚糸、導電諸撚糸、導電壁撚糸の撚り方向および導電カバリング糸の巻き方向は、右方向又は左方向であってもよい。いくつかの実施形態では、導電糸は、糸に導電材料を被覆したものであってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電糸を構成する導電材料、繊維、糸、導電繊維、導電線材は、上述の導電材料、繊維、糸、導電繊維、導電線材であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電糸は、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの導電糸を有してもよい。これらの導電糸又は、これらの導電糸を含む電線、生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高く、伸びに対する追従性が高い。金属、合金、カーボン材料からなる導電材料を含む導電糸又は、これらの導電糸を含む電線、電極、生地又は衣類は、導電性や電磁波遮蔽性が高い。金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素繊維からなる導電材料を含む導電糸又は、これらの導電糸を含む電線、電極、生地又は衣類は、耐候性や耐水性が高い。導電性高分子からなる導電材料を含む導電糸又は、これらの導電糸を含む電極は、親水性が高い。銀塩化銀からなる導電材料を含む導電糸は又は、これらの導電糸を含む電極は、生体との接触インピーダンスが低い。メッキで導電材料を被覆した導電糸、ポリエステル、ナイロンに導電材料を被覆した導電糸又は、これらの導電糸を含む電線、電極、生地又は衣類は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しにくく、肌当たりがよい。導電材料そのものを細線化した糸は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しない。
いくつかの実施形態では、導電糸は、伸縮性のある伸縮性導電糸であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電糸は、伸縮性導電ステープル糸、伸縮性導電フィラメント糸、伸縮性導電片撚糸、伸縮性導電諸撚糸、伸縮性導電壁撚糸、伸縮性導電カバリング糸であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電カバリング糸は、伸縮性のある芯材に導電繊維、導電糸、導電線材をカバリングした糸であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電カバリング糸は、伸縮性のある芯材を引っ張った状態で導電繊維、導電糸又は導電線材をカバリングしてもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある芯材は、弾性繊維、弾性糸であってもよい。いくつかの実施形態では、芯材の太さは10〜4000dtexであってもよい。いくつかの実施形態では、芯材は1本、複数本、又は異なる種類を束ねて使用してもよい。これらの伸縮性導電糸を構成する導電材料、弾性繊維、弾性糸、導電繊維、導電糸、導電線材は、上述の導電材料、弾性繊維、弾性糸、導電繊維、導電糸、導電線材であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電糸は、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、これらの伸縮性導電糸を有してもよい。これらの伸縮性導電糸又は、これらの伸縮性導電糸を含む電線、生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高い。芯材を引っ張った状態で導電繊維、導電糸又は導電線材をカバリングした伸縮性導電カバリング糸又は、これらの伸縮性導電糸を含む電線、生地又は衣類は、伸長時の張力が低い。弾性繊維としてポリウレタンを含む伸縮性導電糸又は、これらの伸縮性導電糸を含む電線、生地又は衣類は、伸縮ストレッチ性と回復性が高い。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む伸縮性導電糸又は、これらの伸縮性導電糸を含む電線、生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの伸縮性導電糸を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、導電糸又は伸縮性導電糸は、蛇行形状に形成してもよい。いくつかの実施形態では、導電糸又は伸縮性導電糸を蛇行形状に形成した蛇行導電ステッチは伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチは、面内又は厚み方向に蛇行形状が形成されていてもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチの蛇行の形状は、ジグザク、波形、複数の馬蹄形及び/又は馬蹄形の一部を並べその端部同士を接合又は補間した曲線、連続ヘアピンカーブ、多角形の一部を複数個組み合わせた線、星形の一部を複数個組み合わせた線、それらの組合せ若しくはそれらの近似直線及び近似曲線であってもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチ蛇行形状は、常時同一形状でも形状が変化してもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチ蛇行形状の周期は、常時同一周期でも周期が変化してもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチ蛇行形状のサイズは、常時同一サイズでもサイズが変化してもよい。いくつかの実施形態では、これらの蛇行導電ステッチに用いる導電糸又は伸縮性導電糸は、上述の導電糸又は伸縮性導電糸であってもよい。いくつかの実施形態では、蛇行導電ステッチは、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、蛇行導電ステッチを含んでもよい。これらの蛇行導電ステッチ又は、これらの蛇行導電ステッチを含む電線、生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。伸縮性のある蛇行導電ステッチを含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、伸縮性蛇行導電ステッチは、弾性樹脂フィルムを含む伸縮性蛇行導電ステッチフィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムは、弾性樹脂フィルムの面内上又は弾性樹脂フィルムの厚み方向に貫通するように蛇行導電ステッチを形成してもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムに用いる導電糸、弾性樹脂フィルムは、上述の蛇行導電ステッチ、弾性樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムは、電線であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを含んでもよい。これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルム又は、これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを含む電線、生地又は衣類は、引張、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタンからなる弾性樹脂フィルムを含む伸縮性蛇行導電ステッチフィルム又は、これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを含む電線、生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリトリメチレンテレフタレートからなる弾性樹脂フィルムを含む伸縮性蛇行導電ステッチフィルム又は、これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを有する電線、生地又は衣類は、塩素や経年劣化に対する耐久性が高く、色移りしにくい。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムからなる弾性樹脂フィルムを含む伸縮性蛇行導電ステッチフィルム又は、これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを有する電線、生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。これらの伸縮性蛇行導電ステッチフィルムを含む衣類は着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、導電材料は、導電生地であってもよい。いくつかの実施形態では、導電生地は、導電織物、導電編物、導電組物、導電レース、導電不織布、導電網等であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの導電生地は、導電糸から構成されてもよい。いくつかの実施形態では、導電生地を構成する導電糸は、上述の導電糸であってもよい。いくつかの実施形態では、いくつかの実施形態では、これらの導電生地は、電線又は電極であってもよい。生地又は衣類は、これらの導電生地を有してもよい。これらの導電生地又は、これらの導電生地からなる電線、電極、生地又は衣類は、柔軟性、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高い。これらの導電生地からなる電極は、肌当たりがよく、柔軟性が高いため、人体の曲面に追従し、接触インピーダンスが安定しやすい。導電組紐、導電組紐からなる電線又は電極は、導電材料が密に絡み合うため導電性が高い。金属、合金、カーボン材料からなる導電材料を含む導電生地又は、これらの導電生地を含む電線、電極、生地又は衣類は、導電性や電磁波遮蔽性が高い。また、金、銀、黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、炭素生地からなる導電材料を含む導電生地又は、これらの導電生地を含む電線、電極、生地又は衣類は、耐候性や耐水性が高い。導電性高分子からなる導電材料を含む導電生地又は、これらの導電生地を含む電極は、親水性が高い。銀塩化銀を含む導電生地は、又は、これらの導電生地を含む電極は、生体との接触インピーダンスが低い。メッキで導電材料を被覆した導電生地又はポリエステル、ナイロンに導電材料を被覆した導電生地又は、これらの導電生地を含む電線、電極、生地又は衣類は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しにくく、肌当たりがよい。導電材料そのものを細線化した糸からなる導電生地は、擦れや洗濯等によって導電材料が剥離しない。
いくつかの実施形態では、導電生地は、伸縮性導電生地であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性導電生地は、伸縮性導電織物、伸縮性導電編物、伸縮性導電組物、伸縮性導電レース、伸縮性導電不織布、伸縮性導電網等であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電生地は、導電糸又は伸縮性導電糸から構成されてもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電生地を構成する導電糸又は伸縮性導電糸は、上述の導電糸又は伸縮性導電糸であってもよい。いくつかの実施形態では、これらの伸縮性導電生地は、電線又は電極であってもよい。生地又は衣類は、伸縮性導電生地を有してもよい。これらの伸縮性導電生地を有する電線、電極、生地又は衣類は、柔軟性、引張、圧縮、屈曲等の耐久性が高い。伸縮性導電組紐、伸縮性導電組紐を有する電線又は電極は、導電材料が密に絡み合うため導電性が高く、ストレッチ性と回復率が高い。これらの伸縮性導電生地を有する電極又は衣類は、肌当たりがよく、柔軟性が高いため、人体の曲面に追従し、接触インピーダンスが安定しやすい。ポリウレタンを含む伸縮性導電生地又は、これらの伸縮性導電生地を有する電線、生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリトリメチレンテレフタレートを含む伸縮性導電生地又は、これらの伸縮性導電生地を有する電線、生地又は衣類は、塩素や経年劣化に対する耐久性が高く、色移りしにくい。ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムを含む伸縮性導電生地又は、これらの伸縮性導電生地を有する電線、生地又は衣類は、耐候性、耐熱性が高い。
いくつかの実施形態では、導電材料は、絶縁被覆されていてもよい。いくつかの実施形態では、導電材料の絶縁被覆方法は、接着層を介して、シート材料で挟む方法、シート材料で巻く方法、線状材料で巻く方法、樹脂材料で被覆する方法であってもよい。いくつかの実施形態では、シート材料で挟む絶縁被覆手段は、接着剤を介してシート材料で挟んでもよい。いくつかの実施形態では、シート材料で巻く絶縁被覆手段は、接着剤を介してシート材料で巻いてもよい。いくつかの実施形態では、シート材料で巻く絶縁被覆手段は、接着剤を介してシート材料で巻いてもよい。いくつかの実施形態では、シート材料で挟む又は巻く際に挿入する接着剤は、上述の接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁被覆する導電材料は、導電樹脂、導電糸線材、導電糸、導電生地であってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁材料としてのシート材料は、生地、樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁材料としての線状材料は、繊維、糸であってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁材料としての線状材料は、フッ素系撥水剤やシリコン系撥水剤等による撥水加工をされていてもよい。いくつかの実施形態では、絶縁被覆に用いる生地、樹脂フィルム、繊維、糸、樹脂は、上述の生地、樹脂フィルム、繊維、糸、樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、絶縁被覆された導電材料を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、絶縁被覆をされる導電材料は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、導電材料は、伸縮性のある絶縁被覆をされていてもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性がある絶縁被覆方法は、伸縮性のある接着層を介して、伸縮性のあるシート材料で挟む方法、伸縮性のあるシート材料で巻く方法、線状材料で巻く方法、弾性樹脂で被覆する方法であってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のあるシート材料で挟む絶縁被覆手段は、伸縮性のある接着剤を介して伸縮性のあるシート材料で挟んでもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のあるシート材料で巻く絶縁被覆手段は、伸縮性のある接着剤を介して伸縮性のあるシート材料で巻いてもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のあるシート材料で巻く絶縁被覆手段は、伸縮性のある接着剤を介して伸縮性のあるシート材料で巻いてもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある絶縁被覆をされる導電材料は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある導電材料は、伸縮性導電樹脂、伸縮性導電線材、伸縮性導電糸、伸縮性導電生地、蛇行導電ステッチ、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性のある導電材料としての伸縮性導電樹脂、伸縮性導電線材、伸縮性導電糸、伸縮性導電生地、蛇行導電ステッチ、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムは、上述の伸縮性導電樹脂、伸縮性導電線材、伸縮性導電糸、伸縮性導電生地、蛇行導電ステッチ、伸縮性蛇行導電ステッチフィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁材料としての伸縮性のあるシート材料は、伸縮性生地、弾性樹脂フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁材料としての線状材料は、繊維、糸、弾性糸であってもよい。いくつかの実施形態では、絶縁被覆に用いる伸縮性生地、弾性樹脂フィルム、繊維、糸、弾性糸、弾性樹脂は、上述の伸縮性生地、弾性樹脂フィルム、繊維、糸、弾性糸、弾性樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では伸縮性のある絶縁被覆された伸縮性の導電材料は、電線又は電極であってもよい。いくつかの実施形態では、生地又は衣類は、伸縮性のある絶縁被覆された伸縮性の導電材料を含んでもよい。これらの伸縮性のある絶縁被覆された伸縮性の導電材料又は、これらの伸縮性のある絶縁被覆された伸縮性の導電材料を含む電線、電極、生地又は衣類は、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタンからなる弾性樹脂を含むシート材料で挟んだ又はシート材料を巻いた導電材料又は、これらの導電材料を含む電線、生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリウレタン樹脂からなる熱可塑性樹脂を含む接着剤を介して伸縮性のあるシート材料を挟んだ又はシート材料を巻いた伸縮性のある導電材料又は、これらの導電材料を含む電線、生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。ポリウレタンからなる弾性樹脂で被覆した伸縮性のある導電材料又は、これらの導電材料を含む電線、生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。これらの伸縮性のある絶縁被覆された伸縮性の導電材料を含む衣類は、着心地がよく、衣類の着用者(又は使用者)と衣類の密着性を高めることができる。密着性の高い衣類を用いることで、例えば、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、電線は、衣類上又は内部、生地上又は内部に敷設してもよい。いくつかの実施形態では、電線の敷設方法は、接着剤による接着、千鳥コード刺繍や巻コード刺繍等のコード刺繍、ピンタック縫い、千鳥縫いであってもよい。いくつかの実施形態では、電線の敷設に用いる接着剤は、上述の接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、電線の敷設に用いる接着剤は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では伸縮性のある接着剤を用いて敷設した電線又は、これらの電線を敷設した生地又は衣類は、引張り、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタンからなる伸縮性熱可塑性樹脂を含む接着剤を用いて敷設した電線又は、これらの電線を敷設した生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。
いくつかの実施形態では、電極は、衣類上又は内部、生地上又は内部に敷設してもよい。いくつかの実施形態では、電極の敷設方法は、接着剤による接着、縫製であってもよい。いくつかの実施形態では、電極の敷設に用いる接着剤は、上述の接着剤であってもよい。いくつかの実施形態では、電極の敷設に用いる接着剤は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、縫製は、伸縮性があってもよい。いくつかの実施形態では、伸縮性がある縫製は、千鳥縫い、オーバーロック縫い、フラットシーマ縫いであってもよい。いくつかの実施形態では伸縮性のある接着剤を用いて敷設した電極、伸縮性のある縫製で敷設した電極又は、これらの電極を敷設した生地又は衣類は、引張り、圧縮、屈曲等の耐久性、伸びに対する追従性が高い。ポリウレタンからなる伸縮性熱可塑性樹脂を含む接着剤を用いて敷設した電極又は、これらの電極を敷設した生地又は衣類は、ストレッチ性と回復率が高い。
いくつかの実施形態では、電極は、弾性があってもよい。電極の弾性により、衣類上の電極は曲面形状の肌に密着しやすくなる。電極を密着させて電気刺激することで、電気刺激による痛みを軽減でき、効率的な電気刺激を行うことができる。いくつかの実施形態では、弾性がある電極は、弾性樹脂又はスポンジを含んでいてもよく、弾性樹脂又はスポンジと積層してもよい。いくつかの実施形態では、電極に含む又は電極と積層する弾性樹脂は、上述の弾性樹脂又はポリアクリル酸ゲル、ウレタンゲル等のゲルであってもよい。電極に用いる弾性樹脂は、上述の弾性樹脂であってもよい。いくつかの実施形態では、電極に含む又は電極と積層するスポンジは、発泡ゴムスポンジであってもよく、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ポリイソブチレンゴム、エチレン・プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、エピクロルヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムからなる発泡ゴムスポンジであってもよい。ポリウレタンを含む弾性樹脂又はポリウレタンからなる発泡ゴムスポンジを含む電極又は積層した電極は、弾性と回復率が高く、電極の肌への密着性が高い。いくつかの実施形態では、電極は吸水性があってもよい。例えば非限定的に、ゲルやスポンジを含む又はゲルやスポンジと積層した電極など、電極に含まれる水分により、電極と肌の接触インピーダンスが安定しやすい。
本明細書で使用される「首」という用語とは、一般に、僧帽筋上部とその他周辺の筋肉が存在する部位をさす。本明細書で使用される「胸」という用語は、一般に、大胸筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「前腹」という用語は、一般に、腹直筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「横腹」という用語は、一般に、腹斜筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「腹」という用語は、一般に、前腹と横腹を併せた部位をさす。本明細書で使用される「背中」という用語は、一般に、三角筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「前上腕」という用語は、一般に、上腕二頭筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「後上腕」という用語は、一般に、上腕三頭筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「上腕」という用語は、一般に、前上腕と後上腕を併せた部位をさす。本明細書で使用されるの「前前腕」という用語は、一般に、前腕伸筋群とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「後前腕」という用語は、一般に、前腕屈筋群とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「前腕」という用語は、一般に、前前腕と後前腕を併せた部位をさす。本明細書で使用される「背中」という用語は、一般に、僧帽筋中部から下部および広背筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用されるの「腰」という用語は、一般に、腰椎周辺の背部をさす。本明細書で使用される「尻」という用語は、一般に、中臀筋と大臀筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用されるの「前腿」という用語は、一般に、大腿四頭筋と内転筋群とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「後腿」という用語は、一般に、ハムストリングスとその周辺部位をさす。本明細書で使用される「内腿」という用語は、一般に、前腿と後腿の内側境界とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「外腿」という用語は、一般に、前腿と後腿の外側境界とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「腿」という用語は、一般に、前腿と後腿と内腿と外腿を併せた部位をさす。本明細書で使用される「前脛」という用語は、一般に、前脛骨筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「脹脛」という用語は、一般に、下腿三頭筋とその周辺部位をさす。本明細書で使用される「脛」という用語は、一般に、前脛と脹脛を併せた部位をさす。本明細書で使用される「肘」という用語は、一般に、上腕と前腕を繋ぐ関節とその周辺の部位をさす。本明細書で使用される「膝」という用語は、一般に、腿と脛を繋ぐ関節とその周辺の部位をさす。
いくつかの実施形態では、電気刺激できる生体部位は、首、胸、腹、前腹、横腹、肩、腕、上腕、前上腕、後上腕、前腕、前前腕、後前腕、背中、腰、尻、腿、前腿、後腿、脛、前脛、脹脛、足裏、肘、膝であってもよい。いくつかの実施形態では、衣類は、これらの生体部位に、電極、電極対、電極対の組などを配置して、電極対の間に電流を流してもよい。
<首への電気刺激>
いくつかの実施形態では、首に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、首上に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、首に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、首上の電極対は、左首に配置される左首電極対と、右首に配置される右首電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左首電極対及び/又は右首電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左首電極対と右首電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左首電極対と右首電極対とは、使用者の中心線に対して左右非対称に配置されていてもよい。左首電極対及び/又は右首電極対は、1対の電極(2つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極対(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように首に配置された電極対又は左首電極対及び右首電極対を有する電極対の間を流れる電流は、脊椎神経を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、脊椎損傷等の悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<胸への電気刺激>
いくつかの実施形態では、胸に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、胸に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、胸に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、胸上の電極対は、左胸に配置される左胸電極対と、右胸に配置される右胸電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左胸電極対及び/又は右胸電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左胸電極対と右首電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左胸電極対と右胸電極対とは、使用者の中心線に対して左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左胸電極対及び/又は右胸電極対は、1対の電極(2つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極対(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように胸に配置された電極対又は左胸電極対及び右胸電極対を有する電極対の間を流れる電流は、心臓を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<腹の電気刺激>
いくつかの実施形態では、腹に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、腹に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、腹に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、腹上の電極対は、左腹に配置される左腹電極対と、右腹に配置される右腹電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左腹電極対及び/又は右腹電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左腹電極対と右腹電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腹電極対と右腹電極対とは、使用者の中心線に対して左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腹電極対及び/又は右腹電極対は、1対の電極(2つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極対(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
<肩の電気刺激>
いくつかの実施形態では、肩に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、肩に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、肩に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、肩上の電極対は、左肩に配置される左肩電極対と、右肩に配置される右肩電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左肩電極対及び/又は右肩電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左肩電極対と右肩電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左肩電極対と右肩電極対とは、使用者の中心線に対して左右非対称に配置されていてもよい。左肩電極対及び/又は右肩電極対は、1対の電極(2つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極対(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように肩に配置された電極対又は左肩電極対及び右肩電極対を有する電極対の間を流れる電流は、心臓を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<上腕の電気刺激>
いくつかの実施形態では、上腕に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、上腕に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、上腕に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、上腕上の電極対は、左上腕に配置される左上腕電極対と右上腕に配置される右上腕電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対又は右上腕電極対は、上腕周上の部位に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対及び/又は右上腕電極対は、前上腕上、後上腕上、前上腕と後上腕の内側境界上、前上腕と後上腕の外側境界上のいずれか又はそれらの複数の部位に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対及び/又は右上腕電極対は、前上腕上と後上腕上とに配置されてもよく、前上腕と後上腕との内側境界上と、前上腕と後上腕の外側境界上とに配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、左上腕電極対及び/又は右上腕電極対は、前上腕上の長手方向、後上腕上の長手方向、前上腕と後上腕の内側境界上の長手方向、及び前上腕と後上腕の外側境界上の長手方向のいずれかの方向又は複数の方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対及び/又は右上腕電極対は、前上腕上の腕周り方向、後上腕上の腕周り方向、前上腕と後上腕の内側境界上の腕周り方向、及び前上腕と後上腕の外側境界上の腕周り方向のいずれかの方向又は複数の方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対と右上腕電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対と右上腕電極対とは、使用者の中心線に対して左右非対称に配置されていてもよい。
前上腕と後上腕とに、又は前上腕と後上腕との内側境界と前上腕と後上腕の外側境界とに電極を配置することで、前上腕及び後上腕の両方に対して、1つの電極対を用いて電気刺激を与えることができる。
前上腕と後上腕とに電極を配置することで、筋繊維の方向に電極対を配置することができる。これにより、上腕の筋肉に対して効率よく電気刺激を与えることができる。
前上腕の長手方向、後上腕の長手方向、前上腕と後上腕の内側境界の長手方向、前上腕と後上腕の外側境界の長手方向に電極対を配置することで、筋繊維の向きに電流を流すことができ、筋線維に対して効率の良く電気刺激を与えることができる。
上腕の電極対、左上腕に配置される左上腕電極対又は右上腕に配置される右上腕電極対の間を流れる電流は、心臓を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<前腕の電気刺激>
いくつかの実施形態では、前腕に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、前腕に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、前腕に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、前腕上の電極対は、左前腕に配置される左前腕電極対と右前腕に配置される右前腕電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対及び/又は右前腕電極対は、前腕周上の部位に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対及び/又は右前腕電極対は、前前腕上、後前腕上、前前腕と後前腕の内側境界上、前前腕と後前腕の外側境界上のいずれか又はそれらの複数の部位に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対及び/又は右前腕電極対は、前前腕上と後前腕上及び/又は前前腕と後前腕の内側境界上と前前腕と後前腕の外側境界上に配置されてもよい。
いくつかの実施形態では、左前腕電極対及び/又は右前腕電極対、前腕の長手方向、後前腕の長手方向、前前腕と後前腕の内側境界の長手方向、前前腕と後前腕の外側境界の長手方向のいずれかの方向又は複数の方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対及び/又は右前腕電極対は、前前腕の腕周り方向、後前腕の腕周り方向、前前腕と後前腕の内側境界の腕周り方向、及び前前腕と後前腕の外側境界の腕周り方向のいずれか又は複数の方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対と右前腕電極対は、使用者の中心線に対して左右対象であってもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対と右前腕電極対は、左右非対称であってもよい。
前前腕と後前腕とに、又は前前腕と後前腕との内側境界と前前腕と後前腕の外側境界とに電極を配置することで、前前腕と後前腕とに対して、1つの電極対を用いて電気刺激することができる。前前腕と後前腕に電極を配置することで、筋繊維の方向に電極対を配置することができる。これにより、前腕の筋肉に対して効率よく電気刺激を与えることができる。前前腕の長手方向、後前腕の長手方向、前前腕と後前腕の内側境界の長手方向、前前腕と後前腕の外側境界の長手方向に電極対を配置することで、筋繊維の向きに電流を流すことができ、筋線維に対して効率の良く電気刺激を与えることができる。
前腕の電極対、左前腕に配置される左前腕電極対、又は右前腕に配置される右前腕電極対の間を流れる電流は、心臓を通過しない。それにより、そのように配置された電極を備える衣類は、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<背中への電気刺激>
いくつかの実施形態では、衣類による背中への電気刺激は、背中上に電極対を配置して、電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、衣類による背中への電気刺激は、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないようにしてもよい。
いくつかの実施形態では、背中上の電極対は、左背中に配置される左背中電極対と、右背中に配置される右背中電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左背中電極対及び/又は右背中電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左背中電極対と右背中電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左背中電極対と右背中電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左背中電極対及び/又は右背中電極対は、1対の電極(1つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように背中に配置された電極対又は、左背中電極対、右背中電極対を有する電極対の間を流れる電流は、脊椎神経を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、脊椎損傷等の悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<腰の電気刺激>
いくつかの実施形態では、腰に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、腰に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、腰に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、腰上の電極対は、左腰に配置される左腰電極対と、右腰に配置される右腰電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左腰電極対及び/又は右腰電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左腰電極対と右腰電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腰電極対と右腰電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腰電極対及び/又は右腰電極対は、1対の電極(1つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように腰に配置された電極対又は左腰電極対及び右腰電極対を有する電極対の間を流れる電流は、脊椎神経を電流が通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、脊椎損傷等の悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<尻の電気刺激>
いくつかの実施形態では、尻に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、尻に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、尻に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、尻上の電極対は、左尻に配置される左尻電極対と、右尻に配置される右尻電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左尻電極対及び/又は右尻電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右上左下の斜め方向に配置されていてもよい。
いくつかの実施形態では、左尻電極対と右尻電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左尻電極対と右尻電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左尻電極対及び/又は右尻電極対は、1対の電極(1つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように尻に配置された電極対又は左尻電極対及び右尻電極対を有する電極対の間を流れる電流は、脊椎神経を電流が通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、脊椎損傷等の悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<腿の電気刺激>
いくつかの実施形態では、腿に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、腿に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、腿に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、腿上の電極対は、左腿に配置される左腿電極対と、右腿に配置される右腿電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左腿電極対及び/又は右腿電極対は、前腿上の電極と後腿上の電極を備える電極対とを備えていてもよく、内腿上の電極と外腿上の電極を備える電極対を備えていてもよい。電極対は、前腿を含む部位、後腿を含む部位、内腿を含む部位、外腿を含む部位に配置されてもよい。前腿上を含む部位、後腿上を含む部位、内腿上を含む部位、外腿上を含む部位に電極対を有する電極対は、腿の長手方向並べられてもよく、腿周りの方向に並べられてもよい。
前腿上の電極とに、又は内腿と外腿とに電極を配置することで、少ない電極数で腿全体の電気刺激ができる。前腿、後腿、内腿、外腿などの部位の長手方向に電極対を配置することで、筋繊維の向きに電流を流すことでき、筋繊維に対して効率良く電気刺激を与えることができる。いくつかの実施形態では、左腿電極対と右腿電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腿電極対と右腿電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように腿に配置された電極対又は、左腿電極対、右腿電極対を有する電極対の間を流れる電流は、神経組織が豊富な生殖器を電流が通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、強い苦痛や生殖機能に悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<脛の電気刺激>
いくつかの実施形態では、脛に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、脛に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、脛に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、脛上の電極対は、左脛に配置される左脛電極対と、右脛に配置される右脛電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左脛電極対及び/又は右脛電極対は、前脛に配置された電極と脹脛に配置された電極とを備える電極対を備えていてもよく、前脛と脹脛の内側境界に配置された電極と前脛と脹脛の外側境界に配置された電極を備える電極対を備えていてもよい。電極対は、前脛、脹脛、前脛と脹脛の内側境界、前脛と脹脛の外側境界などの部位に配置されてもよい。前脛、脹脛、前脛と脹脛の内側境界、前脛と脹脛の外側境界などの部位に配置された電極対は、脛の長手方向、脛周りの方向などの方向に並べられてもよい。
前脛上の電極と脹脛上の電極との電極対、前脛と脹脛の内側境界の電極と前脛と脹脛の外側境界の電極との電極対を用いることで、少ない電極数で脛全体に対して電気刺激を与えることができる。前脛、脹脛、前脛と脹脛の内側境界位、前脛と脹脛の外側境界などの長手方向に電極対を配置することで、筋繊維の向きに電流を流すことができ、筋線維に対して効率良く電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左脛電極対と右脛電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左脛電極対と右脛電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように脛に配置された電極対又は、左脛電極対、右脛電極対を有する電極対の間を流れる電流は、神経組織が豊富な生殖器を電流が通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、強い苦痛や生殖機能に悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<足裏の電気刺激>
いくつかの実施形態では、足裏に電気刺激を与えてもよい。いくつかの実施形態では、足裏に電極対を配置して、その間に電流を流してもよい。いくつかの実施形態では、電極対に流れる電流が使用者の中心線をまたがないように、足裏に電気刺激を与えてもよい。
いくつかの実施形態では、足裏上の電極対は、左足裏に配置される左足裏電極対と、右足裏に配置される右足裏電極対とを備えていてもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極対及び/又は右足裏電極対は、上下の縦方向、左右の横方向、左上右下の斜め方向、右−左下の斜め方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極対と右足裏電極対とは、使用者の中心線に対して左右対象に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極対と右足裏電極対とは、左右非対称に配置されていてもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極対、右足裏電極対は、1対の電極(1つの電極対)を備えていてもよく、2対以上の電極(2つ以上の電極対)を備えていてもよい。
使用者の中心線をまたがないように足裏に配置された電極対又は左足裏電極対及び右足裏電極対を有する電極対の間を流れる電流は、神経組織が豊富な生殖器を通過しない。それにより、そのように配置された電極対を備える衣類は、例えば、強い苦痛や生殖機能に悪影響を与える危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。
<電線敷設>
本明細書で使用される「一方の電極」という用語は、特段の説明がない限り、一般に、電極対の任意の一方を指し、「他方の電極」という用語は、当該任意の一方ではない電極を指す。)いくつかの実施形態では、電線は、電源からの電力を体の部位に送るための電線を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、電線は、電源から電力を首、胸、腹、前腹、横腹、肩、腕、上腕、前上腕、後上腕、前腕、前前腕、後前腕、背中、腰、尻、腿、前腿、後腿、脛、前脛、脹脛、足裏、肘、膝などの部位に送るための電線を備えていてもよい。
<首電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、首上の電極対、すなわち左首電極対及び右首電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左首電極と右首電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左首電極対の一方の電極と右首電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左首電極対の他方の電極と右首電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左首電極対の一方の電極と右首電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左首電極対の他方の電極と右首電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左首電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右首電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左首電極対の一方の電極と右首電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左首電極対の他方の電極と右首電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左首電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右首電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左首電極対の電気刺激電流の向きと右首電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左首電極対の一方の電極と右首電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左首電極対の他方の電極と右首電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左首と右首に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左首と右首とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左首電極と右首電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左首電極対と右首電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左首電極対を一方の電源と接続し、右首電極対を他方の電源と接続して、左首と右首に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、首の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<胸電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、胸上の電極対、すなわち左胸電極対及び右胸電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左胸電極と右胸電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左胸電極対の一方の電極と右胸電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左胸電極対の他方の電極と右胸電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左胸電極対の一方の電極と右胸電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左胸電極対の他方の電極と右胸電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左胸電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右胸電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左胸電極対の一方の電極と右胸電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左胸電極対の他方の電極と右胸電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左胸電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右胸電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左胸電極対の電気刺激電流の向きと右胸電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左胸電極対の一方の電極と右胸電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左胸電極対の他方の電極と右胸電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左胸と右胸に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左胸と右胸とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左胸電極と右胸電極を有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左胸電極対と右胸電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左胸電極対を一方の電源と接続し、右胸電極対を他方の電源と接続して、左胸と右胸に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、胸の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<腹電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、腹上の電極対、すなわち左腹電極対及び右腹電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腹電極と右腹電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腹電極対の一方の電極と右腹電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腹電極対の他方の電極と右腹電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腹電極対の一方の電極と右腹電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腹電極対の他方の電極と右腹電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腹電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右腹電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腹電極対の一方の電極と右腹電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腹電極対の他方の電極と右腹電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腹電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右腹電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左腹電極対の電気刺激電流の向きと右腹電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左腹電極対の一方の電極と右腹電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左腹電極対の他方の電極と右腹電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左腹と右腹に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左腹と右腹とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左腹電極と右腹電極を有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左腹電極対と右腹電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左腹電極対を一方の電源と接続し、右腹電極対を他方の電源と接続して、左腹と右腹に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、腹の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<肩電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、肩上の電極対、すなわち左肩電極対及び右肩電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左肩電極と右肩電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左肩電極対の一方の電極と右肩電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左肩電極対の他方の電極と右肩電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左肩電極対の一方の電極と右肩電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左肩電極対の他方の電極と右肩電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左肩電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右肩電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左肩電極対の一方の電極と右肩電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左肩電極対の他方の電極と右肩電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左肩電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右肩電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左肩電極対の電気刺激電流の向きと右肩電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左肩電極対の一方の電極と右肩電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左肩電極対の他方の電極と右肩電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左肩と右肩に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左肩と右肩とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左肩電極と右肩電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左肩電極対と右肩電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左肩電極対を一方の電源と接続し、右肩電極対を他方の電源と接続して、左肩と右肩に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、肩の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<上腕電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、上腕の電極対、すなわち左上腕電極対及び右上腕電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極と右上腕電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左上腕電極対の一方の電極と右上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左上腕電極対の他方の電極と右上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左上腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右上腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左上腕電極対の一方の電極と右上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左上腕電極対の他方の電極と右上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左上腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性を接続し、他の電源電線は、当該右上腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左上腕電極対の電気刺激電流の向きと右上腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左上腕電極対の一方の電極と右上腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左上腕電極対の他方の電極と右上腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左上腕と右上腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左上腕と右上腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左上腕電極と右上腕電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左上腕電極対と右上腕電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左上腕電極対を一方の電源と接続し、右上腕電極対を他方の電源と接続して、左上腕と右上腕に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、上腕の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
本明細書で使用される「第一左上腕電極対」という用語は、一般に、左上腕上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二左上腕電極対」という用語は、一般に、左上腕上の第二の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第一右上腕電極対」という用語は、一般に、右上腕上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二右上腕電極対」という用語は、一般に、右上腕上の第二の部位に配置した電極対を指す。いくつかの実施形態では、衣類は、第一左上腕電極対と第二左上腕電極対又は/及び第一右上腕電極対と第二右上腕電極対を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、上腕の電極対、すなわち第一左上腕電極対、第二左上腕電極対、第一右上腕電極対及び第二右上腕電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一左上腕電極と第二左上腕電極とは、電極と電極を接続する電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一右上腕電極と第二右上腕電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左上腕電極対の一方の電極と第二左上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左上腕電極対の他方の電極と第二左上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左上腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左上腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左上腕電極対の一方の電極と第二左上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左上腕電極対の他方の電極と第二左上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左上腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左上腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一左上腕電極対の電気刺激電流の向きと第二左上腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一左上腕電極対の一方の電極と第二左上腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一左上腕電極対の他方の電極と第二左上腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一左上腕と第二左上腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左上腕と第二左上腕の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一左上腕と第二左上腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一左上腕と第二左上腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一左上腕と第二左上腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左上腕と第二左上腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左上腕と第二左上腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左上腕と第二左上腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左上腕と第二左上腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左上腕と第二左上腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右上腕電極対の一方の電極と第二右上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右上腕電極対の他方の電極と第二右上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右上腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右上腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右上腕電極対の一方の電極と第二右上腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右上腕電極対の他方の電極と第二右上腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右上腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右上腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一右上腕電極対の電気刺激電流の向きと第二右上腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一右上腕電極対の一方の電極と第二右上腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一右上腕電極対の他方の電極と第二右上腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一右上腕と第二右上腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右上腕と第二右上腕の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きがともに同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一右上腕と第二右上腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一右上腕と第二右上腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一右上腕と第二右上腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一右上腕と第二右腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右上腕と第二右上腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右上腕と第二右上腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右上腕と第二右腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左上腕と第二左上腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
<前腕電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、前腕の電極対、すなわち左前腕電極対及び右前腕電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極と右前腕電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左前腕電極対の一方の電極と右前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左前腕電極対の他方の電極と右前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左前腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右前腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左前腕電極対の一方の電極と右前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左前腕電極対の他方の電極と右前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左前腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性を接続し、他の電源電線は、当該右前腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左前腕電極対の電気刺激電流の向きと右前腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左前腕電極対の一方の電極と右前腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左前腕電極対の他方の電極と右前腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左前腕と右前腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左前腕と右前腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左前腕電極と右前腕電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左前腕電極対と右前腕電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左前腕電極対を一方の電源と接続し、右前腕電極対を他方の電源と接続して、左前腕と右前腕に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、前腕の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
本明細書で使用される「第一左前腕電極対」という用語は、一般に、左前腕上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二左前腕電極対」という用語は、一般に、左前腕上の第二の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第一右前腕電極対」という用語は、一般に、右前腕上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二右前腕電極対」という用語は、一般に、右前腕上の第二の部位に配置した電極対を指す。いくつかの実施形態では、衣類は、第一左前腕電極対と第二左前腕電極対又は/及び第一右前腕電極対と第二右前腕電極対を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、前腕の電極対、すなわち第一左前腕電極対、第二左前腕電極対、第一右前腕電極対及び第二右前腕電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一左前腕電極と第二左前腕電極とは、電極と電極を接続する電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一右前腕電極と第二右前腕電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左前腕電極対の一方の電極と第二左前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左前腕電極対の他方の電極と第二左前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左前腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左前腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左前腕電極対の一方の電極と第二左前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左前腕電極対の他方の電極と第二左前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左前腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左前腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一左前腕電極対の電気刺激電流の向きと第二左前腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一左前腕電極対の一方の電極と第二左前腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一左前腕電極対の他方の電極と第二左前腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一左前腕と第二左前腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左前腕と第二左前腕の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一左前腕と第二左前腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一左前腕と第二左前腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一左前腕と第二左前腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左前腕と第二左前腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左前腕と第二左前腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左前腕と第二左前腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左前腕と第二左前腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左前腕と第二左前腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右前腕電極対の一方の電極と第二右前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右前腕電極対の他方の電極と第二右前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右前腕電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右前腕電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右前腕電極対の一方の電極と第二右前腕電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右前腕電極対の他方の電極と第二右前腕電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右前腕電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右前腕電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一右前腕電極対の電気刺激電流の向きと第二右前腕電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一右前腕電極対の一方の電極と第二右前腕電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一右前腕電極対の他方の電極と第二右前腕電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一右前腕と第二右前腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右前腕と第二右前腕の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きがともに同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一右前腕と第二右前腕に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一右前腕と第二右前腕とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一右前腕と第二右前腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一右前腕と第二右腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右前腕と第二右前腕の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右前腕と第二右前腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右前腕と第二右腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左前腕と第二左前腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
<背中電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、背中上の電極対、すなわち左背中電極対及び右背中電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左背中電極と右背中電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左背中電極対の一方の電極と右背中電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左背中電極対の他方の電極と右背中電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左背中電極対の一方の電極と右背中電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左背中電極対の他方の電極と右背中電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左背中電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右背中電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左背中電極対の一方の電極と右背中電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左背中電極対の他方の電極と右背中電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左背中電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右背中電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左背中電極対の電気刺激電流の向きと右背中電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左背中電極対の一方の電極と右背中電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左背中電極対の他方の電極と右背中電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左背中と右背中に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左背中と右背中とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左背中電極と右電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左背中電極対と右背中電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左背中電極対を一方の電源と接続し、右背中電極対を他方の電源と接続して、左背中と右背中に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、背中の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<腰電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、上の腰電極対、すなわち左腰電極対及び右腰電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腰電極と右腰電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腰電極対の一方の電極と右腰電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腰電極対の他方の電極と右腰電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腰電極対の一方の電極と右腰電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腰電極対の他方の電極と右腰電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腰電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右腰電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腰電極対の一方の電極と右腰電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腰電極対の他方の電極と右腰電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腰電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右腰電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左腰電極対の電気刺激電流の向きと右腰電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左腰電極対の一方の電極と右腰電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左腰電極対の他方の電極と右腰電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左腰と右腰に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左腰と右腰とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左腰電極と右腰電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左腰電極対と右腰電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左腰電極対を一方の電源と接続し、右腰電極対を他方の電源と接続して、左腰と右腰に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、腰の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<尻電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、上の尻電極対、すなわち左尻電極対及び右尻電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左尻電極と右尻電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左尻電極対の一方の電極と右尻電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左尻電極対の他方の電極と右尻電極対の他方の電極とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左尻電極対の一方の電極と右尻電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左尻電極対の他方の電極と右尻電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左尻電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右尻電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左尻電極対の一方の電極と右尻電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左尻電極対の他方の電極と右尻電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左尻電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右尻電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左尻電極対の電気刺激電流の向きと右尻電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左尻電極対の一方の電極と右尻電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左尻電極対の他方の電極と右尻電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左尻と右尻に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左尻と右尻とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左尻電極と右尻電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左尻電極対と右尻電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左尻電極対を一方の電源と接続し、右尻電極対を他方の電源と接続して、左尻と右尻に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、尻の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
<腿電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、腿の電極対、すなわち左腿電極対及び右腿電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左腿電極と右腿電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腿電極対の一方の電極と右腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腿電極対の他方の電極と右腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腿電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右腿電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左腿電極対の一方の電極と右腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左腿電極対の他方の電極と右腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左腿電極対の他方の電極と電源の一方の極性を接続し、他の電源電線は、当該右腿電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左腿電極対の電気刺激電流の向きと右腿電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左腿電極対の一方の電極と右腿電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左腿電極対の他方の電極と右腿電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左腿と右腿に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左腿と右腿とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左腿電極と右腿電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左腿電極対と右腿電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左腿電極対を一方の電源と接続し、右腿電極対を他方の電源と接続して、左腿と右腿に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、腿の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
本明細書で使用される「第一左腿電極対」という用語は、一般に、左腿上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二左腿電極対」という用語は、一般に、左腿上の第二の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第一右腿電極対」という用語は、一般に、右腿上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二右腿電極対」という用語は、一般に、右腿上の第二の部位に配置した電極対を指す。いくつかの実施形態では、衣類は、第一左腿電極対と第二左腿電極対又は/及び第一右腿電極対と第二右腿電極対を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、腿の電極対、すなわち第一左腿電極対、第二左腿電極対、第一右腿電極対及び第二右腿電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一左腿電極と第二左腿電極とは、電極と電極を接続する電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一右腿電極と第二右腿電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左腿電極対の一方の電極と第二左腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左腿電極対の他方の電極と第二左腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左腿電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左腿電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左腿電極対の一方の電極と第二左腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左腿電極対の他方の電極と第二左腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左腿電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左腿電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一左腿電極対の電気刺激電流の向きと第二左腿電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一左腿電極対の一方の電極と第二左腿電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一左腿電極対の他方の電極と第二左腿電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一左腿と第二左腿の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左腿と第二左腿の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一左腿と第二左腿に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一左腿と第二左腿とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一左腿と第二左腿の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左腿と第二左腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左腿と第二左腿の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左腿と第二左腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左腿と第二左腿の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左腿と第二左腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右腿電極対の一方の電極と第二右腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右腿電極対の他方の電極と第二右腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右腿電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右腿電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右腿電極対の一方の電極と第二右腿電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右腿電極対の他方の電極と第二右腿電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右腿電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右腿電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一右腿電極対の電気刺激電流の向きと第二右腿電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一右腿電極対の一方の電極と第二右腿電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一右腿電極対の他方の電極と第二右腿電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一右腿と第二右腿の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右腿と第二右腿の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きがともに同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一右腿と第二右腿に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一右腿と第二右腿とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一右腿と第二右腿の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一右腿と第二右腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右腿と第二右腿の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右腿と第二右腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右腿と第二右腿の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左腿と第二左腿の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
<脛電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、脛の電極対、すなわち左脛電極対及び右脛電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左脛電極と右脛電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左脛電極対の一方の電極と右脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左脛電極対の他方の電極と右脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左脛電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右脛電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左脛電極対の一方の電極と右脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左脛電極対の他方の電極と右脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左脛電極対の他方の電極と電源の一方の極性を接続し、他の電源電線は、当該右脛電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左脛電極対の電気刺激電流の向きと右脛電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左脛電極対の一方の電極と右脛電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左脛電極対の他方の電極と右脛電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左脛と右脛に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左脛と右脛とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左脛電極と右脛電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左脛電極対と右脛電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左脛電極対を一方の電源と接続し、右脛電極対を他方の電源と接続して、左脛と右脛に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、脛の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
本明細書で使用される「第一左脛電極対」という用語は、一般に、左脛上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二左脛電極対」という用語は、一般に、左脛上の第二の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第一右脛電極対」という用語は、一般に、右脛上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二右脛電極対」という用語は、一般に、右脛上の第二の部位に配置した電極対を指す。いくつかの実施形態では、衣類は、第一左脛電極対と第二左脛電極対又は/及び第一右脛電極対と第二右脛電極対を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、脛の電極対、すなわち第一左脛電極対、第二左脛電極対、第一右脛電極対及び第二右脛電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一左脛電極と第二左脛電極とは、電極と電極を接続する電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一右脛電極と第二右脛電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左脛電極対の一方の電極と第二左脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左脛電極対の他方の電極と第二左脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左脛電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左脛電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左脛電極対の一方の電極と第二左脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左脛電極対の他方の電極と第二左脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左脛電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左脛電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一左脛電極対の電気刺激電流の向きと第二左脛電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一左脛電極対の一方の電極と第二左脛電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一左脛電極対の他方の電極と第二左脛電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一左脛と第二左脛の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左脛と第二左脛の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一左脛と第二左脛に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一左脛と第二左脛とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一左脛と第二左脛の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左脛と第二左脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左脛と第二左脛の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左脛と第二左脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左脛と第二左脛の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左脛と第二左脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右脛電極対の一方の電極と第二右脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右脛電極対の他方の電極と第二右脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右脛電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右脛電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右脛電極対の一方の電極と第二右脛電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右脛電極対の他方の電極と第二右脛電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右脛電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右脛電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一右脛電極対の電気刺激電流の向きと第二右脛電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一右脛電極対の一方の電極と第二右脛電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一右脛電極対の他方の電極と第二右脛電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一右脛と第二右脛の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右脛と第二右脛の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きがともに同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一右脛と第二右脛に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一右脛と第二右脛とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一右脛と第二右脛の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一右脛と第二右脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右脛と第二右脛の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右脛と第二右脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右脛と第二右脛の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左脛と第二左脛の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
<足裏電極への電線敷設>
いくつかの実施形態では、足裏の電極対、すなわち左足裏電極対及び右足裏電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極と右足裏電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左足裏電極対の一方の電極と右足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左足裏電極対の他方の電極と右足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左足裏電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該右足裏電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、左足裏電極対の一方の電極と右足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、左足裏電極対の他方の電極と右足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該左足裏電極対の他方の電極と電源の一方の極性を接続し、他の電源電線は、当該右足裏電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、左足裏電極対の電気刺激電流の向きと右足裏電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、左足裏電極対の一方の電極と右足裏電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、左足裏電極対の他方の電極と右足裏電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、左足裏と右足裏に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて左足裏と右足裏とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、左右2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ左右電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、左足裏電極と右足裏電極とを有する電極対を1つの電源で制御又は駆動してもよい。いくつかの実施形態では、左足裏電極対と右足裏電極対とをそれぞれ別の電源で制御又は駆動してもよい。左足裏電極対を一方の電源と接続し、右足裏電極対を他方の電源と接続して、左足裏と右足裏に対して個別に最適な条件で電気刺激を与えることができる。また、足裏の電極対を流れる電流が使用者の中心線をまたぐことがない。
本明細書で使用される「第一左足裏電極対」という用語は、一般に、左足裏上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二左足裏電極対」という用語は、一般に、左足裏上の第二の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第一右足裏電極対」という用語は、一般に、右足裏上の第一の部位に配置した電極対を指す。本明細書で使用される「第二右足裏電極対」という用語は、一般に、右足裏上の第二の部位に配置した電極対を指す。いくつかの実施形態では、衣類は、第一左足裏電極対と第二左足裏電極対又は/及び第一右足裏電極対と第二右足裏電極対を備えていてもよい。
いくつかの実施形態では、足裏の電極対、すなわち第一左足裏電極対、第二左足裏電極対、第一右足裏電極対及び第二右足裏電極対の電極はそれぞれ、電源電線を介して電源と接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一左足裏電極と第二左足裏電極とは、電極と電極を接続する電極間電線で接続されていてもよい。いくつかの実施形態では、第一右足裏電極と第二右足裏電極とは、電極間電線で接続されていてもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左足裏電極対の一方の電極と第二左足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左足裏電極対の他方の電極と第二左足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左足裏電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左足裏電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一左足裏電極対の一方の電極と第二左足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一左足裏電極対の他方の電極と第二左足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一左足裏電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二左足裏電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一左足裏電極対の電気刺激電流の向きと第二左足裏電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一左足裏電極対の一方の電極と第二左足裏電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一左足裏電極対の他方の電極と第二左足裏電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一左足裏と第二左足裏の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左足裏と第二左足裏の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きが同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一左足裏と第二左足裏に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一左足裏と第二左足裏とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一左足裏と第二左足裏の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左足裏と第二左足裏の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左足裏と第二左足裏の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一左足裏と第二左足裏の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一左足裏と第二左足裏の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左足裏と第二左足裏の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右足裏電極対の一方の電極と第二右足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右足裏電極対の他方の電極と第二右足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右足裏電極対の一方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右足裏電極対の他方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
いくつかの実施形態では、ある電極間電線は、第一右足裏電極対の一方の電極と第二右足裏電極対の一方の電極とを接続し、他の電極間電線は、第一右足裏電極対の他方の電極と第二右足裏電極対の他方の電極とを接続し、ある電源電線は、当該第一右足裏電極対の他方の電極と電源の一方の極性とを接続し、他の電源電線は、当該第二右足裏電極対の一方の電極と電源の他方の極性とを接続してもよい。
上記の構成により、第一右足裏電極対の電気刺激電流の向きと第二右足裏電極対の電気刺激電流の向きとは互いに同方向となり、第一右足裏電極対の一方の電極と第二右足裏電極対の一方の電極とを接続する電極間電線の電流の向きと、第一右足裏電極対の他方の電極と第二右足裏電極対の他方の電極を接続する電極間電線の電流の向きとは同方向となる。
このように、第一右足裏と第二右足裏の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右足裏と第二右足裏の電極を接続する2つの電極間電線での電流の向きがともに同方向である。このような場合には、両方の体内と電線とを総合した電線長又は電流経路長がほぼ同じになり、両方の電流が見る抵抗値又は電圧の減衰がほぼ同じになる。したがって、電源からの同じ出力で、第一右足裏と第二右足裏に対して、略同等の強さの電気刺激を与えることができる。言い換えれば、一つの電源を用いて第一右足裏と第二右足裏とに略同等の強さの電気刺激を与えることができる。
いくつかの実施形態では、第一右足裏と第二右足裏の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一右足裏と第二右腕の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが同方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右足裏と第二右足裏の2つの電気刺激電流が同方向であり、かつ第一右足裏と第二右足裏の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。いくつかの実施形態では、第一右足裏と第二右腕の2つの電気刺激電流が逆方向であり、かつ第一左足裏と第二左足裏の電極を接続する2つの電極間電線の電流の向きが逆方向であってもよい。
本開示のさらなる態様および利点は、本開示の例示的な実施形態のみが示され説明される以下の詳細な説明から当業者には容易に明らかになるであろう。理解されるように、本開示は、他の異なる実施形態が可能であり、そのいくつかの詳細は、本開示から逸脱することなく、様々な明白な点で修正が可能である。したがって、図面および説明は、本質的に例示と見なされるべきであり、限定と見なされるべきではない。
本発明の新規な特徴は、添付の特許請求の範囲に詳細に記載されている。本発明の特徴および利点のより良い理解は、本発明の原理が利用される例示的な実施形態を説明する以下の詳細な説明、および添付の図面により得られるであろう。
本開示の実施例1の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例3の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例6の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例9の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例12の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例13の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例15の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例18の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例21の電気刺激衣類の模式図 本開示の実施例24の電気刺激衣類の模式図 本開示の比較例3の電気刺激衣類の模式図 本開示の比較例4の電気刺激衣類の模式図
本発明の様々な実施形態が本明細書に示され説明されたが、そのような実施形態が例としてのみ提供されることは当業者には明らかであろう。本発明から逸脱することなく、多数の変形、変更、および置換が当業者には思いつくであろう。本明細書に記載された本発明の実施形態の様々な代替物を使用できることを理解されるべきである。
<腿電極対の接続:A>
図1に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電極間電線231を敷設して第一右前腿電極211と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線230を敷設して第一左前腿電極210と第一右後腿電極213を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第一腿用電源155を接続した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。
<腿電極対の接続:B>
図2に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電極間電線230を敷設して第一左前腿電極210と第一右後腿電極213を接続した。電極間電線231を敷設して第一右前腿電極211と第一左後腿電極212を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第一腿用電源155を接続した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。
<腿電極対の接続:C>
図3に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第二腿用電源156を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第二腿用電源156を接続した。
<腿電極対の接続:D>
図4に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電極間電線231を敷設して第一右前腿電極211と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線230を敷設して第一左前腿電極210と第一右後腿電極213を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第一腿用電源155を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第一腿用電源155を接続した。
<腿電極対の接続:E>
図11に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電極間電線232を敷設して第一左前腿電極210と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線233を敷設して第一右前腿電極211と第一右後腿電極213を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第一腿用電源155を接続した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。
<腿電極対の接続:F>
図5に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212および第一右後腿電極213を配置した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第一腿用電源155を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第一腿用電源155を接続した。
<腿電極対の接続:G>
図6に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212、第一右後腿電極213、第二左前腿電極214、第二右前腿電極215、第二左後腿電極216および第二右後腿電極217を配置した。電極間電線232を敷設して第一左前腿電極210と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線234を敷設して第二左前腿電極214と第一左後腿電極216を接続した。電極間電線233を敷設して第一右前腿電極211と第一右後腿電極213を接続した。電極間電線235を敷設して第二右前腿電極215と第二右後腿電極217を接続した。電源電線225を敷設して第二右前腿電極215と第一腿用電源155を接続した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。電源電線224を敷設して第二左前腿電極214と第二腿用電源156を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第二腿用電源156を接続した。
<腿電極対の接続:H>
図7に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212、第一右後腿電極213、第二左前腿電極214、第二右前腿電極215、第二左後腿電極216および第二右後腿電極217を配置した。電極間電線232を敷設して第一左前腿電極210と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線234を敷設して第二左前腿電極214と第一左後腿電極216を接続した。電極間電線233を敷設して第一右前腿電極211と第一右後腿電極213を接続した。電極間電線235を敷設して第二右前腿電極215と第二右後腿電極217を接続した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。電源電線227を敷設して第二右後腿電極217と第一腿用電源155を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第二腿用電源156を接続した。電源電線226を敷設して第二左後腿電極216と第二腿用電源156を接続した。
<腿電極対の接続:I>
図8に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212、第一右後腿電極213、第二左前腿電極214、第二右前腿電極215、第二左後腿電極216および第二右後腿電極217を配置した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。電源電線227を敷設して第二右後腿電極217と第一腿用電源155を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第二腿用電源156を接続した。電源電線226を敷設して第二左後腿電極216と第二腿用電源156を接続した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第三腿用電源157を接続した。電源電線225を敷設して第二右前腿電極215と第三腿用電源157を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第四腿用電源158を接続した。電源電線224を敷設して第二左前腿電極214と第四腿用電源158を接続した。
<腿電極対の接続:J>
図9に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212、第一右後腿電極213、第二左前腿電極214、第二右前腿電極215、第二左後腿電極216および第二右後腿電極217を配置した。電極間電線232を敷設して第一左前腿電極210と第一左後腿電極212を接続した。電極間電線234を敷設して第二左前腿電極214と第一左後腿電極216を接続した。電極間電線233を敷設して第一右前腿電極211と第一右後腿電極213を接続した。電極間電線235を敷設して第二右前腿電極215と第二右後腿電極217を接続した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。電源電線225を敷設して第二右前腿電極215と第一腿用電源155を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第二腿用電源156を接続した。電源電線224を敷設して第二左前腿電極214と第二腿用電源156を接続した。
<腿電極対の接続:K>
図10に示すように、生地101上に、第一左前腿電極210、第一右前腿電極211、第一左後腿電極212、第一右後腿電極213、第二左前腿電極214、第二右前腿電極215、第二左後腿電極216および第二右後腿電極217を配置した。電源電線221を敷設して第一右前腿電極211と第一腿用電源155を接続した。電源電線225を敷設して第二右前腿電極215と第一腿用電源155を接続した。電源電線223を敷設して第一右後腿電極213と第一腿用電源155を接続した。電源電線227を敷設して第二右後腿電極217と第一腿用電源155を接続した。電源電線220を敷設して第一左前腿電極210と第二腿用電源156を接続した。電源電線224を敷設して第二左前腿電極214と第二腿用電源156を接続した。電源電線222を敷設して第一左後腿電極212と第二腿用電源156を接続した。電源電線226を敷設して第二左後腿電極216と第二腿用電源156を接続した。
<胸電極対の接続:L>
図1に示すように、生地101上に、第一左胸電極310、第一右胸電極311、第二左胸電極312および第二右胸電極313を配置した。電極間電線330を敷設して第一左胸電極310と第一右胸電極311を接続した。電極間電線331を敷設して第二左胸電極312と第二右胸電極313を接続した。電源電線322を敷設して第二左胸電極310と第一胸用電源151を接続した。電源電線321を敷設して第一右胸電極312と第一胸用電源151を接続した。
<胸電極対の接続:M>
図2に示すように、生地101上に、第一左胸電極310、第一右胸電極311、第二左胸電極312および第二右胸電極313を配置した。電極間電線330を敷設して第一左胸電極310と第一右胸電極311を接続した。電極間電線331を敷設して第二左胸電極312と第二右胸電極313を接続した。電源電線320を敷設して第一左胸電極310と第一胸用電源151を接続した。電源電線323を敷設して第二右胸電極313と第一胸用電源151を接続した。
<胸電極対の接続:N>
図3に示すように、生地101上に、第一左胸電極310、第一右胸電極311、第二左胸電極312および第二右胸電極313を配置した。電源電線321を敷設して第一右胸電極311と第一胸用電源151を接続した。電源電線323を敷設して第二右胸電極313と第一胸用電源151を接続した。電源電線320を敷設して第一左胸電極310と第二胸用電源152を接続した。電源電線322を敷設して第二左胸電極312と第二胸用電源152を接続した。
<胸電極対の接続:O>
図4に示すように、生地101上に、第一左胸電極310、第一右胸電極311、第二左胸電極312および第二右胸電極313を配置した。電極間電線330を敷設して第一左胸電極310と第一右胸電極311を接続した。電極間電線331を敷設して第二左胸電極312と第二右胸電極313を接続した。電源電線320を敷設して第一左胸電極310と第一胸用電源151を接続した。電源電線322を敷設して第二左胸電極312と第一胸用電源151を接続した。
<胸電極対の接続:P>
図11に示すように、生地101上に、第一左胸電極310および第一右胸電極311を配置した。電源電線320を敷設して第一左胸電極310と第一胸用電源151を接続した。電源電線322を敷設して第一左胸電極311と第一胸用電源151を接続した。
<胸電極対の接続:Q>
図5に示すように、生地101上に、第一左胸電極310、第一右胸電極311、第二左胸電極312および第二右胸電極313を配置した。電源電線321を敷設して第一右胸電極311と第一胸用電源151を接続した。電源電線323を敷設して第二右胸電極313と第一胸用電源151を接続した。電源電線320を敷設して第一左胸電極310と第一胸用電源151を接続した。電源電線322を敷設して第二左胸電極312と第一胸用電源151を接続した。
<上腕電極対の接続:R>
図6に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電極間電線430を敷設して第一左上腕電極410と第一右上腕電極411を接続した。電極間電線431を敷設して第二左上腕電極412と第二右上腕電極413を接続した。電源電線422を敷設して第二左上腕電極412と第一上腕用電源153を接続した。電源電線421を敷設して第一右上腕電極411と第一上腕用電源153を接続した。
<上腕電極対の接続:S>
図7に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電極間電線430を敷設して第一左上腕電極410と第一右上腕電極411を接続した。電極間電線431を敷設して第二左上腕電極412と第二右上腕電極413を接続した。電源電線420を敷設して第一左上腕電極410と第一上腕用電源153を接続した。電源電線423を敷設して第二右上腕電極413と第一上腕用電源153を接続した。
<上腕電極対の接続:T>
図8に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電源電線421を敷設して第一右上腕電極411と第一上腕用電源153を接続した。電源電線423を敷設して第二右上腕電極413と第一上腕用電源153を接続した。電源電線420を敷設して第一左上腕電極410と第二上腕用電源154を接続した。電源電線422を敷設して第二左上腕電極412と第二上腕用電源154を接続した。
<上腕電極対の接続:U>
図9に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電極間電線430を敷設して第一左上腕電極410と第一右上腕電極411を接続した。電極間電線431を敷設して第二左上腕電極412と第二右上腕電極413を接続した。電源電線420を敷設して第一左上腕電極410と第一上腕用電源153を接続した。電源電線422を敷設して第二左上腕電極412と第一上腕用電源153を接続した。
<上腕電極対の接続:V>
図12に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電極間電線432を敷設して第一左上腕電極と第二左上腕電極を接続した。電極間電線433を敷設して第一右上腕電極と第二右上腕電極を接続した。電源電線420を敷設して第一左上腕電極410と第一上腕用電源153を接続した。電源電線421を敷設して第一右上腕電極411と第一上腕用電源153を接続した。
<上腕電極対の接続:W>
図10に示すように、生地101上に、第一左上腕電極410、第一右上腕電極411、第二左上腕電極412および第二右上腕電極413を配置した。電源電線420を敷設して第一左上腕電極410と第一上腕用電源153を接続した。電源電線421を敷設して第一右上腕電極411と第一上腕用電源153を接続した。電源電線422を敷設して第二左上腕電極412と第一上腕用電源153を接続した。電源電線423を敷設して第二右上腕電極413と第一上腕用電源153を接続した。
<電気刺激衣類の製造>
生地101上に、上述の腿電極対の接続A〜K、上述の胸電極対の接続L〜Q、及び上述の上腕電極対の接続R〜Wに従って、電極対、電線、電源を配置し、実施例1〜24および比較例1〜4の電気刺激衣類100を製造した。表1は、上述の腿電極対の接続A〜Fと、上述の胸電極対の接続L〜Qに従って電極対、電線、電源を配置して製造した実施例1〜12および比較例1〜3の電気刺激衣類のリストを示す。表2は、上述の腿電極対の接続G〜Kと、上述の上腕電極対の接続R〜Wに従って電極対、電線、電源を配置して製造した実施例13〜24および比較例4の電気刺激衣類のリストを示す。表1、表2の接続タイプの欄には、上述の各部位の接続に対応するアルファベットを記載した。
Figure 2021108679
Figure 2021108679
<電気刺激の電流と体の中心線との交差>
実施例1〜24および比較例1〜4の電気刺激衣類の各部位の電極対を流れる電気刺激電流と体の中心線を交差するかどうかを確認した。胸の電極対を流れる電気刺激電流と体の中心線すなわち心臓が交差しないことで、例えば、使用者が心室細動や心停止を起こし死に至る危険性が少なく、安全かつ快適に使用できる。したがって、表1、表2の中心線との交差の欄には、各部位の電極対を流れる電気刺激電流が体の中心線を交差する場合に「する」を、交差しない場合に「しない」を記載した。
実施例1〜24の電気刺激衣類は全て、各部位の電極対を流れる電気刺激電流と体の中心線が交差しない。このため、安全かつ快適に使用できる。その一方で、比較例1〜4の電気刺激衣類は全て、各部位の電極対を流れる電気刺激電流と体の中心線が交差する。このため、比較例1〜4の電気刺激衣類は全て、安全性と快適性に課題がある。
<電気刺激の強度差>
実施例1〜24および比較例1〜4の電気刺激衣類を用いて、電源の出力を徐々に上げながら各部位の電気刺激が最適になるように出力を設定した。ただし、電源1つで電極対2つを制御する電気刺激衣類においては、一方の電極対が最適になる出力とした。電源からの一方の電極対を通過して電源に戻るまでの電線長又は電線経路長が、電源からの他方の電極対を通過して電源に戻るまでの電線長又は電線経路長に比べて小さいと、他方の電極対に流れる電流は少なくなるため、電気刺激が弱く感じてしまう。したがって、表1、表2の電気刺激の強度差の欄には、電源1つで電極対2つを制御する電気刺激衣類において、各部位の一方の電極対の電気刺激の強度を最適にした状態で、他方の電極対の電気刺激の強度が弱い場合に「あり」を、全ての電極対で最適な出力の電気刺激ができた場合に「なし」を記載した。
実施例1〜6、実施例13〜18および比較例1〜4の電気刺激衣類で電気刺激を行った結果、全ての電極対で最適な出力の電気刺激ができた。一方、実施例7〜12および実施例19〜24の電気刺激衣類で電気刺激を行った結果、一方の電極対の電気刺激の強度が最適の状態で、他方の電極対の電気刺激の強度が弱く感じた。
<電気刺激衣類の着心地>
実施例1〜24および比較例1〜4の電気刺激衣類を用いて、電源電線の本数の比較と、衣類の着心地を評価した。電源電線の本数が多いと、電源電線の敷設するためのコストが上がる。また、コントローラ周辺に電源と各電極対が繋がる電源電線が集中するため、電源電線の数が多くなると、電源電線が体を締め付けて着心地が悪くなる。したがって、表1、表2の電源電線の欄には、上記の電源電線の数と評価した衣類の着心地を記載した。
実施例1〜3、実施例7〜9および比較例1〜3の電気刺激衣類の電源線数は4本に対し、実施例4〜6、実施例10〜12は6〜8本と電源線数が多い。また、実施例6と実施例12の衣類は他に比べて着心地が劣る。実施例13〜15、実施例19〜21および比較例4の電気刺激衣類の電源線数は6本に対し、実施例4〜6、実施例10〜12は8〜12本と電源線数が多く、他に比べて着心地が劣る。
<電気刺激衣類のコントローラ>
実施例1〜24および比較例1〜4の電気刺激衣類の電源数と電気刺激衣類のコントローラサイズを比較した。電源数が少なくできると、コントローラは小型軽量化できる。したがって、表1、表2のコントローラの欄には、上記の電源電線の数と衣類の着心地を記載した。
実施例1〜3、実施例7〜12および比較例1〜3の電気刺激衣類の電源数は2個に対し、実施例4〜6は3〜4個と電源数が多く、他に比べてコントローラが大きい。実施例13〜15、実施例19〜24および比較例4の電気刺激衣類の電源数は3個に対し、実施例16〜18は4〜6個と電源数が多く、他に比べてコントローラが大きい。
本開示は、以下の実施形態を含む:
A01
使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
生地と、
前記生地に装着され、使用者の体の部位に電力を供給する電源と、
前記生地に装着され、使用時に前記使用者の体の実質的に左右対称の部位に配置されるように構成された、少なくとも2対の電極と、
を備える衣類。
A02
前記生地に装着された電源が、生地から脱着可能である、
実施形態A01の衣類。
A03
前記少なくとも2対の電極は、体の左側に配置される左電極対と、体の右側に配置される右電極対とを備える、
実施形態A01又はA02に記載の装置又は衣類。
A05
使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
使用時に前記使用者の中心線を通過しないように電流を流すように構成された(流すことができる)電極対を備える、
衣類。
A11
前記電源の電力を制御可能なコントローラを備える、
実施形態A01からA05のいずれかに記載の衣類。
A22
前記生地に、少なくとも一部が装着された電線を備える、
実施形態A01からA21のいずれか一項に記載の又は衣類。
A23
前記電線は、生地とともに伸縮可能である、
実施形態A22に記載の衣類。
A31
前記電極は、前記使用者の前記体の首、胸、腹、前腹、横腹、背中、腕、上腕、前上腕、後上腕、前腕、前前腕、後前腕、背中、腰、尻、腿、前腿、後腿、脛、前脛、脹脛、足裏、肘、及び膝のうち少なくとも1つの部位に配置されように構成されている、
実施形態A01からA23のいずれか一項に記載の衣類。
A41
前記少なとも2対の電極の各対は、体の一方の側に配置され、
前記電源の第一極性に接続された第一電極と、
前記電源の第二極性に接続された第二電極とを備える、
実施形態A01から31のいずれか一項に記載の衣類。
A42
前記少なくとも2対の電極の、
一方の電極対の第一電極と他方の電極対の第一電極とを接続する電極間電線と、
前記一方の電極対の第二電極と前記他方の電極対の第二電極とを接続する電極間電線と、
を備える、
実施形態A01から41のいずれか一項に記載の装置又は衣類。
A43
前記一方の電極対の第一電極と電源の第一極性とを接続する電源電線と、
前記他方の電極対の第二電極と前記電源の第二極性とを接続する電源電線と、
を更に備える、
実施形態A42に記載の衣類。
A44
前記少なくとも2対の電極の各対は、体の一方の側に配置され、
前記電源の第一極性に接続された第一電極と、前記電源の第二極性に接続された第二電極とを備える、
実施形態A01から43のいずれか一項に記載の衣類
A45
前記体の一方の側に配置された少なくとも2対の電極の各対の、
一方の電極対の第一電極と他方の電極対の第一電極とを接続する電極間電線と、
前記一方の電極対の第二電極と前記他方の電極対の第二電極とを接続する電極間電線と、
を備える、
実施形態A01から44のいずれか一項に記載の衣類。
A46
前記体の一方の側に配置された少なくとも2対の電極の各対の、
前記一方の電極対の電源の第一極性とを接続する電源電線と、
前記他方の電極対の前記電源の第二極性とを接続する電源電線と、
を更に備える、
実施形態A45に記載の衣類。
A48
使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
生地と、
前記生地に装着され、使用者の体の部位に電力を供給する少なくとも1つの電源と、
前記生地に装着され、前記電源と接続した少なくとも2対の電極と、
を備え、
前記2つの電気刺激電流が同等である衣類。
A51
前記衣類は、オールインワン、トップス、ボトムス、又は体の一部に着用可能である、
実施形態A01からA42のいずれか一項に記載の衣類。
A61
前記衣類は、衣類の生地(clothing fabric)で構成される、
実施形態A01からA51のいずれか一項に記載の衣類。
A62
実施形態A01からA61の電気刺激衣類を製造するための加工生地であって、
生地と、
前記生地に装着され、前記衣類の使用時に前記使用者の体の実質的に左右対称の部位に配置されるように構成された、少なくとも2対の電極と、
を備える、
生地。
A62
実施形態A01からA61の電気刺激衣服を用いて、使用者の体に電気刺激を与えるシステム
F01
生地と、
前記生地に装着された、第一左胸電極と第二左胸電極とを含む左胸電極対と、
前記生地に装着された、第一右胸電極と第二右胸電極とを含む右胸電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第一左後腿電極とを含む左腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第一右後腿電極とを含む右腿電極対と、
前記生地に装着された、第一胸用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一左胸電極と前記第一右胸電極とを接続する第一胸電極間電線と、
前記生地に装着された、前記第二左胸電極と前記第二右胸電極とを接続する第二胸電極間電線(inter electrode line)と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第一極性と前記第一左胸電極とを接続する第一胸電源電線(power line)と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第二極性と前記第二右胸電極とを接続する第二胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左前腿電極とを接続する第一腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第一右前腿電極とを接続する第二腿電源電線と、
を備える衣類。
F02
生地と、
前記生地に装着された、第一左胸電極と第二左胸電極とを含む左胸電極対と、
前記生地に装着された、第一右胸電極と第二右胸電極とを含む右胸電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第二左後腿電極とを含む左腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第二右後腿電極とを含む右腿電極対と、
前記生地に装着された、第一胸用電源と、
前記生地に装着された、第二胸用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、第二腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第一極性と前記第一左胸電極とを接続する第一左胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第二極性と前記第二左胸電極とを接続する第二左胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二胸用電源の第一極性と前記第一右胸電極とを接続する第一右胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二胸用電源の第二極性と前記第二右胸電極とを接続する第二右胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第左前腿電極とを接続する第一左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一電源の第二極性と前記第二左後腿電極とを接続する第二左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第一極性と前記第一右後腿電極とを接続する第一右腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第二極性と前記第二右前腿電極とを接続する第二右腿電源電線と、
を備える衣類。
F03
生地と、
前記生地に装着された、第一左胸電極と第二左胸電極とを含む左胸電極対と、
前記生地に装着された、第一右胸電極と第二右胸電極とを含む右胸電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第一左後腿電極とを含む左腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第一右後腿電極とを含む右腿電極対と、
前記生地に装着された、第一胸用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一左胸電極と前記第一右胸電極とを接続する第一胸電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第二左胸電極と前記第二右胸電極とを接続する第二胸電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第一極性と前記第一左(又は右)胸電極とを接続する第一胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第二極性と前記第二左(又は右)胸電極とを接続する第二胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左(又は右)腿電極とを接続する第一腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左(又は右)腿電極とを接続する第二腿電源電線と、
を備える衣類。
G01
生地と、
前記生地に装着された、第一左腕電極と第二左腕電極とを含む左腕電極対と、
前記生地に装着された、第一右腕電極と第二右腕電極とを含む右腕電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第二左前腿電極とを含む左前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一左後腿電極と第二左後腿電極とを含む左後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第二右前腿電極とを含む右前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右後腿電極と第二右後腿電極とを含む右後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一腕用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、第二腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一左腕電極と前記第一右腕電極とを接続する第一腕電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第二左腕電極と前記第二右腕電極とを接続する第二胸電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第一左前腿電極と前記第一左後腿電極とを接続する第一左腿電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第二左前腿電極と前記第二左後腿電極とを接続する第二左腿電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第一右前腿電極と前記第一右後腿電極とを接続する第一右腿電極対間電線と、
前記生地に装着された、前記第二右前腿電極と前記第二右後腿電極とを接続する第二右腿電極対間電線と、
前記生地に装着された、用電源の第一極性と前記第一左腕電極とを接続する第一腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腕用電源の第二極性と前記第二右腕電極とを接続する第二腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左前(又は後)腿電極とを接続する第一左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左後(又は前)腿電極とを接続する第二左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第一極性と前記第一右前(又は後)腿電極とを接続する第一右腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第二極性と前記第二右後(又は前)腿電極とを接続する第二右腿電源電線と、
を備える衣類。
G02
生地と、
前記生地に装着された、第一左腕電極と第二左腕電極とを含む左腕電極対と、
前記生地に装着された、第一右腕電極と第二右腕電極とを含む右腕電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第二左前腿電極とを含む左前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一左後腿電極と第二左後腿電極とを含む左後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第二右前腿電極とを含む右前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右後腿電極と第二右後腿電極とを含む右後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一腕用電源と、
前記生地に装着された、第二腕用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、第二腿用電源と、
前記生地に装着された、第三腿用電源と、
前記生地に装着された、第四腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一腕用電源の第一極性と前記第一左腕電極とを接続する第一左腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腕用電源の第二極性と前記第二左胸電極とを接続する第二左腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腕用電源の第一極性と前記第一右腕電極とを接続する第一右腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腕用電源の第二極性と前記第二右腕電極とを接続する第二右腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左前腿電極とを接続する第一左前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左前腿電極とを接続する第二左前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第一極性と前記第一左後腿電極とを接続する第一左後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第二極性と前記第二左後腿電極とを接続する第二左後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第三腿用電源の第一極性と前記第一右前腿電極とを接続する第一右前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第三腿用電源の第二極性と前記第二右前腿電極とを接続する第二右前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第四腿用電源の第一極性と前記第一右後腿電極とを接続する第一右後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第四腿用電源の第二極性と前記第二右後腿電極とを接続する第二右後腿電源電線と、
を備える衣類。
H01
生地と、
前記生地に装着された、第一左胸電極と第二左胸電極とを含む左胸電極対と、
前記生地に装着された、第一右胸電極と第二右胸電極とを含む右胸電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第一左後腿電極とを含む左腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第一右後腿電極とを含む右腿電極対と、
前記生地に装着された、第一胸用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第一極性と前記第一左胸電極とを接続する第一左胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第二極性と前記第二左胸電極とを接続する第二左胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第一極性と前記第一右胸電極とを接続する第一右胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一胸用電源の第二極性と前記第二右胸電極とを接続する第二右胸電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左前腿電極とを接続する第一左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左後腿電極とを接続する第二左腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一右腿電極とを接続する第一右腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二右腿電極とを接続する第二右腿電源電線と、
を備える衣類。
H02
生地と、
前記生地に装着された、第一左腕電極と第二左腕電極とを含む左腕電極対と、
前記生地に装着された、第一右腕電極と第二右腕電極とを含む右腕電極対と、
前記生地に装着された、第一左前腿電極と第二左前腿電極とを含む左前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一左後腿電極と第二左後腿電極とを含む左後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右前腿電極と第二右前腿電極とを含む右前腿電極対と、
前記生地に装着された、第一右後腿電極と第二右後腿電極とを含む右後腿電極対と、
前記生地に装着された、第一腕用電源と、
前記生地に装着された、第一腿用電源と、
前記生地に装着された、第二腿用電源と、
前記生地に装着された、前記腕用電源の第一極性と前記第一左腕電極とを接続する第一左腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記腕用電源の第二極性と前記第二左腕電極とを接続する第二左腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記腕用電源の第一極性と前記第一右腕電極とを接続する第一右腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記腕用電源の第二極性と前記第二右腕電極とを接続する第二右腕電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左前腿電極とを接続する第一左前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左前腿電極とを接続する第二左前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第一極性と前記第一左後腿電極とを接続する第一左後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第一腿用電源の第二極性と前記第二左後腿電極とを接続する第二左後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第一極性と前記第一右前腿電極とを接続する第一右前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第二極性と前記第二右前腿電極とを接続する第二右前腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第一極性と前記第一右後腿電極とを接続する第一右後腿電源電線と、
前記生地に装着された、前記第二腿用電源の第二極性と前記第二右後腿電極とを接続する第二右後腿電源電線と、
を備える衣類。
以上、本開示の幾つかの実施形態及び実施例について説明したが、これらの実施形態及び実施例は、本開示を例示的に説明するものである。例えば、上記各実施形態は本開示を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必要に応じて寸法、構成、材質、回路を追加変更してもよい。なお、上記に挙げた本開示の一または複数の特徴を任意に組み合わせた実施形態も本開示の範囲に含まれる。特許請求の範囲は、本開示の技術的思想から逸脱することのない範囲で、実施形態に対する多数の変形形態を包括するものである。したがって、本明細書に開示された実施形態及び実施例は、例示のために示されたものであり、本開示の範囲を限定するものと考えるべきではない。
100 電気刺激衣類
101 生地
102 中心線
150 コントローラ
151 第一胸用電源
152 第二胸用電源
153 第一腕用電源
154 第二腕用電源
155 第一腿用電源
156 第二腿用電源
157 第三腿用電源
158 第四腿用電源
210 第一左前腿電極
211 第一右前腿電極
212 第一左後腿電極
213 第一右後腿電極
214 第二左前腿電極
215 第二右前腿電極
216 第二左後腿電極
217 第二右後腿電極
220 電源と第一左前腿電極を接続する電源電線
221 電源と第一右前腿電極を接続する電源電線
222 電源と第一左後腿電極を接続する電源電線
223 電源と第一右後腿電極を接続する電源電線
224 電源と第二左前腿電極を接続する電源電線
225 電源と第二右前腿電極を接続する電源電線
226 電源と第二左後腿電極を接続する電源電線
227 電源と第二右後腿電極を接続する電源電線
230 第一左前腿電極と第一右後腿電極を接続する電極間電線
231 第一右前腿電極と第一左後腿電極を接続する電極間電線
232 第一左前腿電極と第一左後腿電極を接続する電極間電線
233 第一右前腿電極と第一右後腿電極を接続する電極間電線
234 第二左前腿電極と第二左後腿電極を接続する電極間電線
235 第二右前腿電極と第二右後腿電極を接続する電極間電線
240 第一左前腿電極と第一左後腿電極の間を流れる電気刺激電流
241 第一右前腿電極と第一右後腿電極の間を流れる電気刺激電流
242 第一左前腿電極と第一右前腿電極の間を流れる電気刺激電流
243 第一左後腿電極と第一右後腿電極の間を流れる電気刺激電流
244 第一左前腿電極と第二左前腿電極の間を流れる電気刺激電流
245 第一左後腿電極と第二左後腿電極の間を流れる電気刺激電流
246 第一右前腿電極と第二右前腿電極の間を流れる電気刺激電流
247 第一右後腿電極と第二右後腿電極の間を流れる電気刺激電流
310 第一左胸電極
311 第一右胸電極
312 第二左胸電極
313 第二右胸電極
320 電源と第一左胸電極を接続する電源電線
321 電源と第一右胸電極を接続する電源電線
322 電源と第二左胸電極を接続する電源電線
323 電源と第二右胸電極を接続する電源電線
330 第一左胸電極と第一右胸電極を接続する電極間電線
331 第二左胸電極と第二右胸電極を接続する電極間電線
340 第一左胸電極と第二左胸電極の間を流れる電気刺激電流
341 第一右胸電極と第二右胸電極の間を流れる電気刺激電流
342 第一左胸電極と第一右胸電極の間を流れる電気刺激電流
343 第二左胸電極と第二右胸電極の間を流れる電気刺激電流
410 第一左腕電極
411 第一右腕電極
412 第二左腕電極
413 第二右腕電極
420 電源と第一左腕電極を接続する電源電線
421 電源と第一右腕電極を接続する電源電線
422 電源と第二左腕電極を接続する電源電線
423 電源と第二右腕電極を接続する電源電線
430 第一左腕電極と第一右腕電極を接続する電極間電線
431 第二左腕電極と第二右腕電極を接続する電極間電線
432 第一左腕電極と第二左腕電極を接続する電極間電線
433 第一右腕電極を第二右腕電極を接続する電極間電線
440 第一左腕電極と第二左腕電極の間を流れる電気刺激電流
441 第一右腕電極と第二右腕電極の間を流れる電気刺激電流
442 第一左腕電極と第一右腕電極の間を流れる電気刺激電流
443 第二左腕電極と第二右腕電極の間を流れる電気刺激電流

Claims (15)

  1. 使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
    生地と、
    前記生地に装着され、使用者の体の部位に電力を供給する電源と、
    前記生地に装着され、使用時に前記使用者の体の実質的に左右対称の部位に配置されるように構成された、少なくとも2対の電極と、
    を備える衣類。
  2. 前記少なくとも2対の電極は、体の左側に配置される左電極対と、体の右側に配置される右電極対とを備える、
    請求項1に記載の衣類。
  3. 前記衣類は、オールインワン、トップス、ボトムスである、又は体の一部に着用可能である、
    請求項1又は2に記載の衣類。
  4. 前記生地に、少なくとも一部が装着された電線を更に備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の衣類。
  5. 前記少なくとも2対の電極の、
    一方の電極対の第一電極と他方の電極対の第一電極とを接続する電極間電線と、
    前記一方の電極対の第二電極と前記他方の電極対の第二電極とを接続する電極間電線と、
    を更に備える、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の衣類。
  6. 前記一方の電極対の第一電極と電源の第一極性とを接続する電源電線と、
    前記他方の電極対の第二電極と前記電源の第二極性とを接続する電源電線と、
    を更に備える、
    請求項5に記載の衣類。
  7. 前記少なくとも2対の電極の各対は、体の一方の側に配置され、
    前記電源の第一極性に接続された第一電極と、前記電源の第二極性に接続された第二電極とを備える、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の衣類。
  8. 前記体の一方の側に配置された少なくとも2対の電極の各対の、
    一方の電極対の第一電極と他方の電極対の第一電極とを接続する電極間電線と、
    前記一方の電極対の第二電極と前記他方の電極対の第二電極とを接続する電極間電線と、
    を備える、
    請求項7に記載の衣類。
  9. 前記体の一方の側に配置された少なくとも2対の電極の各対の、
    前記一方の電極対の電源の第一極性とを接続する電源電線と、
    前記他方の電極対の前記電源の第二極性とを接続する電源電線と、
    を更に備える、
    請求項8に記載の衣類。
  10. 前記電線は、生地とともに伸縮可能である、
    請求項1〜9のいずれかに記載の衣類。
  11. 前記生地に装着された電源が、生地から脱着可能である、
    請求項1〜10のいずれかに記載の衣類。
  12. 使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
    使用時に前記使用者の中心線を通過しないように電流を流すように構成された電極対を備える衣類。
  13. 使用者の体に電気刺激を与える衣類であって、
    生地と、
    前記生地に装着され、使用者の体の部位に電力を供給する少なくとも1つの電源と、
    前記生地に装着され、前記電源と接続した少なくとも2対の電極と、
    を備え、
    前記2対の電極の間で前記使用者の体の部位を流れる電気刺激電流が同等である、衣類。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気刺激衣類を製造するための加工生地であって、
    生地と、
    前記生地に装着され、前記衣類の使用時に前記使用者の体の実質的に左右対称に配置されるように構成された、少なくとも2対の電極と、
    を備える加工生地。
  15. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の電気刺激衣服を用いて、使用者の体に電気刺激を与えるシステム。


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