JP2021108358A - 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法 - Google Patents

発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021108358A
JP2021108358A JP2020130538A JP2020130538A JP2021108358A JP 2021108358 A JP2021108358 A JP 2021108358A JP 2020130538 A JP2020130538 A JP 2020130538A JP 2020130538 A JP2020130538 A JP 2020130538A JP 2021108358 A JP2021108358 A JP 2021108358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
emitting device
light
manufacturing
covering member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020130538A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7137083B2 (ja
JP2021108358A5 (ja
Inventor
健司 小関
Kenji Koseki
健司 小関
紘介 佐藤
Kosuke Sato
紘介 佐藤
千波 中井
Chinami NAKAI
千波 中井
貴士 石井
Takashi Ishii
貴士 石井
淳資 小島
Atsushi Kojima
淳資 小島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nichia Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Nichia Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nichia Chemical Industries Ltd filed Critical Nichia Chemical Industries Ltd
Priority to CN202080080206.3A priority Critical patent/CN114730822A/zh
Priority to US17/778,000 priority patent/US20230005895A1/en
Priority to DE112020005745.3T priority patent/DE112020005745T5/de
Priority to PCT/JP2020/041132 priority patent/WO2021100454A1/ja
Publication of JP2021108358A publication Critical patent/JP2021108358A/ja
Publication of JP2021108358A5 publication Critical patent/JP2021108358A5/ja
Priority to JP2022138982A priority patent/JP7492151B2/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7137083B2 publication Critical patent/JP7137083B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】発光面間が狭い発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法を提供する。【解決手段】発光装置100は、サブマウント基板10と、サブマウント基板10上に設けられた発光素子20と、発光素子20上に設けられた光透過性部材30と、サブマウント基板10上で発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50と、を備える素子構造体15と、素子構造体15の側面を被覆して複数の素子構造体15を保持する第2被覆部材60と、を備えている。【選択図】図1C

Description

本開示は、発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法に関する。
従来、複数の発光面を備える発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、複数の発光素子と、発光素子の上面を被覆する光透過性部材と、複数の発光素子の側面を一体的に被覆する光反射性部材と、を備える発光装置が開示されている。
特開2016−27620号公報
複数の発光面を高密度に配置することについて、その構造には更なる改善の余地がある。
本開示に係る実施形態は、発光面間が狭い発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法を提供することを課題とする。
本開示の実施形態に係る発光装置は、サブマウント基板と、前記サブマウント基板上に設けられた発光素子と、前記発光素子上に設けられた光透過性部材と、前記サブマウント基板上で前記発光素子の側面を被覆する第1被覆部材と、を備える素子構造体と、前記素子構造体の側面を被覆して複数の前記素子構造体を保持する第2被覆部材と、を備えている。
本開示の実施形態に係る発光モジュールは、前記記載の発光装置と、前記サブマウント基板が対面するように前記発光装置が載置されたモジュール基板と、を備えている。
本開示の実施形態に係る発光装置の製造方法は、サブマウント基板と、前記サブマウント基板上に設けられた発光素子と、前記発光素子上に設けられた光透過性部材と、前記サブマウント基板上で前記発光素子の側面を被覆する第1被覆部材と、を備える素子構造体を複数準備する工程と、前記素子構造体の前記サブマウント基板がシート部材に対面するように複数の前記素子構造体を前記シート部材に載置する工程と、複数の前記素子構造体の側面を被覆して複数の前記素子構造体を保持する第2被覆部材を前記シート部材上に形成する工程と、を含む。
本開示の実施形態に係る発光モジュールの製造方法は、前記記載の発光装置の製造方法を用いて発光装置を準備する工程と、前記発光装置を前記サブマウント基板がモジュール基板に対面するように載置する工程と、を含む。
本開示に係る実施形態の発光装置は、発光面間を狭くすることができる。
本開示に係る実施形態の発光モジュールは、発光面間を狭くすることができる。
本開示に係る実施形態の発光装置の製造方法は、発光面間が狭い発光装置を製造することができる。
本開示に係る実施形態の発光モジュールの製造方法は、発光面間が狭い発光モジュールを製造することができる。
第1実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 図1BのIC−IC線における断面図である。 図1BのID−ID線における断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。 第1実施形態に係る発光モジュールの製造方法のフローチャートである。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、発光素子を載置する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、光透過性部材を設ける工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。 第1実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 図5AのVB−VB線における断面図である。 図5AのVC−VC線における断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。 第2実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。 図7AのVIIC−VIIC線における断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。 第3実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 図9AのIXB−IXB線における断面図である。 図9AのIXC−IXC線における断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第3被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、溝部を形成する工程を示す平面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す平面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す平面図である。 第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第2被覆部材を形成する工程を示す平面図である。 第2実施形態の変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 図12AのXIIB−XIIB線における断面図である。 第1実施形態の第1変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。 第1実施形態の第2変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す断面図である。 第1実施形態の第3変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。 第1実施形態の第3変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 図14Bの発光装置の外部接続電極の構成を模式的に示す拡大図である。 第1実施形態の第4変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 図14Dの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。 図14Eのモジュール基板と図14Dの発光装置との位置関係を示す平面図である。 第1実施形態の第5変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。 第1実施形態の第5変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 第1実施形態の第6変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 図15Cの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。 図15Dのモジュール基板と図15Cの発光装置との位置関係を示す平面図である。 第1実施形態の第7変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。 第1実施形態の第7変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 第1実施形態の第8変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。 図16Cの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。 図16Dのモジュール基板と図16Cの発光装置との位置関係を示す平面図である。 第1実施形態に係る発光装置の他の製造方法のフローチャートである。 第4実施形態に係る発光装置の他の製造方法のフローチャートである。
実施形態を、以下に図面を参照しながら説明する。但し、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる例示に過ぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするために誇張していることがある。また、各図で示す発光素子は、構成を理解し易いように一例として設定した数で図示している。
《第1実施形態》
図1Aは、第1実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す斜視図である。図1Bは、第1実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図1Cは、図1BのIC−IC線における断面図である。図1Dは、図1BのID−ID線における断面図である。図1Eは、第1実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。図1Fは、第1実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。
発光モジュール200は、発光装置100と、発光装置100が載置されたモジュール基板80と、を備えている。
[発光装置]
はじめに、発光装置100について説明する。
発光装置100は、発光装置100の光取り出し領域として、上面に複数の発光面を備える。
発光装置100は、サブマウント基板10と、サブマウント基板10上に設けられた発光素子20と、発光素子20上に設けられた光透過性部材30と、サブマウント基板10上で発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50と、を備える素子構造体15と、素子構造体15の側面を被覆して複数の素子構造体15を保持する第2被覆部材60と、を備えている。光透過性部材30の上面は、第2被覆部材60から露出しており、発光装置100が備える複数の発光面を構成している。
発光装置100は、それぞれが発光面を有する複数の素子構造体15が第2被覆部材60で保持されている。第2被覆部材60により、それぞれの素子構造体15を所望の配置で保持することができるため、複数の発光面をより狭い距離で高密度に配置することができる。
発光装置100は、主として、サブマウント基板10と、発光素子20と、保護素子25と、光透過性部材30と、導光部材40と、第1被覆部材50と、第2被覆部材60と、を備えている。
以下、発光装置100の各構成について説明する。
サブマウント基板10は、発光素子20及び保護素子25を載置する部材である。サブマウント基板10は、例えば平面視で略長方形に形成されている。
サブマウント基板10としては、絶縁性材料を用いることが好ましく、かつ、発光素子20から出射される光や外光等を透過しにくい材料を用いることが好ましい。例えば、アルミナ、窒化アルミニウム、ムライト等のセラミックス、PA(ポリアミド)、PPA(ポリフタルアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、又は、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、又は、フェノール樹脂等の樹脂を用いることができる。なかでも放熱性に優れるセラミックスを用いることが好ましい。
サブマウント基板10は、上面、下面、及び内部に、発光素子20や外部電源と電気的に接続するための配線を備えている。配線としては、例えば、Fe、Cu、Ni、Al、Ag、Au、Pt、Ti、W、Pd等の金属又は、これらの少なくとも一種を含む合金を用いて形成することができる。
例えばサブマウント基板10としては、発光素子20が載置される上面に発光素子20と接続される上面配線2を備え、発光素子20が載置される上面と反対側の下面に外部電源と電気的に接続される外部接続電極3(例えば、アノード電極3a及びカソード電極3b)を備えるものが挙げられる。この場合、上面配線2と外部接続電極3とは、上面及び下面の双方におよぶ、つまりサブマウント基板10を貫通するビア4が形成されていてもよい。これによって、上面配線2と外部接続電極3とが電気的に接続される。
発光装置100において、隣接するサブマウント基板10間の距離L1は0.05mm以上0.2mm以下とすることが好ましい。これにより、サブマウント基板10間に配置される第2被覆部材60の厚みが0.05mm以上0.2mm以下となるため、隣接するサブマウント基板10同士を密集して接合させることができる。また、複数の素子構造体15を備える発光装置100において、複数の素子構造体15それぞれがサブマウント基板10を備え、かつ、サブマウント基板10間に第2被覆部材60が配置されることにより、個々の素子構造体15で発生した熱及び発光装置実装時の熱履歴等に起因するサブマウント基板10の膨張又は縮小による熱応力の影響を抑制することができる。
発光素子20は、電圧を印加すると自ら発光する半導体素子である。発光素子20の形状や大きさ等は任意のものを選択できる。発光素子20の発光色としては、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、青色系(波長430〜500nmの光)、緑色系(波長500〜570nmの光)の発光素子20としては、窒化物系半導体(InAlGa1−X−YN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)、GaP等を用いたものを使用することができる。赤色系(波長610〜700nmの光)の発光素子20としては、窒化物系半導体素子の他にもGaAlAs、AlInGaP等を用いることができる。
発光素子20は、一つの面に正負の素子電極を備えるものを用いることが好ましく、これにより、導電性接着材8によりサブマウント基板10上で配線にフリップチップ実装することができる。導電性接着材8としては、例えば共晶はんだ、導電ペースト、バンプ等を用いればよい。
保護素子25は、例えば、ツェナーダイオードである。保護素子25は、一つの面に正負の素子電極を備え、導電性接着材8によりサブマウント基板10上で配線にフリップチップ実装されている。なお、発光装置は、保護素子25を備えないものであってもよい。
光透過性部材30は、個々の素子構造体15及び発光装置100の主たる発光面となる上面と、上面と対向する下面とを有する平板状の部材である。光透過性部材30は、例えば、樹脂、ガラス、無機物等により形成される透光性の部材である。光透過性部材30は、発光素子20上に配置されている。光透過性部材30は、発光素子20の上面よりも広い上面を有していることが好ましく、平面視で発光素子20を内包するように配置されていることが好ましい。
発光装置100において、発光装置100の上面で露出する光透過性部材30間の距離L2は0.2mm以下であることが好ましい。隣接する光透過性部材30間の距離L2が0.2mm以下であれば、例えば、発光装置100を車の配光可変型ヘッドランプ(Adaptive Driving Beam:ADB)の光源に用いる場合、光源を小さくすることができ、ヘッドライトレンズのサイズを小さくすることができる。そのため、光学系においてプライマリーレンズを省略することができる。また、ヘッドライトレンズを通過する光のロスを少なくすることができる。光源をより小さくする観点から、隣接する光透過性部材30間の距離L2は、より好ましくは0.1mm以下、更に好ましくは0.05mm以下である。光透過性部材30間の距離L2は、発光装置100の製造のし易さの観点から、好ましくは0.03mm以上である。
光透過性部材30の平面形状は、円形、楕円形、正方形又は六角形等の多角形等種々とすることができる。なかでも、複数の発光面を近接させて配置するという観点から、正方形、長方形等の矩形であることが好ましく、発光素子20の平面形状と類似する形状であることがより好ましい。
光透過性部材30は、波長変換部材を含有してもよい。波長変換部材としては、例えば、蛍光体が挙げられる。蛍光体を含有する光透過性部材30は、例えば、蛍光体の焼結体や、樹脂、ガラス、セラミック又は他の無機物等に蛍光体粉末を含有させたものが挙げられる。また、光透過性部材30は、樹脂、ガラス、セラミック等の成形体である透光板の表面に蛍光体を含有する樹脂層や蛍光体を含有するガラス層等の透光層を形成したものでもよい。また、光透過性部材30は、目的に応じて、拡散材等のフィラーを含有してもよい。また、拡散材等のフィラーを含有する場合、光透過性部材30は、樹脂、ガラス、セラミック又は他の無機物等にフィラーを含有させたものでもよいし、樹脂、ガラス、セラミック等の成形体である透光板の表面にフィラーを含有する樹脂層やフィラーを含有するガラス層等の透光層を形成したものでもよい。
蛍光体としては、当該分野で公知のものを使用することができる。例えば、緑色発光する蛍光体としては、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えばY(Al,Ga)12:Ce)、ルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えばLu(Al,Ga)12:Ce)、テルビウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えばTb(Al,Ga)12:Ce)系蛍光体、シリケート系蛍光体(例えば(Ba,Sr)SiO:Eu)、クロロシリケート系蛍光体(例えばCaMg(SiOl2:Eu)、βサイアロン系蛍光体(例えばSi6−zAl8−z:Eu(0<z<4.2))、SGS系蛍光体(例えばSrGa:Eu)等が挙げられる。黄色発光する蛍光体としては、αサイアロン系蛍光体(例えばMz(Si,Al)12(O,N)16(但し、0<z≦2であり、MはLi、Mg、Ca、Y、及びLaとCeを除くランタニド元素)等が挙げられる。この他、上記緑色発光する蛍光体の中には黄色発光する蛍光体もある。
また例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体は、Yの一部をGdで置換することにより、発光ピーク波長を長波長側にシフトさせることができ、黄色発光が可能である。また、これらの中には、橙色発光が可能な蛍光物質もある。赤色発光する蛍光体としては、窒素含有アルミノ珪酸カルシウム(CASN又はSCASN)系蛍光体(例えば(Sr,Ca)AlSiN:Eu)、BSESN系蛍光体(例えば(Ba,Sr,Ca)Si:Eu)等が挙げられる。この他、マンガン賦活フッ化物系蛍光体(一般式(I)A[M1−aMn]で表される蛍光体である(但し、上記一般式(I)中、Aは、K、Li、Na、Rb、Cs及びNHからなる群から選ばれる少なくとも一種であり、Mは、第4族元素及び第14族元素からなる群から選ばれる少なくとも一種の元素であり、aは0<a<0.2を満たす))が挙げられる。このマンガン賦活フッ化物系蛍光体の代表例としては、マンガン賦活フッ化珪酸カリウムの蛍光体(例えばKSiF:Mn)がある。
拡散材としては、当該分野で公知のものを使用することができる。例えば、チタン酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素等を用いることができる。
光透過性部材30として樹脂を用いる場合、また蛍光体や拡散材のバインダーとして樹脂を用いる場合、樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
導光部材40は、光透過性部材30と発光素子20の間に配置され、発光素子20と光透過性部材30とを接合する部材である。また、導光部材40は、発光素子20から光を取り出し易くし、発光素子20からの光を光透過性部材30に導光する部材である。導光部材40は、光束及び光の取り出し効率を向上させることができる。導光部材40は、発光素子20の側面にも設けられていることが好ましい。
発光素子20の側面を被覆する導光部材40は、光透過性部材30と発光素子20とを接合する接着部材が、発光素子20の側面に濡れ広がることで形成することができる。
導光部材40は、断面視で、発光素子20の下面(サブマウント基板10側)から光透過性部材30に向かって、部材幅が広がるように三角形状に形成されている。このような形態とすることで、発光素子20から横方向に進む光が上方に反射され易くなるため、光束及び光の取り出し効率がより向上する。ただし、導光部材40の外側面の断面形状は、直線形状に限らず、湾曲形状であってもよい。例えば、導光部材40の湾曲形状は、第1被覆部材50側に膨らむ湾曲形状でもよいし、発光素子20側に凹む湾曲形状でもよい。
導光部材40は、発光素子20の側面のうち発光部を含む領域を被覆すればよいが、光束及び光の取り出し効率を向上させる観点から、発光素子20の側面の略全部を被覆していることがより好ましい。
導光部材40としては、例えば、透光性の樹脂材料を用いることができる。また、導光部材40は、例えば、前記した光透過性部材30に用いる樹脂等の透光性接着材料が挙げられる。また、前記した拡散材が含有されていてもよい。これにより、光透過性部材30に、より均等に光を入射することができ、発光装置100の色ムラを抑制することができる。
第1被覆部材50は、サブマウント基板10上に設けられ、発光素子20の側面を被覆する。第1被覆部材50は、サブマウント基板10と発光素子20との接着力を高めることができる。第1被覆部材50は、導光部材40を介して発光素子20の側面を被覆している。
第1被覆部材50は、断面視で、光透過性部材30側からサブマウント基板10に向かって、部材幅が広がるように、例えば断面視形状が三角形状に形成されている。第1被覆部材50の外側面の断面形状は、直線形状に限らず、湾曲形状であってもよい。例えば、第1被覆部材50の湾曲形状は、第2被覆部材60側に膨らむ湾曲形状でもよいし、発光素子20側に凹む湾曲形状でもよい。
第1被覆部材50としては、例えば、透光性の樹脂材料に反射材を含有させたものを用いることができる。第1被覆部材50に用いる樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。特に、耐光性、耐熱性に優れるシリコーン樹脂を用いることが好ましい。反射材としては、例えば、酸化チタン、シリカ、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、チタン酸カリウム、酸化亜鉛、窒化ケイ素、窒化硼素等が挙げられる。なかでも、光反射の観点から、屈折率が比較的高い酸化チタンを用いることが好ましい。
第1被覆部材50は、発光素子20の側面の少なくとも一部を被覆すればよい。好ましくは、第1被覆部材50が発光素子20の側面全体を被覆するのがよい。更に好ましくは、発光素子20の側面から延在して光透過性部材30の側面の少なくとも一部を被覆することがよい。これにより、個々の素子構造体15において、発光素子20の側面からの光が直接外部に出射されるのを抑制することができる。これにより、複数の素子構造体15を備える発光装置100において、隣接する素子構造体15への光漏れが抑制され、発光むらの少ない発光装置100とすることができる。また、後述するように、素子構造体15毎に個片化された後に選別工程を行う際に、素子構造体15Aの色度座標をより把握し易くなる。
また第1被覆部材50は、発光素子20の下面を被覆することが好ましい。これにより、発光素子20の下方に進む光が第1被覆部材50に入射するため、発光装置100の光束をより向上させることができる。また、サブマウント基板10と発光素子20との接着力をより高めることができる。
第2被覆部材60は、複数の素子構造体15の周囲に設けられた部材である。第2被覆部材60は樹脂材料を用いることが好ましい。第2被覆部材60は、例えば、透光性の樹脂材料に反射材を含有させた白色樹脂により、素子構造体15の側面を被覆して形成される。すなわち、第2被覆部材60は、サブマウント基板10の側面、第1被覆部材50の側面及び光透過性部材30の側面を被覆している。第2被覆部材60は、隣接する素子構造体15の間にも設けられており、光透過性部材30の上面を露出させて、複数の素子構造体15それぞれの外周側面を被覆している。
第2被覆部材60に用いる樹脂材料としては、例えば、第1被覆部材50に用いる樹脂材料として例示したものが挙げられる。第2被覆部材60に用いる樹脂に含有する反射材としては、例えば、第1被覆部材50に用いる反射材として例示したものが挙げられる。
発光装置100は、複数の素子構造体15を備え、複数の素子構造体15それぞれが発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50を備えるため、発光素子20から出射された光の横方向への光漏れを抑制することができる。これにより、個々の素子構造体15の光取り出し効率を低下させることなく、複数の素子構造体15をより近接して配置させることが可能となる。
発光装置100は、ここでは一例として、2行2列の行列状に配置された4個の素子構造体15が第2被覆部材60により保持されている。素子構造体15は、それぞれ保護素子25が外側に位置するように配置されている。これにより、4つの光透過性部材30をより狭い間隔で行列状に配置することができる。発光装置は、素子構造体15を3個以下備えるものであってもよく、5個以上備えるものであってもよい。
[発光モジュール]
次に、発光モジュール200について説明する。
発光モジュール200は、既に説明した構成の発光装置100と、発光装置100のサブマウント基板10が対面するように発光装置100が載置されたモジュール基板80と、を備えている。
なお、発光装置100が保護素子25を備えない場合、モジュール基板80側に保護素子25を備える構成とすることが好ましい。また、モジュール基板80は、保護素子25以外の他の電子部品を備える構成としてもよい。
発光装置100は前記説明した通りの構成を備えている。
モジュール基板80は、発光装置100を載置する部材であり、発光装置100を電気的に外部と接続する。モジュール基板80は、例えば平面視で略長方形に形成されている。
モジュール基板80の材料としては、例えば、サブマウント基板10に用いる材料として例示したものが挙げられる。
モジュール基板80は、上面に、発光装置100と電気的に接続するための配線を備えている。モジュール基板80の配線の材料としては、例えば、サブマウント基板10の配線に用いる材料として例示したものが挙げられる。また、絶縁性材料と金属部材との複合材料を用いてもよい。
発光装置100は、導電性接着材を介してサブマウント基板10の配線とモジュール基板80の配線とが接合するようにモジュール基板80の上面に実装されている。導電性接着材としては、例えば共晶はんだ、導電ペースト、バンプ等を用いればよい。
[発光モジュールの動作]
発光モジュール200を駆動すると、外部電源から発光素子20に電流が供給され、発光素子20が発光する。発光素子20が発光した光は、上方へ進む光が、光透過性部材30を介して発光装置100の上方の外部に取り出される。また、下方へ進む光は、サブマウント基板10で反射され、光透過性部材30を介して発光装置100の外部に取り出される。また、横方向へ進む光は、第1被覆部材50及び/又は第2被覆部材60で反射され、光透過性部材30を介して発光装置100の外部に取り出される。この際、光透過性部材30間を狭く(例えば0.2mm以下)することで、例えば、発光モジュール200を車両用ヘッドライトの光源に用いる場合、光学系の構成を簡単かつ小型なものとすることができる。
《第1実施形態の製造方法》
図2は、第1実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。図3は、第1実施形態に係る発光モジュールの製造方法のフローチャートである。図4Aは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、発光素子を載置する工程を示す断面図である。図4Bは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、光透過性部材を設ける工程を示す断面図である。図4Cは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図4Dは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。図4Eは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。図4Fは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図4Gは、第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。図4Hは、第1実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。
[発光装置の製造方法]
はじめに、発光装置100の製造方法の一例について説明する。
発光装置100の製造方法は、サブマウント基板10と、サブマウント基板10上に設けられた発光素子20と、発光素子20上に設けられた光透過性部材30と、発光素子20の側面に設けられた導光部材40と、サブマウント基板10上で発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50と、を備える素子構造体15を複数準備する工程である素子構造体準備工程S101と、素子構造体15のサブマウント基板10がシート部材70に対面するように複数の素子構造体15をシート部材70に載置する工程である素子構造体載置工程S102と、複数の素子構造体15の側面を被覆して複数の素子構造体15を保持する第2被覆部材60をシート部材70上に形成する工程である第2被覆部材形成工程S103と、シート部材70を除去する工程であるシート部材除去工程S104と、を含む。
素子構造体準備工程S101は、集合基板11の分割後にサブマウント基板10となるサブマウント領域12を複数含む集合基板11を準備する工程である集合基板準備工程S101aと、複数のサブマウント領域12に発光素子20を載置する工程である発光素子載置工程S101bと、それぞれの発光素子20上に光透過性部材30を設ける工程である光透過性部材設置工程S101cと、それぞれの発光素子20の側面に導光部材40を設ける工程である導光部材設置工程S101dと、それぞれの発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する工程である第1被覆部材形成工程S101eと、集合基板11をサブマウント領域12毎に分割して複数の素子構造体15を作成する工程である素子構造体作成工程S101fと、を含む。
なお、各部材の材質や配置等については、前記した発光装置100の説明で述べた通りであるので、ここでは適宜、説明を省略する。
(素子構造体準備工程)
素子構造体準備工程S101は、サブマウント基板10と、発光素子20と、光透過性部材30と、導光部材40と、第1被覆部材50と、を備える素子構造体15を複数準備する工程である。
この工程S101では、集合基板準備工程S101aと、発光素子載置工程S101bと、光透過性部材設置工程S101cと、導光部材設置工程S101dと、第1被覆部材形成工程S101eと、素子構造体作成工程S101fと、を含む各工程が行われる。
〈集合基板準備工程〉
集合基板準備工程S101aは、集合基板11の分割後にサブマウント基板10となるサブマウント領域12を複数含む集合基板11を準備する工程である。
集合基板11は、発光素子20を載置する複数のサブマウント領域12を含む一枚の基板である。図4Aでは、便宜上、2つのサブマウント領域12を含む集合基板11を図示しているが、サブマウント領域12の数は、適宜、調整すればよい。
〈発光素子載置工程〉
発光素子載置工程S101bは、複数のサブマウント領域12に発光素子20を載置する工程である。
この工程S101bでは、複数の発光素子20のそれぞれを、複数のサブマウント領域12のそれぞれに載置する。発光素子20は、電極形成面を実装面として、導電性接着材8によりサブマウント領域12に配置される配線上にフリップチップ実装されている。
この工程S101bは、複数のサブマウント領域12に保護素子25を載置する工程を含む。すなわち、この工程S101bでは、複数の保護素子25のそれぞれを、複数のサブマウント領域12のそれぞれに載置する。
〈光透過性部材設置工程〉
光透過性部材設置工程S101cは、それぞれの発光素子20上に光透過性部材30を設ける工程である。
この工程S101cでは、例えば、発光素子20の電極形成面と反対側の上面(つまり主たる光取り出し面側)に、所定形状の光透過性部材30を接合する。
この工程S101cでは、例えば、上面に接着部材を配置した発光素子20上に、光透過性部材30を載置する。これにより、接着部材を介して光透過性部材30を発光素子20の上面に接合する。後記するように、接着部材は、光透過性部材30により押圧され、所定の厚みの導光部材40となる。光透過性部材30の下面は、発光素子20の上面より幅広であるのが好ましい。これにより、接着部材が発光素子20の側面に延在し易くなる。なお、光透過性部材30上に接着部材を配置してから、光透過性部材30上の接着部材が発光素子20の上面に配置されるように光透過性部材30を発光素子20上に載置してもよい。
発光素子20に光透過性部材30を接合する場合、接着部材を用いずに、直接接合法で接合させてもよい。
〈導光部材設置工程〉
導光部材設置工程S101dは、それぞれの発光素子20の側面に導光部材40を設ける工程である。
この工程S101dでは、接着部材の量を調整することで、発光素子20と光透過性部材30との間に設けた接着部材を発光素子20の側面に延在させ、発光素子20の側面に接着部材である導光部材40を形成させる。
また、発光素子20の上面(つまり主たる光取り出し面側)と光透過性部材30の下面(光取り出し面と反対の面側)との間に接着部材である導光部材40が所定の厚みで配置される。なお、発光素子20の上面と光透過性部材30の下面との間の導光部材40は、発光素子20と光透過性部材30とが接合されれば、極薄い状態で介在しているものであってもよい。このように、工程S101cと工程S101dとで、発光素子20の上面に光透過性部材30を載置して、発光素子20の側面に導光部材40を形成する工程を構成する。
このように、導光部材40に発光素子20と光透過性部材30とを接合する接着部材を用いる場合、光透過性部材設置工程と導光部材設置工程とは、同じ工程として行うことができる。
〈第1被覆部材形成工程〉
第1被覆部材形成工程S101eは、それぞれの発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する工程である。
この工程S101eでは、発光素子20の側面に設けた導光部材40を介してそれぞれの発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する。また、第1被覆部材50は、発光素子20と集合基板11との間にも配置されていてもよく、この工程S101eでは、それぞれの発光素子20の下面を被覆するように第1被覆部材50を設けることが好ましい。
この工程S101eでは、例えば、ポッティングやスプレー等により、集合基板11上に第1被覆部材50を形成する未硬化の樹脂材料を配置する。その後、樹脂材料を硬化させ、第1被覆部材50を形成する。
〈素子構造体作成工程〉
素子構造体作成工程S101fは、集合基板11をサブマウント領域12毎に分割して複数の素子構造体15を作成する工程である。
この工程S101fでは、集合基板11の所定位置で分割することにより素子構造体15を個片化して、複数の素子構造体15とする。
発光装置100の製造方法は、個片化された複数の素子構造体15を組み合わせて製造する。つまり、素子構造体15毎に個片化された後に選別工程を行うことができるため、個片化された素子構造体15から所定範囲の発光特性を有するものを選別して、所望の組み合わせで発光装置100を形成することができる。これにより、色バラつきの少ない、所望の発光色の発光装置100を得ることができる。
また、各素子構造体15が第1被覆部材50を備えることにより、例えば光透過性部材30が波長変換部材を含む等、素子構造体15の発光色と発光素子20の発光色とが異なる場合でも、所定範囲の発光特性を有するものを容易に選別することができる。
また、製造工程中において、一部の素子構造体15に不具合が生じた場合、素子構造体15をシート部材70に載置する前に、不具合のある素子構造体15のみを廃棄することができる。一枚のサブマウント基板上に複数の発光素子を載置した発光装置の場合は、部材の一部に不具合が生じた場合、発光装置全体を廃棄する必要がある。そのため、本実施形態の発光装置の製造方法は、工程中に不具合が生じた際に廃棄する部材を少なくすることができる。
(素子構造体載置工程)
素子構造体載置工程S102は、素子構造体15のサブマウント基板10がシート部材70に対面するように複数の素子構造体15をシート部材70に載置する工程である。つまり、複数の素子構造体15は、サブマウント基板10の下面(つまり発光素子20が載置される面と反対側の面)がシート部材70の上面と接するように、シート部材70上に載置される。シート部材70は、支持体71上に粘着剤72が設けられている。なお、素子構造体15が下面に外部接続電極3を備える場合は、外部接続電極3がシート部材70の粘着剤72に埋設するように、素子構造体15の下面を粘着剤72に押し込むようにシート部材70上に配置することが好ましい。これにより、後述する第2被覆部材形成工程S103において、外部接続電極3の表面への第2被覆部材60の回り込みを抑制することができる。
この工程S102では、個片化された後の素子構造体15をシート部材70上に配置するため、例えば個片化時にブレードを用いる場合、ブレードの幅よりも短い距離で素子構造体15を配置することができる。これにより、発光面間が狭い発光装置100とすることができる。
シート部材70としては、例えば、耐熱性の樹脂シート、UV硬化シート等、当該分野で公知のものが挙げられる。
(第2被覆部材形成工程)
第2被覆部材形成工程S103は、複数の素子構造体15の側面を被覆して複数の素子構造体15を保持する第2被覆部材60をシート部材70上に形成する工程である。
この工程S103では、例えば、ポッティングやスプレー等により、シート部材70上に第2被覆部材60を形成する未硬化の樹脂材料を配置する。その後、樹脂材料を硬化させ、第2被覆部材60を形成する。
この工程S103では、素子構造体15の側面(つまりサブマウント基板10の側面、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面)を被覆し、光透過性部材30の上面が露出するように第2被覆部材60を設ける。なお、第2被覆部材60は、光透過性部材30の上面を被覆するように設けた後、光透過性部材30の上面が露出するように第2被覆部材60の一部を研磨、研削、切削等により除去することで設けてもよい。
なお、第2被覆部材60は、金型成形、印刷等によって形成してもよい。
(シート部材除去工程)
シート部材除去工程S104は、シート部材70を除去する工程である。
この工程S104では、素子構造体15等が載置されたシート部材70を剥がして発光装置100とする。
このようにして得られた発光装置100は、発光面間が狭いため、レンズ等の光学系による配光の調整が容易となる。
[発光モジュールの製造方法]
次に、発光モジュール200の製造方法の一例について説明する。
発光モジュール200の製造方法は、発光装置100の製造方法を用いて発光装置100を準備する工程である発光装置準備工程S11と、発光装置100をサブマウント基板10がモジュール基板80に対面するように載置する工程である発光装置載置工程S12と、を含む。
なお、各部材の材質や配置等については、前記した発光モジュール200の説明で述べた通りであるので、ここでは適宜、説明を省略する。
(発光装置準備工程)
発光装置準備工程S11は、前記した発光装置100の製造方法を用いて発光装置100を準備する工程である。
この工程S11では、前記した工程S101〜工程S104を行うことで発光装置100を製造する。
(発光装置載置工程)
発光装置載置工程S12は、発光装置100のサブマウント基板10がモジュール基板80に対面するように発光装置100を載置する工程である。
この工程S12では、発光装置100をモジュール基板80の上面に載置する。発光装置100は、サブマウント基板10側を実装面として、モジュール基板80の上面に実装されている。
《第2実施形態》
図5Aは、第2実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図5Bは、図5AのVB−VB線における断面図である。図5Cは、図5AのVC−VC線における断面図である。図5Dは、第2実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。
発光モジュール200Aは、発光装置100Aと、発光装置100Aが載置されたモジュール基板80と、を備えている。
[発光装置]
はじめに、発光装置100Aについて説明する。
発光装置100Aは、素子構造体15の代わりに素子構造体15Aを用いたものである。また、発光装置100Aは、第2被覆部材60の代わりに第2被覆部材60Aを用いたものである。その他の事項については、第1実施形態の発光装置100と同様であり、適宜説明を省略する。
素子構造体15Aは、第1被覆部材50が、サブマウント基板10上で発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆している。具体的には、第1被覆部材50は、発光素子20の下面と、導光部材40を介して発光素子20の側面を被覆している。更に第1被覆部材50は、光透過性部材30の側面を被覆している。第1被覆部材50が光透過性部材30の側面を被覆することで、素子構造体15Aの光学特性を測定する際に、素子構造体15Aの色度座標を把握し易くなる等、より容易に測定することができる。また、第1被覆部材50は、断面視で、上面が、光透過性部材30の側面から離れるに従い高さが低くなるように凹状に湾曲して形成されている。このような構成によれば、発光装置100Aの発光面を含む上面において、光透過性部材30と、光透過性部材30を取り囲む第2被覆部材60Aとの距離を短くすることができる。
第2被覆部材60Aは、黒色樹脂又は灰色樹脂を用いることが好ましい。素子構造体15A間に黒色樹脂又は灰色樹脂である第2被覆部材60Aが設けられることで、素子構造体15Aからの光が隣の素子構造体15Aに入らないようにすることができる。そのため、個別点灯させた際の発光領域と非発光領域とのコントラストが高い、「見切り性」の良好な発光装置とすることができる。黒色樹脂や灰色樹脂としては、例えば、カーボンブラックやグラファイト等の着色材料を含有させた樹脂が挙げられる。黒色や灰色等の色の濃度は、着色材料の添加量等により調整すればよい。その他の材料等は、第2被覆部材60と同様である。
[発光モジュール]
次に、発光モジュール200Aについて説明する。
発光モジュール200Aは、発光装置100Aを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200と同様である。
《第2実施形態の製造方法》
図6Aは、第2実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図6Bは、第2実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。図6Cは、第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。図6Dは、第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図6Eは、第2実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。図6Fは、第2実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。
[発光装置の製造方法]
はじめに、発光装置100Aの製造方法の一例について説明する。
発光装置100Aの製造方法は、発光装置100の製造方法で説明した工程S101〜工程S104を含む。以下、発光装置100Aの製造方法について、発光装置100の製造方法と異なる事項について説明する。
発光装置100Aの製造方法は、素子構造体準備工程S101において、第1被覆部材50が発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆する素子構造体15Aを複数準備する。
すなわち、発光装置100Aの製造方法は、第1被覆部材形成工程S101eにおいて、それぞれの発光素子20の側面及びそれぞれの光透過性部材30の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する。第1被覆部材50は、光透過性部材30の側面を被覆し、かつ、硬化後の体積を小さくするため、樹脂材料に、デカン、ドデカン等の沸点の高い有機溶剤を混合している。この工程S101eでは、有機溶剤が樹脂材料を硬化させる際に蒸発することで第1被覆部材50の上面のひけを生じ易くしている。これにより、隣接する光透過性部材30間等において、第1被覆部材50は光透過性部材30の側面を被覆し、かつ、第1被覆部材50の上面が断面視で凹状に形成され易くなる。
発光装置100Aの製造方法は、第2被覆部材形成工程S103において、それぞれの素子構造体15Aの側面を被覆する第2被覆部材60をシート部材70上に形成する。この際、第2被覆部材60は第1被覆部材50の上面も被覆する。
[発光モジュールの製造方法]
次に、発光モジュール200Aの製造方法の一例について説明する。
発光モジュール200Aの製造方法は、前記した発光装置100Aの製造方法を用いて準備した発光装置100Aを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200の製造方法と同様である。
《第3実施形態》
図7Aは、第3実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図7Bは、図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。図7Cは、図7AのVIIC−VIIC線における断面図である。図7Dは、第3実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。
発光モジュール200Bは、発光装置100Bと、発光装置100Bが載置されたモジュール基板80と、を備えている。
[発光装置]
はじめに、発光装置100Bについて説明する。
発光装置100Bは、素子構造体15Aの代わりに素子構造体15Bを用いたものである。その他の事項については、第2実施形態の発光装置100Aと同様であり、適宜説明を省略する。
発光装置100Bは、断面視で、サブマウント基板10の下面から光透過性部材30の上面まで、素子構造体15Bの幅が略同じである。すなわち、発光装置100Bは、断面視で、サブマウント基板10の幅と光透過性部材30の幅が略同じである。これにより、素子構造体15B間における第2被覆部材60Aの幅を素子構造体15Bの下面から上面まで略同じとなるように形成することができる。また、発光装置100Bは、第1被覆部材50が光透過性部材30の側面を被覆していない。
[発光モジュール]
次に、発光モジュール200Bについて説明する。
発光モジュール200Bは、発光装置100Bを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200と同様である。
《第3実施形態の製造方法》
図8Aは、第3実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図8Bは、第3実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。図8Cは、第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。図8Dは、第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図8Eは、第3実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。図8Fは、第3実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。
[発光装置の製造方法]
はじめに、発光装置100Bの製造方法の一例について説明する。
発光装置100Bの製造方法は、発光装置100の製造方法で説明した工程S101〜工程S104を含む。以下、発光装置100Bの製造方法について、発光装置100Aの製造方法と異なる事項について説明する。発光装置100Bの製造方法は、断面視で、サブマウント基板10の下面から光透過性部材30の上面まで幅が同一である素子構造体15Bを作成することが発光装置100Aの製造方法と主に異なる。
発光装置100Aの製造方法は、素子構造体作成工程S101fにおいて、光透過性部材30の側面の位置で集合基板11をサブマウント領域12毎に分割する。すなわち、断面視で、サブマウント基板10の幅と光透過性部材30の幅が同一になるように集合基板11を分割する。これにより、光透過性部材30の側面を被覆する第1被覆部材50が除去される。このようにして、断面視で、上面から下面まで同一の幅である素子構造体15Bが作成される。
素子構造体15Bは、サブマウント基板10の幅と素子構造体15Bの幅が同一であるため、素子構造体15Bをシート部材70に載置する際に、光透過性部材30間の距離をより短くすることができる。そのため、発光装置100Bは、発光面間をより狭くすることができる。
発光装置100Bの製造方法は、第2被覆部材形成工程S103において、それぞれの素子構造体15Bの側面を被覆する第2被覆部材60Aをシート部材70上に形成する。
[発光モジュールの製造方法]
次に、発光モジュール200Bの製造方法の一例について説明する。
発光モジュール200Bの製造方法は、前記した発光装置100Bの製造方法を用いて準備した発光装置100Bを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200の製造方法と同様である。
《第4実施形態》
図9Aは、第4実施形態に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図9Bは、図9AのIXB−IXB線における断面図である。図9Cは、図9AのIXC−IXC線における断面図である。図9Dは、第4実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。
発光モジュール200Cは、発光装置100Cと、発光装置100Cが載置されたモジュール基板80と、を備えている。
[発光装置]
はじめに、発光装置100Cについて説明する。
発光装置100Cは、素子構造体15の代わりに素子構造体15Cを用いたものである。その他の事項については、第1実施形態の発光装置100と同様であり、適宜説明を省略する。
素子構造体15Cは、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を、素子構造体15Cの幅が略同じとなる厚みで被覆する第3被覆部材90を備えている。第3被覆部材90は、導光部材40及び第1被覆部材50を介して発光素子20の側面を被覆している。
第3被覆部材90は樹脂材料を用いることが好ましい。第3被覆部材90は、例えば、光反射性を有する白色樹脂により、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆して形成される。
第3被覆部材90の樹脂に用いる樹脂材料としては、例えば、第1被覆部材50に用いる樹脂材料として例示したものが挙げられる。第3被覆部材90の反射材に用いる反射材としては、例えば、第1被覆部材50に用いる反射材として例示したものが挙げられる。
第3被覆部材90として白色樹脂、第2被覆部材60Aとして黒色又は灰色樹脂を用いることが好ましい。
第3被覆部材90は、発光素子20と保護素子25との間に、光透過性部材30の側面に沿って溝部95が形成されている。溝部95には第2被覆部材60Aが設けられている。このような構成によれば、平面視で、保護素子25の内側において光透過性部材30周囲を第2被覆部材60Aで取り囲めるため、発光装置100Cの見切り性がより向上する。
溝部95は、第3被覆部材90の上面側から、第3被覆部材90の厚み方向に、第3被覆部材90の厚みの1/3以上の深さで形成することが好ましい。溝部95の深さは第3被覆部材90の厚みの1/3以上の深さであれば、見切り性が確保できると共に、第2被覆部材60Aの溝部95への流動が容易となる。なお、溝部95の深さは、発光装置100Cの強度を確保する観点から、また溝部形成時の他の部材への機械的損傷等を考慮して、第3被覆部材90の厚みの4/5以下が好ましい。また、溝部95は、断面視で三角形状に形成されているが、溝部95の断面視形状は任意の形状が選択できる。例えば、四角形状や、底面が湾曲した形状等であってもよい。
第2被覆部材60Aは、第3被覆部材90を介して発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆している。発光装置100Cの第2被覆部材60Aは、発光装置100Aの第2被覆部材60Aと同様である。
発光装置100Cは、断面視で、サブマウント基板10の下面から光透過性部材30の上面まで、素子構造体15Cの幅が略同じである。また、発光装置100Cは、断面視で、サブマウント基板10の幅と第3被覆部材90の外縁の幅が略同じである。これにより、素子構造体15C間における第2被覆部材60Aの幅を素子構造体15Cの下面から上面まで略同じとなるように形成することができる。
[発光モジュール]
次に、発光モジュール200Cについて説明する。
発光モジュール200Cは、発光装置100Cを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200と同様である。
《第4実施形態の製造方法》
図10は、第4実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。図11Aは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第1被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図11Bは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第3被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図11Cは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す断面図である。図11Dは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す断面図である。図11Eは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第2被覆部材を形成する工程を示す断面図である。図11Fは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、シート部材を除去する工程を示す断面図である。図11Gは、第4実施形態に係る発光モジュールの製造方法において、発光装置を載置する工程を示す断面図である。図11Hは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、溝部を形成する工程を示す平面図である。図11Iは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、素子構造体を作成する工程を示す平面図である。図11Jは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体を載置する工程を示す平面図である。図11Kは、第4実施形態に係る発光装置の製造方法の素子構造体準備工程において、第2被覆部材を形成する工程を示す平面図である。
[発光装置の製造方法]
はじめに、発光装置100Cの製造方法の一例について説明する。
発光装置100Cの製造方法は、サブマウント基板10と、サブマウント基板10上に設けられた発光素子20と、発光素子20上に設けられた光透過性部材30と、発光素子20の側面に設けられた導光部材40と、サブマウント基板10上で発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50と、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆する第3被覆部材90と、を備える素子構造体15Cを複数準備する工程である素子構造体準備工程S201と、素子構造体15Cのサブマウント基板10がシート部材70に対面するように複数の素子構造体15Cをシート部材70に載置する工程である素子構造体載置工程S202と、複数の素子構造体15Cの側面を被覆して複数の素子構造体15Cを保持する第2被覆部材60をシート部材70上に形成する工程である第2被覆部材形成工程S203と、シート部材70を除去する工程であるシート部材除去工程S204と、を含む。
素子構造体15Cは、第3被覆部材90が第1被覆部材50を介して発光素子20の側面を被覆し、第2被覆部材60が第3被覆部材90を介して発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆している。
素子構造体準備工程S201は、集合基板11の分割後にサブマウント基板10となるサブマウント領域12を複数含む集合基板11を準備する工程である集合基板準備工程S201aと、複数のサブマウント領域12に発光素子20を載置する工程である発光素子載置工程S201bと、それぞれの発光素子20上に光透過性部材30を設ける工程である光透過性部材設置工程S201cと、それぞれの発光素子20の側面に導光部材40を設ける工程である導光部材設置工程S201dと、それぞれの発光素子20の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する工程である第1被覆部材形成工程S201eと、それぞれの発光素子20の側面及びそれぞれの光透過性部材30の側面を被覆する第3被覆部材90を集合基板11上に形成する工程である第3被覆部材形成工程S201fと、平面視で、発光素子20と保護素子25との間において光透過性部材30の側面に沿って第3被覆部材90に溝部95を形成する工程である溝部形成工程S201gと、集合基板11をサブマウント領域12毎に分割して複数の素子構造体15Cを作成する工程である素子構造体作成工程S201hと、を含む。
なお、各部材の材質や配置等については、前記した発光装置100Cの説明で述べた通りであるので、ここでは適宜、説明を省略する。
工程S201a〜工程201eは、それぞれ、発光装置100の製造方法で説明した工程S101a〜工程101eと同様である。
〈第3被覆部材形成工程〉
第3被覆部材形成工程S201fは、それぞれの発光素子20の側面及びそれぞれの光透過性部材30の側面を被覆する第3被覆部材90を集合基板11上に形成する工程である。
この工程S201fでは、発光素子20の側面に設けた導光部材40を介してそれぞれの発光素子20の側面を被覆すると共に、それぞれの光透過性部材30の側面を被覆する第1被覆部材50を集合基板11上に形成する。
この工程S101fでは、例えば、ポッティングやスプレー等により、シート部材70上に第3被覆部材90を形成する未硬化の樹脂材料を配置する。その後、樹脂材料を硬化させ、第3被覆部材90を形成する。
この工程S101fでは、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を被覆し、光透過性部材30の上面が露出するように第3被覆部材90を設ける。なお、第3被覆部材90は、光透過性部材30の上面を被覆するように設けた後、光透過性部材30の上面が露出するように第3被覆部材90の一部を研磨、研削、切削等により除去することで設けてもよい。
〈溝部形成工程〉
溝部形成工程S201gは、平面視で、発光素子20と保護素子25との間において光透過性部材30の側面に沿って第3被覆部材90に溝部95を形成する工程である。
発光装置100Cは保護素子25を備えるため、溝部95がない場合、保護素子25側の光透過性部材30の側面と、第2被覆部材60Aとの距離が長くなる。発光素子20と保護素子25との間に溝部95を形成し、溝部95に第2被覆部材60Aを設けることで、保護素子25側の光透過性部材30の側面と、第2被覆部材60Aとの距離が短くなる。そのため、発光装置100Cの見切り性がより向上する。
ここでは、例えば、平面視で2行4列に光透過性部材30が並べられている。そして、この工程S201gでは、行毎に、発光素子20と保護素子25との間において光透過性部材30の側面に沿って溝部95を形成する。
溝部95は、例えば、ブレードで切り込みを入れたり、マスクを用いて所定位置をエッチングしたりすることで形成することができる。
〈素子構造体作成工程〉
素子構造体作成工程S201hは、集合基板11をサブマウント領域12毎に分割して複数の素子構造体15Cを作成すること以外は、素子構造体作成工程S101fと同様である。
(素子構造体載置工程)
素子構造体載置工程S202は、素子構造体15Cのサブマウント基板10がシート部材70に対面するように複数の素子構造体15Cをシート部材70に載置すること以外は、素子構造体載置工程S102と同様である。
(第2被覆部材形成工程)
第2被覆部材形成工程S203は、それぞれの素子構造体15Cの側面を被覆する第2被覆部材60Aをシート部材70上に形成する工程である。
この工程S203は、溝部95に第2被覆部材60Aを形成する工程を含む。溝部95に第2被覆部材60Aを形成する工程では、例えば、ポッティングやスプレー等により、溝部95に第2被覆部材60Aを形成する未硬化の樹脂材料を配置する。その後、樹脂材料を硬化させ、第2被覆部材60Aを形成する。
その他の事項は、第2被覆部材形成工程S103と同様である。
(シート部材除去工程)
シート部材除去工程S204は、シート部材除去工程S104と同様である。
[発光モジュールの製造方法]
次に、発光モジュール200Cの製造方法の一例について説明する。
発光モジュール200Cの製造方法は、発光装置準備工程S21と、発光装置載置工程と、を含む。発光装置準備工程S21では、前記した工程S201〜工程S204を行うことで発光装置100Cを製造する。
発光モジュール200Cの製造方法は、前記した発光装置100Cの製造方法を用いて準備した発光装置100Cを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200の製造方法と同様である。
以上、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法、並びに、発光装置及び発光モジュールについて、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれる。
《変形例》
図12Aは、第2実施形態の変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図12Bは、図12AのXIIB−XIIB線における断面図である。図13Aは、第1実施形態の第1変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す平面図である。図13Bは、第1実施形態の第2変形例に係る発光装置を備えた発光モジュールの構成を模式的に示す断面図である。
発光装置は、複数の素子構造体が、発光色が異なる2種類以上の素子構造体を備えるものであってもよい。素子構造体の発光色とは、光透過性部材の上面から出射される光の発光色であって、例えば発光素子の発光色が素子構造体の発光色と同じでもよい。
まず、第2実施形態の変形例に係る発光装置及び発光モジュールについて、図12A、図12Bを参照して説明する。
発光モジュール200Dは、発光装置100Dと、モジュール基板80と、を備えている。
発光装置100Dは、発光色が異なる4種類の素子構造体16を備えている。発光装置100Dのその他の構成については、発光装置100Aと同様である。
素子構造体16は、赤色光を発する赤色素子構造体16aと、白色光を発する白色素子構造体16bと、緑色光を発する緑色素子構造体16cと、青色光を発する青色素子構造体16dと、を含む。ここでは、素子構造体16は2行2列に配置されており、赤色素子構造体16aと青色素子構造体16dとが対角上に配置され、白色素子構造体16bと緑色素子構造体16cとが対角上に配置されている。
発光装置100Dは、黒色樹脂又は灰色樹脂である第2被覆部材60Aを用いている。そのため、素子構造体16からの光が隣の素子構造体16に入射しないようにすることができ、色ずれの発生を防止することができる。
赤色素子構造体16aとしては、例えば、青色の発光素子20と、赤色蛍光体を含有した光透過性部材30と、を備えるものが挙げられる。白色素子構造体16bとしては、例えば、青色の発光素子20と、黄色蛍光体を含有した光透過性部材30と、を備えるものが挙げられる。緑色素子構造体16cとしては、例えば、緑色の発光素子20と、拡散材を含有した光透過性部材30と、を備えるものが挙げられる。又は、緑色素子構造体16cとしては、例えば、青色の発光素子20と、緑色蛍光体を含有した光透過性部材30と、を備えるものが挙げられる。青色素子構造体16dとしては、例えば、青色の発光素子20と、拡散材を含有した光透過性部材30と、を備えるものが挙げられる。
赤色蛍光体や、黄色蛍光体、緑色蛍光体を含有する光透過性部材30としては、ガラス板等の透光板31の表面に蛍光体を含有する樹脂層や蛍光体を含有するガラス層等の透光層32を形成したものを用いることができる。また、拡散材を含有した光透過性部材30としては、ガラス板等の透光板31の表面に拡散材を含有する樹脂層や拡散材を含有するガラス層等の透光層32を形成したものを用いることができる。
発光素子の発光色と素子構造体の発光色が同じ場合は、例えば、ガラス板の表面に拡散材を含有する樹脂層を設けた光透過性部材30を用いることで、他の素子構造体と高さを同程度とすることができる。素子構造体16として、発光色の異なる素子構造体を複数組み合わせる場合、各素子構造体の高さを同程度としておくことで、第2被覆部材60Aの光透過性部材30の上面への這い上がりを抑制することができる。各素子構造体において、所望の発光色を得るために必要な蛍光体量が異なる場合や蛍光体の有無による樹脂層の厚みの差は樹脂層を支持するガラス板の厚みで調整することができる。
発光モジュール200Dは、前記記載の発光装置100Dがモジュール基板80上に載置されたものである。
発光モジュール200Dは、発光装置100Dを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200と同様である。
発光装置100Dの製造方法は、素子構造体準備工程S101において、発光色が異なる2種類以上の素子構造体16を複数準備する。また、素子構造体載置工程S102において、発光色が異なる2種類以上の素子構造体16を組み合わせてシート部材70に載置する。その他の事項は、第2実施形態の発光装置100Aの製造方法と同様である。
発光モジュール200Dの製造方法は、前記した発光装置100Dの製造方法を用いて準備した発光装置100Dを用いること以外は第1実施形態の発光モジュール200の製造方法と同様である。
その他、発光装置は、赤色素子構造体16aと、白色素子構造体16bと、緑色素子構造体16cと、青色素子構造体16dと、から選択される2個以上の素子構造体16を備えるものであってもよい。また、発光装置は、赤色素子構造体16aと、白色素子構造体16bと、緑色素子構造体16cと、青色素子構造体16dと、を交互に1行に配置したものや、行列状に配置したものであってもよい。また、発光装置は、白色素子構造体16bと、アンバー色の光を発する素子構造体と、を備えるものであってもよい。また、発光装置は、用いる発光素子20の波長、光透過性部材30に含有する蛍光体の種類や配合比を調整することにより、赤色、緑色、青色、白色、アンバー色以外にもさまざまな色を発光する素子構造体を用いることができる。そして、これらの素子構造体を所望の組み合わせで配置することができる。
次に、第1実施形態の第1変形例に係る発光装置及び発光モジュールについて、図13Aを参照して説明する。
発光モジュール200E及び発光装置100Eは、3つの素子構造体15が三角形の頂点を成すように配置されたものである。その他の構成については、第1実施形態の発光モジュール200及び発光装置100と同様である。
このように、発光モジュール及び発光装置は、行数及び列数は限定されるものではなく、各列及び各行における素子構造体の数も所望の配光パターンに応じて適宜、調整すればよい。また、発光モジュール及び発光装置は、発光面の大きさの異なる素子構造体の組み合わせや、素子構造体の配置等も、配光パターンに応じて適宜、調整すればよい。
次に、第1実施形態の第2変形例に係る発光装置及び発光モジュールについて、図13Bを参照して説明する。
発光モジュール200F及び発光装置100Fは、素子構造体15Dが導光部材を有さないものである。その他の構成については、第1実施形態の発光モジュール200及び発光装置100と同様である。このように、発光装置及び発光モジュールは、導光部材を有していてもよいし、導光部材を有さないものであってもよい。
次に、第1実施形態の第3変形例に係る発光装置について説明する。図14Aは、第1実施形態の第3変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。図14Bは、第1実施形態の第3変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図14Cは、図14Bの発光装置の外部接続電極の構成を模式的に示す拡大図である。
第3変形例に係る発光装置100Gは、発光素子20の側面及び光透過性部材30の側面を、素子構造体の幅が略同じとなる厚みで被覆する第3被覆部材90を備える。また、第2被覆部材として第2被覆部材60Aを用いている。更に、サブマウント基板10の電極の構成が第1実施形態の発光装置100と異なる。その他の構成については、第1実施形態の発光装置100と同様である。
具体的には、発光装置100の外部接続電極3は、略同じ幅でサブマウント基板10の長手方向に沿って延びる略矩形状の一対の外部接続電極3を備えるのに対し、発光装置100Gの外部接続電極3Aは、サブマウント基板10の長手方向に沿って延びる一対の外部接続電極3A(例えば、アノード電極3Aa及びカソード電極3Ab)のそれぞれが部分的に幅の太さが異なる領域を備えている。発光装置100Gは、サブマウント基板10を小型化するために、外部接続電極3Aをより細長い形状としている。つまり、発光装置100Gは、外部接続電極3Aの幅を細くすることで、素子構造体の小型化に対応することができる。これにより、図1A〜図1Fで示す発光装置100と比較して発光面間の距離を、より近づけることができる。
外部接続電極3Aのアノード電極3Aaは、幅が太い太幅部3Aa1と、幅が細い細幅部3Aa2と、これらの間の幅の中間部3Aa3と、を含む。アノード電極3Aaの幅は、太幅部3Aa1の幅Wa1、中間部3Aa3の幅Wa3、細幅部3Aa2の幅Wa2の順に大きい。なお、細幅部3Aa2は、アノード電極3Aaの側面が幅方向に凹んだ凹部であり、ここでは、細幅部3Aa2は凹部の側面(平面視で斜めの部分)も含むものである。
外部接続電極3Aのカソード電極3Abは、幅が太い太幅部3Ab1と、幅が細い細幅部3Ab2と、これらの間の幅の中間部3Ab3と、を含む。カソード電極3Abの幅は、太幅部3Ab1の幅Wb1、中間部3Ab3の幅Wb3、細幅部3Ab2の幅Wb2の順に大きい。なお、太幅部3Ab1は、カソード電極3Abの側面が幅方向に突出した凸部であり、ここでは、太幅部3Ab1は凸部の側面(平面視で斜めの部分)も含むものである。
発光装置100Gにおいて、各素子構造体が備えるサブマウント基板10は、上面配線と外部接続電極とを接続するビア4を備える。外部接続電極3Aは、発光面側からの平面視において、ビア4の直下の位置にアノード電極3Aaの太幅部3Aa1及びカソード電極3Abの太幅部3Ab1が配置されている。このように、平面視においてビア4が太幅部3Aa1、3Ab1と重なるような構成とすることで、細長い形状の外部接続電極3Aにおいても、ビア4形成時の位置合わせを容易とすることができる。
また、ビア4は、発光面側からの平面視において発光素子20と重ならない位置に形成されていることが好ましい。これにより、発光素子20をサブマウント基板10に載置する際の実装性が安定する。例えば導電性接着材としてバンプを用いて発光素子20をサブマウント基板10に接合する場合、ビア4直上の上面配線と基体直上の上面配線とでは、配線直下の部材が異なるため、実装時に配線が受ける応力の分散に差が生じ、バンプの接合性に差が生じることがある。
発光装置100Gは、平面視において、アノード電極3Aaにおける、太幅部3Aa1と、細幅部3Aa2と、中間部3Aa3とが、それぞれ、カソード電極3Abにおける、細幅部3Ab2と、太幅部3Ab1と、中間部3Ab3と、に対向するように設けられている。すなわち、アノード電極3Aaとカソード電極3Abは、アノード電極3Aaの太幅部3Aa1とカソード電極3Abの細幅部3Ab2、アノード電極3Aaの細幅部3Aa2とカソード電極3Abの太幅部3Ab1、アノード電極3Aaの中間部3Aa3とカソード電極3Abの中間部3Ab3とが対向するように設けられている。このような構成とすることで、アノード電極3Aaとカソード電極3Ab間の距離を略同じ幅とすることができる。更に、縦方向に細長い形状の外部接続電極3Aが互いに対向する凹部(細幅部)と凸部(太幅部)とを備えることにより、発光装置100Gをモジュール基板等に実装する際に、縦方向(サブマウント基板10の長手方向)のずれが抑制され、セルフアライメント性を向上させることができる。つまり、外部接続電極3Aは、幅の異なる部分を備えることで、電極の長手方向に対して角度をつけた凸部及び凹部の側面が形成される。そのため、外部接続電極3Aでは、凸部及び凹部の側面がセルフアライメントに有効に作用する。
アノード電極3Aaと、カソード電極3Abとは、略同じ面積とすることが好ましい。これにより、発光装置100Gをモジュール基板に実装する際に、導電性接着材を同じ高さで配置することができるので、発光装置100Gの傾斜を抑制することができる。
次に、第1実施形態の第4変形例に係る発光装置について説明する。図14Dは、第1実施形態の第4変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図14Eは、図14Dの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。図14Fは、図14Eのモジュール基板と図14Dの発光装置との位置関係を示す平面図である。
発光装置100Hは、サブマウント基板10の発光素子20が載置される上面と反対側の下面に放熱端子5を備えている。このため、発光装置100Hは、外部接続電極3Bのサブマウント基板10の長手方向の長さが、発光装置100Gの外部接続電極3Aに比べ、短く形成されている。
外部接続電極3Bのアノード電極3Baは、幅が太い太幅部3Ba1と、幅が細い細幅部3Ba2と、これらの間の幅の中間部3Ba3と、を含む。また、外部接続電極3Bのカソード電極3Bbは、幅が太い太幅部3Bb1と、幅が細い細幅部3Bb2と、これらの間の幅の中間部3Bb3と、を含む。
外部接続電極3Bは、ビア4の直下の位置に太幅部3Ba1及び太幅部3Bb1が配置されている。また、発光装置100Hは、平面視において、アノード電極3Baにおける、太幅部3Ba1と、細幅部3Ba2と、中間部3Ba3とが、それぞれ、カソード電極3Bbにおける、細幅部3Bb2と、太幅部3Bb1と、中間部3Bb3と、に対向するように設けられている。そして、平面視で、アノード電極3Baの中間部3Ba3側、及び、カソード電極3Bbの中間部3Bb3と対向して、略矩形の放熱端子5が設けられている。放熱端子5は、発光素子20の直下に設けられている。このため、発光装置100Hにおいて、複数の放熱端子5は発光装置100Hの下面の中央領域にまとめて配置されている。
放熱端子5の材料としては、外部接続電極3に用いる材料として例示したものが挙げられる。放熱端子5は、外部接続電極3Bと絶縁されている。
それぞれの素子構造体における、アノード電極3Baと、カソード電極3Bbと、放熱端子5とは、それぞれ、略同じ面積とすることが好ましい。これにより、発光装置100Hをモジュール基板80Aに実装する際に、導電性接着材を同じ高さで配置することができるので、発光装置100Hの傾斜を抑制することができる。
その他の事項は、発光装置100Gと同様である。
外部接続電極3Bが部分的に幅の太さが異なる領域を備える場合、上述したセルフアライメント性をより発揮するために、モジュール基板側の配線パターンも部分的に幅の太さが異なる領域を備えることが好ましい。以下、詳細に説明する。
発光装置100Hを載置するモジュール基板80Aは、発光装置100Hと接合される配線の形状及び位置を、外部接続電極3B及び放熱端子5の形状及び位置に合わせた形状としている。具体的には、モジュール基板80Aは、発光装置100Hのアノード電極3Ba及びカソード電極3Bbの形状と略一致するような形状の上面配線6Bを有する。同様に、モジュール基板80Aは、発光装置100Hの放熱端子5の形状と略一致するような形状の放熱端子7を有する。
発光装置100Hにおいて、複数の放熱端子5は発光装置100Hの下面の中央領域にまとめて配置されている。
ここで、モジュール基板80Aは、発光装置100Hの複数の放熱端子5全てを実装できる大きさの放熱パッドを有する。放熱パッドは、放熱パッドの表面の一部を覆うレジスト等の絶縁性の被覆層85によって区画された複数の放熱端子7を備える。つまり、モジュール基板80Aは、被覆層85の開口を発光装置100Hの放熱端子5の形状と略一致するように配置することで複数の放熱端子7を形成している。これにより、放熱性をより向上させることができる。
次に、第1実施形態の第5〜第8の変形例について説明する。図15Aは、第1実施形態の第5変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。図15Bは、第1実施形態の第5変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図15Cは、第1実施形態の第6変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図15Dは、図15Cの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。図15Eは、図15Dのモジュール基板と図15Cの発光装置との位置関係を示す平面図である。図16Aは、第1実施形態の第7変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。図16Bは、第1実施形態の第7変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図16Cは、第1実施形態の第8変形例に係る発光装置の構成を模式的に示す底面図である。図16Dは、図16Cの発光装置を載置するモジュール基板の構成を模式的に示す平面図である。図16Eは、図16Dのモジュール基板と図16Cの発光装置との位置関係を示す平面図である。
発光装置100I及び発光装置100Jは、平面視略長方形状の素子構造体を、長方形の長辺同士を接合させて、同じ向きに2つ並べたものである。その他の事項は、第2被覆部材として第2被覆部材60を用いたこと以外、発光装置100G及び発光装置100Hと同様である。また、モジュール基板80Bは、発光装置100Jを実装するものであり、配線の形状及び位置を、外部接続電極3B及び放熱端子5の形状及び位置に合わせている。その他の事項は、モジュール基板80Aと同様である。発光装置100Kは、素子構造体を2つの光透過性部材30同士が向き合うように6つ並べたものである。その他の事項は、第2被覆部材として第2被覆部材60を用いたこと以外、発光装置100Gと同様である。発光装置100Lは、素子構造体を2つの放熱端子5同士が向き合うように6つ並べたものである。その他の事項は、発光装置100Hと同様である。また、モジュール基板80Cは、発光装置100Lを載置するものであり、配線の形状及び位置を、外部接続電極3B及び放熱端子5の形状及び位置に合わせている。その他の事項は、モジュール基板80Aと同様である。
このように、素子構造体の数は2つであってもよく、6つであってもよく、その他の数であってもよい。
これらの発光装置100G〜100Lは、素子構造体準備工程において、これらの形態の素子構造体を準備すればよい。また、発光装置における素子構造体の数は、素子構造体載置工程において、シート部材に載置する素子構造体の数により調整すればよい。
以上説明した変形例に係る発光装置及び発光モジュールは、第1実施形態から第4実施形態の各実施形態に適用してもよいし、その他の形態に適用してもよい。
以上説明した発光装置及び発光モジュールは、第1被覆部材が発光素子の下面を被覆していてもよいし、発光素子の下面を被覆しないものであってもよい。また、発光装置及び発光モジュールは、第3被覆部材が溝部を有していてもよいし、溝部を有さないものであってもよい。
また、第1被覆部材、第2被覆部材、第3被覆部材、導光部材等の各部材には、所望の発光色、所望の部材表面の色、所望の配光特性等を得るための添加剤として、各種着色剤、フィラー、波長変換部材等を含有させてもよい。
また、サブマウント基板、モジュール基板は、平面視で略正方形であってもよい。サブマウント基板、モジュール基板は、その他の形状であってもよい。
また、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法は、前記各工程に悪影響を与えない範囲において、前記各工程の間、或いは前後に、他の工程を含めてもよい。
図17Aは、第1実施形態に係る発光装置の他の製造方法のフローチャートである。図17Bは、第4実施形態に係る発光装置の他の製造方法のフローチャートである。
例えば、第1実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2被覆部材形成工程S103で第2被覆部材60に熱硬化性の樹脂材料を用いる場合、素子構造体載置工程S102を行った後、第2被覆部材形成工程S103を行う前に、シート部材70の粘着性樹脂、つまり粘着剤72を硬化させる工程である粘着剤硬化工程S500を行うこととしてもよい。樹脂材料を硬化する際の熱履歴及び/又は樹脂材料が硬化するまでの時間経過により、発光装置100をシート部材70から剥離しにくい、又は剥離後にシート部材70の粘着剤72の一部が発光装置100の裏面に付着してしまう虞がある。特に、素子構造体15がサブマウント基板10の下面に外部接続電極3を備える場合、外部接続電極3の表面にシート部材70の粘着剤72が付着してしまうと、二次実装時に電気的接続ができない虞がある。このため、第2被覆部材60を形成する前に、シート部材70の粘着剤72を硬化しておくことで、シート部材70を除去した後の発光装置100の外部接続電極3におけるシート部材70の粘着剤残りを抑制することができる。なお、通常、上記の問題が生じないように樹脂材料の硬化条件等を管理しているが、粘着剤72の付着等の抑制をより確実にするため、粘着剤硬化工程S500を行うこととしてもよい。
同様に、第4実施形態に係る発光装置の製造方法において、素子構造体載置工程S202を行った後、第2被覆部材形成工程S203を行う前に、粘着剤硬化工程S500を行うこととしてもよい。その他の形態に係る発光装置の製造方法においても、粘着剤硬化工程S500を行うこととしてもよい。
また、素子構造体載置工程は、外部接続電極3がシート部材70の粘着剤72に埋設するように素子構造体をシート部材70上に配置するものとした。しかしながら、外部接続電極3がシート部材70の粘着剤72に埋設しないように素子構造体をシート部材70上に配置してもよい。この場合、第2被覆部材形成工程において、第2被覆部材がサブマウント基板10の下面及び外部接続電極3の側面を被覆するようにしてもよい。
また、例えば、製造途中に混入した異物を除去する異物除去工程等を含めてもよい。
また、素子構造体準備工程は、サブマウント基板10上に複数の発光素子20を載置した後、それぞれの発光素子20上に光透過性部材30を設けるものとした。しかしながら、発光素子20上に光透過性部材30を設けた後、サブマウント基板10上に載置してもよい。また、集合基板11を分割した後、サブマウント基板10上に発光素子20及び光透過性部材30を設けてもよい。
本開示の実施形態に係る発光装置及び発光モジュールは、配光可変型ヘッドランプ光源に利用することができる。その他、本開示の実施形態に係る発光装置及び発光モジュールは、液晶ディスプレイのバックライト光源、各種照明器具、大型ディスプレイ、広告や行き先案内等の各種表示装置、更には、デジタルビデオカメラ、ファクシミリ、コピー機、スキャナ等における画像読取装置、プロジェクタ装置等に利用することができる。
2 上面配線
3、3A、3B 外部接続電極
3a、3Aa、3Ba アノード電極
3b、3Ab、3Bb カソード電極
3Aa1、3Ab1 太幅部
3Aa2、3Ab2 細幅部
3Aa3、3Ab3 中間部
3Ba1、3Bb1 太幅部
3Ba2、3Bb2 細幅部
3Ba3、3Bb3 中間部
4 ビア
5 放熱端子
6B 上面配線
6Ba アノード電極側配線
6Bb カソード電極側配線
7 放熱端子
8 導電性接着材
10 サブマウント基板
11 集合基板
12 サブマウント領域
15、15A、15B、15C、15D 素子構造体
16 素子構造体
16a 赤色素子構造体
16b 白色素子構造体
16c 緑色素子構造体
16d 青色素子構造体
20 発光素子
25 保護素子
30 光透過性部材
31 透光板
32 透光層
40 導光部材
50 第1被覆部材
60、60A 第2被覆部材
70 シート部材
71 支持体
72 粘着剤
80、80A、80B、80C モジュール基板
85 被覆層
90 第3被覆部材
95 溝部
100、100A、100B、100C、100D、100E、100F、100G、100H、100I、100J、100K、100L 発光装置
200、200A、200B、200C、200D、200E、200F 発光モジュール
L1 隣接するサブマウント基板間の距離
L2 隣接する光透過性部材間の距離
Wa1 アノード電極の太幅部の幅
Wa2 アノード電極の細幅部の幅
Wa3 アノード電極の中間部の幅
Wb1 カソード電極の太幅部の幅
Wb2 カソード電極の細幅部の幅
Wb3 カソード電極の中間部の幅

Claims (26)

  1. サブマウント基板と、前記サブマウント基板上に設けられた発光素子と、前記発光素子上に設けられた光透過性部材と、前記サブマウント基板上で前記発光素子の側面を被覆する第1被覆部材と、を備える素子構造体と、
    前記素子構造体の側面を被覆して複数の前記素子構造体を保持する第2被覆部材と、を備える発光装置。
  2. 前記第1被覆部材は、前記発光素子の下面を被覆する請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1被覆部材は、前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記素子構造体は、前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する第3被覆部材を備え、前記第3被覆部材は、前記第1被覆部材を介して前記発光素子の側面を被覆し、前記第2被覆部材は、前記第3被覆部材を介して前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する請求項1又は請求項2に記載の発光装置。
  5. 前記サブマウント基板上に設けられた保護素子を備え、
    前記発光素子と前記保護素子との間において前記光透過性部材の側面に沿って前記第3被覆部材に溝部を有し、前記溝部に前記第2被覆部材が設けられている請求項4に記載の発光装置。
  6. 前記第2被覆部材が黒色樹脂又は灰色樹脂である請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発光装置。
  7. 前記第2被覆部材が白色樹脂である請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の発光装置。
  8. 前記光透過性部材は、透光板と前記透光板の表面に設けられた樹脂層と、を含む請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の発光装置。
  9. 複数の前記素子構造体は、発光色が異なる2種類以上の素子構造体を備える請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の発光装置。
  10. 前記サブマウント基板は、前記発光素子が載置される上面に配置される上面配線と、前記上面と反対側の下面に配置される一対の外部接続電極と、前記上面配線と前記外部接続電極とを接続するビアとを備え、
    一対の前記外部接続電極のそれぞれは、幅が太い太幅部と、幅が細い細幅部と、これらの間の幅の中間部とを含み、前記太幅部は前記ビアの直下に配置されている請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の発光装置。
  11. 前記サブマウント基板は、前記発光素子が載置される上面と反対側の下面に放熱端子を備える請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の発光装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の発光装置と、
    前記サブマウント基板が対面するように前記発光装置が載置されたモジュール基板と、を備える発光モジュール。
  13. サブマウント基板と、前記サブマウント基板上に設けられた発光素子と、前記発光素子上に設けられた光透過性部材と、前記サブマウント基板上で前記発光素子の側面を被覆する第1被覆部材と、を備える素子構造体を複数準備する工程と、
    前記素子構造体の前記サブマウント基板がシート部材に対面するように複数の前記素子構造体を前記シート部材に載置する工程と、
    複数の前記素子構造体の側面を被覆して複数の前記素子構造体を保持する第2被覆部材を前記シート部材上に形成する工程と、を含む発光装置の製造方法。
  14. 前記素子構造体を複数準備する工程は、前記第1被覆部材が前記発光素子の下面を被覆する前記素子構造体を複数準備する工程である請求項13に記載の発光装置の製造方法。
  15. 前記素子構造体を複数準備する工程は、前記第1被覆部材が前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する前記素子構造体を複数準備する工程である請求項13又は請求項14に記載の発光装置の製造方法。
  16. 前記素子構造体を複数準備する工程は、前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する第3被覆部材を備え、前記第3被覆部材が前記第1被覆部材を介して前記発光素子の側面を被覆し、前記第2被覆部材が前記第3被覆部材を介して前記発光素子の側面及び前記光透過性部材の側面を被覆する前記素子構造体を複数準備する工程である請求項13又は請求項14に記載の発光装置の製造方法。
  17. 前記素子構造体を複数準備する工程は、
    集合基板の分割後に前記サブマウント基板となるサブマウント領域を複数含む前記集合基板を準備する工程と、
    複数の前記サブマウント領域に前記発光素子を載置する工程と、
    それぞれの前記発光素子上に光透過性部材を設ける工程と、
    それぞれの前記発光素子の側面を被覆する前記第1被覆部材を前記集合基板上に形成する工程と、
    前記集合基板を前記サブマウント領域毎に分割して複数の前記素子構造体を作成する工程と、を含む請求項13乃至請求項15のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  18. 前記素子構造体を複数準備する工程は、
    集合基板の分割後に前記サブマウント基板となるサブマウント領域を複数含む前記集合基板を準備する工程と、
    複数の前記サブマウント領域に前記発光素子を載置する工程と、
    それぞれの前記発光素子上に光透過性部材を設ける工程と、
    それぞれの前記発光素子の側面を被覆する前記第1被覆部材を前記集合基板上に形成する工程と、
    それぞれの前記発光素子の側面及びそれぞれの前記光透過性部材の側面を被覆する第3被覆部材を前記集合基板上に形成する工程と、
    前記集合基板を前記サブマウント領域毎に分割して複数の前記素子構造体を作成する工程と、を含む請求項16に記載の発光装置の製造方法。
  19. 前記発光素子を載置する工程は、複数の前記サブマウント領域に保護素子を載置する工程を含み、
    前記第3被覆部材を前記集合基板上に形成した後、前記集合基板を分割する前に、平面視で、前記発光素子と前記保護素子との間において前記光透過性部材の側面に沿って前記第3被覆部材に溝部を形成する工程を含み、
    前記第2被覆部材を前記シート部材上に形成する工程は、前記溝部に前記第2被覆部材を形成する工程を含む請求項18に記載の発光装置の製造方法。
  20. 前記シート部材を除去する工程を更に含む請求項13乃至請求項19のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  21. 前記第2被覆部材が黒色樹脂又は灰色樹脂である請求項13乃至請求項20のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  22. 前記第2被覆部材が白色樹脂である請求項13乃至請求項20のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  23. 前記光透過性部材は、透光板と前記透光板の表面に設けられた樹脂層と、を含む請求項13乃至請求項22のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  24. 前記素子構造体を複数準備する工程は、発光色が異なる2種類以上の素子構造体を複数準備する工程であり、
    前記素子構造体を前記シート部材に載置する工程は、発光色が異なる2種類以上の前記素子構造体を組み合わせて前記シート部材に載置する工程である請求項13乃至請求項23のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  25. 前記発光素子を載置する工程の後、前記第2被覆部材を形成する工程の前に、前記シート部材の粘着性樹脂を硬化する工程を含む請求項13乃至請求項24のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  26. 請求項13乃至請求項25のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法を用いて発光装置を準備する工程と、
    前記発光装置を前記サブマウント基板がモジュール基板に対面するように載置する工程と、を含む発光モジュールの製造方法。
JP2020130538A 2019-11-22 2020-07-31 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法 Active JP7137083B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202080080206.3A CN114730822A (zh) 2019-11-22 2020-11-02 发光装置和发光模块及发光装置的制造方法和发光模块的制造方法
US17/778,000 US20230005895A1 (en) 2019-11-22 2020-11-02 Light emitting device, and light emitting module
DE112020005745.3T DE112020005745T5 (de) 2019-11-22 2020-11-02 Leuchtvorrichtung, leuchtmodul, verfahren zum herstellen einerleuchtvorrichtung und verfahren zum herstellen eines leuchtmoduls
PCT/JP2020/041132 WO2021100454A1 (ja) 2019-11-22 2020-11-02 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法
JP2022138982A JP7492151B2 (ja) 2019-11-22 2022-09-01 発光モジュール

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019211557 2019-11-22
JP2019211557 2019-11-22
JP2020006262 2020-01-17
JP2020006262 2020-01-17

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022138982A Division JP7492151B2 (ja) 2019-11-22 2022-09-01 発光モジュール

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021108358A true JP2021108358A (ja) 2021-07-29
JP2021108358A5 JP2021108358A5 (ja) 2022-06-10
JP7137083B2 JP7137083B2 (ja) 2022-09-14

Family

ID=76968271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020130538A Active JP7137083B2 (ja) 2019-11-22 2020-07-31 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7137083B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029128A1 (ja) * 2022-08-03 2024-02-08 日亜化学工業株式会社 発光装置および表示装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313886A (ja) * 2005-04-08 2006-11-16 Nichia Chem Ind Ltd スクリーン印刷で形成したシリコーン樹脂層を有する発光装置
JP2007243076A (ja) * 2006-03-11 2007-09-20 Nichia Chem Ind Ltd 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2012004303A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Stanley Electric Co Ltd 発光装置およびその製造方法
JP2013175531A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Stanley Electric Co Ltd 発光装置
WO2013137356A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 シチズンホールディングス株式会社 半導体発光装置及びその製造方法
JP2017108092A (ja) * 2015-11-30 2017-06-15 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2018019091A (ja) * 2017-10-02 2018-02-01 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006313886A (ja) * 2005-04-08 2006-11-16 Nichia Chem Ind Ltd スクリーン印刷で形成したシリコーン樹脂層を有する発光装置
JP2007243076A (ja) * 2006-03-11 2007-09-20 Nichia Chem Ind Ltd 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2012004303A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Stanley Electric Co Ltd 発光装置およびその製造方法
JP2013175531A (ja) * 2012-02-24 2013-09-05 Stanley Electric Co Ltd 発光装置
WO2013137356A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 シチズンホールディングス株式会社 半導体発光装置及びその製造方法
JP2017108092A (ja) * 2015-11-30 2017-06-15 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法
JP2018019091A (ja) * 2017-10-02 2018-02-01 日亜化学工業株式会社 発光装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024029128A1 (ja) * 2022-08-03 2024-02-08 日亜化学工業株式会社 発光装置および表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7137083B2 (ja) 2022-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10141491B2 (en) Method of manufacturing light emitting device
US20210151644A1 (en) Light emitting device
JP5307881B2 (ja) 半導体発光装置
WO2021100454A1 (ja) 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法
JP2018078188A (ja) 発光装置
US11655947B2 (en) Light emitting device, light emitting module, and method of manufacturing light emitting module
US11784170B2 (en) Light-emitting device and light-emitting module with frame and covering member
JP7137083B2 (ja) 発光装置及び発光モジュール、並びに、発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法
WO2021002158A1 (ja) 発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法、並びに、発光装置及び発光モジュール
JP7037078B2 (ja) 発光装置の製造方法及び発光モジュールの製造方法、並びに、発光装置及び発光モジュール
JP7157345B2 (ja) 発光モジュール
US11244935B2 (en) Method of manufacturing light-emitting module
JP7421145B2 (ja) 発光装置
JP2019145820A (ja) 発光装置
JP7502636B2 (ja) 発光装置の製造方法及び発光装置
JP7161132B2 (ja) 発光装置の製造方法及び発光装置
JP7041375B2 (ja) 発光装置
JP7057528B2 (ja) 発光装置
JP2023148970A (ja) 発光装置及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220602

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220815

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7137083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151